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デュカス - レ・シエクル』

Actes Sud ASM12 classical


レ・シエクル Les Siècle とロト François-Xavier Roth のライヴ録音シリーズ。ケルトの巫女ヴェレダとローマ人のエウドレの愛を描いたフェルナン・ベシエの台本によるカンタータ《ヴェレダ》、異教徒のキリスト教への改宗をテーマとしたコルネイユの劇に基づく演奏会序曲《ポリュークト》、そして、ゲーテのバラードにもとづく「スケルツォ」の《魔法使いの弟子》。デュカス Paul Dukas が19世紀末、1888年から1891年に作曲した3曲が収録されました。1900年ビュッフェ・クランポン製のバソン、ミュステル製のグロッケンシュピールなど、当時の楽器で演奏され、弦楽器以外のすべての使用楽器がブックレットに記載されています。

ポール・デュカス(1865–1935)
 ゲーテのバラードによるスケルツォ《魔法使いの弟子(L'apprenti sorcier)》
 (1897)
 カンタータ《ヴェレダ(Velléda)》(1888)*
 《ポリュークト(Polyeucte)》序曲(1891)
  シャンタル・サントン(ソプラノ)* ジュリアン・ドラン(テノール)*
  ジャン=マニュエル・カンドノ(バリトン)*
  レ・シエクル フランソワ=グザヴィエ・ロト(指揮)

録音 2011年4月12日 スクオーラ・グランデ(ヴェネツィア)、2012年5月31日 ラベイ・デ・レボー *(すべてライヴ)

価格 ¥2,450(本体価格)

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『ケヴィン・プッツ 作品集』

Harmonia Mundi HMU907580 classical/contemporary


アメリカの作曲家ケヴィン・プッツ Kevin Puts。1972年、ミズーリ州セントルイス生まれ。イーストマン音楽学校とイェール大学に学び、学士号、修士号、音楽芸術博士号を取得。主要な作曲コンペティションの受賞を重ね、北米、ヨーロッパ、極東のオーケストラ、アンサンブル、ソロ奏者からの委嘱を受け、次々と作品を発表しています。アメリカ東海岸の良き伝統を継ぐひとり。ミネソタ・オペラの委嘱により作曲した歌劇『サイレント・ナイト (Silent Night)』で2012年のピュリッツァー賞を受賞しました。ニューヨーク州ヨンカーズ在住。2006年からボルティモアのピーボディ音楽院で作曲を教えています。アメリカ音楽をさまざまな角度から積極的に紹介している Harmonia Mundi (USA) が制作したプッツ作品集。アカペラ合唱のための2つの作品と交響曲第4番が収録されました。

マリー・ハウ Marie Howe (1950–) をはじめとする女性9人の詩をテクストとした《空に触れる (To Touch the Sky)》は、アメリカ作曲家フォーラムのセルマ・ハンター基金と、アフリカ系アメリカ人のスピリチュアルを集めた『歌え自由を! (Sing Freedom!)』 (HMU807525) とバーバーの合唱曲集 (HMU807522) のコンスピラーレ Conspirare の委嘱により作曲されました。「聖なる女性 (divine feminne)」のアイデアをコンスピラーレの指揮者クレイグ・ヘッラ・ジョンソン Craig Hella Johnson とプッツが話し合い、生まれた作品です。当初この曲集に予定されていたいう、プッツの叔母、フリーダ・ブラウン Fleda Brown (1944–) の詩をテクストする《もし私が白鳥だったら (If I Were a Swan)》は、同じ2012年に単独の曲として発表されました。

「聖と俗」の出会いは交響曲第4番にも見られます。カリフォルニア州サンタクルーズ市に1797年に建てられたミッション・サン・ファン・バウティスタ Mission San Juan Bautista に因む副題。このミッション(伝道所)は、天井の高い木造建築の空間が独特の響きをもち、ここで行われるコンサートを毎年心待ちにしているというハワード・ハンセン Howard Hansen 氏が夫人のキャリーへの贈り物とするためプッツに委嘱し、ミッションとその歴史に思いを馳せつつ作曲が進められました。ミッションの響きをインスピレーションに、聖歌を思わせる旋律を主題とする静謐な〈前奏曲:ミッション・サン・ファン・バウティスタ、1800年ごろ (Prelude: Mission San Juan Bautista, ca.1800)〉。フランシスコ・アロイヨ・デ・ラ・クエスタの1818年の日記を参考にした、アメリカ先住民「ムツン」のメロディの「空想による要約」(プッツ)という、快活な気分の〈アリケットポン (Arriquetpon)〉。最初の主題がより劇的な表情に再現される〈間奏曲 (Interlude)〉。このミッションに先住民が集いカトリックに帰依していった史実に重ねるかのように、対照的で、和解しそうにないと思われたメロディがひとつになる〈和解の歌 (Healing Song)〉。巧みに構成された簡潔な4つの楽章からなる交響曲です。収録された演奏は、ボルティモア交響楽団を音楽監督のマリン・オールソップ Marin Alsop (1956–) が指揮したコンサートのライヴ録音です。

これまでのリリース同様、 Harmonia Mundi のアルバムは丁寧に制作され、ミッション・サン・ファン・バウティスタの写真をあしらった美しいブックレットには合唱作品の歌詞がドイツ語とフランス語の訳とともに掲載されています。ネット配信がひとつの手段となった時代、こうしたパッケージを手にする歓びは格別です。

ケヴィン・プッツ (1972–)
 もし私が白鳥だったら (If I Were a Swan) (2012)
 (アカペラ混声合唱のための)
 空に触れる (To Touch the Sky) (2012)
 (女性のテクストによる無伴奏合唱のための9つの歌)
  受胎告知 (マニフィカト)(Annunciation)(マリー・ハウ)*
  砕くことができない (Unbreakable)(ミラバイ)
  沈黙の果実 (The Fruit of Silence)(マザー・テレサ)
  降る雪 (Falling Snow)(エイミー・ロウエル)
  キャッスルウッドで (At Castle Wood)(エミリー・ブロンテ)
  墓碑銘 (Epitaph)(エドナ・ミレイ)
  誰が風を見たでしょう? (Who has seen the wind?)
  (クリスティーナ・ジョージナ・ロセッティ)
  私のふたつの手で (With my two arms)(サッフォー)
  いと気高き常緑の (Most noble evergreen)
  (ヒルデガルト・フォン・ビンゲン)*
  コンスピラーレ  クレイグ・ヘッラ・ジョンソン(指揮)
  メラ・デイリー(ソプラノ)*
 交響曲第4番《ミッション・サン・ファンから (From Mission San Juan)》
  (2007) †
  ボルティモア交響楽団 マリン・オールソップ(指揮)

録音 2012年9月、10月 聖マルティン・ルター教会(オースティン、テキサス州)、ジョーセフ・マイヤホフ・シンフォニーホール(ボルティモア、メリランド州)(交響曲)(ライヴ)
制作 ロビーナ・G・ヤング、キャロリン・クアン(交響曲)
録音 ブラッド・マイケル、ティム・ハンドリー(交響曲)

価格 ¥2,600(本体価格)

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『コープランド — デトロイト交響楽団』

Naxos NBD37 Pure Audio Blu-ray classical


CD (8.559758) リリースされたデトロイト交響楽団とレナード・スラトキンのコープランド管弦楽作品集の Pure Audio Blu-ray リリース。《ロデオ》は、組曲版では省略された〈牧場主のパーティ (Ranch House Party)〉を含むバレエ版。




アーロン・コープランド (1900–1990) 管弦楽作品集
 バレエ《ロデオ (Rodeo)》(1942)(全5曲のバレエ版)
 7部のバレエ《ダンス・パネル (Dance Panels)》 (1959 rev.1962)
 エル・サロン・ メヒコ (El Salón Mexico) (1932 rev.1936)
 キューバ舞曲 (Danzón cubano) (1942 rev.1945)
  デトロイト交響楽団 レナード・スラトキン(指揮)

録音 2012年11月9日–14日 マックス・M・フィッシャー・ミュージックセンター、オーケストラホール(デトロイト)

Pure Audio Blu-ray: 5.0 surround DTS–HD Master Audio (24bit/96kHz), 2.0 stereo PCM (24bit/96kHz)

価格 ¥2,350(本体価格)

Pure Audio Blu–ray ディスクには、インデックスを除き、映像は収録されていません。CDやDVDのプレーヤーでは再生できないので、Blu-ray プレーヤーもしくは Blu-ray 対応のPCで再生してください。

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ドビュッシー - レ・シエクル』

Actes Sud ASM10 classical


フランスの指揮者、バーデン=バーデン&フライブルクSWR交響楽団の音楽監督を務めるフランソワ=グザヴィエ・ロト François-Xavier Roth(1971–) がレ・シエクル Les Siecle を創設したのは2003年でした。バロック、古典、ロマンティシズム、そして現代、と幅広い時代の楽器のコレクションを自由に使い、作品の様式を洞察した音楽により、レ・シエクルは21世紀の室内オーケストラとして名を挙げてきています。ベルリオーズの《幻想交響曲》(ASM02)、サン=サーンスの交響曲第3番《オルガン付》(ASM04)、ストラヴィンスキーの《火の鳥》(ASM06)……。新しいプロジェクトと録音の資金とするためのライヴ録音シリーズ。新たにドビュッシーの《海》と《管弦楽組曲第1番》がリリースされます。《管弦楽組曲第1番》は、ドビュッシーがパリ音楽院の学生だった1882年に作曲を始めたとされる作品です。存在は知られていたものの、この曲の楽譜は長らく、紛失したものとされてきました。そして2008年、4手のピアノ版と管弦楽の手稿譜が発見され、話題になりました。しかし、ピアノ版は完全だったものの、管弦楽譜は不完全で、特に第3曲の〈夢〉はすっかり欠落していました。そのためシテ・ド・ラ・ミュジークは作曲家のフィリップ・マヌリ Philippe Manouri(1952–) に委嘱。マヌリは存在する素材を使って作品を補筆完成させます。2012年2月2月、レ・シエクルにより世界初演。マスネ、サン=サーンス、ビゼーの音楽を想わせるフレージングがあり、後のドビュッシーの音楽に特徴的な夜の官能と神秘の響きも聞こえるという作品。演奏時間は約30分。この演奏は初演コンサートのライヴ録音です。《海》は、ローマの聖チェチーリア音楽院で行われたコンサートの演奏が収録されました。ドビュッシーの時代の楽器を使った演奏。「ドビュッシーが聴いた響き」をしのぶことのできるアルバムです。

クロード・ドビュッシー(1862–1918)
 管弦楽組曲第1番(Premiere suite d'orchestre)(1882)
  祭(Fête) バレエ(Ballet) 夢(Rêve)
 行列とバッカナール(Cortège et Bacchanale)
 3つの交響的スケッチ《海(La mer)》
  レ・シエクル フランソワ=グザヴィエ・ロト(指揮)

録音 2012年2月2日 シテ・ド・ラ・ミュジーク(パリ)(組曲)、4月13日 聖チェチーリア音楽院(ローマ)(ライヴ)

価格 ¥2,450(本体価格)

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『リヒャルト・シュトラウス 交響詩集』

hänssler CD93.299 classical


バーデン=バーデン&フライブルクSWR交響楽団は、凛とした響きと美しい音による音楽を聴かせる、今日のドイツでもっとも魅力のあるオーケストラのひとつです。1946年に新設され、ハンス・ロスバウト、エルネスト・ブール、ミヒャエル・ギーレンといった、その前の世代とは異なる思考と感覚をもち、同時代の音楽に共感を寄せる音楽家たちが歴代の首席指揮者を務めてきました。2011年/2012年のシーズンからは、シルヴァン・カンブルランの後を受け、フランソワ=グザヴィエ・ロト François-Xavier Roth(1971–) が首席に就任し、このオーケストラのよき伝統を保つ活動を行っていると言われます。ロトと SWR のオーケストラのデビュー録音は、マーラーの交響曲第1番(CD93.294) でした。つづく第2作は、2012年/2013年のシーズンにロトが集中して取り上げているシュトラウスの交響詩2曲です。《英雄の生涯》は、2012年11月3日にフライブルク、4日にバーデン=バーデン、6日にフライブルク、9日にフランスのディジョンのコンサートで演奏された演目。このアルバムの演奏は、ディジョンの前、7日と8日にフライブルクのコンツェルトハウスで行われたセッションで録音されました。《死と浄化》は、その4ヶ月前、6月26日から28日にかけてのセッション録音です。この交響詩は、2012年9月、ロトがベルゲン・フィルハーモニックに客演した際のコンサートで《ドン・ファン》とともに演奏され、高く評価されたことが伝わっています。シュトラウスの交響詩集はシリーズ化が予定されています。

リヒャルト・シュトラウス(1864–1949) 交響詩集 第1集
 交響詩《英雄の生涯(Ein Heldenleben)》 Op.40
 交響詩《死と浄化(Tod und Verklärung)》 Op.24
  バーデン=バーデン&フライブルクSWR交響楽団
  フランソワ=グザヴィエ・ロト(指揮)
  クリスチャン・オステルターク(ヴァイオリンソロ)

録音 2012年11月7日–8日(英雄の生涯)、6月26日–28日 コンツェルトハウス(フライブルク)(セッション録音)

価格 ¥2,450(本体価格)

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『ベートーヴェン 弦楽四重奏曲』

Myrios Classics MYR009 SACD hybrid (Multichannel/stereo) classical


Myrios Classics に移籍したハーゲン四重奏団のベートーヴェン、モーツァルト、ヴェーベルン(MYR006)、グリーグ、ブラームス(MYR007)に次ぐ第3作。ハーゲン四重奏団は、すでにレパートリーとしている作品であっても必ず新しい視点から観るという姿勢を基本にしているといい、彼らの音楽にはいつも瑞々しさと生命力が感じられます。ベートーヴェンは、ハーゲン四重奏団が絶えず深い表現を追求しつづける作曲家のひとりです。2011年10月29日、サントリーホールで彼らが演奏した嬰ハ短調の四重奏曲(Op.131)は、洞察の深い、素晴らしい音楽でした。

ルートヴィヒ・ファン・ベートーヴェン (1770-1827)
 弦楽四重奏曲第3番 ニ長調 Op.18-3
 弦楽四重奏曲第5番 イ長調 Op.18-5
 弦楽四重奏曲第16番 ヘ長調 Op.135
  ハーゲン四重奏団

録音 2012年12月 ジーメンス・ヴィラ(ベルリン)、11月 ドイツ放送 (DLF)室内楽ホール(ケルン)

価格 ¥2,600(本体価格)

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『A Songbook』

hat[now]ART HATART183 classical


チャールズ・アイヴズ Charles Ives(1874–1954)は生涯に200曲近い歌曲を作り、うち1898年から1918年にかけて書いた114曲を1922年に『114の歌曲集』として自費出版しました。アメリカの伝承歌や賛美歌を素材とする温和でノスタルジックな歌、不協和音や多調を使った前衛的な歌、習作的な歌、パロディ的な歌と、さまざまな趣向の作品がこの曲集に収められました。hat[now]ART の新しいアルバムでは、この曲集の作品を中心にアイヴズの多面的な創作を代表する歌曲と短い器楽作品がセバスチャン・ゴットシックが編曲した室内アンサンブル版で歌われ、演奏されます。ゴットシック Sebastian Gottschick(1959–)は、デュッセルドルフに生まれ、ケルン、ベルリン、ハンブルク、ニューヨークのジュリアード音楽学校で作曲、ヴァイオリン、指揮を学びました。ヘンデルのオペラから今日の音楽までレパートリーは幅広く、アテラス・シンフォニエッタを指揮したマッティアス・ロンネフェルトの作品集(dacapo 8.447154)で2001年のデンマーク音楽賞 Danish Music Award を受賞しています。彼がチューリヒ新音楽アンサンブル Ensemble für neue Musik Zurich のために行った編曲は、フルート、クラリネット、ホルン、打楽器、ピアノ、ヴァイオリン、チェロ、コントラバスの楽器編成。打楽器にはヴィブラフォーンが含まれます。ジャニーヌ・ヒルツェル Jeannine Hirzel(1974–)は、チューリヒの音楽大学でアーウィン・ケージの下で学び、Liedduo のディプロマを取得したスイスのメゾソプラノ。イギリスのオマール・エブラヒム Omar Ebrahim(1956–) は、ギルドホール音楽演劇学校に学びロイヤル・シェイクスピア・カンパニーの見習生とグラインドボーン合唱団を経てコンテンポラリークラシックのバリトン歌手、俳優として活動しています。尽きせぬ魅力のあるアイヴズの音楽。興味深く、楽しいアルバムです。

チャールズ・アイヴズ(1874–1954)
 (セバスチャン・ゴットシック(1959-) 編曲) A Songbook
 思い出(Memories) サーカス・バンド(The Circus Band)
 われらの祖先が愛したもの(The Things Our Fathers Loved)
 母国の日(Old Home Day) トムが船出する(Tom Sails Away)
 東へ(Down East)
 インテルメッツォ・スケルツォ「周りと背後の道」
 (Intermezzo Scherzo: All the Way Around and Back)
 預言者(The see'r) グランチェスター(Grantchester)
 ストックブリッジのフーザトニック川(The Housatonic at Stockbridge)
 インテルメッツォ第96番(セントラルパークのロマンス)
 (Intermezzo No.96)(Romanzo di Central Park)
 新しい河(The New River) 散歩(Walking) 番人(Watchman)
 川のほとり(At the River)
 ブース将軍天国へ行く(General William Booth Enters into Heaven)
 平穏(Serenity)
 インテルメッツォ「人殺しとハースと、最悪なのはどちら?」
 (Intermezzo: "Gyp the Blood" or HearstI! Which is Worst?)
 暗き瞳(Weil' auf mir) 病気の鷲のように(Like a Sick Eagle)
 故国よさらば(A Farewell to Kand)
 インテルメッツォ「夜に」(Intermezzo: In the Night)
 まじない(The Incantation) 夕べ(Evening)
  ジャニーヌ・ヒルツェル(メゾソプラノ)
  オマール・エブラヒム(バリトン)
  チューリヒ新音楽アンサンブル セバスチャン・ゴットシック(指揮)

録音 2010年6月8日–10日 ヘッセン放送(hr) ゼンデザール(フランクフルト)
制作 クリストフ・クラッセン  録音 リューディガー・オルト
ヘッセン放送、チューリヒ新音楽アンサンブル 共同制作

価格 ¥2,450(本体価格)

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『Changes - ジョン・ケージ & ドメニコ・スカルラッティ』

hat[now]ART HATART188 classical/contemporary


ドメニコ・スカルラッティのソナタとジョン・ケージが友人デイヴィッド・テューダーのために作曲した、不確定性の音楽の最初期の作品《易の音楽》、時代も様式も異なる音楽を交互に演奏するところから見えてくるもの……。この興味深いプログラムを演奏するピ=シェン・チェン Pi-hsien Chen(陳必先)(1950–) は台湾出身のピアニストです。ケルン音楽大学でハンス=オット・シュミット=ノイハウスに学びクラシカル・ピアニストのディプロマを取得した後、ハンス・レイグラーフの下で研究をつづけるとともにヴィルヘルム・ケンプ、タチアーナ・ニコライエワ、クラウディオ・アラウ、ゲーザ・アンダのコースに参加しました。ケージ、ブーレーズ、シュトックハウゼン、クルターグとの共同作業を通じて同時代の音楽に大きな関心をもちはじめ、J・S・バッハやモーツァルトの曲とともに彼女の重要なレパートリーとなりました。現代の音楽ではメシアンやエリオット・カーターの作品も演奏しています。代表的録音とされるのがシェーンベルクのピアノ作品全曲録音(HATART184)。現在はドイツに住み、フライブルク音楽大学で教えています。

Changes - ジョン・ケージ & ドメニコ・スカルラッティ
ドメニコ・スカルラッティ(1685–1757) ソナタ ニ長調 K.214
 ソナタ ハ短調 K.226
ジョン・ケージ(1912–1992) 易の音楽 I(Music of changes I)
ドメニコ・スカルラッティ(1685–1757) ソナタ イ短調 K.149
 ソナタ イ長調 K.24
ジョン・ケージ(1912–1992) 易の音楽 II(Music of changes II)
ドメニコ・スカルラッティ(1685–1757) ソナタ ト長調 K235
ジョン・ケージ(1912–1992) 易の音楽 III(Music of changes III)
ドメニコ・スカルラッティ(1685–1757) ソナタ ホ長調 K.215
 ソナタ ホ長調 K.216
ジョン・ケージ(1912–1992) 易の音楽 IV(Music of changes IV)
ドメニコ・スカルラッティ(1685–1757) ソナタ ヘ長調 K.366
 ソナタ ニ長調 K.29
  ピ=シェン・チェン(ピアノ)

録音 2012年4月2日、3日、5日 ケルン
制作 シュテファン・ハーン  録音 ディルク・フランケン
西ドイツ放送(WDR) 制作

価格 ¥2,450(本体価格)

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