2017年11月

『Pilgrim(巡礼)』

ACT Music ACT9735-2 jazz

  
ヤネ・マーク Janne Mark は、デンマークのシンガーソングライター。1973年、ユラン半島、リームフィョーアンのストルーアに生まれました。ピアノを学び、バンド「B-ware」にソングライターとして参加。音楽大学で学んでいた1990年代、ピアニストのペーター・ローセンデールの曲に作詞、2004年にデビューアルバム『Indenrigs Udenbys』を発表しています。ジャズのスピリットでデンマークの賛美歌とフォークミュージックを再考する。ヤネ・マークはソングライターとしても活動、デンマークのカトリーネ・マセンが2009年のアルバム『Simple Life』(Stunt Records STUCD09082)で歌った《Turbulent Time of Life》も彼女の作品です。ACT Music へのファーストアルバム『Pilgrim(巡礼)』は、賛美歌の内容をもつ曲、牧歌的な曲、ポップな気分の歌、郷愁を誘う曲によるプログラムが組まれ、ノルウェーのトランペッター、アルヴェ・ヘンリクセン Arve Henriksen(1968–)や、マセンの『Simple Life』の《Home of the Wayfaring》を共作したピアニストのヘンリク・ゴネ・ペーダセン Henrik Gunde Pedersen(1969–)たちが共演。コペンハーゲンのリズム音楽院で学んだスウェーデン出身のマルチ・インストルメンティスト、グスタフ・ユンググレーン Gustaf Ljunggren(1974–)がペダル・スティール(スティール・ギター)を担当しています。

『Pilgrim(巡礼)』
 Igen berørt(Touched once again)(Janne Mark) *
 Verden er en salme(The world is a hymn)(Janne Mark) *
 Pilgrim(Janne Mark) *
 Intro(Arve Henriksen) 
 Gå stille og tyst(Walk quietly, hushed through the world)
 (Janne Mark/Halfdan Rasmussen/Christina Thyssen) **
 Elsket favnet, husket savnet
 (Wanted, cherished, remembered)(Janne Mark)
 Syng for alverdens urolige hjerter
 (Sing for the hurt in the hearts of all people)(Janne Mark)
 Vinter(Winter)(Janne Mark)
 Julen i hjertet(Bethlehem)(Janne Mark)
 I verden uden for verden(Both in the world and yet outside it)
 (Janne Mark) **
  ヤネ・マーク(ヴォーカル)
  アルヴェ・ヘンリクセン(トランペット)
  ヘンリク・ゴネ・ペーダセン(ピアノ、チェレスタ)
  エスベン・アイアマン(ベース)
  イェスパー・ウーノ・コフォーズ(ドラム)
  グスタフ・ユンググレーン(ラップスティール)

[編曲 Esben Eyermann */Henrik Gunde Pedersen **]

録音 2017年5月4日–5日 ニレント・スタジオ Nilento Studios(コッレレード、スウェーデン)、2017年5月–6月 ミルファクトリー・スタジオ MillFactory Studios(コペンハーゲン)
制作 エスベン・アイアマン、ヤネ・マーク
録音 ラーシュ・ニルソン(Nilento Studios)、ボー・ラーセン(MillFactory Studios)
 
価格 ¥2,350(本体価格)

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『ヨーナス・コッコネン レクイエム、オルガンのための作品全集』

Toccata Classics TOCC0434 classical

  
ヨーナス・コッコネン Joonas Kokkonen は、20世紀フィンランドでもっとも重要な作曲家のひとりというだけでなく、第二次世界大戦後のフィンランド音楽にもっとも強い影響を与えたひとりと言われます。彼の邸宅を設計した建築家、友人のアルヴァル・アールトの「創作は『質への情熱』によって支配される」という言葉に共感を寄せ、初期のネオクラシシズムから、後の十二音技法まで、一貫して有機性を重視する作曲を続けました。亡き妻への追悼のために作曲された《レクイエム》は、コッコネンが「宗教」を独自のスタイルで追求した頂点の作品とされています。「この作品は、このジャンルにはめずらしく、楽観と光明にみちあふれており、スタイルこそ明らかに異なるものの、コッコネンの美感覚の理想の姿はフォーレの作品に近い」(ヨウニ・カイパイネン)。このアルバムでは、オルガニストで作曲家のヨウコ・リンヤマ Jouko Linjama が大編成の管弦楽によるオリジナル(BIS CD849/850)をオルガン用に編曲した版で演奏されます。コッコネンが娘の結婚に際して書いた《結婚の音楽》、母への追悼曲《葬送の音楽》。代表作のひとつ、歌劇《最後の誘惑》のアリア「命の尽きる前にフィンランドの人々に話さねばならぬ」を素材にした《ルクス・エテルナ》。ラハティの十字架教会の新しいオルガンの落成式のために作曲された《十字架の傍に》。2005年にシベリウス・アカデミーの博士号を取得し、オランダ、ドイツ、フランスに留学、オルガノ・ノーヴォの芸術監督を務めるヤン・レヘトラ Jan Lehtola(1972–)の演奏です。

『ヨーナス・コッコネン レクイエム、オルガンのための作品全集』 
ヨーナス・コッコネン(1921–1996) 
 結婚の音楽(Hääsoitto)(1968)(オルガンのための) 
 葬送の音楽(Surusoitto)(1969)(オルガンのための) 
 レクイエム(Requiem)(1981)
 (ソプラノ、バリトン、混声合唱とオルガンのための)
 (ヨウコ・リンヤマ(1934-) 編曲) 
 ルクス・エテルナ(Lux Aeterna)(1974)(オルガンのための)
 十字架の傍に(Iuxta Crucem)(1979)(オルガンのための) 
  ヤン・レヘトラ(オルガン)
  スヴィ・ヴァユリュネン(ソプラノ)
  ヨーセ・ヴァハソユリンキ(バリトン) 
  クレメッティ音楽学校室内合唱団
  ヘイッキ・リーモラ(指揮) 

録音 2013年9月20日(オルガン作品)、2017年1月13日–15日(レクイエム) 聖パウロ教会(パーヴァリ教会)(ヘルシンキ、フィンランド)
 
価格 ¥2,250(本体価格)

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『First Drop(最初のひとしずく)』

Cantaloupe Music CA21127 contemporary/classical

  
アルス・ノーヴァ・コペンハーゲンは、2003年以来、ポール・ヒリヤーの指揮のもと、世界でもっとも幅広いレパートリーをこなす独創的なヴォーカルアンサンブルのひとつという、動かぬ名声を得てきました。新しいアルバム『最後の一滴』は、そうしたアンサンブルの姿をあらためて示すため制作されました。ハワード・スケンプトン Howard Skempton の『ソロモンの雅歌』(2章10節)をテクストとする《Rise up, my love》とエマソンの詩に作曲した《More Sweet Than My Refrain》、15世紀ブルグントのシャンソン『武装した人(L’homme armé)』とロバート・パーマーの詩によるゲイブリエル・ジャクソン Gabriel Jackson の《The Armed Man》、ブエノスアイレス生まれのパブロ・オルティス Pablo Ortiz の《5つのモテット》、「ビート・ジェネレーション」を代表する作家のひとり、『On the Road(路上)』を書いたジャック・ケルアックの詩集『メキシコ・シティ・ブルーズ』の第193番をテクストに採ったテリー・ライリーの作品。マイケル・ゴードン Michael Gordon がアルス・ノーヴァのために作曲した《He Saw a Skull》とライヒがアノニマス4のために書いた《Know What Is above You》は、ユダヤ教文書『ピルケイ・アルヴォット』がテクスト。ライヒが「手拍子の音楽」として書いた「古典的」な《クラッピング・ミュージック》は、ヒリヤー編曲のヴォーカル版による演奏です。全15のトラックは、場所と歌い手を変え、10年近い年月をかけて録音されました。「ほぼすべての作品が初めての録音です。理想をいえば、『最初のひとしずく』の着想は曖昧なままにしておきたかったところですが、入念に聴きこめば、ラルフ・ウォルドー・エマソンが源流だと、おそかれ早かれ気づくでしょう」(ポール・ヒリヤー)。

『First Drop(最初のひとしずく)』
ハワード・スケンプトン(1947–)
 Rise up, my love(恋人よ、美しいひとよ、さあ、立って出ておいで)
マイケル・ゴードン(1960–)
 He Saw a Skull(彼は水に浮かぶ頭蓋骨を見た)
デイヴィッド・ラング(1957–)
 When We Were Children(われらが子供だったとき)(2013)
ケヴィン・ヴォランズ(1949–)
 Walking Song(オルガン版) *
パブロ・オルティス(1956–)
 5つのモテット(5 Motets)
  オリーブ山で(In Monte Oliveti)
  道行く人よ、心して(O Vos Omnes)
  わたしは疲れ果てて(Laboravi in Gemitu Meo)
  今日こそ主の御業の日(Haec Dies)
  祝婚歌(Epithalamica)
ルイ・アンドリーセン(1939–)
 Un beau baiser(美しきくちづけ)
ゲイブリエル・ジャクソン(1962–)
 The Armed Man(L'homme armé)(武装した人)
ハワード・スケンプトン(1947–)
 More Sweet Than My Refrain(私の繰り返す言葉よりも優しく)
スティーヴ・ライヒ(1936–)
 Know What Is Above You
スティーヴ・ライヒ(1936–)(ポール・ヒリヤー(1949–) 編曲)
 Clapping Music
テリー・ライリー(1935–)
 Mexico City Blues(Chorus 193)(1993)
  アルス・ノーヴァ・コペンハーゲン
  ポール・ヒリヤー(指揮)
  クリストファー・バウワーズ=ブロードベント(オルガン) *

録音 2006年–2015年
 
価格 ¥2,350(本体価格)

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『黄金時代(The Golden Age)』

Danacord DACOCD786 classical

  
19世紀前期、デンマーク文化の黄金時代を代表する音楽家のひとり、ニルス・W・ゲーゼ Nilels W. Gade が「4手のピアノのため」に書いた詩的で独創的な作品の初めての全曲録音。『デンマーク女性作曲家のロマンティック・ピアノ作品集』(DACOCD680)で美しい音楽を聞かせたカトリーネ・ペネロプ Catherine Penderup と、トーニャ・レモー Tonya Lemoh の「コペンハーゲン・ピアノデュオ」による演奏。ゲーゼが師事したメンデルスゾーンと同じロマンティシズムの時代、シューマンとシューベルトの4手のピアノ作品が合わせて収録されています。 

『黄金時代(The Golden Age)』 
ニルス・W・ゲーゼ(1817–1890) 
 北欧の音画(Nordiske tonebilleder) Op.4
 (4手のピアノのための) 
  アレグロ・リソルート(Allegro risolute) 
  アレグレット・クワジ・アンダンティーノ
  (Allegretto quasi andantino) 
  アレグロ・コモード(Allegro comodo) 
ロベルト・シューマン(1810–1856) 
 東洋の絵(Bilder aus Osten) Op.66(4手のピアノのための) 
ニルス・W・ゲーゼ(1817–1890) 
 3つの個性的な小品(Tre karakterstykker) Op.18
 (4手のピアノのための)
  アレグロ・ヴィヴァーチェ(Allegro vivace)
  アレグロ・マエストーゾ(Allegro maestoso) 
  アレグロ・ヴィヴァーチェ(Allegro vivace) 
 結婚ワルツ(Brude-vals)(4手のピアノのための)
 (グランシャン 編曲) 
 誕生日ポロネーズ(Fødselsdag-Polonaise)(4手のピアノのための) 
 結婚式と銀婚式のワルツ(Brude- og Sølvbyullupsvals)
 (4手のピアノのための) 
フランツ・シューベルト(1797–1828) 
 幻想曲(Fantasie) ヘ短調 D.940(Op.103) 
  コペンハーゲン・ピアノデュオ 
   トーニャ・レモー(ピアノ) カトリーネ・ペネロプ(ピアノ)
 [楽器 Steinway Model D]

録音 2017年2月18日–19日 ニューヨーク 
録音 グレグ・ガヴァラス

価格 ¥2,450(本体価格)

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『エリサベト・ニルセン(Elisabeth Nielsen)』

Danacord DACOCD785 classical

  
エリサベト・ホルメゴー・ニルセン Elisabeth Holmegaard Nielsen(1993–)は、デンマークのピアニスト。コペンハーゲンの王立デンマーク音楽アカデミーでアメーリェ・マリング、ニクラス・シヴェレーヴ、マリアンナ・シリニャンに学び、J・S・バッハのイギリス組曲第2番、シューマンの《ウィーンの謝肉祭の道化》、プロコフィエフのピアノソナタ第6番を弾いたデビューアルバム(DACOCD761)を2015年に発表しました。アルバム第2作。ベートーヴェン中期のピアノ作品の傑作のひとつに挙げられている《32の変奏曲》。ハーモニーと詩的感受性の豊かさ、構想の大きさ、ヴィルトゥオジティにより、カール・ニルセン Carl Nielsen のピアノ曲の中でももっとも演奏されることの多い《シャコンヌ》。そしてシューマンの《謝肉祭》。好評を博したと伝えられる彼女のデビュー・コンサートのプログラムです。

『エリサベト・ニルセン(Elisabeth Nielsen)』
ルートヴィヒ・ファン・ベートーヴェン(1770–1827)
 創作主題による32の変奏曲 ハ短調 WoO.80(1806)
カール・ニルセン(1865–1931)
 シャコンヌ(Chaconne) FS79(Op.32)(1916–17)
ロベルト・シューマン(1810–1856)
 謝肉祭(Carnaval) Op.9
  エリサベト・ニルセン(ピアノ)
 [楽器 Steinway Model D]

録音 2017年4月8日–11日 王立デンマーク音楽アカデミー、コンサートホール(コペンハーゲン)
制作・録音 ダニエル・デーヴィズセン

価格 ¥2,450(本体価格)

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『エリーアソン ピアノとチェンバロのための作品全集』

Neos Music NEOS10831 contemporary/classical

  
エリーアソン Anders Eliasson は、スウェーデンのボルランゲ生まれ。ストックホルムの音楽大学でイングヴァル・リードホルムに作曲法、ヴァルデマル・セーデルホルムに対位法を学びました。1972年から1973年まで EMS(Electronic Music Studio)の芸術委員会のメンバー、1993年から1994年にかけてシベリウス・アカデミーの客員教授。「1970年代に手がけた一連の室内楽作品で彼は、激烈、軽妙、緊張、弛緩、濃密、鋭敏、暗さといった、音楽の基本的要素を理解した上で展開させていく。ニュアンスとコントラストの素晴らしく鋭利な、不安に駆り立てられでもしたような熱っぽさを感じさせることも多い、きわめて感情的に張り詰めた音楽を作曲」(ヨーラン・ベリエンダール)。エリーアソンの作品のアイデンティティを示すものとして、さまざまな旋法の使用、厳格な規則性に基づく構造といったことが挙げられ、1986年の交響曲第1番(Caprice CAP21381)で北欧音楽委員会(NOMUS)の1992年音楽賞を受賞しています。ピアニストのスクラス Andreas Skouras(1972–)は、ギリシャのテッサロニキ(サロニカ)生まれ。ミュンヘンの音楽演劇大学でフランツ・マッシンガーにピアノ、ラース・ウルリク・モーテンセンとシェティル・ハウグサンにチェンバロを学びました。ソリスト、室内楽奏者として活動。主なレパートリーは、J・S・バッハの《平均律クラヴィーア曲集》《フーガの技法》、ハイドン、モーツァルト、ロマンティシズム期のソナタ、現代ギリシャの音楽。チェンバロのための難曲のひとつ、クセナキスの《Khoaï》もレパートリーです。カレヴィ・アホのピアノ作品集(NEOS10915)につづくアルバム。

『エリーアソン ピアノとチェンバロのための作品全集』
アンデシュ・エリーアソン(1947–2013)
 Versione(1973)(ピアノ・ソロのための)
 ピアノのための素描(Disegno per pianoforte)(1984) *
 素描 2(Disegno 2)(1987)(ピアノ・ソロのための)
 素描 3《回転木馬》(Disegno 3 "Carosello")(2005)
 (ピアノ・ソロのための) *
 Suolo(土壌)(1983)(ピアノ・ソロのための) *
 チェンバロのための素描(Disegno per clavicembalo)(1982)
  アンドレーアス・スクラス(ピアノ、チェンバロ) [• 初録音] 

録音 2007年、2009年

価格 ¥2,350(本体価格)

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『母は歌う(Moderen Synger)』

Phaedra PH292038 classical

   
ヘンドリキエ・ファン・ケルクホーフェ Hendrickje van Kerckhove はベルギーのソプラノ歌手。アントワープ王立音楽院、フランダース・オペラ・スタジオ、エリザベート王妃音楽大学で学び、ウィーンやエクサン・プロヴァンスの音楽祭に出演、ヨーロッパ各地のオペラ・ハウスの舞台に立っています。彼女の歌う歌曲の合間に共演のピアニスト、ベルギーのニコラ・カロ Nicolas Calltot の弾く《抒情小曲集》の8曲(*)をはさむプログラム。

『母は歌う(Moderen Synger)』
エドヴァルド・グリーグ(1843–1907)
 H・C・アンデルセンの詩による『心の歌』
 ("Hjertets melodier" af H.C. Andersen) Op.5
  茶色のふたつの瞳(To brune øjne)
  海の永遠の動きをあなたは知らない
  (Du fatter ej bølgernes evige gang)
  君を愛す(Jeg elsker dig)
  私の思いは高い峰のように(Min tanke er et mægtigt fjeld)
 メランコリー(Melankoli)Op.47 no.5 *
 ワルツ(Vals) Op.38 no.7 *
 はじめての出会い(Det første møte) Op.21 no.1
 母の嘆き(Modersorg) Op.15 no.4
 白鳥(En Svane) Op.25 no.2
 流れにそって(Langs ei Å) Op.33 no.5
 山の夕べ(Aften på høyfjellet) Op.68 no.4 *
 スケルツォ(Scherzo) Op.54 no.5 *
 郷愁(Hjemve) Op.57 no.6 *
 母は歌う(Moderen synger) Op.60 no.2
 ばらにかこまれ(Millom Rosor) Op.39 no.4
 家畜を呼ぶ声(Lok) Op.61 no.3
 王女(Prinsessen) EG133
 トロルの行進(Trolltog) Op.54 no.3 *
 羊飼いの少年(Gjætergut) Op.54 no.1 *
 マルグレーテの子守歌(Margretes vuggesang) Op.15 no.1
 鳥の歌(En fuglevise) Op.25 no.6
 エレジー(Elegi) Op.47 no.7 *
 働きものの馬のためのおやすみの歌(Kveld-sang for Blakken)
  Op.61 no.5
  ヘンドリキエ・ファン・ケルクホーフェ(ソプラノ)
  ニコラ・カロ(ピアノ)

録音 2015年9月3日–5日、8日 ベルギー
 
価格 ¥2,450(本体価格)

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『み使い(Budbærersken)』

LAWO Classics LWC1120 classical

  
ノルウェーのソプラノ歌手ヒシュテン・フラグスタ(キルステン・フラグスタート) Kirsten Flagstad は、メトロポリタン歌劇場やコヴェントガーデンの王立歌劇場など各地のオペラハウスの舞台に立ち、ブリュンヒルデ、イゾルデといったワーグナー・オペラの「ヒロイン」を歌い、20世紀を代表する歌手として音楽史に名を残しました。『み使い(Budbærersken)』は、フラグスタが歌い、ノルウェーの人たちがこよなく愛したというノルウェーとスウェーデンの「ロマンス(歌曲)」によるプログラムのアルバムです。イーサ・カタリーナ・ゲーリケ Isa Katharina Gericke(1973–)は、ノルウェーのソプラノ。スウェーデンのマルメ交響楽団によるグリーグの《ペール・ギュント》全曲録音(Naxos 8.570871-72)でソールヴェイを歌い、高く評価されました。彼女は、2013年、フラグスタのデビュー100年を記念して行われたコンサートに参加、祖国ノルウェーの「ヒロイン」の神話とも伝説ともいわれる生涯と芸術を深く知る機会を得たといいます。フォン・オッターとのコンサートや録音でも知られるスウェーデンのピアニスト、ベンクト・フォシュベリ Bengt Forsberg(1952–)の共演。歌手エヴァ・サーシュ・ナンセンへ寄せた『エヴァへ(Till Eva)』(Simax PSC1238)に次ぐ、ゲーリケが敬愛するアーティストへのトリビュート・アルバムです。

『み使い(Budbærersken)』 
アルフ・フールム(1882–1972) 
 明るい夜(Blonde nætter) Op.13-1
 小さなヒシュテン(Liden Kirsten) Op.12-1 
 ふたたび会う日を(Vi ses igen) Op.11-1 
ヤルマル・ボルグストレム(1864–1925) 
 ソロモン I(Salomo I) ソロモン II(Salomo II)
 わが母に寄す(Til min mor) 嵐(Stormen) 
クヌート・ホーカンソン(1887–1929) 
 美しい五月になると(När den sköna maj)
 柵にもたれて(Lutad mot gärdet) 
 小さな子(Ett litet barn) 道(Stigen) Op.5
 何を歌えばいいだろう?(Vad skall man sjunga?) 
 海辺で(På stranden) み使い(Budbärerskan) Op.41
 可愛い子に(Till ett skönt barn) 
フランツ・リスト(1811–1886) 
 リヒャルト・ワーグナーの《トリスタンとイゾルデ》から
 〈イゾルデの愛の死〉のトランスクリプション(ピアノのための) 
オイスタイン・ソンメルフェルト(1919–1994
 貧しきわが暮らし(Fattig er mitt liv) 
アルネ・ドルムスゴール(1921–2003) 
 家の規則(En hustavle) Op.5 no.1
 眠り(Søvnen) Op.6 no.1 夜(Natt) Op.1 no.1 
 雨(Regn) Op.6 no.2 
シーグル・リ(1871–1904)
 雪(Sne) 
スヴェッレ・ヨルダン(1889–1972) 
 弓と矢(Pil og bue) Op.33 no.2
 ほら、ごらん、彼女がやってきた(Og se hun kom) Op.2 no.5 
  イーサ・カタリーナ・ゲーリケ(ソプラノ)
  ベンクト・フォシュベリ(ピアノ)

録音 2014年5月25日–29日 ソフィエンベルグ教会(オスロ、ノルウェー) 
制作 ヴェーガル・ランドース 
録音 トマス・ヴォルデン
 
価格 ¥2,350(本体価格)

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『Altera luce(壮麗な光)』

LAWO Classics LWC1132 contemporary/classical/early music

  
クッレンテス Currentes は、ヨースタイン・グンデシェン Jostein Gundersen が2006年に創設したアンサンブル。中世後期とルネサンスのポリフォニー音楽をレパートリーに活動しています。ランディーニのバッラータをタイトルとするアルバム。中世の歌の合間にはさまれる《Miniature(小品)》を作曲したアイヴィン・ビューエネ Eivind Buene はノルウェーの音楽家。チカーダやアンサンブル・アンテルコンタンポランのために書いた曲を集成した《あり得べき諸都市 (まちまち)/本質を衝く風景》》(2L083SABD)などの作品で知られ、著述家としても活動しています。

『Altera luce(壮麗な光)』
フランチェスコ・ランディーニ(c.1325–1397)
 Altera luce Angelica biltà(天使の美しさ) Ama, donna
 Nella partita Partesi con dolore Po' che partir
 Quanto più caro fai Fa metter bando Po' che da morte
アイヴィン・ビューエネ(1973–)
 Miniature V Miniature VII Miniature II Miniature IV
 Miniature VIII Miniature VI
ギヨム・ド・マショー(c.1300–1377)
 Ploures, dames
ギヨム・デュファイ(c.1400–1474)
 うるわしのおとめ(Vergine bella)
  クッレンテス
   イングヴィル・M・ホルテル(ソプラノ)
   クリスティン・ムルデシュ(メゾソプラノ)
   シェティル・アルメンニング(テノール)
   アンナ・ダニレフスカイア(中世フィドル)
   ハンス・ルーブ(中世フィドル)
   ダーヴィド・カタルーニャ(クラヴィシムバルム)
   ヨースタイン・グンデシェン(リコーダー)

録音 2013年10月14日–18日 ヴァクスダール教会(ヴァクスダール、ノルウェー)
制作 ヴェーガル・ランドース
録音 トマス・ヴォルデン
 
価格 ¥2,350(本体価格)

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『Et nox in diem versa(夜は昼となる)』

LAWO Classics LWC1136 contemporary/classical

  
「すべてはひとつの輪、ある意味……」。ノルウェーの教会音楽家、作曲家のシェル・ハッベスタ Kjell Habbestad の宗教的合唱曲のセレクション。クリスマスの賛美歌《Lo How a Rose E'er Blooming(エッサイの根より)》の「夜は昼となる(Et nox in diem versa)」をアルバムのタイトルに採り、彼が35年以上にわたって作曲した作品が、待降節とクリスマスの季節、新年、公現祭、復活祭、聖霊降臨祭、そして待降節と巡る、教会年に沿って歌われます。シグヴァルズ・クリャーヴァ Sigvards Kļava 指揮のラトビア放送合唱団は、「グラモフォン・アウォード」にノミネートされたラフマニノフの《晩禱》(Ondine OdE1206-5)をはじめとする録音で国際的にも知名度の高いアンサンブル。二重合唱による曲を含む《頌歌》にはヴィヴィアンネ・シュードネス Vivianne Sydnes の指揮するオスロ大聖堂合唱団 Oslo Domkor が参加しています。

『Et nox in diem versa(夜は昼となる)』
シェル・ハッベスタ(1955–)
 頌歌(Cantica) Op.1
  マニフィカト(Magnificat) Op.1a(1978)
  主よ、今こそあなたは(Nunc Dimittis) Op.1b(1979)
  主なる神をたたえよ(Benedictus Dominus Deus) Op.1c(1983)
 夜は更け、日は近づいた(Nox praecessit) Op.19(1987)
  夜は更け、日は近づいた(Nox praecessit)
  城門を通れ(Transite per portas)
  シオンよ、恐れるな、力なく手を垂れるな
  (Sion non dissolvantor manus tuae)
 暗闇にふるえ、ひざまずく者よ(Du som låg i natti seine)
 (Op.90(2012)から)
 詩篇(Psalmi) Op.70
  あなたを呼び求めます(Ego clamavi) Op.56(1998)
  新しい歌を主に向かって歌え(Cantate domino) Op.70(2003)
  全地よ、主に向かって喜びの叫びをあげよ(Jubilate Deo)
   Op.68(2003)
 神の御子が私を自由にした(Guds søn har gjort mig fri) Op.72(2004)
   ラトビア放送合唱団
   シグヴァルズ・クリャーヴァ(指揮)
   オスロ大聖堂合唱
   ヴィヴィアンネ・シュードネス(指揮)
   コーレ・ノールストーガ(オルガン)

録音 2016年1月25日–29日 聖ヨハネ教会(リガ、ラトビア)
制作 ヴェーガル・ランドース
録音 トマス・ヴォルデン
 
価格 ¥2,350(本体価格)

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『木管八重奏のためのモーツァルト』

LAWO Classics LWC1141 classical

  
オスロ・カンマーアカデミー Oslo Kammerakademi は、オスロ・フィルハーモニックのソロ・オーボエ奏者、ドイツ出身のダーヴィト・フリーデマン・シュトルンクにより、2009年、木管楽器のための室内楽を演奏するアンサンブルとして創設されました。オスロ・フィルハーモニックやノルウェー軍音楽隊のミュージシャンが参加、シュトルンクが芸術監督を務めています。『木管八重奏のためのベートーヴェン』(LWC1036)、『ライプツィヒ!』(LWC1058)、『最初の美(The First Beauty)』(LWC1093)に続くアルバム第4作。モーツァルトの変ホ長調とハ短調のセレナード、そして、歌劇《皇帝ティートの慈悲》の序曲と第1幕の行進曲と9つのアリアをボヘミア生まれのオーボエ奏者ヨーゼフ・トリーベンゼーが「ハルモニームジーク」のために編曲した音楽が演奏されます。

『木管八重奏のためのモーツァルト』
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(1756–1791)
 セレナード第11番 変ホ長調 K.375 *
 セレナード第12番 ハ短調 K.388/384a **
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(1756–1791)
(ヨーゼフ・トリーベンゼー(1772–1846) 編曲)
 歌劇《皇帝ティートの慈悲(La Clemenza di Tito)》 K.621 の
  序曲と第1幕のアリア(木管八重奏のための) **
  オスロ・カンマーアカデミー
   ダーヴィト・フリーデマン・シュトルンク(オーボエ、芸術監督)
   ヤール・アイヴィン・アスペン(オーボエ)
   アンジェイ・メーヴスキ(クラリネット)
   ヴィクトル・アルセーン(クラリネット)
   スタイナル・グランモ・ニルセン(ホルン)
   ニクラス・セバスチャン・グレンヴィーク(ホルン)
   アレッサンドロ・カプロッティ(ファゴット) *
   ローマン・レズニク(ファゴット) **
   トロン・オラヴ・ラーシェン(ファゴット)
   トゥオモ・サヴォライネン(ベース)
   カトリーネ・ニューハイム(ティンパニ)

録音 2015年3月20日–22日、5月1日–3日 リス教会(オスロ)
制作 ヴェーガル・ランドース
録音 トマス・ヴォルデン
 
価格 ¥2,350(本体価格)

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『OR』

Losen LOS159-2 jazz

   
南ノルウェーの都市クリスチャンサンは、1641年、デンマーク王クリスチャン四世によって作られました。1885年建立の大聖堂、8000人の学生が学ぶアグデル大学、造船所、クリスチャンサン要塞……。「URO」は、昔のたたずまいを残した、この静かな街で生まれたバンドです。アンデシュ・ブロンスタ Anders Brøndsta、クリストフェル・スパンゲン Krifoter Spangen、マリウス・イグラン Marius Igland の3人のギタリストにドラマーのクリストフェル・トクレ Kristoffer Tokle が加わり、2016年からトールビョルン・トヴァイト Torbjørn Tveit がベースを担当しています。「ノルウェーの音楽遺産を継承しながらアメリカンサウンドの影響を受けたスタイルのギターのための曲を書くには、どうすればいいか?」。メロディアスな美しい音楽景色を描く曲など、メンバーによるオリジナル・ナンバーが10曲。アグデル大学でジャズを学んだ学生たちが結成した「ミラージュ・アンサンブル」に参加、デビューアルバム『Memory Happens Now(今ここから思い出が)』(LOS128-2)のために7曲を書いたイグランは、《Avgjørelsen(決意)》《Ettertanke(熟考)》など4曲を作曲しています。

『OR』
 Vent(Marius Igland) Fri(Kristofer Spangen)
 September(Anders Brønstad)
 Mening(Anders Brønstad) Tog(Kristofer Spangen)
 April(Marius Igland)* Avgjørelsen(Marius Igland)**
 Ettertanke(Marius Igland)
 Stige(Spangen/Brønstad/Igland)
 Gudbaj(Spangen/Brønstad/Igland)†
  URO
   クリストフェル・スパンゲン(ドブロ、ギター)
   アンデシュ・ブロンスタ(ギター)
   マリウス・イグラン(ギター)
   トールビョルン・トヴァイト(ベース)
   クリストフェル・トクレ(ドラム、パーカッション)
  ゲスト・ミュージシャン
   クリスティン・ダール(ヴォーカル) **/†
   ヨアキム・ベルグスロンニング(サクソフォーン、フルート) */†

録音 2016年6月 アグデル大学(クリスチャンサン、ノルウェー)
制作・録音 URO
ミクシング ダーニ・カステラル
 
価格 ¥2,350(本体価格)

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Our Select

『ミツバチのマドリガル(The Bee Madrigals)』

Aurora ACD5088 contemporary/classical

  
巣箱にいるはずのミツバチが姿を消した。働きバチたちは二度と巣箱に戻ってこない……。ヴォーカル・グループ「ノルディック・ヴォイセズ」の最新アルバムは、大群のミツバチが突然コロニーから姿を消すという、世界各国で起きている原因不明の現象「蜂群崩壊症候群(Colony Collapse Disorder, CCD)」をテーマに、新しい音楽に生態学的観点を組みいれた作品として作られました。このプロジェクトのため、ノルウェーの音楽家ビョルン・ボルスタ・シェルブレード Bjørn Bolstad Skjelbred が、ノルディック・ヴォイセズとの共同作業により《ミツバチのマドリガル》を作曲。CCD に関する文献の断片をテクストに採り、悲観的な進展を見せるこの現象を、美しく、想いに沈む、グローバルメッセージをもつ、6人の声で歌われる音楽に完成させました。〈警告(The Warning)〉〈声なき春(Spring without Voices)〉〈私はよそ者ではなかった(I Was No Alien)〉〈つじつまが合った/ブログ(It Adds up/The Blog)〉〈蜂群崩壊(Colony Collapse)〉〈黙して動かず(Still in Silence)〉の6曲。アルバムの最初に第6曲〈黙して動かず〉をジャズ・トランペッターのニルス・ペッテル・モルヴェル Nils Petter Molvær とノルディック・ヴォイセズがインプロヴィゼーションを織りこんだバージョンが演奏され、つづいて《ミツバチのマドリガル》の全6曲が歌われます。

[プロフィール]
ビョルン・ボルスタ・シェルブレード Bjørn Bolstad Skjelbred は1970年生まれ。ノルウェー国立音楽アカデミーのアスビョルン・スコートゥンとビョルン・クルーセに作曲を学び、ルカ・フランチェスコーニに私的に師事しました。編曲者、即興演奏家、音楽教師としても活動し、「ノルディック・ヴォイセズ」、ノルウェーの俳優グループ「デ・ユートヴァルグテ」(選ばれし者たち)、打楽器奏者アイリク・ラウデ(『波動と中断(Waves & Interruptions)』(2L103PABD))、ハンガリーのバンド「ファビュラ・ラサ」、スウェーデンのアンサンブル「ペーロル・フォール・スヴィーン」(豚に真珠)など、多彩なジャンルの芸術家と共同作業を行っています。

ノルディック・ヴォイセズ Nordic Voices は1996年に創設されたアカペラ・グループ。ソプラノのトーネ・エリサベト・ブローテン Tone Elisabeth Braaten とイングリ・ハンケン Ingrid Hanken、メッツォソプラノのエッバ・リュード Ebba Rydh、テノールのペール・クリスチャン・アムンロード Per Kristian Amundrød、バリトンのフランク・ハーヴロイ Frank Havrøy、バスのロルフ・マグネ・アッセル Rolf Magne Asser の6人が現在のメンバーです。16世紀から21世紀の音楽をレパートリーに創意にみちたプログラムによるコンサート活動を行い、レコード録音は「スペルマン賞」(ノルウェー・グラミー賞)にノミネートされてきました。Aurora レーベルには『時のフーガ』(ACD5077)など3枚のアルバムを録音しています。

ニルス・ペッテル・モルヴェル Nils Petter Molvær(1960–)は、ノルウェーのトランペッター、作曲家、プロデューサー。ムーレ・オ・ロムスダール県のスラ島で生まれ育ち、トロンハイムのノルウェー工科自然科学大学(NTNU)のジャズ・プログラムで学びました。ヨン・エーベシェンと「ジャズプンクアンサンブル」に、アーリル・アンデシェン、ヨン・クリステンセン、トーレ・ブルンボルグと「マスカレロ」に参加。モルヴェルは、ジャズをエレクトロニクスと融合させた「ニュージャズ(ジャズトロニカ)」のパイオニアのひとりとみなされ、ジャズ、ロック、エレクロトニック・サウンドスケープ、ヒップホップ・ビートを結びつけた1997年のソロ・デビューアルバム『Khmer』(ECM)は、全世界で25万枚以上を売り上げたといわれます。彼は、自身のロマンティシズムを表現するための手法を求め、多分野のアーティストとジャンルを超えたコラボレーションを行い、映画、テレビ映画、ドキュメンタリー、演劇の音楽も手がけています。

『ミツバチのマドリガル(The Bee Madrigals)』
ビョルン・ボルスタ・シェルブレード(1970–)
 黙して動かず(Still in Silence)
 (トランペットとヴォーカルアンサンブルのための)
 ミツバチのマドリガル(The Bee Madrigals)
 (ヴォーカルアンサンブルのための)
  ノルディック・ヴォイセズ   
  ニルス・ペッテル・モルヴェル(トランペット)

録音 2017年4月23日 レインボースタジオ(オスロ)
制作 ヨルン・ペーデシェン
録音 ペール・エスペン・ウーシュフィヨルド
 
価格 ¥2,450(本体価格)

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『花輪(Garland)』

Aurora ACD5085 contemporary/classical

   
ノルウェー室内管弦楽団 Det Norske Kammerorkester は、1977年、優れた器楽奏者を集めたプロジェクト・オーケストラとして設立されました。アイオナ・ブラウン、ライフ・オーヴェ・アンスネス、イザベル・ファン・クーレンたちが芸術監督や客演コンサートマスターに招かれ、創設者のテリエ・トンネセン Terje Tønnesen(1955–)が現在、音楽監督を務めています。2017年のノルウェー室内管弦楽団の創設40周年を記念するアルバム『Garland(花輪)』。「高校で音楽を学んでいた17歳の時、第1回ウルティマ・フェスティヴァルでノルウェー室内管弦楽団の演奏する『現代』音楽を聴き、これこそやりたい音楽だと思った」と語る、アイヴィン・ビューエネ Eivind Buene(1973–)の作品が4曲、演奏されます。ビューエネは、3つの小説とエッセイ集を発表した著述家としても活動、彼の音楽ではしばしば、文学やその他の芸術作品がイメージされ、あるいは素材に採られます。その代表的な作品のひとつ、イタロ・カルヴィーノの『見えない都市』を背景にもつ《あり得べき諸都市(まちまち)/本質を衝く風景》(2L083SABD)が、2012年のスペルマン賞(ノルウェー・グラミー賞)を受賞しています。バーミンガム・コンテンポラリーミュージック・グループの委嘱による《Garland(花輪)》は、「マシュー・ロックのために(For Matthew Locke)」の副題をもち、イギリス・バロック期の作曲家ロックの《4声のコンソート(Consorts of Fower Parts)》の3曲の序奏部に基づいて作曲されました。ヌーヴェル・アンサンブル・モデルンが初演した《Palimpsest(パリンプセスト)》(元の字句を消して別の字句を上書きした羊皮紙の写本)は「レイヤーを重ねた構造」をもつ作品。《Langsam und schmachtend(ゆるやかに、思い悩むように)》は、ワーグナーの《トリスタンとイゾルデ》の第1幕前奏曲、冒頭の一分間の音楽による「幻覚」。アメリカの作家ドン・デリーロの小説『ボディ・アーティスト(The Body Artist)』を読んでいた時、主人公のボディ・アーティスト「ローレン・ハートケのために(For Lauren Hartke)」作曲した《Stilleben(静物)》。モーツァルトのピアノ協奏曲第17番の「アンダンテ」の旋律が最後に姿をみせます。この2曲はノルウェー室内管弦楽団の委嘱作です。

『花輪(Garland)』
アイヴィン・ビューエネ(1973–)
 Garland(For Matthew Locke)
 (花輪(マシュー・ロックのために))(2007)
 Langsam und schmachtend(ゆるやかに、思い悩むように)
 (2003)(弦楽のための)
 Palimpsest(パリンプセスト)(2004)(シンフォニエッタのための)
 Stilleben(静物)(2006)(弦楽オーケストラのための)
  ノルウェー室内管弦楽団 テリエ・トンネセン(指揮)

録音 2016年2月15日–20日 ヤール教会(ベールム、ノルウェー)
制作 ヨルン・ペーデシェン
録音 アルネ・アクセルベルグ 
 
価格 ¥2,450(本体価格)

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『南アメリカの新発見(New South American Discoveries)』

Harmonia Mundi HMU907670 contemporary/classical

  
ノルウェー放送管弦楽団と首席指揮者ミゲル・ハース=ベドーヤ Miguel Harth-Bedoya(1968–)の Harmonia Mundi USA 制作による新しいアルバム『New South American Discoveries』は、2015年にリリースされたペルーの作曲家ジミー・ロペスの
作品集(HMU907628)につづき、1950年以降生まれの南アメリカの作曲家たちが21世紀に書いた音楽のショーケースとして企画されました。ペルーのホルヘ・ビリャビセンシオ・グロスマン Jorge Villavicencio Grossmann(1973–)とアントニオ・ヘルバソーニ Antonia Gervasoni(1973–)、コロンビアのビクトル・アグデロ Victor Agudelo(1979–)とディエゴ・ベガ Diego Vega(1968–)、チリのセバスティアン・ベルガラ Sebastián Vergara(1978–)とセバスティアン・エッラスリス Sebastián Errázuriz(1975–)、エクアドルのディエゴ・ルスリアガ Diego Luzuriaga(1955–)、ボリビアのアグスティン・フェルナンデス Agustín Fernández(1958–)。アカデミックな教育の中で独自の観点を育みながら、生まれ育った文化に固有のアクセントとニュアンスを反映した音世界を構築していると言われる人たちです。「色彩とドラマがいっぱいのオーケストラのショーピース。そろって、ひねりのきいた暗示的な作品から、はっきりと標題的な作品まで、 土地の物語や音の響きを広範囲に探求……なにより印象的なのは、出身国こそ違いながらも作曲者、指揮者、演奏者を一体化する、鮮やかな表現性」(BBC Music Magazine)。すべて初録音の作品です。

南アメリカの新発見(New South American Discoveries)』
ホルヘ・ビリャビセンシオ・グロスマン(1973–)
 Wayra(風)(2011)
ビクトル・アグデロ(1979–)
 El Sombrerón(エル・ソンブレロン)(2009)
セバスティアン・ベルガラ(1978–)
 Mecaníca(力学)(2005)
ディエゴ・ルスリアガ(1955–)
 Responsorio(レスポンソリオ)(2000)
ディエゴ・ベガ(1968–)
 Música Muisca(2009)
セバスティアン・エッラスリス(1975–)
 La Caravana(キャラバン)(2003)
アグスティン・フェルナンデス(1958–)
 Una Música Escondida(隠れた音楽)(2004)
アントニオ・ヘルバソーニ(1973–)
 Icarus(イカルス)(2003)
  ノルウェー放送管弦楽団 ミゲル・ハース=ベドーヤ(指揮)

録音 2014年10月、2015年12月 ノルウェー放送(NRK)大スタジオ(オスロ)

価格 ¥2,600(本体価格)

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『ワーグナー・プロジェクト(The Wagner Project)』

Harmonia Mundi HMM902250 2CD's classical

  
ドイツのバリトン、マティアス・ゲルネがスウェーデン放送交響楽団と共演する『ワーグナー・プロジェクト』。「神と人間」と「贖罪」をテーマにワーグナーの舞台作品の「モノローグ」と「場面」、序曲、前奏曲などの管弦楽のための音楽を集めたプログラムによるアルバムです。ゲルネ Matthias Goerne(1967–)は、ワイマール生まれ。ライプツィヒのハンス=ヨアヒム・バイヤーに学び、ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウとエリーザベト・シュヴァルツコップに師事しました。1997年サルツブルク音楽祭のパパゲーノ役でオペラ・デビュー。コヴェントガーデンの王立歌劇場、マドリードのテアトロ・レアル、パリ国立歌劇場、ウィーン国立歌劇場、ニューヨークのメトロポリタン歌劇場など各国のオペラハウスの舞台に立ち、コンサート歌手としても活躍しています。このアルバムでは、《タンホイザー》のヴォルフラムや《パルジファル》のアンフォルタスといった持ち役のほか、《トリスタンとイゾルデ》のマルケ王、《ヴァルキューレ》のヴォータンといったバスバリトンやバスの歌手の役も歌っています。《ラインの黄金》の第4場でフリッカを歌うトゥーヴェ・ニルソン Tove Nilsson は、スウェーデン合唱団に所属、ハーディングの下でソリストを務め、新作を中心とするオペラ、オラトリオとコンサートの歌手として活動しています。《トリスタンとイゾルデ》第2幕のトリスタン役は、スウェーデンのテノール、マッツ・カールソン Mats Karlsson です。

『ワーグナー・プロジェクト(The Wagner Project)』
リヒャルト・ワーグナー(1813–1883)
[CD1]『神と人間』
 楽劇《ニュルンベルクのマイスタージンガー》(1868)
  - 第3幕の前奏曲
  ハンス・ザックスのモノローグ「ニワトコの花のかぐわしさ」
 楽劇《トリスタンとイゾルデ》(1865)- 前奏曲
  マルケ王「本当にそうしたというのか?」 * イゾルデの愛の死
 楽劇《ラインの黄金》(1869)
  - ヴォータン「夕暮れに太陽の瞳が輝いている」 **
 楽劇《ヴァルキューレ》(1870)
  - ヴォータンの別れと魔の炎の音楽
[CD2]『贖罪』
 歌劇《さまよえるオランダ人》(1843)- 序曲
  オランダ人のモノローグ「期限は過ぎた」
 歌劇《タンホイザー》(1845)- 夕星の歌
 舞台神聖祭典劇《パルジファル》(1882)- 第1幕の前奏曲
  アンフォルタス「そうだ。むごい!むごすぎる!わが身に災いあれ!」
  聖金曜日の音楽
   マティアス・ゲルネ(バリトン)
   スウェーデン放送交響楽団 ダニエル・ハーディング(指揮)
   トゥーヴェ・ニルソン(メゾソプラノ) **
   マッツ・カールソン(テノール) *

録音 2016年3月21日–24日、5月26日–31日 ベールヴァルドホール(ストックホルム)
 
価格 ¥3,450(本体価格)

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『サン=サーンス ヴァイオリンと管弦楽のための作品集』

Naxos 8.573411 classical

  
マルメ交響楽団とスーストロによるサン=サーンス・シリーズ。ガブリエル・シュヴァーベがソロを担当した『チェロと管弦楽のための作品集』(8.473737)につづき、ヴァイオリンと管弦楽のための曲集がリリースされます。ヴァイオリンのソロは、ティアンワ・ヤン Tianwa Yang(1987–)。サラサーテのヴァイオリン作品全集(Naxos)に起用、注目された中国出身のヴァイオリニストです。《ミューズと詩人》のチェロは、前のアルバムのシュヴァーベが担当しています。

『サン=サーンス ヴァイオリンと管弦楽のための作品集』 
カミーユ・サン=サーンス(1835–1921) 
 アンダルシア・カプリース(Caprice andalous) Op.122(1904) 
 ロマンス(Romance) ハ長調 Op.48(1874)
 ミューズと詩人(La Muse et le poète) Op.132(1910) * 
 演奏会用小品(Morceau de concert) ト長調 Op.62(1880)
 ハバネラ(Habanera) ホ長調 Op.83(1887) 
 ロマンス(Romance) 変ニ長調 Op.37(1871/78) ** 
 序奏とロンド・カプリッチョーソ
 (Introduction et rondo capriccioso) Op.28(1863) 
  ティアンワ・ヤン(ヴァイオリン)
  ガブリエル・シュヴァーベ(チェロ) * 
  マルメ交響楽団 マルク・スーストロ(指揮)

録音 2014年8月11日–14日、2016年8月8日 マルメ・コンサートホール(マルメ、スウェーデン)(ライヴ録音 */**)

価格 ¥1,100(本体価格)

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『Atonement(つぐない)』

Prophone PCD171 jazz

  
「Trio X of Sweden」は、スウェーデン中部のウプサラ県が地域の音楽文化を支える目的で主宰する「ウプランドの音楽(Musik i Uppland)」のアンサンブルのひとつ。1987年に「Trio con X」として発足、2002年から現在の名称で活動しています。彼らがインプヴィゼーションの素材とする音楽は、ジャズ、ラテン、トラッド、クラシック、ソウル、ポップ、ロックと、幅広いジャンルに渡ります。新しいアルバム『Atonement(つぐない)』は、Prophone レーベルへの第2作。2012年の『トロイメライ(Träumerei)』(PCD139)と同じく、よく知られた曲を新たな角度から見つめなおした作品とオリジナル曲によるプログラムが組まれています。ペッテション=ベリエルの〈たそがれに〉は、前のアルバムで演奏され、特に好評だった〈フローセの教会で〉と同じピアノ曲集《フローセの花》の第1巻に収められた曲。アルヴェーンの〈羊飼いの娘の踊り〉は、バレエ《山の王》の一曲。「スウェーデン音楽のスタンダード」として単独で演奏されることの多い作品です。スウェーデンの人たちが歌いつづけてきた、シンガーソングライター、カール=ミケール・ベルマンの《フレードマンの手紙》から2曲。ボビー・エーリクソンの《外海の群島》と『スウェーデン賛美歌集』の第325番。アメリカの音楽から、ジョン・ウィリアムズの《『シンドラーのリスト』のテーマ》とバート・バカラックの《雨にぬれても》。スティーヴン・ソンドハイムのミュージカル『リトル・ナイト・ミュージック』の〈Send in the Clown〉は、さまざまな歌手によって歌われ、ジャズのスタンダード・ナンバーとしても定着しています。

Atonement(つぐない)』 
 I skymningen(Wilhelm Peterson-Berger)
 Somaoh(Lennart Simonsson)
 Atonement(Lennart Simonsson) 
 Nå skrufva fiolin, Fredmans Epistel No.2(Carl-Michael Bellman) 
 Wedding March(Felix Mendelssohn)
 Urban Reconnection(Lennart Simonsson) 
 Vallflicaksn Dans(Hugo Alfvén) Naomi(Per V. Johansson)
 Utskärgård(Bobbie Ericson) 
 I hoppet sig min frälsta själ förnöjer, Swedish hymn No.325(Trad.) 
 Liksom en herdinna, Fredmans Epistel No.80(Carl-Michael Bellman) 
 Theme from Schindler's List(John Williams)
 Raindrops Keep Fallin' on My Head(Burt Bacharach) 
 The Mulberry Tree(Lennart Simonsson)
 Send in the Clowns(Stephen Sondheim) 
  Trio X of Sweden 
   レッナールト・シモンソン(ピアノ)
   ペール・V・ユーハンソン(ベース) 
   ヨアキム・エークベリ(ドラムズ)

制作・録音 Trio X of Sweden 
マスタリング ラーシュ・ニルソン(Nilento Studio)
 
価格 ¥2,350(本体価格)

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『Solid』

Prophone PCD172 jazz

 
スウェーデンのグループ「コルポ(Corpo)」は、1992年の結成。個性的な5人のミュージシャンが、常に先を見ながら「ニュージャズ」の言葉どおりの音楽を展開しています。スカンディナヴィア、大陸ヨーロッパ、バルト諸国、ベラルーシと、ツアーで周り、1999年南アフリカのコンサートでは、北欧のメロディとアフリカのパーカッションをミックスした音楽が聴衆を沸かせたと言われます。1994年の『Corpo』、1996年の『Live』などのアルバムをリリース。Prophone レーベルからリリースされる『Solid』が、彼らの6作目のアルバムです。ミケール・グーデー Mikael Godée の作った曲を基に5人のプレーヤーたちが直感で創造する音楽。ライヴ独特の感覚を聴き手に伝えるため、ヨーテボリ大学舞台芸術・音楽学校のある「アーティステン」のホールでのセッションは「スタジオ・ライヴ」のスタイルで行われました。

『Solid』
 Esme(Mikael Godée) Luotti(Mikael Godée)
 Sally(Mikael Godée) Solid(Mikael Godée)
 Going South(Mikael Godée) Iver(Mikael Godée)
 Ton i ton(Mikael Godée)
 Välkommen hem(おかえり)(Mikael Godée)
  コルポ
   ミケール・グーデー(ソプラノサックス、フルート)
   エバ・ヴェステルベリ(パーカッション、ヴォーカル)
   アンナ・ルンド(ドラム)
   トマス・マークッソン(ベース)
   ラーシュ=エーリク・ノルストレム(ピアノ、キーボード)

録音 ヨーテボリ大学アーティステン、リンドグレーン・ホール(ヨーテボリ、スウェーデン)(スタジオライヴ)
 
価格 ¥2,350(本体価格)

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