2013年7月



Our Select

昔 — ヘイニネン、ニルセン フルート協奏曲

Alba ABCD350 classical/contemporary


パーヴォ・ヘイニネン Paavo Heininen (1938–) はエーリク・ベリマンやウスコ・メリライネンとともにフィンランド音楽を代表するモダニストと言われてきました。1958年の作品、十二音技法による表現主義の交響曲第1番がオーケストラの演奏拒否に遭い、全曲初演されなかったことは、フィンランド音楽史に残るスキャンダルとして語られます。しかし、みずからの音楽に必要と考えれば決して妥協しないという気概をもったヘイニネンは、数多くの輝かしい作品を生みつづけきました。室内アンサンブルのための《夏の音楽 (Musique d'été)》、ヴァイオリンソナタ、交響曲第3番、3つのピアノ曲と弦楽四重奏曲第1番から構成される Op.32、《ナイフ (Veitsi)》と日本の能に題材を求めた《綾の鼓 (Silkkirumpu/The Damask Drum)》の2つのオペラなど、いずれも20世紀フィンランド音楽に欠かせない作品です。ヘイニネンが作曲を学んだアーレ・メリカントの《交響的習作 (Symphonic Study)》と弦楽六重奏曲を補筆完成させたことも、大きな業績とみなされています。

フルート協奏曲《昔》は、 フィンランドでもっとも大きな湖、フィンランド南東部のサイマー湖畔にあるラッペーンランタ市のオーケストラ、サイマー・シンフォニエッタ Saimaa Sinfonietta の委嘱により作曲されました。ヘイニネンは副題について、「子供のころシベリウスの《昔むかし (Autrefois》を初めて聴いた時、その作品と曲名がずっと印象に残っていた」と語り、フィンランド語の別名として《Haikeus II (悲しい II)》を考えていたことを明かします。「イギリス人ならダウランドのことが頭をよぎるかもしれない」。〈スケルツォとエレジー (Scherzo et Elegia)〉〈ソナタ (Sonata)〉〈子守歌とデュオニソス賛歌 (Berceuse et Dithyrambos)〉の3楽章。《昔》の音楽は、ヘイニネンの他の作品とかなり異なり、協和音、半音階は薬味程度、全音階の優位な旋律、複雑にならないリズムで、親しみやすく素朴に書かれています。自由に音楽を奏でるフルート、節約しながらも色彩のパレットを自在に使ったオーケストレーションのオーケストラ。美しい、情感のある音楽は、フィンランド・デザインの洗練に通じます。ミカエル・ヘラスヴオ Mikael Helasvuo (1948-) のフルート、ティボル・ボガーニ Tibor Bogányi 指揮サイマー・シンフォニエッタ。2010年9月30日、ラッペーンランタのホールで初演されました。

カール・ニルセン Carl Nielsen (1865–1931) のフルート協奏曲は、コペンハーゲン木管五重奏団のホルガー・ギルバート=イェスパセン (1890-1975) に捧げられた高雅でユーモアをもった作品です。アレグロ・モデラートの第1楽章、アレグレット、ウン・ポコの第2楽章。このアルバムには、ニルセンが終結部を付け加えた、現在一般に演奏される版とは別に、1926年10月21日、パリのサル・ガヴォーで行われたカール・ニルセン・コンサートで初演された際のオリジナル版の第2楽章も合わせて収録されました。オリジナル版はこれが初録音です。ニルセンとこのフルート協奏曲についてヘイニネンが楽しそうに語る一文が英訳でブックレットに掲載されています。

昔 (Autrefois) — ヘイニネン、ニルセン フルート協奏曲
パーヴォ・ヘイニネン (1938–)
 フルート協奏曲 《昔 (Autrefois)》 (2008/10)
カール・ニルセン (1865–1931)
 フルート協奏曲 FS119 (1926)
 アレグレット、ウン・ポコ (Allegretto, un poco) (1926)
  (フルート協奏曲 第2楽章、オリジナル版)
  ミカエル・ヘラスヴオ (フルート)
  サイマー・シンフォニエッタ ティボル・ボガーニ (指揮)

録音 2011年8月16日–18日 カレリア・ホール(イマントラ、フィンランド)
制作 ヴィーヴェ・マエメツ
録音 エンノ・マエメツ

価格 ¥2,300(本体価格)

ページの先頭へ


Our Select

ムンク組曲 クラッゲルード

Simax PSC1322 classical/contemporary


2013年はエドヴァルド・ムンク Edvard Munch (1863–1944) の生誕150周年にあたります。その記念の年、ヴァイオリニストのヘンニング・クラッゲルード Henning Kraggerud (1973–) がユニークなアルバムをリリースします。『ムンク組曲』。10カ国、15人の作曲家がムンクの絵画15点からインスピレーションを得て作曲したヴァイオリン・ソロのための小品を「組曲」としてまとめた作品です。

この企画は、ヴェストフォル県に1991年に創設されたヴェストフォル音楽祭 Vestfoldfestspillene のディレクター、スヴェン・エーリクセン Sven Eriksen の発案によるものです。オスロ・フィヨルドに面したヴェストフォルはムンクと縁が深く、オースゴールストランの町は、ムンクがたびたび訪れ、その景観が彼にインスピレーションを与え、また、作品の背景となったところです。エーリクセンは、トンスベルグにあるハウガル・ヴェストフォル美術館で2010年に『愛の岸辺 (Kærlighetens strand)』と題したムンク展が開催されることを知り、ムンクの作品を音楽と結びつけることを考えました。ムンクの絵画に基づく音楽のコンサートを美術館で行う。美術館のスペースは限られており、ヴァイオリンのソロによるコンサートがよさそうだ。エーリクソンからアイデアを聞かされたクラッゲルードが興味を示し、プロジェクトがスタートしました。

スイスのファビアン・ミュラー Fabian Müller、アメリカのアーロン・ジェイ・カーニス Aaron Jay Kenis、イギリスのピーター・シーボーン Peter Seabourne、ノルウェーのマルクス・パウス Marcus Paus、フランスのローラン・プティジラール Lauent Pethitgirard……。ムンクの絵画に自由に想像をめぐらせ、ムンクを生んだノルウェーの優れた音楽家のための作品を作る。委嘱を打診された15人の作曲家からは「熱い」返事が寄せられたといいます。2010年6月5日、ムンクの絵が展示された美術館の一室に60席が設けられ、クラッゲルードが1744年製ガルネリ・デル・ジェスを弾いて『ムンク組曲』を初演しました。
その後も『ムンク組曲』は、オスロの国立美術館でのコンサートをはじめ、さまざまな機会に演奏されてきました。ホールのコンサートは、プロジェクターで映し出されたムンクの絵を背にクラッゲルードが演奏するスタイルで行われます。この Simax のアルバムは、210×152×42ミリの大きさの黒マット仕上げの紙パッケージに、ムンクの絵を表に、作曲者と作品の紹介を裏に印刷したポストカードが15枚、CDと一緒に収められ、『ムンク組曲』コンサートを自宅で疑似体験できるよう工夫されています。

アルバムの録音セッションは、2012年の12月、オスロのレインボー・スタジオで行われました。ショーン・ルイス Sean Lewis がプロデュースと編集にあたり、クラッゲルードが信頼を寄せるヤン・エーリク・コングスハウグ Jan Erik Kongshaug がバランス・エンジニアリングを担当しました。

アルバム『ムンク組曲』は、ネット配信はなく、CDアルバムとして限定リリースされます。ノルウェーを代表する芸術家のひとり、クラッゲルードのディスコグラフィを栄誉とともに美しく飾るアルバムの誕生です。

『ムンク組曲 (Munch Suite)』
ファビアン・ミュラー (1964–)
 ムンクの夢(トラウマ)(Munch’s Traum(a))(『女 (The Woman)』)
アーロン・ジェイ・カーニス (1960–)
 生命の踊り (A Dance of Life)(『 生命の踊り (The Dance of Life)』)  
ピーター・シーボーン (1960–)
 出会い (Meeting)(『 出会い (The Meeting)』)
マルクス・パウス (1979–)
 橋の上の女性たち (The Ladies on the Bridge)
 (『橋の上の女性たち (The Ladies on the Bridge)』)
ストーレ・クライベルグ (1958–) 灰 (Ashes)(『 灰 (Ashes)』)
オンジェイ・クカル (1964–)
 夕べのひととき (Aftenstund)(『 夕べ (Evening)』)
ナジ・ハキム (1955–)
 『海辺の若者たち』による幻想曲
  (Fantasia over “Unge mennesker på stranden”)
 (『海辺の若者たち (Young People on the Beach)』)
アリッサ・フィルソヴァ (1986–)
 海の月明かり (Moonlight over the Sea)
 (『海辺の月明かり (Moonlight on the Beach )』)
ロルフ・マッティンソン (1956–) 景色 (Landscape)(『 海辺 (Beach)』)
ゲイブリエル・カヘイン (1981–)
 エチュード:コバルト治療 (Étude: Cobalt Cure)
 (『水浴する女と子供たち (Bathing Woman and Children)』)
アナスタシア・ツァノウ (1971–)
 海の眺望 (Blick auf das Meer)
 (『浜辺にいる二人の女 (Two Women on the Shore)』)
ダニエル・ネルソン (1965–)
 海辺の男と女 (Man and Woman on the Beach)
 (『海辺の男と女 (Man and Woman on the Beach)』)
マリア・コーヴァル
 ふたり。孤独な者 (Two People. The Lonely)
 (『人間ふたり。孤独な人たち (Two Human Beings. The Lonely Ones)』)
オラヴ・アントン・トンメセン (1946–)
 月明かりの海辺の接吻 (Kiss on the Beach in Moonlight)
 (『浜辺の接吻/月明かりの接吻 (Kiss on the Shore by Moonlight)』)
ローラン・プティジラール (1950–)
 海辺の木々 (Trees on the Beach)(『海辺の木々 (Trees by the Beach)』)
  ヘンニング・クラッゲルード(ヴァイオリン)

録音 2012年12月21日–23日 レインボー・スタジオ(オスロ)
制作 ショーン・ルイス
録音 ヤン・エーリク・コングスハウグ

価格 ¥2,450(本体価格)

ページの先頭へ


Our Select

深き淵より オルフェイ・ドレンガル

BIS SACD2053 SACD hybrid (5.0 surround/stereo) classical/contemporary


北欧でもっとも古い大学のあるスウェーデンの都市ウプサラ。1853年、この街に男声合唱団のオルフェイ・ドレンガル(OD)が結成されてから160年が経ちました。作曲家として知られるアルヴェーン、合唱指揮者のエーリク・エーリクソンとロベルト・スンドの後、2008年からセシーリア・リューディンゲル・アリーン Cecilia Rydinger Alin (1961–) が芸術監督を務め、20歳から55歳まで、約80名の歌手が集まった「ヴォーカル・シンフォニー」は、「オルフェウスの僕(しもべ)たち」として、さらなる深みを目指した活動を続けています。

ODのコンサートでは、「カプリース」に代表される愉しいステージとともに、宗教作品もプログラムに取り上げられます。『深き淵より』は、彼らの宗教作品のレパートリーから16曲を選び、「一夜のコンサート」のスタイルに制作したアルバムです。プログラムは、オルガニストのイーデンスタム Gunnar Idenstam が編曲したエストニアの賛美歌に始まり、クレーク Cyrillus Kreek、エースペレ René Eespere、レムバ Andres Lemba と、エストニアの作曲家の美しい作品、躍動する作品がつづいて歌われます。後期ロマンティズム時代スウェーデンのセーデルマン August Söderman のラテン語のミサ曲から2曲。国際的に人気が高く、スウェーデンでもっとも多作の作曲家とされるスヴェン=ダーヴィド・サンドストレム Sven-David Sandström は、近年、バッハの伝統に倣った一連の宗教作品を発表しています。《サンクトゥス》は、ODとリューディンゲル・アリーンのために作曲され、彼らの国内と海外のツアーの曲として定着しました。

ルーマニア生まれ、ハンガリーのジェルジュ・オルバーン Geörgy Orbán の《忍び寄る悪魔》は、中世の賛美歌がテクスト。ノルウェーのグリーグは、豊かなハーモニーの優美な音楽で聖母マリアを讃えます。31歳で亡くなったエーディト・セーデルグランの詩を同じフィンランドのフォウグステット Nils-Eric Fougstedt が合唱曲にした《夜のマドンナ》では、聖母マリアと御子イエスの最初のクリスマスの情景が描かれます。フランツ・クサヴァー・ビーブル Franz Xaver Biebl の《アヴェ・マリア》は、バスとテノールのソロをともなう男声合唱が歌う、天使の受胎告知と聖母マリアへの祈り。美しい和声進行の音楽です。

「主の家に行こう、と人々が言ったとき、わたしはうれしかった」(詩編122番・新共同訳による)をテクストとするミヨーの曲。ロッシーニ《祈り》はイタリア語による、室内楽の雰囲気をもった作品です。「聖所で 神を賛美せよ……息あるものはこぞって 主を賛美せよ」(新共同訳)。この詩編150番をフランスのオルガニストで作曲家のラングレ Jean Langlais はオルガンをともなう内省的な歌に作りました。イギリスの作曲家チルコット Bob Chilcott の《ニュートンの『アメージング・グレース』》は、南米ガイアナの詩人ジョン・アガード John Agard (1949–) がジョン・ニュートン作詞の《アメージング・グレース》に触発されて書いた詩に曲を書いた2節を《アメージング・グレース》とひとつにした作品です。カナダの男声合唱団コール・レオーニとODが共同委嘱し、ODとリューディンゲル・アリーンに献呈されました

「深い淵の底から、主よ、あなたを呼びます」(新共同訳)。さまざまな作曲家にインスピレーションを与えた「詩編130番」をペルトが男声合唱のために書いた作品を歌い、プログラムを閉じます。

アルバムの録音セッションは、ウプサラのベーリンゲ教会で行われました。DSD録音。中世に建立され、改修を重ねながらも昔日の面影を残す教会の雰囲気を伝えます。

このプログラムでとりわけ美しい2曲、エースペレの《栄化》はエストニア国立男声合唱団 (Christophorus CHR77233)、ビーブルの《アヴェ・マリア》はスヴァンホルム・シンガーズ (Svanholm Singers SvS1) の録音がありました。ビーブルの曲は、オリジナルの男声合唱曲の他、作曲者自身が編曲した混声合唱と女声合唱の版があり、今世紀になってからはウィンドアンサンブルやオーケストラのための編曲も行われたといいます。ODの録音が加わったことで、両曲が「合唱ファン」の愛好曲にとどまらずジャンルを超えて聴かれるようになればと思います。

深き淵より (De Profundis)
エストニアの賛美歌(グンナル・イーデンスタム (1961–) 編曲)
 おおキリストよ、汝は光なり (Oh Kristus valgus oled sa)
 (男声合唱とオルガンのための)
キリルス・クレーク (1889–1962)
 ダヴィデの詩編137番 (Taaveti laul nr.137)
ルネ・エースペレ (1955–)
 栄化 (Glorificatio)(ソプラノ、男声合唱とオルガンのための)*
アンドレス・レムバ (1968–) グローリア (Gloria)
アウグスト・セーデルマン (1832–1876)
(エイナル・ラルフ (1888–1971) 編曲)
 キリエ (Kyrie) * ドミネ (Domine)
スヴェン=ダーヴィド・サンドストレム (1942–)
 サンクトゥス (Sanctus)
ジェルジュ・オルバーン (1947–)
 忍び寄る悪魔 (Daemon irrepit callidus)
エドヴァルド・グリーグ (1843–1907)
 アヴェ・マリス・ステッラ (Ave Maris Stella)
ニルス=エーリク・フォウグステット (1910–1961)
 夜のマドンナ (Nattlig Madonna)
フランツ・クサヴァー・ビーブル (1906–2001)
 アヴェ・マリア(主の天使) (Ave Maria (Angelus Domini))
 (7部の男声合唱のための)**
ダリユス・ミヨー (1892–1974) 詩編121番 (Psaume 121)
ジョアキーノ・ロッシーニ (1792–1868) 祈り (Preghiera)
ボブ・チルコット (1955–)
 ニュートンの『アメージング・グレース』 (Newton’s Amazing Grace)
ジャン・ラングレ (1907–1991)
 詩編150番「主を賛美せよ」 (Psalm 150 “Praise the Lord“) W.57
 (3人の男声 (TTB) とオルガンのための)
アルヴォ・ペルト (1935–)
 深き淵より (De Profundis)(男声合唱、オルガンと任意の打楽器のための)†
  オルフェイ・ドレンガル男声合唱団
  セシーリア・リューディンゲル・アリーン(指揮)
  アンドリュー・カニング(オルガン) エリーン・ロムブー(ソプラノ)*
  ウッレ・エングルンド(テノール)** エーリク・ハートマン(バス)**
  マグヌス・エイナション(打楽器)†

録音 2013年2月 ベーリンゲ教会(ウプサラ、スウェーデン)
制作・録音 エリーサベト・シェムペル

価格 ¥2,650(本体価格)

ページの先頭へ


聖母讃歌 — スコラ・ カントールム

2L 2L095SABD SACD hybrid (5.0 surround/stereo) + Pure Audio Blu-ray) classical/contemporary


ウィテカー、クリストフェシェン、ローリドセンたち、アメリカと北欧の世俗合唱曲によるアルバム『拝謁 (Audiens)』(2L61SACD) を録音したオスロの室内合唱団スコラ・カントールム Schola Cantorum が、ブリテン、プーランク、デュリュフレをはじめとする作曲家たちの聖母マリアのための賛美歌を歌ったアルバム『聖母讃歌』を作りました。黄金の光、天使、御子を描いた、現代アメリカの作家エドワード・エッシュ Edward Esch の詩をチャールズ・アンソニー・シルヴェストリがラテン語に訳した歌詞で歌われるウィテカーの《黄金の光》。ローリドセン Morten Lauridsen の《永遠の光 (Lux Aeterna)》の第3曲〈おお光より生まれし光〉。オーデゴール Martin Ødegaard の《来れ》は、J・S・バッハのモテット《来れ、イエスよ来れ (Kom, Jesu, komm)》による「瞑想」です。同じくノルウェーのカールセン Kjell Mørk Karlsen の〈おお大いなる奇跡〉は《クリスマス・オラトリオ》の第1曲として作曲されました。マリアを賛美するカトリックの祈りをテクストにオーラ・ヤイロ Ola Gjeilo が、多彩に変化する曲に作った《すべてが美しいお方》。中世イギリスのアンティフォナに基づくアンドリュー・スミス Andrew Smith の《マリアよ、あなたは美しい》。ノルウェー民謡にみられる音型と装飾をもつクヴェルノ Trond Kverno の《スターバト・マーテル・ドロローザ》。「賛美歌は、永遠なるものについて考えをめぐらせる時、その心の高揚が声として発せられるもの」。中世イタリアの神学者トマス・アクィナスの『神学大全』の言葉がライナーノーツに引用されています。スコラ・カントールムは、1964年、作曲家で指揮者のニューステットによりオスロ大学音楽学部に創設されました。彼のあと、2002年からは、ノルウェー音楽アカデミーで教えるトゥーネ・ビアンカ・スパッレ・ダール Tone Bianca Sparre Dahl が指揮者を務めています。アルバムの録音セッションは、オスロに現存する最古の建築物とされるガムレ・アーケル教会で行われました。

聖母讃歌 (Hymn to the Virgin)
ベンジャミン・ブリテン (1913–1976) 聖母讃歌 (A Hymn to the Virgin)
フランシス・プーランク (1899–1963) サルヴェ・レジナ (Salve Regina)
モーリス・デュリュフレ (1902–1986)
 愛といつくしみのあるところ (Ubi caritas)
エリック・ウィテカー (1970–) 黄金の光 (Lux aurumque)
モーテン・ローリドセン (1943–) おお光より生まれし光 (O nata lux)
マッティン・オーデゴール (1985–) 来たれ (Komm)
シェル・モルク・カールセン (1947–)
 おお大いなる奇跡 (O Magnum Mysterium)
アントン・ブルックナー (1824–1896)
 アヴェ・マリア (Ave Maria)
セルゲイ・ラフマニノフ (1873–1943)
 アヴェ・マリア (Bogoróditse Dévo)
アルヴォ・ペルト (1935–) アヴェ・マリア (Bogoróditse Dévo)
オーラ・ヤイロ (1978–) すべてが美しいお方 (Tota pulchra es)
アンドリュー・スミス (1970–)
  マリアよ、あなたは美しい (Pulchra es tu Maria)
 スターバト・マーテル (Stabat Mater)
トロン・クヴェルノ (1945–)
 スターバト・マーテル・ドロローザ (Stabat Mater Dolorosa)
  スコラ・ カントールム トゥーネ・ビアンカ・スパッレ・ダール(指揮)

録音 2011年1月、3月、10月 ガムレ・アーケル教会 (オスロ、ノルウェー)
制作 モッテン・リンドベルグ
録音 モッテン・リンドベルグ、ビアトリス・ヨハンネセン

[DXD (24bit/352.8kHz) 録音]
[Blu-ray: 5.0 DTS-HD MA (24bit/192kHz), 2.0 LPCM (24bit/192kHz), mShuttle: MP3 & FLAC, Region ABC]
[SACD DXD (5.0 surround 2.8224 Mbit/s/ch, 2.0 stereo 2.8224 Mbit/s/ch)/CD 2.0 stereo (16 bit/44.1 kHz)]

価格 ¥3,900(本体価格)

このアルバムは、5.0 DTS-HD MA (24bit/192kHz) と 2.0 LPCM (24bit/192kHz) の Pure Audio Blu-ray ディスクと SACD ハイブリッドディスク (5.0 surround/stereo) のセットです。Pure Audio Blu-ray ディスクにはインデックスを除き映像は収録されていません。CDやDVDのプレーヤーでは再生できないので、Blu-ray プレーヤーもしくは Blu-ray 対応のPCで再生してください。

 

ウラニエンボルグ・ヴォーカルアンサンブル

2L 2L096SABD SACD hybrid (5.0 surround/stereo) + Pure Audio Blu-ray) classical/contemporary


オスロに編集スタジオをもつ 2L は、グレクス・ヴォーカリス、アンサンブル96、スコラ・カントールムをはじめとするノルウェーの合唱団の個性的なディスクをリリースしてきました。オスロにあるウラニエンボルグ教会の合唱団のひとつ、ウラニエンボルグ・ヴォーカルアンサンブル Uranienborg Vokalensemble は、さまざまなジャンルと時代の音楽を活気にみちた演奏で聴かせることで名高い合唱団です。アルバム『歌』。テレマルク地方の谷に響くこだまからインスピレーションを得て、アンサンブルのメンバー、マリアンネ・ライダシュダッテル・エーリクセン Marianne Reidarsdatter Eriksen が作曲したソプラノソロと高声5部のための《太陽の呼び声》。トヴェイト Geirr Tveitt の《ハルダンゲルの100の民謡》組曲第1番の第1曲をホーコン・ベルゲ Håkon Berge が混声合唱のために編曲した〈名誉ある出迎え〉。フィンランドのマンテュヤルヴィ Jaakko Mäntyjärvi のカトリック・ミサ典礼文をテクストとする《アヴェ・マリア・ダオスタ》。『旧約聖書』の『コレヘトの言葉(伝道の書)』に基ずくオーレ・ダルゴー Ole Dalgaard の詩に同じデンマークのボー・ホルテン Bo Holten が作曲した《何事にも時があり》。北部ノルウェーの聖職者で詩人、漁師でもあったペッテル・ダッス Petter Dass (1647–1705) の詩をクヴェーフィヨルドの宗教音楽家ハンス・クリスチャン・ベルゲシェン Hans Christian Bergersen (1835–1924) が歌に作った《美しい夕べの歌》。人間、人間と自然、人間同士、人間と神の関係に焦点を当てた選曲です。呼吸し、鼓動するアカペラの声。指揮は芸術監督のエリサベト・ホルテ Elisabeth Holte です。

歌 (Song)
マリアンネ・ライダシュダッテル・エーリクセン (1971–)
 太陽の呼び声 (Sol-lokk)
ゲイル・トヴェイト (1908–1981)(ホーコン・ベルゲ (1954–) 編曲)
 名誉ある出迎え (Vé no velkomne med æra)
ホーコン・ベルゲ (1954–) われら歌声高く (No stig vår song)
 祝福の朝なり (Velsignede morgen)
スヴェン=エーリク・ベック (1919–1994) 春 (Våren)
マリアンネ・ライダシュダッテル・エーリクセン (1971–)
 夜明け (Gryande morgon)
アルフレード・ヤンソン (1937–)
 エッバ・リンドクヴィストの3つの詩 (Tre dikt av Ebba Lindqvist)
ボー・ホルテン (1948–) ヴォカリーズ (Vokalise)
トルビョルン・ デュールード (1974–)
 もうすぐ娘はバラ咲く庭で愛しい人に口づけを
  (Snart kysser hun sin venn i rosenhagen)
ハーラル・グッリクセン (1946–)
 主はわが光、わが救いなり (The Lord is my light and my salvation)
ヤーコ・マンテュヤルヴィ(1963–)
 アヴェ・マリア・ダオスタ (Ave Maria d’Aosta)
ボー・ホルテン (1948–) 何事にも時があり (Alt har sin tid)
カール・ニルセン (1865–1931)
 わがイエスよ、わが心に (Min Jesus, lat mitt hjarta få)
ノルウェー民謡
(ビョルン・アンドル・ドラーゲ (1959–)、オーラ・ブレムネス (1955–) 編曲)
 美しい夕べの歌 (En smuk Aftensang)
  ウラニエンボルグ・ヴォーカルアンサンブル エリサベト・ホルテ(指揮)

録音 2011年10月、11月 ウラニエンボルグ教会 (オスロ、ノルウェー)
制作 モッテン・リンドベルグ
録音 モッテン・リンドベルグ、ビアトリス・ヨハンネセン 

[DXD (24bit/352.8kHz) 録音]
[Blu-ray: 5.0 DTS-HD MA (24bit/192kHz), 2.0 LPCM (24bit/192kHz), mShuttle: MP3 & FLAC, Region ABC]
[SACD DXD (5.0 surround 2.8224 Mbit/s/ch, 2.0 stereo 2.8224 Mbit/s/ch)/CD 2.0 stereo (16 bit/44.1 kHz)]

価格 ¥3,900(本体価格)

このアルバムは、5.0 DTS-HD MA (24bit/192kHz) と 2.0 LPCM (24bit/192kHz) の Pure Audio Blu-ray ディスクと SACD ハイブリッドディスク (5.0 surround/stereo) のセットです。Pure Audio Blu-ray ディスクにはインデックスを除き映像は収録されていません。CDやDVDのプレーヤーでは再生できないので、Blu-ray プレーヤーもしくは Blu-ray 対応のPCで再生してください。

ページの先頭へ


デュオのバロック音楽

Alba ABCD358 classical


シベリウス・アカデミーの出身。オスカル・ギリアやヨーラン・セルシェルにも学び、西部フィンランド、コッコラの音楽院でギターを教え、各国語に翻訳されたギター演奏の著作もあるハンヌ・アンナラ Hannu Annala。シベリウス・アカデミーとバーゼル音楽アカデミーに学び、主に10弦ギターのソロと室内楽のプレーヤーとしてコンサート活動し、ダウランドやバッハの作品を演奏した『10弦ギター (Decacorde)』 (ABCD261) が評価も人気も高いマリ・ マンテュラ Mari Mäntylä。ふたりは2003年からデュオとしての活動を始めました。コンサートや放送に出演し、フィンランドのギター音楽の発展に寄与しています。アルバム『デュオのバロック音楽』は、2011年、ヘルシンキから北に100キロ、ハメーンリンナの教会で録音されました。ヴィヴァルディの2つのヴァイオリンと通奏低音のための《ソナタ ニ短調》、ファルケンハーゲンの2つのリュートのための《二重奏曲 ト長調》、鍵盤楽器のために作曲された《イギリス組曲第3番》とチマローザの《ソナタ ト短調》は、ふたりのデュオ。スカルラッティのソナタはマンテュラの10弦ギターソロ、バッハのリュートのための《前奏曲》と《フーガ》はアンナラのギターソロで演奏されます。バッハの《イギリス組曲》は、近年、ギターのデュオで演奏されることが多くなったといわれ、この演奏では、10弦ギターの低音の新たな魅力が加わります。拍感のある、リズム感とテンポ感のいい演奏から生まれる自然に息づく音楽。夏が終わり秋に代わる季節が待ち遠しくなります。

デュオのバロック音楽 (Musica Barocca a Due)
アントニオ・ヴィヴァルディ (1678–1741) ソナタ ニ短調 Op.1–8 RV.64
アダム・ファルケンハーゲン (1697–1761) 二重奏曲 ト長調
J・S・バッハ (1685–1750) イギリス組曲第3番 ト短調 BWV808
 前奏曲 ハ短調 BWV999 フーガ ト短調 BWV1000
ドメニコ・スカルラッティ (1685–1757) ソナタ ロ短調 K.87
ドメニコ・チマローザ (1749–1801) ソナタ ト短調
  ハンヌ・アンナラ(ギター) マリ・ マンテュラ(10弦ギター)

録音 2011年 ハウホ教会(ハメーンリンナ、フィンランド)
制作 マリ・マンテュラ、ハンヌ・アンナラ、ペッカ・ヴェサネン
録音・編集・マスタリング ペッカ・ヴェサネン

ページの先頭へ


タンゴに蘇る

Pro Musica PPC9066 classical/contemporary


ギィ・ ボヴェ Guy Bovet は、ジャン・アランの研究家として知られるスイスのオルガニスト、作曲家。オルガンのための《12の教会タンゴ (12 Tangos ecclesiasticos)》 (2000) は、フランス、イタリア、スペイン、ドイツのバロック期の音楽を「タンゴ」として再生した作品です。「聖と俗」を融合させることはオルガン音楽では過去にも行われてきたものの、「俗」の色彩がきわめて濃いタンゴと結びつけるという彼の着想は、かなりの好奇の目で見られたと言われます。エストニアのオルガニスト、イネス・マイドレのアルバム『タンゴに蘇る』は、ボヴェの「タンゴ」を6曲選び、オリジナル曲と対比させることで、彼のイマジネーションと音楽の変貌を探ることを目指しています。彼女が選んだ楽器は、ベルギー、ハッセルトの聖クインティヌス大聖堂の Binvignat & Houdtappel オルガン。16世紀末のオルガンのパイプの多くをそのまま使い、1791年から1793年にかけて建造された楽器です。

[プロフィール] イネス・ マイドレ Ines Maidre。タリンのエストニア音楽アカデミーを卒業。パリのダニエル・ロトの下で学び、ヨーロッパ、アメリカ、ラテンアメリカの大聖堂のコンサートやフェスティヴァルで演奏、チェンバロ奏者として古楽アンサンブルと共演。ヴァイオリン、金管楽器、パーカッション、シンセサイザーの音楽家やダンサーとコラボレートする多彩な活動をしています。ベルゲン大学グリーグ・アカデミーのオルガン科准教授。

タンゴに蘇る (Revived in Tango)— ギィ・ ボヴェの《12の教会タンゴ》から
ギィ・ ボヴェ (1942–)
 バッタリアのスタイルによる第6旋法のタンゴ (Tango de 6 tono, de Batalla)
ヨハン・カスパール・ケルル (1627–1693) バッタリア (Batalla)
ギィ・ ボヴェ (1942–)
 ボサノヴァ形式による第11旋法のタンゴ (Tango de 6 tono, de Batalla)
パブロ・ブルーナ (1611–1679)
 右手の第1旋法のティエント (Tiento de 1 tono de mano derecha)
ギィ・ ボヴェ (1942–)
 賛美歌『アヴェ・マリス・ステッラ』に基づくカノン形式による第1旋法の
 タンゴ (Tango de 1 tono, canonigo, sobre el himno ‘Ave Maris Stella’)
ニコラ・ド・グリニ (1672–1703)
 アヴェ・マリス・ステッラ (Ave Maris Stella)
ギィ・ ボヴェ (1942–)
 聖体奉挙のための不協和音をもつ第4旋法のタンゴ
  (Tango de quarto tono de falsas, per l’Elevazione)
ジローラモ・フレスコバルディ (1583–1643)
 聖体奉挙のためのトッカータ第4番
 (Toccata Quarta, per l’organo da sonarsi alla levatione)
ギィ・ ボヴェ (1942–)
 猫という名の第10旋法のタンゴ (Tango del decimo tono, dicho del gato)
ドメニコ・スカルラッティ (1685–1757)
 ソナタ ト短調 K.30 (L.499)《猫のフーガ》
J・S・バッハ (1685–1750) 前奏曲とフーガ ハ長調 BWV545
ギィ・ ボヴェ (1942–) タンゴの中のタンゴ (El tango de los tangos)
  イネス・マイドレ(オルガン)
[聖クインティヌス大聖堂(ハッセルト、ベルギー)の Binvignat & Houdtappel オルガン(1791年–1793年)]

録音 2011年5月16日–17日 聖クインティヌス大聖堂(ハッセルト、ベルギー)
録音 クヌート・ベッカー

ページの先頭へ


ブラームス — ウプサラ・チェンバーソロイスツ

Daphne DAPHNE1045 classical


スウェーデンでもっとも人気の高い弦楽アンサンブルに数えられるウプサラ・チェンバーソロイスツが、ブラームスの2曲の弦楽五重奏曲を録音しました。彼の作品を多数出版していたジムロックへの手紙に「これほど美しい作品をあなたに送るのは初めてです」と書き、クララ・シューマンに「わたしの最良の作品のひとつ」と言ったという、明るく愉しいヘ長調。ブラームスが計画していた第5番ないし第6番の交響曲の素材に着想していたといわれる堂々とした主題に始まるト長調。交響曲や協奏曲とは違う、個人的で、愛すべき表情を見せるブラームス。第1番はリュセル Bernt Lysell が第1ヴァイオリンでスパルフ Nils-Erik Sparf が第2ヴィオラ、第2番ではふたりが入れ替わって演奏しています。

ヨハネス・ブラームス (1833-1897)
 弦楽五重奏曲第1番 ヘ長調 Op.88 弦楽五重奏曲第2番 ト長調 Op.111
  ウプサラ・チェンバーソロイスツ
   ベルント・リュセル(ヴァイオリン、ヴィオラ)
   スサンネ・マグヌソン (ヴィオラ)
   エーリク・ヴァールグレーン(チェロ)
   クララ・ヘルグレーン(ヴァイオリン)
   ニルス=エーリク・スパルフ(ヴァイオリン、ヴィオラ)

録音 2011年9月9日-11日(第2番)、2012年6月4日-5日 文化ホール(イッテルイェーナ、スウェーデン)
制作 ビューン・ウッデーン
録音 ビョーン・ヌレーン

価格 ¥2,450(本体価格)

ページの先頭へ


ヤコブ・カールソン・トリオ — More

ACT Music ACT9533-2 jazz


スウェーデンの2010年度最優秀ジャズ・ミュージシャンに選ばれたヤコブ・カールソン。彼がリーダーを務めるトリオ Jacob Karlzon 3 が、2012年の4月と5月にヨーテボリのニレント・スタジオで行ったセッション録音がリリースされました。「私は音楽をサウンドトラックと同じように作曲し、演奏します。そうすることで雰囲気と感じたことを永続性のある形に表現することができます。私が音楽でとても重要に思っている要素です。子供のころ、ウォークマンをつけて走り回っていると、周りの景色がウォークマンの音楽によって強調されるという経験をし、子供心にもその感覚がとても好きでした」(カールソン、ACT9533-2 ブックレットから)。《Running》から《Rhododendron Rites(しゃくなげまつり)》までの10曲。『More』のタイトルをもつ新作は、折々の景色を「内なる映画」のための音楽として鮮やかに再生させたアルバムとみなすことができそうです。《The Riddle》と《Here to Stay》をのぞき、カールソンが作曲しました。

ヤコブ・カールソン・トリオ—More
 Running Nilha Dirty Between Us Departure
 The Riddle (Nik Kershaw) Fool’s Gold
 Here to Stay (KoRn: Davis, Shaffer, Silveria, Welch & Arvizu)
 Epiphany Rhododendron Rites(つつじまつり)
  ヤコブ・カールソン・トリオ
   ヤコブ・カールソン(ピアノ、キーボード、シンセサイザー、
    プログラミング)
   ハンス・アンデション(ベース)
   ユーナス・ホルゲション(ドラムズ)

録音 2012年4月、5月 ニレント・スタジオ(ヨーテボリ、スウェーデン)
制作 ヤコブ・カールソン、ラーシュ・ニルソン
録音 ラーシュ・ニルソン

価格 ¥2,350(本体価格)

ページの先頭へ


ブレンダール・ベンクトソンへの捧げ物 第2集

Danacord DACOCD737 CDR classical


エアリング・ブレンダール・ベンクトソン Erling Blöndal Bengtsson (1932–2013) が、6月6日、亡くなりました。チェロ奏者としてオーケストラ、ソロ、室内楽のコンサートに出演し、教育者としては、ブレンストロプをはじめとする音楽家を育てました。母の祖国アイスランドの政府は、彼が亡くなる少し前、アイスランド最高の栄誉にあたるヨウン・シーグルズソン賞を授与し、その功績に報いています。アイスランド放送のライヴ音源によるシリーズ。第1集 (DACOCD724) のエルガーの協奏曲につづく第2集には、ベンクトソンの師、ピアティゴルスキーのために作曲され、作曲者の指揮するオーケストラと共演を重ねた、ウォルトンの協奏曲と、ハチャトゥリヤンのラプソディックな協奏曲が収められました。工場制作のCDRによるリリース。今年の秋以降に次のリリースが予定されています。

エアリング・ブレンダール・ベンクトソンへの捧げ物 第2集
ウィリアム・ウォルトン (1902–1983) チェロ協奏曲 (1956)
  エアリング・ブレンダール・ベンクトソン(チェロ)
  アイスランド交響楽団 ツォファン・チェン(指揮)
アラム・ハチャトゥリヤン (1903–1978) チェロ協奏曲 ホ短調 (1946)
  エアリング・ブレンダール・ベンクトソン(チェロ)
  アイスランド交響楽団 デイミアン・イオリオ(指揮)

録音 2002年5月2日(ウォルトン)、2003年10月2日 ハウスコウラビーオウ(レイキャヴィーク、アイスランド)(ライヴ)
制作 フレイン・ヴァルディマルソン(ウォルトン)、ビャルニ・ルーナル・ビャルナソン
録音 パウトル・スヴェイン・グヴズムンソン(ウォルトン)、ゲオルグ・マグヌーソン

シューベルト — カフタラーゼ

Danacord DACOCD733 classical


フランツ・シューベルト (1797–1828)
 ピアノソナタ 変ロ長調 D.960
 即興曲 (Impromptus) Op.90 D.899
  第1曲 ハ短調  第4曲 変イ長調
  ニナ・カフタラーゼ(ピアノ)

録音 2012年10月18日–20日 ヘスレツ・ホール(デンマーク)
制作・録音 ヴィゴ・マンゴ

ページの先頭へ


オストフォルク

Heilo HCD7282 traditional


フォークミュージックのバンド、ラスク Rusk でフィドルを担当し、ミュージシャン、ダンサー、音楽教師として活躍するヴェーガル・ヴォールダール Vegar Vårdal。中世の音楽、フォークミュージック、現代の音楽と幅広いレパートリーで知られる女声アンサンブル、トリオ・メディイーヴァル Trio Mediaeval のリン・アンドレア・フグルセト Linn Andrea Fuglseth。ギター、ベース、マンドラ、バンジョー、マンドリンを演奏し、ロック、ポップ、ジャズの要素を取り入れたスタイルのフォークミュージック・バンド、シャトー・ヌフ・スペレマンスラーグ Chateau Neuf Spelemannslag にも参加したオースムン・ライスタ Åsmund Reistad。ノルウェーのフォークミュージック・シーンで活躍する三人が集まったバンド、オストフォルク Østfolk は、オスロの南に位置するオストフォル県の青少年に自分たちの伝統の音楽を教えるためのスクールコンサート・プロジェクトとしてスタートしました。記録に残された音楽は少ないものの、『オストフォルの民謡 (Folketoner fra Østfold)』『14の古いオストフォルの踊り (14 Gamle Østfold Danser)』『オストフォルの民謡の旋律 (Folkemelodier fra Østfold)』『オストフォルの民俗舞曲 (Folkedanser fra Østfold)』に収められた歌と舞曲と使うことで、おもしろいプログラムが組めたと言います。このアルバムは、好評を博した彼らのコンサートをオストフォルを超えた聴き手に届けるために制作されました。

オストフォルク (Østfolk)
 Bruremarsj fra Onsøy/Underjordisk marsj
 (オンソイの結婚行進曲/地下の行進曲)
 Nå har jeg vent/Fantelædda(さあ待とう/ファンテレッダ)
 Skjøn Anna(美しいアンナ) Gammel Masurka(昔のマズルカ)
 Tordivelen(カブトムシ)
 Når mai måned stunder til(五月が近づくと)
 Springdans(スプリングダンス) Karis vuggevise(カーリの子守歌)
 Høyr, kor kyrkjeklokka lokkar(ほら、教会の鐘が誘っている)
 Halling(ハリング) Vuggetrall(ゆりかごの歌)
 Aaslunds vals(オースルンのワルツ) Berget på Næse(ネーセの山)
 Vesle Petter(小さなペッテル)
  オストフォルク
   ヴェーガル・ヴォールダール(フィドル)
   リン・アンドレア・フグルセト(ヴォーカル)
   オースムン・ライスタ(マンドラ、ギター)

録音 2012年2月13日–16日 オストレ・フレドリクスタ教会、
 2013年2月15日 ファーゲルボルグ教会(ノルウェー)
録音・マスタリング トール・マグネ・ハリバッケン

ページの先頭へ


高貴なリコーダー協奏曲

dacapo 6.220630 SACD hybrid (Multichannel/stereo) classical


デンマークの歴史上もっとも知的な絶対君主とみなされ、文化とりわけ芸術と建築のパトロンとして知られるフレゼリク四世 (1671–1730) の宮廷ではドイツや各国の作曲家の作品が演奏されたことが記録されています。王女シャーロッテ・アメーリのために作らせた舞曲のコレクションに収められた組曲をはじめとするリコーダーのための協奏曲集。ソリストのボレッテ・レーズ Bolette Roed (1979–) は、2004年に王立デンマーク音楽アカデミーを卒業し、中世から現代の音楽をレパートリーに演奏活動をしています。さまざまなアンサンブルと共演、コンチェルト・コペンハーゲン、デンマーク国立室内管弦楽団、デンマーク国立交響楽団、王立デンマーク管弦楽団のソリストを務めてきました。『Alpha』(8.226518)、ゴナ・ベアウ作品集『Melos』(8.226526)、ホルムボーのギターのための室内音楽 (8.226143) につづく『高貴なリコーダー協奏曲』。1993年に創設されたポーランドのバロックオーケストラ、アルテ・デイ・スオナトーリ Arte dei Suonatori の共演です。

高貴なリコーダー協奏曲 (Royal Recorder Concertos)
- 国王フレゼリク四世の宮廷の音楽
クリストフ・グラウプナー (1683–1760)
 序曲 ヘ長調 GWV.447 (c.1740)(リコーダー、弦楽と通奏低音のための)
ヨハン・アドルフ・シャイベ (1708–1776)
 4声の協奏曲 変ロ長調(リコーダー、弦楽と通奏低音のための)
ヨハン・ゴットリープ・グラウン (1703–1771)
 二重協奏曲 ハ長調 WILG3 (1760)
 (リコーダー、ヴァイオリン、弦楽と通奏低音のための)
クリストフ・グラウプナー (1683–1760)
 協奏曲 ヘ長調 GWV.323 (1735–37)(リコーダー、弦楽と通奏低音のための)
作者不詳(『王女シャーロッテ・アメーリの音楽コレクション』 (1730) から)
(M・プロハスカ 編曲)
 《王女の組曲》ニ短調(リコーダー、弦楽と通奏低音のための)
  ボレット・レーズ(リコーダー) アルテ・デイ・スオナトーリ

録音 2013年3月13日–16日 プシュチナ城博物館 鏡の間(ポーランド)

歌劇《華やかなる宴》

dacapo 6.220637-38 2SACD’s hybrid (Multichannel/stereo) classical


ポウル・シアベク Poul Schiebeck (1888–1949) はコペンハーゲンの医者の家に生まれました。一家は音楽をこよなく愛していたと言われます。大学で法律の研究を始めたものの、カール・ニルセンとトマス・ラウプに作曲、パウル・ヘルムートにオルガン、ヘンリク・クヌセンにピアノをいずれも私的に学びました。1915年に初めて作品を発表。翌年、スコウスホーヴェズ教会のオルガニストに任命され、1949年に没するまでこの職にとどまります。1919年、シアベクは奨学金を得て、ロンドンとパリを経てイタリアに学びます。スイスとドイツを経由して帰国。代表作のひとつ、交響曲第1番 (Danacord DACOCD417) は、この時期に作曲されました。1923年から1930年に作曲されたオペラ《華やかなる宴》は、早くからオーケストレーションに優れた作曲家と言われるシアベクの才能とセンスが発揮された、これも代表作に挙げられる作品です。ヴェルサイユを舞台に放蕩者の貴族が真に愛する人を見つけるまでを描く物語をマックス・ローベダンスが台本に執筆しました。この作品は1931年9月に王立劇場で初演され、その後もしばしば上演されたものの、劇場の指示で若干のカットと改訂が施された後、レパートリーから外れてしまいました。そしてシアベクが亡くなってから11年が経った1960年、このオペラは再び上演されました。抒情と喜劇の要素が音楽的に絶妙なバランスを保っているといわれる作品。スカンディナヴィアの歌手を集めデンマーク放送のコンサートホールで行われたセッションを指揮したシェーンヴァント Michael Schønwandt は、シアベクのオペラについて、「シュトラウスが《ばらの騎士》で使ったのと同じ、巧いやり方をしている」と語っています。

ポウル・シアベク (1888–1949)
 歌劇《華やかなる宴 (Fête galante)》 Op.25 (1923–30 rev.1931–32)
  ボー・スコウフス(バリトン) デニース・ベク(ソプラノ)
  ミケール・ヴァイニウス(テノール)
  アンドレア・ペレグリーニ(メゾソプラノ)
  パレ・クヌセン(バリトン)
  ヤコブ・ブロク・イェスパセン(バスバリトン)
  マティアス・ヘーゼゴー(テノール)
  モーテン・フランク・ラーセン(バリトン)
  ゲアト・ヘニング=イェンセン(テノール)
  デンマーク国立合唱団 デンマーク国立ヴォーカルアンサンブル
  デンマーク国立交響楽団 ミケール・シェーンヴァント(指揮)

録音 2012年6月11日–22日
 デンマーク放送コンサートホール(コペンハーゲン)

静かな友でいてくれ (Be My Quiet Friend)

dacapo 8.226532 classical/contemporary


モーテン・オールセン Morten Olsen は1961年生まれ。エレクトロニックジャズ=フュージョンからキャリアをスタートさせました。現代の音楽のあり方を模索し、科学や禅にも関心を寄せたと言われます。デンマークを代表するアンサンブルのひとつ、アテラス・シンフォニエッタ・コペンハーゲンを1990年に共同創設。王立デンマーク音楽アカデミーではコントラバス演奏を学び、1992年にディプロマを取得しました。作曲家、ベース奏者、ギタリストといったさまざまな顔をもち、その作品は dacapo の Open Space シリーズでも紹介されてきました。『静かな友でいてくれ』は「パラドックス」のアルバム。作曲された部分がある一方、即興も使われ、その瞬間のプレーヤーのひらめきから生まれた音楽が刈り込まれ、編集され、ひたすら操作されて「曲」に作られました。このアルバムは10年を超す年月をかけて制作されました。

モーテン・オールセン (1961–)
 木の歌 (Tree Song) あなたを泣かせよう (I’ll Make You Cry)
 間奏曲 #l (Interlude #1)  ナニー (Nanny) 
 あなたがここにいればよかった (Wish You Were Here)
 コールド・リーディング、やさしくなだめる (Cold Reading Gently Stroke)
 間奏曲 #2 (Interlude #2) 子守歌 (Lullaby)
 いまごろ彼女は天国にひとりぼっち (And She’s All Alone in Heaven)
 間奏曲 #3 (Interlude #3) 心のなかでする提案 (Mental Proposal)
 間奏曲 #4 (Interlude #4) 弾道の才能 (Ballistic Talent)
 私に話してくれ (Talk to Me)
  イリーナ=カリーナ・グーデヴァ(ヴォーカル)
  カール・フースム(トランペット)
  モーテン・オールセン(ギター、ベース、ピアノ、パーカッション)
  モーテン・ラスムセン(キーボード、パーカッション)

ページの先頭へ


ヴァーレン三重奏団

LAWO Classics LWC1037 SACD hybrid (Multichannel/stereo) classical/contemporary


ヴァーレン三重奏団 Valen Trio は、スペイン出身、ノルウェーで活動するリカルド・オドリオソーラ Ricardo Odriozola (1965–)、ストックホルム生まれ、オーフスのデンマーク王立音楽アカデミーに学んだヨン・エーデ John Ehde (1962–)、ヴォスレフの父ハーラル・セーヴェルーのピアノ作品全集 (Simax PSC1116) で知られ、ベルゲンのグリーグ・アカデミーで教えるアイナル・ロッティンゲン Einar Røttingen (1963–) が2009年に結成したアンサンブル。ヴァーレン三重奏団のコンサートを聴いたヴォスレフ Ketil Hvoslef が彼らのために作曲した作品、ヴァーレン Fartein Valen の作曲スタイルが後期ロマンティシズムから無調による表現に移る時期に書かれた作品、フィンランドとソ連が戦ったいわゆる冬戦争にも関連するといわれる叙事的で荘重な気分のエッゲ Klaus Egge の作品。3曲とも初めて録音されます。

シェティル・ヴォスレフ (1939–) ピアノ三重奏曲 (2010)
ファッテイン・ヴァーレン (1887–1952)
 ピアノ三重奏曲 Op.5 (1914–27)
クラウス・エッゲ (1906–1979) ピアノ三重奏曲 Op.14 (1940)
  ヴァーレン三重奏団
   リカルド・オドリオソーラ(ヴァイオリン) ヨン・エーデ(チェロ)
   アイナル・ロッティンゲン(ピアノ)

録音 2011年6月20日–23日 
制作 ヴェーガル・ランドース
録音 トマス・ヴォルデン

感傷的なこと

LAWO Classics LWC1038 SACD hybrid (Multichannel/stereo) classical


1989年夏にデビューコンサートを行い、オスロを中心に広く活動を続けるピリオド楽器アンサンブル、バロッカネルネ Barokkanerne の LAWO Classics への初録音。C・P・E・バッハがベルリンの宮廷音楽家に選任されたころから、ハンブルクの音楽監督を務めた晩年まで、30年以上隔てた時代の作品が演奏されます。

感傷的なこと (Empfindsamkeit!)
C・P・E・バッハ (1714–1788) 交響曲と協奏曲
 交響曲 ホ短調 Wq.178 (1756)
 オーボエ協奏曲 変ホ長調 Wq.165 (1765)
 チェンバロ協奏曲 ニ短調 Wq.14 (1745)
 交響曲 ニ長調 Wq.183/1 (1776)
  バロッカネルネ アルフレード・ベルナルディーニ(オーボエ)
  クリスチャン・ショス(チェンバロ)

録音 2012年4月19日–22日
 オストレ・フレドリクスタ教会(オストフォル、ノルウェー) 
制作 ヴェーガル・ランドース
録音 トマス・ヴォルデン

ダウランドにならって

LAWO Classics LWC1042 classical


ソプラノのエリサベト・ホルメッツ Elisabeth Holmertz とリュート奏者フレドリク・ボック Fredrik Bock のデュオ。「ダウランドにならって (In Dowland’s footstep)」をテーマに掲げ、ヘンリー・ローズ、ニコラス・ラニエール、ヴォーン・ウィリアムズの歌、エミリー・ブロンテの詩をテクストにノルウェーのシンガーソングライター 、ベネディクテ・トルゲット Benedicte Torget が作曲した歌が歌われます。古い時代の音楽から現代の音楽まで、ユニークな活動をするデンマークのミュージシャン、ポウル・フクスブロ Poul Høxbro がロウホイッスルで参加しました。

“Sounds, sweet airs and the art of longing”
レイフ・ヴォーン・ウィリアムズ (1872–1958)
 オルフェウスはリュートを弾き (Orpheus with his lute)
 美しい人よ目覚めよ (Let beauty awake)
 持っていけ、その唇を (Take, o take)
 屋根より高い大空は (The sky above the roof)
ヘンリー・ローズ (1596–1662)
 ただ生きよと命じてください (Bid me but live)
 まだ帰らないでおくれ (Sweet stay awhile)
 静かに流れよ、銀色の川よ (Slide soft you silver floods)
 あなたの芸術よりもあなたが美しかったなら
  (Wert thou yet fairer than thou art)
 超越した美しさ (Transcendent beauty)
ベネディクテ・トルゲット (1971–) とても素敵な (Divine)
 ああ夢よ、あなたはどこへ行ったの (Oh, dream where art thou now)
 飛び込み (Diving) 子守歌 (Lullaby)
ニコラス・ラニエール(ラニエ) (1588–1666)
 愛の不変「牧場が花で飾られることは二度とない」
  (Love’s constancy “No more shall meads be deck’d with flow'rs”)
 もう泣くな (Weep no more)
フランチェスコ・コルベッタ (c.1615–1681) 前奏曲 (Prelude)
ジョン・テイラー 
 私の生死があなた次第だとは言わないでくれ
  (Tell me not that I die or live by thee)
レイフ・ヴォーン・ウィリアムズ (1872–1958)/ヘンリー・パーセル (c.1659–1695)
 夕暮れの賛歌「澄み渡った真夜中」
  (Evening hymn “A clear midnight)/Evening hymn”)
ジョン・ダウランド (1563–1626)
 ダウランド氏の真夜中 (Mr Dowland’s midnight)
  エリサベト・ホルメッツ(ソプラノ)
  フレドリク・ボック(テオルボ、バロックギター)
  ポウル・フクスブロ(ロウホイッスル)

録音 2012年3月6日–8日
制作 ヴェーガル・ランドース
録音 トマス・ヴォルデン

アンサンブル・アレグリア

LAWO Classics LWC1044 SACD hybrid (Multichannel/stereo) classical


アンサンブル・アレグリア Ensemble Allegria のデビューアルバム。この弦楽オーケストラは、2007年に学生のグループにより創設されました。ノルウェー国立音楽アカデミーの支援を受けて活動し、2012年にはエネルギー企業のスタトイルが主宰するスタトイル・タレント賞を受賞。マリア・アンゲリカ・カールセン Maria Angelika Carlsen が終身コンサートマスターと芸術監督を務めています。

エドヴァルド・グリーグ (1843–)
 組曲《ホルベアの時代から (Fra Holbergs tid)》 Op.40 (1884–85)
  (弦楽オーケストラのための)
ヨハン・クヴァンダール (1919–1999)
 弦楽のためのソナタ (Sonate for strykere) Op. 79 (1994)
オッド・ グリューネル=ヘッゲ (1899–1973)
 弦楽オーケストラのための哀愁のメロディ
  (Elegisk melodi for strykeokester) (1943)
クヌート・ニューステット (1915–)
 コンチェルト・アルクタンドリエ (Concerto Arctandriae) Op. 128
 (弦楽のための)
  アンサンブル・アレグリア

録音 2012年8月6日–9日
制作 ヴェーガル・ランドース
録音 トマス・ヴォルデン

遊戯と踊り (Spill og Dans)

LAWO Classics LWC1043 classical


弁護士、判事の仕事をしながら作曲をつづけたヨハンネス・ミデルファート・リーヴェッツ Johannes Midelfart Rivertz (1902–1988) のピアノ曲集。ルネ・アルヴェル Rune Alver はベルゲン生まれ。ベルゲン音楽院とオスロの国立音楽アカデミーで学んでいます。「彼(リーヴェッツ)の作品は、論理的に組み立てられていながら、同時に、全人的なものと個人的なものを有機的に融合させた、胸のすくほど自発的な音楽を聴かせる。そうしたどこかユニークなところにカール・ニルセンを連想することがしばしばある」(ルネ・アルヴェル)

ヨハンネス・ミデルファート・リーヴェッツ (1902–1988)
 ピアノのための作品集
 3つの民謡 (Tre Folkeviser) Op.3
  ブローブッケン、モグステルの山羊を呼ぶ声
   (Blåbukken, Geitelokk fra Møgster)
  ポールは丘の上でめんどりを (Pål sine høner)
  窓の外にあなたの影が (Eg ser deg utfor gluggjen)
 北部ノルウェーの民謡 (Nordlansk Folkevise)
 アンネモルのワルツ (Vals till Annemor)
 ヤップスの踊り (Jappusdanser) Op.1
 ヤップスの子守歌 (Vuggesang till Jappus)
 遊戯と踊り (Spill og Dans) Op.2
  ルネ・アルヴェル(ピアノ)

録音 2012年4月10日–12日
制作 ヴェーガル・ランドース
録音 トマス・ヴォルデン

常に自由に (Sempre libera)

LAWO Classics LWC1041 classical


常に自由に (Sempre libera)–オペラ・アリア集
ジュゼッペ・ヴェルディ (1813–1901)
 歌劇《ラ・トラヴィアータ》
 —不思議だわ! ああ、多分あの人なのね 花から花へ
ジャコモ・プッチーニ (1858–1924)
 歌劇《つばめ》—ドレッタの素晴らしい夢
 歌劇《マノン・レスコー》—間奏曲
ジュール・マスネ (1842–1912)
 歌劇《マノン》—わたしはまだぼんやりして
ガエターノ・ドニゼッティ (1797–1848)
 歌劇《連隊の娘》
 —では決まってしまったのね…富も栄華の家柄も フランス万歳!
 歌劇《ランメルモールのルチア》- あたりは沈黙に閉ざされ
モーリス・ラヴェル (1875–1937)
 歌劇《子供と魔法》—お下がり!いい子は暖めてあげるけど
W・A・モーツァルト (1756–1791)
 歌劇《ツァイーデ》—安らかにおやすみ下さい、私の大切な人よ
 ジングシュピール《魔笛》—復讐の心は地獄のように
リヒャルト・シュトラウス (1864–1949)
 歌劇《無口な女》—私は身のうちに感じている
ギュスタヴ・シャルパンティエ (1860–1956)
 歌劇《ルイーズ》—その日から
  エリ・クリスティン・ハンススヴェーエン(ソプラノ)
  ノルウェー国立歌劇場管弦楽団 ジョン・フィオーレ(指揮)

制作 ヨルン・ペーデシェン
録音 アルネ・アクセルベルグ

ページの先頭へ


ロマンティックなヴァイオリンとオルガン

Afontibus ATBCD-10 classical


オスロ弦楽四重奏団のリーダー、ゲイル・インゲ・ロツベルグ Geir Inge Lotsberg (1969–) とオスロ大聖堂のオルガニスト、コーレ・ノールストーガ Kåre Nordstoga (1954–)。ふたりの音楽家が寄せるロマンティック音楽の花束。

ロマンティックなヴァイオリンとオルガン (The Romantic Violin and Organ)
オット・オルソン (1897–1964)
 ヴァイオリンとオルガンのためのロマンス Op.24
ヨハン・スヴェンセン (1840–1911)
 すべて天空のもとに (Allt under himmelens fäste) Op.27-1 **
マックス・レーガー (1873–1916)
 ラルゴ(《古風な様式による組曲》Op.93 から)
ジャン・シベリウス (1865–1957)
 アダージョ・ディ・モルト(ヴァイオリン協奏曲 ニ短調 Op.47 第2楽章)*
カミーユ・サン=サーンス (1835–1921) 祈り (La prière) Op.158
ジャン・アラン (1911–1940)
 3つの楽章 (Trois mouvements) (1934-35)
クラウス・エッゲ (1906–1979) 葬送のラルゴ (Largo funèbre) (1933)
アーリル・サンヴォル (1895–1984)
 ヴァイオリンとオルガンのためのアダージョ (1917/1975)
ヨハン・スヴェンセン (1840–1911) ロマンス (Romance) ト長調 Op.26 *
ルードヴィーグ・イルゲンス=イェンセン (1894–1969)
 ボルスの歌 (Bols Vise) (1937–38) *
J・S・バッハ (1685–1750)
 G線上のアリア(《管弦楽組曲第3番 ニ長調》BWV.1068 から)
  ゲイル・インゲ・ロツベルグ(ヴァイオリン)
  コーレ・ノールストーガ(オルガン)

編曲 コーレ・ノールストーガ * ライフ・B・アンレセン **
録音 2013年1月11日–13日 オスロ大聖堂
制作 ヴェーガル・ランドース
録音 トマス・ヴォルデン

ページの先頭へ


マグヌス・リンドベリ 管弦楽作品集

Ondine ODE1175-2 classical/contemporary


マグヌス・リンドベリ Magnus Lindberg のシリーズ。モーツァルトの生誕250周年を記念し、ニューヨークのリンカーンセンターがロンドンのバービカンセンター、ポルトガルの Casa da Música-Porto、スウェーデン室内管弦楽団と共同で委嘱したヴァイオリン協奏曲。ロンドンのロイヤル・フェスティヴァル・ホールがピエール・ブーレーズへの誕生日プレゼントして委嘱したピアノのための6つの曲をセットにした2000年の作品をアンサンブル・アンテルコンタンポランの委嘱によりアンサンブルのために改作した《記念日 (Jubilees)》。リンドベリが作曲を学んだジェラール・グリゼーとフランコ・ドナトーニへのオマージュとして作曲、アラン・ギルバート指揮ニューヨーク・フィルハーモニックにより初演された「大アンサンブル」のための《思い出 (Souvenir)》。ペッカ・クーシスト Pekka Kuusisto (1976–) がソロと指揮を担当するヴァイオリン協奏曲は、モーストリー・モーツァルト・フェスティヴァルで初演したバティアシュヴィリにつぐ録音。シベリウスの協奏曲をヘルシンキ・フィルハーモニックと録音したころの青年の面影はそのままに、一層のスケールの大きさを感じさせるペッカ・クーシストが、ヴィルトゥオジティと表現のバランスのよさの際立った、スリリングで引き締まった演奏を聴かせます。

マグヌス・リンドベリ (1958–) 管弦楽作品集
 ヴァイオリン協奏曲 (2006)
  ペッカ・クーシスト(ヴァイオリン、指揮) タピオラ・シンフォニエッタ
 記念日 (Jubilees) (2000/2002)
 思い出 (Souvenir) (2010)
  タピオラ・シンフォニエッタ マグヌス・リンドベリ(指揮)

録音 2010年5月28日–29日(協奏曲)、2013年2月15日–16日
 タピオラ・ホール(エスポー、フィンランド)

価格 ¥2,350(本体価格)

サーリアホ 弦のための室内楽作品集

Ondine ODE1222-2 classical/contemporary


独特の音世界を創ることで知られる作曲家、フィンランドのサーリアホ Kaija Saariaho は、2012年10月14日に60歳の誕生日を迎えました。それを祝うため、彼女が弦楽器のために書いた室内楽作品がフィンランドの弦楽四重奏団 META4 により2枚のディスクに制作されました。《トカル》はスペイン語の「触れる、演奏する」。独自の解釈と芸術面の個性を示すことが演奏者に求められる作品として書かれた、国際シベリウス・ヴァイオリンコンペティションの課題曲です。ゲオルク・トラークル詩集の独仏対訳本を読んだ後、彼女が「息づかい」を連想するという「ヴィオラ」を「エレクトロニクス」を結びつけ、その関係を探ってみようと思いついて作曲した《夜の風》。15年前に作曲したヴァイオリン協奏曲《聖杯劇場 (Graal Théâtre)》の素材を再解釈し新たな姿に作った《Calices》。パリで行われたロストロポーヴィチ・チェロコンペティションの課題曲、型破りな調弦で演奏する《回転と呪縛》。アンシ・カルットゥネンが芸術監督を務めていたアヴァンティ!室内管弦楽団ルトスワフスキ追悼コンサートのための《夜想曲》。サーリアホの代表作のひとつ、クロノス・カルテットのために作曲された《ニンフェア》。第2集は2014年のリリース予定です。

カイヤ・サーリアホ (1952–) 弦のための室内楽作品集 第1集
 トカル (Tocar) (2010)(ヴァイオリンとピアノのための)
 夜の風 (Vent nocturne) (2006)(ヴィオラとエレクトロニクスのための)
 Calices (2009)(ヴァイオリンとピアノのための)
 回転と呪縛 (Spins and Spells) (1997)(チェロ独奏のための)
 夜想曲 (Nocturne) (1994)(ヴァイオリン独奏のための)
 ニンフェア (Nymphéa) (1987)
 (弦楽四重奏とライブ・エレクトロニクスのための)
  META4
   アンティ・ティッカネン(ヴァイオリン)
   ミンナ・ペンソラ(ヴァイオリン)
   アッテ・キルペライネン(ヴィオラ) トマス・ユプショバカ(チェロ)
  アンナ・ラークソ(ピアノ) マルコ・ミュオハネン(エレクトロニクス)

録音 2012年10月5日–6日、8日–9日
 チェロホール(エスポー、フィンランド)
制作 META4
録音・ミクシング・マスタリング エンノ・マエメツ
 

ラウタヴァーラ 宗教合唱作品集

Ondine ODE1223-2 classical/contemporary


エイノユハニ・ラウタヴァーラ (1928–) 宗教合唱作品集
 ミサ・アカペラ (Missa a cappella)
 祈りの詩編 (Psalm of Invocation) 夕べの賛歌 (Evening Hymn)
 Missa duodecannonica (十二音のカノンのミサ) (1963)
 聖母マリアの頌歌 (Canticum Mariae Virginis) (1978)
 われらがいと楽しき祭の日 (Our Joyful’st Feast) (2008)
 第一の悲歌 (Die erste Elegie) (1993)
  ラトビア放送合唱団 シグヴァルズ・クリャーヴァ(指揮)

録音 2013年1月10日、1月14日–15日、2月11日–12日
 聖ヨハネ教会(リガ、ラトビア)
制作総指揮 エギリス・スタリス、レイヨ・キールネン
録音 アンドリス・ユーゼ

ショスタコーヴィチ — ヘルシンキ・フィルハーモニック

Ondine ODE1225-2 classical


ドミートリー・ショスタコーヴィチ (1906–1975) 作品集
 バラード《ステパン・ラージンの処刑》 Op.119
 組曲《ゾーヤ》 Op.64 フィンランドの主題による組曲
  シェンヤン(バスバリトン) マリ・パロ(ソプラノ)
  トゥオマス・カタヤラ(テノール) ラトビア国立合唱団
  ヘルシンキ・フィルハーモニック管弦楽団
  ヴラディーミル・アシュケナージ(指揮)

録音 2013年3月22日–23日 ヘルシンキ・ミュージックセンター

ページの先頭へ


シベリウス

Halle CDHLL7516 CDR classical


ジャン・シベリウス (1865–1957)
 交響的幻想曲《ポホヨラの娘 (Pohjolan tytär)》Op.49
 音詩《オーケアニス (大洋の女神) (Aallottaret)》Op.73
 交響曲第2番 ニ長調 Op.43
  ハレ管弦楽団 マーク・エルダー(指揮)

録音 2006年、2007年、2012年(ライヴ)

*工場制作のCDRによるリリース

シューマン

Orfeo ORFEO 854131 classical


ロベルト・シューマン (1810–1856)
 ヴァイオリン協奏曲 ニ短調 WoO23
 ヴァイオリンのための幻想曲 ハ長調 Op.131
 チェロ協奏曲 イ短調 Op.129(ヴァイオリンと管弦楽のための)
  バイバ・スクリデ(ヴァイオリン) デンマーク国立交響楽団
  ヨン・ストゥールゴールズ(指揮)

録音 2011年8月16日–18日、2012年11月16日(Op.131) DR コンサートホール(コペンハーゲン)

ページの先頭へ


シャロン・ベザリー

BIS SACD1679 SACD hybrid (Multichannel/stereo) classical


カール・ニルセン (1865–1931) フルート協奏曲 FS119 (1926)
チャールズ・グリフス (1884–1920)
 詩曲 (Poem) (1918) (フルートと管弦楽のための)
カール・ライネッケ (1824–1910) フルート協奏曲 ニ長調 Op.283
セシル・シャミナード (1857–1944) フルートと管弦楽のための小協奏曲
ピョートル・チャイコフスキー (1840–1893)
 ラルゴとアレグロ(フルートと弦楽のための)
フランシス・プーランク (1899–1963) フルートソナタ(オーケストラ伴奏版)
ニコライ・リムスキー=コルサコフ (1844–1908) 熊ん蜂の飛行
  シャロン・ベザリー(フルート)
  ハーグ・レジデンティ管弦楽団 ネーメ・ヤルヴィ(指揮)

録音 2008年6月(ニルセン)、2007年8月 オランダ

アークティック・フィルハーモニック

BIS SACD2018 SACD hybrid (Multichannel/stereo) classical


ピョートル・チャイコフスキー (1840–1893)
 交響曲第5番 ホ短調 Op.64 バレエ《白鳥の湖》組曲(6曲)*
  アークティック・フィルハーモニック管弦楽団(北ノルウェー交響楽団)
  クリスチャン・リンドベリ(指揮)
  ミハイル・シオニアン(ヴァイオリン)*

録音 2012年1月、2月、2013年2月 ハーシュタ文化会館(ノルウェー)

ヤーコ・クーシスト

BIS SACD2020 SACD hybrid (Multichannel/stereo) classical


ヤーコ・クーシスト (1974–) ライカ Op.24 (1998/2010)
 ヴァイオリン協奏曲 Op.28
ジョン・コリリアーノ (1938–) ヴァイオリン協奏曲《レッド・バイオリン》
  エリナ・ヴァハラ(ヴァイオリン)
  ラハティ交響楽団 ヤーコ・クーシスト(指揮)

録音 2012年8月(クーシスト)、2012年4月
 シベリウスホール(ラハティ、フィンランド)

ページの先頭へ


ユッシ・レヘトネン — This Time

Prophone PCD138 jazz


ユッシ・レヘトネン Jussi Lehtonen (1977–) はフィンランドでもっとも人気のあるドラマーのひとり。内外のミュージシャンと共演、ヘルシンキのバンド、ココ・ジャズ・クラブ Koko Jazz Club のリーダーを共同で務め、みずからアンサンブルを主宰しています。2011年にシベリウス・アカデミーのジャズ科を訪れたオランダのギタリスト、イジェシ・ヴァン・ルーラーにラウティオとヘレヴァが加わったカルテット。2012年の夏にはこのメンバーでツアーを行っています。

ユッシ・レヘトネン—This Time
 Bouncing with Julius (Lehtonen) Circles (van Ruller)
 Spring Is Here (Rodgers) Chillin’ (Lehtonen)
 It Might as Well Be Spring (Rodgers) Stucko (Lehtonen)
 Blues for Alfred (Lehtonen) Minor League (Lehtonen)
  ユッシ・レヘトネン(ドラムズ) ジェシ・ヴァン・ルーラー(ギター)
  ヨーナタン・ラウティオ(サクソフォーン) ミッコ・ヘレヴァ(オルガン)

録音 2012年7月25日–26日 シベリウス・アカデミー、音楽&テクノロジー・センター(ヘルシンキ)
制作 Prophone Finnish Jazz Productions
録音 ミーカ・フットゥネン

ページの先頭へ


ザルツブルク音楽祭 2012年

EuroArts 20 72624 Blu-ray video/20 72628 DVD-video classical


ザルツブルク音楽祭 2012年
リヒャルト・シュトラウス (1864–1949) 交響詩《ドン・ファン》 Op.20
リヒャルト・ワーグナー (1813–1883) ヴェーゼンドンク歌曲集
ヨハネス・ブラームス (1833–1897) 交響曲第1番 ハ短調 Op.68
  ニーナ・ステンメ(ソプラノ)
  ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 マリス・ヤンソンス(指揮)

収録 2012年8月 ザルツブルク祝祭大劇場(オーストリア)(ライヴ)

[Blu-ray: 1080i Full-HD 16:9 DTS-HD MA/5.1 Dolby Digital 5.1 2.0 PCM Region All 95min 字幕:英・独・仏]
[DVD: NTSC 16:9 5.1 Dolby Digital/5.1 DTS Region 2.0 PCM 0 95min 字幕:英・独・仏]

マルッティネン ピアノ作品集

FC Records FCRCD9748 classical


タウノ・マルッティネン (1912–2008)
 組曲《ターラ (Taara)》 Op.34 (1967)
  せせらぎの声 ターラの春 森を吹き抜ける風
 ソナタ Op.90 (1974) 復活祭 (Paasiainen) Op.66 (1971–72)
 輝き (Kimalluksia) Op.134 (1977) ソナタ第3番 Op.214B (1982)
  ヨウニ・ソメロ(ピアノ)

録音 2012年3月11日–12日
 クーサー・ホール(クーサンコスキ、フィンランド)

バルトーク — イザベル・ファウスト

Harmonia Mundi HMC902146 classical


ベラ・バルトーク (1881–1945)
 ヴァイオリン協奏曲第1番 Sz.36 ヴァイオリン協奏曲第2番 Sz.112
  イザベル・ファウスト(ヴァイオリン)
  スウェーデン放送交響楽団 ダニエル・ハーディング(指揮)

録音 2012年4月 ベールヴァルド・ホール(ストックホルム)

ページの先頭へ


カチンスカス 室内楽と器楽のための音楽

Toccata Classics TOCC0169 classical


イェロニマス・カチンスカス Jeronimas Kačinskas。伝統的な語法を棄て無調による作曲を選択したため20世紀音楽における急進的なひとりとみなされるものの、作曲家、指揮者、オルガニスト、音楽教師として20世紀のリトアニア音楽に寄与しました。ソ連が侵攻した1944年にリトアニアを離れ、西ヨーロッパとアメリカに活動の場を見つけ、ドイツ、ホッホフェルトの聖アントニウス教会のオルガニストやマサチューセッツ州ボストンのリトアニア・コミュニティ聖ペテロ教会の合唱指揮者とオルガニストを務めました。ソ連が崩壊しリトアニアが独立すると祖国に戻り、復権を果たします。抒情的かつ緊密に組み立てられ1930年代には好意的に受け入れられていたという九重奏曲など、4曲が収録されています。

イェロニマス・カチンスカス (1907–2005) 室内楽と器楽のための音楽
 木管楽器と弦楽器のための九重奏曲 反射(ピアノのための)
 フルート、弦楽四重奏とピアノのための室内幻想曲
 弦楽四重奏曲第3番
  ガブリエルス・アレクナ(ピアノ)
  ダウマンタス・キリラウスカス(ピアノ)
  アルノルダス・グリナヴィチュス(コントラバス)
  ギエドリウス・ゲルゴタス(フルート)
  ヴィルニュス弦楽四重奏団 聖クリストフォロス五重奏団

録音 2007年10月8日–9日、2009年3月27日–28日
 リトアニア国立フィルハーモニック・ホール

エッレル ピアノ作品全集 第4集

Toccata Classics TOCC0209 classical


ヘイノ・エッレル (1887–1970) ピアノ作品全集 第4集
 ソナタ第1番 (1919–20) 親密な時 (1938) * 牧歌 (1919) *
 夜想曲 (1934?) * ヴィヴァーチェ (c.1939) * 蝶々 (1935)
 6つの小品 (1953) * バラード 嬰ハ短調 (1955) *
  ステーン・ラスマン (ピアノ) [* 初録音]

録音 2012年3月12日–14日 オールド・グラナリー・スタジオ(サフォーク、イギリス)

ページの先頭へ


LINK

















LinkIconMore


ページの先頭へ