2013年8月



Our Select

ノルウェー国立オペラ — 《ラ・ボエーム》

Electric Picture EPC02 DVD-video/EPC02 Blu-ray video classical


ノルウェーのアーティストふたり、ステファン・ヘールハイム Stefan Herheim (1970–) の演出、アイヴィン・グッルベルグ・イェンセン Eivind Gullberg Jensen (1972–) の指揮によるノルウェー国立オペラの新しいプロダクション。「演出を担当したステファン・ヘールハイムは、豊かな知性とみごとな劇場感覚により、ノルウェー国立オペラが過去に上演した伝統的舞台の《ラ・ボエーム》を解体し、理にかなった別の手を使って、古いものと新しいものを織り交ぜた作品に創造した。がんに冒されたミミの死から始まり、 オペラは、事実を認めることを拒むロドルフォのシュールで、心を揺さぶる物語に変更された」(「ニューヨーク・タイムズ」ザカリー・ウールフ)。ヘールハイムの演出は、ブノワ、アルチンドロ、パルピニョル、鼓士長、門番を歌うテノールのスヴァイン・エーリク・サーグブローテン Svein Erik Sagbråten に全幕を通じて「死」を演じさせ、このプロダクションのテーマを明確に示します。 ひとつの完成形といわれるミラノ・スカラ座のフランコ・ゼッフィレッリ演出とは違った「思考」による《ラ・ボエーム》。メキシコ出身のテノール、ディエゴ・トッレ Diego Torre、 ノルウェーのマリータ・ソルベルグ Marita Sølberg、ボリショイ劇場のソロバリトン、ヴァシーリー・ラデューク Vasily Ladjuk、アメリカのジェニファー・ロウリー Jennifer Rowley をはじめとする歌手、「群衆」の合唱と「子供たち」の児童合唱。プッチーニの和声、カンタービレ、オーケストレーションを的確に把握し、「イタリアオペラ」の音楽を内面的な、美しい姿に示す、指揮のグッルベルグ・イェンセン。プッチーニの音楽と「ボヘミアン」に共感を寄せるオーケストラのプレーヤーたち。ニューヨーク・タイムズの言う「心を揺さぶる」は、演出、歌、演奏のすべてについて語っているのでしょう。王立デンマーク・オペラが上演したワーグナーの《ニーベルングの指輪》、いわゆる『コペンハーゲン・リング』とともに、北欧のオペラハウスの「音楽」と「芸術」を示す最良のディスク。「ニューヨーク・タイムズ」の「2012年最優秀クラシカル・レコーディング」の一枚に選ばれました。

ジャコモ・プッチーニ (1858–1924) 歌劇《ラ・ボエーム》
  ディエゴ・トッレ(テノール、ロドルフォ)
  マリータ・ソルベルグ(ソプラノ、ミミ)
  ヴァシーリー・ラデューク(バリトン、マルチェッロ)
  ジェニファー・ロウリー(ソプラノ、ムゼッタ)
  ジョヴァンニ・バッティスタ・パローディ(バス、コッリーネ)
  エスペン・ラングヴィーク(バリトン、ショナール)
  スヴァイン・エーリク・サーグブローテン
  (テノール、ブノワ、 アルチンドロ、パルピニョル、鼓士長、門番、死)
  ノルウェー国立オペラ管弦楽団・合唱団・少年少女合唱団
  アイヴィン・グッルベルグ・イェンセン(指揮)

演出 ステファン・ヘールハイム
収録 2012年1月31日、2月4日 オスロ・オペラハウス(ライヴ)

[ドキュメンタリー 出演者インタビュー]
[DVD: NTSC 16:9 Color Region All (0) 127min(ドキュメンタリー部含む) LPCM2.0/DTS Digital 5.1 字幕:英、独、仏、西、伊]
[Blu-ray: 1080i Full HD 16:9 Color Region All (ABC) 127min(ドキュメンタリー部含む) LPCM2.0/DTS-HD MA 5.1 字幕:英、独、仏、西、伊]

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グリーグ、シューマン — メルタネン

Alba ABCD356 SACD hybrid (5.1 multichannel/stereo) classical


Alba Records の数々の録音で瑞々しい抒情の「ショパン」を聴かせ、着実にファンを獲得してきたピアニスト、フィンランドのヤンネ・メルタネン Janne Mertanen (1967–) がグリーグとシューマンの協奏曲を録音しました。「あらゆる部分に今を生き呼吸するロマンティックな推進力がもたらされ、慎重なあまり萎縮したりスタジオという限定された空間を感じさせたりといったことのない、絶対的に“ライヴ“な演奏。躍動する名人の技を見せたかと思うと、突然、秘密の世界に入り込む。彼がグリーグとシューマンの音楽に見出したコントラストは実に鮮やかだ。よく知っているはずのページの数々が、スリリングなくらい“未知”の音楽に響く」と、「グラモフォン」をはじめとする雑誌や新聞に寄稿してきたイギリスのブライス・モリソン Bryce Morrison がこの演奏について述べています。イェヴレ交響楽団は、2012年に創設100年を迎えたスウェーデン最古のオーケストラのひとつ。ショパンの協奏曲 (ABCD247) など、さまざまな機会にメルタネンと共演を重ねるハンヌ・コイヴラ Hannu Koivula (1960–) が指揮しています。

エドヴァルド・グリーグ (1843–1907) ピアノ協奏曲 イ短調 Op.16
ロベルト・シューマン (1810–1856) ピアノ協奏曲 イ短調 Op.54
  ヤンネ・メルタネン(ピアノ) イェヴレ交響楽団
  ハンヌ・コイヴラ(指揮)

ピアノ Steinway & Sons D587481
録音 2012年6月11日–15日 イェヴレ・コンサートホール(イェヴレ、スウェーデン)
制作・録音 シモン・フォクス=ガール

価格 ¥2,300(本体価格)

試聴盤があります

オストロボスニア室内管弦楽団 顕現

Alba ABCD355 SACD hybrid (5.1 multichannel/stereo) contemporary/classical


オストロボスニア室内管弦楽団とユハ・カンガス Juha Kangas (1945–) の新しいアルバム『顕現』は、初録音の4曲を含む「同時代」の作品集。ティエンスー Jukka Tiensuu の《溝》はオストロボスニア室内管弦楽団のために作曲された作品です。「鼓舞し、歓喜に酔う音楽。きわめて清澄な音色のため理解しやすいかもしれないが、決して、先が読めるとか、わかりきったことといった作品ではない」(ティエンスー)。サルメンハーラ Erkki Salmenhaara の《カンツォネッタ》は、2部からなるオルガンのための《カンツォーナ (Canzona)》の後半を作曲者みずから弦楽オーケストラのために編曲した作品。ヘレナ・トゥルヴェ Helena Tulve は現代エストニアの中間世代を代表する作曲家のひとり。「ソロ」楽器の性格をもつ3つのヴィオールと弦楽オーケストラのための《あなたのうしろの影》は、タリン室内管弦楽団の委嘱により作曲され、2012年1月、カンガスの指揮によりタリンで初演されました。ラトビアのヴァスクス Pēteris Vasks が「わが友ユハ・カンガス」に献呈した《顕現》は、1月6日の公現祭(顕現祭)とは関係なく、夏の夕べにバルト海のほとりを散歩していて主題のアイデアが湧いたといいます。《夏の夜の夢》の副題をもつメリライネン Usko Meriläinen の《夏の協奏曲》はオストロボスニア室内管弦楽団の委嘱作。はかない気分の〈レント〉を生命力にみちた2つの〈ヴィーヴォ〉が挟む構成をとった作品は、地の精やノームもイメージしながら、サーミ人の住むラップランドで完成されました。

顕現 (Epifania)
ユッカ・ティエンスー (1948–) 溝 (Sulci) (2011)
エルッキ・サルメンハーラ (1941–2002) カンツォネッタ (Canzonetta) (1971)
ヘレナ・トゥルヴェ (1972–)
 あなたのうしろの影 (L’ombre derrièrre toi) (2011)(3つのヴィオールと弦楽オーケストラのための)
ペーテリス・ヴァスクス (1946–) 顕現 (Epifania) (2010)
ウスコ・メリライネン (1930-2004) 夏の協奏曲《夏の夜の夢 (Geasseija niehku)》(1994)
  オストロボスニア室内管弦楽団 ユハ・カンガス(指揮)

録音 2012年5月21日–25日 スネルマン・ホール(コッコラ、フィンランド)
制作・録音 シモン・フォクス=ガール

価格 ¥2,300(本体価格)

試聴盤があります

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ヴェネツィアを歌え

Alba ABCD360 SACD hybrid (5.0 multichannel/stereo) classical


北イタリア、アドリア海に面した港湾都市ヴェネツィア共和国は、7世紀の終わりから1797年まで、1000年を超えて栄え、かつては「もっとも高貴なヴェネツィア共和国 (Serenìsima Repùblica de Vèneta)」とも「もっとも高貴な共和国 (La Serenissima)」と呼ばれました。ヴェネツィアはイタリアとヨーロッパの文化の拠点でもあり、多くの音楽家を擁したサン・マルコ大聖堂(サン・マルコ寺院)はヴェネツィア文化の中心のひとつとして、とりわけ16世紀と17世紀には音楽の改革に大きな役割を果たしました。Alba Records のアルバム『ヴェネツィアを歌え』は、「もっとも高貴な共和国」がもっとも美しかった時代を偲び企画されました。マントヴァ公国に仕え、1613年にヴェネツィアに移りサンマルコ大聖堂の楽長を務めたモンテヴェルディ Claudio Monterverdi、宗教声楽音楽の大家とされるアレッサンドロ・グランディ Alessandro Grandi、サン・マルコのヴァイオリニスト、ビアージョ・マリーニ Biagio Marini、管楽器アンサンブルを率いたダリオ・カステッロ Dario Castello。ヴェネツィアの守護聖人、聖母マリアを讃える曲も選ばれています。フィンランドのバロック・アンサンブル、アルゴ Argo は、ヨーロッパ各地のバロック・オーケストラとアンサンブルで演奏するピリオド楽器のプレーヤーと歌手が集まり2008年に結成されました。プログラムによってメンバーが替わり、このアルバムではトゥオモ・スニ Tuomo Suni とドラ・アステシュタード Dora Asterstad がヴァイオリン、ヘイディ・ペルトニエミ Heidi Peltoniemi がチェロ、アンナ=マーリア・オラモ Anna-Maaria Oramo がチェンバロ、現代のファゴットの原型、ドゥルシアンをヤニ・スンナルボリ Jani Sunnarborg が演奏しています。声楽曲のソロを歌うソプラノのカイサ・ダールベク Kajsa Dahlbäck は、2005年にシベリウス・アカデミーの教会音楽科を卒業、2005年から2006年にかけてヨーテボリのオペラ大学で学んだ後、トム・クラウセ、イルモ・ランタをはじめとする教師に室内楽の歌唱と歌曲、デーム・エマ・カークビーの下でバロック歌唱を学んでいます。

ヴェネツィアを歌え (Canta la Serenissima)
クラウディオ・モンテヴェルディ (1567–1643)
 主よ、われは心より汝に感謝せん(第1)(Confitebor primo)
 (《4声のミサ曲と詩編曲 (Messa a quattro voci et Salmi, 1650)》)
ダリオ・カステッロ (c.1590–c.1658)
 2つのヴァイオリンとファゴットのためのソナタ第11番
  (Undecima sonata a due violini e fagotto)
 (《現代様式のソナタ・コンチェルターテ 第2巻
   (Sonate concertate in stil moderno, Libro II, 1629)》)
アレッサンドロ・グランディ (1586–1630)
 優しきわがイエスよ (Jesu mi dulcissime)
 (《シンフォニアつきの1声と2声のモテット集 第2巻
   (Motetti a 1 et 2 voci con sinfonie, Libro II, 1625)》
ビアージョ・マリーニ (1594–1663)
 ラ・フォスカリーナ (La Foscarina)
 (《アフェッティ・ムジカーリ (Affetti musicali, 1617)》)
クラウディオ・モンテヴェルディ (1567–1643)
 主をほめ讃えよ (Laudate Dominum)
 (《倫理的・宗教的な森 (Selva morale e spirituale, 1641)》)
ジョヴァンニ・ピッキ (1572–1643)
 パス・エ・メゾ (Pass' e mezzo)
 (《チェンバロのための舞曲集 (Intavolatura di balli d’arpicordo, 1621)》)
アレッサンドロ・グランディ (1586–1630)
 おお、いかに美しきことかな (O quam speciosa)
 (《1声、2声と4声のモテット集
   (Motetti a Una, Due e Quattro Voci, Libro, 1637)》)
ダリオ・カステッロ (c.1590–c.1658)
 ソプラノ・ソロのためのソナタ第1番 (Sonata prima a soprano solo)
 (《現代様式のソナタ・コンチェルターテ 第2巻
   (Sonate concertate in stil moderno, Libro II, 1629)》)
タルキニオ・メールラ (1594/5–1665)
 すべての者よ、主に向かいて喜ばん (Gaudeamus omnes) (1630)
ビアージョ・マリーニ (1594–1663)
 ヴァイオリン、コルネットと通奏低音のためのソナタ
  (Sonata a violino o cornetto e basso )
 (《教会ソナタと室内ソナタ (Sonate da chiesa e da camera, 1655)》)
ナターレ・モンフェラート (1603–1685)
 救い主を育てた母(救い主のうるわしき母) (Alma redemptoris mater)
クラウディオ・メールロ (1533–1604)
 ラ・コルテーゼ (La Cortese)
 (《オルガン・タブラチュアのカンツォーネ集 第1巻
   (Canzoni d’intavolatura d’organo, Libro I, 1592)》)
ジョヴァンニ・バッティスタ・リッチョ (1609–1621 活躍)
 天の元后(めでたし天の后) (Ave regina caelorum)
 (《神聖賛歌 第3巻 (Il terzo libro dei divine lodi, 1620)》)
  アルゴ
   カイサ・ダールベク(ソプラノ) トゥオモ・スニ(ヴァイオリン)
   ドラ・アステシュタード(ヴァイオリン)
   ヘイディ・ペルトニエミ(チェロ)
   ヤニ・スンナルボリ(ドゥルシアン)
   アンナ=マーリア・オラモ(チェンバロ)

録音 2012年5月21日−23日、9月17日−19日 聖カテリーナ教会(カルヤー、フィンランド)
制作 マッティ・ヘイノネン、 アンナ=マーリア・オラモ
録音 マッティ・ヘイノネン

価格 ¥2,300(本体価格)

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ステーンハンマル 弦楽四重奏曲集 第2集

BIS SACD2009 SACD hybrid (5.0 surround/stereo) classical


ステーンハンマル四重奏団によるステーンハンマル Wilhelm Stenhammar の弦楽四重奏曲集。第1集 (SACD1659) につづく第2集は3曲。《セレナード》の副題をもち、バラード《騎士フィン・コンフーセンフェイ (Riddaren Finn Komfusenfej)》を主題とする変奏曲の第2楽章〈バラータ (Ballata)〉が知られる第5番。管弦楽のための《セレナード》(第1稿)、ピアノのための《晩夏の夜》、交響曲第2番の後、1916年に作曲されたステーンハンマルの最後の弦楽四重奏曲第6番。「禁欲的なまでに簡素な主題の素材、非情なまでにポリフォニックな第1楽章の展開、緩徐楽章の澄みきった穏やかな音楽は郷愁を誘う、荒々しく突進する無窮動の終曲」 (ブー・ヴァルネル)。ヘ短調の四重奏曲は、第2番と第3番、楽劇《ティルフィング》と同時代の1897年の作品です。翌年の2月21日、アウリン四重奏団により初演され、「流れのいい、若々しい気魄をもった作品」「四重奏の音楽として実によく書かれた」あるいは、前の2つの弦楽四重奏曲とくらべて、「確実に一歩先に進んだ」といった賛辞を批評家から受けたといいます。この作品が出版されなかった背景には《ティルフィング》初演の失敗から自分の音楽を見つめ直そうとしたステーンハンマルの厳しい自己批判があったのではないかと、推測されています。この演奏が初録音です。

ヴィルヘルム・ステーンハンマル (1871–1927) 弦楽四重奏曲集 第2集
 弦楽四重奏曲第5番 ハ長調 Op.29《セレナード (Serenad)》 (1910)
 弦楽四重奏曲 ヘ短調 (1897)
 弦楽四重奏曲第6番 ニ短調 Op.35 (1916)
  ステーンハンマル四重奏団
   ペーテル・オロフソン (ヴァイオリン) 
   ペール・オーマン (ヴァイオリン) トニー・バウアー (ヴィオラ)
   マッツ・オロフソン (チェロ)

録音 2011年10月 (ヘ短調)、2012年12月 スウェーデン
制作・録音 トゥーレ・ブリンクマン

価格 ¥2,650(本体価格)

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モーツァルト — マッティン・フロースト

BIS SACD1893 SACD hybrid (Multichannel/stereo) classical


スウェーデンでもっとも魅力的な音楽を聴かせるクラリネット奏者のひとり、マッティン・フロースト Martin Fröst (1970–) のモーツァルト作品集。協奏曲は、ペーテル・ウンジャン指揮アムステルダム・シンフォニエッタとの共演 (BIS SACD1263) に次ぐ2度目の録音。

W・A・モーツァルト (1756–1791)
 クラリネット協奏曲 イ長調 K.622
  マッティン・フロースト(バセットクラリネット、指揮)
  ブレーメン・ドイツ室内フィルハーモニー管弦楽団
 ピアノ、クラリネットとヴィオラのための三重奏曲 変ホ長調 K.498
 《ケーゲルシュタット・トリオ》
  マッティン・フロースト(クラリネット)
  アントワーヌ・タムスティ(ヴィオラ)
  ライフ・ウーヴェ・アンスネス(ピアノ)
 アレグロ 変ロ長調 K.Anh.91/516c(クラリネットと弦楽四重奏のための)
  マッティン・フロースト(クラリネット)
  ジャニーヌ・ヤンセン(ヴァイオリン)
  ボリス・ブロフツィン(ヴァイオリン)
  マクシム・リサノフ(マキシム・リザノフ)(ヴィオラ)
  トゥールレイフ・テデーエン(チェロ)

録音 2010年7月 ブレーメン(ドイツ)(K.622)、2012年7月 ヤール教会(ヤール、ノルウェー)(K.498)、2013年2月 ストックホルム・コンサートホール
制作 ハンス・キプファー
録音 ファビアン・フランク(協奏曲)、 ハンス・キプファー

価格 ¥2,650(本体価格)

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ジュリアーニ フルートとギターのための作品全集

BIS CD9045 3CD’s for price of 2 classical

ヘイニネンとカール・ニルセンのフルート協奏曲 (Alba ABCD350) で素晴らしい音楽を聴かせたフィンランドのミカエル・ヘラスヴオ Michael Helasvuo (1948–) が、1988年7月、ユッカ・サヴィヨキ Jukka Savijoki (1952–) の共演でオーランド島のフィンストレム教会 Finströms kyrka で録音したジュリアーニのフルートとギターのための作品全集がセットとしてリリースされます。

マウロ・ジュリアーニ (1781-1829) フルートとギターのための作品全集
[CD1] 二重奏曲 Wo0 (1810–11) 協奏的大二重奏曲(大ソナタ)Op.52
 大ソナタ イ長調 Op.85
 12のレントラーとコーダ (12 Ländler samt Coda) Op.75
 やさしい小二重奏曲 (Duettino facile) Op.77[CD411]
[CD2]
 グラン・ポプリ (Grand Potpurri) Op.53
 やさしく愉快な小品 (Pièces faciles et agréables) Op.7
 歌劇『タンクレディ』のポプリ (Potpourri tiré de l'Opéra Tancredi) Op.76
 6つの変奏曲 Op.81
 グラン・ポプリ (Grand Potpurri) Op.126 [CD413]
[CD3]
 大セレナード (Grande Sérénade) Op.82 変奏曲 Op.84
 夜のディヴェルティメント (Divertimenti Notturni) Op.86
 セレナード Op.127[CD412]
  ミカエル・ヘラスヴオ(フルート) ユッカ・サヴィヨキ(ギター)

録音 1988年7月 フィンストレム教会(オーランド、フィンランド)

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ゲーゼ ピアノ作品集

cpo 777 628-2 classical


カール・ニルセンのピアノ曲演奏の「スタンダード」のひとつに挙げられる全曲アルバム (777 413-2) を録音したコペンハーゲン生まれのクリスティーナ・ビャアケー Christina Bjørkøe (1970–) によるゲーゼ。


ニルス・W・ゲーゼ (1817–1890) ピアノ作品集
 ソナタ ホ短調 Op.28(1840 rev.1854)
 水彩画(Akvareller) Op.19
  悲歌 (Elegie)(第1曲) スケルツォ(Scherzo)(第2曲)
 新しい水彩画(Nye Akvareller) Op.57
  ユモレスク(Humoreske) 夜想曲(Notturno)
  スケルツォ(Scherzo) ロマンツァ(Romanza)
  カプリッチョ(Capriccio)
 アンダンティーノ(Andantino) 嬰ハ短調(1860)
 破棄された楽章
  クリスティーナ・ビャアケー(ピアノ)

価格 ¥1,800(本体価格)

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ボボ・モレーノ — ドリームズヴィル

Stunt Records STUCD13052 jazz


デンマークのジャズヴォーカリスト、ボボ・モレーノ Bobo Moreno の新しいアルバム。彼の父、ボー・スティフ Bo Stiff とオーレ・コク・ハンセン Ole Koch Hansen のトリオにアメリカのドラマー、アダム・ナスボーム Adam Nussbaum が参加して録音セッションが行われました。ヘンリー・マンシーニ、ジェイムズ・テイラーの2曲、ミシェル・ルグラン、ガーシュウィン、クルト・ワイル、「裏切り者のテーマ」の邦題で知られるオージェイズのヒット曲《Back Stabbers》、そして自作の《Bad Timing》を歌っています。

ボボ・モレーノ — ドリームズヴィル (Dreamsville)
 Estate (Martino/Siegel)
 On a Clear Day(晴れた日に永遠が見える)(Lane/Lerner)
 Dreamsville(ドリームズヴィル)(Mancini/Livingston/Evans)
 Another Grey Morning(悲しい朝)(Taylor)
 Don't Let Me Be Lonely(今夜は僕をひとりにしないで)(Taylor)
 Bad Timing (Moreno) Once Upon A Summertime (Legrand/Mercer)
 Back Stabbers(裏切り者のテーマ)(Huff/Mcfadden/Whitehead)
 Love Walked in (George Gershwin/Ira Gershwin)
 Speak Low (Weill/Nash)
  ボボ・モレーノ(ヴォーカル)
  オーレ・コク・ハンセン(ピアノ、ローズ)
  ボー・スティフ(ベース) アダム・ナスボーム(ドラムズ)

録音 2013年3月5日–6日 STC Studios(コペンハーゲン)

[関連ディスク]

Stunt Records STUCD07102
 ボボ・モレーノ&アーニー・ウィルキンズ・オールモースト・ビッグバンド ― Out of This World
 How High the Moon (Nancy Hamilton/Morgan Lewis)
 Lil Darlin’ (Neal Hefti/Jon Hendricks)
 Roll’em Pete (Pete Johnson/Joel Turner)
 Out of This World (Harold Arlen/Johnny Mercer)
 Angel Eyes (Matt Dennis/Earl Brent)
 Sometimes I’m Happy
  (Vincent Youmans/Clifford Grey/Irving Caesar)
 Chrokee (Ray Noble)
 Stopping the Clock (Roy Kral/Frans Landesman)
 Soon (George Gershwin/Ira Gershwin)
 On Green Dolphin Street (Bronislaw Kaper/Ned Washington)
 Milestones (Miles Davis/Jim Britt)
 Every Day I Have the Blues (Peter Chatman)
 Teach Me Tonight (Gene de Paul/Sammyy Cahn) 
  ボボ・モレーノ(ヴォーカル) ヤン・スム・ヴォアゼ(アルトサックス) 
  ペルニル・ベヴォール(アルトサックス)
  ヤン・ハーベク(テナーサックス)
  ペーア・ゴルスミト(バリトンサックス)
  トマス・フリューラン(トランペット) パレ・ボルヴィ(トランペット)
  ベニ・ローセンフェルト(トランペット)
  ペーター・イェンセン(トロンボーン) レア・ニルセン(トロンボーン)
  ニコライ・ベンソン(ピアノ) イェスパー・ロンゴー(ベース)
  オーウ・タンゴー(ドラムズ)

ベント・イェージ

Stunt Records STUCD13092 jazz


デンマークのテナーサックス奏者、ベント・イェージ(イェディク) Bent Jædig (1935–2004) が、1969年、コペンハーゲンのジャズハウス・モンマルトル Jazzhus Montmartre で行ったセッションのライヴ録音。ケニー・ドリュー Kenny Drew、ニルス=ヘニング・エアステズ・ペーザセン Niels-Henning Ørsted Pedersen、J・C・モーゼズ J. C. Moses の共演。未発表の音源がヨーアン・ヴァズ Jørgen Vad の手でマスタリングされ、CD化されました。

ベント・イェージ — Bent Jædig Was Here, Live at Montmartre 1969
 For Sale (Jædig)
 Softly As In A Morning Sunrise(朝日のようにさわやかに)(Romberg)
 On Green Dolphin Street (Kaper) Bent's Minor Blues (Jædig)
 What's New? (Haggart) There'll Never Be Another You (Warren)
 Bent's Got Rhythm (Jædig) The Theme (Davis)
  ベント・イェージ(テナーサックス)
  ケニー・ドリュー(ピアノ)
  ニルス=ヘニング・エアステズ・ペーザセン(ベース)
  J・C・モーゼズ(ドラムズ)

録音 1969年1月31日–2月1日 ジャズハウス・モンマルトル(コペンハーゲン)
オリジナル録音 フレディ・ハンソン(モンマルトル)
マスタリング 2013年5月 ヨーアン・ヴァズ

[関連ディスク]

Danica DCD8081 ベント・ イェージ・トリオ ― Sizzlin’
 Sizzlin' Ballad for Brew Manifiesta One for Goof
 The Red Lightning The Strooch Atlicity
 Cospolition
  ベント・ イェージ・トリオ
   ベント・ イェージ(イェディク)(テナーサックス)
   イェスパー・ロンゴー(ベース)
   ビャーネ・ロストヴォル(ドラムズ)

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静かに — ピーパリネン 歌曲集

FC Records FCRCD9737 classical


ミカ・ピーパリネン Mika Piiparinen はイングリア生まれ。父は牧師。1929年、ソ連の市民権を取得することを嫌い、一家はフィンランドに移住。第二次世界大戦後はヘルシンキで企業家として働きながら、宗教的な内容の歌曲を中心とする作曲を行いました。

静かに (Hiljaa) — ミカ・ピーパリネン (1911–1991) 歌曲集
 手を合わせ (Kädet) ああ、もし私にできるなら (Oi jos voisin)
 鳴れ、竪琴よ (Heläjä harppu)
 おおゴルゴタのすばらしき十字架 (Oi Golgatan ihana risti)
 目覚めよカンテレ (Herää jo kantele) * 聴け、シオン (Kuuntele, Siion)
 静かな (Hiljaa) * 主よ、あなたは約束なさいました (Herra, olet luvannut)
 主よ、御業に感謝します (Herra, Sulle kiitos soi) 夕暮れの道で (Iltatiellä)
 嘆き、種をまく (Kylvä itkien) 嘆きの壁で (Itkumuurilla)
 詩編122番「エルサレムよ」 (Psalmi 122 “Jerusalem”)
 霊よ、私に触れてください (Kosketa minua, Henki)
 イエスのみ (Jeesus yksinään)
 神よ、この沈黙の瞬間に (Jumala, tänä äänettömänä hetkenä)
 おお、この朝を見よ (Oi, katso mikä aamu)
  ライタ・カルポ(ソプラノ) ヨウニ・ソメロ(ピアノ)
  アンナ=クラウディア・ソメロ(フルート)*

[ヨウニ・ソメロ、ラウリ・サイッコラ、カイ=エーリク・グスタフソン 編曲]

録音 2011年1月4日−5日 クーサー・ホール(クーサンコスキ、フィンランド)
制作 ヨウニ・ソメロ
録音 ヨウコ・アヘラ

クローバーの花 — 民謡編曲の歌曲集

FC Records FCRCD9746 classical


クローバーの花 (Apilankukka) — フィンランド民謡編曲の歌曲集
タネリ・クーシスト (1905−1988)(編曲)
 サヴォの民謡 (Savolaisia kansanlauluja)
  恋人が窓の下で (Heilani Kammarin ikkunan alla) Op.21–1
  子守歌 (Kehtolaulu) Op.21–2 物乞いの少年 (Kulkuripoika) Op.21–3
  小鳥は葉の繁る木へ (Pikku lintu ne lehtipuus’) Op.56a–5
  ねえ、どう、ハニー (Milläpä lienen, kullapa lienen) Op.56a–7
  クローバーの花 (Apilan kukka) Op.56a–8
  私の聞いた音は (Äänen kuulin) Op.56a–9
トイヴォ・クーラ Toivo Kuula (1883–1918)(編曲)
 南ポホヤンマー民謡 (Eteläpohjjalaisia kansanlauluja) Op.17b
  村の道をてくてく歩いていると (Niin kauan minä tramppaan)
  その言葉を口にしてはいけない (Eikä sitä sanaa)
  土深き墓より泣け (Huuda hautas pohjasta)
  この長き時の悲しき (Voi niitä tuntia tuhansia)
  父さんの小屋はみすぼらしく (Pappani maja on matala)
  若者たちは村の道をぶらつき (Poijat ne kulkee kyliä)
  向こうに見える赤い家をそっと探る (Tuoltapa näkyy se punainen talo)
  ハウタラのヘイッキは (Hautalan Heikki)
  風が白樺のてっぺんを揺らした (Tuuli se taivutti koivun larvan)
  ケトラのユッカ (Ketolan Jukka)
  お前の指輪を取ってこい (Hae pois vaan sormukses)
  僕は幸せ者だと思われている (Luullahan joitta on lysti olla)
ヴァイノ・ハンニカイネン (1900–1960)(編曲)
 カレリアの民謡 (Karjalaisia kansanlauluja Kiihtelysvaarasta)
  そこなわれず (Tallella) Op.79–1 Ikävä on olla kartanolla Op.79–35
  ヘイリミは静かにボートを漕いだ (Heilimi souteli venehellä) Op.79–36
  平らな屋根の家 (Tasalatva) Op.79–37
ヨウニ・ソメロ (1963–)(編曲)
 2つの民謡 (Kaksi kansanlaulua)
  谷間に一輪のばらが咲いている (Yksi ruusu on kasvanut laaksossa)
  朝早く (Aamulla varhain)
ラルフ・ゴトーニ (1946–)(編曲)
 5つのフィンランド民謡 (Viisi Suomalaista kansanlaulua)
  わが愛しき人の美しき (Minun kultani kaunis on) 寒い、寒い (Hilu, hilu)
  笛を吹く羊飼い (Soittajapaimen)
  夏の夕べにさまよい歩くと (Läksin minä kesäyönä)
  さあおいで、愛しい人 (Tule, tule kultani)
  ユハ・コティライネン(バリトン) ヨウニ・ソメロ(ピアノ)

録音 2012年4月28日−29日 サヴォンリンナ・ホール(サヴォンリンナ、フィンランド)
制作 ヨウニ・ソメロ
録音 アリ・カールティネン

ゲーゼ、グリーグ ピアノ作品集

FC Records FCRCD9750 classical


ゲーゼ、グリーグ ピアノ作品集
ニルス・W・ゲーゼ (1817–1890)
 水彩画 (Aquarellen/Akvareller) Op.19
  舟歌 (Barkarole)(第5曲) 悲歌 (Elegie)(第1曲)
 ソナタ ホ短調 Op.28 (1840 rev.1854)
エドヴァルド・グリーグ (1843–1907)
 抒情小曲集 (Lyriske stykker) 第6集 Op.57 (1893)
  ゲーゼ (Gade)(第2曲) 
 抒情小曲集 (Lyriske stykker) 第5集 Op.54
  夜想曲 (ノットゥルノ) (Notturno)(第4曲)
 ソナタ ホ短調 Op.7
  ヨウニ・ソメロ(ピアノ)

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歌の調べ

Louhi Records LP12002 classical


フィンランドのレーベル、Louhi Records 制作のラフマニノフ、クーラ、プーランク歌曲集。ソプラノのマルユッカ・テッポネン Marjukka Tepponen (1984–) は、ユヴァスキュラの大学とヘルシンキのシベリウス・アカデミーに学び、2010年には、かつてイソコスキが1位になったことで知られるラッペーンラーンタの歌曲コンペティションに優勝しました。《ドン・ジョヴァンニ》のツェルリーナ役でフィンランド国立オペラの舞台に立ち、オーケストラとも共演しています。ピアニストのイルマリ・ライッコネン Ilmari Räikkönen は、シベリウス・アカデミーのリーサ・ポホヨラの下でピアノ演奏を学び、ハルトムート・ヘルやヨルマ・ヒュンニネンに歌曲のピアノを教わりました。フィンランド、ヨーロッパ、アメリカ、日本でコンサートを行い、現在、シベリウス・アカデミーの声楽科講師も務めています。66ページのブックレットつきアルバム。

歌の調べ (Airs chantés)
セルゲイ・ラフマニノフ (1873–1943) 夜の静けさに Op.4–3
 春の洪水 Op.14–11 美しい人よ、私のために歌わないで Op.4–4
 ミュッセからの断片 Op.21–6 ここはすばらしい場所 Op.21–7
 私は予言者ではない Op.21–11 私の窓辺に Op.26–10
 ひな菊 Op.38–3 アリオン Op.34–5
トイヴォ・クーラ (1883–1918) くちづけ (Suutelo) Op.8–1
 アヴェ・マリア (Ave Maria) Op.23–2a 森の娘 (Sinipiika) Op.23–1
 霜の花 (Jääkukkia) Op.24–2 月夜の舟旅 (Purjein kuutamolla) Op.31a–1
フランシス・プーランク (1899–1963) 歌曲集《歌の調べ (Airs chantés)》
 歌曲集《気まぐれな婚約 (Fiançailles pour rire)》
  マルユッカ・テッポネン(ソプラノ) イルマリ・ライッコネン(ピアノ)

録音 2012年8月16日–18日

Poulenc: “Air romantique”

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Choice

ケヴィン・プッツ 作品集

Harmonia Mundi HMU907580 classical/contemporary


アメリカの作曲家ケヴィン・プッツ Kevin Puts。1972年、ミズーリ州セントルイス生まれ。イーストマン音楽学校とイェール大学に学び、学士号、修士号、音楽芸術博士号を取得。主要な作曲コンペティションの受賞を重ね、北米、ヨーロッパ、極東のオーケストラ、アンサンブル、ソロ奏者からの委嘱を受け、次々と作品を発表しています。アメリカ東海岸の良き伝統を継ぐひとり。ミネソタ・オペラの委嘱により作曲した歌劇『サイレント・ナイト (Silent Night)』で2012年のピュリッツァー賞を受賞しました。ニューヨーク州ヨンカーズ在住。2006年からボルティモアのピーボディ音楽院で作曲を教えています。アメリカ音楽をさまざまな角度から積極的に紹介している Harmonia Mundi (USA) が制作したプッツ作品集。アカペラ合唱のための2つの作品と交響曲第4番が収録されました。

マリー・ハウ Marie Howe (1950–) をはじめとする女性9人の詩をテクストとした《空に触れる (To Touch the Sky)》は、アメリカ作曲家フォーラムのセルマ・ハンター基金と、アフリカ系アメリカ人のスピリチュアルを集めた『歌え自由を! (Sing Freedom!)』 (HMU807525) とバーバーの合唱曲集 (HMU807522) のコンスピラーレ Conspirare の委嘱により作曲されました。「聖なる女性 (divine feminne)」のアイデアをコンスピラーレの指揮者クレイグ・ヘッラ・ジョンソン Craig Hella Johnson とプッツが話し合い、生まれた作品です。当初この曲集に予定されていたいう、プッツの叔母、フリーダ・ブラウン Fleda Brown (1944–) の詩をテクストする《もし私が白鳥だったら (If I Were a Swan)》は、同じ2012年に単独の曲として発表されました。

「聖と俗」の出会いは交響曲第4番にも見られます。カリフォルニア州サンタクルーズ市に1797年に建てられたミッション・サン・ファン・バウティスタ Mission San Juan Bautista に因む副題。このミッション(伝道所)は、天井の高い木造建築の空間が独特の響きをもち、ここで行われるコンサートを毎年心待ちにしているというハワード・ハンセン Howard Hansen 氏が夫人のキャリーへの贈り物とするためプッツに委嘱し、ミッションとその歴史に思いを馳せつつ作曲が進められました。ミッションの響きをインスピレーションに、聖歌を思わせる旋律を主題とする静謐な〈前奏曲:ミッション・サン・ファン・バウティスタ、1800年ごろ (Prelude: Mission San Juan Bautista, ca.1800)〉。フランシスコ・アロイヨ・デ・ラ・クエスタの1818年の日記を参考にした、アメリカ先住民「ムツン」のメロディの「空想による要約」(プッツ)という、快活な気分の〈アリケットポン (Arriquetpon)〉。最初の主題がより劇的な表情に再現される〈間奏曲 (Interlude)〉。このミッションに先住民が集いカトリックに帰依していった史実に重ねるかのように、対照的で、和解しそうにないと思われたメロディがひとつになる〈和解の歌 (Healing Song)〉。巧みに構成された簡潔な4つの楽章からなる交響曲です。収録された演奏は、ボルティモア交響楽団を音楽監督のマリン・オールソップ Marin Alsop (1956–) が指揮したコンサートのライヴ録音です。

これまでのリリース同様、 Harmonia Mundi のアルバムは丁寧に制作され、ミッション・サン・ファン・バウティスタの写真をあしらった美しいブックレットには合唱作品の歌詞がドイツ語とフランス語の訳とともに掲載されています。ネット配信がひとつの手段となった時代、こうしたパッケージを手にする歓びは格別です。

ケヴィン・プッツ (1972–)
 もし私が白鳥だったら (If I Were a Swan) (2012)
 (アカペラ混声合唱のための)
 空に触れる (To Touch the Sky) (2012)
 (女性のテクストによる無伴奏合唱のための9つの歌)
  受胎告知 (マニフィカト)(Annunciation)(マリー・ハウ)*
  砕くことができない (Unbreakable)(ミラバイ)
  沈黙の果実 (The Fruit of Silence)(マザー・テレサ)
  降る雪 (Falling Snow)(エイミー・ロウエル)
  キャッスルウッドで (At Castle Wood)(エミリー・ブロンテ)
  墓碑銘 (Epitaph)(エドナ・ミレイ)
  誰が風を見たでしょう? (Who has seen the wind?)
  (クリスティーナ・ジョージナ・ロセッティ)
  私のふたつの手で (With my two arms)(サッフォー)
  いと気高き常緑の (Most noble evergreen)
  (ヒルデガルト・フォン・ビンゲン)*
  コンスピラーレ  クレイグ・ヘッラ・ジョンソン(指揮)
  メラ・デイリー(ソプラノ)*
 交響曲第4番《ミッション・サン・ファンから (From Mission San Juan)》
  (2007) †
  ボルティモア交響楽団 マリン・オールソップ(指揮)

録音 2012年9月、10月 聖マルティン・ルター教会(オースティン、テキサス州)、ジョーセフ・マイヤホフ・シンフォニーホール(ボルティモア、メリランド州)(交響曲)(ライヴ)
制作 ロビーナ・G・ヤング、キャロリン・クアン(交響曲)
録音 ブラッド・マイケル、ティム・ハンドリー(交響曲)

価格 ¥2,600(本体価格)

試聴盤があります

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マグヌス・オーストレム — 木星を探して

ACT Music ACT9541-2 jazz


エスビョーン・スヴェンソンのトリオ、EST でドラムズを担当し、『Thread Of Life』(ACT9025-2) でリーダー・デビューしたマグヌス・オーストレム Magnus Öström の第2作。エレクトロニックな要素をもつプログレッシヴロックとジャズを組み合わせた独特な「乗り」の音楽。

マグヌス・オーストレム — 木星を探して (Searching for Jupiter)
マグヌス・オーストレム (1965–)(曲)
 The Moon (And The Air It Moves) Dancing at the Dutchtreat
 Mary Jane Doesn’t Live Here Anymore Searching for Jupiter
 Hour of the Wolf Through the Sun Happy and the Fall
 Jules and Jim’s Last Voyage At the End of Eternity
  マグヌス・オーストレム(ドラムズ、パーカッション、ヴォーカル、
   追加キーボード)
  アンドレアス・ホアダキス(エレクトリックギター、ギター、バンジョー)
  ダニエル・カールソン(ピアノ、キーボード)
  トビアス・ガブリエルソン(エレクトリックベース、ベースシンセサイザー、
   キーボード、他)

録音 2013年1月28日–2月1日 アトランティス・スタジオ(ストックホルム)
制作 マグヌス・オーストレム
録音 ヤンネ・ハンソン

ニルス・ランドグレーン・ファンクユニット — チームワーク

ACT Music ACT9552-2 jazz


当代きってのファンク・ユニットと言われる、スウェーデンの R&B ファンクとジャズのトロンボーン奏者、ニルス・ランドグレーン(ラングレン) Nils Landgren (1056–) の「ファンクユニット」。輝かしいブラスセクション、「エクスタティック」なソロ、ダンスのビート、「クール」なヴォーカル、さらにブルースの味わいとエレガンス……「パーティ」の雰囲気のアルバム『チームワーク』。『Licence to Funk』(ACT9455-2) と『Funk for Life』(ACT9500-2) からのメンバー、サックス・プレーヤーで作曲家のマグヌス・リンドグレーン Magnus Lindgren ももちろん参加しています。

ニルス・ランドグレーン・ファンクユニット — チームワーク (Teamwork)
ニルス・ランドグレーン・ファンクユニット(曲・編曲)
 Get Serious Get a Job My Main Thang You Got It Afriquarius
 Green Beans *  Rhythm Is Our Business † Living for Love
 Mr Masumoto ** Tracksuit Where the Funk Is At
 Don't Wannit Papa Bull Short Fried Beans
  ニルス・ランドグレーン・ファンクユニット
   ニルス・ランドグレーン(トロンボーン、ヴォーカル)
   マグナム・コルトレーン・プライス(ベース、ヴォーカル)
   マグヌス・リンドグレーン(木管楽器、ヴォーカル)
   ユーナス・ヴァール(木管楽器、ヴォーカル)
   セバスチャン・シュトゥトニツキ(キーボード、トランペット)
   アンディ・プファイラー(ギター、ヴォーカル)
   ロベルト・イキズ(ドラムズ)
  ゲスト
   ジョー・サンプル(ローズ・ソロ)*
   ウィルトン・フェルダー(テナーサックス・ソロ)**
   ティル・ブロンネル(トランペット・ソロ) †

録音 2013年2月7日–10日 アトランティス・スタジオ(ストックホルム)
制作 マグナム・コルトレーン・プライス、ニルス・ランドグレーン
録音 ヤンネ・ハンソン

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Choice

コープランド — デトロイト交響楽団、スラトキン

Naxos NBD37 Pure Audio Blu-ray classical


CD (8.559758) リリースされたデトロイト交響楽団とレナード・スラトキンのコープランド管弦楽作品集の Pure Audio Blu-ray リリース。《ロデオ》は、組曲版では省略された〈牧場主のパーティ (Ranch House Party)〉を含むバレエ版。

アーロン・コープランド (1900–1990) 管弦楽作品集
 バレエ《ロデオ (Rodeo)》(1942)(全5曲のバレエ版)
 7部のバレエ《ダンス・パネル (Dance Panels)》 (1959 rev.1962)
 エル・サロン・ メヒコ (El Salón Mexico) (1932 rev.1936)
 キューバ舞曲 (Danzón cubano) (1942 rev.1945)
  デトロイト交響楽団 レナード・スラトキン(指揮)

録音 2012年11月9日–14日 マックス・M・フィッシャー・ミュージックセンター、オーケストラホール(デトロイト)

Pure Audio Blu-ray: 5.0 surround DTS–HD Master Audio (24bit/96kHz), 2.0 stereo PCM (24bit/96kHz)

Pure Audio Blu–ray ディスクには、インデックスを除き、映像は収録されていません。CDやDVDのプレーヤーでは再生できないので、Blu-ray プレーヤーもしくは Blu-ray 対応のPCで再生してください。

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《キリストの幼時》— ティチアーティ、スウェーデン放送交響楽団・合唱団

Linn CKD440 2SACD’s hybrid (Multichannel/stereo) special price classical


ベルリオーズのオラトリオ《キリストの幼時》。グラインドボーン音楽祭のライヴ録音によるフンパーディンクの《ヘンゼルとグレーテル》(Glyndebourne GFOCD015) が注目された「くしゃくしゃ髪でひょろ長い、若いロンドンっ子」ロビン・ティチアーティ Robin Ticciati (1983-) の《幻想交響曲》(CKD400)、《夏の夜》 (CKD421) につづくベルリオーズ・シリーズ第3作。スウェーデン放送の合唱団と交響楽団が起用されました。

エクトル・ベルリオーズ (1803–1869)
 オラトリオ《キリストの幼時 (L’Enfance du Christ)》Op.25
  ヤン・ブルーリン(語り) ヴェロニク・ジャンス(聖母マリア)
  スティーヴン・ロージズ(ヨゼフ) アラステア・マイルズ(実父)
  スウェーデン放送合唱団 スウェーデン放送交響楽団
  ロビン・ティチアーティ(指揮)

シベリウス、バーバー ヴァイオリン協奏曲

MSR Classics MS1459 classical


ジャン・シベリウス (1865–1957) ヴァイオリン協奏曲 ニ短調 Op.47
パウル・ベン=ハイム (1897–1984)
 3つの無言歌 (3 Songs without words) (1951)
サミュエル・バーバー (1910–1981) ヴァイオリン協奏曲 Op.14
  ジーナ・シフ(ヴァイオリン)
  MAV交響楽団 アヴラーナ・アイゼンバーグ(指揮)

録音 2011年 ハンガリー放送(ブダペスト)

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カイサ=スティーナ — オークのバラード

Vax Records VaxCD1039 pop


カイサ=スティーナ・オーケシュトレム CajsaStina Åkerström (1967–) はストックホルム生まれのシンガーソングライター、作家、考古学者。父のフレッド・オーケシュトレム Fred Åkerström (1937–1985) はベルマンの歌を得意とする歌手として知られ、彼女も早くから父のステージに出演していました。1985年に父が亡くなると音楽活動を中断してルンド大学で考古学を学び、カルマルの博物館に務めます。録音デビューは1994年の『CajsaStina』。アルバム『オークのバラード』は、父と親交の深かった画家、ソングライター、ブリキ職人のルーベン・ニルソン (1893–1971) の協会 (Ruben Nilson Sällskapet) 創立30周年記念コンサートのライヴ録音です。タイトル曲の〈Balladen om Eken(オークのバラード)〉をはじめルーベン・ニルソンの歌が主に歌われ、父フレッドの〈Oslo(オスロ)〉、トム・パクストンの〈I Give You the Morning〉を父フレッドの書いたスウェーデン語歌詞で歌う〈Jag ger dig min morgon(私の朝をあなたに)〉でアルバムを閉じます。

カイサ=スティーナ・オーケシュトレム — オークのバラード (Balladen om Eken)
 Önskevisa(希望の歌) Sommarlåt(夏の歌)
 Sjukbesök(病気見舞)
 Till konditorn vid stora torget(広場の菓子職人)
 Staden(町) Skuggsidan(日陰)
 Fimpen och tändstickan(吸いがらとマッチ棒)
 Gårdsmusikanter(農場の音楽家)
 Den okände soldaten(見知らぬ兵士) Fröken Saga(サーガ嬢)
 Balladen om Eken(オークのバラード)
 Ficktjuvens visa(スリの歌) Oslo(オスロ)
 Jag ger dig min morgon(私の朝をあなたに)
  カイサ=スティーナ・オーケシュトレム(ヴォーカル)
  ニルス=ペッテル・アンカルブルム(ピアノ)
  バッカ・ハンス・エーリクソン(ベース)

録音 2012年10月1日 フィルムハウス(ストックホルム)(ライヴ)

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ニードルポイント — Outside the Screen

BJK Music BJKCD103 rock/jazz


さまざまのミュージシャンと共同したセッションと録音で知られるノルウェーのジャズミュージシャン、ギタリストで作曲家のビョルン・クラーケグ Bjørn Klakegg の自主レーベル。クラーケグは、1958年、シーエンに生まれ、1979年から1981年までトロンハイム音楽院に学び、1985年にフリーランスのミュージシャンとして活動を始めました。BJK Music の第3作『Outside the Screen』は、彼がダーヴィド・ヴァルムロード David Wallumrød、ニコライ・ヘングスレ・アイレットセン Nikolai Hængsle Eilertsen、トマス・ストローネン Thomas Strønen と結成したグループ、ニードルポイント Neddlepoint のセカンドアルバム。1960年代から1970年代のロックをイメージし「サイケデリア(サイケデリックミュージック)」と「プログレッシヴ・ロック」の要素を加えた、ジャジーなロック。

ニードルポイント — Outside the Screen
 Outside the Screen Johnny the Player Tree on a Hill
 If I turned left Magpie Ten Seconds Snoring Husband
 Sikup Sinaani
  ニードルポイント
   ビョルン・クラーケグ(ギター)
   ダーヴィド・ヴァルムロード(キーボード)
   ニコライ・ヘングスレ・アイレットセン(ベース
   トマス・ストローネン(ドラムズ)


[関連ディスク]

BJK Musik BJKCD102 rock
ニードルポイント ― The Woods Are Not What They Seem
 Reynard Next Peg Out of Wives
 The Woods Are Not What They Seem Drift Half the Man
 Trapdoor Eyes Shut
  ニードルポイント
   ビョルン・クラーケグ(ギター)
   ニコライ・ヘングスレ・アイレットセン(ベース)
   トマス・ストローネン(ドラムズ)

BJK Music BJKCD101 rock
 ビョルン・クラーケグ ― Sidewalk View
 She Was Mine Simpler Times Blue Tabel
 Inside My Pocket Chasing Clouds Half Past Eleven Calls
 Underwater Bouncing Kind of Surfing Sitting Safe
 Prayer Rags of Silk/Ending
  ビョルン・クラーケグ(ギター)
  ハーラル・スクッレルー(パーカッション)
  ペール・ヴィリ・オーセルー(トランペット)
  アンレアス・ウートネム(キーボード)

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シベリウス — ロスバウト

ICA Classics ICAC5109 classical


オーストリアの指揮者ハンス・ロスバウト Hans Rosbaud (1895–1962)。フランスのエルネスト・ブールとともに「同時代の音楽」のチャンピオンとして20世紀の音楽シーンに確かな足跡を残しました。シベリウスの音楽には共感を寄せていたと言い、ベルリン・フィルハーモニーを指揮した《カレリア組曲》《タピオラ》《フィンランディア》《トゥオネラの白鳥》などがCDリリース (DG Originals 447 4532) されています。

クロード・ドビュッシー (1862–1918)
 夜想曲 (Nocturnes) 遊戯 (Jeux)
ジャン・シベリウス (1865-1957) 交響曲第6番 ニ短調 Op.104
  ケルン放送合唱団(ケルンWDR合唱団)
  ケルン放送交響楽団(ケルンWDR交響楽団)
  ハンス・ロスバウト(指揮)

録音 1955年3月7日(夜想曲)、1954年4月26日(遊戯)、1952年4月21日 ケルン放送第1ホール (Mono)

シベリウス ― ティルソン・トマス

ICA Classics ICAD5111 DVD-video classical


1969年タングルウッド音楽祭でクーセヴィツキ賞を受けボストン交響楽団の副指揮者に指名されたティルソン・トマス Michael Tilson Thomas (1944–) が、その翌年、シンフォニーホールで指揮したコンサートのライヴ映像。ボストン交響楽団を指揮したセッション録音がラグルズの《太陽を踏む者 (Sun-treader)》とピストンの交響曲第2番と一緒にCD化 (DG Originals 463 633-2) されているアイヴズの《ニューイングランドの3つの場所》。むずかしいリズムが的確に処理され、シベリウスが一点の汚れもなく複雑に創ったテクスチュアが巧みに示されているという交響曲第4番。ワーグナーの孫、フリーデリントに学び、1966年のバイロイト音楽祭で音楽アシスタントとアシスタント指揮者を務めたことのある、彼に縁のあるワーグナーの〈夜明けとジークフリートのラインへの旅〉。「ボストン交響楽団がボストン交響楽団だった時代」の記録。

チャールズ・アイヴズ (1874–1954)
 ニューイングランドの3つの場所 (Three Places in New England)
ジャン・シベリウス (1865-1957) 交響曲第4番 イ短調 Op.63
リヒャルト・ワーグナー (1813–1883)
 楽劇《神々の黄昏》— 夜明けとジークフリートのラインへの旅
  ボストン交響楽団 マイケル・ティルソン・トマス(指揮)
[Bonus: ティルソン・トマス、インタビュー(1970年、2013年)]

収録 1970年1月13日(アイヴズ)、3月10日 シンフォニーホール(ボストン)

[NTSC 4:3 Color Region All (0) 92min Audio: Enhanced mono]

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モーツァルト 交響曲集 第1集(1764年–1767年)

dacapo 6.220536 SACD hybrid (Multichannel/stereo) classical

モーツァルト 交響曲集 第1集(1764年–1767年)
W・A・モーツァルト (1756–1791) 交響曲第1番 変ホ長調 K.16
 交響曲第4番 ニ長調 K.19 交響曲 ヘ長調 K.Anh.223/19a
 交響曲第5番 変ロ長調 K.22 交響曲 ヘ長調 K.76/42a
  デンマーク国立室内管弦楽団 アダム・フィッシャー(指揮)

録音 2012年2月、8月 デンマーク放送 (DR) コンサートホール第2スタジオ(コペンハーゲン)
制作 ヨン・フランセン ラース・C・ブルーン

モーツァルト 交響曲集 第10集(1782年、1786年)

dacapo 6.220545 SACD hybrid (Multichannel/stereo) classical



モーツァルト 交響曲集 第10集(1782年、1786年)
W・A・モーツァルト (1756–1791) 交響曲第35番 ニ長調 K.385《ハフナー》
 交響曲第38番 ニ長調 K.504《プラハ》
  デンマーク国立室内管弦楽団 アダム・フィッシャー(指揮)

録音 2012年2月、4月、8月 デンマーク放送 (DR) コンサートホール第2スタジオ(コペンハーゲン)
制作 ヨン・フランセン ラース・C・ブルーン

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ニューパン — Republique(共和国)

Losen LOS124-2 jazz


オイヴィン・ニューパン Øyvind Nypan はノルウェーのトロンハイム生まれ。ロッカーとしてクラブや地元のロックシーンで演奏した後、ジャズに転向。クリスチャンサンの音楽院とコペンハーゲンの音楽アカデミーに学びました。2006年からは、新たな出会いを求めて移ったパリを拠点に活動をつづけています。アルバム『Republique(共和国)』は、2012年8月、パリのスタジオで録音されました。デトロイト交響楽団のヴァイオリン奏者を父にミシガン州ディアボーンに生まれ、ニューヨークで活動した後、2003年にパリに移ったテナーサックス奏者のリック・マーギッツァ Rick Margitza (1961–)、ボリビアのラパスでコロンビア人とイギリス人の両親の元に生まれ、パリの国立音楽院で学んだピアニストのレオナルド・モンタナ Leonardo Montana (1977–)、ブエノスアイレス、ロサンジェルス、ロンドン、パリとさまざまな都市文化を背景に育ったベーシスト、ガエル・ペトリーナ Gael Petrina、ローマ生まれのドラマー、シモーネ・プラッティコ Simone Prattico と、セッションに参加したのはパリで活動するプレーヤーたちです。日本の「歩行者天国」をタイトルとした曲に始まり、2011年7月22日に起きたオスロの政府庁舎爆破事件とウトヤ島銃乱射事件の犠牲者を追悼した《The Ling Night (Goodbye)》、やさしくメランコリックなバラード《Later on that Day》、小屋で休日を過ごしているうちに都会が懐かしくなって作ったブルース《Captain’s Cabin Blues》、そして最後は、デューク・エリントン楽団の演奏で有名になった、ファン・ティソール(ティゾール)のスタンダードナンバー《キャラヴァン》の「ファンタジーバージョン」という《Off to the Caravan》です。

ニューパン — Republique(共和国)
オイヴィン・ニューパン(曲)
 Hokousha Tengoku(歩行者天国) Shades of Blue From Now On
 The Ling Night (Goodbye) * The Chat and Cut * Later on that Day
 Captain’s Cabin Blues * Overnight Sensation * Off to the Caravan *
  オイヴィン・ニューパン(エレクトリックギター)
  リック・マーギッツァ(テナーサックス)*
  レオナルド・モンタナ(ピアノ) ガエル・ペトリーナ(ベース)
  シモーネ・プラッティコ(ドラムズ)

録音 2012年8月7日–9日 Studio Regard(パリ)
制作 オイヴィン・ニューパン  録音 クリストフ・サルラン

“The Chat and Cut”

試聴盤があります

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オーレ・“フェッサー”・リンドグレーン — and the Great Ones

Storyville 103 4283 2CD’s special price jazz


1950年代から多くの録音を残してきているデンマークのトロンボーン奏者、オーレ・“フェッサー”・リンドグレーン Ole “Fessor” Lindgreen の過去の演奏と未発表ライヴ録音によるアルバム。ワイルド・ビル・デイヴィスン、サミー・プライス、ドク・チーサムたちと共演した1970年代から1990年代の17曲をCD1に収録。CD2にはフェッサー・リバーボート・ストンパーズの2010年のリバーボート・フェスティヴァルのライブと、2012年、フェッサー&ヒズ・ジャズ・キングズのコーエでのクラブジグが収録されています。

オーレ・“フェッサー”・リンドグレーン — and the Great Ones
[CD1] Sweet Lorraine Chicken out Copenhagen Blues
 Indian Summer Crazy Eddie Blue Feeling
 Copenhagen Stew T'aint Nobody's Business
 A Little Street in Copenhagen Doc's Lullaby
 Woodpecker Big Green After Theatre Jump
 Greasy Ribs Gloryland The New Orleans Connection
 Our Love Is Here to Stay
  Various personnel
[CD2] I Want to Be Happy St. Louis Blues
 Do You Know What It Means to Miss New Orleans
 Get out of Here Bugle Boy March
 Make Me a Pallet on The Floor Fruit Punch
 How Come You Do Me Like You Do
  フェッサー・リバーボート・ストンパーズ
   デューク・ハイトガー(トランペット、ヴォーカル)
   オーレ・“フェッサー”・リンドグレーン(トロンボーン、ヴォーカル)
   ヨアセン・スヴァーレ(クラリネット) フィル・パーネル(ピアノ)
   トーベン・ビョアンスコウ(ベース)
   ジェラルド・フレンチ(ドラムズ、ヴォーカル)
 Mood Indigo Wrap Your Troubles in Dreams
 Moonglow Turn around
  フェッサー&ヒズ・ジャズ・キングズ *
   オーレ・“フェッサー”・リンドグレーン(トロンボーン)
   エリト・“ヌレ”・ニューキャー(クラリネット)
   ペーア・モレホイ(ギター) フーゴ・ラスムセン(ベース)

録音 [CD1] 1970年代–1990年代
[CD2] 2010年6月26日 リバーボート・フェスティヴァル(ライヴ)、2012年3月24日 コーエ(ライヴ)*

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