2014年6月



Our Select

エルガー 交響曲第1番、《コケイン》

BIS SACD1939 SACD hybrid(5.0 surround/stereo) classical


王立ストックホルム・フィルハーモニック管弦楽団と2008/09年のシーズンから首席指揮者を務めるサカリ・オラモ Sakari Oramo (1965–) によるエルガーの管弦楽作品集。先にリリースされた交響曲第2番と《ため息》《悲歌》(SACD1879)は、フランスの雑誌「ディアパソン」が “5 Diapasons” (5つ星)を与え、イギリスのメディアも「ラルゲットの素晴らしい音楽は楽しく、スケルツォは曲調にふさわしく荒々しく恐ろしい。そして、すべてをあきらめ、なつかしむような輝きのうちに幕を閉じる」(“Sunday Times”)「明確な個性をしっかり表しながら、巧みに歩調を整え、深いところで作品と誠実に向き合い、第2交響曲の広大な世界を渡っていく」(“The Gramophone”)と評価しています。

エルガーの第2集は交響曲第1番と《コケイン》の2曲です。エルガーだけでなく近代イギリス音楽を代表する作品のひとつに挙げられる第1番の交響曲は、最初のスケッチが1904年とされ、1907年から1908年にかけて作曲されました。1908年12月3日、マンチェスターのハレ交響楽団により初演。指揮は、ブラームスの交響曲第3番とワーグナーの《指輪》を初演したドイツのハンス・リヒターです。この作品を献呈されたリヒターは、12月7日にクイーンズホールで行われたロンドン交響楽団によるロンドン初演も指揮、エルガーの第1番に対して同時代の音楽家として最大級の敬意を表したと言われます。第1楽章〈アンダンテ.ノビルメンテ・エ・センプリーチェ ― アレグロ〉、第2楽章〈アレグロ・モルト〉、第3楽章〈アダージョ〉、第4楽章〈レント ― アレグロ〉。第1楽章の序奏部に示される「モットー」主題は、作品全体を通じて姿を忍ばせた後、終楽章の「グランディオーゾ(ポコ・ラルガメンテ)」のコーダで勝ち誇った姿を現します。

「最初の偉大なイギリスの交響曲」。この作品には、BBC放送や『ペンギン・ガイド』が高く評価するエイドリアン・ボールト(1977年)とヴァーノン・ハンドリー(1979年)がロンドン・フィルハーモニックを指揮した録音のほか、イギリス音楽を重要なレパートリーとするアメリカの指揮者レナード・スラトキンがこれもロンドン・フィルハーモニックを指揮した演奏(1989年/1991年)といった、それぞれに特色ある音楽を聴かせる録音があります。近年エルガーの作品と積極的に取り組み、最初のアルバムですばらしい音楽を聴かせたオラモの演奏は、「大英帝国の輝ける日々を懐かしむ」のではなく「輝かしい今を生きる」という新鮮な気分にみちています。演奏技術と感性をあわせもつストックホルムのオーケストラは、オラモの意図を正しく受けとめ、抑制をきかせながら、力強く壮大、優美な響きの音楽に表現しています。終楽章のコーダの透明感のある輝かしい金管楽器に代表されるように、各セクションの楽器の響きの美しさは際立った魅力です。こうした演奏を聴くにつけ、ストックホルム・フィルハーモニックとサカリ・オラモは、今日、もっとも気品のある音楽を聴かせるアンサンブルのひとつだという思いを強くします。

演奏会序曲《コケイン》は交響曲第1番の7年前に初演された作品です。「ロンドンの下町で(In London Town)」の別名をもち、エドワード時代のロンドンとロンドンっ子を生き生きと色彩的に描き、「わが多くの友人たち、英国のオーケストラのメンバーたちへ(to my many friends, the members of British orchestras)」献呈されています。この曲では、木管楽器がそれぞれにユーモラスなメロディとパッセージを演奏します。フルートのトップを担当したのは、交響曲でトップを吹いた首席奏者のアンドレアス・アリーン Andreas Alin に代わり、副首席奏者のヤン・ベンクトソン Jan Bengtson です。

2曲の録音セッションは、フィルハーモニックが本拠を置く、長い歴史を誇るストックホルム・コンサートホールで行われました。プロデュースのハンス・キプファー Hans Kipfer とマリオン・シュヴェーベル Marion Schwebel、エンジニアリングのトゥーレ・ブリンクマン Thore Brunkmann。BIS のスタッフによりストックホルム・フィルハーモニックとオラモの音楽が鮮やかな、響きの美しい音に捉えられています。アルバムのアートワークには、第2番のジャケットを飾った『St. Paul’s from thr River(テムズ川から眺めるセントポール大聖堂)』の画家、ジョージ・ハイド・パウナル George Hyde Pownall(1876–1932)の『Piccadilly Circus(ピカデリーサーカス)』が使われました。

エドワード・エルガー(1857–1934)
 交響曲第1番 変イ長調 Op.55(1908)
 演奏会序曲《コケイン(Cockaigne)》 Op.40(1901)
  王立ストックホルム・フィルハーモニック管弦楽団
  サカリ・オラモ(指揮)

録音 2012年5月(交響曲)、2013年11月(コケイン) ストックホルム・コンサートホール
制作 ハンス・キプファー(交響曲)、マリオン・シュヴェーベル(コケイン)
録音 トゥーレ・ブリンクマン

価格 ¥2,650(本体価格)

試聴盤があります

ボーズヴィーク — テューバのための協奏曲

BIS SACD2005 SACD hybrid(5.0 surround/stereo) contemporary


ノルウェーのプレーヤー、テューバのテクニックを誇る「ヴィルトゥオーゾ」として知られるオイスタイン・ボーズヴィーク Øystein Baadsvik(1966–)の『20世紀のテューバ協奏曲(ヴォーン・ウィリアムズ、アルチュニアン、ルンドクヴィスト、ジョン・ウィリアムズ)』(CD1515)『21世紀のテューバ協奏曲(ホーグベリ、ヤン・サンドストレム、カレヴィ・アホ)』(CD1685)につづく協奏曲アルバム第3作。

ボーズヴィークの協奏曲は「文字どおりの標題(プログラム)はもたず、明確な個性と気分とドラマトゥルギーによって聴き手と響き合うことをめざした」という音楽です。アフリカの木琴アマディンダの演奏しそうな音型をオーケストラの楽器が模したオスティナートとロマンティックなメロディラインが特徴的な第1楽章、テューバがグロッケンシュピールを伴いゆったりとしたメロディを演奏する第2楽章、そして、アップテンポのジャズからインスピレーションを得たという第3楽章。

ノルウェーのヨン・オイヴィン・ネス Jon Øivind Ness は、管弦楽のための《影》がノルウェー作曲家協会の1993年最優秀作品賞に選ばれ、注目されるようになって以来、身近の事象をヒントにしたさまざまな作品を発表しています。トロンボーン協奏曲の《危険な子猫(The Dangerous Kitten)》(Aurora ACD5012)や金管アンサンブルのための《まずいはらわたの猟獣、酸っぱいミツバチの巣(Yacky Gut Fur, Sour Beehives)》(Grong GMP13016)など、ネスの作品はユニークなタイトルを持ち、彼が「ポスト=パンク」や「アンビエント・ミュージック」にインスピレーションを求めながら作曲をするようになった2008年以降、2011年のテューバ協奏曲にも《Bogey Thresher》の名がつけられました。「幽霊を刈るように設計された機械」。ボーズヴィークとアークティック・フィルハーモニックの委嘱作です。

《恋するパンダ》は、指揮者、作曲家として積極的に活動するスウェーデンのトロンボーン奏者クリスチャン・リンドベリ Christian Lindberg が、「偉大なテューバ奏者にして良き友人」のボーズヴィークのために作曲した協奏曲。〈見つけられないものを探すパンダ(Panda Searching for Something He Cannnot Find)〉〈ライオンの子(Lion Cub)(Cadenza)〉〈恋するパンダ(Panda in Love)〉〈抗議するパンダ ― 天安門広場へ行く(Panda in Protest – Goes to Tiananmen Square)〉〈パンダの演説(Speech of the Panda)(Cadebza-Intermezzo)〉〈丘を登るパンダ…自由の世界へ(Panda Climbing up the Hill…into a World of Freedom)〉。内面のイメージと個人的な体験を反映したというタイトルをもつ6つの楽章から構成された作品です。

オイスタイン・ボーズヴィーク(1966–)
 テューバと室内管弦楽のための協奏曲(2012) 
ヨン・オイヴィン・ネス(1968–)
 Bogey Thresher(2011)(テューバと管弦楽のための)
クリスチャン・リンドベリ(1958–)
 テューバ協奏曲《恋するパンダ(Panda in Love)》(2007-11)
  オイスタイン・ボーズヴィーク(テューバ)
  アークティック・フィルハーモニック管弦楽団
  クリスチャン・リンドベリ(指揮)

録音 2012年1月、2013年2月 ハーシュタ文化センター

価格 ¥2,650(本体価格)

ハラース — グバイドゥーリナ 室内楽作品集

BIS SACD2056 SACD hybrid(5.0 surround/stereo)contemporary


アメリカ生まれ、ドイツのギタリスト、フランツ・ハラース Franz Halász は、「今日のギター」を代表するひとりに挙げられています。ニュルンベルク=アウグスブルク音楽大学の教授を長年に渡り務め、2010年にミュンヘン音楽大学(ドイツ国立ミュンヘン音楽演劇大学)のギター科主任教授に就任しました。「ギターの技巧」を誇示することなく、音楽の内面を知的に感受性豊かに表現するスタイルのアーティスト。かつてハラースのマスタークラスで学んだフィンランドのギタリスト、ペトリ・クメラがそのスタイルを継承しています。「ギタリスト」ハラースは、『すべては薄明のなかで ― 武満徹、ギター独奏のための作品全集』(CD1075)や『タレガを讃えて』(CD736)など、彼のディスコグラフィを代表するアルバムを BIS に録音してきました。その新録音。ソビエト連邦のタタール自治共和国(現、ロシア連邦タタールスタン共和国)のソフィヤ・グバイドゥーリナ Sofia Gubaidulina に室内楽作品集です。彼女が1960年代に作曲したギターソロのための「情緒あふれる」抒情的作品《セレナード》、新しい発想の奏法を採用した《悔い改め》と《ソット・ヴォーチェ》。内部奏法から始まり、十二音技法を用いたピアノソナタ。ヴィラ=ロボスのピアノ作品全集(BIS)のデボラ・ハラースがピアニストです。

ソフィヤ・グバイドゥーリナ(1931–) 室内楽作品集
 悔い改め(Repentance)(2008)
 (チェロ、3つのギターとコントラバスのための)
 セレナード(Serenade)(1960)(ギター独奏のための)
 ピアノソナタ(1965)
 ソット・ヴォーチェ(Sotto voce)(2010/13)
 (ヴィオラ、コントラバスと2つのギターのための)
  フランツ・ハラース(ギター) ヤコブ・ケレルマン(ギター)
  ルーカス・ブラル(ギター) ウェンシン・ヤン(チェロ)
  デボラ・ハラース(ピアノ)
  フィリップ・シュトゥーベンラウフ(コントラバス)
  ハリオルフ・シュリヒティヒ(ヴィオラ)

録音 2013年6月 バイエルン放送、第2スタジオ(ミュンヘン)

価格 ¥2,650(本体価格)

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Wood Works ― デンマーク弦楽四重奏団、トラッドを弾く

dacapo 8.226081 traditional/classical/contemporary


コペンハーゲンの王立音楽アカデミーの教授、ティム・フレゼリクセンが2001年に創設したグループ、デンマーク弦楽四重奏団 Den Danske Strygekvartet/The Danish String Quartet。デンマーク放送(DR)P2 主宰の2004年室内楽コンペティションで第1位に選ばれ、デンマーク放送のアーティスト・イン・レジデンスとしてカール・ニルセンの弦楽四重奏曲(dacapo 6.220521, 6.220522)を録音。現在、ニューヨークのリンカンセンター室内楽協会(Lincoln Center Chamber Music Society)と BBC Radio3 のハウスカルテットを務め、活発なコンサート活動を行っています。メンバーは、ヴァイオリンのルーネ・トンスゴー・サーアンセン Rune Tonsgaard Sørensen(1983–)と、コペンハーゲン・フィルハーモニック管弦楽団コンサートマスターのフレゼリク・ウーラン Frederik Øland(1984–)、ヴィオラのアスビャアン・ヌアゴー Asbjørn Nørgaard(1984–)、2008年から加わったノルウェーのチェリスト、フレードリク・スコイエン・シェーリン Fredrik Schøyen Sjölin(1982–)。シュトゥットガルト放送交響楽団(SWR)の首席奏者セバスチャン・マンツと共演したフックスとブラームスのクラリネット五重奏曲(CAvi Music 4260085533008)につづくアルバム『Wood Works』(木作りの作品)。弦楽四重奏のための古典的レパートリーの録音を発表してきた彼らがはじめて北欧の民俗音楽を演奏しています。デンマークのもっとも西に位置するファーネ島の小さな村スナホーに400年を超えて伝わる婚礼の音楽。アイルランドのジグによく似たデンマークの踊りセクストゥアにアイルランドのジグ=リールを組み合わせたナンバー。ノルウェー、グーブランスダール地方のランゲライク。スウェーデン、スコーネ地方のワルツとダーラナ地方のポルスカ。ヴェルムランド地方の美しい自然を歌った《ああ、美しいヴェルムランド》は、もっとも知られ、もっとも愛されているスウェーデン民謡のひとつ。マス・ラクーア Mads la Cour(1980–)のフリューゲルホルンが加わる「かわった名前」のデンマーク伝承曲《羊が5匹、山羊が4匹》は、第1ヴァイオリンのセーアンセンが偶然見つけたという一曲。《おおフレードリク、フレードリクよ》は、カルテットのチェリスト、「頑強なノルウェーの船乗り」シェーリンのために彼の幼なじみヨハンネス・ルステン Johannes Rusten が書いた作品です。伝統の音楽を「コンテンポラリー」に聴かせる編曲は、デンマークのフォークミュージシャン、ニコライ・ブスク Nikolaj Busk(1982–)が担当した《スナホーの婚礼三部作 ― パート3》をのぞき、デンマーク弦楽四重奏団が手がけました。

Wood Works ― デンマーク弦楽四重奏団、トラッドを弾く
フェロー諸島伝承曲/デンマーク伝承曲
 正直な新婚夫婦よ(Ye Honest Bridal Couple)/
  スナホーの婚礼三部作(Sønderho Bridal Trilogy) ― パート1
デンマーク伝承曲/アイルランド伝承曲
 ヴェンシュセルのセクストゥア(Sekstur fra Vendsyssel)/
  ピートの踊り(The Peat Dance)
ノルウェー伝承曲(グーブランスダール地方)
 ヴィーグスタモイン(Vigstamoin)(ランゲライク)
スウェーデン伝承曲(スコーネ地方)
 リュビのラッセのワルツ Waltz after Lasse in Lyby
デンマーク伝承曲 リーバス第8番(Ribers #8)(ポルカ)
デンマーク伝承曲
 スナホーの婚礼三部作(Sønderho Bridal Trilogy) ― パート2
デンマーク伝承曲 (Five Sheep, Four Goats)*
ヨハンネス・ルステン(1984–)
 おおフレードリクよ、フレードリク(O Fredrik, O Fredrik)
スウェーデン伝承曲(ヴェルムランド地方)
 ああ、美しいヴェルムランドよ(Ack, Värmland du sköna)
ポウル・ビェレーアー/デンマーク伝承曲
 復活祭の日曜日(Easter Sunday)/
ラスモス・ストームのポルスカ(Polsk efter Rasmus Storm)
スウェーデン伝承曲(ダーラナ地方) 酒宴のポルスカ(Jässpodspolska)
ノルウェー伝承曲
 ソンダーラの老いたラインランド人(Gammel reinlender frå Sønndala)
デンマーク伝承曲
 スナホーの婚礼三部作(Sønderho Bridal Trilogy) ― パート3
  デンマーク弦楽四重奏団
   ルーネ・トンスゴー・サーアンセン(第1ヴァイオリン)
   フレゼリク・ウーラン(第2ヴァイオリン)
   アスビャアン・ヌアゴー(ヴィオラ)
   フレードリク・スコイエン・シェーリン(チェロ)
  マス・ラクーア(フリューゲルホルン)*

録音 2013年9月4日–7日 キアステン・ケーア美術館ジョンズ・ホール(フレストロプ、デンマーク)
制作 デンマーク弦楽四重奏団、セバスチャン・エスキルセン
録音 セバスチャン・エスキルセン

価格 ¥2,000(本体価格)

“Wood Works” Official trailer


クーラウ ヴァイオリンソナタ集 第1集

dacapo 8.226082 classical


文学のH・C・アンデルセン、哲学のセーアン・キアケゴー、物理と化学のハンス・クリスチャン・エアステズ、バレエのオギュスト・ブルノンヴィルをはじめ、さまざまなスペシャリストたちがそれぞれの分野で輝かしい仕事をした19世紀前半のいわゆるデンマーク文化の黄金時代。音楽の分野でも、「ティヴォリ」の音楽家H・C・ロンビ、ニルス・W・ゲーゼ、J・P・E・ハートマン、C・E・F・ヴァイセたちが、ロマンティシズム音楽の美しい花を咲かせた時代です。ドイツに生まれ、24歳の時にデンマークに亡命してきたフレゼリク(フリードリヒ)・クーラウ Frederik(Friedrich) Kuhlau もそのひとり。コスモポリタンな性格から、コペンハーゲンを中心とする音楽界になじめず、一匹狼としてロマンティックな音楽を次々と作曲。ピアノのためのソナティネとソナタと変奏曲、フルートのためのソロ曲と室内楽曲、弦楽四重奏曲イ短調、ヴィーラントの『ルル、または魔法の笛』に基づきC・C・F・ギュンテルベアが台本を書いた童話オペラ《ルル》(Kontrapunkt 32009/11)など、デンマークのロマンティシズム時代を飾る多くの作品を残しました。ゲーゼのヴァイオリンソナタ集(8.226066)を録音したクリスティーナ・オストラン Christina Åstrand(1969–)とペーア・サロ Per Salo(1962–)のデュオによるクーラウのソナタ集。第1集には Op.76 の3曲とフルートソナタがオリジナルの変ホ長調(Op.64)が収められています。

フレゼリク・クーラウ(1786–1832) ヴァイオリンソナタ集 第1集
 ヴァイオリンソナタ 変ホ長調 Op.64(1825 rev.1855)
 ヴァイオリンソナタ ヘ長調 Op.76-1(c.1827)
 ヴァイオリンソナタ イ短調 Op.76-2(c.1827)
 ヴァイオリンソナタ ハ長調 Op.76-3(c.1827)
  デュオ・オストラン/サロ
   クリスティーナ・オストラン(ヴァイオリン)
   ペーア・サロ(ピアノ)

録音 2013年6月24日–28日 デンマーク放送(DR)コンサートホール、第4スタジオ(コペンハーゲン)
制作 アクセル・トリーイェ、クリスティーナ・オストラン、ペーア・サロ
録音 ヤン・オルロプ

価格 ¥2,000(本体価格)


囚われた光 ― ノーオントフト 室内楽作品集

dacapo 8.226577 contemporary


デンマークの作曲家アナス・ノーオントフト Anders Nordentoft。コペンハーゲンの王立音楽アカデミーでイプ・ネアホルムとハンス・エーブラハムセンに学びディプロマを取得し、オーフスの王立音楽アカデミーのペーア・ネアゴーの作曲コースを修了しました。「相対する要素を併置することから生まれる響き」を追求した時期を経て、「穏やかなメロディ」を用いた多彩な表現を模索する作品を発表。1997年のカール・ニルセン賞、2002年のヴィルヘルム・ハンセン賞の受賞者です。「美しく和声的でありながら同時に大きな対比、抑制された痛み、不断のエネルギーが特徴的な」ノーエントフトの室内楽作品集。きわめて個人的な2つの曲、プログラムのメインに据えられた《囚われた光》と《大聖堂》は、オーフスのアカデミーで教えるチェリストのヘンリク・ブレンストロプ Henrik Brendstrup に献呈された作品です。

囚われた光(Light Imprisoned) ― アナス・ノーオントフト(1957–)
 室内楽作品集
 囚われた光(Light Imprisoned)(1996/98)
 (チェロとシンフォニエッタのための)
 Dance of Separation(1998)(弦楽六重奏のための)
 大聖堂(Cathedral)(1986)(チェロ独奏のための)
 Printed Out(2006)
 (クラリネット、ヴァイオリン、チェロとピアノのための)
 アトラーニ(Atrani)(1991)(ヴァイオリン独奏のための)
 HillShapes-WindStillness(2000)(ヴィオラとピアノのための)*
 Moment(1989)
 (クラリネット、ヴァイオリン、チェロとピアノのための)
  ヘンリク・ブレンストロプ(チェロ)
  オーフス・シンフォニエッタ セーアン・キンク・ハンセン(指揮)
  コペンハーゲン・クラシック ヨン・クルーセ(クラリネット)
  ヨハネス・スー・ハンセン(ヴァイオリン)
  クリスティーナ・ビャアケー(ピアノ)
  クラウス・ミューロプ(ヴィオラ)
  ヴァウン・セーアンセン(ピアノ)*

録音 2008年6月14日 オーフス王立音楽アカデミー、室内楽ホール(Light)、2011年4月26日 王立デンマーク歌劇場リハーサルホール(コペンハーゲン)(Dance)、8月12日(HillShapes-)、9月23日(Atrani)、11月26日 (Cathedral, Moment, Pointed Out)オーフス・コンサートホール、シンフォニックホール
制作・録音 ヘンリク・ヴィンター・ハンセン

価格 ¥2,000(本体価格)

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アンドレーアス・ドライアー・トリオ ― ポインシアーナ

Losen Records LOS130-2 jazz


デンマークのホーセンス生まれ、オーフスの王立音楽アカデミーとオランダのハーグ王立音楽院に学び、2007年からノルウェーでベーシストとして活動するアンドレーアス・ドライアー Andreas Dreier がリーダーを務めるトリオ。アルバム『ポインシアーナ』は、アーマッド・ジャマル Ahmad Jamal(1930–)によるラテン風のアレンジで知られるナット・サイモンの曲をタイトルに採り、アーマッド・ジャマルのトリオがレパートリーとしたナンバーを演奏、ペンシルヴァニア州ピッツバーグ生まれの「偉大な」ジャズピアニスト、作曲家への「オマージュ」として制作されました。ギタリストのビョルン・ヴィーダル・ソッリ Bjørn Vidar Solli はノルウェー生まれ。トリオ、Solid! のリーダーを務め、ノルウェーの有力ジャズフェスティヴァルとノルウェー文化省が共同で主宰するコンペティションの2002年最優秀若手ジャズミュージシャン賞(Young Jazz Musicians of the Year)に選ばれています。近年はニューヨークを拠点にジョン・ゴードンやケヴィン・ヘイズをはじめとする音楽家たちと共演しています。オーストラリア生まれ、ニューヨークで学び演奏活動を続けたあと、イタリアのローマに活動の拠点を移したアダム・パチェ Adam Pache がトリオのドラマーを務めます。「ヴァーネル・フォーニアの味わいのあるブラシワーク、イスラエル・クロスビーのガット弦ベース、ジャマルの優雅なピアノ」。ちょっとノスタルジックで夢見るような「グルーヴとスウィング」にジャマルのトリオの1950年代を偲びます。

アンドレーアス・ドライアー・トリオ ― ポインシアーナ(Poinciana)
 Lullaby of the Leaves(J. Young/B. Petkere)
 Darn That Dream(J. Van Heusen)
 It Could Happen to You(J. Van Heusen) Cherokee(R. Noble)
 My Ideal(R. Whiting-Chase) Eronel(T. Monk)
 The Best Thing for You Is Me(I. Berlin) Ask Me Now(T. Monk)
 Poinciana(B. Bernier/N. Simon)
  アンドレーアス・ドライアー・トリオ
   アンドレーアス・ドライアー(ベース)
   ビョルン・ヴィーダル・ソッリ(エレクトリックギター)
   アダム・パチェ(ドラムズ)

録音 2013年7月18日 クルットロイク・スタジオ(オスロ)
制作 アンドレーアス・ドライアー
録音・ミクシング ヘルムン・ニューゴール

価格 ¥2,450(本体価格)

試聴盤があります

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キラ・スコウ ― When We Were Gentle

Stunt Records STUCD13152 jazz


ロックバンド、Kira & the Kindred Spirits のリードヴォーカルとして知られるデンマークのシンガー、キラ・スコウ Kira Skov(1976–)。“When We Were Gentle” は、2011年の “Memories of Days Gone By”(STUCD11182)につづくソロ第2作です。Kira & the Kindred Spirits のメンバー、夫君のニコライ・モンク=ハンセン Nicolai Munk–Hansen がこのアルバムでもベースを担当。ドラムズを担当したイギリスのミュージシャン、ソングライター、作曲家、レコードプロデューサーのジョン・パリッシュ John Parish(1959–)の制作です。

キラ・スコウ ― When We Were Gentle
 Idea of Love Quiet Violence When We Were Gentle
 In Another Dream Don’t Forget Me Come Along
 Cold Water  In the Middle The End Morgan’s Serenade
  キラ・スコウ(ヴォーカル)
  ニコライ・モンク=ハンセン(ベース、エレクトリックベース、
   パーカッション、エレクトリックギター)
  オリヴァー・ホイネス(エレクトリックギター)
  シモン・トラム(キーボード、アコーディオン)
  ジョン・パリッシュ(ドラムズ) R・J・ミラー(ドラムズ)

録音 2013年8月 STCスタジオ(コペンハーゲン)
制作 ジョン・パリッシュ

価格 ¥2,350(本体価格)

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小旅行 ― コントラバスのための音楽

LAWO Classics LWC1052 SACD hybrid(Multichannel/stereo) classical


エルリング・スンナルヴィーク Erling Sunnarvik はオスロ・フィルハーモニックのコントラバス奏者。オスロのクヌート・ギュトレルとアメリカのゲーリー・カーに学び、ベルゲン・フィルハーモニックの奏者を務めた後、1987年にオスロに移りました。ソロイストとしてのコンサートデビューが1989年です。コントラバスのための作品集。バロック期イギリスのヘンリー・エクルズ Henry Eccles、楽譜出版者として知られモーツァルトがニ長調の弦楽四重奏曲(K.499)を献呈したフランツ・アントン・ホフマイスター Franz Aoton Hoffmeister、ブロッホ Ernest Bloch の曲。スンナルヴィークが、スウェーデンのピアニスト、ニルス・ルンドストレム Nils Lundström と共同で編曲したグリンカとチャイコフスキーの歌曲。プログラム最後の《小旅行》は、スンナルヴィークの委嘱を受け、アルネ・ヘッラン Arne Hellan が作曲した「3つのプロムナード」からなる作品です。ヘッランは、ノルウェー国立音楽アカデミーでトルライヴ・ネードベルグにファゴット、フィン・モッテンセンに作曲を学び、アメリカのインディアナ大学のバーナード・ヘイデンの下で作曲の研究を続けた後、1975年からフリーランスの音楽家として活動を始めました。作曲家として積極的に活動するようになってからは、ピアノ、コントラバスとピアノ、ホルンと弦楽三重奏、コールアングレと弦楽四重奏、室内管弦楽のための曲など、主に委嘱による作品を発表しました。スウェーデンのメゾソプラノ、アンニカ・スクーグルンド Annika Skoglund と、ヴェーガル・ヨンセン Vegard Johnsen 以下、オスロ・フィルハーモニックの弦楽器奏者の共演です。

小旅行 ― コントラバスのための音楽
ヘンリー・エクルズ(1670–1742)
 コントラバスとピアノのためのソナタ
ニルス・ルンドストレム/エルリング・スンナルヴィーク(編曲)
 メッツォソプラノ、コントラバスとピアノのために編曲した4つの歌曲
 ミハイル・グリンカ(1804–1857)
  疑惑 悲歌「いたずらに誘いをかけないで」
 ピョートル・チャイコフスキー(1840–1893)
  待て Op.16–2 ただ憧れを知るものだけが Op.6–6
フランツ・アントン・ホフマイスター(1754–1812)
 コントラバス、ヴァイオリン、ヴィオラとチェロのための四重奏曲
エルネスト・ブロッホ(1880–1959)(ニルス・ルンドストレム 編曲)
 祈り(組曲《ユダヤの生活より》)(コントラバスと弦楽五重奏のための)
アルネ・ヘッラン(1953–2002)
 小旅行(Ekskursjon)(コントラバスとピアノのための)
  エルリング・スンナルヴィーク(コントラバス)
  アンニカ・スクーグルンド(メゾソプラノ)
  ニルス・ルンドストレム(ピアノ) ヴェーガル・ヨンセン(ヴァイオリン)
  アスラク・ユヴァ(ヴァイオリン)
  スティーグ・ウーヴェ・ウーセ(ヴィオラ)
  ハンス・ユーセフ・グルー(チェロ) ケンネト・リーラン(コントラバス)

録音 2012年3月12日–14日 ソフィエンベルグ教会(オスロ)、5月16日 リス教会(オスロ)
制作 ヴェーガル・ランドース
録音 トマス・ヴォルデン

価格 ¥2,450(本体価格)

マズルカ ― Researching Chopin

LAWO Classics LWC1049 classical


ニルス・ヘンリク・アスハイム Nils-Henrik Asheim(1960–)はオスロ生まれ。ノルウェー国立音楽アカデミーとアムステルダムのスヴェーリンク音楽院に学び、作曲家、オルガニスト、ピアニストとして活動し、2012年からはスタヴァンゲル・コンサートホールのオルガニストを務めています。イェットルード・ジプシーオーケストラと共演し、ノルウェーの2010年スペルマン賞 Spellemannprisen(ノルウェー・グラミー賞)受賞した『Mazurka ― Researching Chopin』(LWC1016)につづく「ショパンのマズルカ」。ロンドンのコラード&コラード社 Collard & Collard が1830年代に製作したスクエアピアノを弾き、ショパンのマズルカの新しい解釈を探るというアルバム。

マズルカ ― Researching Chopin
フレデリク・ショパン(1810–1849)
 マズルカ第1番 嬰ヘ短調 Op.6–1 マズルカ第2番 嬰ハ短調 Op.6–2
 マズルカ第3番 ホ長調 Op.6–3 マズルカ第5番 変ロ長調 Op.7–1
 マズルカ第7番 ヘ短調 Op.7–3 マズルカ第11番 ホ短調 Op.17–2
 マズルカ第13番 イ短調 Op.17–4 マズルカ第14番 ト短調 Op.24–1
 マズルカ第15番 ハ長調 Op.24–2 マズルカ第17番 変ロ短調 Op.24–4
 マズルカ第21番 嬰ハ短調 Op.30–4 マズルカ第22番 嬰ト短調 Op.33–1
 マズルカ第23番 ニ長調 Op.33–2 マズルカ第24番 ハ長調 Op.33–3
 マズルカ第25番 ロ短調 Op.33–4 マズルカ第34番 ハ長調 Op.56–2
 マズルカ第37番 変イ長調 Op.59–2 マズルカ第40番 ヘ短調 Op.63–2
 マズルカ第41番 嬰ハ短調 Op.63–3 マズルカ第47番 イ短調 Op.67–4
 マズルカ第49番 イ短調 Op.68–2 マズルカ第50番 ヘ長調 Op.68–3
 マズルカ第51番 ヘ短調 Op.68–4
  ニルス・ヘンリク・アスハイム(ピアノ)

録音 2012年9月13日–15日、10月12日 ウレフォス館(Ulefos Hovedgaard)(テレマルク、ノルウェー)
制作 ヴェーガル・ランドース
録音 トマス・ヴォルデン

価格 ¥2,450(本体価格)

賛歌 ― アルファとオメガとしてのオルガン

LAWO Classics LWC1050 SACD hybrid(Multichannel/stereo) classical


ヴェーガル・ランドースのアルバム『アリア』で共演した、ブラゲルネス教会のオルガニスト、アンデシュ・アイステン・ダール Anders Eidsten Dahl(1976–) の北欧作品集。シベリウス、シンディング、アルヴェーン、カール・ニルセン。カシュテン・カールセン Carsten Carlsen は、夫人のラッラ・カールセンとオスロに創設した劇場『黒猫(Chat Noir)』の音楽監督として知られたノルウェーのピアニスト、作曲家です。

賛歌(Hymnus) ― アルファとオメガとしてのオルガン
ジャン・シベリウス(1865–1957)
 2つの小品 Op.111
  イントラーダ(Intrada) 葬送音楽(Surusoitto)
カシュテン・カールセン(1892–1961) 前奏曲(Prélude)(1915)
 祝祭前奏曲(Festforspil)(1917) 間奏曲(Intermezzo)(1915)
クリスチャン・シンディング(1856–1941) 賛歌(Hymnus) Op.124
ヒューゴ・アルヴェーン(1872–1960)
 前奏曲(Präludium)
 (《黙示録カンタータ(Uppenbarelsekantaten)》 Op.31から)
カール・ニルセン(1865–1931)
 コンモティオ(Commotio) FS155(Op.58)
  アンデシュ・アイステン・ダール(オルガン)
 [ブラゲルネス教会のカシュテン・ルン・オルガン]

録音 2012年2月26日–28日、10月14日 ブラゲルネス教会(ドランメン、ノルウェー)
制作 ヴェーガル・ランドース
録音 トマス・ヴォルデン

価格 ¥2,450(本体価格)

マッツ・クレーソンの「ホルベア組曲

LAWO Classics LWC1047 classical/contemporary


マッツ・クレーソン Mats Claesson はスウェーデン生まれ。ノルウェー音楽アカデミーでクラシカルギターを学び、准教授として作曲、音楽理論、音楽テクノロジーのセクションリーダーを務めています。エレクトロ=アクースティックの作品を発表。プロデューサー、サウンドエンジニアとしてアルネ・ヌールハイム、クセナキス、ジョン・ケージと共同作業を行ってきました。

マッツ・クレーソンの解釈による《ホルベア組曲》
エドヴァルド・グリーグ(1843–1907)/マッツ・クレーソン(1955–)
 組曲《ホルベアの時代から(Fra Holbergs tid)》 Op.40
 (弦楽オーケストラのための)
  前奏曲(Præludium) サラバンド(Sarabande)
  ガヴォット ― ミュゼット(Gavotte – Musette)
  アリア(Air) リゴドン(Rigaudon)
  マッツ・クレーソン(エレクトロ=アクースティック)

制作・録音 マッツ・クレーソン

価格 ¥2,450(本体価格)

J・S・バッハ シュープラー・コラール、ライプツィヒ・コラールとカノン風変奏曲

LAWO Classics LWC1056 2SACD’s hybrid(Multichannel/stereo) classical


オスロ大聖堂のオルガニスト、コーレ・ノールストーガ Kåre Nordstoga(1954–)のバッハ。オルガン小曲集(Orgelbüchlein)をメインに据えたバッハ作品集(Afontius ATB-CD06-08)で弾いたオスロ大聖堂のリューデ&ベルグ・オルガンに代わり、フローニンゲン、聖マーティン教会のシュニトガー・オルガンによる演奏です。

J・S・バッハ(1685–1750)
 シュープラー・コラール、ライプツィヒ・コラールとカノン風変奏曲
 コラール《目を覚ませと呼ぶ声が聞こえ》 BWV.645
 コラール《われいずこにか逃れゆくべき》 BWV.646
 コラール《ただ愛する神の摂理にまかせ》 BWV.647
 コラール《わが魂は主をあがめ》 BWV.648
 コラール《ああ、われらと共に留まりたまえ、主イエス・キリストよ》
  BWV.649
 コラール《イエスよ、いまぞ汝御空より来たりて》 BWV.650
 コラール《聖霊よ、来たれ》 BWV.651
 コラール《来たれ、聖霊なる神よ》 BWV.652
 コラール《バビロンの流れのほとりにて》 BWV.653
 コラール《おお愛する魂よ、装いせよ》 BWV.654
 コーラル《イエス・キリストよ、われを顧みたまえ》 BWV.655 
 コラール《おお汚れなき神の小羊よ》 BWV.656
 コラール《いざもろびと、神に感謝せよ》 BWV.657
 コラール《われ神より離れじ》 BWV.658
 コラール《いざ来たれ、異教徒の救い主よ》 BWV.659、
  BWV.660、BWV.661
 コラール《いと高きところにいます神にのみ栄光あれ》 BWV.662、
  BWV.663、BWV.664
 コラール《われらが救い主、イエス・キリスト》 BWV.665、
  BWV.666
 コラール《来たれ、神にして創造主なる御霊よ》 BWV.667
 コラール《われ汝の御座の前に進みいで》 BWV.668
 カノン風変奏曲《高き天よりわれは来たれり》 BWV.769
  コーレ・ノールストーガ(オルガン) 
 [聖マーティン教会のシュニトガー・オルガン]

録音 2012年5月6日–8日 聖マーティン教会(フローニンゲン、オランダ)
制作 ヴェーガル・ランドース
録音 トマス・ヴォルデン

価格 ¥4,900(本体価格)

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アリア

LAWO Classics LWC1046 SACD hybrid(Multichannel/stereo) classical


ノルウェー音楽アカデミーでサクソフォーンを学び、トマス・ヴォルデンと共同で LAWO Classics レーベルを主宰するヴェーガル・ランドース Vegard Landaas と、同じアカデミーの出身、2001年からドランメンのブラゲルネス教会のオルガニストを務めるアンデシュ・アイステン・ダール Anders Eidsten Dahl が共演。トヴェイトとフールム、バロック期のマルチェッロの協奏曲、映画『ミッション』の《ガブリエルのオーボエ》、スウェーデンの伝承曲による《夏の牧舎の古い賛美歌》、今日のノルウェーを代表するひとり、ロルフ・ヴァリーン Rolf Wallin の《エレジー》、そしてノルウェーの伝承曲に基づく作品を演奏します。「アリア」。美しい旋律の曲でアレンジする「音楽の花束」。

アリア(Aria)
ゲイル・トヴェイト(1908–1981)
 名誉ある出迎え(Velkomne med æra)Op.151–1
エンニオ・モッリコーネ(1928–)
(シェティル・ビェルケストラン(1955–)編曲)
 ガブリエルのオーボエ
ヘルゲ・フールム(1936–) 移民の歌(Emigrantvisa) 日没(Solefall)
伝承曲(エドヴァルド・グリーグ(1843–1907)
 /ヨハン・ハルヴォシェン(1864–1935)編曲)
 ギュリの歌(Guris vise) 寝過ごしてしまった(Jeg lagde mig så sildig)
 花嫁の行列が庭に入ってくる(Brurefæle kjem in i garden)
 オーレという男(Han Ole)
 去年、山で山羊の番をしていると(I fjol gjætt'e gjeitinn)
 悪魔の行進(Fansmarch/Fansmarsj) 
オスカル・リンドベリ(1887–1955)
 夏の牧舎の古い賛美歌(Gammal fäbodpsalm från Dalarna)
伝承曲(ダーヴィド・ブラトリ(1972–)編曲)
 イエス、なんじ優しき友よ(Jesus din søte forening å smake)
ウジェーヌ・ボザ(1905–1991) アリア
アレッサンドロ・マルチェッロ(1684–1750) 協奏曲 ニ短調
エリーク・サティ(1866–1925) ジムノペディー第3番
ロルフ・ヴァリーン(1957–) エレジー(Elegi)
  ヴェーガル・ランドース(サクソフォーン)
  アンデシュ・アイステン・ダール(オルガン)

録音 2012年1月15日–17日
制作 ヴェーガル・ランドース
録音 トマス・ヴォルデン

価格 ¥2,450(本体価格)

Colores(色彩)

LAWO Classics LWC1048 SACD hybrid(5.0 surround/stereo) classical


スペイン生まれのソプラノ、イツィアル・マルティネス・ガルドス Itziar Martinez Galdos が歌う、ガリシア、バスク、カタルーニャ地方の作曲家の歌曲集。




Colores(色彩) ― ガリシア、バスク、カタルーニャ歌曲集
ガリシアの歌曲 Morriña(郷愁) Lua de vrau(夏の月)
 Panxoliña(クリスマスキャロル) Eu coa miña monteira(私の皮の帽子)
 Meu amor meu amoriño(愛しい人、私のかわいい人)
 Canta ó galo ven(ひな鳥は歌う)
バスクの歌曲 Amesetan Otz eta ixiltsu
 Zure mosuan(あなたのくちづけ) Lotoren lorak(蓮の花)
 Eres dagie txilibituak Agertu-yatan orrilla Loa, loa Lili eder bat
 Aldapeko sagarraren Nik baditu Iruten ari nuzu Atzo ttun ttun
カタルーニャの歌曲 Damunt de tu només les flors
 Aquesta nit un mateix vent(今夜もおなじ風が)
 Jo et pressentia com la ma Fes me la vida transparent
 Quan la llàntia s’apagà(ランプの灯が消えると) Era el capvespre
 És una nit d’Abril(四月の宵) El Rossinyol(ナイチンゲール)
 El Noi de la Mare(母の子) El cant dels ocells(鳥の歌)
  イツィアル・マルティネス・ガルドス(ソプラノ)
  ペール・アルネ・フラントセン(ピアノ)

録音 2011年10月14日–17日
制作 ヴェーガル・ランドース
録音 トマス・ヴォルデン

価格 ¥2,450(本体価格)

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シェロー、サロネン — 《エレクトラ》

Bel Air BAC410 Blu-ray video/BAC110 DVD-video classical


エクサン・プロヴァンス音楽祭、スカラ座、メトロポリタン・オペラ、フィンランド国立オペラの共同制作によるシュトラウスの《エレクトラ》。2013年7月、エクサン・プロヴァンス音楽祭で上演され、大きな成功を収めたステージをライヴ収録した Blu-ray と DVD がリリースされます。2013年10月7日に亡くなったフランスの演出家、『王妃マルゴ(Le Reine Margot)』(1994)『インティマシー(Intimacy)』(2001)などの映画、1976年から1980年にかけてバイロイト音楽祭で上演されたブーレーズ指揮の《ニーベルングの指輪》が代表作とされるパトリス・シェロー Patrice Chéreau(1944–2013)の最後の大きな仕事となった舞台。リシャール・ペドゥッツィが装置、ドミニク・ブリュギエールが照明、カロリーヌ・ド・ヴィヴェーズが衣装を担当、エヴェリン・ヘルリツィウス Evelyn Herlitziusをはじめとする歌手とパリ管弦楽団をフィンランドのエサ=ペッカ・サロネン Esa-Pekka Salonen(1958–)が指揮しています。

リヒャルト・シュトラウス(1864–1949)
 楽劇《エレクトラ(Elektra)》 Op.58
  エヴェリン・ヘルリツィウス(ソプラノ、エレクトラ)
  アドリアンヌ・ビエチョンカ(ソプラノ、クリソテミス)
  ヴァルトラウト・マイアー(メゾソプラノ、クリテムネストラ)
  トム・ランドル(テノール、エギスト)
  ミハイル・ペトレンコ(バリトン、オレスト)
  フランツ・マツーラ(バス、オレストの従者)
  フローリアン・ホフマン(テノール、若い従者)
  ドナルド・マッキンタイアー(バス、老いた従者)
  レナーテ・ベーレ(ソプラノ、監視の女、クリテムネストラの側近の侍女) 
  ボニータ・ハイマン(メゾソプラノ、第1の侍女)
  アンドレア・ヒル(メゾソプラノ、第2の侍女、
   クリテムネストラの裾持ち) 他
  グルベキアン合唱団 パリ管弦楽団 エサ=ペッカ・サロネン(指揮)
[演出 パトリス・シェロー]

収録 2013年7月 エクサン・プロヴァンス(フランス)(ライヴ)
TV演出 ステファーヌ・メトゲ
[Extra パトリス・シェロー、インタビュー]
[Blu-ray: HD 16:9 Color Region All (ABC) 110min+23min PCM2.0/DTS-HD MA 5.1 字幕:英、独、仏、西、伊(Extra 英語)]
[DVD: NTSC 16:9 Color Region All (0) 110min+23min PCM2.0/DTS-HD MA 5.1 字幕:英、独、仏、西、伊(Extra 英語)]

価格 Blu-ray ¥4,600(本体価格) DVD ¥4,000(本体価格)

“Elektra de Patrice Chéreau” Official Trailer

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ビルギット・ニルソン ― エレクトラ

Orfeo ORFEOR 886142 mono classical


シュトラウス生誕150周年の2014年、オーストリア放送(ORF)がアーカイヴに所蔵していた《エレクトラ》のライヴ録音がCDリリースされます。1965年12月16日、ウィーン国立歌劇場で上演されたヴィーラント・ワーグナー演出による新しいプロダクションを収録した音源です。指揮はカール・ベーム Karl Böhm(1894–1981)。《エレクトラ》は、「ベームが知り尽くした」作品と言われ、ドレスデン・シュターツカペッレを指揮した録音(DG)をはじめとする演奏に聴かれる、シュトラウスから学んだという精緻で透明な「室内楽」的アプローチは、高く評価されてきました。タイトルロールを歌うビルギット・ニルソン Birgit Nilsson(1918–2005)はスウェーデンのソプラノ。スコーネ地方のヴェストラ・カールプに生まれ、1946年にストックホルムの王立オペラで《魔弾の射手》のアガーテ役でデビューした後、1951年のグラインドボーンのモーツァルト《イドメネオ》(エレットラ役)に出演、1953年のウィーン国立歌劇場のデビューが転機となり、バイエルン州立歌劇場、ミラノ・スカラ座、メトロポリタン歌劇場、バイロイト音楽祭など、世界のオペラハウスとフェスティヴァルで活躍するようになりました。エレクトラは、《指輪》のブリュンヒルデ、《トリスタンとイゾルデ》と《トゥーランドット》のタイトルロールなどとともに、ニルソンのもっとも重要な役のひとつ。彼女が参加したゲオルク・ショルティの録音(Decca)は、各国のメディアがこの作品のスタンダードに挙げています。エレクトラの妹クリソテミスを歌うレオニー・リザネク Leonie Rysanek(1926–1998)はオーストリアのソプラノ。ウィーン、ニューヨーク、バイロイトのステージ、カール・ベームが指揮したシュトラウスの《影のない女》(Decca)をはじめとする録音で知られ、美しい声による知的で気品のある歌唱を懐かしく思い出すファンも多いと言います。DVD化されたメトロポリタンの《エレクトラ》をはじめ、ビルギット・ニルソンとの共演も多く、ベーム指揮、バイロイト音楽祭の《ワルキューレ》ではニルソンがブリュンヒルデ、リザネクがジークリンデを歌っています。ゲッツ・フリードリヒ演出によるオーストリア放送のテレビ映画のためにベームがウィーン・フィルハーモニーを指揮した、彼の遺作となった録音ではリザネクが主役に起用されています。エレクトラの母クリテムネストラのレジーナ・レズニク Regina Resnik(1922–2013)、エレクトラの弟オレストのエーベルハルト・ヴェヒター Eberhard Wächter(1929–1992)、エレクトラの父アガメムノンを殺したエギストのヴォルフガング・ヴィントガッセン Wolfgang Windgassen(1914–1974)。ベーム、ニルソン、リザネクと共演を重ねた、それぞれに魅力をもった歌手が出演した公演の記録です。

リヒャルト・シュトラウス(1864–1949)
 楽劇《エレクトラ(Elektra)》 Op.58
  ビルギット・ニルソン(ソプラノ、エレクトラ)
  レオニー・リザネク(ソプラノ、クリソテミス)
  レジーナ・レズニク(メゾソプラノ、クリテムネストラ)
  ヴォルフガング・ヴィントガッセン(テノール、エギスト)
  エーベルハルト・ヴェヒター(バリトン、オレスト)
  フレデリック・ガトリー(バス、オレストの従者)
  マルガレータ・シェーステット(ソプラノ、クリテムネストラの側近の侍女)
  マルガリータ・リロヴァ(ソプラノ、クリテムネストラの裾持ち)
  ゲアハルト・ウンガー (テノール、若い従者)
  ヘルベルト・ラックナー(バス、老いた従者)
  ダニカ・マスティロヴィッチ(ソプラノ、監視の女)
  グンドゥラ・ヤノヴィッツ(ソプラノ、女中) 他
  ウィーン国立歌劇場管弦楽団・合唱団 カール・ベーム(指揮)

録音 1965年12月16日 ウィーン国立歌劇場(ライヴ、モノラル録音)
監修 ハンス・サックス
録音 ルドルフ・ヘール
デジタルリマスタリング トーン・アイヒンガー

価格 ¥4,200(本体価格)

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ポウル・ルーザス・エディション 第9集

Bridge BCD9427 contemporary


Bridge Records を夫妻で主宰するギタリスト、デイヴィッド・スタロビン David Starobin が、友人でもあるデンマークのポウル・ルーザス Poul Ruder の音楽を紹介するシリーズ。グラミー賞にノミネートされたピアノ協奏曲第2番(BCD9336)や大規模な交響曲第4番《オルガンの交響曲》(BCD9375)など、もっぱらシンフォニックな作品が話題になるルーザスが、同じように継続して作品を発表している器楽曲と室内楽曲を集めた第9集。5曲とも初録音です。

ポウル・ルーザス・エディション 第9集
ポウル・ルーザス(1949–)
 ニューロシェル組曲(New Rochelle Suite) (2003/06)
  デイヴィッド・スタロビン(ギター)
  ダニエル・ドラックマン(打楽器)
 Twinkle Bells(ピアノ・エチュード第2番)(2012)
  デイヴィッド・ホルツマン(ピアノ)
 シュレディンガーの猫(Schrödinger's Cat)(2012)
 (ヴァイオリンとギターのための12のカノン)
  アメリア・ホール(ヴァイオリン)
  デイヴィッド・スタロビン(ギター)
 ロマンス(Romances)(2011)
  シン=ヤン・ファン(ヴィオラ) サラ・ローゼンバーグ(ピアノ)
 13の前奏曲(13 Postludes)(1988)
  デイヴィッド・ホルツマン(ピアノ)

録音 2007年、2011年、2012年

価格 ¥2,100(本体価格)

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ミラージュ・アンサンブル ― Memory Happens Now

Losen Records LOS128-2 jazz


ミラージュ・アンサンブル Mirage Ensemble は、クリスチャンサンのアグデル大学でジャズを学ぶためノルウェー各地からやってきた青年たちが2010年に結成した若いグループです。作曲もこなすギタリストのマリウス・イグラン Marius Igland、サクソフォーン奏者のヨアキム・ベルグスロンニング Joakim Bergsrønning、アレンジャーとコメディアンとしても活動するトランぺッターのマグヌス・ドローゲン Magnus Drågen、トロンボーン奏者のラーシュ・スッテルード Lars Sutterud、ベーシストのスタイナル・グラース Steinar Glas、そしてドラマーのイェンス・ニューラン Jens Nyland。20代の青年たちは、アメリカンジャズの豊かな伝統とヨーロッパの新しいジャズに敬意を払っていると言います。イグランの作品を中心にドローゲたちメンバーの作曲したナンバーを加えた9トラック。多彩なパレットをいっぱいに使ったエネルギッシュなジャズに、「スカンディナヴィア」を想わせる抒情とメランコリックな気分のページが挟まれます。『Memory Happens Now』― 今ここから思い出が。ミラージュ・アンサンブルのデビューアルバムです。

ミラージュ・アンサンブル ― Memory Happens Now
 Perspectiva(Igland) Conception(Igland)
 The Essence(Igland) K2(Glas/Nyland)
 Valuing the Sacred(Igland) Pursuit of the Ideal(Igland)
 Unpredictable(Drågen) Talk Less, Say More(Igland)
 23/7(Igland)
  ミラージュ・アンサンブル
   マリウス・イグラン(ギター)
   ヨアキム・ベルグスロンニング(サクソフォーン)
   マグヌス・ドローゲン(トランペット)
   ラーシュ・スッテルード(トロンボーン)
   スタイナル・グラース(ベース)
   イェンス・ニューラン(ドラムズ)

録音 2014年1月 スタジオ・バルヘタ(スペイン)
制作 ミラージュ・アンサンブル
録音・ミクシング ダニ・カステラル

価格 ¥2,450(本体価格)

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ユルヴァ・スクーグ 管弦楽作品集

dB Productions dBCD156 contemporary/classical


ユルヴァ・スクーグ Ylva Skog はスウェーデンの作曲家。アンデシュ・ニルソンに個人的に教わったあと、ストックホルムの王立音楽大学でラーシュ・エークストレム、ラーシュ=エーリク・ロセル、ペール・リンドグレンに学び、修士号を取得しました。伝統的な音楽と現代の音楽を独特のやり方で調合し「聴き手に優しい(listener friendly)」ことを心がけるというスタイルが彼女の音楽の特色とされます。マルメ交響楽団をノルウェーのインガル・ベルグビ Ingar Bergby(1964–)が指揮したスクーグの管弦楽作品集。軽快でリズミカルな《Sortie et Entrée(出力と入力)》。木管楽器セクションをサクソフォーンで補強し、管弦楽のパレットをいっぱいに使った《Horror Vacui(余白の恐怖)》。カブールに入るタリバンを撮った、スウェーデンの新聞「Dagens Nyheter」に載った写真からインスピレーションを受けたという、テューブラーベルの演奏する主題に始まる《Modus Vivendi(生活様式)》。セシル・シャミナードのピアノ三重奏曲を録音(dBCD133)したアン=ソフィ・クリングベリ Ann-Sofi Klingberg(1957–)がソロを弾く、抒情性とヴィルトゥオジティをあわせもったピアノ協奏曲第1番。2011年から2012年にかけてスクーグが再検討し「凝縮」した改訂稿による演奏です。《Horror Vacui(余白の恐怖)》は、ヨアキム・ウナンデル指揮、王立音楽大学管弦楽団による演奏がライヴ録音でポートレートアルバム『Terra Firma』(dBCD126)に収録されていた作品です。

ユルヴァ・スクーグ(1963–) 管弦楽作品集
 Sortie et Entrée(出力と入力)(1996)(管弦楽のための)
 Horror Vacui(余白の恐怖)(1999-2000)(管弦楽のための)
 Modus Vivendi(生活様式)(1996–97)(管弦楽のための)
 ピアノ協奏曲第1番(2005 rev.2011–12)
  アン=ソフィ・クリングベリ(ピアノ) マルメ交響楽団
  インガル・ベルグビ(指揮)

録音 2013年2月15日(ピアノ協奏曲)、8月12日–13日 マルメ・コンサートホール(マルメ、スウェーデン)
制作 エーリク・ニルソン
共同制作 ユルヴァ・スクーグ
録音 ハンス・ラーション

価格 ¥2,450(本体価格)

試聴盤があります

イェスペル・ヌーディン 管弦楽作品集

dB Productions dBCD159 contemporary


イェスペル・ヌーディン Jesper Nordin は、現代スウェーデンの作曲家のなかでも国際的に名を知られたひとりと言われます。「力強く、感情的なインパクトをもち、スウェーデンの伝承音楽とロックミュージックと即興音楽の痕跡のみられる」彼の音楽は、ケント・ナガノ、ダニエル・ハーディング、ピエール=アンドレ・ヴァラードといった指揮者、BBCスコットランド交響楽団、バーゼル交響楽団、スウェーデン放送交響楽団、フィンランド放送交響楽団などのオーケストラ、さまざまな現代音楽のアンサンブルにより演奏されてきました。スウェーデンの民俗音楽を基本素材に採り、スペクトラム・ミュージックからもインスピレーションを得たという、パリの IRCAM で学んでいた時代の《二重協奏曲》。ヌーディン、ニクラス・ブロンマーレ Niklas Brommare(1964–)、ダニエル・フランケル Daniel Frankel(1973–)のアンサンブル、トリオ・トレスパシング Trio Trespassing ― “tresspass”(不法侵入) ― の「音楽」が多彩に反映された《Frames in Transit(推移するフレーム)》。二重協奏曲のソリスト、オーサ・オーケルベリ Åsa Åkerberg(1961–)は、室内アンサンブルN KammarensembleN とストックホルム・バロック管弦楽団のメンバー、ヴェステロース・シンフォニエッタにも在籍したことのあるチェリストです。制作と録音をエーリク・ニルソン Erik Nilsson と、作曲家でもあるケント・オーロフソン Kent Olofsson が担当しました。

イェスペル・ヌーディン(1971–)
 二重協奏曲(2003)(ヴァイオリン、チェロと管弦楽のための)
 Frames in Transit(推移するフレーム)(2012)
 (ヴァイオリン、打楽器、エレクトロニクスと管弦楽のための)
  ダニエル・フランケル(ヴァイオリン)
  オーサ・オーケルベリ(チェロ)

ニクラス・ブロンマーレ(打楽器)
  イェスペル・ヌーディン(エレクトロニクス)
  ヴェステロース・シンフォニエッタ ユハンネス・グスタフソン(指揮)

録音 2012年9月(協奏曲)、2013年2月 ヴェステロース・コンサートホール(ヴェステロース、スウェーデン)
制作・録音 エーリク・ニルソン(協奏曲)、ケント・オーロフソン
共同制作 イェスペル・ヌーディン(協奏曲)

価格 ¥2,450(本体価格)

試聴盤があります

モッテン・ファルク ― 夜の影

dB Productions dBCD160 classical/contemporary


モッテン・ファルク Mårten Falk(1973–)。パリのアルベルト・ポンセ、スウェーデンのクリステル・ヘルクヴィストとグンナル・リフにギターを、スヴェン=ダーヴィド・サンドストレムに作曲を学び、ソリストとして多彩な活動をつづけるスウェーデンのギタリストです。アルバム『夜の影』は、ファルクの良き理解者、独特のセンスをそなえたプロデューサー、録音エンジニアのエーリク・ニルソン Erik Nilsson が主宰する dB Productions のソロアルバム第7作として制作されました。ファリャの《ドビュッシーの墓碑銘のための賛歌》と、リュート奏者のルネ・メザンジョー René Mézangeau(Mésangeau)(c.1567–1638)を追悼するゴーティエ Ennemond Gautier の《メサンジョーのトンボー》。亡き人を追悼する2つの「トンボー(墓)」を「ブックエンド」とする構成。「フャリャの小品を、ホロコーストの時代を生き抜いたユダヤ人芸術家の過酷な体験で汚れた鏡に映す」オアナ Maurice Ohana の《ティエント》。「クラシカルギターの技法を、フラメンコとヘビーメタルと新しい着想と併置させ、衝突させた」ベリオ Luciano Berio の《セクエンツァ XI》。デンマークのセーアンセン Bent Sørensen の「楽園は消滅し、廃墟だけが残った」メランコリックな小品《シャドウ・シチリアーノ》。「変奏曲」の形式をとったJ・S・バッハと《シャコンヌ》とブリテンの《ジョン・ダウランドによる夜の曲》。スウェーデンのクリストフェル・エルグ Christofer Elgh の2つの《Meta-Morfos》が、関連性をもったファリャとオアナ、バッハとブリテンの曲をつなぐ「ブリッジ」の役割を担います。さまざまなスタイルをもつファルクのアルバムの中でももっとも内省的な一枚は、作家、イラストレーター、ジャーナリストとして活躍したシェシュティン・トゥールヴァル Kerstin Thorvall(1925–2010)の思い出に捧げられました。

モッテン・ファルク ― 夜の影(Nocturnal Shadows)
マヌエル・デ・ファリャ(1876–1946)
 ドビュッシーの墓碑銘のための賛歌
 (Homenaje, pour le tombeau de Claude Debussy)(1902)
クリストフェル・エルグ(1969–) Meta-Morfos I(2012)
モーリス・オアナ(1914–1992) ティエント(Tiento)(1957)
ルチアーノ・ベリオ(1925–2003) セクエンツァ XI(1988)
ベント・セーアンセン(1958–)
 シャドウ・シチリアーノ(Shadow Siciliano)(1997)
ベンジャミン・ブリテン(1913–1976)
 ジョン・ダウランドによる夜の曲(Nocturnal after John Dowland) Op.70
クリストフェル・エルグ(1969–) Meta-Morfos II(2012)
J・S・バッハ(1685–1750)
 シャコンヌ(無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番 BWV.1004 から)
エヌモン・ゴーティエ(c.1575–1651)
 メサンジョーのトンボー(Tombeau de Mezangeau)
  モッテン・ファルク(ギター)

録音 2010年3月 キエン・クイェット・スタジオ(ハノイ、ベトナム)、マルメ音楽アカデミー(マルメ、スウェーデン)*
制作 ステファン・オステルシェー、ヘンリク・フリスク
録音 キエン・クイェット、ヘンリク・フリスク *

価格 ¥2,450(本体価格)

試聴盤があります

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オーデゴール オルガンのための音楽

Grong GMP1221 contemporary/classical


ヘンリク・オーデゴール Henrik Ødegaard(1955–)はオスロ生まれ。バストロンボーンと教会音楽を学んだ後、ノルウェー国立音楽アカデミーのラッセ・トゥーレセンとユトレヒト音楽院のトリスタン・コイリスに作曲を教わり、パリ音楽院でグレゴリオ聖歌の指揮法の教育を受けました。声楽に重点を置きながら広いジャンルに渡って作品を発表。ノルウェーの伝承音楽とグレゴリオ聖歌からインスピレーションを受けたことのうかがえる作品も多いと言われます。諸聖人の日(万聖節)の夕べの祈りのために作曲された、ノルウェー伝承賛美歌による《パルティータ》(1981)から、聖マグヌスの賛美歌を主なモチーフにした、平行三度の声部による《ふたご歌》(2011)まで、オーデゴールのオルガンのための代表的作品を集めたアルバム。スタヴァンゲルの南にあるサンネス市ハナ教区のカントルを務めるフランスのオルガニスト、ギスラン・グルヴェネク Ghislain Gourvennec(1983–)がシーエン教会のオルガンを弾き、テレマルクの音楽家たちが共演しています。

ヘンリク・オーデゴール(1955–) オルガンのための音楽
 「Å, tenk eingong når alle fram skal stemna」
  によるパルティータ(1981)(オルガンのための)
 4つのクリスマス間奏曲(Four Christmas Interludes)(1999)
 (オルガンのための)
  天使のことづて(Engelens budskap)
  マリアの賛歌(Marias lovsang) イエスの誕生(Jesu fødsel)
  羊飼いたちの賛歌(Hyrdenes lovsang)
 「来たれインマヌエル」によるパルティータ
 (Partita over “Å kom, å kom, Immanuel”)(2000)
 (オルガンのための)
 Confidence(2008)(オルガンのための)
 オルガンと弦楽オーケストラのための協奏曲第1番
 《太陽の昇るところから(A solis ortus cardine)》(2009)
 「わたしたちは皆、今とは異なる状態に変えられます
  (We will all be changed)」(2010)
  (オルガンと金管アンサンブルのための)
 オルガンと弦楽オーケストラのための協奏曲第2番
 《天使の群れと羊飼いたち(The Angels and the Shepherds)》
 (2011)
 ふたご歌(Twin song)(オルガンとピアノのための)(2011)
  ギスラン・グルヴェネク(オルガン)
  テレマルク金管アンサンブル グドルン・クラーケグ(ピアノ)
  テレマルク室内管弦楽団
  ラーシュ=エーリク・テル・ユング(指揮)

録音 2011年8月21日、8月25日、2012年2月3日、2月5日 シーエン教会(シーエン、テレマルク、ノルウェー)
制作 ヘンリク・オーデゴール
録音 オースゲイル・グロング

価格 ¥2,350(本体価格)

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