2014年7月



Our Select

ラモー クラヴサン・ソロ曲全集

Simax PSC1345 2CD's classical


ノルウェーのチェンバロ奏者、ケルンの音楽大学の教授を務めるシェティル・ハウグサン Ketil Haugsand は、今日の「アーリーミュージック」を代表する音楽家のひとりに挙げられます。アムステルダム音楽院でレオンハルトに師事、1975年に「最優秀賞(Prix d’Excellence)」を得て卒業しました。パリとブルージュの国際コンペティションを経て、ソロイスト、室内楽奏者、ノルウェー・バロック管弦楽団とアルテ・レアル・アンサンブルの指揮者として、ヨーロッパとアメリカのコンサートとフェスティヴァルで演奏しています。J・S・バッハの《イギリス組曲》(PSC1329)に次ぐ録音はジャン=フィリップ・ラモー Jean-Philippe Rameau のクラヴサン曲。〈前奏曲〉から〈メヌエット〉、「フランス舞踊組曲」に倣った10曲の《クラヴサン曲集 第1巻(Premier Livre de Pièces de Clavecin)》(第1組曲)。〈アルマンド〉から〈村娘(La villageoise)〉と〈ロンドーのメヌエット〉までの「第2組曲」と〈やさしい訴え(Les tendres plaintes)〉から〈足の不自由な女(La boiteuse)〉の「第3組曲」の《クラヴサン曲集(Pièces de Clavecin)》((正式名『Pièces de Clavecin avec une Méthode pour la Mécanique des Doigts(クラヴサン曲集と運指法)』)。〈アルマンド〉から〈ガヴォット〉と〈6つの変奏(6 doubles)〉の「第4組曲」と〈トリコテ(Les tricotets)〉から〈エジプトの女(L’Egyptienne)〉の「第5組曲」の《新クラヴサン組曲(Nouvelles suites de pièces de clavecin)》(正式名『Nouvelles suites de pièces de clavecin avec des remarques sur les différents genres de la Musique』)。クラヴサンを「通奏低音」ではなく独立した声部として扱った《コンセール形式のクラヴサン曲集(Pièces de clavecin en concert)》から、ラモーがソロ曲に編曲した4曲。1747年ごろ作曲された、ラモーの最後のクラヴサン曲とされる《王太子妃》。《優雅なインドの国々》のソロ編曲版と、バルバトルの作品とされてきた《Les petits marteaux de M. Rameau》を除く、ラモーのクラヴサン・ソロ曲の全集です。ハウグサンは、ゆったりしたテンポを中心に、ひとつひとつの曲と対話するような雰囲気でラモーを演奏。『クラヴサン曲集』の代表的録音のひとつ、バロック時代の振付を参考にしながらラモーの作品を優雅で溌剌とした音楽として示したクリストフ・ルセの録音(L'Oiseau-Lyre)とは趣きも思考も異なるものの、同じように洞察の深い、「楽興」にみちた音楽を聴かせます。ケルンのドイツ放送室内楽ホールで行われたセッションに使われた楽器は、ハウグサン自作の後期フランドル・タイプの2段鍵盤チェンバロ。フォルクレ父子の『クラヴサン曲集に編曲されたヴィオール曲集』(PSC1317)と同じ楽器です。ドイツ放送(Deutschlandfunk)との共同制作。フランスの偉大な作曲家の没後250年を記念するアルバムです。

ジャン=フィリップ・ラモー(1683–1764) クラヴサン・ソロ曲全集
 クラヴサン曲集 第1巻(Premier Livre de Pièces de Clavecin)(1706)
 クラヴサン曲集(Pièces de Clavecin)(1724)
 新クラヴサン組曲(Nouvelles suites de pièces de clavecin)(1728)
 コンセール形式のクラヴサン曲集(Pièces de clavecin en concert)
 (1741)(クラヴサン・ソロ版)
  リヴリ(La Livri) 軽はずみ(L’Agaçante)
  内気(La Timide) おしゃべり(L’Indiscrète)
 王太子妃(La Dauphine)(c.1747)
  シェティル・ハウグサン(チェンバロ)
 [楽器 シェティル・ハウグサン製作(1971年)後期フランドル・タイプの2段鍵盤チェンバロ]

録音 2011年5月16日–20日 ドイツ放送(DLF)室内楽ホール(ケルン)
制作 フランソワ・エケール
録音 クリストフ・リーゼベルク

価格 ¥4,800(本体価格)

[関連ディスク]

Simax PSC1095 ジャン=フィリップ・ラモー(1683–1764)
 コンセール形式のクラヴサン曲集(1741)
  キャサリン・マッキントッシュ(ヴァイオリン)
  ローレンス・ドライファス(ヴィオラダガンバ)
  シェティル・ハウグサン(チェンバロ)

価格 ¥2,450(本体価格)

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ホルベア変奏

Simax PSC1332 classical/jazz


グリーグの組曲《ホルベアの時代から》(《ホルベルグ組曲》)は、啓蒙時代の作家ルズヴィ・ホルベア(ルードヴィグ・ホルベルグ)(1684–1754)の生誕200年にあたる1884年に作曲されました。ホルベアがグリーグと同じベルゲンに生まれたのは、ノルウェーとデンマークが連合王国だったころ、「バロック」と「啓蒙主義」の時代。グリーグのこの作品は「古い様式の組曲」の副題をもち、クープラン、ラモー、J・S・バッハといった「ホルベアの時代」の作曲家たちが書いた舞曲のスタイルと「ノルウェーの音楽家」グリーグの語法が「時代を超えて」結びつけられています。ホルベアの喜劇にちりばめられた機知とユーモアを再現した〈前奏曲〉、古代悲劇の気分を漂わせつつ北欧の抒情が香る〈サラバンド〉、風刺とわずかの皮肉のこめられた優雅なアレグレットの〈ガヴォット〉と民俗楽器ハルダンゲル・フィドルの響きの聞こえるポコ・ピウ・モッソの中間部〈ミュゼット〉、ホルベアの時代を偲び、北国ノルウェーの自然に思いを馳せる〈アリア〉、跳ねるようにステップを踏むアレグロ・コン・ブリオの〈リゴドン〉。まずピアノのための版が作曲され、モニカ・ニッセンによる初演の後、翌1885年、グリーグ自身が弦楽オーケストラのために編曲、みずから初演の指揮を執りました。

「ヴィルトゥオーゾ・ピアニスト」グリーグが、技巧と想像力が駆使し、ヨーロッパのピアノ音楽の伝統に沿って書いたピアノ版。「牧草地に放たれ春の日の歓びを満喫する子馬たちのように」弦楽器奏者たちが優雅な主題を演奏する弦楽オーケストラ版。《ホルベアの時代から》は、グリーグの作品群、そしてノルウェーの音楽史のなかでも際立ってユニークな作品です。アルバム『ホルベア変奏』は、2014年のスタヴァンゲル国際室内楽フェスティヴァルと関連して制作されました。弦楽オーケストラ版、ピアノ版、そしてジャズミュージシャンと室内アンサンブルが共演する《スクームスヴォルのホルベア変奏》と、「姿を変えた」3つのバージョンを収録。《ホルベアの時代から》のユニークさと魅力を角度を変えて眺め、「素材」としての可能性も探ります。

弦楽オーケストラ版は、スタヴァンゲルの弦楽アンサンブル、1B1 により演奏されます。ビェルグステ1番地(Bjergsted 1)を本拠とするこのモダン楽器アンサンブルは、スタヴァンゲルが2008年の「ヨーロッパ文化の首都」に選ばれた際、スタヴァンゲル大学で教える音楽家と最優秀の学生たちにスタンヴァンゲル交響楽団のメンバーを加え創設されました。ヤン・ビョーランゲル Jan Bjøranger がリーダー。J・S・バッハとテレマンの協奏曲を演奏した愉しいアルバム(PSC1326)がデビュー録音です。

ピアノ版を担当するクリスチャン・イーレ・ハドラン Christian Ihle Hadland(1983–)はスタヴァンゲル生まれ。イジー・フリンカに学び、2008年にノルウェー・オペラでデビューコンサートを行いました。2006年のノーベル平和賞コンサートでルネー・フレミングと共演、2010年からスタヴァンゲル国際室内楽フェスティヴァルの芸術監督をクラリネット奏者のマッティン・フローストと共同で務めています。ショパンの《即興曲》やシューマンの《森の情景》を弾いた最初のソロアルバム(PSC1307)は、しなやかなリズムと、テクスチュアの細かいニュアンスを大切にした瑞々しい音楽が高く評価されました。友人のヘンニング・クラッゲルードと共演したシンディングのヴァイオリンとピアノのための作品集も、広く親しまれているアルバムです。

《スクームスヴォルのホルベア変奏》は、「プログレッシヴなアンサンブル」を掲げる 1B1 が《ホルベアの時代から》を素材に「即興の遊戯」に挑戦した「作品」です。「recompose(作り直す、組み替える)」「improvise(即興演奏する)」「variation(変奏)」を組み合わせた造語「Recomprimprovariations」(再構築即興変奏)を副題に、作曲家、ピアニスト、指揮者、編曲者としてジャズシーンに活躍するエルレン・スクームスヴォル Erlend Skomsvoll(1969–)が「パイロット」役を担い、1B1 と一緒に「オーケストラの即興」を楽しむという趣向です。「Præluderies(プレルデリーズ)」「Sarabond(サランボンド)」「Gavotterized(ガヴォッテライズド)」「Airsm(エアズム)」「Rigandarchy(リガンダーシー)」と、オリジナルをもじった曲名がつけられました。

『ホルベア変奏』の3作品は、2014年2月、8回のセッションで録音されました。『J・S・バッハとテレマンの協奏曲』と同じショーン・ルイス Sean Lewis が制作と録音を担当。ライナーノーツを作曲家のアスビョルン・スコートゥン Asbjørn Schaathun(1961–)が執筆しています。

ホルベア変奏(Holberg Variations)
エドヴァルド・グリーグ(1843–1907)
 組曲《ホルベアの時代から(Fra Holbergs tid)》 Op.40
 (弦楽オーケストラのための)*
  前奏曲(Prelude/Præludium) サラバンド(Sarabande)
  ガヴォット ― ミュゼット(Gavotte – Musette) アリア(Air)
  リゴドン(Rigaudon)
 組曲《ホルベアの時代から(Fra Holbergs tid)》 Op.40
 (ピアノのための)**
  前奏曲(Prelude/Præludium) サラバンド(Sarabande)
  ガヴォット ― ミュゼット(Gavotte – Musette) アリア(Air)
  リゴドン(Rigaudon)
エルレン・スクームスヴォル(1969–)/
 エドヴァルド・グリーグ(1843–1907)
 スクームスヴォルのホルベア変奏(Skomsvoll’s Holberg Variations)
 (ピアノと弦楽オーケストラのための)†
  Præluderies(プレルデリーズ) Sarabond(サランボンド)
  Gavotterized(ガヴォッテライズド) Airsm(エアズム)
  Rigandarchy(リガンダーシー)
  1B1室内管弦楽団 */† ヤン・ビョーランゲル(リーダー)*/†
  クリスチャン・イーレ・ハドラン(ピアノ)**
  エルレン・スクームスヴォル(ピアノ)†

録音 2014年1月2日–5日、2月24日–26日 スタヴァンゲル・コンサートホール(スタヴァンゲル、ノルウェー)
制作・録音 ショーン・ルイス

価格 ¥2,450(本体価格)

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ベッリーン父子の音楽

Simax PSC1331 classical


1700年代中期、ノルウェーの当時の首都トロンハイムの音楽シーンに大きな影響を与えたベッリーン父子の管弦楽作品が6曲、初めて録音で紹介されます。

ヨハン・ダニエル・ベッリーン Johan Daniel Berlin(1714–1787)はプロイセンのメーメル(現、リトアニア、クライペダ)生まれ。ロシアのイェルガヴァ(現、ラトビア)で幼少期を過ごし、町の音楽家を務めていた父に音楽の手ほどきを受けました。16歳からはコペンハーゲンのアンレアス・ベアウ(ベルグ)下で学び、1737年、トロンハイムに渡り、市音楽家(stadsmusikant)として働き始めます。ニーダロス大聖堂とヴォル・フルー教会 Vor Frue Kirke のオルガニスト、音楽教師を務め、作曲、音楽理論の著述、チェンバロのペダルボード製作と、ヨハン・ダニエルは幅広く活動。発明の才能にも恵まれた彼は、1763年には町の消防団長に就き、翌年からは詩の水道事業の検査官も務めています。このアルバムでは、彼の作品が5曲演奏されています。コルネットのソロと弦楽のための《5声のシンフォニア》、クラリネット、フルートと弦楽のための《8声のシンフォニア》、変ロ管クラリネット、2つのフラウト・トラヴェルソのための《6声のシンフォニア》は、イタリアのシンフォニアに倣った「急–緩–急」の3楽章で書かれ、様式的にはバロック期から古典期への移行期に属する作品とみなされます。イ長調のヴァイオリン協奏曲もイタリア様式を踏襲しており、〈アレグロ〉〈アンダンテ〉〈アレグロ〉の3楽章から構成されています。

ヨハン・ダニエルの3人の息子はいずれも音楽の道に進み、そのうちもっとも成功したとされるのがヨハン・ヘンリク(ハインリヒ)Johan Henrich (Heinrich) Berlin(1741–1807)です。ヨハン・ヘンリクはトロンハイムで生まれ、父から音楽を教わりながら、父の所蔵する膨大な音楽理論書、手稿譜、楽器コレクションを自由に使い、みずからの音楽を深めていきました。17歳で病院教会(Hospitalskirken)のオルガニストになり、父の死後、後継者として大聖堂とヴォル・フルー教会のオルガニストに就任しました。チェンバロの演奏、オルガンの修理も手がけ、コンサート団体のトロンハイム音楽協会(Det Trondhjemske Musikalske Selskap)の創設に加わりました。ヨハン・ヘンリクは約60の曲を書いたと認められるものの、現存するのはごく一部といわれ、その一曲、〈アレグロ〉〈アンダンテ〉〈メヌエット〉の3楽章からなる《6声のシンフォニア》が、このアルバムで演奏されます。

ピリオド楽器アンサンブル、ノルウェー・バロック管弦楽団 Norsk Barokkorkester(NBO)は1988年に創設されました。ベルゲン国際フェスティヴァル、オスロ室内楽フェスティヴァル、国外ではフランクフルト、アンスバッハ、シュトゥットガルト、スレースヴィ=ホルステン(シュレスヴィヒ=ホルスタイン)、ブレーメンなど各地のフェスティヴァルとコンサートで演奏してきました。リーダーを務めるゴットフリート・フォン・デア・ゴルツ Gottfried von der Goltz はドイツの指揮者、ヴァイオリニスト。ハノーファー、ニューヨークのジュリアード音楽院、フライブルクで学び、21歳で北ドイツ放送交響楽団に入団。バロック・ヴァイオリンに転向した後、フライブルク・バロック管弦楽団(FBO)に加わりました。現在は、ソリスト、FBO と NBO のリーダーとして活動しながらフライブルク音楽アカデミーでバロックとモダン・ヴァイオリンを教えています。

このアルバムに収められた作品は、トロンハイムにあるノルウェー最古の学術図書館、ノルウェー科学技術大学( NTNU )のグンネルス図書館(Gunnerusbiblioteket)所蔵のオリジナル譜による演奏です。

ベッリーン父子の音楽
ヨハン・ヘンリク・ベッリーン(1741–1807)
 6声のシンフォニア ハ長調
ヨハン・ダニエル・ベッリーン(1714–1787)
 5声のシンフォニア ニ長調(コルネットと弦楽のための)*
 8声のシンフォニア ニ長調
 ヴァイオリンと弦楽のための協奏曲 イ長調 **
 6声のシンフォニア ニ長調
  アレクサンドラ・オプサール(コルネット)*
  ゴットフリート・フォン・デア・ゴルツ(ヴァイオリン)**
  ノルウェー・バロック管弦楽団

録音 2013年1月24日–26日 リス教会(オスロ)
制作・録音 フランソワ・エケール

価格 ¥2,450(本体価格)

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レザ・エ・イラガッツィ ― 耳にしたことのないグリーグ

Simax PSC1346 classical/cross over/electronic


「湖の国」と呼ばれるくらい多くの湖をかかえ、その湖の数ほどの合唱団があるというフィンランドをはじめ、北欧の国々では活発な合唱活動が行われてきました。ノルウェーでも、プロフェッショナルとアマチュア、たくさんのグループが活動し、ノルウェー・ソリスト合唱団、オスロ大学のスコラ・カントールム、グレクス・ヴォーカリス、ベルゲン大聖堂合唱団は、コンサートと録音により国際的にも知られています。かつてノルウェーに「リ・スカポリ Gli Scapoli」(独身の男たち)というヴォーカルグループがありました。1992年の結成から1998年の解散まで、クラシカル、トラッド、ポップと多様なジャンルに活躍、コンセプト・アルバムを制作した他、オスロ・フィルハーモニック合唱団の『グリーグ、アカペラ合唱曲集』(Simax PSC1187)やシェル・ハッベスタの『モステルの野外劇のための音楽』(Hemera HCD2912)に「クラシカル」の男声合唱団として参加しました。このリ・スカポリのリーダーを務めたレザ・アガミル Reza Aghamir(1971–)は、イラン生まれ。1987年にノルウェーに渡り、国立音楽アカデミーに学びました。ミュージシャンとなってからは、リ・スカポリやその他の合唱団の指揮者、ピアニストとして活動。ソウル、ジャズ、ヒップホップを交差させたアルバム『Hip Soul』でソロ・ヴォーカリストとしてデビューしました。レザ・エ・イラガッツィ Reza e iRagazzi(レザと若者たち)は、「色とりどり」の音楽を背景にもつ彼がノルウェーの優秀な男性歌手10数名を集めて作ったヴォーカル・グループです。アルバム『耳にしたことのないグリーグ』は、ノルウェー憲法制定200周年を記念して制作されました。《H・C・アンデルセンの詩による『心の歌』》の〈君を愛す〉、《A・O・ヴィンニェの詩による12の歌》の〈春〉〈流れにそって〉〈まぼろし〉〈ルンダーネで〉〈たどり着くところ〉、《ヘンリク・イプセンの6つの詩》の〈詩集の一節(小句集)〉、《6つのドイツ語の歌》の〈この世のならわし〉〈ばらの季節に(青春時代に)〉、《男声合唱のためのアルバム》の〈寝過ごしてしまった〉、《4つの詩編》の〈神の子は安らぎを与え給えり(神の子はわれを解き放ちたまう)〉、男声合唱のための《インガ・リタモール》、ピアノのための《抒情小曲集 第1集》の第1曲〈アリエッタ〉。「グリーグを愛する」レザと若者たちが選んだ13曲の歌曲、合唱曲、ピアノ曲。編曲の必要な曲は自分たちで編曲を行っています。レザ・エ・イラガッツィについて Simax Classics のディレクター、エーリク・ガルド・アムンセン Erik Gard Amundsen は「合唱団ではない、むしろオペラ・バンド!」と言いました。彼らの聴かせる、ジャンルを超えた「これまでに耳にしたことのないグリーグ」。オスロ・フィヨルドに面して建てられた新しいノルウェー・オペラと、トロールハウゲンのグリーグ博物館リビングルームで録音が行われ、レザ・エ・イラガッツィのヨルゲン・トレーエ Jørgen Træe が制作を担当しました。

レザ・エ・イラガッツィ ― 耳にしたことのないグリーグ(Grieg Unheard)
エドヴァルド・グリーグ(1843–1907)
 インガ・リタモール(Inga Litamor) 君を愛す(Jeg elsker dig)
 まぼろし(Eit Syn) 流れにそって(Langs ei Å)
 神の子は安らぎを与え給えり(Guds søn har gjordt mig fri)
 たどり着くところ(Fyremål) 詩集の一節(Stambogsrim)
 寝過ごしてしまった(Jeg lagde mig så sildig)
 この世のならわし(Verdens Gang/Lauf der Welt) 春(Våren)*
 ルンダーネで(Ved Rondane)
 ばらの季節に(Zur Rosenzeit/I rosentiden)
 アリエッタ(Arietta)(トルーデ・ラーシェンに)
  レザ・エ・イラガッツィ レザ・アガミル(指揮、ピアノ)
  ニーナ・グラヴローク(ソプラノ)* プリマドンネ *

録音 ノルウェー・オペラ(オスロ)、グリーグ博物館(トロールハウゲン)
制作 ヨルゲン・トレーエ

価格 ¥2,450(本体価格)

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永遠(Eilífð/Eternity)』

Smekkleysa SMK81 classical


交響曲《サガの英雄たち》の作曲家、アイスランドのヨウン・レイフス Jón Leifs は作品番号付きの作品を66曲完成させました。室内楽のための作品が5曲、うち3曲が弦楽四重奏曲です。1939年の第1番。1948年から1951年にかけて作曲、1947年に水の事故で失った愛娘の思い出に捧げられた第2番。エル・グレコの美術からインスピレーションを授かったという第3番。《間欠泉》と《サガの英雄たち》に代表される「アイスランドのアイデンティティ」を示そうとした作品から離れ、作曲者の内面を表現した個人的色彩の濃い作品群に属する3曲。レイキャヴィーク室内管弦楽団のメンバーによる演奏。イグドラシル四重奏団(BIS CD691)のディスクにつぐ録音です。

『永遠(Eilífð/Eternity)』
ヨウン・レイフス(1899–1968) 弦楽四重奏曲全集
 弦楽四重奏曲第1番 Op.21《死と生(Mors et vita)》(1939)
 弦楽四重奏曲第2番 Op.36《生と死(Vita et mors)》(1948–51)
 弦楽四重奏曲第3番 Op.64《エル・グレコ(El Greco)》(1965) 
  レイキャヴィーク室内管弦楽団のメンバー

価格 ¥2,350(本体価格)

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『先駆者(Brautryðjandinn)』

Smekkleysa SMK63 classical


スヴェインビョルン・スヴェインビョルンソン Sveinbjörn Sveinbjörnsson はアイスランド国歌「おお、われらが国の神よ」の作者として知られるアイスランドの作曲家。神学を学んでいた1867年、アイスランドを訪れたノルウェーの作曲者でヴァイオリニスト、ヨハン・スヴェンセンに勧められ、音楽の道に進むことを決意。コペンハーゲンに渡った後、1870年代はじめ、スヴェンセンの学んだライプツィヒに移り、カール・ライネッケの作曲法クラスに加わりました。メンデルスゾーンの抒情的で穏やかなスタイルに倣った声楽曲と室内楽曲を発表。19世紀末には、音楽機会の少ない母国を離れスコットランドのエディンパラに移住し、作曲家とピアノ教師としての地位を確立しました。1922年、アルシング(アイスランド全島集会)で彼への年金支給が決定されたことから、帰国。1927年2月23日、コペンハーゲンで没しました。1957年、アイスランド国営放送の企画した没後50年記念コンサートのため、未亡人の許可を得て調査した手稿譜群から、それまで知られていなかった歌曲や合唱曲や管弦楽曲の署名入り手稿譜が見つかり、彼が単なる「歌作家」ではなくアイスランドで最初にアマチュアの域を超えた作曲家だということが確認されました。

『先駆者(Brautryðjandinn)』
スヴェインビョルン・スヴェインビョルンソン(1847–1927)
 室内楽作品集
 ピアノ三重奏曲 ホ短調 * ヴァイオリンソナタ ヘ長調 **
 夢想(Rêverie)(フルート、チェロとハープのための)†
 ピアノ三重奏曲 イ短調 *
  レイキャヴィーク室内管弦楽団のメンバー
   アンナ・グヴズニー・グヴズムンスドウティル(ピアノ)*
   ルート・インゴウルスドウッティル(ヴァイオリン)
   フラブンケル・オルリ・エギルソン(チェロ)*
   リチャード・シム(ピアノ)** マルシャル・ナルドー(フルート)
   インガ・ロウス・インゴウルスドウッティル(チェロ)†
   エリーサベト・ヴォーゲ(ハープ)

録音 2002年11月、2004年11月、2007年6月、7月

価格 ¥2,350(本体価格)

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シャルル・ムートン リュート小曲集

Daphne DAPHNE1049 classical


アンデシュ・エーリクソン Anders Ericson (1976–)はスウェーデンのバロックリュート奏者。ストックホルムとマルメの音楽大学で学び、ロックやプログレッシヴメタル・グループのギタリストとしても活躍しています。フランスのリュート音楽を弾いた『面影(Relic)』(DAPHNE1042)に次ぐソロアルバム第2作もフランス。シャルル・ムートンのリュート小曲集です。シャルル・ムートン(ムトン) Charles Mouton についての情報は少なく、おそらくルーアンに生まれ、ドニ・ゴーティエに学び、トリノのサヴォイア公の宮廷に仕えることから音楽家の道を歩み始めたとされています。1660年代にはパリの貴族にリュートを教え、1676年にトリノに戻った後、1678年にふたたびパリを訪れ、フリーランスのリュート奏者、作曲家、教師として活動。1680年ごろに2冊の『さまざまな旋法によるリュート小曲集(Pièces de luth sur differents modes)』を出版しています。17世紀フランスのリュート音楽を総括するとも言われる上質で洗練されたスタイル。ルイ十四世の宮廷音楽家、ロベール・ド・ヴィゼーが、彼に捧げる《トンボー》を作曲しています。このアルバムで演奏されるムートンの作品は26曲。楽譜の現存する『さまざまな旋法によるリュート小曲集 第1巻(Pièces de luth sur differents modes Premier Liure)』のハ短調とイ短調の組、さまざまな手稿譜から『ロブコヴィツ手稿譜(Ms. Lobkowicz)』のト短調とハ短調の組曲が選ばれました。ラーシュ・ヨンソン Lars Jönsson 製作のリュートによる演奏です。

シャルル・ムートン(c.1626–c.1699/1710)
 さまざまな旋法によるリュート小曲集 第1巻 ― 組曲 ハ短調
  前奏曲(Prelude) La Complaisante(アルマンド)
  La deliberée(クラント)
  フィレンツ美人(La belle Florantine)(サラバンド)
  ピエモンテ美人 La belle Piedmontoise(クラント–ドゥブル)
  奥様のトンボー(Tombeau de Madame)(パヴァーヌ)
 イギリス美人(La belle Angloise)(ジグ)
 ロブコヴィツ手稿譜 ― 組曲ト短調
  前奏曲(Prelude) L'imperieuse(アルマンド)
  美しい伯爵夫人(La belle comtesse)(クラント)
  王妃のトンボー(Tombeau de la Reyne)(パヴァーヌ)
  La gratieuse(クラント–ドゥブル)
  すばらしき帰還(Le Charment Retour)(サラバンド・アン・ロンドー)
  カナリー(Canarie)
 ロブコヴィツ手稿譜 ― 組曲 ハ短調
  前奏曲(Prelude) L'altesse de locowitz(アルマンド)
  輝かしい女(La brillante)(クラント)
  風変わりな女(La Singulière)(ガヴォット)
  移り気な女(La volage)(パッサカリア)
 さまざまな旋法によるリュート小曲集 第1巻 ― 組曲 イ短調
  前奏曲(Prelude) – 即興(L'Impromptu)(アルマンド)
  La Caualliere(クラント) 
  ゴゴのトンボー(Tombeau de gogo)(アルマンド)
  La belle homicide Courante de Mr Gautier
   – Double de la belle homicide
  王女(La Princesse)(サラバンド)
  Courante-Double de la Courante cy deuant カナリー(Canarie)
   アンデシュ・エーリクソン(バロックリュート)

録音 2013年9月13日、14日、16日、17日 聖ペテロ教会(ストックスンド、スウェーデン)
制作・編集 アンデシュ・エーリクソン
録音 イェンス・シーレーン 

価格 ¥2,450(本体価格)

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グリーグ 管弦楽作品全集 第4集

audite AU92670 SACD hybrid(Multichannel/stereo) classical


ノルウェーのアイヴィン・オードラン Eivind Aadland(1956–)がケルンのWDR交響楽団を指揮するグリーグ管弦楽作品シリーズ。交響曲ハ短調は、デンマークに渡ったグリーグが、師事したニルス・W・ゲーゼから交響曲を作曲することを課題として与えられ、1年近くをかけて完成させた作品。古典交響曲の様式に基づいて作曲され、シューマンやメンデルスゾーンのロマンティシズムをモデルにしながら、北欧の響きの織り込まれた音楽です。ソナタ形式の第1楽章〈アレグロ・モルト〉、内省的な気分の第2楽章〈アダージョ・エスプレシーヴォ〉、中間部のメロディがノルウェー民謡『わたしのアストリ』を思わせる第3楽章〈間奏曲 ― アレグロ・エネルジーコ〉、第4楽章〈終曲 ― アレグロ・モルト・ヴィヴァーチェ〉。1864年6月、ティヴォリ公園の音楽で知られるH・C・ロンビの指揮により終楽章が初演され、翌年、クリスチャニア(現オスロ)とベルゲンで全曲が演奏された後、1867年になってグリーグが、この作品の演奏を禁止。親友ヨハン・スヴェンセンの交響曲第1番の初演を聴き、その新しさにくらべ自分の曲が過去にとらわれていると感じたことが、その理由として推測されています。そして、1981年のベルゲン国際フェスティヴァル、ベルゲンの図書館の所蔵していた手稿譜によりベルゲン・フィルハーモニックが演奏し、この作品にふたたび陽が当たるようになりました。1868年に作曲されたピアノ協奏曲イ短調は、シューマンのイ短調協奏曲をモデルとしながら「ノルウェー」を美しく展開させた音楽。この録音のソロを弾くのは、ルーマニア生まれのヘルベルト・シュフ Herbert Schuch(1979–)。ドイツ、バイエルン州のローゼンハイム在住。世界各地のコンペティションに参加。協奏曲、室内楽、ソロ曲のアルバムをいくつか録音しています。

エドヴァルド・グリーグ(1843–1907) 管弦楽作品全集 第4集
 交響曲 ハ短調 EG119(1863-64)
 ピアノ協奏曲 イ短調 Op.16
  ヘルベルト・シュフ(ピアノ) ケルンWDR交響楽団
  アイヴィン・オードラン(指揮)

録音 2013年12月9日–13日(交響曲)、2014年2月24日–26日 ケルン・フィルハーモニー
制作 WDR(西部ドイツ放送)

価格 ¥2,450(本体価格)

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デンマーク・ジャズ・カルテット ― Just Jazz

Storyville 101 4292 jazz


「ライフ・ユール・ヤーアンセンがジャズシーンに戻ってきた」。アーンヴィズ・マイア・オーケストラ Arnvid Meyers Orchestra とタイス=ニューゴー・ジャズバンド Theis-Nyegaard Jazzband のクラリネット奏者を務め、バド・フリーマン、ヴィック・ディケンソン、エドモンド・ホールたちとも共演したデンマークのプレーヤー、ライフ・ユール・ヤーアンセン Leif Juul Jørgensen(1940–)が、いったんは引退を決意しながらも、新しいカルテットを結成、再スタートを切りました。デンマーク・ジャズ・カルテット Danish Jazz Quartet。イェスパー・ロンゴー Jesper Lundgaard、セーアン・クリスチャンセン Søren Kristiansen、アレクス・リール Alex Riel。音楽家人生をジャズに捧げてきたデンマークのアーティストたちの活気にみち、成熟したインタープレイ。イェスパー・ロンゴーが制作と録音を担当、2014年4月、ユランのシルケボーで録音セッションが行われました。

デンマーク・ジャズ・カルテット ― Just Jazz
 I Can't Give You Anything But Love(Dorothy Fields/Jimmy McHugh)
 I Want a Little Girl(Eric Clapton)
 Just Squeeze Me(Lee Gaines/Duke Ellington)
 Autumn Leaves(Jacques Prévert/Joseph Kosma)
 Blue Monk(Thelonius Monk)
 Perdido(Juan Tizol)
  デンマーク・ジャズ・カルテット
   ライフ・ユール・ヤーアンセン(クラリネット)
   イェスパー・ロンゴー(ベース)
   セーアン・クリスチャンセン(ピアノ)
   アレクス・リール(ドラムズ)   

録音 2014年4月5日 シルケボー(デンマーク)
制作・録音 イェスパー・ロンゴー

価格 ¥2,250(本体価格)

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カーステン・デール・トリオ ― A Good Time

Storyville 101 4291 jazz


2007年2月、カーステン・デール(ダール) Carsten Dahl の友人でエンジニア、ニルス・クリステンセンの計画したコンサートのライヴ録音。ベーシストのレッナールト・ギンマン Lennart Ginman(1960–)は、フィンランド生まれ。1978年にデンマークの市民権を取得、コンテンポラリー・アクースティックジャズをルーツに、作曲家、プロデューサー、アレンジャーとしても活動し、コペンハーゲン・ジャズハウスの音楽ディレクターも務めました。フランス・リフビェア Frands Rifbjerg(1964–)はデンマークのドラマー。彼のスウィング感のある軽快な演奏をダールが高く評価したと言います。心的な苦難からダールの音楽が内面的で「アート」なスタイルに変わる前、デビューしたころのようなバップ・スタイルの音楽。

カーステン・デール・トリオ ― A Good Time
 Love for Sale(Cole Porter)
 When You Wish upon a Star(Ned Washington/Leigh Harline)
 Take Five(Paul Desmond)
 Easy Living(Ralph Rainger/Leo Robin)
 What Is This Thing Called Love(Cole Porter)
 Someone to Watch over Me(Ira Gershwin/George Gershwin)
 Down with It Night and Day(Cole Porter)
  カーステン・デール(ピアノ)
  レッナールト・ギンマン(ベース)
  フランス・リフビェア(ドラムズ)

録音 2007年2月 ライヴ録音

価格 ¥2,250(本体価格)

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Choice

『パリ1937年』

Coviello Classics COV91408 classical


オーボエ、クラリネット、ファゴットによる木管三重奏というアンサンブルは歴史が浅く、パリ・オペラ座のバソン(ファゴット)奏者フェルナン・ウブラドゥ Fernand Oubradous が1927年に「パリ木管三重奏団(Trio d’anches de Paris)」を結成したのが最初だとされます。さまざまなスタイルの曲を小さなアンサンブルで色彩いっぱいに演奏する音楽はフランス人に親しまれ、パリ木管三重奏団は1937年には名声の頂点にあったといわれます。アルバム『パリ1937年(Paris 1937)』。リヴィエ Jean Rivier、モーリス・フランク Maurice Franck、フェルー Pierre-Octave Ferroud、エミール・グエ Émile Goué、パリのスコラ・カントルムでダンディ、ルーセル、デュカスに学んだルーマニアのスタン・ゴレスタン Stan Golestan たち、彼らと同時代の作曲家に委嘱した新作、シャンソン歌手シャルル・トレネの歌の編曲、1920年代から1950年代にかけて活躍し、アーサー・フリードと組んだ MGM のミュージカル映画『雨に唄えば』で知られるアメリカのポピュラーミュージック作曲家ナシオ・ハーブ・ブラウン Nacio Herb Brown の《アローン》。レイナルド・アーン Reynaldo Hahn の《牧歌》は、パリ木管三重奏団による1937年の録音から採譜されました。第二次世界大戦の前夜、コスモポリタンな空気の漂うパリの色鮮やかなポートレート。ステファーヌ・エーゲリング Stéphane Egeling のオーボエ、ヤン・クロイツ Jan Creutz のクラリネット、シュテファン・ホフマン Stefan Hoffmann のファゴット。1990年にザールラント音楽大学に創設されたトリオ・レザール Trio Lézard がパリ木管三重奏団に捧げるオマージュ。

『パリ1937年 ― パリ木管三重奏団へのオマージュ』
ジャン・リヴィエ(1896–1987)
 小組曲(Petite Suite) 
  ユモレスク(Humoresque) 牧歌(Idylle)
  ワルツ(Valse) 旅立ち(Départ)
シャルル・トレネ(1913–2001)
 君の手をとって(J'ai ta main)
モーリス・フランク(1897–1983)
 三重奏曲(Trio)
  田園詩(Pastorale)(アレグレット)
  スケルツォ(Scherzo)(アレグロ) アンダンテ
  終曲(Final)(アレグロ)
ジョン・ヘス(1915–1983)/シャルル・トレネ(1913–2001)
 去りゆく君(Vous, qui passes sans me voir)
ピエール=オクターヴ・フェルー(1900–1936)
 三重奏曲 ホ長調(Trio en Mi)
ナシオ・ハーブ・ブラウン(1896–1964)
 アローン(Alone/Seul)
エミール・グエ(1904–1946)
 3つの小品(Trois Pièces)
  バガテル(Bagatelle) 挽歌(Mélopée) スケルツォ(Scherzo)
レイナルド・アーン(1874–1947)
 牧歌(Églogue)
スタン・ゴレスタン(1875–1956)
 田園小組曲(Petite Suite bucolique)
  ユモレスク(Humoresque) 嘆き(Lamento) 戯れ(Jeux)
ディノ・オリヴィエリ(1905–1963)
 待ちましょう(Tornerai/J'attendrai)
  トリオ・レザール
   ステファーヌ・エーゲリング(オーボエ、コールアングレ、バスオーボエ)
   ヤン・クロイツ(クラリネット、バセットホルン、バスクラリネット、
    ソプラノサックス)
   シュテファン・ホフマン(ファゴット、コントラファゴット)

[楽器 Oboe: R. Dupin, English horn: R. Dupin, Bass oboe: F. Lorée, Clarinet: H. Wurlitzer, Basett horn: Leitner & Kraus, Bass clarinet: H. Wurlitzer, Soprano saxophone: Yamaha, Bassoon: H. Fox, Contrabassoon: H. Heckel]

録音 2013年5月9日–12日 フライブルク・エゲルザール(フライブルク、ドイツ)
制作 モーリツ・ベルクフェルト

価格 ¥2,450(本体価格)

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Choice

ラモー氏の庭園で

Les Arts Florissants Editions AF002 classical


ジャン=フィリップ・ラモー Jean-Philippe Rameau(1683–1764)の生誕330年にあたる2013年の3月、『ラモー氏の庭園で』と題するコンサートがウィリアム・クリスティ William Chrstie(1944–)と彼の主宰するバロック音楽アンサンブル、レザール・フロリサン Les Arts Florissants によりパリで開催されました。ラモーと彼の同時代の作曲家たちのオペラのアリアと序曲を中心とするプログラム。このコンサートは、クリスティとポール・アグニューが教えた、優秀な若い歌手による『声の庭園(Jardins des Voix)』シリーズの6回目にあたり、イスラエルのハイファ生まれのダニエラ・スコルカ Daniela Skorka(1987–)、イギリスのエミリ・ルナール Emilie Renard、イタリアのベネデッタ・マッツカート Benedetta Mazzucato、イーストマン音楽学校とヒューストン大学のムーアズ・ミュージックスクールに学んだアメリカ生まれのテノール、ザカリー・ワイルダー Zachary Wilder(1984–)、フランス西部のラ・ロシェル生まれ、モーツァルトのバリトン役を得意とするというヴィクトル・シカール Victor Sicard(1987–)、フランス南東部トゥーロン生まれのシリル・コスタンゾ Cyril Costanzo(1985–)が起用されました。ラモー没後250年のリリース。デラックス仕様のアルバムにはCDと一緒に2冊のブックレットが収められています。最初のブックレットには解説と仏英対訳の歌詞、もう一冊には、1966年生まれのフランスの作家、ジャーナリスト、美術史家のアドリアン・ゲッツ Adrien Goetz がレザール・フロリサンの委嘱により執筆した『ノルマンディの庭園で』が掲載されています。

ラモー氏の庭園で(Le jardin de Monsieur Rameau)
ミシェル・ピニョレ・ド・モンテクレール(1667–1737)
 《ジェフテ(Jephté)》から 序曲
  リゴドン「ずっと笑っていて(Riez sans cesse)」
  メヌエット「この美しい場所には(Dans ces beaux lieux )」
  サンフォニー「どんな新しい音楽が(De quels neuvaux concerts)」
アントワーヌ・ドーヴェルニュ(1713–1797)
 《死に行くエルキュル(Hercule mourant)》から
   アリア「不安を鎮めるこの声は何?
  (Quelle voix suspend mes alarmes?)」
ジャン=フィリップ・ラモー(1683–1764)
 《イポリートとアリシ(Hipplyte et Aricie)》から
   アリア「なんという甘美な音楽(Quels doux concerts!)」
ニコラ・ラコ・ド・グランヴァル(1683–1764)
 カンタータ《何もない(Rien du tout)》
アントワーヌ・ドーヴェルニュ(1713–1797)
 《ヴェネツィアの女(La Vénetienne)》から
   前奏曲とアリア「危難をものともせず(Pour braver les périls)」
  アリア「天よ、あの人は行ってしまった(Ciel, il me laisse)」
  アリア「眠るのはやめて(Livrons-nous au sommeil)」
クリストフ・ヴィリバルト・グルック(1714–1787)
 《改心した大酒飲み(L'ivrogne corrigé)》から
  三重唱「いまいましい大酒飲み(Maudit ivrogne)」 
  合唱「あいつは死んだ(Il est mors)」
ジャン=フィリップ・ラモー(1683–1764)
 カノン《笑いから離れ(Ah! Lois de rire)》
クリストフ・ヴィリバルト・グルック(1714–1787)
 《改心した大酒飲み(L'ivrogne corrigé)》から
  三重唱「夫を生き返らせて(Rondez mon époux à la vie)」
ジャン=フィリップ・ラモー(1683–1764)
 カノン《起きろ、いつまでも寝ている奴め(Réveilez-vous dormeur)》
クリストフ・ヴィリバルト・グルック(1714–1787)
 《改心した大酒飲み(L'ivrogne corrigé)》から
  四重唱「愛のもたらす歓びの(Que de plaisirs l'Amours nous donne)」
アンドレ・カンプラ(1660–1744)
 《優雅なヨーロッパ(L'Europe galante)》
  第2アントレ『フランス(La France)』から
  アリア「何ですって、愛する人のためにあなたは
  (Quoi! Pour l'objet de votre ardeur)」
  アリア「われらの欲望を満たした愛は
  (L'Amour, en comblant nos désirs)」
  アリア「心安らぐところ(Paisibles lieux)」
  ロンドー:レチタティーヴォ「これは? なんという光景!
   (Que vois-je? Quel spectacle!)
   合唱「愛してくれ、美しい羊飼いの娘よ(Aimez, belle Bergère)」
   レチタティーヴォ「知ることだけでも(Que je sache du moins)」
  アリア「熱く恋する者があなたの前にひざまずき(Voyez à vos genoux)」
  アリア「ドリスが美しく見えたとき(Lorsque Doris me parut belle)」
  アリア「やさしい言葉をもっと巧く(Que n'adressez-vous mieux)」
  アリア「なんという致命的な一撃(Quel funeste coup)」
ジャン=フィリップ・ラモー(1683–1764)
 《エベの祭り(Les Fêtes d'Hébé)》 第1アントレ『詩(La Poésie)』から
  アリアと合唱「戻ってこい、優しい恋人よ(Revenez, tendre amant)」
  二重唱とアリア「またあなたに会える ― 鳥は歌いつづけ
  (Je vous revois – Sans cesse les oiseaux font retentir)」
  アリエット「行ってしまえ、怒りとともに
  (Fuis, porte ailleurs tes fureurs)」
 《ダルダニュス(Dardanus)》から
  アリエット「急げ、栄光に向けて空を
  (Hâtons-nous, courons à la gloire )」
  前奏曲:レチタティーヴォとアリア「見る影もないここは ― 恐ろしい怪獣が
   (Voici les tristes lieux – Monstre affreux)」
  アリア「だが新たな光りが(Mais un nouvel éclat)」
  二重唱「ヴェヌスから授かった祝福は
  (Des biens que Vénus nous dispense)」
 《優雅なインドの国々(Les Indes galantes)》
  第3アントレ『花(Les Fleurs)』から
  四重唱「優しい恋人(Tendre Amour)」
  ダニエラ・スコルカ(ソプラノ) エミリ・ルナール(メゾソプラノ)
  ベネデッタ・マッツカート(メゾソプラノ)
  ザカリー・ワイルダー(テノール)ヴィクトル・シカール(バリトン)
  シリル・コスタンゾ(バス)
  レザール・フロリサン ウィリアム・クリスティ(指揮)

録音 2013年3月29日–31日 サル・コロンヌ(パリ)
制作 マルティン・ザウアー
録音 ジャン・シャトレ

価格 ¥2,600(本体価格)

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ペーター・ローセンデール ― Love for Snail

Stunt Records STUCD14062 jazz


デンマークのジャズピアニスト、ローセンデール(ローセンダール) Peter Rosendal の新作。2012年録音の『Old Man’s Kitchen』(STUCD12072)と同じく、カスパー・ヴァズホルト Kasper Vadsholt のベース、イェベ・グラム Jeppe Gram のドラムズに、クリスチャン・ヨーアンセン Kristian Jørgensen のヴァイオリン、ペーター・フールサング Peter Fuglsang のクラリネット、ペーター・イェンセン Peter Jensen のトロンボーンを加えたアンサンブルの演奏。作曲と編曲はローセンダール。ジャケットのアートワークは前作と同じポール・ウィルソン Paul Wilson のデザインです。

ペーター・ローセンデール ― Love for Snail
 Let the Bubbles Bubble  Night Potier Vindhex
 Velkommen til Danmark(デンマークへようこそ)
 Flinke mennesker hverken ham eller hende
 Loup Garou Love for Snail Først til Mølle
  ペーター・ローセンデール
  (ピアノ、ワーリツァー、メロディカ、フルーガボーン)
  クリスチャン・ヨーアンセン(ヴァイオリン、テナーヴァイオリン)
  ペーター・フールサング(バスクラリネット、クラリネット)
  ペーター・イェンセン(トロンボーン)
  カスパー・ヴァズホルト(フレットレスベース)
  イェベ・グラム(ドラムズ)

価格 ¥2,350(本体価格)

ネッド・ファーム ― Spent All the Money

Stunt Records STUCD14082 jazz


ネッド・ファーム Ned Ferm はアメリカ生まれ。コペンハーゲンの音楽学校、Københavns Rytmisk Musikkonservatorium(コペンハーゲン・リズム音楽院)で学んだ後、一旦帰国。カントリー&ウェスタンのバンドで演奏し修士課程に進むための資金を得ると、「ジャズの故郷」アメリカを離れ、彼が愛してやまないというデンマークのジャズ・シーンに戻ってきました。ドラマーのクレステン・オスグッド、ギタリストのヤコブ・ブロー、ロック畑のステフェン・ブラント、ニコライ・ノアロン、キラ・スコウたちと共演、コペンハーゲン・ジャズハウスのステージなど、多彩な音楽活動を楽しんでいるといいます。リーダーアルバム『Spent All the Money』。ファーム単独あるいは共作による9曲。《Wedding Song》はヴォーカル版とインストルメンタル版で演奏されます。Stunt Records のアルバムでも知られるギタリスト、ニコライ・モンク=ハンセン Nicolai Munch-Hansen がセッションに参加しています。

ネッド・ファーム ― Spent All the Money
 Mystery March(Ferm)
 Spent All the Money(Ferm/Anders Christensen)
 Can’t Believe You Just Did It Again(Ferm)*
 Irene(Ferm/Silas Hagemann Tinglef)
 Wedding Song(Ferm)(vocal edition)**
 Maria (Ferm)† Hymn for Her(Ferm)
 Comin’ Down(Ferm) In the Town(Ferm)
 Wedding Song(Ferm)(instrumental)
  ネッド・ファーム(テナーサックス、ヴォーカル)
  キラ・スコウ(ヴォーカル)*
  マリーエ・フィスカー(ヴォーカル)*/**
  ジェイコブ・ベレンズ(ヴォーカル)†
  マス・ヒューネ(トロンボーン)
  ルネ・ケルセン(アクースティックギター、エレクトリックギター)
  エマヌエレ・マニスカルコ(ピアノ、ポンプオルガン、ワーリツァー)
  ニコライ・モンク=ハンセン
  (アクースティックギター、エレクトリックギター)
  ヤコブ・ホイア(ドラムズ)

価格 ¥2,350(本体価格)

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ジョン・ピカード ブラスバンドのための作品

BIS SACD2061 SACD hybrid(5.0 surround/stereo) contemporary/classical


ジョン・ピカード John Pickard は、イギリス、ランカシャー州バーンリー生まれ。ウェールズ大学のウィリアム・マシアスの下で音楽と作曲法を学び、オランダのルイ・アンドリーセンに学んだ後、1989年に作曲法の博士号を取得しています。ブリストル大学で音楽を教え、大学の交響楽団と合唱団の指揮者を務めています。彼がブラスバンドのために作曲した2曲。《エデン》は、2005年の全英ブラスバンド・チャンピオンシップの決選課題曲として委嘱された作品です。アダムとイブの「楽園追放」にテーマが採られ、ジョン・ミルトンの『失楽園(Paradise Lost)』の最後、エデンの園を去り孤独の道を歩みはじめるアダムとイブを詠った4行がスコアの冒頭に引用されています。第4番の交響曲にあたる《ガイア交響曲》は、ウェールズ・アーツカウンシルの助成を受けたウェールズ・ナショナル・ユースバンドとコーリー・バンドの委嘱により作曲されました。1991年に第2楽章〈野火(Wildfire)〉、1995年にストーンヘンジを題材に「秋の朝」「冬の午後」「春の夕暮れ」「夏の夜/夜明け」の4部に分かれる第4楽章〈石の男たち(Men of Stone)〉、2001年から2002年にかけて第1楽章〈津波(Tsunami)〉、2003年に第3楽章〈オーロラ(Aurora)〉が作曲され、4つの楽章をつなぐ〈水–火(Water–Fire)〉〈火–大気(Fire–Air)〉〈大気–地球(Air–Earth)〉の3つの「窓(Window)」を加えて、ギリシャ神話の「大地」の女神ガイアをタイトルとする「交響曲」にまとめらました。このアルバムで演奏するアイカンゲル=ビョルスヴィーク・ムシークラーグ Eikanger-Bjørsvik Musikklag は、ウィンドアンサンブルの活動が活発なノルウェーのバンドです。国内の人気は高く、イギリス、スコットランド、ウェールズ、デンマーク、スイス、オランダ、ベルギーへのツアーも行ってきました。ギスケ、リュードラン、イリエ編曲によるプロコフィエフの《ロメオとジュリエット》組曲(抜粋)(Naxos 8.572193)をCD録音しています。

ジョン・ピカード(1963–)
 エデン(Eden)(2005)(ブラスバンドのための)
 ガイア交響曲(Gaia Symphony)(第4番)(1991–2003)
 (ブラスバンドのための)
  アイカンゲル=ビョルスヴィーク・ムシークラーグ
  アンドレアス・ハンソン(指揮)

録音 2013年6月 アイスヴォーグ教会(ベルゲン、ノルウェー)

価格 ¥2,650(本体価格)

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カレヴィ・アホ 2つの協奏曲

BIS SACD2036 SACD hybrid(5.0 surround/stereo) contemporary/classical


フィンランドの作曲家カレヴィ・アホ Kalevi Aho は、今日、管弦楽のための作品をもっとも積極的に作曲するひとり。「もっとも重要、もっとも意欲をかきたてられる作曲プロジェクトのひとつ」(アホ)。オーケストラの主要楽器をはじめとするソロ楽器のための協奏曲は、交響曲とならぶ、彼の代表的ジャンルです。ホルン協奏曲は、18作目の協奏曲。2009年4月に創立100周年を迎えたラッペンラーンタ市管弦楽団の演奏を聴いたアホが、このオーケストラのホルン奏者アンヌ・サルミネン Annu Salminen のために2011年に作曲した作品です。ソロイストは、舞台裏、オーケストラの後ろ左、そして右、舞台の前面と位置を変えて演奏します。テルミン協奏曲は、レーラ・アウエルバッハ(アヴェルバフ)の交響曲第1番のワシントン初演を聴いたアホが、テルミンを演奏したカロリーナ・アイク Carolina Eyck の依頼を受けて作曲した作品です。〈秋〉〈秋の色〉〈黒い雪〉〈闇のクリスマス〉〈冬の霜〉〈雪塊〉〈雪解け〉〈真夜中の太陽〉の「8つの季節」。PC/Mac 再生用の extra track に、アイクがテルミンとテルミン協奏曲を紹介したビデオクリップが収められています。

カレヴィ・アホ(1949–)
 ホルン協奏曲(2011)
 テルミン協奏曲《8つの季節(Eight Seasons)》(2011)
  アンヌ・サルミネン(ホルン) カロリーナ・アイク(テルミン) 
  ラップランド室内管弦楽団 ヨン・ストゥールゴールズ(指揮)

録音 2013年1月 コルンディ文化ホール(ロヴァニエミ、フィンランド)

価格 ¥2,650(本体価格)

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夢の光景

Carpe Diem CD16301 traditional/contemporary


アンネ・ヒュッタ Anne Hytta(1974–)はノルウェーのフォークミュージシャン。テレマルク地方のサウランに生まれ、ヴォスのオーレ・ブル・アカデミーのフィドルスクールで学び、アイナル・ロンダール、アンネ・スヴォンアウグ、クヌート・ビューエンに師事しました。ソロ演奏のほか、彼女が創ったトリオのスラーグルなどのトラッドグループや中世楽器アンサンブルのカレンダ・マヤで演奏しています。彼女は作曲をオスロの国立音楽アカデミーで学び、ノルウェーの伝統音楽と現代の感覚をミックスしたスタイルの作品を発表。ソロアルバムの『夢の光景』は彼女の新作で構成されています。

夢の光景(Draumsyn)
― アンネ・ヒュッタ(1974–) ハリングフェレ作品集
 Clouds(雲) Undrestille I(ふしぎな静けさ I)
 Undrestille II(ふしぎな静けさ II) Undrestille III(ふしぎな静けさ III)
 Prelude in Light Blue(淡青色のプレリュード)
 A Light Blue Rondo(淡青色のロンド) Gorr(泥)
 Mørk blå(紺青色) Ramme(額縁) A Rune Tune(ルーンの旋律)
 The Blind Door(ブラインドドア) Ved árinn En stille(静寂)
 Den stille hagen(静かな庭)
  アンネ・ヒュッタ(ハリングフェレ)

[ハリングフェレ Salve Håkedal(2001)、Einar Londar(1983)、Olav Vindal(2002)、Salve Håkedal(2003)、Sverre Jensen(1999)] 

録音 2013年5月13日–16日 マリア教会(グラーン、オプランド、ノルウェー)

価格 ¥1,800(本体価格)

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ジョージ・ガーゾン ― Quintonic

Stunt Records STUCD14072 jazz


アメリカのサクソフォーン・プレーヤー、ジョージ・ガーゾン George Garzone(1950–)。6歳からテナーサクソフォーンを始め、ファミリーバンドで演奏しボストンの音楽学校で学んでからプロプレーヤーとしてスタートしました。ジャック・デジョネット、ゲーリー・ピーコック、ジョー・ロヴァーノ、ビリー・ハート、デイヴ・ホランド、ガンサー・シュラーたち、多くのミュージシャンと共演。1972年にはベーシストのジョン・ロックウッド、ドラマーのボブ・ガロッティとトリオ、フリンジ The Fringe(“40 Years on the Fringe” STUCD13072)を結成し、ボストンを中心とする地域でのコンサートと世界ツアーを定期的に行っています。ニューヨーク・シティ在住。トライアディック・クロマティック・アプローチ(triadic chromatic approach)のさきがけとして知られ、バークリー音楽大学やニューイングランド音楽院をはじめとする音楽学校で教えています。アルバム『Quintonic』は、2013年7月にボストンのPBSスタジオで録音されました。ボストン生まれのテナーサックス・プレーヤー、ジェリー・バーガンジー Jerry Bergozi(1947–)が共演。彼は、この前年に同じスタジオで録音セッションの行われたデンマークのピアニスト、カール・ヴィンター Carl Winther のアルバム『Teragonz』(STUCD13042)にも参加。カール・ヴィンター、ベーシストのヨニー・オーマン Johnny Åman、ドラマーのアナス・モーウンセン Anders Mogensen と共演していました。

ジョージ・ガーゾン ― Quintonic
 Gargozola(Carl Winther) Crystal Ball(Carl Winther)
 Idiosyncrasies(Jerry Bergonzi) Restless(Tomas Franck)
 Ellwood(Jerry Bergonzi)
 Abeid from Zanzibar(Carl Winther/Jerry Bergonzi)
 The Gargoyle Returns(Carl Winther)
  ジョージ・ガーゾン(テナーサックス)
  ジェリー・バーガンジー(テナーサックス)
  カール・ヴィンター(ピアノ) ヨニー・オーマン(ベース)
  アナス・モーウンセン(ドラムズ)

録音 2013年7月 PBSスタジオ(ボストン、マサチューセッツ)

価格 ¥2,350(本体価格)

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アルフレッド・ヒッチコックのための音楽

Toccata Classics TOCC0241 film score/classical


イギリスの映画監督、プロデューサー、アルフレッド・ヒッチコック Alfred Hitchcock(1899–1980)。「スリラーの大家」と呼ばれる彼の作品では「心理劇」という要素も大きな位置を占め、アメリカに渡ってからの彼の作品は、ミクローシュ・ロージャ(ミクロス・ローザ)、バーナード・ハーマン、フランツ・ワックスマン、ディミトリ・ティオムキンといった、心理描写の巧みな作曲家たちに支えられ、音楽的にも目覚ましい成果を挙げたことが、フィルムスコアの研究家から指摘されてきました。バーナード・ハーマン Bernard Hermann による『裏窓』のポップ・ジャズ、色彩的な『めまい』、「殺人の美学」を弦楽オーケストラのモノトーンで描写した『サイコ』のスコア。フランツ・ ワックスマン Franz Waxman が書いた『レベッカ』の暗くロマンティックな音楽、ディミトリ・ティオムキン Dimitri Tiomkin の『見知らぬ乗客』の「ガーシュウィン風」ジャズ、1934年の『知りすぎていた男』のためにオーストラリアのアーサー・ベンジャミン Arthur Benjamin が書いたヴォーン・ウィリアムズを思わせる音楽。ティム・バートン作品の音楽で知られるダニー・エルフマン Danny Elfman は、ヒッチコックを題材にした2012年の映画『ヒッチコック』のためにバーナード・ハーマンの旋律などを素材にしたスコアを書いています。『アルフレッド・ヒッチコックのための音楽』。劇場、オペラ、テレビと多方面で活躍するアメリカの指揮者、プロデューサー、アレンジャーのジョン・モーセリ John Mauceri(1945–)とデンマーク国立交響楽団による2012年の録音です。

アルフレッド・ヒッチコックのための音楽(Music for Alfred HItchkock)
バーナード・ハーマン(1911–1975)(ジョン・モーセリ 編曲)
 『知りすぎていた男(The Man Who Knew Too Much)』演奏会序曲
 (1956)*
フランツ・ワックスマン(1906–1967)(ジョン・モーセリ 編曲)
 『レベッカ(Rebecca)』組曲(1940)
 『裏窓(Rear Window)』組曲(1954)
 (前奏曲 リサ – 間奏曲 バレエ リサ – 終曲)
ディミトリ・ティオムキン(1894–1979)(ジョン・モーセリ 編曲)
 『見知らぬ乗客(Strangers on a Train)』組曲(1951)*
 『ダイヤルMを廻せ(Dial M for Murder)』組曲(1954)*
バーナード・ハーマン(1911–1975)
 『めまい(Vertigo)』(1958)(前奏曲 愛の情景)
 『北北西に進路を取れ(North by Northwest)』メインタイトル(1959)
バーナード・ハーマン(1911–1975)(ジョン・モーセリ 復元・編曲)
 『サイコ(Psycho)』弦楽オーケストラのための物語(1960/1968)*
アーサー・ベンジャミン(1893–1960)(バーナード・ハーマン 編曲)
 『知りすぎていた男』嵐の雲 カンタータ(Storm Cloud Cantata)
 (1934 arr.1956)†
ダニー・エルフマン(1953–)
 『ヒッチコック(Hitchcock)』エンドクレジットの音楽(2012)
  デンマーク国立交響楽団 ジョン・モーセリ(指揮)
  クラウディア・キドン(ソプラノ)†
  デンマーク国立コンサート合唱団 † (* 初録音)

録音 2012年11月23日–24日 デンマーク放送(DR)コンサートホール(コペンハーゲン)
制作・編集 バーナード・ギュトラー
録音 ヤン・オルロプ

価格 ¥2,500(本体価格)

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『聖なる愛(Sacred Love)』

Ondine ODE1226-2 classical/contemporary


ラフマニノフの《晩禱》(ODE1206-5)が、イギリスの雑誌「グラモフォン(Gramophone)」のアウォードの2013年「最優秀合唱ディスク」にノミネートされたラトビア放送合唱団とシグヴァルズ・クリャーヴァの新録音。20世紀と21世紀、ラトビアとロシアの世俗と神聖の合唱作品が歌われます。 

『聖なる愛(Sacred Love)』
ユーリ・ファリク(1936–2009)
 見知らぬ人(A Stranger)
 主よ、あなたのいますところは(Your Temple, Lord)*
 ハバネラ(Habanera) 秋(Autumn)**
アルトゥールス・マスカッツ(1957–)
 わたしの祈りに耳を傾けてください(Let My Prayer Be Granted)
 春(The Spring)**
ゲオルギー・スヴィリドフ(1915–1998)
 冬の朝(Winter Morning)
 失われた青春のこと(About Lost Youth)**
 クリスマス・キャロル(Christmas Carol)
 聖なる愛(Sacred Love)* ナターシャ(Natasha) イコン(Icon)
  イェヴァ・エゼリエテ(ソプラノ)*
  アレクサンドルス・アントニェンコ(テノール)**
  ラトビア放送合唱団 シグヴァルズ・クリャーヴァ(指揮)

録音 2011年10月7日-13日 聖ヨハネ教会(リガ、ラトビア)

価格 ¥2,350(本体価格)

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