2014年8月



Our Select

ユーセフ・マッティン・クラウス アリアと序曲

Naxos 8.572865 classical


「ストックホルムのコスモポリタン」。ユーセフ・マッティン・クラウス(ヨーゼフ・マルティン・クラウス)
Joseph Martin Kraus は南ドイツの生まれ。学生仲間のカール・ストリンドベリの帰国に合わせスウェーデンを訪れ、数年苦労した後、1781年6月、ウルリクスダールの城で私的に上演された歌劇《プロセルピナ》が、才能ある芸術家を見抜く鋭い眼で知られた国王グスタフ三世に認められ宮廷音楽家に登用。1792年3月、国王が暗殺され、4月13日に行われた葬送の音楽を書いた後、みずからも病死するまで、器楽曲から声楽曲まで、広いジャンルの音楽を作曲しました。古典、疾風怒濤、初期ロマンティシズム。その多様、多彩な音楽は時代を超えて輝き、クラウスはバロック期のルーマンとともにスウェーデン音楽史の里程標とみなされる存在になりました。Naxos レーベルは、これまで、シンフォニア、ヴァイリンソナタ、歌曲など、クラウスの作品を体系的に紹介してきました。新しいアルバムでは、クラウスが劇場のために書いた音楽から「序曲」と、演奏会用のアリアが特集されます。録音に起用されたのはフィンランドの音楽家たち。アーポ・ハッキネン Aapo Häkkinen(1976-)指揮のヘルシンキ・バロック管弦楽団は、F・X・ドゥセックとF・X・リヒターのシンフォニア(Naxos)の録音が好評のピリオド楽器アンサンブル。グリーグの歌曲(BIS)で知られるメゾソプラノのモニカ・グループ Monica Groop(1958-)は、クイケン指揮の《フィガロの結婚》でケルビーノ、《コジ・ファン・トゥッテ》でドラベッラ役を歌うなど、古典時代の作品もレパートリーとしています。クリスマスに歌われた《小さな神を抱く聖母を見ると》など6曲が世界初録音です。

ユーセフ・マッティン・クラウス(1756-1792) アリアと序曲
 歌劇《プロセルピナ(Proserpin)》 VB19 ― 序曲
 アリア《無邪気に見つめるあなたは(Du i hvars oskuldsfulla blick)》
  VB30 *
 アリア《あなたは恐れていますか(Ma tu tremi)》 VB63 *
 アリア《あなたを愛することをやめるなんて(Ch’io mai vi possa)》
  VB59 *
 カンタータ《国王グスタフ三世の誕生日のために
 (Zum Geburtstag des Königs Gustav III)》 VB41 ― 序曲
 《小さな神を抱く聖母を見ると(Parvum quando cerno Deum)》
  VB5 *
 《冒険者(Äfventyraren)》 VB32 ― 序曲 *
 アリア《時代の荒廃は(Du temps, qui détruit tout)》 VB58
 レチタティーヴォとアリア《聞いてくれ、行かないでくれ
 (Sentimi, non partir!)》 VB55
 《グスタフ三世のための葬送カンタータ
 (Konung Gustav III Begravningskantat)》 VB42 ― 序曲
 アリア《お聞きください、心の痛みを訴えるわたしのため息を
 (Hör mina ömma suckar klaga)》 VB26 *
  モニカ・グループ(メゾソプラノ)
  ヘルシンキ・バロック管弦楽団 アーポ・ハッキネン(指揮)

録音 2013年6月10日–12日 セッロ・ホール(エスポー、フィンランド)
制作・録音 ジャン=ダニエル・ノワール

価格 ¥1,100(本体価格)

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Our Select

ヤコブ・カールソン・トリオ ― Shine

ACT Music ACT9573-2 jazz


スウェーデンのピアニスト、カールソン(1970–)のトリオ、ヤコブ・カールソン・トリオ Jacob Karlzon 3 の ACT Music 第2作がリリースされます。ACT Music デビューした2012年の『More』(ACT9533-2)で示した道を「もう一歩先に進みたかった」というアルバム。「ポップミュージックの作り方をもっと応用し、それぞれの曲の性格を際立たせるため、アルバム全体の調和や一貫したスタイルは見失うことなく、さらに大きな美意識でまとめる。作曲も演奏も、イメージしたことをより明確に、より徹底させる」というコンセプトでセッションが行われ、カールソンはピアノだけでなくキーボードとシンセサイザー、そしてプログラミングを担当しました。《Shine(輝け)》に始まり《A Thousand Conclusions(たくさんの結論)》に終わるプログラムの8曲はカールソンが作曲し、唯一のスタンダードナンバー、アイルランドのロックバンド U2 の《I Still Haven’t found What I’m Looking for》がカールソンのピアノソロによる「傷つきやすく、心が痛むくらい美しい」インプロヴィゼーションでトラック3に収められています。『Heat』(Caprice CAP21809)から参加するハンス・アンデション Hans Andersson のベース。ユーナス・ホルゲションに代わり、イスタンブール生まれのロベルト・メフメット・イキズ Robert Mehmet Ikiz(1979–)がドラマーとして加わりました。「輝いている(shining)」が、カールソンのもっとも新しい「作品」のモットーです。

ヤコブ・カールソン・トリオ ― Shine
 Shine(Karlzon) Bubbles(Karlzon)
 I Still Haven’t found What I’m Looking for
 (Clayton/Evans/Hewson/Mullen)
 Outsourced(Karlzon) Metropolis(Karlzon)
 Inner Hills(Karlzon) One More Day(Karlzon)
 Screening Self(Karlzon)
 A Thousand Conclusions(Karlzon)
  ヤコブ・カールソン・トリオ
   ヤコブ・カールソン(ピアノ、キーボード、シンセサイザー、
    プログラミング)
   ハンス・アンデション(ベース)
   ロベルト・メフメット・イキズ(ドラムズ)

録音 2014年3月 ニレント・スタジオ(ヨーテボリ、スウェーデン)
制作 ヤコブ・カールソン、ラーシュ・ニルソン
録音 ラーシュ・ニルソン

価格 ¥2,600(本体価格)

試聴盤があります

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ラーシュ・ダニエルソン ― Libretto II

ACT Music ACT9571-2 jazz


スウェーデンのベーシスト、ラーシュ・ダニエルソン Lars Danielsson が、マグヌス・オストレム Magnus Öström、イギリスのギタリスト、ジョン・パリセリ John Parricelli、アルメニアのピアニスト、ティグラン Tigran と3年前に結成したカルテットの『Libretto』に次ぐ第2作。ダニエルソンとティグランの曲。《Beautiful Darkness》でヴォイスを担当するセシーリエ・ノアビュー Cæcilie Norby のプロデュースにより、メンリッケのティア・ディア・スタジオ Tia Dia Studio と、コングスハウグ Jan-Erik Kongshaug のレインボースタジオで録音されました。《Grace(気品)》《Pasacaglia(パッサカリア)》《Swedish Song(スウェーデンの歌)》《View from the Apple Tree(リンゴの木からの眺め)》《Beautiful Darkness(美しい暗闇)》……。落ち着いた時間が過ぎていきます。

ラーシュ・ダニエルソン ― Libretto II
 Grace(Danielsson)* Passacaglia(Danielsson)
 Miniature(Danielsson)** Africa(Danielsson)
 I Tima(Danielsson) II Blå(Danielsson) III Violet(Danielsson)
 Swedish Song(Tigran Hamasyan) Eilat(Danielsson)***
 View from the Apple Tree(Danielsson/Tigran Hamasyan)**
 The Truth(Danielsson) Beautiful Darkness(Danielsson)†
  ラーシュ・ダニエルソン(ベース、チェロ、ピアノ *、
   ピアノメロディ **/***)
  ティグラン(ピアノ、フェンダーローズ)
  ジョン・パリセリ(ギター)
  マグヌス・オストレム(ドラムズ、パーカッション、エレクトロニクス)
  ゲスト  マティアス・アイク(トランペット)
   ドミニク・ミラー(ギター)* セシーリエ・ノアビュー(ヴォイス)†
   ゾハル・フレスコ(パーカッション、ヴォーカル)***

録音 ティア・ディア・スタジオ(メンリッケ、スウェーデン)、レインボースタジオ(オスロ、ノルウェー)
制作 セシーリエ・ノアビュー
録音 ブー・サヴィーク(ティア・ディア・スタジオ、ヤン・エーリク・コングスハウグ(レインボースタジオ)

価格 ¥2,600(本体価格)

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アッテルベリ、ラングストレム 弦楽四重奏曲

cpo 777 270-2 classical


今日スカンディナヴィアでもっともめざましい活動をつづける弦楽四重奏団のひとつ、ラーションの弦楽四重奏曲(DAPHNE1035)やステーンハンマルの作品(BIS SACD1659, SACD2009)の録音で知られるステーンハンマル四重奏団の新録音。第3番《西海岸の描画》とシューベルト没後100年の作曲コンペティションで第1位に選ばれた《ドル交響曲》と呼ばれる第6番の2つの交響曲、組曲第3番、チェロ協奏曲などで知られるアッテルベリ Kurt Atterberg が作曲した弦楽四重奏曲は2曲。1930年代の終わりに作曲されたニ長調(Op.39)の四重奏曲は、初期の弦楽四重奏曲(Op.2)のために書いた第1主題が使われたため、「第1番」とも「第3番」とも呼ばれます。〈アレグロ〉〈スケルツォ〉〈ロマンス:アダージョ〉〈アレグロ・デチーゾ〉の4楽章。「スウェーデンの旋律」に彩られた作品です。ロ短調の第2番は、アッテルベリが『西海岸の描画』の第3作「夏の夜」を完成させた1916年に書かれました。〈アレグレット・コン・フオコ〉、夢で見た「美しい踊り子」を想いながら書いたという〈アンダンテ〉、第1主題が《レクイエム》と交響曲第2番の終楽章と関連する、重々しい「ワルツ」の〈アレグロ・フリオーゾ〉の3楽章から構成されています。1918年3月4日、ストックホルムの王立音楽アカデミーで初演。ステーンハンマルとカール・ニルセンから賞賛された一方、ハッレーン、シーグルド・フォン・コック、セイメルの批評ではシェーンベルクを思わせると言われ、ペッテション=ベリエルからは「モダニストのようでもあるが、今となっては『古き良き』だ」と批評されたと、アッテルベリが回顧しています。後にボストン交響楽団のコンサートマスターに就任するポーランド生まれのヴァイオリニスト、コンサート協会管弦楽団(現、王立ストックホルム・フィルハーモニック)のコンサートマスターを務めていたリチャード・バーギン Richard Burgin(1892–1981)がコンサート協会管弦楽団のメンバーと結成した四重奏団の演奏でした。ストリンドベリやブー・ベリマンの詩による作品など250曲を超す歌曲で知られるテューレ・ラングストレム Ture Rangström の唯一の弦楽四重奏曲は、交響詩《酒神礼賛(Dityramb)》やピアノと管弦楽のための《バラード》と同じ1909年に作曲されました。《E・T・A・ホフマン風の夜想曲(Un notturno nella maniera de E. Th. A. Hoffmann)》の副題が示すとおり、E・T・A・ホフマンのいくつかの短編を着想の源にカール・ニルセンの曲からもインスピレーションを得ながら作曲された作品です。

クット・アッテルベリ(1887–1974)
 弦楽四重奏曲 ロ短調 Op.11(1916)(第2番)
 弦楽四重奏曲 ニ長調 Op.39(1909/1937-38)
テューレ・ラングストレム(1884–1947)
 弦楽四重奏曲《E・T・A・ホフマン風の夜想曲》(1909)
  ステーンハンマル四重奏団

録音 2009年11月9日–14日 聖ペテロ教会(ストックホルム)
制作・録音 シュテファン・レー音楽プロダクション(ドイツ)

価格 ¥1,800(本体価格)

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ルイ・グラス 《森の交響曲》

cpo 777 525–2 classical


ルイ・グラス Louis Glass は、デンマーク後期ロマンティシズム時代の作曲家のひとり。ルイ・グラスの初期の作品にはシューマン、グリーグ、彼が学んだニルス・W・ゲーゼの影響が、後の作品には、留学先のブリュッセルで出会ったと思われるセザール・フランクの影響がみられると言われます。2曲のピアノソナタ、多くのピアノ小曲集、2曲のヴァイオリンソナタ、チェロソナタ、4曲の弦楽四重奏曲、弦楽六重奏曲、ピアノ五重奏曲、ピアノ三重奏曲、多数の歌曲。彼の名を高めた管弦楽作品は、交響曲が6曲、演奏会序曲、オーボエ協奏曲、ピアノと管弦楽のための幻想曲のほか、劇場のための唯一の作品、ストラヴィンスキーの《春の祭典》を思わせるというバレエ《アルテミス》を作曲しています。ナイデン・トドロフとプロヴディフ・フィルハーモニックの全曲録音(Danacord)につづくダニエル・ラスキンとライン州立フィルハーモニー管弦楽団のシリーズ。交響曲第3番は1901年1月に完成した作品です。1902年4月26日、ルイ・グラスがデンマーク・コンサート協会のオーケストラを指揮して初演。《森の交響曲》の副題は1908年に演奏された時から使われるようになりました。デンマークの景色が浮かぶ穏やかな音楽。ブルックナーの影響がうかがえることからイギリスの著作家ロナルド・アドレムは、コペンハーゲンにある公園の名を引き、「エアステズ公園のブルックナー」と呼びました。組曲《夏の生活》は1899年の作曲。〈夏の日一日目〉〈森の牧歌〉〈野原と牧場で〉〈黄昏に〉〈農民の祝い〉の5曲から構成される色彩的で明るい作品です。

ルイ・グラス(1864–1936) 交響曲全集 第1集
 交響曲第3番 ニ長調 Op.30 《森の交響曲(Skovsymfonien)》
 管弦楽のための組曲《夏の生活(Sommerliv)》 Op.27
  ライン州立フィルハーモニー管弦楽団 ダニエル・ライスキン(指揮)

価格 ¥2,500(本体価格)

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バルト海 ― ベットウシュ、タイレ、フィーアダンクの教会音楽

Simax PSC1330 classical


「北ヨーロッパの地中海」。スカンディナヴィア半島とヨーロッパ大陸に囲まれたバルト海は、何世紀にも渡り貿易と交通のルートとして栄えました。経済的に豊かなバルト海沿岸の都市では文化と芸術も育まれ、とりわけ、ハンザ同盟の盟主、北ドイツのリューベックでは裕福な商人たちの支援を受けた「夕べの演奏会」や聖マリア教会の音楽の集いが行われ、ヨーロッパ音楽の中心地のひとつとしての地位を確立しました。この地域の音楽様式の発展とその作品は、近年、注目され、その音楽遺産がさまざまな団体により演奏されるようになりました。ノルウェーの若いアンサンブル、トロンハイム・バロックのアルバム『バルト海』では、このバルト海沿岸ゆかりの音楽家3人の作品が演奏されます。ドイツのタイレとフィーアダンク、ドイツに生まれノルウェーで活躍したベットウシュ。ザクセンで正式の音楽教育を受けたという共通点もある3人です。

最年長のヨハン・フィーアダンク Johann Vierdanck(1605–1646)は、ドレスデン、ザクセン選帝侯のチャペルの聖歌隊で歌い、作曲家、ヴァイオリニストとして活動。最後の10年間はシュトラールズントの聖マリア教会のオルガニストを務めました。聖歌隊の時代にシュッツと出会い、彼の初期の作品を見たシュッツから励ましを受けたといいます。2つのヴァイオリンと通奏低音のための《組曲》は、イタリア様式の影響がうかがえる作品。「パヴァーヌ」「ガリアルダ(ガイヤルド)」「バッロ」「コレンテ(クラント)」の4つの舞曲から構成されています。

ヨハン・タイレ Johann Theile(1646–1724)は、作曲家、音楽理論家として音楽史に名を残しました。リューベック時代にブクステフーデやラインケンと親交があり、ゴットルフのクリスチャン・アルブレヒト公爵の宮廷で楽士長を務めていました。宗教カンタータの作曲家としての評価が高く、14世紀の作者不詳の賛美歌を翻訳したテクストによる「キリストの魂よわれを清めたまえ」と『詩編85番』による「わたしは神が宣言なさるのを聞きます」が、このアルバムで演奏されます。

ゲオルグ・フォン・ベットウシュ(ゲオルグ・ベットウシュ、ゲオルク・ベルトウフ) Georg von Bertouch(1668–1743)は、フランコニア地方ヘルメルスハウゼンの生まれ。15歳からアイゼナッハでヴァイオリンと作曲を学び、1691年にキールに移り、1693年、オペラ上演に関する法律問題をテーマとする博士論文を提出。同年、デンマーク=ノルウェー軍に入隊します。22度の戦闘を経験した後、1719年、クリスチャニア(現オスロ)のアーケシュフス要塞の司令官に任命され、この要塞で生涯を閉じます。ヨハン・マッテゾンと親しく、J・S・バッハとも交流があったベットウシュは、断片も加えると18曲が現存するとされる、24のすべての調性による24曲のソナタと、3つの宗教カンタータの作者としてノルウェー音楽史に名が刻まれています。このアルバムで演奏されるのは、若い時代のカンタータ2曲、『詩編57番』による「わたしは心を確かにします」と、『ザカリア書』とヨハン・リストの出版した賛美歌による「娘シオンよ、大いに踊れ」、晩年に近い時期に作曲された「バロック後期」の様式によるトリオソナタが2曲。カンタータは、タイレの作品とともに、スウェーデンのウプサラ大学図書館所蔵のデューベン・コレクションとベルリンのボーケマイヤー・コレクション、トリオソナタはコペンハーゲンに保存される署名入り手稿譜による演奏です。

トロンハイム・バロック Trohdheim Barokk は、17世紀と18世紀の音楽をレパートリーとするピリオド楽器アンサンブルです。ヴァイオリン、ヴィオール、チェロ、テオルボ、オルガンの編成。チェロのマッティン・ヴォールベルグ Martin Wåhlberg とテオルボのエーリク・スカンケ・ホースオイエン Erik Skanke Høsøien がリーダーを務め、アンドリュー・パロットやシギスヴァルト・クイケンをはじめとする指揮者との共演も行ってきました。

カンタータのソロを担当する3人は、いずれもノルウェーの歌手。インゲボルグ・ダールハイム Ingeborg Dahlheim は、ノルウェー国立音楽アカデミーに学び、2004年にウィリアム・クリスティーのレ・ザール・フロリサンに加わりました。マリアンネ・ベアーテ・シェラン Marianne Beate Kielland もノルウェー国立音楽アカデミーの出身です。ヘレヴェッへ、ビオンディ、サヴァール、ルセ、ミンコスフキたちと共演。オラヴ・アントン・トンメセンの《霊感を与えられた娘ヴェスレモイ》(2L078SABD)が2012年グラミー賞の「最優秀クラシカル・ヴォーカル・アルバム」部門にノミネートされました。バリトン、バス歌手のニョル・スパルボ Njål Sparbo は、ノルウェーでもっとも多忙な歌手のひとりといわれ、オラトリオの舞台への出演や新しい音楽の初演を積極的に行っています。

アルバムの制作とエンジニアリングは、最近活躍のめざましいフランソワ・エケール François Eckert が担当。トロンハイムのファンレム教会 Fanrem Kirke で録音セッションが行われました。楽器と声のテクスチュアと質感、録音会場となった教会の空気感、音楽の気配を大切にした、いわゆる「Simax クオリティ」の録音です。

バルト海(Ostsee) ― ベットウシュ、タイレ、フィーアダンクの教会音楽
ヨハン・タイレ(1646–1724)
 カンタータ「キリストの魂よわれを清めたまえ
 (Die Seele Christi heilige mich)」
  (ソプラノ、3つのヴィオールと通奏低音のための)
ヨハン・フィーアダンク(1605–1646)
 組曲(2つのヴァイオリンと通奏低音のための)
ゲオルグ・フォン・ベットウシュ(1668–1743)
 カンタータ「わたしは心を確かにします(Mein Herz ist bereit)」
  (アルトと通奏低音のための)
 トリオソナタ第13番 ハ短調(2つのヴァイオリンと通奏低音のための)
ヨハン・タイレ(1646–1724)
 カンタータ「わたしは神が宣言なさるのを聞きます
 (Ach, dass ich hören solte dass Gott)」
  (ソプラノ、2つのヴァイオリン、3つのヴィオールと通奏低音のための)
ゲオルグ・フォン・ベットウシュ(1668–1743)
 トリオソナタ第10番 イ短調(2つのヴァイオリンと通奏低音のための)
 カンタータ「娘シオンよ、大いに踊れ
 (Du Tochter Zion, freue dich sehr)」
  (バス、2つのヴァイオリン、3つのヴィオールと通奏低音のための)
  トロンハイム・バロック
  インゲボルグ・ダールハイム(ソプラノ)
  マリアンネ・ベアーテ・シェラン(アルト)
  ニョル・スパルボ(バス) 

録音 2012年11月15日–18日 ファンレム教会(トロンハイム、ノルウェー)
制作・録音 フランソワ・エケール

価格 ¥2,450(本体価格)

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[関連ディスク]

Toccata Classics TOCC0006
ゲオルグ・ベットウシュ(1668–1743)
 トリオソナタと『ヤーコプ・メストマッヒャーの音楽帖』
 トリオソナタ第8番 ト長調 トリオソナタ第15番 ヘ短調
 トリオソナタ第11番 ヘ長調 トリオソナタ第21番 変ロ短調
 トリオソナタ第17番 変ホ長調 トリオソナタ第12番 ニ短調
 トリオソナタ第14番 ト短調
 『ヤーコプ・メストマッヒャーの音楽帖』から
  第106番 行進曲 第248番 アリア(ベルゲン・バロックによる変奏曲つき)
  第75番 パスピエ 第13番 メヌエット 第53番 ガヴォット
  第166番 アレグロとトリオ
   ベルゲン・バロック

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シュタルケル — ヒンデミット、プロコフィエフ、ラウタヴァーラ

hänssler CLASSIC CD94.227 classical


アメリカのチェリスト。ヤーノシュ・シュタルケル János Starker(1924–2013)はブダペストに生まれ、フェレンツ・リスト音楽アカデミーでアドルフ・シッファーの下で学び、14歳の時、ドヴォジャークの協奏曲を弾いてプロ・デビューしました。第二次世界大戦後、ブダペストのオペラとフィルハーモニックで首席奏者として演奏し、1946年、ソ連占領下のハンガリーから「西側」に移住します。1948年に渡米。アンタル・ドラティの指揮するダラス交響楽団の首席を経て、1949年、フリッツ・ライナーが首席指揮者を務めていたメトロポリタン歌劇場の首席チェロ奏者に就任。1953年からはシカゴ交響楽団の音楽監督に就任したライナーの下で首席奏者を務めます。1958年、ヴェルディの《レクイエム》のリハーサル中のできごとをきっかけにシカゴを退団すると、インディアナ州のブルーミントンに移ります。州立大学のジェイコブ音楽学校の教授に就任、ソリストとしての演奏活動も始めました。シュタルケルは、「芯のある」音と集中度の高い演奏スタイルで知られます。広い音域と陰影を生む技術に長け、「たっぷりしたビブラートはイントネーションの貧しさを隠す」とみなし、慎んだと言われます。彼はレコード録音も積極的に行い、チェロのレパートリーを事実上すべてカバーするという、160を超す数の録音を残しました。SWR(南西ドイツ放送)のアーカイヴに保存された録音によるシリーズの新しいアルバム。ラジオ放送のためのセッション録音による20世紀の作品が3曲紹介されます。シュタルケルが「とびきり上等の音楽素材を使った完璧な構成とすばらしいオーケストレーションの20世紀最高のチェロ協奏曲」と語ったヒンデミットの協奏曲。健康の衰えていたプロコフィエフが完成させた最後の作品のひとつ、〈アンダンテ〉〈アレグロ〉〈アンダンテ・コン・モート ― アレグレット ― アレグロ・マルカート〉の3楽章から構成される《交響的協奏曲》。そしてラウタヴァーラの《チェロ協奏曲》。この曲は、その作品リストの多様さが「ポストモダニズムの教科書的事例」ともいわれるほど、さまざまな語法と様式の作曲を試みたラウタヴァーラが、十二音技法から離れ新たな様式に向かおうとしていた時期、1968年の作品です。それまで協奏曲というジャンルを避けていたラウタヴァーラが、エルッキ・ラウティオから依頼され、初めて手がけた「ソロ楽器とオーケストラ」のための音楽でもあります。〈アレグロ・マ・ノン・トロッポ〉〈ラルゴ〉〈ヴィヴァーチェ〉の3楽章。チェロ独奏を前面に立て、ハープをともなう簡素な編成の管弦楽、簡潔な語法のホモフォニックな音楽は、古典時代、ロマンティシズム時代の協奏曲に倣って作曲されました。1969年2月、ラウティオのソロ、ヘルシンキ・フィルハーモニックとピエロ・ガンバの指揮で初演。ラウタヴァーラの作曲した協奏曲ではもっとも演奏されることの多い作品です。この協奏曲は、マルコ・ユロネンがヘルシンキ・フィルハーモニックと共演して1993年に録音しています。シュタルケルがスウェーデンのヘルベット・ブルムステット(ヘルベルト・ブロムシュテット) Herbert Blomstedt(1927–)の指揮するバーデン=バーデンのオーケストラと共演した演奏は、それに先立つ1975年の録音です。プロコフィエフの曲を指揮するエルネスト・ブール Ernest Bour(1913–2001)は、ハンス・ロスバウトを継いで1964年から1979年までバーデン=バーデン&フライブルクSWR交響楽団の首席指揮者を務めました。多くの現代作品を初演し、『2001年宇宙の旅』のサウンドトラックに使われた《アトモスフェール》や、《アバンチュール》などリゲティ作品の録音(Wergo)で一般に知られています。3曲すべてステレオによる収録です。

ヤーノシュ・シュタルケル
パウル・ヒンデミット(1895–1963) チェロ協奏曲(1940)*
  ヤーノシュ・シュタルケル(チェロ)
  SWRシュトゥットガルト放送交響楽団
  アンドレーアス・フォン・ルカーチ(指揮)
セルゲイ・プロコフィエフ(1891–1953)
 チェロと管弦楽のための交響的協奏曲 ホ短調 Op.125 **
  ヤーノシュ・シュタルケル(チェロ)
  バーデン=バーデン&フライブルクSWR交響楽団
  エルネスト・ブール(指揮)
エイノユハニ・ラウタヴァーラ(1928–)
 チェロ協奏曲第1番 Op.41(1968)†
  ヤーノシュ・シュタルケル(チェロ)
  バーデン=バーデン&フライブルクSWR交響楽団
  ヘルベット・ブルムステット(指揮)

録音 1971年1月14日 シュトゥットガルト放送局スタジオ *、1975年8月16日 ハンス・ロスバウト・スタジオ(バーデン=バーデン)**、1975年2月6日 ハンス・ロスバウト・スタジオ(バーデン=バーデン)†(放送用セッション)

録音 フランク・リヒター *、ノルベルト・クレーヴェコルン **、アントン・エンダース †
デジタル・リマスタリング イルムガルト・バウアー、トーマス・アンゲルコルテ

価格 ¥1,450(本体価格)

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オーケストラと一緒にスウェーデンのダンスを

Swedish Society Discofil SCD1160 traditional/classical


スウェーデン北部ノルランドのヘルシングランド地方は、森と湖の都とも呼ばれ、人々は美しい自然に囲まれた暮らしを享受しています。トラッドグループのドラウプネル Draupner とエングマンスカペル Engmans Kapell のメンバーとして活動するヨリエン・アントンソン Görgen Antonsson(1977–)は、ヘルシングランド地方、ヴァルスタのモットシェーに生まれました。人気フィドル弾きのひとり。ヘルシングランドを活動を本拠とし、1999年からはイェヴレのフォークシアターの劇場付ミュージシャンを務めています。アルバム『オーケストラと一緒にスウェーデンのダンスを』は、彼が地域オーケストラのイェヴレ交響楽団 Gävle symfoniorrkester と共演したコンサートを「音」で楽しもうという企画です。アルバムは「序曲(Overture)」「仕事(Arbetet/Labour)」「祝い(Fest/Festivity)」「恋(Kärleken/Love)」「婚礼(Bröllop/Wedding)」「一年を通じて(Årsringar/Through the years)」「悲しみ(Sorg/Grief)」「慰め(Tröst/Comfort)」「希望(Hopp/Hope)」「エピローグ(Epilogue)」の10のセクション(章)に分かれ、アントンソンの作曲した15曲と伝承曲の《ポルカ》と《エピローグ》が演奏されます。オーケストラを指揮するカール=ユーハン・アンカルブルム Karl-Johan Ankarblom が編曲も担当しました。「耳で聴いた音楽を頭と心の中だけに留めておかないで、一緒に足を動かそう」。ミュージシャンたちとプロデューサーからのメッセージです。

オーケストラと一緒にスウェーデンのダンスを
(Symphonic Stomp of Sweden)
 Hins Kall från Harga(ハルガから聞こえる悪魔の呼び声)
 Djefulsdansen(悪魔の踊り) Marsch i säng(ベッドで行進)
 Polka(ポルカ)(trad) Stortu(浮かれ騒ぎ)(ワルツ)
 Raska taskar(ショッティーシュ)
 Jerker(イェルケル)(スレングポルスカ)
 Ringar på vattnet(さざなみ) Bullaremarchen(パンのマーチ)
 Bertil & Eiwor(ベッティルとエイヴォル)
 Knuss-Olles livsstycke(クヌッス=ウッレの生きのいい小品)
 Min levnads afton(わが人生の夕べ) Tårar(涙)
 Pontus(ポントゥス) Mitt i Juli(七月の真ん中で)
 Brännvinspolska(ブレンヴィーンのポルスカ)
 Epilogue(エピローグ)(trad)
  ヨリエン・アントンソン(フィドル) イェヴレ交響楽団
  カール=ユーハン・アンカルブルム(指揮)

“Knuss-Olles livsstycke”

価格 ¥2,350(本体価格)

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束の間の幻影 ― 弦楽のための音楽

BIS SACD2126 SACD hybrid(Multichannel/stereo) classical


スウェーデンの東沿岸、スモーランド地方のオスカーシュハムンに本拠を置くカメラータ・ノルディカ Camerata Nordica は、1974年の創設以来、評価と人気を高め、現在、北欧を代表する弦楽オーケストラのひとつに挙げられています。芸術監督は、ノルウェーのヴァイオリニスト、オスロ・フィルハーモニックの第1コンサートマスターを務めるテリエ・トンネセン Terje Tønnesen (1955–) です。ブリテンの弦楽オーケストラのための作品集(SACD2060) とトンネセン編曲によるベートーヴェンの後期弦楽四重奏曲集(CD1096)につづく BIS のアルバム。ショスタコーヴィチの弦楽四重奏曲第8番を編曲した《室内交響曲》のルドルフ・バルシャイが、1962年、プロコフィエフのピアノ小曲集《束の間の幻影》(全20曲)から選んだ15曲を編曲した作品と、弦楽オーケストラのスタンダード・レパートリーとして定着したヒンデミット、ヴェーベルン、バルトークの作品。

束の間の幻影 ― 弦楽のための音楽
セルゲイ・プロコフィエフ(1891–1953)(ルドルフ・バルシャイ 編曲)
 束の間の幻影(Visions fugitives) Op.22(15曲)
パウル・ヒンデミット(1895–1963) 弦楽のための5つの小品 Op.44–4
アントン・ヴェーベルン(1883–1945) 弦楽のための5楽章 Op.5
ベーラ・バルトーク(1881–1945) 弦楽のためのディヴェルティメント
  カメラータ・ノルディカ テリエ・トンネセン(指揮)

録音 2006年2月(バルトーク)、2012年3月 スウェーデン

価格 ¥2,650(本体価格)

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コペンハーゲン・リサイタル

BIS CD2144 classical


ベルリン・フィルハーモニーのバストロンボーン奏者、シュテファン・シュルツ Stefan Schulz の『ベルリン・リサイタル』(CD1824)(2008年)に次ぐアルバム。ロシアの曲、シューマンの《アダージョとアレグロ》、スイスのダニエル・シュニーダー Daniel Schnyder の作品とともにデンマークの作品が2曲演奏されています。セーアン・ヒュルゴー Søren Hyldgaard は、『鷹の眼(Ørnens øje/Eye of the Eagle)』をはじめとするデンマーク映画の音楽で知られ、演出家、ジャーナリストとしても活動する作曲家です。《Concerto Borealis(北の協奏曲)》(rev.2005)(dacapo 6.220526)は、デンマーク・コンサートバンド Danish Concert Band から委嘱されたトロンボーンとコンサートバンドのための《Rapsodia Borealisz(北のラプソディ)》(2000)(Rondo RCD8377)を、みずからトロンボーンと管弦楽のために改訂した作品。作曲者が「北国の抒情の歌」と呼ぶ第2楽章を中心とする〈アレグロ・リトミコ〉〈ルバート – アンダンテ・コン・モート〉〈アンダンテ・コン・モート〉〈モルト・アレグロ〉の4楽章が切れ目なく演奏されます。《雲が暗くなり》(Point PCD5170)は、デンマークのトーラ・ボアク Thora Borch がグルントヴィの詩に作曲した合唱曲が原曲です。

コペンハーゲン・リサイタル
ミハイル・グリンカ(1804–1857) エレジー
アレクサンドル・ダルゴムイシスキー(1813–1869) 私は悲しい
ピョートル・チャイコフスキー(1840–1893)
 舞踏会のざわめきの中で ただ憧れを知る者だけが
アレクセイ・コンスタンチノヴィチ・レベデフ(1924–1993)
 演奏会用アレグロ
G・P・テレマン(1681–1767) ソナタ ヘ短調 TWV41:F1
ロベルト・シューマン(1810–1856) アダージョとアレグロ Op.70
ダニエル・シュニーダー(1961–) 1941年冬
セーアン・ヒュルゴー(1962–)
 コンチェルト・ボレアリス(Concerto Borealis)(北の協奏曲)
トーラ・ボアク(1832–1923) 雲が暗くなり(Skyerne gråne)
  シュテファン・シュルツ(バストロンボーン) 富所小織(ピアノ)

録音 2012年11月 デンマーク放送(DR)第4スタジオ(コペンハーゲン)

価格 ¥2,550(本体価格)

シューベルト 交響曲第1番交響曲第2番

BIS SACD1989 SACD hybrid(Multichannel/stereo) classical


スウェーデン、オレブルーのオーケストラ、スウェーデン室内管弦楽団とダウスゴー Thomas Dausgaard(1963–)による「ロマンティシズム音楽」シリーズは、「先鋭」「新鮮」「現代感覚」の演奏と評されています。第7番(8番)・第8番(9番)(SACD1656)、第3番・第4番・第5番(SACD1786)、第6番・《ロザムンデ》の間奏曲とバレエ(SACD1987)とつづいたシューベルトの交響曲。最後の第4作がリリースされます。

フランツ・シューベルト(1797–1828)
 交響曲第1番 ニ長調 D.82
 歌劇《アドラスト(Adrast)》 D.137 ― 葬送行進曲
 交響曲第2番 変ロ長調 D.125
 《ロザムンデ(Rosamunde)》序曲 D.644(《魔法の竪琴》序曲)
  スウェーデン室内管弦楽団 トマス・ダウスゴー(指揮)

録音 2013年6月 オレブルー・コンサートホール(オレブルー、スウェーデン)

価格 ¥2,650(本体価格)

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歌劇《ナクソス島のアリアドネ》

Opus Arte OABD7145D Blu-ray video/Opus Arte OA1135D DVD-video classical


リヒャルト・シュトラウスとホフマンスタール Hugo von Hofmannsthal(1874–1929)の《ばらの騎士》(1909–10)に次ぐ共作《ナクソス島のアリアドネ》。最初の版(1911–12)はモリエールの『町人貴族』の劇中劇として作られ、1915年から1916年にかけて、「オペラ」上演までの騒動を描いた〈プロローグ〉と「ギリシャ悲劇」が「喜劇」(コメディア・デラルテ)と同時進行する〈オペラ〉を組み合わせた、現在一般の上演に使われる版(第2版)に改訂されました。家令、作曲家、音楽教師、プリマドンナ、テノール歌手、コメディア・デラルテの役者たちがステージで繰り広げる「ドタバタ」。グラインドボーン・フェスティヴァルの2013年公演に起用されたドイツの演出家カタリーナ・トーマ Katharina Thoma は、舞台を第二次世界大戦直前から戦時中にかけての(グラインドボーンに代えた)サウス・ダウンズの屋敷に設定。ドイツ軍による爆撃に終わる〈プロローグ〉、看護婦、傷病兵、航空兵のいる野戦病院と化した屋敷で上演される〈オペラ〉と、「戦争」のドラマに表現しました。アリアドネを歌うプリマドンナをフィンランドのイソコスキ Soile Isokoski、音楽教師をトマス・アレン Thomas Allen、〈プロローグ〉でもっとも重要な作曲家の役をヴァージニア生まれのメゾソプラノ、ケイト・リンジー Kate Lindsey が歌っています。ウラディーミル・ユロフスキ Vladimir Jurowski(1972–)のグラインドボーンの音楽監督としての最後の仕事となったプロダクションです。

リヒャルト・シュトラウス(1864–1949)
 歌劇《ナクソス島のアリアドネ(Ariadne auf Naxos)》 Op.60
  ソイレ・イソコスキ(ソプラノ、アリアドネ/プリマドンナ)
  ケイト・リンジー(メゾソプラノ、作曲家)
  ローラ・クライコム(ソプラノ、ツェルビネッタ)
  トマス・アレン(バリトン、音楽教師)
  セルゲイ・スコロホドフ(テノール、バッカス/テノール歌手) 他
  ロンドン・フィルハーモニック管弦楽団
  ウラディーミル・ユロフスキ(指揮)

[演出 カタリーナ・トーマ  舞台デザイナー ユリア・ミュエル  衣装 イリーナ・バルテルス  照明 オラフ・ヴィンター]

収録 2013年3月 グラインドボーン・フェスティヴァル(ルイス、サセックス、イングランド)(ライヴ)
映像監督 フランソワ・ルシヨン

[Blu-ray:16:9 Color Region All(0) 121min+21min LPCM 2.0/DTS HD-MA 5.1 字幕:英・仏・独]
[DVD:NTSC 16:9 Color Region All(0) 121min+21min LPCM 2.0/Dolby Digital 5.1 字幕:英・仏・独]
[Extra: “When Two Worlds Collide”, “Thomas Allen at Glyndebourne”, “Vladimir Jurowski on his final production as Music Director” and a cast gallery]

“Ariadne auf Naxos” trailer

価格 Blu-ray ¥4,300(本体価格)
価格 DVD ¥3,600(本体価格)

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ヤナーチェク 管弦楽楽作品集 第1集

Chandos CHSA5142 SACD hybrid(Multichannel/stereo) classical


エドワード・ガードナー Edward Gardner(1974–)。イングランドのグロスター生まれ。イートン・カレッジで学んでいたころ合唱指揮を始め、ケンブリッジ大学と王立音楽アカデミーで指揮法を学びました。アカデミーで学んでいた1999年にはミヒャエル・ギーレンの招きでザルツブルク音楽祭のレペティトゥールも務めています。2006年3月、イギリス・ナショナル・オペラ(ENO)の音楽監督に指名され、2007年5月、正式に就任しました。ガードナーは2013年8月からベルゲン・フィルハーモニックの首席客演指揮者も務めており、新たに、挂冠音楽監督への就任が決まった現在の音楽監督アンドルー・リットンを継ぐ首席指揮者に任命され、2015年10月に就任する予定です。ヨーロッパ最古の管弦楽団のひとつ、エドヴァルド・グリーグも指揮したオーケストラの創設250周年を祝うシーズンです。左手のピアノ、フルート(ピッコロ持ち替え)、2つのトランペット、3つのトロンボーンとテューバのための《カプリッチョ》、マッケラスの2008年最終改訂版による《女狐ビストロウシュカの物語》組曲、《シンフォニエッタ》。ベルゲン・フィルハーモニックとガードナーのヤナーチェクはシリーズ化が予定されています。

レオシュ・ヤナーチェク(1854–1928) 管弦楽作品集 第1集
 シンフォニエッタ JW VI/18
 カプリッチョ JW VII/12(左手のピアノと管楽器のための)*
 《女狐ビストロウシュカの物語(利口な女狐の物語)》組曲 JW I/9
 (2008年 マッケラス最終改訂版)
  ベルゲン・フィルハーモニック管弦楽団 エドワード・ガードナー(指揮)
  ジャン=エフラム・バヴゼ(ピアノ)*

価格 ¥2,350(本体価格)

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タンゴフォリア

BIS SACD2108 SACD hybrid(5.0 surround/stereo) classical/tango


クリスチャン・リンドベリ Christian Lindberg が、バンドネオンのイェンス・リンドベリ Jens Lindberg、ピアノのローランド・ペンティネン Roland Pöntinen と組んだトリオ「タンゴフォリア Tangophoria 」のタンゴアルバム。ピアソラ、ファン・カルロス・コビアン、アニバル・トロイロ、ルシオ・デマーレ、カルロス・ガルデルの「スタンダード」曲と、リンドベリがピアソラに捧げるオマージュ《冬至祭》。スタンダード・ナンバーはタンゴフォリアによる編曲版で演奏されます。

タンゴフォリア(Tangophoria)
アストル・ピアソラ(1921–1992) ブエノス・アイレスの四季
 天使のミロンガ リベルタンゴ デカリシモ 忘却 さよなら、父さん
ファン・カルロス・コビアン(1896–1953) 私の隠れ家
アニバル・トロイロ(1914–1975) 最後の酔い スーロ
ルシオ・デマーレ(1906–1974) マレーナ
カルロス・ガルデル(1890–1935) 帰郷
クリスチャン・リンドベリ(1958–) 冬至祭
  タンゴフォリア
   クリスチャン・リンドベリ(トロンボーン) 
   イェンス・リンドベリ(バンドネオン)
   ローランド・ペンティネン(ピアノ)

録音 2013年12月 音楽アカデミー(ストックホルム)

価格 ¥2,650(本体価格)

エレジー — ヨウン・レイフス 作品集

BIS CD2144 classical


「アイスランドのアイデンティティ」を求めつづけたヨウン・レイフス Jón Leifs の室内楽作品を中心とするアルバム。ベートーヴェンの《田園》交響曲の主題による《パストラル変奏曲》、水の事故で愛娘を失った悲しみから作曲された《エレジー》など。アイスランド Smekkleysa のアルバム(SMK46)のライセンス契約による再リリース。BIS のエンジニアによるリマスタリングが施されています。

BIS CD2070 エレジー(Erfijlóð)
- ヨウン・レイフス(1899–1968) 作品集
 スケルツォ・コンチェルト(Scherzo concerto) Op.58(1964)
 (室内アンサンブルのための)
 五重奏曲(Kvintett) Op.50(1960)
 (フルートとピッコロ、クラリネット、ファゴット、ヴィオラと
  チェロのための)
 パストラル変奏曲(Variazioni pastorale) Op.8
 (ベートーヴェンの主題による変奏曲)(1920–30)(弦楽四重奏のための)
 エレジー(Erfijlóð) Op.35(1947)
 (男声合唱、メッツォソプラノとヴァイオリンのための)
  悲嘆(Söknuður) 悲しみの踊り(Sorgardans) 海の詩(Sjávarljóð)
  レイキャヴィーク室内管弦楽団 男声合唱団
  ベルンハルズル・ヴィルキンソン(指揮)
  マルシャル・ナルドー(フルート、ピッコロ)
  エイナル・ヨウハンネソン(クラリネット)
  ルーナル・H・ヴィルベルグソン(ファゴット)
  ソウルン・オウスク・マーリノウスドウッティル(ヴィオラ)
  インガ・ロウス・インゴウルスドウッティル(チェロ)
  ルート・インゴウルスドウッティル(ヴァイオリン)
  シーグルレイグ・エズヴァルスドウッティル(ヴァイオリン)
  ソウルン・グヴズムンスドウッティル(メゾソプラノ)
 [Smekkleysa SMK46]

録音 2002年5月、2004年11月、2005年5月 ヴィージスターザ教会(ハブナルフィヨルド)、ラングホルト教会(レイキャヴィーク、アイスランド)

価格 ¥2,550(本体価格)

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Choice

歌曲集《白鳥の歌》

Preiser PRCD90828 classical


オーストリアのバリトン、ホルツマイアー Wolfang Holzmair(1952–)が歌曲集《白鳥の歌》を再録音しました。この録音は《鳩の使い(Die Taubenpost)》(D.965A)から始まり、ペータース版「追補」の《秋》(D.945)を《わが宿(Aufenthalt)》と《遠い国で(In der Ferne)》の間に挟み、《別れ(Abschied)》につづいて、チェロ助奏する《流れの上で》、そして第13曲《影法師(Der Doppelgänger)》の後、J・C・ゼンの詩による《白鳥の歌》(D.744)を歌う構成がとられています。選ばれた曲に違いはあるものの、イモージェン・クーパーと共演した最初の録音(Philips)と同じく「《白鳥の歌》を中心としたコンサート」として企画され、その構成と選曲についてホルツマイアーがブックレットのノーツで触れています。ヨークシャー生まれ、ロンドンの王立音楽アカデミーとウィーン音楽大学で学んだリート・ピアニスト、チャールズ・スペンサー Charles Spencer の共演です。

フランツ・シューベルト(1797–1828) 白鳥の歌
 歌曲集《白鳥の歌(Schwanengesang)》 D.957/D.965A  
 秋(Herbst) D.945 流れの上で(Auf dem Strom) D.943 *
 白鳥の歌(Schwanengesang) D.744 
  ヴォルフガング・ホルツマイアー(バリトン)
  チャールズ・スペンサー(ピアノ)
  フリードリヒ・クラインハブル(チェロ)*

録音 2011年6月 ウィーン
ピアノ Bäsendorfer Imperial 1922

価格 ¥2,350(本体価格)

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マーラー 交響曲第9番

Challenge Records CC72636 classical


デンマーク国立放送交響楽団のカール・ニルセン交響曲全集(dacapo/Naxos)や「コペンハーゲン・リング」として親しまれているデンマーク王立歌劇場公演のワーグナー《ニーベルングの指輪》(DVD Decca)を指揮したデンマークの指揮者、ミケール・シェーンヴァント Michael Schønwandt(1953–)のマーラー。

グスタフ・マーラー(1860–1911)
 交響曲第9番 ニ長調
  デンマーク国立放送交響楽団 ミケール・シェーンヴァント(指揮)

録音 2012年1月5日

価格 ¥2,400(本体価格)

北欧の空気

Challenge Records CC72630 classical


デンマークの指揮者クラウス・エフラン Claus Efland(1974–)が、ラトビア、リガの弦楽オーケストラ、シンフォニエッタ・リガを指揮。北欧と「北欧文化圏」ラトビアの2曲を演奏。カルソンス Romualds Kalsons の協奏曲でソロを担当するエギールス・セーフェルス Egīls Šēfers はラトビア生まれ。インディアナポリスのバトラー大学とブルーミントンのインディアナ州立大学に学び、2007年/2008年のシーズン、デンマーク、オーゼンセ交響楽団の首席クラリネット奏者を務めました。

北欧の空気(Nordic Atmospheres)
ジャン・シベリウス(1865–1957)
 ロマンス(Romance) ハ長調 Op.42
ペーテリス・ヴァスクス(1946–)
 弦楽オーケストラのための悲しみの音楽
エドヴァルド・グリーグ(1843-1907)
 2つの悲しい旋律(To elegiske melodier) Op.34
  心の傷み(Hjertesår) 最後の春(Siste vår)
カール・ニルセン(1865–1931)
 小組曲(Lille suite) FS6(Op.1)
ロムアルズ・カルソンス(1936–)
 クラリネットと室内オーケストラのための協奏曲
ラーシュ=エーリク・ラーション(1908–1986)
  田園組曲(Pastoralsvit) Op.19 ― ロマンス(Romans)
  シンフォニエッタ・リガ クラウス・エフラン(指揮)
  エギールス・セーフェルス(クラリネット)

録音 2013年5月

価格 ¥2,400(本体価格)

リサ・ラーション — ベルリオーズ

Challenge Records CC72639 SACD hybrid(Multichannel/stereo) classical


リサ・ラーション Lisa Larsson(1967–)はスウェーデンのソプラノ歌手。スイスのバーゼルで声楽を学び、1993年からチューリヒ歌劇場の国際オペラスタジオに出演し、ヴェルザー=メスト、アーノンクール、クリストフ・フォン・ドホナーニーの下で歌いました。ミラノのスカラ座、ローザンヌ・オペラ、グラインドボーンやザルツブルクをはじめとするフェスティヴァルに出演。コンサートシンガーとしてクラウディオ・アバド指揮ベルリン・フィルハーモニーやホグウッド指揮トーンハッレ管弦楽団のコンサートに客演してきました。

エクトル・ベルリオーズ(1803–1869)
 抒情的情景《エルミニ(Herminie)》
 囚われの女(La captive) Op.12
 カンタータ《クレオパトラの死(La mort de Cléopatre)》
  リサ・ラーション(ソプラノ)
  アーネム・フィルハーモニック管弦楽団(ヘルダラント交響楽団)
  アントネッロ・マナコルダ(指揮)

録音 2013年6月

価格 ¥2,500(本体価格)

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メンデルスゾーン チェロとピアノのための作品全集

Stone Records 5060 192780383 classical


イギリスのチェリスト。ヴェステロース・シンフォニエッタの首席奏者を経て、2013年春から王立ストックホルム・フィルハーモニックの首席チェロ奏者を務めるマリー・マクラウド Marie Macleod のメンデルスゾーン。スウェーデンのピアニスト、マッティン・ステュルフェルト Martin Sturfält とは2003年から共演をつづけています。

フェリクス・メンデルスゾーン(1809–1847)
 チェロとピアノのための作品全集
 協奏的変奏曲 ニ長調 Op.17 チェロソナタ第1番 変ロ長調 Op.45
 無言歌 ニ長調 Op.109 アッサイ・トランクィッロ
 チェロソナタ第2番 ニ長調 Op.58
  マリー・マクラウド(チェロ)
  マッティン・ステュルフェルト(ピアノ)

録音 2009年9月9日–10日

価格 ¥2,350(本体価格)

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META4 — バルトーク

hänssler CLASSIC CD98.036 classical


ベーラ・バルトーク(1881–1945)
 弦楽四重奏曲第1番 Sz.40(Op.7) 弦楽四重奏曲第5番 Sz.102
  META4
   アンティ・ティッカネン(第1ヴァイオリン)
   ミンナ・ペンソラ(第2ヴァイオリン)
   アッテ・キルペライネン(ヴィオラ)
   トマス・ユープシェーバカ(チェロ)

録音 2014年4月9日–12日 オーストリア

価格 ¥2,350(本体価格)

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