2016年4月

Our Select

モーツァルト、3つのヴァイオリン協奏曲

Naxos 8.573513 classical


ヘンニング・クラッゲルード Henning Kraggerud(1973–)は、現代ノルウェーとスカンディナヴィアを代表するヴァイオリニスト、芸術家のひとり。オスロ・フィルハーモニックをはじめとするオーケストラにソリストとして客演、トルルス・モルクやホーヴァル・ギムセ、あるいはスティーヴン・コヴァセヴィッチたちと室内楽で共演し、国際的な評価を高めるとともに、彼が師事したカミラ・ウィックスをしのばせる、感受性豊かで率直な音楽が、広く愛されています。ディスコグラフィも、リーソール音楽祭の弦楽オーケストラと共演したスヴェンセンの《ロマンス》(Simax PSC1097)に始まり、グリーグのソナタ(Naxos 8.553904)、シンディングとシベリウスの協奏曲(8.557266)、シンディングのヴァイオリンとピアノのための作品(8.572254/8.572255)、イザイの《6つのソナタ》(PSC1293)、『ムンク』(PSC1322)、ジャズ・ピアニストのブッゲ・ヴェセルトフトとのデュオ『最後の春』(ACT9526-2)……。「作曲家」クラッゲルードの「24の後奏曲」をアークティック・フィルハーモニックと演奏した《分点(Equinox)》(PSC1348)とゲスト参加のアルバム『岩の翼の下に』(2L119SACD)が、最近リリースされました。最新のアルバムは、弦楽三重奏のための《ディヴェルティメント 変ホ長調》(8.572258)とクラリネット協奏曲と五重奏曲の「ヴィオラ」編曲版(PSC1290)につづく、モーツァルト。「モーツァルト青春時代のもっとも瑞々しい果実」ヴィオリン協奏曲の第3番、第4番、そして「トルコ風」のニックネームをもつ第5番です。かつてアイオナ・ブラウンが芸術監督を務めたノルウェー室内管弦楽団が共演。3つの曲の第1楽章と第2楽章で演奏されるカデンツァは、クラッゲルードの作曲です。2015年1月、オスロ・フィヨルドを見守る要塞、アーケシュフース城の教会で行われたセッションで録音されました。《ディヴェルティメント》とイザイの室内作品(8.570977)のショーン・ルイス Sean Lewis が制作を担当しています。 

[追記] アルバムのブックレットにはキース・アンダソンのライナーノートにつづき、クラッゲルードが寄せた一文が掲載されています。「……以前コンペティションの審査員を務めた時のことを思い出す。同僚の審査員が言うには、ふたりの奏者が技術面で優劣つけがたいことがあるときに限り、音楽的に優れた方を選ぶべきだ、と。……若いプレーヤーが自分たち自身の声を見つけるよう、教える立場にある私たちが励まし助けないとしたら、世界はどうなるだろう。音楽との語らいや情熱よりも規則に従うことが評価される世界を私たちは望むだろうか……」。

W・A・モーツァルト(1756–1791)
 ヴァイオリン協奏曲第3番 ト長調 K.216
 ヴァイオリン協奏曲第4番 ニ長調 K.218 
 ヴァイオリン協奏曲第5番 イ長調 K.219 
  ヘンニング・クラッゲルード(ヴァイオリン)
  ノルウェー室内管弦楽団 
 [カデンツァ ヘンニング・クラッゲルード]

録音 2015年1月27日–29日 アーケシュフース城教会(オスロ、ノルウェー)
制作・編集 ショーン・ルイス
録音 マイク・ハッチ

価格 ¥1,100(本体価格)

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Our Select

川 - パルムグレン、ピアノ協奏曲

Alba ABCD385 SACD hybrid(5.1 multichannel/stereo) classical


セリム・パルムグレン Selim Palmgren は1878年生まれ。ヘルシンキ音楽学校でシベリウスの師でもあるマルティン・ヴェゲリウスに作曲を学びました。「『カレヴァラ』に基づく音詩をシベリウス自身の指揮で聞き、見る……忘れがたい体験……『カレヴァラ』はシベリウスの手に委ね、私は何か他のことを考えよう……」。パルムグレンは、ピアニストとしても知られ、5つのピアノ協奏曲と約350のピアノ曲、男声合唱を中心とする200曲以上の合唱曲、歌劇《ダニエル・ユート》などを作曲、その多くがフィンランド・ロマンティシズムの大切なレパートリーとして記憶されています。フィンランドのピアニスト、シベリウスのピアノ曲(Hänssler 98.261)やラフマニノフのピアノ協奏曲第2番と第3番の録音(98.259)で知られ、作曲家でもあるヘンリ・シーグフリードソン Henri Sigfridsson(1974–)のパルムグレン・アルバム。ピアノ協奏曲第1番は1904年の作曲。南オストロボスニアの旋律による序奏とマーチ風の音楽、ゆっくり流れる中間部、スケルツォ風のフィナーレから構成される一楽章の短い作品です。第2番の協奏曲は、パルムグレンが生まれ育ったポリ市を流れるコケマキ川をインスピレーションに作曲され、「人生の流れ」を重ねる《川》の副題がつけられました。序奏、2つのカデンツァ、賛歌のフィナーレをもつ「急緩急」の単一楽章の音楽。主題のひとつにスウェーデンの民謡が使われています。第3番《メタモルフォーゼ》は、合唱指揮者クレメッティによるオストロボスニア敬虔主義者の旋律と9つの変奏曲による作品です。シューマン、リスト、グリーグ、ブゾーニ、ロシア・ロマンティシズムとりわけラフマニノフの伝統に沿いながら印象主義の色彩をいち早く取り入れたパルムグレンのピアノ音楽の魅力が3つの協奏曲に美しく示されます。シーグフリードソンとポリのオーケストラは、それぞれの曲の特徴を明確に示しながら、瑞々しくのびやかな音楽を展開していきます。指揮者のセーデルブロム Jan Söderblom がヴァイオリンを担当した《ヴァイオリンとピアノのための小品》は、フィンランドの民謡に基づく〈カンツォネッタ〉や「祈り」の〈プレギエラ〉など、1921年から翌年にかけて作曲された小曲集です。

川(The River) - パルムグレン、ピアノ協奏曲
セリム・パルムグレン(1878–1951)
 ピアノ協奏曲第2番 Op.33 《川(Virta)》(1912–13)
 ピアノ協奏曲第1番 ト短調 Op.13(1904)
 ピアノ協奏曲第3番 Op.41 《メタモルフォーゼ(Metamorphoses)》
 (1916)
 ヴァイオリンとピアノのための小品 Op.78(1921–22)
  前奏曲(Prelude) ユモレスク(Humoresque)
  カンツォネッタ(Canzonetta) フィドル弾き(The Fiddler)
  フィンランド・ロマンス(Finnish Romance)
  東洋風セレナード(Oriental Serenade) プレギエラ(Preghiera)
  ヘンリ・シーグフリードソン(ピアノ) ポリ・シンフォニエッタ
  ヤン・セーデルブロム(ヴァイオリン、指揮) 

録音 2014年9月11日–12日 プロムナードホール(ポリ、フィンランド)
制作・録音 サイモン・フォックス=ガール 

価格 ¥2,300(本体価格)

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アンダルシア幻想曲

Alba ABCD391 SACD hybrid(5.0 multichannel/stereo) classical


C・P・E・バッハのトランスクリプション(ABCD244)や『変化はやってくる』(ABCD313)をはじめとするアルバムをリリース、フィンランドでもっとも多才なギター奏者と言われるペトリ・クメラ Petri Kumela の新作は「フラメンコとクラシカルギターの出会い」。フィンランドのフラメンコギター奏者で作曲家のヨーナス・ヴィデニウス Joonas Widenius と共演し、スペイン、アンダルシア地方生まれのフラメンコの音楽から選んだ、ニーニョ・リカルド(マヌエル・セラピ・サンチェス) Niño Ricard (Manuel Serrapi Sánchez) と「ヴィルトゥオーゾ」サビカス(アグスティン・カステジョン・カンポス) Sabicas (Agustin Castellón Campos) の曲、そして、ファリャ、タレガ、アルベニスの作曲した「スペインのエバーグリーン」(クメラ)を演奏しています。ファリャの〈スペイン舞曲第1番〉と《マラゲーニャ》《ベルディアーレス》《セビーリャの子守歌》はクメラとヴィデニウスが編曲、〈粉屋の踊り〉はフアン・アントニオ・ムロの編曲にクメラとヴィデニウスが補筆、アルベニスの〈セビーリャ〉はマヌエル・バルエコの編曲にクメラが補筆しています。
 
アンダルシア幻想曲(Fantasía Andaluza) 
サビカス(アグスティン・カステジョン・カンポス)(1912–1990) 
 アンダルシア幻想曲(Fantasía Andaluza)*/† 
マヌエル・デ・ファリャ(1876–1946) 
 クロード・ドビュッシーの墓碑銘のための賛歌
 (Homenaje, pour le tombeau de Claude Debussy)* 
 粉屋の踊り(Danza del molinero)(バレエ《三角帽子》から)*/† 
 スペイン舞曲第1番(Danza Española)
 (歌劇《はかない人生》から)*/† 
フランシスコ・タレガ(1852–1909)
 アランブラの思い出(Recuerdos de la Alhambra)* 
イサーク・アルベニス(1860–1909)
 セビーリャ(Sevilla)(《スペイン組曲》から)* 
民謡/マヌエル・グラナドス マラゲーニャ(Malagueña)*/† 
民謡 ベルディアーレス(Verdiales)*/† 
ニーニョ・リカルド(マヌエル・セラピ・サンチェス)(1904–1972)
 シエラ・ネバダ(Sierra Nevada)† 
サビカス(1912–1990) デリカーダ(La delicada)† 
民謡/フレデリコ・ガルシア・ロルカ(1898–1936)
 セビーリャの子守歌(Nana de Sevilla)*/† 
サビカス(1912–1990) セビジャーナス(Sevillanas)*/† 
  ペトリ・クメラ(ギター)*
  ヨーナス・ヴィデニウス(フラメンコギター)† 
 
録音 2015年9月21日–24日 オステルスンドム・チャペル(シポー、フィンランド) 
制作 ヨーナス・ヴィデニウス、ペトリ・クメラ 
録音 イラリ・スオンパー
 
価格 ¥2,300(本体価格)
 
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Whirlwind(旋風)』

Losen Records LOS155-2 jazz


スウェーデンの森林地帯の町に生まれ育ったシンガーソングライター。レベッカ・ラーシュドッター(ラーシュドッテル) Rebecca Larsdotter は、オレブルーとマルメの音楽大学の修士課程で学び、現在、ニューヨーク市を本拠に活動しています。Losen Records への初めてのアルバム『Whirlwind(旋風)』は、『Feathers & Concrete』(Prophone PCD113)に次ぐアルバム第2作。ジョニ・ミッチェルをモデルにした前作に対し、コルトレーンやメルドー、ビリー・ホリデイやエラ・フィッツジェラルドたちからインスピレーションを得たというソウルフルなジャズと、スカンディンヴィアの色彩ゆたかな民謡の要素をミックスし、色っぽく、破壊力のある「旋風」を創りだしました。ゆったりと流れるバラード《Hmm》、優雅に瞑想する《If the Wind Will Allow(もしも風が許すなら)》、長年の友人だったサクソフォーン奏者の故ゼイン・ムーサに捧げる《Zane’s Tune(ゼインの調べ)》、そして、ホレース・シルヴァー、ジミー・ヴァン・ヒューゼン、ハロルド・アーレンのスタンダードナンバー。オズ・ノイたちと共演したロサンジェルス録音の《Morning after Pill》をのぞき、アーロン・パークスやデイナ・スティーヴンズをはじめとする友人たちが参加、ニューヨークのブルックリン・レコーディングで録音セッションが行われました。アルバムのミクシングとマスタリングは、ウェイン・ショーターとエディ・パルミエリのアルバムで二度の Grammy を受賞したエンジニア、ニューヨーク Bass Hit Studios のデイヴィッド・ダーリングトン David Darlington が担当しています。

レベッカ・ラーシュドッター - Whirlwind(旋風)
 Peace(Horace Silver)*
 Tomorrow's Yesterday(Rebecka Larsdotter)**
 Indigo Child(Rebecka Larsdotter)**
 Like Someone in Love(Jimmy van Heusen/Johnny Bruke)**
 Kvar(Rebecka Larsdotter)**
 Zane's Tune(Rebecka Larsdotter)* Into(Rebecka Larsdotter)*
 Morning after Pill(Rebecka Larsdotter)†
 If the Wind Will Allow(Ari Hoenig/Rebecka Larsdotter)**
 Hmm(Rebecka Larsdotter)**
 My Shining Hour(Harold Arlen/Johnny Mercer)**
  レベッカ・ラーシュドッター(ヴォーカル)
  シャイ・マエストロ(ピアノ)** アーロン・パークス(ピアノ)*
  デイナ・スティーヴンズ(サクソフォーン)
  オズ・ノイ(ギター)† デニス・ハム(キーボード)†
  ディック・ロサート(ベース)** ベン・ストリート(ベース)*
  アドリアン・フェロー(ベース)† アリ・ホーニッグ(ドラム)**
  ネイト・ウッド(ドラム)* ジーン・コイ(ドラム)† 

録音 2015年9月、11月 Brooklyn Recordings(ブルックリン、ニューヨーク)、2014年1月 Bell Sounds(ロサンジェルス)†
制作 レベッカ・ラーシュドッター
録音 アンディ・トーブ、タイ・ロン・リ † 
 
価格 ¥2,350(本体価格)

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ルーマン - フルートと通奏低音のためのソナタ

BIS SACD2155 SACD hybrid(5.0 surround/stereo) classical/early music


宮廷楽団の楽士長を務めスウェーデンの音楽に大きな足跡を残したルーマン Johan Helmich Roman の出版された唯一の作品群、12曲のフルートと通奏低音のためのソナタを、リコーダー奏者ダン・ラウリン Dan Laurin とパラディーゾ・ムジカーレが演奏するシリーズ。第1集(SACD2105)につづく第2集のリリースです

ユーハン・ヘルミク・ルーマン(1694–1758) 
 フルートと通奏低音のためのソナタ集 第2集 
 ソナタ第6番 ロ短調 BeRI.206 ソナタ第7番 ト長調 BeRI.207
 ソナタ第8番 イ長調 BeRI.208 ソナタ第9番 ハ長調 BeRI.209
 ソナタ第10番 ホ短調 BeRI.210 ソナタ第11番 ト短調 BeRI.211 
 ソナタ第12番 ニ長調 BeRI.212 
  パラディーゾ・ムジカーレ
   ダン・ラウリン(リコーダー)
   アンナ・パラディーゾ(チェンバロ) 
   マッツ・オロフソン(チェロ)
   ユーナス・ヌードベリ(バロックギター) 

録音 2013年10月(第6番)、2014年12月 聖ペテロ教会(ストックスンド、スウェーデン) 
制作・録音 トゥーレ・ブリンクマン 

価格 ¥2,650(本体価格)

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メンデルスゾーン - 無言歌

BIS SACD1983 SACD hybrid(5.0 surround/stereo)classical


2011年8月録音の第1集(SACD1982)に続くブラウティハムのメンデルスゾーン「無言歌」。「古い楽器を研究し、新しく作り出す……演奏と解釈の面でも新しいインスピレーションを得ることができる」(ブラウティハム)という、ポール・マクナルティが1830年のプレイエル・ピアノから製作したレプリカによる演奏。

フェリクス・メンデルスゾーン(1809–1847)
 無言歌 第2集
 無言歌集 第5巻 Op.62 無言歌集 第6巻 Op.67
 無言歌集 第7巻 Op.85 無言歌集 第8巻 Op.102 
 5つの無言歌 6つの子供の小品 Op.72
 2つの小品(E・ベネッケへの献呈作品集から) 
  ロナルド・ブラウティハム(ピアノ)

[楽器 ポール・マクナルティ製作(2010年)のプレイエル(1830年)のレプリカ]

録音 2014年8月 オステローケル教会(スウェーデン)

価格 ¥2,650(本体価格) 


ストラヴィンスキー - 管弦楽のための音楽

BIS SACD2211 SACD hybrid(5.0 surround/stereo) classical


ストラヴィンスキーがロシア・バレエ団のディアギレフの委嘱を受け、ペルゴレージの音楽を素材に用い作曲したバレエ《プルチネッラ》から8曲を選んだ「組曲」。アメリカ国会図書館が主催する現代音楽フェスティヴァルのための委嘱作、ネオクラシカルなバレエ《ミューズをつかさどるアポロ》。バーゼル室内管弦楽団の創設20周年のためのパウル・ザッハーから委嘱された協奏曲。バッハ・コレギウム・ジャパンを主宰する鈴木雅明がタピオラ・シンフォニエッタを指揮。

イーゴリ・ストラヴィンスキー(1882–1971)
 プルチネッラ組曲(1924 rev.1949)
 バレエ《ミューズをつかさどるアポロ》(1928 rev.1947) 
 弦楽のための協奏曲 ニ調《バーゼル協奏曲》(1946) 
  タピオラ・シンフォニエッタ 鈴木雅明(指揮) 

録音 2015年4月 タピオラ・コンサートホール(エスポー、フィンランド)

価格 ¥2,650(本体価格) 

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23のヴォカリーズ=エチュード

BIS CD9056 classical


パリ音楽院の声楽科教授エティシュは、1906年、初見の試験に使うためのヴォカリーズの作曲をフォーレに依頼。エティシュは、その後の30年間、名のある作曲家たちへの委嘱をつづけ、そのうち150の作品が Edition Alphonse Leduc の「Répertoire Moderne de Vocalises-Études」シリーズ(14巻)から出版されました。ラヴェルの書いた《ハバネラ形式による小品》は、コンサートのレパートリーとして定着した一作です。ルデュクのシリーズから選んだ23曲をアルトサクソフォーンで演奏したハリー・ホワイト Harry White は、アメリカのプレーヤー。ラッシャー・サクソフォーン四重奏団(ラシェール・サクソフォーン四重奏団)のメンバーを務め、 現在はソロ奏者として活動し、チューリヒの音楽院で教えています。このアルバムでは、彼がリサイタルのプログラムに取り上げるヴォカリーズの小品からカール・ニルセンの曲など23曲が演奏されます。Radio SRF 2 Kultur との共同制作による録音です。

23のヴォカリーズ=エチュード(23 Vocalises-Études)
ポール・デュカス(1865–1935)
 ヴォカリーズ=エチュード《ジプシー風に(alla Gitana)》(1909)
ジョルジュ・オーリック(1899–1983)
 ヴォカリーズ=エチュード(1926)
フランシス・プーランク(1899–1963)
 ヴォカリーズ=エチュード(1927)
ジョゼフ・ジョンゲン(1873–1953)
 ヴォカリーズ=エチュード《セレナード( Sérénade)》 Op.83(1928)
オリヴィエ・メシアン(1908–1992)
 ヴォカリーズ=エチュード(1935)
アルテュール・オネゲル(1892–1955)
 ヴォカリーズ=エチュード(1929)
アルベール・ルーセル(1869–1937)
 ヴォカリーズ=エチュード《アリア(Aria)》(1928)
マリー=ジョゼフ・カントルーブ(1879–1957)
 ヴォカリーズ=エチュード
 《ブレの形式で(en forme de Bourrée)》(1927)
ダリユス・ミヨー(1892–1974)
 ヴォカリーズ=エチュード《アリア(Air)》(1928) 
ピエール・ド・プレヴィル(1861–1949)
 ヴォカリーズ=エチュード《マネ(Maneh)》(1907)
フロラン・シュミット(1870–1958)
 エリク・サティのためのヴォカリーズ=エチュード
 (Vocalise-Étude pour Erik Satie) Op.130(1906) 
モーリス・ラヴェル(1875–1937)
 ヴォカリーズ=エチュード
 《ハバネラ形式で(en forme de Habanera)》(1907)
ルイ・ヴィエルヌ(1870–1937)
 A・L・エティシュ氏へのヴォカリーズ=エチュード
 (Vocalise-Étude à Monsieur A. L. Hettiche) (1907)
ジャン・ユレ(1877–1930)
 ヴォカリーズ=エチュード(1922)
ジャック・イベール(1890–1962)
 ヴォカリーズ=エチュード《アリア(Aria)》(1927)
ラースロー・ライタ(1892–1963)
 ヴォカリーズ=エチュード(1930)
アレクサンドル・ラビンスキー(1894–1963)
 ヴォカリーズ=エチュード《情熱(Ferveur)》(pub.1931)
アレクサンドル・グレチャニノフ(1864–1956)
 ヴォカリーズ=エチュード(pub.1929)
ニコライ・チェレプニン(1873–1945)
 ヴォカリーズ=エチュード(1927)
ボフスラフ・マルチヌー(1890–1959)
 ヴォカリーズ=エチュード H.188(1930)
ジャン・フランチェスコ・マリピエーロ(1882–1973)
 ヴォカリーズ=エチュード(1928)
カール・ニルセン(1865–1931)
 ヴォカリーズ=エチュード CNK.124
エイトル・ヴィラ=ロボス(1887–1959)
 ヴォカリーズ=エチュード(1929)
  ハリー・ホワイト(アルトサクソフォーン)
  エドワード・ラシュトン(ピアノ)
 
[楽器 Buescher Alto Saxophone ‘Aristocart’, Series I, built in 1938]
 
録音 2014年7月 SRF スタジオ(チューリヒ、スイス)
 
価格 ¥2,550(本体価格)

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ベートーヴェン - ピアノソナタ第4集

Ondine ODE1290-2D 2CD's for price of 1 classical


フィンランドの新しい世代のピアニスト。ピエール・ブーレーズの『3つのピアノソナタ』の録音(DG)に作曲者の希望により起用され、フランスのディアパソン・ドール賞とドイツ批評家レコード賞を受賞したユンパネン Paavali Jumppanen のベートーヴェン。シリーズ第4集では、《テンペスト》を含む Op.31 の3曲など、1801年から1802年と、1809年から1814年の作品が演奏されます。
 
ベートーヴェン - ピアノソナタ第4集
ルートヴィヒ・ファン・ベートーヴェン(1770–1827)
 ソナタ第16番 ト長調 Op.31-1
 ソナタ第17番 ニ短調《テンペスト》 Op.31-2
 ソナタ第18番 変ホ長調 Op.31-3 
 ソナタ第24番 嬰ヘ長調《テレーゼ》 Op.78
 ソナタ第25番 ト長調 Op.79 
 ソナタ第26番 変ホ長調《告別》 Op.81a
 ソナタ第27番 ホ短調 Op.90
  パーヴァリ・ユンパネン(ピアノ) 

録音 2010年9月、2011年1月、2012年6月 クフモ芸術センター レントゥア・ホール(クフモ、フィンランド)
 
価格 ¥2,350(本体価格)


ラウタヴァーラ - 管弦楽のための作品集

Ondine ODE1274-2 contemporary/classical


歌劇《ラスプーチン》(2007)の4曲を混声合唱と管弦楽のために編曲した《4つの歌》をはじめとするラウタヴァーラ、近年の管弦楽作品集。ペルシャの詩人ウマル・ハイヤームの四行詩集『ルバイヤート』の英訳をテクストに採り、ジェラルド・フィンリーのために作曲された《ルバイヤート》は、〈目覚めよ(Awake!)〉〈そして近頃(And lately)〉〈ここで一斤のパンと(Here with a Loaf of Bread)〉〈われわれは動く列にほかならぬ(We are no other than a moving row)〉〈おお、急げ(Oh, make haste)〉の5曲を4つの〈間奏曲(Interlude)〉で結ぶ構成。《光の中心を》は、1960年に最初の2曲が書かれた弦楽オーケストラのための「カント(歌)」の最新作です。カンタータ《バラード》は、ガルシア・ロルカの詩に作曲され、2015年5月にマドリードで初演されました。2015年まで首席を務めたストゥールゴールズ John Storgårds がヘルシンキ・フィルハーモニックを指揮した、世界初録音。

ラウタヴァーラ - 管弦楽のための作品集 
エイノユハニ・ラウタヴァーラ(1928–) 
 歌曲集《ルバイヤート(Rubályát)》(2015)
 (バリトンと管弦楽のための) 
 カント第5番《光の中心を(Into the Heart of Light)》(2012)
 (弦楽オーケストラのための) 
 カンタータ《バラード(Balada)》(2014)
 (テノール、混声合唱と管弦楽のための) 
 歌劇《ラスプーチン》の4つの歌
 (Four Songs from the Opera Rasputin)(2007 rev.2012)
 (混声合唱と管弦楽のための) 
  ジェラルド・フィンリー(バリトン)
  ミカ・ポホヨネン(テノール) 
  ヘルシンキ・ミュージックセンター合唱団
  ヘルシンキ・フィルハーモニック管弦楽団 
  ヨン・ストゥールゴールズ(指揮) 

録音 2015年4月1日–2日(ルバイヤート、カント)、10月7日–10日 ヘルシンキ・ミュージックセンター(フィンランド) 

価格 ¥2,350(本体価格)


エシェンヴァルズ - 宗教作品集

Ondine ODE1247-2 contemporary/classical


ラトビアの作曲家、合唱作品を中心に作曲するエシェンヴァルズ Ēriks Ešenvalds の宗教的作品集。《聖ルカによる受難曲》は、三人の独唱者、合唱と管弦楽により演奏されます。〈エスプレッシーヴォ「人々は、十字架につけろ、十字架につけろ、と叫び続けた」〉〈ミステリオーゾ「見よ、十字架の木は大工の仕事」〉〈エスプレッシーヴォ「人々が大きな群れをなしてイエスに従った」〉〈アダージョ「聞け、イスラエルよ。我らの神、主は唯一の主である」〉〈エスプレッシーヴォ「父よ、彼らをお赦しください」〉〈♪=56「人々はくじを引いて、イエスの服を分け合った」〉〈♪=69「兵士たちもイエスに近寄り、酸いぶどう酒を突きつけ」〉〈カンタービレ「わが父の家ではまだランプの火が灯っているか」〉の8つの部分から構成。演奏時間、約30分の作品です。マザー・テレサに献呈された《大海の一滴》、イヌイットの伝説に基づく《最初の涙》。神秘的な《天の連祷》は、ラトビアの詩人フリシス・パールダの宗教詩をテクストに採った作品です。
 
エシェンヴァルズ - 宗教作品集 
エリクス・エシェンヴァルズ(1977–) 
 聖ルカによる受難曲(Passion according to St.Luke)(2014)
 (メゾソプラノ、テノール、バリトン、合唱と管弦楽のための) 
 大海の一滴(A Drop in the Ocean)(2006)
 (ソプラノ、アルト、合唱と管弦楽のための) 
 最初の涙(The First Tears)(2014)(合唱のための) 
 天の連祷(Litany of the Heavens)(2011)
 (合唱と管弦楽のための) 
  イェヴァ・パルシャ(メゾソプラノ)
  ヤニス・クルシェフス(テノール) 
  ダウマンツ・カルニンシュ(バリトン)
  アレクサンドルズ・マイイェルス(リコーダー、ハープ) 
  イェヴァ・エゼリエテ(ソプラノ) リーガ・パエグレ(アルト) 
  ラトビア放送合唱団 シンフォニエッタ・リガ
  シグヴァルズ・クリャーヴァ(指揮) 

録音 2015年5月5日–7日 聖ヨハネ教会(リガ、ラトビア) 

価格 ¥2,350(本体価格) 

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ブラームス - ピアノ協奏曲第1番

Harmonia Mundi HMC902191 classical


アルフレッド・ブレンデルに学んだイギリスのピアニスト、ポール・ルイス Paul Lewis と、スウェーデン放送交響楽団の共演するブラームス。友人のロベルト・シューマンが精神を病んだことに対する感情と思いが反映したといわれる「マエストーゾ」の第1楽章。最初の楽章の「途切れることのない楽想の渦巻き」と対照をみせ、作曲者みずから「クララ・シューマンの柔和な肖像画」とみなした「アダージョ」の第2楽章。短いフガートをはさむ、アレグロ・マ・ノン・トロッポの「ロンド」の終楽章。ニ短調のピアノ協奏曲は、芸術家の理想の姿を探る「若きブラームス」を代表する作品です。2007年からスウェーデン放送交響楽団の首席指揮者を務めるイギリスのダニエル・ハーディング Daniel Harding が指揮しています。《4つのバラード》は、1854年に作曲されたソロ作品。スコットランドの民話に基づき「エドワード」の名でも呼ばれるニ短調の第1番から、アンダンテ・コン・モートの第4番まで、「孤独」の影も漂う抒情の音楽。

ヨハネス・ブラームス (1833–1897)
 ピアノ協奏曲第1番 ニ短調 Op.15
 4つのバラード Op.10
  第1番 ニ短調 第2番 ニ長調
  第3番 〈間奏曲〉ロ短調 第4番 ロ長調
  ポール・ルイス(ピアノ)
  スウェーデン放送交響楽団 ダニエル・ハーディング(指揮)

録音 2014年5月 ベールヴァルドホール(ストックホルム)(Op.15)、2016年1月 テルデクス・スタジオ(ベルリン)(Op.10)
芸術監督 マーティン・ザウアー
録音 トービアス・レーマン(Op.15)、ユリアン・シュヴェンクナー
 
価格 ¥2,600(本体価格)

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Choice

『水上の音楽』

Harmonia Mundi HMC902216 classical/early music


1717年7月17日水曜日のロンドン、国王ジョージ一世と王族たちが楽しんだ、ホワイトホールからチェルシーまで、テムズ河の舟遊びのためヘンデルが作曲した合奏の音楽《水上の音楽》。ピリオド楽器アンサンブル、ベルリン古楽アカデミー(AKAMUS) Akademie für Alte Musik Berlin は、1982年、当時の東ベルリンに創設されました。室内楽規模の作品から大規模の作品まで、年間に100回程度のコンサートで演奏し、アジアや北アメリカをはじめとする海外ツアーを行っています。多くの音楽家を客演に迎え、特にルネ・ヤーキプスとは30年を超えるパートナーシップを続けています。ヤーコプスが録音したモーツァルトの《後宮からの誘拐》(HMC902214/15)や《魔笛》(HMC902068/70)もベルリン古楽アカデミーが演奏を担当しました。第1組曲(10曲)、第2組曲(5曲)、第3組曲(6曲)の版による《水上の音楽》。21世紀の人間が時を超えロンドンの川遊びに立ち会っているかのような、瑞々しい音楽は、2015年11月、ベルリンのテルデクス・スタジオ Teldex Studio のセッションで録音されました。奥行きと広がり、金管楽器、木管楽器とティンパニのテクスチャ……センスのいい録音が、「祝祭」の気分を美しくとらえています。この演奏のコンサートマスターは、ゲオルク・カルヴァイト Georg Kallweit が務めました。
 
ジョージ・フレデリック・ヘンデル(1685–1759)
 水上の音楽(Water Music)
  組曲第1番 ヘ長調 HWV.348
  組曲第2番 ニ長調 HWV.349
  組曲第3番 ト長調 HWV.350
  ベルリン古楽アカデミー
  ゲオルク・カルヴァイト(コンサートマスター) 
 
録音 2015年11月5日 テルデクス・スタジオ(ベルリン)
芸術監督 マーティン・ザウアー
録音 ルネ・メラー
 
価格 ¥2,600(本体価格)
 
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王立スウェーデン海軍の音楽

MPR(Mike Purton Recordings) MPR001 classical/wind band


王立スウェーデン海軍音楽隊 Marinens Muikkår はプロフェッショナルのミリタリーバンド。スウェーデン南部、海軍基地のあるカールスクルーナに1862年に創設されました。団員は30名。軍務に加え、幅広いレパートリーによるコンサートを開催、地元、ブレーキンゲ県とカールスクルーナ市の音楽活動の一環を担っています。イギリスの MPR からリリースされたアルバムには、海軍の式典で演奏される曲と、日常の軍隊生活に使われる信号ラッパが、収録されています。2007年の録音です。
 
王立スウェーデン海軍の音楽
ヨハン・ハインリヒ・ヴァルヒ(1776–1855)
(グンナル・メードベリ(1927–1989)編曲)
 起床ラッパ(Revelj)
エルンスト・ウルバハ(1872–1927)
 女王行進曲(Regina Marsch)
リヒャルト・ワーグナー(1813–1883
 王立艦隊パレード行進曲(Kungl. Flottans Paradmarsch)
作者不詳 祈り(Korum)
作者不詳(ハワード・ハンソン(1896–1981)編曲)
 スウェーデン海峡行進曲(Svensksundsmarsch)
ヴィルヘルム・ステーンハンマル(1871–1927)
(グンナル・メードベリ(1927–1989)編曲)
 間奏曲(Intermezzo)(カンタータ《歌(Sången)》 から)
カール・フレードリク・リングヴァル(1848–1910)
 海軍軍人とともに(Med Örlogsmän)
ヒューゴ・アルヴェーン(1872–1960)
(S・ネールヘイム 編曲) 祝祭音楽(Festspel)
エーリク・ホーグベリ(1869–1960)
 スウェーデン艦隊(Svenska Flottan)
ヒューゴ・アルヴェーン(1872–1960)
 エレジー(Elegi)
 (《グスタフ二世アードルフ(Gustaf II Adolf)》 から)
ハワード・ハンソン(1896–1981)
 海軍音楽隊パレード行進曲(Marinens Musikkårs Processionsmarsch)
イーヴァル・ヴィードネル(1891–1973)
 われらが艦隊(Vår Flotta) 国旗行進曲(Flaggmarsch)
ヴィルヘルム・ステーンハンマル(1871–1927)
 スウェーデン(Sverige)
伝承曲(P・O・ルンドクヴィスト 編曲)
 ドロットニング・ヴィクトリア号拝謁行進曲
 (HMS Drottning Victorias Präsentiermarsch)
ヴィクトル・ヴィードクヴィスト(1881–1952)
 はためく旗(Fladdrande Fanor)
サム・リュードベリ(1885–1956)
 エスペラント万歳(Vivu Esperanto! )
ヴィクトル・ヴィードクヴィスト(1881–1952)
 司令官行進曲(Chefsmarsch)
サム・リュードベリ(1885–1956)
 衛兵仲間(Gardeskamrater)
オーケ・ドーリーン(1921–1997)
 海軍士官学校行進曲(Marinens Officershögskolas Marsch)
ヴィルヘルム・ハッテヴェルド(1859–1927)
 カール国王行進曲(Marcia Carolus Rex)
ヴィクトル・ヴィードクヴィスト(1881–1952)
 スウェーデン国旗の下(Under Blågul Fana)
オット・リンドブラード(1809–1864)
 国王の歌(Kungssången)
伝承曲(ヴィクトル・ヴィードクヴィスト(1881–1952)
 /エドヴィン・カルステニウス(1881–1967)編曲)
 スウェーデン国歌「なんじ古き、なんじ自由の(祖国よ、自由よ)
 (Du Gamla, du Fria)」
王立スウェーデン海軍信号ラッパ(作者不詳)
 帰営(Tapto)(signal)
ヨハン・ハインリヒ・ヴァルヒ(1776–1855)
(グンナル・メードベリ(1927–1989)編曲) 帰営(Tapto)
王立スウェーデン海軍信号ラッパ(作者不詳)
 気をつけ!(Giv akt!)(signal)
 任務続行!(Fortsätt!)(signal)
 整列(Uppställning)(signal) 帰営(Tropp)(signal)
 四回点呼(Fyra Appeller)(signal) 点呼(En Appell)(signal)
 パレード行進(Paradmarsch)(signal)
 汽笛信号(Skepparpipa)(signal)
  王立スウェーデン海軍音楽隊 アンドレーアス・ハンソン(指揮) 
 
録音 2007年10月30日–11月1日
 
価格 ¥2,350(本体価格) 

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ドイツとフランスのリコーダー協奏曲

Our Recordings 6.220614 SACD hybrid(Multichannel/stereo) contemporary/classical


デンマークのリコーダー奏者ミカラ・ペトリ Michala Petri と、エグゼクティブ・プロデューサー、ギタリストのラース・ハニバル Lars Hannibal による「現代のリコーダー協奏曲シリーズ」の第4集。ドイツの作曲家、リコーダー奏者でもあるマルクス・ツァーンハウゼンMarkus Zahnhausen の《レコルダーレ》(思い出したまえ)は「Concerto da Requiem(レクイエム協奏曲)」。〈Pesante – Grave – Vivace – Grave〉〈Arioso – Energico – Arioso〉〈Come prima – Poco più fluente – Poco meno mosso〉。ギーレンやアーノンクールに学び指揮者としての活動が知られるフランスのファブリス・ボロン Fabrice Bollon の《子羊から聞こえるあなたの声》は、ロックバンド、ジェネシスのコンセプトアルバム『The Lamb Lies Down on Broadway(眩惑のブロードウェイ)』からインスピレーションを得たという叙事的音詩。〈Calm(穏やかに)〉〈Allegro giusto〉〈Slow(ゆっくりと)〉〈Fast and briliant(速く、華麗に)〉の4つの部分から構成されています。ドイツのギュンター・コーハン Günter Cochan は、ハンス・アイスラーに学び、十二音技法やヨーロッパ前衛音楽を厭わず、個性的なスタイルを創りだしたとされる作曲家。管弦楽のための作品は、打楽器を効果的、色彩的に使い、ソロ楽器の高度な技巧を生かしたことが、主な特徴に挙げられています。

ドイツとフランスのリコーダー協奏曲
マルクス・ツァーンハウゼン(1965–)
 レコルダーレ(Recordare)(2015)
 (ソロ・リコーダーと交響楽団のための) 
ファブリス・ボロン(1965–) 
 子羊から聞こえるあなたの声(Your Voice out of the Lamb)
 (リコーダーと小管弦楽のための) 
ギュンター・コーハン(1930–2009) 
 アルトリコーダー、25の弦楽器と打楽器のための音楽
 (Music for alto recorder, 25 string instruments and percussion) 
  ミカラ・ペトリ(リコーダー)
  オーゼンセ交響楽団 クリストフ・ポッペン(指揮) 

録音 2015年5月18日–22日 カール・ニルセン・ホール(オーゼンセ、デンマーク) 
制作・録音 プレーベン・イーヴァン 
録音 ミケル・ニュマン(Your Voice out of the Lamb) 
 
価格 ¥2,250(本体価格)

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現代デンマークのピアノ音楽

Grand Piano GP717 contemporary


カール・ペッテション Carl Petersson(1981–)は、スウェーデンのルンド生まれ。ヘルシングボリで育ち、コペンハーゲンのデンマーク音楽アカデミーでホセ・リベラに師事しました。卒業後、クラコフの音楽大学に学び、アンジェイ・ピクル教授の下で博士論文を執筆、2013年に博士号を取得しました。ソリストとして欧米で活動、フロートーのピアノ協奏曲第1番・第2番(Sterling CDS1077-2)やピアノとチェロのための作品集CDA1686-2)などを録音しています。現代デンマークのピアノ音楽。フィン・ルケボー Finn Lykkebo は、コペンハーゲンの音楽アカデミーで音楽史と音楽理論、オーフスの王立音楽アカデミーで作曲法を学び、その後、エスビェアの音楽アカデミーで音楽史と理論の講師を務めました。印象主義的な風合いの感じられるオルガン曲《切子面(Facetter)》(1964 rev.1979)、1970年代、音列技法を試みた器楽曲シリーズ《Gravure I–V》、フランク・イェーヤーやジョン・キーツの詩による歌曲などを残しました。《ピアノのための絵画》は、〈Couleurs et valses: Alla cadenza. Allegretto. Lento a la valse(色彩とワルツ)〉〈Les enfants: Anndante(子供たち)〉〈Son d’hiver - Poco allegro attacca(冬の音)〉〈et les oiseaux chauds: Lento〉〈Parfums attrapes: Allegro〉の5曲の組曲です。ラース・アクセル・ビスゴー Lars Aksel Bisgaard は、コペンハーゲン大学で音楽学と哲学を修めた後、オーフスのアカデミーでヌアゴーに作曲を学びました。〈序奏〉と3つの〈スタジアム〉から構成される《スタジアム》は、リストのロ短調のソナタからインスピレーションを得たとされる作品。《Walking》は、『森の生活(Walden)』のソローへのオマージュとして作曲されました。ペア・ヌアゴー Per Nørgaard の作品は3曲。彼がホルムボーに私的に学んでいたころ、最初期の《ピアノソナタ》と《トッカータ》、そして、スタイルが定まってから作曲された「作品番号6」の《ソナタ》。この《ソナタ》をのぞき、世界初録音の曲を演奏したアルバムです。

現代デンマークのピアノ音楽
ペア・ヌアゴー(1932–) ピアノソナタ(1949)
 トッカータ(1949) ソナタ Op.6(1953 rev.1956–57)
フィン・ルケボー(1937–1984)
 ピアノのための絵画(Tableaux pour piano)(1969 rev.1978)
ラース・アクセル・ビスゴー(1947–)
 スタジアム(Stadier) Op.1(1973–74)
 舟歌 - レント・エ・トランクイッロ
 (Barcarole – Lento e tranquillo)(1986–87)
 Walking(ソローへのオマージュ)
  カール・ペッテション(ピアノ) 

録音 2014年6月28日、12月6日、2015年2月21日 王立デンマーク音楽アカデミー(コペンハーゲン)

価格 ¥1,800(本体価格)

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デューク大学チャペルのエオリアン・オルガン

Pentatone PTC5186577 SACD hybrid(5.0 surround/stereo) classical


サウスダコタ合唱団の『生と愛を歌う聖歌集』(PTC518530)オレゴン交響楽団の『Spirit of the American Range』(PTC518481)などを SACD ハイブリッドのアルバムでリリースした Pentatone のアメリカ録音の新作。シベリウスの《フィンランディア》のオルガン編曲版をはじめとするプログラムをアメリカのオルガニスト、クリストファー・ジェイコブソン Christopher Jacobson が、ノースカロライナ州の私立大学、デューク大学のオルガンで演奏しています。デューク大学構内のチャペルにある三基のオルガンのひとつ、1932年に設置されたエオリアン・オルガン(作品番号1785)は、ポスト・ロマンティシズムの様式で設計され、祭壇の左右にパイプが配置されています。4段鍵盤とペダル、パイプ数は6600。オーケストラを思わせるダイナミックな響きが特徴とされる楽器です。ジグーの《6の小品》の第6曲〈大合奏のディアローグ〉は、オルガン・ソロの作品をスコット・マッキントッシュがオルガンと金管六重奏の「対話」に編曲した版で演奏されます。

デューク大学チャペルのエオリアン・オルガン(The Aeolian Organ at Duke University Chapel)
ジャン・シベリウス(1865–1957)(ヘルベルト・フリッカー 編曲)
 音詩《フィンランディア(Finlandia)》Op.26
ハーバート・ハウエルズ(1892–1983) ラプソディ 変ニ長調 Op.17-1
アンドレ・フルーリー(1903–1995)
 オルガン交響曲第2番(1946–47) - 第2楽章「Vif(生き生きと)」
エドウィン・H・レメア(1865–1934)
 デリー郡のアイルランドの旋律(Irish Air from “County Derry”)
マルセル・デュプレ(1886–1971)
 3つの前奏曲とフーガ(Trois Préludes et Fugues) Op.7
レイフ・ヴォーン・ウィリアムズ(1872–1958)
 ウェールズの賛美歌に基づく3つの前奏曲 -ロージメードル(Rhosymedre)
ハーバート・ブルーアー(1865–1928)
 英雄的行進曲(Marche Héloique)
ウィリアム・ボルコム(1938–) イエスは我を愛す(Jesus Loves Me)
ウジェーヌ・ジグー(1844–1925)(スコット・マッキントッシュ 編曲)
 大合奏のディアローグ(Grand choeur dialogué)
 (オルガンと金管六重奏のための)*
  クリストファー・ジェイコブソン(オルガン)
  アマルガム・ブラスアンサンブル * 

録音 2015年4月 デューク大学チャペル(ダーラム、ノースカロライナ州)
 
価格 ¥2,550(本体価格)

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『Thick as thieves(ひじょうに親密な)』

Losen Records LOS148-2 jazz


ノルウェーのバンド「モングレル」のセカンドアルバム『Thick as thieves(ひじょうに親密な)』。スペイン、バレンシアの近く、オレンジ畑に囲まれたスタジオで3日間セッションが行われ、日本のピアニスト、田中鮎美が参加しました。アメリカン・ジャズとヨーロッパの芸術音楽をミックス、ラテンの香りを少し加えたスタイルのアルバム。「(経験から言って)“雑種” の動物、とりわけ犬は、みてくれは垢抜けしないかもしれないが、穏やかで優しく個性的な魅力にあふれ、すぐに家族の一員に加えてもらえる」。「モングレル(雑種)」は、オスロの国立音楽アカデミーでジャズと即興音楽を学びオスロを本拠に活動するトロンハイム生まれの25歳、トランペッターのトーマス・フースモ・リトレスカーレ Thomas Husmo Litleskarel が「創造するための遊び場」として作り、ビョルン・シェッレミュルとアーリル・アンデシェン(アリルド・アンデルセン)に学んだベーシスト、スティアン・アンドレーアス・エーゲラン・アンデシェン Stian Andreas Egeland Andersen(1988–)と、ヨン・エーベソンやポール・トーヴセンに学んだドラマー、トーレ・フラトヨルド Tore Flatjord が参加しました。29歳のトーレは、インドの音楽ラーガの影響を受けたバンド「モクシャ」にも加わり、ダラブッカを担当しています。ピアニストの田中鮎美(1986–)は、ノルウェー国立音楽アカデミーのジャズ科に学びました。2016年にはペール・オドヴァル・ヨハンセンとクリスチャン・メオース・スヴェンセンと結成した “Ayumi Tanaka Trio” のアルバムをリリース。モングレルの録音に参加するのは、このアルバムが初めてです。

モングレル(Mongrel) - Thick as Thieves
 Strömningar(潮流)(Thomas Husmo Litleskarel)
 Bakgården(裏庭)(Stian Andreas Egeland Andersen)
 Kongen av Kamper Bas(カンペル・バースの王)
  (Thomas Husmo Litleskarel)
 Una(Thomas Husmo Litleskarel)
 The Gist of It(その要点は)(Mongrel)
 Vincent(Stian Andreas Egeland Andersen)
 Søvndrukken(眠そうに)(Thomas Husmo Litleskarel)
 Quinn(Stian Andreas Egeland Andersen)
 Thick as Thieves(ひじょうに親密な
 (Thomas Husmo Litleskarel)
  トーマス・フースモ・リトレスカーレ(トランペット)
   田中鮎美(ピアノ)
   スティアン・アンドレーアス・エーゲラン・アンデシェン(ベース)
   トーレ・フラトヨルド(ドラムズ)
 
録音 2015年11月 Studio Barxeta(スペイン)
制作 モングレル
録音・ミクシング ダニ・カステラル 

価格 ¥2,350(本体価格)

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ルール・ピアノフェスティヴァル 2015年ライヴ

CAvi Music 4260085534517 3CD's classical


ドイツのルール地方で毎年開催されるピアノフェスティヴァル Klavier-Festival Ruhr のコンサートによるエディション。第34集は、アニヴァーサリー・イヤーだったシベリウスとスクリャービンに焦点を当てたプログラムの組まれた2015年のコンサートのライヴ録音。フィンランドのヘンリ・シーグフリードソン Henri Sigfridsson(1974–)、ロシアのアンドレイ・ググニン、台湾に生まれボストン音楽院で教えているヤ=フェイ・チャン(ピアノ)、ドイツのルディ・シュプリングとベンヤミン・モーザー、2014年のグリーグ国際ピアノ・コンペティションで優勝したノルウェーのヨアキム・カール Joachim Carr(1988–)たちが出演しています。

ルール・ピアノフェスティヴァル 第34集 - 2015年ライヴ
[CD1]
ジャン・シベリウス(1865–1957)
 6つの即興曲(Kuusi impromptua) Op.55
 5つのピアノの小品 Op.75 《樹の組曲(The Trees)》
  ヘンリ・シーグフリードソン(ピアノ)
 [録音 2015年5月10日(ライヴ)]
 5つの小品 Op.85 《花の組曲(The Flowers)》
  アンドレイ・ググニン(ピアノ)
 [録音 2015年6月6日(ライヴ)]
 2つのロンディーノ(Two Rondinos) Op.68
 ソナティネ第1番 嬰ヘ短調 Op.67-1
 小ワルツ(Valsette) Op.40-1
 ユモレスク第1番(Humoreske No.1) Op.97-1
 ユモレスク第2番(Humoreske No.2) Op.97-6
 村の教会(The Village Church) Op.103-1
 2つの小品 Op.111B
 5つのスケッチ(Viisi luonnosta/Cinq Esquisses) Op.114
  ルディ・シュプリング(ピアノ)
 [録音 2015年5月14日(ライヴ)]
[CD2]
エドヴァルド・グリーグ(1843–1907)
 ノルウェー舞曲(Norske danser) Op.35(4手のピアノのための)*
 人々の暮らしの情景(Folkelivsbilleder) Op.19
  ヤ=フェイ・チャン(ピアノ) ロバート・レヴィン(ピアノ)*
 [録音 2015年5月26日(ライヴ)]
 ピアノソナタ ホ短調 Op.7 ワルツ(Vals) Op.38-7
 夜想曲(Notturno) Op.54-4
 スケルツォ(Scherzo) Op.54-5 家路(Hjemad) Op.62-6
  ヨアキム・カール(ピアノ)
 [録音 2015年6月5日(ライヴ)]
 トロルの行進(小人の行進)(Trolltog) Op.54-3
 郷愁(Hjemve) Op.57-6
 蝶々(Sommerfugl) Op.43-1
 トロールハウゲンの婚礼の日(Bryllupsdag på Troldhaugen) Op.65-6
  ベンヤミン・モーザー(ピアノ)
 [録音 2015年6月29日(ライヴ)]
[CD3]
アレクサンドル・スクリャービン(1872–1915)
 ピアノソナタ第3番 嬰ヘ短調 Op.23
  チホ・ハン(ピアノ)
 [録音 2015年6月4日(ライヴ)]
 ピアノソナタ第4番 嬰ヘ長調 Op.30 詩曲《炎に向かって》 Op.72
  パヴェル・コレスニコフ(ピアノ)
 [録音 2015年5月31日(ライヴ)]
 幻想曲 ロ短調 Op.28 練習曲 嬰二短調 Op.8-12
  ベンヤミン・モーザー(ピアノ)
 [録音 2015年6月29日(ライヴ)]
 練習曲 嬰ハ短調 Op.2-1 練習曲 嬰ト短調 Op.8-9
  ドゥダナ・マツマニシュヴィリ(ピアノ)
 [録音 2015年4月22日(ライヴ)]
 3つの小品 Op.45 5つの前奏曲 Op.74
  アンドレイ・ググニン(ピアノ)
 [録音 2015年6月6日(ライヴ)]

価格 ¥5,300(本体価格)

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グリーグ - ピアノ作品集

Somm (Celeste) SOMMCD0154 classical



エドヴァルド・グリーグ(1843–1907)
 スロッテル(Slåtter)(ノルウェーの農民の踊り)Op.72
 気分(Stimmungen) Op.73
  あきらめ(Resignasjon) 即興的スケルツォ(Scherzo-Impromptu)
  夜の騎行(Natligt ridt) ヴァルドレスの民謡(Folketone)
  練習曲(ショパンへの頌歌)(Studie, Hommage à Chopin)
  学生のセレナード(Studenternes seranade) 山人の歌(Lualåt)
  ジョン・マッケイブ(ピアノ) 

録音 1978年11月13日 ロンドン 

価格 ¥1,900(本体価格)


エマ・ジョンソンと友人たち

Somm (Celeste) SOMMCD0156 classical


クルーセル Bernhard Henrik Crusell の《演奏会三重奏曲(Concert trio)》は、ドイツの歌による「ポプリ(Pot Pourri pour clarinette, cor et basson par Bernhard Crusell)」。ポコ・アダージョ、アレグロ・モデラート、アンダンティーノ、アレグロの4楽章。


エマ・ジョンソンと友人たち(Emma Johnson & Friends)
フランツ・シューベルト(1797–1828)
 八重奏曲 ヘ長調 D.803
ベルンハード・ヘンリク・クルーセル(1775–1838)
 クラリネット、ファゴットとホルンのための演奏会三重奏曲 Op.10(1814)
  エマ・ジョンソン(クラリネット) フィリップ・ギボン(ファゴット)
  マイケル・トンプソン(ホルン)
  カルドゥッチ四重奏団 クリス・ウェスト(コントラバス)

録音 2014年10月11日 ターナー・シムズ・コンサートホール(サウスハンプトン、ハンプシャー)(ライヴ) 

価格 ¥1,900(本体価格)

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シベリウス - 交響曲第2番

BR Klassik 900144 classical



ジャン・シベリウス(1865–1957)
 音詩《フィンランディア(Finlandia)》Op.26
 《カレリア(Karelia)》組曲 Op.1
 交響曲第2番 ニ長調 Op.43
  バイエルン放送交響楽団 マリス・ヤンソンス(指揮)

録音 2015年11月12日–13日 ヘラクレスザール・デア・レジデンツ(ミュンヘン)(交響曲)、2015年10月15日–16日 ガスタイク(ミュンヘン)(すべてライヴ録音)
 
価格 ¥2,350(本体価格)

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