2016年9月

『踊り(Dansa)

BIS SACD2159 SACD hybrid(5.0 surround/stereo) contemporary/classical


「踊り。人類のもっとも古い表現手段のひとつ。狩猟民族やその後の農耕民族は、獲物の取れた狩や豊かな収穫を喜び、神や精霊をなだめるため踊った……」。20世紀スウェーデンのヴァイオリンソナタを演奏したアルバムで1999年のスウェーデン・グラミー賞を受賞したセシリア・シリアクス Cecelia Zillacus(1972–)と、ダーラナ生まれのトラッド・ミュージシャン、現代音楽シーンのソプラノ歌手としても知られるレーナ・ヴィッレマルク Lena Willemark(1960–)のコラボレーションは「踊り」がテーマに採られました。 

J・S・バッハの無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番ニ短調は、「第2番のパルティータ、特に〈シャコンヌ〉は、1720年夏に急死した最初の妻マリア・バルバラを悼んで書かれた」という説を唱えるデュッセルドルフのヘルガ・テーネ博士 Dr. h. c. Helga Thoene の研究に基づくスタイルで演奏。シリアクスの弾く〈アルマンド〉〈クラント〉〈サラバンド〉〈ジグ〉〈シャコンヌ〉の楽章間にヴィレマルクの歌うヨハン・クリューガー(1598–1662)のコラール「いざ、もろびと神に感謝せよ(Befiehl du deine Wege)」とヤコブ・ルニャール(1540–1599)のコラール「われいずこに逃れ行かん(Wo soll ich fliehen hin)」がはさまれます。 

スウェーデンの音楽家スヴァンテ・ヘンリソン Svante Henryson は、オスロ・フィルハーモニックの首席コントラバス奏者からキャリアを始めました。クラシカル音楽のベーシスト、チェリスト、ヘビーメタルのベーシスト、アレンジャー、作曲家と、さまざまな顔を持つことで知られ、リアル・グループのヴィーカリスト、妻のカタリーナ・ヘンリソンとのデュオアルバム『High, Low or in Between』(SACD2136)も最近リリースされました。「セシリア・シリアクスのための」ソロ・ヴァイオリンソナタ Sonata for Solo Violin は2009年の作曲。ダンスミュージックや「シチリアーノ」など、7つの楽章から構成された作品です。 

スヴェン=ダーヴィド・サンドストレム Sven-David Sandström の《踊り》は、2010年にバッハの〈シャコンヌ〉で初めて共演したシリアクスとヴィッレマルクの依頼により作曲されました。ヴィッレマルクが提案したデンマーク生まれの詩人マリア・ヴィーネ Maria Wine(1912–2003)の『踊り(Dansa)』(1948)をテクストに、オペラを書いた経験のあるサンドストレムが、「ヴァイオリンと声」が語り、歌い、ささやき、叫ぶ、7つの情景--〈före(gömt)(前に(隠された))〉〈Dansa(踊り)〉〈mellan 1(öppet)(中間に1(開かれた))〉〈o dansa(おお踊りよ)〉〈mellan 2(bredvid)(中間に2(並んで))〉〈dansa grymheten(踊りの残忍)〉〈efter(glömt)(後に(忘れられた))〉--の音楽に作り上げました。

『踊り(Dansa)』 
ヨハン・ゼバスティアン・バッハ(1685–1750) 
 無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番 ニ短調 BWV1004
 (2つのコラール付き) 
スヴァンテ・ヘンリソン(1963–) 
 ソロ・ヴァイオリンソナタ(2009) 
スヴェン=ダーヴィド・サンドストレム(1942–) 
 踊り(Dansa)(2011)(声とヴァイオリンのための) 
  セシリア・シリアクス(ヴァイオリン)
  レーナ・ヴィッレマルク(声、ヴァイオリン)

録音 2015年4月 レンナ教会(レンナ、スウェーデン) 
制作・録音 トゥーレ・ブリンクマン

価格 ¥2,650(本体価格) 

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『資本とモラル(Kapital & Moral)

Grappa GRCD4527 contemporary/musical/folk


『そして歌う…(And sing…)』(2L 2L124SABD)をリリースした、作曲家、歌手、キーボード奏者、ヴァイオリニストとして活躍するマヤ・ソールヴェイ・シェルストルプ・ラトシェ Maja Solveig Kjelsrup Ratkje(1973–)。「演奏できっこない難曲を好む習性をもった、ちょっとクールで優秀な音楽野郎ども」のためのポートレート・アルバム『POINGのために』(Aurora ACD5086)が作られた「POING」。ノルウェーの音楽シーンで大胆かつ革新的な活動を続けるプレーヤーたちが共演するアルバム『資本とモラル』のテーマは、20世紀の資本主義がわれわれに与えたインパクト。ジョン・レノンの《労働階級の英雄》、ノルウェーのシンガーソングライター、リレビョルン・ニルセン(1950–)が「われわれには何もないが、あらゆるものを生み出した。船を造り、道を作り……」と歌う《高揚》、亡命を求める子供たちへの同情を歌うオーゲ・アレクサンデシェンの《見知らぬ奴》、ノルウェーのパンクロック・グループ、ロニー・ポベルの《Føkk Døkk》、西洋人の着る服をせっせと縫う中国の子供たちを描写するルドルフ・ニルセンと POING の《中国の子供の歌》、ドイツからアメリカに渡り、劇場のための音楽を手がけた、オペレッタ《三文オペラ》で知られるクルト・ヴァイルの《ナンナの歌》など4つの歌、ヴァイルの音楽にも影響を受けたというアメリカのシンガーソングライター、トム・ウェイツの《アンダーグラウンド》。ラトシェと POING は、すべてのナンバーを新たな角度からとらえ、真面目な表現とユーモア・センスの共存する、独創的で力強さにあふれる歌に表現しています。オスロのプロペラースタジオで録音セッションが行われ、《気楽な生活のバラード》と《アラバマ・ソング》には2001年にオスロの「Valka(Valkyrien Restaurant)」と「Josefine Visescene」で行われたコンサート・ライヴの抜粋が使われています。

 『資本とモラル(Kapital & Moral)』
 Working Class Hero(労働階級の英雄)(John Lennon)
 Løfte(高揚)(Rudolf Nilsen/Lillebjørn Nilsen)*
 Lied des Lotterieagenten(宝くじ胴元の歌)
 (Georg Kaiser/Kurt Weill)
 Fremmed fugl(見知らぬ奴)(Åge Aleksandersen)
 Løfte(高揚)(Lillebjørn Nilsen)*
 Die Ballade vom angenehmen Leben(気楽な生活のバラード)
 (B. Brecht/K. Weill)
 Føkk Døkk(Ronny Pøbel)
 Underground(アンダーグラウンド)(Tom Waits)
 Slipesteinsvalsen(砥石のワルツ)(Alf Prøysen/Bjarne Amdahl)
 En vise om Kinabarna(中国の子供の歌)(Rudolf Nilsen/Poing)
 Nannas Lied(ナンナの歌)(B. Brecht/K. Weill)
 Alabama Song(アラバマ・ソング)(B. Brecht/K. Weill)
  マヤ・ソールヴェイ・シェルストルプ・ラトシェ
  (ヴォーカル、ヴァイオリン、パーカッション)
  POING
   ロルフ=エーリク・ニューストレム
   (サクソフォーン、ヴォーカル)
   フローデ・ハルトリ
   (アコーディオン、トロンボーン、パーカッション、ヴォーカル)
   ホーコン・テリーン
   (コントラバス、パーカッション、ヴォーカル)
  コーレ・クリスチャン・ヴェストルハイム(追加ヴォーカル)* 

録音 2015年10月 プロペラースタジオ(Propeller Studio)(オスロ、ノルウェー)
制作 コーレ・クリスチャン・ヴェストルハイム、マヤ・S・K・ラトシェ
録音 ハンス・アンドレーア・ホルントベト 

価格 ¥2,450(本体価格) 

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グレの歌』

Chandos CHSA5172 2SACD's hybrid(Multichannel/stereo) classical


ベルゲン・フィルハーモニックの創設250年を記念するコンサート・シリーズ。2015年12月のフィナーレ・コンサートではシェーンベルクの《グレの歌》が演奏されました。デンマークの作家イェンス・ペーター・ヤコブセン Jens Peter Jacobsen の詩、シェラン島北部のヘルシングウーアに近いグレ(グアア)の村を舞台とする国王ヴァルデマール(ヴァルデマー)とトーヴェの愛をめぐる伝説に題材を採った『サボテンの花開く(En cactus springer ud)』(ロベルト・フランツ・アルノルトによるドイツ語訳)による、シェーンベルクの後期ロマンティシズムを代表する大作。2013年にシアトル・オペラの《ヴァルキューレ》でブリュンヒルデを歌ったイギリスのオールウィン・メラー Alwyn Mellor が「トーヴェ」、同じプロダクションのジークムント役、オーストラリアのヘルデンテノール、スチュアート・スケルトン Stuart Skelton が「ヴァデマール」。イギリス・ナショナルオペラに所属するアメリカのバス歌手ジェームズ・クレスウェル James Creswell、オーストリアのキャラクターテノール、アプリンガー=シュペルハッケ Ablinger-Sperrhacke。第1部最後の〈山鳩の歌〉をスウェーデンのメゾソプラノ、アンナ・ラーション Anna Larsson が歌い、語り役をイギリスのバリトン歌手、サー・トマス・アレン Sir Thomas Allen が担当しています。ヴァルデマールの呼びかけに応え墓から蘇る家臣軍団の合唱は、北欧を代表する男声合唱団のひとつ、スウェーデンのオルフェイ・ドレンガル(OD)。2016年にこの作品を録音する予定というヨーテボリ交響楽団のプレーヤーたちが「恩返し」のため参加、管弦楽を補強しています。2015年–2016年のシーズンからベルゲン・フィルハーモニックの首席指揮者を務めるイギリスの指揮者エドワード・ガードナー Edward Gardner(1974–)の指揮。ノルウェー放送(NRK)と共同制作したライヴ録音です。

アルノルト・シェーンベルク(1874–1951)
 グレの歌(Gurre-Lieder) 
  オールウィン・メラー(トーヴェ:ソプラノ)
  アンナ・ラーション(山鳩:メゾソプラノ) 
  スチュアート・スケルトン(ヴァルデマール:テノール)
  ジェームズ・クレスウェル(農夫:バス) 
  ヴォルフガング・アプリンガー=シュペルハッケ
  (道化クラウス:テノール) 
  トマス・アレン(語り)
  ベルゲン・フィルハーモニック合唱団 コレギウム・ムジクム合唱団 
  エドヴァルド・グリーグ合唱団 オルフェイ・ドレンガル
  王立ノーザン音楽大学学生 ヨーテボリ交響楽団員
  ベルゲン・フィルハーモニック管弦楽団
  エドワード・ガードナー(指揮) 

録音 2015年12月8日–11日 グリーグホール(ベルゲン、ノルウェー)(ライヴ録音) 
制作 ブライアン・ピジョン 
録音 ラルフ・カズンズ、グンナル・ヘルライフ・ニルセン(NRK) 

価格 ¥5,400(本体価格) 

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『ボーロプ=ヤーアンセン ピアノ作品集』

Our Recordings 6.220616 SACD hybrid(Multichannel/stereo) contemporary/classical


「アクセル・ボーロプ=ヤーアンセン Axel Borup-Jørgensen は、作曲家、ピアノ教師として静かに暮らし、熱心にコンサートに通った。大学のポストを得ることや現役の演奏家として活躍することには執着せず、2012年10月15日に亡くなるまで強烈に個性的なスタイルを成長させつづけ、愛すべきアウトサイダーであることを生き甲斐とした。より高い透明度を追求し、細部まで気を配るモダニスト。濃縮された語法と細かいグラデーションのある表現が彼の音楽を特徴づける」(Our Recordings)。自身、優れた技巧をもつピアニストのボーロプ=ヤーアンセンは、作品数こそ限られていつものの、作曲家生涯を通じてピアノの作品を書きつづけました。「アクセルは、45年以上にわたり私の音楽生活の一部だった」と語るカルトフトによる新しいアルバム。1948年の《パッサカリア》から1994年の「水晶のように透明な」《雨だれの間奏曲》まで、彼の代表的なピアノ曲が10曲、集められました。1949年の《小品の組曲》は〈前奏曲(Præludium)〉〈幻想曲(Fantasia)〉〈間奏曲(Interludium)〉〈サラバンド(Sarabande)〉〈前奏曲(Præludium)〉の5曲。1987年から翌年にかけて作曲された《「海だ!海だ!」》は、紀元前401年、ペルシャの王子キュロスのために戦ったギリシャ傭兵軍団がバビロンから敗退し祖国に戻る途中、黒海を見て叫んだという「海だ!海だ!」が曲名にとられました。ピアニストのエーリク・カルトフト Erik Kaltoft(1943–)は、オーフスの王立音楽アカデミーで学び、ソリスト、室内楽奏者として高い評価を得てきました。現代音楽のスペシャリストとして知られ、ベント・ロランセンのピアノ協奏曲(Dacapo 8.226516)、テーウ・ニルセンの小協奏曲(8.224702)、ペア・ヌアゴーの作品集(8.226089)をはじめ、現代デンマークのピアノ作品を Dacapo や BIS レーベルに録音しています。

アクセル・ボーロプ=ヤーアンセン(1924–2012) ピアノ作品集
 「海だ!海だ!("Thalatta! Thalatta!")」 Op.127(1987–88)
 海のスケッチ(Marine skitser) OP.4b(1949) 
 冬の小品(Winter Pieces) Op.30b(1959)
 夏の間奏曲(Sommerintermezzi) Op.65(1971)
 ピアノのためのパッサカリア(Passacaglia for klaver) Op.2b(1948)
 雨だれの間奏曲(Regndråbe Interludier) Op.144(1994)
 風刺詩(Epigrammer) Op.78(1976)
 小品の組曲(Miniaturesuite) Op.3b(1949)
 ピアノのための7つの前奏曲(7 Præludier for klaver) Op.30a(1958–59)
 チェレスタのための「幻想の小品」
 ("Phantasiestück" for celesta) Op.115(1985)
  エーリク・カルトフト(ピアノ)

録音 2015年1月13日–14日、2016年2月4日 王立デンマーク音楽アカデミー コンサートホール(コペンハーゲン、デンマーク)
制作 プレーベン・イーヴァン
録音 メテ・ドゥーウ [DXD録音(352.8kHz/32bit)]

価格 ¥2,350(本体価格) 

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『名前の海(Sea of Names)

2L 2L127SACD SACD hybrid(5.1 surround/stereo) contemporary/classical


ラッセ・トーレセン Lasse Thoresen はオスロ生まれ。グリーグの《抒情小曲集》を練習していた15歳の時、ノルウェーの民俗音楽の編曲を試みたことから作曲を始め、作曲法を学ぶうちに出会ったファッテイン・ヴァーレンの無調ポリフォニーに強く惹かれるようになりました。ノルウェー国立音楽アカデミーに進みフィン・モッテンセンの下で十二音技法を学び、ユトレヒトで教えていたスイスのヴェルナー・ケーギの下で電子音楽と作曲法を修めました。トーレセンは、さまざまな国とジャンルの音楽を研究。ミュライルやグリゼーのスペクトラルミュージックとノルウェー民俗音楽の調性の間にかなり似通った点のあることにも気づいたといいます。1988年から国立音楽アカデミーの教授。2010年、ノルディック・ヴォイセズのために作曲した《Opus 42 - 六重唱曲》(2L075SABD)で北欧音楽委員会(NOMUS)賞を受けています。 

王立ノルウェー海軍音楽隊のフルーティスト、マイケン・マティセン・スカウ  Maiken Mathisen Schau(1970–)と、フリーランスのピアニスト、トロン・スカウ Trond Schau(1970–)によるトーレセンの作品集。アルバム名にとられた《名前の海》は、スカウ夫妻の委嘱により作曲されたフルートとピアノのための作品です。すべての創造物がそうであるように、魂も、最後はその生まれたところに戻るという考えに基づいて曲名がつけられ、ヴァーレンのヴァイオリン協奏曲のカデンツァを素材に選び、親しい家族の死を悼む瞑想の音楽として書かれました。《相互作用》では、それぞれ自由に演奏していたフルートとピアノが、互いに触発され、クライマックを築いていきます。《手のひらを広げるか、拳を握るか?》は、フルート・ソロの曲。フルートの音域と技巧をフルに活かし、人間関係に表れるさまざまな態度が音楽に表現されます。中間部には、ノルウェーの民俗音楽から着想を得たという、フルーティストが足でリズムをとる音が織り込まれました。 

ピアノ・ソロのための《太陽の戯れ》は、リレハンメルに近いサクスムスダーレンに住んでいた1983年、近所に住む自然写真家トーレ・スヴェッレの作品をスライド上映する背景音楽として作曲された、民俗音楽を思わせる簡素なメロディに基づく変奏曲。《内なる対話の段階》では、個人的な問題が起きた時の「自分の内面」とのコミュニケーションが描かれます。《澄みきった水の祈り》は、2011年、第13回エドヴァルド・グリーグ国際コンペティションのピアノ部門課題曲として作曲されました。グリーグが愛した、川、小川、滝、湖、深いフィヨルド、海の「澄みきった水」を「内面浄化」の象徴としてとらえたという作品です。

『名前の海(Sea of Names)』 
ラッセ・トーレセン(1949–) フルートとピアノのための作品集 
 名前の海(Sea of Names)Op.47(2012–13)
 (フルートとピアノのための) 
 内なる対話の段階(Stages of the Inner Dialogue) Op.9(1981)
 (ピアノのための) 
 手のひらを広げるか、拳を握るか?
 (With an Open Hand or a Clenched Fist?) Op.6(1976)
 (フルート・ソロのための) 
 太陽の戯れ(Solspill) Op.13(1983 rev.1986)(ピアノのための) 
 澄みきった水の祈り(Invocation of Crystal Waters) Op.52 no.2(2011)
 (ピアノのための) 
 相互作用(Interplay) Op.11(1981/83)(フルートとピアノのための) 
  マイケン・マティセン・スカウ(フルート)
  トロン・スカウ(ピアノ)

録音2015年9月 ソフィエンベルグ教会 (オスロ、ノルウェー) 
制作・録音 モッテン・リンドベルグ

[DXD (24bit/352.8kHz) 録音]

価格 ¥2,450(本体価格) 

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『現代女性(Femina moderna)

BIS SACD2224 SACD hybrid(5.0 surround/stereo)contemporary/classical


ストックホルムから約1時間、旧都ウプサラはスウェーデンでもっとも古いウプサラ大学を擁し、今日も研究都市として栄えています。「みんなの歌(Allmänna Sången)」の名前をもつウプサラ大学合唱団は、1830年、大学生活の一環、男声合唱団として設立されました。1963年から混声合唱団に変わり、1988年から2009年までセシリア・リューディンゲル・アリーンが芸術監督を務め、彼女が同じウプサラのオルフェイ・ドレンガルの芸術監督に就任した後、ロシアのノヴォルソコルニキ生まれ、マリヤ・グンドーリナ Maria Goundorina が2010年から芸術監督として指揮しています。 

ウプサラ大学合唱団は、混声合唱団になって50周年を記念する2013年、ウプサラ大学合唱団&アンデシュ・ヴァール作曲賞 Allmänna Sången & Anders Wall Composition Award を創設しました。応募資格は女性作曲家に限られ、男性作曲家のような活動機会にめぐまれない女性の創作を援助するとともに、今日の合唱音楽の発展に貢献することを目的としています。2014年はマリア・ローヴベリ Maria Löfberg(1968–)の《砂に書いた文字》、2016年はアンナ=カーリン・クロッカル Anna-Karin Klockar(1960–)の《スピーチ》が受賞。ふたりともスウェーデンの作曲家です。 

2009年のスウェーデン・グラミー賞を受けたスウェーデン合唱曲集『共鳴(Resonanser)』(BIS CD1714)に次ぐアルバム『現代女性(Femina moderna)』では、2つの受賞作と、1983年の声楽曲《Davids nimm》で認められ国際的にも活躍するようになったカーリン・レーンクヴィスト Karin Rehnqvist をはじめとする女性作曲家やシンガーソングライターの作品が16曲歌われます。アメリカのリビー・ラーセン Libby Larsen、ロシアのレーラ・アウエルバッハ(アヴェルバフ) Lera Auerbach、イギリスのセシリア・マクドウォール Cecilia McDowall、スロヴェニアのナナ・フォルテ Nana Forte、ウクライナ生まれ、エストニアのガリーナ・グリゴリエヴァ Galina Grigorjeva、スウェーデンのアンドレーア・タッロディ Andrea Tarrodi、アンナ・セーデルベリ=オッレテーグ Anna Cederberg-Orreteg、テボホ・モナコトラ Tebogo Monnakgotla、スサンネ・ルーセンベリ Susanne Rosenberg、クララ・リンドショー Clara Lindsjö。教会音楽家でもあるローヴベリが、人生の意味を内省するクリスティーナ・グラーセルの詩『砂に書いた文字』に作曲した作品、ダーラナ生まれのクロッカルがアメリカ原住民チーフ・ジョセフたちの印象に残る3つの「スピーチ」をテクストにした作品、ラーセンがルネサンス期の詩によるテクストをマドリガル形式で作曲した《若さと快楽の歌》など、テクストも作曲スタイルも多彩な作品が集められています。

『現代女性(Femina moderna)』
リビー・ラーセン(1950–)
 若さと快楽の歌(Song of Youth and Pleasure)(1986)
  踊りの歌(Song for a dance)(フランシス・ボーモン)
  果実を摘み快楽を味わえ(Pluck the fruit and taste the pleasure)
  (トマス・ロッジ)
  くちづけ(Kisses)(作者不詳)
  ヘイ・ノニ・ノー!(Hey Nonny No!)(作者不詳)
アンナ=カーリン・クロッカル(1960–)
 スピーチ(Speeches)(2015)
  女性の権利(The Rights of Woman)(オランプ・ド・グージュ)
  降伏のスピーチ(Surrender Speech)(チーフ・ジョセフ)
  最良の友(The Best Friend)(ジョージ・グレアム・ヴェスト)
アンドレーア・タッロディ(1981–)
 光(Lume)(2007)
レーラ・アウエルバッハ(アヴェルバフ)(1973–)
 子守歌(Lullaby)(2002)(ウィリアム・ブレイク)
アンナ・セーデルベリ=オッレテーグ(1958–)
 地に降り(Jordnära)(2013)(女声合唱のための)
 (ラングヴェイ・アクセリー)
セシリア・マクドウォール(1951–)
 天の元后(Regina caeli)(2004)
テボホ・モナコトラ(1972–)
 オレンジが熟した(Apelsinen har mognat)(2000)
 (ヨーラン・マルムクヴィスト)
ナナ・フォルテ(1981–)
 解き放ちたまえ(Libera me)(2003)(二重混声合唱のための)
ガリーナ・グリゴリエヴァ(1962–)
 天国に(In paradisum)(2012)(男声合唱のための)
マリア・ローヴベリ(1968–) 
 砂に書いた文字(Sandskrift)(2014)(クリスティーナ・グラーセル)
カーリン・レーンクヴィスト(1957–)
 合唱劇《Tilt》(Tilt, drama för kör)(1985)(スタファン・オールソン)
スサンネ・ルーセンベリ(1957–)
 息(Pust)(1998)(『カレヴァラ』第26章、
  フォルケ・イーサクソン、スウェーデン賛美歌585番)
クララ・リンドショー(1991–)
 見つけたもの(The Find)(2010)(クララ・リンドショー)
  ウプサラ大学合唱団 マリヤ・グンドーリナ(指揮) 

録音 2015年9月、2016年3月 ベリンゲ教会(ウプサラ、スウェーデン)
制作・録音 マリオン・シュヴェーベル

価格 ¥2,650(本体価格)

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『ファゴットのためのフィンランド音楽』

BIS SACD2206 SACD hybrid(5.0 surround/stereo) contemporary/classical


国際的にも知られる現代フィンランドの作曲家ふたりがファゴットのために書いた作品集。セバスチャン・ファーゲルルンド Sebastian Fagerlund はシベリウス・アカデミーで学び、管弦楽曲、室内楽曲、器楽曲を中心に作曲してきました。声楽曲も手がけはじめ、2009年にオペラ《デーベルン》(BIS SACD1780)を発表しています。「とがったリズムに長くゆったり弧を描く旋律を組み合わせた、確固とした響きとゆたかな色彩」に特徴があり、モダニズムの厳格な手法に反対する立場をとっていると言われます。協奏曲は、彼が継続して手がけるジャンルのひとつ。クラリネット協奏曲(SACD1707)、サクソフォーン協奏曲(Jase)、ヴァイオリン協奏曲《光の中の闇》(SACD2093)につづいて書かれたファゴット協奏曲は、スウェーデン語で「呼び起こす」、フィンランド語では「死と悪魔払い」を暗示、ポリネシアの文化圏では「目に見えない、超自然の力」を示すという「Mana」を曲名にとった、「緩-急-緩」の単一楽章の協奏曲。ヨーテボリ交響楽団とラハティ交響楽団とボルレッティ=ブイトーニ・トラストの共同委嘱による作品です。ファゴット・ソロのための《森林地帯》は、協奏曲に先立って書かれました。「神秘の領域」をイメージ。協奏曲と同じくブラム・ファン・サムベークが演奏することを想定した作品です。 

ブラム・ファン・サムベーク Bram van Sambeek(1980–)はオランダの奏者。2002年から2011年までロッテルダム・フィルハーモニックの首席奏者を務め、2015年からはハーグの王立音楽院で教えながら、ロンドン交響楽団やヨーテボリ交響楽団をはじめとするオーケストラに首席奏者として客演しています。2011年にボルレッティ=ブイトーニ・トラスト賞を受賞、ニューヨークのリンカンセンター室内楽協会に参加しました。 

カレヴィ・アホ Kalevi Aho のファゴット協奏曲は、ヘルシンキ・フィルハーモニックのソロ・ファゴット奏者のベンツェ・ボガーニ Bence Bogányi のために書かれた作品です。〈アンダンテ〉〈ヴィヴァーチェ〉〈パッサカリア(アダージョ)エ・カデンツァ〉〈プレスト〉。《ソロ V》は、ラハティ交響楽団のソロ奏者ハッリ・アハマス Harri Ahamas のために作曲されました。ファゴットの最高音域から最低音域まで使った、劇的な性格の音楽です。 

2曲の協奏曲にはラハティ交響楽団が共演しました。アホの協奏曲は、オッコ・カムの後任として2016年から首席指揮者を務めるディーマ・スロボデニュク Dima Slobodeniouk が指揮。スロボデニュクは、ロシア生まれ。シベリウス・アカデミーでセーゲルスタムとヨルマ・パヌラに学びました。ヨーテボリ交響楽団を指揮したファーゲルルンドの管弦楽作品集(SACD1707)やトゥルク・フィルハーモニックとのマトヴェイェフのチェロ協奏曲とリンコラのピアノ協奏曲(Alba ABCD364)などの録音も高く評価されています。

セバスチャン・ファーゲルルンド(1972–) 
 Mana(2013–14)(ファゴット協奏曲)* 
 森林地帯(Woodlands)(2012)(ファゴット・ソロのための) 
カレヴィ・アホ(1949–) 
 ソロ V(Solo V)(1999)(ファゴットのための) 
 ファゴット協奏曲(2004)** 
  ブラム・ファン・サムベーク(ファゴット)
  ラハティ交響楽団 オッコ・カム(指揮)* 
  ディーマ・スロボデニュク(指揮)**

録音 2015年1月(Mana)、2016年1月(アホ:協奏曲) シベリウスホール(ラハティ、フィンランド)、2015年11月 スウェーデン放送第2スタジオ(ストックホルム)(ソロ作品) 
制作 マリオン・シュヴェーベル 
録音 インゴ・ペトリ(Mana)、トゥーレ・ブリンクマン(アホ:協奏曲)、マリオン・シュヴェーベル(ソロ作品)

価格 ¥2,650(本体価格) 

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Choice

《マシュー・シェパード考察》

Harmonia Mundi HMU807638 2SACD's hybrid(Multichannel/stereo) classical/crossover


1998年10月6日夜、ワイオミング州ララミーに近い草原でひとりの青年がフェンスに縛りつけられ、激しい暴行を加えられた。6日後の10月12日、ワイオミング大学の学生、マシュー・シェパードは救急搬送先の病院で死亡した。逮捕、起訴されたアーロン・マッキニーとラッセル・ヘンダソンは、同性愛者ということを理由にシェパードを殺害した罪で終身刑の判決を受けた。2009年10月、ヘイトクライム(憎悪犯罪)防止のための「マシュー・シェパード法」が合衆国上院を通過。10月28日、オバマ大統領が署名し、法案が成立する……。クレイグ・ヘッラ・ジョンソン Craig Hella Johnsonの《マシュー・シェパード考察》は、このひとりの青年の死を考えた、ひとつの答として作られました。 

《マシュー・シェパード考察》は、J・S・バッハの「マタイ(マシュー)の福音書」による《受難曲》に倣った、独唱、合唱、器楽アンサンブルで演奏されるオラトリオ形式で書かれ、三部から構成されています。〈牛、馬、空、牧草(Cattle, Horses, Sky and Grass)〉〈普通の少年(Ordinary Boy)〉〈それぞれが語ろう(We Tell Each Other Stories)〉の「プロローグ」。最初の〈朗読(Recitation)〉と〈柵(事件前)(The Fence(before))〉から、〈柵(その後)(The Fence(after))/風(The Wind)〉と〈巡礼(Pilgrimage)〉まで、事件の経緯を描く「受難曲(Passion)」。〈僕とここで会ってくれ(Meet Me Here)〉〈ありがとう(Thank You)〉〈わたしたちみな(All of Us)〉、そして冒頭のカウボーイソング〈牛、馬、空、牧草〉が再び現れる「エピローグ」。テクストは、ブルックリン生まれの作家レズリーア・ニューマン Lesléa Newman(1955–)とイギリスからアメリカに渡った詩人マイケル・デニス・ブラウン Michael Dennis Browne(1940–)、そしてジョンソン自身が書いた詩を中心に、ヒルデガルト、ウィリアム・ブレイク、インドの詩人タゴール、イランのハーフェズたちの詩がはさまれます。10の〈朗読(Recitation)〉にはニュースやメディア報道から採った断片が使われました。 

異なる価値観と多様性の調和を実現する社会への願いという作品のテーマは、ジョンソンの採った音楽スタイルにも反映されています。カントリー&ウェスタン、ヨーデル、単旋聖歌、ゴスペル、ブルース、ジャズ、ソンドハイム・スタイルのミュージカル、アメリカやイギリスやスカンディナヴィアのクラシカル音楽、ロックミュージックなど、多様な音楽ジャンルが、全曲の統一感を計りつつ、テクストと内容に合わせて選ばれています。器楽アンサンブルの編成は、クラリネット、パーカッション、ギター、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバス。独唱と朗読はコンスピラーレのメンバーが分担、作品のアンダトーンともいえるバッハの《前奏曲 ハ長調》をはじめ、ピアノの部分は、初演と同じく、ジョンソンが担当しています。 

《マシュー・シェパード考察》は、2016年2月20日、テキサス州オースティンで初演。アルバムの録音セッションは、4月2日のハーヴァード大学での東海岸初演に先立ち、2月29日から3月3日にかけてインディアナ州のゴーシェン大学で行われました。ロビーナ・G・ヤング Robina G. Young の制作、ブラッド・マイケル Brad Michel のエンジニアリング。マシュー・シェパード基金のジェイソン・マーズデンのメッセージ、作曲者のノート、作曲家ロバート・カイアが執筆したライナーノート「苦痛と記憶と希望」、レズリーア・ニューマンの『October Morning: A Song for Matthew Shepard(10月の朝:マシュー・シェパードの歌)』の「序文」が、英語歌詞と合わせてブックレットに掲載されています。 

オースティンを本拠とするコンスピラーレ Conspirare は、1991年、夏のフェスティヴァルのために指揮者のクレイグ・ヘッラ・ジョンソン(1962–)が創設した合唱アンサンブル。1999年から定期的なコンサート活動を始め、芸術性の高い、創造力に富むプロフェッショナルの合唱団として国際的にも知られるようになりました。イギリスのタリク・オレガンの作品を歌った『夜の入り口(Threshold of Night)』(2008)(HMU807490)から Harmonia Mundi (USA)への録音が始まり、『ロシアの精霊(Sacred Spirits of Russia)』(HMU807526)で2015年グラミー賞の最優秀合唱アルバムを受賞しました。『マシュー・シェパード考察』は、スピリチュアルを歌った『歌え自由を!(Sing Freedom!)』(2011)(HMU807525)、サミュエル・バーバー作品集(2012)(HMU807522)、ケヴィン・プッツ作品集(2013)(HMU907580)、ロバート・カイア作品集(2014)(HMU807525)につづくアメリカ音楽アルバムです。
 
クレイグ・ヘッラ・ジョンソン(1962–) 
 マシュー・シェパード考察(Considering Matthew Shepard)(2016)
 (独唱、合唱、ピアノと器楽アンサンブルのための) 
  コンスピラーレ
  クレイグ・ヘッラ・ジョンソン(指揮、ピアノ)

録音 2016年2月29日–3月3日 ゴーシェン大学ソーダー・コンサートホール(ゴーシェン、インディアナ州) 
制作 ロビーナ・G・ヤング 
録音 ブラッド・マイケル
 
価格 ¥4,700(本体価格) 

"Cattle, Horses, Sky and Grass" "We Tell Each Other Stories" 

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Choice

ガーシュウィン

Harmonia Mundi HMU907658 classical


《ラプソディ・イン・ブルー》をグローフェ初演のジャズバンド版で演奏した録音(HMU907492)が話題になったスティーヴン・リッチマン Steven Richman と1979年に彼が創設したハーモニー・アンサンブル・ニューヨーク Harmonie Ensemble/New York によるガーシュウィン第2作。前作同様、新しいアルバムの4曲も、ワシントンの国会図書館所蔵のオリジナル手稿譜を研究した成果を反映、「ガーシュウィンの作品が書かれた1920年代と30年代の贅肉のない、感傷的でないスタイル」と彼が考えた版が演奏に使われました。《君がために歌わん》の序曲は、ロバート・ラッセル・ベネットによる1931年オーケストレーション版(オリジナル版)ではなく、自身がパーソナリティを務めるラジオ番組のためにガーシュインが用意した短縮版。ガーシュウィン自身がオーケストレーションを行い、イギリスの作曲家ウイリアム・ウォルトンからも賞賛されたという《ピアノ協奏曲 ヘ調》は、作曲者の死後、フランク・キャンベル=ワトソンの校訂により出版された楽譜ではなく、ガーシュウィンの意図を実現するため手稿譜に立ち返ってリッチマンが復元した版で演奏。ピアノのための《3つの前奏曲》は、ポール・ホワイトマン楽団のピアニスト、アレンジも担当したロイ・バージー Roy Bargy がオーケストレーションを施した版。《パリのアメリカ人》も、キャンベル=ワトソンが変更したサクソフォーン・パートとその他の細かい部分をすべてオリジナルに戻して演奏しています。そのため、1929年にナサニエル・シックレットがビクター交響楽団を指揮したこの作品の初録音に似た響きと疾走感のある演奏が再現されました。《君がために歌わん》序曲は初めてのスタジオ録音。《3つの前奏曲》は世界初録音です。録音セッションは、聖ルカ管弦楽団が2011年に建設したリハーサルと録音のための施設、ディメナ・センター・フォー・クラシカルミュージック DiMenna Center for Classical Music で行なわれました。アダム・エイブズハウス Adam Abeshouse がエンジニアリングを担当。ハーモニー・アンサンブル・ニューヨークの演奏するガーシュウィンを、「今」の録音のクオリティがありながら、かつてのラジオ放送の雰囲気もイメージさせる音に収録しています。

ジョージ・ガーシュウィン(1898–1937) 
 ミュージカル《君がために歌わん(Of Thee I Sing)》序曲(1931)
 (1934年ラジオ番組版) 
 ピアノ協奏曲 ヘ調(Concerto in F)(1925)* 
 3つの前奏曲(Three Preludes)(1926)
 (ロイ・バージー(1894–1974)編曲)
 パリのアメリカ人(An American in Paris)(1928) 
  ハーモニー・アンサンブル・ニューヨーク
  スティーヴン・リッチマン(指揮) 
  リンカン・マヨーガ(ピアノ)*

録音 2014年6月22日–24日 ディメナ・センター・フォー・クラシカルミュージック(ニューヨーク・シティ) 
制作 スティーヴン・リッチマン、アダム・エイブズハウス
録音 アダム・エイブズハウス 
制作総指揮 ロビーナ・G・ヤング

価格 ¥2,600(本体価格) 

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『Forevergreens』

ACT Music ACT9811-2 jazz/crossover


e.s.t. のベーシスト、ダン・ベリルンド Dan Berglund の率いるカルテット、ACT 初リーダー作の『Tonbruket』(ACT9023-2)でスウェーデン・グラミー賞を受けた「トゥーンブルーケット(Tonbruket)」の ACT レーベル第4作『Forevergreens』は、彼らがまったく新しいコンセプトで挑んだアルバムです。きわめて静かでロマンティクなアクースティック・ジャズのナンバーから、キーボードとシンセサイザーによるロックビートを取り入れたヘヴィメタルへのスプリングボードとも言える音楽まで。「コントラスト」を際立たせながら、アルバム全体を見据えた音楽を展開していきます。

『Forevergreens』
 Intro(Tonbruket)*
 Mano Sinistra(Johan Lindström/Tonbruket)
 Sinkadus(Dan Berglund/Johan Lindström/Tonbruket)*
 Tarantella(Johan Lindström/Tonbruket)
 Music for the Sun King(Johan Lindström/Tonbruket)
 The Missing(Andreas Werlin/Martin Hederos/Tonbruket)
 Frösön(Martin Hederos/Tonbruket)
 Linton(Tonbruket)
 First Flight of a Newbird(Johan Lindström/Tonbruket)
 Passage Europa(Johan Lindström/Tonbruket)
 Polka Oblivion(Johan Lindström/Tonbruket)**
  トゥーンブルーケット
   ダン・ベリルンド(ベース)
   ユーハン・リンドストレム(ギター、ペダルスティール、キーボード)
   マッティン・ヘデロス(ピアノ、シンセサイザー、ヴァイオリン)
   アンドレーアス・ヴェルリーン(ドラム)
  アーネ・ブルーン(語り、ヴォーカル)*
  ペール・テキサス・ユーハンソン(バスクラリネット)
  アンナ・ホーグベリ(バリトンサックス)
  マッティン・ホルム(テナーサックス)**

録音 2015年8月25日–29日 Clouds Hill Recordings(ハンブルク、ドイツ)
制作 トゥーンブルーケット
録音 オーケ・リントン 

価格 ¥2,350(本体価格) 

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『Logos』

ACT Music ACT9822-2 flamenco/jazz


スウェーデンのジャズ・ギタリスト、ウルフ・ヴァケーニウス(ワケニウス) Ulf Wakenius(1958–)と、プラシード・ドミンゴやフリオ・イグレシアスといった他ジャンルのミュージシャンとも共演してきたフラメンコ・ギタリスト、ヘラルド・ヌニェス Gerardo Núñez(1961–)が「ダブル・リーダー」を務めるアルバム。ふたりは、ベルリン・フィルハーモニーとドルトムントの WDR3 ジャズフェストをライヴ録音した2014年のアルバム『Jazzpaña Live』(ACT9585-2)で共演。ヴァケーニウスはヌニェスの招きでマドリードに赴き、アルバムのセッションに参加しました。フラメンコギターとナイロン弦ギター、そしてパーカッション。現地のプレーヤーが、カンテ(歌)、パルマ(手拍子)とハレオ(掛け声)を担当しています。 

『Logos』
 Logos Selene Habana Mirlo Philia Orfeo
 Liber pater Sevilla Fuí piedra
  ヘラルド・ヌニェス(フラメンコギター)
  ウルフ・ヴァケーニウス(アクースティックギター)
  セピージョ(パーカッション) カンクン(フラメンコ・カンテ)
  カルメン・コルテス(パルマ、ハレオ)
  イザベル・ヌニェス(パルマ、ハレオ)

価格 ¥2,350(本体価格) 

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『E.S.T. Symphony』

ACT Music ACT9034-2 jazz


「エスビョーンの音楽は過去のものと言ったりすれば、それは間違いだ。なぜなら、彼の音楽は今もそこにあるから」(ニルス・ランドグレーン)。アルバム『E.S.T. Symphony』は、「e.s.t.」として親しまれたピアノトリオの三人、エスビョーン・スヴェンソン Esbjörn Svensson、ダン・ベリルンド Dan Berglund、マグヌス・オーストレム Magnus Öström が作曲した音楽を、トリオではできないダイナミックで多彩なサウンドを「バンド+オーケストラ」により実現することをめざし制作されました。90人編成の王立ストックホルム・フィルハーモニックが本拠とするストックホルムのコンサートホールで行われたセッションには、ACT レーベルのアルバムでも知られるマリウス・ネセット Marius Neset、ヴェルネリ・ポホヨラ Verneri Pohjola、ユーハン・リンドストレム Johan Lindström、イーロ・ランタラ Iiro Rantala、そして e.s.t. のベリルンドとオーストレムが参加。ハンス・エーク Hans Ek の指揮するオーケストラと共演しました。

『E.S.T. Symphony』
 e.s.t. Prelude From Gagarin's Point of View
 When God Greated the Coffeebreak Seven Days of Falling
 Wonderland Suite Serenade for the Renegade
 Dodge the Dodo Eighthundred Streets by the Feet
 Viaticum Suite Behind the Yashmak
  王立ストックホルム・フィルハーモニック管弦楽団
  ハンス・エーク(指揮)
  マリウス・ネセット(サクソフォーン)
  ヴェルネリ・ポホヨラ(トランペット)
  ユーハン・リンドストレム(ペダルスティール)
  イーロ・ランタラ(ピアノ)
  ダン・ベリルンド(ベース)
  マグヌス・オーストレム(ドラム) 

録音 2016年6月10日–12日 コンセットヒュース(ストックホルム・コンサートホール)(ストックホルム、スウェーデン)
制作総指揮 ブルクハルト・ホッパー
録音 ラーシュ・ニルソン、ミケール・ダールヴィド、ヨアキム・ニルソン

価格 ¥2,350(本体価格) 

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『Sun Blowing』

ACT Music ACT9821-2 jazz


ノルウェーのサックス奏者マリウス・ネセット Marius Neset(1985–)、スウェーデンのベーシスト、ラーシュ・ダニエルソン Lars Danielsson(1958–)、デンマークのドラマー、モーテン・ロン(ルンド) Morten Lund(1972–)。コペンハーゲンを活動の本拠とするスカンディナヴィアのプレーヤー三人が、2012年、ドイツのジャズフェスティヴァル『Jazz Baltica(ジャズ・ばるティカ)』からの帰路、車中で同席したことがきっかけとなって実現したという「トリオ」共演。それぞれのオリジナル曲に、三人ゆかりのマイケル・ブレッカーのグループで演奏したことのあるドン・グロルニックのナンバーを加えたプログラムを1日のセッションで録音しています。

『Sun Blowing』
 Little Jump(Lars Danielsson) Sun Blowing(Lars Danielsson)
 Up North(Morten Lund) Salme(賛美歌)(Marius Neset)
 Folksong(Lars Danielsson) Evening Song for B(Morten Lund)
 Blå(ブルー)(Lars Danielsson) The Cost of Living(Don Grolnick)
  マリウス・ネセット(テナーサックス)
  ラーシュ・ダニエルソン(ベース)
  モーテン・ロン(ドラム) 

録音 2014年4月3日 ミルファクトリースタジオ(Millfactory Studio)(コペンハーゲン)
録音・ミクシング ボー・ラーセン

価格 ¥2,350(本体価格) 

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『透明人間』

ACT Music ACT9819-2 jazz


フィンランドのサックス奏者ユッカ・ペルコ Jukka Perko が、エレクトリックギターのヤルモ・サーリ Jarmo Saari とアクースティックギターのテーム・ヴィーニカイネン Teemu Viinikainen と結成したトリオ「アヴァラ(Avara)」のデビューアルバム。メンバーのオリジナル曲、エリック・クラプトン、ピーター・ガブリエルの歌のカバー、フォーレの《パヴァーヌ》。「エレクトリックギターとアクースティックギターが一緒に演奏したら何が生まれるか?」。
 
『透明人間(Invisible Man)』
 Invisible Man(Teemu Viinikainen)
 Like Father Like Son(Teemu Viinikainen/Jukka Perko)
 Tears in Heaven(Eric Clapton/Will Jennings)
 He Left The Road(Jukka Perko/Jarmo Saari/Teemu Viinikainen)
 Pimento(Teemu Viinikainen/Jukka Perko)
 Sweet Solitude(Teemu Viinikainen)
 Nameless Angel(Jukka Perko) Awakening(Jukka Perko)
 Helmi(Jarmo Saari) Open Door(Jarmo Saari/Jukka Perko)
 Don't Give Up(Peter Gabriel) Pavane(Gabriel Fauré)
  アヴァラ
   ユッカ・ペルコ(アルトサックス、ソプラノサックス)
   ヤルモ・サーリ(エレクトリックギター)
   テーム・ヴィーニカイネン(アクースティックギター) 

録音 2015年11月19日–20日 ハンザ・スタジオ(ベルリン)
制作 シギ・ロッホ
録音・ミクシング クラウス・ショイアマン 

価格 ¥2,350(本体価格) 

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『プレミア』

LAWO Classics LWC1099 SACD hybrid(Multichannel/stereo) classical/contemporary


ビョルン・ニューマン Björn Nyman(1977–)はスウェーデン系フィンランドのクラリネット奏者。ノルウェー国立音楽アカデミーでハンス・クリスチャン・ブレインとライフ・アルネ・ペーデシェン、南カリフォルニア大学でイェフダ・ジラードに師事しました。2002年クルーセル音楽祭の国際コンペティション、2003年 ARD 国際音楽コンペティション(ドイツ)、2005年カール・ニルセン国際コンペティションで第1位を獲得しています。ノルウェー放送管弦楽団とノルウェー室内管弦楽団の首席奏者を務め、リーソール、オスロ、コシュホルムの室内楽フェスティヴァルに参加、各国のオーケストラにソリストとして客演しています。フォレソー、ハドランと共演したバルトークの《コントラスト》(2L28SACD)の録音は、国際的にも高く評価されました。ヤン・エーリク・ミカルセン Jan Erik Mikalsen(1979–)のクラリネット協奏曲は、ニューマンとノルウェー放送管弦楽団の委嘱で作曲され、2010年1月16日、ノルウェー・オペラハウス(オスロ)で初演されました。 

『プレミア(Première)』-クラリネットのための協奏曲
クロード・ドビュッシー(1862–1918)
 ラプソディ第1番(1909 orch.1910)(クラリネットと管弦楽のための)
ヤン・エーリク・ミカルセン(1979–)*
 クラリネット協奏曲(2009)
ベルンハード・ヘンリク・クルーセル(1775–1838)
 クラリネット協奏曲第2番 ヘ短調 Op.5
  ビョルン・ニューマン(クラリネット)
  ノルウェー放送管弦楽団 オラリ・エルツ(指揮)
  トマス・スナゴー(指揮)* 

録音 2013年5月13日–16日、2014年11月10日–14日 ノルウェー放送(NRK)コンサートホール(オスロ)

価格 ¥2,450(本体価格) (特別価格)

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『オフィーリアたち:歌とともに水のほとりに死す

LAWO Classics LWC1098 contemporary/classical


ノルウェーの作曲家、長年にわたり視覚芸術と共同で作業を行っているヘンリク・ヘルステニウス Henrik Hellstenius の《セラ(Sera)》(Aurora ACD5024)に次ぐオペラ第2作。シェイクスピアの『ハムレット』に基づくセシーリエ・ローヴァイド Cecilie Løveid の台本に、導入(Intro)と第1場「Let’s Be Hopeless」から第13場「I’m a Little Happy」の音楽を作曲しました。この作品の第3場「やあ、オフィーリア」に基づく《やあ、オフィーリア(Hi Ophelia!)》の BIT20 アンサンブルによる演奏が、ヘルステニウスのポートレートアルバム『Readings of Mr. G』(Aurura ACD5047)に収録されています。

ヘンリク・ヘルステニウス(1963–)
 オペラ《オフィーリアたち:歌とともに水のほとりに死す
  (Ophelias: Death by Water Singing)》(2005)
  エリサベト・ホルメルツ(オフィーリア:ソプラノ)
  トーラ・アウゲスタ(ガートルード:ヴォーカル)
  アイヴァン・ラドロウ(ハムレット:バリトン)
  シリエ・アーケル・ヨンセン(森の娘:ソプラノ)
  ヤンナ・ヴェッテルグレーン(森の娘:メゾソプラノ)
  エッバ・リュード(森の娘:メゾソプラノ)
  チカーダ・アンサンブル クリスチャン・エッゲン(指揮) 

録音 2014年5月3日–10日 ノルウェー・オペラハウス(オスロ)
制作 ヴェーガル・ランドース
録音 トマス・ヴォルデン

価格 ¥2,350(本体価格) 

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『オスロ大聖堂のオルガン』

LAWO Classics LWC1103 classical



 『オスロ大聖堂のオルガン(The Organ of Oslo Cathedral)』
ヨハン・ゼバスティアン・バッハ(1685–1750)
 トッカータとフーガ ニ短調 BWV.565
エドヴァルド・グリーグ(1843–1907)
 組曲《ホルベアの時代から(Fra Holbergs tid)》 Op.40
  前奏曲(Praeludium) サラバンド(Sarabande)
  ガヴォット(Gavotte) アリア(Air) リゴドン(Rigaudon)
アーリル・サンヴォル(1895–1984)
 ノルウェー民謡「天の城を知っている」による変奏曲
 (Variations on the Norwegian Folk Tune "Eg veit i himmerik ei borg")
オスカル・リンドベリ(1887–1955)
 ダーラナの夏の牧舎の古い賛美歌(Gammal fäbodpsalm från Dalarna)
伝承曲(コーレ・ノールストーガ(1954–)編曲)
 バラ(Rosa)
マックス・レーガー(1873–1916)
 「暁の星のいと美しきかな」によるコラール幻想曲 Op.40-1
シャルル・グノー(1818–1893)
 J・S・バッハの前奏曲ハ長調による瞑想
  コーレ・ノールストーガ(オルガン)
 [オスロ大聖堂の Ryde & Berg オルガン(1998年)] 

録音 2015年2月11日–12日 オスロ大聖堂
制作 ヴェーガル・ランドース
録音 トマス・ヴォルデン

価格 ¥2,350(本体価格) 


『われらがイエスの四股』

LAWO Classics LWM010 classical/early music


ヴォクス・スカニエンシス Vox Scaniensis は、スウェーデンのヴォーカルアンサンブル。ペーテル・ヴァリーン Peter Wallin(1952–)が指揮者を務め、ルネサンス期から現代までの教会音楽を主なレパートリーに活動しています。 


ディートリク・ブクステフーデ(c.1637–1707)
 連作カンタータ《われらがイエスの四股(Membra Jesu nostri)》
  BuxWV.75
  ヴォクス・スカニエンシス ペーテル・ヴァリーン(指揮) 

録音 20135月1日–4日 エースレーヴ教会(エースレーヴ、スコーネ、スウェーデン)

価格 ¥2,350(本体価格)

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『ビゼー 管弦楽作品集』

Danacord DACOCD2286 classical


オーフス交響楽団 Aarhus Symfoniorkester は、ユラン半島にあるデンマーク第2の都市オーフスのオーケストラ。1935年、オーフス劇場付きオーケストラの延長としてオーフス市管弦楽団 Aarhus Byorkester の名前で創設され、カール・ニルセンやシベリウスの作品を録音したことでも知られるトマス・イェンセンが初代の首席指揮者を務めました。1983年から現在の名前。2007年8月、新築されたシンフォニーホールに本拠を移しました。オーフス市を中心にコンサート、室内楽、スクールコンサートを行い、ユラン・オペラのオーケストラとしても活動しています。2015年8月、フランスのマルク・スーストロ Marc Soustrot(1949–)が首席指揮者に就任。彼がマルメ交響楽団を指揮した、初録音の作品も含むサン=サーンスの交響曲シリーズ(Naxos 8.573138/8.573139/8.573140)が、最近、話題になりました。

ジョルジュ・ビゼー(1838–1875) 管弦楽作品集
 交響曲 ハ長調 《カルメン》組曲第1番
 《アルルの女》組曲第1番・第2番 Op.23
  オーフス交響楽団 マルク・スーストロ(指揮) 

録音 2016年6月6日–10日 オーフス・シンフォニーホール(オーフス、デンマーク)

価格 ¥2,450(本体価格) 

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『クラミ、エングルンド ヴァイオリン協奏曲』

Ondine ODE1278-2 classical


20世紀フィンランド、シベリウスの次の世代を代表する作曲家に挙げられるエングルンドとクラミの協奏曲。エングルンド  Einar Englund のヴァイオリン協奏曲は1981年の作曲。「全体的に、懐郷の情にひたるとさえいえるほど、心深く瞑想する気分の曲調。エングルンドの基本的に新古典的な性格の陰にロマンティックな一面の隠れていることが、みずみずしく茂るメロディに示される」(キンモ・コルホネン)。初演者カイヤ・サーリケットゥによる録音(Finlandia)がリリースされていました。クラミ Uuno Klami も、エングルンドと同じく、「ナショナル・ロマンティシズム」から離れたスタイルで作曲したひとり。ヴァイオリン協奏曲は、1943年にストックホルムで初演された後、楽譜が行方不明になり、1954年、作曲者自身の手で書き直されました。その際、終楽章を中心に変更が加えられ、後に初稿が発見されてからも、クラミ自身は新しい板のほうを好んだと言われます。ソロとオーケストラが「コンチェルタンテな緊張」を保つ第1楽章、古典的、ロマンティックともいえる伝統的な書法の第2楽章「アダージョ・マ・ノン・トロッポ」、元気よく、きびきびと進む終楽章。イルッカ・タルヴィ(Finlandia)に次ぐ録音。Ondine による新録音は、オーストリアのベンヤミン・シュミットがソロを担当、スウェーデンの指揮者、ヨウン・ノルダルの管弦楽作品をアイスランド交響楽団と録音(ODE1282-2)したユハンネス・グスタフソン Johannes Gustafsson(1975–)が、首席指揮者に就任したオウル交響楽団を指揮して共演しています。
 
エイナル・エングルンド(1916–1999)
 ヴァイオリン協奏曲(1981)
ウーノ・クラミ(1900–1961)
 ヴァイオリン協奏曲(1943 rev.1954)
  ベンヤミン・シュミット(ヴァイオリン)
  オウル交響楽団 ユハンネス・グスタフソン(指揮)

録音 2015年5月8日–9日(エングルンド)、2016年3月4日–5日(クラミ) マデトヤ・ホール(オウル、フィンランド)
制作・編集 セッポ・シーララ
録音 エンノ・マエメツ 

価格 ¥2,350(本体価格) 

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