2017年9月

『2台のチェンバロのための協奏曲』

Aeolus AE10087 SACD hybrid(Multichannel/stereo) classical/early music


フィンランドのチェンバロ奏者、アーポ・ハッキネン Aapo Häkkinen(1976–)とヘルシンキ・バロック管弦楽団によるバッハのチェンバロ協奏曲シリーズ。第1集(AE10057)、第2集(AE10068)につづく新録音は、「2台のチェンバロ、弦楽と通奏低音のため」の3曲の協奏曲。ハッキネンが師事したフランスのピエール・アンタイの共演。2台のチェンバロのために書かれたヴィルヘルム・フリーデマンの《二重奏曲(Duet)》が合わせて収録されました。

ヨハン・ゼバスティアン・バッハ(1685–1750) 
 2台のチェンバロのための協奏曲第1番 ハ短調 BWV.1060 
 2台のチェンバロのための協奏曲第2番 ハ長調 BWV.1061 
 2台のチェンバロのための協奏曲第3番 ハ短調 BWV.1062 
ヴィルヘルム・フリーデマン・バッハ(1710–1784)  
 二重奏曲 ヘ長調 Fk.10(2台のチェンバロのための)
  ピエール・アンタイ(チェンバロ)
  アーポ・ハッキネン(チェンバロ、指揮) 
  ヘルシンキ・バロック管弦楽団

録音 2014年

来日記念特別価格 ¥2,500(本体価格)(通常価格 2,700円)

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『ヴォスレフ 室内楽作品集 第4集』

LAWO Classics LWC1130 contemporary/classical


ベルゲンの作曲家、ヴォスレフ Ketil Hvoslef の室内音楽をベルゲンの音楽家たちが演奏するシリーズの第4集。これまでのアルバムと同じように「古典的」アンサンブルの作品にユニークな楽器編成の作品を交えた4曲のプログラムが組まれました。ヴォスレフが「ポップピアニスト」だった若い時代を垣間見せる、ストラヴィンスキーの影響のはっきりした《六重奏曲》(ヴァイオリン、オーボエ、トランペット、トロンボーン、チェロとファゴットのための)。6本のビール瓶(「もちろんブランドは "Hansa(ハンザ)"」)を2つのヴァイオリンと共演させた小品《北欧対位法》。「私の作品カタログ中、もっとも不安を煽る作品のひとつ」《ベートーヴェン三重奏曲》と、4つの弦楽器とピアノの可能性を極限まで追求、緊迫感の強い表現をめざした《ピアノ五重奏曲》。「古典的」編成の2曲は、ヴォスレフの書いたもっともセンセーショナルな音楽として挙げられる作品です。「ヴォスレフの室内楽作品38曲を9枚のアルバムに録音」の企画を考えたヴァイオリニストのリカルド・オドリオソーラ Ricardo Odriozola とピアニストのアイナル・ロッティンゲン Einar Røttingen を中心とする、グリーグ・アカデミーで教える音楽家とベルゲン・フィルハーモニックのメンバーによる演奏。

『ヴォスレフ 室内楽作品集 第4集』
シェティル・ヴォスレフ(1939–)
 六重奏曲(Sekstett)(1972)
 ベートーヴェン三重奏曲(Beethoventrio)(1997)
 (クラリネット、チェロとピアノのための)
 ヴァイオリンと瓶のための北欧対位法
 (Nordisk kontrapunkt for feler og flasker)(1973)
 ピアノ五重奏曲(Klaverkvintett)(2003/07)
  ハンネヴォル・スタイナル(オーボエ)
  ジェームズ・ラッセン(ファゴット)
  ブリット・ペルニッレ・リンドヴィーク(トランペット)
  ホーヴァル・サンネス(トロンボーン)
  リカルド・オドリオソーラ(ヴァイオリン)
  ヨン・エーデ(チェロ)
  アイナル・ロッティンゲン(ピアノ)
  ホーコン・ニルセン(クラリネット)
  ヨースタイン・グーネシェン("Hansa" ビール瓶)
  マラ・スミュクセ(ヴァイオリン)
  イルゼ・クリャーヴァ(ヴィオラ)

録音 グンナル・セーヴィグ・ホール、グリーグ・アカデミー(ベルゲン、ノルウェー)
制作 ヴェーガル・ランドース
録音 トマス・ヴォルデン

価格 ¥2,350(本体価格)

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『クロノトープ(Chronotope)』

LAWO Classics LWC1129 contemporary/classical


《クロノトープ》は、ノルウェー・アーツカウンシル Norsk Kulturråd がフレードリク・フォシュのためクルーセに委嘱したクラリネット協奏曲。「曲名の《クロノトープ》は、ロシアの哲学者ミハイル・バフチンが、言語に現れ、会話の中で経験される『時間と空間(”chronos” and “topos”)』の概念を述べるために使った用語。この言葉は、音楽と音楽体験の表現にも適用できると思う」(クルーセ)。3つの部分から構成、演奏時間約46分の作品です。2016年1月20日、オスロ・フィルハーモニックの共演で初演され、その半年後、オスロ・コンサートホールで録音のためのセッションが行われました。

[プロフィール]
ノルウェーの作曲家ビョルン・クルーセ Bjørn Kruse は、1946年ロンドン生まれ。UCLA(カリフォルニア州立大学ロサンジェルス校)とノルウェー国立音楽アカデミーで学び、1976年から2013年まで、作曲、編曲、ジャズ編曲、ジャズ史、ポップミュージック史をアカデミーで教え、アカデミーのジャズ・アンサンブルのリーダーも務めました。オペラ、管弦楽曲、室内楽、代表作のひとつに挙げられる《冬の歌(Song for Winter)》(Aurora ACD5000)をはじめとする合唱曲など、150を超す作品を書いています。クラリネット奏者フレードリク・フォシュ Fredrik Fors(1973–)は、スウェーデンのボルレンゲ生まれ。ボルレンゲ音楽学校で学び、1988年、ヘルシングボリ交響楽団のコンサートでソリストとしてデビュー。ノルショーピング交響楽団を経て、1995年からオスロ・フィルハーモニックの首席奏者を務めています。

ビョルン・クルーセ(1946–)
 クラリネット協奏曲《クロノトープ(Chronotope)》
  フレードリク・フォシュ(クラリネット)
  オスロ・フィルハーモニック管弦楽団 
  クリスチャン・エッゲン(指揮)

録音 2016年 オスロ・コンサートホール(オスロ、ノルウェー)
制作 ヴェーガル・ランドース
録音 トマス・ヴォルデン
 
価格 ¥2,350(本体価格)

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『バルトーク 管弦楽のための協奏曲』

Chandos CHSA5189 SACD hybrid(Multichannel/stereo) classical


メルボルン交響楽団と《中国の不思議な役人》《弦楽器、打楽器とチェレスタのための音楽》を録音(CHSA5130)したエドワード・ガードナーのバルトーク。第2作では、彼が首席指揮者を務めるベルゲン・フィルハーモニックを指揮、《管弦楽のための協奏曲》など4曲を演奏しています。カナダのヴァイオリニスト、ジェームズ・エーネスがソロを弾く《ヴァイオリンと管弦楽のためのラプソディ第1番》は、別エンディングによる第2部が合わせて収録されました。

ベーラ・バルトーク(1881–1945)
 管弦楽のための協奏曲 BB.123
 ヴァイオリンと管弦楽のためのラプソディ第1番 BB.94B *
 ヴァイオリンと管弦楽のためのラプソディ第1番 - 第2部(別エンディング) *
 ヴァイオリンと管弦楽のためのラプソディ第2番 BB.96B •
 舞踏組曲 BB.86A
  ベルゲン・フィルハーモニック管弦楽団
  エドワード・ガードナー(指揮)
  ジェームズ・エーネス(ヴァイオリン) * 

価格 ¥2,450(本体価格)(特別価格)

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『サン=サーンス チェロと管弦楽のための作品集』

Naxos 8.573737 classical


マルメ交響楽団と首席指揮者マルク・スーストロ Marc Soustrot(1949–)によるサン=サーンスの管弦楽作品シリーズ。交響曲と管弦楽曲、ロマン・デシャルムがソロを弾いたピアノ協奏曲につづき、チェロと管弦楽のための作品集が制作されました。『管楽器とピアノのための作品』(Kontrapunkt 32062/63)と同様、ロマンティックな情趣をもち、高雅な趣味の感じられる音楽。ガブリエル・シュヴァーベ Gabriel Schwabe(1988–)はベルリン生まれ。ベルリン芸術大学でカタリン・イレア、2008年から2013年にかけてクロンベルク・アカデミーでフランス・ヘルメションの下で学び、ヤーノシュ・シュタルケル、ゲーリー・ホフマン、ギドン・クレーメルたちのマスタークラスに参加しました。サン=サーンスの作品集は、ニコラス・リンマーと共演したブラームスの作品集に次ぐアルバム。1600年頃にブレシアで製作されたイタリアの楽器を弾いています。

カミーユ・サン=サーンス(1835–1921)
 チェロ協奏曲第1番 イ短調 Op.33(1872)
 ロマンス ヘ長調 Op.36(チェロと管弦楽のための版)(1874)
 組曲 ニ短調 Op.16b(チェロと管弦楽のための版)(1919)
  前奏曲 セレナード ガヴォット ロマンス タランテッラ
 アレグロ・アパッショナート ロ短調 Op.43
 (チェロと管弦楽のための版)(1873/76)
 チェロ協奏曲第2番 ニ短調 Op.119(1902)
 組曲《動物の謝肉祭》- 白鳥
 (ポール・ヴィダル(1863–1931)編曲)(1886/c.1903)
  ガブリエル・シュヴァーベ(チェロ)
  マルメ交響楽団 マルク・スーストロ(指揮)

録音 2016年8月8日–13日 マルメ・コンサートホール(マルメ、スウェーデン) 

価格 ¥1,100(本体価格)

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Our Select

『ローマーの空白(Romer's Gap)

Ondine ODE1305-2 contemporary/classical


オッリ・ヴィルタペルコ Olli Virtaperko は、フィンランド、エスポー生まれ。エディンバラ大学のピーター・ネルソンとシベリウス・アカデミーのタピオ・ネヴァンリンナの下で学び、作曲法と作曲理論の修士号を取得、シベリウス・アカデミーのマルック・ルオラヤン=ミッコラにバロックチェロを教わりました。バロック音楽、ビッグバンド・ミュージック、モダニズム、電子楽器を使った音楽と、さまざまなジャンルを織り交ぜた多彩なスタイルが彼の音楽の特色です。1995年、バロック楽器で今日の音楽を演奏する室内楽グループ「Ensemble Ambrosius(アンサンブル・アンブロージアス)」を友人たちと創設、リーダーを務め、フランク・ザッパの音楽を演奏した『ザッパ・アルバム(The Zappa Album)』(2000)(BIS NL-CD5013)を制作しました。

ヴィルタペルコの3つの協奏曲。「原始的な四肢動物とその後の時代の生物とを隔てる、化石記録のない、数千万年の『空白』」。《ローマーの空白》は、アンプリファイド・チェロ(電気的に増幅されたチェロ)が小管弦楽と共演、メタル・バンド「アポカリプティカ」でチェロを弾くペルットゥ・キヴィラークソ Perttu Kivilaakso のために作曲された作品です。ヨーナタン・ラウティオラ Joonatan Rautiola のバリトンサックスの「大きな幅のある重音とソロ楽器としての音色の可能性に魅せられて」書いたという《Multikolor》。《Ambrosian Delights》は、クニフォニウム(真空管アナログ・シンセサイザー)とバロック・オーケストラのための作品として書かれ、2015年に「室内管弦楽」版が作られました。「エネルギッシュ、表現的な」〈Fat and Filth〉、「緻密で、もろい」〈パッサカリア(Amborosian Delights)〉、「ベースラインの達人たちへの深い敬意を表した」〈パッサカリア(Passacaglia)〉、「妥協のないモダニズムから、グルーヴィング・ジャズとプログレッシヴ・ロックへ」の〈More is More〉の4つの楽章が「アタッカ」で演奏されます。

『ローマーの空白』
オッリ・ヴィルタペルコ(1973–)
 ローマーの空白(Romer's Gap)(2016)
 (アンプリファイド・チェロとシンフォニエッタのための)
 Multikolor(2014)
 (バリトン・サクソフォーンと小室内管弦楽のための)
 Ambrosian Delights(2013 rev.2015)
 (クニフォニウムと室内管弦楽のための)
  ペルットゥ・キヴィラークソ(アンプリファイド・チェロ)
  ヨーナタン・ラウティオラ(バリトン・サクソフォーン)
  ヨンテ・クニフ(クニフォニウム)
  ユヴァスキュラ・シンフォニア
  ヴィッレ・マトヴェイェフ(指揮)

録音 2016年11月21日–22日 マルッティ・タルヴェラ・ホール(ミカエリ)(ローマーの告白)、2017年3月31日–4月2日 JAMK 応用科学大学、ハンニカイッサリ・ホール(ユヴァスキュラ、フィンランド)

価格 ¥2,350(本体価格)

Olli Virtaperko Official Website
"Romer's Gap"
"Multikolor" 
"Ambrosian Delights"

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『シベリウス 交響詩と歌曲』

Ondine ODE1289-5 SACD hybrid(Multichannel/stereo) classical


フィンランド放送交響楽団と首席指揮者のハンヌ・リントゥ Hannu Lintu(1967–)のシベリウス。交響曲とならぶ重要なレパートリー、交響詩、音詩と呼ばれる作品群から《タピオラ》と《ある伝説(En saga)》、そして、「8つの歌曲」が合わせて録音されました。《タピオラ》は、シベリウスが手がけた最後の交響詩です。「果てしなく広がる、北の国の鬱蒼とした森 荒涼とした夢に抱かれ、太古の謎を秘めて 森の偉大な神が住み 木陰で森の精が不思議を紡ぐ」。猛り狂って森を吹き抜ける風が強い印象を与える音楽です。「伝説」あるいは「おとぎ話」を意味するスウェーデン語の曲名を与えられた《ある伝説》は、このジャンルの最初の作品です。リントゥとフィンランド放送交響楽団が録音した、叙事詩『カレヴァラ』を題材にした《レンミンカイネン》《ポホヨラの娘》(ODE1262-5)と異なり、特定のプログラムをもたない、「心のありかたの表現」(シベリウス)。「8つの歌曲」は、シベリウス自身による編曲版がなく、フィンランド放送交響楽団とリントゥが、《赤い線》や《クッレルヴォ》などのオペラで知られるアウリス・サッリネン Aulis Sallinen にオーケストレーションを委嘱した版で歌われます。2015年12月6日、フォン・オッター Anne Sofie von Otter のソロで初演、翌年5月、このアルバムのための録音が行われました。

ジャン・シベリウス(1865-1957)
 交響詩《タピオラ(Tapiola)》 Op.112(1926)
 音詩《ある伝説(En saga)》Op.9(1892 rev.1902)
ジャン・シベリウス(1865-1957)
(アウリス・サッリネン(1935–)オーケストレーション)
 二輪のばら(De bägge rosorna) Op.88-2
 アネモネ(Sippan) Op.88-4
 秘密同盟(Dold förening) Op.86-3
 岸辺のトウヒの木の下で(Under strandens grannar) Op.13-1
 くちづけの願い(Kyssens hopp) Op.13-2
 彼女の便り(Hennes budskap) Op.90-2
 だが、私の小鳥は姿を見せない
 (Men min fågel märks dock icke) Op.36-2
 狩人の少年(Jägargossen) Op.13-7
  アンネ・ソフィ・フォン・オッター(メゾソプラノ)
  フィンランド放送交響楽団 ハンヌ・リントゥ(指揮)

録音 2016年5月(Tapiola, Songs)、12月(En saga) ミュージックセンター(ヘルシンキ、フィンランド)
制作 ラウラ・ヘイキンヘイモ(Tapiola, Songs)、セッポ・シーララ(En saga)
録音 アンティ・ポホヨラ(Yle)(Tapiola, Songs)、アンナ=カイサ・ケムッピ(Yle)(En saga)、エンノ・マエメツ
 
価格 ¥2,350(本体価格)

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『カレヴィ・アホ 協奏曲と室内楽曲』

BIS SACD2216 SACD hybrid(5.0 surround/stereo) contemporary/classical


カレヴィ・アホ Kalevi Aho は、フィンランド南部のフォルッサ生まれ。シベリウス・アカデミーでラウタヴァーラ、ベルリンのボリス・ブラッハーに作曲を学びました。《虫の生活》をはじめとする5曲のオペラ、16曲の交響曲など、大規模な管弦楽作品と、室内楽、声楽のための作品を中心とする作曲活動を行っています。

《ソプラノ・サクソフォーンと室内管弦楽のための協奏曲》は、2016年までにアホが完成させた28曲の協奏曲のひとつ。ラップランド室内管弦楽団がアンデシュ・パウルソンのために委嘱、2014年秋から2015年の2月にかけて作曲されました。「ソプラノ」の誘いかけるような旋律をもつ長い序奏に始まる〈インヴォカティオ(祈り)-プレスト-カデンツァ〉、「ネバーエンディング」の旋律が「神秘」を語る〈ミステリオーゾ、ラルゴ〉、「ヴィルトゥオーゾ」のパッセージから「沈黙」へと消えゆく〈アレグレット・マルカート-プレスト-クワジ・エピローゴ〉の3楽章。ソリストのアンデシュ・パウルソン Anders Paulsson(1961–)は、スウェーデンのサクソフォーン奏者です。マンハッタン音楽学校、ストックホルムの王立音楽大学、ボルドーの音楽院で学び、クラシカル、ジャズ、ワールド・ミュージックのプレーヤーとして活動。珊瑚礁と熱帯雨林を保護する基金に捧げられた合唱曲《ダニュガン・サンクチュアリ》などの作曲でも知られます。彼はソプラノサックスのトップランナーと目され、アホの作品の他、アメリカのジュディス・クラウドやスウェーデンのロルフ・マッティンソンたちも彼の楽器のために協奏曲を作曲しています。

《木管楽器とピアノのための五重奏曲》は、ドイツ、ロットヴァイル夏の音楽祭の芸術監督を務めるオーボエ奏者のインゴ・ゴリツキのために作曲された作品です。モーツァルトの《五重奏曲 変ホ長調》(K.452)と同じ「オーボエ、クラリネット、ファゴット、ホルン、ピアノ」の編成。〈トランクィッロ-アレグレット・オンデッジャンテ(やや速く、波立って)〉〈トッカータ〉〈ノクトゥルノ〉〈ブルレスコ〉の4楽章から構成されています。《ソロ I》は、ファゴットのための《ソロ V》(BIS SA2206)など、これまでに12曲が書かれた一連の「独奏曲」の最初の作品。ゆったりした序奏につづく「プレスト」の音楽に、原始的で鋭利なリズムによる手法にストラヴィンスキーの影がうかがえる、シベリウス・アカデミーでアホが作曲とともに学んだ楽器「ヴァイオリン」のヴィルトゥオーゾ性の高い小品です。

カレヴィ・アホ(1949–)
 ソプラノ・サクソフォーンと室内管弦楽のための協奏曲(2014–15)
  アンデシュ・パウルソン(ソプラノ・サクソフォーン)
  ラップランド室内管弦楽団 ヨン・ストゥールゴールズ(指揮)
 木管楽器とピアノのための五重奏曲(2013)
  ヴァイノ・ヤルカネン(ピアノ)
  ラップランド室内管弦楽団員
   マルック・モイラネン(オーボエ)
   ペッカ・ニスカネン(クラリネット)
   アンタル・モイゼル(ファゴット)
   イルッカ・ププッティ(ホルン)
 ソロ I(Solo I)(1975)(ヴァイオリンのための)
  ヤーコ・クーシスト(ヴァイオリン)

録音 2015年11月 コルンディ文化の家(ロヴァニエミ、フィンランド)(協奏曲、五重奏曲)、2017年4月 カレヴィ・アホ・ホール(ラハティ、フィンランド)(ソロ)
制作 ハンス・キプファー
録音 アンドレーアス・ルーゲ(協奏曲、五重奏曲)、ハンス・キプファー(ソロ)
 
価格 ¥2,650(本体価格)

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『フィンランドのピアノ四重奏曲』

Telos Music TLS228 classical


20世紀前期フィンランドのピアノ四重奏のための作品。イルマリ・ハンニカイネン Ilmari Hannikainen は、同世代のパルムグレンと同じく、ピアニストとしても名を知られた作曲家のひとり。ナショナル・ロマンティシズムと後期ロマンティシズムから印象主義へと向かうスタイルで、ピアノソナタ、2曲のピアノ協奏曲、《幻想的変奏曲》に代表されるピアノのための作品、歌曲と合唱曲、「フォークオペラ」の《村の踊り》などを作曲。《ピアノ四重奏曲 嬰ヘ短調》は、《弦楽四重奏曲 嬰ヘ短調》とともに、彼が手がけた室内楽の大作のひとつです。ヘルヴィ・レイヴィスカ Helvi Leiviskä は、第二次世界大戦後に作曲した3曲の交響曲でフィンランド音楽史に名前を刻みました。《ピアノ四重奏曲 イ長調》は、彼女がエルッキ・メラルティンの下で作曲を学んでいたころに作曲した、印象主義の色彩の濃い作品です。アルマス・ラウニス Armas Launis は、オペラ《アスラク・ヘッタ》(Ondine ODE1050-2D)をはじめとする8つのオペラに情熱を注いだことで知られます。《夜想曲》は、《ピアノ四重奏曲 ト短調》やその他の小品とともに「アーカイヴに眠っていた」作品です。「ひたすら夢の世界に沈み、沈黙のうちに消えていく」(テルヒ・ドスタル)。ドイツのヴァイオリニスト、ニーナ・カルモン Nina Karmon と、イギリス出身、シュターツカペッレ・ドレスデンのヴィオラ奏者のルーク・タレル Luke Turrell。ロイ・ルオッティネン Roi Ruottinen は、シベリウス・アカデミーでマッティ・ロウシ、王立デンマーク音楽アカデミーでトゥールレイフ・テデーエンに学び、トゥルク・フィルハーモニック管弦楽団のソロ・チェロ奏者を務めています。ピアニストのテルヒ・ドスタル Terhi Dostal もフィンランドの音楽家。ゲルギエフ指揮キーロフ管弦楽団と共演してキャリアをスタートさせました。ベルリン在住。

『フィンランドのピアノ四重奏曲』 
イルマリ・ハンニカイネン(1892–1955)
 ピアノ四重奏曲 嬰ヘ短調 Op.2(1913) 
ヘルヴィ・レイヴィスカ(1902–1982)
 ピアノ四重奏曲 イ長調 Op.1(1926 rev.1935) 
アルマス・ラウニス(1884–1959)
 夜想曲(Nocturno)(ピアノ四重奏のための) 
  ニーナ・カルモン(ヴァイオリン)
  ルーク・タレル(ヴィオラ)
  ロイ・ルオッティネン(チェロ) 
  テルヒ・ドスタル(ピアノ)

録音 2014年11月10日–15日 フィンランド放送(YLE) スタジオ M2(ヘルシンキ)
 
価格 ¥2,100(本体価格)

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『Pastor'n』

Losen Records LOS167-2 jazz


アイナル・イーヴェシェン Einar "Pastor'n" Iversen(1930–)。「ノルウェー・ジャズ史を代表するピアノのスター。オスロで育ち、ロルフ・リングネス、アルトゥール・シュナーベル、フィン・モッテンセンにクラシカル・ピアノを学び、1949年にジャズ・シーンで活動を開始。ニューヨークの「バードランド」でディジー・ギレスピーと共演、アンソニー・オルテガ、MJQ ともプレー。メトロポリタン・ジャズクラブの常連。デクスター・ゴードン、コールマン・ホーキンズ、ジョニー・グリフィンたちと共演。ノルウェー・ジャズ最高の栄誉 "Buddy" 賞を28歳で受賞。2006年、聖オラヴ第1級騎士章を授与。"pastor"(牧師)の子に生まれたことから "Pastor'n(Pastoren)"(The Pastor)のニックネームで呼ばれる」。イーヴェシェンと1990年代から共演してきたベーシストのティーネ・アスムンセン Tine Asmundsen(1963–)が、多くのインスピレーションを与えてくれた「師」への「お返し」として制作したアルバム『Pastor'n』。《スウェーデンの白夜》、バラードの《Lill i Utsiktsveien 16a》、イーヴェシェンの生まれたマンデルにある、きめの細かい砂の海岸を曲名にした《ショーサンデン》。11曲、すべてイーヴェシェンの作品です。2017年6月、ヤン・エーリク・コングスハウグ Jan-Erik Kongshaug のレインボースタジオで行われた2日間のセッションで録音されました。

アスムンセン & Co. - 『Pastor'n』
 Swedish White Nights(Einar Iversen)
 Danae(Einar Iversen) Lill i Utsiktsveien 16a(Einar Iversen)
 Judith 2(Einar Iversen)
 Rufus sover(ルーファスは眠る)(Einar Iversen)
 Armida(Einar Iversen)
 Sjøsanden(ショーサンデン)(Einar Iversen)
 Eurasian Goodies(Einar Iversen)
 Bokfink(ズオアオドリ)(Einar Iversen)
 Spettmeis(ゴジュウカラ)(Einar Iversen)
 GEA(Einar Iversen)
  ティーネ・アスムンセン(ベース)
  ヴィーダル・ヨハンセン(テナーサックス)
  マグヌス・オーネスタ・オーセト(トランペット、
   フリューゲルホルン)
  ルネ・クラーケグ(ピアノ)
  テリエ・エンゲン(ドラム) 

録音 2017年6月18日–19日 レインボースタジオ(オスロ)
制作 ティーネ・アスムンセン、ヴィーダル・ヨハンセン
録音 ヤン・エーリク・コングスハウグ 

価格 ¥2,350(本体価格)

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『Tamanoar(オオアリクイ)』

Losen Records LOS177-2 jazz


オスロの南西約130キロにあるシーエン Skien(1814年まで “Scheen”)のシーエン・ジャズオーケストラ Scheen Jazzorkester の『雪のかけら(Fjon)』(LOS153-2)につづくアルバム。芸術監督のルネ・クラーケグ Rune Klakegg(1955–)の作曲と編曲のナンバーを演奏した前作。新しいアルバムではバンドのサックス奏者、ヨン・オイスタイン・ロースラン Jon Øystein Rosland の作曲したナンバーが特集されます。「もし私が庭にオオアリクイを飼っていて、ヤツが踊りたがるとしたら、それは、どんな響きになるだろう?」。クラーケグのアコーディオンが「巣を張る」ことから始まる《クロゴケグモ》。「都市」生活の複雑さを検証。かつて「蛇の油」を万能薬と称してことば巧みに売りつけた「山師」。インド洋にあったとされながら誰も見つけることのできない「レムリア大陸」で「道に迷う」って?。アンドレ・カッセンのソプラノサックスが高く、自由に飛翔する、希望にみちた《Habitable》。日本人の美意識「ワビサビ」。ロースランの自在なイマジネーションが生んだジャズ・ナンバー10曲。レインボースタジオでの録音です。

 『Tamanoar(オオアリクイ)』
 Snake Oil(Jon Øystein Rosland)
 Oppdium(城塞都市)(Jon Øystein Rosland)
 Lost in Lemuria I(Jon Øystein Rosland)
 Sjarlatan(山師)(Jon Øystein Rosland)
 Latrodectus(クロゴケグモ)(Jon Øystein Rosland)
 Lost in Lemuria II(Jon Øystein Rosland)
 Habitable(Jon Øystein Rosland)
 Wabi Sabi(ワビサビ)(Jon Øystein Rosland)
 Lost in Lemuria III(Jon Øystein Rosland)
 Tamanoar(オオアリクイ)(Jon Øystein Rosland)
  シーエン・ジャズオーケストラ
   アンドレ・カッセン(ソプラノサックス)
   ボルゲ=アーレ・ハルヴォシェン(フルート、アルトサックス)
   ヨン・オイスタイン・ロースラン(テナーサックス)
   リーネ・ビョルノル・ロースラン(バスクラリネット)
   フィン・アルネ・ダール・ハンセン(トランペット)
   トマス・ユーハンソン(トランペット)
   ベネディクテ・フォレッグ・ホル(トロンボーン)
   マグネ・ルートレ(トロンボーン)
   オースゲイル・グロング(バストロンボーン)
   ルネ・クラーケグ(ピアノ、シンセサイザー、アコーディオン)
   ヤン・オラヴ・レンヴォーグ(ベース)
   アウドゥン・クライヴェ(ドラム) 

録音 2017年1月27日–29日 レインボースタジオ(オスロ)
制作 アイオルフ・ダーレ
録音 ヤン・エーリク・コングスハウグ 

価格 ¥2,350(本体価格)

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『ブラームス 交響曲第2番』

Profil PH17057 classical


ユッカ=ペッカ・サラステ Jukka-Pekka Saraste(1956–)と彼が首席指揮者を務めるケルンWDR交響楽団 WDR Sinfonieorchester Köln のライヴ録音シリーズ。第1番と第3番の交響曲(PH13028)(2013年)につづくブラームスの第2作は、交響曲第2番と《ハイドンの主題による変奏曲》。前のアルバムでは、大仰な音楽に作られがちな第1番の交響曲を簡明直截に表現、自然な姿で示される「ブラームス」が好意をもって受け止められました。牧歌的とも言われそうな明るい気分(「憂鬱すぎて、そのもの悲しさが聞き取れないかもしれない」)の「ニ長調」の交響曲。「聖アントニウスのコラール」を主題とする8つの変奏と「パッサカリア」の終曲から構成される《ハイドンの主題による変奏曲》。2017年夏のコンサートの録音です。

ヨハネス・ブラームス(1833–1897)
 交響曲第2番 ニ長調 Op.73
 ハイドンの主題による変奏曲(Variationen über ein Thema von Haydn)
  Op.56a
  ケルン WDR 交響楽団 ユッカ=ペッカ・サラステ(指揮)

録音 2017年7月11日–15日 ケルン・フィルハーモニー(ライヴ) 
制作 ギュンター・ヴォッラスハイム
録音 マーク・ホーン

価格 ¥2,350(本体価格)

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『わたしの愛も(So is my love)』

2L 2L140SABD Pure Audio Blu-ray + SACD hybrid(5.0 surround/stereo) contemporary/classical


『不滅のニューステット(Immortal Nystedt)』(2L29SACD)と『KIND』(2L076SABD)が「グラミー賞」の最優秀合唱部門と最優秀サラウンドサウンドの2部門にノミネートされた、オスロの室内合唱団「アンサンブル 96(Ensemble 96)」の新しいアルバム。「信仰によって目覚める愛、生まれつき私たちの心のうちにある愛」。「愛、愛されるもの」をテーマに愛の意味と意識が歌われます。マッティン・オーデゴール Martin Ødegaard は、ノルウェー、テレマルク地方の湖畔に住み作曲活動する作曲家です。《わたしを愛して》は、トマス・タリスの《わたしを愛しているならば》、トレスフィヨルドの山の歌、オステルダーレンの《キリエ》、テュスフィヨルドの伝承歌に基づき、「古いものと新しいもの」を統合する作品に作られました。『旧約聖書』の『ソロモンの雅歌』は、豊かな修辞技法をもち、古くから合唱曲や歌曲の素材として使われます。ノルウェーのデュールード Torbjørn Dyrud が作曲した3つの《愛の歌》(第1番「わたしはシャロンのばら」、第2番「わたしの妹、花嫁は、閉ざされた園」、第3番「わたしを刻みつけてください」)と、フランスのダニエル=ルシュール Jean-Yves Daniel-Lesur の《ソロモンの雅歌(Le Cantique des Cantiques)》から選んだ〈恋しい人の声が聞こえます〉と〈シュラムのおとめ〉。これらの曲は、他の作曲家の作品の合間で歌われ、アルバムの「かがり糸」の役割を担っています。デュールードの《花束を手に》はヘンリク・ヴェルゲランの詩、《笑いの歌》はウィリアム・ブレイクの詩がテクストです。シュトックハウゼン Karlheinz Stockhausen の《ドリスのための合唱曲集(Chöre für Doris)》の第2曲〈かわいそうな若い羊飼い〉はポール・ヴェルレーヌの詩に、ノルウェーのフランク・ハーヴロイ Frank Havrøy の《冬の夢》はアルチュール・ランボーの詩に作曲されました。ニーナ・T・カールセン Nina T. Karlsen(1983–)は、トンスベルグ大聖堂の聖歌隊指揮者。2011年から「アンサンブル 96」の指揮者とアーティスティック・リーダーを務め、これが「アンサンブル 96」の指揮者としてのデビューアルバムです。リレハンメル生まれ、ノルウェー国立音楽アカデミーで学び、ヴァイオリンとハリングフェレのプレーヤーとして活動するマーリ・シャイエン・ヨーネス Mari Skeie Ljones(1982)が共演しています。 

『わたしの愛も(So is my love)』
マッティン・オーデゴール(1985–)
 わたしを愛して(Love me)
トルビョルン・デュールード(1974–)
 愛の歌 I(Lovesongs I) 愛の歌 II(Lovesongs II)
 愛の歌 III(Lovesongs III) 花束を手に(Med en bukett)
 笑いの歌(Laughing song)
ジャン=イヴ・ダニエル=ルシュール(1908–2002)
 恋しい人の声が聞こえます(La Vois du Bien-Aimé)
 シュラムのおとめ(La Sulamite)
カールハインツ・シュトックハウゼン(1928–2007)
 かわいそうな若い羊飼い(Armer junger Hirt)
フランク・ハーヴロイ(1969–)
 冬の夢(Rêve pour l’hiver)
  アンサンブル 96 ニーナ・T・カールセン(指揮)
  マーリ・シャイエ・ヨーネス(フィドル)

録音 2016年9月 ウラニエンボルグ教会(オスロ、ノルウェー)
制作・バランスエンジニアリング モッテン・リンドベルグ
録音 ビアトリス・ヨハンネセン、イェルムン・スコーグ

[DXD(24bit/352.8kHz)録音]
[Blu-ray: 5.0 DTS-HD MA(24bit/192kHz), 2.0 LPCM(24bit/192kHz), 9.0 Auro-3D(96kHz), 9.0 Dolby Atmos(48kHz), mShuttle: MP3 + MQA, Region ABC]
[SACD DXD(5.0 surround 2.8224 Mbit/s/ch, 2.0 stereo 2.8224 Mbit/s/ch)/CD 2.0 stereo(16 bit/44.1 kHz)/MAQ CD]

価格 ¥3,900(本体価格)

5.0 DTS–HD MA, 9.0 Auro-3D, 9.0 Dolby Atmos と 2.0 LPCM の音声を収録した Pure Audio Blu-ray ディスクと、SACD ハイブリッドディスクをセットにしたアルバムです。Pure Audio Blu–ray ディスクにはインデックスを除き映像は収録されていません。SACD ハイブリッドディスクは通常のCDプレーヤーでも再生できますが、Pure Audio Blu-ray ディスクは Blu–ray プレーヤーもしくは Blu–ray 対応のPCをお使いください。

[2L レーベルについて] 

「2L」は、ノルウェー、オスロに本拠をおくインディペンデント・レーベルです。世界で初めてブルーレイ・オーディオのアルバムを制作。2008年リリースの最初の Pure Blu-ray アルバム、トロンハイム・ソロイスツの『ディヴェルティメント』(2L50SABD)がグラミー賞の最優秀サラウンドサウンド・アルバム、最優秀エンジニアリング・アルバム、最優秀小編成アンサンブル演奏の3部門にノミネートされ、優れた音楽をそのままの姿で伝えようとする究極の高音質による録音が世界の注目を浴びています。社長のモッテン・リンドベルグ氏は、1992年、22歳の時にみずからの制作会社 Lindberg Lyd(リンドベルグ音響)を作曲家のヴォルフガング・プラッゲたちと設立。EMI/Virgin、Victoria、Naxos、Hyperion、Philips をはじめとするレーベルの録音エンジニア、プロデューサーとして活躍、2001年にみずからのレコードレーベル「2L』を設立しました。 

常に新しい技術を探求し、より良い音を追求する「2L」は、英メリディアン・オーディオが提案するハイレゾ再生の新たな高音質技術「MQA(Master Quality Authenticated)」に新たに取り組み、さらに、高さ方向を取り入れた立体音響の Auro-3D や Dolby Atmos といった最新音響技術も Pure Blu-ray のアルバムに積極的に取り入れています。

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『オスロ・フィルハーモニック+ペトレンコ』

LAWO Classics LWC1139 classical


オスロ・フィルハーモニックと首席指揮者ペトレンコによるスクリャービンのシリーズ、交響曲第3番・第4番(LWC1088)につづく第2作。ピアノ協奏曲のソリスト、キリル・ゲルシュタイン(1979–)は、ロシア生まれ。クインシー・ジョーンズ、ゲーリー・バートン、ジョン・アバクロンビーをはじめとするジャズ・プレーヤーや、映画音楽(フィルム・スコア)作曲家のハワード・ショアやアラン・シルヴェストリたちの出身校としても知られる、アメリカ、マサチューセッツ州ボストンのバークリー音楽学校でジャズを学びました。タングルウッドのボストン大学夏季プログラムにふたたび参加した後、ニューヨークのマンハッタン音楽学校のソロモン・ミコフスキー、マドリードのソフィア王妃音楽大学のドミートリー・バシュキーロフ、ブダペストのフェレンツ・ラドスの下でクラシカルのピアノを学んでいます。2003年からアメリカ市民。多面的レパートリーをもつピアニストとして、主にアメリカとドイツで活動しています。

『オスロ・フィルハーモニック+ペトレンコ』
アレクサンドル・スクリャービン(1872–1915)
 交響曲第2番 ハ短調 Op.29 ピアノ協奏曲 嬰ヘ短調 Op.20 *
  オスロ・フィルハーモニック管弦楽団
  ヴァシーリー・ペトレンコ(指揮)
  キリル・ゲルシュタイン(ピアノ) *

価格 ¥2,350(本体価格)

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『グレート・マエストロ VI』

Estonian Record Productions ERP9817-1/2 2CD's classical



『グレート・マエストロ VI』
[CD1]
ヨハネス・ブラームス(1833–1897)
 ピアノ協奏曲第1番 ニ短調 Op.15
ベンジャミン・ブリテン(1913–1976)
 組曲《ソワレ・ミュージカル(Soirées musicales)》 Op.9
 組曲《マチネ・ミュージカル(Matinées musicales)》 Op.24
[CD2]
ヨハネス・ブラームス(1833–1897)
 ピアノ協奏曲第2番 変ロ長調 Op.83
グスタフ・マーラー(1860–1911)
(ベンジャミン・ブリテン(1913–1976) 編曲)
 野の花が私に語ること(What the Wild Flowers Tell Me)
 (交響曲第3番 第2楽章)
カール・マリア・フォン・ヴェーバー(1786–1826)
 祝典序曲(Jubel-Ouvertüre) Op.59
  カッレ・ランダル(ピアノ)
  エストニア国立交響楽団 ネーメ・ヤルヴィ(指揮)

録音 エストニア・コンサートホール(タリン、エストニア)(ライヴ録音)

価格 ¥2,700(本体価格)

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『鐘の円(Circle of Chimes)』

ACT Music ACT9038-2 jazz


マリウス・ネセット Marius Neset(1985–)は、ノルウェー、ホルダランのオス生まれのサクソフォーン奏者。コペンハーゲンを本拠に活動し、ジャズバンドの「People Are Machines」「Kaktusch」「JazzKamikaze(ジャズ・カミカゼ)」、ジャンゴ・ベイツの「StoRMChaser」と「Human Chain」のプロジェクトととの共同作業で知られます。ソロアルバムの第3作にあたる、トロンハイム・ジャズオーケストラ共演の『ライオン(Lion)』(ACT9031–2)が ACT Music のファーストアルバムです。『ピンボール(Pinball)』(ACT9032–2)、ロンドン・シンフォニエッタと共演した『Snowmelt』(ACT9035-2)につづく ACT Music 第4作。最初の〈Satellite〉で、2つの鐘の音が輪のようなパターンを描くことから『鐘の円(Circle of Chimes)』のアルバム・タイトルがつけられています。『ピンボール』のアイヴォ・ニーム Ivo Neame、ジム・ハート Jim Hart、ペッテル・エルド Petter Eldh、アントン・エーゲル Anton Eger が共演。西アフリカ、ペナン出身のギタリスト、リオーネル・ルエケ Lionel Loueke、クラシカル音楽のチェリスト、アンドレーアス・ブランテリード Andreas Brantelid、マリウスの妹でフルーティストのイングリ Ingrid Neset が参加。すべての曲をネセットが作曲。華やかな音楽から室内楽の雰囲気の音楽まで、興趣にみちたセッションが展開していきます。セッションに加わったノルウェーのドラマー、アントン・エーゲル Anton Eger(1980–)とネセットの共同制作。

『鐘の円(Circle of Chimes)』
 Satellite(Marius Neset) Star(Marius Neset)
 A New  Resolution(Marius Neset)
 Introduction to Prague's Ballet(Marius Neset)
 Prague's Ballet(Marius Neset) Life Goes on(Marius Neset)
 Sirens of Cologne(Marius Neset)
 The Silent Room(Marius Neset)
 1994(Marius Neset) Eclipse(Marius Neset)
  マリウス・ネセット(テナーサックス、ソプラノサックス)
  リオーネル・ルエケ(ギター、ヴォーカル)
  アンドレーアス・ブランテリード(チェロ)
  イングリ・ネセット(フルート、ピッコロ、アルトフルート)
  アイヴォ・ニーム(ピアノ)
  ジム・ハート(ヴィブラフォーン、マリンバ、パーカッション)
  ペッテル・エルド(ベース)
  アントン・エーゲル(ドラム、パーカッション)

録音 2016年1月2日–4日 The Village Studios(コペンハーゲン)
制作 マリウス・ネセット
録音 アウゴスト・ヴァングレン
 
価格 ¥2,350(本体価格)

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『But Not for Me』

Losen Records LOS175-2 jazz


ビョルン・ヴィーダル・ソッリ Bjørn Vidar Solli のギター、アダム・パチェ Adam Pache のドラム、アンドレーアス・ドライアー Andreas Dreier のピアノ。アメリカのジャズピアニスト、アーマッド・ジャマルがイスラエル・クロスビーとヴァーネル・フォーニアと結成したトリオを偲ぶアルバム『ポインシアーナ(Poinciana)』(LOS130-2)を録音したドライアーのトリオが新しいアルバムをリリースします。「ビーバップ流のフレージングとハーモニー……明快なプレー、軽いスウィング」。前作と同様、「偉大な」ジャマルの手がけたスタンダード・ナンバーの優美なアレンジをインスピレーションに、ジーン・デ・ポールの《I'll Remember April》(四月の思い出)と《You Don't Know What Love Is》(あなたには愛がわからない)、ヘンリー・マンシーニの《Moon River》(ムーン・リバー)、アルバム・タイトルに採られたガーシュウィンのナンバー、アーマッド・ジャマルの2曲など、9曲が演奏されます。オスロ、ヴォレレンガ教会の堅信礼ホールで録音され、ニューヨークのマイケル・ペレス=シスネロス Michael Perez-Cisnero がブルックリンの彼のスタジオでミクシングとマスタリングを行いました。最後のトラックにジャマルの《Raincheck》(次のときに)が別テイクで収録されています。

『But Not for Me』 
 I'll Remember April(Gene de Paul)
 Ahmad's Blues(Ahmad Jamal) 
 All the Things You Are(Jerome Kern)
 You Don't Know What Love Is(Gene de Paul) 
 Moonlight in Vermont(Karl Suessdorf)
 But Nor for Me(George Gershwin) 
 Gone with the Wind(Allie Wrubell)
 Raincheck(Ahmad Jamal)  Moon River(Henry Mancini)
 Raincheck(Ahmad Jamal) (alternate take) 
  アンドレーアス・ドライアー・トリオ 
   アンドレーアス・ドライアー(ベース) 
   ビョルン・ヴィーダル・ソッリ(ギター) 
   アダム・パチェ(ドラム)

録音 2016年10月 ヴォレレンガ教会堅信礼ホール(Konfirmantsalen)(オスロ) 
制作 アンドレーアス・ドライアー 
ミクシング マイケル・ペレス=シスネロス(Michael Perez-Cisneros Studio, Brooklyn NY)
 
価格 ¥2,350(本体価格)

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『サン(Saan)』

Aurora ACD5092 contemporary/classical

 
ノルウェー現代音楽シーンのニューフェースのひとり、ヤン・エーリク・ミカルセン Jan Erik Mikalsen の「ポートレート」アルバム。ミカルセンは、1979年、クリスチャンスンに生まれ、グリーグ・アカデミーのモッテン・アイデ・ペーデシェン、王立デンマーク音楽アカデミーのハンス・エーブラハムセンとベント・サーアンセン --「オーケストレーションに素晴らしく造詣の深い作曲家たち」(ミカルセン)-- に学びました。「ポスト・ポスト・ロマンティックな文脈スタイル……民俗音楽に由来するオーバートーン・スケールによるハーモニー……リヒャルト・シュトラウスと後期ロマンティックのシェーンベルクから、メシアン、さらにはリゲティの跡をたどる姿を思い描いている」。ミカルセンの管弦楽作品の特徴として、豊かなテクスチュアと「北欧の音色」を挙げることができます。

 《サン》(韓国語の「山」)は、オスロ・フィルハーモニックの委嘱により作曲された作品です。〈ロンターノ(Lontano)(遠くの)〉〈プラシード(Placido)(穏やかな)〉〈ロンターノ〉の3楽章構成。アコーディオンとサクソフォーンとコントラバスのトリオ、POINGをオーケストラの前面に置いて演奏することを想定。チャング、ブク、パクなど朝鮮半島の打楽器も使われます。トロンハイム交響楽団の首席指揮者に就任するハンナ・チャン Han-Na Chang(1982–)の指揮で2017年1月12日に初演。翌日、アルバムのための録音セッションが行われました。

 《パーツ II》は、2012年1月20日、2011年度武満徹作曲賞のファイナルで東京フィルハーモニー管弦楽団により初演され、TONO(ノルウェー著作権協会)の主宰する2012年度エドヴァルド賞を受賞した作品です。「ロンターノ」「(指定なし)」「ペザンテ(Pesante)(重量感のある)」「ロンターノ」の4つのセクションから構成、さまざまな「パーツ(部品)」がアーチを形成していく姿が描かれます。ダリア・スタセフスカ Dalia Stasevska(1984–)は、ウクライナ、キエフ生まれの指揮者。オスロ、トロンハイムのオーケストラに客演、2016年のヘルシンキ・フェスティヴァルではオープニング・コンサートを指揮しました。

 ノルウェー放送管弦楽団の委嘱で作曲された《ソングル》(古ノール語で「歌」)は、オーケストラの幅広いパレットを使って音風景を描いた作品です。ハープと2つのヴァイオリンを四分音で調律、民俗楽器のハリングフェレが「オーケストラの楽器」として使われます。2つの〈ロンターノ〉と〈デジデラーレ(Desiderare)(希望、憧れ)〉の3楽章。ノルウェー放送管弦楽団と首席指揮者ミゲル・ハース=ベドーヤ Miguel Harth-Bedoya(1968–)のアルバム『変奏曲による変奏曲』(ACD5096)(2016年秋録音)に収録されました。 

『サン(Saan)』
ヤン・エーリク・ミカルセン(1979–)
 サン(Saan)(山)(2016)(トリオと管弦楽のための)
  POING
   フローデ・ハルトリ(アコーディオン)
   ロルフ=エーリク・ニューストレム(サクソフォーン)
   ホーコン・テリーン(コントラバス)
  オスロ・フィルハーモニック管弦楽団 ハンナ・チャン(指揮)   
 ソングル(歌)(Songr)(2014)(管弦楽のための)
  ノルウェー放送管弦楽団 ミゲル・ハース=ベドーヤ(指揮)
 パーツ II(Parts II)(2010)(管弦楽のための)
  オスロ・フィルハーモニック管弦楽団 ダリア・スタセフスカ(指揮)

録音 2016年4月(Parts II)、2017年1月(Saan) オスロ・コンサートホール、2016年8月 ノルウェー放送(NRK)大スタジオ(オスロ)(Songr)
制作 アーリル・エーリクスタ(Parts II、Saan)、ジェフ・マイルズ(Songr)
録音 アウドゥン・ストリーペ(Parts II、Saan)、ヤン=エーリク・トルモーエン、オイスタイン・ノルデンゲン、オイスタイン・ハルヴォシェン、テリエ・ヘッレム、ペール・アルネ・フルー(Songr)
 
価格 ¥2,450(本体価格)

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『昔なじみの歌(Old Songs)』

Losen Records LOS181-2 jazz


2016年に発表したファースト・アルバム『十二月の歌(December Song)』(LOS157-2)で素敵なインタープレイを聴かせた、モスクワ生まれのオルガ・コンコヴァ Olga Konkova(1969–)と「優雅なギターを弾く」イェンス・トーレセン Jens Thoresen(1969–)のデュオの第2作。「昔なじみのよく知られたメロディに新たな息を吹きこむ」のコンセプトは同じ、前作のクリスマス・キャロルに代わり、《ブルー・ボッサ》《いつか王子様が》《ジャイアント・ステップス》《イパネマの娘》といったジャズの「スタンダードナンバー」が素材に選ばれました。これらの曲は、通常と異なるテンポやアーティキュレーションによってハーモニーとメロディーを変えられ、抒情的で優美な「新しい曲」に再生。オリジナルにちなむ新しい曲名もつけられました。デュオのほか、《Blue in Green》はイェンスのギター・ソロ、ジョージ・ハリソンの《ヒア・カムズ・ザ・サン》が「インスピレーション」となった《Sol(太陽)》はオルガのピアノ・ソロで演奏されます。前作と同様、イェンスの家で録音された演奏がアルバムにまとめられました。

『昔なじみの歌(Old Songs)』
 Futile Sentiments
 (inspired by Leo Robin/Jerome Kern's 《In Love in Vain》)
 Lamento(inspired by J. J. Johnson's 《Lament》)
 Blue in Green(inspired by Miles Davis)
 Bossa Verde(inspired by Kenny Dorham's 《Blue Bossa》)
 The Things We Could Have Been
 (inspired by Jerome Kern's 《All the Things You Are》)
 Minor Tweakz(inspired by John Coltrane's 《Giant Steps》)
 One Day!
 (inspired by Frank Churchill's 《Some Day My Prince Will Come》)
 Slow Walk(inspired by John Coltrane's 《Giant Steps》)
 Tristissimo(inspired by A. C. Jobim's 《The Girl from Ipanema》)
 Sol(inspired by George Harrison's 《Here Comes the Sun》)
  オルガ・コンコヴァ(ピアノ)
  イェンス・トーレセン(ギター)

録音 2017年 Jens’ Place
制作 オルガ・コンコヴァ、イェンス・トーレセン
録音 イェンス・トーレセン
 
価格 ¥2,350(本体価格)

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