2018年4月

『シベリウス、グリーグ』

Oehms OC457 classical 


ドミートリー・キタエンコ Dmitri Kitayenko(1940–)は、旧ソ連、当時のレニングラード生まれ。レニングラードとモスクワの音楽院で学び、モスクワ・フィルハーモニック管弦楽団を14年間指揮。1990年から1998年までノルウェーのベルゲン・フィルハーモニックの首席指揮者を務め、このころ、アンスネスが録音した最初のグリーグのピアノ協奏曲(Virgin Classics)に共演しています。そのほかの北欧の作品は、ゲーゼの交響曲第1番や《妖精王の娘》など作品をデンマーク国立放送交響楽団と2枚のアルバム(Chandos)に録音しました。シベリウスとグリーグを録音したケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団からは名誉指揮者の称号を贈られています。 

ジャン・シベリウス(1865–1957) 
 交響曲第2番 ニ長調 Op.43 
エドヴァルド・グリーグ(1843–1907) 
 交響的舞曲(Symfoniske danser) Op.64 - アレグレット・グラツィオーゾ 
 2つの悲しい旋律(To elegiske melodier) Op.34 - 最後の春(Siste vår) 
  ケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団 ドミートリー・キタエンコ(指揮)

録音 2015年6月6日、9日 ケルン・フィルハーモニー(シベリウス)、2017年9月8日 Studio Stolberger Straße(ケルン)

価格 ¥1,800(本体価格) 

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『Live Salvation』

ACT Music ACT9867-2 jazz/crossover 


スウェーデンのベーシスト、ダン・ベリルンド Dan Berglund(1963–)は、E.S.T.(エスビョーン・スヴェンソン・トリオ)のベースを担当、リーダーの突然の死から4ヶ月後、自身がリーダーを務めるカルテット「Tonbruket(トンブリューケット)」(音工房)を発足させ、ファーストアルバムを発表しました。「アヴァンギャルド・フォーク」「サイケデリック・ジャズ」「プログレッシヴ・ロック」と、さまざまなジャンルとスタイルの音楽を「クロスオーバー」させたサウンドが注目されました。新作の『Live Salvation』は、2016年11月17日、シュトゥットガルトの「Bix Jazzclub」で行われたコンサートをライヴ録音したアルバムです。「夢見るようなフォーク感覚、遊び心のあるジャズ、断固としたロック気質……記録に残しておかねばならないコンサート。『Forevergreens』など3枚のアルバムで演奏された曲が、スタジオ録音とは異なる「ダイナミック」な音楽として示されます。

『Live Salvation』
 The Missing(Andreas Werliin/Martin Hederos/Tonbuket)*
 Dig It to the End(Dan Berglund)***
 Nightmusic(Juhan Lindström)**
 Sinkadus(Dan Berglund/Juhan Lindström/Tonbuket)*
 Gripe(Martin Hederos)*** Balloons(Martin Hederos)***
 Polka Oblivion(Juhan Lindström/Tonbuket)*
 Vinegar Heart(Juhan Lindström)***
  Tonbruket(トンブリューケット)
   ダン・ベリルンド(ベース)
   ユーハン・リンドストレム(ギター、ペダルスティール)
   マッティン・ヘデロス(ピアノ、シンセサイザー、ヴァイオリン)
   アンドレーアス・ヴェーリーン(ドラム)

[* from the album "Forevergreens"(ACT9811-2), ** from the album "Nubium Swimtrip"(ACT9558-2), *** from the album "Dig It to the End"(ACT9026-2)]

録音 2016年11月17日 Bix Jazzclub(シュトゥットガルト、ドイツ)(ライヴ録音)
制作 Tonbruket
録音 オーケ・リントン
カバーアート イェスペル・ヴァルデシュテーン『Salvation』(2017)

価格 ¥2,350(本体価格) 

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『姿をあらわす黄金色の太陽のように(Som den byline sol frembryter)』

LAWO Classics LWC1144 classical 


オスロ大学女声合唱クラブ Kvindelige Studenters Sangforening(KSS)(アカデミー女声合唱団、オスロ大学女声合唱協会)は1895年に創設、世界最古といわれる学生の女声合唱グループです。『貧しき地はクリスマスの静けさに』(LWC1009)『ブラームス作品集』(LWC1054)『雨よ降れ』(LWC1134)につづく LAWO Classics のアルバム第4作『姿をあらわす黄金色の太陽のように』。アルフレード・パウルセン、スパッレ・オールセン、クノフ、イスランスモーン、シェルルフたちノルウェーの作曲家の作品、ノルウェーの音楽家が編曲した、ノルウェー、スウェーデン、フランスの伝承曲。トリーネ・フランクスダッテル Trine Franksdatter(1990–)作曲の《マリー・カルテンボルンが死んだ時、庭》と、ヘンリク・オーデゴール Henrik Ødegaard(1955–)が編曲を手がけた、中世の修道士トマス・キンゴの詩によるグーブランスダールの伝承賛美歌《姿をあらわす黄金色の太陽のように》とヴァルダールの伝承曲《見よ、澄みゆく大地を》は、オスロ大学女声合唱クラブの委嘱で作られました。マーリト・トンデル・ボスベルグ・ヴァイデ Marit Tøndel Bodsberg Weyde(1981–)の指揮。成功を収めたアメリカ・ツアーから帰国した2016年、オスロのリス教会で行われたセッションで録音されました。

『姿をあらわす黄金色の太陽のように(Som den byline sol frembryter)』
アルフレード・パウルセン(1849–1936)
 ノルウェー、わがノルウェー(Norge mit Norge!)
ソルフィヨルド伝承の子守歌
(イードゥン・ヴィンスポル・アルネセン 編曲)
 冬の夜(Vøtranotte)
トリーネ・フランクスダッテル(1990–)
 マリー・カルテンボルンが死んだ時、庭で
 (I haven da Marie Kaltenborn var død)
伝承曲(イードゥン・ヴィンスポル・アルネセン 編曲)
 ローディンゲンの結婚行進曲(Bruremarsj fra Lødingen)
カール・グスタフ・ スパッレ・オールセン(1903–1984)
 わたしの国を見たか(Såg du mitt land)
ダーラナ県マールングの旋律
(キム・アンドレ・アルネセン(1980–)編曲)
 このすばらしい夏に(I denna ljuva sommatid)
伝承曲(イードゥン・ヴィンスポル・アルネセン 編曲)
 ヤムトランドの結婚行進曲(Bruremarsh från Jämtland)
コンラディン・クロイツァー(1780–1849)
(ペール・ヴィンゲ(1858–1935)編曲)
 学生の歌(Studentersang)
フランスの民謡
(メッテ・オストビュー・マドセン(カンペンハウグ) 編曲)
 穀粒は土深く眠る(Kornet har sin vila)
ヨアキム・クノフ(1979–)
(イードゥン・ヴィンスポル・アルネセン 編曲)
 結婚行進曲(Bruremarsj)
グーブランスダールの伝承曲(ヘンリク・オーデゴール(1955–)編曲)
 姿をあらわす黄金色の太陽のように(Som den byline sol frembryter)
シーグル・イスランスモーン(1881–1964)
 森の黎明(Det lysnet i skogen)
ハルフダン・シェルルフ(1815–1868)(エミール・ニルセン 編曲)
 高い山を越え(Over de høje Fjelde)
クリストフ・エアンスト・フリーズリク・ヴァイセ(1774–1842)
(マーリト・トンデル・ヴァイデ(1981–)編曲)
 神に祝福されし、われらが素晴らしき祖国
 (Gud signe vårt dyre fedreland)
ヴァルダールの伝承曲(ヘンリク・オーデゴール(1955–)編曲)
 見よ、澄みゆく大地を(Se, hvor klarner det nu opp på jorden)
  オスロ大学女声合唱クラブ
  マーリト・トンデル・ヴァイデ(指揮)

録音 2016年6月24日–26日、9月23日–25日、10月21日–23日 リス教会(オスロ)
制作 ヴェーガル・ランドース
録音 トマス・ヴォルデン

価格 ¥2,350(本体価格) 

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『まぼろし(Mirages)』

LAWO Classics LWC1146 classical 


ガブリエル・フォーレは、60年以上にわたり100を超す数の歌曲を作曲、「フォーレの天賦の才がもっとも美しく花開いたのは歌曲」と、彼の下で学んだラヴェルも書き、フランス歌曲(mélodie)のジャンルでもっとも優れた作曲家とみなされています。『まぼろし(Mirages)』は、フォーレの全歌曲集を録音するベッティーナ・スミス Bettina Smith のプロジェクトの最後のアルバムです。彼の最初の歌曲集《ある日の詩》、《まぼろし》《優しき歌》 、最後の歌曲集《幻想の地平線》。先にリリースされた『温室(Serres Chaudes)』(LWC1008)と『艶なる宴(Fêtes galantes)』(LWC1116)と異なり、フォーレの作品だけで構成されています。前2作のロッティンゲンに代わりオランダのヤン・ヴィレム・ネレケ Jan Willem Nelleke が共演しました。

『まぼろし(Mirages)』 
ガブリエル・フォーレ(1845–1924) 
 歌曲集《ある日の詩(Poèmes d'un jour)》 Op.21
 (シャルル・グランムージャンの詩) 
  めぐりあい(Rencontre) いつの日も(Toujours)
  さよなら(Adieu) 
 歌曲集《まぼろし(Mirages)》 Op.113(バロンヌ・ド・ブリモンの詩) 
  水に浮かぶ白鳥(Cygne sur l'eau) 水に映る影(Reflets dans l'eau) 
  夜の庭(Jardin nocturne) 舞姫(Danseuse) 
 歌曲集《優しき歌(La bonne chanson)》 Op.61
 (ポール・ヴェルレーヌの詩) 
  後光につつまれた聖女(Une sainte en son auréole)
 黎明がひろがり(Puisque l'aube grandit) 
  白い月が森を照らし(La lune blanche luit dans les bois) 
  ぼくはいつわりの道を歩いていた(J'allais par des chemins perfides) 
  こわいくらいなんだ、実をいうと(J'ai presque peur, en vérité) 
  暁の星よ、おまえが消える前に(Avant que tu ne t'en ailles) 
  それは夏のある明るい日のこと(Donc, ce sera par un clair jour d'été) 
  そうでしょう?(N'est-ce pas?) 冬は終わった(L'hiver a cessé) 
 歌曲集《幻想の地平線(L'horizon chimérique)》 Op.118
 (ジャン・ド・ラ・ヴィル・ド・ミルモンの詩) 
  海は果てしなく(La mer est infinie)
  私は舟に乗って(Je me suis embarqué) 
  ディアナよ、セレネよ(Diane, Séléné)
  私たちの愛する舟よ(Vaisseaux, nous vous aurons aimés) 
  ベッティーナ・スミス(メゾソプラノ)
  ヤン・ヴィレム・ネレケ(ピアノ)

録音 2016年8月15日–19日 ソフィエンベルグ教会(オスロ) 
制作 ヴェーガル・ランドース 
録音 トマス・ヴォルデン

価格 ¥2,350(本体価格) 

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『ブラームス 後期ピアノ作品集』

LAWO Classics LWC1148 classical 


ユージーン・アスティ Eugene Asti は、アメリカのピアニスト。ニューヨークのマネス音楽大学で学び、フルブライト奨学金を得て渡英、ロンドンのギルドホール音楽演劇学校のグレアム・ジョンソンに伴奏法を師事しました。ロンドン在住。ギルドホールとトリニティ・ラヴァンのカレッジで教えています。ソフィー・デインマンやネイサン・バーグたちの共演でメンデルスゾーンの歌曲と二重唱、ファニー・メンデルスゾーンとクララ・シューマンの歌曲の全曲を Hyperion レーベルに録音。LAWO Classics から、ソプラノのヘレーネ・ヴォルとバリトンのアンドレーアス・トンデルの『バラと愛』(LWC1029)、ヴォルの『ノルドローク、歌とピアノの音楽』(LWC1119)がリリースされていました。《幻想曲集》《3つの間奏曲》《6つのピアノの小品》。ブラームス後期のソロ・ピアノのための傑作を集めたアルバムは、プロデューサーのランドース Vegard Landaas の提案により実現しました。

『ブラームス 後期ピアノ作品集』
ヨハネス・ブラームス(1833–1897)
 幻想曲集(Fantasien) Op.116
 3つの間奏曲(Drei Intermezzi) Op.117
 6つのピアノの小品(6 Klavierstücke) Op.118
  ユージーン・アスティ(ピアノ)

録音 2015年8月24日–28日 ソフィエンベルグ教会(オスロ)
制作 ヴェーガル・ランドース
録音 トマス・ヴォルデン

価格 ¥2,350(本体価格) 

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『フランソワ・フランクール ヴァイオリンソナタ』

Glossa GCD921809 2CD's special price early music 


フランス、ルイ十五世時代の音楽。フランソワ・フランクール François Francœur(1698–1787)は、ヴァイオリニストとしてコンセール・スピリチュエルで演奏、1730年に「王の24人のヴァイオリン(Vingt-quatre Violons du Rois)」のメンバーに選ばれ、1739年から「オペラ」の音楽教師を務めました。1720年と1730年にパリで出版された2巻のヴァイオリンソナタ集、フランソワ・ルベルと共作した10のオペラと数曲のバレエなど、現存する作品が、1989年出版の『Propyläen der Musik, V.2』に収められています。フランクールのソナタ集第1巻の全曲。クレータ=マリア・ケンタラ Kreeta-Maria Kentala は、フィンランドのカウスティネン生まれ。シベリウス・アカデミーを卒業後、ラインハルト・ゲーベルとモニカ・ハジェットにバロック・ヴァイオリンを学びました。ヴィヴァルディの『四季』をめぐる『フォーク・シーズンズ(The Folk Seasons)』(Alba ABCD402)を録音したカウスティネンのピリオド楽器アンサンブル「バロッコ・ボレアーレ」のリーダー。ルーマンのトリオソナタ(Musica Sveciae MSCD408)の「トリオ・ソヌリー」に参加、J・S・バッハのパルティータとカウスティネンの民俗音楽を弾いた2017年のソロアルバム『ならべてみると(Side by Side)』(ABCD388)も話題を呼びました。ミッツィ・マイヤソン(メイヤーソン) Mitzi Meyerson は、シカゴ生まれのチェンバロ奏者。シカゴ大学音楽学校とオハイオのオーバリン音楽院で学んだ後、ロンドンに移り、モニカ・ハジェットとセーラ・カニンガムと一緒にトリオ・ソヌリーを結成。写真家としても活動しています。オストロボスニア室内管弦楽団のソロ・チェロ奏者、ラウリ・プラッカ Lauri Pulakka は、フィンランド・バロック管弦楽団、バロッコ・ボレアーレなどのアンサンブルにも参加。ケンタラとマイヤソンとトリオ活動を楽しみ、ジョヴァンニ・バッティスタ・ソーミスのヴァイオリンソナタ Op.1(GCD921807)とリチャード・ジョーンズの『室内アリア集(1735)』(GCD921806)を Glossa レーベルに録音しています。

フランソワ・フランクール(1698–1787)
 独奏ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ 第1巻
 (Premier Livre de sonates à violon seul et basse continue)(1720)
  ソナタ第1番 ト長調 ソナタ第2番 ホ短調 ソナタ第4番 ロ短調
  ソナタ第6番 ホ長調 ソナタ第9番 イ長調 ソナタ第7番 ニ短調
  ソナタ第5番 ハ短調 ソナタ第3番 変ロ長調 ソナタ第8番 へ短調
  ソナタ第10番 ト長調
  クレータ=マリア・ケンタラ(ヴァイオリン)
  ミッツィ・マイヤソン(チェンバロ)
  ラウリ・プラッカ(チェロ)

録音 2018年1月 カウスティネン教会(カウスティネン、フィンランド) 

価格 ¥3,400(本体価格) 

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『秘密のミサ曲(The Secret Mass)』

OUR Recordings 6.220671 SACD hybrid(Multichannel/stereo) classical 


フランク・マルタン Frank Martin は、スイスのジュネーヴ、カルヴァン派の家の生まれ。ヨーゼフ・ラウバーに作曲とピアノを学び、ルネサンスのポリフォニー、ヒンデミットの「拡大された調性」、シェーンベルクの十二音技法、J・S・バッハをはじめ、多様な音楽語法による作品を作りました。1926年に完成した《二重合唱のためのミサ曲》は、初演後、1963年になるまで演奏が許されなかった作品です。「個人の宗教的信条の表現は、秘密のまま、世間の声の届かないところにおくべきだという気がした」。そして、今では、アカペラ合唱のために書かれた20世紀でもっとも力強い音楽といわれています。シェイクスピアの『テンペスト』でエアリエルの歌う歌をテクストとする5つの歌は、各国の合唱団がレパートリーにし、デンマークやスウェーデンの合唱団による録音もリリースされている作品です。ボヘミア生まれのマルチヌー Bohuslav Martinů(1890–1959)の《タンポポのロマンス》は、ミロスラフ・ブレスの詩に作曲された、シンプルな旋律線と和声処理の混声合唱とソプラノ・ソロのためのカンタータ。デンマーク国立ヴォーカルアンサンブル the Danish National Vocal Ensemble は、2007年にデビュー。「北欧合唱スタイル」として知られる音楽の完璧をめざし、ルネサンスから現代の前衛まで、約500年の隔たりのある音楽をレパートリーに活動しています。ドイツの「ECHO クラシック賞」、「グラモフォン賞」「デンマーク放送 P2 賞」を受賞。オロフ・ブーマンとスティーヴン・レイトンの後、2014年からマーカス・クリードが首席指揮者を務めています。

『秘密のミサ曲(The Secret Mass)』
フランク・マルタン(1890–1974)
 二重合唱のためのミサ曲(1922–26)
 エアリエルの5つの歌(Songs of Ariel)(1950)
  おいで、黄色の砂浜に(Come unto these yellow sands)
  水底深く父は眠る(Full fathom five)*
  「さあ行け」とあって息をつき(Before you can say "come and go")
  お前たち三人は罪人だ(You are three men of sin)**
  蜜蜂が吸う蜜を吸い(Where the bee sucks, there suck I)
ボフスラフ・マルチヌー(1890–1959)
 聖母マリアの4つの歌(4 Songs about the Virgin Mary) H.235
  受胎告知(The Annunciation) 夢(A Dream)
  聖母の朝食(Our Lady's Breakfast)
  聖母マリアの肖像(The Virgin Mary's Picture)
 タンポポのロマンス(Romance from the Dandelions)
  デンマーク国立ヴォーカルアンサンブル
  マーカス・クリード(指揮)
  ラウリツ・ヤコブ・トムセン(バリトン)*
  ハンナ=マリア・ストランド(アルト)**  

録音 2017年9月25日–29日 デンマーク放送(DR)第2スタジオ(コペンハーゲン)
制作 マイケル・エメリー
録音 ミケル・ニューマン

価格 ¥2,350(本体価格) 

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『シューマン、バッハ』

Ondine ODE1312-2 classical 


アーポ・ハッキネン Aapo Häkkinen(1976–)が芸術監督を務めるヘルシンキ・バロック管弦楽団と『バルトの声(Baltic Voices)』(Harmonia Mundi HMX2908793)などの録音でも知られるエストニア・フィルハーモニック室内合唱団が共演、ロベルト・シューマンのめったに演奏されることのない合唱作品を録音しました。バラード《小姓たちと王女》は、エマヌエル・ガイベルの詩集に基づいて作曲、シューマン自身がテクストを編集、再編成した、〈老王は森へ向かう(Der alte König zog zu Wald)〉〈二人の騎手が王宮からやってくる(Zwei Reiter reiten vom Königsschloß)〉〈夏の夜のルーン石碑(Den Runenstein in der Sommernacht)〉〈王宮の広間は輝き(Die Säle funkeln im Königsschloß)〉の4曲から構成された「合唱交響曲」に似た作品です。《降臨節の歌》は、フリードリヒ・リュッケルトの『パンテオン(Pantheon)』をテクストとした、ソロ、合唱と管弦楽のための約17分の作品。この演奏が世界初録音です。J・S・バッハのカンタータ第105番「主よ、裁きたもうな」は、シューマンが声と室内アンサンブルのために編曲した「1849年ドレスデン版」。

ロベルト・シューマン(1810–1856)
 バラード《小姓たちと王女(Vom Pagen und der Königstochter)》
  Op.140
ヨハン・ゼバスティアン・バッハ(1685–1750)
(ロベルト・シューマン(1810–1856)編曲)
 カンタータ第105番「主よ、裁きたもうな(Herr, gehe nicht ins Gericht)」
ロベルト・シューマン(1810–1856)
 降臨節の歌(Adventlied) Op.71
  キャロリン・サンプソン(ソプラノ) ユッレ・トゥイスク(ソプラノ)
  ベンノ・シャハトナー(カウンターテナー)
  ヴェルナー・ギューラ(バリトン) コルネリウス・ウーレ(バス)
  ヨーナタン・ゼルス(バス)
  エストニア・フィルハーモニック室内合唱団
  ヘルシンキ・バロック管弦楽団
  アーポ・ハッキネン(指揮)

録音 2017年9月25日–28日 ヒュヴィンカー・ホール(ヒュヴィンカー、フィンランド)

価格 ¥2,350(本体価格) 

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『讃歌と祈り(Canticles and Prayers)』

Ondine ODE1322-2 classical 


ゲオルギー・スヴィリドフ Gerogy Sviridov(1915–1998)の《讃歌と祈り》は、ロシア宗教音楽でもっとも重要とみなされている作品です。スヴィリドフは、ショスタコーヴィチに学び、1969年から宗教作品を書き始め、これらの音楽が彼の作曲ジャンルの中で大きな位置を占めるようになりました。《讃歌と祈り》は、1980年代、彼が関わった典礼とミサのプロジェクトのために書いたスケッチに基づいて作曲された作品です。主な部分は、1988年から1992年にかけてまとめられ、1997年9月、彼は、最良と考えたバージョンを選び、最初の3部の最終曲順を認めるとともにスコアに最後の編集の手を加えたものの、1998年、作品が完成しないままスヴィリドフは没しました。シグヴァルズ・クリャーヴァ Sigvards Kļava とラトビア放送合唱団のこの録音では、第1部から第3部の順序が見直され、その他の曲で構成した第4部「赤い復活祭」が加えられています。

『讃歌と祈り(Canticles and Prayers)』
ゲオルギー・スヴィリドフ(1915–1998)
 讃歌と祈り(Pesnopeniya i molitvy)(1980–97)
  ラトビア放送合唱団 シグヴァルズ・クリャーヴァ(指揮)

録音 2018年1月25日、26日、29日、30日 聖ヨハネ教会(リガ、ラトビア)

価格 ¥2,350(本体価格) 

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『コルンゴルト、カール・ニルセン』

Orchid Classics ORC100079 classical 


2016年の「カール・ニルセン国際音楽コンペティション」の第1位。韓国のヴァイオリニスト、イ・ジユン Jiyoon Lee(1992–)は、2013年「オイストラフ国際コンクール」でも優勝し、2015年の「エリザベート国際コンクール」に入賞しています。カール・ニルセンのコンペティションが行われるオーゼンセのオーケストラの共演。

エーリヒ・ヴォルフガング・コルンゴルト(1897–1957)
 ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.35
カール・ニルセン(1865–1931)
 ヴァイオリン協奏曲 FS61(Op.33)
  イ・ジユン(ヴァオリン)
  オーゼンセ交響楽団 クリスティーナ・ポスカ(指揮)

録音 2017年6月26日–28日 カール・ニルセン・ホール(オーゼンセ、デンマーク)

価格 ¥2,250(本体価格) 

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『e.s.t. live in london』

ACT Music ACT9042-2 2CD's jazz 


エスビョーン・スヴェンソン Esbjörn Svensson(1964–2008)が不慮の事故で亡くなってから10年が経とうとしています。『e.s.t. live in london』は、E.S.T.(エスビョーン・スヴェンソン・トリオ)が、名作と名高い『Viaticum』をリリースした直後の2005年5月、ロンドンのバービカン・センターで行ったコンサートのライヴ録音を2枚のディスクにしたアルバムです。前半は『Viaticum』のナンバー、後半は『Strange Place for Snow』の曲を中心とするプログラム。全ナンバー、E.S.T. の作曲、編曲、プロデュースです。

ACT Music ACT9042-2 2CD's 『e.s.t. live in london』
 Tide of Trepidation Eighty-eight Days in My Veins Viaticum
 Mingle in the Mincing-Machine In the Trail of Her Eye
 The Unstable Table & the Infamous Fable
 When God Created the Coffeebreak Behind the Yashmak
 Believe, Beleft, Below Spunky Sprawl
  エスビョーン・スヴェンソン・トリオ
   エスビョーン・スヴェンソン(ピアノ) ダン・ベリルンド(ベース)
   マグヌス・オーストレム(ドラム)

録音 2005年5月20日 バービカン・センター(ロンドン)(ライヴ)
制作 エスビョーン・スヴェンソン・トリオ
録音 オーケ・リントン

価格 ¥2,850(本体価格) 

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『The Echo of You – Song for Nicolai』

Stunt Records STUCD18052 jazz 

 
ロックバンド「Kira & The Kindred Spirits」のリードヴォーカルとして知られ、レナード・コーエン、ジョニ・ミッチェル、タウンズ・ヴァン・ザントたちの伝統にそったソングライターとしても活動する、デンマークのキラ・スコウ Kira Skov(1976–)の新作。「Kira & The Kindred Spirits」のベーシスト、前のアルバム『In the Beginning(初めに…)』(STUCD17012)でバッキングヴォーカルも担当し、2017年2月に突然亡くなったご主人のニコライ・モンク=ハンセン Nicolai Munch-Hansen(1977–2017)を追悼するアルバムとして制作され、パートナーを失くした直後から書き始めたという、人生、突然の死、そのショックを歌に作った作品と、かつてふたりが共作した《Supernatural Ecstacy》によるプログラムが組まれています。録音は、2017年12月、トリップ・ホップ・グループ「ポーティスヘッド」のブリストルのスタジオ行われ、ニコライと同じ洞察力を備えたベーシストのアナス・クリステンセン Anders Christensen、オリヴァー・ホイネス Oliver Hoiness、ニコライが大のファンだったというボニー・プリンス・ビリー(ウィリー・オールダム) Bonnie Prince Billy たち、「この機会」のために選ばれた音楽家たちがセッションに参加しています。

『The Echo of You – Song for Nicolai』
 The Echo of You(Kira Skov) The Basement(Kira Skov)
 Lilac Sky(Kira Skov)
 Everything Reminds Me of You(Kira Skov)
 If Not Winter(Kira Skov) Spirit Shed(Kira Skov)
 Should in the Ceiling(Kira Skov)
 Supernatural Ecstacy(Nicolai Munch-Hansen/Kira Skov)
 I Tried to Look into Your Eyes in a Photograph Today(Kira Skov)
  キラ・スコウ(ヴォーカル、アコースティックギター)
  オリヴァー・ホイネス(ギター)
  アナス・クリステンセン(ベース、ピアノ)
  シラス・ティングレフ(ドラム、アコースティックギター、ヴォーカル)
  ジョン・パリッシュ(ドラム、アコースティックギター、ヴォーカル)
  マリア・ヤークト(ヴァイオリン、ヴォーカル)
  バーニー・モース=ブラウン(チェロ)
  ホーピー・パリッシュ(ヴォーカル)
  ボニー・プリンス・ビリー(ヴォーカル)
  
録音 2017年12月 Portishead’ studio(ブリストル、イングランド)
制作 ジョン・パリッシュ
 
価格 ¥2,350(本体価格) 

Trailer

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『November Tango』

Stunt Records STUCD18022 jazz 


ケネト・クヌセン Kenneth Kundsen(1946–)は、プログレッシヴ・ロック、アヴァンギャルド、ジャズと多彩なジャンルのキーボード・プレーヤーと作曲家として活躍、「デンマーク音楽の長老」として尊敬を集めてきました。新しいアルバム『十一月のタンゴ』では、彼の甥、大胆で挑戦的な「声」のギターで知られるオリヴァー・ホイネス Oliver Hoiness とコラボレート、クヌセンが1980年代に共演したプレーヤーのひとり、トランペッターのパレ・ミケルボー Palle Mikkelborg も参加して、「未来的アヴァンギャルド」とも「インダストリアル・ジャズ」とも評される、「クレージーなくらい複雑で独創的」な音楽が展開されます。

『November Tango』
 Mysterious Dancer(Kenneth Knudsen)
 Billy Childish(Oliver Hoiness) Dreamtime(Oliver Hoiness)
 Short Piece/Conversations(Kenneth Knudsen)
 Ze Birdz(Kenneth Knudsen)
 November Tango(Kenneth Knudsen/Oliver Hoiness)
 Corrections(Kenneth Knudsen/Oliver Hoiness)
 Silver Roundabout(Kenneth Knudsen/Oliver Hoiness)
  ケネト・クヌセン(キーボード、ピアノ、エレクトロニクス、他)
  オリヴァー・ホイネス(ギター、パーカッション、他)
  ペーター・キューズ(エレクトロニクス、バスドラム、シーケンサー)
  オーレ・ストレーンベア(ドラム、シンバル)
  パレ・ミケルボー(トランペット、フリューゲルホルン)

録音 2016年、2017年 コペンハーゲン

価格 ¥2,350(本体価格) 

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『Machina』

Stunt Records STUCD18032 jazz 

 
マリア・ファウスト Maria Faust は、エストニア生まれ。作曲家、サクソフォーン奏者、バンドリーダーとしてコペンハーゲンで活動しています。キラ・スコウとコラボレートした『In the Beginning(初めに…)』(STUCD17012)を去年リリース、2014年デンマーク音楽賞の「最優秀作曲家」と「最優秀ジャズ・クロスオーバー・リリース」に選ばれた『Sacrum Facere(人身御供)』に次いで高い評価を得ました。新しいプロジェクト『Machina』では、伝統の音楽形式を即興、ジャズ、サウンドスケープの組み合わせを今までにないやり方でミックス。2つのサックス、2つのベース、チェロ、ピアノという「室内楽的音宇宙」により、自身の音世界(サウンド・スペクトラム)のさらなる拡大をめざしています。ネッド・ファーム Ned Ferm のテナーサックス、ヤコブ・アナスコウ Jacob Anderskov のピアノ、ニルス・ボー・デーヴィズセン Niels Bo Davidsen とエーダム・プルツ・メールビュー Adam Pultz Melbye のベース。イーダ・ヌアホルム Ida Nørholm は、王立デンマーク音楽アカデミー、フローニンゲンのハンゼ応用科学大学、シカゴのノースウェスタン大学でチェロを学び、現代音楽を中心に室内楽奏者として活動しています。《サラシア》《ウンディーネ(オンディーヌ)》《セイレーン》《エイリアンハンド》、2部に分かれる《ああ、わたしの愛しいナイフ》、《メドゥーサ》《オーロラ(アウロラ)》。すべてマリア・ファウストの作品です。

『Machina』 
 Salacia(Maria Faust) Undine(Maria Faust)
 Sirene(Maria Faust)  Alien Hand(Maria Faust)
 O, My Dearest Knife – Part I(Maria Faust) 
 O, My Dearest Knife – Part II(Maria Faust)
 Medusa(Maria Faust) Aurora(Maria Faust) 
  マリア・ファウスト(アルトサックス)
  ネッド・ファーム(テナーサックス) 
  イーダ・ヌアホルム(チェロ)
  ヤコブ・アナスコウ(ピアノ) 
  ニルス・ボー・デーヴィズセン(ベース)
  エーダム・プルツ・メールビュー(ベース)  

録音 STC スタジオ(コペンハーゲン)

価格 ¥2,350(本体価格) 

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『There Will Never Be Another You』

Stunt Records STUCD18062 jazz 

 
それぞれアメリカとソヴィエト・ロシアからデンマークに移住、コペンハーゲンを本拠にジャズ・ギタリストとして活動したダグ・レイニー Doug Raney(1956–2016)とニコライ・グローミン Nicolai Gromin。ジミー・レイニーの子、ダグはチェット・ベイカーのサイドマン、グローミンはイェスパー・ロンゴーとのデュオやサド・ジョーンズのアルバム『Eclipse』に参加したことで知られます。モデル、写真家、ジャーナリスト、広告業者たちが溜まり場とした、コペンハーゲンでもっとも「ヒップ」なスポット、スタッフがジャズ・ファンだったことからコペンハーゲン・ジャズフェスティヴァルの会場としても使われた「Sabines Cafeteria(サビーネ・カフェテリア)」でダグ・レイニーとグローミンの共演したライヴ。あるジャズ愛好家の遺品の中から見つかった録音によるCD化です。

『There Will Never Be Another You』
 Something's Up(Doug Raney)
 My Funny Valentine(Richard Rodgers/Lorenz Hart)
 There'll Never Be Another You(Harry Warren/Mack Gordon)
 Nardis(Miles Davis) Ask Me Now(Thelonious Monk)
 Cherokee(Ray Noble) Estate(Bruno Martino)
 Blues for Thad(Nicolai Gromin)
  ダグ・レイニー(ギター) ニコライ・グローミン(ギター)

録音 1993年7月6日 Sabines Cafeteria(コペンハーゲン)(ライヴ)

価格 ¥2,350(本体価格) 

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『予感(Presentiment)』

BIS SACD2133 SACD hybrid(5.0 surround/stereo) contemporary/classical 

 
ロルフ・マッティンソン Rolf Martinsson(1956–)は、スウェーデンのスコーネ地方の生まれ。マルメ音楽大学とルンド大学でブライアン・ファーニホー、ハンス・エークルンド、スヴェン=エーリク・ベック、スヴェン=エーリク・ユーハンソン、スヴェン=エーリク・サンドストレム、ステーン・インゲルフといった、スタイルと語法の異なる作曲家たちに学びました。自分の美意識よりも他者とのコミュニケーションを考える彼の音楽は、多くの聴き手から支持され、現代スウェーデンでもっとも人気の高い作曲家のひとりに挙げられています。《オープンマインド》は、スウェーデン放送交響楽団が、2005年の「バルト海フェスティヴァル」のために委嘱。「コンサートを『開始する』ための短く、効果的な導入音楽」と「楽想、言葉によらない表現、スタイルを『心を開いて』選ぶ」を重ねた曲名がつけられています。南北戦争とその戦後の時代を生き、マサチューセッツの大学町アマストの家で隠遁者のように過ごしたエミリ・ディキンソン Emily Dickinson(1830–1886)の詩をテクストに採った歌曲は、アメリカのコープランドやネッド・ローレムの作品が知られています。マッティンソンの《エミリ・ディキンソンの詩による管弦楽歌曲集》は、10篇の詩をテーマによって「愛」「自然」「人生」の3グループに分け、彼女の詩の光と陰影を表現するためグロッケンシュピール、ヴィブラフォーン、チェレスタ、ハープを際立たせたオーケストレーションによる作品に仕上げられています。アンネ・ソフィ・フォン・オッターが初演、リサ・ラーション Lisa Larsson に献呈されました。「アルノルト・シェーンベルク」と1899年作曲の《浄められた夜》の100周年を記念する《A・S・追悼》の「弦楽オーケストラ版」は、ネーメ・ヤルヴィに献呈され、ヨーテボリ交響楽団が2002年の日本ツアーでも演奏しています。《管弦楽のための協奏曲》は、マッティンソンの音楽を特集した2008年の「ストックホルム国際作曲家フェスティヴァル」のための作品。このディスクの3曲を含む、フェスティヴァルで演奏される彼の作品、そしてシェーンベルクの《ペレアスとメリザンド》の断片が引用された、「Con forza(力強く)」「Molto espressivo(きわめて表情ゆたかに)」「Amabile e dolcissimo – Tumultuoso(愛らしく、きわめて甘く-騒然と)」の3つの対照的な楽章から構成されています。

『予感(Presentiment)』
ロルフ・マッティンソン(1956–)
 オープンマインド(Open Mind) Op.71(2005)
 エミリ・ディキンソンの詩による管弦楽歌曲集
 (Orchestral Songs on Poems by Emily Dickinson)
  Op.82a(2009/11)*
  愛の歌(Songs of Love)
   私たちは火花のように出会い(We Met as Sparks)
  私に見えないもの(What I See Not)
   あなたが秋に来るとすれば(If You Were Coming in the Fall)
  自然の歌(Songs of Nature)
   自然(Nature)
   悲しみのようにひそやかに(As Imperceptibly as Grief)
   穏やかな海(A Soft Sea)
  人生の歌(Song of Life)
   心がひとつ砕けるのを止めることができたら
   (If I Can Stop One Heart from Breaking)
   予感(Presentiment) 雲雀を裂いてみると(Split the Lark)
   名声は蜂(Fame is a Bee)
 A・S・追悼(A. S. in Memoriam) Op.50b(1999 rev. 2001)
 (弦楽オーケストラ版)
 管弦楽のための協奏曲(Concerto for Orchestra) Op.81 † 
  リサ・ラーション(ソプラノ)*
  王立ストックホルム・フィルハーモニック管弦楽団
  アンドルー・マンゼ(指揮) サカリ・オラモ(指揮)†
  
録音 2015年5月(歌曲集、協奏曲)、2017年8月(オープンマインド、A・S・追悼) ストックホルム・コンサートホール(スウェーデン)
制作 ハンス・キプファー
録音 インゴ・ペトリ(歌曲集、協奏曲)、マッティアス・スピツバルト(オープンマインド、A・S・追悼)

価格 ¥2,650(本体価格) 

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『カレヴィ・アホ 2つの木管五重奏曲』

BIS SACD2176 SACD hybrid(5.0 surround/stereo) contemporary/classical


カレヴィ・アホ Kalevi Aho は、1949年、南フィンランドのフォルッサ生まれ。シベリウス・アカデミーのヴァイオリンとラウタヴァーラの作曲クラスで学び、卒業後、ベルリンの音楽舞台芸術大学でボリス・ブラッハーに師事しました。2017年までに5つのオペラ、17の交響曲、28の協奏曲、3つの室内交響曲を作曲。現代フィンランドを代表する作曲家のひとりに挙げられます。木管五重奏曲第1番は、トゥルク・フィルハーモニックの委嘱作。「Agitato – Cantando(強い感情で激しく-歌うように)」「Vivace, leggiero – Allegro marcato(活発に、軽く-速く、一つひとつの音をはっきりと)」「Marziale, pesante – Furioso(行進曲風に、重く-猛烈な勢いで)」「Andante con tristezza(歩く速度で、悲しみとともに)」の4楽章で構成。最後の楽章の一部ではプレーヤーが交代でオフステージで演奏、空間の感覚と遠い「ピアニッシモ」の効果を生んでいます。第2番は、ベルリン・フィルハーモニー木管五重奏団の依頼で作曲された作品です。「速く、短いフレーズで呼吸する」第1番に対し、この曲は、いくつかの長い線に沿って音楽が進み、「5人の管楽器奏者によるシンフォニー」ともいう感覚をもった作品です。「Ruhig beginnend – Bewegte (静かに始まる-動く」「Schnell, wild(速く、荒々しく)」「Ruhig flißend(流れるように穏やかに)」「Lebhaft(活きいきと)」。ベルリン・フィルハーモニー木管五重奏団は、オーケストラ内の室内楽活動の一環として1988年に創設されました。ダンツィの木管五重奏曲とピアノと木管の五重奏曲(BIS-1581)などのアルバムを BIS レーベルに録音しています。

カレヴィ・アホ(1949–)
 木管五重奏曲第1番(2006)
 木管五重奏曲第2番(2014)
  ベルリン・フィルハーモニー木管五重奏団
   ミヒャエル・ハーゼル(フルート)
   アンドレーアス・ヴィトマン(オーボエ)
   ヴァルター・ザイファルト(クラリネット)
   ファーガス・マクウィリアム(ホルン)
   マリオン・ラインハルト(ファゴット)
  
録音 2014年10月 フィルハーモニー室内楽ホール(ベルリン)(第1番)、2016年10月 トラウムトン・スタジオ(ベルリン=シュパンダウ、ドイツ)
制作 ロバート・サフ
録音 シュテファン・レー

価格 ¥2,650(本体価格) 

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『自由への道(The Road to Freedom)』

Arte Verum ARV015SPE spiritual/gospel/traditional/jazz


スウェーデン在住のソプラノ歌手、バーバラ・ヘンドリクス Barbara Hendricks(1948–)の自主レーベル Arve Verum の新作。スピリチュアルとゴスペルを中心としたプログラムを、スウェーデンのジャズ・ミュージシャンによるバンドの共演で歌っています。ヘンドリクスの他、マグヌス・リンドグレーンやマルガレータ・ベンクトソンたちのワールドツアーに参加したマティアス・アルゴットソン Mathias Algotsson(1971–)のピアノ。ヨアキム・ミルデル、クリスチャン・スペリング、マグヌス・グラーンと組んだバンドが1993年の「Jazz in Sweden」に選ばれ、ハービー・ハンコック、エスビョーン・スヴェンソンをはじめとするプレーヤーと共演してきたマックス・シュルツ Max Schultz(1960–)のギター。ギタリストのウルフ・エングルンド Ulf Englund は、ヘンドリクスのご主人。2018年1月、ナントの「ラ・フォル・ジュルネ」のコンサートのライヴ録音です。
 
『自由への道(The Road to Freedom)』
 Improvisation on Ry Cooder's "Feelin' Bad Blue"(Instrumental)
  /People Get Ready(Curtis Mayfield)
 We Shall Not Be Moved(Spiritual)
 Woke up this Morning (With My Mind on Jesus)(Spiritual)
 Amazing Grace(John Newton)
 Keep Your Eyes on the Prize(Spiritual)
 Take My Hand, Precious Lord(Thomas A Dorsey)
 Another Man Done Gone(Traditional)
 Down in Mississippi(J. B. Lenoir)
 Improvisation(Instrumental)(Mathias Algotsson)
 Strange Fruit(奇妙な果実)(Allan Lewis)
 Immigrants' Medley: Summertime(サマータイム)
 (George Gershwin/Ira Gershwin)/Home(Warsan Shire)
  /Sometimes I Feel like a Motherless Child
 (時には母のない子のように)(Spiritual)
 I Wish I Knew How It Would Feel to Be Free(Billy Taylor/Dick Dallas
 Oh Freedom(Traditional)
  バーバラ・ヘンドリクス(ソプラノ)
  マティアス・アルゴットソン(ピアノ、ハモンドオルガン)
  マックス・シュルツ(ギター)
  ウルフ・エングルンド(スライドギター、ギター)

録音 2018年1月30日–31日 Auditorium Stefan Zweig(ナント、フランス)(「ラ・フォル・ジュルネ」ライヴ) 

価格 ¥2,450(本体価格) 

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Choice

『コープランド、バーバー、ガーシュウィン』

Somm SOMMCD0118[旧譜] classical


オーケストラ・オブ・ザ・スワン Orchesra of the Swan(OOTS)は、イングランド、ウォリックシャーのストラトフォード=アポン=エイヴォンを本拠とするプロフェッショナル室内管弦楽団です。1995年、ストラトフォード・サマーフェスティヴァルで演奏するためヴィオラ奏者のデイヴィッド・カーティス David Curtis により創設されました。年に50回近いコンサートを行い、シェイクスピア没後400年の2016年にはイスタンブール国際フェスティヴァルで演奏しています。20世紀アメリカの音楽によるプログラム。コープランドの《静かな都会》は、アーウィン・ショーの戯曲のために書いた劇付随音楽を基に作曲されました。静まりかえった街に男がひとりトランペットを吹く。トランペット、コールアングレと弦楽オーケストラによる情景的な音楽です。《エミリ・ディキンソンの8つの詩》は、南北戦争とその戦後の時代、マサチューセッツの大学町で隠遁者のような生活を送ったエミリ・ディキンソンの詩による声とピアノのための12の連作歌曲がオリジナルです。この作品に取りかかった時、コープランドは、詩人の暮らしたアマストの家を訪れ、部屋の窓からの緑の眺めに心をひかれたといわれます。コープランド自身のオーケストレーションによる曲集です。サミュエル・バーバーの《ノックスヴィル、1915年の夏》は、ジェイムズ・エイジー James Rufus Agee(1909–1955)の散文詩に作曲されたノスタルジックな音楽。《カプリコーン協奏曲》は、フルート、オーボエ、トランペットと弦楽オーケストラのための「合奏協奏曲」スタイルで書かれ、バーバーがマウント・キスコの自宅につけた名前を曲名にしています。最後はガーシュウィンの《サマータイム》。エイプリル・フレドリック April Fredrick は、ミネソタ州のノースウェスタン大学とロンドンの王立音楽アカデミーで学んだアメリカのソプラノ歌手。これがデビューアルバム。2011年5月29日のコンサートのライヴ録音です。

『コープランド、バーバー、ガーシュウィン』
アーロン・コープランド(1900–1990)
 静かな都会(Quiet City)(1939)
サミュエル・バーバー(1910–1981)
 ノックスヴィル、1915年の夏(Knoxville, Summer of 1915)
  Op.24(1947)
 カプリコーン協奏曲(Capricorn Concerto) Op.21(1944)
アーロン・コープランド(1900–1990)
 エミリ・ディキンソンの8つの詩(8 Poems of Emily Dickinson)
 (1948 orch. 1958-70)
ジョージ・ガーシュウィン(1898–1937)
 歌劇《ポーギーとベス(Porgy and Bess)》(1935)
 - サマータイム(Summertime)
  エイプリル・フレドリック(ソプラノ)
  オーケストラ・オブ・ザ・スワン
  デイヴィッド・カーティス(指揮)

録音 2011年5月29日 Civic Hall(ストラトフォード=アポン=エイヴォン、イングランド)(ライヴ) 

価格 ¥2,350(本体価格) 

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『ストラヴィンスキー 管楽器のための作品集』

Nilento Records NILCD1707 classical

 
スウェーデン・ウィンドアンサンブル The Swedish Wind Ensemble は、1906年、ストックホルム市電従業員音楽隊 Stockholms Spårvägsmäns Musikkår の名称で、バスと市電の運転手を中心とする6名のアンサンブルとして発足。現在は、打楽器奏者4人とコントラバス奏者1人を加えた約40人を擁し、スウェーデンと北欧を代表するウィンドアンサンブルと見なされています。ストラヴィンスキーが管楽器アンサンブルのために書いた作品集。彼の傑作のひとつに挙げられている《管楽器のためのシンフォニー》、ネオクラシカルなスタイルの最初の作品とされる《八重奏曲》、ジャズが影を落とす複雑なリズムをもつスタイリッシュな《ピアノと管楽器のための協奏曲》、アメリカに渡ってから書かれた、正式名称『若い象のためのサーカス・ポルカ(Circus Polka: For a Young Elephant)』の《サーカス・ポルカ》、クラリネット・プレーヤーのウッディ・ハーマンから委嘱された《エボニー・コンチェルト》。ノルウェーのカトリーネ・ヴィンネス Cathrine Winnes(1977–)は、現代音楽グループ「KammarensembleN」のスウェーデン・テレビのプログラムを指揮、2016/2017年のシーズンからスウェーデン・ウィンドアンサンブルの首席指揮者を務めています。

イーゴリ・ストラヴィンスキー(1882–1971)
 管楽器のためのシンフォニー(Symphonies d'instruments à vents)
 (1920 rev.1947)
 八重奏曲(Octuor)(1923 rev.1952)(管楽器のための)
 ピアノと管楽器のための協奏曲
 (Concerto pour piano et instruments à vents)(1923–24 rev.1950)*
 サーカス・ポルカ(Circus Polka)(1942)
 エボニー・コンチェルト(Ebony Concerto)(1945)
 (ジャズバンドのための)
  スウェーデン・ウィンドアンサンブル
  カトリーネ・ヴィンネス(指揮)
  ペーテル・ヤブロンスキ(ピアノ)*

録音 2017年4月7日–9日 スウェーデン放送第2スタジオ(ストックホルム)
制作 ラーシュ・ニルソン
録音 ミケール・ダールヴィド 

価格 ¥2,450(本体価格) 

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『Flow(流れ)』

Losen Records LOS197-2 jazz

 
アリーナ・ロストツカヤ Alina Rostotskaya は、ロシアのヴォーカリスト、作曲家、バンドリーダー。ロシア劇場芸術アカデミーで音楽プロデュース、モスクワ・ジャズミュージック大学でジャズ・ヴォーカルを学び、モスクワ・ジャズヴォーカリスト・コンペティションでグランプリを受賞、ポーランド、ラトビアのリガ、エストニアのコンペティションでも上位に選ばれました。『Flow』は、アリーナと彼女のバンド「ジャズモバイル(Jazzmobile)」のデビューアルバムです。ジャズ、ロシアの民謡、クラシカル・ミュージックのアコースティック・フュージョン。彼女は、ロシア語と英語で歌い、ジャズのスキャットやモダンクラシックのヴォカリーズといった、さまざまな器楽的唱法も試みています。ジャズモバイルのプレーヤーのうち、ピアノのエフゲニー・レベジェフ、ベースのアントン・レヴニュク、ドラムのイグナト・クラフツォフは「LRK トリオ」(LOS186-2)のメンバーです。モスクワの「モスフィルム」スタジオで録音された音源。ECM レーベルをはじめとする録音で名高いヤン・エーリク・コングスハウグ Jan Erik Kongshaug がオスロのレインボースタジオでミクシングとマスタリングを行っています。2016年4月にロシアでリリース、ロシアのジャズ愛好家から温かい歓迎を受けたと言われるアルバムです。

『Flow(流れ)』
 Morenika(Trad./arr. Alina Rostotskaya)
 At Night(Alina Rostotskaya/arr. Vladimir Nesterenko)* 
 Wonderland(Alina Rostotskaya)*
 Birth(Alina Rostotskaya)
 Evening in Berlin(Alina Rostotskaya)**
 Oh, You My River(Trad./arr. Alina Rostotskaya)***
 Lullaby for Agafya(Alina Rostotskaya)
  アリーナ・ロストツカヤ(ヴォーカル、メロディカ **、オカリナ ***) 
  ジャズモバイル
   エフゲニー・レベジェフ(ピアノ)
   アンドレイ・クラシルニコフ(サクソフォーン)
   マクシム・シビン(ギター)
   アントン・レヴニュク(ベース)
   イグナト・クラフツォフ(ドラム)
   ウラジーミル・ネステレンコ(フルート)*
 
録音 Misfilm studio(モスクワ)
制作 アリーナ・ロストツカヤ
録音 アンドレイ・レヴィン

価格 ¥2,350(本体価格)

"Wonderland"

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『Exhaust/Renew』

Aurora ACD5094 contemporary/classical

 
ユリアン・スカール Julian Skar(1981–)はノルウェーの音楽家。オスロのノルウェー音楽アカデミーでロルフ・ヴァリーンとアスビョルン・スコートゥン、ベルリンの芸術大学でダニエル・オットとヴォルフガング・ハイニガーに学びました。コンサート・ミュージック、エレクトロニック・ミュージック、オペラやミュージカルといった劇場の音楽を中心にポップとコンテンポラリー・アートミュージックのジャンルを平行させた作曲活動を行い、ニルス・ベックやスサンナ・ヴァルムロードといったアーティストともコラボレートしてきました。アルバム『Exhaust/Renew』は、ピアノ・ソロの曲から始まり、ピアノ三重奏、ピアノ七重奏と進み、ピアノとシンフォニエッタのための「協奏曲」と、編成を大きくしていく劇作法の作品です。共通する楽想をもった4つの曲は、「破壊あるいは疲弊から再生へ」のタイトルの示す「サイクル」を形づくリ、再び破壊されます。スカールは、直感で得たアイデアを形式化する段階でコンピュータによる作曲法を用いています。コンピュータは「即興と記譜」の分析者の役割を担い、「混沌と秩序の戦い」から、作曲者のイメージした清冽な抒情の流れを作りだして行きます。ピアノのイングリ・アンスネス Ingrid Andsnes(1978–)は、ノルウェー音楽シーンのさまざまな舞台で活躍、ベートーヴェンの《ディアベッリ変奏曲》にラーシュ・ペッテル・ハーゲンの《ディアベッリ・カデンツァ》を加えた『33+1』(Simax 1350)が注目され話題になりました。三重奏と七重奏の各楽器は、アンサンブル・エルンストのメンバーが担当。七重奏と、ピアノとシンフォニエッタのための《Exhaust/Renew IV》は、アンサンブル・エルンストの共同設立者、トマス・リームルの指揮で演奏されます。録音セッションは、2017年1月、オスロのレインボースタジオ Rainbow Studios で行われました。スカールと共同で Ensemble neoN を創設した作曲家でギタリストのヤン・マッティン・スモルダール Jan Martin Smørdal が制作、ペール・エスペン・ウーシュフィヨルド Peer Espen Ursfjord がエンジニアリングを担当。ライナーノート(英語、ノルウェー語)は、スカールが作曲を学んだスコートゥン Asbjørn Schaathun が執筆しました。

[プロフィール]
アンサンブル・エルンスト Ensemble Ernst は、1996年、ノルウェー国立音楽大学の学生現代音楽アンサンブルを基に結成されました。アカデミーで学びグループの設立に参画したトマス・リームル Thomas Rimur(1972–)が、結成から指揮者。ベアート・フラー、サルヴァトーレ・シャリーノ、ジョナサン・ハーヴィ、ヤニス・クセナキスたちの作品を中心に演奏、ノルウェーの作曲家への委嘱も積極的に行っています。オスロのウルティマ音楽祭に参加、ノルウェー、スカンディナヴィア、ドイツへのツアーも成功を収めてきました。

『Exhaust/Renew』
ユリアン・スカール(1981–)
 Exhaust/Renew
  Exhaust/Renew I(ピアノ・ソロのための)
  Exhaust/Renew II(ピアノ三重奏のための)
  Exhaust/Renew III(ピアノ七重奏のための)
  Exhaust/Renew IV(ピアノとシンフォニエッタのための)
  イングリ・アンスネス(ピアノ)
  アンサンブル・エルンスト トマス・リームル(指揮)

録音 2017年1月9日–12日 レインボースタジオ(オスロ)
制作 ヤン・マッティン・スモルダール
録音 ペール・エスペン・ウーシュフィヨルド
編集 ユリアン・スカール

価格 ¥2,450(本体価格) 

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『ホルムボー 室内協奏曲とシンフォニア』

Dacapo 8.206004 6CD's classical

  
ヴァウン・ホルムボー Vagn Holmboe は、1909年、デンマーク、東ユランのホーセンスに生まれました。カール・ニルセンの推薦を受けてコペンハーゲンの音楽院に入学、クヌーズ・イェペセンとフィン・フフディングのクラスで音楽理論と作曲法を学びました。卒業後、ベルリンのエルンスト・トッホに師事、1933年にルーマニアに留学し、羊飼いとジプシーの音楽を研究しています。帰国後は北シェランのラムレーセの牧歌的な自然を思索と創作の場に定め、さまざまなジャンルに渡り約370点の曲を作りました。ホルムボーは、人間的で率直な音楽語法を重要と考え、モチーフの節約と展開のモデルとして常にハイドンの音楽を意識するとともに、技法を完全に支配し他に類のない様式の音楽を書いたバルトークとストラヴィンスキーを賞賛。主題、モチーフ、ひとつかふたつの音程が、基本の性格を失うことなく形を変え、最後に完全な変化を遂げる「変形技法(metamorfose)」と呼ぶ構造原理を育て、旋法や全音階と併せて創作の基礎としました。13曲の室内協奏曲は1939年から1956年にかけて作曲され、13曲の交響曲や20曲の弦楽四重奏曲とならびホルムボーの音楽で大切な位置を占めています。4つの《シンフォニア》は、それぞれ独立した曲として書かれ、同時に「第4番〈前奏曲(Preludio)〉、第1番、第4番〈間奏曲 I(Interludio I)〉、第2番、第4番〈間奏曲 II(Interludio II)〉、第3番、第4番〈後奏曲(Postludio)〉」と構成を変え、ギリシャ神話の「時の神」に由来する「カイロス(Chairos)」(時刻)の名をつけた「作品」としても演奏されます。デンマーク国立室内管弦楽団(デンマーク放送シンフォニエッタ)と1995年から1999年まで首席指揮者を務めたハンヌ・コイヴラ Hannu Koivura(1960–)による旧アルバムを集成して再リリースされます。

『ホルムボー 室内協奏曲とシンフォニア』
ヴァウン・ホルムボー(1909–1996)
 室内協奏曲第1番 Op.17(1939)(ピアノ、弦楽とティンパニのための)
 室内協奏曲第2番 Op.20(1940)
 (フルート、ヴァイオリン、弦楽と打楽器のための)
 室内協奏曲第3番 Op.21(1940–42)(クラリネットと室内管弦楽のため)
  [8.224038]
 室内協奏曲第4番 Op.30(1942–45)(ピアノ三重奏と室内管弦楽のための)
 室内協奏曲第5番 Op.31(1943)(ヴィオラと室内管弦楽のための)
 室内協奏曲第6番 Op.33(1943)(ヴァイオリンと室内管弦楽のための)
  [8.224063]
 室内協奏曲第7番 Op.37(1944–45)(オーボエと室内管弦楽のための)
 室内協奏曲第8番《協奏交響曲(Sinfonia Concertante)》Op.38(1945)
 (管弦楽のための)
 室内協奏曲第9番 Op.39(1945–46)
 (ヴァイオリン、ヴィオラと管弦楽のための)
  [8.224086]
 室内協奏曲第10番 Op.40(1945–46)
 (木管、金管、弦と室内管弦楽のための)
 室内協奏曲第11番 Op.44(1948)(トランペットと管弦楽のための)
 室内協奏曲第12番 Op.53(1950)(トロンボーンと管弦楽のための)
 室内協奏曲第13番 Op.67(1955–56)
 (オーボエ、ヴィオラと室内管弦楽のための)
  [8.224087]
 シンフォニア第1番 Op.73A シンフォニア第2番 Op.73B
 シンフォニア第3番 Op.73C シンフォニア第4番 Op.73D *
 カイロス(Kairos/Chairos)* [8.226017–18]
  アネ・ウーラン(ピアノ) エーヴァ・ウスタゴー(フルート)
  ニルス・トムセン(クラリネット)
  ミケル・フトロプ(ヴァイオリン)
  ティム・フレゼリクセン(ヴィオラ) ニルス・ウルナー(チェロ)
  マクス・アートヴェズ(オーボエ)
  オーレ・エドヴァルド・アントンセン(トランペット)
  ジャック・モジェー(トロンボーン)
  セーアン・エルベク(ヴァイオリン)*
  トローオルス・スヴァーネ(チェロ)*
  デンマーク国立室内管弦楽団 ハンヌ・コイヴラ(指揮)

録音 1996年6月8日–12日、9月4日–7日(第1番–第3番)、1996年8月、10月、11月(第4番–第6番)、1997年1月6日–11日、2月4日–6日(第7番–第9番)、1997年6月3日–4日、8月20日–21日、11月5日–6日(第10番–第13番)、1997年(シンフォニア) デンマーク放送第2スタジオ(コペンハーゲン)
制作 ペーター・ヴィレモエス
録音 ペーター・ボー・ニルセン 

価格 ¥5,400(本体価格) 

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『ルーセンバード・パントマイム(Rosenbad・Pantomime)』

Dacapo 8.226135 contemporary/classical


デンマークでは今年、作曲家ベント・サーアンセン Bent Sørensen の60歳を祝い、彼の作品を特集したコンサートやインタビューが企画されています。アルバム『ルーセンバード・パントマイム』は、誕生日とアメリカの「グロマイヤー賞(Grawmeyer Awards)」の受賞を祝って制作されました。《ルーセンバード》と《パントマイム》は、先にリリースされた《ミニョン(Mignon)》(Dacapo 8.226134)とともに、サーアンセンが夫人カトリーネ・ギスリンゲ Katrine Gislinge のために作曲した『パピヨン三部作(Papillons Trilogy)』の作品です。「恐怖と希望と郷愁が満ちては引いてゆく」。三作は、「同じことをまったく異なる物語として」語るため、共通する音楽素材を使い、「アンダンテ」「フルエンテ」「モデラート・カンタービレ・モルト・エスプレッシーヴォ」「アレグレット」「スケルツァンド」「カルモ・コン・デリカテッツァ」「指定のない楽章」の楽章の順序を変え、《ミニョン》はピアノと弦楽アンサンブル、《ルーセンバード》はピアノと弦楽四重奏、《パントマイム》はピアノと弦と管と打楽器のアンサンブルと、楽器の組み合わせを変えて作曲されています。《ファンタジア・アッパッショナータ》は、ランゲラン島のフェスティヴァル「夏のコンサート」の委嘱で作曲された作品です。作品を献呈されたギスリンゲが、2017年8月12日、ストーオンセ教会で初演。このコンサートで彼女が演奏したベートーヴェンのピアノソナタ第23番《アッパッショナータ》とブラームスの《7つの幻想曲》Op.116 を「参照」して書かれた作品です。

『ルーセンバード・パントマイム(Rosenbad・Pantomime)』
ベント・サーアンセン(1958–)
 ルーセンバード - パピヨン(Rosenbad – Papillons)(2013)
 (ピアノ五重奏のための)
 ファンタジア・アッパッショナータ(Fantasia Appassionata)(2017)
 (ピアノのための)
 パントマイム - パピヨン(Patomime – Papillons)(2013–14)
 (ピアノとアンサンブルのための)
  カトリーネ・ギスリンゲ(ピアノ)
  ステーンハンマル四重奏団 エスビェア・アンサンブル

録音 2016年6月18日–19日(パントマイム)、2017年8月14日–16日(ルーセンバード、ファンタジア) 王立デンマーク音楽アカデミー(コペンハーゲン)
制作・録音 プレーベン・イーヴァン

価格 ¥2,350(本体価格) 

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『四季(Le Quattro Stagioni)』

Dacapo 8.226591 contemporary

 
ペーター・ナバロ=アロンソ Peter Navarro-Alonso(1973–)は、サクソフォーン奏者、オルガニスト、作曲家。マドリード音楽院と王立デンマーク音楽アカデミーのソリスト・クラスで学びました。彼が、リコーダー奏者のボレテ・ローズ Bolette Roed(1979–)、打楽器奏者のデーヴィズ・ヒレブラント David Hildebrandt(1976–)と2003年に結成したトリオ「アルファ(Alfa)」は、『Alfa』(8.226518)をはじめとする録音でデンマーク音楽賞にノミネートされ、NOMUS(北欧音楽委員会)賞の候補にも選ばれています。合奏協奏曲《四季(Le Quattro Stagioni)》は、ヴィヴァルディの作品からインスピレーションを得て作曲されました。共演のアンサンブル、EKKOZONE は、2013年の設立。アヴァンギャルド、ミニマリズム、クロスオーバーなどボーダーレスの活動を行い、コペンハーゲン・ジャズハウスで名を挙げました。《協奏曲 ロ短調》は、ヴィヴァルディの協奏曲を基にした、実験的手法を表現に使った作品です。

『四季(Le Quattro Stagioni)』
ペーター・ナバロ=アロンソ(1973–)
 合奏協奏曲《四季(Le Quattro Stagioni)》(2014)*
 協奏曲 ロ短調(2017)
  アルファ
   ボレテ・ローズ(リコーダー)
   ペーター・ナバロ=アロンソ(サクソフォーン)
   デーヴィズ・ヒレブラント(打楽器、ヴィブラフォーン)
  EKKOZONE *
  マティアス・ロイモト(指揮)*

録音 2015年12月14日(四季)、2017年6月19日–20日 コペンハーゲン

価格 ¥1,750(本体価格) 

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