2018年8月 

Our Select

『アメリカの協奏曲』

Orfeo C932182 2CD's classical


ラトビア出身、ハンブルク在住のヴァイオリニスト、バイバ・スクリデ Baiba Skride(1981–)。シベリウス・アカデミーで学び、タンペレ・フィルハーモニック管弦楽団の芸術監督とヨーテボリ交響楽団の首席指揮者を務めるサントゥ=マティアス・ロウヴァリ Santtu-Matias Rouvali(1985–)。「ベールに包まれたオーケストラの音色は、ビブラートを控えたスクリデの音のリボンを載せたビロードのクッションのようだ」(「The Gramophone」)とも評されたシベリウスとカール・ニルセンのヴァイオリン協奏曲(C896152)につづく共演アルバム。「プラトンの『饗宴』による」の副題をもつバーンスタインの《セレナード》は、饗宴の客が順に行う「愛を讃える演説」をインスピレーションに作曲され、〈パイドロス - パウサニアス〉〈アリストパネス〉〈エリュクシマコス〉〈アガトン〉〈ソクラテス - アルキビアデス〉の5楽章から構成されています。コルンゴルトの《ヴァイオリン協奏曲》は、『Another Dawn』(邦題『砂漠の朝』)や『Anthony Adverse』(『風雲児アドヴァース』)といった、彼の書いたフィルムスコアの音楽を素材に使った「のびやかに弧を描く旋律線、ポリフォニックともいえる種々様々なメロディ、複雑な楽器法」(バイバ・スクリデ)で書かれたロマンティックな音楽。ミクローシュ・ロージャがハイフェッツの求めで作曲した《ヴァイオリン協奏曲》は、1950年代の新しい作曲スタイルと民俗音楽の要素が織りこまれ、ロージャが担当したビリー・ワイルダー監督の映画『The Private Life of Sherlock Homes』(『シャーロック・ホームズの冒険』)の音楽に作品の一部が転用されました。アンコールとして、バーンスタインのミュージカル《ウェストサイド・ストーリー》の「シンフォニックダンス」が演奏されます。

『アメリカの協奏曲』
[Disc 1]
レナード・バーンスタイン(1918–1990)
 セレナード(Serenade)(1954)
 (ヴァイオリン独奏、弦楽、ハープと打楽器のための)
エーリヒ・ヴォルフガング・コルンゴルト(1897–1957)
 ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.35(1946)
  バイバ・スクリデ(ヴァイオリン) 
  ヨーテボリ交響楽団 サントゥ・マティアス・ロウヴァリ(指揮)
[Disc 2]
ミクローシュ・ロージャ(1907–1995)
 ヴァイオリン協奏曲 Op.24(1953)
レナード・バーンスタイン(1918–1990)
 ミュージカル《ウェストサイド・ストーリー(West Side Story)》
  シンフォニックダンス(1960)
  バイバ・スクリデ(ヴァイオリン)
  タンペレ・フィルハーモニック管弦楽団
  サントゥ・マティアス・ロウヴァリ(指揮)

録音 2017年8月21日–23日 ヨーテボリ・コンサートホール(ヨーテボリ、スウェーデン)(Disc 1)、2018年5月17日–19日 タンペレ・ホール(タンペレ、フィンランド)(5月17日 ライヴ、18日–19日 セッション)(Disc 2)
制作・録音 ラーシュ・ニルソン、ミケール・ダールヴィド(Disc 1)
制作 セッポ・シーララ(Disc 2)
録音 エンノ・マエメツ(Disc 2)

価格 ¥2,450(本体価格)

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『ラーション 管弦楽作品集 第3集』

cpo 777 673-2 SACD hybrid(Multichannel/stereo) classical


ラーシュ=エーリク・ラーション Lars-Erik Larsson(1908–1986)は、スウェーデン音楽史に重要な足跡を残し、スウェーデンとスカンディナヴィアの人々に敬愛された作曲家のひとり。交響曲第1番と『冬物語』の第1集(777 671-2)、交響曲第2番と《バロココ組曲》の第2集(777 672-2)とつづいたヘルシングボリ交響楽団とアンドルー・マンゼ Andrew Manze(1965–)によるシリーズの最後のディスクがリリースされます。交響曲第3番は、《姿を変えた神(Förklädd gud)》と同じ「第二次世界大戦の時代」の一作です。暗い時代を背景としながら優美さとユーモアと抒情を散りばめた「最良のラーション」を示した交響曲。1946年、トゥール・マンとストックホルム・フィルハーモニックにより初演された後、前の2つの交響曲と同様、作曲者が作品を撤回。終楽章の序奏を書き直した《演奏会序曲第3番》に改作されました。約30年後の1975年、ステーン・フリュクベリがストックホルム・フィルハーモニックを指揮して放送録音を制作。1978年5月7日、スウェーデン放送協会がヘルシングボリで行ったラーションの70歳記念コンサートで《姿を変えた神》とともに演奏され、ライヴ録音(BIS-96)も制作されました。《3つの管弦楽の小品》は、ラーションが十二音技法を初めてフルオーケストラ作品に使い、「何十年も取り組み、求めてきた理想にやっと到達したようだ」と語った作品。同じ1960年に作曲された《アダージョ》も十二音技法で作曲されました。《姿を変えた神》の台本を書いたヤルマル・グッルベリを追悼するラジオ番組で初演、人々に感動を与えたといわれます。《順列の音楽》は、構成要素の位置が常に変化する厳格対位法の様式で書きながら「古き良きスタイル」の楽しい音楽をめざしたという作品。スウェーデン放送交響楽団の委嘱で作曲されました。

『ラーション 管弦楽作品集 第3集』
ラーシュ=エーリク・ラーション(1908–1986) 管弦楽作品集 第3集
 交響曲第3番 ハ短調 Op.34(1944–45)
 3つの管弦楽の小品(Tre orkesterstycken) Op.49(1960)
 アダージョ(Adagio) Op.48(1960)(弦楽オーケストラのための)
 順列の音楽(Musica permutatio) Op.66(1980)
  ヘルシングボリ交響楽団 アンドルー・マンゼ(指揮)

録音 2011年8月16日–18日(交響曲)、9月20日–22日 ヘルシングボリ・コンサートホール(スウェーデン)
制作 レッナールト・デーン
録音 トゥルビョーン・サミュエルソン

価格 ¥2,500(本体価格)

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『トイヴォ・クーラ』

cpo 555 148-2 classical


トイヴォ・クーラ Toivo Kuula(1883–1918)は、フィンランドのナショナル・ロマンティシズムを代表する作曲家のひとり。1883年7月7日、フィンランド西部、ボスニア湾に面するオストロボスニア(ポホヤンマー)に生まれました。ヴァーサで育ち、1900年秋、ヘルシンキ音楽学校(現 ヘルシンキ芸術大学シベリウス・アカデミー)に進学。1903年春、スウェーデン系学生との関係や経済面の問題から退学、ヴァーサに戻って作曲したカンタータの成功をきっかけに音楽家として出発。フィンランド内戦中の1918年、白軍の勝利を祝う会場での口論がきっかけで起きた発砲事件の傷が元で亡くなりました。歌曲、ピアノ曲とともに重要なジャンルだった室内楽曲からヴァイオリンとピアノのための作品。旋律とリズムの新鮮さ、主題の独創性が初演時に高く評価されたホ短調のヴァイオリンソナタ。その前年に書かれたへ長調のソナタ。《無言歌》の名でも呼ばれ親しまれている《クリスマスキャロル》。南ポホヤンマーの伝承曲による《ポホヤンマー舞曲》。ニーナ・カーモン Nina Karmon は、フィンランド人のチェリストとドイツ人のヴァイオリニストを両親にシュトゥットガルトで生まれたたヴァイオリニスト。ホ短調のソナタは、アルバム『Lebenslinien(生命線)』(Animato ACD6058)でシュルホフやシュテファンの作品とともに録音していて、これが2度目の録音です。

トイヴォ・クーラ(1883–1918) ヴァイオリンとピアノのための作品集
 ヴァイオリンソナタ ホ短調 Op.1
 3つの小品 Op.3a
  子守歌(Kehtolaulu) 夜想曲(Notturno)
  民謡(Kansanlaulu)
 私の道は世界へとつづく(ままならぬ人生)(Ut min väg i värden går)
 若き友よ、泣くな(Älä itke impeni nuori)
 ヴァイオリンソナタ ヘ長調
 2つの小品 Op.22
  クリスマスキャロル(無言歌)(Joululaulu(Chanson sans paroles))
  悲しみ(Suru)
 ポホヤンマー舞曲(Pohjalainen tanssi)
  ニーナ・カーモン(ヴァイオリン) オリヴァー・トリーンドル(ピアノ)

録音 2017年3月2日–3日 ドイツ放送室内楽ホール(ケルン、ドイツ)
制作 シュテファン・シュミット
録音 ヴォルフガング・リクシウス
 
価格 ¥1,800(本体価格)

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『ゲーゼ 室内楽作品集 第4集』

cpo 555 198-2 classical


ヘアニング現代美術館(HEART)のレジデントアーティスト、アンサンブル・ミトヴェスト Ensemble MidtVest のニルス・W・ゲーゼ Niels Wilhelm Gade シリーズ。第1集(777 164-2)、第2集(777 165-2)、第3集(555 077-2)は、ゲーゼの音楽に深い共感を寄せ、彼のロマンティシズムを自然な広がりの空間と光の中にバランスよく表現した演奏が、高く評価されました。へ短調の弦楽四重奏曲は、彼の創作活動がもっとも実り多かった19世紀なかば、1851年の作品です。「アンダンテ・コン・モート」の序奏に始まる「アレグロ・モルト」の第1楽章、「アレグレット」の第2楽章、「アレグロ・ディ・モルト」の第3楽章、序奏部がパッサカリアで書かれた「アレグロ・ヴィヴァーチェ」の終楽章。1863年になって手稿譜の表紙にゲーゼの手で「作曲練習」と書きこまれ、作曲者自身がこの作品の演奏を聴いたことがあるのかどうかも、不明とされています。弦楽五重奏曲は、単一楽章で書かれた、表現と形式が、ゲーゼが若い時代から取り組んできた「劇的」な演奏会序曲を思わせる作品です。ピアノ三重奏のための《ノヴェレッテ》は、1853年に作曲され、何度か改訂の手が加えられました。アレグロ・スケルツァンド、アンダンティーノ・コン・モート、モデラート、ラルゲット・コン・モート、アレグロの5曲。「デンマーク文化の黄金時代」を偲ばせる音楽。終曲「アレグロ」の初稿による演奏が合わせて収録されました。

『ゲーゼ 室内楽作品集 第4集』
ニルス・W・ゲーゼ(1817–1890)
 ノヴェレッテ(Novelletten) Op.29(1853)(ピアノ三重奏のための)
 弦楽四重奏曲 へ短調(1851) 弦楽五重奏曲 へ短調(1837)
  アンサンブル・ミトヴェスト

録音 2015年5月18日–19日、24日 クヌセンス(ホルステブロー)(Op.29)、2016年1月11日–13日(四重奏曲)、2015年12月15日–16日 HEART(ヘアニング現代美術館)(ヘアニング、デンマーク)
制作・録音 モーテン・モーウンセン

価格 ¥1,800(本体価格)

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『コンチェルト・コペンハーゲン』

cpo 555 158-2 2SACD's hybrid(Multichannel/stereo) early music/classical


スカンディナヴィアのプレーヤーが集まった古楽器アンサンブル、コンチェルト・コペンハーゲン Concerto Copenhagen(CoCo)と音楽監督モーテンセン Lars Ulrik Mortensen(1955–)による新作は、J・S・バッハのもっとも親しまれている作品群のひとつ『ブランデンブルク協奏曲』。スウェーデンのスコーネ地方、1891年に赤煉瓦で建てられたネオゴシック様式のエースレーヴ教会でのセッション録音。

ヨハン・ゼバスティアン・バッハ(1685–1750)
 ブランデンブルク協奏曲第1番 ヘ長調 BWV.1046
 ブランデンブルク協奏曲第2番 ヘ長調 BWV.1047
 ブランデンブルク協奏曲第3番 ト長調 BWV.1048
 ブランデンブルク協奏曲第4番 ト長調 BWV.1049
 ブランデンブルク協奏曲第5番 ニ長調 BWV.1050
 ブランデンブルク協奏曲第6番 変ロ長調 BWV.1051
  コンチェルト・コペンハーゲン
  ラース・ウルリク・モーテンセン(チェンバロ、音楽監督)

録音 2017年2月6日–11日 エースレーヴ教会(エースレーヴ、スウェーデン)
制作・録音 シュテファン・レー
  
価格 ¥5,000(本体価格)

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『北国(Northlands)』

Alba ABCD415 contemporary/classical


カナダ系フィンランドの作曲家マシュー・ホイットールの作品集。《北国》は、彼の友人、フィンランド放送交響楽団のホルン奏者を務めるトンミ・ヒュッティネン Tommi Hyttinen(1977–)の委嘱を受け、コンチェルタンテ・スタイルによる「ホルンと弦楽のためのアルバム」として作曲されました。ホイットールは、カナダのピアニスト、グレン・グールドがラジオ放送のために制作した「孤独三部作」の『The Idea of the North』と、2007年秋のアイスランド旅行から得た「北国」の地理的、情景的、心理的イメージをふくらませ、対照的な雰囲気の2つの部分から成る作品としています。抒情と神秘の気分を漂わせて始まる第2部の終わり近く、アイスランド伝承の《船乗りの賛歌(Sjóferðabæn)》の「ナチュラルホルン」が引用されています。 

《ad puram annihilationem meam(このうえなく純粋な自己消滅に)》は、中世から現代までのフランス音楽による復活祭プログラムのためヘルシンキ室内合唱団のニルス・シュヴェケンディーク Nils Schweckendiek の依頼で作曲されました。フランスのイエズス会司祭、ピエール・テイヤール・ド・シャルダン Pierre Teihard de Chardin(1881–1955)の』Le messe sur le monde(世界のミサ)』から採ったフランス語とラテン語のテクスト、グレゴリオ聖歌などキリスト教の典礼歌と、雅楽に影響された儀式の雰囲気を並置した音楽。日本の能を模したダンスの振付をダンサーでもあるニナ・ヒュヴァリネンが担当して初演が行われました。《The return of light(光の戻り)》もヘルシンキ室内合唱団の委嘱作です。タピオラ・シンフォニエッタとのコラボレーション10周年記念のため「光明」をテーマにとり、「北極の長い冬の夜が終わり最初に現れる日の光」をイメージして作曲。声とオーケストラの楽器を対等に扱った「サウンドワールド」を作り上げています。 

[プロフィール]
マシュー・ホイットール Matthew Whittall(1975–)は、カナダ生まれ、フィンランドの作曲家。モントリオールのヴァニア大学、マサチューセッツ大学アマスト校、ニューヨーク州立大学ストーニーブルック校で学び、2001年にヘルシンキに移ってシベリウス・アカデミーで博士号を取得しました。管弦楽、声楽、室内楽、器楽と多くの作品を発表。2004年、トロント交響楽団の New Creation Competition で第1位、2013年、ヒルデガルト・フォン・ビンゲンの詩に作曲した《Dulcissima, clara, sonans》で Teosto(フィンランド著作権協会)賞を受賞しました。リスト=マッティ・マリンの委嘱で作曲したピアノ曲集《草の葉》3巻(ABCD333)が Alba レーベルからリリースされています。

『北国(Northlands)』 
マシュー・ホイットール(1975–) 
 北国(Northlands)(ホルンと弦楽のためのアルバム)*
 ad puram annihilationem meam(このうえなく純粋な自己消滅に)
 (2008)(混声合唱と打楽器のための儀式)**
 光の戻り(The return of light)(2015)
 (混声合唱と管弦楽のための)***
  トンミ・ヒュッティネン(ホルン)*
  フィンランド放送交響楽団 *
  イラリ・アンゲルヴォ(ヴァイオリン)*
  ヘルシンキ室内合唱団 **/***
  ユリア・ヘエーゲル(ソプラノ・ソロ)**
  クロエ・デュフレーヌ(朗読)** ジェームズ・カハネ(朗読)**
  アンティ・スオランタ(打楽器)**
  タピオラ・シンフォニエッタ ***
  ニルス・シュヴェケンディーク(指揮)**/***

録音 2016年8月22日、23日 ミュージックセンター(ヘルシンキ)(*)、2月14日 セッロサリ(エスポー)(**)、2015年10月31日 タピオラホール(エスポー、フィンランド)(***) 
制作 ラウラ・ヘイキンヘイモ(*)、マルック・ヴェイヨンスオ(*/****) 
録音 エンノ・マエメツ(*)、アヌ・ピュルッカネン(**)、マルック・ヴェイヨンスオ(***)

価格 ¥2,300(本体価格)

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『シューベルト ソナタ』

BIS SACD2375 SACD hybrid(5.0 surround/stereo) classical


ストックホルム生まれ、スウェーデン、スペイン、オランダとドイツで学び、フランツ・ハラースのマスタークラスのディプロマも取得したヤコブ・ケッレルマン Jacob Kellermann(1984–)。ストックホルム、ザルブルク・モーツァルテウムのイゴール・オジム、バーゼル音楽大学のライナー・シュミットに学んだダニエル・ミグダール Daniel Migdal(1986–)。デュオ KeMi は、ソリスト、室内楽奏者として活動、コンテンポラリー・ミュージックに関心を寄せるプレーヤーふたりのギターとヴァイオリンのアンサンブルです。2006年に結成、スウェーデン国内で人気を集め、ドイツ、オランダ、チェコ、韓国などにツアーを行いました。シューベルトの作品集。室内楽、歌曲といったピアノをともなうシューベルト作品は、ピアノ・パートをギターに編曲して演奏することがしばしば行われ、独特のくつろいだ雰囲気が楽しまれています。このアルバムの《アルペッジョーネ・ソナタ》と《ヴァイオリンソナタ》は、ケッレルマンが編曲。《ソナティネ》は、バリトンのウッレ・ペーションと共演したシューベルトの《美しい水車屋の娘》(Caprice CAP21575)の編曲などでも知られるギタリストのマッツ・ベリストレム Mats Bergström(1961–)による編曲版が演奏されます。

フランツ・シューベルト(1797–1828)
(ヤコブ・ケッレルマン(1984–)編曲)
 アルペッジョーネ・ソナタ イ短調 D.821(1824)
 ヴァイオリンソナタ イ長調 D.574(1817)
フランツ・シューベルト(1797–1828)
(マッツ・ベリストレム(1961–)編曲)
 ヴァイオリンとピアノのためのソナティネ ニ長調 D.384(1816)
  デュオ KeMi
   ダニエル・ミグダール(ヴァイオリン)
   ヤコブ・ケッレルマン(ギター)

録音 2016年10月 ロースンダ教会(ソルナ、スウェーデン)
制作・録音 ハンス・キプファー

価格 ¥2,650(本体価格)

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『マントラ(Mantra)』

BIS SACD2340 SACD hybrid(5.0 surround/stereo) contemporary/classical


トロンハイム・シンフォニエッタ Tronheim Sinfonietta(TSi)は、トロンハイム交響楽団とノルウェー空軍音楽隊のプレーヤーたちが20世紀と21世紀の音楽を演奏するため1998年に設立したアンサンブルです。『マントラ』は、シンフォニエッタの創設20周年の記念アルバム。「より深い過去に取り憑かれた」ことを思わせる4つの作品によるプログラムが組まれています。

細川俊夫(1955–)の《ドローイング》は、「まだ母の胎内にいることを私は夢に見た」ときに経験した沢山の原始的な感覚を音で描画(ドローイング)。フルート(ピッコロ、アルトフルート持ち替え)、オーボエ、クラリネット、ピアノ、打楽器、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロの8人の奏者で演奏されます。デンマークのベント・サーアンセン Bent Sørensen(1958–)は他にない音の世界をもった創作で知られ、ノルウェーの作曲家アルネ・ヌールハイムは彼の音楽について「かつて聞いたことのない何かを思い出させる」と語っています。《愛の歌 - 第二の愛の湖》は、アイスランドの Caput Ensemble の委嘱作。14世紀オーヴェルニュで起きた農民反乱を扱った本からインスピレーションを得た六重奏曲《Les Tuchins》を15人の奏者のために改作した《愛の歌》を、14人のアンサンブルのために再作曲した作品です。

アメリカの作曲家エレン・リンクウィスト Ellen Lindquist(1970–)は、ヴァーモント州とニューヨーク州の大学で学び、トロンハイムのノルウェー工科自然科学大学(NTNU)の作曲科で准教授として教えています。《マントラ》は、シンフォニエッタとシンフォニエッタの打楽器奏者エスペン・オールベルグ Espen Aalberg(1975–)がノルウェー・アーツカウンシルの後援を受け、共同委嘱。インドネシア伝統のガメラン音楽の背景にある宗教性と楽器に特有の響きを念頭に置いた「ガメランとシンフォニエッタのための協奏曲」として作られました。クリスティン・ノーダーヴァル Kristin Norderval(1957–)もアメリカの作曲家。《チャペル・メディテーション》(礼拝堂の瞑想)は、彼女の参加するヴォーカルアンサンブルがメイン州ブランズウィックのボウディン大学チャペルでジョスカン・デ・プレの曲を録音したセッションの合間に「即興」で作られた作品です。このアルバムの録音にはノーダーヴァルが参加、ピアノの弦を弾く「プラックト・ピアノ」をシンフォニエッタのピアニスト、エルセ・ボー Else Bø が担当しました。指揮者のカイ・グリンデ・ミューラン Kai Grinde Myrann(1987–)は、ノルウェー国立音楽大学とベルリンのハンス・アイスラー音楽大学で学び、作曲家としても活動しています。

 『マントラ(Mantra)』
細川俊夫(1955–)
 ドローイング(Drawing)(2004)(8人の奏者のための)
ベント・サーアンセン(1958–)
 愛の歌 - 第二の愛の湖(Minnelieder – Zweite Minnewater)(1994)
 (室内アンサンブルのための)
エレン・リンクウィスト(1970–)
 マントラ(Mantra)(2016)
 (ガメランとシンフォニエッタのための協奏曲)
クリスティン・ノーダーヴァル(1957–)
 チャペル・メディテーション(Chapel Meditation)(2001)
 (声とピアノのための)*
  トロンハイム・シンフォニエッタ
  カイ・グリンデ・ミューラン(指揮)
  エスペン・オールベルグ(ガメラン)
  クリスティン・ノーダーヴァル(ソプラノ)*
  エルセ・ボー(ピアノ)*

録音 2017年12月 ヒーメン・クルトゥルフス(文化の家)(スチョルダール、ノルウェー)
制作 イェンス・ブラウン
録音 シュテファン・レー

価格 ¥2,650(本体価格)

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『秋のソナタ(Höstsonaten)』

BIS SACD2357 2SACD's hybrid(5.0 surround/stereo) contemporary/classical


スウェーデンの映画監督ベルイマン Ingmar Bergman(1918–2007)の生誕100年を記念する2018年、ローランド・ペンティネンの『イングマル・ベルイマン監督作品の音楽』(BIS SA-2377)につづくアルバムが、BIS Records からリリースされます。フィンランド国立歌劇場の委嘱で制作された歌劇《秋のソナタ》。イングリッド・バーグマンとリヴ・ウルマンが主演したベルイマンの1978年の映画『秋のソナタ(Höstsonaten)』に基づきフィンランドの作家グニッラ・ヘンミング Gunilla Hemming(1955–)がスウェーデン語の台本を執筆、フィンランドのセバスチャン・ファーゲルルンド Sebastian Fagerlund(1972–)が作曲した作品です。「秋。牧師館に住むエヴァと夫ヴィクトルは、彼女の母シャルロッテの訪問を心待ちにしている。シャルロッテはコンサート・ピアニストとして忙しく、7年の間、娘たちと会っていない。エヴァとヴィクトルは3歳の息子エーリクを水の事故で亡くし、シャルロッテもパートナーのレオナルドに先立たれている。シャルロッテが牧師館に着くと、障害をかかえ、彼女が施設に入れたはずのヘレナをエヴァが引き取っていた。母と娘の間の緊張が次第に高まっていく……」。ヘンミングとファーゲルルンドは、このストーリーを序曲、第1景「牧師館で」から第13景「ヘレナの部屋の外で」までの第1幕、第14景「ヘレナの部屋の外で」から第19景「エピローグ」の第2幕に構成。牧師館の「現在」の中に「コンサートホールで」(第3景)「シャルロッテと聴衆」(第5景)、「シャルロッテ、エヴァと聴衆」(第7景)、「墓地で」(第9景)、口のきけないヘレナが突然、語り始める場面(第17景)と、異なる時と時間の出来事が多層的に組みこまれ、ベルイマンが「現実」の中で描いた相克が、現実と空想を極限まで広げたステージに表現されます。作曲者ファーゲルルンドの音楽は「豊かな響き、速い動き、多面的でありながらモダニズムの厳格さを嫌う」スタイルが特徴として指摘されています。《秋のソナタ》は、第2次ロシア・スウェーデン戦争(1808–09)に題材を採った《デーベルン(Döbeln)》(SA-1780)に次ぐ彼のオペラ第2作です。初演は、2017年9月8日、フィンランド国立歌劇場。シャルロッテをメゾソプラノのアンネ・ソフィ・フォン・オッター Anne Sofie von Otter(1955–)《フィデリオ》のタイトルロールでメトロポリタン歌劇場にデビューしたソプラノのエリカ・スンネゴード Erika Sunnegårdh(1966–)がエヴァを歌っています。指揮者のヨン・ストゥールゴールズ John Storgårds(1963–)は、2015年までヘルシンキ・フィルハーモニックの首席指揮者を務め、現代音楽を主なレパートリーに欧米のオーケストラを指揮しています。このアルバムは、フィンランド国立歌劇場で初演に続いて行われた3回の公演をライヴ収録して制作されました。

セバスチャン・ファーゲルルンド(1972–) 
 歌劇《秋のソナタ(Höstsonaten)》(2014–16) 
  アンネ・ソフィ・フォン・オッター(メゾソプラノ、シャルロッテ) 
  エリカ・スンネゴード(ソプラノ、エヴァ) 
  トンミ・ハカラ(バリトン、ヴィクトル) 
  ヘレナ・ユントゥネン(ソプラノ、ヘレナ) 
  ニコラス・ソーデルルンド(バス、レオナルド) 
  フィンランド国立歌劇場合唱団・管弦楽団 
  ヨン・ストゥールゴールズ(指揮)

録音 2017年9月19日、23日、30日 フィンランド国立歌劇場(ヘルシンキ)(ライヴ) 
制作 ロバート・サフ 
録音 スピーディ・サーリネン、エンノ・マエメツ

価格 ¥5,000(本体価格)

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『フラトレス(Fratres)』

BIS SACD2316 SACD hybrid(5.0 surround/stereo) contemporary/classical


オランダのトロンボーン奏者ヨルゲン・ファン・ライエン Jörgen van Rijen(1975–)は、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団の首席奏者を務め、現代とバロック期の楽器のスペシャリストとして常に新しいレパートリーを開拓、ソリストとしても活躍しています。ファン・ライエンの新作アルバム。「アルヴォ・ペルトは、今のわれわれの時代のバッハか?」。このアルバムでファン・ライエンは、「聖トーマス教会のカントル」の音楽と、彼の作品を愛し、《Wenn Bach Bienen gezüchtet hätte》や《Collage über BACH(BACH によるコラージュ)》といった作品を書いたエストニアの作曲家アルヴォ・ペルト Arvo Pärt の音楽を並べて演奏、「時代の違う兄弟たち(フラトレス)」に共通するところ、異なるところを探っていきます。ヨハン・ゼバスティアン・バッハの作品は、イタリアの作曲家たちのソロ楽器とアンサンブルのための協奏曲を鍵盤楽器の独奏曲に編曲した《協奏曲》。この3曲は、マルチェッロ兄弟とヴィヴァルディの原曲とバッハの編曲を照らし合わせながらファン・ライエンが行った編曲で演奏されます。ペルトの《フラトレス》《バビロン川のほとりで》《断続する平行》は、クリスチャン・リンドベリが1990年代に手がけた編曲に基づいてファン・ライエンが編曲した版、ボーイソプラノとピアノのための《天にいますわれらの父よ》は、ペルトがアンドレーアス・ショルの依頼でアレンジした「カウンターテナーと弦楽」の版をファン・ライエンが編曲した版による演奏。ペルト作品の4つの編曲は、これが世界初録音です。カメラータ RCO Camerata RCO は、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団(RCO)のプレーヤーたちが、小編成の演奏を楽しむために結成、オランダ国内のほか、ニューヨーク、ワシントン、東京、ソウル、ウィーン、ローマ、リスボン、マドリードで演奏してきました。

『フラトレス(Fratres)』
アルヴォ・ペルト(1935–)
 フラトレス(Fratres)(1977/2017)
 (トロンボーン、弦楽オーケストラと打楽器のための)
ヨハン・ゼバスティアン・バッハ(1685–1750)
 (ヨルゲン・ファン・ライエン(1975–)編曲)
 協奏曲 ニ短調 BWV.974
 (アレッサンドロ・マルチェッロの《オーボエ協奏曲 ニ短調》による)
アルヴォ・ペルト(1935–)
 天にいますわれらの父よ(Vater unser)(2005/2017)
 (トロンボーンと弦楽オーケストラのための)
ヨハン・ゼバスティアン・バッハ(1685–1750)
 (ヨルゲン・ファン・ライエン(1975–)編曲)
 協奏曲 ニ長調 BWV.972
 (アントニオ・ヴィヴァルディの《ヴァイオリン協奏曲 ニ長調》による)
アルヴォ・ペルト(1935–)
 バビロン川のほとりで(An den Wassern zu Babel saßen wir und weinten)
 (1976/2017)(トロンボーンと室内オーケストラのための)
ヨハン・ゼバスティアン・バッハ(1685–1750)
 (ヨルゲン・ファン・ライエン(1975–)編曲)
 協奏曲 ハ短調 BWV.981
 (ベネデット・マルチェッロの《ヴァイオリン協奏曲 ホ短調》による)
アルヴォ・ペルト(1935–)
 断続する平行(Pari Intervallo)(1976/2017)
 (クラリネット、トロンボーンと弦楽オーケストラのための)
  ヨルゲン・ファン・ライエン(トロンボーン、指揮)
  カメラータ RCO

録音 2016年10月(Fratres, An den Wassern…, Pari Intervallo)、2017年6月 シンゲル教会(アムステルダム、オランダ)
制作 インゴー・ペトリ
録音 イェンス・ブラウン(Fratres, An den Wassern…, Pari Intervallo)、ハンス・キプファー

価格 ¥2,650(本体価格)

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『キアロスクーロ四重奏団』

BIS SACD2268 SACD hybrid(5.0 surround/stereo) classical


「明暗法」「陰影法」を意味する美術用語を冠したキアロスクーロ四重奏団 Chiaroscuro Quaret は、ロシア生まれのイブラギモヴァ Alina Ibragimova、スペインのベネディ Pable Hernán Benedí、スウェーデンのホーンルンド Emilie Hörnlund、フランスのティリオン Claire Thirion が2005年に結成したアンサンブル。ハイドンの弦楽四重奏曲第31番-第33番(SACD2158)、第34番第36番(SACD2168)に続く BIS レーベル第3作は、シューベルトの2曲。ト短調の第9番は、ナポレオンが敗退、ウィーン会議が開催されるという政治状況を背景に室内楽の人気が高まっていた1815年、シューベルトが18歳の時の作品。《死と乙女》の四重奏曲は、シューベルトが死を意識したとされる1824年に書かれ、フォルティッシモからピアニッシモへ、抒情のページから感情を抑えきれない劇的なページへと、突然の変化が鮮やかな印象を刻む作品です。

フランツ・シューベルト(1797–1828)
 弦楽四重奏曲第14番 ニ短調 D.810
 《死と乙女(Der Tod und das Mädchen)》
 弦楽四重奏曲第9番 ト短調 D.173
  キアロスクーロ四重奏団
   アリーナ・イブラギモヴァ(第1ヴァイオリン)
   パブロ・エルナン・ベネディ(第2ヴァイオリン)
   エミーリエ・ホーンルンド(ヴィオラ)
   クレール・ティリオン(チェロ)

録音 2017年3月 ドイツ放送室内楽ホール(ケルン、ドイツ)

価格 ¥2,650(本体価格)

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『ギターのための美しい音楽(Beauties for the Guitar)』

Euterpe Musica EMCD1720 classical


グンナル・スピュート Gunnar Spjuth(1952–)は、現代スウェーデンを代表するギタリストのひとり。マルメ音楽大学でペール=オーロフ・ユーンソン、ピテオーでヨーゼフ・ホレチェクに学び、1975年、北欧協会(Föreningen Norden)主宰のコンペティションで第1位、王立デンマーク音楽アカデミーの奨学金を獲得。1976年春、ストックホルムでデビュー・コンサートを行いました。1974年からマルメ大学のクラシカルギターと室内楽のクラスで教え、コンサート活動を行っています。1987年のスウェーデン・グラミー賞にノミネートされた『スペインとスウェーデンのギター音楽』(dB Productions dBCD69)のほか、録音もいくつかリリースしています。アラン・トマス Alan Thomas の《子守歌》に始まり、タレガ Francisco Tarrega の《涙》で閉じるアルバム。アルベニスが描いた「スペインの旅」、ピカソの作品からインスピレーションを得たというバートウィッスル Harrison Birtwhistle の《ギターと白い手》。スピュートが編曲したファリャの《恋は魔術師》の〈漁夫の物語〉は、スウェーデンのへーレンスタムもリサイタル・アルバム(DAPHNE1053)で弾いた作品です。《入江のざわめき》の PC で再生するためのビデオ映像を「ボーナストラック」に収録した「CD-Extra」仕様のディスク。

『ギターのための美しい音楽(Beauties for the Guitar)』
アラン・トマス(1968–)
 子守歌(Cradle Song)
イサーク・アルベニス(1860–1909)
(グンナル・スピュート(1952–)編曲)
 入江のざわめき(Rumores de la Caleta)
マヌエル・デ・ファリャ(1876–1946)
(グンナル・スピュート(1952–)編曲)
 漁夫の物語(Romance del Pescador)
 きつね火の歌(Canción del Fuego Fatou)
マキシモ・ディエゴ・プジョル(1957–)
 Verde Alma
ロベール・ド・ヴィゼ(c.1655–1732/33)
(グンナル・スピュート(1952–)編曲)
 組曲 イ長調
  アルマンド(Allemande) クラント (Courante)
  サラバンド(Sarabande) ジグ(Gigue)
イサーク・アルベニス(1860–1909)
 グラナダ(Granada) カディス(Cadiz)
ハリソン・バートウィッスル(1934–)
 ギターと白い手(Guitar and White Hand)
マイケル・バークリー(1948–)
 即興曲(Impromptu)
アーネスト・シャンド(1868–1924)
 シャンソン(Chanson) 沈思の人(Il Pensieroso)
 勝利の行進曲(Marche Triumphale)
フランシスコ・タレガ(1852–1909)
 涙(Lagrima)
  グンナル・スピュート(ギター)

[楽器 Fritz Ober(Munich 2015)]

録音 マルメ音楽大学ルーセンベリホール
録音 ヨリエン・タンナンデル

価格 ¥2,450(本体価格)

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『四季(Årstiderne)- 28のデンマークの歌』

OUR Recordings 8.226911 classical


ノルウェーやスウェーデンとは異なりデンマークには「民謡」と呼ばれる歌がなく、教師、牧師、作家のグループが中心となって農民や教育のない民衆のために始めた「フォルケホイスコーレ(Folkehøjskole)」運動の一環として、1894年、『フォルケホイスコーレ歌集(Folkehøjskolesangbogen)』の最初の版が出版されると人気を集め、1922年にはカール・ニルセンをはじめとする新しい作曲家たちの作品を加えた改訂版が出されました。この歌集は、その後も版を重ね、2006年の第18版には572の歌が収められています。デンマーク国立ヴォーカルアンサンブルとボー・ホルテン Bo Holten(1948–)のアルバム『四季』では、H・C・アンデルセンの詩による《森の散策》からポウル・ハムブアウアーがヘリェ・ローゼの詩に曲をつけた《雪ほど静かなものはない》まで、この歌集から選ん28曲が、それぞれの季節ごとに歌われます。1763年に始められ123年後に完成したデンマークの植物図鑑『Flora Danica(デンマークの花)』の一枚がジャケットのアートワークに使われています。

『四季(Årstiderne)- 28のデンマークの歌』
[春(Forår)]
伝承曲(ランゲランの旋律)
 森の散策(Vandring i skoven)
カール・ニルセン(1865–1931)
 いま木々の葉は明るく輝く(Ny lyser løv i lunde)
ポウル・シアベク(1888–1949)
 きょうはいい天気(Det er i dag et vejr)
エーギル・ハーダー(1917–1997)
 青いアネモネ(Den blå anemone)
ヘンリク・ロング(1807–1871)
 荒涼とした冬が去り(Den kedsom vinter)
クヌーズ・イェペセン(1892–1974)
 土の下からマツユキソウが(Vintergæk er brudt af mulden)
ハンス・ハンセン(1817–1878)
 すべての小さな花のために(For alle de små blomster)
[夏(Sommer)]
トーヴァル・オーゴー(1877–1937)
 新緑のブナの木がまぶしい島(Jeg ser de bøgelyse øer)
デンマーク伝承曲
 こよなく楽しい夏(En yndig og frydefuld sommertid) 
カール・ニルセン(1865–1931)
 見てごらん夏の日を(Se dig ud en sommerdag)
スヴェン・シモン・シュルス(1913–1998)
 さあデンマークの家々に真夏がやってくる
 (Nu går midsommer ind i danmarks stue)
 デンマークは香しく(Yndigt dufter Danmark)
オーロフ・リング(1884–1946)
 なんと美しい微笑み(Hvor smiler fager) 
カール・ニルセン(1865–1931)
 なんと心地よい夏の夕べ(Hvor sødt i sommer-aftenstunden)
オーロフ・リング(1884–1946)
 デンマークは今、白夜にまどろむ(Danmark, nu blunder den lyse nat)
トマス・ラウプ(1852–1927)
 心よしずまれ、太陽が沈んでいく(Stille hjerte, sol går ned)
[秋(Efterår)]
ハーラル・バルスレウ(1868–1952)
 畑の空が白んでくる(Det lysner over agres felt)
トニ・ヴァイスレウ(1926–)
 夜の闇の方へ消えていく(Det løvfald, som vi kom så altfor nær)
オト・モーテンセン(1907–1986)
 九月の空はこよなく青く(Septembers himmel er så blå)
ポウル・ハムブアウアー(1901–1972)
 リンフィヨルドの水面を新鮮な風が吹く
 (Blæsten går frisk over Limfjordens vande)
オーロフ・リング(1884–1946)
 旅立ちの時が近い(Sig nærmer tiden, da jeg må væk) 
ポウル・ハムブアウアー(1901–1972)
 今夜は星がなんときれいに見えることか
 (Hvor klart dog stjernen ses in nat)
[冬(Vinter)]
トマス・ラウプ(1852–1927)
 雪ほど静かなものはない
 (Der er ingenting i verden så stille som sne) 
クアト・ラーセン(1941–)
 冬(Vintertid)
トーヴァル・オーゴー(1877–1937)
 スズメは枝のかげでものも言わず(Spurven sidder stum bag kvist) 
トマス・ラウプ(1852–1927)
 見わたすかぎり雪(Det er hvidt herude)
トーヴァル・オーゴー(1877–1937)
 雪のかけらが吹き寄せて(Sneflokke kommer vrimlende)
ポウル・ハムブアウアー(1901–1972)
 雪ほど静かなものはない
 (Der er ingenting i verden så stille som sne)
  デンマーク国立ヴォーカルアンサンブル
  ボー・ホルテン(指揮)

録音 2018年2月22日–24日 コンサート教会(コペンハーゲン)
制作・録音 プレーベン・イーヴァン 

価格 ¥2,350(本体価格)

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『信仰の稀有な宝(The Rare Treasure of Faith)』

Dacapo 8.226123 early music


『トマス・キンゴの宗教歌集』(8.226121)をリリースした「ペーミオス・コンソート(Phemius Consort)」の第2作アルバム。デンマーク敬虔主義を代表する聖職者とされるハンス・エードルフ・ブロアソン Hans Adolf Brorson(1694–1764)は、賛美歌作家として多くの曲を手がけました。彼が1732年から1764年にかけて編纂した賛美歌集『The Rare Treasure of Faith(信仰の稀有な宝)』は、深い神学的考察に基づいて書かれた歌のコレクションとして評価されています。新しいアルバムも前作にならったスタイルがとられ、系統だって並べられた賛美歌と同時代の作曲家の書いた華やかな気分の器楽曲が交互に演奏されます。シャルル・デュパール Charles Dieupart(after 1667–1740)の《組曲第2番》の序曲と舞曲、ヨハン・アドルフ・シャイベ Johann Adolph Scheibe(1708–1776)とデンマークのモーテン・レース Morten Ræhs(1702–1766)の《フルートとチェンバロのためのソナタ》。賛美歌のソロは、ノルウェーのソプラノ歌手ベアーテ・モルダール Beate Mordal と、ペーミオス・コンソートを創設したバスバリトン歌手ヤコブ・ブロク・イェスパセン Jakob Block Jespersen が分担。イェスパセンと共同でペーミオス・コンソートを創設したアラン・ラスムセン Allan Rasmussen(1968–)は、フレゼリクスベア教会のオルガニストを務め、ソリスト、コンチェルト・コペンハーゲン(CoCo)などアンサンブルと室内楽の奏者としても活動しています。

『信仰の稀有な宝(The Rare Treasure of Faith)』
ハンス・エードルフ・ブロアソン(1694–1764)
[待降節(Advent)]
 組曲第2番 ニ長調 - 序曲(シャルル・デュパール(after 1667–1740))
 Op! thi dagen nu frembryder TRK3
 組曲第2番 ニ長調 - パスピエ(シャルル・デュパール)
[信仰の資力(Troens Midler)]
 わが主よ、あなたを讃えます(Dig, dig min Here vil jeg prise) TRK135
 ソナタ第2番 - アンダンテ(モーテン・レース(1702–1766))
 神の王国の福音(Guds riges evangelium) TRK131
 組曲第2番 ニ長調 - アルマンド(シャルル・デュパール)
[クリスマスと公現祭(Jul og Helligtrekonger)]
 われらのイエスに宿はなく(Vor Jesus kand ey noget herberg finde)
  TRK13
 ソナタ第3番 -アダージョ(モーテン・レース)
 Dig min søde skat at møde TRK20
 組曲第2番 ニ長調 - サラバンド(シャルル・デュパール)
[信仰の栄光(Troens Herlighed)]
 Som liljens hierte kand holdes i Grøde TRK245 var.
 ソナタ第9番 - スピリトゥオーゾ(モーテン・レース)
[復活祭と聖霊降臨祭(Påske og Pinse)]
 Du est, opstandne seyers helt TRK49
 組曲第2番 ニ長調 - ジグ(シャルル・デュパール)
 高きところより雨よ降れ(Kom regn af det høye)
[信仰の成果(Troens Frugt)]
 Stille er min siel til Gud TRK182
 ソナタ第19番 Libro 3
 (作者不詳:ヨハン・フレゼリク・フィービガー(c.1680–1738)編曲)
 I Herrens udvalde, som hellighed øve TRK188
[信仰の戦いと勝利(Troens Kamp og Sejr)]
 イエス、すべてわが喜びと栄誉(Jesu, al min fryd og ære) TRK216
 ソナタ第1番 - アンダンテ(ヨハン・アドルフ・シャイベ(1708–1776))
[死と復活(Døden og Opstandelsen)]
 Når mit Øje, Træt af Møje SS62
 ソナタ第2番 - アフェットゥオーゾ(ヨハン・アドルフ・シャイベ)
 どこでも、わたしが道に迷うと(Allevegne, hvor jeg vanke)r TRK247
  ペーミオス・コンソート
   ベアーテ・モルダール(ソプラノ)
   ヤコブ・ブロク・イェスパセン(バスバリトン)
   リーナ・レオン(フラウト・トラヴェルソ)
   フレズリク・ボク(バロックギター、チャランゴ、テオルボ)
   ソル・ドヒョ(バロックギター、マンドラ)
   マッティアス・フローステンソン(バス・ド・ヴィオロン)
   アラン・ラスムセン(チェンバロ、オルガン)

録音 2017年11月9日–12日 ガーニソン教会(コペンハーゲン)
制作・録音 プレーベン・イーヴァン
 
価格 ¥2,350(本体価格)

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『ランゴー 交響曲第2番・第6番』

Dacapo 6.220653 SACD hybrid(Multichannel/stereo) classical


スウェーデンのサカリ・オラモ Sakari Oramo とウィーン・フィルハーモニーによるデンマーク作品。ペア・ヌアゴーの交響曲第1番・第8番(6.220574)に続き、ルーズ・ランゴー Rued Langgaard の交響曲がリリースされます。交響曲第2番《春の芽吹き(春の歌)》は、後期ロマンティシズム、とりわけリヒャルト・シュトラウスの管弦楽作品を思わせる和声とスタイルで書かれた作品。「子供のように、のびのびと、なにも考えることなく芽吹く春を喜ぶ」第1楽章、春を呼ぶ奇跡に宗教的な思いを寄せる第2楽章、エミール・リッタスハウスの詩『Lenzklänge(春の響き)』をソプラノが歌う第3楽章。交響曲第6番は、『イザヤ書』から副題をとり、主題と5つの変奏で構成した表現主義的作品。交響曲第14番《朝》の第2楽章〈人知れず輝く暁の星〉。配信でリリースされたヤコブ・ゲーゼ Jacob Gade のタンゴ《ジェラシー》は、指揮者のオラモがヴァイオリン・ソロを弾いています。

ルーズ・ランゴー(1893–1952)
 交響曲第2番《春の芽吹き(春の歌)(Vaarbrud(Vaarsange))》
  BVN53(1912–14)(ソプラノと管弦楽のための)*
 交響曲第6番《天を裂いて(Det Himmelrivende)》
  BVN165(1919–20 rev.1928–30)
 交響曲第14番《朝(Morgenen)》 BVN336(1947–48 rev.1951)
 - 第2楽章〈人知れず輝く暁の星(Upaaagtede Morgenstjerner)〉
ヤコブ・ゲーゼ(1879–1963)
 タンゴ《ジェラシー》(Tango Jalousie)**
  ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
  サカリ・オラモ(指揮、ヴァイオリン **)
  アヌ・コムシ(ソプラノ)*

録音 2017年4月22日–24日(第2番)、2018年4月14日–16日(第6番・第14番)、2017年4月24日(ジェラシー) コンツェルトハウス(ウィーン)

価格 ¥2,350(本体価格)

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『Summerwind(夏の風)』

ACT Music ACT9871-2 jazz


スウェーデンのベーシスト、ラーシュ・ダニエルソン Lars Danielsson とヨーロッパでもっとも抒情的なトランペッターのひとり、イタリアのパオロ・フレス Paolo Fresu のデュオ。シャンソンのスタンダード曲《Autumn Leaves(枯葉)》、伝承曲によるアルヴェーンの《Jag lyfter ögat mot himmelen(目を上げ天を仰ぐ)》とJ・S・バッハの《Wachet auf, ruft uns die Stimme(目覚めよと呼ぶ声あり)》のダニエルソンによる編曲、ロマン・ポランスキーの映画『Rosemary's Baby(ローズマリーの赤ちゃん)』にクシシュトフ・コメダが書いた子守歌《Sleep Safe and Warm》。雰囲気と色彩の豊かな音風景に感情と内省を加えた「夢のような」音楽。アルバム『Summerwind(夏の風)』は、「熱い」世界へのアンチテーゼとして制作されました。

『Summerwind(夏の風)』
 Autumn Leaves(Joseph Kosma/Johnny Mercer)
 Saluto Dardamente(Paolo Fresu) Le Matin(Lars Danielsson)
 Jag lyfter ögat mot himmelen
 (Oskar Lindberg/trad. arr. by Lars Danielsson)
 Un vestido y un amor(Fito Páez)Drexciya(Paolo Fresu)
 Dardusó(Lars Danielsson/Paolo Fresu)
 Stanna Tid(Lars Danielsson/Paolo Fresu)
 Sleep Safe and Warm(Krzysztof Komeda)
 April in Dardegna(Paolo Fresu)
 Amigos(Lars Danielsson)
 Wachet auf, ruft uns die Stimme
 (Johann Sebastian Bach/arr. by Lars Danielsson)
 Dardodentro(Paolo Fresu) De la Solitude Mesurée(Paolo Fresu)
  ラーシュ・ダニエルソン(ベース、チェロ)
  パオロ・フレス(トランペット、フリューゲルホルン)

録音 2018年5月14日–15日 ニレント・スタジオ(コッレレード、スウェーデン)
制作 シギ・ロッホ
録音 ラーシュ・ニルソン
 
価格 ¥2,350(本体価格)

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『シベリウス 劇場のための音楽』

Naxos 8.506032 6CD's classical


劇付随音楽やバレエの音楽といった劇場のための作品は、交響曲、交響詩・音詩とともにシベリウスの管弦楽作品の中で重要な位置を占め、優れた作品が多く残されています。トゥルク・フィルハーモニック管弦楽団と常任指揮者のセーゲルスタム Leif Segerstam(1944– )は、これらの作品をショーン・ルイス Sean Lewis の制作で録音。シベリウス生誕150年の2015年に6枚のアルバムとしてリリースされ、ヘルシンキやラハティのオーケストラとは違った響きのトゥルク・フィルハーモニック管弦楽団とオペラを得意とするセーゲルスタムの指揮が、さまざまなメディアから賞賛されました。《クオレマ(死)》から《スカラムーシュ》の音楽まで、6枚のアルバムのセット・リリースです。

『シベリウス 劇場のための音楽』
ジャン・シベリウス(1865-1957)
[Disc 1]
 序曲 イ短調 JS144
 劇付随音楽《クオレマ(死)(Kuolema)》JS113
 シェイクスピアの『十二夜(Trettondagsafton)』の2つの歌 Op.60
 劇付随音楽《国王クリスチャン二世(Kung Kristian II)》(Op.27)
  [8.573299]詳細
[Disc 2]
 序曲 ホ長調 JS145 バレエの情景(Scène de ballet) JS163
 劇付随音楽《ベルシャザールの饗宴(Belsazars gästabud)》 JS48
 行列(Cortège) JS54(1905) メヌエット(Menuetto) JS127
 行列(Processional) Op.113-6(管弦楽のための)
  [8.573300]詳細
[Disc 3]
 劇付随音楽《ペレアスとメリザンド(Pelléas et Mélisande)》 JS147
 ある情景への音楽(Musik zu einer Szene)
 抒情的なワルツ(Valse lyrique)Op.96a
 田園風の情景《昔むかし》(Scène pastorale "Autrefois")
  Op.96b(2人のソプラノと管弦楽のための)
 騎士のワルツ(Valse chevaleresque) Op.96c
 ジャコブ・ジュラン氏のモティーフによるロマンティックな小品
 (Morceau romantique sur un motif de M. Jacob Julin) JS135a
  [8.573301]詳細
[Disc 4]
 劇付随音楽《誰もかれも(Jokamies)》 Op.83
 (独唱、混声合唱と管弦楽のための)
 2つの荘重な旋律(Zwei ernste Melodien) Op.77
 (ヴァイオリンと管弦楽のための)
  頌歌「わが心の喜び」(Cantique "Laetare anima mea”)
  献呈「わが心からの」(Devotion "Ab imo pectore”)
 イン・メモリアム(In memoriam)(葬送行進曲) Op.59
  [8.573340]詳細
[Disc 5]
 劇付随音楽《白鳥姫(Svanevit)》 JS189
 劇付随音楽《とかげ(Ödlan)》 Op.8
 (ヴァイオリンと弦楽オーケストラのための)
 メロドラマ《孤独なシュプール(Ett ensamt skidspår)》 JS77b
 (朗読、弦楽とハープのための)
 メロドラマ《伯爵夫人の肖像(Grevinnans konterfej)》 JS88
 (朗読と弦楽オーケストラのための)
  [8.573341]詳細
[Disc 6]
 バレエ・パントマイムへの音楽《スカラムーシュ(Scaramouche)》 Op.71
  [8.573511]詳細
  ピア・パヤラ(ソプラノ) ヴァルッテリ・トリッカ(バリトン)
  サリ・ノルドクヴィスト(メゾソプラノ)
  トゥオマス・カタヤラ(テノール) ニコラス・ソーデルルンド(バス) 
  ミカエラ・パルム(ヴァイオリン) リホ・エークルンド(朗読)
  ベンディク・ゴールドスタイン(ヴィオラ)
  ロイ・ルオッティネン(チェロ)
  カテドラーレス・アボエンシス合唱団
  トゥルク・フィルハーモニック管弦楽団
  レイフ・セーゲルスタム(指揮)

録音 2014年1月–9月 トゥルク・コンサートホール(トゥルク、フィンランド)
制作・録音 ショーン・ルイス

価格 ¥3,900(本体価格)

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『失われたサクソフォーン協奏曲(Lost Saxophone Concertos)

Naxos 8.579038 classical


1840年代にベルギーのアドルフ・サックスが考案した楽器「サクソフォーン」のためにはかなりの数の協奏曲が書かれたものの、サクソフォーン奏者がレパートリーとする作品はほんの一握りといわれます。フィンランドのトゥオミサロ Olli-Pekka Tuomisalo(1970–)は、状況が違っていればコンサート・ピースとして定着してもおかしくなかったと思われる5曲をこのアルバムで紹介、いずれも初めて録音される作品です。ジョン・ビーチ・クレイガン John Beach Cragun(1885–1927)の「美しい」音楽は、アメリカの作曲家が初めてこの楽器のために書いた協奏曲。ロシア生まれ、フィンランドのユリヨ・グナロプロス Yrjö Gunaropulos(1904–1968)が作曲、1930年代には有名だったという協奏曲は、2016年、トゥオミサロにより再発見された作品です。デンマークのアイレアト・リンドーフ=ラーセン Eilert Lindorff-Larsen(1902–1983)の曲は、変化に富んだ1楽章の小品。サンクトペテルブルクで生まれ、スイスで没したレオポルト・ファン・デア・パルス Leopold van der Pals(1884–1966)の曲は、《ヴィオラ小協奏曲》をシーグルド・ラッシャーのために改作した「急-緩-急」3楽章の小曲。イギリスのフィリス・テイト Pjyllis Tate(1911–1987)の《アルトサクソフォーンと弦楽オーケストラのための協奏曲》は、〈エア ー ホーンパイプ(Air – Hornpipe)〉 〈カンツォネッタ(Canzonetta)〉〈スケルツォ(Scherzo)〉〈行進曲風に ー タランテラ(Alla Macia – Tarantella)〉の4楽章で構成された、彼女の手がけた最初の大作とみなされる作品です。

『失われたサクソフォーン協奏曲(Lost Saxophone Concertos)』
ジョン・ビーチ・クレイガン(1885–1927)
 サクソフォーン協奏曲 変ホ長調(1925)
ユリヨ・グナロプロス(1904–1968)
 サクソフォーン協奏曲 ハ短調(1935)(初版)
アイレアト・リンドーフ=ラーセン(1902–1983)
 サクソフォーン協奏曲(1954)
レオポルト・ファン・デア・パルス(1884–1966)
 ヴィオラ小協奏曲 変ニ長調 Op.108(1938)
 (サクソフォーンと弦楽オーケストラ版)
フィリス・テイト(1911–1987)
 アルトサクソフォーン協奏曲 変ロ長調(1944)
  オッリ=ペッカ・トゥオミサロ(サクソフォーン)
  トゥオミサロ・オーケストラ

録音 2016年8月2日、2017年1月2日–3日 ラウッタサーリ教会(ヘルシンキ)

価格 ¥1,100(本体価格)

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『トイヴォ・トゥレヴ 作品集』

Naxos 8.573735 contemporary/classical


エストニアの作曲家トイヴォ・トゥレヴ Toivo Tulev(1958–)は、エイノ・タンベルグ、スウェーデンのスヴェン=ダーヴィド・サンドストレムたちに学び、ケルンの音楽大学でエレクトロ=アコースティック音楽を研究。独特のサウンドワールドの作品を創り出してきました。彼の音楽は、宗教的神秘主義に極端なくらいこだわりながら、官能的、情緒的な表情も見せ、作曲者の意図を表現するためには知的な解釈と高度な技巧が求められます。ヴォクス・クラマンティスのための《夏の雨》(『新約聖書』『旧約聖書』による)、カスパルス・プトニンシュ Kaspars Putniņš とラトビア放送合唱団のための《タント・ジェンティーレ(なんと優しく)》(ダンテ・アリギエーリの詩による)、ポール・ヒリアーとアルス・ノーヴァ・コペンハーゲンのために自作の詩に作曲した《流れよ、わが涙》。2人の打楽器奏者によって演奏される《レガーティッシモ》(極めてなめらかに)。マンスール・アル=ハラジとT・S・エリオットの詩をテクストにした、カウンターテナー、アルトサックス、ポジティフオルガン、弦楽オーケストラのための《私は言った、あなたは誰 - 彼は言った、あなたです》。弦楽器の高域の精細な書法と荒々しい打楽器のソロが、伝統的な「マリアの賛歌」とは際立った対照を見せる《マニフィカト》。

トイヴォ・トゥレヴ(1958–)
 夏の雨(Suvine Vihm)(2006)(混声合唱のための)
 レガーティッシモ(Legatissimo)(2011)(2人の打楽器奏者のための)
 タント・ジェンティーレ(Tanto gentile)(2010)(混声合唱のための)
 私は言った、あなたは誰 - 彼は言った、あなたです
 (I said, Who are You – He said, You)(2007)
 流れよ、わが涙(Flow, My Tears)(2007)(混声合唱のための)
 マニフィカト(Magnificat)(2013)
 (2人のソプラノ、打楽器奏者、混声合唱と弦楽オーケストラのための)
  ラトビア放送合唱団 タリン室内管弦楽団
  カスパルス・プトニンシュ(指揮)
  カ・ボ・チャン(カウンターテナー)
  イェヴァ・エジェリエーテ(ソプラノ)
  インガ・マルティンソーネ(ソプラノ)
  ヴィルゴ・ヴェルディ(アルトサックス)
  アゲ・ユーリカス(ポジティフ・オルガン)
  ヴァムボラ・クリグル(打楽器)
  ヘイゴ・ロシン(打楽器)

録音 2013年12月1日、10日 聖ゲルトルート旧教会(リガ、ラトビア)、12月24日 メソジスト教会(タリン、エストニア)

価格 ¥1,100(本体価格)

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『管弦楽のための協奏曲(Konsert for orkester)』

LAWO Classics LWC1155 contemporary/classical


ベルゲン生まれのオルヤン・マトレ Ørjan Matre は、ノルウェー国立音楽大学でビョルン・クルーセ、トーレセン、トンメセン、ヘルステニウスに作曲を学び、クリスチャンサン交響楽団のコンポーザー・イン・レジデンスを務めてきました。《管弦楽のための協奏曲》は、彼が「プロフィール作曲家」に選ばれたオスロ・フィルハーモニックの2013年から2014年のシーズンのための委嘱作です。「景色としてのコンサート」を意図、「序曲、ソロ協奏曲、休憩、交響曲」というコンサートの一般的スタイルに沿った構成で作られています。「序曲」にあたる〈イントラーダ I(Intrada I)〉〈イントラーダ II(Intrada II)〉〈序曲(Overture)〉。〈ヴァイオリン協奏曲(Violin Concerto)〉。〈休憩(Intermission)〉につづく「交響曲」は〈第1楽章「preSage 再訪」(I. preSage revisited)〉〈第2楽章「悲歌/子守歌」(II. Lament/Berceuse)〉〈第3楽章「メヌエット」(III. Minuet)〉〈第4楽章「終曲」(IV. Finale)〉。そして〈エピローグ(Epilogue)〉。〈ヴァイオリン協奏曲〉では、「紗のように繊細な倍音、長音で自由に動きまわる旋律線」という、ヘッレスタールの技巧と音域を念頭に置いて作曲され、スタヴァンゲル交響楽団の共演で録音した協奏曲(BIS SA-2152)の抜粋を演奏。「交響曲」の第1楽章「preSage 再訪」は、ストラヴィンスキーの《春の祭典》の第1部のエピソード「長老(Le Sage)」を素材に使った《preSage》とつながりのある音楽です。

『管弦楽のための協奏曲(Konsert for orkester)』
オルヤン・マトレ(1979–)
 管弦楽のための協奏曲(Konsert for orkester)(2014)
  ペーテル・ヘッレスタール(ヴァイオリン)
  オスロ・フィルハーモニック管弦楽団
  ペーテル・シルヴァイ(指揮)

録音 2017年6月20日–23日 オスロ・コンサートホール(オスロ、ノルウェー)
制作 ヴェーガル・ランドース
録音 トマス・ヴォルデン

価格 ¥2,350(本体価格)

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『ヴォスレフ 室内楽作品集 第5集』

LAWO Classics LWC1156 contemporary/classical


グリーグ・アカデミーで教える音楽家とベルゲン・フィルハーモニックのメンバーたちが、ベルゲンの作曲家シェティル・ヴォスレフ Ketil Hvoslef の室内楽作品38曲を9枚のアルバムに録音するプロジェクトのシリーズ第5集。ピアノが「永遠のトランペット」のスイッチを入れる《ペルペトゥウム・トロンペトゥウム》。エルレン・オーゴール=ニルセンの『ペルペトゥウム・トロンペトゥウム』(LWM008)でも演奏された作品です。神秘的なアイスランドの旋律によるヴィオラのドローン(持続低音)がどことなく古代の雰囲気が醸す《オーボエ、ヴィオラと打楽器のための三重奏曲》。ブラームスやリゲティの「ヴァイオリン、ホルン、ピアノのための三重奏曲」に「挑戦する」《トリオ V・C・P》。1990年代、ベルゲンの警察署を取り巻いていたという無秩序状態を「シンフォニエッタ」の音楽に書いた、ヴォスレフのもっとも反抗的、非妥協的な作品のひとつ《室内劇》。 

『ヴォスレフ 室内楽作品集 第5集』
シェティル・ヴォスレフ(1939–)
 ペルペトゥウム・トロンペトゥウム(Perpetuum Trompetuum)
 (2009)(トランペットとピアノのための)
 オーボエ、ヴィオラと打楽器のための三重奏曲(1978)
 トリオ V・C・P(Trio V.C.P. per Violino, Corno e Pianoforte)
 (ホルン三重奏曲)
  ヴォスレフ室内音楽プロジェクト
   ゲーリー・ピータソン(トランペット)
   アイナル・ロッティンゲン(ピアノ)
   アイリーン・シャノン(ホルン)
   スタイナル・ハンネヴォル(オーボエ)
   リカルド・オドリオソーラ(ヴァイオリン、ヴィオラ)
   ナタニエル・ヨンネヴォーグ(打楽器)
 室内劇(Kammerspill)(1995)
 (木管五重奏、弦楽五重奏、ピアノと打楽器のための)
  ヴォスレフ室内音楽プロジェクト
   クローディア・コックス(ヴァイオリン)
   ドミートロー・コザル(ヴァイオリン)
   ヨハンネ・スコーンサル(ヴィオラ)
   ゲオルギー・イマノフ(チェロ)
   ペーテル・パロタイ(コントラバス)
   オラヴ・エッゲ・ブランダール(ピアノ)
   オーラ・ベルグ・リーセル(打楽器)
   トーマス・ライヴェスタ(打楽器)
   フリーダ・レーレング(フルート)
   イサベル・ヴェラスコ(オーボエ)
   エンドレ・リントネル・ヨルゲンセン
   (クラリネット、バスクラリネット)
   ホーヴァル・ロクティング・ラーシェン(ファゴット)
   ローガン・アルント(ホルン)
   リカルド・オドリオソーラ(指揮) 

録音 グンナル・セーヴィグ・ホール、グリーグ・アカデミー(ベルゲン、ノルウェー)
制作 ヴェーガル・ランドース
録音 トマス・ヴォルデン 

価格 ¥2,350(本体価格)

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『月明かりの風景(Landskap i måneskinn)

LAWO Classics LWC1152 contemporary/classical


ノルウェーの作曲家モッテン・ゴートハウグ Morten Gaathaug(1955–)は、オスロのバラット・ドゥーエ音楽学校でヨハン・クヴァンダールに作曲を学びました。プロコフィエフをはじめとするネオクラシカルの作曲家に共感を寄せ、モダニストの音楽から距離を置いた伝統的な語法による室内楽曲と歌曲を中心に作品を発表しています。ゴートハウグの歌曲。ヨルセン Ragnhild Jølsen の抒情詩による《月明かりの風景》、ノルウェー抒情詩に初めてモダニズムを導入したことで知られるシーグビョルン・オブストフェルデル Sigbjørn Obstfelder の詩による歌曲集、リルケの『悲歌』をテクストにした曲集。ゴートハウグは、ロルカがスペイン内戦を背景に書いた《深き淵より》を個人的な「愛の喪失の表現」として使ったと語っています。この曲は、1985年にメゾソプラノと管弦楽のために作曲され、2016年、マリアンネ・E・アンデシェンのために「メゾソプラノと室内アンサンブルのための版」が作られました。アンデシェン Marianne E. Andersen は、ノルウェー放送少女合唱団の出身。ロンドンの王立音楽アカデミーとオペラ・スタジオで学び、オスロでデビューしました。クヴェルノの《マタイ受難曲》の録音、ゴートハウグのカンタータ《赤い秋(Den Røde Høst)》のノルウェー初演にも参加しています。
 
『月明かりの風景(Landskap i måneskinn)』
モッテン・ゴートハウグ(1955–)
 月明かりの風景(Landskap i måneskinn) Op.97
 (ラグンヒル・ヨルセン(1875–1908)の詩)
  聖ヨハネの夕べ(夏至祭の夜)(St. Hans-kveld)
  夜露と霧(Nattedugg og tåke)
  アンジェリカの祈り I(Angelicas bønn I)
  アンジェリカの祈り II(Angelicas bønn II)
  野原(Akeren) わたしの愛しい影(Min elskedes skygge)
  嵐に別れを(Avskjeld i storm)
 深き淵より(De profundis) Op.20b(2016)
 (フェデリコ・ガルシーア・ロルカ(1898–1936)の詩)
 (メゾソプラノと室内アンサンブルのための版)*
 騎士ダーレビュー(Ridder Dalebu)(伝承詩)
 オブストフェルデル歌曲集(En Obstfelder-syklus)Op.104
 (シーグビョルン・オブストフェルデル(1866–1900)の詩)
  鏡は、しゃべれるか(Kan speilet tale) わたしは見る(Jeg ser)
  賛美歌(Salme) 夏(Sommer) 彼は種を蒔く(Han sår)
 悲歌の断片(Elegiske fragmenter) Op.42
 (ライナー・マリア・リルケ(1875–1926)の詩)
  『第1の悲歌(Der ersten Elegie)』から
  『第2の悲歌(Der zweiten Elegie)』から
  『第6の悲歌(Der sechsten Elegie)』から
  『第9の悲歌(Der neunten Elegie)』から
  『第2の悲歌(Der zweiten Elegie)』から
  マリアンネ・E・アンデシェン(メゾソプラノ)
  トーレ・ディングスタ(ピアノ) ヤン・コープ(チェロ)*
  ビョルン・ラッベン(打楽器)*
  ダーヴィト・フリーデマン・シュトルンク(オーボエ)*
  スタイナル・グランモ・ニルセン(ホルン)* 

録音 2016年10月25日–26日、2017年1月2日–4日 ソフィエンベルグ教会(オスロ、ノルウェー)
制作 ヴェーガル・ランドース
録音 トマス・ヴォルデン 

価格 ¥2,350(本体価格)

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『Big City』

Losen Records LOS198-2 jazz


ノルウェーのギタリスト、オイヴィン・ニューパン Øyvind Nypan(1972–)の『Republique(共和国)』(LOS124-2)と『Stereotomic(ステレオトミック)』(LOS168-2)に続く Losen Records 第3作。「ニューヨークに行き、気に入ったミュージシャンを4人集めて自作を録音する」。ニューパンが願いを実現させた「夢のプロジェクト」です。このアルバムのため彼は、会ったことも話したこともないプレーヤーたちを選びました。ヴァンクーヴァー生まれ、ロサンジェルス育ちのベン・ウェンデル Ben Wendel(1976–)、カリフォルニア生まれのテイラー・エイグスティ Taylor Eisgti(1984)、カンザスシティ生まれのジョー・マーティン Joe Martin(1970–)、ニュージャージー生まれ、フィラデルフィア育ちのジャスティン・フォークナー Justin Faulkner(1991–)。ニューヨークで忙しく活動する彼らは、4人で一緒に演奏する機会もなければ、ニューパンとの共演も初めてだったといいます。しかし、プロフェッショナルたち。2017年1月、ニューヨークに近いパラマスのテデスコ・スタジオに集まったメンバーは、前もって送られた曲と楽譜を渡されたばかりの曲を「バンド感覚」で進め、10曲の録音を完成させました。《挨拶》《タスマニアデビルのやつめ、この》《太陽の近くで》《なにがあろうと》……。最終のアルバムには、スタイルが他と違う2曲を省いた8曲が収録されました。

『Big City』
 The Greeting(Øyvind Nypan)
 You Old Tasmanian Devil You(Øyvind Nypan)
 Close to the Sun(Øyvind Nypan) Come What May(Øyvind Nypan)
 Kung Kong(Øyvind Nypan) Shallow Water(Øyvind Nypan)
 Starfall(Øyvind Nypan) Grasstopper(Øyvind Nypan)
  オイヴィン・ニューパン(ギター)
  ベン・ウェンデル(サクソフォーン)
  テイラー・エイグスティ(ピアノ)
  ジョー・マーティン(ベース)
  ジャスティン・フォークナー(ドラム)

録音 2017年1月5日 Tedesco Studios(パラマス、ニュージャージー州)
録音 トム・テデスコ


価格 ¥2,350(本体価格)

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『Improvisation * Composition II』

Losen Records LOS202-2 jazz/contemporary


「オスロ14(Oslo 14)」ヴォーカルアンサンブルは、2014年、歌手で作曲家のエリン・ロッセラン Elin rosseland と東ノルウェー・ジャズセンター Østnorsk jazzsenter が設立。即興感覚をもつ25人の歌手で構成され、さまざまなジャンルの音楽でテクニックの幅を広げ、人の声の可能性を探る取り組みをしてきました。2017年春に芸術監督を引き継いだアンドレーアス・バケル Andreas Backer は、ノルウェーとスウェーデンの音楽大学で学び、歌手、作曲家、アレンジャーとして活動しています。「即興と作曲」と題したアルバムは、3つの「即興」の間に「作曲」のトラックを2つはさむ構成。バケル作曲の《Kjærlighet, pen go papir(愛、ペンと紙)》は、フリージャズ、各地のフォークミュージック、20世紀から21世紀の現代音楽に影響されたここ30年から40年間のヨーロッパ自由即興からインスピレーションを得たという作品。グロ・S・モー Guro S. Moe の《Hvorfor er vi så redde for å føle, vet du det?(なぜ感じることを私たちが恐れているか、わかる?)》は、マルチメディア表現の手法を取り入れて作曲されました。歌う、語る、呟く、叫ぶ……多種多様な「声」が交差し混合するサウンドスケープ(音風景)を展開していきます。オスロのレインボースタジオで録音され、バケル、ロッセラン、モーの3人がミクシングを行い完成させました。

『Improvisation * Composition II』
 Improvisation 1(Oslo 14)
 Kjærlighet, pen go papir(Andreas Backer)
 Improvisation 2(Oslo 14)
 Hvorfor er vi så redde for å føle, vet du det?(Guro S. Moe)
 Improvisation 3(Oslo 14)
  オスロ14 アンドレーアス・バケル(芸術監督、ヴォーカル)

録音 2018年2月24日 レインボースタジオ(オスロ、ノルウェー)
制作 アンドレーアス・バケル、エリン・ロッセラン
録音 ペール・アスペン・ウーシュフィヨルド

価格 ¥2,350(本体価格)

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『Acoustic』

Losen Records LOS205-2 jazz


クリスティン・セーヴァルセン Kristin Sevaldsen(1966–)は、リレハンメル生まれのサクソフォーン奏者、作曲家。バンド・メンバーとセッション・ミュージシャンを経験し、2007年に最初のソロアルバム『Impressions』をリリース。ロック・ミュージシャンたちと組んだ賛美歌アルバムやフォーク・ミュージシャンとコラボレートしたアルバムを作っています。ピアニストで作曲家のラーシュ・アンドレ・クヴィストゥム Lars Andre Kvistum とのコラボレーションが始まってから5年。『Acoustic(アコースティック)』は、ふたりの初めてのデュオ・アルバムです。、ひきしまった雰囲気、しっかりしたメロディ、深い心の交流。デュオの特質を表す思いがアルバムのタイトルに反映されています。クヴィストゥム作曲の《霧深い川》と《ブルーマンデー》、セーヴァルセン作曲の《冬のひと時》《島人》など7曲。それぞれのソロアルバムから採った曲と新曲で構成されています。「音楽は脆く無防備だが、呼吸し、生きてゆく」。音楽の抒情性をありのままの姿に示すことを第一に考えながら、セッションが進められました。

『Acoustic』
 Foggy River(Lars Andre Kvistum)
 Winter Moment(Kristin Sevaldsen)
 The Islander(Kristin Sevaldsen)
 Blue Monday(Lars Andre Kvistum)
 Another Dawn(Kristin Sevaldsen)
 Lonely in the Crowd(Kristin Sevaldsen)
 Skades Dance(Kristin Sevaldsen)
 Now I'm November(Kristin Sevaldsen)
 Wiser(Kristin Sevaldsen)
  クリスティン・セーヴァルセン(ソプラノサックス)
  ラーシュ・アンドレ・クヴィストゥム(ピアノ)

録音 2018年3月、4月 Stable Studios(オスロ)
制作 クリスティン・セーヴァルセン、ラーシュ・アンドレ・クヴィストゥム
録音 ライフ・K・ヨハンセン

価格 ¥2,350(本体価格)

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『Beat』

Stunt Records STUCD18142 jazz


ノルウェー生まれのドラマー、作曲家、バンドリーダー、スノッレ・シルク(スノーア・キアク) Snorre Kirk。2012年にデビューアルバム『Blues Modernism』を発表、セカンドアルバムの『Europa』が国際的な成功をおさめ、North Sea Jazz Festival(北海ジャズフェスティヴァル)、カンザスシティの Art of Swing Festival、フィンランドの Prof Jazz Festival(ポリ・ジャズフェスティヴァル)といったフェスティヴァルへの出演が決まりました。アルバム第4作『Beat』。「ソウル、スウィング、典型的にクール」。ゴスペル、ラテンアメリカ、バラード、ソリッド・スウィング、ブルースと、さまざまにインスピレーションを得ながら書いた自作の8曲と、デューク・エリントン・バンドのトロンボーン奏者、《Caravan(キャラバン)》で知られるファン・ティゾールが作曲した、滅多に演奏されないものの「色彩要素が輝きを放つ、珠玉の作品」《Zanzibar(ザンジバル)》を演奏。テナーサックスのヤン・ハーベク Jan Harbeck、ベースのラセ・マアク Lasse Mørck、ピアノのマグヌス・ユート Magnus Hjorth たち、前作『Snorre Kirk drummer & composer』(STUCD17022)と同じデンマークとスウェーデンのプレーヤーが参加してセッションが行われました。

『Beat』
 Exotica(Snorre Kirk) 18th & Vine(Snorre Kirk)
 Monaco(Snorre Kirk) Blues Arabesque(Snorre Kirk)
 Portrait(Snorre Kirk) Blues Overture(Snorre Kirk)
 Beat(Snorre Kirk) Zanzibar(Juan Tizol)
 Bells, Bells, Bells(Snorre Kirk)
  ヤン・ハーベク(テナーサックス)
  クラース・リンドクヴィスト(アルトサックス、クラリネット)
  トビアス・ヴィークルンド(コルネット)
  マグヌス・ユート(ピアノ)
  ラセ・マアク(ベース)
  スノッレ・シルク(ドラム)

録音 2018年5月 コペンハーゲン

価格 ¥2,350(本体価格)

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『J・S・バッハ チェロ組曲』

LAWO Classics LWC1154 classical


ビョルグ・ヴェルネス・ルイス Bjørg Værnes Lewis は、ヴェルターヴォ四重奏団の創設からのメンバー。オスロ・フィルハーモニックにソリストとして客演、ピアニストのライフ・オーヴェ・アンスネス、スウェーデンのクラリネット奏者マッティン・フロースト、イギリスのナッシュ・アンサンブルをはじめとする音楽家たちと共演、リーズ国際室内楽フェスティヴァルにも参加しています。楽器はデクストラ・ムジカ財団から貸与されたジェンナーロ・ガリアーノ(1748年)です。

ヨハン・ゼバスティアン・バッハ Johann Sebastian Bach(1685–1750)
 無伴奏チェロ組曲第3番 ハ長調 BWV.1009
 無伴奏チェロ組曲第2番 ニ短調 BWV.1008
 無伴奏チェロ組曲第5番 ハ短調 BWV.1011
  ビョルグ・ヴェルネス・ルイス(チェロ)

録音 2012年12月17日–19日 バッケ教会(オヴレ・アイケル、ノルウェー)
制作 ヴェーガル・ランドース
録音 トマス・ヴォルデン

価格 ¥2,350(本体価格)

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『オスロ・フィルハーモニック+ペトレンコ』

LAWO Classics LWC1160 classical



アレクサンドル・スクリャービン(1872–1915)
 交響曲第1番 ホ長調 Op.26
 交響曲第5番《プロメテウス - 火の詩》 Op.60 *
  オスロ・フィルハーモニック管弦楽団
  ヴァシーリー・ペトレンコ(指揮)
  キリル・ゲルシュタイン(ピアノ) *

録音 2017年5月8日–12日、9月4日–8日 オスロ・コンサートホール(オスロ)
 
価格 ¥2,350(本体価格)

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『マグヌス・リンドベリ』

Ondine ODE1308-5 contemporary/classical


マグヌス・リンドベリ Magnus Lindberg の60歳の誕生日を記念して制作。《Tempus fugit(光陰矢の如し)》は、フィンランド放送交響楽団の委嘱で作曲され、2017年12月7日、フィンランド独立100年を祝うガラコンサートで初演された作品。リンドベリの初期を代表する作品とされる、作曲の過程でコンピュータによる演算を使った管弦楽のための《Kraft》と同じ手法によりながら、刺々しく、攻撃的ともいえる音楽ではなく、色彩の印象主義的な明るさ、メロディライン、温もりのあるロマンティックな輝きを擁する音楽。ヴァイオリン協奏曲第2番は、リンドベリがロンドン・フィルハーモニックのコンポーザー・イン・レジデンス務めていたころ、フランク=ペーター・ツィンマーマンのために作曲。「リンドベリがなぜ、ユーザー・フレンドリーな曲を初演したいと願うあまたのオーケストラにとって頼りになる作曲家なのか、ということを思い出してしまう」(「デイリー・テレグラフ」)。リンドベリ近年の管弦楽の響きと色彩をたっぷり使ったスタイルで書かれ、かつてのロマンティックなヴァイオリン協奏曲の伝統を偲ばせる作品。

マグヌス・リンドベリ(1958–)
 Tempus fugit(光陰矢の如し)(2016–17)(管弦楽のための)
 ヴァイオリン協奏曲第2番(2015)*
  フィンランド放送交響楽団 ハンヌ・リントゥ(指揮)
  フランク=ペーター・ツィンマーマン(ヴァイオリン)*

録音 2017年12月7日–8日(Tempus)、1月20日–21日 ヘルシンキ・ミュージックセンター(ヘルシンキ)

価格 ¥2,350(本体価格)

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『エイノユハニ・ラウタヴァーラ90歳記念エディション』

Ondine ODE1236-2D 2CD's contemporary/classical



『エイノユハニ・ラウタヴァーラ90歳記念エディション』
[Disc 1]
エイノユハニ・ラウタヴァーラ(1928–2016)
 ハープ協奏曲(1999–2000)*
 交響曲第8番 《旅(The Journey)》(1999)
  ヘルシンキ・フィルハーモニック管弦楽団
  レイフ・セーゲルスタム(指揮)
  マリエル・ノールマン(ハープ)*
 [録音 2001年1月、5月 フィンランディアホール(ヘルシンキ)]
 [ODE978-2]
[Disc 2]
エイノユハニ・ラウタヴァーラ(1928–2016) 90歳記念サンプラー
 至福の島(Lintukoto)(1995)(管弦楽のための幻想曲)
  ヘルシンキ・フィルハーモニック管弦楽団
  レイフ・セーゲルスタム(指揮) [ODE881-2]
 ミサ・アカペラ(Missa a cappella)- キリエ
  ラトビア放送合唱団 シグヴァルズ・クリャヴァ(指揮)
  [ODE1223-2]
 空間の庭(Garden of Spaces)(1971 rev.2003)
  ヘルシンキ・フィルハーモニック管弦楽団
  レイフ・セーゲルスタム(指揮) [ODE1041-2]
 チェロ協奏曲 Op.41(1968)- 第3楽章
  マルコ・ユロネン(チェロ) ヘルシンキ・フィルハーモニック管弦楽団
  レイフ・セーゲルスタム(指揮) [ODE819-2]
 フィンランドの神話(Suomalainen myytti)(1977)
  オストロボスニア室内管弦楽団 ユハ・カンガス(指揮) [ODE983-2]
 わが心の歌(Sydämeni laulu)(1996 rev.2000)
  ターニャ・テツラフ(チェロ)
  グニッラ・シュスマン(ピアノ) [ODE1310-2]
 柳の木陰で(Halavan himmeän alla)(1998)- 憂鬱(Ikävyys)
  フィンランド放送室内合唱団 ティモ・ヌオランネ(指揮)
  [ODE1020-2]
 アダージョ・チェレステ(Adagio Celeste)(2000)
 (弦楽オーケストラのための)
  ベルギー国立管弦楽団 ミッコ・フランク(指揮) [ODE1064-5]
 夜想曲と踊り(Notturno e danza)(1993)
  ペッカ・クーシスト(ヴァイオリン)
  パーヴァリ・ユンパネン(ピアノ) [ODE1177-5]
 交響曲第3番(1961)- 第1楽章
  ライプツィヒ放送交響楽団 マックス・ポンマー(指揮)
  [ODE740-2] [40ページ・ブックレット]
 
価格 ¥850(本体価格)

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『Timelines(タイムライン)』

Losen Records LOS200-2 jazz


ロルフ・クリステンセン Rolf Kristensen は、1990年代からクリスチャンサンのアグデル大学で教え、ノルウェーの音楽シーンでギタリスト、作曲家として活動してきました。幅広いジャンルの約100枚のアルバムに参加。シェティル・ビョルンスタ、ブッゲ・ヴェッセルトフト、ハネ・ボールたちと共演し、1995年からノルウェー/アイスランドのニューエイジ・グループ「Secret Gargen(シークレット・ガーデン)」でメンバーとして演奏しています。『Timelines(タイムライン)』は、クリステンセンのソロアルバム第2作です。ザンジバルの旧市街「ストーン・タウン」が曲名の《Stone Town》。グレゴリオ聖歌とジャズ・バラードを結び、中世から20世紀への「タイムライン」として示した《Timelines》。クラシカルな性格とラテンアメリカのスタイルを合わせもつ《Relief》(救い)。アコースティックとエレクトリックのギター、シンセサイザー、エレクトロニクスの創り出す「音風景」《Cosmic Rain》(宇宙の雨)。複雑なテクスチュアとリズムをシンプルな「グルーヴ」の音楽に作った《Who Knows》(さあね)。ECM を連想させる北欧的サウンドの《Departure》(出発)。夢ただよう音景色の《Echoes》(余韻)。クリステンセンのオリジナル曲によるプログラムです。マイク・マイニエリの「Steps Ahead(ステップス・アヘッド)」でマイケル・ブレッカー後を継いだベンディク・ホフセット Bendik Hofseth をはじめ、アグデル大学の音楽学部とつながりのあるミュージシャンがセッションに参加しています。

『Timelines(タイムライン)』
 Stone Town(Rolf Kristensen) Timelines(Rolf Kristensen)
 Relief(Rolf Kristensen) Cosmic Rain(Rolf Kristensen)
 Who Knows(Rolf Kristensen) Departure(Rolf Kristensen)
 Echoes(Rolf Kristensen) 
  ロルフ・クリステンセン(エリクトリックギター、アコースティックギター)
  ベルント・モーエン(ピアノ、フェンダーローズ)
  ベンディク・ホフセット(テナーサックス)
  ペール・エリーアス・ドラブロス(ベース)
  マリウス・トローアン・ハンセン(ドラム)
  ヤンゴ・ニルセン(ドラム)
  アルフ・ヴァクスダール(シンセサイザー、エレクトロニクス)
  マリン・スタッレモー・バッケ(ヴァイオリン、ヴィオラ)
  ニクラス・ペーデシェン(バリトンサックス)
  イーダル・エリーアセン・ペーデシェン(トランペット)    
    
録音 2017年4月–9月 アグデル大学(クリスチャンサン、ノルウェー)
制作 ロルフ・クリステンセン
録音 アルフ・ヴァクスダール、ロルフ・クリステンセン

価格 ¥2,350(本体価格)

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『Bits & Pieces』

Losen Records LOS201-2 jazz


アイリク・ベルグ・スヴェーラ Eirik Berg Svela は、ノルウェーのギタリスト、作曲家。イギリスのリーズ音楽大学で学び、フリーランスのミュージシャンを経験した後、2014年に帰国。ノルウェー国立音楽大学の修士課程で学びながら、学生を中心とした音楽家を集めてアイリク・ベルグ・スヴェーラ Eirik Svela Group を結成。スウェーデンのジャズシンガー、モニカ・セッテルルンドの曲を演奏するグループ「MonicaZ Vals」にも加わり、活動の幅を広げています。『Bits & Pieces(がらくた)』は、スヴェーラが、ドラマーのトーレ・トルヴァルセン・サンバッケン Tore Thorvaldsen Sandbakken と、ノルウェーをベースにするイギリスのテナーサックス奏者デイヴィッド・エッジ David Edge とともにアメリカに渡り、ルイジアナ生まれのハモンド・オルガン奏者サム・ヤヘル Sam Yahel を加え、ブルックリンのスタジオでセッション録音したアルバム。サミー・フェインとアーヴィング・カールの《I'll Be Seeing You》、ハリー・ウォレン作曲、マック・ゴードン作詞のスタンダードナンバー《There Will Never Be Another You》のコード進行の上に新たなメロディを書いた《New Arm Rash》、スヴェーラが作曲した7曲を、プレーヤーたちがそれぞれの個性を反映、スヴェーラは、好んで聴いたという1960年代の Blue Note や Prestige のレコード録音のエッセンス、ウェス・モンゴメリーの奏法とスタイルを交えてプレーしていきます。

『Bits & Pieces』
 Bits and Pieces(Eirik Svela) Next Time We Meet(Eirik Svela)
 Shame on Us(Eirik Svela) End of Days(Eirik Svela)
 New Arm Rash(Harry Warren/Mack Gordon/Eirik Svela)
 n/a(Eirik Svela) In Awe of(Eirik Svela) T.E.(Eirik Svela)
 I'll Be Seeing You(Sammy Fain/Irving Kahal)
  アイリク・スヴェーラ(ギター)
  サム・ヤヘル(ハモンドオルガン)
  デイヴィッド・エッジ(サクソフォーン)
  トーレ・トルヴァルセン・サンバッケン(ドラム)

録音 2018年3月1日、2日 Vibromonk Studios(ブルックリン、ニューヨーク)
制作 アイリク・スヴェーラ、サム・ヤヘイ、デイヴィッド・エッジ、トーレ・トルヴァルセン・サンバッケン
録音 シャツキー

価格 ¥2,350(本体価格)

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『Urban Dreamer』

Losen Records LOS206-2 jazz


『Urban Dreamer』(都会で夢見るもの)は、モスクワのジャズグループ「LRKトリオ(LRK Trio)」 の最新セッション・アルバム。2017年、『If You Have a Dream』(LOS186-2)の録音を終えたエフゲニー・レベジェフ Evgeny Lebedev、アントン・レヴニュク Anton Revnyuk、イグナト・クラフツォフ Ignat Kravtsov の三人は、日本ツアーを行い、そこで出会った「現代的、都会的、あるいは超都会的(meta-urban)」な姿をした文化にへの思いを集約させ、アルバムに作りました。ヴァルヴァラ・レヴニュク Varvara Revnyuk のヴォーカルを器楽的に扱い、レベジェフのピアノに重ねた《Clockwork Doll》(ぜんまい仕掛けの人形)。ソローノヴィチ Nikolay Sononovich のチェロを巧みに活かした《Abyss》(深い渕)。サクソフォーン奏者のサフィヤノフ Konstantin Sofyanov に「口笛」を吹かせたイントロから始まる《Joy》(歓び)。日本語の早口のおしゃべりを背景に演奏した《Lost in Tokyo》(東京にわれを忘れ)。アメリカのジャズ・ヴォーカリスト、J・D・ウォルター J. D. Walter の歌が加わる《Thoughts of…》(考えることは…)。前作と同様、エレクトロニクスを交えた「トリオ・サウンド」にヴィルトゥオーゾ的な即興によるソロを加え、内省と抒情の気分を織りこみながら「旅の思い」を描いていきます。日本、ロシア、アメリカ、ヨーロッパの要素が有機的に結ばれたアルバムの最後は、山田耕筰の《赤とんぼ》。ミクシングとマスタリングのエンジニア、スウェーデンのボッセ・サヴィーク Bosse "Bo" Savik が、ペダル・スティールギターを担当しています。
『Urban Dreamer』
 Urban Dreamer(Evgeny Lebedev) Abyss(Ignat Kravtsov)*
 Lost in Tokyo(Evgeny Lebedev/Anton Revnyuk)
 Clockwork Doll(Anton Revnyuk)**
 Thoughts of…(Evgeny Lebedev/Anton Revnyuk)***
 Journey for Three(Evgeny Lebedev) Joy(Ignat Kravtsov)†
 Akatombo(Kosaku Yamada/Rofu Miki)††
  LRK トリオ
   エフゲニー・レベジェフ(ピアノ、トイピアノ、サンプラー、
    アコーディオン)
   アントン・レヴニュク(ベース、ピッコロベース、
    エレクトリックベース)
   イグナト・クラフツォフ(ドラム、メタロフォーン、
    パーカッション、sampling pad)
  ゲスト・ミュージシャン
   ヴァルヴァラ・レヴニュク(ヴォーカル)**
   ニコライ・ソローノヴィチ(チェロ)*
   コンスタンチン・サフィヤノフ(口笛)†
   ボッセ・サヴィーク(ペダル・スティールギター)††
   J・D・ウォルター(ヴォーカル)***
  FX 弦楽四重奏団
   エフゲニー・スボーチン(ヴァイオリン)
   アルトゥル・アダミヤン(ヴァイオリン)
   シャミル・サイドフ(ヴィオラ)
   ニコライ・ソローノヴィチ(チェロ)

録音 2018年 モスフィルム・スタジオ(Mosfilm studio)、シネラブ・スタジオ(CineLab studio)(モスクワ、ロシア)
制作 LRKトリオ
録音 ヤコフ・ザフヴァトキン、アンドレイ・レヴィン

価格 ¥2,350(本体価格)

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『ゴルトベルク 1.5(Goldberg 1.5)』

Footprint Records FRCD097 contemporary/classical


スウェーデン・アーツカウンシルがコンデンスのために5人の作曲家に委嘱した「5つの新作」プロジェクト。リサ・ウッレーン Lisa Ullén(1964–)、マッティアス・ペッテション Mattias Petersson(1972–)、イーダ・ルンデーン Ida Lundén(1971–)、ヤン・サンドストレム Jan Sandström(1954–)、ダニエル・ユート Daniel Hjorth(1973–)。現代スウェーデンの作曲家たちは、バッハの作品からどんなインスピレーションを得たか。バッハのオリジナルと新しい作品を並べた「特定の時のコラージュ」。 

『ゴルトベルク 1.5(Goldberg 1.5)』
J・S・バッハ(1685–1750)
 ゴルトベルク変奏曲 BWV.988 -アリア
リサ・ウッレーン(1964–)
 ゴルトベルク第7変奏による変奏曲《融解点(Meltingpoint)》
J・S・バッハ(1685–1750)
 ゴルトベルク変奏曲 BWV.988 -第7変奏
マッティアス・ペッテション(1972–)
 ゴルトベルク第15変奏による変奏曲
J・S・バッハ(1685–1750)
 ゴルトベルク変奏曲 BWV.988 -第15変奏
イーダ・ルンデーン(1971–)
 ゴルトベルク第16変奏による変奏曲 A - イントロ
J・S・バッハ(1685–1750)
 ゴルトベルク変奏曲 BWV.988 -第16変奏
イーダ・ルンデーン(1971–)
 ゴルトベルク第16変奏による変奏曲 A - コーダ
J・S・バッハ(1685–1750)
 ゴルトベルク変奏曲 BWV.988 -第21変奏
ヤン・サンドストレム(1954–)
 ゴルトベルク第21変奏による変奏曲
J・S・バッハ(1685–1750)
 ゴルトベルク変奏曲 BWV.988 -第29変奏
ダニエル・ユート(1973–)
 ゴルトベルク第29変奏による変奏曲《黄金の山(Golden Mountain)》
J・S・バッハ(1685–1750)
 ゴルトベルク変奏曲 BWV.988 -アリア
  コンデンス
   ミュー・エークルンド(リコーダー)
   リサ・オスカション(オルガン)

録音 2017年2月28日–3月1日 ヴェクショー大聖堂(ヴェクショー、スウェーデン)
制作 ペール・ショーステーン

価格 ¥2,450(本体価格)

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『Hawaii(ハワイ)』

Prophone PCD192 jazz


「LSD(Lindborg, Sjöstedt, Daniel)」は、サックス・プレーヤーのフレードリク・リンドボリ Fredrik Lindborg(1979–)、ベーシストでピアニストのマッティン・ショーステット Martin Sjöstedt(1978–)、ドラマーのダニエル・フレードリクソン Daniel Fredriksson(1976–)の3人が2011年に結成したバンドです。スウェーデンと北欧諸国で演奏、2017年にはカナダでツアー。ソニー・ロリンズが称賛したという『Trio Colossus』(2012)、『Soon』(2014)の2枚のアルバムをリリースしています。『Hawaii(ハワイ)』は、スウェーデンで親しまれているダンスバンド・ミュージックを特集したアルバムです。ローズマリー・クルーニーも歌った《Beautiful Brown Eyes》やビル・クルック作曲の《You Can Have Her》といった、スウェーデン語の歌詞で親しまれたアメリカの曲を含む、シンプルなハーモニー、メロディがはっきりしていて歌いやすい6曲をトリオで演奏。ダンスバンドの「Vikingarna」(ヴァイキングたち)が1990年のアルバムに録音し、スウェーデン・ヒットチャートに23週連続して載った《Till mitt eget Blue Hawaii》は、「別リズム」と「エドワード・ケネディ」の2つのバージョンが演奏されます。

『Hawaii(ハワイ)』
 Till mitt eget Blue Hawaii(Andra rytmer)(わたしのブルーハワイに)
 (Rose-Marie Stråhle)
 Två mörka ögon(ふたつの黒い瞳)(Bert Månson)
 Leende guldbruna ögon/Beautiful Brown Eyes(ほほえむ琥珀色の瞳)
 (Olle Bergman/Alton Delmore/Arthur Smith)
 Jag vill vara din, Margareta(あなたのものになりたい、マルガレータ)
 (Jan-Eric Karlzon)
 De sista ljuva åren(最後の素晴らしい日々)(Jan Christer Eriksson)
 Sånt är livet/You Can Have Her(これぞ人生)
 (Stikkan Andersson/Bill Cook)
 Till mitt eget Blue Hawaii(Edward Kennedy)(わたしのブルーハワイに)
 (Rose-Marie Stråhle)
  LSD
   フレードリク・リンドボリ(テナーサックス、バリトンサックス、
    バスクラリネット)
   マッティン・ショーステット(ベース)
   ダニエル・フレードリクソン(ドラム)

価格 ¥2,350(本体価格)

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『詩を超えたところに(Beyond Poems)』

Alba ABCD415 contemporary/classical


オウティ・タルキアイネン Outi Tarkiainen(1985–)は、フィンランドのもっとも新しい世代の作曲家のひとり。インスピレーションを与えつづているというラップランドのロヴァニエミに生まれ、作曲をシベリウス・アカデミーのハメーンニエミとプーマラ、マイアミ大学のロン・ミラー、ギルドホール音楽演劇学校のマルコム・シンガーに学びました。「モダニスト陣営に片足、もう一方をジャズ陣営に置いた」活動を行い、ノルボッテン・ビッグバンドのコンポーザー・イン・レジデンスを務めています。3つのオーケストラの委嘱で作曲した、サーミの詩による歌曲集《大地、春の娘(Maa, kevään tytär/Earth, Spring’s Daughter)》が現在の代表作とされています。『詩を超えたところに(Beyond Poems)』は、コンテンポラリー・ミュージック作曲家としての最初のポートレート・アルバムです。弦楽四重奏のための《3つの詩》は、ボードレールの詩に基づく「束の間の時を色彩に浸し満たした、視覚イメージを喚起させる三部作」。「声」の表現性を追求して作った《ボードレールの歌》。《石が裂けるまで》は、シルッカ・トゥルッカの詩によるヴァイオリン・ソロのための「ある種のモダン哀歌」。同世代のクラリネット奏者ラウリ・サッリネン Lauri Sallinen(1982–)が、ポートレート・アルバム『孤独の歌(Songs of Solitude)』でも演奏した《無言歌》。チェロのソロによる《汝の言葉、石に隠れ》。《沈黙する森の中へ》は、エーヴァ=リーサ・マンネルとシルッカ・トゥルッカの詩による「ビッグバンドとメゾソプラノのためのモノドラマ」の室内楽バージョン。《…そして彼らは歌い出す》は、《大地、春の娘》のエピローグを基にアコーディオンのために書かれた作品です。

『詩を超えたところに(Beyond Poems)』
オウティ・タルキアイネン(1985–) 室内楽のための音楽
 3つの詩(Trois Poèmes)(2013)(弦楽四重奏のための)
  幻(Vision) 欲求(Désir) 依存(Dépendance)
 無言歌(Sans Paroles)(2012)(クラリネットのための)
 石が裂けるまで(Kunnes kivi halkeaa)(2008)(ヴァイオリンのための)
 ボードレールの歌(Baudelaire Songs)(2009–13)
 (ソプラノとピアノのための)
  アルバトロス(The Albatross) 深淵(The Abyss)
  強迫観念(Obsession)
 汝の言葉、石に隠れ(Sanasi, kiveen uponneet)(2011)
 (チェロのための)
 沈黙する森の中へ(Metsän hiljaisuuteen)(2012)
 (ソプラノ、クラリネット、チェロとピアノのためのモノドラマ)
 …そして彼らは歌い出す(...Ja alkoivat laulaa)(2015)
 (アコーディオンのための)
  カムス四重奏団
   テルヒ・パルダニウス(第1ヴァイオリン) 
   ユッカ・ウンタマラ(第2ヴァイオリン)
   ユッシ・トゥフカネン(ヴィオラ)
   ペトヤ・カイヌライネン(チェロ)
  ラウリ・サッリネン(クラリネット)
  マリア・プーサーリ(ヴァイオリン)
  トゥーリ・リンデベリ(ソプラノ)
  エミール・ホルムストレム(ピアノ)
  マルクス・ホホティ(チェロ)
  ヴェリ・クヤラ(アコーディオン)

録音 2017年2月22日–24日 セッロサリ(エスポー)、5月9日 スネルマン・ホール(コッコラ、フィンランド)
制作・録音 サイモン・フォックス=ガール

価格 ¥2,300(本体価格)

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『オストロボスニア室内管弦楽団と指揮者ユハ・カンガスに捧ぐ

Alba ABCD414 SACD hybrid(5.1 multichannel/stereo) contemporary/classical


オストロボスニア室内管弦楽団とユハ・カンガス Juha Kangas(1945–)のための作品集。カレヴィ・アホ Kalevi Aho(1949–)の《“…frozen are the restless waters”》(凍りし、せわしなき流れ)は、20人の弦楽器奏者とジョン・エドワード・ケリー John Edward Kelly(1958–2015)のアルトサックス・ソロのために書かれました。「旋律がオリエント絨毯の装飾パターンのように織りこまれたアラビア音楽」からインスピレーションを得た手法を取り入れ、トゥオマス・アンハヴァが訳した日本の短歌のフレーズを副題にしています。リトアニアのオヌテ・ナルブタイテ Onutè Narbutaitè(1956–)の《Was there a butterfly》(そこに蝶々はいたの?)は、「神秘の息、プシケの影」をイメージながら書いたという作品です。ヨーナス・コッコネンとジェルジュ・リゲティに学んだエルッキ・サルメンハーラ Erkki Salmenhaara(1941– 2002)は、1960年代から作曲を始めた作曲した一連の「エレジア(悲歌)」の2曲。ホールの異なる場所に配置された2組の弦楽四重奏により演奏される、ドラマティックな緊張をはらんだ《エレジア II》と、深い悲しみを簡潔な語法で表現した《エレジア V》。エイノユハニ・ラウタヴァーラ Einojuhani Rautavaara(1928–2016)の《光の中心へ》は、「新しい千年紀から9年、10年の間に浮かんできた、メロディとハーモニーのちょっとした楽想」を展開させた「カント(歌)」の第5作です。ラトビアのペーテリス・ヴァスクス Pēteris Vasks(1946–)も長年に渡りオストロボスニア室内管弦楽団と共同作業をつづけてきた作曲家のひとり。人生の流れを音楽に映した《ムジカ・セレーナ》(穏やかな音楽)は、ユハ・カンガスの70歳の誕生日プレゼントとして書かれました。 

『オストロボスニア室内管弦楽団と指揮者ユハ・カンガスに捧ぐ
カレヴィ・アホ(1949–)
 室内交響曲第3番《"…frozen are the restless waters"/
  "…jäätyivät umpeen levottomat vedet")》(1995–96)
 (弦楽オーケストラとアルトサックスのための)
オヌテ・ナルブタイテ(1956–)
 Was there a butterfly?(そこに蝶々はいたの?)(2013)
 (弦楽オーケストラのための)
エルッキ・サルメンハーラ(1941– 2002)
 エレジア II(Elegia II)(1963)(二重弦楽四重奏のため)
 エレジア V(Elegia V)(1995)(弦楽オーケストラと鐘のための)
エイノユハニ・ラウタヴァーラ(1928–2016)
 カント V《光の中心へ》(Canto V "Into the heart of light")(2011)
 (弦楽オーケストラのための)
ペーテリス・ヴァスクス(1946–)
 ムジカ・セレーナ(Musica Serena)(2015)
  オストロボスニア室内管弦楽団 ユハ・カンガス(指揮)

録音 2015年5月27日、2016年5月30日–31日、6月2日 スネルマン・ホール(コッコラ、フィンランド)
制作・録音 サイモン・フォックス=ガール

価格 ¥2,300(本体価格)

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『孤独の歌(Songs of Solitude)』

Alba ABCD413 contemporary/classical


ラウリ・サッリネン Lauri Sallinen(1982–)は、フィンランドのクフモ生まれ。シベリウス・アカデミーのカリ・クリークとフランソワ・バンダ、マンハッタン音楽学校のチャールズ・ナイディックに学びました。アヴァンティ!室内管弦楽団、ラップランド室内管弦楽団など、フィンランド国内のオーケストラに客演、ヘルシンキのウーシンタ・アンサンブル、オスロのアンサンブル・テンポルムとミクロアンサンブルと共演、オスロのウルティマやニューヨークの MATA などの現代音楽フェスティヴァル、クフモ室内楽フェスティヴァルに参加してきました。『孤独の歌(Songs of Solitude)』が、デビューアルバム。「ノスタルジア(リート)、憧れ(無言歌)、暗闇と希望(鳥たちの深淵)、光(Clair)、他者あるいはその他の何かとのコミュニケーション(ニューヨーク・カウンターポイント)」を彼に語りかけてきた曲と「自己探求と発見、抽象的な孤独を打倒するか是認するための旅」と彼が考えるベリオの《セクエンツァ》。オウティ・タルキアイネン Outi Tarkiainen(1985–)は、シベリウス・アカデミーのジャズ科、マイアミ大学、ギルドホール音楽演劇学校で学び、主にジャズの作曲家、指揮者として活動しています。彼女からサッリネンに献呈された「驚くほど美しいカンタービレ」のページをもつ《無言歌》は、2012年5月、ヘルシンキ・ミュージックセンターで行われたデビュー・コンサートで初演された作品です。

『孤独の歌(Songs of Solitude)』 
オウティ・タルキアイネン(1985–) 
 無言歌(Sans paroles)(2012)(ソロ・クラリネットのための)  
オリヴィエ・メシアン(1908–1992) 
 鳥たちの深淵(Abîme des oiseaux)(1941)
 (《時の終わりのための四重奏曲(Quatuor pour la fin du temps)から》) 
スティーヴ・ライヒ(1936–) 
 ニューヨーク・カウンターポイント(New York Counterpoint)(1985)
 (クラリネットと10のテープ録音のための) 
ルチアーノ・ベリオ(1925–2003) 
 リート(Lied)(1983) 
 セクエンツァ第9a(Sequenza IX a)(1980) 
フランコ・ドナトーニ(1927–2000) 
 Clair I(1980) 
  ラウリ・サッリネン(クラリネット)

録音 2017年1月16日–20日 オラリ教会(エスポー、フィンランド) 
制作・録音 サイモン・フォックス=ガール 

価格 ¥2,300(本体価格)

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『ガブリエッリ、スカルラッティ チェロのための作品全集』

Alba ABCD412 SACD hybrid(5.0 multichannel/stereo) early music/classical


グアダルーペ・ロペス・イニゲス Guadalupe López Iñiguez(1983–)は、ヘルシンキ芸術大学シベリウス・アカデミーを活動の拠点とするスペインの音楽家。音楽修士号と心理学の博士号をもち、バロック・チェロのソリストとしてフェスティヴァルなどに出演しながら、芸術面と科学面からクラシカル音楽と演奏について総体的な研究を続けています。彼女のデビューアルバム。イタリア・バロック期の作曲家ふたり、チェロのヴィルトゥオーゾとして名声を博し、無伴奏チェロの最初期の作品を書いたドメニコ・ガブリエッリ Domenico Gbrielli と、オペラと室内カンタータで知られるアレッサンドロ・スカルラッティ Allessandro Scarlatti のチェロのための音楽。ふたりの作品との出会い、演奏に使った楽譜、解釈などについて、ロペス・イニゲスの書いた詳細なライナーノートがブックレットに載せられています(英語、スペイン語、フィンランド語)。ファンタズムやベルゲン・バロックへの参加でも知られるマルック・ルオラヤン=ミッコラ Markku Luolajan-Mikkola(1957–)を中心とするグループが通奏低音で共演。

『ガブリエッリ、スカルラッティ チェロのための作品全集』
ドメニコ・ガブリエッリ(1651/59–1690)
 チェロと通奏低音のためのソナタ ト長調(第1版)
 2つのチェロのためのカノン ニ長調
 無伴奏チェロのためのリチェルカーレ第7番 ニ短調
 チェロと通奏低音のためのソナタ イ長調
 無伴奏チェロのためのリチェルカーレ第2番 イ短調
 チェロと通奏低音のためのソナタ ト長調(第2版)
 無伴奏チェロのためのリチェルカーレ第3番 ニ長調
 無伴奏チェロのためのリチェルカーレ第1番 ト短調
アレッサンドロ・スカルラッティ(1660–1725)
 チェロと通奏低音のためのソナタ第2番 ハ短調
ドメニコ・ガブリエッリ(1651/59–1690)
 無伴奏チェロのためのリチェルカーレ第4番 変ホ長調
アレッサンドロ・スカルラッティ(1660–1725)
 チェロと通奏低音のためのソナタ第3番 ハ長調
ドメニコ・ガブリエッリ(1651/59–1690)
 無伴奏チェロのためのリチェルカーレ第6番 ト長調
 無伴奏チェロのためのリチェルカーレ第5番 ハ長調
アレッサンドロ・スカルラッティ(1660–1725)
 チェロと通奏低音のためのソナタ第1番 ニ短調
  グアダルーペ・ロペス・イニゲス(バロックチェロ)
  通奏低音グループ
   マルック・ルオラヤン=ミッコラ(バロックチェロ)
   オッリ・ヒューリュネン(バロックギター、アーチリュート)
   ラウリ・ホンカヴィルタ(チェンバロ) 

[楽器 López Iñiguez: baroque chello by Claude Pieray(Paris 1725)、Luolajan-Mikkola: baroque cello by Barak Norman(London c.1700)、Hyyrynen: baroque guitar after a Roman model by Giovanni Tester from 1620s built by Ivo Magherini(Bremen 2006)、Honkavirta: Flemish harpsichord by Henk van Schevikhoven(Pornainen c.1993)] 

録音 2016年11月7日–8日、2017年6月5日–7日 聖ラウレンティウス教会(ヴァンター、フィンランド)
制作・録音 ミッコ・ムルトニエミ

価格 ¥2,300(本体価格)

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『フィンランド・ヴァイオリン音楽(Finnish Violin Music)』

Alba ABCD410 classical


「1920年代のフィンランド、シベリウスの陰でどんなヴァイオリン音楽が作られていたか?」。シベリウス・アカデミーの博士課程で学んだヴァイオリニスト、アンネマリ・オーストレム Annemarie Åström(1977–)のアルバム第2作では、当時主流だった音楽スタイルの作品が4曲、演奏されます。番号付き交響曲を3曲作った、フィンランドで最初の女性交響曲作家ヘルヴィ・レイヴィスカ Helvi Leiviskä(1902–1982)のピアノ三重奏曲は、「アレグロ・コン・フォーコ」と「ラルゴ-アレグロ-ラルゴ」の2楽章で構成された、保守的な様式を基本にポリフォニーと半音階のスタイルも取り入れた後期ロマンティシズムの情熱的な音楽とみなされる作品。シベリウス・アカデミーの図書館に保存されていた手稿譜を KAAÅS トリオが発見し、第1稿と第2稿を組み合わせて演奏しています。彼女が作曲を学んだエルッキ・メラルティン Erkki Melartin(1875–1937)は、交響曲6曲、管弦楽曲、ヴァイオリン協奏曲、室内楽曲、バレエ、オペラと多ジャンルの音楽を後期ロマンティシズム、印象主義、表現主義と幅広いスタイルで作曲しました。弦楽三重奏曲は、ロマンティックなスタイルで書かれた4つの弦楽四重奏曲の後、1920年代初期の作品と推測されています。「アンダンテ-アレグロ」「アンダンテ・フネーブル(葬送のアンダンテ)」「プレスト」「終曲-ヴィヴァーチェ」の4楽章で書かれ、明確な調性のあるスタイルからモダニストの要素まで取り入れた、めまぐるしく気分が変化する作品です。ヴァイノ・ライティオ Väinö Raitio(1891–1945)は、アーレ・メリカントとともに改革者として1920年代フィンランドの音楽シーンに登場しました。《ヴァイオリンとピアノのための作品集》は、彼が表現主義的な管弦楽曲を主に手がけていた時期に作曲されたモダニズム的手法による多面的気分の音楽。《ミスミソウ》は、優しい雰囲気を漂わせる小品です。 

『フィンランド・ヴァイオリン音楽(Finnish Violin Music)』
ヘルヴィ・レイヴィスカ(1902–1982)
 ピアノ三重奏曲(1925)*
エルッキ・メラルティン(1875–1937)
 弦楽三重奏曲 Op.133 **
ヴァイノ・ライティオ(1891–1945)
 ヴァイオリンとピアノのための作品集 Op.18(1920/1923)
  バラード(Ballade) カンツォネッタ(Canzonetta)
  舟歌(Barcarole) 詩(Poème)
 ミスミソウ(Sinivuokko)(1943)(ヴァイオリンとピアノのための)
  KAAÅS トリオ *
   アンネマリー・オーストレム(ヴァイオリン)
   ティーナ・カラコルピ(ピアノ)
   ウッラ・ラムペラ(チェロ)
  アッテ・キルペライネン(ヴィオラ)**
  トマス・ヌニェス=ガルセス(チェロ)** 

録音 2017年1月14日–15日、28日–29日 セッポ・キマネン・ホール(カウニアイネン、フィンランド)
制作 ソニヤ・フレキ、トゥーマス・ユプショーバッカ、シリヤマリ・ヘイキンヘイモ
録音 マッティ・ヘイノネン

価格 ¥2,300(本体価格)

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『ブルッフ、ステーンハンマル』

Rubicon Classics RCD1033 classical


スウェーデンのヴァイオリニスト、クリスチャン・スヴァルヴァール Christian Svarfvar(1982–)の Rubicon レーベル第1作は、「ロマンティシズムのエヴァグリーン」とも呼ばれるブルッフのヴァイオリン協奏曲第1番とスウェーデンのステーンハンマル Wilhelm Stenhammar(1871–1927)がトゥール・アウリンのために書いた作品。《ヴァイオリンソナタ イ短調》は「アレグロ・コン・アニマ」「アンダンティーノ」「アレグロ・アマービレ」の3楽章で書かれた芳しいロマンティシズムの音楽。《2つの感傷的なロマンス》は、1911年、アウリンが聴衆を前に演奏した最後のコンサートで初演された作品です。クリスチャン・スヴァルヴァールは、王立ストックホルム音楽大学とジュリアード音楽院で学び、「ECHO」(ヨーロッパ・コンサートホール協会 European Concert Hall Organisation)の「Rising Star」に選ばれました。王立ストックホルム・フィルハーモニック、ロンドン・フィルハーモニック、スウェーデン放送交響楽団などのオーケストラに客演、室内楽奏者としてローランド・ペンティネン、マッティン・フロースト、クレメンス・ハーゲン、ジャニーヌ・ヤンセンたちと共演してきました。主なレパートリーは、18世紀から20世紀前期のドイツ、ロシア、フランスの作品とスウェーデンのロマンティック音楽。グリーグのヴァイオリンソナタ全曲をノルウェーのヒェクスフースの共演で録音しています(Sterling CDA1684-2)。

マックス・ブルッフ(1838–1920)
 ヴァイオリン協奏曲第1番 ト短調 Op.26
ヴィルヘルム・ステーンハンマル(1871–1927)
 ヴァイオリンソナタ イ短調 Op.19 *
 2つの感傷的なロマンス(Två sentimentala romanser) Op.28
 (ヴァイオリンと管弦楽のための)
  クリスチャン・スヴァルヴァール(ヴァイオリン)
  ロンドン・フィルハーモニック管弦楽団
  ジョアナ・カルネイロ(指揮)
  ヘンリク・モーヴェ(ピアノ)*

録音 ヘンリー・ウッド・ホール(ロンドン)(ブルッフ)、スウェーデン放送スタジオ(ステーンハンマル)
録音 サイモン・キルン、アルネ・アクセルベルグ(ブルッフ)、ハンス・キプファー(ステーンハンマル)
 
価格 ¥2,350(本体価格)

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『Tantum(かくも偉大な秘蹟を)』

Footprint Records FRCD100 crossover/classical/jazz/traditional


ジャズ・ベーシストのアンデシュ・ヨルミン Anders Jormin(1957–)、古楽と即興を専門とするオルガニストのカーリン・ネルソン Karin Nelson、フォークとワールドミュージックのフルート奏者として名声の高いユーナス・シモンソン Jonas Simonson(1962–)。ヨーテボリ大学音楽演劇アカデミーの教授3人が提供する、多彩なジャンルの音楽を伝統と歴史で味付けした「芸術のスモーガスボード」。『Songs in Meantone(ミーントーンの歌)』(FRCD055)につづくアルバム。 

『Tantum(かくも偉大な秘蹟を)』
 かくも偉大な秘蹟を(Tantum ergo sacramentum)(Karin Nelson)
 To Garmo(Jonas Simonson)
 Doubt Thou the Stars(Anders Jormin)
 Murmurations of Starlings(ムクドリの群舞)(Anders Jormin)
 Sápmi Intonations(サプミのイントネーション)(Karin Nelson)
 最愛のイエス、われらここにあり(Liebster Jesu)
 (J. S. Bach "Orgelbüchlein")(オルガン・ソロ)
 Haze(Jonas Simonson)
 Traces of Bingsjö/Liebster Jesu(ビングショーの名残/
  最愛のイエス、われらここにあり)(作者不詳/J. S. Bach)
 Hymn from Sápmi(サプミの賛美歌)(作者不詳)
 Not(Anders Jormin)
 Várresjattadahka(Karin Nelson)(ベースとオルガン)
  カーリン・ネルソン(オルガン)
  アンデシュ・ヨルミン(ベース)
  ユーナス・シモンソン(フルート)

録音 2016年10月11日–12日 デンマーク

価格 ¥2,450(本体価格)

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『Du(あなた)』

Nilento Records NILCD1808 ballad


スウェーデン、ヨーテボリ生まれのシンガーソングライター、ラーシュ=オーケ・ラーション Lars-Åke Larsson(1955–)とローランド・スターレ Roland Stahre(1956–)は、長年、デュオとしてテレビとラジオの番組、コンサート・ツアー、レコード録音を行ってきました。アルバム『Du(あなた)』では、クリスチャンとしての日常生活と信条をテーマに、アン=シャルロッテ・ルンドグレーン Ann-Charlotte Lundgren の詩に作曲した4曲をのぞき、ラーションとスターレの作詞作曲による曲が、ヨーテボリの音楽家のアンサンブルが共演して歌われます。 

『Du(あなた)』
 Som vatten ändrar form(水が形を変えるように)
 Det spirar nytt hopp(新たな希望が芽吹き)
 Vem blir jag utan dig Livet andas(生が息づく)
 En svindlande tanke(唖然とする考え)**
 Kärlekens gåta(愛の謎) Du vackraste(こよなく美しいあなた)*
 Anar dig(よく聞け)
 I varje andetag Följa sitt hjärta(自分の心に従え)
 Brevet(手紙)† Ett oskrivet blad(まっさらの紙)
  ラーシュ=オーケ・ラーション(ヴォーカル)
  ローランド・スターレ(ヴォーカル)
  トマス・ヘルステーン(ピアノ、フェンダーローズ)
  トム・フローデ・トヴァイタ(ベース)
  ペール・ブークヴィスト(ドラム、パーカッション)
  ペール・フーヴェンショー(ギター)
  ヨアキム・フリツネル(ペダルスティール、スライドギター)
  ヤンネ・ビェリエル(トランペット、フリューゲルホルン、マンドリン)
  ユキ・タシロ(弦楽器)
  ダーヴィド・ブコヴィンスキ(弦楽器)
  マッティアス・ビュールンド(キーボード)*
  エーリク・リュドヴァール(ニッケルハルパ)*
  ベルント・アンデション(アコーディオン)
  金管四重奏 **  口笛トリオ † 合唱 

録音 2018年1月–4月 ニレント・スタジオ(コッレレード、スウェーデン)
制作 ヤン=アンデシュ・ビェリエル
録音 ミケール・ダールヴィド、ユーアル・ハルグレーン、ラーシュ・ニルソン

価格 ¥2,450(本体価格)

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『Hjeltamôs』

Country & Eastern CE39 traditional/folk


ペール・グードムンソン Per Gudmundson のフィドルとベンガン・ヤンソンBengan Janson のアコーディオンのデュオ。オルサのフィドラー、ビョーン・ストービと共演したことのある曲、レットヴィークのフィドラーたちから教わったり、彼らの録音や楽譜から知った曲など、スウェーデン農民社会の音楽、夏の放牧地の音楽、バロック音楽、教会音楽をルーツとする曲集。

『Hjeltamôs』
 Hjeltamôs Grattis Lotta
 Polska etter Höök Olle(ホーク・ウッレのポルスカ)
 Kringelleken(輪になって遊ぶ) Tacklåten(感謝の歌)
 Hambraeuspolskan(ハムブレウスポルスカ)
 Orsa Brudmarsch(オルサの結婚行進曲)
 Dal Jerks Jässpôdspolska(ダール・イェルクの宴会ポルスカ)
 Banomes Faras Polsk Orsa-Blanken(オルサ=ブランケン)
 Flugsvampen(ベニテングダケ)
 Favoriten efter Hedlund Brödrapolskan(兄弟ポルスカ)
 Polska efter Monis Olle(モニス・ウッレのポルスカ)
 Polska efter Söderholm(セーデルホルムのポルスカ)
 Polska efter Anders Forsman(アンデシュ・フォシュマンのポルスカ)
 Mariannas Vals(マリアンナのワルツ)
  ペール・グードムンソン(フィドル)
  ベンガン・ヤンソン(アコーディオン) 

録音 2017年10月15日–19日 Lång Ollas(レクサンド、スウェーデン)
制作 ペール・グードムンソン、ベンガン・ヤンソン、ベンクト・ベリエル
録音 シッゲ・クランツ

価格 ¥2,450(本体価格)

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『Silent Voice(沈黙の声)』

LJ Records LJCD5260 jazz 


「ムウェンド・ダワ(Mwendo Dawa)」(スワヒリ語「特別なゴールへの道」)は、テナーサックス奏者で作曲家のウーヴェ・ユーハンソン Ove Johansson をリーダーとするフリージャズ・アンサンブル。2015年、ユーハンソンが亡くなってからは「トリオ」として活動を続けています。ユーハンソンの作曲した《New Stream Three》を含む12のトラック。ユーハンソンに捧げられたアルバム。
 
『Silent Voice(沈黙の声)』
 Silent Voice Bass Nagging Small Cry
 New Stream Three(Ove Johansson) Sound Search Crisps
 Outside 13 New Stream 6 Hesitation Inside Impatient Road
 Deep Sigh
  ムウェンド・ダワ・トリオ
   スサンナ・リンデボリ(ピアノ、エレクトロニクス)
   ダーヴィド・スンドビュー(ドラム)
   ジミ・ローワ・ペーザセン(ベース、エレクトロニクス)

録音 2017年9月4日 スウェーデン
 
価格 ¥2,450(本体価格)

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『歌唱の技術 - ダーヴィド・ビョーリングへのオマージュ 第2集』

Sterling CDA1826/1827 2CDR's classical


Sterling のアーティスト・シリーズ。スウェーデン音楽史と世界のオペラ史に名を残すテノール歌手、ユッシ・ビョルリング(ユシー・ビョーリング) Jussi Björling(1911–1960)の父、ダーヴィド・ビョーリング David Björling(1873–1926)へのオマージュ・アルバムの第2作です。テノールのラーシュ・ビョーリング Lars  Björling は、ユシーの子。父のユッシがダーヴィドから受け継ぎ、ビョーリング一家伝統の歌唱スタイルとなった「ベルカント」でオペラ・アリアと歌曲を歌っています。1975年から2006年のセッション録音とライヴ録音によるコレクション。

『歌唱の技術 - ダーヴィド・ビョーリングへのオマージュ 第2集』
[CD1]
ピョートル・チャイコフスキー(1840–1893)
 歌劇《エフゲニー・オネーギン》- レンスキーのアリア
 「どこへ行ってしまったのか、わが青春の黄金の日々よ
  (Förbi, förbi är nu min kärleks lycka)」(スウェーデン語歌唱)
ジュゼッペ・ヴェルディ(1813–1901)
 歌劇《リゴレット》- わたしのあの娘が攫われた
  女心の歌「嵐の中の羽根のように」
 歌劇《運命の力》- 生きることは地獄だ、この不幸な者には
W・A・モーツァルト(1756–1791)
 歌劇《魔笛》- なんと美しい絵姿
 歌劇《皇帝ティートの慈悲》- もしも帝国に、友なる神々よ *
 歌劇《コシ・ファン・トゥッテ》- いとしい人の愛のそよ風は
シャルル・グノー(1818–1893)
 歌劇《ファウスト》- 第1幕プロローグ
  挨拶しよう!慎ましく清らかな家よ(第3幕)
フリードリヒ・フォン・フロートー(1812–1883)
 歌劇《マルタ》- ああ、かくも素直で愛らしい
ジョルジュ・ビゼー(1838–1875)
 歌劇《真珠とり》- あの声はなんという混乱を私の全身に掻き立てたのだ?
ジャコモ・プッチーニ(1858–1924)
 歌劇《マノン・レスコー》- 見たこともない美しい女(ひと)
ジャコモ・マイアベーア(1791–1864)
 歌劇《アフリカの女》- おお、パラダイス
ウンベルト・ジョルダーノ(1867–1948)
 歌劇《アンドレア・シェニエ》- ある日、青空を眺めて
フランチェスコ・チレーア(1866–1950)
 歌劇《アルルの女》- フェデリーコの嘆き「ありふれた話」
ジョアキーノ・ロッシーニ(1792–1868)
 歌劇《セビーリャの理髪師》- わたしの名が知りたければ
エーリヒ・ヴォルフガング・コルンゴルト(1897–1957)
 歌劇《死の都》- マリエッタの歌
[CD2]
セルゲイ・ラフマニノフ(1873–1943)
 美しい人よ、私のために歌わないで Op.4 no.4
 そよぐ風 Op.34 no.4 *
 ミュッセからの断片「孤独」 Op.21 no.6 *
 ここは素晴らしい場所 Op.21 no.7 *
 彼女たちは答えた Op.21 no.4 夜の静けさに Op.4 no.3 *
ヒューゴ・アルヴェーン(1872–1960)
 森は眠る(Skogen sover) Op.28 no.6 *
 セレナード(Serenad) Op.4 no.2 *
 夕べの気分(家のそばで)(Aftonstämning(Ved huset)) Op.21 no.1
 夏の香り(Sommardofter) Op.8 no.2 夕べ(Aftonen) R.187
 わが心を汝(な)が御手に(Saa tag mit Hjerte) Op.54 R.203
 君に想いこがれて(Jag längter dig) Op.28 no.5
ラーシ・ボルデマン(1921–1969)
 パグ(Mopsen)* 緑の牧場(Den gröna hagen)*
 おばと鸚鵡(Tanten och Papegojan)*
 ネギと二十日大根(Purjo och Rädisa)*
フェルナンド・ジャウムアンドレウ・オブラドルス(1897–1945)
  心よ、お前はなぜ…(¿Corazón porque pasais…?)*
 愛をこめて、お母さま(Con amores, la mi Madre)*
 こよなく柔らかい髪(Del cabello mas sutil)*
ヴィンチェンツォ・ベッリーニ(1801–1835)
 マリンコニア、やさしいニンフ(Malinocnia, Ninfa gentile)
 私のフィッレの悲しげな面影(Dolente immagine di Fille mia)
ヴィルヘルム・ステーンハンマル(1871–1927)
 幸せの国への旅(Lycklands resan) Op.26 no.8 *
 柵にもたれて(Lutad mot gärdet) Op.8 no.1 *
 もしも子供にもどれたら(Vore jag ett litet barn) Op.37 no.4 *
 森で(I skogen)
 手回しオルガンの歌(En positivvisa) Op.38 no.4
アウスグト・シェールリング(1842–1919)
 夕べの気分(Aftonstämning)
  ラーシュ・ビョーリング(テノール)
  ハッリ・エーベット(ピアノ) ブリタ・リグネル(ピアノ)
  ヤン・エイロン(ピアノ) アヌーシュカ・ムケルジー(ピアノ)
  セルゲイ・レズニコフ(ピアノ) 

録音 1975年–2006年 セッション録音、ライヴ録音 * 
 
価格 ¥4,900(本体価格)

高品質メディア(Sony DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-Rによるリリースです。

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