2019年10月 

『四季』

Dacapo 8.226220 contempotary/classical 

 
デンマークの作曲家カール・オーウ・ラスムセン Karl Aage Rasmussen(1947–)は、既存の音楽素材を引用、コラージュ、モンタージュといった手法を使い新しいパターンの作品に創ることを行ってきました。《ヴィヴァルディによる四季》は、ラスムセンが「コンチェルト・コペンハーゲン(CoCo)」のコンポーザー・イン・レジデンスとして作った音楽の一作です。当時の聴衆を驚かせたというヴィヴァルディの『四季』が「現代の耳」を同じように驚かせるとしたら、という思いつきから生まれた「21世紀のヴィヴァルディ」。過去と現在、クラシカルの作品と新たな発見、時を隔てた作曲家、そうしたものの交わす会話に思いを馳せ、異なる文化と伝統の橋渡しをしながらヴィヴァルディ、そしてレスピーギの作品に新しい光を当てる作業を行ったと言います。《フォリア、フォリア…》は、ラルムセンのコンチェルト・コペンハーゲンのために手がけた最初の作品です。スカルラッティ、コレッリ、ヴィヴァルディ、バッハ、ケルビーニ、リスト、ラフマニノフ、カール・ニルセン(歌劇《仮面舞踏会》)をはじめとする作曲家たちが素材にしたスペインの舞曲「フォリア」を現代の表現スタイルで作り、コレッリのソナタが「余韻」として使われます。 

アントニオ・ヴィヴァルディ(1678–1741)/カール・オーウ・ラスムセン(1947–)
 ヴィヴァルディによる四季(The Four Seasons after Vivaldi)(2014)
  春(La primavera)* 夏(L'estate)**
  秋(L'autunno)* 冬(L'inverno)**
カール・オーウ・ラスムセン(1947–)
 フォリア、フォリア…(Follia, follia…)(2015)
オットリーノ・レスピーギ(1879–1936)
 鳥(Gli uccelli)(1928/2015)
 (ラスムセンによるコンチェルト・コペンハーゲンのための版)†
  コンチェルト・コペンハーゲン
  マウヌス・フリュークロン(指揮)
  ラース・ウルリク・モーテンセン(指揮)†
  フレードリク・フロム(ヴァイオリン)*

  ペーター・スピスキ(ヴァイオリン)** 

録音 2018年6月11日–14日(四季)、4月18日(Follia)、6月8日–9日(鳥) ガーニソン教会(コペンハーゲン)
制作・録音 プレーベン・イーヴァン

価格 ¥2,350(本体価格) 

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『夢の景色(Dreamscapes)』

Dacapo 6.220579 SACD hybrid(Multichannel/stereo) contempotary/classical 


デンマークの作曲家イェスパー・コク Jesper Koch は、1992年にパリで開催された「インターナショナル・ロストラム・オブ・コンポーザーズ(IRC)」で《Ice-Breaking(砕氷)》が第1位に選ばれ、国際的に注目されました。器楽曲に軸足を置きながら幅広いジャンルに作曲。管弦楽のためのパッサカリア《イン・メモリアム》や夏の牧歌《空の下のアリス》などの作品をオーゼンセ交響楽団が演奏した管弦楽曲アルバムがリリースされている他、トリオ・イスメナの『現代デンマークの5つのピアノ三重奏曲』(8.226583)に2011年作曲の《ピアノ三重奏曲》が収録されました。新しいアルバムの「協奏曲」は、「忠実なパートナー」としてコラボレーションのつづくオーゼンセ交響楽団の新旧プレーヤーのために作曲、献呈された作品です。《Dreamscapes(夢の景色)》《Arcadia Lost(失われたアルカディア)》《Lonesome(ひとりさびしく)》の3作。旋律的、調性的な音楽により、「ノスタルジア、失くした夢の世界」などのテーマが追求されます。チェリストのミハエラ・フカチョヴァー Michaela Fukačová(1959–)は、オーゼンセ交響楽団の第1ソロ・チェロ奏者です。チェコに生まれ、ブルノ音楽院、プラハ芸術アカデミー音楽学部、王立デンマーク音楽アカデミーで学びました。ルーマニア出身エウジェン・ティチンデレアヌ Eugen Tichindeleanu は、パリでオリヴィエ・シャルリエ、ジェラール・プーレ、ジャン=ジャック・カントロフに学び、オーゼンセ交響楽団の第1コンサートマスターを務めています。クラリネット奏者のヨン・クルーセ John Kruse(1963–)は、2005年夏に王立デンマーク管弦楽団に復帰するまで、ソロ・クラリネット奏者としてオーゼンセ交響楽団で演奏していました。ソリスト、室内楽奏者としても知られ、多くの録音に参加しています。指揮者のジャスティン・ブラウン Justin Brown(1962–)はイギリス出身。ケンブリッジ大学とタングルウッドで学び、アラバマ交響楽団の音楽監督を経て、カールスルーエ・バーデン州立劇場の総音楽監督を務めています。コクの管弦楽作品アルバムではルイス・キャロルによる《ある夏の日の思い出》と交響的幻想曲《ぼくに生き写しの地球よ》の指揮を担当しました。 

『夢の景色(Dreamscapes)』
イェスパー・コク(1967–)
 Dreamscapes(夢のような情景)(2005–07)
 (チェロと管弦楽のための)
 Arcadia Lost(失われたアルカディア)(2015–16)
 (ヴァイオリンと管弦楽のための)
 Lonesome(ひとりさびしく)(2010–13)
 (クラリネット、弦楽、ハープと打楽器のための)
  ミハエラ・フカチョヴァー(チェロ)
  エウジェン・ティチンデレアヌ(ヴァイオリン)
  ヨン・クルーセ(クラリネット)
  オーゼンセ交響楽団 ジャスティン・ブラウン(指揮) 

録音 2017年11月6日–10日 カール・ニルセン・ホール(オーゼンセ、デンマーク)
制作・録音 ダニエル・デーヴィズセン
共同制作 イェスパー・コク

価格 ¥2,350(本体価格) 

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『ナンシー・ダルベア 弦楽四重奏曲』

Dacapo 6.220655 SACD hybrid(Multichannel/stereo) classical 


ナンシー・ダルベア Nancy Dalberg(1881–1949)は、デンマーク初とされるプロフェッショナルの女性作曲家です。フィニ・ヘンリケスとカール・ニルセンに学び、1917年、女性として初めて交響曲(ハ短調)を発表しました。ダルベアの弦楽四重奏曲は、3曲。第1番ニ短調は、彼女がカール・ニルセンに学んでいたころ作曲され、「アレグロ・アパッショナーテ」「スケルツォ. アレグレット・グラチオーソ」「アダージョ」「終曲. ヴィヴァーチェ」の伝統的な4楽章で構成された作品です。1914年12月、彼女の自宅で開催された「音楽の夕べ」でカール・ニルセンがヴァイオリニストとして参加、初演されました。ト短調の第2番も4楽章で書かれています。「モデラート」「アレグロ・スケルツァンド」「アンダンテ・コン・モート・エ・カンタービレ」「アレグロ・モルト・エ・コン・スピリト」。ブレーオニング=バケ四重奏団が初演、カール・ニルセンの影響に触れた評と彼女の独自性を指摘した評に分かれたと言われます。第3番の四重奏曲は「アレグロ・コン・パッショーネ」「アレグロ・センプリーチェ」「テンポ・ジュスト」の3楽章で書かれました。極めて実験的な和声や半音階を多用、彼女がポリフォニックな音楽の作曲に喜びを見出したことの一例とされています。作品は好評を獲得、カール・ニルセンに献呈されました。デビュー・アルバムのペレ・グズモンセン=ホルムグレーンの弦楽四重奏曲(8.226217)が高い評価を受けた、2013年結成のノルディック弦楽四重奏団の演奏。第1番と第3番は初めての録音です。 

ナンシー・ダルベア(1881–1949)
 弦楽四重奏曲第1番ニ短調(1915)
 弦楽四重奏曲第2番 ト短調 Op.14(1922)
 弦楽四重奏曲第3番 Op.20(1927)
  ノルディック弦楽四重奏団
   ヘイズルーン・ペータセン(ヴァイオリン)
   マス・ハウステズ・ハンセン(ヴァイオリン)
   ダニエル・エークルンド(ヴィオラ)
   レーア・エミーリ・ブランデール(チェロ) 

録音 2018年11月3日–4日、2019年3月11日–14日 王立デンマーク音楽アカデミー コンサートホール(コペンハーゲン)
制作 ティム・フレゼリクセン
録音 ラウンヘイズル・ヨウンスドウッティル

価格 ¥2,350(本体価格) 

Teaser trailer

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『ランゴー 弦楽四重奏曲全集』

Dacapo 6.200004 3SACD's hybrid(Multichannel/stereo) classical 


Dacapo レーベルが制作、2012年から2014年にリリースしたランゴー Rued Langgaard の弦楽四重奏曲全曲録音は、「Gramophone」や「BBC Music Magazine」の批評に取りあげられ、高い評価を与えられました。3枚のディスクの Box リリース。演奏者のナイチンゲール弦楽四重奏団は、王立デンマーク音楽アカデミーのソリストコースに学び、ティム・フレゼリクセンに室内楽を教わった4人、ゴンヴォ・シーム Gunvor Sihm、ヨセフィーネ・ダルスゴー Josefine Dalsgaard、マリーエ・ルイーセ・ブロホルト・イェンセン Marie Louise Broholt Jensen、ルイーサ・スヴァプ  Louisa Schwab が2007年に結成したアンサンブルです。演奏には初録音の作品も含め『ルーズ・ランゴー・エディション 改訂版』が使われました。 

『ランゴー 弦楽四重奏曲全集』
ルーズ・ランゴー(1893–1952)
[Disc 1: 6.220575
 弦楽四重奏曲第2番 BVN145(1918 rev1931)
 弦楽四重奏曲第3番 BVN183(1924)
 弦楽四重奏曲第6番 BVN160(1918–19)(1楽章の)
 「わが心は千々に乱れ」による変奏曲
  (Variationer over "Mig hjertelig nu længes")
    BVN71(1914–15 rev.1940?)
[Disc 2: 6.220576
 バラ園の遊び(Rosengaardsspil)BVN153(1918)
 (弦楽四重奏のための)
 弦楽四重奏曲(変イ長調)BVN155(1918)
 弦楽四重奏曲第4番《夏の日(Sommerdage)》
  BVN215(1914–18, 1931)
[Disc 3: 6.220577
 弦楽四重奏曲第1番 BVN68(1914–15 rev.1936)
 弦楽四重奏曲第5番 BVN189(1925 rev.1926–38) 
 弦楽四重奏曲の楽章《イタリア風スケルツォ(Italiensk scherzo)》
  BVN408(1950)
  ナイチンゲール弦楽四重奏団
   ゴンヴォ・シーム(ヴァイオリン)
   ヨセフィーネ・ダルスゴー(ヴァイオリン)
   マリーエ・ルイーセ・ブロホルト・イェンセン(ヴィオラ)
   ルイーサ・スヴァプ(チェロ) 

録音 2010年12月、2011年6月、8月(disc 1)、2012年8月、11月、12月、2013年1月(disc 2)、2013年8月、2013年9月、1月(disc 3) 王立デンマーク音楽アカデミー、コンサートホール(コペンハーゲン)
制作 ティム・フレゼリクセン、シモン・ブリンクマン
録音 シモン・ブリンクマン
 
価格 ¥6,200(本体価格) 

Trailer

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『ヒナステラ 管弦楽のための音楽』

LAWO Classics LWC1182 classical 


「彼の音楽が聞こえると、コンサートホールがスウィングし、自然に足が踊りのステップを踏み始める」。ヒナステラの音楽についてそんなことが語られ、そうした面白さを引き出すには確かな技術とリズムのセンスが求められるといわれます。ノルウェーの音楽家による初めての《ハープ協奏曲》と《協奏的変奏曲》の録音。ノルウェー放送管弦楽団を首席指揮者、ペルー出身のミゲル・ハース=ベドーヤ Miguel Harth-Bedoya が指揮、このオーケストラのソロ・ハープ奏者、シセル・ヴァルスタ(ヴァルスタード) Sidsel Walstad が共演しています。《ハープ協奏曲》は、1956年、エドナ・フィリップスの委嘱で作曲された作品です。「陽気にテンポ正しく……とても穏やかに……自由に気の向くままに……生き生きと」。1965年、ヒナステラとコラボレーションをつづけてきたスペインのニカノル・サバレタが初演。数少ないハープ協奏曲のスタンダード曲として演奏されるようになりました。サバレタの1968年録音と同じく改訂版で演奏されます。《協奏的変奏曲》は、オーケストラの「色彩パレット」を自在に使った音楽です。〈チェロとハープによる主題〉と〈弦楽による間奏曲〉に始まり、フルート、クラリネット、ヴィオラ、オーボエとファゴット、トランペットとトロンボーン、ヴァイオリン、ホルンを「ソロ」楽器とする7つの性格的な〈変奏〉の後、〈木管楽器による間奏曲〉と〈コントラバスによる主題の反復〉を経て、最後は「パンパスを馬で駆けるガウチョ」の〈管弦楽によるロンド風の変奏フィナーレ〉。 

『ヒナステラ 管弦楽のための音楽』
アルベルト・ヒナステラ(1916–1983)
 ハープ協奏曲 Op.25(1956 rev.1968)
 協奏的変奏曲(Variaciones concertantes) Op.23(1953)
  シセル・ヴァルスタ(ハープ)
  ノルウェー放送管弦楽団
  ミゲル・ハース=ベドーヤ(指揮) 

録音 2017年9月1日、2018年3月1日–2日、4月23日–25日、27日 NRK(ノルウェー放送)ラジオ・コンサートホール(オスロ)
制作 ヴェーガル・ランドース
バランス・エンジニアリング トマス・ヴォルデン
技術 NRK(ノルウェー放送)音楽技術スタッフ

価格 ¥2,350(本体価格) 

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『姿勢(Postures)- ノルウェーのハープ音楽』

LAWO Classics LWC1183 contemporary/classical


瞑想の音楽から強烈な破壊力のある音楽まで、大きく性格の異なる音風景をノルウェーの5人の作曲家が「ハープ」の特性と潜在能力を活かして作曲した作品集。ノルウェーのハープ奏者、スンニヴァ・ロードラン Sunniva Rødland(1977–)は、ノルウェー国立音楽大学で学びました。1990年代からノルウェーのオーケストラでエキストラとして演奏、現代音楽のアンサンブル「アンサンブル・エルンスト」「BIT20」やオスロ・シンフォニエッタの録音に参加してきました。2015年に博士号を取得。さまざまな作曲家とコラボレーションをつづけ、ソロ・ハープのための新作を16曲、初演しています。ダーヴィド・ブラトリ David Bratlie の《クレド・リローディング》(信条再読みこみ)とマーク・アダリー Mark Adderley の《姿勢(Postures)》は、2007年に彼女がオスロの「ウルティマ現代音楽祭」で初演した作品。ヴォルフガング・プラッゲ Wolfgang Plagge の《ノクターン・ソナタ》、ビョルン・フォンゴー Bjørn Fongaard の《ハープとテープのための協奏曲》、ユングヴェ・スレトホルム Yngve Slettholm の《ハープのための10のバガテル(ミニチュア)》が合わせて収録されています。

『姿勢(Postures)- ノルウェーのハープ音楽』
ダーヴィド・ブラトリ(1972–)
 クレド・リローディング(Credo Reloading)(2007)(ハープのための)
マーク・アダリー(1960–)
 姿勢(Postures)(2000)(ハープのための)
ヴォルフガング・プラッゲ(1960–)
 ノクターン・ソナタ(Nocturne Sonata) Op.79(1994/95)
 (ハープのための)
ビョルン・フォンゴー(1919–1980)
 ハープとテープのための協奏曲 Op.131 no.28(1976)
 (《楽器とテープのための41の協奏曲》 Op.131 から)
ユングヴェ・スレトホルム(1955–)
 ハープのための10のバガテル(Ti bagateller for harpe)(2000)
  スンニヴァ・ロードラン(ハープ) 

録音 2018年1月8日–9日、2月16日、3月9日 ソフィエンベルグ教会(オスロ)
制作 ヴェーガル・ランドース
録音 トマス・ヴォルデン
 
価格 ¥2,350(本体価格) 

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『Out of the Bell Jar(鐘形ガラスの外へ)- ボブ・ディランを讃えて』

Ladybird 79556846 jazz/folk


スウェーデンのシンガーソングライター、イサベラ・ルンドグレーン Isabella Lundgren(イザベラ・ラングレン)は、2016年10月にリリースしたアルバム第3作『家はどこにある(Where is home)』(79556842)を「権力や力の集中、愛ではなく憎しみ、そうしたこの世界の人間の様相を語る試み」のコンセプトで制作しました。『Out of the Bell Jar(鐘形ガラスの外へ)』と題した新作では「人間として音楽家として、伝統主義者と改革者をひとつにした刺激的な存在」ボブ・ディランの歌をとりあげ、彼の歌を彼女自身の歌として歌った「トリビュート・アルバム」に作りました。《You're Gonna Make Me Lonesome When You Go(おれはさびしくなるよ)》《The Times are a Changing(時代は変わる)》《It Ain't Me Babe(おれじゃない)》《Lay Down Your Weary Tune(くたびれた歌を捨て》《Trouble》《Forever Young(はじまりの日)》。「私にはわからない壮大な言葉、聞いたことのない名前、いともたやすく心に響く旋律に触れ、一瞬、体が地表から離れていくような感じを覚えました。超越と呼んでいい、物質世界の境の向こうへ行ってしまうような体験です」。アルバム・タイトル曲の《Out of the Bell Jar(鐘形ガラスの外へ》は、ストックホルムで活動するアメリカ生まれのブルース歌手、ブライアン・クレイマー Brian Kramer の歌詞に彼女が作曲した作品です。『家はどこにある』のカール・バッゲのピアノ、ニクラス・フェーンクヴィストのベース、ダニエル・フレードリクソンのドラム。ダニエル・ミーグダール Daniel Migdal のヴァイオリンとユーナス・リンドストレム Jonas Lindström のペダルスティールが加わります。「ボブ・ディラン……彼が私に与え、そして今、私が聞き手のあなたに与えたいのは、好奇心です。目を開け、耳を開き、星に本にレコードに他人の目の中に、そしてなによりも、発見しよう、探ろうという神聖な意志をあなた自身の償われない心の中にもち、人生を直視すること」。彼女のメッセージです。 

『Out of the Bell Jar(鐘形ガラスの外へ)- ボブ・ディランを讃えて』
 You're Gonna Make Me Lonesome When You Go
 (Bob Dylan/arr. Niklas Fernqvist)
 The Times are a Changing(Bob Dylan/arr. Carl Bagge)
 It Ain't Me Babe(Bob Dylan)
 Lay Down Your Weary Tune(Bob Dylan/arr. Daniel Fredriksson)
 Trouble(Bob Dylan/arr. Daniel Fredriksson)
 Out of the Bell Jar(Brian Kramer/Isabella Lundgren)
 Forever Young(Bob Dylan/arr. Isabella Lundgren/Daniel Fredriksson)
  イサベラ・ルンドグレーン(ヴォーカル)
  カール・バッゲ(ピアノ)
  ニクラス・フェーンクヴィスト(ベース)
  ダニエル・フレードリクソン(ドラム)
  ダニエル・ミーグダール(ヴァイオリン)
  ユーナス・リンドストレム(ペダルスティール)

録音 キングサイドスタジオ Kingsidestudio(グネスタ、スウェーデン) 

価格 ¥2,350(本体価格) 

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『ペルットゥ・ハーパネン』

Ondine ODE1307-2 contemporary/classical 


フィンランドの作曲家ペルットゥ・ハーパネン Perttu Haapanen は、「台風が過ぎ去った後の爽快な気分のような語法」の作曲家と言われています。シベリウス・アカデミーとパリの IRCAM で学び、いろいろなジャンルに作曲してきました。フィンランド放送交響楽団の委嘱による《Compulsion Island》(衝動の島)は、大編成のオーケストラという素材を活かし、多層構造と多彩な色彩を駆使して書かれています。静かな停滞感と何かを待ちわびるような緊張感から始まり、力強くリズミカルなセクションを経て、夢のような非現実感のエピローグに至る音楽。ソプラノと室内管弦楽のための《Ladies' Room》(ご婦人方の部屋)は、「ムジカ・ノーヴァ・ヘルシンキ」の委嘱で作曲され、2007年3月11日、ヘレナ・ユントゥネン Helena Juntunen のソロ、ディーマ・スロボデニュク Dima Slobodeniouk 指揮「アヴァンティ!」により初演されました。〈Musta sohva(黒いソファ)〉〈Hommage à Adolf Wölfli I〉〈Lapsen elämää(子供の生活)〉〈Hommage à Adolf Wölfli II〉〈The Phoenix Force〉〈Hommage à Adolf Wölfli III〉〈An invoice〉〈Hommage à Adolf Wölfli IV〉〈Käärmevaunuissa〉。『聖書』、Google などのインターネット・サーチエンジン、スコットランドヤード(ロンドン警視庁)の公文書、ユッタ・セッピネン、パウル・ツェラン(ユッカ・コスケライネンによるフィンランド語訳)と、ヘルシンキ室内合唱団のアルバム『報告(Reports)』(BIS-CD2452)の曲と同様、さまざまなテクストによる作品です。《フルート協奏曲》もフィンランド放送交響楽団の委嘱で書かれ、2018年4月18日、首席フルート奏者の小山裕幾(1986–)のソロ、スロボデニュクの指揮で初演されました。
 
ペルットゥ・ハーパネン(1972–)
 Compulsion Island(2014)(管弦楽のための)
  フィンランド放送交響楽団 ハンヌ・リントゥ(指揮)
 Ladies' Room(2007 rev.2008)(ソプラノと室内管弦楽のための)
  ヘレナ・ユントゥネン(ソプラノ)
  フィンランド放送交響楽団 ハンヌ・リントゥ(指揮)
 フルート協奏曲(2018)
  フィンランド放送交響楽団 ディーマ・スロボデニュク(指揮)

録音 2016年10月(Compulsion Island)(ライヴ)、2017年8月(Ladies' Room)、2018年4月(協奏曲)(ライヴ) ヘルシンキ・ミュージックセンター(フィンランド)

価格 ¥2,350(本体価格) 

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『主に祈ろう(Oremus)- ユリス・カルルソンス 宗教的合唱作品集』

Ondine ODE1342-2 contemporary/classical 


ラトビア放送合唱団とシグヴァルズ・クリャヴァ Sigvards Kļava によるラトビアの音楽。現代ラトビアを代表する作曲家のひとり、ユリス・カルルソンス Juris Karlsons の深い宗教心と深遠なメッセージが示された4曲の合唱作品が収められました。「リンカンセンター・ホワイトライト・フェスティヴァル」で初演された2018年の《主に祈ろう》。4つの部分から構成された30分を超す演奏時間の《礼拝》。《魂の涙》は、「美しい夏の夕暮れ、日の入りを眺めている時、空にひとつ、またひとつと輝いていく星から生まれた7つのシンプルな音」の旋律にカルルソンス自身がイタリア語の短詩を書いた作品です(ラトビア放送合唱団のアルバム『沈黙の果実』(SKANI039)に収録されたものと同じ音源だと思われます)。《われらのために祈れ》は、初期の作品に基づく「聖母マリアへの賛歌」。クリャヴァのために作曲された作品です。

『主に祈ろう(Oremus)- ユリス・カルルソンス 宗教的合唱作品集』
ユリス・カルルソンス(1948–)
 主に祈ろう(Oremus)(2018)(混声合唱のための)
 合唱と管弦楽のための交響曲《礼拝(Adoratio)》(2010)*
 魂の涙(Le lagrime dell' anima)(2013)(ピアノと混声合唱のための)**
 われらのために祈れ(Ora pro nobis)(2019)(混声合唱のための)
  ラトビア放送合唱団
  シグヴァルズ・クリャヴァ(指揮)
  シンフォニエッタ・リガ *
  ヴェスタルズ・シムクス(ピアノ)** 

録音 2018年11月(主に祈ろう)、2019年5月(礼拝)、2014年10月(魂の涙)、2019年3月(われらのために祈れ) 聖ヨハネ教会(リガ、ラトビア)

価格 ¥2,350(本体価格) 

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『ベートーヴェン 声と管弦楽のための作品集』

Naxos 8.573882 classical 


ベートーヴェンは、1782年、ウィーンに移りました。その後の人生を送ることになるこの街で彼は、オペラとイタリア化した文化に直に触れ、イタリア語の歌詞に音楽をつけるやり方をサリエリの下で学びます。そしてすぐに、イタリア語のテクストによる一連のアリアを作曲。「初恋」や「キスの試み」がこの頃に書かれ、ドラマティックなシェーナとアリア「ああ、不実な者よ」といった作品に繋がっていきます。ベートーヴェンは、当時人気のあった「ジングシュピール(歌芝居)」のために《『美しい靴屋の娘』のための2つのアリア》といったドイツ語の有節歌曲も作曲。歌曲やスコットランド民謡の編曲などとともに、彼の「芸術」に欠かせない作品群とされています。

『ベートーヴェン 声と管弦楽のための作品集』
ルートヴィヒ・ファン・ベートーヴェン(1770–1827)
 シェーナとアリア「初恋(Primo amore piacer del ciel)」
  WoO.92(1792)
 シェーナとアリア「いいえ、心配しないで(No, non turbarti)」
  WoO.92a(1802)
 シェーナとアリア「ああ、不実な者よ(Ah! perfido)」 Op.65(1796)
 イグナーツ・ウムラウフのジングシュピール『美しい靴屋の娘』
  のための2つのアリア WoO.91(1975)
  第2曲 靴がきついのがお嫌なら(Soll ein Schuh nicht drücken)
 アリア「キスの試み(Prüfung des Küssens)」 WoO.89(1792)
 アリア「娘たちと仲良くして(Mit Mädeln sich vertragen)」
  WoO.90(1792)
 イグナーツ・ウムラウフのジングシュピール『美しい靴屋の娘』
  のための2つのアリア WoO.91(1975)
  第1曲 おお、何たる人生(O welch ein Leben!)
 二重唱曲「お前の幸福な日々に(Nei giorni tuoi felici)」
   WoO.93 Hess 120(c.1802–03)
 三重唱曲「不信心な者よ、おののけ(Tremate, empi tremate)」
  Op.116(1802–03)
  レータ・ハーヴィスト(ソプラノ)
  ダン・カールストレム(テノール)
  ケヴィン・グリーンロー(バリトン)
  トゥルク・フィルハーモニック管弦楽団
  レイフ・セーゲルスタム(指揮)

録音 2017年9月11日–13日 トゥルク・コンサートホール(トゥルク、フィンランド)

価格 ¥1,100(本体価格) 

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Our Select

『ユーハン・ダーレネ、ヴァイオリニスト』

BIS SACD2440 SACD hybrid(5.0 surround/stereo)ecopak classical 


ユーハン・ダーレネ Johan Dalene は、2000年、スウェーデンのノルショーピングに生まれました。4歳からヴァイオリンを習い、3年後、初めてプロの交響楽団と共演しました。王立ストックホルム音楽大学でペール・エーノクソンに学び、ドラ・シュヴァルツベルク、パメラ・フランク、ゲルハルト・シュルツ、デトレフ・ハーン、ヘンニング・クラッゲルードのマスタークラスに参加しています。ヨーロッパ、中国、南アフリカのオーケストラにソリストとして客演、ローランド・ペンティネン、イングリ・アンスネスたちの共演でリサイタルに出演。2018年には「ノルウェー・クレッシェンド」プログラムでジャニーヌ・ヤンセン、ライフ・オーヴェ・アンスネス、ギドン・クレーメルに教わりました。デンマークのオーゼンセで行われる「カール・ニルセン国際コンペティション」の2019年ヴァイオリン部門で第1位。2020年/2021年のシーズン、スウェーデン放送交響楽団の「アーティスト・イン・レジデンス」を務めることが決まっています。彼の弾くヴァイオリンは、1736年製のアントニオ・ストラディヴァリウス。オスロの「アンデシュ・スヴェオース公益基金」から貸与された楽器です。

ダーレネの BIS レーベルへの初めての録音。サミュエル・バーバーのヴァイオリン協奏曲は、母校、カーティス音楽学校の理事だったサミュエル・フェルスの委嘱で作曲された作品です。1939年の夏、ジャン・カルロ・メノッティと一緒に旅したスイスで「アレグロ」と「アンダンテ」の2つの楽章を作曲。帰国後、初演者として予定されていたブリセッリから「ヴィルトゥオーゾ性に欠ける」という不満が寄せられたため、「無窮動のプレスト(Presto in moto peerpetuo)」の第3楽章を追加しました。ハーバート・ボーメルとフリッツ・ライナー指揮カーティス音楽学校のオーケストラが私的初演した後、アルバート・スポールディングがユージン・オーマンディ指揮のフィラデルフィア管弦楽団の共演で初演。バーバーの音楽を代表する作品のひとつになりました。

ユーハン・ダーレネが、2018年/2019年シーズン、「アーティスト・イン・レジデンス」として共演したノルショーピング交響楽団は、1912年に設立され、ヘルベルト・ブロムシュテット、オッコ・カム、広上淳一、オーレ・クリスチャン・ルード、リュー・チャーたちが首席指揮者を務め、スウェーデンを代表するオーケストラのひとつと呼ばれるようになりました。『《ハウス・オブ・カード》交響曲』(KKC4144/5(BIS SA-2299))などの多くのアルバムを BIS レーベルに録音。アンドルー・マンゼの指揮したラーションの管弦楽作品(cpo 777 671-2, 777 672-2, 777 673-2)は、ラーションの音楽の魅力を伝える演奏として高い評価を得ています。指揮者のダニエル・ブレンドゥルフ Daniel Blendulf(1981–)は、ストックホルム県ハーニンゲ生まれ。トゥールレイフ・テデーンとハインリヒ・シフにチェロを学び、2005年、ヨルマ・パヌラの勧めで指揮を始めました。マルメ交響楽団とスウェーデン放送交響楽団を指揮したブリッタ・ビューストレムの作品集『見えざる都市』(DAPHNE1046)が代表的アルバム。現在、ダーラナ・シンフォニエッタの首席指揮者を務めています。スウェーデンの音楽家たちが共感を寄せるバーバーの音楽。木々の紅葉が青空に映えるアメリカ東海岸の抒情とも異なる、みずみずしい若葉のような抒情が薫ります。

『ユーハン・ダーレネ、ヴァイオリニスト』
サミュエル・バーバー(1910–1981)
 ヴァイオリン協奏曲 Op.14(1939)
ピョートル・チャイコフスキー(1840–1893)
 ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.35(1878)
  ユーハン・ダーレネ(ヴァイオリン)
  ノルショーピング交響楽団
  ダニエル・ブレンドゥルフ(指揮) 

録音 2019年1月 ルイ・ド・イェール・コンサートホール(ノルショーピング、スウェーデン)
制作・録音 イェンス・ブラウン

価格 ¥2,650(本体価格) 

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『ユーゲントシュティール(Jugendstil)- 1898年–1916年の歌曲集』

BIS SACD2414 SACD hybrid(5.0 surround/stereo) ecopak classical 


リヒャルト・シュトラウスの歌曲集『赤いバラ(Rote Rosen)』(BIS SA-1709)、シューベルト歌曲集『ただあなたのそばに(Bei dir allein!)』(BIS SA-1844)、北欧歌曲集『森で(I skogen)』(BIS SA-2154)をリリースしたスウェーデンのソプラノ、カミラ・ティリング Camilla Tilling とドイツのピアニスト、パウル・リヴィニウス Paul Rivinius のコラボレーションによる新作。1896年にドイツで刊行された雑誌『ユーゲント(Jugend)』から生まれた言葉「ユーゲントシュティール(青春様式)」をアルバム・タイトルに、19世紀からに20世紀への変わり目の時代に作られた歌曲が歌われます。コルンゴルトが1911年から1916年にかけて作曲した《素朴な歌》の4曲と、そのころのスタイルを留めた1948年の《5つの歌》の〈幸せを願い〉。ベルクがシェーンベルクに学んでいたころに作曲した、後期ロマンティシズムとモダニズムの共存する《7つの初期の歌》。イタリア、トスカーナ地方の民謡がグレゴロヴィウスのドイツ語訳によりワルツのメロディで歌われるツェムリンスキーの『フェルディナント・グレゴロヴィウスのトスカーナの歌によるワルツの歌(Walzer-Gesänge nach toskanischen Lieder von Ferdinand Gregorovius)』。シェーンベルクの「ユーゲントシュティール」美学を反映する《4つの歌》。マーラーが芸術家として人間としての主要なテーマをリュッケルトの詩に託した《リュッケルトによる5つの歌曲》。最後の〈私はこの世に捨てられて〉にはアーティストたちのアイデアにより管弦楽共演版に基づくヴァイオリン・ソロが加わります。バイエルン放送交響楽団の第1ヴァイオリン奏者、ニコラ・ビルクハン Nicola Birkhan の演奏です。

『ユーゲントシュティール(Jugendstil)- 1898年–1916年の歌曲集』
エーリヒ・ヴォルフガング・コルンゴルト(1897–1957)
 素朴な歌(Einfache Lieder) Op.9(1911–16)
 - 雪割草(Schneeglöckchen) セレナード(Die Ständchen)
  恋文(Liebesbriefchen) 夏(Sommer)
 5つの歌(Fünf Lieder) Op.38(1948) - 幸せを願い(Glückwunsch)
アルバン・ベルク(1885–1935)
 7つの初期の歌(Sieben frühe Lieder)(c.1905–08)
  夜(Nacht) 葦の歌(Schilflied) ナイチンゲール(Die Nachtigall)
  夢にみた栄光(Traumgekrönt) 室内にて(Im Zimmer)
  愛の頌歌(Liebesode) 夏の日々(Sommertage)
アレクサンダー・フォン・ツェムリンスキー(1871–1942)
 ワルツの歌(Walzer-Gesänge) Op.6(1898)
  かわいいツバメ(Liebe Schwalbe)
  不満げに月が昇る(Klagen ist der Mond gekommen)
  小さな窓よ、お前は夜は閉じられ(Fensterlein, nachts bist du zu)
  私は夜になると出歩き(Ich gehe des Nachts)
  小さな青い星(Blaues Sternlein)
  私は手紙を書き(Briefchen schrieb ich)
アルノルト・シェーンベルク(1874–1951)
 4つの歌(4 Lieder) Op.2(1899)
  期待(Erwartung)
  あなたの金の櫛を私におくれ(Schenk mir deinen goldenen Kamm)
  高揚(Erhebung) 森の木漏れ日(Waldsonne)
グスタフ・マーラー(1860–1911)
 歌曲集《リュッケルトによる5つの歌曲(Fünf Lieder nach Rückert)》
 (1901–02)
  私はほのかな香りを吸った(Ich atmet' einen linden Duft)
  私の歌をのぞき見しないでくれ(Blicke mir nicht in die Lieder!)
  美しさゆえに愛するのなら(Liebst du um Schönheit)
  真夜中に(Um Mitternacht)
  私はこの世に捨てられて(Ich bin der Welt abhanden gekommen)*
  カミラ・ティリング(ソプラノ)
  パウル・リヴィニウス(ピアノ)
  ニコラ・ビルクハン(ヴァイオリン)* 

録音 2018年2月、3月 バイエルン音楽スタジオ(ミュンヘン、ドイツ)
制作・録音 マリオン・シュヴェーベル 

価格 ¥2,650(本体価格) 

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『ルーセル、デュカス 管弦楽作品集』

BIS SACD2432 SACD hybrid(5.0 surround/stereo) ecopak classical 


ペイ・ド・ラ・ロワール地域圏のオーケストラ、フランス国立ロワール管弦楽団と音楽監督パスカル・ロフェのデュティユー作品集『狼(Le Loup)』(BIS SA-1651)、パスカル・デュサパンの『協奏的作品集』(BIS SA-2262)につづく BIS レーベル第3作。「箒、クモ、古典的悲劇」の3つの作品を演奏しています。デュカスが、ゲーテのバラードを基に「管弦楽のためのスケルツォ」として作曲した《魔法使いの弟子》。ジャック・ルシェの委嘱を受けたルーセルがファーブルの『昆虫記』に基づいて作曲、夏の一日、庭の片隅で虫たちが戦う姿をバレエの音楽にした《蜘蛛の饗宴》。異教徒のキリスト教への改宗をテーマにしたコルネイユの劇によるデュカスの演奏会序曲《ポリュークト》。フランス国立ロワール管弦楽団 Orchestre National des Pays de la Loire(ONPL)は、1971年9月、ピエール・デルヴォーが指揮してナントとアンジェで最初のコンサートを行い、1996年から「国立」のオーケストラとして活動しています。パスカル・ロフェ Pascal Rophé は、パリ音楽院で学び、アンサンブル・アンテルコンタンポランでピエール・ブーレーズとコラボレートしました。2014年から ONPL の音楽監督を務めています。

『ルーセル、デュカス 管弦楽作品集』
ポール・デュカス(1865–1935)
 《ポリュークト(Polyeucte)》序曲(1891)
アルベール・ルーセル(1869–1937)
 バレエ《蜘蛛の饗宴(Le Festin de l'Araignée)》 Op.17(1912–13)
ポール・デュカス(1865–1935)
 スケルツォ《魔法使いの弟子(L'apprenti sorcier)》(1897)
  フランス国立ロワール管弦楽団 パスカル・ロフェ(指揮)

録音 2018年7月 La Cité des Congrès(ナント、フランス)
制作 トーレ・ブリンクマン
録音 ファビアン・フランク

価格 ¥2,650(本体価格) 

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『Brighter(もっと明るく)』

Prophone PCD197 jazz 


アイスランドのピアニスト、2014年からストックホルムを拠点に活動するアンナ・グリェータ・シーグルザルドウッティル Anna Gréta Sigurðardóttir と、『Johannesson & Schulz』(PCD108)『Cause and Effect』(PCD132)などのアルバムで知られるスウェーデンのギタリスト、マックス・シュルツ Max Schultz のコラボレーション。ふたりは2015年にホーカン・ブルーストレムのビッグバンド「New Places Orchestra」で初めて共演、ナイロン弦のギターとアコースティック・ピアノのデュオから生まれる音楽に対する興味が湧き、ふたりがそれぞれ書いたオリジナル曲の演奏から始めたと言います。ピアノとギターのデュオからスタートし、ヨアキム・ミルデル Joakim Milder のサクソフォーン、クリスチャン・スペリング Christian Spering のベース、マグヌス・グラン Magnus Gran のドラムを加えたクインテットに発展していきました。メロディのある抒情的な音楽を創る。即興、作曲、編曲の境界を曖昧にしたままセッションが進められていきます。ヨーテボリの「スウェーデン・レコードスタジオ」で行われたセッションには、2006年にヨーテボリで結成されたショーストレムスカ四重奏団 Sjöströmska kvartetten が参加。アンナ・グリェータとマックスがヨアキムから助言を受けながら編曲したスコアを演奏しています。が録音とミクシングを担当したオーケ・リントン Åke Linton は、サウンドエンジニアとプロデューサーとして活動。2008年に事故死したエスビョーン・スヴェンソンと親しく、「e.s.t.」の名で親しまれた彼のトリオの「第4のメンバー」とも言われました。

『Brighter(もっと明るく)』
 Follow John(Max Schultz)
 Heavy Heart(Anna Gréta Sigurðardóttir)
 Brighter(Anna Gréta Sigurðardóttir)
 AG(Max Schultz)
 Morning Light(Anna Gréta Sigurðardóttir/Max Schultz)
 It's OK(Anna Gréta Sigurðardóttir)
 Lovesong: Hulda(Anna Gréta Sigurðardóttir)
 A Part of You(Anna Gréta Sigurðardóttir)
 Who Left the Building(Max Schultz)
 Grace(Anna Gréta Sigurðardóttir)
  アンナ・グリェータ・シーグルザルドウッティル(ピアノ)
  マックス・シュルツ(ギター)
  ヨアキム・ミルデル(サクソフォーン)
  クリスチャン・スペリング(ベース)
  マグヌス・グラン(ドラム)
  ショーストレムスカ四重奏団
   アンニ・スヴェードルンド(ヴァイオリン)
   イェンニ・ショーストレム(ヴァイオリン)
   マルタ・エーリクソン(ヴィオラ)
   リサ・ロイテル(チェロ) 

録音 2019年2月11日–12日 Svenska Grammofonstudion(スウェーデン・レコードスタジオ)(ヨーテボリ)
制作 アンナ・グリェータ・シーグルザルドウッティル、マックス・シュルツ
共同制作 ヨアキム・ミルデル、オーケ・リントン
録音・ミクシング オーケ・リントン

価格 ¥2,350(本体価格) 

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Choice

『兵士 - セヴァーンからソンムへ(The Soldier – From Severn to Somme)』

Signum Classics SIGCD592 classical


1914年に始まった第一次世界大戦は、1918年11月11日、ドイツと連合国の休戦協定が締結され、1919年6月28日のヴェルサイユ条約で正式に終結しました。休戦協定から100年の2018年、ヨーロッパ兵士6000万を含む7000万の軍人が動員され900万以上の戦闘員と700万以上の非戦闘員が戦争の直接の結果死亡したといわれる世界戦争の追悼式典が行われ、作曲家ジョージ・バタワース George Butterworth たち、「兵士」として戦った音楽家を失ったイギリスでは彼らを偲ぶコンサートやCD録音も企画されました。「セヴァーンからソンムへ」の副題をもつアルバム『兵士』もその一枚です。A・E・ハウスマンの詩集『シュロプシャーの若者(A Shropshire Lad)』からテクストを採ったバタワースとサマヴェル Arthur Somervell の歌曲、アイヴズ Charles Ives の《戦争の3つの歌》の1曲、ガーニー Ivor Gurney、フィンジ Gerald Finzi、アイアランド John Ireland、マーラー、フォーレ、ムソルグスキー、シューマン、プーランクの中世から20世紀にかけての戦争がテーマの歌曲によるプログラムが組まれています。バリトンのクリストファー・モルトマン Christopher Maltman は、1970年生まれ。ウォリック大学で生化学の学位を取得した後、歌手の道をめざしロンドンの王立音楽アカデミーに入学。1997年、BBC カーディフ国際声楽コンペティションで「歌曲賞」を受賞、《ピーター・グライムズ》のネッド・キーン役でコヴェントガーデンにデビューしました。《ドン・ジョヴァンニ》のタイトルロールや、ルナ伯爵、ジェルモンといったヴェルディ作品のバリトン役で国際的に知られ、ロンドンのウィグモアホールで行われる《冬の旅》をはじめとするシューベルトの歌曲、プーランクの《動物詩集》などの「動物の歌」を特集したプログラムなどのリサイタルで親しまれています。ヨークシャー、リーズ市の「Leeds Lieder」の芸術監督ジョーセフ・ミドルトン Joseph Middleton の共演です。

『兵士 - セヴァーンからソンムへ(The Soldier – From Severn to Somme)』
ジョージ・バタワース(1885–1916)
 木々のうちもっとも美しい桜はいま(Loveliest of Trees)
 (《シュロプシャーの若者》第1曲)
アイヴァー・ガーニー(1890–1937)
 ブラック・スティッチェル(Black Stitchel)
アーサー・サマヴェル(1863–1937)
 けだるい夏の丘で(On the Idle Hill of Summer)
 (《シュロプシャーの若者》第6曲)
ジョージ・バタワース(1885–1916)
 僕の目を覗きこまないでくれ(Look Not into My Eyes)
 (《シュロプシャーの若者》第3曲)
グスタフ・マーラー(1860–1911)
 美しいラッパの鳴るところ(Wo die schönen Trompeten blasen)
 (《子供の不思議な角笛》から)
ガブリエル・フォーレ(1845–1924)
 ゆりかご(Les Berceaux) Op.32. no.1
チャールズ・アイヴズ(1874–1954)
 若者は向こうへ行った(He is There!)
 (《戦争の3つの歌(Three Songs of War)》第2曲)
アーサー・サマヴェル(1863–1937)
 月明かりの中に白く(White in the Moon)
 (《シュロプシャーの若者》第7曲)
アイヴァー・ガーニー(1890–1937)
 セヴァーンの牧場(Severn Meadows)
グスタフ・マーラー(1860–1911)
 死んだ鼓手(Revelge)(《子供の不思議な角笛》から)
モデスト・ムソルグスキー(1839–1881)
 司令官(The Field-Marshall)(《死の歌と踊り》第4曲)
アイヴァー・ガーニー(1890–1937)
 フランダースにて(In Flanders)
アーサー・サマヴェル(1863–1937)
 考えるのはよせ、若者よ(Think no More, Lad)
 (《シュロプシャーの若者》第8曲)
ロベルト・シューマン(1810–1856)
 二人の擲弾兵(Die beiden Grenadiere) Op.49 no.1
フーゴ・ヴォルフ(1860–1903)
 鼓手(Der Tambour)(《メーリケ歌曲集》第5曲)
ロベルト・シューマン(1810–1856)
 兵士(Der Soldat) Op.40 no.3
ジェラルド・フィンジ(1901–1958)
 海峡砲撃(Channel Firing)
 (《夏の前と後(Before and after Summer)》 Op.16 第5曲)
アーサー・サマヴェル(1863–1937)
 僕の心の中に死ぬほど苦しませる風が吹きこみ
 (Into My Heart an Air That Kills)(《シュロプシャーの若者》第9曲)
ジョージ・バタワース(1885–1916)
 僕が21歳だった時(When I Was One and Twenty)
 (《シュロプシャーの若者》第2曲)
 たくさんの若者たちが(The Lads in Their Hundreds)
 (《シュロプシャーの若者》第5曲)
 うちの馬どもは鋤をひいているだろうか(Is My Team Ploughing?)
 (《シュロプシャーの若者》第6曲)
フランシス・プーランク(1899–1963)
 四月の月(Lune d'Avril)
 (《くじびき(La Courte Paille)》 FP.178 第7曲)
ジョン・アイアランド(1879–1962)
 少年のころ(In Boyhood)
 (《森へ行こう(We'll to the Woods)》第2曲)
  クリストファー・モルトマン(バリトン)
  ジョーセフ・ミドルトン(ピアノ) 

録音 2018年9月3日–5日 ポットンホール(サフォーク、イングランド)

価格 ¥2,350(本体価格) 

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『Tangerine Rhapsody(タンジェリーン・ラプソディ)』

Stunt Records STUCD19112 jazz 


作曲家、バンドリーダー、ドラマーとして活躍するデンマーク在住のスノッレ・シルク Sorre Kirk とアメリカのテナーサックス奏者、スティーヴン・ライリー Stephen Riley のコラボレーション・アルバム。スウェーデンのピアニスト、マグヌス・ユート Magnus Hjorth と、デンマークのベーシスト、アナス・フィエルステズ Anders Fjerdsted という彼のレギュラー・チームによるカルテットで演奏。タイトル曲の《タンジェリーン・ラプソディ》と《ブルース・ジャンプ》の2曲は、シルクがいつも一緒にプレーするヤン・ハーベク Jan Harbeck が加わり、「2つのテナーサックス」のクインテットの演奏です。

『Tangerine Rhapsody(タンジェリーン・ラプソディ)』
 Unsentimental(Snorre Kirk) Tangerine Rhapsody(Snorre Kirk)*
 Blues Jump(Snorre Kirk)* West Indian Flower(Snorre Kirk)
 The Nightingale & the Lake(Snorre Kirk)
 Uptown Swing Theme(Snorre Kirk) Festival Grease(Snorre Kirk)
 Nocturne(Snorre Kirk)
  スティーヴン・ライリー(テナーサックス)
  マグヌス・ユート(ピアノ)
  アナス・フィエルステズ(ベース)
  スノッレ・シルク(ドラム)
  ヤン・ハーベク(テナーサックス)*

録音 2019年3月 The Village(コペンハーゲン)

価格 ¥2,350(本体価格) 

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『Cuban Jazz Report(キューバ・ジャズ・リポート)』

Stunt Records STUCD19072 jazz 


「キューバ・ジャズ・リポート Cuban Jazz Report」は、デンマークで活動するキューバ出身のパーカッション奏者、エリエル・ラソ Eliel Lazo の新しいラテンジャズ・バンド。「カラメロ・デ・キューバ Caramelo de Cuba」の愛称で知られるハビエル・グティエレス・マッソ Javier Gutiérrez Massó のピアノ、『エリエル・ラソ & キューバン・ファンクマシーン』(STUCD14132)にも参加したヤーセル・モレホン・ピノ Yasser Morejón Pino のベース、現代のテクニックとアフロ=キューバ音楽の複雑なリズムを応用した独自の音楽で知られるラウル・ピネダ Raul Pineda のドラム。アフロ=キューバ音楽のリズムとジャズの即興と和声を融合した音楽を創ることをめざしています。

『Cuban Jazz Report(キューバ・ジャズ・リポート)』
 Havanna Chants(Eliel Lazo) Cromason(Yasser Pino)
 La caminadora(Los Zafiros) A Cuban Blues(Eliel Lazo)
 Nuevo amancer(Javier Gutierrez Masso)
 Para Luisa(Yasser Pino) One Night One Song(Eliel Lazo)
 Monday Evening(Eliel Lazo) Camina y ve(Eliel Lazo)
 Yo soy(Javier Gutierrez Masso)
  キューバ・ジャズ・リポート
   ハビエル・グティエレス・マッソ・"カラメロ"(ピアノ、コーラス)
   ヤーセル・モレホン・ピノ(ベース、コーラス)
   ラウル・ピネダ(ドラム、バタドラム、コーラス)
   エリエル・ラソ(パーカッション、ヴォーカル) 

録音 2019年3月 Musigrama Studios(マドリード) 

価格 ¥2,350(本体価格) 

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『Longing(あこがれ)』

Prophone PCD216 jazz 


「エラス・カペル(Ellas Kapell)」(エラの礼拝堂、聖楽隊、楽団)は、2016年秋に結成されたスウェーデンのバンド。ロヴィーサ・イェンネルヴァル Lovisa Jenervall のヴォーカル、マンネ・スカーヴェンステット Manne Skafvenstedt のピアノ、アンデシュ・ランゴルゲン Anders Langørgen のベース、エドヴィン・フリードルフソン Edvin Fridolfsson のドラム。偉大なヴォーカリスト、エラ・フィッツジェラルドのレパートリーを愛してやまないという4人のグループです。エラの歌った曲をレパートリーに活動を始め、彼女の「ソングブック」になかったジャズのスタンダード・ナンバーを加えながらレパートリーを拡大してきました。『Longing(あこがれ)』と題したアルバムは、彼らのデビュー作です。2018年から構想を練り、拒絶、放棄、人生の秋のロマンス、執着、過ぎし日へのあこがれといったテーマを念頭にそれぞれのメンバーが持ち寄った歌から選んだ8曲によるプログラムでセッションに臨んでいます。歌詞とハーモニーの繊細さを損なわない簡素な編曲から、メンバーが腕を発揮しながらプレーを楽しむ余地を残した編曲まで、全トラックの編曲を彼らが手がけました。ヨーテボリ生まれのジャズ・ミュージシャン、クラス・リンドクヴィスト Klas Lindquist がゲスト参加、4つのナンバーでアルトサックスとクラリネットを演奏しています。

『Longing(あこがれ)』
 The Nearness of You(Hoagy Carmichael/Ned Washington)
 You’d be So Nice to Come Home to(Cole Porter)
 The Lady Is a Tramp(Richard Rodgers/Lorenz Hart)*
 Darn That Dream(Jimmy Van Heusen/Eddie Delange)*
 As Long as I Live(Harold Arlen/Ted Koehler)
 Body and Soul
 (Johnny Green/Edward Heyman/Robert Sour/Frank Eyton)*
 Almost Like Being in Love(Fredereick Loewe/Alan Jay Lerner)
 All of Me(Gerald Marks/Seymour Simons)*
  エラス・カペル
   ロヴィーサ・イェンネルヴァル(ヴォーカル)
   マンネ・スカーヴェンステット(ピアノ)
   アンデシュ・ランゴルゲン(ベース)
   エドヴィン・フリードルフソン(ドラム)
  ゲスト・ミュージシャン
   クラス・リンドクヴィスト(アルトサックス、クラリネット)* 

録音 2019年3月27日–28日 キングサイド・スタジオ Kingside Studio(グネスタ、スウェーデン)
制作 エラス・カペル
録音 オット・ヴェルトン

価格 ¥2,350(本体価格) 

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『e.s.t. live in Gothenburg』

ACT Music ACT9046–2 2CD's jazz 


2008年、スクーバダイビング中の事故で亡くなったエスビョーン・スヴェンソンが生前、彼のトリオの「ベスト」と語ったという、2001年10月10日、ヨーテボリのコンサートホールで行われたコンサートの未発表ライヴ録音がリリースされます。「いよいよ夜だ。私たちはたいていバックステージで顔を合わせる。マグヌスは、太ももの上でドラムスティックをカチカチさせる。オーケは、いろいろなサウンドシステムの話をし、ブッシュ政権のアメリカのことを口うるさく言う。ダンと私はジャンプしてエネルギーを動かそうとしている。それから私たちは、聴衆を入れたステージと音楽へと向かう。時を超え、プログラムもなく、決まった曲順もない……」。当日演奏されたのは、スヴェンソンのオリジナル曲と、彼が e.s.t. のメンバー、ダン・ベリルンド Dan Berglund とマグヌス・オーストレム Magnus Öström と共作した作品です。《From Gagarin's Point of View》(ACT9005-2)と《Good Morning Susie Soho》(AT9009-2)は、それぞれアルバムのタイトルにとられたナンバー。《Bowling》は、CDリリースされていないライヴ・アルバムでしか聴くことができませんでした。e.s.t. の「第4のメンバー」とも言われたオーケ・リントン Åke Linton のエンジニアリングによる録音です。

 『e.s.t. live in Gothenburg』
[Disc 1]
 Dating(Esbjörn Svensson)
 Somewhere Else Before(Esbjörn Svensson)
 The Rube Thing(Esbjörn Svensson)
 From Gagarin's Point of View
 (Esbjörn Svensson/Dan Berglund/Magnus Öström)
 The Wraith(Esbjörn Svensson)
[Disc 2]
 Providence(Esbjörn Svensson)
 Good Morning Susie Soho(Esbjörn Svensson)
 The Chapel(Esbjörn Svensson)
 Bowling(Esbjörn Svensson/Dan Berglund/Magnus Öström)
 The Second Page(Esbjörn Svensson)
 Dodge the Dobo(Esbjörn Svensson/Dan Berglund/Magnus Öström)
  エスビョーン・スヴェンソン・トリオ
   エスビョーン・スヴェンソン(ピアノ)
   ダン・ベリルンド(ベース)
   マグヌス・オーストレム(ドラム) 

録音 2001年10月10日 ヨーテボリ・コンサートホール(ヨーテボリ、スウェーデン)(ライヴ録音)
録音エンジニアリング オーケ・リントン

価格 ¥2,850(本体価格) 

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『Voi River』

Losen Records LOS216-2 jazz 


北極圏ノルウェーで最大の都市トロムソは、オーロラや白夜といった「北の自然」が魅力の観光地として知られる一方、トロムソ大学を中心とする学術、ボードーとトロムソの支援するアークティック・フィルハーモニックなどの音楽団体、北ノルウェー美術館やトロムソ現代美術館を擁する文化の町としても発展しています。ノルウェー南部、テレマルク県のスタテレ生まれのスヴェッレ・ヨルヴァ Sverre Gjørvad(1966–)は、トロンハイム大学でジャズを学び、トロムソの大学で修士号を取得しました。2006年に北ノルウェーのハンメルフェストに移り、フリーランスの音楽家として活動、「アークティック・カルチャーセンター」のプロデューサーも務めています。ヨルヴァのソロ・アルバム第3作。ノルウェー最北端の村タナで「楽しみ、驚き、興奮、消耗」を表すために使われるという言い方 "Voi River" をタイトルに採り、同時に、メロディ、リフ、ハーモニー、色彩が「川」のさまざまな姿と動きを想わせる音楽のアルバムとして作られています。《Vi ser》(私たちには見える)以下、彼の作曲した6曲と、2017年に亡くなった友人のロックミュージシャン、ゲゲン・マウノの《Langt igjen》(再び離れ)、ジョージ・ハリソンの《Here Comes the Sun》を演奏。キーボードのヘルボルグ・ルンベルグ Herborg Rundberg、ギターのクリスチャン・オルスタ Kristian Olstad、ベースのダーグ・オクスタ Dag Okstad は、トロムソ大学の修士課程に学び、トロムソの学校で教えながらバンド活動を行っている音楽家たちです。

『Voi River』
 Vi ser(Sverre Gjørvad) Here Comes the Sun(George Harrison)
 The Year of the Lemmings (That Ruined Everything)(Sverre Gjørvad)
 Halvor(Sverre Gjørvad)* Do the Math(Sverre Gjørvad)
 Tinkle(Sverre Gjørvad) Håja with a Tablecloth(Sverre Gjørvad)
 Langt igjen(Geggen Mauno)
  スヴェッレ・ヨルヴァ(ドラム、木琴、ヴォイス)
  ヘルボルグ・ルンベルグ(キーボード、鐘、ヴォイス)
  クリスチャン・オルスタ(エレクトリックギター、アコースティックギター)
  ダーグ・オクスタ(ベース) 

録音 2018年8月17日–19日 シュステン・スタジオ(Kysten Studio)(トロムソ)、2017年6月8日 「ドリーヴ(Driv)」(トロムソ、ノルウェー)(ライヴ録音)*
制作 スヴェッレ・ヨルヴァ
録音 シンドレ・ベルグスヴィーク・オーヴステゴール *、マルクス・フォシュグレーン

価格 ¥2,350(本体価格) 

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『Solo for Trio』

Losen Records LOS226-2 jazz  


ノルウェーのアトレ・ニモ Atle Nymo(1977–)は、テナーサックスとバスクラリネットのジャズプレーヤー。ヘンニング・グラヴロークの率いるボードー・ビッグバンドに参加、トロンハイム音楽院のジャズ・プログラムで学びました。ジャズオーケストラ「Motif(モティーフ)」、サックスが楽器の弟のフローデ・ニモと組んだカルテット、パット・メセニーやチック・コリアが参加したトロンハイム・ジャズオーケストラのスカンディナヴィア・ツアなどの活動で知られます。『Solo for Trio』は、アトレ・ニモの初めてのリーダー・アルバムです。1960年代の「エネルギー弾ける」ジャズをベースに、ジョン・コルトレーン、ソニー・ロリンズ、ガトー・バルビエリ、ノルウェーのクヌート・リースネス、ヤン・ガルバレクたち、彼が若い時代に影響を受けたプレーヤーの音楽を意識しながら制作。音色とテクスチュアの充実をはかるため、ECM や Hubro レーベルに録音してきたベーシストでバンドリーダーのマッツ・アイレットセン Mats Eilertsen(1975–)と、ドラマーで作曲家のミヒャエラ・アンタロヴァ Michaela Antalová(1993–)を招いてセッションを行いました。《Balance》と《Solo for Trio》は、ノルウェー国立音楽大学で行ったライヴの録音を収録しています。

『Solo for Trio』
 Balance(Atle Nymo)*
 Chapter 1(Atle Nymo/Michaela Antalová/Mats Eilertsen)
 Round Shape(Atle Nymo)
 For Atae and Mats(Michaela Antalová)
 Chapter 2(Atle Nymo/Michaela Antalová/Mats Eilertsen)
 Klikk(Atle Nymo)
 Solo for Trio(Atle Nymo)*
 Chapter 3(Atle Nymo/Michaela Antalová/Mats Eilertsen)
 Nightwalk(Atle Nymo)
  アトレ・ニモ(テナーサックス、バスクラリネット)
  マッツ・アイレットセン(ベース)
  ミヒャエラ・アンタロヴァ(ドラム)

録音 2016年11月4日 ノルウェー国立音楽大学(オスロ)(ライヴ録音)*、2019年1月14日 Studio Paradiso(オスロ)
制作 アトレ・ニモ
録音 シンドレ・ベルグスヴィーク・オーヴステゴール *、マルクス・フォシュグレーン

価格 ¥2,350(本体価格) 

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『Winter Love Song(冬の愛の歌)』

Losen Records LOS227-2 jazz 


2017年10月にデビュー・アルバム『Stop for a While(すこし立ち止まって)』(LOS188-2)をリリースしたノルウェーのアンサンブル「ロウ=フライ・クインテット Low-Fly Quintet」の第2作。シンガーソングライターのカミッラ・トムタ Camille Tømta を中心に、シリ・スノットハイム Siri Snortheim のチェロ、ウリ・サラ Uri Sala のベース、オーレ・ヨーストル Ole Gjøstøl のピアノ、スキャルグ・リースハイム Skjalg Lidsheim のパーカッションという前作と同じメンバーで、「20世紀前半のヴォーカル・ジャズからインスピレーションを受けて作った、陽気、セクシー、エレガント、自然でありのままの姿を歌ったオリジナル曲」の表現をさらに深めた音楽を展開していきます。「冬という寒い季節にもかかわらず恋をする人たち」の《Winter Love Song(冬の愛の歌)》、スペインの不思議な町《Banares(バニャレス)》、「彼女が昨日、目にした、あの人の」《Smile(微笑み)》、「彼女を好きになることはないと思っていたら、わかったことは、彼女が」《Last to Love You(あなたを好きになるはずがない)》。ささいなこと、悲しいこと、辛いこと。そうしたテーマをジャズがもっとも輝いていたころの懐かしい気分を映しながら、楽しく、美しく、温もりのあるアルバムに作っています。

『Winter Love Song(冬の愛の歌)』
 Winter Love Song(Camilla Tømta) Banares(Camilla Tømta)
 Shine(Camilla Tømta) Lean in(Camilla Tømta)
 Winter Blues(Camilla Tømta) Tonight(Camilla Tømta)
 Smile(Camilla Tømta) Last to Love You(Camilla Tømta)
  ロウ=フライ・クインテット
   カミッラ・トムタ(ヴォーカル)
   シリ・スノットハイム(チェロ)
   ウリ・サラ(ベース)
   オーレ・ヨーストル(ピアノ)
   スキャルグ・リースハイム(ドラム、パーカッション)

録音 2019年6月 Dakkota Studio(ハーマル、ノルウェー)
制作 ロウ=フライ・クインテット、オルヌルヴ・スノットハイム
録音・ミクシング オルヌルヴ・スノットハイム 

価格 ¥2,350(本体価格) 

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『Ut = Inn(外へ=内へ)』

Losen Records LOS228-2 contemporary 


「多種多様な声が交差し混合するサウンドスケープ(音風景)」を展開した『Improvisation * Composition II(即興と作曲)』(LOS202-2)を2018年にリリースしたヴォーカルアンサンブル「オスロ14(Oslo 14)」の Losen レーベル第2作。トロンハイムのノルウェー工科自然科学大学(NTNU)を拠点にライヴ・エレクトロニクスを応用したヴォーカルと即興の研究を進めるトーネ・オーセ Tone Åse(1965–)とのコラボレーションで制作され、アンサンブルのヴォーカリストたちが集めた「われわれの日常生活をとりまく音」を材料にワークショップで共同作曲した8曲が歌われます。《Stillerom》(静かな部屋)、《Usten døra》(ドアを開け)、《Yogapust》(ヨーガの呼吸)、《Midt i byen》(都会の中心で)、《Elektroniske mellomromm》(電子空間)、《Lyden av vått》(湿った音)、《Ut, ut, ut》(外へ、外へ、外へ)、《inne i inne》(内へ、内へ)。前作と同じオスロのレインボースタジオで録音セッションが行われました。

『Ut = Inn(外へ=内へ)』
 Stillerom(Tone Åse/Oslo 14) Usten døra(Tone Åse/Oslo 14)
 Yogapust(Tone Åse/Oslo 14) Midt i byen(Tone Åse/Oslo 14)
 Elektroniske mellomromm(Tone Åse/Oslo 14)
 Lyden av vått(Tone Åse/Oslo 14)
 Ut, ut, ut(Tone Åse/Oslo 14) inne i inne(Tone Åse/Oslo 14)
  オスロ14
   リヴ・ソリッド・シュレルード(ヴォーカル、エレクトロニクス)
   ペッテル・ハウグルム・ベルミングルード
   (ヴォーカル、エレクトロニクス)
   ジュゼッペ・パンタロ・クレアッツォ(ヴォーカル、エレクトロニクス)
   セシェン(ヴォーカル、ループ)
   カロリーネ・ルーデロース・アルブリクトセン(ヴォーカル、ループ)
   ヴェームン・グルンデ・シェルスタ(ヴォーカル、ループ)
   グロー=マルテ・ディクソン(ヴォーカル、ループ)
   リーセ・ヴォスレフ(ヴォーカル、ループ)
   リスベト=アニタ・グリムソ・オールセン(ヴォーカル)
   ベンディク・セルス(ヴォーカル)
   エヴァ・B・ストルルステン(ヴォーカル)
   ビッテ・スレッテヴォル(ヴォーカル)
  アンドレーアス・バケル(芸術監督)

録音 2018年8月 レインボースタジオ(オスロ、ノルウェー)
制作 トーネ・オーセ、ストーレ・ストールロッケン
録音 アスレ・カーシュタ
 
価格 ¥2,350(本体価格) 

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『雲雀のように(Like to the Lark)』

Chandos CHSA5255 SACD hybrid(Multichannel/stereo) classical 


「スウェーデン室内合唱団」は、イギリスの合唱指揮者、1994年からスウェーデンで活動するサイモン・フィップス Simon Phipps が1997年に創設した「サイモン・フィップス・ヴォーカルアンサンブル」を母体に発足したアンサンブルです。Chandos レーベルへの初めての録音。シェイクスピアのソネット29番『幸運の女神にも』の一節「Like to the lart at break of day arising/From sullen earth(夜明けの時、陰うつな大地から舞いあがる雲雀のように)」からアルバム・タイトルをとり、ヴォーン・ウィリアムズが『テンペスト』のエアリエルの歌を合唱曲に作った《水底深く父は眠る》や「ヴァイオリンと室内合唱」のために編曲された《舞いあがる雲雀(The Lark Ascending)》(揚げひばり)、スウェーデン合唱曲のスタンダード、ノルウェーのオーラ・ヤイロ Ola Gjeilo が『大いなる神秘(O Magnum Mysterium)』のラテン語のテクストに作曲した《Serenity》といった作品を歌っています。

『雲雀のように(Like to the Lark)』
レイフ・ヴォーン・ウィリアムズ(1872–1958)
 休息(Rest) 水底深く父は眠る(Full Fathom Five)
 丘を越えて、谷を越え(Over Hill, Over Dale)
 舞いあがる雲雀(The Lark Ascending)
 (ヴァイオリンと室内合唱のための)*
ジュディス・ビンガム(1952–)
 溺死した恋人たち(The Drowned Lovers)
チャールズ・ヴィリアーズ・スタンフォード(1852–1914)
 青い鳥(The Blue Bird) Op.119 no.3
ヴィルヘルム・ステーンハンマル(1871–1927)
 3つの合唱曲(Tre körsånger)(1890)
  九月(September) ルタンの宮殿の庭で(I serailles have)
  わたしに孫息子がいたら(Havde jeg, o havde jeg en dattersøn, o ja!)
ヒューゴ・アルヴェーン(1872–1960)
 ふたりだけの牧場で(Uti vår hage)
 リム、リム、リーマ(Limu, limu, lima)
ダーヴィド・ヴィーカンデル(1884–1955)
 スズランの王(Kung Liljekonvalje)
グスタフ・マーラー(1860–1911)
(クリトゥス・ゴットヴァルト(1925–)編曲)
 私はこの世に捨てられて(Ich bin der Welt abhanden gekomme)**
オーラ・ヤイロ(1978–)
 Serenity(混声合唱とヴァイオリンのための)*
  スウェーデン室内合唱団 サイモン・フィップス(指揮)
  ジェニファー・パイク(ヴァイオリン)*
  マリア・フォシュストレム(メゾソプラノ)**
  
録音 2019年5月4日–5日、6月15日–16日 オーシュタード教会(ヘーベリ、スウェーデン) 
 
価格 ¥2,800(本体価格) 

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『アンタイル 管弦楽作品集 第3集』

Chandos CHAN20080 classical 


ヨン・ストゥールゴールズ John Storgårds(1963–)とBBCフィルハーモニックによるアンタイル George Antheil(1900–1959)の管弦楽作品集。アンタイルのアヴァンギャルドのスタイルが注目された時期の交響曲第1番《ジプシー風》。ユージーン・ローリング振付のバレエ《世界の首都》のための音楽による組曲。アメリカ独立戦争中の1776年12月25日、ジョージ・ワシントンが約2400名の兵士とともにデラウェア川を渡る場面を描いたマヌエル・ロイツェの油彩画からインスピレーションを得たとされる《マッコンキーの渡し船》。「7月の夜の」《打ち上げ花火の夜想曲》。ピアノ・ソロ曲とする予定の作品を管弦楽曲に作った、彫刻家ブランクーシの『空間の鳥』による《金色の鳥》。

『アンタイル 管弦楽作品集 第3集』
ジョージ・アンタイル(1900–1959) 管弦楽作品集 第3集
 交響曲第1番《ジプシー風(Zingareska)》(1920–22 rev.1923)
 バレエ《世界の首都(Capital of the World)》組曲(1952–53)
 演奏会序曲《マッコンキーの渡し船(McKonkey's Ferry)》(1948)
 打ち上げ花火の夜想曲(Nocturne in Skyrockets)(1951)
 金色の鳥(The Golden Bird)(1919)
  BBCフィルハーモニック ヨン・ストゥールゴールズ(指揮)

録音 2018年5月31日、6月1日 メディアシティUK(サルフォード、イギリス)

価格 ¥2,350(本体価格) 

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