2020年4月 

『オーレ・ブル - 人生の諸段階(Stages of Life)』

2L 2L159SABD Pure Audio Blu-ray + SACD hybrid(5.1 surround/stereo) classical


ノルウェーのレーベル 2L で制作と録音を担当するモッテン・リンドベルグ Morten Lindberg は、2020年、アルバム『LUX』(2L150SABD)で第62回グラミー賞「最優秀イマーシブオーディオ・アルバム」を受賞しました。「クラシカル部門最優秀プロデューサー」をはじめとする部門に2006年から36回ノミネートされた末の受賞です。

受賞後の初めてのアルバムは、ヴァイオリン・ヴィルトゥオーゾとして国際的にも人気の高かったオーレ・ブル Ole Bull(1810–1880)の作品集。ノルウェーのヴァイオリニスト、アンナル・フォレソー Annar Follesø(1972–)がブルの生誕200年にあたる2010年にリリースした『ヴァイオリンと管弦楽のための作品集』(2L067SABD)につづくアルバムとして制作され、ブルがキャリアのさまざまな時代に作曲した、彼しか演奏したことのない5曲によるプログラムが組まれています。

《ラルゴ・ポザート・エ・ロンド・カプリッチョーソ》は、ニ短調の暗い和音に始まりユモレスクに終わる、「豊かな宗教心のある音楽」と作曲家のハルフダン・シェルルフが評した作品です。作曲者のオリジナルに基づきニコライ・リーセがオーケストレーションを施した、不完全な個所のある手稿譜による演奏。欠落したヴァイオリンのパッセージとカデンツァをフォレソーが作曲して演奏しています。

《ノルウェーの山々》は、ノルウェーの舞曲とメロディによる「ポプリ」。完全なスコアが残されていないため、ヴォルフガング・プラッゲが「ポルスカ」や民謡を加え、ベルゲンのアンセム《ベルゲンシアーナ》で閉じるよう、補筆完成しています。ノルウェーの自然を音で描写したもうひとつの作品《リオのヴィルスペル》は、フォーク・ミュージシャンが楽譜を見ずに想像や記憶を頼りに演奏する言葉「ヴィルスペル」を曲名に使っています。ブルの演奏をクリスチャニア(現、オスロ)で聴いたシェルルフは、この曲を「山々の春の歌」と呼びました。共演のピアニスト、作曲家ヴォルフガング・プラッゲ Wolfgang Plagge が再構築した版による演奏です。

《『リリー・デール』による幻想曲》は、アメリカの H.S. トンプソンが作詞、作曲したバラードを素材に作曲されました。「穏やかな、静かな夜だった 月の青白い光が 丘と谷を柔らかく照らし……」。ノルウェーでは《神の愛(Kjærligheten fra Gud)》の曲名で親しまれ、結婚式の賛歌としてしばしば使われています。《最後のロマンス》は、ブルがビョルンスチェーネ・ビョルンソンに献呈した「合唱(コラール)編曲」の手稿譜を基にプラッゲがヴァイオリンとピアノの曲にアレンジした作品です。

ノルウェー放送管弦楽団の共演。ソウルの延世大学とシュトゥットガルト音楽演劇芸術大学で学び、2021年–2022年のシーズンからサンフランシスコ・オペラの音楽監督に就任するキム・ウンサン Kim Eun-Sun(1980–)指揮。オスロに近いバールムのヤール教会でセッション録音され、アルバム・タイトルになったドイツ・ロマンティシズムの画家フリードリヒの『人生の諸段階』がアートワークに使われました。

『オーレ・ブル - 人生の諸段階(Stages of Life)』
オーレ・ブル(1810–1880)
 ラルゴ・ポザート・エ・ロンド・カプリッチョーソ
 (Largo posato e Rondò capriccioso)(1841)
 (ヴァイオリンと管弦楽のための)
 ノルウェーの山々(Norges Fjelde)(ヴァイオリンと管弦楽のための)
 (ヴォルフガング・プラッゲ(1960–)
 『リリー・デール』による幻想曲(Fantasy on "Lilly Dale")(1872)
 (ヴァイオリンとピアノのための)
 リオのヴィルスペル(Vilspel i Lio)(1842 rev.1860)
 (ヴァイオリンと管弦楽のための)
 最後のロマンス(Siste romanse)(1872)(ヴァイオリンとピアノのための)
  アンナル・フォレソー(ヴァイオリン)
  ノルウェー放送管弦楽団 キム・ウンサン(指揮)
  ヴォルフガング・プラッゲ(ピアノ)

[楽器 Violin: Enrico Rocca, 1870s/Piano: C. Bechstein Concert C234]

録音 2018年6月 ヤール教会(バールム、ノルウェー)
制作・バランスエンジニアリング モッテン・リンドベルグ
制作補 ヴォルフガング・プラッゲ

[DXD(24bit/352.8kHz)録音]
[Blu-ray: 5.1 DTS-HD MA(24bit/192kHz), 7.1.4. Auro-3D(96kHz), 7.1.4. Dolby Atmos(48kHz), 2.0 LPCM (24bit/192kHz), mShuttle: MQA + FLAC + MP3 Region ABC]
[SACD hybrid(5.1 surround DSD/2.0 stereo DSD), MQA CD]
 
価格 ¥3,900(本体価格)

Pure Audio Blu-ray ディスクと SACD ハイブリッドディスクをセットにしたアルバムです。Pure Audio Blu–ray ディスクにはインデックスを除き映像は収録されていません。SACD ハイブリッドディスクはSACDブレーヤーとCDプレーヤーで再生できますが、Pure Audio Blu-ray ディスクはCDやDVDのプレーヤーでは再生できないので、Blu–ray プレーヤーもしくは Blu–ray 対応のPCをお使いください。

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『Trasparente(透明)』

Alba ABCD453 contemporary/classical


フィンランドのメゾソプラノ歌手ヴィルピ・ライサネン Virpi Räisänen は、ユトレヒトとアムステルダムの音楽院で声楽を学びました。2009年、ザルツブルク音楽祭のルイジ・ノーノの《Al gran sole carico d'amore(愛にあふれる偉大な太陽に向かって)》で国際デビュー。ヴォルフガング・リームやウルヤス・プルッキスのオペラの初演、フィンランド国立歌劇場が上演した細川俊夫のモノドラマ《大鴉》をはじめ、現代の音楽を中心とするレパートリーでオペラハウスとコンサートで活躍しています。

新しいアルバム『Trasparente(透明)』は、ヴァイオリニストとしてのキャリアをもつ彼女の魅力をいっぱいに示すため、ライサネンのために作曲または編曲された「ヴァイオリンと歌」のための作品で構成されました。モデルになったのは、ひとりの歌手がヴァイオリンを弾きながら歌うことを想定して作曲されたホルストの《声とヴァイオリンのための4つの歌》です。

アルバムの制作には彼女の親しい音楽家たちが、作曲、作詞、編曲、演奏と、それぞれの立場で関わりました。ネーデルラント・フィルハーモニー管弦楽団(オランダ・フィルハーモニー管弦楽団)のソロ・ティンパニ奏者、ナンド・ルッソ Nando Russo。作曲家としても活動するオウル交響楽団のチェロ奏者、ハッリ・オステルマン Harri Österman。モーツァルトやヴェーバーのファゴット協奏曲を録音(BIS SA-2467)したオランダ生まれのファゴット奏者、ブラム・ファン・サムベーク Bram van Sambeek(1980–)。ファン・フュフトが編曲した、ジョン・ジェイコブ・ナイルズ John Jacob Niles のクリスマスソング《なぜイエスは》は、オランダのニック・スホルテン Nick Scholten がハープを担当しています。

《Trasparente(透明)》を作曲したイルマリ・マエンパー Ilmari Mäenpää は、オウル生まれの作曲家、サウンドスケープ作家。建築デザイナーとして活躍しています。ネーデルラント室内管弦楽団(オランダ室内管弦楽団)の第2コンサートマスターを務める、リヴァプール生まれのベヴァリー・ジュリー・ラント Beverley Julie Lunt。オランダのピアニスト、作曲家、プロデューサーのジャン・ファン・フュフト Jean van Vugt。ウルヤス・プルッキス Uljas Pulkkis は、色彩的な語法の音楽で注目された、現代フィンランドを代表する作曲家のひとりです。オスカル・リンドベリが採譜、編曲して親しまれているスウェーデンの懐かしい歌《ダーラナの古い賛美歌(夏の牧舎の古い賛美歌)》は、オルガニストのリスト・アイナリ Risto Ainali の編曲。J. S. バッハの《平均律クラヴィーア曲集 第1巻 第12番》の《前奏曲》は、ライサネン自身の編曲です。

アルバムの曲はすべて、多重録音ではなく、ライサネンがヴァイオリンを弾きながら歌うスタイルで録音されました。 

『Trasparente(透明)』
イルマリ・マエンパー(1971–)
 Trasparente(透明)
ベヴァリー・ジュリー・ラント(ナンド・ルッソ作詞)
 Sophia – Hokma(ソフィア - ホクマ)
 (声、ヴァイオリンと打楽器のための)
ジャン・ファン・フュフト
 3つのウィリアム・ブレイクの歌(Three William Blake songs)
  喜びという名の幼な子(Infant Joy)
  私のかわいいバラ(My Pretty Rose Tree) 蝿(The Fly)
ウルヤス・プルッキス(1975–)(ブラム・ファン・サムベーク作詞)
 なぞ(Riddle)(声、ヴァイオリンとファゴットのための)
ヨハン・ゼバスティアン・バッハ(1685–1750)
(ヴィルピ・ライサネン 編曲)
 前奏曲(《前奏曲とフーガ へ短調》BWV.857)(声とヴァイオリンのための)
グスターヴ・ホルスト(1874–1934)
 声とヴァイオリンのための4つの歌(Four Songs for Voice and Violin)
  Op.35
  やさしきイエスよ(Jesu Sweet)
  わが魂は火と氷に過ぎぬ(My soul has nought but fire and ice)
  聖処女のことを歌おう(I syng of a mayden)
  わが愛するお方は、まことのお方(My Leman is so true)
伝承曲(リスト・アイナリ(1948–)編曲)
 ダーラナの古い賛美歌(Vanha Virsi Taalainmaalta)
ハッリ・オステルマン(1964–)
 サロティエにて(Salotiellä)(声、ヴァイオリンとチェロのための)
 Doch alles was uns anrührt(だが、おまえと私に触れるものはすべて)
 (声、ヴァイオリンとチェロのための)
ジョン・ジェイコブ・ナイルズ(1892–1980)
(ジャン・ファン・フュフト 編曲)
 なぜイエスは(I Wonder as I Wander)
 (ハープ、声とヴァイオリンのための)
ベヴァリー・ジュリー・ラント(ナンド・ルッソ作詞)
 わが家(On Home)(声、ヴァイオリンと打楽器のための)
  ヴィルピ・ライサネン(メゾソプラノ、ヴァイオリン)
  ナンド・ルッソ(打楽器) ハッリ・オステルマン(チェロ)
  ブラム・ファン・サムベーク(ファゴット)
  ニック・スホルテン(ハープ)

録音 2010年、2017年 レンスヴァウデ教会(レンスヴァウデ、ユトレヒト、オランダ)

価格 ¥2,300(本体価格)

"An old tune from Dalecarlia"

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『Stay a While(少しの間ゆっくりと)』

Prophone PCD227 jazz


ヨーテボリのピアニスト、シモン・ヴェストマン Simon Westman(1979–)は、ジャカルタに生まれ、北部スウェーデン、スンツヴァルの小さな村フーリで育ちました。子供のころからピアノを習い、スンツヴァルのロッククラブであったエスビョーン・スヴェンソン・トリオのコンサートがきっかけとなり、クラシカル・ピアノからジャズ・ピアノと即興に転向。ヨーテボリ音楽大学を卒業後、ケルン音楽大学のジョン・テイラーのクラスで学びました。2006年からは、ヨーテボリを本拠に活動。ブーヒュースレーン・ビッグバンドや森泰人スカンジナビアン・コネクション、マグヌス・リンドグレーンやリーナ・ニューベリたちとコラボレートしてきました。マグヌス・ベリストレム Magnus Bergstöm とマグヌス・グラーン Magnus Gran とは2010年からトリオとして共演を始め、アメリカ・ジャズのスタンダードナンバーと「ECMジャズ」と北欧の曲という当初のレパートリーに彼が作曲したナンバーが加えられました。シモン・ヴェストマン・トリオ、そして作曲家とバンドリーダーとしてのシモンの初めてのアルバム『Stay a While』。いろんなことがあるだろうけど、ちょっとの間、それを忘れよう、と語りかける《Stay a While》をはじめ、すべてシモンが作曲しました。彼の子ヤコブからインスピレーションをもらった《Jakob's Happy Song(ヤコブの楽しい歌)》、もうひとりの子、ヒューゴがポゴスティック(ホッピング)に乗って参加する《Hugos hoppstyla(ヒューゴのホップスタイル)》。アルバムの最後、マリア・リューランデル Maria Rylander が歌詞をつけた《Stay a While》が、彼女のヴォーカルとシモンのピアノのデュオで歌われます。

『Stay a While(少しの間ゆっくりと)』
 Sunny Morning(Simon Westman)* In Sundsvall(Simon Westman)
 Jakob's Happy Song(Simon Westman)
 Stay a While(Simon Westman)
 Lördagsmys(Simon Westman) Last Flight(Simon Westman)
 Where Are You Now?(Simon Westman)
 Hugos hoppstyla(Simon Westman)**
 A Day in May(Simon Westman)
 Stay a While (feat. Maria Rylander)
 (Simon Westman/Maria Rylander)***
  シモン・ヴェストマン・トリオ
   シモン・ヴェストマン(ピアノ)
   マグヌス・ベリストレム(ベース)
   マグヌス・グラーン(ドラム)
  マリア・リューランデル(ヴォーカル)***
  サラ・ウーネバック(ヴァイオリン)*
  ヒューゴ・ヴェストマン(ポゴスティック)**

録音 2020年1月4日–5日 ニレント・スタジオ(Nilento Studios)(コッレレード、スウェーデン)
録音 ラーシュ・ニルソン、ミケール・ダールヴィド
ミクシング ラーシュ・ニルソン
写真・アートワーク マグヌス・ベリストレム
 
価格 ¥2,350(本体価格)

"Stay a While"

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『Jazzparaden(ジャズパレード) 第1集』

Prophone PCD215 jazz


「ニューオーリンズの通りを想像してみよう…。突然ジャズバンドが現れて、スウィングする音楽を演奏し、楽しそうに歌い出す……」。スウェーデンのジャズグループ「ブーヒュースレーン・ビッグバンド(Bohuslän Big Band)」は、2013年、学校の子供やフェスティヴァルに集まった若者たちを驚かせ、楽しませるため「ジャズパレード」をスタートさせました。演奏する曲は、子供の歌やみんなが知っているジャズのスタンダードナンバー。この試みは人気を集め、本拠地のヴェストラ・ヨータランドだけでなくスウェーデン国内と海外での出演につながり、彼らの重要な活動のひとつになりました。このパレードをアルバムにした『Jazzparaden(ジャズパレード)』の第1集。オープニングは、エドワード・ファーリーとマイク・ライリーの曲をサミュエル・オールソン Samuel Olsson の作ったスウェーデン語の歌詞で歌う《Jag blåser här(ここでブラスを吹こう)》。アストリッド・リンドグレーンの作品を原作にした映画のためにゲオルク・リーデルが曲を書いた《イーダとエミール(Ida & Emil)》と《海賊ファッベ(Sjörövar-Fabbe)》。トゥーツ・シールマンスの《ブルーゼット》。アリス・テグネールが作詞、作曲した子供の歌《リスがもみの木に腰かけてた(Ekorrn satt i granen)》。レッド・ツェッペリンの《オーシャン》。1967年のディズニー映画『ジャングル・ブック』の《Var nöjd med allt som livet ger(Bare Necessities)》(人生のくれるもので満ち足りて)(ベア・ネセシティ)。ヘンリー・マンシーニの《ムーン・リバー》。フィナーレが ABBA の《ダンシング・クイーン》です。クリステル・オーロフソン Christer Olofsson、レッナールト・グラーン Lennard Grahn、ニクラス・リュード Niclas Rydh、ヨアキム・ローランドソン Joakim Rolandsson、ユーハン・ベリストレム Johan Bergström が編曲。ラーシュ・ニルソンのニレント・スタジオで行ったセッションの録音です。

『Jazzparaden(ジャズパレード) 第1集』
 Jag blåser här(The Music Goes Round and Round)
 (Edward Farley/Mike Riley/Samuel Olsson)
 Ida & Emil(Georg Riedel/Astrid Lindgren)
 Bluesette(Toots Thielelmans) Ekorrn satt i granen(Alice Tegnér)
 Jazzbacillen(Horace Silver/Peter Himmelstrand)
 Basin Street Blues(Spencer Williams) The Ocean(Led Zeppelin)
 Little Liza Jane(Ada de Cachau)
 Sjörövar-Fabbe(Georg Riedel/Astrid Lindgren)
 Var nöjd med allt som livet ger
 (Terry Gilkyson/Martin Söderhjelm/Monica Forsberg)
 Moon River(Henry Mancini)
 Dancing Queen(Benny Andersson/Björn Ulvaeus/Stig Andersson)
  ブーヒュースレーン・ビッグバンド
   アルベルト・ピントン(ソプラノサックス)
   ヨアキム・ルーランドソン(アルトサックス、歌)
   ミケール・カールソン(テナーサックス、バンジョー)
   マッティン・ビューレク・スヴァンストレム(バリトンサックス)
   レッナールト・グラーン(トランペット)
   サミュエル・オールソン(トランペット、歌、パーカッション)
   ヤン・エリーアソン(トランペット)
   ハンナ・スモーヴィーク(トロンボーン)
   クリステル・オーロフソン(トロンボーン)
   イングリード・ユートネ(トロンボーン)
   ニクラス・リュード(テューバ)
   ヨーラン・クルーン(ドラム、パーカッション)
   ユーハン・ビリエニウス(バスドラム、パーカッション)

録音 2019年6月17日–18日 ニレント・スタジオ(Nilento Studios)(ヨーテボリ、スウェーデン)
制作 ブーヒュースレーン・ビッグバンド
録音・サウンドデザイン ラーシュ・ニルソン
ミクシング・マスタリング サミュエル・オールソン、クリステル・オーロフソン

価格 ¥2,350(本体価格)

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『Reunion(再会)』

Prophone PCD228 jazz


ジャズ・ヴォーカリストのアンナ・ルンドクヴィスト Anna Lundqvist とピアニストのユーナス・アンドレ Jonas André は、スコーネ地方のスクルプ国民高等学校のジャズ・プログラムでクラスメートとして学びました。卒業後、アンナは、ジャズ・ヴォーカリストと作曲家として活動。「アンナ・ルンドクヴィスト・クインテット」のリリースしたアルバム第5作『MEWE』(PCD169)が、独立系音楽プロデューサーを中心に組織したストックホルムの「Manifestgalan(マニフェスト・ガラ)」の「2018年最優秀ジャズ」にアルバムとグループの部門でノミネートされるなど、活躍をつづけています。アンドレは、マルメ音楽大学に進み、ミュージシャン、プロデューサー、グラフィック・デザイナーとしてさまざまな音楽プロジェクトに関わってきました。エッダ・マグナソンのデビュー・アルバム(Caprice CAP21812)では共同制作と録音も担当、彼の代表的アルバムとみなされています。

卒業から20年、ともにスウェーデンの音楽シーンでともに活躍するふたりが、高校時代の共演の再現を試みたアルバム『Reunion(再会)』。かつて、思いつくままに展開させた魔法のような音楽が蘇るだろうか。プログラムは、このアルバムのために書いた新作を含むオリジナル曲と、ノーマ・ウィンストンの《Just Sometimes》、ホーギー・カーマイケルとネッド・ワシントンの《The Nearness of You》(邦題『あなたのそばに』)など、彼らが「隠れた宝石」とみなしているポップとジャズのスタンダード曲のミックスして組まれました。北欧メランコリーを漂わせながら、抒情的だったり、ほろ苦かったり、愛と強い欲望と人生と憧れの物語を語るアルバムです。

『Reunion(再会)』
 Just Sometimes Vocation For Jan From Major to Minor
 Soul Stretch Pearl Ocean and Sand Hello, Goodbye.
 Moving in Me Black Crow The Nearness of You
  アンナ・ルンドクヴィスト(ヴォーカル)
  ユーナス・アンドレ(ピアノ、エレクトリックピアノ)

価格 ¥2,350(本体価格)

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『レナ・ラマ - ライヴ(Rena Rama – Live)』

Caprice CAP61004 Jazz


レナ・ラマ Rena Rama は、ジャズ、変拍子、アフリカとアジアの民俗音楽をミックスした音楽で知られるスウェーデンのジャズバンド。1971年、レッナールト・オーベリ Lennart Åberg(1942–)のサクソフォーンとフルート、ボボ・ステンソン Bobo Stenson(1944–)のピアノ、パレ・ダニエルソン Palle Danielsson(1946–)のベース、ベンクト・ベリエル Bengt Berger(1942–)のドラムのメンバーで結成。1973年、”Jazz in Sweden” に選ばれ、アルバム『Rena Rama』(CAP1049/CAP21723)をストックホルムで録音しました。『レナ・ラマ - ライヴ』は、1975年12月12日、ストックホルムのジャズクラブ「ファッシング Fasching」で行われたライヴの録音。この年からベンクト・ベリエルに代わりメンバーに加わったペンシルヴェニア州ピッツバーグ生まれのリーロイ・ロウ Leroy Lowe(1944–)がドラムを担当。Caprice Records が CD リリースするにあたり、Organic Music のオリジナル LP の録音を担当したプロデューサー、トゥーマス・ガブリエルソン Tomas Gabrielsson がリマスタリング・エンジニアとして協力しています。

『レナ・ラマ - ライヴ(Rena Rama – Live)』
 Nem Um Talvez Enok Romanian Folk Song
  レナ・ラマ
   レッナールト・オーベリ(サクソフォーン)
   ボボ・ステンソン(ベース)
   バレ・ダニエルソン(ベース)
   リーロイ・ロウ(ドラム)

録音 1975年11月12日 ファッシング(ストックホルム)
制作・録音・リマスタリング トゥーマス・ガブリエルソン
 
価格 ¥2,450(本体価格)

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『ヘルシングランド - 湖のほとり、木々のそばで(Hälsingland - By the lake, beside the trees)』

Country & Eastern CE42 Jazz


スウェーデンのジャズ・ギタリスト、ヨーラン・クリングハーゲン Göran Klingharen とドイツのアンサンブルとのコラボレーション。アルヴェーンの編曲した合唱曲で親しまれている《Uti vår hage(ふたりだけの牧場で)》をはじめ、ラーシュ・グッリン、ヤン・ユーハンソン、ニルス・リンドベリといったジャズミュージシャンのアレンジでも知られるスウェーデン民謡に、シンガーのフォーラ・ダーダ Fola Dada が、英語、ドイツ語、スウェーデン語の歌詞を書いたプログラム。「静かな湖、何かが始まるのを待っている木」をイメージして作られました。

『ヘルシングランド - 湖のほとり、木々のそばで(Hälsingland - By the lake, beside the trees)』
 Uti vår hage(ふたりだけの牧場で)(生きる理由)
 Då väntar jag vid vägarna(では道で待っていよう)(わが心へつづく道)
 Visa vid vindens ängar(風の草原に歌う)(人生の贈り物)
 Visa från Rättvik(レットヴィークの歌)(人間)
 Allt under undern himmelsens fäste(すべて天空のもとに)
 (ひとり寂しく)
 De sålde sina hemman(彼らは家を売り)(希望)
 Visa vid midsommartid(夏至祭のころの歌)(夢)
 Jag vet en dejlig rosa(美しいばらを知っている)
 Hälsingland(ヘルシングランド)
  ヨーラン・クリングハーゲン(ギター、編曲、作曲)
  フォーラ・ダーダ(ヴォーカル、作詞)
  マルクス・ハルム(サクソフォーン、フルート)
  ヨー・クラウス(トランペット、エレクトロニクス)
  ファイト・ヒューブナー(ベース)
  トルステン・クリル(ドラム、パーカッション) 

録音 2018年–2019年 Studio Klangküche(シュトゥットガルト、ドイツ)
制作 ヨーラン・クリングハーゲン、トルステン・クリル、ベンクト・ベリエル
録音 トルステン・クリル 
 
価格 ¥2,450(本体価格)

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『なにかひとつ借りたもの(Something Borrowed)』

LAWO Classics LWC1188 classical


「クリスチャニア男声合唱団(Christiania Manskor)」は、ノルウェー男声合唱の伝統を再興することをめざし、2009年、オスロ(旧 クリスチャニア)に創設されたグループです。ノルウェー男声合唱の黄金時代のグループに倣った「今」の作曲家とのコラボレーションを中心に活動を続けています。『なにかひとつ借りたもの(Something Borrowed)』は、LAWO Classics のアルバム第4作。花嫁が結婚式で身につけると幸せになれるという「なにか四つ(something four)」をタイトルにしたシリーズの『なにかひとつ新しいもの(Somwthing New)』(LWC1076)と『なにかひとつ青いもの(Somwthing Blue)』(LWC1107)続く3枚目のアルバムです。歌われるのは、ジョージア(グルジア)の馬乗り歌、ロシアとバルカン諸国、ラトビア、アイスランドの民謡、エウゲン・スホニュ Eugen Suchoň(1908–1993)が自国の民謡を編曲した《3つのスロヴァキア民謡》のほか、クロアチアのズデンコ・ルンジッチ Zdenko Runjić(1942–2004)とミホ・デモヴィッチ Miho Demović(1934–)、そしてグリーグの2曲。すべてノルウェーの詩人ホーヴァル・レム Håvard Rem(1959–)が自由に手直ししたノルウェー語のテクストで歌われ、ヴォーン・ウィリアムズの編曲にショーロースが手を加えたウェールズ民謡の《Ar Hyd y No/All through the Nigit(夜もすがら)》もオリジナルの「子守歌」とは違う内容の歌に変わっています。指揮者のマリウス・ショーロース Marius Skjølaas は、ノルウェー国立大学で合唱指揮と教会音楽を学び、三位一体教会のオルガニストと合唱指揮者、室内合唱団「オスロ合唱協会」の芸術監督を務めています。

『なにかひとつ借りたもの(Something Borrowed)』
ロシア民謡(アレクサンドル・スヴェシニコフ(1890–1980)編曲)
 おお、果てしなく広がる草原よ
 (Å, du brede, brede steppe/Akh ty, step' shirokaya)
ジョージア(グルジア)民謡
 馬乗りの男(Rytteren/Tskhenosnuri)
 川(Elven/Ts'ints'q'aro)
ロシア民謡(マリウス・ショーロース 編曲)
 夜警(Våkende/Oy, to ne vecher)
ボスニア民謡(マリウス・ショーロース 編曲)
 私がベンバサへ行った時
 (En gang gikk jeg til Bembasa/Kad ja pođoh na Bembašu)
ルーマニア民謡(イオン・ヴィドゥ(1863–1931)編曲)
 ルゴジのユリア(Julia fra Lugoj/Ana Lugojana)
ラトビア民謡(マリウス・ショーロース 編曲)
 つがいの鳩(Dueparet/Div' dūjiņas gaisā skrēja)
ズデンコ・ルンジッチ(1942–2004)
(ラジミル・クラリエヴィチ(1940–)編曲)
 わたしの愛しい人(Du, min kjære/Moja jube)
エウゲン・スホニュ(1908–1993)(編曲)
 3つのスロヴァキア民謡
 (Tre slovakiske folkeviser/Tri slovenské l'udové piesne)
エドヴァルド・グリーグ(1843–1907)(マリウス・ショーロース 編曲)
 ノルウェーの山(De norske fjelde)
ラトビア民謡(エミリス・メルンガイリス(1874–1945)編曲)
 夜は暗く(Mørk er natten/Tumsa nakte)
ミホ・デモヴィッチ(1934–)
 聖体(Heilag lekam/Zdravo tilo)
アイスランド民謡(ヨウン・アウスゲイルソン(1928–)編曲)
 ねんねん坊や(Sofðu, unga ástin mín)
エドヴァルド・グリーグ(1843–1907)(マリウス・ショーロース 編曲)
 マルグレーテの子守歌(Margretes vuggesang)
ウェールズ民謡(レイフ・ヴォーン・ウィリアムズ(1872–1958)
 マリウス・ショーロース 編曲)
 夜が明けるまで(夜もすがら)(Helt til det gryr/Ar Hyd y Nos)
  クリスチャニア男声合唱団 マリウス・ショーロース(指揮) 

録音 2018年11月17日–18日、25日 トリニティ教会(オスロ)
制作 ヴェーガル・ランドース
録音 トマス・ヴォルデン 

[DXD(24bit/352.8kHz)録音]

価格 ¥2,350(本体価格)

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『深い森から届く響き(Klangen fra de dype skoger)』

LAWO Classics LWC1195 contemporary/classical


「北のローロースの広大な山並みから南のミョーサ湖の農村まで、強大な山の力に駆られるノルウェー最大のグロンマ川の急流がつづく。これが、オステルダーレンだ」(J. B. ブル)。アルバム『深い森から届く響き』は、この谷あいの地域オステルダーレンのレンダーレンに生まれたベンテ・イッレヴォル Bente Illevold(1983–)が、伝統と自身のアイデンティティと新しい芸術の新しい可能性の追求に根ざす彼女の生き方を表現するためのプロジェクトから生まれました。レンダーレンの自然の美しさと伝統の音楽の間にどういう道をつけるか。この課題に5人の作曲家が挑戦。彼らがユーフォニアムという楽器のために作った9つの作品から2曲が、このアルバムで演奏されます。ルネ・レプネ Rune Rebne(1961–)とスウェーデンのルードヴィーグ・エルブラウス Ludvig Elblaus(1981–)が、古い民謡《このうえない愚劣(Den største dårlighet)》を「新しい作品」に創った《DSDHT》(DenSstørsteDårligHeT)は、歌い手の録音を電子音に加工した「固定媒体」とユーフォニアムのデュオ作品。ビョルン・クルーセ Bjørn Kruse(1946–)のイタリアのユーフォニアムの別称のひとつ「ボンバルディーノ」と打楽器の音「ボン」を組み合わせた曲名の《ボム=ボンバルディーノ》は、オーレ・モルク・サンヴィークの『オステルダーレンの音楽』に収められた伝承曲を素材とする作品です。共演のアンデシュ・クレグネス・ハンセン Anders Kregnes Hansen(1983–)は、イッレヴォルと同じノルウェー国立音楽大学で学び、「創造的コラボレーションにおける作曲家と演奏家」をテーマとする論文で修士号を取得。アンサンブル「アクショム」やオスロ・シンフォニエッタなど、主に室内楽奏者として現代音楽の分野で活動しています。

『深い森から届く響き(Klangen fra de dype skoger)』
ルネ・レプネ(1961–)/ルードヴィーグ・エルブラウス(1981–)
 DSDHT(2015/16)(ユーフォニアムと固定媒体のための)
ビョルン・クルーセ(1946–)
 ボム=ボンバルディーノ(Bom-Bombardino)(2016)
 (ユーフォニアムと打楽器のための)
  ベンテ・イッレヴォル(ユーフォニアム)
  アンデシュ・クレグネス・ハンセン(打楽器)

[楽器 Euphonium: S.E. Shires Q41S] 

録音 2019年4月8日–10日 ヤール教会(バールム、ノルウェー)
制作 ヴェーガル・ランドース
録音 トマス・ヴォルデン 

[DXD(24bit/352.8kHz)録音] 

価格 ¥2,350(本体価格)

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『詩的な練習曲(Études poétiques)- シグネ・ルン作品集』

LAWO Classics LWC1196 classical


モンラード・ヨハンセンのピアノ作品全集『祖先の山』(LWC1101)、カタリヌス・エリングの作品集『愛の詩』(LWC1185)などをリリースしたノルウェーのピアニスト、ルネ・アルヴェル Rune Alver(1957–)の LAWO Classics の6枚目のアルバム『詩的な練習曲』。作曲者のシグネ・ルン Signe Lund(1868–1950)は、アガーテ・バッケル=グロンダール、パウリーネ・ハル、アンネ=マリ・オルベクたちとともにノルウェー音楽史に名を残した女性作曲家のひとり。興趣にみちた作品を書き、1917年のノルウェー作曲家協会の創設にも携わったものの、1935年、国家社会主義の政党「国民連合」に入党、第二次世界大戦が終わりノルウェーがドイツ軍の占領から解放されると反逆罪に問われ、1950年に没するまでナチのイデオロギーへの共感を持ちつづけたことから、音楽を離れたところで物議を醸しました。このアルバムでは、もの憂い気分の《伝説曲》や第一次世界大戦の終戦を知って書いた《平和の鐘》など、彼女が1896年から1928年の間に作曲した作品が演奏されます。
 
『詩的な練習曲(Études poétiques)- シグネ・ルン作品集』
シグネ・ルン(1868–1950)
 平和の鐘(Fredsklokker) Op.52
 祝祭前奏曲(Festforspill) Op.21
 ピアノの小品(Klaverstykker) Op.16
  伝説曲(Legende) 間奏曲(Intermezzo)
  ノヴェレッテ(Novellette) スケルツィーノ(Scherzino)
 ピアノの小品(Klaverstykker) Op.17
  メヌエット第1番(Menuet 1) 前奏曲(Preludium)
 アルバムのページ(Albumblad) Op.19
 ピアノの小品(Klaverstykker) Op.24
  牧歌(Idylle) エレジー(Elegie) メヌエット第2番(Menuet 2)
 3つの詩的な練習曲(Trois études poétiques) Op.32
 バラード ハ短調(Ballade i c-moll) Op.37
 コンサート=エチュード(Konsert-etyde) Op.38
 自然の気分(Naturstemninger) Op.61
  ボートで(I Baaten) 夏の夜(Sommernatt)
  小川のほとりで(Ved Bækken) 森に迷い(Paa Villspor i Skogen)
  高原で(Paa Vidderne)
  ルネ・アルヴェル(ピアノ) 

録音 2019年1月21日–23日 ヤール教会(バールム、ノルウェー)
制作 ヴェーガル・ランドース
録音 トマス・ヴォルデン 

[DXD(24bit/352.8kHz)録音]

価格 ¥2,350(本体価格)

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『スウェーデン・ヴァイオリンの至宝(Swedish Violin Treasures)』

dB Productions DBCD195 classical


セシリア・シリアクス Cecilia Zilliacus は、1972年、ストックホルム県ソーデルマルム生まれ。ストックホルム音楽大学で学び、1997年、王立スウェーデン音楽アカデミーの「ソリスト賞」とノルウェーのトロンハイムの「北欧ソリスト・ビエンナーレ」第1位を獲得しました。ストラヴィンスキー、シベリウス、スヴェン=ダーヴィド・サンドストレム、ラヴェルを弾いたアルバム(Caprice CAP21564)でアルバム・デビュー。翌年、シーグルド・フォン・コック、ルーセンベリ、メルケシュの作品を特集した『スウェーデンのヴァイオリンソナタ』(Phono Suecia PSCD705)でスウェーデン・グラミー賞を受賞しました。ソリスト、「シリアクス=ペーション=ライティネン」をはじめとする室内楽グループで活動。トラッド・ミュージシャンのレーナ・ヴィッレマルクとコラボレートしたアルバム『踊り』(BIS SACD2159)が話題になりました。

カール・ニルセンの作品集(DBCD161)で共演したスウェーデンのピアニスト、ベンクト・フォシュベリ Bengt Forsberg(1952–)との新録音。ロマンティックな優れた作品を残しながらスウェーデン音楽史で語られることの少ない女性作曲家ふたり、ヘレーナ・ムンクテル Helena Munktell(1852–1919)の初期のソナタと、イーカ・ペイロン Ika Peyron(1845–1922)の《2つの性格的小品》。「スウェーデン・ロマンティシズム」の弦楽四重奏曲第1番(Musica Sveciae MSCD608)が「知られざる名曲」として親しまれているアルゴット・ハクヴィニウスAlgot Haquinius(1886–1966)の《組曲》。ストックホルム大聖堂のオルガニストと音楽大学の教師を務めたハラルド・フリュクレーヴ Harald Fryklöf(1882–1919)は、エミール・シェーグレーンのスタイルを思わせる室内楽曲、管弦楽曲、合唱曲、歌曲、ピアノとオルガンの作品で将来を期待されながら、若くして亡くなりました。《ソナタ・アラ・レッジェンダ》は、〈アレグロ・モデラート〉〈アンダンテ〉〈ヴィヴァーチェ・マ・ディスクレツィオーネ - アレグロ・コーモド・エ・ジョコーソ(活発に、だが慎重に - 速く、気楽で陽気に)〉の3楽章の作品。1919年1月1日、コペンハーゲンの音楽祭で初演されました。チャールズ・バルケル(Caprice CAP21705)とカール=ウーヴェ・マンベリ(Caprice LP)の録音がリリースされていたフリュクレーヴの曲以外は、世界初録音です。

『スウェーデン・ヴァイオリンの至宝(Swedish Violin Treasures)』
ヘレーナ・ムンクテル(1852–1919)
 ヴァイオリンソナタ 変ホ長調 Op.21
アルゴット・ハクヴィニウス(1886–1966)
 組曲(Svit)(1936)(ヴァイオリンとピアノのための)
ハラルド・フリュクレーヴ(1882–1919) 
 ソナタ・アラ・レッジェンダ(Sonata alla leggenda)(1918)
 (ヴィオリンとピアノのための)
イーカ・ペイロン(1845–1922)
 2つの性格的小品(Två karaktärsstycken) Op.19(1888)
 (ヴァイオリンとピアノのための)
  ロマンス(Romance) ユーモレスク(Humoresk)
  セシリア・シリアクス(ヴァイオリン) ベンクト・フォシュベリ(ピアノ)

録音 2020年1月2日–4日 インゲスンド音楽大学 大コンサートホール(アルヴィカ、スウェーデン)
 
価格 ¥2,450(本体価格)

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『ストックホルム@ケルン(Stockholm@Köln)- ファゴットとピアノのための新しい室内楽』

arcantus ARC19018 contemporary/classical


「デュオ・グロッセ=ドレクセル Duo Große/Drechsel」は、ドイツの音楽家ふたりが結成したアンサンブルです。ファゴット奏者のベルトルト・グロッセ Berthold Große とピアニストのオリヴァー・ドレクセル Oliver Drechsel(1973–)。ふたりは、ケルンのオーディションで「干し草の中に見つかった2本の針」のような出会いから、ソリストとしての仕事のかたわらアンサンブル活動を開始。グロッセが王立歌劇場の副首席奏者としてストックホルムに渡ってからもスウェーデンとドイツの間を行き来して活動を続け、王立歌劇場のランチタイム・コンサートやケルンのコンサートを通じて聴衆に親しまれています。

『ストックホルム@ケルン(Stockholm@Köln)』のタイトルをつけたアルバムでは、ケルンで活動するドレクセルとファゴット奏者でもあるアンドレーアス・ヘルケンラート Andreas Herkinrath(1970–)と、ストックホルムのユーハン・ウッレーン Johan Ullén(1972–)の作曲した音楽が演奏されます。《Epilogues (à) II Op.2》(二人でエピローグ)は、ヘルケンラートとドレクセルがケルンの学生だったころ、ファゴットとピアノのために色々作った作品のひとつです。〈Humoresk(ユモレスク)〉〈Energisch(エネルギッシュ)〉〈Rasch(速く)〉〈Keck(生意気)〉〈Elegant(エレガント)〉〈Neckisch(からかうような)〉〈Resolut(毅然とした)〉〈Abstrus(難解)〉〈Tollkühn(無鉄砲)〉〈Hurtig(迅速)〉のそれぞれ1分半程度の10の小曲がならび、タイトルの頭文字を綴ると「Herkinrath」の名前になる、遊び心のある音楽です。ウッレーンの《Strange Lullaby(奇妙な子守歌)》は、デュオ・グロッセ=ドレクセルが結成15周年の委嘱作として作られました。「Tango furioso e violente(激しく荒々しいタンゴ)」の副題をもつ《Tango doce(タンゴ12)》は、クラリネットとピアノのために書いたオリジナルをウッレーンがデュオ・グロッセ=ドレクセルのために改作した作品です。「今」という言葉に表現される作品を集めて演奏したアルバム。《Bassoon meets Jazz(ファゴットがジャズと出会う)》をのぞき、世界初録音です。

『ストックホルム@ケルン(Stockholm@Köln)- ファゴットとピアノのための新しい室内楽』
オリヴァー・ドレクセル(1973–)
 Epilogues (à) II Op.22
アンドレーアス・ヘルケンラート(1970–)
 Opus 2001 Op.21
ユーハン・ウッレーン(1972–)
 Strange Lullaby(奇妙な子守歌)(2017)
オリヴァー・ドレクセル(1973–)
/アンドレーアス・ヘルケンラート(1970–)
 Variations on "Happy Birthday"(「ハッピー・バースデー」による変奏曲)
アンドレーアス・ヘルケンラート(1970–)
 Bassoon meets Jazz(ファゴットがジャズと出会う) Op.19
オリヴァー・ドレクセル(1973–)
 Paganni-Variations(パガニーニ変奏曲)Op.45
ユーハン・ウッレーン(1972–)
 Tango doce – Tango furioso e violente(タンゴ12)(2009 rev.2011)
  ベルトルト・グロッセ(ファゴット)
  オリヴァー・ドレクセル(ピアノ)

[楽器 Bassoon: No.8584 Rudolf Walter/Piano: Steinway D601925]

録音 2018年4月4日–7日 フリーデンスキルヒェ Friedenskirche(モンハイム・アム・ライン、ドイツ)
制作 クリストフ・ミュンスタマン
録音 ゲラルト・シュトイラー 
 
価格 ¥2,350(本体価格)

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Choice

『時間(The Hours)』

Signum Classics SIGCD629 contemporary/classical


ロイヤル・ホロウェイ合唱団 The Choir of Royal Holloway は、ロンドン大学のカレッジのひとつ、ロイヤル・ホロウェイが創立された1886年、女声合唱団として発足。その後、混声合唱団に改組され、現在も式典やコンサートの活動をつづけています。広いレパートリーをもち、特に、2009年から2016年にかけて Hyperion レーベルに録音した9枚のアルバムにより、バルト三国の音楽のスペシャリストとみなされるようになりました。ß指揮者のルーパート・ガフ Rupert Gough は、イーストアングリア大学でイギリス合唱音楽の修士号を取得、ウェルズ大聖堂のアシスタント・オルガニストを経て、2005年からロンドン大学ロイヤル・ホロウェイの合唱音楽の監督とカレッジ・オルガニストを務めています。 

アルバム『時間(The Hours)』の作曲者ベン・パリー Ben Parry は、サフォーク州イプスウィッチの生まれ。ケンブリッジ大学セントキャサリンズ・カレッジで合唱音楽を学び、作曲家、指揮者、歌手、編曲者、プロデューサーとしてクラシカル音楽とライト・ミュージックの分野で活動しています。ロンドン・ヴォイセズとキングズカレッジの音楽監督アシスタント、イギリス・ナショナル・ユース合唱団の芸術監督を務め、ケンブリッジ大学セントジョンズ・カレッジ、ワシントン特別区大聖堂合唱クラブ、VOCES8、BBC シンガーズなど、各地の団体から委嘱を受けて作曲を行なっています。 

このアルバムでは、パリーの「聖と俗」の作品が21曲、歌われます。ガース・バーズリーの詩による《太陽と月(Sun and Moon)》の〈太陽の心(Sun Soul〉と〈エクリプス(Eclipse)〉と2つの《春のソネット(Spirng Sonnet)》。イギリス民謡を編曲した《ある朝早く(Early One Morning)》。『創世記』(1章)による《第一の日(First Day)》。ロバート・バーンズの詩をテクストにした《わたしの心はハイランドにある(My heart's in the Highlands)》と、バーンズの「懐かしい」歌の編曲《美しいドゥーン川の岸辺(Ye banks and braes o' bonnie Doon)》。アルジャナーン・チャールズ・スウィンバーンの同名の詩の第1節に作曲した《音楽:頌歌(Music: an Ode)》。主の顕栄祭の夕べの賛美歌《光より生まれし光よ(O nata lux de lumine)》。ウェールズ民謡《夜もすがら(Ar hyd y nos)》の編曲《夜もすがら(Ar hyd a nos)》。イーリー大聖堂で初演された《イーリー・カンティクル(Ely Canticles)》の〈主よ、今こそあなたは(Nunc Dimittis)〉。トマス・デッカー(c.1570–1632)の『子守歌(Cradle Song)』に作曲した《黄金のまどろみ(Golden slumbers)》。ガース・バーズリーの詩をテクストにした《雪(Snow)》とシェイクスピアのソネット27番「私はくたびれはてて、寝床にいそぐ」の《ソネット27番(Sonnet XXVII)》は、ピアノ共演版による演奏です。

『時間(The Hours)』 
ベン・パリー(1965–) 合唱の音楽 
 太陽の心(Sun Soul) ある朝早く(Early One Morning)
 第一の日(First Day)* 
 わたしの心はハイランドにある(My heart's in the Highlands)**
 音楽:頌歌(Music: an Ode) 春のソネット I(Spirng Sonnet I)
 春のソネット II(Spirng Sonnet II) 
 美しいドゥーン川の岸辺(Ye banks and braes o' bonnie Doon)
 雪(Snow)** 新年のキャロル(New Year Carol)**
 わたしの心は日がな一日、歌っていた(My spirit sang all day) 
 光より生まれし光よ(O nata lux de lumine)
 アヴェ・ヴェルム・コルプス(Ave verum corpus) 
 神よ、わたしの頭に(God be in my head)
 主の祈り(The Lord's Prayer) ソネット27番(Sonnet XXVII)**
 夜もすがら(Ar hyd a nos)
 主よ、今こそあなたは(Nunc Dimittis)*
 黄金のまどろみ(Golden slumbers) エクリプス(Eclipse)
 私たちの暗闇を照らしてください(Lighten our darkness) 
  ロイヤル・ホロウェイ合唱団 ルーパート・ガフ(指揮) 
  リーアム・コンドン(オルガン)*
  サイモン・マーロウ(ピアノ)**
 
録音 2018年6月26日 セント・バーナバス教会(イーリング、ロンドン)、2019年3月29日 キーブル・カレッジ、チャペル(オックフォード、イングランド) 
制作 ベン・パリー 
録音 デーヴ・ローウェル(2018年)、 デーヴィッド・ヒニット(2019年)
 
価格 ¥2,350(本体価格)

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『告発(Accused)』

Ondine ODE1345-2 contemporary/classical


「ソプラノと管弦楽のための3つの尋問(Three Interrogations for Soprano and Orchestra)」《告発》は、マグヌス・リンドベリ Magnus Lindberg が初めて手がけた「独唱と管弦楽」の作品です。ロンドン・フィルハーモニック、フランス放送、ヨーテボリ交響楽団、トロント交響楽団、クリーヴランド管弦楽団、カーネギーホールの共同委嘱で作曲され、2015年1月、ロンドンで初演されました。フランス革命の女性革命家テロワーニュ・ド・メリクール、旧東ドイツのシュタージの1960年代の公文書、元アメリカ陸軍兵士ブラドリー・マニング(シェルシー・マニング)の裁判の記録、実際に行われた3つの歴史的、政治的に異なる尋問の記録をテクストに採り、人間の価値の普遍性を映す作品として作られました。『エイノ・レイノの詩を歌う』(Alba ABCD231)や、ブリテンやヘンツェたちの歌曲を歌った『美しくあること』(ABCD331)といった文学的、哲学的な作品をレパートリーとするフィンランドのアヌ・コムシ Anu Komsi(1967–)が、この録音のソロを歌っています。《2つのエピソード》は、2016年のプロムスで演奏されるベートーヴェンの『第九』に先立つ音楽として委嘱された管弦楽のための作品です。『第九』と同じ楽器編成で書かれ、同じ「A – E の空虚五度」で曲が始められます。ベートーヴェンの音楽思考をリンドベリの個性的な「色彩」スタイルで表現した、単独でも演奏される作品です。

『告発(Accused)』
マグヌス・リンドベリ(1958–)
 告発(Accused)(2014)(ソプラノと管弦楽のための3つの尋問)*
 2つのエピソード(Twe Episodes)(2016)
  アヌ・コムシ(ソプラノ)•
  フィンランド放送交響楽団 ハンヌ・リントゥ(指揮)

録音 2017年6月(告発)、2019年8月 ミュージックセンター(ヘルシンキ)

価格 ¥2,350(本体価格)

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『オルガンを弾いた18世紀スウェーデンの鍵盤楽器奏者たち(Clavierists at the Organ in 18th Century Sweden)』

Caprice CAP21928  classical


18世紀のスウェーデンでは、宮廷のチャペル、都市や地方の教会といった場所にオルガンが設置されながら、この楽器に特定した曲は、ほとんど作られませんでした。では、18世紀後期の次々と建造されたオルガンではどんな音楽が演奏されたのか。音楽研究者でもあるスウェーデンのオルガニスト、ユーナス・ルンドブラード Jonas Lundblad は、この謎に興味をもち、チェンバロやピアノのために書かれた曲をオルガンで弾くことに挑みました。ルーマンの《ドロットニングホルムの音楽》の華麗な「アレグロ・コン・スピリト」。後にドイツに渡りカッセルの宮廷楽団で演奏したアグレルの協奏曲。即興の達人と言われたヨンセンのフーガ。グスタフ三世の宮廷で活躍したナウマン、クラウス、アスケルグレーン、オルガン・ヴィルトゥオーゾのフォーグラーの作品。歴史的に重要な楽器のひとつとされる、ダーラナ地方フスビューに1783年に建造されたオルガンによる演奏です。

『オルガンを弾いた18世紀スウェーデンの鍵盤楽器奏者たち(Clavierists at the Organ in 18th Century Sweden)』
ユーハン・ヘルミク・ルーマン(1694–1758)
(ベドルジハ・ヤナーチェク(1920–2007)編曲)
 ドロットニングホルムの音楽
 (Drottningholmsmusiken "Bilägers Musiquen")
  - アレグロ・コン・スピリト
ユーハン・ヨアキム・アグレル(1701–1765)(マルティン・マイヤー 編曲)
 キーボード協奏曲 ニ長調 Op.3 No.2(アレグロ アンダンテ アレグロ)
ヒンリク・フィリップ・ヨンセン(1716/17–1779)
 オルガンまたはチェンバロのための6つのフーガ
  第1番 ハ長調 第2番 ニ長調 第3番 変ホ長調 第4番 ト長調
ユーハン・ヨアキム・アグレル(1701–1765)(マルティン・マイヤー 編曲)
 キーボード協奏曲 ト長調(アレグロ アンダンティーノ  アレグロ)
ヨーハン・ゴットリープ・ナウマン(1741–1801)
 グラスハーモニカのためのソナタ ニ長調(アダージョ アレグロ)
 グラスハーモニカのためのソナタ イ短調(アダージョ モデラート)
ユーセフ・マッティン・クラウス(1756–1792)
 5つのコラール前奏曲
  第1番 ニ長調(アンダンテ) 第2番 イ短調(モデラート)
  第3番 嬰へ短調(アンダンテ) 第4番 ハ長調(モデラート)
  第5番 ニ長調(モデラート)
ペーテル・アスケルグレーン(1767–1818)
 ロンド ト長調
アベ・ゲオルク・ヨーゼフ・フォーグラー(1749–1814)
 オルガンまたはピアノのための32の前奏曲
  第1番 ハ長調(アレグロ・モデラート)
  第2番 ハ長調(カンタービレ) 第4番 ハ短調(アレグロ)
  第6番 ニ長調(アレグレット) 第7番 ニ短調(アダージョ)
 「ああ、お母さん聞いて(Ah, vous dirai-je, maman)」による16の変奏曲
  ユーナス・ルンドブラード(オルガン)

[ダーラナ=フスビューのオルガン(1783年)]

録音 ユハンネス・オスカション
制作総指揮 マリー・ヴィセーン 

価格 ¥2,450(本体価格)

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『グローヴェン 交響曲第1番・第2番』

Naxos 8.573871 classical


2つの大戦を挟む時代を中心にノルウェーの多くの作曲家が、民俗音楽の要素を新しい作曲技法と結びつけ、新たなノルウェー音楽を創造することを試みました。ヴェスト=テレマルク生まれのアイヴィン・グローヴェン Eivind Groven(1901–1977)も、そのひとり。彼は、世代を越えて伝えられた民俗音楽に囲まれて育ち、オスロ市の900年を記念するコンペティションで第1位に選ばれた序曲《ヤラルリョード》などの管弦楽曲や多くの歌曲を作曲、民俗音楽の収集家として活動しました。2つの交響曲は、民俗音楽から得たインスピレーションを新しい響きの音楽に創った作品です。 

アイヴィン・グローヴェン(1901–1977)
 交響曲第1番 Op.26 《高原に向かって(Innover viddene)》
 (1938 rev.1951)
 交響曲第2番 Op.34 《真夜中の時(Midnattstimen)》(1946)
  クリスチャンサン交響楽団 ペーテル・シルヴァイ(指揮) 

録音 2017年6月27日–30日 キルデン舞台芸術センター(クリスチャンサン、ノルウェー)

価格 ¥1,100(本体価格)

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『贖い(Atonement)』

Sono Luminous DSL92241 CD+Pure Audio Blu-ray contemporary/classical


パウトル・ラグナル・パウルソン Páll Ragnar Pálsson は、1977年、レイキャヴィーク生まれ。青年時代はロックバンド「Maus」でギターを弾いていました。2004年にバンドが解散すると、エレクトロニック・ミュージックの研究からクラシカル音楽に関心を持ち、アイスランド芸術アカデミーで作曲法を学びました。2007年に学士号を取得した後、エストニア音楽アカデミーでヘレナ・トゥルヴェ指導の修士課程で学び、2014年、作曲法の博士号を取得しました。「作曲することは、手がけようとする曲がどういった作品であれすべて、新たな瞑想の過程の始まりです。それぞれの曲で新しい旅を始めるということではなく、最後の曲を終えたところから旅を始めるという方がいいでしょう」(パウトル)。新しいアルバム『贖い』では、歌と朗読を交えた作品を含む、室内アンサンブルのための曲が5曲、演奏されます。 

アンドレイ・タルコフスキー監督の映画『ストーカー』から借りた「モノローグ」による、ソプラノ、フルート、クラリネット、ハープ、ピアノ、打楽器、ヴィオリン、ヴィオラとチェロのための《ストーカーのモノローグ(Stalker's Monologue)》。フルート、クラリネット、ピアノ、打楽器、ヴァイオリンとチェロのための《透明(Lucidity)》。《車輪は苔の下を渡る(Wheel Crosses under Moss)》は、エストニア西岸の沖合にあるヴォルムシの伝承賛美歌を引用した、ソプラノ、フルート、クラリネット、ピアノ、ヴァイオリンとチェロのための作品。2011年、タリン郊外の片田舎でゆったりした暮らしていたころに作曲されました。ソプラノ、フルート、ヴァイオリン、ヴィオラとチェロのための《贖い(Atonement)》とフルート、クラリネット、ハープ、打楽器と朗読のための《夏至の夜(Midsummer's Night)》は、パウトル・ラグナルがコラボレーションをつづけるアイスランドの芸術家、詩人のアウスディース・シフ・グンナルスドウッティル Ásdís Sif Gunnarsdóttir の作品をテクストにした音楽です。 

カプート・アンサンブル Caput Ensemble は、クラリネット奏者のグヴズニ・フランソン Guðni Franzson(1961–)(映画『ジョーカー(Joker)』で2020年アカデミー賞の最優秀作曲賞を受けたヒルドゥル・グヴズナドウッティル(ヒルドゥル・グーナドッティル) Hildur Guðnadóttir の父)やフルートのコルベイン・ビャルナソンを中心に1987年に創設。アイスランドの音楽に欠かせないグループとして活動をつづけ、ヘイクル・トウマソンの《グヴズルーンの第4の歌》(BIS-908)、『ソンライフ・ラスムセン作品集』(BIS-1278)、『細川俊夫のフルートのための音楽』(Naxos 8.572479)などのアルバムも国際的に高い評価を得てきました。トゥイ・ヒルヴ Tui Hirv(1984–)は、エストニアの歌手。音楽批評家、作家としても活躍するアーティストです。

『贖い(Atonement)』 
パウトル・ラグナル・パウルソン(1977– )
 室内アンサンブルのための音楽 
 贖い(Atonement)(2014) 透明(Lucidity)(2017) 
 ストーカーのモノローグ(Stalker's Monologue)(2013) 
 夏至の夜(Midsummer's Night)(2018) 
 車輪は苔の下を渡る(Wheel Crosses under Moss)(2011) 
  カプート・アンサンブル トゥイ・ヒルヴ(ソプラノ、朗読)

録音 2019年3月4日–13日 ハルパ・コンサートホール、カルダロウン講堂(小ホール)(レイキャヴィーク、アイスランド)
 
価格 ¥2,450(本体価格)

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『Totem(トーテム)』

Losen Records LOS242-2 jazz


イタリアのベーシスト、フェルディナンド・ロマーノ Ferdinando Romano の新しいプロジェクトは、初めてのリーダーアルバムです。イタリアのジャズシーンで新たな即興演奏家として注目されるプレーヤーたちに、CAM jazz や ECM の録音で知られるアメリカのトランペッター、ラルフ・アレッシ Ralph Alessi を加えたアンサンブルで、ロマーノの作品を8曲、演奏しています。自然ないし霊的な一体性を象徴する「トーテム」のアルバム・タイトル。平静さと相まった忍耐、粘り強さ、再生を象徴する「ヤモリ」を曲名にした《The Gecko》。ジャン・ジャック・アノー監督が映画化した中国の姜戎(ジャン・ロン)の「美しい小説」『ウルフ・トーテム(Wolf Totem)』(「神なるオオカミ」)からインスピレーションを得たという《Evocation(喚起)》と《Wolf Totem》。柔らかなバラード《Curly(巻き毛の)》。海と波のなすがままに進む船をイメージした「組曲」風の《Sea Crossing(航海)》。地中海のイタリア・サウンドのメロディで書いた曲を改編した《Memories Reprise(記憶の反復)》。メロディの断片が対位法的な「追跡」を続ける《Mirrors(鏡)》。「ジャズに寄せる愛、クラシカル音楽の作曲の研究、コンテンポラリー・ミュージックへの愛。それが、どんな不協和音の分脈でもメロディの追求を忘れず、自然な姿で融合した」スタイルの音楽です。2019年10月、イタリア、ウーディネ県カヴァリッコにある、「Fazioli F278」ピアノを備えたアルテスオーノ録音スタジオで録音セッションが行われました。

『Totem(トーテム)』
 The Gecko(Ferdinando Romano)* Evocation(Ferdinando Romano)
 Wolf Totem(Ferdinando Romano)* Curly(Ferdinando Romano)**
 Sea Crossing Part 1(Ferdinando Romano)**
 Sea Crossing Part 2(Ferdinando Romano)**
 Memories Reprise(Ferdinando Romano)†
 Mirrors(Ferdinando Romano)**
  フェルディナンド・ロマーノ(ベース)
  ラルフ・アレッシ(トランペット)*/**
  シモーネ・アレサンドリーニ(アルトサックス、ソプラノサックス)
  トマーゾ・ヤコヴィエッロ(フリューゲルホルン)*/†
  マヌエル・マグリーニ(ピアノ)
  ナザレノ・カプート(ヴィブラフォーン、マリンバ)
  ジョヴァンニ・パオロ・リグオリ(ドラム) 

録音 2019年10月10日–11日 ArteSuono Recording Studios(カヴァリッコ、イタリア)
制作 フェルディナンド・ロマーノ
録音 ステファノ・アメリオ

価格 ¥2,350(本体価格)

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『Live at Elementstudion(エレメントスタジオ・ライヴ)』

Imogena IGCD246 jazz 


サクソフォーン奏者ヨニー・ヴァッテル Jonny Wartel を中心に、ジャズ、ロック、フォーク、ワールドミュージックと、異なるジャンルとスタイルの経験をもつ4人のミュージシャンのインプロヴィゼーション。

 
『Live at Elementstudion(エレメントスタジオ・ライヴ)』
 Affetuoso(Jonny Wartel)
 Cantabile ma non troppo(Jonny Wartel)
 Shishi Odoshi(Jonny Wartel)
  ヨニー・ヴァッテル・カルテット
   ヨニー・ヴァッテル(サクソフォーン、リード楽器)
   カーリン・ユーハンソン(ピアノ)
   森泰人(ベース)
   ヘンリク・ヴァッテル(ドラム) 

価格 ¥2,350(本体価格)

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『ヴァイオリン・デュオのための作品集 第5集』

nosag CD236 contemporary/classical

 
セシリア Cecelia Gelland とマッティン Martin Gelland のデュオ・ジュラン Duo Gelland は、18世紀の前期から人気が高まった「2つのヴァイオリンの二重奏」という編成によって今日の音楽を探求するというコンセプトで1994年に結成されました。アッラン・ペッテションの『2つのヴァイオリンのための7つのソナタ』(BIS CD1038)、第1集-第4集(nosag CD075, CD121, CD152)、第6集(CD181)の『ヴァイオリン・デュオのための作品集』をリリース、2008年「ドイツ・レコード批評家賞」や2011年「スウェーデン現代サウンド」などの賞を受けてきました。デュオのための作品集の第6集。ベルギーのジャクリーヌ・ フォンティン Jaqueline Fontyn の「マエストーゾ」「エーテル」「カンタービレ」など「文学作品の抜粋を集めた」6曲の《アナレクタ》。アメリカのサミュエル・アドラー Samuel Adler の「ゆっくりと-速くリズミカルに(Slowly – Fast and rhythmic)」「とてもゆっくりと、くつろいで(Quite slowly and relaxed)」「速く、猛り狂って(Fast and furious)」「ゆっくりと、しかし非常に激しく(Slowly, but with great instensity)」「活力をみなぎらせて(With great exuberance)」のチャーミングな《5つの関連した小品(Five Related Miniatures)》。そして、カーリン・バートシュ・エードストレム Carin Bartosch Edström、ブリッタ・ビューストレム Britta Bystöm、マリー・サミュエルソン Marie Samuelsson のスウェーデンの人気女性作曲家三人の作品。

『ヴァイオリン・デュオのための作品集 第5集』
ジャクリーヌ・ フォンティン(1930–)
 アナレクタ(Analecta)(l981)
カーリン・バートシュ・エードストレム(1965–)
 Asthmose(2006)
サミュエル・アドラー(1928–)
 5つの関係した小品(Five Related Miniatures)(2014)
ブリッタ・ビューストレム(1974–)
 Volley(一斉射撃)(2016)
マリー・サミュエルソン(1956–)
 Two lives(2013)
  デュオ・ジュラン
   セシリア・ジュラン(ヴァイオリン)
   マッティン・ジュラン(ヴァイオリン)

価格 ¥2,450(本体価格)

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『Solisten!』

dB Productions DBCD164[未案内旧譜]contemporary/classical



『Solisten!』
Indtoduktion(序奏)
ゾルターン・コダーイ(1882–1967)
 チェロソナタ Op.8 から
Berättelsen om Alex(アレックスの話)
田中利光(1930–)
 レント(Lento)(《2つの楽章》から)
Berättelsen om Mira(ミラの話)
クレア・オマー・マッサー(1901–1998)
 エチュード ハ長調
Berättelsen om Klea(クレアの話)
イーゴリ・ストラヴィンスキー(1882–1971)
 クラリネットのための小品(Stycke Nr. 3 För Klarinett)
Berättelsen om Klea(Forts.)(クレアの話)
フランコ・ドナトーニ(1927–2000)
 《Clair Stats 1》から
J・S・バッハ(1685–1750)(ユーハン・ブリッジャー(1976–)編曲)
 サラバンド(Sarabande)(《パルティータ第2番》 BWV.1004)
Berättelsen om Elvira och Wilmer(エルヴィラとヴィルメルの話)
カミーユ・サン=サーンス(1835–1921)
 白鳥(Svanen)
Avslppning
トビアス・ブルーストレム(1978–)
 ブルーな時間(Den Blå Timmen)
 ヤコブ・コラーニ(チェロ)
 カーリン・ドゥーンブッシュ(クラリネット)
 ユーハン・ブリッジャー(マリンバ)
 アンナ=カーリン・フォーゲルクヴィスト(声、ナレーション、フルート)

録音 2015年?

価格 ¥2,450(本体価格)

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『KMW トリオ』

dB Productions DBCD168[未案内旧譜]contemporary/classical



『KMW トリオ』
ガイーヌ・チェボタリアン(1918–1998)
 ピアノ三重奏曲
アルノ・パパヤニアン(1921–1983)
 ピアノ三重奏曲 嬰へ短調
ティグラン・マンスリアン(1939–)
 ピアノ三重奏曲
  KMW トリオ
   アンネッテ・マンヘイメル(ヴァイオリン)
   サラ・ヴィーク(チェロ)
   アン=ソフィ・クリングベリ(ピアノ)

録音 2015年

価格 ¥2,450(本体価格)

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『アレクサンドル・ヴェトロフ(Alexander Vetrov)』

dB Productions DBCD169[未案内旧譜] classical



アレクサンドル・ヴェトロフ(1812–1877)
 ロシア・ギターのためのソロ作品集
 カンツォーナ ワルツ スケルツォ ニ短調 即興曲 ハ長調
 即興曲 ト短調 スケルツォ ト短調 無言歌 悲歌 半音階的練習曲
 アンダンテ・マ・ノン・タント・エ・コン・トリステッツァ
 練習曲 ロ短調 モデラート ギターソナタ
  モッテン・ファルク(8弦ギター)

録音 2015年?
 
価格 ¥2,450(本体価格)

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『ヴェステロース・シンフォニエッタ - モリー・キーン』

dB Productions DBCD173[未案内旧譜] contemporary/classical


モリー・キーン Molly Kien(1979–)は、2002年からスウェーデンに住むアメリカの作曲家。




モリー・キーン(1979–) 管弦楽作品集
 ピラミッド(Pyramid)
 ブリトマルティスの歌(Song of Britomartis)
 (ハープとシンフォニエッタのための)*
 スマルギナトゥーラ(Smarginatura)
  ヴェステロース・シンフォニエッタ
  エヴァ・オッリカイネン(指揮)
  アンナ・マリア・ヘルシング(指揮)*
  ローラ・スティーヴンソン(ハープ)*

録音 2016年? (* ライヴ録音)

価格 ¥2,450(本体価格) 

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『ノルボッテン NEO』

dB Productions DBCD176[未案内旧譜] contemporary/classical

 

『ノルボッテン NEO』
フレードリク・ヘーデリーン(1965–)
 フルート協奏曲 ヴァイオリン協奏曲 ピアノ協奏曲
  サラ・ハンマシュトレム(フルート)
  セシリア・シリアクス(ヴァイオリン)
  モッテン・ランドストレム(ピアノ)
  ノルボッテン NEO ペッテル・スンドクヴィスト(指揮) 

録音 2016年?
 
価格 ¥2,450(本体価格)

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『Champs d'étoiles』

dB Productions DBCD178[未案内旧譜] contemporary/classical 

 
それぞれに実績を積んだ音楽家5人が2008年に結成したアンサンブル「リッパレッラ(Lipparella)」のデビューアルバム。《Champs d'étoiles(星の原)》は、ケント・オーロフソン Kent Olofson が、ランボー、リルケ、ダーグ・ハンマルショルド(ダグ・ハマーショルド)、作者不明の3つの内省的著作の熱情的、宗教的色彩のテクストに基づいて「音楽的、霊的な巡礼」として作曲した組曲。
 
ケント・オーロフソン(1962–)
 組曲《Champs d'étoiles》
  Champs d'étoiles – Pt.1
   Vocations No.1
   Des Sommers Wochen standen still – Rilke Trio No.1
   Prelude to Silence
  Champs d'étoiles – Pt.2
   Vocations No.4 Single Form A une raison
  Champs d'étoiles – Pt.3
   Vocation No.7 Und höher, die Sterne – Rilke Trio No.2
   Chemin de silence No.3 Day
   Our Lady Above, an Angel – A Secret Apparition No.3
  リッパレッラ
   ミケール・ベッリーニ(カウンターテナー)
   アンナ・リンダール(バロック・ヴァイオリン)
   シェシュティン・フローディン(リコーダー、バロック・オーボエ)
   ルイーセ・アニャーニ(ヴィオラ・ダ・ガンバ、バロック・チェロ)
   ペーテル・ソーデルベリ(リュート、テオルボ)

録音 2016年4月19日–25日
 
価格 ¥2,450(本体価格)

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『Endless Games』

dB Productions DBCD181[未案内旧譜] electro-acoustic  



『Endless Games』
カミッラ・セーデルベリ(1953–) エレクトロアコースティック作品
 Salopp(サクソフォーン、ピアノとエレクトロニクスのための)
 In der Nacht(エレクトロニクスのための)
 Possession(エレクトロニクスのための)
 Spa in Heaven(ヴォーカルとエレクトロニクスのための)
 An Endless Game?(エレクトロニクスのための)
 Born to Loneliness(リコーダーのための)
  ヨハンネス・トレル(サクソフォーン)
  マグヌス・ショルド(ピアノ)
  スヴェルリル・グヴズヨウンソン(ヴォーカル)
  カミッラ・セーデルベリ(エレクトロニクス、リコーダー)
 
価格 ¥2,450(本体価格)

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