2020年5月 

『嘆き(Lament)』

BIS SACD2431 SACD hybrid(5.0 surround/stereo)[BIS ecopak] contemporary/classical


オスロのヴォーカルグループ「ノルウェー・ソリスト合唱団 Det Norske Solistkor」は、1950年の創設以来、意欲的なプログラムによる活動でノルウェーを中心とする現代音楽シーンをリードしてきました。1990年、グレーテ・ペーデシェン Grete Pedersen が芸術監督に就任、創設者ニューステットの意思を継いだ活動を続けています。近年、BIS レーベルとのコラボレーションが始まってからは、アカペラ合唱作品とともに、器楽と共演する作品の録音も継続して行うようになりました。ヘルゲ・リーエンをはじめとするジャンルを超えたプレーヤーが参加したアルフレード・ヤンソンの作品集『風は思いのままに吹く』(BIS SA 2341)、ノルウェー放送管弦楽団と共演したルチアーノ・ベリオの《コーロ》(BIS SA 2391)など、いずれも注目され人気を呼んだアルバムです。

新しいアルバムのタイトルに採られたラーシュ・ペッテル・ハーゲン Lars Petter Hagen の《嘆き》は、打楽器奏者のハンス=クリスチャン・ショス・ソーレンセン Hans-Kristian Kjos Sørensen が、ノルウェー・アーツカウンシルの支援を受けて委嘱した作品です。アメリカの詩人、自由なスタイルでウィットとユーモアを交えながら愛にあふれる詩を書いたE. E. カミングズ E. E. Cummings(1894–1962)が6歳の時に作った詩をテクストとする〈無題 - 空虚 - 無題(Untitled – Void – Untitled)〉〈空虚(Void)〉〈嘆き(Lament)〉の3曲で構成した、静けさとゆっくりした足取りが特徴的な音楽です。

ニルス・ヘンリク・アスハイム Nils Henrik Asheim の《雪》は、「ulahat」(雪に覆われてかろうじて見える冬の道)、「čadgit」(雪が降だす時の軽くまばらな雪片)といった、「雪」にちなむサーミ語の18の単語が合唱によって歌われる、ハイドンの《四季》への「応答」として作曲された合唱と弦楽オーケストラの作品です。ノルウェー・ソリスト合唱団の委嘱で作曲され、2018年の「北欧音楽委員会賞」を受賞しました。J. S. バッハの『モテット』(BIS SA2251)の「アンサンブル・アレグリア Ensemble Allegria」の共演による録音です。

《オーロラ》は、アルネ・ヌールハイム Arne Nordheim が、1984年、前年に亡くなった「キャシー・バーベリアン追悼(In memoriam Cathy Berberian)」の音楽として書いた作品です。「神が天上から人類を見つめる」『ダヴィデの詩編』139番「主よ、あなたはわたしを究め、わたしを知っておられる」と「ダンテが神と天の光を見上げる」『神曲』の最終歌をテクストに、合唱、4人の独唱者、2人の打楽器奏者とエレクトロニクスにより演奏されます。フリーランスのプレーヤー、ダニエル・パウルセン Daniel Paulsen と、オスロ・フィルハーモニック副首席奏者のテリエ・ヴィーケン Terje Viken が打楽器を担当して録音されました。

『嘆き(Lament)』
ラーシュ・ペッテル・ハーゲン(1975–)
 嘆き(Lament)(2015)
 (合唱、エレクトロニクスと打楽器ソロのための)*
ニルス・ヘンリク・アスハイム(1960–)
 雪(Muohta – Language of Snow)(2017)
 (合唱と弦楽オーケストラのための)**
アルネ・ヌールハイム(1931–2010)
 オーロラ(Aurora)(1984)
 (独唱者、合唱、2つの打楽器グループと電子音のための版)***
  ノルウェー・ソリスト合唱団 グレーテ・ペーデシェン(指揮)
  ハンス=クリスチャン・ショス・ソーレンセン(打楽器)*
  アンサンブル・アレグリア **

  ダニエル・パウルセン(打楽器)***
  テリエ・ヴィーケン(打楽器)***  

録音 2018年8月、9月 オストレ・フレドリクスタ教会(オストフェル、ノルウェー)*/***、2019年6月 リス教会(オスロ)**
制作 イェンス・ブラウン
録音 リタ・ヘルマイヤー */***、イェンス・ブラウン **

価格 ¥2,650(本体価格)

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『They Say Humans Exist』

Oslo Session Recordings OSR007 jazz/world/crossover


リーダーとして ECM Records に3枚のアルバムを録音したノルウェーのギタリスト、ジェイコブ・ヤング Jacob Young(1970–)が2017年に創設した Oslo Session Recordings の第7作『They Say Humans Exist』(人間は存在するらしい)。異なる国で生まれ、「今」のジャズ・シーンとワールドミュージック・シーンで活動する創造的プレーヤー3人がスタジオで行なったインプロヴィセーション・ライヴの録音によるアルバムです。マリリン・クリスペルとのデュオによる ECM のアルバム『One Dark Night I Left My Silent House』が「The Village Voice」の2010年のベスト CD 10枚の一枚に選ばれたアメリカのデイヴィッド・ローゼンバーグ David Rothenberg(1962–)の演奏する自由で抒情的な、時には険しい表情を見せるクラリネット。ビル・フリセルが新しいカルテットで行なったヨーロッパ・ツアーにゲスト参加、彼の「The Intercontinentals」のメンバーに選ばれた西アフリカのマリ出身、オスロ在住のシディキ・カメラ Sidiki Camera の演奏する弦楽器ンゴニ、バラフォン、カラバス、ジャンベといった打楽器のフォーク調リズム。ジェイコブ・ヤング Jacob Young(1970–)の弾くエレクトリックとアコースティックのギター、ウクレレとギターをミックスした「アコースティック・ギタレレ」。「これこそクロスオーバー」というアルバムとして制作されました。

『They Say Humans Exist』
 Supernatural Roadtrip(Young/Rothenberg/Camera)
 They say Humans Exist(Young/Rothenberg/Camera)
 Thank You My People/Kaou Barikada(Young/Rothenberg/Camera)
 Tactile Memory(Young/Rothenberg/Camera)
 Calling People to the Music/Ayou Wele(Sidiki Camera)
 The North/Koron Fe(Sidiki Camera)
 Out of a Dream(Jacob Young)
 Soundtrack Lost(Young/Rothenberg/Camera)
 Blood Horizon(Young/Rothenberg/Camera)
  ジェイコブ・ヤング(エレクトリック・ギター、ペダル、
   アコースティック・ギタレレ、スティール弦アコースティック・ギター)
  デイヴィッド・ローゼンバーグ
  (クラリネット、バスクラリネット、フルート)
  シディキ・カメラ(ンゴニ、バラフォン、カラバス、ジャンベ、ヴォイス)

録音 2019年6月17日–18日 Blueberry Fields Studios(オスロ)
制作 ジェイコブ・ヤング
録音 オイスタイン・セーヴォーグ

価格 ¥2,350(本体価格)

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『Improve Reality』

Losen Records LOS220-2 jazz/rock


ノルウェーのギタリスト、エルラン・ヘルボー Erland Helbø は、ジャズ・オルガニストのパレ・ヴァングンベリ Palle Wagnberg のトリオで伝統的なジャズ・ギターを弾き、ノルウェー国立音楽大学の修士課程を修了後、「ジャズ=ロック」のセッション・ギタリストとして活動してきました。エルランがリーダーを務める EH3(エルラン・ヘルボー・トリオ)のアルバム『Improve Reality』(現実をもっとよく)。「マイク・スターン、トライバル・テック、アラン・ホールズワース、パット・メセニーといった人たちから影響を受け、ノルウェーのテリエ・リプダールとヨン・エーベションを思わせる音楽表現。ジョン・コルトレーンとジミ・ヘンドリクスの間で広く深く音楽を展開。ジャズ伝統の語法とハーモニーにより、ロックとファンク・ミュージックのリズムと美学を追求する。クラシック・ギターの硬いトーンを核とし、多彩な音風景を創り出すため電子音のエフェクトを前面に出し、あるいは隠し味として使う」。ベースのフローデ・オーゲダール・ベルグ Frode Ågedal Berg は、オスロ・フィルハーモニックにコントラバス奏者として所属、ペッテル・ヴェットレやロイ・パウエルたちと組んだ自身のジャズ・アルバム『Dig It!』(2004)の他、多くの録音に参加してきました。ドラムのエーリク・スミット Erik Smith も、活発な活動をするひとり。さまざまなジャンルの音楽家たちと共演を重ね、YAMAHA のクリニックの講師など、国境を越えた活動でも知られます。プログラムの8曲は、エルランとフローデが作曲。3曲は、クリスチャン・ヴェンツェル Kristian Wentzel のキーボードを交えて演奏されます。

Losen Records LOS220-2 『Improve Reality』
 Sorry, What's Your Name Again?(Erland Helbø)
 Mr. Coffee(Erland Helbø)
   Improve Reality(Erland Helbø) Rukle(Erland Helbø)*
   These Aren't the Droids You're Looking for(Erland Helbø)
 Erika(Erland Helbø)* Next Sandwich, Please(Frode Ågedal Berg)
 The Guys over There(Erland Helbø)*
  EH3
   エルラン・ヘルボー(ギター)
   フローデ・オーゲダール・ベルグ(ベース)
   エーリク・スミット(ドラム)
  クリスチャン・ヴェンツェル(キーボード)* 

録音 Schizophonia Studio(イェスハイム、ノルウェー)
追加録音 MalFunktion Studio(スピッケスタ、ノルウェー)、Audioskop(ソフィエミル、ノルウェー)
制作 エルラン・ヘルボー
録音 アンデシュ・ヴェルデ、フローデ・オーゲダール・ベルグ(追加録音)、クリスチャン・ヴェンツェル(追加録音)、エルラン・ヘルボー(追加録音) 

価格 ¥2,350(本体価格)

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『天使たちの声(Voices of Angels)』

BIS SACD2344 SACD hybrid(5.0 surround/stereo)[BIS ecopak] contemporary/classical


1973年8月、スウェーデンのストックホルムで銀行の従業員たちを人質に取った立て籠り事件が起きました。このとき、人質たちが犯人に協力する行動を取り、解放後も犯人をかばう証言をしたことから、監禁事件などの被害者が、犯人と長時間一緒にいることにより、犯人に対して連帯感や好意的な感情を抱くことが「ストックホルム・シンドローム(ストックホルム症候群)」と呼ばれるようになりました。この用語をグループ名とする「ストックホルム・シンドローム・アンサンブル Stockholm Syndrome Ensemble」は、2012年、啓蒙的なプログラムのコンサートによって聴衆の音楽体験を深めることをめざして創設され、ストックホルム・コンサートホールでコンサート・シリーズを行っています。メンバーは、スウェーデン放送交響楽団のコンサートマスター、マーリン・ブルーマン Malin Broman(1975–)。マルメ交響楽団の第2ヴァイオリンのセクションリーダー、マーリン・ヴィリアム・オールソン Malin William-Olsson。フィンランド出身のヨハンネス・ロスタモ Johannes Rostamo(1980–)は、王立ストックホルム・フィルハーモニック首席チェロ奏者。スウェーデン放送交響楽団首席コントラバス奏者のリック・ストーティン Rick Stotijn(1982–)はオランダの音楽家です。ピアノのサイモン・クロフォード=フィリップス Simon Crawford-Phillips は、ブルーマンたちと一緒にクングスバッカ・ピアノ三重奏団(BIS SA 2437)を結成したイギリスのピアニスト。彼は指揮者としても活動し、ヴェステロース・シンフォニエッタの首席指揮者、ストックホルム・シンドローム・アンサンブルがレジデント・アンサンブルのチェンジ音楽祭 Change Music Festival の芸術監督を務めています。

ストックホルム・シンドローム・アンサンブルの初めての BIS Records 録音。「天使」をキーワードにした過去と現在の8つの曲を演奏しています。ブレット・ディーン Brett Dean の《天使たちの声》は、〈呼び起こし(Evocation)〉〈異なる領域(Different Realms)〉の2曲で構成された作品です。「天使たちが活動するのは生者の領域なのか死者の領域なのかは、多くの場合、語れない(とされる)。ある永遠の流れが、古今、絶えず両方の領域をとてつもない速さで動き、ふたつの領域の天使たちの声をかき消してゆく」(ブレット・ディーン《天使たちの声》の標語)。1996年、ディーンがヴィオラ奏者として所属していたベルリン・フィルハーモニーのメンバーにピアニストのイモージェン・クーパーを加えて初演された作品です。このアルバムの録音にゲスト参加したアンドレイ・パワー Andrej Power(1988–)は、ストックホルム・フィルハーモニック首席コンサートマスターを務めるスウェーデンのヴァイオリニスト。ローレンス・パワー Lawrence Power(1977–)は、イギリスのヴィオラ奏者です。

『天使たちの声(Voices of Angels)』
ブレット・ディーン(1961–)
 天使たちの声(Voices of Angels)(1996)*
 (ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバスとピアノのための)
ソフィヤ・グバイドゥーリナ(1931–)
 天使(Ein Engel)(1994)(メゾソプラノとコントラバスのための)
セルゲイ・ラフマニノフ(1873–1943)
 音楽(Muzyka) Op.34 no.8(メゾソプラノとピアノのための)
ヨハン・ゼバスティアン・バッハ(1685–1750)
 コラール前奏曲「われは汝の御座の前に進む
 (Vor  deinen Thron tre' ich hiermit)」 BWV.668
 (ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロとコントラバスのための編曲)
ソフィヤ・グバイドゥーリナ(1931–)
 バッハのコラール「われは汝の御座の前に進む」による瞑想曲
 (Meditation über den Choral 'Vor deinen Thron tret' ich hiermit')
 (1993)(チェンバロ、2つのヴァイオリン、ヴィオラ、チェロと
  コントラバスのための)**
リヒャルト・ワーグナー(1813–1883)
 天使(Der Engel)(『ヴェーゼンドンク歌曲集』 WWW.91 no.1)
 (メゾソプラノとピアノのための)
セルゲイ・ラフマニノフ(1873–1943)
 ここはすばらしい場所(Zdes' khorosho) Op.21 no.7
 (メゾソプラノとピアノのための)
アルフレート・シュニトケ(1934–1998)
 賛歌 第2番(Hymn II)(1974)(チェロとコントラバスのための)
  ストックホルム・シンドローム・アンサンブル
   マーリン・ブルーマン(ヴァイオリン)
   マーリン・ヴィリアム・オールソン(ヴィオラ、ヴァイオリン **)
   ヨハンネス・ロスタモ(チェロ)
   リック・ストーティン(コントラバス)
   サイモン・クロフォード=フィリップス(ピアノ、チェンバロ)
  アンドレイ・パワー(ヴァイオリン)*
  ローレンス・パワー(ヴィオラ)*/**
  クリスティアンヌ・ストーティン(メゾソプラノ) 

録音 2017年9月 ベールヴァルドホール(ストックホルム)(ディーン、グバイドゥーリナ:瞑想曲)、2018年10月 スウェーデン放送第2スタジオ(ストックホルム)(バッハ、シュニトケ、グバイドゥーリナ:天使)、2019年6月 ヴェステロース・コンサートホール(ヴェステロース、スウェーデン)(ラフマニノフ、ワーグナー)
制作・録音 イェンス・ブラウン

価格 ¥2,650(本体価格)

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『マイケル・コリンズ』

BIS SACD2367 SACD hybrid(5.0 surround/stereo)[BIS ecopak] classical


イギリスのクラリネット奏者、マイケル・コリンズ Michael Collins がフィルハーモニア管弦楽団と共演してヴォーン・ウィリアムズとフィンジの作品を録音したアルバムが BIS レーベルからリリースされます。コリンズは、8歳からクラリネットを始め、16歳のとき、BBC Young Musician of the Year を受賞しました。ジュゼッペ・シノーポリの指揮するフィルハーモニア管弦楽団に首席クラリネット奏者として所属、ミネソタ管弦楽団やBBC交響楽団などのオーケストラにソリストとして客演しました。クラリネットのレパートリーを広げることに意欲を示し、ジョン・アダムズ、エリオット・カーター、ブレット・ディーン、マーク=アントニー・ターネッジの作品を初演。指揮者としての活動も初め、2010年から2018年までシティ・オブ・ロンドン・シンフォニアの首席指揮者を務めました。

ヴォーン・ウィリアムズの交響曲第5番は、第一次世界大戦の戦場となったフランスの野原に思いを馳せた《田園交響曲》(第3番)(1916–21)と激しい怒りにみちたた第4番(1931–34)の後、1938年から1943年にかけて作曲されました。《タリスの主題による幻想曲》や《舞いあがる雲雀(揚げひばり)》を書いた「自然の空想家、コンスタブル、ターナーあるいはサミュエル・パーマーの精神による音楽風景画の作家」が、田園詩のトーンを残しつつ、新たな段階に入ったことを示した一作とみなされています。歌劇《天路歴程(The Pilgrim's Progress)》の素材も使った、〈前奏曲(Preludio)〉〈スケルツォ(Scherzo)〉〈ロマンツァ(Romanza)〉〈パッサカリア(Passacaglia)〉の4楽章の作品です。1943年、ロンドンで初演。当時、多くのイギリスの作曲家たちが交響的音楽の有機的論理性を具体化した作曲家とみなしたシベリウスに作品が(事前の了承なく)献呈されました。

ヴォーン・ウィリアムズの友人で彼の音楽に心酔した音楽家のひとり、ジェラルド・フィンジは、黙想することからインスピレーションを得た室内楽曲や歌曲の作家として親しまれています。《クラリネット協奏曲》は、彼が大がかりな器楽作品に取り組むことに自信を持つようになっていた1948年から1949年にかけて書かれました。「抒情的な様式で(in modo lirico)」のアレグロの第1楽章、アダージョの第2楽章、そして〈ロンド〉の終楽章。「ラプソディックな歌」の音楽は、イギリスを代表するクラリネット奏者のフレデリック・サーストンにより初演され、各国のプレーヤーから愛される作品になりました。
 
レイフ・ヴォーン・ウィリアムズ(1872–1958)
 交響曲第5番 ニ長調(1938–43)
ジェラルド・フィンジ(1901–1956)
 クラリネットと弦楽のための協奏曲 Op.31
  フィルハーモニア管弦楽団
  マイケル・コリンズ(クラリネット、指揮)

録音 2019年7月 ワトフォード・コロッセウム(ワトフォード、イングランド)
制作 ロバート・サフ
録音 マイク・ハッチ 

価格 ¥2,650(本体価格)

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『オスロ・フィルハーモニック+ペトレンコ - シェヘラザード』

LAWO Classics LWC1198 classical


 
ニコライ・リムスキー=コルサコフ(1844–1908)
 スペイン奇想曲(Capriccio Espagnol) Op.34
 ロシア復活祭序曲(Russian Easter Festival Overture) Op.36
 交響組曲《シェヘラザード(Scheherazade)》 Op.35
  オスロ・フィルハーモニック管弦楽団
  ヴァシーリー・ペトレンコ(指揮)
  エリセ・ボートネス(ヴァイオリン・ソロ)

録音 2019年5月25日–29日 オスロ・コンサートホール

価格 ¥2,350(本体価格)

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『令嬢ジュリー』

Chandos CHSA5253 2SACD's hybrid(Multichannel/stereo) classical


イギリスのウィリアム・オルウィン William Alwyn は、ロンドンの王立音楽アカデミーでフルートと作曲を学びました。一時期、ロンドン交響楽団のフルートを担当、1926年から1955年まで母校で作曲の教授を務めました。オーケストラ作品、室内楽曲と器楽曲、声楽曲とあらゆるジャンルに作曲。映画音楽作家としても知られ、第二次世界大戦の連合軍のヨーロッパ侵攻を撮りアカデミー賞を受けたドキュメンタリー映画『The True Glory』(1945)、バート・ランカスター主演の『The Crimson Pirate』(邦題『真紅の海賊』)(1952)、1959年ゴールデン・グローブ賞の最優秀英語外国映画賞を受賞した『A Night to Remember』(『SOS タイタニック』)(1958)などの音楽を手がけました。《令嬢ジュリー》は、スウェーデンの劇作家アウグスト・ストリンドベリの戯曲に基づく作品です。夏至祭のスウェーデンの伯爵家を舞台にした令嬢ジュリーの料理人ジャンに対する身分違いの恋心が引き起こす事の顛末を描いた物語は、アメリカのネッド・ローレムもオペラに作曲。スウェーデンのラングストレムは、この戯曲を基にバレエを作っています。オルウィンは、彼にとっての2作目、最後のオペラとなるこの作品の台本も自身で執筆。1973年から1976年にかけて作曲されたオペラは、1977年7月16日、この2月にスタジオ録音された音源が BBC Radio 3 で放送されました。BBC 交響楽団と首席指揮者のサカリ・オラモによる録音は、バービカン・センターでのコンサートの後、フェアフィールド・ホールのコンサートホールで行われたセッションの演奏です。「1970年代にしてはあまりに古風な、甘美でポスト・ロマンティックな音楽」とも言われるオペラ。ヴィレム・タウスキがフィルハーモニア管弦楽団を指揮したディスク(Lyrita)以来の録音です。

ウィリアム・オルウィン(1905–1985)
 歌劇《令嬢ジュリー(Miss Julie)》(1973–76)
  アナ・パタロング(ソプラノ、ジュリー)
  ベネディクト・ネルソン(バスバリトン、ジャン)
  ロージー・オールドリッジ(メゾソプラノ、クリスティン)
  サミュエル・サッカー(テノール、ウルリク)
  BBC 交響楽団 サカリ・オラモ(指揮)

録音 2019年10月5日–8日 フェアフィールド・ホール、フェニックス・コンサートホール(クロイドン、ロンドン) 

価格 ¥5,400(本体価格)

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『マルメ交響楽団+ロバート・トレヴィーノ - ベートーヴェン』

Ondine ODE1248-5Q SACD hybrid(Multichannel/stereo) classical


スウェーデンの優れた地方オーケストラのひとつ、マルメ交響楽団によるベートーヴェンの交響曲全曲演奏が、2019年10月、マルメ・コンサートホールで行われた「ベートーヴェン・フェスティヴァル」のライヴ録音でリリースされます。この年の9月、マルク・スーストロの後継者としてマルメ交響楽団の首席指揮者に就任、Ondine Records と契約を結んだロバート・トレヴィーノの最初の録音です。トレヴィーノ Robert Trevino(1984–)は、メキシコ系アメリカの指揮者。テキサス州フォートワースで育ち、テキサス大学アーリントンとローズヴェルト大学で学びました。レイフ・セーゲルスタム、マイケル・ティルソン・トマス、デイヴィッド・ジンマンたちに師事、2003年、ドイツのヴッパタールで指揮者としてデビュー。2010年、アスペンの音楽フェスティヴァル&スクールでジェームズ・コンロン賞を受賞しました。2013年12月、ヴァシーリー・シナイスキーの代役としてボリショイ劇場のヴェルディ《ドン・カルロ》を指揮、2017年6月にはロンドン交響楽団のマーラーの交響曲第3番でハーディングの代役を務めました。ニューヨーク・シティ・オペラとシンシナティ交響楽団の副指揮者を経て、2017年/2018年のシーズンからバスク国立管弦楽団の音楽監督を務めています。スタンダードの作品と現代音楽をレパートリーに新鮮な発想による躍動感のある解釈で知られ、このあとバスク国立管弦楽団によるハワード・ハンソンのプロジェクトがインゴー・ペトリの制作で計画されています。

ルートヴィヒ・ファン・ベートーヴェン(1770–1827)
[Disc 1]
 交響曲第1番 ハ長調 Op.21 交響曲第2番 ニ長調 Op.36
[Disc 2]
 交響曲第3番 変ホ長調 Op.55 《エロイカ》 交響曲第4番 変ロ長調 Op.60
[Disc 3]
 交響曲第5番 ハ短調 Op.67 交響曲第6番 ヘ長調 Op.68 《田園》
[Disc 4]
 交響曲第7番 イ長調 Op.92 交響曲第8番 へ長調 Op.93
[Disc 5]
 交響曲第9番 ニ短調 Op.125 *
  マルメ交響楽団 ロバート・トレヴィーノ(指揮)
  ケイト・ロイヤル(ソプラノ)*
  クリスティーン・ライス(メゾソプラノ)*
  トゥオマス・カタヤラ(テノール)*
  デレク・ウェルトン(バス)*
  マルメ交響楽団フェスティヴァル合唱団 *

録音 2019年10月 マルメ・コンサートホール(マルメ、スウェーデン) 

価格 ¥5,000(本体価格)

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『バルト三国(Baltikum)- エストニア、ラトビア、リトアニアの合唱音楽』

SWR Classic SWR19087CD contemporary/classical


マーカス・クリード Marcus Creed と南西ドイツ放送ヴォーカルアンサンブル SWR Vokalensemble の「世界の合唱音楽」。「アメリカ」(93.306)「ロシア」(93.317)「イタリア」(93.329)「イギリス」(93.342)「ポーランド」(SWR19017CD)「フィンランド」(SWR19031CD)「フランス」(SWR19065CD)「日本」(SWR19079CD)と続いたシリーズの最後のディスクは「バルト三国」。ラトビアのマイヤ・エインフェルデ Majja Einfelde が、主に哲学的、汎神論的なテーマの詩を書いたラトビアの詩人バールダ Fricis Bārda(1880–1919)の作品から3つを選んだ《フリツィス・バールダの詩集》。リトアニアのリーティス・マジュリス Rytis Mažulis の《カノン・ソールス》。1941年、ラトビア国軍の将校と兵士たちがソ連軍により処刑されたリテネ駐屯地で起きた事件を扱ったウルディス・ベールズィンシュ Uldis Bērziņš(1944–)の詩にヴァスクス Pēteris Vasks が作曲した《リテネ》。ヴェルヨ・トルミス Veljo Tormis は、エストニアのエルンスト・エンノが田舎で過ごした子供時代の思い出と憧れを詠んだ2つの詩に作曲。自由なスタイルでウィットとユーモアを交えながら愛にあふれる詩を作ったアメリカのE. E. カミングズ E. E. Cummings(1894–1962)の詩によるアンドリス・ジェニーティス Andris Dzenītis の《4つのマドリガル》。リトアニアのユステ・ヤヌリテ Justė Janulytė(1982–)の《Plonge(突入)》。『ヨハネの黙示録』(14章13節)をテクストとするアルヴォ・ペルト Arvo Pärt の《また、わたしはこう告げる声を聞いた…》。このシリーズの9枚のディスクをまとめた『世界の合唱音楽』(SWR19100CD)も同時にリリースされます。 

 『バルト三国(Baltikum)- エストニア、ラトビア、リトアニアの合唱音楽』
マイヤ・エインフェルデ(1939–)
 フリツィス・バールダの詩集(Cikls ar Friča Bārdas dzeju)
  夕暮れ(Vakars) 祈り(Lūgšana) 天国(Debess)
リーティス・マジュリス(1961–)
 カノン・ソールス (Canon solus)(同声四部合唱のための)
ペーテリス・ヴァスクス(1946–)
 リテネ(Litene)(混声十二部合唱のための)
 (ウルディス・ベールズィンシュの詩)
ヴェルヨ・トルミス(1930–2017)
 エルンスト・エンノの詩による2つの歌(Laulu Ernst Enno sõnadele)
 (アカペラ混声合唱のための)
  初夏のおとぎ話(Noore suve muinasjutt)
  故郷の呼ぶ声がどこからともなく聞こえてくる
  (Kuulmata kuskil kumiseb kodu)
アンドリス・ジェニーティス(1978–)
 4つのマドリガル(4 Madgigals)(E. E. カミングズの詩)
  Unmeaning(無意味な) I carry your heart(あなたの心とともに)
  May I…(いいだろうか…) Who are you(あなたは誰かな)
ユステ・ヤヌリテ(1982–)
 Plonge(突入)(チェロと12の声のための)
アルヴォ・ペルト(1935–)
 また、わたしはこう告げる声を聞いた…(Ja ma kuulsin hääle…)
 (アカペラ混声合唱のための)
  南西ドイツ放送ヴォーカルアンサンブル マーカス・クリード(指揮)

録音 2019年9月24日–10月2日、7月10日(ヤヌリテ) SWR 放送スタジオ(シュトゥットガルト、ドイツ)
 
価格 ¥2,350(本体価格)

『世界の合唱音楽』

SWR Classic SWR19100CD 9CD's contemporary/classical

 

  南西ドイツ放送ヴォーカルアンサンブル マーカス・クリード(指揮)

価格 ¥4,600(本体価格) 

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『ドヴォルジャーク 交響曲全集 第5集』

SWR Classic SWR19093CD classical



『ドヴォルジャーク 交響曲全集 第5集』
アントニーン・ドヴォルジャーク(1841–1904)
 交響曲第6番 ニ長調 Op.60 B.112
 歌劇《いたずら農夫(Selma sedláck)》序曲 Op.37 B.67
 歌劇《ヴァンダ(Vanda)》序曲 Op.25 B.25
 序曲《フス教徒(Hussite)》 Op.67 B.132
  ドイツ放送フィルハーモニー管弦楽団 ピエタリ・インキネン(指揮)

録音 2019年3月11日–19日 ザールラント放送大ホール(ドイツ)
 
価格 ¥2,350(本体価格)

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『ベリ・ソンマルアンサンブル(Bergs sommarensemble)』

Bluebell ABCD3008[再案内旧譜] classical


ベリ・ソンマルアンサンブル(ベリ・サマーアンサンブル)(Bergs sommarensemble)は、スウェーデンのヤムトランドの弦楽オーケストラです。この地方で生まれスウェーデン各地のオーケストラで演奏する音楽家たちが夏季休暇で帰省する7月、自分たちの楽しみのために始めた活動が、いつの間にか伝統として定着しました。7月の最後の週には地区の教会でコンサートが行われ、ゲストとして招かれる著名なソリストの音楽も人々を楽しませています。

1999年夏のコンサートのプログラムをセッション収録したアルバム『ベリ・ソンマルアンサンブル』。スウェーデンの人たちの「心」にもっとも近い作曲家と言われるラーション Lars-Erik Larsson が、彼の「アイドル」だったモーツァルトが得意としたセレナードやディヴェルティメントを真似て作曲した《小セレナード》。イギリスの作曲家フィンジ Gerald Finzi の《エクローグ》は、ピアノ協奏曲の緩徐楽章とするため、羊飼いの対話を起源とする古代詩の形式に基づいて作曲された作品です。フィンジが亡くなった1956年に単独の作品として出版され、「セヴァーン川の温かい夏の夕べの哀愁をおびた音楽」が親しまれています。アンサンブルのリーダーを務めるヴァイオリニストのカール=ウーヴェ・マンベリ Karl-Ove Mannberg(1934–)の長年の友人、ピアニストのベンクト・フォシュベリ Bengt Forsberg(1952–)のソロによる演奏です。

シュニトケ Alfred Schnittke の《ヴァイオリンと室内オーケストラのためのソナタ》は、マルク・ルボツキーがフィンランドのユヴァスキュラのフェスティヴァルで演奏するために作曲した《ソナタ》を基に、「アレグレット・スケルツァンド - アレグロ」の第4楽章を追加、チェンバロを含む室内オーケストラのために編曲した作品です。ペッテション=ベリエル Wilhelm Peterson-Berger の《ロマンス》は、ヴァイオリンと管弦楽のための作品をオーロフ・リンドグレーン Olof Lindgren が弦楽オーケストラ用に編曲した版が演奏されます。カール・ニルセン Carl Nielsen の《小組曲》は、チボリ公園のホールで初めて演奏され、大成功を収めました。「北欧ロマンティシズム」の〈前奏曲(Præludium)〉、ワルツの〈間奏曲(Intermezzo)〉、アンダンテとアレグロの「バッコスの行列」(カール・ニルセン)の〈終曲(Finale)〉の3曲。もっとも愛され、もっとも演奏される「Op.1」のひとつと言われる作品です。

『ベリ・ソンマルアンサンブル(Bergs sommarensemble)』
ラーシュ=エーリク・ラーション(1908–1987)
 小セレナード(Liten serenad) Op.12(1934)
 (弦楽オーケストラのための) 
ジェラルド・フィンジ(1901–1956)
 エクローグ(牧歌詩)(Eclogue) Op.10
 (ピアノと弦楽オーケストラのための)*
アルフレート・シュニトケ(1935–1998)
 ヴァイオリンと室内オーケストラのためのソナタ(1968)**
ヴィルヘルム・ペッテション=ベリエル(1867–1942)
(オーロフ・リンドグレーン(1934–2018)編曲)
 ロマンス(Romans) ニ短調(1915)
 (ヴァイオリンと弦楽オーケストラのための)†
カール・ニルセン(1865–1931)
 小組曲(Lille suite) FS6(Op.1)(1888 rev.1889)(弦楽のための)
  ベンクト・フォシュベリ(ピアノ *、チェンバロ **)
  モーシェ・ベン=ドゥール(ヴィオラ)†
  ベリ・ソンマルアンサンブル
  カール=ウーヴェ・マンベリ(指揮、ヴァイオリン **/†) 

録音 1999年7月29日–31日 オーヴィケン新教会(オーヴィケン、ヤムトランド、スウェーデン)
録音 クリステル・エークルンド
 
価格 ¥2,350(本体価格)

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