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『ローマーの空白(Romer's Gap)

Ondine ODE1305-2 contemporary/classical


オッリ・ヴィルタペルコ Olli Virtaperko は、フィンランド、エスポー生まれ。エジンバラ大学のピーター・ネルソンとシベリウス・アカデミーのタピオ・ネヴァンリンナの下で学び、作曲法と作曲理論の修士号を取得、シベリウス・アカデミーのマルック・ルオラヤン=ミッコラにバロックチェロを教わりました。バロック音楽、ビッグバンド・ミュージック、モダニズム、電子楽器を使った音楽と、さまざまなジャンルを織り交ぜた多彩なスタイルが彼の音楽の特色です。1995年、バロック楽器で今日の音楽を演奏する室内楽グループ「Ensemble Ambrosius(アンサンブル・アンブロージアス)」を友人たちと創設、リーダーを務め、フランク・ザッパの音楽を演奏した『ザッパ・アルバム(The Zappa Album)』(2000)(BIS NL-CD5013)を制作しました。

ヴィルタペルコの3つの協奏曲。「原始的な四肢動物とその後の時代の生物とを隔てる、化石記録のない、数千万年の『空白』」。《ローマーの空白》は、アンプリファイド・チェロ(電気的に増幅されたチェロ)が小管弦楽と共演、メタル・バンド「アポカリプティカ」でチェロを弾くペルットゥ・キヴィラークソ Perttu Kivilaakso のために作曲された作品です。ヨーナタン・ラウティオラ Joonatan Rautiola のバリトンサックスの「大きな幅のある重音とソロ楽器としての音色の可能性に魅せられて」書いたという《Multikolor》。《Ambrosian Delights》は、クニフォニウム(真空管アナログ・シンセサイザー)とバロック・オーケストラのための作品として書かれ、2015年に「室内管弦楽」版が作られました。「エネルギッシュ、表現的な」〈Fat and Filth〉、「緻密で、もろい」〈パッサカリア(Amborosian Delights)〉、「ベースラインの達人たちへの深い敬意を表した」〈パッサカリア(Passacaglia)〉、「妥協のないモダニズムから、グルーヴィング・ジャズとプログレッシヴ・ロックへ」の〈More is More〉の4つの楽章が「アタッカ」で演奏されます。

『ローマーの空白』
オッリ・ヴィルタペルコ(1973–)
 ローマーの空白(Romer's Gap)(2016)
 (アンプリファイド・チェロとシンフォニエッタのための)
 Multikolor(2014)
 (バリトン・サクソフォーンと小室内管弦楽のための)
 Ambrosian Delights(2013 rev.2015)
 (クニフォニウムと室内管弦楽のための)
  ペルットゥ・キヴィラークソ(アンプリファイド・チェロ)
  ヨーナタン・ラウティオラ(バリトン・サクソフォーン)
  ヨンテ・クニフ(クニフォニウム)
  ユヴァスキュラ・シンフォニア
  ヴィッレ・マトヴィイェフ(指揮)

録音 2016年11月21日–22日 マルッティ・タルヴェラ・ホール(ミカエリ)(ローマーの告白)、2017年3月31日–4月2日 JAMK 応用科学大学、ハンニカイッサリ・ホール(ユヴァスキュラ、フィンランド)

価格 ¥2,350(本体価格)

Olli Virtaperko Official Website
"Romer's Gap"
"Multikolor" 
"Ambrosian Delights"

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『時を超える光(Timeless Light)』

BIS CD1887 contemporary/classical


「音楽は、つねに比類なく、光と同じように私たちに触れ、そのスペクトルいっぱいに私たちを豊かにする」。エストニアのチェロ奏者、アッラル・カーシク Allar Kaasik が、「時を超える価値」を求めつづけた旅の跡をエストニアの作曲家の作品でたどるアルバム『時を超える光』。ウクライナ出身のガリーナ・グリゴリエヴァ Galina Grigorjeva の作品が2曲。祭壇の前に跪き、祈りを捧げる人の姿を音楽イメージとしたサクソフォーンとオルガンのための曲を改作した《祈り》。チェロという楽器の色彩と表現をいっぱいに活用し、「無伴奏チェロの個人的な告白」の音楽とした《レチタティーヴォ・アコンパニャート》(管弦楽をともなうレチタティーヴォ)。クルダル・シンク Kuldar Sink の《主よ、われらを憐れみたまえ》は、田舎の静かな暮らしと丘の散歩をこよなく愛したという作曲家の「真理を求めた人間の音楽による遺言」。トヌ・コルヴィツ Tõnu Kõrvits の「はるか遠い国を舞台にした音楽による童話」《七羽の鳥の七つの夢》から選んだ4曲を「切れ目なく演奏される4楽章」としたチェロと合唱のための作品。アルヴォ・ペルト Arvo Pärt がロストロポーヴィチに献呈した《プロ・エ・コントラ》は、作曲者から手稿譜の写しを渡されていたカーシクが、「歌う革命」(1987年–1991年)の際、ペーテル・リリエ Peeter Lilje(1950–1993)指揮エストニア国立交響楽団の共演でエストニア初演した作品です。エルッキ=スヴェン・トゥール Erkki-Sven Tüür の《スペクトラム IV》は、チェロがオルガンを設置したロフトではなく祭壇の前で演奏、チェロとオルガンを隔てる「教会の空間」を「アンサンブルの第3の演奏者」とした作品です。「私にとって、教会に響く音楽はミサの一部」(カーシク)。シンク、コルヴィツ、トゥールは新録音、その他は、ERR(エストニア公共放送)と Forte Records の新旧録音をリマスタリングして収録。2018年のエストニア独立100周年に捧げるアルバムとして制作されました。 

[プロフィール] 
アッラル・カーシク Allar Kaasik は1949年生まれ。モスクワ、ラトビアのリガ、エストニアのタリンでチェロを学び、エストニア国立交響楽団とエストニア国立歌劇場管弦楽団の首席チェロ奏者を務めています。タリン室内管弦楽団とバロッコ・レヴァリエンシスで演奏、ホルトゥス・ムジクスの創設メンバーでもあります。教育者として、東ヘルシンキ音楽学校とシベリウス・アカデミーで教え、ヨーロッパとアメリカでマスタークラスを主宰してきました。作曲者との関わりも深く、このディスクの作曲者の他、ペンデレツキ、ラウタヴァーラ、シュトックハウゼン、ヘルムート・ロゼンヴァルト、エステル・マギ、ウルマス・シサスク、ペーテリス・ヴァスクスに代表される作曲家と共同作業を行っています。

『時を超える光(Timeless Light)』 
ガリーナ・グリゴリエヴァ(1962–) 
 祈り(Molitva)(2005/2013)(チェロと男声合唱のための版) * 
クルダル・シンク(1942–1995)(アッラル・カーシク 補筆完成) 
 主よ、われらを憐れみたまえ(Gospodi, pomilui nas)(1994/2012)
 (チェロ独奏のための) 
トヌ・コルヴィツ(1969–) 
 《七羽の鳥の七つの夢(Seitsme linnu seitse und)》(抜粋)(2009)
 (チェロと合唱のための) ** 
アルヴォ・ペルト(1935–) 
 チェロ協奏曲《プロ・エ・コントラ(Pro et contra)》(1966) *** 
ガリーナ・グリゴリエヴァ(1962–) 
 無伴奏チェロソナタ《レチタティーヴォ・アコンパニャート
 (Recitativo accompagnato)》(2003) 
エルッキ=スヴェン・トゥール(1959–) 
 スペクトラム IV(Spectrum IV)(2004)(チェロとオルガンのための) † 
  アッラル・カーシク(チェロ)
  エストニア国立男声合唱団 * ミック・ウレオヤ(指揮) * 
  ラトビア国立合唱団 ** マリス・シルマイス(指揮) **
  エストニア国立交響楽団 *** ペーテル・リリエ(指揮) ***
  クリスティーネ・アダマイテ(オルガン) †
 
[楽器 Benoit Fleury(1763)(グリゴリエヴァ、シンク)、Justin Derazey(1869)(コルヴィツ、ペルト、トゥール)]
 
録音 2014年2月20日 エストニア・コンサートホール(タリン、エストニア)(祈り)、2016年5月9日 聖ヤコブ教会(ヴィームシ、エストニア)(主よ、われらを)、2014年4月4日 パルヌ・コンサートホール(パルヌ、エストニア)(七羽の鳥)、1988年 エストニア・コンサートホール(プロ・エ・コントラ)、2014年3月3日 エストニア・コンサートホール(レチタティーヴォ)、聖ヨハネ教会(ヘルシンキ、フィンランド)(スペクトラム) 
制作総指揮 ローベット・フォン・バール 
録音 タネル・クレスメント(祈り、主よ、レチタティーヴォ)、ヴィーヴェ&エンノ・マエメツ(七羽の鳥、スペクトラム)、エン・トムソン(プロ・エ・コントラ) 
編集・ミクシング・マスタリング エンノ・マエメツ
 
価格 ¥2,550(本体価格)

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『四季の合間に(Between the Seasons)』

Simax PSC1356 classical/contemporary

   
「ヘンニング・クラッゲルードが世界の頂上から『四季』を連れてくる」。ノルウェー北極圏、トロムソの弦楽オーケストラ、アークティック・フィルハーモニックが、ノルウェーを代表する人気ヴァイオリニストのひとり、ヘンニング・クラッゲルード Henning Kraggerud(1973–)がソロを弾くヴィヴァルディの『四季』を発表しました。2012年からこのアンサンブルの芸術監督を務めるクラッゲルードは、クレーメルとデシャトニコフがアルバムにしたヴィヴァルディの『四季』とピアソラの音楽を組み合わせるという試みに触発され、このプロジェクトを計画したといいます。キーワードは「extreme(極端)」。「クラッゲルードとアークティック・フィルハーモニックの『四季』は、まさに北極圏の自然。風、雪、寒さ、雨、雪解け、暑さ……クラッゲルードの『情け容赦のなさ』ときたら、極北の地の自然そのもの」。このアルバムでは、クレーメルたちに倣い、《和声と創意の試み》(Op.8)の4つのヴァイオリン協奏曲とクラッゲルードが作曲しブロドスキー四重奏団やブリテン・シンフォニアたちにより初演された作品が交互に演奏されます。《夏》と《秋》の間に演奏される《後奏曲 変ロ短調》は、2014年の「北極光フェスティヴァル」でアークティック・フィルハーモニックが初演した《分点(Equinox)》(PSC1348)の〈後奏曲〉の一曲です。アルバムのブックレットには、ノルウェーの作家、エーリク・フォスネス・ハンセン Erik Fosnes Hansen の寄せた『アントニオ・ヴィヴァルディの個人的な四季(Antonio Vivaldi’s Personal Seasons)』とクラッゲルードによるノートとメッセージ(英語とノルウェー語)が掲載されています。

『四季の合間に(Between the Seasons)』 
アントニオ・ヴィヴァルディ(1678–1741) 
 ヴァイオリン協奏曲 ホ長調 RV269(Op.8 no.1)《春》 
ヘンニング・クラッゲルード(1973–) 
 祈り(Preghiera) 
アントニオ・ヴィヴァルディ(1678–1741) 
 ヴァイオリン協奏曲 ト短調 315(Op.8 no.2)《夏》 
ヘンニング・クラッゲルード(1973–) 
 後奏曲 変ロ短調(《分点(Equinox)》から) 
アントニオ・ヴィヴァルディ(1678–1741) 
 ヴァイオリン協奏曲 ヘ長調 RV293(Op.8 no.3)《秋》 
ヘンニング・クラッゲルード(1973–) 
 最後の一葉 - マグヌス追悼(the last leaf – Magnus in Memoriam) 
アントニオ・ヴィヴァルディ(1678–1741) 
 ヴァイオリン協奏曲 ヘ短調 RV297(Op.8 no.4)《冬》 
ヘンニング・クラッゲルード(1973–) 
 過ぎ越しのいけにえに(Victimae Paschali) 
  ヘンニング・クラッゲルード(ヴァイオリン)
  アークティック・フィルハーモニック室内管弦楽団 
  クヌート・ヨハンネセン(チェンバロ)
  ペッテル・リクテル(ギター、テオルボ)

録音 2016年8月15日–19日 グロンノーセン教会(トロムソ、ノルウェー) 
制作 ショーン・ルイス
録音 アルネ・アクセルベルグ
 
価格 ¥2,450(本体価格) 

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『ノルディック・ヴォイセズ、ビクトリアを歌う(Nordic Voices sing Victoria)』

Chaconne CHSA0402 SACD hybrid(Multichannel/stereo) early music


ノルディック・ヴォイセズ Nordic Voices は、ノルウェー国立音楽アカデミーとオスロのオペラ・アカデミーで声楽を学んだ歌手により1996年に創設されたアカペラ・グループ。16世紀から21世紀の音楽まで、創意にみちたプログラムによるコンサート活動を行い、レコード録音も「スペルマン賞」(ノルウェー・グラミー賞)にたびたびノミネートされてきました。メンバーは、ソプラノのトーネ・エリサベト・ブローテン Tone Elisabeth Braaten とイングリ・ハンケン Ingrid Hanken、メゾソプラノのエッバ・リュード Ebba Rydh、テノールのペール・クリスチャン・アムンロード Per Kristian Amundrød、バリトンのフランク・ハーヴロイ Frank Havrøy。バス・パートは、創設メンバーのラインホルトセンに代わり、男声グループ「リ・スカポリ」のメンバーだったロルフ・マグネ・アッセル Rolf Magne Asser が担当しています。ノルウェーの作曲家ギスレ・クヴェルンドクの宗教作品を歌った『時のフーガ』(Aurora ACD5077)につづく新しいアルバムは、ルネサンス期を代表する教会音楽作曲家のひとり、ビクトリアの作品集。1572年にヴェネツィアで出版された『モテット集』の曲を中心に、『ソロモンの雅歌』をテクストとする《わたしは黒いけれども愛らしい》など、6声のための作品を11曲、歌っています。高い技術、深い洞察、音楽への共感。前のアルバムと同じくオスロのリス教会でセッションが行われ、同じアルネ・アクセルベルグ Arne Akselberg が録音エンジニアリングを担当しています。

『ノルディック・ヴォイセズ、ビクトリアを歌う(Nordic Voices sing Victoria)』

トマス・ルイス・デ・ビクトリア(1548–1611)
 羊飼いたちよ、汝ら見しことを語れ(Quem vidistis, pastores)
 わが心は燃えあがりたり(Ardens est cor meum)
 めでたきかな、われ(Congratulamini mihi)
 主の旗はひるがえり「スペイン風」(Vexilla regis 'More Hispano')
 おまえはペテロ(Tu es Petrus)
 われは鳩のごとき美しきものを見たり(Vidi speciosam)
 わたしは黒いけれども愛らしい(Nigra sum sed formosa)
 めでたし元后(Salve, Regina)
 聖なる三位一体に祝福あれ(Benedicta sit Sancta Trinitas)
 おお、主イエス・キリストよ(O Domine Jesu Christe)
 起き出して町をめぐり(Vadam et circuibo civitatem)
  ノルディック・ヴォイセズ

録音 2016年4月15日–18日、2017年1月23日 リス教会(オスロ、ノルウェー)
制作 ヨルン・ペーデシェン
録音 アルネ・アクセルベルグ 

価格 ¥2,800(本体価格) 

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『シベリウス 交響曲第1番・第6番』

Linn CKD502 classical

 
デンマークの指揮者トマス・スナゴー(セナゴー) Thomas Søndergård(1969–)。王立デンマーク管弦楽団の打楽器奏者を務めた後、指揮者としての活動に力を入れ始め、2005年、ルーザスのオペラ《カフカの審判》の初演と録音(Dacapo 8.226042–43)により国際的な注目を集めました。ロンドン・フィルハーモニック、ロンドン交響楽団、王立コンセルトヘボウ管弦楽団、ベルリン・ドイツ・オペラ(スカルタッツィーニ《エドワード二世》初演)、バイエルン州立オペラ(《トゥーランドット》)に客演、2012年–13年のシーズンからBBCウェールズ・ナショナル管弦楽団(BBC NOW)の首席指揮者を務めています。スナゴーと BBC NOW が初めてシベリウスを商用録音した第2番と第7番の交響曲(CKD462)は、音楽を謙虚に誠実に見つめることで知られるスナゴーの、テンポ、楽器のバランス、気分の推移を精巧にコントロール、有機的に構想された音楽を正しい姿に創った演奏が、「テレグラフ」紙をはじめとするメディアから高い評価を獲得しました。シリーズの第2作は、シベリウスが標題音楽で培った技法を駆使、「交響曲の構造に包まれた抽象的な音楽劇」(エーリク・タヴァッシェルナ)に創り上げた第1番と、「ヘルシンキ・サノマット」紙のエヴェルト・カティラが「真正の牧歌。交響曲の枠組みで書かれた詩でもある」と評した第6番です。

ジャン・シベリウス(1865–1957)
 交響曲第1番 ホ短調 Op.39 交響曲第6番 ニ短調 Op.104
  BBCウェールズ・ナショナル管弦楽団
  トマス・スナゴー(指揮)

録音 2014年12月3日–5日 BBC ホディノットホール(カーディフ、ウェールズ)
制作 フィリップ、ホブズ、ティム・ソーン
録音 フィリップ、ホブズ、ロバート・カミッジ

価格 ¥2,350(本体価格) 

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『フォーク・シーズンズ(The Folk Seasons)』

Alba ABCD402 SACD hybrid(5.0 multichannel/stereo) classical


カウスティネンは、ヘルシンキの北、中央オストロボスニアにある町。人口は約4,300。毎年開催されるスカンディナヴィア最大の民俗音楽祭により国際的にも知られています。バロッコ・ボレアーレ Barocco Boreale(北のバロック)は、バロック音楽をこの地域に定着させようと、2013年に創設されたピリオド楽器のアンサンブルです。リーダーのクレータ=マリア・ケンタラ Kreeta-Maria Kentala は、カウスティネン生まれ。バロック・ヴァイオリンをラインハルト・ゲーベルとモニカ・ハジェットに学びました。1691年製のジョヴァンニ・バッティスタ・ロゲーリを弾いています。『フォーク・シーズンズ』は、バロッコ・ボレアーレのアルバム第1作。『四季(フォー・シーズンズ)』をメインにヴィヴァルディの協奏曲を6曲、演奏しています。アルバムの楽器編成は、ヴァイオリン6、ヴィオラ2、チェロ1、ヴィオローネ1の弦楽器群と、チェンバロ、ハープ、プサルタリー、カンテレ、テオルボ、バロックギター、ビウエラの通奏低音。「『夏』から感じるものといえば、まず、うるさい蚊のこと。フィンランド人は、冬をどう楽しむかということを誰よりもよく知っている。外に出れば氷の上で遊び、家の中では暖炉のそばで心地よい時間を過ごす」(通奏低音担当アンドルー・ローレンス=キング)。フォーク・フィドルの長い伝統をもつカウスティネンの音楽家たち。『四季』では通奏低音の3人が「鳥笛(バードホイッスル)」も担当、「音楽の創意」全開の音楽を展開していきます。2つのヴァイオリンのための作品は、ケンタラに教わったシーリ・ヴィルッカラ Siiri Virkkala が第2ヴァイオリンを担当します。2016年4月、カウスティネンの教会でセッション録音されました。

『フォーク・シーズンズ(The Folk Seasons)』
アントニオ・ヴィヴァルディ(1678–1741)
 『四季』(《和声と創意の試み》 Op.8 から)
  ヴァイオリン協奏曲 ホ長調 RV269(Op.8 no.1)《春》
  ヴァイオリン協奏曲 ト短調 315(Op.8 no.2)《夏》
  ヴァイオリン協奏曲 ヘ長調 RV293(Op.8 no.3)《秋》
  ヴァイオリン協奏曲 ヘ短調 RV297(Op.8 no.4)《冬》
 ヴァイオリン協奏曲 ハ長調 RV114
 合奏協奏曲 イ短調 RV.522(Op.3 no.8)
 (2つのヴァイオリン、弦楽と通奏低音のための)*
 2つのヴァイオリン、弦楽と通奏低音のための協奏曲 ニ長調 RV511 *
  クレータ=マリア・ケンタラ(バロック・ヴァイオリン)
  シーリ・ヴィルッカラ(バロック・ヴァイオリン)*
  バロッコ・ボレアーレ

録音 2016年6月4日–7日 カウスティネン教会(カウスティネン、フィンランド)
制作・録音 サイモン・フォックス=ガール
 
価格 ¥2,300(本体価格) 

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『盗み(Furatus)』

2L 2L130SABD Pure Audio Blu-ray + SACD hybrid(5.1 surround/stereo) classical


アントンセン Ole Edvard Antonsen(1962–)のトランペットと、作曲家でもあるプラッゲ Wolfgang Plagge(1960–)のピアノによるデュオ・アルバム。タイトルの “Furatus” はラテン語で「盗み」。ヴィヴァルディの曲を「借用」して協奏曲に作ったJ・S・バッハに倣い、「先達の作曲家たち」の作品をトランペットとピアノという「自分たちの楽器」のために編曲、あるいは作り替え、新たな角度から楽しんでもらおうという企画です。エドヴァルド・グリーグの組曲《ホルベアの時代から》(ホルベルグ組曲)は、ノルウェーの劇作家、デンマークで活躍したホルベアの生きた「バロック期」の音楽に「グリーグの今」を重ね、ピアノのために作曲、弦楽オーケストラの版でも親しまれている作品です。〈前奏曲〉〈サラバンド〉〈ガヴォット〉〈アリア〉〈リゴドン〉の5曲。山田耕筰の3つの「歌」は、アントンセンとプラッゲがかつて、作曲者の娘さんの招待で日本を訪れ、演奏した作品です。ショスタコーヴィチが「政治的な意味なし」に作曲したピアノ曲《3つの幻想的舞曲》--〈マーチ〉〈ワルツ〉〈ポルカ〉。カール・ニルセンが「ほとんどモーツァルト風の軽さ」で書いた《6つのユモレスク=バガテル》--〈やあ! やあ!(Goddag! Goddag!)〉〈うなりごま(Snurretoppen)〉〈 小さなスローワルツ(En lille langsom vals)〉〈踊り人形(Sprællemanden)〉〈 人形のマーチ(Dukke-March)〉〈オルゴール(Spillevæket)〉。グリーグを継ぐ世代のひとり、ガイル・トヴァイト Geirr Tveitt(1908–1981)は、ハルダンゲル高原の農場に住み、作曲家、ピアニスト、民謡の研究家として活躍しました。『ハルダンゲルの旋律』は、トヴァイトが民謡を素材に作曲した《ハルダンゲルの100の旋律》から、「自由な」編曲による〈名誉ある出迎え - 序奏〉〈花嫁の飲み物〉〈神の善行と神の偉大さ〉とオリジナルに沿って編曲した〈名誉ある出迎え〉〈スターヴ教会の歌〉を組み合わせた作品です。
 
『盗み(Furatus)』
エドヴァルド・グリーグ(1843–1907)
 組曲《ホルベアの時代から(Fra Holbergs tid)》 Op.40  
山田耕筰(1886–1965)
 琴-レント・モルト・アファット・センプリーチェ
 (Koto – Lento molto affatto semplice)
 赤とんぼ(Akatonbo/Dragon fly) 野薔薇(Nobara/Wild rose)
ドミートリー・ショスタコーヴィチ(1906–1975)
 3つの幻想的舞曲 Op.5
ガイル・トヴァイト(1908–1981)/オーレ・エドヴァルド・アントンセン(1962–)/ヴォルフガング・プラッゲ(1960–)
 ハルダンゲルの旋律(Hardingtonar)
  名誉ある出迎え(Velkomne med æra)- 序奏(Introduksjon)
  (アントンセン/プラッゲ)
  名誉ある出迎え(Velkomne med æra)(トヴァイト)
  花嫁の飲み物(Brurateven)(アントンセン/プラッゲ)
  スターヴ教会の歌(Stavkyrkjestev)(トヴァイト)
  神の善行と神の偉大さ(Guds godhet og Guds Storhet)
  (アントンセン/プラッゲ)
カール・ニルセン(1865–1931)
 6つのユモレスク=バガテル(Seks Humoreske-Bagateller)
  FS22(Op.11)
  オーレ・エドヴァルド・アントンセン(トランペット、
   コルネット、ピッコロ・トランペット)
  ヴォルフガング・プラッゲ(ピアノ)

録音 2012年1月、8月 ソフィエンベルグ教会(オスロ)(グリーグ、山田耕筰、ショスタコーヴィチ)、2013年9月 ヤール教会(ベールム、アーケシュフース)(トヴァイト、ニルセン)
制作・バランスエンジニアリング モッテン・リンドベルグ
録音 ビアトリス・ヨハンネセン

[DXD (24bit/352.8kHz) 録音]
[Blu-ray: 5.1 DTS-HD MA (24bit/192kHz), 2.0 LPCM (24bit/192kHz), mShuttle: MP3 & FLAC, Region ABC]
[SACD DXD (5.1 surround 2.8224 Mbit/s/ch, 2.0 stereo 2.8224 Mbit/s/ch)/CD 2.0 stereo (16 bit/44.1 kHz)] 
 
価格 ¥3,900(本体価格) 

5.1 DTS–HD MA, 9.1 Auro-3D, Dolby Atoms と 2.0 LPCM の音声を収録した Pure Audio Blu-ray ディスクと、SACD ハイブリッドディスクをセットにしたアルバムです。Pure Audio Blu–ray ディスクにはインデックスを除き映像は収録されていません。SACD ハイブリッドディスクは通常のCDプレーヤーでも再生できますが、Pure Audio Blu-ray ディスクは Blu–ray プレーヤーもしくは Blu–ray 対応のPCをお使いください。

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『物語(Stories)』

2L 2L131SABD Pure Audio Blu-ray + SACD hybrid(5.1 surround/stereo) jazz


「ピアニスト、作曲家の私にとって音楽とは、深みの探求であり、いろいろな感情とピアノをつなぐ架け橋を探り求めることでもある。旅は私をどこへ連れていくのか、旅はどう終わるのか。最初は、はっきりとはわからない。忘れてならないことは、作曲と即興から構成される全体像をどう自然な姿に作るかといことだ。《神のみぞ知る》のような古典的な歌は、ひとつひとつが物語であり、それぞれのスタイルで語られなければならない。そうした歌をアルバムに作りあげることは、心躍り、実りあることだった」(ヤン・グンナル・ホフ)。ノルウェーのジャズ・ミュージシャン、ヤン・グンナル・ホフ Jan Gunnar Hoff の 2L レーベルのソロアルバム第3作『物語』。ホフのオリジナル曲、スウェーデン民謡の《ヴェルムランドの歌》、ブライアン・ウィルソンが作曲、ビーチ・ボーイズのアルバム『ペット・サウンズ』に収録された《神のみぞ知る》、ゲルハルト・ヴィンクラーの《Answer Me》。2016年8月、オスロのソフィエンベルグ教会でのセッション録音です。

『物語(Stories)』
 Värmlandsvisan(ヴェルムランドの歌)(Swedish trad.)
 The Elder(Hoff) Playground(Hoff)
 God Only Knows(Brian Wilson) Absence(Hoff)
 Figment I(Hoff) Good Things(Hoff)
 Answer Me(Gerhard Winkler) Figment II(Hoff)
 Within(Hoff) Stranger(Hoff) Blossom(Hoff)
 Figment III(Hoff) Journey Home(Hoff)
 Reminiscence(Hoff)
  ヤン・グンナル・ホフ(ピアノ)

録音 2016年8月 ソフィエンベルグ教会(オスロ)
制作・バランスエンジニアリング モッテン・リンドベルグ
録音 ビアトリス・ヨハンネセン

[DXD (24bit/352.8kHz) 録音]
[Blu-ray: 5.1 DTS-HD MA (24bit/192kHz), 2.0 LPCM (24bit/192kHz), mShuttle: MP3 & FLAC, Region ABC]
[SACD DXD (5.1 surround 2.8224 Mbit/s/ch, 2.0 stereo 2.8224 Mbit/s/ch)/CD 2.0 stereo (16 bit/44.1 kHz)]

価格 ¥3,900(本体価格) 

5.1 DTS–HD MA, 9.1 Auro-3D, Dolby Atoms と 2.0 LPCM の音声を収録した Pure Audio Blu-ray ディスクと、SACD ハイブリッドディスクをセットにしたアルバムです。Pure Audio Blu–ray ディスクにはインデックスを除き映像は収録されていません。SACD ハイブリッドディスクは通常のCDプレーヤーでも再生できますが、Pure Audio Blu-ray ディスクは Blu–ray プレーヤーもしくは Blu–ray 対応のPCをお使いください。

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