オーディオの調整やメンテナンスをした後、チェックのために聴くディスクです。特に好きなアルバムを載せました。

機器の調整やセッティングがうまくいっていないと硬い音になったり濁って聴こえたりする「やっかい」なディスクも含まれています。

「セット」のため掲載していない、スティーヴン・コヴァセヴィチの『全 Philips 録音』、フリッツ・ライナーの『全 RCA アルバム・コレクション』、ボブ・ディランの「オリジナル・モノラル」アルバムも、ひんぱんに取り出す貴重なレファレンス・ソースです 



『シベリウス 交響曲第6番』


ジャン・シベリウス(1865–1957)
 交響曲第6番 ニ短調
 組曲《歴史の情景》第1番
 組曲《歴史の情景》第2番

フィンランド放送交響楽団
ユッカ=ペッカ・サラステ(指揮)

録音 1988年5月30日–6月1日 文化の家(ヘルシンキ)
制作・録音 ブライアン・B・カルヴァハウス

RCA Victor 60157-2-RC

フィンランド放送交響楽団とサラステの最初のシリーズ。交響曲と管弦楽曲を組み合わせた全部で7枚のアルバムは、フィンランドの音楽家の演奏するシベリウスで一番好きな録音です。第6番と《歴史の情景》を収めたこのディスクは、弦楽器の響きが瑞々しく、弱音が透明感をもって再生されると、ぞくぞくします。



『山の歌による交響曲』


ヴァンサン・ダンディ(1851–1931)
 交響的三部作《山の夏の日》
 フランスの山の歌による交響曲

フランス放送フィルハーモニック管弦楽団
マレク・ヤノフスキ(指揮)
カトリーヌ・コラール(ピアノ)

録音 1991年5月6日–8日 フランス放送 104スタジオ (パリ)
監修 アラン・ド・シャンビュル
録音 ミシェル・ルパージュ

Erato Musifrance 2292-45821-2

ダンディの《フランスの山の歌による交響曲》は、夢の中で寝言を言っているような、はっきりしない音楽だと思っています。でも、セヴェンヌ山地の「羊飼いの歌」には心ひかれるし、ダンディっていい人なんだろうな、という感じもあるので、このディスクは手離せないでいます。オーケストラとピアノのバランスと響きを「それらしく」再生するのがむずかしく、Hegel H70 のD/Aコンバーターを使うようになってやっと楽しめる音になりました。コラールのピアノが、きれいです。 



『コールリッジ・テイラー、バタワース、マッカン』


サミュエル・コールリッジ・テイラー
(1875–1912)
 バラード イ短調
 アフリカの旋律による交響的変奏曲
ジョージ・バタワース(1885–1916)
 2つのイギリス牧歌
 シュロプシャーの若者
 牧歌《緑鮮やかな柳の堤》
ハミッシュ・マッカン(1868–1916)
 山と洪水の国

ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニック管弦楽団
グラント・ルエリン(指揮)

録音 1991年9月 フィルハーモニックホール(リヴァプール)
制作 クリス・ヘイゼル
録音 サイモン・イードン

Argo 436 401-2

プログラム、演奏、録音。イギリスの抒情を楽しむための最良の一枚。クリス・ヘイゼルのプロダクションが、作品の「グリーンの美しさ」を巧く表現しています。



『コープランド 交響曲第3番』


アーロン・コープランド(1900–1990)
 交響曲第3番
 交響組曲《大都会のための音楽》

セントルイス交響楽団
レナード・スラトキン(指揮)

録音 1989年5月7日、9日、10月10日 パウエル・シンフォニーホール(セントルイス)
制作 ジョアナ・ニクレンズ
録音 ウィリアム・ヘクストラ

RCA Victor 60149-2-RC

セントルイス交響楽団とレナード・スラトキンが RCA に録音したアメリカ音楽のシリーズは、曲、演奏、録音がよく、「アメリカ近代音楽」の展覧会として楽しめます。コープランドのディスクには交響曲第3番という素晴らしい作品が収録されています。



『アパラチアの春』


アーロン・コープランド(1900–1990)
 《アパラチアの春》組曲
 短い交響曲(交響曲第2番)
 (デニス・ラッセル・デイヴィス 編曲)
 静かな都会
 3つのラテンアメリカのスケッチ

オルフェウス室内管弦楽団
レイモンド・メイス(トランペット)
スティーヴン・テイラー(コールアングレ)

録音 1988年3月 ニューヨーク州立大学 Peforming Arts Center(パーチェス、NY)
制作 ウルフ・エリクソン
録音 アンドレーアス・ノイブロンナー

DG 427 335-2

スウェーデンのギタリスト、セルシェルの《アランフェス協奏曲》で共演したアンサンブル。オリジナルの「13人の奏者」で演奏される《アパラチアの春》組曲を含むコープランド作品集も、のびやかな音楽がたまらなく素敵です。 

  

『バーバー、メイヤー』 


サミュエル・バーバー(1910–1981)
 ヴァイオリン協奏曲
エドガー・メイヤー(1960–)
 ヴァイオリン協奏曲

ヒラリー・ハーン(ヴァイオリン)
セントポール室内管弦楽団 ヒュー・ウルフ(指揮)

録音 1999年9月27日、29日 オードウェイ・センター(セントポール、ミネソタ)
制作 トマス・フロスト
録音 リチャード・キング

Sony Classical SK64147

ヒュー・ウルフ指揮セントポール室内管弦楽団とヒラリー・ハーンの共演したバーバーは、あるがままの抒情を感じさせる魅力的な演奏。「Sony Classical」とは思えない、みずみずしい音です。竹澤恭子とレナード・スラトキン指揮セントルイス交響楽団(RCA)、ユーハン・ダーレネとダニエル・ブレンドルフ指揮ノルショーピング交響楽団の録音(BIS)。どれも録音もよく、気分によって選べます。

ページの先頭へ



『ハーヴァードの作曲家たち』


ウォルター・ピストン(1894–1976)
 弦楽四重奏曲第1番(1933)
リーアン・カーシュナー(1919–2009)
 弦楽四重奏曲第2番(1958)
アール・キム(1920–1998)
 3つのフランス語歌曲(1989)
 (ソプラノと弦楽四重奏のための)
バーナード・ランズ(レインズ)(1934–)
 弦楽四重奏曲第2番(1994)
マリオ・ダヴィドフスキー(1934–)
 弦楽四重奏曲第5番(1998)

メンデルスゾーン弦楽四重奏団
 ミリアム・フリード(第1ヴァイオリン)
 ニコラス・マン(第2ヴァイオリン)
 ウーリク・アイケナウアー(ヴィオラ)
 マーシー・ローゼン(チェロ)

録音 2001年5月 レンナ教会(スウェーデン)
制作・録音 ハンス・キプファー

BIS SACD1264(SACD/CD hybrid)

マット・デイモン主演の映画『グッド・ウィル・ハンティング』の舞台になった工科大学 (MIT) やハーヴァード大学のあるマサチューセッツ州ケンブリッジ。「東海岸」の室内楽。あの街のアカデミックな空気が漂ってくる気がします。

 

『バルトーク』


ベーラ・バルトーク(1881–1945)
 弦楽四重奏曲第1番 Op.7 Sz40
 弦楽四重奏曲第2番 Op.17 Sz67
 弦楽四重奏曲第4番 Sz91
 弦楽四重奏曲第3番 Sz85
 弦楽四重奏曲第5番 Sz102
 弦楽四重奏曲第6番 Sz114 

ハーゲン四重奏団
 ルーカス・ハーゲン(第1ヴァイオリン)
 ライナー・シュミット(第2ヴァイオリン)
 ヴェロニカ・ハーゲン(ヴィオラ)
 クレメンス・ハーゲン(チェロ) 

録音 1995年12月 ビブリオテクザール(ポリング、ドイツ)(第1番–第3番)、1998年9月 モーツァルテウム、大ホール(サルツブルク、オーストリア)(第4番–第6番)
制作 ヴォルフガング・ミットレーナー
録音 クラウス・ベーレンス、ヴォルフ=ディーター・カルヴァトキ

DG 463 576-2 

ヴァイオリニストのイブラギモワが「emotional yet beautiful and stylistic(情感ゆたかでありながら、美しく、様式に留意した)」と語ったハーゲン四重奏団の演奏。個人的に「音楽」のスタンダードのひとつです。ベートーヴェン、ハイドン、モーツァルト、シューベルト、ドビュッシー、ラヴェル、ドヴォルジャーク……。彼らの DG 録音は概して、楽器のテクスチュアを自然な音で再生するのがむずかしいので、どれもレファレンスディスクに使えます。



『ドビュッシーの室内楽』


クロード・ドビュッシー(1862–1918)
 ヴァイオリンソナタ(1917)
 亜麻色の髪の乙女
 (ヴァイオリンとピアノのための)
 チェロソナタ(1915)
 夜想曲とスケルツォ(チェロとピアノのための)
 ピアノ三重奏曲 ト長調(1880)

ペア・サロ(ピアノ)
クリスティーナ・オストラン(ヴァイオリン)
ヘンリク・ブレンストロプ(チェロ)

録音 1997年12月7日–8日、1998年1月7日–8日 マンシウスゴーデン(ビアケレズ、デンマーク)
制作 アクセル・ケーエ・トリーイェ
録音 フィン・カウフマナス、マイ=ブリット・スーネ・アナセン、ヤコブ・ゲッス

EMI 7243 5 56712-2

音楽と謙虚に向き合うデンマークのトッププレーヤーたち。美しく深いドビュッシー。 



『グリーグ』 


エドヴァルド・グリーグ(1843-1907)
 ヴァイオリンソナタ第1番 ヘ長調 Op.8
 ヴァイオリンソナタ第2番 ト長調 Op.13
 ヴァイオリンソナタ第3番 ハ短調 Op.45 

アルヴェ・テレフセン(ヴァイオリン)
ホーヴァル・ギムセ(ピアノ) 

Sony Classical(Norway) SXK89085 

録音 1999年4月5月 トロールハウゲン、ヴィラ(ベルゲン、ノルウェー)
制作 アーリル・エーリクスタ
録音 アルネ・アクセルベルグ

テレフセンが、伝統的スタイルのピアニストとしてはノルウェーで最高とみなしたホーヴァル・ギムセと共演。ふたりの芸術家が、スタイルと特徴の異なる3曲を引き締まった美しい音で表現しています。グリーグ博物館のグリーグ自身が弾いたピアノによる演奏。



『セレナード』


W・A・モーツァルト(1756–1791)
 セレナード 変ロ長調 K.361
 《グラン・パルティータ》
 セレナード 変ホ長調 K.375
 アダージョ 変ロ長調 K.410

オランダ管楽アンサンブル
エド・デ・ワールト(指揮)

録音 1968年11月、1969年3月、8月
制作 ヤープ・ファン・ギンニケン

Eloquence-Decca 464 637-2

Philips 録音。エド・デ・ワールトが、20代から30代にかけて、オランダ管楽アンサンブルと録音した一連のモーツァルトの一枚。オランダ盤のLPで楽しんでいたころを思い出させるリマスタリングです。



『ペトリ・クメラ、リサイタル』


J・S・バッハ(1685–1750)
 パルティータ ホ長調 BVW1006
ホアキン・トゥリーナ(1882–1949)
 ファンダンギーリョ Op.36
ペール・ヘンリク・ノルドグレン(1944–2008)
 蝶々(Butterflies)Op.39
アグスティン・バリオス=マンゴレ(1885–1944)
 ワルツ Op.8-4
 森に夢みる
アルベルト・ヒナステラ(1916–1983)
 ソナタ Op.47

ペトリ・クメラ(ギター)

[ギター Simon Marty]

録音 2001年12月15日–16日 ヘルシンキ音楽院コンサートホール(ライヴ)
制作 ファン・アントニオ・ムロ
録音 エス・ホロパイネン

Helsingin Konservatorio hhama021

「音楽」を聴くことのできる「ギター録音」。今、一番好きなギタリストです。

ページの先頭へ

 

『ハイネの詩』


ロベルト・シューマン(1810–1856)
 ハイネの詩による歌曲集
 私の馬車はゆっくりと Op.142-4
 哀れなペーター Op.53-3
 君は花のごとく Op.25-24
 悲劇 Op.64-3
 君の頬を寄せて Op.142-2
 孤独な涙よなぜ Op.25-21
 はすの花 Op.27-7
 《リーダークライス》 Op.24
 《詩人の恋》 Op.48

ヴォルフガング・ホルツマイアー(バリトン)
イモジェン・クーパー(ピアノ)

録音 1994年6月 エステルハージ城ハイドンホール(アイゼンシュタット、オーストリア)
制作 アントニー・フロイド
録音 ウルスラ・シンガー

オーストリアのバリトン歌手ホルツマイアーは、作品から感じとったことを率直に表現する技術を備えた歌手だと思います。イモジェン・クーパーと共演した Philips 録音は、どれも素晴らしく、このハイネ歌曲集も歌を歌として」楽しむことのできる素敵なアルバムです。 ホルツマイアーがジェラール・ヴィスと共演した一連のシューベルト・アルバム(Tudor)も、好んで聴いています。「友人たちの詩」による歌を集めたアルバム(Tudor 762)で歌われる《鳩の使い》は、あまりに美しく、おもわず涙がこぼれます。



『ネッド・ローレムの歌』


ネッド・ローレム(1923–)
 Sonnet Clouds Early in the Morning
 The Serpent Now Sleeps the Crimson Petal
 Opus 101 I Strolled Across an Open Field
 To a Young Girl
 Jeannie with the Light Brown Hair Ode
 For Poulenc Little elegy Alleluia
 Look Down, Fair Moon
 O You Whom I Often and Silently Come
 I will always love you The Tulip Tree
 The Wintry Mind I am Rose
 The Lordly Hudson
 O Do Not Love Too Long
 Far- Far - Away For Susan A Journey
 Sometimes With One I Love Love Orchids
 Stopping by Woods on a Snowy Evening
 Do I love you more than a day?
 Ferry Me Across the Water The Sowers
 That Shadow, My Likeness

スーザン・グレアム(メゾソプラノ)
マルカム・マーティノー(ピアノ)
アンサンブル・オリオール
 クリスティアーネ・プラート(ヴァイオリン)
 セバスチャン・ゴットシク(ヴィオラ)
 フリーデマン・ルートヴィヒ(チェロ)

録音 1999年9月 Teldec スタジオ(ベルリン)
制作 ティム・オールドハム
録音 ジャック・ドル

Erato 8573-80222-2

20世紀アメリカの音楽界で「自分の道」を歩んできたひとり。《ナンタケット歌曲集》のころから今日の時代まで、「みずからの言葉で語る」ローレムの歌曲には、大きな魅力を感じます。ポール・グッドマン、セオドア・レトケ、テニソン、ホイットマンの詩による歌曲を中心とするアルバム。スーザン・グレアムの歌、マルカム・マーティノーのピアノ、自然な響きの録音。これまでに出会った最良の歌曲録音のひとつ。



『アパラチアの春』


アーロン・コープランド(1900-1990)
 劇場のための音楽
 静かな都会
 バレエ《アパラチアの春》
 (13人の奏者のためのオリジナル版)

セントポール室内管弦楽団
ヒュー・ウルフ(指揮)
ギャリー・ボードナー(トランペット)

TELDEC 2292-46312-2

録音 1990年年9月 オードウェイ・ミュージックシアター(セントポール、ミネソタ)
制作 ベルンハルト・ムニッヒ、マルタン・フケ
録音 ミヒャエル・ブランマン

セントポールのオーケストラとヒュー・ウルフは、コープランドの管弦楽曲を2枚のアルバムに録音しています。《アメリカの古い歌》第1集・第2集、《エミリ・ディキンソンの8つの詩》と《ビリー・ザ・キッド》(抜粋)を収めたアルバム(9031-77310-2)と、このディスクです。どちらも演奏と録音の優れたアルバムだと思いますが、もっぱら聴くのはこのディスクです。このアルバムのなによりの魅力は、マーサ・グレアムの委嘱で作曲された《アパラチアの春》の「バレエ全曲」が「13人の奏者のためのオリジナル版」で演奏されていることです。演奏会用の「組曲」も彼独特の「見通しのいい」オーケストレーションで楽しめますが、ヒュー・ウルフたちの取り上げた版で聴くと、簡素な響きと組曲にする際にカットされたエピソードのおかげで、若い農民たちの生活と信仰心がよりリアルに感じられます。



『A Songbook』


チャールズ・アイヴズ(1874–1954)
 (セバスチャン・ゴットシック(1959-) 編曲)
 思い出(Memories)
 サーカス・バンド(The Circus Band)
 われらの祖先が愛したもの
 (The Things Our Fathers Loved)
 母国の日(Old Home Day)
 トムが船出する(Tom Sails Away)
 東へ(Down East)
 インテルメッツォ・スケルツォ
 「周りと背後の道」
 (All the Way Around and Back)
 預言者(The see'r)
 グランチェスター(Grantchester)
 ストックブリッジのフーザトニック川
 (The Housatonic at Stockbridge)
 インテルメッツォ第96番
 (セントラルパークのロマンス)
 (Romanzo di Central Park)
 新しい河(The New River)
 散歩(Walking) 番人(Watchman)
 川のほとり(At the River)
 ブース将軍天国へ行く(General William
  Booth Enters into Heaven)
 平穏(Serenity)
 インテルメッツォ
 「人殺しとハースと、最悪なのはどちら?」
 (Intermezzo: "Gyp the Blood"
  or HearstI! Which is Worst?)
 暗き瞳(Weil' auf mir)
 病気の鷲のように(Like a Sick Eagle)
 故国よさらば(A Farewell to Kand)
 インテルメッツォ「夜に」(In the Night)
 まじない(The Incantation)
 夕べ(Evening)

ジャニーヌ・ヒルツェル(メゾソプラノ)
オマール・エブラヒム(バリトン)
チューリヒ新音楽アンサンブル
セバスチャン・ゴットシック(指揮)

録音 2010年6月8日–10日 ヘッセン放送(hr) ゼンデザール(フランクフルト)
制作 クリストフ・クラッセン
録音 リューディガー・オルト

アイヴズの多面的な創作を代表する歌曲と短い器楽作品をゴットシックが編曲した室内アンサンブル版で歌い演奏したユニークなアルバム。 



『シューベルト男声合唱曲集』


フランツ・シューベルト(1797–1828)
 森の夜の歌 D.913
 夜 D.983C
 ゴンドラ漕ぎ D.809
 あこがれ D.656
 時の流れのうちに D.710
 愛 D.983A
 セレナード D.920
 墓と月 D.893
 詩編23番 D.706
 隠遁所 D.337
 夜の明るみ D.892
 16世紀の酒宴の歌 D.847
 孔子曰く、時に三相あり D.69
 愛の精霊 D.747
 水の上の精霊の歌 D.714(男声合唱と弦楽のための)

オルフェイ・ドレンガル(OD)
ローベット・スンド(指揮)
フォルケ・アリーン(ピアノ)
マレーナ・エルンマン(アルト)
ユーナス・デーゲルフェルト(テノール)
スウェーデン放送交響楽団員
王立ストックホルム・フィルハーモニック管弦楽団員

録音 1999年4月、2000年3月 スウェーデン放送 第2スタジオ (ストックホルム)
制作・録音 ウルフ・シュナイダー

BIS CD1033

「グリー!」。ホルンの合奏に始まる《森の夜の歌》から、弦楽をともなう《水の上の精霊の歌》まで、「北欧の響き」が美しい、青春の喜びにあふれたシューベルト。「オルフェイ・ドレンガル(OD)」は、このアルバムを聴くことが多くなりました。《隠遁所(Die Einsiedelei)》は、グリークラブで歌ったことがあります。



『ポーギーとベス』


ジョージ・ガーシュウィン(1898−1937)
 オペラ《ポーギーとベス》

ドニー・レイ・アルバート(バスバリトン、ポーギー)
クラマ・デイル(ソプラノ、ベス)
アンドルー・スミス(バリトン、クラウン)
ウィルマ・シェイクスナイダー(ソプラノ、セレーナ)
ベティ・レイン(ソプラノ、クララ)
キャロル・ブライス(アルト、マリア)
アレグザンダー・B・スモールズ(バリトン、ジェイク)
ラリー・マーシャル(テノール、スポーティン・ライフ)
バーナード・サッカー(テノール、ミンゴ)
グラヴァー・パーハム(テノール、ロビンズ)
ヒューストン・グランドオペラ管弦楽団・アンサンブル
ジョン・デメイン(指揮)

録音 1976年11月22日−24日 RCA スタジオ(ニューヨーク市)
制作 トマス・Z・シェパード
録音 ポール・グッドマン、アンソニー・サルヴァトーレ

RCA Red Seal RD82109

プロデューサーのトマス・Z・シェパードがヒューストンのカンパニーの公演を観て、「理想の《ポーギーとベス》」と、セッション録音を実現させたアルバム。「オーセンティック」な歌とアンサンブル、ステージ・イメージ」を意図した広がりと奥行きのある録音が、このアルバムを特別なものにしています。

ページの先頭へ

 

『ローエングリン』


リヒャルト・ワーグナー(1813−1883)
 オペラ《ローエングリン》

シャーンドル・コーニャ(テノール)
ルチーネ・アマーラ(ソプラノ)
ウィリアム・ドゥーリー(バリトン)
リタ・ゴール(メゾソプラノ)
ジェローム・ハインズ(バス)
カルヴィン・マーシュ(バリトン)
ボストン合唱団プロ・ムジカ
ボストン交響楽団
エーリヒ・ラインスドルフ(指揮)

録音 1965年8月23日−28日 シンフォニーホール(ボストン)
制作 リチャード・モーア
録音 アンソニー・サルヴァトーレ

RCA Red Seal 74321 50164 2

「シンフォニー・オーケストラ」の演奏するワーグナーが、第1幕の前奏曲から終幕まで、とても新鮮です。当時ラインスドルフは、ビルギット・ニルソンがタイトルロールの《トゥーランドット》、アンナ・モッフォが主役を歌った《ラ・ボエーム》と《蝶々夫人》など、RCA のオペラ録音に積極的に起用されました。この《ローエングリン》は、JFK を追悼する「荘厳ミサ」をライヴ収録したアルバムも含め、「黄金期」と言われたころのボストン交響楽団とラインスドルフの最良の遺産だと思います。



藻塩草


フレデリク・ディーリアス(1862–1934)
 海の彷徨(Sea Drift)
 アパラチア(Appalachia)

ジョン・シャーリー=カーク(バリトン)
ロンドン交響楽団合唱団
ロイヤル・フィルハーモニック管弦楽団
リチャード・ヒコックス(指揮)

録音 1980年4月 キングズウェイ・ホール(ロンドン)
制作 クリス・ヘイゼル
録音 コリン・ムアフット

London 425 156-2

ホイットマンの詩集『草の葉』から『藻塩草 (Sea Drift)』の『いつまでも揺れやまぬ揺籠から (Out of the Cradle Endlessly Rocking)』をテクストにした「自然が用意した喪失のドラマ」。Argo の LP でリリースされた際、Gramophone のレビューで興味をもち、六本木のWAVE で手に入れました。この音楽との出逢いです。トマス・ハンプソン(Argo)とヨハン・ロイター(Danacord)も好きな録音です。



『詩』


『詩(Poems)』
モーリス・ラヴェル(1875–1937)
 夜のガスパール
フランツ・リスト(1811–1886)
 オーベルマンの谷
ハインツ・ホリガー(1939–)
 エリス(ピアノのための3つの夜の小品)
フランツ・シューベルト(1797–1828)
(リスト 編曲)
 セレナード 水に寄せて歌う
 君こそわが憩い 魔王

ルイ・シュヴィツゲーベル(ピアノ)

録音 2013年4月1日–3日 チューリヒ放送 第1スタジオ(スイス)
芸術監督・録音 ニコラ・バルトロメ

Aparté AP067

1987年生まれ、スイスのピアニスト。『詩』は、ガイヤールのチェロ、ディ・カソラのクラリネットと共演したブラームスにつづくセカンドアルバムです。BBC の「次世代アーティスト」に選ばれ、将来を期待されるシュヴィツゲーベルの知的で瑞々しい「音楽」を、録音スタジオ Little Tribeca を主宰するニコラ・バルトロメが、リアルなピアノの音とともに捉えています。「詩」を背景にもつ作品集。《夜のガスパール》は、このシュヴィツゲーベルこの録音が一番の気に入りです。リストの編曲による歌曲が終わると、その気分のまま、ホルツマイアーの歌うシューベルトを聴きたくなります。



『A Grand Concert of Musick』


『イギリス・バロックの協奏曲』
ジョン・スタンリー(1712–1786)
 協奏曲 ト長調 Op.2–3
トマス・アーン(1710–1778)
 キーボード協奏曲 ト短調
ウィリアム・ボイス(1711–1779)
 交響曲 変ロ長調
フランチェスコ・ジェミニアーニ(1687–1762)
 合奏協奏曲 ニ短調
ピーター・ヘレンダール(1721–1799)
 協奏曲 変ホ長調 Op.3–4
チャールズ・アヴィソン(1709–1770)
 合奏協奏曲第9番 ハ長調/イ短調
 (ドメニコ・スカルラッティの曲による)

イングリッシュ・コンサート
トレヴァー・ピノック(チェンバロ、指揮)

録音 1979年2月、1984年3月(アヴィソン) ヘンリー・ウッド・ホール(ロンドン)
制作 ゲルト・プレプシュ
録音 カール=アウグスト・ネグラー、ハンス=ペーター・シュヴァイクマン(アヴィソン)

Archiv Produktion 00289 479 1406

18世紀。パーセルの後、イギリス生まれの新しい世代の作曲家たちがイギリス独自のスタイルを確立していったとされる時代の音楽。ピノックとイングリッシュ・コンサートに誘われる優雅なひととき。



『グランド・キャニオン』


ファーディ・グローフェ(1892–1972)
 組曲《グランド・キャニオン》
 ミシシッピ組曲
 デス・ヴァリー組曲 *
 《グランド・キャニオン》— 豪雨 *

ハリウッドボウル交響楽団
フェリクス・スラトキン(指揮)
キャピトル交響楽団 *
ファーディ・グローフェ(指揮)*

録音 1956年3月5日、12日 サミュエル・ゴールドウィン・スタジオ 第7ステージ、1954年11月25日 キャピトル・スタジオ *(ハリウッド、カリフォルニア)
制作 ラルフ・オコナー
録音 カーソン・テイラー
リマスタリング 1997年

EMI Classics 2 34451 2

物心ついて初めて聴いたオーケストラ音楽がこの《グランド・キャニオン》です。フェリクス・スラトキンとハリウッドボウルのオーケストラが、かっこいい! 丁寧なマスタリングがされていて、遠い昔の思い出を蘇られせてくれます。



『モーゼとアロン』


アルノルト・シェーンベルク(1874–1951)
 オペラ《モーゼとアロン》

ギュンター・ライヒ(語り、モーゼ)
ルイ・デヴォ(テノール、アロン)
エヴァ・チャポー(ソプラノ、若い娘)
エルフリーデ・オブロフスキ(アルト、病気の女)
ロジャー・ルーカス(テノール、若い男、裸の若者)
リチャード・ソルター(バリトン、もうひとりの男)
ラディスラフ・イラフスキー(バリトン、エフライム)
ヴェルナー・マン(バス、司祭)
オーストリア放送合唱団・交響楽団
ミヒャエル・ギーレン(指揮)

録音 1974年4月、5月 オーストリア放送スタジオ(ウィーン)

Philips 438 667-2

このオペラは、1970年、大阪のフェスティヴァルホールで行われたベルリン・ドイツ・オペラの公演で知りました。グスタフ・ルドルフ・ゼルナーの演出、ブルーノ・マデルナの指揮でした。Philips のアルバムは、ジャン=マリー・ストローブの監督する映画のサウンドトラックとして制作された録音のレコード化です。オーストリア放送との共同制作によるセッションではシェーンベルクの意図を忠実に再現するためさまざまな録音テクニックが使われたといいます。第2幕の「黄金の仔牛の場」をはじめ、随所に現れる「オペラティック」な場面がライヴのステージを彷彿とさせます。

ページの先頭へ

 

 

『The Shining of Things』


The Shining of Things
 A Thousand Kisses Deep
 Funny How Time Slips Away
 How Insensitive Yesterday's Rain
 Angels of the Morning
 The Shining of Things
 Lonely Woman Bad News from Home
 Tea and Sympathy  River
 The Colour of Your Eyes

ハネ・ボール(ヴォーカル)
ヤコブ・カールソン・トリオ
ゲスト
 マリオ・ボラーニ(ヴォーカル)
 ラーシュ・ダニエルソン(チェロ)
 エリエル・ラソ(パーカッション) 他

録音 1998年1月24日−25日、5月23日−24日 ナッカ・コンサートホール(ナッカ、スウェーデン)
制作 サラ・リンドローフ、ヨースタ・ルンドクヴィスト、ヤン=エーリク・ペーション 
録音 ヤン=エーリク・ペーション

Stunt Records STUCD11062

デンマークのハネ・ボールは、半透明な感じの声と語り口に特別な魅力が感じられるシンガーです。デーヴィッド・シルヴィアンの歌をタイトルにしたこのアルバムでは、スウェーデンのヤコブ・カールソン・トリオと共演して、レナード・コーエン、ウィリー・ネルソン、ランティ・ニューマン、チップ・テーラー、ジャニス・イアン、ジョニ・ミッチェルといったシンガーソングライターの曲を中心に歌っています。カーステン・デールとデュオで録音した『I Think It's Going to Rain(今日は雨になるだろう)』と同じように、弦楽のアンサンブルも交えながらバラードを楽しませてくれます。休日の昼下がりや静かな夜に聴くと、なんとも言えない気分になります。



『Fairy Tales』


Fairy Tales
 The Moon Is a Harsh Mistress
 Come down in Time Lost in the Stars
 Mystery Man My Funny Valentine
 Nature Boy Long Daddy Green Wasted
 Before Love Went out of Style
 I Read My Sentence

ラドカ・トネフ(ヴォーカル)
スティーヴ・ドブロゴス(ピアノ)

録音 1982年2月15日-17日 グリーグホール、ベルゲン・デジタルスタジオ(ベルゲン)、1979年11月26日 ノルウェー放送(My Funny)
制作 アーリル・アンデシェン、エルリング・ヴィクルン(My Funny) 
録音 トム・セートレ、ヤン・エーリク・トルモーエン、エギル・ヨハン・ダム(My Funny)

Odin NJ4003-2

ノルウェーのラドカ・トネフも、素敵な歌を聴かせてくれたヴォーカリストでした。このアルバムではスティーヴ・ドブロゴスのピアノと共演しています。ジミー・ウェッブ、エルトン・ジョンとバーニー・トーピン、ドブロゴスのオリジナルといった、バラードを中心とする歌を素敵な雰囲気を漂わせながら歌っています。ノルウェー放送の録音した《マイ・ファニー・バレンタイン》を加えたアルバムが、彼女の「形見」のように思えます。



『The Reivers』


ジョン・ウィリアムズ(1932–)
 映画『The Reivers(華麗なる週末)』のための音楽 

スタジオ・オーケストラ
ジョン・ウィリアムズ(指揮) 

Master Film Music SRS2009 

録音 1968年–1969年
アルバム制作 トマス・Z・シェパード
 
ジョン・ウィリアムズがマーク・ライデル監督の映画のために書いた音楽のサウンドトラック録音です。バンジョーやハーモニカも加えたオーケストレーションが、19世紀から20世紀に変わる時代のミシシッピを舞台にしたフォークナーの小説の雰囲気を表現。あまり大きくないスタジオでの録音らしく、楽器がかなり「オン」で収録されていて、弦楽器などが「きつい」音に聞こえることがあるかもしれません。ウィリアムズが作曲した「アメリカーナ」の一作は、後に、ナレーションを加えた演奏会用組曲にも作られています。ジョン・ウィリアムズの音楽からひとつ選ぶとすれば個人的にはこの作品です。



『リトル・ナイト・ミュージック』


スティーヴン・ソンドハイム(1930−)
 ミュージカル《リトル・ナイト・ミュージック》

ショーン・フィリップス(マダム・アルムフェルト)
ジュディ・デンチ(デジレ・アルムフェルト)
クレア・コックス(フレードリカ・アルムフェルト)
ロレンス・グウィタード(フレードリク・エーゲルマン)
ブレンダン・オーヘイ(ヘンリク・エーゲルマン)
ジョアナ・ライディング(アンネ・エーゲルマン)
イッシ・ヴァン・ランドウィック(侍女ペトラ)
ランバート・ウィルソン(カール=マグヌス・マルコルム伯爵)
オーケストラ ショーン・マティアス(指揮)
(王立ナショナル・シアター・キャスト録音)

録音 1995年 オリヴィエ・シアター?(ロンドン)
制作 パディ・カニーン
録音 トビー・アリントン

Tring TRING001

イングマル・ベルイマンの『夏の夜は三たび微笑む』をソンドハイムがミュージカル化。アナログの時代、グリニス・ジョンズがデジレを歌ったブロードウェイ・キャスト録音を聴き、たちまち気に入りました。王立ナショナル・シアターのキャストによる録音はジュディ・デンチがデジレを演じています。彼女の歌う〈Send in the Clown〉……。彼女は、BBC Proms や『Hey, Mr. Producer』のコンサートでもこの歌を歌っています。



『イントゥ・ザ・ウッズ』


スティーヴン・ソンドハイム(1930−)
 ミュージカル《イントゥ・ザ・ウッズ》

トム・オルドレッジ(ナレーター)
キム・クロスビー(シンデレラ)
ベン・ライト(ジャック)
チップ・ジーン(パン屋)
ジョアナ・グリーソン(パン屋の妻)
バーバラ・ブリン(ジャックの母親)
ダニエル・ファーランド(赤ずきん)
バーナデット・ピーターズ(魔女)
パメラ・ウィンズロウ(ラプンツェル)
ロバート・ウェステンバーグ(狼、シンデレラの王子)
チャック・ワーグナー(ラプンツェルの王子)
オーケストラ ジョナサン・チューニック(指揮)
(ブロードウェイ・オリジナルキャスト録音)

録音 1987年11月9日−10日 RCA スタジオ(ニューヨーク市)
制作 ジェイ・デイヴィッド・サクス  
録音 ポール・グッドマン、アンソニー・サルヴァトーレ

RCA Victor 6796-2RC

シンデレラ、ジャックと豆の木、赤ずきん、ラプンツェル……。森へ行こう! スティーヴン・ソンドハイムのミュージカルは、それぞれの作品に独自の魅力があると思います。『イントゥ・ザ・ウッズ』は、おとぎ話の「表と裏」をインスピレーションに満ちた音楽で語り、描きながら、「最高の舞台」として楽しませてくれます。このアルバムは、初演の舞台を収録した DVD も作られた「ブロードウェイ・オリジナルキャスト」によるスタジオ録音です。



『オペラ座の怪人』


アンドルー・ロイド・ウェバー(1948−)
 ミュージカル《オペラ座の怪人》

ミケール・サミュエルソン(ファントム)
エリーサベト・ベリ(クリスティーヌ)
ベンクト・ヌードフォシュ(ラウール)
ベット=オーケ・ヴァリ(ムッシュー・フィルマン)
マグヌス・ファーゲルベリ(ムッシュー・アンドレ)
アネッテ・ストリード(カルロッタ)
アンニカ・バットレル(マダム・ジリ)
管弦楽・合唱 ペール・エングストレム(指揮)
(スウェーデン・オリジナルキャスト録音)

録音 1989年11月11日、12日、14日 オスカシュ劇場(ストックホルム)(ライヴ)
制作・録音 ベルナルド・ロール

Polydor (Sweden) 841 748-2

バロックの時代から現代まで幅広いレパートリーをこなす、スウェーデンを代表するバリトン歌手のミケール・サミュエルソンが「ファントム」を歌った「ストックホルム・キャスト」録音です。スウェーデンの人たちが歌うと「甘いメロディ」の歌も格調の高い音楽に聴こえます。「パリ・キャスト」の《レ・ミゼラブル》とならんで、気に入りのアルバムです。

ページの先頭へ



『ラブソングを書いてくれ…』


『Write Me a Love Song, Charlie』
 Write Me a Love Song, Charlie
 The "I Love You" Song Like Roses
 After Loving You We Had It All She
 Happy Anniversary!
 Intro of 4 Bars "Moonlight Serenade"/
  The Old Fashioned Way
 Yesterday When I Was Young
 You've Let Yourself Go For Heavens Sake

ジャック・ジョーンズ(ヴォーカル)
ジョー・クレス(キーボード)
ジミー・ブラックモア(ドラムズ)
デーヴ・リッチモンド(ベースギター)
クライヴ・ヒックス(ギター)
アラン・スパークス(ギター)

録音 1974年
制作 ジャック・ジョーンズ 

Sinatra Society of Japan XQAM1002 [RCA APL1-0773]

シャルル・アズナヴールの曲を歌ったこのアルバムは、Kapp から RCA に移籍したジャック・ジョーンズの最良の一枚と言われています。ジャック・ジョーンズ所有のマスターテープによるCD化。RCA(USA)のLPで聴いていた時の印象と違わないので、オリジナル録音に手を加えずリマスタリングを行ったと思われます。



『Me and Bobby McGee』


『Me and Bobby McGee』
 Blame It on the Stones
 To Beat the Devil
 Me and Bobby McGee
 The Best of All Possible Worlds
 Help Me Make It through the Night
 The Law Is for Protection of the People
 Casey’s Last Ride
 Just the Other Side of Nowhere
 Darby’s Castle For the Good Times
 Duvalier’s Dream
 Sunday Mornin’ Comin’ Down

クリス・クリストファソン(ヴォーカル、ギター)

Monument (Z30817)

制作 フレッド・フォスター
録音 トミー・ストロング

クリス・クリストファソンの作った歌を初めて知ったのは、グレン・キャンベルがアルバム『The Last Time I Saw Her』で歌った《Help Me Make It through the Night》でした。「Take the ribbon from your hair, Shake it loose and let it fall…」。「オレ、寂しいから、夜はずっと一緒にいてくれ……」っていう歌ですね。「こんな」歌を書いた人に興味を惹かれて買ったレコードが『Me and Bobby McGee』でした。クリストファソンのアルバム第1作です。これが実におもしろくて、《The Silver Tongued Devil and I》《Border Lord》《Jesus Was a Capricorn》と彼の歌を聴きました。2020年の今も現役。「あの声」なので、年齢の変化をあまり感じません。1995年のアルバム『A Moment of Forever』も、よく聴く一枚です。



『Honky Château』


『Honky Château』
 Honky Cat Mellow
 I Think I’m Going to Kill Myself
 Susie (Dramas) Rocket Man
 Salvation Slave Amy
 Mona Lisa and Mad Hatters
 Hercules

エルトン・ジョン(ヴォーカル、ピアノ)
ディー・マリー(ベース)
デイヴィー・ジョンストン(ギター、バンジョー)
ナイジェル・オルソン(ドラム)
ジャン=リュク・ポンティ(エレクトリック・ヴァイオリン)

This Records/Mercury 528162-2

エルトン・ジョンが1972年にリリースしたアルバムです。この年の秋、しばらくアメリカに滞在することがあり、ホスト・ファミリーだった友人宅のファミリールームに置かれていたレコードを彼の弟が毎日のようにかけていました。シングル・カットされた《Rocket Man》や《Honky Cat》といった曲は、学生たちの集まるクラブやダイナーのジュークボックスにも入っていて、繰り返し選ばれていました。そうしたこともあって、第1作からずっとリアルタイムで聴いていたエルトンのアルバムの中でもこれと『Don’t Shoot Me I’m Only the Piano Player』に一番親しみを感じています。



『Steve Goodman Live at the Earl of Old Town』


『Steve Goodman Live at the Earl of Old Town』
 Intro/The Earl of Old Town
 Lincoln Park Pirates Red, Red Robin
 Three-Legged Man I’ll Fly Away
 Grand Canyon Song
 Men Who Love Women Who Love Men
 What Have You Done for Me Lately
 I Gotta Hand It to You
 The Family Tree Truck Driving Man
 The Auctioneer Lost Highway
 City of New Orleans Let’s Give a Party
 Rockin’ Robin When the Cubs Go Marching In
 Old Smoothies

スティーヴ・グッドマン(ヴォーカル、ギター)

Red Pajamas RPJ017

録音 1978年8月14日 The Earl of Old Town(シカゴ、イリノイ)
制作 ジム・トゥリオ、スティーヴ・グッドマン
録音 ピート・カールソン

シカゴ生まれのシンガーソングライター、スティーヴ・グッドマン(1948–1984)のことは長田弘さんの『アメリカの心の歌』で知りました。ジョン・デンバーがアルバム『Aerie』でクリストファソンの《Casey’s Last Ride》の次に歌っていた《City of New Orleans》の作者……。クリストファソンが共同で制作に携わったデビューアルバム『Steve Goodman』には、どこか人懐こさを感じさせる魅力あり、長田さんの一文に出会うまで知らなかったことを残念に思いました。1978年8月にグッドマンがシカゴのナイトクラブで行ったコンサートを録音した『Live at the Earl of Old Tow』は、彼が白血病で亡くなってから20数年経った2006年にリリースされたアルバムです。



『われらの時代を歌う…』


"Sing of Our Times"
 Long Ago, Far Away Seven Daffodils
 The Monkey and the Engineer
 Tomorrow Is a Long Time
 Spring Hill Mine Disaster Dance Me a Jig
 Take This Hammer Four Strong Winds
 Beans Taste Fine Ballad of Moreton Bay
 Plane Wreck at Los Gatos Daddy Roll 'Em
"The Honey Wind Blows" *
 House of the Rising Son Somewhere
 Lazy Harry's Poverty Hill Feed the Birds
 Nancy O. The Honey Wind Blows Cleano
 Turn Around The Waves Roll Out
 Little Play Soldiers Mr. Tambourine Man
"Hootenanny Saturday Night" **

ブラザーズ・フォー

Collector's Choice Music A70300 [Columbia CS8928 (1964), CS9105 (1965) *, 4-42927 **]

ブラザーズ・フォーのフォークソングは、大学のキャンパスの昼下がり、グリークラブの同級生たちと一緒にカルテットで歌っていました。このディスクをはじめとする、初期の創設メンバーによるアルバムの多くは丁寧なマスタリングが行われていて、「アイビー」の時代の空気が伝わってきます。レファレンスに欠かせない「ポップ・ミュージック」のディスクです。



『グレン・キャンベル「ライヴ」』


『Glen Campbell – "Live"』
 "More" Medley: More/Somewhere
 White Lightning Didn't We
 Dreams of the Everyday Housewife
 Gotta Travel On
 (Sittin' on) The Dock of the Bay
 If You Go Away Walk Right In
 The Impossible Dream Gentle on My Mind
 Where's the Playground, Susie?
 Mountain Dew You All Come
 By the Time I Get to Phoenix
 For Once in My Life It's Over Yakity Sax
 Lord's Prayer

グレン・キャンベル(ヴォーカル、ギター)
L・A・セッションミュージシャン
オーケストラ
アル・ディ・ローリー(指揮)

録音 1969年7月4日 ガーデンステート・アーツセンター(ホルムデル、ニュージャージー)
制作 アル・ディ・ローリー
録音 ジョー・ポリート
リマスタリング 2007年

BGO Records BGOCD790 [Capitol (1969)]

1969年の独立記念日にニュージャージー州のガーデンステート・アーツセンターで行われた "sell-out" コンサートのライヴ録音。LP2枚の音源がCD1枚に収められています。「アナログ」の音を思わせるリマスタリングの施された「古き良きひとつの時代」のアルバムです。

ページの先頭へ