『Worried Souls』

スウェーデンの作曲家ベンヤミン・ステルンの初めての管弦楽作品集。コソヴォとコンゴの紛争に触発された《戦争の脅威》。機械文明やディストピアの不安な感情を反映したクラリネット協奏曲《不安な魂》。気候変動や異常気象を音で探ってゆく《極渦》。カーリン・ドゥーンブッシュのクラリネット、エミール・エリーアソン指揮ヤヴレ交響楽団。

『Flóð og Fjara』

オランダで活動するアイスランドのジャズ・ベーシスト、グッリ・グドムンソンの新しいプロジェクトのアルバム。イェロン・ファン・フリートのピアノ、クーン・スミッツのトランペット。自作にソルケトル・シーグルビョルンソンの《お聞きください、天の創り主よ》やトロバの《アルカニス》を加えたプログラム。

『O Listen!』

デンマーク国立ヴォーカルアンサンブルと新しい首席指揮者マルティナ・バティッチの最初のアルバム。彼女の母国スロベニアの作曲家ウロシュ・クレークがスロベニア独立戦争の暴力への回答として書いた《3つの秋の歌》。デンマーク電子音楽のパイオニア、エルセ・マリーエ・ペーゼが「使徒信条」をテクストに作曲した《マリア》。