April 2025


『Vivaldi in the North(北国のヴィヴァルディ)』
Proprius PRCD 2102 early music
アントニオ・ヴィヴァルディ(1678–1741)
歌劇《ファルナーチェ(Il Farnace)》- シンフォニア(Sinfonia) RV 711-D
アレグロ(Allegro) アンダンテ(Andante) アレグロ(Allegro)
フルート協奏曲 ニ短調 RV 431a《ムガール大帝(Il Gran Mogol)》*
アレグロ・ノン・モルト(Allegro non molto)
ラルゲット(Larghetto) アレグロ(Allegro)
ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 RV 230 **
(《調和の霊感(L’Estro Armonico)》 Op.3 no.9)
アレグロ(Allegro) ラルゲット(Larghetto)
アレグロ・アッサイ(Allegro assai)
マンドリン協奏曲 ハ長調 RV 425 ***
アレグロ(Allegro) ラルゴ(Largo) アレグロ(Allegro)
リコーダー協奏曲 ハ長調 RV 441 *
アレグロ・ノン・モルト(Allegro non molto) ラルゴ(Largo)
アレグロ(Allegro)
弦楽のための協奏曲 ト短調 RV 156
アレグロ(Allegro) アダージョ(Adagio) アレグロ(Allegro)
ヴァイオリン協奏曲 ト長調 RV 301 **
(《ラ・ストラヴァガンツァ(La Stravaganza)》 Op4 no.3)
アレグロ(Allegro) ラルゴ(Largo)
アレグロ・アッサイ(Allegro assai)
弦楽のためのシンフォニア(Sinfonia) ロ短調 RV 168
アレグロ(Allegro) アンダンテ(Andante) アレグロ(Allegro)
ホール・バロック
エメリ・ルース(リコーダー)
ハンナ・ティベル(ヴァイオリン)
ドヒョ・ソル(マンドリン)
録音 2024年6月 ボルルンダ教会(Borlunda kyrka)(エスレーヴ、スウェーデン)
制作・録音エンジニア・マスタリング トーレ・ブリンクマン
古楽アンサンブル「ホール・バロック Höör Barock」は、スウェーデン南部の小さな自治体で活動をつづけ、「スコーネの誇り」と言われています。『リコーダーをともなうバロック協奏曲』(Proprius PRCD 2091)をはじめとするアルバムは、「巧く考えられ、様式に自信のある、晴れやかな演奏」(「Gramophone」)「作りものだったり不自然だったりすることがまったくなく、ひたすら、自然に演奏することを楽しんでいる」(「OPUS」)と評されてきました。2020年にはダン・ラウリンの指揮した『ゴロヴィン伯爵の祝宴のための音楽』(BIS SA-2355)が「スウェーデン・グラミー賞」の最優秀クラシカル・アルバムに選ばれています。
『Meeting with Bach(バッハとの出会い)』(PRCD 2098)につづく Proprius Records の新作は『北国のヴィヴァルディ』。「地中海」気質のアントニオ・ヴィヴァルディの多彩なシンフォニアと協奏曲を「北欧」の感覚で演奏したアルバムです。ヴィヴァルディは、北欧とも縁のある作曲家として、バロック期から現代まで北欧諸国で演奏されてきました。現存する唯一の手稿譜がルンド大学の図書館に残されている《ヴァイオリン協奏曲 ト長調 》と《弦楽のためのシンフォニア ロ短調》など、ホール・バロックがもっとも重要なレパートリーのひとつにしています。
このプログラムに含まれている「フルート協奏曲」《ムガール大帝》は、21世紀になって楽譜が発見され、これまでフラウト・トラヴェルソで演奏されてきました。リコーダーによる録音は、このアルバムが初めてです。
リコーダー奏者エメリ・ルース Emelie Roos、バロック・ヴァイオリン奏者ハンナ・ティベル Hannah Tibell、リュート奏者ドヒョ・ソル Dohyo Sol がソリスト。『リコーダーをともなうバロック協奏曲』のトーレ・ブリンクマンThore Brinkmann がプロデュースとエンジニアリングを担当しました。

