January 2021

『ピェートゥル・サカリ+セザール・フランク』 Selection
BIS SACD 2349 SACD hybrid (5.0 surround/stereo) classical

 
セザール・フランク(1822–1890)
 オルガンのための3つの小品 FWV.35–37(1878)
  幻想曲 イ長調 カンタービレ ロ長調 英雄的小品 ロ短調
 オルガンのための3つのコラール FWV.38–40(1890)
  第1番 ホ長調 第2番 ロ短調 第3番 イ短調
  ピェートゥル・サカリ(オルガン)
 [サント・クロワ大聖堂のカヴァイエ=コル・オルガン(1880年製作)]
 
録音 2020年1月 サント・クロワ大聖堂(オルレアン、ロワレ県、フランス)
制作・録音 ルーカス・コヴァルスキ

 
フィンランドのオルガニスト、ピェートゥル・サカリ Pétur Sakari(1992–)の新作。彼が、20歳の時に録音、2014年1月にリリースした BIS Records 最初のアルバム『フランス・オルガン音楽』(BIS SA-1969)は、トゥルヌミールの《「復活のいけにえに」によるコラール即興曲》始まるプログラムを高い完成度で演奏、サンテティエンヌ・デュ・モン教会のオルガンの響きをリアルに捉えた録音と合わせて高い評価を獲得しました。
 
第2作のアルバムでは、セザール・フランクの晩年の2つの曲集をサント・クロワ大聖堂のオルガンで演奏しています。この大聖堂に設置されたオルガンは、アリスティド・カヴァイエ=コル Aristide Cavallé-Coll(1811–1899)が1880年に製作。手鍵盤三段というカヴァイエ=コルの当時最新鋭の楽器は、ヴィルトゥオーゾ・オルガニストでもあったフランクの《3つのコラール》にインスピレーションを与えたと言われています。《3つのコラール》は、フランクが亡くなる数週間前に完成させた最後の重要な作品です。「この作品で彼は、『疾風怒濤』からも19世紀後期の交響的オルガン音楽からも遠く離れた、清朗、均衡、透明なアンサンブル、洗練された和声を実現した」(ジャン=パスカル・ヴァション)。《オルガンのための3つの小品》は、1878年のパリ万国博覧会に際してフランクが、ウジェーヌ・ジグー、マリー・ヴィドール、サン=サーンスとともに提供した作品です。9月に作曲を終え、10月1日、フランクが、トロカデロ宮殿に設置されたカヴァイエ=コルのオルガンを弾いて初演しました。ピェートゥル・サカリという、もっとも新しい世代のオルガニストによるこのアルバムは、エミール・ベルリナー・スタジオのルーカス・コヴァルスキ Lukas Kowalski が、制作と録音を担当。2020年1月、サント・クロワ大聖堂のセッションで録音されました。
 
[プロフィール]
 
フィンランドのオルガニスト、ピェートゥル・サカリ Pétur Sakari (1992–)。3歳からチェロを習い、両親に連れられて行ったロードス島のオルガン・リサイタルでオルガンに魅せられ、8歳の時から鍵盤楽器の演奏を学び始めました。2005年、13歳でリサイタル・デビュー。ペッカ・スイッカネンの後、トゥオマス・カルヤライネンとカレヴィ・キヴィニエミ、2010年からはパリのエスケシュとヴァルニエの下で学び、その間、トゥルク、ラハティ、ポリとトゥルク大聖堂のオルガンフェスティヴァルに参加、最優秀若手芸術家と最優秀若手オルガニストに選ばれました。彼は、アイスランドの男子名をファーストネームにもち、アイスランド交響楽団の首席指揮者・音楽監督を務めていた父ペトリ Petri Sakari とともに、子供時代の大半をアイスランドで過ごしています。
 
価格 2,915円(税込価格)(本体価格 2,650円) 

『ウェーバー ピアノと管弦楽のための作品全集』
BIS SACD 2384 SACD hybrid (5.0 surround/stereo) classical 

 
カール・マリア・フォン・ウェーバー(1786–1826)
 ピアノ協奏曲第1番 ハ長調 WeVN.9(Op.11)(1810)
 ピアノ協奏曲第2番 変ホ長調 WeVN.15(Op.32)(1811–12)
 コンツェルトシュテュック(Konzertstück) へ短調  WeVN.17(Op.79)(1821)
  ロナルド・ブラウティハム (フォルテピアノ)
  ケルン・アカデミー マイケル・アレグザンダー・ウィレンズ(指揮)
 
[楽器 Fortepiano: Paul McNulty 2007, after Conrad Graf c.1819]
 
録音 2018年11月 ドイツ放送室内楽ホール(ケルン、ドイツ)
制作 インゴー・ペトリ
録音 イェンス・ブラウン

 
ロナルド・ブラウティハム Ronald Brautigam は、2019年、マイケル・アレグザンダー・ウィレンズ Michael Alexandeer Willens 指揮ケルン・アカデミー Kölner Akademie と共演してベートーヴェンの交響曲全集(BIS SA-2274)をリリース。ドイツやフランスのメディアから最高の評価を与えられ、イギリスの「Gramophone」誌から「素晴らしい演奏と、それを捉えた BIS のエンジニアたちの洗練された感覚が、新鮮で爽快な気分をもたらした」と評されました。ブラウティハムの2021年最初のアルバムは、ウェーバーがピアノと管弦楽のために書いた3つの作品です。
 
モーツァルトの協奏曲をモデルにしたと思われる《ピアノ協奏曲第1番》は、ヴィオラ、チェロ、ホルン、ティンパニという小さな編成のオーケストレーションから繊細さとロマンティックな温もりが生まれる第2楽章「アダージョ」と、舞曲の性格をもった「プレスト」の終曲にウェーバーの個性が見られると言われています。《ピアノ協奏曲第2番》は、ウェーバーが楽譜を入手したベートーヴェンの《皇帝》と同じ変ホ長調で書かれた作品です。最初の協奏曲を超えた完成度と輝かしさをもち、とりわけ、精細なオーケストレーションで書かれた「アダージョ」の第2楽章は、ウェーバーの作曲したもっとも美しい楽章に数えられ、終曲〈ロンド〉には《魔弾の射手》を予感させるページも見られます。3曲のうちもっともよく知られる《コンツェルトシュテュック》は、《魔弾の射手》が初演される1821年6月18日に完成した作品です。約16分の「演奏会の小品」は、大きく4つの部分に分かれ、十字軍で出征した騎士の帰還を待つ貴婦人をイメージして作曲されたと言われます。
 
このアルバムでブラウティハムは、明確な音の輪郭と美しく豊かな響きをあわせもった、マクナルティ製作のコンラート・グラーフによるレプリカ楽器を弾いています。ピリオド楽器のオーケストラと共演してウェーバーを弾くブラウティハムの微笑む姿を想像できる、チャーミングな演奏。ベートーヴェンの協奏曲全集と同じインゴー・ペトリの制作、ケルンのドイツ放送室内楽ホールでのセッション録音です。
 
価格 2,915円(税込価格)(本体価格 2,650円) 

『青ひげ公の城』
BIS SACD 2388 SACD hybrid (5.0 surround/stereo) classical 

 
ベーラ・バルトーク(1881–1945)
 歌劇《青ひげ公の城》 Op.11
  ミカ・カレス(バス、青ひげ公)
  シルヴィア・ヴェレシュ(メゾソプラノ、ユーディット)
  ゲーザ・シルヴァイ(ナレーション)
  ヘルシンキ・フィルハーモニック管弦楽団
  スサンナ・マルッキ(指揮) [歌唱 ハンガリー語]
 
録音 2020年1月 ヘルシンキ・ミュージックセンター(ヘルシンキ、フィンランド)(ライヴ録音、追加セッション録音)
制作 ロバート・サフ
録音 エンノ・マエメツ

 
ヘルシンキ・フィルハーモニックと首席指揮者スサンナ・マルッキ Susanna Mälkki(1969–)によるバルトークの第2作。バレエの音楽《かかし王子》と《不思議なマンダリン》を収めた2019年のアルバム(BIS SA-2328)は、イギリスの「グラモフォン」誌から「(スサンナ・マルッキは)ヘルシンキ・フィルハーモニックから鮮明な、リズムの統制のとれた演奏を引きだしている……登場人物たちに新鮮な命を吹きこみ生き生きと動かす、素晴らしいストーリーテラーでもある」と評され、各国のメディアからも高い評価を獲得しました。新しいバルトーク・アルバムの《青ひげ公の城》は、シャルル・ペローの『青ひげ』に基づいてベーラ・バラージュが執筆した台本による1幕のオペラです。場の区切りがなく、ナレーターによる「プロローグ」、青ひげ公に連れられたユーディットが城に到着するオープニング、「拷問部屋」につづく第1の扉から、3人の妻が現れる第7の扉まで、物語の展開とバルトークの音楽に従い、一般的に、大きく9つの場面に分けられます。
 
このアルバムには、ヘルシンキのミュージックセンターで2010年1月に行われた上演のライヴ録音と追加セッションで録音された演奏が収録されました。「青ひげ」を歌うミカ・カレス Mika Kares(1978–)は、シベリウス・アカデミーで学んだ、フィンランドのバス歌手です。2005年から2010年までカールスルーエ・バーデン州立歌劇場のアンサンブルに所属、バイエルン国立歌劇場、シカゴ・リリック・オペラ、ザルツブルク音楽祭、ロイヤル・オペラ・ハウスなど、各国のオペラハウスの舞台に立ってきました。ケント・ナガノとヨーテボリ交響楽団が上演した《ボリス・ゴドゥノフ》(BIS SA-2320)に参加、ピーメン役を歌いました。
 
「ユーディット」役には、ハンガリーのメゾソプラノ歌手シルヴィア・ヴェレシュ Szilvia Vörös が起用されています。フランツ・リスト音楽大学でエヴァ・マルトンに学び、2014年にハンガリー国立歌劇場でデビュー。2016年、ザルツブルク音楽祭の「ヤング・シンガー・プロジェクト」のメンバーに選ばれ、アンナ・ネトレプコ、プラシード・ドミンゴと共演しました。2018年からウィーン国立歌劇場のアンサンブルのメンバー。コンサートではバッハ、ペルゴレージ、モーツァルト、アルヴォ・ペルト、ペーテル・エトヴェシュたちの作品を歌っています。「プロローグ」のナレーションは、ハンガリー出身のヴァイオリニスト、ゲーザ・シルヴァイ Géza Szilvay(1943–)が担当しました。指揮者としても活動、シベリウス・アカデミーで教えて多くのヴァイオリニストを育てたことで知られます。《青ひげ公の城》のスサンナ・マルッキは、前作と同様、バルトークの作品を「現代音楽」のから捉え、ヘルシンキ・フィルハーモニックの輝かしい音色と深い響きを活かしながら「無」の幕切れに向けて音楽を展開させていきます。マルッキは、2021年5月、ベルリン・フィルハーモニーのコンサートでこのオペラを指揮する予定です。
 
価格 2,915円(税込価格)(本体価格 2,650円)

和声の迷宮(il labirinto armonico)
BIS SACD 2445 SACD hybrid (5.0 surround/stereo) classical 

 
和声の迷宮(il labirinto armonico)
ピエトロ・ロカテッリ(1695–1764)
 ヴァイオリンの技法(L’Arte del Violino) Op.3
  ヴァイオリン協奏曲 ト長調 Op.3 no.9
  ヴァイオリン協奏曲 イ長調 Op.3 no.11
  ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.3 no.12
  イリア・グリンゴルツ(ヴァイオリン、指揮)
  フィンランド・バロック管弦楽団
 
[楽器: Violin: Ferdinando Gagliano, c.1770]
 
録音 2019年1月 ヤルヴェンパー教会(ヤルヴェンパー、フィンランド)
制作 ノーラ・ブランデンブルク

 
イタリア・バロックのヴァイオリニストで作曲家、ロカテッリ Pietro Locatelli の《ヴァイオリンの技法(L’Arte del Violino)》は、ヴァイオリン・ソロ、弦楽と通奏低音のために書かれた12の協奏曲で構成した作品です。それぞれの曲は3つの楽章に分かれ、最初と最後の楽章にはソリストが技巧を発揮する「カプリッチョ 」が置かれています。1733年に「Op.3」として出版。ヴィルトゥオーゾ性と芸術性をあわせもったヴァイオリンの書法は、18世紀のヴァイオリン音楽に強い影響を与えたと言われます。BIS Records の新しいアルバムのソリスト、イリア・グリンゴルツ Ilya Gringolts(1982–)は、ロシアのヴァイオリニスト。レニングラード(現、サンクトペテルブルク)に生まれ、タチアナ・リベロワとジャンナ・メタリーディに学び、ニューヨークのジュリアード音楽院に進みました。2001年から2003年の BBC Radio 3「次世代アーティスト」のひとり。Onyx や DG といったレーベルに録音し、オスモ・ヴァンスカ指揮ラハティ交響楽団が参加した『パガニーニ』(BIS-999)に始まる6枚のアルバムを BIS Records からリリースしています。ロカテッリの曲集から3つの協奏曲を演奏した BIS レーベル第7作の『和声の迷宮』。グリンゴルツと共演するフィンランド・バロック管弦楽団 Finnish Baroque Orchestra(FIBO)は、1989年に創設されたピリオド楽器のアンサンブルです。バロック期と現代の音楽を主なレパートリーにヘルシンキの貴族院(Ritarihuone)のレジデンス・オーケストラとして活動、クフモ室内楽音楽祭やトゥルク音楽祭、北欧各国と海外のコンサートに出演。このアルバムが BIS レーベルへの初めての録音です。2019年1月、ヤルヴェンパー教会でのセッション録音。
 
価格 2,915円(税込価格)(本体価格 2,650円)

『孤独の歌(Songs of Solitude)』 Selection
BIS SACD 2533 SACD hybrid (5.0 surround/stereo) classical 

 
『孤独の歌(Songs of Solitude)ヴィオラ・ソロの音楽』
細川俊夫(1955–)[横浜]
 Sakura/Solitude(さくら/孤独)(2020)
ヨハン・ゼバスティアン・バッハ(1685–1750)
 サラバンド(《無伴奏チェロ組曲第4番 変ホ長調 BWV.1010》から)
ヨハンナ・ドーデラー(1969–)[シュミダタル、オーストリア]
 Shadows(影)(2020)
ホセ・セレブリエール(1938–)[ニューヨーク]
 Nostalgia(郷愁)(2020)
ヨハン・ゼバスティアン・バッハ(1685–1750)
 サラバンド(《無伴奏チェロ組曲第1番 ト長調 BWV.1007》から)
ティグラン・マンスリアン(1939–)[イェレヴァン(エレバン)、アルメニア]
 Ode an die Stille(沈黙に寄せる頌歌)(2020)
大島ミチル(1961–)[ニューヨーク]
 Silence(沈黙)(2020)
ヨハン・ゼバスティアン・バッハ(1685–1750)
 サラバンド(《無伴奏チェロ組曲第3番 ハ長調 BWV.1009》から)
カレヴィ・アホ(1949–)[ヘルシンキ]
 Am Horizont(地平線にて)(2020)
ジョン・パウエル(1963–)[ロサンジェルス]
 Perfect Time for a Spring Cleaning(噴水清掃にうってつけの時)(2020)
ヨハン・ゼバスティアン・バッハ(1685–1750)
 サラバンド(《無伴奏チェロ組曲第5番 ハ短調 BWV.1011》から) 
クリスティーナ・スピネイ(1984–)[ナッシュヴィル、テネシー州]
 Keep Moving(動きつづけろ)(2020)
リーアン・サミュエル(1944-)[プルヘリ、ウェールズ]
 Salve Nos(われらを救いたまえ)(2020)
ヨハン・ゼバスティアン・バッハ(1685–1750)
 サラバンド(《無伴奏チェロ組曲第2番 ニ短調 BWV.1008》から) 
ゲイブリエル(ガブリエル)・プロコフィエフ(1975–)[ロンドン]
 Five Impressions of Self-Isolation(自己隔離で思う5つのこと)(2020)
  Calling Out…(掛け声をかける) Wine for One(ひとりで開けるワイン)
  Only Birds in the Sky(空の鳥だけが)
  How Many Weeks…?(いったい何週間…?)
  Back to the English Garden(イギリス式庭園にもどる)
ヨハン・ゼバスティアン・バッハ(1685–1750)
 サラバンド(《無伴奏チェロ組曲第6番 ニ長調 BWV.1012》から)
フェデリコ・ガルデッラ(1979–)[ミラノ]
 Consolation(慰め)(2020)
  ヒヨリ・トガワ(戸川ひより)(ヴィオラ)
 
[楽器 Viola: Antonio Cassini, Modena, c.1690/Bow: Benoit Rolland]
 
録音 2020年6月、9月、10月 アンドレーアス教会(ベルリン=ヴァンゼー、ドイツ)
制作・録音・編集・ミクシング マルティン・ナゴルニ

 
「孤独の歌(Songs of Solitude)」のプロジェクトは、ひとつのウィルスのせいで世界中の人々が隔離状態に追いこまれた時、ヒヨリ・トガワの思いつきから生まれました。細川俊夫、ヨハンナ・ドーデラー、ホセ・セレブリエール、ティグラン・マンスリアン、大島ミチル、カレヴィ・アホ、ジョン・パウエル、クリスティーナ・スピネイ、リーアン・サミュエル、ゲイブリエル・プロコフィエフ、フェデリコ・ガルデッラ。各国の作曲家たちが、彼女のたっての願いを受け、さまざまな場所で「孤独の時」を過ごしながら作曲したヴィオラ・ソロの曲が、曲間にはさまれるバッハの《無伴奏チェロ組曲》の「ヴィオラ」による6つの〈サラバンド〉と一緒に演奏されます。
 
ヴィオラ奏者のヒヨリ・トガワ(戸川ひより) Hiyoli Togawa は、日本とオーストラリアをルーツにもち、ドイツのラインラントで育ちました。ヴァイオリンを習っていた幼少のころ、父親が大切にしていた古いヴィオラをこっそり弾いたことが、人生を捧げるに値する「声」をもつ楽器との出会いだったと言います。ライナー・モーク、アントワン・タメスティ、ハリオルフ・シュリヒティヒに学び、アルテミス四重奏団からは室内楽の知識を授けられました。シュレスヴィヒ=ホルシュタイン音楽祭をはじめとするフェスティヴァルに定期的に出演、ハンブルク・カメラータ、ノルディック室内管弦楽団などのアンサンブルと共演しています。2017年8月、フィンランドのカレヴィ・アホが彼女の演奏からインスピレーションを得て作曲した《Solo XII - In memoriam EJR》を初演、翌年2月にハンブルク・カメラータのコンサート・シリーズ「Krypta」で再演しました。オンスロウ、メンデルスゾーン、カリヴォダの曲を弾いた『ヴィオラのためのロマンティック・ソナタ』(Naxos)がデビュー・アルバムです。
 
ヒヨリ・トガワは、モデナのアントニオ・カッシーニ Antonia Cassini が1690年ごろに製作したとされるヴィオラを弾いています。「孤独の歌」に似合った深い響きを生む楽器です。このアルバムにつけられた44ページのブックレットには、彼女がプロジェクトについて綴った「プロローグ」と「エピローグ」、それぞれの作曲家についての覚書(英語、ドイツ語、フランス語)が、写真や彼女の描いた絵と一緒に掲載されています。2020年の6月から10月にかけてベルリン=ヴァンゼーのアンドレーアス教会で行われたセッションの録音です。
 
「2020年の春、わたしはまだ、空っぽのベルリンのスタジオで座っていました。そして、晩夏が訪れるころ、わたしの机には新しい楽譜がいっぱい置かれ、壁には新しく描いた絵が掛かっていました。音と色彩に囲まれていることで、孤立しているという感覚はまったくありません。むしろ、支えられ、守られていると感じました。コンサートの聴衆がいないと音楽家としては孤独だと感じることが多かったと思います。でも、この古い音楽と新しい音楽のおかげで、これっぽっちも孤独感はありません。このことも私は『孤独の歌』で表現しました」(ヒヨリ・トガワ「エピローグ」から)
 
価格 2,915円(税込価格)(本体価格 2,650円)

『北欧ラプソディ(Nordic Rhapsody)』  Selection
BIS SACD 2560 SACD hybrid (5.0 surround/stereo) classical 

 
『北欧ラプソディ(Nordic Rhapsody)』
クリスチャン・シンディング(1856–1941)
 古風な様式の組曲(Suite im alten Stil) イ短調 Op.10
 (ヴァイオリンとピアノのための)
ヴィルヘルム・ステーンハンマル(1871–1927)
 2つの感傷的なロマンス(Två sentimentala romanser) Op.28(1910)
 (ヴァイオリンとピアノのための)
  アンダンティーノ(Andantino)
  アレグロ・パテティコ(Allegro patetico)
ジャン・シベリウス(1865–1957)
 6つの小品(6 Pièces) Op.79(ヴァイオリンとピアノのための)
  思い出(Souvenir)(1915/1919) 牧歌的舞曲(Tanz-Idylle)(1917)
  子守歌(Berceuse)(1917)
カール・ニルセン(1865–1931)
 ロマンス(Romance) ニ長調 CNW61(c.1883)
 (ヴァイオリンとピアノのための)
エイノユハニ・ラウタヴァーラ(1928–2016)
 夜想曲と踊り(Notturno e danza)(1993)
 (ヴァイオリンとピアノのための)
エドヴァルド・グリーグ(1843–1907)
 ヴァイオリンソナタ第1番 ヘ長調 Op.8(1865)
  ユーハン・ダーレネ(ヴァイオリン)
  クリスチャン・イーレ・ハドラン(ピアノ)
 
[楽器 Violin: Antonio Stradivarius, 1756/Piano: Steinway D]
 
録音 2020年9月 クルトゥルム(ニューショーピング、スウェーデン)
制作・録音 イェンス・ブラウン

 
ノルショーピング生まれのスウェーデンのヴァイオリニスト、ユーハン・ダーレネ Johan Dalene(2000–)は、2019年、サミュエル・バーバーとチャイコフスキーの協奏曲(BIS SA-2440)でアルバム・デビュー。「ここ10年の間でもっとも素晴らしいヴァイオリニストのデビュー作のひとつ」(「BBC Music Magazine」)、「ダーレネの演奏には、彼が特別な感受性をもった音楽家だとわかる『存在』が感じられる」(「Gramophone」)など、各国のメディアから高く評価されました。ダーレネのアルバム第2作。北欧の19世紀から20世紀を代表する作曲家のヴァイオリンとピアノのための作品を演奏しています。
 
シンディングの《古風な様式の組曲》は、ライプツィヒに留学した彼が、バロック音楽、18世紀ドイツ音楽の装飾、バッハのスタイルに「デザイン」した作品。技巧的なパッセージも織りこまれ、クライスラーやハイフェッツが好んで演奏したと言われます。ステーンハンマルが、僚友アウリンとの友情に触発されて書いた、胸をうつリリシズムと明るい陽の光に満ちた「アンダンティーノ」と感情の起伏の激しい「アレグロ・パテティコ」の《2つの感傷的なロマンス》。シベリウスが《交響曲第5番》と同じころに作曲した《6つの小品》から〈思い出〉〈牧歌的舞曲〉〈子守歌〉。カール・ニルセンの《ロマンス》は、彼がコペンハーゲンのアカデミーで学ぶ以前に作曲したと推測されている作品です。ラウタヴァーラの《夜想曲と踊り》は、「ガラスのハーモニー」の上をヴァイオリンが「さまよう」夜の音楽と、白昼のダンス。「夜想曲」の素材は、後に、交響曲《光の天使》に再使用されます。プログラムの最後、グリーグの《ソナタ第1番》は、ノルウェーの民俗音楽とその心を「芸術作品」のうちに再生する道を選んだ彼の「一里塚」とみなされる作品です。
 
ダーレネのこのアルバムのため BIS Records は、ノルウェーのハドラン Christian Ihre Hadland(1983–)を共演者に起用しました。ハドランは、ソリストとしての活動とともに室内楽のピアニストとして忙しく、ヴァイオリニストのクラッゲルードやメゾソプラノのスーザン・グレアムたちと共演。アンドレーアス・ブランテリードと録音したグリーグとグレインジャーの『チェロ作品集』(BIS SA-2120)は、「グラモフォン」誌の「エディターズ・チョイス」に選ばれています。グリーグの《ソナタ》の第2楽章「アレグレット・クワジ・アンダンティーノ」。2019年から2022年の BBC Radio 3 「次世代アーティスト」のひとり、ダーレネと、2011年から2013年のアーティストだったハドランのふたりがグリーグの音楽に共感を寄せ、こよなく美しい「音楽の時」が生まれます。アルバムの制作と録音をイェンス・ブラウン Jens Braun が担当、ニューショーピング市の「クルトゥルム(Culturum)」でセッション録音されました。
 
[プロフィール]
 
ユーハン・ダーレネ Johan Dalene(2000–)。スウェーデンのノルショーピング生まれ。4歳からヴァイオリンを習い、3年後、初めてプロの交響楽団と共演。王立ストックホルム音楽大学でペール・エーノクソンに学び、ドラ・シュヴァルツベルク、パメラ・フランク、ゲルハルト・シュルツ、デトレフ・ハーン、ヘンニング・クラッゲルードのマスタークラスに参加しました。ヨーロッパ、中国、南アフリカのオーケストラにソリストとして客演、ローランド・ペンティネン、イングリ・アンスネスたちと共演。2018年の「ノルウェー・クレッシェンド」プログラムでジャニーヌ・ヤンセン、ライフ・オーヴェ・アンスネス、ギドン・クレーメルに教わりました。デンマークのオーゼンセで行われる「カール・ニルセン国際コンペティション」の2019年ヴァイオリン部門で第1位。2019年から2022年の BBC Radio 3「次世代アーティスト」に選ばれ、2020年/2021年のシーズン、スウェーデン放送交響楽団の「アーティスト・イン・レジデンス」を務めています。楽器は、オスロの「アンデシュ・スヴェオース公益基金」から貸与された1736年製のアントニオ・ストラディヴァリウスです。
 
クリスチャン・イーレ・ハドラン Christian Ihre Hadland(1983–)。ノルウェーのスタヴァンゲル生まれ。スタヴァンゲル大学芸術学部(旧、ローガラン音楽院)でエルリング・ラグナル・エーリクセンに学びました。15歳でノルウェー放送管弦楽団と共演してオーケストラ・デビュー。1999年からイジー・フリンカに私的に教わり、彼が教えるバラット・ドゥーエ音楽学校に入学。2008年、ソリストとしてのデビューコンサートをノルウェー・オペラで行いました。2011年から2013年の BBC Radio 3 「次世代アーティスト」のひとり。イギリスのオーケストラと共演、ウィグモアホールのリサイタル、リーソール室内楽フェスティヴァルへの出演と活動を広げ、音楽の繊細なニュアンスを大切にする演奏スタイルから「ピアノの抒情詩人」と呼ばれています。アンナル・フォレソーの『バルトーク・アルバム』(2L28SACD)で CD 録音デビュー。ヘンニング・クラッゲルードと共演したシンディングのヴァイオリンとピアノの作品集(Naxos)、ショパンとシューマンのピアノ作品集(Simax PSC1307)、ハイドン、ブラームス、ボロディンたちの作品を演奏した『ひばり』(PSC1337)ドメニコ・スカルラッティのソナタ集(Simax PSC1358)と、ソロ・アルバムをリリースしています。
 
価格 2,915円(税込価格)(本体価格 2,650円)

『北欧の音楽(Nordic Music)』
Hänssler Classic HC 20064 classical 

 
ヤン・ホーカン・オーベリ(1916–2012)(編曲)
 天つみ国に(I himmelen, i himmelen》(『スウェーデン賛美歌本』)
オーラ・ヤイロ(1978–)
 慈しみと愛のあるところ(Ubi Caritas)
ヴァルデマル・オーレーン(1894–1982)
 夏の賛美歌「谷と野原はやさしい緑におおわれ」
 (Sommarpsalm “En vänlig grönskas rika dräkt”)
モッテン・ヤンソン(1965–)
 雫(Stillae)(チャールズ・アンソニー・シルヴェストリ(1965–)のラテン語の詩)
ホーカン・パルクマン(1955–1988)(編曲)
 東の国へ私は行こう(Till Österland)
モッテン・ヤンソン(1965–)
 マリア IV(Maria IV)
ヤン・サンドストレム(1954
 サンクトゥス(聖なるかな)(Sanctus)
クヌート・ニューステット(1915–2014)
 不滅のバッハ(Immortal Bach)
  ドルトムント合唱アカデミー・ユース・コンサート合唱団
  フェリクス・ハイトマン(指揮)
ヤン・サンドストレム(1954
 山の風に寄せるヨイク(Bieggá luohte/Joik till fjällvinden)(1998)
 (ユーハン・メーレクのヨイクによる)
  ドルトムント合唱アカデミー・ユース・コンサート合唱団
  WDR 放送合唱団 ステファン・パルクマン(指揮)
  リヒャルト・ロギーヴァ(バリトン)
ペア・ヌアゴー(1932–)
 喜べ神の御母を(Gaudet Mater)
ヤーアン・イェアシル(1913–2004)
 私の大好きな谷(Min yndlingsdal)(1957)
ペア・ヌアゴー(1932–)
 一輪のばらが咲いた(Flos ut rosa floruit)
ニルス・リンドベリ(1933–)
 きみを夏の一日にくらべたらどうだろう(Shall I compare thee to a summer’s day)
ヤーコ・マンテュヤルヴィ(1963–)
 海の惨事の頌歌(Canticum Calamitatis Maritimae)(1997)*
エイノユハニ・ラウタヴァーラ(1928–2016)
 第一の悲歌(Die erste Elegie)(1993)
  WDR 放送合唱団 ステファン・パルクマン(指揮)
  ミン・インソン(ソプラノ)*
  アレクサンダー・シュミット(バリトン)*
 
録音 2019年10月21日–24日、2018年9月5日、9月3日–6日、2011年11月8日、2012年10月22日 WDR クラウス・フォン・ビスマルク・ホール(ケルン、ドイツ)
制作 シュテファン・ハーン
録音 ウーヴェ・ザビロフスキ

 
スカンディナヴィアの文化はこれまでずっと、人々を魅了し、心をつかんできました。スカンディナヴィアの音楽には神秘的で「典型的に北欧」の響きがあることがしばしば言われ、とりわけ、民俗音楽と民謡と順応しながら発展してきた合唱音楽には、自然の中にいる人間の姿と心が深く刻まれています。季節の変化とともに変わる人々の日常生活を映し、生と死に対する基本的な問いを投げかける、これらの国々の合唱音楽。ドルトムント合唱アカデミー・ユース・コンサート合唱団と WDR 放送合唱団のアルバムでは、スウェーデン、ノルウェー、フィンランド、デンマークの合唱レパートリーから15曲が歌われます。
 
『スウェーデン賛美歌本』の一曲をヤン・ホーカン・オーベリが編曲した《天つみ国に》。グレゴリオ聖歌のアンティフォナに基づく、オーラ・ヤイロの《慈しみと愛のあるところ》。暗い冬が過ぎ、夏の訪れを告げるオーレーンの《夏の賛美歌》。モッテン・ヤンソンが、国際ベーレンライター合唱コンペティションに優勝した記念にドルトムント合唱アカデミー・ユース・コンサート合唱団に献呈した《雫》と、スウェーデン王室の委嘱で作曲した《マリア IV》。ヤン・サンドストレムが「ヨイク」を素材に作曲した《山の風に寄せるヨイク》と、パリのノートルダム寺院で初演された《サンクトゥス》。バッハの4声のコラールを「即興」風に展開させたニューステットの《不滅のバッハ》。ペア・ヌアゴーが、中世デンマークのラテン語ミサのメロディを素材にして作曲した《喜べ神の御母》と、聖母マリアを讃える中世の旋律を「現代の音楽」に作った《一輪のばらが咲いた》。若かったころを懐かしむ、ヤーアン・イェアシルの《私が大好きだった谷》。ジャズピアニストで作曲家のニルス・リンドベリが、シェイクスピアの『ソネット18番』に作曲した《きみを夏の一日にくらべたらどうだろう》。フィンランドのマンテュヤルヴィが、1994年9月28日、フィンランド群島、ウト島沖のバルト海で起きた海難事故の犠牲者を追悼する「レクイエム」として作曲さした《海の惨事の頌歌》(Requiem zum Untergang der Estonia)。ラウタヴァーラの《第一の悲歌》は、彼が若いころ興味をもっていたというリルケの詩に作曲されました。
 
「ドルトムント合唱アカデミー・ユース・コンサート合唱団(Jugendkonzertchor der Chorakademie Dortmund)」は、ヨーロッパ最大の「歌」の学校のひとつ、ドルトムント・コンサートホールの運営する「合唱アカデミー」のアンサンブルです。監督を務めるフェリクス・ハイトマン Felix Heitmann が創設、年長クラスの男女、約40人が所属しています。ケルンに本拠を置く「WDR 放送合唱団(WDR Rundfunkchor)」は、43人のアンサンブル。2014年から2020年にかけてスウェーデンのステファン・パルクマン Stefan Parkman(1952–)が首席指揮者を務めました。西部ドイツ放送(WDR)のホールでのセッション録音を集成したアルバムです。
 
価格 2,805円(税込価格)(本体価格 2,550円)

『郷愁(Saudade)』
Ondine ODE1386-2 contemporary/classical 

 
ジブオクレ・マルティナイティーテ(1973–) 管弦楽作品集
 郷愁(Saudade)(2019)(シンフォニー・オーケストラのための)
 千花模様(Millefleur)(2018)(シンフォニー・オーケストラのための)
 地平線(Horizontai/Horizons)(2013)(シンフォニー・オーケストラのための)
  リトアニア国立交響楽団 ギエドレ・シュレキーテ(指揮)
 キアロスクーロ三部作(Šviesotamsos trilogija/Chiaroscuro Triology)(2017)
 (ピアノと弦楽オーケストラのための)
  トンネル(Tunelis/Tunnel) 流星(Meteoritai/Meteors)
  光の闇(Tamsa šviesoje/Darkness of Light)
  ガブリエリュス・アレクナ(ピアノ)
  リトアニア室内管弦楽団 ギエドレ・シュレキーテ(指揮)
 
録音 2020年7月28日–30日 リトアニア国立フィルハーモニック協会 大ホール(ヴィルニュス、リトアニア)

 
リトアニアの作曲家、ニューヨークを拠点に活動するジブオクレ・マルティナイティーテ Žibuoklė Martinaitytė(1973–)のオーケストラのための作品集。《郷愁》は、ポルトガル語の「saidade(郷愁)」という「たったひとつの言葉」が創作のイマジネーションの引き金になって作曲されました。「ノスタルジアのためのノスタルジア」「私にない憧れに対する憧れ」という哲学的な思考を象徴的に「音」に作ったという作品です。多数の微小な「音の身ぶり手ぶり」で構成された《千花模様》。映画『Cloud Atlas(クラウド・アトラス)』と『The Hours(めぐりあう時間たち)』、イタロ・カルヴィーノの小説『If on a winter’s night a traveler(冬の夜ひとりの旅人が)』が主なインスピレーションとなった、多層構造の《地平線》。《キアロスクーロ三部作》は、「ガイダ」フェスティヴァルの委嘱で作曲され、2017年10月21日、ガブリエリュス・アレクナ Gabrielius Alekna とギエドレ・シュレキーテ  Giedrė Šlekytė(1989–)指揮のリトアニア室内管弦楽団により初演されました。「『明暗のコントラスト』をさす言葉として主に美術の場で使われる、イタリア語の “chiaro”(明)と ”scuro” (暗)を組み合わせた『キアロスクーロ(chiaroscuro)』は、闇と光、つまり、私たちの存在のまさに本質を映しています」(マルティナイティーテ)。
 
価格 2,585円(税込価格)(本体価格 2,350円)

『歌唱の技術 - ダーヴィド・ビョーリングへのオマージュ 第4集』
Sterling CDA1835/1836-2 2CDR's classical 

 
『歌唱の技術 - ダーヴィド・ビョーリングへのオマージュ 第4集』
[Disc 1]
ジャコモ・マイアベーア(1791–1864)
 歌劇《アフリカの女》- おお、パラダイス(第4幕)
シャルル・グノー(1818–1893)
 歌劇《ファウスト》- 挨拶しよう!慎ましく清らかな家よ(第3幕)
ジョルジュ・ビゼー(1838–1875)
 歌劇《真珠とり》- 耳に残るは君の歌声(第1幕)
ジュール・マスネ(1942–1912)
 歌劇《マノン》- 目を閉じると見える(第2幕)
ピエトロ・マスカーニ(1863–1945)
 歌劇《カヴァレリア・ルスティカーナ》- おかあさん、あの酒は強いね
ジャコモ・プッチーニ(1858–1924)
 歌劇《トスカ》- 妙なる調和(第1幕)
ジュゼッペ・ヴェルディ(1813–1901)
 歌劇《運命の力》- 生きることは地獄だ、この不幸な者には(第3幕)
ジャコモ・プッチーニ(1858–1924)
 歌劇《ラ・ボエーム》- 冷たい手を(第1幕)
 歌劇《トゥーランドット》- 寝てはならぬ(第3幕)
ジョルジュ・ビゼー(1838–1875)
 歌劇《カルメン》- おまえの投げたこの花を(第2幕)
ジュール・マスネ(1942–1912)
 歌劇《ル・シッド》- 統べたまい、裁きたもう御父よ(第3幕)
ウンベルト・ジョルダーノ(1867–1948)
 歌劇《アンドレア・シェニエ》- ある日、青空を眺めて(第1幕)
ジュゼッペ・ヴェルディ(1813–1901)
 歌劇《アイーダ》- もし私がその戦士であったなら…清きアイーダ(第1幕)
 歌劇《トロヴァトーレ》- 見よ、恐ろしい炎を(第3幕)
リヒャルト・ワーグナー(1813–1883)
 歌劇《ローエングリン》- はるかな国に(第3幕)
[Disc 2]
ウルフ・ヴェスレーン(1927–2009)(編曲)
 7つのスウェーデン民謡
  水の精のポルスカ(Näckens polska)
  東の国へ私は行こう(Till Österland vill jag fara)
  喜びの花(Glädjens blomster)
  すべて天空のもとに(Allt under himlens fäste)
  さあ、大いに飲もう、生あるかぎり(Hej dunkom)
  うるわしき水晶(Kristallen den fina)
  ああ、美しいヴェルムランドよ(Ack Värmland du sköna)
カール・レオポルド・シェーベリ(1861–1900)
 トゥーネナ(音楽)(Tonerna)
エーリク・グスタフ・イェイエル(1783–1847)
 羊飼いの少年の歌(Vallgossens visa)
フィンランド民謡(グンナル・ハーン(1908–2001)編曲)
 なんと美しい野バラ(En vildros så fager)
ハインリヒ・プファイル(1835–1899)
 湖はおだやかに憩う(Lugn vilar sjön) Op.10 no.1
カール・ユーナス・ルーヴェ・アルムクヴィスト(1793–1866)
 幾千もの星のこと/君はひとりで歩んではいない」
 (Om bland tusen stjärnor/Du går icke ensam)
ヴィルヘルム・ステーンハンマル(1871–1927)
 森で(I skogen)
アウスグト・シェールリング(1842–1919)
 白いバラ(Vita rosor)
ヴィルヘルム・ペッテション=ベリエル(1867–1941)
 菩提樹の陰の乙女(Jungfrun under lind)
 君の名を書いた(Ditt namn jag hade skrivit)
 空にある星のように(Som stjärnorna på himmelen)
 受け継いだもの、それは憧れ(Längtan heter min arvedel)
イーヴァル・ヴィデーン(1871–1951)
 セレナード「松と白樺の葉が」
 (Serenad “Tallarnas barr och björkarnas blad”)
テューレ・ラングストレム(1884–1947)
 夏の夜(Sommarnatten)
ヒューゴ・アルヴェーン(1872–1960)
 森は眠る(Skogen sover) Op.28 no.6
アウグスト・セーデルマン(1832–1876)
 ヘイメル王とアスローグ(Kung Heimer och Aslög)
ヴィルヘルム・ステーンハンマル(1871–1927)
 メロディ「君だけが牧場を歩いてゆく」
 (Melodi “Bara du går över ängarna”)
 オルフェウスが竪琴を手に(Orpheus with His Lute)
ジャン・シベリウス(1865–1957)
 黒いばら(Svarta rosor) Op.36 no.1
 逢い引きから帰ってきた娘(Flickan kom ifrån sin älskings möte) Op.37 no.5
 三月の雪の上のダイアモンド(Demanten på marssnön) Op.36 no.6
 夢だったのか(Var det en dröm?) Op.37 no.4
 夕べに(Till kvällen/Illalle) Op.17 no.6ß
  ラーシュ・ビョーリング(テノール)
  リリアン・カールソン(ピアノ) ハッリ・エーベット(ピアノ)
  カール=オト・エラスミー(ピアノ) ヤン・エイロン(ピアノ)
  ブリタ・リグネル(ピアノ) アヌーシュカ・ムケルジー(ピアノ)
  ジョン・マッケイ(ピアノ) セルゲイ・レズニコフ(ピアノ)
  ウルフ・ヴェスレーン(ピアノ) ピアニスト不明
 
録音 1978年、1985年、2014年、1975年–1990年

 
スウェーデン音楽史と世界のオペラ史に名を残すテノール歌手、ユッシ・ビョルリング(ユシー・ビョーリング) Jussi Björling の子、テノール歌手のラーシュ・ビョーリング Lars  Björling による、祖父ダーヴィド David Björling(1873–1926)へのオマージュ。シリーズ第4集では、オペラのアリアと、スウェーデンとフィンランドの民謡とバラードと歌曲が歌われます。 
 
価格 4,980円(税込価格)(本体価格 4,500円) 
 

高品質メディア(Sony DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-Rによるリリースです。