May 2021

『ウンディーネ(Undine)』
Aparté AP 252 classical

 
『ウンディーネ(Undine)』
ヨアキム・アナセン(1847–1909)
 海辺で(Au bord de le mer) Op.9(フルートとピアノのための)
 練習曲(Etude) Op.41 no.14(《18の練習曲(18 Fløteetuder)》から)
 (フルートとピアノのための)
 間奏曲(Intermezzo) Op.51 no2
 (《4つのサロンの小品(Quatre morceaux de salon)》から)
 (フルートとピアノのための)
 練習曲(Etude) Op.21 no.4(《24の練習曲(24 Fløteetuder)》から)
 (フルートとピアノのための)
 バラードと風の精たちの踊り(Balade et danse des Sylphes) Op.5
 (フルートとピアノのための)
エドヴァルド・グリーグ(1843–1907)
 鐘の音(Klokkeklang) Op.54 no.6(《抒情小曲集 第5集》から)
 (ピアノのための)
 子守歌(Berceuse) Op.38 no.1(《抒情小曲集 第2集》から)
 (ピアノのための)
 孤独なさすらい人(Ensom vandrer) Op.43 no.2
 (《抒情小曲集 第3集》から)(ピアノのための)
 風の精(Sylfide) Op.62 no.1(《抒情小曲集 第7集》から)
 (ピアノのための)
 トロルの行進(Trolltog) Op.54 no.4 (《抒情小曲集 第5集》から)
 (ピアノのための)
 妖精の踊り(Alfedans) Op.12 no.4(《抒情小曲集 第1集》から)
 (ピアノのための)
 スケルツォ(Scherzo) Op.54 no.5(《抒情小曲集 第5集》から)
 (ピアノのための)
 ソールヴェイの歌(Solveigs sang) Op.52 no.4
 (《自作の歌曲によるピアノ曲》から)(ピアノのための)
カール・ライネッケ(1824–1910)
 バラード(Ballade) Op.288(フルートとピアノのための)
 ウンディーネ(Undine) Op.167(フルートとピアノのためのソナタ)
  アレクシス・コセンコ(フルート)
  ヴァシリス・ヴァルヴァレソス(ピアノ)
 
[楽器 Flute: Meyer, Hannover 1880/Kruspe «Reform-Flöte», Leipzig 1900/Meyer, Hannover 1855/Piano: Steinway, New York 1855/Bechstein, Berlin 1912]  
 
録音 2020年9月

 
パラケルススの錬金術の著作に由来する「undine(ウンディーネ)」は、後世の作家たちが「水の精」として発展させ、ジャン・ジロドゥの戯曲『オンディーヌ』やラヴェルの《夜のガスパール》(第1曲〈オンディーヌ〉)といった芸術作品が生まれました。Aparté Music の『ウンディーネ』は、民話や伝説にインスピレーションを得て書かれた19世記後期の作品を集めて作られたアルバムです。ライネッケがフリードリヒ・フーケの小説『ウンディーネ』に基づいて作曲した4楽章の《ウンディーネ・ソナタ》』。フルートの教則本で知られるデンマーク・ロマンティシズムの作曲家、カール・ヨアキム・アナセン(アンデルセン)Carl Joakim Andersen(1847–1909)のフルートとピアノのための《海辺で》《バラードと風の精たちの踊り》と「練習曲」や「サロンの小品」として出版された曲集の小品。グリーグのピアノ曲集《抒情小曲集》の〈風の精〉〈トロルの行進(小人の行進)〉といった作品。こうしたロマンティックな作品が、生まれた時代のみずみずしい雰囲気を醸し出すため、すべて19世紀のフルートとピアノを使って演奏されています。
 
アレクシス・コセンコ Alexis Kossenko は、1977年、フランスのニース生まれ。パリ国立高等音楽学校のアラン・マリオンとアムステルダム音楽院のマーテン・ルートにフルートを学び、ピリオド楽器とモダン楽器のフルーティスト、指揮者として活動。ケルン・アカデミー、コンチェルト・コペンハーゲン、ル・コンセール・スピリチュエルをはじめとするヨーロッパ各地のアンサンブルで演奏、アルテ・デイ・スオナトーリやレ・ザンバサドゥールと共演した協奏曲のアルバムをリリースしています。2020年、フランスのピリオド楽器オーケストラ「王室第厩舎・王宮付管弦楽団(La Grande Écurie et la Chambre du Roy)の音楽監督に就任しました。ヴァシリス・ヴァルヴァレソス Vassilis Varvaresos は、1983年、ギリシャのテッサロニキの生まれ。ミレナ・モロヴァにピアノを学び、各国のコンペティションに参加、ニューヨークの「Young Concert Artists」の1998年のアーティストのひとりに選ばれました。BIS Records のスカルコッタスのシリーズで《ヴァイオリン、ピアノと管弦楽のための協奏曲》(BIS SA2434)の録音に参加しています。
 
価格 2,695円(税込価格)(本体価格 2,450円) 

『Back to StockHome』
BIS SACD 2379 SACD hybrid (5.0 surround/stereo) contemporary/classical

 
『Back to StockHome』
ブリッタ・ビューストレム(1977–)
 A Walk to Schubert(シューベルトへの散歩)(2018)
 (ヴィオラとコントラバスのための)*
エドゥアルド・トゥビン(1905–1982)
 コントラバス協奏曲 ETW22(1948)**
ブリッタ・ビューストレム(1977–)
 A Walk to Bruckner(ブルックナーへの散歩)(2017)
 (ヴィオラとコントラバスのための)*
 Infinite Rooms(無限の部屋)(2016)
 (ヴァイオリン/ヴィオラ、コントラバスと管弦楽のための)*/***
 A Walk to Strauss(シュトラウスへの散歩)(2018)
 (ヴィオラとコントラバスのための)*
イェスペル・ヌーディン(1971–)
 ピアノ三重奏曲(2003 arr. 2009)
 (ヴァイオリン、コントラバスとピアノのための)†
カーリン・マルムレーヴ=フォシュリング(1916–2005)(リック・ストーティン(1982–)編曲)
 In memoriam(追悼)(1999)(コントラバスのための編曲)
  リック・ストーティン(コントラバス)
  マーリン・ブルーマン(ヴァイオリン/ヴィオラ)*/†
  スウェーデン放送交響楽団 ** ジェイムズ・ガフィガン(指揮)**
  ヴェステロース・シンフォニエッタ ***
  サイモン・クロフォード=フィリップス(指揮 ***、ピアノ †)
 
録音 2018年4月18日–20日 ヴェステロース・コンサートホール(19日(ライヴ)(Infinite))、2019年10月10日–12日(11日–12日の「ライヴ」を含む) ベールヴァルドホール(ストックホルム)(トゥビン)、2020年6月14日 ヴェステロース・コンサートホール(ヴェステロース、スウェーデン)(三重奏曲、Memoriam)
制作 イェンス・ブラウン
録音 クリスティアン・シュタルケ、マリオン・シュヴェーベル、イェンス・ブラウン

 
オランダのリック・ストーティン Rick Stotijn(1982–)は、この10年、ストックホルムに住んでいます。首席コントラバス奏者としてスウェーデン放送交響楽団で演奏、古くて新しい街からインスピレーションを与えられ、新しい友人もたくさんできました。ここは彼の第二の故郷、セカンドホームです。新しいアルバムのタイトルは『Back to StockHome』。「丸太の小島(stock-holm)」ではなく「丸太のホーム」に戻る。かつてこの街を創作の場とした作曲家と、今、ここで活動する作曲家の作品を演奏しています。アルバムに参加したマーリン・ブルーマン Malin Broman(1975–)は、スウェーデン放送交響楽団のコンサートマスター、サイモン・クロフォード=フィリップス Simon Crawford-Phillips は、ヴェステロース・シンフォニエッタの首席指揮者。ストーティンの所属する、『天使たちの声』(BIS SA–2244)の「ストックホルム・シンドローム・アンサンブル」の同僚たちです。
 
このアルバムでもっとも古く、もっともよく知られた作品は、トゥビンの《コントラバス協奏曲》です。エストニアの作曲家エドゥアルド・トゥビンEduard Tubin は、第二次世界大戦中の1944年9月、家族を連れてタリンを逃れ、ストックホルムに亡命。1982年に亡くなるまでこの街で暮らしました。この協奏曲は、エストニア出身のコントラバス・ヴィルトゥオーゾ、ボストン交響楽団のルトヴィク・ユフト Ludvig Juht(1894–1957)の委嘱で作曲されました。大戦後の時代の空気を反映し気分の4つの楽章が、つづけて演奏される作品です。ホーカン・エーレーン(BIS-337)に次ぐ BIS 録音。スウェーデン放送交響楽団を指揮しているジェイムズ・ガフィガン James Gaffigan(1979–)は、アルバム『Americans』(Harmonia Mundi HMM 902611)のアメリカの指揮者です。
 
ブリッタ・ビューストレム Britta Byström(1977–)の「ヴァイオリン/ヴィオラ、コントラバスと管弦楽のための二重協奏曲」《Infinite Rooms(無限の部屋)》は、草間彌生のアート『Infinity Morror Rooms(無限の鏡の部屋)』からインスピレーションを得て作曲されました。「infinite Room(無限の部屋)」「a rrom of figures(人影の部屋)」「pizzicato room(ピッツィカートの部屋)」「whistling room(口笛を吹く部屋)」「staccato room(スタッカートの部屋)「chorale room(コラールの部屋)」「combination room(コンビネーションの部屋)」の7楽章。ストーティンとブルーマンとのコラボレーションで作曲され、ふたりに献呈されました。もっとも重要なスウェーデン作品に与えられる「Stora Christ Johnson-priset」の2020年の受賞作です。このアルバムには、初演の翌年、2018年4月19日にヴェステロース・シンフォニエッタが行ったコンサートのライヴ録音が収録されています。
 
『Walks(散歩)』は、デュオから大編成のオーケストラまで、約20曲のシリーズとして作られました。このアルバムの「ヴィオラとコントラバスのため」の「3つの散歩」は、シューベルトの《交響曲第5番》、ブルックナーの《交響曲第3番》、リヒャルト・シュトラウスの《ドン・キホーテ》の「アンコール」として作曲され、各曲の短い引用が「余韻」のように使われています。
 
イェスペル・ヌーディン Jesper Nordin(1971–)の《ヴァイオリン、コントラバスとピアノのための三重奏曲》は、2003年の《ヴァイオリン、チェロと管弦楽のための二重協奏曲》をアレンジした作品です。素材に使ったスウェーデン北部の「結婚行進曲」の元の性質を少し残しながらコンピューターで変形、ドローンや、スウェーデン民謡の「ブルーノート」に関係する四分音も使い、1楽章で書かれています。ストーティンがブルーマンとクロフォード=フィリップスと演奏するためヌーディンに依頼して作られたアレンジです。
 
アルバムの最後、カーリン・マルムレーヴ=フォシュリング Carin Malmlöf-Forssling(1916–2005)の「ソプラノのためのヴォカリーズ」をストーティンが編曲した《In memoriam(追悼)》が演奏されます。
 
価格 2,915円(税込価格)(本体価格 2,650円)

『アイヴズ、ベルンハルト・ガンダー』
BIS SACD 2409 SACD hybrid (5.0 surround/stereo) classical 

 
チャールズ・アイヴズ(1874–1954)
 ピアノソナタ第1番(1901–09)
ベルンハルト・ガンダー(1969–)
 ピーター・パーカー(Peter Parker)(2003)
チャールズ・アイヴズ(1874–1954)
 3ページのソナタ(Three Page Sonata)(1905)(ピアノとチェレスタのための)*
  ヨーナス・アホネン (ピアノ、チェレスタ *)
 
録音 2019年8月15日–18日 ゼンデザール(ブレーメン、ドイツ)
制作・録音 マリオン・シュヴェーベル

 
フィンランドのピアニスト、ヨーナス・アホネン Joonas Ahonen(1984–)の《コンコード・ソナタ》(BIS SA-2249)につづくアイヴズ第2作。《ピアノソナタ第1番》は、アイヴズがイェール大学を卒業した1898年、同窓生たちと住み始めたニューヨークのアパートにあったピアノで弾いた「即興」が発端となった作品です。ほとんどの部分が1901年ごろから1904年にかけて作曲され、1911年に作曲した最後の音楽が第4楽章に含まれています。その後、1914年から1917年にかけて第5楽章に大幅に手が入れられて完成されるものの、清書譜は、貸した友人から戻されず、そのまま紛失したといわれます。第2楽章には《旅籠にて(In the Inn)》として知られる1899年の《第1ラグタイム・ダンス》が組みこまれ、ポリリズムやポリトーナルといったアイヴズの音楽の性格がすでに見られる作品です。《3ページのソナタ》は、アイヴズの手稿譜のページ数から、この名が付けられました。B-A-C-H をモチーフにした音型がなんども現れ、チェレスタで弾く部分もある作品です。アイヴズの2つの作品の間にオーストリアのベルンハルト・ガンダー Bernhard Gander(1969–)の《ピーター・パーカー》が演奏されます。コミックスと映画の『スパイダーマン』をインスピレーションに、スパイダーマンの動きとアクションを写実的に描写したという作品です。
 
価格 2,915円(税込価格)(本体価格 2,650円)

『カレヴィ・アホ 独奏楽器のための音楽』
BIS SACD 2446 SACD hybrid (5.0 surround/stereo) contemporary/classical  

 
カレヴィ・アホ(1949–)
 ソロ IV(Solo IV)(1997)(チェロのための)
 ソロ XII - EJR 追悼(Solo XII – in memoriam EJR)(2016)(ヴィオラのための)
 ソロ IX(Solo IX)(2010)(オーボエのための) [BIS SA-1876]
 ソロ XIV(Solo XIV)(2018)(クラリネットのための)
 ソロ V(Solo V)(1999)(ファゴットのための) [BIS SA-2206]
 ソロ X(Solo X)(2010)(ホルンのための) [BIS SA-1859]
 ソロ III(Solo III)(1990–91)(フルートのための) [BIS-1159]
  サムリ・ペルトネン(チェロ)
  戸川ひより(ヒヨリ・トガワ)(ヴィオラ)
  ピート・ヴァン・ボクスタル(オーボエ)
  シモン・ライトマイアー(クラリネット)
  ブラム・ファン・サムベーク(ファゴット)
  マリー=ルイーズ・ノイネッカー(ホルン)
  シャロン・ベザリー(フルート)
 
[楽器 Cello: Giovanni Grancino 1702/Viola: Cassini, Modena c.1690/Oboe: Rigoutat Symphony/Clarinet: Herbert Wurlitzer, No.100 C Wiener Modell/Bassoon: Heckel 1970, No.11174/Horn: Ger. Alexander, Model 103/Flute: Muramatsu 14k All Gold Model, No.53900]
 
録音 2018年10月 カレヴィ・アホ・ホール(ラハティ、フィンランド)(IV)、2020年1月 アンドレーアス教会(ベルリン=ヴァンゼー、ドイツ)(XII)、2010年9月 ポットン・ホール(サフォーク、イングランド)(IX)、2019年2月 ポットン・ホール(サフォーク、イングランド)(XIV)、2015年11月 スウェーデン放送第2スタジオ(ストックホルム、スウェーデン)(V)、2011年7月 オステローケル教会(スウェーデン)(X)、2000年10月 フルビー教会(スウェーデン)(III)
制作 トーレ・ブリンクマン(IV)、マルティン・ナゴルニ(XII)、マリオン・シュヴェーベル(IX、V)、ロバート・サフ(XIV、III)、インゴー・ペトリ(X)
録音 トーレ・ブリンクマン(IV)、マルティン・ナゴルニ(XII)、マリオン・シュヴェーベル(IX、V)、ジェフリー・ギン(XIV)、インゴー・ペトリ(X、III)
 

フィンランドのカレヴィ・アホ Kalevi Aho(1949–)は、17曲の交響曲と32曲の協奏曲を2020年までに完成させ、今日、管弦楽のための作品をもっとも多く手がける作曲家のひとりとして知られます。一方、彼は、長いキャリアの中で室内楽と器楽の作品も数多く作曲。特に、1975年のヴァイオリンのための作品に始まる『ソロ(Solo)』のシリーズは、すでに17曲を書きあげています。これらの作品は、「協奏曲」を書く楽器を知るために作る曲、コンペティションの課題曲と、それぞれ出発点は異なるものの、すべて、「カレヴィ・アホ」のエッセンスが凝縮。器楽奏者たちの貴重なレパートリーとして演奏されています。BIS Records は、協奏曲と組み合わせてリリースされた作品も含め、全17曲をまとめることを企画。7曲を収めた最初のアルバムがリリースされます。
 
《ソロ IV》は、トゥルク音楽協会のコンペティションのための委嘱で作曲されました。チェロの「技巧」よりも「旋律線の美しさの表出と演奏の純度の高さ」に重点を置いて作曲された作品です。フィンランドのサムリ・ペルトネン Samuli Peltonen によるこの演奏が、初録音です。《ソロ XII》は、アホが作曲を学んだエイノユハニ・ラウタヴァーラ(EJR)の訃報に接した後、ラップランドのフェスティヴァルでヴィオラ奏者の戸川ひより Hiyoli Togawa と出会い、作曲が決まりました。「ヴィオラのハーモニックス」と「普通のヴィオラの音」の音に「人生」が重ねられ、戸川ひよりに結婚のプレゼントとして贈られました。アホは、この後、彼女のソロ・アルバム『孤独の歌』(BIS SA-2533)のために《地平線にて》を作曲しています。
 
《ソロ XIV》は、オーストリアのクラリネット奏者、シモン・ライトマイアー Simon Reitmaier のたって願いで作曲が実現した作品です。「マルチフォニック・サウンド」のための高い技術が求められ、アホは、すべてうまくいけば「とてもいい感じの曲」と言っています。この録音の翌年、2019年10月12日、インスブルックで初演されました。
 
残りの4曲は、過去のアルバムに収録されていた作品です。《オーボエ協奏曲》(BIS SA-1876)を録音したベルギーのオーボエ奏者ピート・ヴァン・ボクスタル Piet Van Bockstal(1963–)にアホが献呈した《ソロ IX》。オランダのブラム・ファン・サムベーク Bram van Sambeek(1980–)が、《ファゴット協奏曲》(BIS SA-2206)と組み合わせるために録音した「ドラマチックな」《ソロ V》。ドイツのホルン奏者マリー=ルイーズ・ノイネッカー Marie-Luise Neunecker(1955–)のブラームスとリゲティのホルン三重奏曲のアルバム(BIS SA-1859)のための《ソロ X》。《ソロ III》は、シャロン・ベザリー Sharon Bezaly が『ソロ・フルート A – Z Vol.1』(BIS-1155)のために委嘱した作品です。
 
価格 2,915円(税込価格)(本体価格 2,650円)

『シベリウス 大気の娘・タピオラ・春の歌』
Chandos CHSA 5217 SACD hybrid (Multichannel/stereo) classical 

 
ジャン・シベリウス(1865–1957)
 音詩《大気の娘(ルオンノタル)(Luonnotar)》Op.70(1913)
 (ソプラノと管弦楽のための)*
 交響詩《タピオラ(Tapiola)》 Op.112(1926)
 劇付随音楽《ペレアスとメリザンド(Pelléas et Mélisande)》 組曲 Op.46(1905)
  城の門で(Vid slottsporten) メリザンド(Mélisande)
  浜辺で(På stranden vid havet) 外苑の泉(En källa i parken)
  メリザンドの歌「三人の盲目の姉妹(De trenne blinda systrar)」*
  田園詩(Pastorale) 糸を紡ぐメリザンド(Mélisande vid sländan)
  間奏曲(Mellanaktsmusik) メリザンドの死(Mélisandes död)
 恋するもの(Rakastava) Op.14(1893 rev.1911-12)
 (弦楽オーケストラ、ティンパニとトライアングルのための)
 春の歌(Kevätlaulu) Op.16(1894 rev.1895)
  ベルゲン・フィルハーモニック管弦楽団
  エドワード・ガードナー(指揮)
  リーセ・ダーヴィドセン(ソプラノ)*
 
録音 2018年5月7日–9日、2021年2月16日–19日 グリーグホール(ベルゲン、ノルウェー)
制作 ブライアン・ピジョン(2018年)、ヴェーガル・ランドース(2021年)
録音 ラルフ・カズンズ(2018年)、トマス・ヴォルデン(2021年)
録音助手 グンナル・ヘルライフ・ニルセン(NRK)

 
ベルゲン・フィルハーモニックは、2019年9月、2015年に首席指揮者に就任したエドワード・ガードナーとの2021年までの契約を更新、2023年のシーズンまで彼がこのポストにとどまることが決まりました。ベルゲン・フィルハーモニックとガードナーの新作アルバムは、シベリウスの管弦楽作品。彼らにとってはジェラルド・フィンリーの『In the Stream of Life』(2016年録音)(CHSA5178)以来のシベリウス作品です。フィンリーのこのアルバムには管弦楽共演の歌曲とともに3つの管弦楽曲が収録されていました。ガードナーとベルゲンのオーケストラの演奏を「Gramophone」誌は、好意的に評価。アルバムの最初に演奏される《ポホヨラの娘》について、オスモ・ヴァンスカとラハティ交響楽団の録音ともくらべながら、「印象主義的な演奏……きめ細かさとともに、推進力の衰えることのない語り口が特徴的で、木管楽器が、どれかひとつにスポットライトが当てられるのではなく、自然な配置で聞こえてくる」と、述べています。
 
新しいアルバムでは、シベリウスの5つの作品が演奏されます。ベルゲン・フィルハーモニックの2017/2018年シーズンのアーティスト・イン・レジデンス、ノルウェーのリーセ・ダーヴィドセン Lise Davidsen が、『カレヴァラ』第1章の「天地創造」に基づくテクストによるソプラノ・ソロを歌う音詩《大気の娘(ルオンノタル)》。第7番の作品で「究極の交響曲」を完成させたシベリウスが、単一主題を交響的に発展させ、「森の自然を猛り狂って吹き抜ける風」を描写した交響詩《タピオラ》。ヘルシンキのスウェーデン劇場で上演されるメーテルランクの戯曲のために書かれた『ペレアスとメリザンド』の音楽による『組曲』は、第4曲〈メリザンドの歌「三人の盲目の姉妹」〉が、オリジナルどおりソプラノの歌を加えて演奏されます。抒情詩集『カンテレタル』の3つの詩を「前衛」ともみなされる大胆な手法で作曲した男声合唱曲をシベリウスが「弦楽オーケストラ、ティンパニとトライアングル」のために改作した《恋するもの》。シベリウスの友人アクセル・カルぺラーンが「なかなか訪れようとしない北欧の春と憂愁の想いを語る音楽」と言った《春の歌》が、最後に演奏されます。
 
価格 2,970円(税込価格)(本体価格 2,700円)

『Choirbook』
Dacapo 6.220627 SACD hybrid (Multichannel/stereo)  contemporary/classical 

 
イェスパー・コク(1967–)
 Choirbook(アカペラ合唱のための)
  第1章「白樺の樹皮 - 4つの夜想曲(Birkebark - 4 Nocturner)」(2012)
   Mælkevejens birkebark Lukker du øjnene Nu er det juni
   Hybenrosen
  第2章「…そしてこの冬は今(...og her til vinter nu)」(2013)
   Strande er forstenede Barndom Og blæsten Husk fugle
   Vinteren, den evige
  第3章「闇の蔓延(Epidemi af mørke)」(2013–14)
   Nåleskoven Der siges Kosmos, du Husk
  第4章「壁のような翼(Vingeslag af vægge)」(2014–15)
   At lægge sig med øret ned Mælkevejen Endnu en nat i verden
  第5章「5つの夏(Fem somre)」(2015)
   Himlens hinde Digtet om Rusland Solens helnode
   Som sagt Slutaugust
  第6章「銀河のかけら(Galakseflager)」(2015 rev.2018)
   Galaksens sommerfugle Nu falder galaksen Ligesom en tallerken
   Universet skælver
  第7章「2つの一瞥の間の(Immelem to blikke)」(2016 rev.2018)
   Verden hvor den gynger når du går Og natten tager notater til din dag
   Under aftenens loft Vild erindring Og Over
  デンマーク国立ヴォーカルアンサンブル
  フレミング・ヴィネキレ(指揮)
 
録音 2019年2月27日–28日、3月27日–29日 デンマーク放送(DR)コンサートホール、第2スタジオ(コペンハーゲン)
制作 プレーベン・イーヴァン
録音 ミケル・ニューマン

 
デンマークの作曲家イェスパー・コク Jesper Koch(1967–)は、デンマークのイプ・ヌアホルム、アンディ・ペイプ、カール・オーウ・ラスムセン、イギリスのコリン・マシューズ、ノルウェーのオラヴ・アントン・トンメセンたちに学びました。室内楽、オルガン、彼自身の楽器アコーディン、管弦楽のための作品を手がけ、作品の数こそ少ないものの、彼の作品の抒情性と音楽のドラマトゥルギーに対する優れた直感が、批評家から称賛されてきました。コクの《Choirbook》は、2012年、それまで声楽のための音楽をほとんど作ってこなかったコクが、「人間の声」のための音楽を書くこと、そして、「メロディと調性」の基本原則に立ち返ることへの衝動を覚え、取り掛かったというアカペラ合唱のための作品です。複雑でありながら単純な、自然への瞑想。同時代の詩人フランク・クーロプ Frank Kjørup(1969–)の詩をテクストに使い「7章」の抒情組曲として作られています。デンマーク国立ヴォーカルアンサンブルによる世界初録音。指揮者のフレミング・ヴィネキレ Flemming Windekilde(1961–)は、デンマークの室内合唱団「ヒムニア」を1983年の創設時から指揮、デンマーク放送の擁する合唱団を2001年から定期的に指揮してきました。
 
価格 2,585円(税込価格)(本体価格 2,350円) 

『ラウニ・グランデールの遺産(The Launy Grøndahl Legacy)第6集』
Danacord DACOCD 886 2CDR’s for price of 1 classical 

 
『ラウニ・グランデールの遺産(The Launy Grøndahl Legacy)第6集』
フリードリク・クーラウ(1786–1832)
 歌劇《ルル(Lulu)》 Op.65(1824)
[Disc 1]
 序曲 第1幕 第2幕(前奏曲-四重唱)
[Disc 2]
 第2幕(二重唱-終曲) 第3幕
  ウーノ・エブレリウス(テノール、ルル王子)
  キアステン・ヘアマンセン(ソプラノ、妖精ペリフェリーメの娘シディ)
  エレン・マーグレーテ・エズラス(ソプラノ、羊飼いの娘ヴェラ)
  モーウンス・ヴェーゼル(バス、魔法使いディルフェング)
  ニルス・ムラー(テノール、小人バルカ)
  ヴォルマー・ホルブル(テノール、羊飼い)
  ヴァルボー・ガーオ(メゾソプラノ、第1の魔女)
  ダウマー・スコウ(メゾソプラノ、第2の魔女)
  エアンスト・ヒュー=クヌセン(ソロ・フルート)
  デンマーク放送合唱団・交響楽団 ラウニ・グランデール(指揮)
[録音 1956年5月15日 デンマーク放送第1スタジオ(コペンハーゲン)]
[Bonus tracks]
ジョージ・フレデリック・ヘンデル(1685–1759)
 歌劇《ジュリオ・チェザーレ》-「Priva son d’ogni conforto」
  エルセ・ブレムス(メゾソプラノ)[録音 1948年2月19日]
クリストフ・ヴィリバルト・グルック(1714–1787)
 歌劇《オルフェオとエウリディーチェ》-「J’ai perdu mon Eurydice」
  エルセ・ブレムス(メゾソプラノ)[録音 1948年9月6日]
ペーター・アーノル・ハイセ(1830–1879)
 歌劇《王と代官(Drot og Marsk)》- 王と炭焼き娘オーセの二重唱
  テューイェ・テューイェセン(テノール)
  マーゲリータ・フロー(ソプラノ)[録音 1945年6月16日]
 歌劇《王と代官(Drot og Marsk)》- レディ・インゲボーと代官の二重唱
  テナ・クラフト(ソプラノ) ホルガー・ビューリング(バス)
 [録音 1933年6月2日]
  デンマーク放送交響楽団 ラウニ・グランデール(指揮)
 
復刻・デジタルマスタリング クラウス・ビューリト

  
ラウニ・グランデール Launy Valdemar Grøndahl(1886–1960)の「遺産」シリーズの第6作。クーラウ Friedrich Kuhlau(1786–1832)の《ルル》は、「3幕のロマンティックなジングシュピール」として書かれた作品です。ドイツで出版された妖精と幽霊の物語のコレクションに収められた『ルル、または、魔法の笛(Lulu, oder Die Zauberflöte)』に基づきC.C.F. ギュンテルベア Carl Christian Frederik Günteberg が執筆したデンマーク語台本に作曲され、1824年10月29日に初演されました。この録音は、グランデールがデンマーク放送交響楽団を指揮してデンマーク放送のスタジオからライヴ放送した一連のデンマーク・オペラのひとつ。彼が引退する少し前、1956年5月15日の演奏です。演出を担当したトーベン・クローウ Torben Krogh による「短縮版」で演奏され、3時間を超す作品から第2幕の「第10番」「第11番」と第3幕の「第15番」「第16番」などセリフを含むナンバーがカットされ、物語の進行を説明するナレーションが加えられました。このアルバムには、ナレーションを省略、デンマーク放送所蔵のオリジナル・テープをデジタルリマスターした音源が収録されています。初めてリリースされる録音です。
 
価格 2,695円(税込価格)(本体価格 2,450円)
 

高品質メディア(Sony DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-Rによるリリースです。 

『バレエ・リュス(Ballets Russes)』 Selection
Harmonia Mundi HMX 2905342 classical[再リリース]

 
『バレエ・リュス(Ballets Russes)』
[Disc 1: ASM-015]
イーゴリ・ストラヴィンスキー(1882–1971)
 バレエ《春の祭典(Le sacre du printemps)》(1913年初版)
 バレエ《ペトルーシュカ(Pétrouchka)》(1911年初版)
[Disc 2: ASM-06]
アレクサンドル・グラズノフ(1865–1936)
 バレエ《ライモンダ(Raymonda)》 Op.57
 - サラセン人の入場 東洋の踊り
 バレエ《四季(Les Saisons)》 Op.67 - 秋のバッカナール
クリスチャン・シンディング(1856–1941)(チャーリー・パイパー 編曲)
 東洋舞曲(Danse Orientale)
アントン・アレンスキー(1861–1906)
 バレエ《エジプトの夜(Egyptian Nights)》
 - エジプト女の踊り 蛇のシャルムーズ ガジーの踊り
エドヴァルド・グリーグ(1843–1907)(ブルーノ・マントヴァーニ 編曲)
 小さなトロル(小妖精)(Småtrold) Op.71–3(抒情小曲集 第10集 から)
イーゴリ・ストラヴィンスキー(1882–1971)
 バレエ《火の鳥(L'oiseau de feu)》(1910)
  レ・シエクル フランソワ=グザヴィエ・ロト(指揮)
 
録音 2013年5月14日 メス・アルセナル、5月16日 グルノーブル MC2、9月29日 フランクフルト旧オペラ座(以上、春の祭典)、2013年5月14日 メス・アルセナル、5月16日 グルノーブル MC2(ペトルーシュカ)、2010年10月2日 シテ・ド・ラ・ミュジーク(パリ)、10月9日 ラン大聖堂(以上、Disc 2)(すべてライヴ)

 
フランソワ=グザヴィエ・ロト François-Xavier Roth(1971–)と彼が創設した「レ・シエクル Les Siècle」の「ライヴ録音」は、最初にリリースされたベルリオーズの《幻想交響曲》(ASM-02)から注目され、以後、新作が発表されるたびに評価と人気が高まり、新鮮な発想の音楽を求める各国のリスナーの期待を集めるようになりました。このシリーズは、《幻想交響曲》から『リゲティ』(ASM-026)までは、アルルの出版社 Actes Sud が制作、同じアルルに本社を置く Harmonia Mundi が配給というスタイルでアルバム・リリースが行われていました。そして、2017年のラヴェルの《ダフニスとクロエ》(HMM 905280)以降のアルバムは、国際的な需要に応えるため、Harmonia Mundiが制作も担当するようになりました。
 
Harmonia Mundi がリリースする「2枚組」アルバムには、Actes Sud が制作し、すでに廃盤になった2枚のアルバム、《春の祭典》《ペトルーシュカ》(ASM-015)と、《火の鳥》とグラズノフたちの作品(ASM-06)が合わせて収録されています。《春の祭典》と《ペトルーシュカ》は、いずれも「初版」による演奏です。《春の祭典》は、1913年5月29日、ピエール・モントゥーが指揮したシャンゼリゼ劇場での初演に使った、パウル・ザッハー財団所蔵の自筆譜を基本に、ロシア音楽出版社が1922年に出版した初版スコアとピエール・モントゥーが1920年代の演奏に使ったスコアを合わせて検討、音の誤りやストラヴィンスキーが改訂した個所を明確にして演奏されました。冒頭の旋律を演奏する1900年ビュッフェ・クランポン製のバソン、小型のフレンチ・テューバ、小トロンボーン、ピストンを備えた古い形のホルンなど、楽器も時代を考証して選ばれ、「初演の音」の再現が試みられています。《ペトルーシュカ》は、四管編成の1911年初版により演奏され、1892年製のエラール・ピアノをジャン=ヒサノリ・スギタニが弾いています。1910年6月にピエルネが指揮してパリ・オペラ座で初演された《火の鳥》も、その楽器やコピー楽器を使って当時の響きを再現することを意図した演奏です。
 
価格 3,740円(税込価格)(本体価格 3,400円) 

『マグヌス・リンドベリ アコーディオンのための作品集』
Neos NEOS 12027 contemporary/classical

 
マグヌス・リンドベリ(1955–)
 アコーディオン・ジュビリー(Accordion Jubilees)(2000-02 rev.2018)
 (アコーディオン・ソロのための)
 二匹のコヨーテ(Dotz Coyotes)(2002 rev.2019)
 (チェロとアコーディオンのための)
 ジュ・ド・アンシュ(リード管を用いて)(Jeux d’anches)(1989–90)
 (アコーディオン・ソロのための)
 メタル・ワーク(Metal Work)(1984)(打楽器とアコーディオンのための)
  ヤンネ・ヴァルケアヨキ(アコーディオン)
  トマス・ヌニェス(チェロ) イェッリュ・ピーポネン(打楽器) 
 
録音 2019年

 
マグヌス・リンドベリ Magnus Lindberg が、2019年までに作ったアコーディオンのための作品のコレクション。《アコーディオン・ジュビリー》は、アンサンブル・アンテルコンタンポランの委嘱で作曲された、ピアノのための《Jubilees》を基にした作品です。この曲集は、ピエール・ブーレーズへの誕生プレゼントとして作曲された〈Jubilee I〉から〈Jubilee VI〉まで、6曲で構成。「テクスチュアを明確に弾くことが求められるという点でドビュッシーとショパンの練習曲と縁戚関係にある」とされます。アコーディオン・ソロのためのトランスクリプションは、このアルバムのアコーディオン奏者ヤンネ・ヴァルケアヨキがリンドベリが共同で行い、2018年、ヘルシンキ・ミュージックセンターのカメラータ・ホールで行われたシベリウス・アカデミーのアコーディオン・クラスの40周年記念コンサートで初演されました。《二匹のコヨーテ》も、2002年3月の「ムジカ・ノーヴァ・ヘルシンキ」でチェリストのアンシ・カルットゥネンがリンドベリのピアノで初演した《Two Coyotes》のヴァルケアヨキとリンドベリによるトランスクリプション。この2曲は、初録音の作品です。セザール・フランクがリード楽器のソノリティ(鳴り響き方)を言葉で表現したオルガン用語を曲名にした《ジュ・ド・アンシュ》と、「金属」リードのアコーディオンと「金属」の打楽器で演奏する《メタル・ワーク》は、マッティ・ランタネンの求めで書かれた作品です。
 
ヤンネ・ヴァルケアヨキ Janne Valkeajoki は、1992年の「うるう日」にフィンランド東部で生まれました。「このうまいタイミングのおかげで、音楽の才能に恵まれた少年は、2015年、わずか5回目の誕生日の後、世界でもっとも名高いアコーディオン・コンペティションのひとつ、スペインのアラサテ・ヒリア国際アコーディオン・コンペティションで第1位を獲得することができました」(ヴァルケアヨキのウェブページから)。ヴァルケアヨキは、シベリウス・アカデミーでマッティ・ランタネンにアコーディオン、ヨルマ・パヌラに指揮を学び、ドイツのヴュルツブルク音楽大学で両科目の修士課程を修めました。アウリス・サッリネン、カレヴィ・アホたちのアコーディオン作品を初演。フィンランドとドイツを中心に音楽祭に出演をつづけ、ラッペーンランタの「クマウス・フェスティヴァル」と、年ごとに開催都市を替えて行われる「ノルリュード・フェスティヴァル」(「北の音」)の芸術監督を務めています。
 
価格 2,585円(税込価格)(本体価格 2,350円)

『Ta’ mig med(私を連れていって)』
OUR Recordings 8.226915 classical

 
『Ta’ mig med(私を連れていって)』
キム・ラーセン(1945–2015)(イェスパー・シーヴェベク 編曲)
 Kvinde min(Lady Oh Lady) Hvis din far gi’r dig lov(If Your Dad Says Okay)
 Joanna Masser af succes(Lots of Success) Der er en sang(There Is a Song)
 Susan Himmelblå Den lige vej(The Narrow Road) Om lidt(In a Moment)
 Flyvere i natten(Planes in the Night) Himlen(Heaven) Kom igen(Come Again)
 Som et strejf af en dråbe(Like a touch of a Raindrop)
  イェスパー・シーヴェベク(ギター)
 
録音 2019年11月4日–6日、2020年10月12日–13日、2021年2月15日–16日 Snowville Recording Studio(オーゼンセ、デンマーク)

 
デンマークのロックとポップのシンガーソングライター、キム・ラーセン Kim Larsen(1945–2015)は、かつて、数々のヒット曲を生み出し、デンマークとスカンディナヴィアの人たちから広く愛されたと言われます。ラーセンの曲をギター・ソロでカバーするという試み。デンマークのギタリスト、イェスパー・シーヴェベク Jesper Sivebæk は、ヤーアン・ビャアスレウ、スウェーデンのペール・オーロフ・ヨンソン、カナダのアルヴァロ・ピエッリに学び、ソリストと室内楽の奏者として活動、2007年からコペンハーゲンの王立デンマーク音楽アカデミーの准教授としてクラシカル・ギター科の主任を務めています。ホルムボーの『ギターのためのソロと室内楽作品』(Dacapo 8.226143)(2012)が代表的録音です。彼が若いころから敬愛してきたというラーセンの曲をギターで演奏するアルバムの構想は10年以上前からあったとされ、彼の音楽のシンプルな美しさを損なわないことを意識しながら全12曲の録音が完成されました。
 
価格 2,585円(税込価格)(本体価格 2,350円) 

『永遠(Eilífur)』  Selection
Pentatone PTC 5186950 contemporary/classical

 
ヴィクトル・オッリ・アウルナソン
 Eilífur(永遠)
  Var * The Thread ** Maiden ** Er */** The Faultline **
  The Vision Nectar Animal Mundi Var - Er *
  フォウストブレーズル男声合唱団 * アウルニ・ハルザルソン(指揮)*
  ベネディクト・クリスチャウンソン(テノール)*
  グリームル・ヘルガソン(クラリネット)*
  エーミル・フリズフィンソン(ホルン)*
  ヨーセフ・オグニベーネ(ホルン)*
  シーグルズル・ソルベルグソン(トロンボーン)*
  カルロス・カロ・アギレラ(トロンボーン)*
  男声六重唱 **
   アーロン・ステイン・アウスビャルナソン ビャルニ・クレインソン
   グヴズムンドゥル・ヴィグニル・カルルソン
   ハフステイン・ソウロウルソン オットルン・アルナルソン
   オットルン・イーミル・アーラソン
  ヴィクトル・オッリ・アウルナソン(指揮)** 
  ヴィクトル・オッリ・アウルナソン(ソロ楽器)
  ヤイール・エラザール・グロットマン(コントラバス・ソロ)
  (Var, The Thread)
  シュテファン・バウマン(バスクラリネット、サクフォソーン)
  (The Vision)
  ベネディクト・スマウリ・スクーラソン(ギター)(Anima Mundi)
  ブダペスト・アート・オーケストラ
  ヴィクトル・オッリ・アウルナソン(指揮)
 
録音 2018年・2019年 VOA Studio(ベルリン)(総合録音)、2017年1月 ラングホルト教会(レイキャヴィーク、アイスランド)*、フリーキル教会(ハフナルフィヨルズル、アイスランド)**、2018年・2019年 ハンガリー放送第22スタジオ「East Connection Studios」(ブダペスト)(オーケストラ)
制作・録音・ミクシング ヴィクトル・オッリ・アウルナソン
制作(オーケストラ) ミクローシュ・ルカーチ
録音 シールグズル・ヨウンソン * ベルグル・ソウリソン **
録音(オーケストラ) ガボール・ビューチコ

 
このところ、さまざまなジャンルのアイスランドの音楽家たちが注目を集めてきています。特に有名なのが、チェリストで作曲家のヒルドゥル・グヴズナドウッティル(ヒドゥル・グドナドッティル)。エレクトロニカ・バンドのメンバーでもある彼女は、『チェルノブイリ』などの映画の音楽を手がけ、『ジョーカー』でゴールデングローブ賞とアカデミー賞の作曲賞を受賞しました。Pentatone Records からアルバムがリリースされるヴィクトル・オッリ・アウルナソン Viktor Orri Árnason も、注目される音楽家のひとりです。彼は、アイスランド芸術大学でヴァイオリンとヴィオラ、ベルリンのハンス・アイスラー音楽大学で作曲と指揮を学び、バンド「ヒャルタリーン Hjaltalín」のメンバーとしてヴァイオリンと作詞作曲を担当、2008年には現代音楽の弦楽アンサンブル「スタルク Stark」を共同で設立しました。「クラシカル音楽の世界とスタジオ制作芸術の世界を衝突させること」に重点を置いて活動。自身のスタジオ「VOA Studio」をベルリンに構え、ヒルドゥルをはじめとする音楽家たちも創作の場として使っています。
 
『永遠の(Eilífur)」は、ヴィクトル・オッリのソロ・デビュー・アルバムです。「永遠に生きることの展望」を瞑想。「近い日、医学の進歩による自然死の根絶が現実となる」ことをイメージした、わかりやすい近未来の物語を、抽象的なアイスランド語の歌詞と緻密に作られた「音楽の語」りで織りあげてゆく、「生きるに値する命」を支えるものへの頌歌をコンセプトに作られました。男声合唱がメインの3曲は、レイキャヴィークの「フォウストブレーズル男声合唱団(Karlakórinn Fóstbræður)」の創設100年記念コンサートのために委嘱された作品です。《Var》(「見よ、警戒せよ、夜の空気を吸え……」)《Er》(「真ん中でひとつになれ……」)《Var - Er》(「永遠。おまえは私のそばで意識している……」)。オーケストラを中心とする6曲は、「24人の弦楽オーケストラ」「12人のチェロと10人のコントラバス」「2つのバスフルート、2つのサクソフォーン、バスクラリネット、コントラバス・クラリネット、2人の打楽器奏者、ヴァイオリン、ヴィオラとチェロ」と、3つの異なる編成で演奏され、男声六重唱、ヴィクトル・オッリ自身の楽器ソロ、ヤイール・エラザール・グロットマン Yair Elazar Glotman のコントラバスなどが加わります。クラシカル音楽をベースにしたメロディと調性のあるこれらの「音」は、アイスランドの教会やハンガリー放送のスタジオで録音され、ヴィクトル・オッリがベルリンの彼のスタジオでミックスしました。ゆたかな感性で作られた「音風景」が美しく、余韻を残す作品です。
 
価格 2,530円(税込価格)(本体価格 2,300円)

『一楽章の交響曲(One Movement Symphonies)』
Reference Recordings RR 149 classical

 
サミュエル・バーバー(1910–1981)
 交響曲第1番 Op.9(1935–36 rev.1943)
ジャン・シベリウス(1865–1957)
 交響曲第7番 ハ長調 Op.105(1924)
アレクサンドル・スクリャービン(1872–1915)
 法悦の詩(Le poème d’extase) Op.54(1905–08)(交響曲第4番)
  カンザスシティ交響楽団 マイケル・スターン(指揮)
 
録音 2016年6月24日–25日 カフマン・センター・フォー・ザ・パフォーミング・センター、ヘルズバーグ・ホール(Kauffman Center for the Performing Arts, Helzberg Hall)(カンザスシティ、ミズーリ州)
制作 デイヴィッド・フロスト
録音 キース・O・ジョンソン、ショーン・マーティン

 
バーバー、シベリウス、スクリャービンの「単一楽章」の交響曲を集めたユニークな企画のアルバム。アメリカのミズーリ州、カンザスシティ交響楽団を、2004年から音楽監督を務めるマイケル・スターン Michael Stern(1959–)が指揮。グラミー賞の最優秀クラシカル音楽プロデューサーに7回選ばれたデイヴィッド・フロスト David Frost が制作、グラミーを受賞ないしノミネート歴のあるキース・O・ジョンソン Keith O. Johnson とショーン・マーティン Sean Martin の Reference Recordings の録音チームがエンジニアリングを担当して作られました。サミュエル・バーバーの《交響曲第1番》は、最初の「アレグロ・ノン・トロッポ」の部分に現れる主題を全体の基礎にし、「アレグロ・モルト」と長い「アンダンテ・トランクィッロ」を経て、第一主題による短い「パッサカリア」で閉じる構成の作品です。1936年にローマで初演され、翌1937年のザルツブルク音楽祭のオープニングコンサートでロジンスキーがウィーン・フィルハーモニーを指揮して演奏。バーバーの「ロングタイム・コンパニオン」のジャン・カルロ・メノッティに献呈されました。シベリウスが、ベートーヴェンの「交響的思考」を究極の姿に完成させた《交響曲第7番》。スクリャービンの《法悦の詩》は、「交響詩」として書かれ、作曲者自身は「交響曲第4番」とみなしたといわれます。神秘主義に傾倒したスクリャービンの「神秘和音」による和声構造とリズムの曖昧性から生まれる永遠性と緊迫の感覚が大きく支配する音楽です。
 
価格 2,310円(税込価格)(本体価格 2,100円)

『スパッレ・オールセン ピアノ作品全集』
Toccata Classics TOCC 0584 classical 

 
スパッレ・オールセン(1903–1984) ピアノ作品全集
 小さな蝶々(Vesle fivrel)(1953)
 ノルウェー民謡組曲(Suite over norske folkevisur) Op.31
  第1番《テレマルクから(Frå Telemark)》(1940–41)
 アリア(Air)(1981)
 ノルウェー民謡組曲(Suite over norske folkevisur)
  第2番《テレマルクから(Frå Telemark)》(1940–41)
 3つのピアノ小品(Tre små klaverstykker)(1936)
 ライトム組曲(Leitom-suite) Op.33(1950–51)
  古い教会で(Ved Gamle-kyrkja)
  クリスマスがやってくると(Når sola klem)
  キンポウゲ(Reinblom) ソルペロの踊り(Sorpero-leiken)
  雪化粧の森(Snøkledd skog) “Leitom’n”(ハリング)
 ロムの6つの昔の村の歌(Seks gamle bygdevisur frå Lom) Op.2(1927–28)
 葬送アンダンテ(Andante funebre)(1937 rev.1949)
 グーブランスダーレンのノルウェー民謡
 (Norske folkevisur fra Gudbrandsdalen)(1938)(18曲)
 ノルウェー民謡の旋律による変奏曲
 (Variasjonar over ein norske folketone) Op.5(1930–31)
 賛歌「永遠(とわ)の春に栄光あれ(Ære det evige Forår)(c.1916)
  オイヴィン・オーセ(ピアノ) [Piano: Steinway D]
 
録音 2020年8月26日28日 レインボースタジオ(オスロ)

 
作曲家、ヴァイオリニストのカール・グスタフ・スパッレ・オールセン Carl Gustav Sparre Olsen は、1903年、スタヴァンゲル生まれ。1歳の時、一家はコペンハーゲンに渡り、1909年、ノルウェーに戻りオスロに落ち着きました。1922年からヘルマン・ファン・デル・フェフトにヴァイオリンを学び、翌年、オスロ・フィルハーモニックにヴァイオリニストとして入団しました。ファッテイン・ヴァーレンの下で作曲を学び、ベルリンのマックス・ブッティング、ロンドンのパーシー・グレインジャーに師事しました。1934年からベルゲンのグリーグ・アカデミーで教え、「ベルゲン・ティーデンデ」紙の批評欄も担当しました。第二次世界大戦が勃発するとノールフィヨルドに移り、1947年から1966年までオップランのガウスダール、その後、リレハンメルに住み、1984年に没しました。ノルウェーの民謡を主なインスピレーションとする合唱曲、管弦楽曲、歌曲を多く作曲、和声法にはエドヴァルド・グリーグの影響がうかがえることが指摘されています。伝承バラードによる《夢の詩(Draumkvædet)》(ソプラノまたはテノール独唱、混声合唱、朗読と管弦楽のための)(1936)が代表作のひとつに挙げられます。
 
スパッレ・オールセンがソロ・ピアノのために書いた音楽の全曲。曲名が表すとおりの「ノルウェー」の音楽です。ピアニストのオイヴィン・オーセ Øyvind Aase(1959–)は、ベルゲン生まれ。レコード・レーベル thema を夫人とともに主宰、『子供のための北欧ピアノ作品集』、「お話とピアノによるアンデルセン童話」『まったくほんとう』、20世紀の小品を集めた『夕べのそよ風の中で』、アルフ・フールムのヴァイオリン、ピアノ、歌曲などのアルバムをリリースしました。ノルウェー・ピアノ音楽の「アドヴォケット(advocate)」のひとりと呼ばれるにふさわしい、あたたかい音楽をもったピアニストです。オールセンのこのジャンルの代表作《ライトム組曲》以外は、初めて録音で紹介されます。
 
価格 2,475円(税込価格)(本体価格 2,250円)

『Do You Hear Me?』
ACT Music ACT 9743-2 jazz 

 
『Do You Hear Me?』
 Wasted on the Youth(Ida Sand) Burning(Ida Sand)
 Can You Hear Me Now(Ida Sand) Waiting(Ida Sand)*
 Now Is Not the Time(Ida Sand) Sweet Child(Ida Sand)
 Too close for Comfort(Ida Sand) Don’t Run Away(Ida Sand)
 Let Go(Ida Sand) Go Be with Her(Ida Sand)
  イーダ・サンド(ヴォーカル、ピアノ、ワーリツァー)
  イェスペル・ヌーデンストレム(オルガン、キーボード、シンセサイザー)
  ペール・リンドヴァール(ドラム、パーカッション)
  ダン・ベリルンド(アップライトベース、ヘフナー・ベース)
  ウーラ・グスタフソン(ギター、エレクトリック・ギター)
  ゲスト・ミュージシャン
   アンデシュ・フォン・ホフステーン(バッキング・ヴォーカル)
   ゴラン・カイフェシュ(トランペット)
   ペール・”リュスクトレスク”・ユーハンソン(サクソフォーン)
   マッツ・オーベリ(ハーモニカ)*
 
録音 2020年5月4日–6日、6月10日–12日 Stureparken Studio(ストックホルム)
制作 イーダ・サンド
録音 ヤルッコ・ヘイニオ
ミクシング ポール・スヴェンレ

 
スウェーデンのシンガーソングライター、ピアニストのイーダ・サンド Ida Sand は、これまで ACT Music から5枚のソロ・アルバムをリリースしてきました。スタンダード・ナンバーに自作を加えた『Meet Me around Mignight』(ACT 9716-1)、ビル・ウィザーズ、サム・クック、ニーナ・シモン、マドンナたちの「祈り」の曲による『The Gospel Truth』(ACT 9581-2)、ロビー・ロバートソン、ジミ・ヘンドリクス、ボブ・マーリーたちの曲を歌った『True Love』(ACT 9481-2)。そして、『Young at Heart』(ACT 9729-2)でニール・ヤングとジョニ・ミッチェルの曲だけを歌った後、アル・グリーンとメイボン・ホッジズの《Take Me to the River》やスティーヴィー・ワンダーの《Please Don’t Hurt My Baby》やジョン・フォガティの《Born on the Bayou》などのナンバーと自作を歌った『My Sold Kitchen』(ACT 9736-2)を作りました。新しくリリースされる『Do You Hear Me?』(わたしの声が聞こえる?)は、彼女が初めて作る、オリジナル曲だけを歌ったアルバムです。
 
このアルバムは、COVID-19 の影響下、スウェーデンでも人々が一般の生活を維持することに努めていた2020年の5月と6月、ストックホルムのスタジオで録音されました。「私は、手足をもがれたかのように感じていました。なんとか歌いたい、音楽がないのは寂しすぎる……ある日、ずっと一緒にやってきたイェスペル・ヌーデンストレムから電話がかかってきました。『俺のスタジオで落ち合って、何かやろうぜ』。いいわ、作ってある曲をいくつか持って行けるわ、と私は言い、何人かの友人にも声をかけました……」。こうして、ジョニ・ミッチェル、ランディ・ニューマン、トム・ウェイツという彼女のルーツを反映しながら、1980年代ポップミュージックのテイストと北欧ジャズの空気感を合わせもつ、素直な気持ちから生まれた歌が人々の心に届くアルバムが生まれました。
 
価格 2,585円(税込価格)(本体価格 2,350円)

『A New Dawn』
ACT Music ACT 9930-2 jazz 

 
『A New Dawn』
 A New Creation(Marius Neset) Theme from Manmade(Marius Neset)
 Old Poison(Marius Neset) Taste of Spring(Marius Neset)
 Brighter Times(Marius Neset)
 A Day in the Sparrow’s Life(Marius Neset) Moring Mist(Marius Neset)
 The Real Ysj(Marius Neset)
 Theme from Every Little Step(Marius Neset)
  マリウス・ネセット(サクソフォーン)
 
録音 2021年1月 OSLO: Fuzz(オスロ、ノルウェー)
制作 マリウス・ネセット
録音・ミクシング ダニエル・ヴォル

 
「マリウス・ネセットがサクソフォーンでやっているのは、この楽器の新たな次元に踏みこむことでしかない」(「南ドイツ新聞(Süddeutsche Zeitung)」)。ネセット Marius Neset(1985–)は、デンマークで17年を過ごした後、2019年、ノルウェーに戻りました。「新たなステップのため」がその理由だったと、彼は語っています。帰国の直前にデンマーク放送ビッグバンドと共演した『Tributes』(ACT9051-2)につづく新作は、オーバーダブやエフェクト処理を施さない「サクソフォーン・ソロ」のアルバムです。卓越した演奏技術をもち「即興のアート」に恵まれた、機知に富んだ作曲家の彼が COVID-19 下のオスロで作曲した作品によるプログラムには、「新しい夜明け」に向けた希望がこめられました。2021年1月、ダニエル・ヴォル Daniel Wold のスタジオ「OSLO: Fuzz」での録音です。
 
価格 2,585円(税込価格)(本体価格 2,350円)

『Access Point(アクセスポイント)』
Losen Records LOS 258-2 jazz 

 
『Access Point(アクセスポイント)』
 Access Point Part 1(Slava Ganelin/Alexey Kruglov/Oleg Yudanov)
 Access Point Part 2(Slava Ganelin/Alexey Kruglov/Oleg Yudanov)
 Access Point Part 3(Slava Ganelin/Alexey Kruglov/Oleg Yudanov)
 Access Point Part 4(Slava Ganelin/Alexey Kruglov/Oleg Yudanov)
 Access Point Part 5(Slava Ganelin/Alexey Kruglov/Oleg Yudanov)
 Encore Point(Slava Ganelin/Alexey Kruglov/Oleg Yudanov)
  スラヴァ・ガネーリン
  (ピアノ、キーボード、ライヴ・エレクトロニクス、パーカッション)
  アレクセイ・クルグローフ
  (アルトサックス、ソプラノサックス、リコーダー)
  オレク・ユダーノフ(ドラム、パーカッション)
 
録音 2017年11月13日 Dom(モスクワ、ロシア)(ライヴ)
制作 アレクセイ・クルグローフ
録音 マクシム・ハイキン

 
「彼は、まだ健在だ。サッカー選手がボールを蹴るように彼もピアノを弾きつづけている」。「伝説」のジャズ・ミュージシャン、リトアニア=イスラエルのスラヴァ・ガネーリンのアルバムが、 Losen Records の「ロシア・ジャズ」の一枚としてリリースされます。
 
ガネーリン Slava Ganelin は、1944年にモスクワに近いクラスコヴォの生まれ。1948年、リトアニアに移住、ヴィルニュス音楽院で学び、ジャズ・ピアニストと作曲家として活動を始めます。彼の「ガネーリン・トリオ」は、1970年代と1980年代、世界でもトップクラスの「フリー・ジャズ」アンサンブルと評され、リトアニアをソ連でもっともジャズの盛んな国にすることに寄与しました。1987年からイスラエルを本拠に活動しています。
 
『Access Point(アクセスポイント)』-- すべての芸術家が焦がれ、求める、真の創造の自由を感じることのできる場所(アレクセイ・クルグローフ)。2012年にモスクワで開催された第1回「Leo Records Festival」をきっかけに結成されたトリオによるアルバムです。2012年のフェスティヴァルをとりまとめたアレクセイ・クルグローフ Alexey Kruglov のサックスとリコーダー、ジャズグループ「Arkhangelsk(アルハンゲリスク)」のオレク・ユダーノフ Oleg Yudanov のドラムとパーカッション、ガネーリンのピアノとキーボード。ビバップの「ノリ」とスピード感に乗って「意識の流れ」のままに即興を展開する彼らの音楽は、ビート・ジェネレーションの作家ジャック・ケルアックの『On the Road(オン・ザ・ロード)』にも例えられています。2017年11月13日、モスクワの「Dom(家)」で行われたコンサートのライヴ録音です。
 
価格 2,585円(税込価格)(本体価格 2,350円)

『Any Time』
Prophone PCD 256 jazz 

 
『Any Time』
 Are You Going(Martin Brandqvist) Any Time(Martin Brandqvist)
 Fingertips(Martin Brandqvist) More Honey(Martin Brandqvist)
 Towards the Moon(Martin Brandqvist)
 An Unusual Day(Martin Brandqvist)
 Down Third Avenue(Martin Brandqvist)
  マッティン・ブランドクヴィスト・カルテット
   マッティン・ブランドクヴィスト
   (ドラム、クラリネット、キーボード、パーカッション)
   マッティアス・ユート(ベース)
   インゲ・ペッテション・リンドベク(サクソフォーン)
   ユーハン・オールソン(ピアノ)
 
録音 2021年2月 Chromophone Studios(トヴェードーラ、スウェーデン)
エンジニアリング ヨアキム・バーファルク
追加録音 MB Home Studio(ダルビュー、スウェーデン )
エンジニアリング マッティン・ブランドクヴィスト

 
スウェーデンのジャズグループ「マッティン・ブランドクヴィスト・カルテット Martin Brandqvist Quartet」は、2016年から活動を始め、2020年にリリースしたセカンド・アルバム『Relations』(PCD206)は、メランコリックな気分の漂う北欧ジャズに各国のリスナーから好意的な反応が寄せられたと言われます。アルバム第3作『Any Time』は、マルチ・インストルメンタリストとし主にてテレビや映画の音楽を手がけてきたブランドクヴィストが自分たちの「ジャズ」に手応えを感じ、新たなインスピレーションを得て制作されました。
 
『Any Time』の7つのトラックはすべて、ブランドクヴィストのオリジナル曲です。彼は、ポップな気分から北欧メランコリーまで、映画を観たり、犬をつれて森を散歩したりといった、ごく自然な日常のできごとからアイデアを得て作ったと言い、アーロン・パークス、マッティアス・アイク、スティーナ・ヌーデンスタム、エミール・ブランドクヴィストといったミュージシャンからもインスピレーションを得たと語っています。「ジャズとは物語を話すこと」。彼は、バンドのメンバーたち、サクソフォーンのインゲ・ペッテション・リンドベク Inge Pettersson Lindbäck、ピアノのユーハン・オールソン Johan Ohlsson、ベースのマッティアス・ユート Matthias Hjorth を「見つけることがせきる最良のストーリーテラーたち」と呼んでいます。
 
リハーサルと録音のセッションは、COVID-19 のパンデミックが続く2021年2月に行われました。スタジオでは4人のプレーヤーがそれぞれ別の部屋に配置され、視覚的なコンタクトのないまま互いの演奏に注意を集中。そのことが、彼らの鋭い感覚を一層高められる結果になったと言います。「リスナーのみなさんは、そのことに気づいてくれるだろうか。”Any Time”(どんなときでも)を楽しんでもらえますように」。
 
価格 2,585円(税込価格)(本体価格 2,350円)

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