June 2022

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『ハイドン チェロ協奏曲』
BIS SACD 2507 SACD hybrid (5.0 surround/stereo) classical

 
ヨーゼフ・ハイドン(1732–1809)
 チェロ協奏曲第1番 ハ長調 Hob.VIIb:1
 チェロ協奏曲第2番 ニ長調 Hob.VIIb:2
 アダージョ(交響曲第13番 ニ長調 Hob.I:13 第3楽章)
パウル・ヒンデミット(1895–1963)
 葬送音楽(Trauermusik)(1936)(チェロと弦楽オーケストラのための)
  クリスチャン・ポルテラ(チェロ、指揮)
  ミュンヘン室内管弦楽団
 
録音 2021年4月6日-9日 昇天教会(Himmelfahrskirche)(ゼンドリング、ミュンヘン)
制作・録音 ハンス・キプファー

 
クリスチャン・ポルテラ Christian Poltéra(1977–)はスイスのチューリヒ生まれ。ザルツブルクとウィーンでハインリヒ・シフに学びました。ギドン・クレーメル、ヘンニング・クラッゲルード、ライフ・オーヴェ・アンスネス、内田光子、キャスリン・ストット、エスター・ホッペ、ロナルド・ブラウティハム、ハーゲン四重奏団といった音楽家たちと共演した室内楽の活動で知られ、ハンス・ペーター・ツィンマーマンとアントワーヌ・タメスティと組んだ「トリオ・ツィンマーマン」の録音を修成したアルバム『A Retrospective』(BIS SA 2677)が先日、リリースされました。最新の BIS アルバムでは、楽譜が現存するハイドンの2つの《チェロ協奏曲》、《交響曲第13番》のチェロ・ソロが際立った活躍をする第3楽章「アダージョ」、ヒンデミットが、イギリス国王ジョージ五世の1936年1月20日の崩御の報に接して作曲した《葬送音楽》を演奏しています。
 
価格 2,915円(税込価格)(本体価格 2,650円)

『シューベルト 交響曲全集』
BIS SACD 2514 4SACD’s hybrid (5.0 surround/stereo) classical

 
フランツ・シューベルト(1797–1828)
[Disc 1: BIS SA 1989]
 交響曲第1番 ニ長調 D.82(1813)
 葬送行進曲(Marche funèbre)
 (歌劇《アドラスト(Adrast)》(未完) D.137(1819–20)から)
 交響曲第2番 変ロ長調 D.125(1814–15)
 劇付随音楽《魔法の竪琴(Die Zauberharfe)》序曲 D.644
 (《ロザムンデ(Rosamnude)》序曲)
[Disc 2: BIS SA 1786]
 交響曲第3番 ニ長調 D.200(1815)
 交響曲第4番 ハ短調 D.417《悲劇的(Tragiiche)》(1816)
 交響曲第5番 変ロ長調 D.485(1816)
[Disc 3: BIS SA 1987]
 交響曲第6番 ハ長調 D.589(1817–18)
 劇付随音楽《《ロザムンデ(Rosamnude)》 D.797(1823)(抜粋)
  間奏曲第1番 ロ短調 間奏曲第3番 変ロ長調 間奏曲第2番 ニ長調
  バレエ音楽第2番 ト長調 バレエ音楽第1番 ロ短調/ト長調
[Disc 4: BIS SA 1656]
 交響曲第8番(第7番) ロ短調 D.759《未完成(Unvollendete)》(1822)
 交響曲第9番(第8番) ハ長調 D.944《グレート(Great)》(1825–26)
  スウェーデン室内管弦楽団
  トマス・ダウスゴー(指揮)
 
録音 2013年6月(Disc 1)、2010年1月(第3番)、2011年8月(第4番)、2009年5月(第5番)、2012年2月(Disc 3)、2006年10月(第8番)、2007年12月(第9番) オレブルー・コンサートホール(オレブルー、スウェーデン)

 
ベーレンライター『新シューベルト全集(Neue Schubert-Ausgabe)』に基づく演奏。
 
価格 7,040円(税込価格)(本体価格 6,400円)

『テレマン リコーダー・ソナタ』
BIS SACD 2555 SACD hybrid (5.0 surround/stereo) early music/classical

 
ゲオルク・フィリップ・テレマン(1681–1767)
 ソナタ ハ長調 TWV 41:C5 ソナチネ イ短調 TWV 41:a4
 ソナタ ヘ短調 TWV 41:f2 ソナチネ ハ短調 TWV 41:c2
 ソナタ ヘ長調 TWV 41:F2 ソナタ 二短調 TWV 41:d4
 ソナタ ヘ短調 TWV 41:f1 ソナタ ハ長調 TWV 41:C2
  ダン・ラウリン(リコーダー)
  アンナ・パラディーゾ(チェンバロ)
  マッツ・オーロフソン(チェロ)
 
[楽器 Alto recorders: Philippe Laché, Fred Morgan and Francesco Livirghi/Harpsichord: François Paul Ciocca (2008) after Nicolas & François Blanchet (1730)/Cello: Johan Öberg the elder, Scokholm, c.1765]
 
録音 2021年4月19日–21日 スンドビュベリ(スウェーデン)

 
ダン・ラウリン Dan Laurin は、1987年にリリースされた2枚の『リコーダー・デュエット』(BIS CD 334, CD 335)を手始めにテレマンのリコーダー音楽を継続して録音、これらのアルバムは2011年に『リコーダー・コレクション』(BIS CD1488)としてセット化されました。2020年のスウェーデン・グラミー賞を受けたルーマンの《ゴロヴィン伯爵の祝宴のための音楽》(BIS SA 2355)につづくアルバムでは、以前に録音したことのある作品を含む、テレマンのソナタとソナチネを8曲、ルーマンのソナタ(BIS SA 2105, SA 2155)で共演した夫人のアンナ・パラディーゾ Anna Paladiso とマッツ・オーロフソン Mats Olofsson と演奏しています。
 
価格 2,915円(税込価格)(本体価格 2,650円)

『20本指の馬上槍試合(Tournament for Twenty Fingers)』
BIS SACD2578 SACD hybrid (5.0 surround/stereo) classical

 
レノックス・バークリー(1903–1989)
 パームコート・ワルツ(Palm Court Waltz) Op.81 no.2
 ソナチネ 変ホ長調 Op.39(4手のピアノのための)
 主題と変奏(Theme and Variations) Op.73(1968)
リチャード・アーネル(1917–2009)
 ソナチネ 変ホ長調 Op.61(4手のピアノのための)
スティーヴン・ドジソン(1924–2013)
 20本指の馬上槍試合(Tournament for Twenty Fingers)(1952/54)
 ソナタ(1949)(ピアノ・デュエットのための)
コンスタント・ランバート(1905–1951)
 白鍵のための3つの黒人の小品(Trois Pièces nègres pour les touches blanches)*
  エマ・アッバーテ(第1ピアノ、第2ピアノ *)
  ジュリアン・パーキンズ(第2ピアノ、第1ピアノ *)
 
[楽器 Steinway D]
 
録音 2020年11月16日–17日 セント・ジョージ・ブリストル(St. George Bristol)(ブリストル、イングランド)
制作・録音 ジョン・テイラー

 
中世ヨーロッパでは騎士同士が腕を競う馬上槍試合が広く行われ、アーサー王伝説をジョン・ブアマン監督が映画化した『エクスカリバー』や同じ題材によるミュージカル『キャメロット』といった作品にも登場しました。この試合(トーナメント)を曲名にしたスティーヴン・ドジソン Stephen Dodgson の《20本指の馬上槍試合》がタイトルのアルバムでは、イギリスの作曲家が「4手のピアノのため」に書いた作品が7曲演奏されます。
 
レノックス・バークリー Lennox Berkeley が3曲。《パームコート・ワルツ》は、「ティー・ダンス」の場として使われる、ヨーロッパのホテルの椰子の木に囲まれた中庭の「ワルツ」の管弦楽曲がオリジナル。1954年の作曲ではないかとされる、活気あふれる《ソナチネ 変ホ長調》。ラヴェルとプーランクの「フランス的」感覚の影響が見られる《主題と変奏》。リチャード・アーネル Richard Arnell は、キャリアの早い時期に評価のピークを迎え、彼のジャンルの中心のひとつだった管弦楽曲をレオポルド・ストコフスキー、バーナード・ハーマン、トマス・ビーチャムが積極的に取り上げたと言われます。《ソナチネ 変ホ長調》は、バークリーの曲と同じころに作曲されたとみられ、プロコフィエフや「新古典」のストラヴィンスキーの影響が指摘されている作品です。
 
ドジソンの《20本指の馬上槍試合》は、1952年作曲の〈ガヴォット〉〈ロマンス 〉〈ファンタジア ハ短調〉〈子守歌(Cradle Song)〉〈ヒルビリー(Hill-Blly)〉の5つの「性格的舞曲」による「第1部」と、1954年の〈アレグレット〉〈子守歌(Cradle Song)〉「アントニーン・ドヴォルジャークのスタイルから思いついた音楽を彼の思い出に」〈ボヘミアの楽しみ(A Bohemian Entertainment)〉の「第2部」から成る作品。「マエストーゾ - アレグロ・モデラート - マエストーゾ」の単一楽章で書かれた《ソナタ》。
 
経済学者ジョン・メイナード・ケインズから「私の出会ったもっとも優れた人物かもしれない」と言われたというコンスタント・ランバート Constant Lambert の《白鍵のための3つの黒人の小品》は、「ジャズ、とりわけリズムの影響」を受けて書かれた〈朝の歌(Aubade)〉〈シエスタ(昼寝)(Siesta)〉〈夜想曲(Nocturne)〉の作品。
 
エマ・アッバーテとジュリアン・パーキンズのピアノ・デュオ。ナポリ生まれのエマ・アッバーテ Emma Abbate は、20世紀イタリアの声楽室内楽を国際的アーティストと共演するプロジェクトなどに関わってきたピアニスト。ロンドン在住。ギルドホール音楽演劇学校の教授、コヴェントガーデン王立歌劇場のスタッフ・コーチを務めています。ジュリアン・パーキンズ Julian Perkins は、チェンバロとクラヴィコードの奏者。彼が創設し監督を務めた「サウンズ・バロック Sounds Baroque」でサイモン・カロウ、エマ・カークビー、マーク・パドモアたちとコラボレート。ケンブリッジ・ヘンデル・オペラの芸術監督を務めています。アッバーテとのデュオ活動では、王立歌劇場や「セント・ジョージ・ブリストル」といった会場でリサイタルを行ってきました。
 
モーツァルトとシューベルトのデュオ曲やラヴェルの《マ・メール・ロワ》の流れに沿った、ゆっくり楽しめるアルバム。アーネルとドジソンの作品は世界初録音です。
 
価格 2,915円(税込価格)(本体価格 2,650円)

『liquid turns(液体が変化する) - ウロ・クリグル 合唱作品集』
BIS SACD 2590 SACD hybrid (5.0 surround/stereo) contemporary/classical

 
ウロ・クリグル(1978–)
 Vesi ise(水は)(2015)(合唱とエレクトロニクスのための)
 And the Sea Arose(湖は荒れ始めた)(2019)(合唱と弦楽のための)*
 Aga vaata aina üles(だが、常に上を向け)(2019)(アカペラ合唱のための)
 liquid turns(液体が変化する)(2020)(合唱とエレクトロニクスのための)
  エストニア・フィルハーモニック室内合唱団
  タリン室内管弦楽団 *
  カスパルス・プトニンシュ(指揮)
 
録音 2021年8月16日–21日 メソジスト教会(タリン、エストニア)
制作・録音 イェンス・ブラウン

 
タリン生まれのウロ・クリグル Ülo Krigul(1978–)は、活気に満ちたダイナミックな表現の音楽で注目され、21世紀エストニアの音楽を担う若い作曲家のひとりに数えられています。彼は、ロックとジャズ・アンサンブルのキーボード・プレーヤーとアレンジャーを十代で経験した後、エストニア音楽アカデミーとウィーン国立音楽大学で学びました。ジャズ、ポスト・ミニマリズム、ソノリズムなどの影響も受けた広い領域の技法と語法による作品を発表。国内とドイツ、オーストリア、チェコ、ラトビア、ウクライナといった各国の音楽祭で演奏されてきました。クリグルは、今も、実験的音楽グループとロックバンドのメンバーとして活動しています。
 
このアルバムの3つの曲は、クリグルがエストニア・フィルハーモニック室内合唱団のコンポーザー・イン・レジデンスだった2019年から2020年の間に作曲された作品です。3作は、共通のコンセプト(「水」「光」「霊」)と音楽素材のリサイクルという点で繋がる「三部作」とみなされ、エストニア・フィルハーモニック室内合唱団と指揮者プトニンシュ Kaspars Putniņš(1966–)のために彼が初めて作曲した《Vesi ise(水は)》は、共通する「旅」への「前奏曲」の役割を担っています。
 
《Vesi ise(水は)》は、作曲者のクリグルが「瞑想習慣とコンサート・ミュージックの中間領域に位置する」と語る作品です。エストニア・フィルハーモニック室内合唱団の委嘱を受け、特定のテクストのないまま作曲され、初演の数週間前になって、エストニアのシュルレアリスム詩人、イルマル・ラーバン Ilmar Laaban(1921–2000)の詩が歌詞として追加されました。
 
《And the Sea Arose(湖は荒れ始めた)》は、「水」「イエス」「聖ペテロ」を主役とする「小劇」を思わせる作品です。『ヨハネによる福音書』(6章18節)(「強い風が吹いて、湖は荒れ始めた」)と『マタイによる福音書』(14章29節–32節)をヘディ・ロスマ Hedi Rosma が編集した英語のテクストが使われています。
 
《Aga vaata aina üles(だが、常に上を向け)》は、「われわれを囲む物理的世界とわれわれの内にある哲学的世界を結ぶ」をコンセプトにエストニアの哲学者ウク・マシング Uku Masing の『Vaatlusi maailmale eoloogi seisukohalt(神学者の視点による世界の観察)』の文章をヘディ・ロスマがアセンブルしたテクストが歌われます。〈Hingamisi(呼吸)〉〈Öö on pime(夜は暗い)〉〈Puud aina kasvavad(木々は育つ)〉〈Ainuski pilv ei tule tagasi(雲は戻らない)〉〈Lahkuda onnidest (小屋を離れろ)〉〈Kui canasta räägiti tuulest(むかし風のことを話したとき)〉の6楽章の作品です。
 
《liquid turns(液体が変化する)》は、この2つの作品のテクストと音楽の断片を抽出して「新たな全体」として再創造した作品です。IRCAM とエストニア・フィルハーモニック室内合唱団の委嘱で作曲され、「液体が変化する - 融解と凝固」を表す「凍った川のフィールド・レコーディング」と「氷の溶ける音と水の凍る音の録音」を素材とするコンピューター・ミュージック・デザインを IRCAM のカルロ・ラウレンツィ Carlo Laurenzi が担当しました。
 
価格 2,915円(税込価格)(本体価格 2,650円)

『ギティ・ラザズ』
BIS CD 2634 contemporary/classical

 
ギティ・ラザズ(1986–)
 The Strange Highway(2011)(チェロ八重奏のための)
  オール・アメリカン・チェロバンド
   ジュリー・アルバーズ(チェロ) ジェイク・ブラウン(チェロ)
   デニーズ・ジョキッチ(チェロ) ポール・ドワイヤー(チェロ)
   ケン・オルセン(チェロ) デイヴィッド・レキーロウ(チェロ)
   サイウン・ソルステインスドウッティル(チェロ)
   サリーナ・チャン(チェロ)
 [録音 2010年11月11日 アイ湾音楽堂(アムステルダム)(ライヴ録音)]
 Duo(2007)(ヴァイオリンとピアノのための)
  フランチェスカ・ディパスクアリ(ヴァイオリン)
  スコット・ケラー(ピアノ)
 [録音 2021年1月28日 オーバリン大学(オーバリン、オハイオ州)]
 Legend of Sigh(2015)(チェロ、録音されたチェロと電子楽器のための)
  インバル・セゲフ(チェロ)
 [録音 2021年2月20日 オクタヴェン・オーディオ(Oktaven Audio)
  (マウント・ヴァーノン、ニューヨーク)]
 Spellbound(2020)(無伴奏ヴィオラのための)
  キャスリーン・リットン(ヴィオラ)
 [録音 2021年9月16日 オクタヴェン・オーディオ(Oktaven Audio)
  (マウント・ヴァーノン、ニューヨーク)]
 Metamorphosis of Narcissus(2011)(室内管弦楽と電子楽器のための)
  メトロポリス・アンサンブル アンドルー・シア(指揮)
 [録音 2011年1月27日 ル・ポワソン・ルージュ(LPR)
  (ニューヨーク)(ライヴ録音)]

 
イラン系アメリカの作曲家ギティ・ラザズ Gity Razaz(1986–)の作品集。彼女は、ジュリアード音楽院でジョン・コリリアーノ、サミュエル・アドラー、ロバート・ビーザーに学び、学士号と修士号を取得しました。2016年から2017年にかけて、ニューヨークの「ナショナル・ソーダスト National Sawdust」のコンポーザー=イン=レジデンスを務めました。ブルックリンの製材工場を改装した「ナショナル・ソーダスト」は、「ジャンルを超えた作曲家と音楽家」をサポートする非営利の音楽プロデューサーと音楽会場として2015年から活動を始め、実験的音楽、電子音楽、R&B、フォークなど、さまざまな音楽家たちに場を提供していることで知られます。ラザズは、「ニューヨーク・タイムズ」紙から「ravising and engulfing(魅惑的で虜にする)」と評され、BBC交響楽団からは「BBC プロムス最終夜」でシャロン・ベザリーとユナイテッド・ストリングズ・オブ・ヨーロッパが演奏する「協奏曲」を委嘱されています。
 
価格 2,805円(税込価格)(本体価格 2,550円)

『ブリテン 弦楽四重奏のための音楽』 Selection
BIS SACD 2640 3SACD’s hybrid (5.0 surround/stereo) classical

 
ベンジャミン・ブリテン(1913–1976)
[Disc 1: BIS SA 1540]
 弦楽四重奏曲第2番 ハ長調 Op.36(1945)
 3つのディヴェルティメント(Three Divertimenti)(1936)
  マーチ(March) ワルツ(Waltz) バーレスク(Burlesque)
 小組曲(Miniature Suite)(1929)
  ノヴレット(Novelette) メヌエット(Menuetto)
  ロマンツァ(Romanza) ガヴォット(Gavotte)
 弦楽四重奏曲 ニ長調(1931 rev.1974)
[Disc 2: BIS SA 1570]
 弦楽四重奏曲第1番 ニ長調 Op.25(1941)
 アラ・マルチア(行進曲風に)(Alla Marcia)(1933)
 弦楽四重奏曲第3番 Op.94(1975)
[Disc 3: BIS SA 1870]
 シンプル・シンフォニー(Simple Symphony) Op.4(1933–34)
  騒々しいブレ(Boisterous Bourée)
  陽気なピッツィカート(Playful Pizzicato)
  感傷的なサラバンド (Sentimental Sarabande)
  浮かれ気分のフィナーレ(Frolicsome Finale)
 ラプソディ(Rhapsody)(1929)
 小四重奏曲(Quartettino)(1930)(弦楽四重奏のための)
 幻想曲 ヘ短調(1932)(弦楽五重奏のための)*
 弦楽四重奏曲 ヘ調(1928)
  エンペラー弦楽四重奏団
   マーティン・バージェス(ヴァイオリン)
   クレア・ヘイズ(ヴァイオリン)
   フィオナ・ボンズ(ヴィオラ)
   ウィリアム・スコフィールド(チェロ)
  ジョン・メトカーフ(第2ヴィオラ)*
 
録音 2007年3月(Disc 1)、2005年5月(Disc 2)、2011年4月(Disc 3) ポットンホール(サフォーク州、イングランド)
制作 ロバート・サフ
録音 ジェフリー・ジン

 
ベンジャミン・ブリテン Benjamin Britten は、自身を20世紀音楽の主流に位置する作曲家とも、ショスタコーヴィチのように交響的思考による管弦楽や室内楽のための音楽に関わる作曲家ともみなしていなかったと言われます。彼は「人間の声」に深い関心を寄せ、作曲家キャリアの早い段階からあらゆる種類の声楽作品を手がけました。アルチュール・ランボーの詩に作曲した《イリュミナシオン》(1939)、1976年に改訂を加えて価値を認められた、友人W・H・オーデンの台本によるオペレッタ《ポール・バニヤン》(1941)、《キャロルの祭典》(1942)、テノールとホルンと弦楽のための《セレナード》(1943)、1945年に初演された歌劇《ピーター・グライムズ》(1945)といった特徴的な作品が1940年代までに作曲されました。
 
ブリテンは、声楽作品ほど多くはないものの、小編成のアンサンブルの作品も手がけました。彼が作曲を教わったフランク・ブリッジと話し合い、短時間で作った1928年の《弦楽四重奏曲 ヘ調》、ブリテンの個性的なスタイルが際立った1929年の《ラプソディ》、1974年のオールドバラ音楽祭に際して改訂稿が作られた1931年の《弦楽四重奏曲 ニ長調》など初期の作品から、番号つきの3つの《弦楽四重奏曲》と、人生の折々に作曲しています。
 
エンペラー弦楽四重奏団 Emperor String Quartet は、1992年に結成されたイギリスのアンサンブルです。マーティン・バージェス Martin Burgess とクレア・ヘイズ Clare Hayes のヴァイオリン、フィオナ・ボンズ Fiona Bonds のヴィオラ、ウィリアム・スコフィールド William Schofiled のチェロ。1994年にエディンバラ音楽祭に初めて出演。1995年のエヴィアン/ボルドー国際弦楽四重奏コンペティションで第1位とモーツァルト賞と現代音楽賞を獲得、「プラハの春」や「クフモ音楽祭」をはじめとするフェスティヴァルへの招待につながりました。ブリテンの四重奏曲は、マクミラン(BIS-1969)、マルチヌー(BIS-1389)、ベートーヴェンとビーミッシュ(BIS-1511)につづいて BIS レーベルが制作、2010年から2014年にかけてリリースされて「熱い洞察と献身」と評されたディスクのセット化です。ロバート・サフRobert Suff の制作、ジェフリー・ジン Jeffrey Ginn の録音エンジニアリング。「ベンジャミン・ブリテンの音楽」を、今、楽しみ、味わうためのアルバムです。
 
価格 5,500円(税込価格)(本体価格 5,000円)

『アルヴェーン 管弦楽作品集 第3集』
cpo 555 354-2 classical

 
ヒューゴ・アルヴェーン(1872–1960)
 交響曲第2番 ニ長調 Op.11(1897–98)
 スウェーデン・ラプソディ第3番
 《ダーラナ・ラプソディ(Dalarapsodi)》 Op.48(1931)
  ベルリン・ドイツ交響楽団 ウカシュ・ボロヴィチ(指揮)
 
録音 2019年5月21日–24日 イエス・キリスト教会(ダーレム、ベルリン)

 
ベルリン・ドイツ交響楽団とウカシュ・ボロヴィチによるアルヴェーン Hugo Alfvén の管弦楽作品シリーズ。《交響曲第1番》《ドラーパ》、スウェーデン・ラプソディ第1番《夏至祭の夜明かし》を演奏した第1集(555 043-2)、《山の王》組曲、《交響曲第3番》、スウェーデン・ラプソディ第2番《ウプサラ・ラプソディ》の第2集(555 237-2)につづくアルバムがリリースされます。
 
交響曲第2番》は、幅広い表現力とオーケストレーションの知識を駆使して書かれた、ナショナル・ロマンティックな《第1番》(1896)の翌年から作曲が始められた作品です。スウェーデン賛美歌239番《Jag går mot döden, var jag går(私は死へ向かっている、どこを歩いていようと)》を織りこんだ終楽章の力強いフーガの音楽が「スウェーデン作曲家の開いた新生面」と評価されました。
 
スウェーデン・ラプソディ第3番は、ソプラノ・サクソフォーンの演奏するダーラナのテーマに始まり、ダーラナナ地方の民謡を素材に使いながら羊飼いや羊飼いの娘のいる風景を描いた、アルヴェーンの書いたもっとも美しい音楽のひとつに挙げられる作品です。
 
ウカシュ・ボロヴィチ Łukasz Borowicz は、1977年、ポーランドのワルシャワ生まれ。フレデリク・ショパン音楽アカデミーでボグスワフ・マデイに指揮を学び、アントニ・ヴィットの下で指揮法の博士号を取得しました。ポズナン・フィルハーモニック管弦楽団の音楽監督と首席指揮者を務め、パリ・オペラをはじめとするヨーロッパ各地のオペラハウスと、SWR 交響楽団やトロンハイム交響楽団などのオーケストラを指揮。RIAS 室内合唱団とベルリン古楽アカデミーを指揮してブルックナーの《レクイエム》(Accentur Music ACC 30474)など、数多くのアルバムを録音しています。アルヴェーンの第2集は、伝統的シンフォニックなアプローチの「献身的で素晴らしい演奏」といった評を得ました。
 
価格 2,860円(税込価格)(本体価格 2,600円)

『Timeless』
Danacord DACOCD 876 classical

 
ヨハン・ゼバスティアン・バッハ(1685–1750)
 アリア(1741)(《ゴルトベルク変奏曲(Goldberg-Variationen)》 BWV.988 から)
エドヴァルド・グリーグ(1843–1907)
 ピアノ協奏曲 イ短調 Op.16 - アダージョ(1868)
ヨハネス・ブラームス(1833–1897)
 間奏曲 イ長調 Op.118 no.2(1893)
モーリス・ラヴェル(1875–1937)
 ピアノ協奏曲 ト長調 M.83 - アダージョ・アッサイ(1929)
フレデリク・ショパン(1818–1849)
 マズルカ イ短調 Op.17 no.4(1832)
 ピアノ協奏曲第1番 ホ短調 Op.11 - ロマンツェ(1830)
ジョージ・フレデリック・ヘンデル(1685–1759)(ヴィルヘルム・ケンプ 編曲)
 メヌエット ト短調 HWV 434/4(1710)
ジャン=フィリップ・ラモー(1683–1764)
 やさしい訴え(Les tendres plaintes)(1724)(《クラヴサン曲集 第2巻》から)
フィリップ・グラス(1937–)
 『The Hours(めぐりあう時間たち)』の組曲(2002)
ニルス・フラーム(1982–)
 Ambre(アンブル)(2009)
アルヴォ・ペルト(1935–)
 鏡の中の鏡(Spiegel im Spiegel)(1979)(ピアノとチェロによる)*
  ターニャ・サポルスキ(ピアノ)
  オーフス交響楽団 マウヌス・フリュークロン(指揮)
  トーケ・ムルドロプ(チェロ)*

 
デンマークのピアニスト、ターニャ・サポルスキ Tanja Zapolski(1980–)は、ウクライナで生まれ、12歳の時にデンマークに移住。王立デンマーク音楽アカデミーで学びました。ソリストとして活動しながら、「トリオ・ズーム」「Opus X Music」、リケ・サンベアとの「デンマーク・ピアノ・デュオ」といったアンサンブルの活動を行っています。いつも彼女の心とともにあるという「時を超える」小品のアルバム。バッハの《ゴルトベルク変奏曲》の主題「アリア」、ブラームスのもっとも内省的な曲のひとつに挙げられる《間奏曲 イ長調》、ラモーの《クラヴサン曲集》の〈やさしい訴え〉、フィリップ・グラスが映画のために書いた音楽の「組曲」。作曲家、ピアニスト、プロデューサーなど多彩に活動する「ポスト・クラシカル」の音楽家のひとり、ドイツのニルス・フラームの《Ambre》。グリーグ、ラヴェル、ショパンの協奏曲の緩徐楽章とグラスの曲はマウヌス・フリュークロン Magnus Fryklund 指揮のオーフス交響楽団、ペルトの《鏡の中の鏡》は彼女がデュオ活動をしたことのあるトーケ・ムルドロプ Toke Møldrup が共演しています。
 
価格 2,695円(税込価格)(本体価格 2,450円)

『グンナー・ヨハンセン ピアノ作品集』
Danacord DACOCD 908 classical

 
グンナー・ヨハンセン(1906–1991)
 デンマーク民謡(Danish Folk Song)(1928)
 ロレーンの子守歌(Lullaby for Lorrain)(1943)
 ソナタ第3番(1943)
 12のエチュード・プラス・ワン(Twelve Etudes Plus One)(1977)から
  エチュード第1番(Etude #1) エチュード第4番(Etude #4)
 カテナリア第1番(Catenaria #1)(1968)
 ソナタ第13番《情熱の三部作(Trilogie der Leidenschaft)》(1949)
  ヴェルテルに寄す(An Werther) エレジー(Elegie)
  和解(Aussöhnung)
 わが母の歌った子守歌(The Lullaby My Mother Sang)(1936)
  ソーロン・ピアース(ピアノ)

 
グンナー・ヨハンセン Gunnar Johansen(1906–1991)は、デンマーク生まれのアメリカのピアニスト、作曲家。コペンハーゲンでピアニストのヴィクト・シューラーに学び、ベルリンでフェルッチョ・ブゾーニの弟子のエゴン・ペトリに師事しました。エドヴィン・フィッシャーとリストの生徒だったフレデリック・ラモンドにも教わり、1929年にアメリカに渡りました。カリフォルニアでサンフランシスコのNBCラジオ・ネットワークの週刊ラジオ番組で演奏。1939年からウィスコンシン大学マディソン校で長年教えました。1940年代の初頭にマディソンに近いブルー・マウンズに居を構え、ここを拠点に作曲とリストの曲を中心とする録音プロジェクトを行いました。作品数は多く、31曲のピアノソナタ、3曲のピアノ協奏曲、3曲のヴァイオリン・ソナタをはじめ、管弦楽と室内楽のための作品など、750曲近い作品を作りました。
 
アメリカの若いピアニスト、ソーロン・ピアース Solon Pierce は、ヨハンセンを個人的に知り、彼の音楽への造詣が深いといわれます。2曲のソナタ、1928年から1977年までの小品を演奏しています。
 
価格 2,695円(税込価格)(本体価格 2,450円)

『トマス・イェンセンの遺産(Thomas Jensen Legacy) 第11集』
Danacord DACOCD 921 2CDR’s for price of 1 classical

 
[Disc 1]
エドヴァルド・グリーグ(1843–1907)
 ピアノ協奏曲 イ短調 Op.16(1868)
  ヴィクト・シューラー(ピアノ)
  デンマーク放送交響楽団 トマス・イェンセン(指揮)
 [録音 1962年3月 ヘルシンキ(ライヴ録音)(1962年7月22日 放送)]
フランツ・リスト(1811–1886)
 ハンガリー民謡による幻想曲 S.123(1852)
  ヴィクト・シューラー(ピアノ)
  ティヴォリ管弦楽団  トマス・イェンセン(指揮)
 [録音 1942年5月21日 スタジオ録音][Tono X 25000-01]
セリム・パルムグレン(1878–1951)
 ピアノ協奏曲第2番 Op.33 《川》(1913)  
  ヴィクト・シューラー(ピアノ)
  デンマーク放送交響楽団  トマス・イェンセン(指揮)
 [録音 1962年3月 ヘルシンキ(ライヴ録音)]
アウゴスト・ヴィンディング(1835–1899)
 コンサート・アレグロ ハ短調 Op.29(c.1875)
  ボリス・リンデルーズ(ピアノ)
  デンマーク放送交響楽団 トマス・イェンセン(指揮)
 [録音 1960年11月7日 スタジオ録音]
[Disc 2]
ピョートル・チャイコフスキー(1840–1893)
 序曲《1812年》 Op.49(1880)
  王立デンマーク管弦楽団 トマス・イェンセン(指揮)
 [録音 1947年6月12日 スタジオ録音][Tono X 25087-88]
パブロ・デ・サラサーテ(1844–1908)
 ツィゴイネルワイゼン Op.20(1878)
  エミール・テルマーニ(ヴァイオリン)
  デンマーク放送交響楽団 トマス・イェンセン(指揮)
 [録音 1951年8月28日 スタジオ録音][Tono X 25005]
カミーユ・サン=サーンス(1835–1921)
 序奏とロンド・カプリッチョーゾ Op.28(1863)
  エミール・テルマーニ(ヴァイオリン)
  王立デンマーク管弦楽団 トマス・イェンセン(指揮)
 [録音 1947年6月9日 スタジオ録音][Tono X 25086]
イェネー・フバイ(1858–1937)
 チャルダーシュの情景第4番 Op.32(1882/86)
  エミール・テルマーニ(ヴァイオリン)
  テルマーニ室内管弦楽団 トマス・イェンセン(指揮)
 [録音 1947年5月16日 スタジオ録音][Tono L 28014]
ルートヴィヒ・ファン・ベートーヴェン(1770–1827)
 ロマンス第2番 ヘ長調 Op.50(1798)
  エミール・テルマーニ(ヴァイオリン)
  デンマーク放送交響楽団 トマス・イェンセン(指揮)
 [録音 1951年9月2日 スタジオ録音][Tono X 25004]
ヨハン・スヴェンセン(1840–1911)
 ロマンス ト長調 Op.26(1881)
  カーロ・アナセン(ヴァイオリン)
  コペンハーゲン・フィルハーモニック管弦楽団
  トマス・イェンセン(指揮)
 [録音 1939年8月31日 スタジオ録音][HMV DB 5232]
リヒャルト・シュトラウス(1864–1949)
 交響詩《ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら》 Op.28(1894–95)
  デンマーク放送交響楽団 トマス・イェンセン(指揮)
 [録音 1952年10月2日 デンマーク放送コンサートホール
  (コペンハーゲン)(「木曜コンサート」ライヴ録音)]
 
復刻・デジタルマスタリング クラウス・ビューリト

 
トマス・イェンセン Thomas Jensen(1898–1963)の「遺産」シリーズ。イェンセンと同じ時代にデンマークで人気を博したピアニストのヴィクト・シューラー Victor Schiøler(1899–1967)とヴァイオリニストのエミール・テルマーニ Emil Telmányi(1892–1988)、コペンハーゲン・フィルハーモニック、ティヴォリ管弦楽団と王立デンマーク管弦楽団のヴァイオリニストと指揮者だったカーロ・アナセン Carlo Andersen(1904–1978)たちがソロを弾いた協奏曲と協奏的作品を集めたアルバムです。デンマーク・ロマンティシズムの作曲家ヴィンディング August Winding(1835–1899)の「協奏曲」の断章《コンサート・アレグロ》のピアニスト 、ボリス・リンデルーズ Boris Lindrud(1915–1995)は、彼がソロを弾いたシアベクの《夜》が、このシリーズの第4集(DACOCD 914)に収録されていました。シュトラウスの《ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら》は、1952年のライヴを録音したオリジナル・テープをリマスターして収録。イェンセンのディスコグラフィに新しく加わる録音です。
 
価格 2,695円(税込価格)(本体価格 2,450円)
 
 

高品質メディア(Sony DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-Rによるリリースです。

『2021年フーズム城音楽祭』
Danacord DACOCD 939 classical

 
レイナルド・アーン(1875–1947)
 ほどけたリボン(Le ruban dénoué)(2台のピアノのための)
  第1曲 Décrets indolents du hasard 第3曲 Souvenir … avenir
アレクサンドル・ツファスマン(1906–1971)
 ジャズ組曲(Jazz-Suite)(2台のピアノのための)
  第3曲 Lyrical Waltz 第4曲 Career. Presto
  デュオ・ベルリンスカヤ/アンセル(ピアノ)
セシル・シャミナード(1857–1944)
 6つの無言歌(6 Romances sans paroles) Op.76
  第6曲 Méditation 第2曲 Élévation
ジョーセフ・ホルブルック(1878–1958)
 8つの夜想曲(8 Nocturnes) Op.121
  第5曲 Bridal Ballad (E. A. Poe)
  サイモン・カラハン(ピアノ)
パーシー・シャーウッド(1866–1939)
 舟歌 第2番(Barcarole no.2) Op.24
  竹ノ内博明(ピアノ)
ヨゼフ・スク(1874–1935)
 人生と夢(Things Lived and Dreamt) Op.30
  第6曲 Moderato quasi Allegretto
  (With an Expression of Quiet Carefree Gaiety)
  第9曲 Poco Andante (Whispering and Mysteriously)
フランツ・シューベルト(1797–1828)
 ハンガリー風のメロディ(Mélodie hongroise) ロ短調 D.817
  ニコラ・スタヴィ(ピアノ)
フランツ・リスト(1811–1886)
 忘れられたワルツ第2番(Valse oubliée no.2)
セルゲイ・ラフマニノフ(1873–1943)
 前奏曲(Prélude) ヘ長調 幻想的小品(Morceau de fantaisie) ト短調
 東洋風スケッチ(Oriental Sketch)
  ズラータ・チョチエヴァ(ピアノ)
ルーズ・ランゴー(1893–1952)
 ギタンジャリ賛歌(タゴールによる)
 (Gitanjali-Hymner)(Efter Tagore) BVN149(1918)
  沈黙の海(Tavshedens Hav)(1929年版)(BVN201)
  ペーター・フロウンジャン(ピアノ)
 
録音 2021年8月13日–21日 フーズム城(フーズム、ドイツ)

 
価格 2,695円(税込価格)(本体価格 2,450円)

『イリュミナシオン』
Harmonia Mundi HMM 902267 classical

 
ベンジャミン・ブリテン(1913–1976)
 イリュミナシオン(Les Illuminations) Op.18(1939)
 (高声と弦楽オーケストラのための)(アルチュール・ランボーの詩)
  ファンファーレ(Fanfare) 都会(Villes) フレーズ(Phrase)
  アンティーク(Antique) 王権(Royauté) マリーン(Marine)
  間奏曲(Interlude) 美しくあること(Being beauteous)
  パレード(Parade) 出発(Départ)
 セレナード(Serenade) Op.31(1943)
 (テノール、ホルンと弦楽のための)
  プロローグ(Prologue)(ホルン・ソロ)
  パストラル(Pstoral)(チャールズ・コットンの詩)
  ノクターン(Nocturne)(ロード・アルフレッド・テニソンの詩)
  エレジー(Elegy)(ウィリアム・ブレイクの詩)
  挽歌(Dirge)(15世紀の作者不明の詩)
  賛歌(Hymn)(ベン・ジョンソンの詩)
  ソネット(Sonnet)(ジョン・キーツのソネット)
  エピローグ(Epilogue)(ホルン・ソロ)
 ノクターン(Nocturne) Op.60(1958)
 (テノール、7つのオブリガート楽器と弦楽のための)
  詩人の唇の上で私は眠っていた(On a Poet’s Lips I Slept)
  (パーシー・ビッシュ・シェリーの詩)
  クラーケン(The Kraken)(ロード・アルフレッド・テニソンの詩)
  木の葉の衣をまとって(Encinctured with a twine of leaves)
  (サミユエル・テーラー・コールリッジの詩)
  真夜中の鐘が鳴る(Midnight Bell)(トマス・ミドルトンの詩)
  しかし、その夜、私がベッドに横になっていると
  (But that night when on my bed I lay)
  (ウィリアム・ワーズワースの詩)
  優しい亡霊(The Kind Ghosts)
  (ウィルフレッド・エドワード・オーウェンの詩)
  眠りと詩(Sleep and Poetry)(ジョン・キーツの詩)
  私の眼はぴたりと閉じているときに、もっとも良く見ている
  (When most I wink, then do mine eyes best see)
  (ウィリアム・シェイクスピアのソネット第43番)
   アンドルー・ステイプルズ(テノール)
   クリストファー・パークス(ホルン)
   スウェーデン放送交響楽団 ダニエル・ハーディング(指揮)
 
録音 2018年3月、2019年5月 ベールヴァルドホール(ストックホルム、スウェーデン)

 
ベンジャミン・ブリテン Benjamin Britten が「声とオーケストラ」のために作曲した歌曲集の傑作。アルチュール・ランボーのフランス語の詩による《イリュミナシオン》は、1939年3月、イングランドのサフォークで作曲が始められ、数ヶ月後、アメリカで完成されました。「パレード」の最後の一節「J’ai seul la clef de cette parade sauvage(私だけが、この野蛮なパレードの鍵をにぎっている)」をテクストに使った〈ファンファーレ〉に始まり、「Départ dans l'affections et le bruit neufs!(出発だ、新しい情と響きへ)」と閉じる〈出発〉に終わる曲集。世界を超然と眺め「人間の生活」を「野蛮なパレード」とシニカルな視点でとらえる、ランボーとブリテンというふたりの芸術家の姿を映した作品です。
 
《セレナード》は、第二次世界大戦中の1943年、ホルン奏者デニス・ブレインの求めに応えて作曲されました。「夜」を主題にしたイギリスの詩人たちの6つの歌を、ホルンがソロで演奏する〈プロローグ〉と〈エピローグ〉ではさむ構成の作品です。《ノクターン》は、シェリーの劇詩『鎖を解かれたプロメテウス(Prometheus Unbaound)』から採った詩から、シェイクスピアのソネット第43番まで、文字どおりの意味と比喩的な意味の「眠りと暗闇」を主題とする詩に作曲された、一体性のある曲集です。テニソンの詩による〈クラーケン〉からキーツの詩による〈クラーケン〉までの歌は、ファゴット、ハープ、ホルン、ティンパニ、コールアングレ、フルートとクラリネットがオブリガート楽器として使われ、シェイクスピアのソネットによる終曲で7つの楽器すべてがオブリガートを務めます。
 
イギリスのテノール歌手アンドルー・ステイプルズ Andrew Staples(1979–)は、セントポール大聖堂で聖歌隊員として歌い、イートン・カレッジに進みました。ケンブリッジ大学のキングズ・カレッジの学位を取得。ピーター・ピアーズ・スカラシップを受けロンドンの王立音楽大学でライランド・デイヴィスに学びました。《コジ・ファン・トゥッテ》のフェランドと《魔笛》のタミーノ、《利口な女狐の物語》の校長、《サロメ》のナラボートなどを持ち役にオペラに出演。モーツァルトの《ミサ曲 ハ短調》をハーディング指揮スウェーデン放送交響楽団と共演しています。
 
ホルン奏者のクリストファー・パークス(クリス・パークス) Christopher Parkes(1981–)は、サウス・ヨークシャーのドンカスター生まれ。ギルドホール音楽演劇学校で学び、ロンドン・フィルハーモニック管弦楽団に入団。ロイヤル・フィルハーモニック管弦楽団のソロ・ホルン奏者を経て、2010年にスウェーデン放送交響楽団のソロ・ホルン奏者に就任しました。
 
価格 2,970円(税込価格)(本体価格 2,700円)

『レ・シエクル+マーラー 交響曲第4番』
Harmonia Mundi HMM 905357 classical

 
グスタフ・マーラー(1860–1911)
 交響曲第4番 ト長調(1892, 1899–1901 rev.1901-10)
  サビーヌ・ドゥヴィエル(ソプラノ)
  レ・シエクル フランソワ=グザヴィエ・ロト(指揮) 
 
録音 2021年11月 セーヌ・ミュジカル RIFFX 第1スタジオ(ブローニュ・ビリヤンクール、フランス)

 
価格 2,970円(税込価格)(本体価格 2,700円)

『Botschaft des Ridicolas(こっけいなメッセージ)』
LAWO Classics LWC 1217 contemporary/classical

 
『Botschaft des Ridicolas(こっけいなメッセージ)』
ヘルムート・ラッヘンマン(1935–)
 Got Lost(なくなった)(2007/08)
  Der Wanderer(さすらい人)
  Todas as cartas de amor são ridículas(ラブレターとは馬鹿げたもの)
  Got Lost - Annonce(なくなった - 告知)
ヨン・オイヴィン・ネス(1968–)
 Meditasjon over Georges de la Tour XVII
 (ジョルジュ・ド・ラ・トゥールによる瞑想 17番)(2016)
ロルフ・ヴァリーン(1957–)
 …though what made it has gone(跡をつけたものは行ってしまったが…)(1987)
  エリサベト・ホルメルツ(ソプラノ)
  ケンネト・カールソン(ピアノ)
 
録音 ソフィエンベルグ教会(オスロ、ノルウェー)
制作 ヴェーガル・ランドース
録音 トマス・ヴォルデン [DXD(24bit/352.8kHz)録音]

 
スウェーデンのソプラノ、エリサベト・ホルメルツ Elisabeth Holmertz とチカーダ・アンサンブルのピアニスト、ケンネト・カールソン Kenneth Karlsson の「妥協を知らない」デュオがずっと温めてきたというアイデアを実現させた企画。ドイツとノルウェーの作曲家による「現代歌曲」のアルバムです。
 
ヘルムート・ラッヘンマン Helmut Lachenmann(1935–)の《Got Lost(なくなった)》は、「現代の古典」とも言われる曲集。フリードリヒ・ニーチェの『悦しき知識』の詩による〈Der Wanderer(さすらい人)〉、フェルナンド・ペソアの詩による〈Todas as cartas de amor são ridículas(ラブレターとは馬鹿げたもの)〉、ベルリン=グリューネヴァルトのヴィラ・ヴェルテルのエレベーター内にあった「今日、私の洗濯籠がなくなった」と始まる書きつけをテクストにした〈Got Lost - Annonce(なくなった - 告知)〉の3曲。
 
ヨン・オイヴィン・ネス Jon Øivind Ness(1968–)が、ポール=ヘルゲ・ハウゲンの書いたテクストに作曲した、メランコリックな《ジョルジュ・ド・ラ・トゥールによる瞑想 17番》。ロルフ・ヴァリーン Rolf Wallin(1957–)の《…though what made it has gone(跡をつけたものは行ってしまったが…)》は、ユダヤ系ロシアの詩人オーシプ・マンデリシターム(オシップ・マンデリシュターム)の『蹄鉄を見つけた人は誰だろうと』の抜粋をテクストにした作品。
 
価格 2,585円(税込価格)(本体価格 2,350円)

『Trace of Lament(嘆きの跡)』
LAWO Classics LWC 1234 contemporary/classical

 
『Trace of Lament(嘆きの跡)』
ギンゲ・アンヴィーク(1970–)
 Ostinat(オスティナート)(チェロと管弦楽のための)*
ガウテ・ストロース(1959–)
 Ex Alia Parte(別の側から)(チェロと弦楽オーケストラのための)
ヘンリク・スクラム(1973–)
 The Dinner(晩餐)(チェロと管弦楽のための)*
 Emerge(創発)(チェロと管弦楽のための)*
ガウテ・ストロース(1959–)
 A Nordic Year(北欧の年)(チェロと弦楽オーケストラのための)
  アウドゥン・サンヴィーク(チェロ)
  ノルウェー放送管弦楽団 * トマス・クルーグ(指揮)*
  ノルウェー室内管弦楽団
  ペール・クリスチャン・スカルスタード(指揮)
 
[楽器 Cello: Giorgio Taninger, 1695]
 
録音 2018年1月17日–19日 ノルウェー放送NRK)コンサートホール(オスロ)*、2020年6月11日–12日 オスロ・コンサートホール「小ホール」(オスロ、ノルウェー)
制作 ヴェーガル・ランドース
録音 トマス・ヴォルデン  [DXD(24bit/352.8kHz)録音]

 
ノルウェーのチェリスト、アウドゥン・サンヴィーク Audun Sandvik は、若い音楽家に与えられる「リンデマン賞」を受賞、ノルウェー放送管弦楽団の副首チェロ席奏者を2005年から2019年まで務めた後、ノルウェー室内管弦楽団にチェロ奏者として所属、ソロと室内楽の活動を行なっています。
 
『嘆きの跡』と題した新しいアルバムは、ラフマニノフとショスタコーヴィチの《チェロ・ソナタ 》(LWC 1131)に次ぐ LAWO Classics の第2作。映画やテレビなどオーディオ・ヴィジュアルのジャンルで活動する作曲家たちが、彼のために作曲あるいは編曲した「物語、音楽表現、環境、感情」を出発点とする音楽を演奏しています。
 
ギンゲ・アンヴィーク Ginge Anvik(1970–)が2015年の映画『De nærmeste』のために書いた音楽に基づく《Ostinat(オスティナート)》。ジャズ畑のガウテ・ストロース Gaute Storaas(1959–)がチェロの「3つの主要音域」を主役にした3楽章の音楽に書いた《Ex Alia Parte(別の側から)》と、スウェーデンの田舎を舞台にしたコリン・ナトリーのテレビ・シリーズ《A Nordic Year(北欧の年)》のために書いたニッケルハルパと弦楽の作品の「チェロ版」。ヘンリク・スクラム Henrik Skram(1973–)が、家庭内暴力と自殺を題材にした暗く痛ましい映画のために作曲した《The Dinner(晩餐)》と、「調性」と「重力」の関係を探求したという《Emerge(創発)》。
 
価格 2,585円(税込価格)(本体価格 2,350円)

『Light Shall Shine(闇から光が輝き出よ)』
LAWO Classics LWC 1235 contemporary/classical

 
ヘルマン・ヴォークト(1976–)
 闇から光が輝き出よ(Light Shall Shine out of Darkness)(2020)
 Ré-sur-Ré…exit(2016)
 The Marvel of Turin(トリノの驚異)(2012)
  アンデシュ・アイステン・ダール(オルガン)
 
[楽器 ブラゲルネス教会の主オルガン、カーステン・ロン(Carsten Lund)(1998年)]
 
録音 2020年11月3日–4日、2021年5月26日 ブラゲルネス教会(ドランメン、ノルウェー)
制作 ヴェーガル・ランドース
録音 トマス・ヴォルデン  [DXD(24bit/352.8kHz)録音]

 
『Light Shall Shine(闇から光が輝き出よ)』。ノルウェーの作曲家ヘルマン・ヴォークトとアンデシュ・アイステン・ダールの10年以上に渡るコラボレーションの成果を示すアルバムです。
 
COVID-19 パンデミック下の2020年に作曲された《闇から光が輝き出よ》は、『コリントの信徒への手紙2』第4章から曲名をとり、『新約聖書』と関連する文献に因むタイトルをもつ5楽章の作品です。〈王国はあなたがたの内にあり、あなたがたの外にある(The Kingdom Is within You, and It Is outside You)〉〈わたしは世の光である(I Am the Light of the World)〉〈見よ、救い主の広げた手を;そして、子供たちを抱き上げ、手を置いて祝福された(See the Saviour’s Outstretched Hands; And He Took the Children in His Arms)〉〈あなたがたは世の光である(You Are the Light of the World)〉〈わたしたちの不変の平和;わたしのもとで安らぎを得ますように(Our Lasting Peace; May He Find Rest in Me)〉。
 
ラテン語の「resurrexit(彼は復活した)」を分解して、「レ音」と「ニ調」、同時に「再び」を意味する接頭辞でもある「ré」を含むフランス語の曲名にした《Ré-sur-Ré…exit》。キリスト教の聖遺物「Shroud of Turin(トリノの聖骸布)」からインスピレーションを得たという《The Marvel of Turin(トリノの驚異)》は、キリスト教と信仰をテーマにとり、簡素で素朴な音楽から複雑なポリフォニーまで、幅広い音楽語法のパレットを使って書かれた作品です。
 
ヘルマン・ヴォークト Herman Vogt(1976–)は、ノルウェーのドランメン生まれ。ノルウェー国立音楽大学でビョルン・クルーセ、ラッセ・トーレセン、オラヴ・アントン・トンメセン、ヘンリク・ヘルステニウスに学び、アスビョルン・スコートゥンの下で作曲の修士号を取得しました。ハーグの王立音楽院でマルタイン・パディングとルイ・アンドリーセンに学んでいます。オルガニストのアンデシュ・アイステン・ダール Anders Eidsten Dahl(1976–)もドランメン生まれ。ノルウェー国立音楽大学で教会音楽の学士号とオルガン・ソロ演奏の修士号を取得、コペンハーゲンの王立デンマーク音楽アカデミーでオルガン・ソロ演奏を学びました。
 
価格 2,585円(税込価格)(本体価格 2,350円)

『Ricercare(リチェルカーレ)』 Selection
LAWO Classics LWC 1238 classical

 
ヨハン・クヴァンダール(1919–1999)
 弦楽三重奏曲 Op.12
フィン・モッテンセン(1922–1983) 
 三重奏曲 Op.3
エドヴァルド・フリフレート・ブレイン(1924–1976)
 三重奏曲 Op.15
ベッティル・パルマル・ヨハンセン(1954–)
 リチェルカーレ(Ricercare)(1996)(弦楽三重奏のための)
  SSENS Trio(エッセンス・トリオ)
   ソルヴェ・シーゲルラン(ヴァイオリン)
   ヘンニンゲ・ランドース(ヴィオラ)
   エレン・マルグレーテ・フレショー(チェロ)
 
録音 2020年5月12日–13日、12月11日 ソフィエンベルグ教会(オスロ)
制作 ヴェーガル・ランドース
録音 トマス・ヴォルデン [DXD(24bit/352.8kHz)録音]
 

「SSENS Trio(エッセンス・トリオ)」は、グリーグ三重奏団のソルヴェ・シーゲルラン Sølve Sigerland とエレン・マルグレーテ・フレショー Ellen Margrete Flesjø、オスロ・フィルハーモニックのヘンニンゲ・ランドース Henninge Landaas の3人が2014年に結成。ベートーヴェンの弦楽三重奏曲(LWC 1122)とモーツァルトの《ディヴェルティメント変ホ長調》(LWC 1170)のアルバムを LAWO Classics に録音していました。
 
アルバム第3作ではノルウェーの作品を演奏しています。ヨハン・クヴァンダール Johan Kvandal(1919–1999)が、新しいヨーロッパ音楽の中で独自の音楽表現を探求した《弦楽三重奏曲》。「自身の声」をもつ3つの弦楽器がそれぞれの旋律をダイナミックに交流させる、フィン・モッテンセン Finn Mortensen(1922–1983)の《三重奏曲》は、当時のノルウェーでもっとも新しい技法と様式の音楽を追求した彼の最初に公のコンサートで演奏された作品です。エドヴァルド・フリフレート・ブレイン Edvard Fliflet Bræin(1924–1976)の《三重奏曲》は、モチーフとテーマをリズミカルに展開させた変奏曲のスタイルによる1楽章の作品。古いスタイルの「リチェルカーレ」から始まり、予定調和の調性に従わない「新たな道」が探られる、ベッティル・パルマル・ヨハンセン Bertil Palmar Johansen(1954–)の《リチェエルカーレ》。
 
価格 2,585円(税込価格)(本体価格 2,350円)

『XENIAE』
Skani SKANI 140 contemporary/classical

 
ユリス・アーボリス(1950–2020)
 歌劇《Xeniae(キセニア)》
  ラトビア放送合唱団 シグヴァルズ・クリャヴァ(指揮)
  ユリス・アーボリス(ソプラノ・サクソフォーン)
 
録音 2010年夏

 
ラトビアのユリス・アーボリス Juris Ābols(1950–2020)は、ラトビア国立音楽院(現、ラトビア音楽アカデミー)でフルートと作曲を学びました。ラトビア国立歌劇場管弦楽団のプレーヤー、フリーランスのアーティスト、
作曲家のエドムンツ・ゴルドシュテインスとヴィオリニストのヤーニス・ブラヴスと組んだトリオのメンバー、フランスのストラスブールのオルガニストなど幅広く活動しました。作曲家としては、復調と多調を基本のスタイルによる、ヒューマニズムと社会過程を中心にした哲学的世界観をもつ作品を作りました。
 
《Xeniae(キセニア)》は、「録音」としてだけ存在するオペラです。〈Hic Est〉〈Ja Nu Jums Patiesi Bailes(あなたがほんとうに怖がっている場合は)〉〈Taidas Monologs Un Arija(タイスのモノローグとアリア〉〉〈Oda Arija(蚊のアリア)〉〈Zevs Varenais(強大なゼウス)〉〈Vina Dziesma(ワインの歌)〉〈Cukas Arija(豚のアリア)〉〈Finals(フィナーレ)〉など全部で28のトラックで構成されています。「世界初演」の録音は、ラトビア放送合唱団の芸術監督シグヴァルズ・クリャヴァ Sigvards Kļava(1962–)と作曲者のコラボレーションで行われました。2010年夏、クリャヴァの自宅地下の部屋に歌手がひとり、あるいはふたり一組で集まってセッションを重ね、1ヶ月半かけて録音を完成しました。ジャズの即興的パッセージなども織りこまれた音楽です。
 
価格 2,585円(税込価格)(本体価格 2,350円)

『Nordic Bop』
Challenge Records CR 73542  jazz

 
 『Nordic Bop』
 Nica’s Tempo(Gigi Gryce)
 Amsterdam after Dark(George Coleman)
 Signal(Jimmy Raney) Left Alone(Mal Waldron)
 Luminescence(Barry Harris)
 Very Early(Bill Evans/Carol Grisham Hall)
 Montmartre(Dexter Gordon)
 Pfrancing(Miles Davis)
  ペッカ・ピュルッカネン(アルトサックス、ソプラノサックス)
  ミーケル・ヤコブソン(ピアノ)
  ヘイッコ・レンメル(ベース)
  エリック・イネケ(ドラム)
 
録音 2017年5月30日 シベリウス・アカデミー スタジオ(ヘルシンキ、フィンランド)

 
サクソフォーン奏者、作曲家のペッカ・ピュルッカネン Pekka Pylkkänen(1964–)は、キャリアの初期に「フィンランド・ナショナル・ジャズオーケストラ」と呼ばれる「UMO ジャズ・オーケストラ」でフルタイムのメンバーとして演奏。「エスポー・ビッグバンド」やスウェーデンの「ブーヒュースレーン・ビッグバンド」をはじめとするアンサンブルで経験を重ね、ヨーロッパを代表するジャズ・アーティストとして認められてきました。
 
『Nordic Bop』は、『Nu Bottega』(CR 73502)につづく彼の Challenge Records の第2作。オランダのドラマー、エリック・イネケ Eric Ineke(1947–)とのコラボレーション・アルバムとして作られました。フィンランドのピアニスト、ミーケル・ヤコブソン Michael Jacobsson とエストニアのベーシスト、ヘイッコ・レンメル Heikko Remmel が加わったセッション。ジョージ・コールマン、マル・ウォルドロン、ビル・エヴァンズ、デクスター・ゴードン、マイルズ・デイヴィスたちのナンバーを「ノルディック・バップ」のスタイルで演奏しています。
 
価格 2,585円(税込価格)(本体価格 2,350円)

『Special Brew』
SteepleChase SCCD 36042 jazz

 
『Special Brew』
 Manny’s Tune(John Marabuso)*
 I Want to Be Happy(Vincent Youmans)*
 Yardbird Suite(Charlie Parker)* Tiny’s Blues(Tiny Kahn)*
 Scrapple from the Apple(Charlie Parker)**
 Manny’s Tune(John Marabuso)**
 My Funny Valentine(Richard Rodgers)**
 Special Brew(Brew Moore)**/†
  ブリュー・ムーア(テナー・サクソフォーン)
  ハロルド・ゴールドバーグ(ピアノ、アルト・ホルン †)
  ニルス=ヘニング・オアステズ・ペーザセン(ベース)
  アレクス・リール(ドラム)
 
録音 1961年10月15日 デンマーク放送(DR)コンサートホール(コペンハーゲン)*、1961年11月 TV Studio(マルメ、スウェーデン)**

 
アメリカのテナー・サクソフォーン・プレーヤー、ブリュー(ブルー)・ムーア Milton Aubrey “Brew” Moore は、1924年、ミシシッピ州生まれ。ミシシッピ大学を中退、1942年から1947年にかけてニューオリンズとメンフィスとニューヨークで演奏家としてキャリアを積みました。ニューヨークではビバップと呼ばれる新しい音楽に出会い、この街のモダン・ジャズ・シーンで活躍。サンフランシスコ、デンマークと拠点を移し、1973年にコペンハーゲンで没しました。
 
『Special Brew』と題したアルバムには、1961年10月のデンマーク放送のコンサートと、11月のスウェーデンのマルメで収録されたテレビのための音源が収録されています。コペンハーゲン在住のアメリカピアニスト、ハロルド・ゴールドバーグ Harold Goldberg、オスカー・ピーターソン・トリオで演奏したデンマークのベーシスト、ニルス=ヘニング・オアステズ・ペーザセン Niels-Henning Ørsted Pedersen と、デンマークのドラマー、アレクス・リール Alex Riedl の共演。
 
価格 2,805円(税込価格)(本体価格 2,550円)

『Flanagans Shenanigans』
Storyville 101 8472 jazz

 
『Flanagans Shenanigans』
 Eclipse Beyond the Bluebird Minor Mishap For Lena and Lennie
 Flanagans Shenanigans The Balanced Scale But Beautiful
 Let’s Tin Tin Deo
  イェスパー・ティロ(テナーサックス)
  トミー・フラナガン(ピアノ)
  イェスパー・ロンゴー(ベース)
  ルイス・ナッシュ(ドラム)
 
録音 1993年4月2日 デンマーク(ライヴ録音)

 
ジャズ界のノーベル賞といわれる「ジャズパー(ヤスパー)賞(Jazzpar)」受賞時のライヴ録音を「リマスター」してリリースするシリーズ。1993年の受賞者、トミー・フラナガン Tommy Flanagan(1930–2001)は、アメリカのジャズ・ピアニストで作曲家。デトロイトで育ち、初期はアート・テイタム、テディ・ウィルソン、ナット・キング・コール、そしてビバップのミュージシャンたちの影響を受けました。ニューヨークでマイルズ・デイヴィスとソニー・ロリンズのアルバムのセッションに参加。ジョン・コルトレーンをはじめとするバンドリーダーの下で演奏し、エラ・フィツジェラルドのフルタイムの伴奏者を長年務めました。1993年のコペンハーゲンでのライヴを収録した『Flanagans Shenanigans(フラナガンの悪ふざけ)』では、彼の「リーダー」としての顔を知ることのできるアルバムです。
 
このシリーズは、デンマークの人気グラフィック・アーティスト、フィン・ニュゴー Finn Nygaard によるジャケット・アートワーク、ブライアン・プリーストリー Brian Priestley による新しいライナーノートとコペンハーゲンの写真家、ヤン・ペアソン Jan Persson の写真を使ったブックレットという仕様でリリースされます。
     
価格 2,420円(税込価格)(本体価格 2,200円)

『My Shining Hour』
Storyville 101 8473 jazz

 
『My Shining Hour』
 My Shining Hour I Fall in Love Too Easily Bessie’s Blues
 All Blues Skylark Rhythm-A-Ning A La Blues
 Bright/Roy Haynes’ Statement of Acknowledgement
  ロイ・ヘインズ(ドラム)
  トゥーマス・フランク(テナーサックス)
  トマス・クラウセン(ピアノ)
  ニルス=ヘニング・アアステズ・ペーザセン(ベース)
 
録音 1994年3月 デンマーク(ライヴ録音)

 
「ジャズパー(ヤスパー)賞(Jazzpar)」受賞時のライヴ録音を「リマスター」してリリースするシリーズ。1994年に受賞したロイ・ヘインズ Roy Haynes(1925–)が、スウェーデンのトゥーマス・フランク Tomas Franck、デンマークのトマス・クラウセン Thomas Clausen とニルス=ヘニング・アアステズ・ペーザセン Niels-Henning Ørsted Pedersen と組んだライヴ。
     
価格 2,420円(税込価格)(本体価格 2,200円)

『Quartet +4』
Storyville 101 8476 jazz

 
『Quartet +4』
 Stella by Starlight Chelsea Bridge Mr. Blues Thesis *
 Quartet +4 * Purple Haze * In a Sentimental Mood
  ジム・ホール(ギター)
  クリス・ポッター(テナーサックス)
  トマス・オーヴェセン(ベース)
  テリー・クラーク(ドラム)
  サポルスキ弦楽四重奏団 *
   ヤコプ・ソールベア(ヴァイオリン)
   イーベン・ブラムスネス・タイルマン(ヴィオラ)
   ヴァニヤ・ロウロ(チェロ)
 
録音 1998年4月3日 ジャズクラブ・ホルベク(Holbæk Jazzklub)(ホルベク、デンマーク)、4月5日 ファルコナー・セーネン(Falkoner Scenen)(フレゼリクスベア、デンマーク)(ライヴ録音)

 
「ジャズパー(ヤスパー)賞(Jazzpar)」受賞時のライヴ録音を「リマスター」してリリースするシリーズ。1998年に受賞したジム・ホール Jim Hall(1930–2013)のカルテットによる4曲と、サポルスキ弦楽四重奏団が加わった3曲のライヴ録音です。
     
価格 2,420円(税込価格)(本体価格 2,200円)

『Leewise』
Storyville 101 8477 jazz

 
『Leewise』
 Partout ¹ Alone Together ² Body and Soul ³ Leewise ⁴
 JesperLee ⁵ SubconsciousLee ⁶ PeggyLee ⁷ Skygger (Shadows) ⁸
 AllanLee ⁹ Pazzenger ¹⁰ JensLee ¹¹ Stardust ¹²
  ジャズパー・オールスター・ノネット ¹/⁴
   ジェフ・デイヴィス(トランペット)
   アラン・ボチンスキ(トランペット、フリューゲルホルン)
   エアリング・クローナー(トロンボーン)
   ニルス・ゲアハート(バストロンボーン、テューバ)
   リー・コニッツ(ソプラノサッックス、アルトサックス)
   イェンス・スナゴー
   (ソプラノサックス、アルトサックス、バリトンサックス、指揮)
   ペーター・グリン(テナーサックス、バリトンサックス)
   ブッチ・レイシー(ピアノ)
   イェスパー・ロンゴー(ベース)
   スヴェン=エーリク・ナアアゴー(ドラム)
  リー・コニッツ(アルトサックス)(Right) ²/¹¹
  イェンス・スナゴー(アルトサックス) (Left)²/¹¹
  リー・コニッツ(アルトサックス) ³/⁷
  ペギー・スターン(ピアノ) ³/⁷
  リー・コニッツ(アルトサックス) ⁵
  イェスパー・ロンゴー(ベース) ⁵
  リー・コニッツ(アルトサックス) ⁶
  アラン・ボチンスキ(フリューゲルホルン) ⁶
  ペギー・スターン(ピアノ) ⁶
  イェスパー・ロンゴー(ベース) ⁶
  スヴェン=エーリク・ナアアゴー(ドラム) ⁶
  ジャズパー・オールスター・ノネット ⁸
  ビアギテ・フリーボー(ヴォーカル)⁸
  リー・コニッツ(アルトサックス) ⁹
  アラン・ボチンスキ(フリューゲルホルン) ⁹
  ジャズパー・オールスター・ノネット ¹⁰/ ¹²
   ジェフ・デイヴィス(トランペット)
   アラン・ボチンスキ(トランペット、フリューゲルホルン)
   エアリング・クローナー(トロンボーン)
   ニルス・ゲアハート(バストロンボーン、テューバ)
   リー・コニッツ(ソプラノサッックス、アルトサックス)
   イェンス・スナゴー
   (ソプラノサックス、アルトサックス、バリトンサックス、指揮)
   ペーター・グリン(テナーサックス、バリトンサックス)
   ペギー・スターン(ピアノ)
   イェスパー・ロンゴー(ベース)
   スヴェン=エーリク・ナアアゴー(ドラム)
 
録音 1992年3月27日–29日 デンマーク(ライヴ録音)

 
ジャズ界のノーベル賞といわれるデンマークの「ジャズパー(ヤスパー)賞(Jazzpar)」受賞時のライヴ録音を「リマスター」してリリースするシリーズ。「クールジャズの名手」リー・コニッツ Lee Konitz は、1992年の受賞者。イェンス・スナゴー Jens Søndergaard の指揮する「ジャズパー・オールスター・ノネット The Jazzpar All Star Nonet」と、ノネットのプレーヤーとのデュオやアンサンブルのトラックで構成されています。
    
価格 2,420円(税込価格)(本体価格 2,200円)

『A Beautiful Blue Moment』
Storyville 101 8528 jazz

 
『A Beautiful Blue Moment』
 Old Voyage A Beautiful Blue Moment A Whole Lot of Halfnotes
 Ugly Transitions The Starring Tim Monk – Keys
 Behind Silence New Voyage A Beautiful Moment
  カーステン・デール(ピアノ)
  ティム・ヘイガンズ(トランペット)
  ヨニー・オーマン(ベース)
  ユッキス・ウオティラ(ドラム)
 
録音 2021年8月28日–29日 コペンハーゲン

 
コペンハーゲンのジャズハウス「Montmartre(モンマルトル)」で、2021年8月の26日から3日間、「Directions」という名のコンサートが行われました。デンマークのカーステン・デール(ダール) Carsten Dahl のピアノ、アメリカのティム・ヘイガンズ Tim Hagans のトランペット、スウェーデンのヨニー・オーマン Johnny Åman のベース、フィンランドのユッキス・ウオティラ Jukkis Uotila のドラム。それまでに共演したことのなかった「フリーミュージック」の4人のプレーヤーが演奏したスタンダート曲とオリジナル曲によるステージは、ソールドアウトとなる好評を博し「歴史的」とまで言われました。
 
『A Beautiful Blue Moment』と題したアルバムは、「音楽への理解、ユーモア、熱意、好奇心を共有する」4人が、コンサートの最終日、28日の公演後すぐ、スタジオに入って行った6時間の自発的セッションで録音されました。「一生に一度あるかないかのジャズの旅。シートベルトを締めて、出発進行!」という自信作。
      
価格 2,420円(税込価格)(本体価格 2,200円)

『Sangboka(ソングブック)』
Unit UTR 5031 jazz

 
『Sangboka(ソングブック)』
 Mellom bakkar og berg(険しい山と丘の間を海に向けて)
 (Ludvig M. Lindeman/Ivar Aasen)
 Uti vår hage(ふたりだけの牧場で)(Swedish Trad.)
 Byssau lull(ビュッサン・リュル)(Trad.)
 Vi skal ikkje sova bort summarnatta(夏の夜を寝て過ごしてはいけない)
 (Geirr Tveitt/Aslaug Låstad Lygre)
 Ola Glomstuen(オーラ・グロムストゥーエン)(Trad.)
 Bind deg ein blomekrans(花輪を編もう)(Trad.)
 Jeg er havren(わたしはオート麦)(Aksel Agerby/Jeppe Aakjær)
 Blant alle lande(すべての国のなかで)(Hans Matthison-Hansen)
  エスペン・エーリクセン(ピアノ、プロセスト・ピアノ)
  グンナル・ハッレ(トランペット、エレクトロニクス)

 
ノルウェーのピアニスト、エスペン・エーリクセン Espen Eriksen とトランペッターのグンナル・ハッレ Gunnar Halle は、2007年にデュオを結成。新しい解釈と表現によるノルウェーの伝承曲と賛美歌、スカンディナヴィアの歌をレパートリーにヨーロッパ各地でツアーを行ってきました。スイスのレーベル Unit Records への初めてのアルバム『Sangboka(ソングブック)』では、彼らのレパートリーから選んだ8曲のプログラムを演奏しています。イーヴァル・オーセン Ivar Aassen の『Norrmannen(ノルウェー人)』に作曲された《Mellom bakkar og berg(険しい山と丘の間を海に向けて)》をはじめとする「ノルウェーの歌」。アルヴェーンが合唱曲に編曲したスウェーデン民謡《Uti vår hage(ふたりだけの牧場で)》。アクセル・エーヤビュー Aksel Agerby(1889–1942)の詩にイェペ・オーケーア Jeppe Aakjær(1886–1930)が作曲した《Jeg er havren(わたしはオート麦)》は、デンマークだけでなくノルウェーでも広く歌われるようになりました。最後が、デンマークのオルガニストで作曲家のハンス・マティソン=ハンセン Hans Matthison-Hansen(1807–1890)の《Blant alle lande(すべての国のなかで)》。「抒情」のジャズから一歩外に出た響きの新鮮さが評価されているアルバムです。
 
価格 2,850円(税込価格)(本体価格 2,350円)

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