ウェブサイトで過去に紹介した北欧と北欧以外のディスクからピックアップして掲載するページです。

LinkIcon Previous     Next LinkIcon

『クリスマスソング(The Christmas Song)』
Stunt Records STUCD 13132 jazz

 
『クリスマスソング(The Christmas Song)』
 Winter Wonderland(ウィンター・ワンダーランド)
 (Felix Bernard/Richard Bernhard Smith)
 The Christmas Song(クリスマス・ソング)(Mel Tormé)
 Greensleeves(グリーンスリーヴズ)(Trad.)
 Rudolph the Red Nosed Reindeer(赤鼻のトナカイ)(Johnny Marks)
 Det kimer nu til julefest(今クリスマスの祝いを告げる鐘が鳴る)
 (N.F.S.Grundtvig/C. Balle) 
 Have Yourself a Merry Little  Christmas(High Martin/Ralph Blane)
 Deilig er jorden(この世はうるわし)
 (B.S. Ingemann/18th Century Silesian folk tune) 
 Julen har bragt velsignet bud(クリスマスは幸いな知らせをもたらし)
 (B.S. Ingemann/C.E.F. Weyse) 
 Hark! The herald angels sing(天にはさかえ)
 (Felix Mendelssohn/Charles Wesley) 
 Mit hjerte altid vanker(つねに待ち望む心を)
 (Carl Nielsen/Hans Adolf Brorson)
  ハンス・ウルリク(テナーサックス) ヘンリク・ゴネ(ローズ)
  カスパー・ヴァズホルト(ベース) セーアン・フロスト(ドラム)
 
録音 2012年9月 JBO Studio(コペンハーゲン)

 
「ハンス・ウルリクのクリスマス・アルバムといえば、どんな雰囲気かすぐにわかってもらえるでしょう。温もりがあって、かっこよく、そして、つつましい」。ハンス・ウルリク Hans Ulrik は、1965年生まれ。1984年から1986年までボストンのバークリー音楽大学で学び、デンマークに帰ってからニコライ・ベンソン、ニルス・ラン・ドーキ、エムボー=ラーセン・クインテットや自身のグループでプロフェッショナルとして演奏活動を始めました。1992年からはマリリン・マスア・フューチャー・ソング、デンマーク放送ビッグバンド、セシーリ・ノアビューたちと共演。デンマークきってもの人気サクソフォーン・プレーヤーのひとりとしてジャズシーンで活躍しています。このクリスマス・アルバムに参加した「友人たち」は、デンマーク・ジャズのファンなら誰でも知っているキーボード・プレーヤーのヘンリク・ゴネ Henrik Gunde 、コペンハーゲン・リスム音楽院で学んだベーシストのカスパー・ヴァズホルト Kasper Vadsholt、デンマーク放送ビッグバンドのメンバーやサイドマンとして活躍するドラマーのセーアン・フロスト Søren Frost。編曲はすべてハンス・ウルリクが手がけました。 
 
価格 2,585円(税込価格)(本体価格 2,350円)

『ブラームス 室内楽作品集』
BIS SACD 2478 SACD hybrid (5.0 surround/stereo) classical  

 
ヨハネス・ブラームス(1833–1897)
 スケルツォ ハ短調 WoO.2(《F・A・E ソナタ》第3楽章)
 (編曲:サイモン・スミス)
 ソナタ ト短調 Op.38(原曲:チェロソナタ第1番 ホ短調 Op.38)
 (編曲:ダニエル・グリムウッド)
 ホルン三重奏曲 変ホ長調 Op.40
  アレック・フランク=ゲミル(ホルン)
  ダニエル・グリムウッド(ピアノ)
  ベンジャミン・マーキーズ・ギルモア(ヴァイオリン)
 
[楽器 Horn:Paxman triple horn, London, C.1970(スケルツォ、ソナタ)、Raoux-Labbaye natural horn, Paris, c.1871–1876, with piston-valve section by Willam Brown(三重奏曲)、Piano:Steinway D, Hamburg(2009)、Violin:Hannibal Fagnola(アンニバル・ファニオア)(1921)]
 
録音 2019年5月、6月 セブンオークス・スクール、パモジャ・ホール(ケント、イングランド)
制作・録音 インゴ・ペトリ

 
スコットランド室内管弦楽団の首席ホルン奏者を務めるイギリスのプレーヤー、アレック・フランク=ゲミル Alec Frank-Gemmill(1985–)の『気高く愁いに沈む楽器』(BIS SA 2228)と『モーツァルトより前の初期ホルン協奏曲』(BIS SA 2315)(1801)につづく BIS レーベルの第3作。ブラームスの「ホルン」のための室内楽作品を3曲演奏しています。《F・A・E ソナタ》と呼ばれる作品の楽章としてロベルト・シューマンとアルベルト・ディートリヒの曲とともに作られたヴァイオリンとピアノのための《スケルツォ ハ短調》は、サイモン・スミス Simon Smith の編曲した「ホルンとピアノ」の版が演奏されます。「ホルンの呼び寄せこそ、まさにこの曲の本質。速いテンポの8分の6拍子の主題は、モーツァルトのホルン協奏曲のフィナーレやブラームス自身の《ホルン三重奏曲》と同じく、狩りの気分を呼び起こす」(フランク=ゲミル)。
 
《ソナタ ト短調》は、このアルバムのピアニスト、ダニエル・グリムウッドが《チェロソナタ第1番 ホ短調》を編曲した作品です。「ブラームスは、ホルンのソナタを書かなかった……このチェロ・ソナタは、彼のソロ・ソナタの他のどの曲よりもホルンに向いている。私たちの演奏する版は、もしブラームスがホルンのソナタを書いていたら、という夢と考えるのが一番だ」(フランク=ゲミル)。
 
終曲の「アレグロ・コン・ブリオ」の音楽が「狩りの場面」を連想させる《ホルン三重奏曲 変ホ長調》は、この曲が作曲された時代に製作された「ロー=ラブバイ」のナチュラルホルンによる演奏です。この楽器は、ナチュラルホルンとしてフランスで製作され、後にロンドンに輸入された際、取り外しのできるバルブ・ブロックが付けられました。この楽器は、デニス・ブレインの父オーブリーが、アドルフ・ブッシュとルドルフ・ゼルキンと共演したブラームスのこの曲の録音に使われ、現在、ブレイン家が所有しています。デニスの姪ティナと王立音楽アカデミーの許可を得て、この録音に使われました。
 
ピアニストのグリムウッド Daniel Grimwood(1976–)は、ケント生まれ。パーセル・スクールでグレアム・フィッチの下でピアノ演奏を学び、ヴァイオリンとヴィオラ、作曲も身につけました。エリザベス朝の音楽から今日の音楽まで広いレパートリーをもち、多才で洗練された芸術家として高い評価を獲得。ウィグモアホールをはじめとする著名なホールで演奏しています。ベンジャミン・マーキーズ・ギルモア Benjamin Marquise Gilmore(1987–)は、ユーディ・メニューイン・スクールでナタリア・ボヤルスカヤ、ウィーンでパヴェル・ヴェルニコフに学び、現在、スコットランド室内管弦楽団とフィルハーモニア管弦楽団の共同コンサートマスターを務めています。
 
アルバムの制作と録音は、多くの BIS 録音を手がけている Take 5 Music Production のインゴ・ペトリ Ingo Petry が担当。こよなく瑞々しいロマンティシズムの時代に誘うアルバムに作り上げられています。
 
価格 2,915円(税込価格)(本体価格 2,650円)

『ゲーゼ 室内楽作品集 第1集』
cpo 777 164-2 classical 

 
ニルス・W・ゲーゼ(1817–1890)
 弦楽六重奏曲 変ホ長調 Op.44
 弦楽六重奏曲 変ホ長調 Op.44 - 第1楽章(初稿)
 ピアノ三重奏曲 ヘ長調 Op.42
  アンサンブル・ミトヴェスト
 
録音 2013年1月9日–11日(Op.44)、1月15日(Op.42) クヌセンス(ホルステブロー、デンマーク)
制作・録音 モーテン・モーウンセン

 
デンマーク文化の黄金時代を主導した音楽家のひとり、ニルス・W・ゲーゼ Niels W. Gade の室内楽作品集。弦楽六重奏曲変ホ長調は1865年に出版された作品です。エレジーの色彩を帯びた主題をもつ〈アンダンテ-アレグロ・ヴィヴァーチェ〉、妖精の踊りに似た音楽がメンデルスゾーンを想わせる〈スケルツォ:アレグロ・ノン・トロッポ〉、北欧伝説の雰囲気をもつ〈アンダンティーノ〉、溌剌とした〈終曲:アレグロ・モルト・ヴィヴァーチェ〉の4楽章。作曲に苦労したとされる第1楽章は「初稿」も合わせて紹介されます。ピアノ三重奏曲は、1863年に作曲され、1864年にライプツィヒの Breitkopf & Härtel から出版されました。アンサンブル・ミトヴェスト Ensemble MidtVest は、弦楽四重奏、木管五重奏とピアノから構成されたグループです。2002年にデンマークのヘアニングに創設され、スウェーデンのジャズピアニスト、ラーシュ・ヤンソンのトリオとの共演など、多彩な活動をしてきました。プーランクの室内楽作品集(777 711-2)、カール・ニルセンの管楽器のための作品全曲(777 872-2)、イェアシルの作品集(dacapo 8.226072)を録音しています。
 
価格 1,980円(税込価格)(本体価格 1,800円)

『ゲーゼ 室内楽作品集 第2集
cpo 777 165-2 classical 

 
ニルス・W・ゲーゼ(1817–1890)
 弦楽四重奏曲 ホ短調(1877)*
 ピアノ三重奏曲の楽章 変ロ長調(1839)**
 スケルツォ 嬰ハ短調(1836)(ピアノ四重奏のための)***
  アンサンブル・ミトヴェスト 
 
録音 2013年1月14日 「クヌセンス」(ホルステブロー)***、2013年12月16日–18日 *、12月17日 ** HEART(ヘアニング、デンマーク)
制作・録音 モーテン・モーウンセン

 
デンマーク、ヘアニングの現代美術館(HEART)のレジデントアーティスト、アンサンブル・ミトヴェスト Ensemble MidtVest によるニルス・W・ゲーゼの室内楽シリーズ。弦楽六重奏曲とピアノ三重奏曲を収めた第1集(777 164-2)につづく第2集では、ライプツィヒに赴いたゲーゼが、メンデルスゾーンを中心とする音楽グループに迎えられ、ゲヴァントハウス管弦楽団の副指揮者を任された時代に作曲した《スケルツォ》(1836)と《ピアノ三重奏曲の楽章》(1839)、そしてホ短調の弦楽四重奏曲が演奏されます。この四重奏曲は、彼が室内楽曲を集中的に作曲した1860年と1880年代の間、1877年に作曲されました。自身の作品、H・C・アンデルセンの詩に作曲した《幼子イエスはかいばおけに横たわり》の旋律を〈アレグロ〉の副次主題に使い、演奏会序曲《ハムレット》の主題によく似たモチーフが〈アンダンティーノ〉の楽章に現れる、ゲーゼの3曲の弦楽四重奏曲のうちデンマークでもっとも高く評価されている作品です。アンサンブル・ミトヴェストは、この作品を1963年に初演し、初録音した(6.224015)コペンハーゲン弦楽四重奏団に倣い、〈アレグロ〉〈アンダンティーノ〉〈スケルツォ〉〈終曲:アレグロ〉の4楽章の作品として演奏。その後、オリジナル手稿譜の第1楽章〈アレグロ・ノン・トロッポ〉と破棄された〈アンダンティーノ・コン・モート〉を追加演奏しています。
 
価格 1,980円(税込価格)(本体価格 1,800円)

『ゲーゼ 室内楽作品集 第3集』
cpo 555 077-2 classical

 
ニルス・W・ゲーゼ(1817–1890)
 弦楽八重奏曲 ヘ長調 Op.17(1848)
 弦楽四重奏曲 ヘ長調(1840)(未完)
 弦楽四重奏の楽章 イ短調(1836)
  アンサンブル・ミトヴェスト
  デンマーク弦楽四重奏団
 
制作・録音 モーテン・モーウンセン

 
デンマーク、ヘアニングの現代美術館(HEART)のレジデントアーティスト、アンサンブル・ミトヴェスト Ensemble MidtVest によるニルス・W・ゲーゼ Niels Wilhelm Gade のシリーズ。弦楽六重奏曲とピアノ三重奏曲の第1集(777 164-2)、ホ短調の弦楽四重奏曲など4曲を演奏した第2集(777 165-2)につづき、作曲者の生誕200年にあたる2017年にリリースされる第3集には、1848年に完成した弦楽八重奏曲と、弦楽四重奏のための2曲の習作が収録されました。4つのヴァイオリン、2つのヴィオラ、2つのチェロのための八重奏曲は〈アレグロ・モルト・エ・コン・フオコ〉〈アンダンティーノ、クワジ・アレグレット〉〈スケルツォ:アレグロ・モデラート・エ・トランクウィッロ〉〈終曲:アレグロ・ヴィヴァーチェ〉の4楽章。メンデルスゾーンの弦楽八重奏曲のスタイルと形式をモデルにしたことが明らかなこの作品は、ライプツィヒで書かれたこともあり、1847年に亡くなった彼へのオマージュとみなされています。コンサートアリアの性格をもったイ短調の《弦楽四重奏の楽章》は、ゲーゼが弦楽四重奏という形態を試みた最初の作品。ヘ長調の弦楽四重奏曲は、1839年から40年にかけて作曲された3つの楽章だけが残されました。
 
弦楽八重奏曲の演奏に加わったデンマーク弦楽四重奏団 Den Danske Strygekvartet は、王立デンマーク音楽アカデミーのティム・フレゼリクセン教授に学び、カール・ニルセンの弦楽四重奏曲の全曲(Dacapo 6.220521, 6.220522)やセバスティアン・マンツと共演したフックスとブラームスのクラリネット五重奏曲(CAvi Music 8553300)などの録音で知られる若いアンサンブルです。
 
価格 1,980円(税込価格)(本体価格 1,800円)

『ゲーゼ 室内楽作品集 第4集』
cpo 555 198-2 classical  

 
ニルス・W・ゲーゼ(1817–1890)
 ノヴェレッテ(Novelletten) Op.29(1853)(ピアノ三重奏のための)
 弦楽四重奏曲 へ短調(1851) 弦楽五重奏曲 へ短調(1837)
  アンサンブル・ミトヴェスト
 
録音 2015年5月18日–19日、24日 クヌセンス(ホルステブロー)(Op.29)、2016年1月11日–13日(四重奏曲)、2015年12月15日–16日 HEART(ヘアニング現代美術館)(ヘアニング、デンマーク)
制作・録音 モーテン・モーウンセン

 
ヘアニング現代美術館(HEART)のレジデントアーティスト、アンサンブル・ミトヴェスト Ensemble MidtVest のニルス・W・ゲーゼ Niels Wilhelm Gade シリーズ。第1集(777 164-2)、第2集(777 165-2)、第3集(555 077-2)は、ゲーゼの音楽に深い共感を寄せ、彼のロマンティシズムを自然な広がりの空間と光の中にバランスよく表現した演奏が、高く評価されました。へ短調の弦楽四重奏曲は、彼の創作活動がもっとも実り多かった19世紀なかば、1851年の作品です。「アンダンテ・コン・モート」の序奏に始まる「アレグロ・モルト」の第1楽章、「アレグレット」の第2楽章、「アレグロ・ディ・モルト」の第3楽章、序奏部がパッサカリアで書かれた「アレグロ・ヴィヴァーチェ」の終楽章。1863年になって手稿譜の表紙にゲーゼの手で「作曲練習」と書きこまれ、作曲者自身がこの作品の演奏を聴いたことがあるのかどうかも、不明とされています。弦楽五重奏曲は、単一楽章で書かれた、表現と形式が、ゲーゼが若い時代から取り組んできた「劇的」な演奏会序曲を思わせる作品です。ピアノ三重奏のための《ノヴェレッテ》は、1853年に作曲され、何度か改訂の手が加えられました。アレグロ・スケルツァンド、アンダンティーノ・コン・モート、モデラート、ラルゲット・コン・モート、アレグロの5曲。「デンマーク文化の黄金時代」を偲ばせる音楽。終曲「アレグロ」の初稿による演奏が合わせて収録されました。 
 
価格 1,980円(税込価格)(本体価格 1,800円) 

『ゲーゼ 室内楽作品集 第5集』
cpo 555 199-2  classical  

 
ニルス・W・ゲーゼ(1817–1890)
 4つの幻想的小品(4 Fantasiestücke/Fantasistykker)Op.43(1864)
 (クラリネットとピアノのための)
 弦楽四重奏曲 ニ長調 Op.63(1887–89)
 弦楽五重奏曲 ホ短調 Op.8(1846)
  アンサンブル・ミトヴェスト
 
録音 2015年12月12日 クヌセンス(ホルステブロー)(Op.43)、2015年12月1日、2016年1月31日(Op.63)、2015年12月17日18日(Op.8) HEART(ヘアニング現代美術館)(ヘアニング、デンマーク)
制作・録音 モーテン・モーウンセン

 
ヘアニング現代美術館(HEART)のレジデントアーティスト、アンサンブル・ミトヴェスト Ensemble MidtVest のニルス・W・ゲーゼ Niels Wilhelm Gade シリーズの第5集。《4つの幻想的小品》は、もっとも演奏される機会の多い、クラリネットとピアノのためのオリジナル作品のひとつ。第3曲に「モデラート」の〈バラード〉を置いた、メロディとハーモニーの独創性が指摘されるロマンティックな音楽です。
 
ゲーゼの作曲した弦楽四重奏曲は3曲。「作曲の練習」とゲーゼ自身の手で書かれた1851年の「へ短調」。自署された下書きに「四重奏の試み/スケッチ」と記された1877年の「ホ短調」。このアルバムの《弦楽四重奏曲 ニ長調》は、1887年7月から1889年6月にかけて作曲された、彼が出版したこのジャンルの唯一の作品です。「来るべき世代のための心の遺言」として彼が取り組み、第1楽章と第2楽章「スケルツォ」には数回にわたって改訂を行うなど、苦労の末に完成させた「(ゲーゼが)生涯をかけて追求した全盛期ロマンティシズムの理想の様式」(ニルス・ボー・フェルトマン)の作品。
 
《弦楽五重奏曲 ホ短調》は、1845年に作曲が始められたと推測され、メンデルスゾーンの亡くなる前年、1846年に発表されました。「アンダンテ・コン・モート」の序奏に始まる「アレグロ・エスプレシーヴォ」の第1楽章。「田園詩」を思わせる主題による「無言歌」の第2楽章「アレグレット」。「プレスト」の第3楽章「スケルツォ」。「アダージョ」の序奏と「アレグロ・モルト・エ・アパッショナート」の第4楽章。ゲーゼのライプツィヒ時代を代表する作品のひとつとみなされています。
 
アンサンブル・ミトヴェストのゲーゼ・シリーズは、この第5集が最後のディスクです。第1集(777 164-2)、第2集(777 165-2)、第3集(555 077-2)、第4集(555 198-2)。このシリーズは、コペンハーゲン三重奏団のピアニスト、モーテン・モーウンセン Morten Mogensen(1965–)が制作と録音を担当しました。プロデューサーとしての活動が目立つようになった彼自身、Kontrapunkt レーベルにゲーゼの作品を録音、今もカタログに残っています。「アンサンブル・ミトヴェスト」のシリーズは、演奏と録音のクオリティも高く、この5枚にクリスティーネ・オストランとペア・サロの『ヴァイオリンとピアノのためのソナタ』(Dacapo 8.226066)を加えれば、デンマークの新しい世代の音楽家たちによるデンマーク・ロマンティシズムの最良の音楽を楽しむことができるでしょう。 
 
価格 1,980円(税込価格)(本体価格 1,800円)

『カール・ニルセン 管楽器のための室内楽作品全集』
cpo 777 872-2 classical 

 
カール・ニルセン(1865–1931)
 劇付随音楽《母(Moderen)》 FS94(Op.41)
  ― 霧が晴れていく(Tågen letter)(フルートとハープのための)
 甲斐のないセレナード(Serenata in vano) FS68
 (チェロ、コントラバス、クラリネット、ホルンとファゴットのための)
 幻想的小品(Fantasistykke) FS8(Op.2)(オーボエとピアノのための)
  ロマンス(Romanze) ユモレスク(Humoresque)
 劇付随音楽《母(Moderen)》 FS94(Op.41)
  ― 子供たちが遊んでいる(Børnene leger)(フルートソロのための)
 幻想的小品(Fantasistykke) ト短調(1883–85)
 (クラリネットとピアノのための)
 劇付随音楽《母(Moderen)》 FS94(Op.41)
  ― 信仰と希望が大事(Tro og håb spiller)(フルートとヴィオラのための)
 カント・セリオーゾ(Canto serioso)(厳粛な歌) FS132
 (ホルンとピアノのための)
 木管五重奏曲 FS100(Op.43)
  アンサンブル・ミトヴェスト
 
録音 2013年1月7日–10日、14日–19日 HEART(ヘアニング現代美術館)(ヘアニング、デンマーク)
制作総指揮 ブルクハルト・シュミルグン
録音 プレーベン・イーヴァン

 
アンサンブル・ミトヴェスト Ensemble MidtVest は2002年に創設されました。弦楽四重奏、木管五重奏、ピアノの編成。デンマークのヘアニングに本拠を置き、HEART(ヘアニング現代美術館)のレジデントアーティストとして国内外で毎年80回を超すコンサートを行っています。モーツァルト、ブラームスといった古典的作品から即興音楽まで多彩なジャンルの音楽を楽しみ、2007年には、デンマークのジャズピアニスト、カーステン・ダールを最初の芸術顧問に指名しています。ヘルエ・ローゼの劇『母』のための付随音楽、《甲斐のないセレナード》、オーボエとピアノのための《幻想的小品》、ホルンとピアノのための《カント・セリオーゾ》、木管五重奏曲。カール・ニルセン Carl Nielsen が管楽器アンサンブルのために書いた作品を美しい音で興趣たっぷりに演奏。HEART でのセッション録音です。

『メゾチント彫法(mezzotints)』
2L 2L115SABD Pure Audio Blu-ray + SACD hybrid (5.1 surround/stereo) contemporary/classical 

 
ストーレ・クライベルグ(1958–) 室内楽作品集
 弦楽四重奏曲第2番(2012)
 噂と後味(Ruf und Nachklang)(2013)(独奏ヴァイオリンのための)
 灰(Aske/Ashes)(2010)(独奏ヴァイオリンのための)
 ピアノ三重奏曲第2番(2002)
 ヴァイオリンとチェロのためのソナタ(2001)
 ソナンツァ・エ・カデンツァ(Sonanza e cadenza)(1998)
 (ヴァイオリンとピアノのための)
  マリアンネ・トーシェン(ヴァイオリン)
  オイヴィン・ギムセ(チェロ) ヨルゲン・ラーシェン(ピアノ)
  ボルド・モンセン(ヴァイオリン) オーレ・ヴットゥダール(ヴィオラ)
  
録音 2015年2月 ソフィエンベルグ教会(オスロ、ノルウェー)
制作・バランスエンジニアリング モッテン・リンドベルグ
録音 ビアトリス・ヨハンネセン
 
[DXD(24bit/352.8kHz)録音]
[Disc 1: Blu-ray: 5.1 DTS-HD MA(24bit/192kHz), 9.1 Auro-3D(24bit/96kHz), 2.0 LPCM (24bit/192kHz), mShuttle: FLAC 96kHz + MP3 Region ABC]
[Disc 2: SACD hybrid(5.1 surround DSD/2.0 stereo DSD)]

 
ストーレ・クライベルグ Ståle Kleiberg はスタヴァンゲル生まれ。『ナチ残虐行為三部作』の一作《ナチ迫害の犠牲者のためのレクイエム(Requiem for the Victims of Nazi Persecution)》(Simax PSC 1257)が、アメリカ同時多発テロ事件の犠牲者を追悼する2004年9月11日、ワシントン・ナショナル・カテドラルで演奏され、国際的に注目を集めました。彼の音楽は、拡大した調性による形式と彩色の細部に至る緻密な練り上げ方が個性的、特徴的で、海外のオーケストラやアンサンブルで演奏され、作曲の依頼もつづいています。アルバム『高音と低音(Treble & Bass)』(2L 59SACD)で演奏されたヴァイオリン協奏曲とコントラバス協奏曲と、グラミー賞の最優秀オペラ録音部門にノミネートされた《ダビデとバト・シェバ(David and Bathsheba)》(2L 084SABD)が、近年の代表作に挙げられます。
 
クライベルグが1998年から2013年にかけて作曲した室内楽と器楽の作品を演奏したアルバム『メゾチント彫法』。「アダージョ - アレグロ - アダージョ」の弦楽四重奏曲第2番。ヴァイオリンがソロで演奏する〈モデラート〉と〈アダージョ〉の《噂と後味》。エドヴァルド・ムンク生誕150周年を記念する『ムンク組曲』(Simax PSC 1322)のためヴァイオリニストのヘンニング・クラッゲルードとヴェストフォル音楽祭から委嘱された《灰》も独奏ヴァイオリンのための作品です。トロンハイムのアルパカ三重奏団(Trio Alpalca)の委嘱による「一楽章」のピアノ三重奏曲第2番。アーケシュフース城要塞で初演された〈アンダンテ・ルバート〉〈アダージョ〉〈アレグロ〉の《ヴァイオリンとチェロのためのソナタ》。ノルウェー・コンサート協会から委嘱された《ソナンツァ・エ・カデンツァ》。銅版画技法のひとつ、微妙な階調を得る方法として開発された「メゾチント」に因むタイトルが、ドビュッシーの後期ソナタ、バルトークとエリオット・カーターの弦楽四重奏曲といった「新しい時代」の流れをくむクライベルグの音楽を示唆します。
 
2000年からナッシュ・アンサンブルのリーダーを務め、クライベルグのヴァイオリン協奏曲のソロを弾いたマリアンネ・トーシェン Marianne Thorsen。トロンハイム・ソロイスツのリーダー、チェリストのオイヴィン・ギムセ Øyvind Gimse。クナルダール、リフリング、ドミニク・メルレに学んだピアニスト、トマス・D・A・テレフセンのピアノ作品全集(2L 080PABD)のヨルゲン・ラーション Jørgen Larsen。スタヴァンゲルのフェスティヴァルでクラッゲルードとデュオを楽しんだボルド・モンセン Bård Monsen。トロンハイム・シンフォニエッタやトロンハイム・ソロイスツでも演奏するヴィオラ奏者、オーレ・ヴットゥダール Ole Wuttudal。クライベルグが教授を務めるトロンハイムのノルウェー工科自然科学大学(NTNU)音楽学部の「同僚たち」です。「臨場感」と「現実感」。録音セッションは、オスロのソフィエンベルグ教会で行なわれました。
 
価格 4,290円(税込価格)(本体価格 3,900円)
 

Pure Audio Blu-ray ディスクと SACD ハイブリッドディスクをセットにしたアルバムです。Pure Audio Blu–ray ディスクにはインデックスを除き映像は収録されていません。SACD ハイブリッドディスクはSACDブレーヤーとCDプレーヤーで再生できますが、Pure Audio Blu-ray ディスクはCDやDVDのプレーヤーでは再生できないので、Blu–ray プレーヤーもしくは Blu–ray 対応のPCをお使いください。

『Memory Moment(思い出の時)』
Losen Records LOS252-2 jazz

 
『Memory Moment(思い出の時)』
 Morning Long Day Evening Run * If Memory Moment **
 Through the Winter To Petrushka Return
  LRK トリオ
   エフゲニー・レベジェフ(ピアノ、シンセサイザー)
   アントン・レヴニュク
   (ベース、エレクトリックベース、プログラミング)
   イグナト・クラフツォフ
   (ドラム、パーカッション、メタロフォーン、sampling pad)
  ゲスト・ミュージシャン
   グジェフ・ピョトロフスキ(ソプラノサックス)**
   アンサンブル・アリュノショカ(ヴォーカル)*
 
録音 2019年12月 Cinelab Studio(モスクワ)
制作 LRKトリオ
録音エンジニアリング ヤコフ・ザハヴァトキン
ミクシング・マスタリング ヤン・パーチャック

 
 
モスクワのジャズグループ「LRKトリオ(LRK Trio)」は、2017年に『If You Have a Dream』(LOS186-2)、2018年に『Urban Dreamer』(LOS206-2)と、2枚のアルバムを Losen Records からリリース。新作を発表するたびに人気が高まり、世界各地の主要なフェスティヴァルへの招待がつづくようになりました。『Memory Moment』は、2年ぶりにリリースされるアルバム。ずっと待たれていた新作です。前のアルバムは、日本、ロシア、アメリカ、ヨーロッパへの「旅の思い」がキーワードでした。新しいアルバムは「一日を過ごしながら体験したことの個人的な思い」がテーマ。《Morning》《Long Day》《Evening》《Run》。《Petrushka》は、踊る人形「ペトルーシュカ」のさまざまに変わる表情と色とりどりのデザインを想像して作られたナンバー。プログレッシヴ・ロックのタッチを加えた《Memory Moment》には、ポーランドのサクソフォーン奏者、グジェフ・ピョトロフスキ Grzech Piotrowski が参加。《Through the Winter》には、自然音と1987年に録音された「アンサンブル・アリュノショカ Ensemble Alyunoshka」のヴォーカルがうまく組みこまれています。エフゲニー・レベジェフ Evgeny Lebedev のピアノとシンセサイザー、アントン・レヴニュク Anton Revnyuk のベース、イグナト・クラフツォフ Ignat Kravtsov のドラムとパーカッション。いろいろな情景が、ワイドスクリーンに映される映画のように次々と変化してゆくアルバムです。
 
価格 2,585円(税込価格)(本体価格 2,350円)

『頌歌(Canticum)』
Centaur CRC 3360 contemporary/classical 

 
ヤーコ・マンテュヤルヴィ(1963-) 合唱作品集
 さらなるシェイクスピアの歌(More Shakespeare Songs)(1997)
  灼熱の太陽も恐れるな(Fear No More)
  丘を越え、谷を越え(Over Hill, Over Dale)
  時(Time) シルヴィアとは誰だ?(Who Is Silvia?)
  卑しい節(A Scurvy Tune)
 警鐘(Alarum Bells)(2011)
 おお主よ、わたしの魂にご慈悲を(Oi Herra, armos mulle suo)(2002)
 海の惨事の頌歌(Canticum Calamitatis Maritimae)(1997)*
 アヴェ・マリア・ダオスタ(Ave Maria d’Aosta)(2004)
 わたしはうれしかった(I Was Glad)(2003)**
 告知 I(Announcement I)(2001)
 告知 III(Announcement III)(2006)
 Profane and Profaner(2006/2008)
 告知 IV(Announcement IV)(2007)
 タバコを吸うと死にます(Smoking can kill)
 (現代マドリガル第3番)(2009)
 告知  II(Announcement II)(2002)
  コール・カンティアモ エリック・A・ジョンソン(指揮)
  キャリー・M・フィレッティ(ソロ)*
  ライアン・ファーガソン(ソロ)*
  ピーター・バーシュ(テノール)**  
 
録音 2013年7月20日–23日 ブテル・メモリアル・コンサートホール(Boutell Memorial Concert Hall)(デ・カルブ、イリノイ州)
制作 ドナルド・フレーザー
録音 ダン・ニコルズ

 
「コール・カンティアモ Cor Cantiamo」は、アメリカのイリノイ州、ノーザンイリノイ大学(NIU)のレジデント室内合唱団です。現代合唱音楽の振興とこのジャンルの新しい作曲家を紹介することをめざし、2009年の春に創設されました。創設時から芸術監督と NIU の合唱活動の監督を務めるエリック・A・ジョンソン Eric A. Johnson(1965-)は、ヘルムート・リリング、デニス・キーン、ロバート・ファウンテン、ウェストン・ノーブルに学び、合唱のクリニックや出版物を通じてアメリカの合唱音楽に貢献しています。モーテン・ローリゼンをはじめとする作曲家との共同作業を行い、ジョン・タヴナー、マンテュヤルヴィ、ステイシー・ギブズに新作を委嘱してきました。
 
『頌歌』は、コール・カンティアモとジョンソンが制作する最初の商用アルバム。《ヨイクに似せて(Pseudo-Yoik)》(シュード=ヨイク)で知られる、フィンランドを代表する合唱音楽の作曲家のひとり、ヤーコ・マンテュヤルヴィ Jaako Mäntyjärvi の近作を交えた作品集です。各国の合唱団がレパートリーにしている1984年の《4つのシェクスピアの歌》につづいて作られた5曲の《さらなるシェイクスピアの歌》。1994年9月28日、フィンランド群島、ウト島沖のバルト海で起きた海難事故の犠牲者を追悼する「レクイエム」として作曲された《海の惨事の頌歌》。『旧約聖書』の「詩編122番」による《わたしはうれしかった》。中世イギリスの舞曲のリズムと旋法による和声の《Profane and Profaner》。4曲の《告知》は、出口の場所を示すなど、コンサートの聴衆とコミュニケートすることを意図して書かれた「コミカル」な小曲。ユーモラスな《タバコを吸うと死にます》は、イギリスのマドリガルを「現代」に再創造する一連の「現代マドリガル」の《おいで、一緒に暮らそう》と《銀色の白鳥》につづく第3作として書かれた作品です。
 
価格 2,585円(税込価格)(本体価格 2,350円)

『Swan Songs(白鳥の歌)』
Stunt Records STUCD20052 2CD’s jazz 

 
『Swan Songs(白鳥の歌)』
[Disc 1: Swan Songs]
 Running(Jørgen Emborg)
 A Summer Like No Other(Jørgen Emborg/Lisa Freeman)*
 Walking Straight(Jørgen Emborg)
 Just a Simple Melody(Jørgen Emborg/Lisa Freeman)*
 A Cowsome Loneboy(Jørgen Emborg)
 How Do You Know(Jørgen Emborg/Lisa Freeman)*
 On the Second Say(Jørgen Emborg)
 Remember(Jørgen Emborg/Lisa Freeman)*
 Smuk som en ånd/Beautiful as a Spirit(Jørgen Emborg)
 Why Bother(Jørgen Emborg)
 To Lars(Jørgen Emborg)
 Waltz in Four(Jørgen Emborg)
  ハンス・ウルリク(テナーサックス、ソプラノサックス)
  マティアス・ハイセ(ハーモニカ)
  ラーシュ・ヤンソン(ピアノ、エレクトリック・ピアノ)
  トマス・フォネスベク(ベース)
  モーテン・ロン(ドラム)
  ヨハン・デューネセン(パーカッション)
  シネ・エーイ(ヴォーカル)*
[Disc 2: Jørgen Emborg Greatest]
 Februarkrystaller/February Crystals(Jørgen Emborg)
 Vinterdage/Winter Days(Jørgen Emborg)
 Yellow Girl(Jørgen Emborg)
 Septembernat/September Night(Jørgen Emborg)
 Breathless(Jørgen Emborg)
 Shadow of Love(Jørgen Emborg)
 Song for Toots(Jørgen Emborg)
 Song from Yesterday(Jørgen Emborg)
 Change of Heart(Jørgen Emborg)
 Song in Blue(Jørgen Emborg)
 Lucky Me(Jørgen Emborg)
 Changing(Jørgen Emborg)
  ヤーアン・エムボー・カルテット
  アルファ・ケンタウリ
  フロントライン
  ボール=エムボー=ヴィンディング=リール
  エムボー=ラーセン・クインテット
 
録音(Disc 1) 2020年1月 The Village Recording(コペンハーゲン)(ヴォーカル録音:2020年2月21日)

 
デンマークのジャズ・ミュージシャン、ヤーアン・エムボー Jørgen Emborg(1953–)は、1979年、『Sargasso』でアルバム・デビューし、以来、抒情的なスタイルを特徴とするピアニスト、作曲家、バンドリーダーとして独創性に富んだ活動を続けてきました。マリリン・マスア、ウフェ・マークセン、アレクス・リールと「Six Winds」を組んで演奏。パレ・ミケルボー、ビャーネ・ルペ、ボー・スティーフ、オーレ・タイルと結成した「Alpha Centauri(アルファ・ケンタウリ)」のアルバム『20:33』でデンマーク芸術財団 Statens Kunstfond の賞を受けました。1985年、フュージョン・グループ「Frontline(フロントライン)」としてベン・ウエブスター賞を受賞。2016年、エムボーの生涯にわたる活動に対して芸術財団から栄誉賞が贈られました。『Swan Songs(白鳥の歌)』は、2枚のCDで構成したアルバムです。「Swan Songs」と題した最初のディスクではエムボーの作曲したオリジナル・ナンバーが、初めて録音される8曲を含み、12曲演奏されます。ハンス・ウルリク、トマス・フォネスベク、スウェーデンのピアニスト、ラーシュ・ヤンソンといった「ベスト」のメンバーが、エムボーの抒情的で優美な作品を演奏。リサ・フリーマンの歌詞がつけられた4曲をシネ・エーイ(シーネ・エイ) Sinne Eeg が、素敵な歌に歌っています。もう一枚のディスク「Jørgen Emborg Greatest」には、エムボーがさまざまなミュージシャンたちとの共演を楽しんだ日々を懐かしみ、彼の過去の録音から選んだ「ハイライト」が12曲収録されました。
 
価格 3,740円(税込価格)(本体価格 3,400円)

『Live Reflections』
Stunt Records STUCD20082 jazz 

 
『Live Reflections』 
 Gong-PRI(Marilyn Mazur)* Subwaygroove(Marilyn Mazur)**
 Dreamfog Mountain(Marilyn Mazur)**
 The Dreamcather(Marilyn Mazur)**
 The Holey(Marilyn Mazur)* Reflections(Marilyn Mazur)†
 Love Eruption(Marilyn Mazur)* First Dream(Marilyn Mazur)**
 Vinterstykke(Marilyn Mazur)††
  マリリン・マスア・フューチャー・ソング
   マリリン・マスア(パーカッション)
   ニルス・ペッテル・モルヴェル(トランペット)
   ハンス・ウルリク(サクソフォーン)
   平林牧子(キーボード)
   アイヴィン・オールセット(ギター、エレクトロニクス)
   クラウス・ホウマン(ベース)
   アウドゥン・クライヴェ(ドラム)
   トーネ・オーセ(ヴォイス、エレクトロニクス)
   アイナ・ケマニス(ヴォイス)
   エルヴィラ・プレーナル(キーボード)
   クリステル・ユーンソン(ギター)
 
録音 2015年2月16日 コペンハーゲン・ジャズハウス(ライヴ)*、2015年1月22日 ボードー・ジャズ・オープン)(ノルウェー)(ライヴ)**、2008年7月 モルデ・ジャズ・フェスティヴァル(ノルウェー)††、1990年 サン・スタジオ(コペンハーゲン、デンマーク)†

 
 
アメリカのニューヨーク生まれ、デンマークのジャズ・プレーヤー、マリリン・マスア(メイザー) Marilyn Mazur(1955–)は、1975年からパーカッション奏者として多くのミュージシャンと共演を重ねてきました。ジョン・チカイ、ピエーア・ドゥーウ、ニルス=ヘニング・オアステズ・ペーザセン、パレ・ミケルボー、アーリル・アンデシェン、エーベルハルト・ヴェーバー、ヤン・ガルバレク、ギル・エヴァンズ、マイルズ・デイヴィス、平林牧子たち、世界のジャズシーンを代表するプレーヤーの名前がならびます。マリリンは、バンドリーダーとしても活動。「マリリン・マスア・フューチャー・ソング Marilyn Mazur’s Future Song」は、彼女が作ったバンドのひとつです。1989年の創設。ノルウェーのトランペッターのニルス・ペッテル・モルヴェル Nils Petter Morlvær とドラマーのアウドゥン・クライヴェ Audun Kleive、クロアチア生まれのピアニスト、エルヴィラ・プレーナル Elvira Plenar とアメリカの歌手、アイナ・ケマニス Aina Kemanis、そして、ご主人のクラウス・ホウマン Klavs Hovman というメンバーで始まり、のちにノルウェーの歌手、トーネ・オーセ Tone Åse が加わります。フューチャー・ソングは、プレーヤーたちの地理的な条件などから2009年に解散するまでヨーロッパ中をツアーで周り、大きな成功を収めました。そして、マリリンが60歳の誕生日を迎える2015年1月、オリジナルのメンバーがふたたび集合。新しいメンバーも加わり、ノルウェーのボードーと、コペンハーゲンの「ジャズハウス JazzHouse」でコンサートを行いました。新しいアルバム『Live Reflections』は、この時のライヴ録音で制作され、1990年と2008年にレコーディングを行いながら未発表だった2曲を含む、彼女が作曲した9曲が収録されました。「ほんと、待ち遠しかった。でも、発表できてよかった。だって、スタジオ録音じゃない、生の音楽ですもの」(マリリン・マスア)。
 
価格 2,585円(税込価格)(本体価格 2,350円)

『Balcony Lullabies(バルコニーの子守歌)』
Stunt Records STUCD20102 jazz 

 
『Balcony Lullabies(バルコニーの子守歌)』
 Det er i dag et vejr(きょうはいい天気)(Poul Schierbeck/L. Holstein)
 Elefantens vuggevise(象の子守歌)(Mogens Jermiin Nissen)
 Vårvise(春の歌)(Sebastian)
 Somewhere over the Rainbow(虹の彼方に)(Harold Arlen)
 Julia(ジュリア)(John Lennon)
 Solen er så rød, Mor(かあさん、太陽があんなに赤いよ)
 (Carl Nielsen/H. Bergstedt)
 The Nearness of You(Hoagy Carmichael)
 Jeg ved en lærkerede(ぼくはひばりの巣を知っている)
 (Carl Nielsen/H. Bergstedt)
 Stille hjerte, sol går ned(心よしずまれ、太陽が沈んでいく)
 (Thomas Laub/J. Aakjær)
 Hilsen til forårssolen(ようこそ、春の太陽)(春の太陽に挨拶)
 (Povl Dissing)
 You Are My Sunshine(Charles Mitchell)
 Du kom med alt det der var dig(あなたというすべてを私のもとに)
 (Per Warming/Jens Rosendal)
 Under stjernerne på himlen(空の星の下を)(Tommy Seebach)
   ミケル・プロウ(エレクトリックギター、アコースティックギター)
 
編曲 ミケル・プロウ
録音 2020年5月27日–29日 Black Tornado Studio(コペンハーゲン)
録音エンジニアリング モーテン・ブーウ

 
2020年は、世界中に広がった COVID-19 のせいで人々のなりわいと生活が大きく変わる年になりました。コペンハーゲンに住むギタリストで作曲家のミケル・プロウ Mikkel Ploug(1978–)の日常も一変しました。「自分は自身は孤立感を覚え、子供たちは突然、他の人たちと距離を置くことを学ばねばならなくなった」。彼の新作『Balcony Lullabies(バルコニーの子守歌)』は、こうした毎日の不満の中から生まれたアルバムです。「ある夜、ギターとアンプを自宅アパートメントの小さなバルコニーに持ち出して、なにか美しい曲、なにか心を動かす曲を弾いてみようとした」。そして、自分は世界に向けてメッセージを送ろうとしているのかもしれないと思った彼は、毎夕、6時15分になるとバルコニーに出て「人の姿が消えた通りと、開かれた窓、開かれた人々の心」に向けてギターを弾くことを始めます。この「コンサート・シリーズ」が28回続いた後、彼は市内の録音スタジオ「ブラック・トーネード」に直行。エンジニアのモーテン・ブーウ Morten Bue の手を借りて13のトラックの録音を完成させました。彼が弾いた曲は、デンマークの歌と「スタンダード・ナンバー」。ポウル・シアベクの《きょうはいい天気》、カール・ニルセンの《10のデンマーク小歌曲》から〈ぼくはひばりの巣を知っている〉と〈かあさん、太陽があんなに赤いよ〉、トマス・ラウプの《心よしずまれ、太陽が沈んでいく》は、クラシカル音楽の作曲家たちが作り、世代を超えて歌いつづけられている歌です。《ようこそ、春の太陽(春の太陽に挨拶)》は、ロックとブルースとフォークをミックスしたスタイルのシンガー・ソングライター、ポウル・ディシングのもっともよく知られた歌。「セバスチャン」の芸名で知られるロックとポップのシンガー、クヌーズ・トーベン・クリステンセンの《春の歌》も老若男女を問わず親しまれ、モーウンス・イェアミーン・ニセンの《象の子守歌》は、デンマークでもっとも広く歌われる子守歌のひとつと言われます。ハロルド・アーレン、ホーギー・カーマイケル、チャールズ・ミッチェルたちのスタンダード・ナンバー。ビートルズのジョン・レノンが、亡き母の名を曲名にとり、恋人のオノ・ヨーコに捧げたともいわれる《ジュリア》が、演奏されています。
 
価格 2,585円(税込価格)(本体価格 2,350円)

『ニクラス・シヴェレーヴ 管弦楽作品集』
Toccata Classics TOCC 0571 contemporary/classical 

 
ニクラス・シヴェレーヴ(1968–)
 交響曲第3番《春(Primavera)》(2018)(室内オーケストラのための)
 5つの小品(Five pieces for string orchestra)(2017)
 (弦楽オーケストラのための)
 交響曲第4番《弦楽のためのシンフォニエッタ(Sinfonietta per archi)》
 (2019)
  マルメ歌劇場管弦楽団 ヨアキム・グスタフソン(指揮)
 
録音 2020年5月11日–15日 マルメ歌劇場(マルメ、スウェーデン)

 
ニクラス・シヴェレーヴ Niklas Sivelöv(1968–)は、ピアニストとしてのキャリアを続けながらスウェーデン作曲家協会に所属。近年は「作曲家」としての活動も多くなり、2020年の今年には、ピアノと管弦楽のための《古典の協奏曲》と第2番と第5番のピアノ協奏曲を彼自身がピアノ・パートを担当したアルバム(Naxos 8.573181)がリリースされました。スウェーデンの指揮者ヨアキム・グスタフソン Joachim Gustafsson(1967–)とマルメ歌劇場管弦楽団の新しいアルバムでは、シヴェレーヴの最近の管弦楽作品が3曲演奏されています。交響曲第3番は、木管楽器(フルート、オーボエ、クラリネット、ファゴット各2)、金管楽器(ホルン、トランペット各2)、ティンパニと弦楽の編成による室内オーケストラのための作品です。イタリア語の「春(primavera)」を副題にもち、暗く長い冬を過ごした後の人々の喜びが牧歌的な雰囲気のうちに表現されます。《5つの小品》は、Toccata レーベルのオーナー、マーティン・アンダソンの亡くなった妻に捧げられた作品です。〈序曲:ヴィヴァーチェ(Overtura: Vivace)〉〈悲しいワルツ(Valse triste)〉「アダージョ・エスプレッシーヴォ」〈アレグロ・モルト(Allegro molto)〉〈哀歌(Lamento)〉「アダージョ・マ・ノン・トロッポ」〈終曲:アレグロ(Finale: Allegro)〉。交響曲第4番《弦楽のためのシンフォニエッタ》は、シヴェレーヴが王立ストックホルム音楽大学で学んでいた1980年代に課題として書いた「パッサカリア」を複雑な作品構造で発展させた、演奏時間約23分の作品です。
 
価格 2,475円(税込価格)(本体価格 2,250円)

『In Paradisum(天国へ)』
Aparté AP228 classical  

 
『In Paradisum(天国へ)』
ヴァンゲリス(1943–)
 Conquest of Paradise(楽園の征服者)
 (『1492: Conquest of Paradise』(1992)から)
グレゴーリオ・アッレグリ(1582–1652)
 ミゼレーレ(Misere mei, Deus)(c.1638)
トマス・ルイス・デ・ビクトリア(1548–1611)
 アヴェ・マリア(Ave Maria)(c.1580)
アントン・ブルックナー(1824–1896)
 キリストは、十字架の死に至るまで(Christus factus est) WAB.11
W.A.モーツァルト(1756–1791)
 アヴェ・ヴェルム・コルプス(Ave verum corpus) K.618
トマゾ・アルビノーニ(1671–1750)/レモ・ジャゾット(1910–1998)
(ジョン・キャメロン(1944–)合唱編曲)
 至福の教え(The Beatitudes)(1945)(《アダージョ ト短調》)
ガブリエル・フォーレ(1845–1924)
 天国へ(In Paradisum)(《レクイエム》 Op.48 から)
ジョン・ラター(1945–)
 主があなたを祝福し、守られるように(The Lord bless you and keep you)
 (1981)
エドワード・エルガー(1857–1934)(デイヴィッド・ヒル(1957–)編曲)
 永遠の安息を(Requiem aeternam)
 (《エニグマ変奏曲》 Op.36 から〈ニムロッド〉)
ハワード・ショア(1946–)
 夢の中で(In Dreams)
 (『The Lord of the Rings: The Fellowship of the Ring』(2001)から)
 (フラン・ウォルシュ(1959–)作詞)
フランチェスカ・カッチーニ(1587–c.1641)/ヴラディーミル・ヴァヴィーロフ(1925–1973)(スコット・プライス 編曲)
 アヴェ・マリア(Ave Maria)(c.1970)
アントニオ・ロッティ(c.1667–1740)
 十字架にかけられ給いて(Crucifixus)(c.1718)
ヨーゼフ・ラインベルガー(1839–1901)
 夜の歌(Abendlied)
 (《3つの神聖な歌(Drei geistliche Gesänge)》 Op.69 から)
モーテン・ローリゼン(1943–)
 Dirait-on(そういうことらしい)
 (《3つのバラの歌(Les Chansons des Roses)》(1993)から)
 (ライナー・マリア・リルケ(1875–1926)詩)
エリック・ウィテカー(1970–)
 金色の光(Lux Aurumque)(2000)
 (エドワード・エッシュ(1970–)詩、
  チャールズ・アンソニー・シルヴェストリ(1965–)ラテン語訳)
チャールズ・ヴィリアズ・スタンフォード(1852–1914)
 青い鳥(The Blue Bird)(《8つのパートソング》 Op.119 から)
 (メアリー・エリザベス・コールリッジ(1861–1907)詩)
マイケル・ダナ(1958–)
 ツィムツーム(Tsimtsum)(『Life of Pi』(2012)から)
ジョナサン・ダヴ(1959–)
 すばるとオリオンを造りしお方を探せ
 (Seek Him that makes the seven stars)(1995)(『アモス書』5章8節)
  ヴォーン枢機卿記念学校「スコラ・カントルム」
  スコット・プライス(指揮) イースティン・エヴァンズ(オルガン)
 
録音 2019年7月3日–5日 聖ヨハネ福音教会(ロンドン)
制作 エイドリアン・ピーコック、ジェレミー・サマリー
録音 デーヴ・ローウェル [24bit/96kHz 録音]

 
ヴォーン枢機卿記念学校 The Cardinal Vaughan Memorial School は、ロンドンのホランドパークにあるカトリック系の学校です。1903年に没したウェストミンスター大司教ハーバート・ヴォーンを記念して1914年に設立されました。合唱団「スコラ・カントルム(Schola Cantorum)」は、トレブル(ソプラノ)とアルトを歌う少年とテノールとバスを担当する青年、11歳から18歳の在校生を集めて1980年に創設され、学校の宗教行事をはじめさまざまな活動を担っています。フランスのスタジオ「Little Tribeca」の Aparté レーベルがリリースするアルバム。カトリックの『レクイエム(死者のためのミサ』のアンティフォナ『In Paradisum(天国へ)』(「In paradisum deducant te Angeli; in tuo adventu suscipiant te martyres…(天使があなたを天国へ運んでくださるように。あなたがそこへ着くと殉教者たちが出迎え…)」)をタイトルに採り、彼らのレパートリーから「天国(楽園)」に関連する作品を歌っています。
 
ヴァンゲリスがスコアを書いた映画『1492: Conquest of Paradise』(邦題『1492 コロンブス』)の《楽園の征服者》。ヴァンゲリスが音楽を担当した『Chariots of Fire』(『炎のランナー』)のサウンドトラックに使われたアッレグリの《ミゼレーレ》。アルビノーニ作とされてきた《アダージョ》をジョン・キャメロン John Camron が「山上の説教」をテクストに、合唱のために編曲した《至福の教え》。エルガーの《エニグマ変奏曲》の〈ニムロッド〉は、「永遠の安息を(Requiem aeternam)」の典礼文を使ったデイヴィッド・ヒル David Hill の編曲で歌われます。マイケル・ダナ(ミケル・ダナ) Mychael Dnna が作曲、スコラ・カントルムがサウンドトラックの録音に参加した映画『ライフ・オブ・パイ』の《ツィムツーム》も「永遠の安息を」をテクストとする歌です。《夢の中で》は、ピーター・ジャクソン監督の映画『ロード・オブ・ザ・リング(The Lord of the Rings: The Fellowship of the Ring)』のために作られました。この映画を担当したハワード・ショア Howard Shore の「The Shire(ホビット庄)」の「テーマ」に、共同脚色者のフラン・ウォルシュ Fran Walsh が作詞。「旅の仲間」が分かれ新たな旅に出るあと、スコラ・カントルムの歌がエンドクレジットに流れます。ローリゼンの合唱とピアノのための《Dirait-on(そういうことらしい)》は、作曲者の許可を得て作った「オルガン」共演版の初めての録音。「ある一日は大聖堂の礼拝で歌い、次の日はロンドンでプロフェッショナルのオペラの舞台に立つ、その次の日はハリウッド映画のために録音スタジオに入る」。スコラ・カントルムの幅広い活動を反映する多彩なプログラムです。
 
価格 2,695円(税込価格)(本体価格 2,450円)

『Tributes』
ACT Music ACT9051-2 jazz  

 
『Tributes』
 Bicycle Town Part 1(Marius Neset)*
 Bicycle Town Part 2(Marius Neset)
 Tribute(Marius Neset)** Farewell(Marius Neset)
 Leaving the Dock(Marius Neset)***
 Children’s Play Part 1(Marius Neset)†
 Children’s Play Part 2(Marius Neset)††
 Children’s Play Part 3(Marius Neset)
  マリウス・ネセット(テナーサックス、ソプラノサックス)
  デンマーク放送ビッグバンド 狭間美帆(指揮)
   ソロ・プレーヤー
    ジェラード・プレゼンサー(トランペット)††
    マス・ラクーア(トランペット) ***)
    ハンス・ウルリク
    (テナーサックス、ソプラノサックス、バスクラリネット) **
    フレデリク・メンジーズ(テナーサックス、クラリネット)†
    アナス・ゴーオマン(バリトンサックス) ••
    ペーテル・ダールグレーン(トロンボーン)*
    ペア・ゲーゼ(ギター)†  ヘンリク・ゴネ(ピアノ)***  
 
録音 2019年3月 デンマーク放送(DR)第3スタジオ(コペンハーゲン)
制作 マリウス・ネセット
録音 Morten BuDchart
ミクシング オシアン・リューナー

 
ノルウェー出身のサックス・プレーヤーで作曲家のマリウス・ネセット Marius Neset(1985–)は、21世紀初頭からデンマークで活動、国際的にも名を知られるようになり、『Downbeat』誌の2016年7月号の特集「未来を担う25人」のひとりに選ばれました。リーダーとしての録音も積極的に行い、2014年の『Lion』(ACT9031-2)に始まり、『Pinball』(ACT9032-2)『Snowmelt』(ACT9035-2)『Circle of Chimes』(ACT9038-2)『Vaiaduct』(ACT9048-2)と、それぞれに評価の高いアルバムを ACT Music に録音してきました。そして、彼は、2019年、新たなステップのためノルウェーに帰国。その直前にデンマーク放送ビッグバンドと共演したアルバム『Tributes』をコペンハーゲンのスタジオで録音、17年におよぶデンマーク生活の「最終章」としました。アルバムの曲は、すべてネセットの作曲した作品です。「世界でもっとも自転車に優しい都市」コペンハーゲンでよく乗ったという自転車の「リズム」をメロディのモチーフにした《Bicycle Town》。ベートーヴェンの第7交響曲とマーラーの《アダージョ》を引用、クイーン、グリーグ、ブラッド・メルドーの暗喩をこめた《Tribute》。コペンハーゲンに別れを告げる《Farewell》と《Leaving the Dock》。タイトルから想像される、快活な《Children’s Play》でアルバムを閉じます。ネセットとともに「未来を担う25人」に選ばれたひとり、狭間美帆 Miho Hazama が、エーリク・アイレットセン、ペーター・フールサング、カスパー・ヴァズホルト、サーアン・フロストたち、腕利きのプレーヤーを集めたデンマーク放送ビッグバンドを指揮。ネセット、そしてジェラード・プレゼンサー Gerard Presencer たちが、各曲のソロを演奏しています。
 
価格 2,585円(税込価格)(本体価格 2,350円)

『Taste of Honey(蜜の味)』
ACT Music ACT 9897-2 jazz 

 
『Taste of Honey(蜜の味)- ポール・マッカートニーへのトリビュート』
 A Taste of Honey(Bobby Scott) My Valentine(Paul McCartney)
 You Never Give Me Your Money(John Lennon/Paul McCartney)
 Maybe I’m Amazed(Paul McCartney)
 Blackbird(John Lennon/Paul McCartney)
 Yes to You(Lars Danielsson)
 And I Love Her(John Lennon/Paul McCartney)
 Jet(Paul McCartney)
 She’s Leaving Home(John Lennon/Paul McCartney)
 Our Lives(Ulf Wakenius) Bésame Mucho(Consuelo Velázquez)
 Eleanor Rigby(John Lennon/Paul McCartney)
  ウルフ・ヴァケーニウス(ギター)
  ラーシュ・ダニエルソン(ベース、チェロ、ピアノ)
  マグヌス・オーストレム(ドラム)
 
録音 2019年9月12日–13日 ニレント・スタジオ(コッレレード、スウェーデン)
制作 シギ・ロッホ
録音 ラーシュ・ニルソン、ミケール・ダールヴィド
ミクシング・マスタリング ラーシュ・ニルソン

 
スウェーデンのギタリスト、ウルフ・ヴァケーニウス Ulf Wakenius が、彼の「アイドル」ポール・マッカートニーの音楽を「抒情」の視点から眺めたアルバムです。ヴァケーニウスは、ギターのヴィルトゥオーゾ性を高らかに謳うのではなく、サウンドと雰囲気に余裕をもたせながらマッカートニーのメロディをギターで歌うことに楽しんでみせます。ラーシュ・ダニエルソン Lars Danielsson のベース、マグヌス・オーストレム Magnus Öström のドラム。異なる個性をもつ音楽家たちの「夢のトリオ」が、マッカートニーの歌を愛しみ、インタープレイに身を任せたひととき。
 
価格 2,585円(税込価格)(本体価格 2,350円)

『Come in from the Rain』
ACT Music ACT 9741-2 jazz 

 
『Come in from the Rain』
 Come in from the Rain(Melissa Manchester/Carole Bayer Sager)
 On the Street Where You Live(Frederick Loewe/Alan Jay Lerner)
 You’re Driving Me Crazy(Walter Donaldson)
 Since I Fell for You(Buddy Johnson)
 So I Borrow Your Smile(Solveig Slettahjell)
 How Deep Is the Ocean(Irving Berlin)
 Now or Never(Curtis Reginald Lewis/Billie Holiday)
 I Lost My Sugar in Salt Lake City(Leon René/Johnny Lange)
 Johnsburg, Illinois(Tom Waits)
 ‘Round Midnight(Thelonious Monk/Cootie Williams/Bernard Hanighen)
  ソールヴェイ・スレッタイェル(ヴォーカル)
  アンドレーアス・ウルヴォ(ピアノ)
  トリュグヴェ・ヴァルデマル・フィスケ(ベース)
  ポール・ハウスケン(ドラム)
 
録音 2020年1月、2月 Propeller Music Division(オスロ)(スタジオ・ライヴ)
制作 コーレ・クリストフェル・ヴェストルハイム
録音 マイク・ハートゥング
マスタリング モルガン・ニコライセン

 
ジャズシンガーのソールヴェイ・スレッタイェル Solveig Slettahjell は、1971年、ノルウェーのバールム生まれ。200年の初めにジャズシーンに登場、魅惑的な声とソウルフルな歌で注目されました。「Slow Motion Quintet」とコラボレートしたアルバムを Curling Legs レーベルに録音。彼女の「完全に形を分解し、そこから再出発」するラジカルな音楽作りをイギリスの著名な批評家スチュアート・ニコルソンが評価、「ジャズのジェイムズ・ジョイス」と彼女を持ちあげたと言われます。『Come in from the Rain』は、2015年リリースの『Trail of Sould(with Kuno Reiersrud & In the Country)』に次ぐ ACT Music への第2作アルバムです。アルバムのタイロルに採ったメリッサ・マンチェスターの《Come in from the Rai》以下、ミュージカル『マイ・フェア・レディ』の《On the Street Where You Live(君住む街角)》、ヴァン・モリソンも歌った《You’re Driving Me Crazy》、バディ・ジョンソンが作り、レニー・ウェルチの歌でヒットしたブルース・バラード《Since I Fell for You》、アーヴィング・バーリンの《How Deep Is the Ocean》、トム・ウェイツの《Johnsburg, Illinois》などのスタンダード・ナンバーと、ソールヴェイが作った《So I Borrow Your Smile》を、かつてのラジカルなスタイルから離れた、表現の幅広い歌として聴かせます。オスロのスタジオ「Propeller Music Division」で「ライヴ」のスタイルで録音されたアルバムです。
 
価格 2,585円(税込価格)(本体価格 2,350円)

『The Game』
Caprice CAP 21696 jazz 

 
『The Game』
 When You Go(Magnus Lindgren) Ethnomore(Magnus Lindgren)
 Softly As In a Morning Sunrise(朝日のようにさわやかに)
 (Sigmund Romberg/Oscar Hammerstein II)
 Sofia kom hem(帰っておいでソフィア)(Fredrik Jonsson)
 Blue Star(Magnus Lindgren)
 Caravan(キャラバン)(Duke Ellington/Juan Tizoll/Irving Mills)
  マグヌス・リンドグレーン・カルテット
   マグヌス・リンドグレーン
   (テナーサックス、フルート、バスクラリネット)
   マティアス・アルゴットソン(ピアノ)
   フレードリク・ヨンソン(ベース)
   ユーナス・ホルゲション(ドラム)
 
録音 2003年6月16日–19日 アトランティス・スタジオ(ストックホルム、スウェーデン)
制作 マグヌス・ペーション、マグヌス・リンドグレーン
録音 ヤンネ・ハンソン
ミクシング ヤンネ・ハンソン、マグヌス・リンドグレーン、マグヌス・ペーション
マスタリング クレース・ペーション

 
 
スウェーデンでもっとも多才なジャズミュージシャンのひとり、マグヌス・リンドグレーン Magnus Lindgren(1974–)のカルテットのアルバム第2作。リンドグレーンは、王立ストックホルム音楽大学で1992年から1997年までオリヤン・ファールストレムに編曲と作曲を学び、1999年に「Jazz in Sweden」に選ばれました。受賞記念のデビュー・アルバム『Way Out』(CAP 21609)がスウェーデン・グラミー賞にノミネートされ、スウェーデン放送ジャズアンサンブルと録音した『Paradise Open』(CAP 21646)でスウェーデン・グラミー賞とゴールデンレコード賞(Gyllene Skivan) を受賞しました。このビッグバンド・アルバムは、スウェーデン放送 P2 の年間最優秀ジャズ録音も受賞、リンドグレーンは年間最優秀ジャズ・アーティストに選ばれました。『Way Out』を録音したカルテットによる新しいアルバム『The Game』。「パト・メセニーからインスピレーションを得て作った、控えめでシンプルな歌」という《Holyem》、「エスニックな感覚」の《Ethnomore》、「船の名前で、スウェーデンのピアニスト、ダニエル・”スター”・カールソンに捧げた」《Blue Star》、リンドグレーンたちのお気に入りのスタンダードナンバーの《朝日のようにさわやかに》と《キャラバン》。2003年6月、ストックホルムのアトランティス・スタジオでのセッション録音です。
 
価格 2,696円(税込価格)(本体価格 2,450円)

LinkIcon Previous     Next LinkIcon