September 2021

 

『オーケストラ音楽のスウェーデン・スモーガスボード』
Sterling CDS 1129/1130-2 2CDR’s classical

 
『オーケストラ音楽のスウェーデン・スモーガスボード(The Swedish Smorgasbord in orchestral music)』
[Disc 1]
ユーハン・アグレル(1701–1765)
 シンフォニア ヘ長調 Op.1 no.6
  ノルショーピング交響楽団 ステーン・フリュクベリ(指揮)
 [録音 1976年9月9日–10日 ホールサーレン
  (ノルショーピング、スウェーデン)]
 [制作 ブー・ヒュットネル  録音 ローベット・フォン・バール] 
 [Sterling S-1003 (LP)]
アウグスト・セーデルマン(1832–1876)
 スウェーデン祝祭音楽(Svensk festspel)(1858/1867)
ヴィルヘルム・ペッテション=ベリエル(1867–1942)
 ストックホルムの五月カーニヴァル(Majkarneval i Stockholm)(1892)
 フロレスとブランセフロール(Florez och Blazeflor) Op.18 no.1
 (1896 rev.1898)*
 秋の歌(Höstsång) Op.18 no.2(1896)*
  ロイヤル・ストックホルム・フィルハーモニック管弦楽団
  ビョーン・ハルマン(指揮) エーリク・セデーン(バリトン)*
 [録音 1980年4月30日 ストックホルム・コンサートホール
  (ストックホルム、スウェーデン)]
 [制作 ホーカン・エルムクヴィスト  録音 ウッレ・ブーランデル]
 [Sterling S-1006 (LP)]
ヒューゴ・アルヴェーン(1872–1960)
 黙示録カンタータ(Uppenbarelsekantaten) Op.31(1913)
 - アンダンテ・レリジョーゾ(Andante religioso)
  ノルショーピング交響楽団 ステーン・フリュクベリ(指揮)
 [録音 1976年9月9日–10日
  ホールサーレン(ノルショーピング、スウェーデン)]
 [制作 ブー・ヒュットネル  録音 ローベット・フォン・バール]
 [Sterling S-1003 (LP)]
ルーベン・リリエフォシュ(1871–1936)
 フリチョフとインゲボリ(Frithiof och Ingeborg)(1916)
 - 犠牲の行列(Offertåg)
 祝祭(Festspel)(1932)
  イェヴレ交響楽団 ヨーラン・W・ニルソン(指揮)
 [録音 1981年10月14日 オーケストラホール(イェヴレ、スウェーデン)]
 [制作 カール=グンナル・オーレーン
  録音 ベンクト・ヨーラン・ストーフ][Sterling S-1007 (LP)]
アドルフ・ヴィークルンド (1879–1950)
 交響的プロローグ(Symfonisk prolog)(1934)
  ロイヤル・ストックホルム・フィルハーモニック管弦楽団
  ビョーン・ハルマン(指揮)
 [録音 1980年4月30日 ストックホルム・コンサートホール
  (ストックホルム、スウェーデン)]
 [制作 ホーカン・エルムクヴィスト  録音 ウッレ・ブーランデル]
 [Sterling S-1006 (LP)]
[Disc 2]
ラーシュ=エーリク・ラーション(1908–1986)
 冬物語(En vintersaga)Op.18(1937–38)
 (ウィリアム・シェイクスピアの『冬物語』による4つのヴィニェット)
  シチリアーナ(Siciliana) 間奏曲(Intermezzo)
  田園詩(Pasotoral) エピローグ(Epilog)
  ノルショーピング交響楽団 ステーン・フリュクベリ(指揮)
 [録音 1976年9月9日–10日 ホールサーレン
  (ノルショーピング、スウェーデン)]
 [制作 ブー・ヒュットネル  録音 ローベット・フォン・バール]
 [Sterling S-1003 (LP)]
スヴェン・ショルド(1899–1956)
 夏(Sommar)(1938)
  ヴェステロース交響楽団 ハリ・ダムゴー(指揮)
  アントニオ・ニコリーニ(ヴァイオリン・ソロ)
 [録音 1978年5月11日 ヴェステロース・コンサートホール
  (ヴェステロース、スウェーデン)]
 [制作 ブー・ヒュットネル  録音 ステーン・ユーマンソン]
 [Sterling S-1005 (LP)]
アルベット・ヘンネベリ(1901–1991)
 コミックオペラ《ボッラとバーディン(Bolla och Badin)》(1942)- 序曲
  ノルショーピング交響楽団 ステーン・フリュクベリ(指揮)
 [録音 1976年9月9日–10日 ホールサーレン
  (ノルショーピング、スウェーデン)]
 [制作 ブー・ヒュットネル  録音 ローベット・フォン・バール]
 [Sterling S-1003 (LP)]
ブー・リンデ(1933–1970)
 ピアノと弦楽のための協奏曲(第1番) Op.12(1955)
  ブー・リンデ(ピアノ) イェヴレボリ管弦楽協会
  グンナル・ステルン(指揮)
 [録音 1955年3月13日 イェヴレ劇場(イェヴレ、スウェーデン)
  (ライヴ録音)(mono)][Sterling S-1007 (LP)]
 前奏曲と終曲(Prelude e Finale) Op.16(1955)
  ヴェステロース交響楽団 ハリ・ダムゴー(指揮)
  アントニオ・ニコリーニ(ヴァイオリン・ソロ)
 [録音 1978年5月11日 ヴェステロース・コンサートホール
  (ヴェステロース、スウェーデン)]
 [制作 ブー・ヒュットネル  録音 ステーン・ユーマンソン]
 [Sterling S-1005 (LP)]
スヴェン=エーリク・ユーハンソン(1919–1997)
 ヴェルムランドのオッルロートによる変奏曲
 (Variationer över en värmländska orrlåt)(1963)
  ノルショーピング交響楽団 ステーン・フリュクベリ(指揮)
 [録音 1976年9月9日–10日 ホールサーレン
  (ノルショーピング、スウェーデン)]
 [制作 ブー・ヒュットネル  録音 ローベット・フォン・バール]
 [Sterling S-1003 (LP)] 

 
Sterling Records のオーナー、ブー・ヒュットネル Bo Hyttner 氏は、1970年代、ストックホルムの中心部でレコード・ショップ「Sterling」を経営していました。当時は、今でこそ一般的になったスウェーデン音楽の標準的レパートリーの作品はほとんどレコードで流通しておらず、ラーションの《冬物語》も EP リリースされた〈エピローグ〉だけで満足するしかないという状況だったと言います。『オーケストラ音楽のスウェーデン・スモーガスボード』と題したアルバムには、ラーションの知り合いだったステーン・フリュクベリ Sten Frykberg(1910–1983)の指揮した「シェイクスピアの『冬物語』による4つのヴィニェット」に始まる、ヒュットネル氏みずからプロデュース、LP リリースした「スウェーデン・ロマンティシズム」の作品が集められています。アグレルの《シンフォニア》は、「ad lib」のオーボエをホルンを含まない、弦楽オーケストラだけの演奏。アルベット・ヘンネベリのコミックオペラ《ボッラとバーディン》の〈序曲〉は、『スウェーデン作曲家協会の歴史 1918年–1993年」(Phono Suecia PSCD 58)に収録された音源です。ブー・リンデの《ピアノと弦楽のための協奏曲》は、作曲者自身がピアノを弾いたライヴ録音。
 
注:全トラック、LP から直接の復刻です。そのため、音量を上げた場合に歪みが感じられることがあります。
 
価格 4,950円(税込価格)(本体価格 4,500円)
 

高品質メディア(Sony DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-Rによるリリースです。

 

『Gladiator(グラディエーター)』
Losen Records LOS 236-2  jazz/crossover

 
『Gladiator(グラディエーター)』
 Turn the Tide(Jan Gunnar Hoff) Alchimia(Jan Gunnar Hoff)
 Equinox(Jan Gunnar Hoff) Fighting for a Reason(Per Mathisen)
 The One(Jan Gunnar Hoff) Now We Are Free(Hans Zimmer)
 Colosseum Nights(Per Mathisen) Good News(Per Mathisen)
  ペール・マティセン(ベース)
  ヤン・グンナル・ホフ(ピアノ、キーボード)
  ゲーリー・ノーヴァク(ドラム)
 
録音 2019年10月 リュドハーゲン・スタジオ(Lydhagen Studios)(ヴェルダール、ノルウェー)
制作 ペール・マティセン、ヤン・グンナル・ホフ
録音・ミクシング  トニー・ヴォーデ、クリス・クリステンセン
マスタリング モッテン・ルン

 
ノルウェーのミュージシャンふたり、エレクトリックとアコースティック・ベースのペール・マティセン Per Mathisen とピアノとキーボードのヤン・グンナル・ホフ Jan Gunnar Hoff のプロジェクト。ふたりが新曲を書き、バレンシアのオレンジ畑に囲まれた丘の「スタジオ・バルクセタ」に「スーパー・ドラマー」を招いて録音とツアーを行う。これまでにアレックス・アクーニャが参加した『Barxeta』(LOS 118-2)とオラシオ・”エル・ネグロ”・エルナンデスと組んだ『Barxeta II』(LOS 183-2)が、それぞれ2012年と2017年に録音されました。
 
プロジェクトの第3作『Gladiator(グラディエーター)』は、スペインでの録音ができなかったため、2019年10月、トロンハイムの郊外、ヴェルダールのスタジオでセッションが行われました。セッションに招待されたドラマーは、ゲーリー・ノーヴァク Gary Novak(1969–)。チック・コリア・エレクトリックバンド、アラン・ホルズワース、リー・リトナー、デイヴィッド・サンボーン、ジョージ・ベンソンたちのツアーと録音に参加した、セッション・ドラマーとして定評のあるアメリカのプレーヤーです。
 
アルバムのコンセプトは「世界とわれわれ人類がこのきわめて暗い日々を耐え抜く、そのストレスからの解放」。「戦争行為や、いたずらに恐怖を煽り立てる行為が発生。言論の自由、行動の自由、集会の自由が奪われてゆく」。「ローマ帝国の興亡」が、その「メタファー」して使われました。《Turn the Tide》(潮の流れを変える、形勢を一変させる)、《Alchimia》(錬金術)、《Equinox》(春分、秋分)、《Fighting for a Reason》(理由ある戦い)、《The One》(絶対者)、リドリー・スコット監督の映画『グラディエーター』のためにハンス・ジマーが書いた《Now We Are Free》(われらは解放された)、《Colosseum Nights》(コロッセオの夜)。「どんなひどい時代であっても、太陽は毎日昇る」。アルバムの最後、「根っからの楽観主義者として、平和や愛が、もう一度勝利することを信じて」《Good News》(良い知らせ)が演奏されます。全トラックの録音セッションが終わった後、COVID-19 のパンデミックが発生したため、じっくり時間をかけてミクシングが行われました。「ウェザー・リポート」の「余韻」が聞こえてきそうなクロスオーバー・ミュージック。
 
価格 2,585円(税込価格)(本体価格 2,350円)

 

『Against All Odds(あらゆる困難を乗り越え)
Losen Records LOS 251-2  jazz

 
『Against All Odds』
 After the Snow(Jens Wendelboe) Triplet Whisky(Jens Wendelboe)
 Chasing Rainbows(Jens Wendelboe/Kari Iveland)*
 Geriatric Gymnastics(Jens Wendelboe)
 In the Beginning(Jens Wendelboe/Kari Iveland)*
 Decaffeinado Again(Jens Wendelboe)
 Return from Forever(Jens Wendelboe)
 Frank’s Funky World #3(Jens Wendelboe)*
 A Weekend in Oslo(Jens Wendelboe)
 Erobreren (The Conqueror)(Jens Wendelboe)
 Inside Out(Jens Wendelboe) Sulla-Tulla(Jens Wendelboe)*
  ステファニー・ハリソン(ヴォーカル)*
  イェンス・ウェンデルボー(ソロ・トロンボーン)
  ジョン・サクソン(アルトサックス、リーダー)
  キース・ガーランド(アルトサックス)
  ケン・ナイグロ(テナーサックス)
  フレッド・スカーボー(テナーサックス)
  ジェイソン・ポライス(バリトンサックス)
  ペール・オンネルー(トランペット、リーダー)
  ルイーズ・バランジャー(トランペット)
  アンドルー・ウィルモット(トランペット)
  ラリー・ニスマン(トランペット)
  ジョー・レティシア(トロンボーン、リーダー)
  エリック・ストークマン(トロンボーン)
  ハワード・レヴィ(トロンボーン)
  ウォルター・バレット(バストロンボーン、テューバ)
  ポール・マリコンダ(キーボード)
  ライアン・パリーノ(ギター)
  マイケル・ナンノ(ベース)
  タイガー・マクニール(ドラム)
  スペシャル・ゲスト
   ケン・ジョフリー(ソプラノサックス)
   ジョエル・A・マーティン(キーボード)
   クリス・ヤンカー(キーボード)
 
録音・ミクシング  2020年1月–2021年8月 ジェイソン・ポライス・スタジオ(Jason Polise Studio)(コネティカット州、アメリカ)
制作 イェンス・ウェンデルボー
録音・ミクシング・共同制作 ジェイソン・ポライス
マスタリング モッテン・ルン

 
トロンボーン・プレーヤーのイェンス・ウェンデルボー(ヴェンデルボー) Jens Wendelboe は、アメリカ生活の長い音楽家です。オスロの音楽学校で学び、ニューヨークのマンハッタン音楽学校に留学して修士号を取得。アメリカのミュージシャンたちと共演してアルバムを作り、指揮者と編曲者としてドナ・サマーをはじめとするアーティストと関わりました。「Big Crazy Energy Band」と「Crazy Energy Jazz Quartet」を主宰。ジャズ、フュージョン、ラテンとさまざまなジャンルの音楽を経験してきました。2006年から2014年までロックバンド「ブラッド、スウェット・アンド・ティアーズ」でトロンボーンを担当したことで知られます。
 
ジャズシンガー、ステファニー・ハリソン Stephanie Harrison をフィーチャーした『Against All Odds(あらゆる困難を乗り越え)』は、彼の最新の「ビッグバンド」アルバムです。「北欧の音をもった、アメリカのジャズ・オーケストラ(With a Nordic Sound - An American Jazz Orchestra)」。全12曲の作曲と編曲、《Frank’s Funky World #3》(フランクのおかしな世界)の作詞を彼が行い、「にぎやかに一緒に仕事できた」と彼が語るカーリ・イーヴェラン Kari Iveland が、《Chasing Rainbows》(虹を追って)《In the Beginning》(初めに)の歌詞を手がけました。COVID-19 のパンデミックの時期と重なったため、フルバンドのリハーサルは一回だけ、リズムセクションの録音は、2020年3月にCOVID-19 の隔離が始まる直前の2日間だけ、ホーン・セクションのリハーサルと録音も集まってはできないなど、「あらゆる困難」に直面。開始から1年半後の2021年8月、やっとすべての作業が終わりました。「これまででもっとも時間のかかる、もっともきついCD制作だった……だが、おもしろいのは、かならずしもでき上がったレコードではなく、作るプロセスだ」(イェンス)。困難を乗り越えたことを誇りに思い、聴く人たちに楽しんでもらうことを願って作られたアルバムです。
 
価格 2,585円(税込価格)(本体価格 2,350円)

 

『Dimma(霧)』
Storyville 101 4340 jazz

 
『Dimma(霧)- A Tribute to Jan Johansson』
 Visa från Rättvik(レットヴィークの歌)
 Stepp, min stepp(ステップ、わたしのステップ)
 Visa från Järna - Lapp-Nils Polska/Berg-Kirstis Polska
 (イェーナの歌 - ラップ=ニルスのポルスカ/ベリ=シシュティのポルスカ)
 Klockan är tio slagen - Ack Värmeland
 (10時になった - ああ、美しいヴェルムランドよ)
 (Trad. arr.  Martha Marie Petri)
 Kvällar i Moskvas förstäder(モスクワ郊外の夕べ)
 Mellan branta stränder(険しい岸の間で)
 Visa från Utanmyra(ユータンミューラの歌)
 Snclairvisan (La Folia)(シンクレアの歌(ラ・フォリア))
 (Jan Johansson/arr. Michala Petri)
 Emigrantvisa(移民の歌) Ströva omkring(ぶらついて)
 På ängen stod en björk(牧場に白樺が立っていた)
 Klara Stjärnor(明るく澄んだ星)(Jakob Høgsbro)
 Dimma(霧)(Jan Johansson/arr. Martha Marie Petri)
  カルメン・ロイヴァセップ(ヴォーカル)
  カッレ・ブリックマン(ピアノ)
  マティアス・フレミング・ペトリ(ベース)
  アンドレーアス・フリューラン(ドラム)
  トマス・フリューラン(フリューゲルホルン)
  ミカラ・ペトリ(リコーダー)
  マータ・マリーエ・ペトリ(チェロ)
  アンサンブル・エッジ
  マティアス・スコーロプ・サーアンセン(指揮)
 
録音 2021年3月18日–21日 キアステン・ケーア美術館ジョンズ・ホール(John’s Hall, the Kirsten Kjærs Museum)(フレストロプ、デンマーク)
制作 マータ・マリーエ・ペトリ
録音 ヘンリク・ヴィンター・ハンセン

 
「アンサンブル・エッジ ENSEMBLE EDGE」は、デンマークのオーフスを本拠とする16人編成の混声アンサンブルです。ジャンルを超え、文化的社会的な背景、年齢、国籍を問わず、誰もが共有できる有意義で目の覚めるような芸術と音楽のプロジェクトを進めるため、2016年、オーフスで最初のコンテンポラリー・ヴォーカルアンサンブルとして創設されました。芸術監督、歌手とチェリストをマータ・マリーエ・ペトリ Martha Marie Petri、指揮者をマティアス・スコーロプ・サーアンセン Mathias Skaarup Sørensen、プロデューサーをがアンドレーア・クリューア・ホルム Andrea Krüger Holm が、それぞれ務めています。
 
『Dimma(霧)』は、アンサンブル・エッジのデビュー・アルバムです。スウェーデンのジャズ・ピアニスト、ヤン・ユーハンソン Jan Johansson(1931–1968)の曲をアルバムのタイトルにとり、ミュージシャンと聴衆から愛されたユーハンソンへの「トリビュート」として作られました。《レットヴィークの歌》《移民の歌》といったスウェーデンの伝承曲、ロシアで生まれ世界的にヒットした《モスクワ郊外の夕べ》、ヤーコプ・フーイスブロー Jakob Høgsbro の新曲《Klara Stjärnor(明るく澄んだ星)》など、さまざまなスタイルの音楽を結びつけジャズと民俗音楽をブレンドして自身の声に取り入れたユーハンソンのスタイルに倣い、多彩なプログラムが組まれています。アルバムの録音は、2021年3月、キアステン・ケーア美術館のジョンズ・ホールで18日、20日と21日にセッション、19日にコンサートというスケジュールで行われました。プロジェクトには、エストニアのヴォーカリストのカルメン・ロイヴァセップ Karmen Rõivasepp、スウェーデンのカッレ・ブリックマン Calle Brinkman 、デンマークのドラマーのアンドレーアス・フリューラン Andreas Frylund とマータ・マリーエの弟のベーシスト、マティアス・フレミング・ペトリ Mathias Flemming Petri、ゲスト・ソリストとしてフリューゲルホルン・プレーヤーのトマス・フリューラン Thomas Fryland と国際的に知られるリコーダー奏者のミカラ・ペトリ Michala Petri が参加。《ああ、美しいヴェルムランドよ》など3曲をのぞき、マティアス・フレミング・ペトリが編曲を行い、オリジナル演奏をそのままコピーすることなく「ヤン・ユーハンソンの音風景」を示しました。トラック最後に演奏される《Dimma》は、19日のコンサートのライヴ録音が使われています。
 
価格 2,420円(税込価格)(本体価格 2,200円)

 

『Glad to Be Here(ここにいる幸せ)』
Storyville 101 4345 jazz 

 
『Glad to Be Here(ここにいる幸せ)』
 Glad to Be Here(Ole “Fessor” Lindgreen) Louisiana
 Devil Got My Woman(Skip James)
 Moten Swing(Bennie Moten) Azure(Duke Ellington)
 Drop Me off in Harlem(Duke Ellington) Blue Days
 Moppin’ and Boppin’(Fats Waller)
 Don’t Take Your Love from Me(Henry Nemo)
 Santa Claus Blues(Gus Kahn/Charley Straight) Look Here
 Take Me Back Baby(Jimmy Rushing)
 5.400 North(Ole “Fessor” Lindgreen)
  オーレ・”フェッサー”・リングレーン(トロンボーン)
  ペーター・マーロト(トランペット、フリューゲルホルン)
  クリス・タナー(クラリネット)
  ヤコプ・ディネセン(テナーサックス)
  マーコ・マーティノヴィチ(ピアノ)
  イェンス・スロン(ベース)
  モーテン・エールー(ドラム)
 
録音 2019年 コペンハーゲン

 
バンドリーダーとしても知られるデンマークのトロンボーン奏者、オーレ・”フェッサー”・リングレーン Ole “Fessor” Lindgreen は、1938年、コペンハーゲン生まれ。1956年にジャズ・プレーヤーとしてのキャリアをスタートさせ、1968年に「Fessor’s Big City Band」を結成。「Zero」「World Orchestra」「Papa Bue Revival」と世界各地のバンドと共演しながら現場に身を置き、ジャズシーンの「今」を見つめてきました。2003年に「ビッグ・シティ・バンド」を離れ、現在、「Fessor and His Jazz Kings」で活動をつづけています。『Glad to Be Here』は、彼の自宅のリビングルームにあらゆる年代の音楽仲間たちが集まって録音されたアルバムです。ブルース歌手スキップ・ジェームズの《Devil Got My Woman》、ベニー・モーテンとカンザス・シティ・オーケストラの《Moten Swing》、デューク・エリントンの《Azure》と《Drop Me off in Harlem》といった、彼のキャリアにとって重要な意味をもつナンバーと、彼が作曲した《Glad to Be Here》(ここにいる幸せ)と《5.400 North》によるプログラム。
 
価格 2,420円(税込価格)(本体価格 2,200円)

 

『Grønvad/Søndergaard Quintet Plays the Latin Vibe of Clare Fischer』
Storyville 101 4346 jazz /latin

 
『Grønvad/Søndergaard Quintet Plays the Latin Vibe of Clare Fischer』
 Carnaval Ontem À Noite Samba da Borboleta Wistful Samba
 Morning Gostoso Gaviota Pensativa Elizete
  グランヴァズ/スナゴー・クインテット
   モーテン・グランヴァズ(ヴィブラフォーン、パーカッション)
   イェンス・スナゴー(アルトサックス)
   トマス・ボーヌー(ピアノ)
   ニルス・ヴィルヘルム・クヌセン(ベース)
   ニクラス・カンパニョル(ドラム)
 
録音 2020年 コペンハーゲン

 
デンマークのヴィブラフォーン奏者のモーテン・グランヴァズ Morten Grønvad は、1996年にカリフォルニアのロサンジェルスに半年間滞在したことがありました。彼は、そこで、《Morning》《Pensativa》といったラテン・ジャズのスタンダード・ナンバーを作曲したピアニストのクレア・フィッシャー Clare Fischer(1928–2012)と知り合い、スタジオ・シティの彼の自宅をたびたび訪問して親交を深めたといいます。クレアが亡くなった後は、作曲家、バンドリーダーなどの活動でグラミーのラテンジャズ部門の賞を複数回受けたことのある子息のブレント・フィッシャーと交友をつづけ、コペンハーゲン・ジャズフェスティヴァルでのクレアの作品を中心とするプログラムのコンサートで共演しています。「グランヴァズ/スナゴー・クインテット Grønvad/Søndergaard Quintet」は、「カリフォルニアのラテン・ジャズ・シーンを愛する」彼が、「クールなカリフォルニアのジャズにずっと魅せられてきた」というデンマークのアルトサックス奏者のイェンス・スナゴー Jens Søndergaard と結成したグループです。マス・ボーヌー Thomas Bornø のピアノ、ニルス・ヴィルヘルム・クヌセン Niels Wilhelm Knudsen のベース、ニクラス・カンパニョル NIclas Campagnol のドラム。彼らは、2019年の「コペンハーゲン・ジャズフェスティヴァル」を皮切りにクレア・フィッシャーの曲を中心とする「西海岸ジャズがラテンのリズムと出会う」コンサートを行い、2020年にこのアルバムを録音。2021年7月のコペンハーゲンのフェスティヴァルにも出演しています。
 
価格 2,420円(税込価格)(本体価格 2,200円)
 

 

『ラウヴォルフ・リュートで弾くバッハ(Bach on the Rauwolf Lute)』
BIS SACD 2552 SACD hybrid (5.0 surround/stereo) classical

 
ヨハン・ゼバスティアン・バッハ(1685–1750)
 前奏曲 二短調 BWV.999(リュートのための)(原曲:ハ短調)
 フーガ ハ長調
 (《無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第3番 ハ長調 BWV.1005》から)
 ラルゴ ヘ長調
 (《無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第3番 ハ長調 BWV.1005》から)
 組曲 ハ長調(無伴奏チェロ組曲第1番 ト長調 BWV.1007)
 リュート組曲 ヘ長調 BWV.1006a(リュートのための)(原曲:ホ長調)
 ソナタ ト短調(無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第1番 ト短調 BWV.1001)
 シャコンヌ 二短調
 (《無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番 ニ短調 BWV.1004》から)
  ヤコブ・リンドベリ(リュート)
 
[楽器 Sixtus Rauwolf, Augsburg C.1590]
 
編曲 ヤコブ・リンドベリ(《前奏曲 二短調》をのぞく)  
録音 2020年9月6日–10日 レンナ教会(ノルテリエ、スウェーデン)

 
 
ヤコブ・リンドベリ Jakob Lindberg は、以前、バッハの「BWV」番号のついたリュート曲を、偽作の疑いのある作品も含め、2枚のアルバムに(BIS-587/8)に録音していました。彼が長年の研究と考察のひとつの帰結して1992年に録音したこのセットは、特別に高い評価を獲得、リンドベリのディスコグラフィを代表するアルバムとみなされています。その1992年の録音から28年。リンドベリがふたたびバッハの作品を取り上げました。プログラムの中心は、彼が編曲した無伴奏チェロ組曲第1番と《無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第1番》。《無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第3番》の2つの楽章、《無伴奏ヴァイオリンのためのバルティータ第2番》の〈シャコンヌ〉なども彼の編曲で演奏されます。『シクストゥス・ラウヴォルフのリュート』(BIS SA–2265)や『黄金の音符』(BIS SA–2462)で使った彼の愛用の楽器、シクストゥス・ラウヴォルフが1590年ごろに製作したリュートによる演奏。2020年9月、前作と同じノルテリエのレンナ教会で録音セッションを行なっています。
 
価格 2,915円(税込価格)(本体価格 2,650円)

 

『チェロの物語(Cello Stories)』
Danacord DACOCD 848 classical

 
イーダ・リゲルス ソロ・チェロのための小品
 The Moon(月)(滝廉太郎《荒城の月》による変奏曲)
 Capriccio Rosso(赤いカプリッチョ)
 Broken Dove(ブロークン・ダヴ)
 Capriccio Nero(黒いカプリッチョ)
 Lonely Waltz(ロンリー・ワルツ)
 Partita(パルティータ)
 Northing Else Happened(他に何も起きなかった)
 Stolen Tango(盗まれたタンゴ)
 Sarabande(サラバンド)
 Yellow Capriccio(黄色いカプリッチョ)
  イーダ・リゲルス(チェロ)
 
録音 2020年6月2日、3日、17日、24日 ハアスホルム教会(ハアスホルム、デンマーク)
録音・編集・ミクシング  ヨーナス・イェンセン

 
「サイクリング・チェリスト」として知られ、リコーダー奏者、作曲家としても活動するデンマークの音楽家、イーダ・リゲルス Ida Riegels のデビュー・アルバム。彼女は、王立デンマーク音楽アカデミーでモーテン・ソイテンとヤコプ・クルベアに学び、2010年に卒業コンサートを行いました。バッハの足跡をたどりながらバッハの曲を演奏する2017年6月のドイツ・ツアー、コペンハーゲンからスケーエンまで2019年の「500km Cello」ツアー、二人乗りの自転車タンデムによる2020年の国内ツアーと、彼女のプロジェクトはすべてチェロを背負っての自転車旅行で行われます。2020年春のデンマーク放送の賞「Firey Soul of the Year」の受賞者。楽器も自分で作り、2021年夏に予定されるユラン半島ツアーで初めて弾くための2台目のチェロも製作中だと言います。『チェロの物語』は、「詩と自然の世界への旅」をコンセプトに自作のソロ曲を演奏しています。
 
価格 2,695円(税込価格)(本体価格 2,450円)

 

『トマス・イェンセンの遺産(Thomas Jensen Legacy) 第2集』
Danacord DACOCD 912 2CDR’s for price of 1 classical

 
『トマス・イェンセンの遺産(Thomas Jensen Legacy) 第2集』 
[Disc 1]
ドミートリー・ショスタコーヴィチ(1906–1975)
 交響曲第5番 二短調 Op.47
[録音 1963年10月31日 デンマーク放送コンサートホール(コペンハーゲン)
 (ライヴ放送)]
イーゴリ・ストラヴィンスキー(1882–1971)
 ピアノと管楽器のための協奏曲(1923–24 rev.1950)*
[録音 1954年11月4日 デンマーク放送コンサートホール(コペンハーゲン)
 (ライヴ放送)][DACOCD 561–562]
クヌーズオーウ・リスエーヤ(1897–1974)
 小序曲(1934)(弦楽オーケストラのための)
 トランペット小協奏曲(Concertino per tromba e strumenti ad arco)
  Op.29 **
[録音 1949年1月27日–28日][Tono X 25146-6/DACOCD 523–524]
[Disc 2]
ドミートリー・ショスタコーヴィチ(1906–1975)
 歌劇《カテリーナ・イズマイロヴァ》***
  - 仔馬は雌馬のところに急ぎ 森の奥深いところに湖がある
アルテュール・オネゲル(1892–1955)
 交響曲第5番《3つのレ(Di tre re)》(1950)
ベーラ・バルトーク(1881–1945)
 ヴァイオリン協奏曲第2番 Sz.112(1937–38)†
[録音 1962年10月24日 国連の日コンサート(パリ)(ライヴ放送)]
  デンマーク放送交響楽団 トマス・イェンセン(指揮)
  ヘアマン・D・コペル(ピアノ)*
  ジョージ・エスクデール(トランペット) **
  ガリーナ・ヴィシネフスカヤ(ソプラノ)***
  ヘンリク・シェリング(ヴァイオリン)†
 [すべてモノラル録音]
 
復刻 クラウス・ビューリト

 
デンマークの指揮者トマス・イェンセン Thomas Jensen(1898–1963)の「遺産」シリーズの第2作。「20世紀の傑作」とされる作品が、ライヴとスタジオの録音で収録されています。ショスタコーヴィチの《交響曲第5番》は、イェンセンが1963年11月13日に亡くなる2週間前、デンマーク放送交響楽団を最後に指揮したコンサートのライヴ録音です。LP も CD もリリースされてこなかった音源です。ストラヴィンスキーの《ピアノと管楽器のための協奏曲》は、ヘアマン・D・コペル Herman D. Koppel(1908–1998)がソロを弾いた『ヘアマン・D・コペル 作曲家・ピアニスト 第1集』(DACOCD 561-562)に収録された音源です。リスエーヤ Knudåge Rissager の《トランペット小協奏曲》の「初録音」は、1934年から1956年までロンドン交響楽団の首席トランペット奏者を務めたジョージ・エスクデール George Eskdale がソロを担当しています。[Disc 2]の3曲は、イェンセンが「同時代」のレパートリーにも手腕を発揮したことを示す演奏です。1962年10月24日、パリで行われた「国連の日コンサート」のライヴ録音です。
 
価格 2,695円(税込価格)(本体価格 2,450円)
 

高品質メディア(Sony DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-Rによるリリースです。

 

『トマス・イェンセンの遺産(Thomas Jensen Legacy) 第3集』
Danacord DACOCD 913 2CDR’s for price of 1 classical

 
『トマス・イェンセンの遺産(Thomas Jensen Legacy) 第3集』
[Disc 1]
ピョートル・チャイコフスキー(1840–1893)
 ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.35 *
[録音 1949年10月19日、21日][Tono X 25153-57/DACOCD 714–715]
ヨハネス・ブラームス(1833–1897)
 交響曲第4番 ホ短調 Op.98
[録音 1955年4月23日 シャンゼリゼ劇場(パリ、フランス)
 (ライヴ放送)]
[Disc 2]
ヨハネス・ブラームス(1833–1897)
 ドイツ・レクイエム(Ein deutsches Requiem) Op.45 **
[録音 1962年2月2日 デンマーク放送コンサートホール(コペンハーゲン)
 (ライヴ放送)]
  デンマーク放送交響楽団 トマス・イェンセン(指揮)
  エンドレ・ヴォルフ(ヴァイオリン)*
  アグネス・ギーベル(ソプラノ)** エーリヒ・ヴェンク(バリトン)
  デンマーク放送合唱団 **
 [すべてモノラル録音]
 
復刻 クラウス・ビューリト

 
デンマークの指揮者トマス・イェンセン Thomas Jensen(1898–1963)の「遺産」シリーズの第3集。ブラームスの《交響曲第4番》とオランダのソプラノ歌手アグネス・ギーベル Agnes Giebel(1921–2017)とドイツのバス・バリトン、エーリヒ・ヴェンク Erich Wenk(1923_2012)がソロを歌った《ドイツ・レクイエム》は、このアルバムで初めてリリースされる、「イェンセンの遺産」に欠かせない重要なアーカイヴ録音です。チャイコフスキーの《ヴァイオリン協奏曲》は、『エンドレ・ヴォルフ 第1集』(DACOCD 714-715)と同じ音源。
 
価格 2,695円(税込価格)(本体価格 2,450円)
 

高品質メディア(Sony DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-Rによるリリースです。

 

『アウルニ・ソルステインソン&シューマン』
Fuga Lebera FUG 787 classical

 
ロベルト・シューマン(1810–1856)
 リーダークライス(Liederkreis) Op.24
アウルニ・ソルステインソン(1870–1962)
 Þess bera menn sár(誰もが傷を隠し)
 Kirkjuhvoll(エルフの教会) Vorgyðjan kemur(春の女神の訪れ)
 Friður á jörðu(地の平和) Fögur sem forðum(かつての美しさが)
 Rósin(バラ) Nótt(夜)
ロベルト・シューマン(1810–1856)
 リーダークライス(Liederkreis) Op.39
  アンドリ・ビョルン・ロウベルトソン(バスバリトン)
  アウストリーズル・アルダ・シーグルザルドウッティル(ピアノ)
 
録音 2021年4月12日–15日 サルリン・コンサートホール(コウパヴォーグル、アイスランド)

 
アイスランドのバスバリトン歌手、アンドリ・ビョルン・ロウベルトソン Andri Björn Róbertsson は、チューリヒ歌劇場、ハンブルク州立歌劇場、リヨン国立歌劇場など、ヨーロッパ各地のオペラハウスの舞台で歌ってきました。2019年には《フィガロの結婚》のフィガロ役でアイスランド・オペラにデビュー。これからの活躍が注目されています。Fuga Liebera のアルバム『アウルニ・ソルステインソン&シューマン』。シューマンのハインリヒ・ハイネの詩による Op.24 とヨーゼフ・フォン・アイヒェンドルフの詩による Op.39 の2つの《リーダークライス》を「ブックエンド」がわりに、アイスランドのアウルニ・ソルステインソンの歌曲を7曲歌っています。
 
アウルニ・ソルステインソン Árni Thorsteinsson(1870–1962)は、レイキャヴィークの生まれ。法律を学ぶため留学したコペンハーゲンから帰国後は、写真スタジオを開設。写真家として活動しながら、歌手、作曲家としてレイキャヴィークの音楽生活で積極的な役割を果たしました。ヨウン・レイフスが主導したアイスランド作曲家協会の創設のメンバーにも加わっています。19世紀ロマンティシズムの流れに沿った曲調で親しまれたアイスランドの「歌の作曲家」のひとりです。
 
価格 2,695円(税込価格)(本体価格 2,450円)

 

『無限のバッハ(Infinite Bach)』
Rubicon RCD 1053 contemporary/classical

 
ヨハン・ゼバスティアン・バッハ(1685–1750)/ユーハン・ウッレーン(1972–)
 ヴァイオリン協奏曲第2番 ホ長調 BWV.1042
 ヴァイオリン協奏曲第1番 イ短調 BWV.1041
 チェンバロ協奏曲 ニ短調 BWV.1052
 チェンバロ協奏曲 ト短調 BWV.1058
  クリスチャン・スヴァルヴァール(ヴァイオリン)
  ロンドン・フィルハーモニック管弦楽団 ユーハン・ウッレーン(指揮)

 
J・S・バッハの音楽は、クラシカル、ジャズ、ロック、ポップミュージックと、多様なジャンルのミュージシャンから「無限のインスピレーションの世界」ととらえられ、彼の音楽を核とする「創作」がさまざまに行われてきました。トマス・ダウスゴーとスウェーデン室内管弦楽団が、コンサートとCD録音のために企画した『ブランデンブルク・プロジェクト』(BIS SA-2199)は、ターネッジをはじめとする6人の作曲家たちに《ブランデンブルク協奏曲》と「対になる」作品を創造する機会を与えるとともに、「慣れっこになっている」バッハの音楽の新鮮な味わいを改めて知る格好の機会を作りました。『無限のバッハ(Infinite Bach)』と題した Rubicon のアルバムでは、スウェーデンの作曲家ユーハン・ウッレーンが、スウェーデンのヴァイオリニスト、クリスチャン・スヴァルヴァール Christian Svarfvar(1982–)とのコラボレーションにより、バッハの協奏曲の「再作曲(再構築)」を行いました。
 
ウッレーン Johan Ullén(1972–)は、ストックホルム生まれ。ストックホルム王立音楽大学とヘルシンキのシベリウス・アカデミーでピアノと作曲を学びました。ピアニストとしての活動では、オーケストラへの客演と内外のツアーを行い、スウェーデン放送のアーティスト・イン・レジデンスとして数多くの録音とスタジオ演奏を行いました。作曲家としては、室内楽と管弦楽のための作品、歌曲とオペラを中心に手がけています。ピアノ三重奏のための「7つのタンゴ」《Dödssynderna(七つの大罪)》、スウェーデン放送から委嘱された歌曲集《Lady Macbeth(マクベス夫人)》が代表作に挙げられています。
 
価格 2,585円(税込価格)(本体価格 2,350円)

 

『アイネ・クライネ・ナハトムジーク』
Accent ACC 24376 classical

 
ヴァルフガング・アマデウス・モーツァルト(1756–1791)
 アイネ・クライネ・ナハトムジーク(Eine kleine Nachtmusik) ト長調 K.525
 (メヌエット ト長調 K.601 no.3(《4つのメヌエット》から)を追加)
 ディヴェルティメント ニ長調 K.136/125a
 ディヴェルティメント 変ロ長調 K.137/125b
 ディヴェルティメント ヘ長調 K.138/125c
  ラ・プティット・バンド
   シギスヴァルト・クイケン(ヴァイオリン)
   アン・クノップ(ヴァイオリン)
   マルレーン・ティアーズ(ヴィオラ)
   ジェシー・ソロウェイ(コントラバス)
 
録音 2021年1月25日–28日 コルトレイク(ベルギー)

 
シギスヴァルト・クイケン Sigisvald Kuijken の主宰するラ・プティット・バンド La Petite Bande によるモーツァルト。3曲のディヴェルティメントは、モーツァルトがミラノへの二度目の旅からザルツブルクに戻った後、1772年の冬に作曲されました。《ニ長調》と《ヘ長調》は、イタリアの「急-緩-急」の「シンフォニア」にならった「アレグロ-アンダンテ-プレスト」の3楽章で書かれ、《変ロ長調》は、「アンダンテ-アレグロ・ディ・モルト-アレグロ・アッサイ」と、メヌエットの終楽章を欠くものの「ミラノ風」の四重奏曲に沿った構成がとられています。3曲は「弦楽四重奏曲」として書かれ、「楽しませる音楽」という性格から《ディヴェルティメント》の名称で呼ばれ、分類されています。
 
「セレナード」の《アイネ・クライネ・ナハトムジーク》は、モーツァルトが《ドン・ジョヴァンニ》の作曲を進めていた1787年にウィーンで作曲されました。モーツァルトが作成したカタログでは2つのメヌエットが「緩徐楽章(ロマンツェ)」を前後に置く5楽章の曲として記載されているものの、初期の段階で最初のメヌエットは、自筆譜からはずされ、行方がわからなくなったとされています。クイケンとラ・プティット・バンドは、モーツァルトの当初の構想を生かす試みとして、管楽器と弦楽器のアンサンブルのための《4つのメヌエット》の第3曲「ト長調」を弦楽器用に編曲して使用。「アログロ-メヌエット-ロマンツェ(アンダンテ)-メヌエット(アレグレット)-ロンド(アレグロ)」の5楽章で演奏しています。
 
このアルバムの4曲はすべて、「2つのヴァイオリン、ヴィオラとバッソ」の弦楽四重奏曲として書かれた作品です。「2つのヴァイオリン、ヴィオラとチェロ」という一般的な弦楽四重奏で演奏されるほか、ハーゲン四重奏団の《アイネ・クライネ・ナハトムジーク》の録音(DG 439 940-2)のように低音部補強のため「コントラバス」を加えることも行われます。ラ・プティト・バンドとクイケンは、この録音で、モーツァルトのこれらの作品を新しい角度からとらえたいという考えから、4作品とも「バッソ」のパートをチェロの代わりにコントラバスで演奏させました。
 
価格 2,750円(税込価格)(本体価格 2,500円)

 

『交差路(Crossroads)』
BIS SACD2345 SACD hybrid (5.0 surround/stereo)  classical

 
『交差路(Crossroads)- アメリカのヴァイオリン・ソナタ』
アンドレ・プレヴィン(1929–2019)
 ヴァイオリン・ソナタ第2番(2011)
トニー・シェンマー(1946–)
 ヴァイオリン・ソナタ(1981/2011)
ポール・ゲイ(1936–)
 ヴァイオリン・ソナタ(1984)
  アレクセイ・セメネンコ(ヴァイオリン)
  アルテム・ベログロフ(ピアノ)
 
[楽器 Violin: Antonia Stradivari 1685 (Previn, Schemmer); Carlo Ferdinando Landolfi 1770 (Gay)’Piano Steinway D, Hamburg]
  
録音 2018年7月24日、25日 Westvest 90(スキーダム、オランダ)(Previn, Schemmer)、2015年11月17日 Mechanics Hall(ウースター、マサチューセッツ州)(GayJ)
制作 トニー・シェンマー(Previn, Schemmer)、ポール・ゲイ(Gay)
録音 クリストファー・グリーンリーフ(Previn, Schemmer)、フランク・カニングハム(Gay)

 
『交差路』。BIS Records のリリースするこのアルバムでは「クラシカルとジャズの交差するところ」で生まれた、アメリカの作曲家によるヴァイオリンとピアノのためのソナタが3曲演奏されます。
 
指揮者として国際的な名声を得たアンドレ・プレヴィン André Previn(1929–2019)は、キャリアをスタートさせたハリウッド時代、名うてのジャズ・ピアニストとして知られました。彼が、キャリアの終わり近く、アンネ=ゾフィー・ムターのために書いた《ヴァイオリン・ソナタ第2番》は、「作曲家」プレヴィンのもっともよく知られた作品のひとつといわれます。〈Joyous(楽しく)〉〈Desolate - Fast, like shadows - Subito molto meno mosso(寂しく-速く、影のように-すぐに、それまでのテンポよりずっと遅く)〉〈Brilliant, quasi cadenza - A tempo(輝かしく、カデンツァのように-元のテンポで)〉の3楽章の作品です。
 
ボストン在住のトニー・シェンマー Tony Schemmer(1946–)は、ニューヨーク・シティ生まれ。イェール大学で作曲の学士号を取得、ニューイングランド音楽院でジャズと指揮、バークリー音楽大学でポップ・ジャズを学びました。「アメリカ・ジャズとポップのイディオム、クラシカル音楽を融合させたスタイル」をシェンマー自身が「カクテル」と呼んでいます。「リヒャルト・シュトラウスを3、プロコフィエフを2、オスカー・ピーターソンを1、ヴクター・ボーグを少し加え、泡立つまでシェークする」。《ヴァイオリン・ソナタ》は、1981年の「オーボエとピアノ」の曲を作り直し、2011年にエミール・オルトシューラーのヴァイオリン、アルテム・ベログロフ Artem Belogurov のピアノによりボストンで初演された作品です。ガーシュウィンとラヴェルの「ジャズ=ハーモニック」イディオムをベースにした〈Allegro(アレグロ)〉、息子の誕生に寄せる〈Sandor’s Ballad(サンダーのバラード)〉、ジャズ・ギタリストのジャンゴ・ラインハルトの思い出に捧げる〈Ommaggio a Django(ジャンゴへのオマージュ)〉、ピアノのソロに始まる〈Finale(フィナーレ)〉の4楽章で書かれています。
 
ポール・ゲイの《ソナタ》も4楽章の作品です。〈Introduction & Toccata(序奏&トッカータ)〉〈Sonnet(ソネット)〉〈Idyll(牧歌)〉〈Games & Epilogue(ゲーム&エピローグ)〉。ジョセフィン・ベイカーやチャールストンがイメージされる1920年代の「狂騒のパリ」を振りかえるような、活気にみちたスタイルの音楽です。作曲者のポール・エドワード・ゲイ Paul Edward Gay は、1936年、メーン州のブランズウィック生まれ。ボストンのニューイングランド音楽院で音楽理論と作曲を学び、トロンボーン演奏の学士号を取得しました。ボストン大学の修士課程に進み、ロンドンと、メーン州で夏に開催される「ピエール・モントゥー指揮スクール」で学びました。ボストンに住み、トロンボーン奏者としてボストン交響楽団やボストン・ポップスなどと共演。指揮者、作曲家、音楽教師として活動しています。
 
ウクライナのオデッサ生まれのヴァイオリニスト、アレクセイ・セメネンコ Aleksey Semenenko と、シェンマーの《ヴァイオリン・ソナタ》を初演したラトビア出身のアルテム・ベログロフの共演。シェンマーとポール・ゲイの曲は、作曲者の立ち会いで録音セッションが行われました。
 
価格 2,915円(税込価格)(本体価格 2,650円)

 

『カレヴァラの情景』
BIS SACD 2371 SACD hybrid (5.0 surround/stereo)  classical

 
レーヴィ・マデトヤ(1887–1947)
 交響詩 《クッレルヴォ (Kullervo)》 Op.15(1913)
ウーノ・クラミ(1900–1961)
 カレヴァラ組曲(Kalevala-svit) Op.23(1933 rev.1943)
  大地の創造(Maan synty) 春の芽吹き(Kevään oras)
  テルヘンニエミ(Terhenniemi)
  レンミンカイネンの子守歌(Kehtolaulu Lemminkäiselle)
  サンポの鋳造(Sammon taonta)
ジャン・シベリウス(1865–1957)
 トゥオネラのレンミンカイネン(Lemminkäinen Tuonelassa)
  Op.22 no.2(1897年版)
タウノ・ピュルッカネン(1918–1980)
 クッレルヴォの出征(Kullevon sotaanlähtö)(1942) 
  ラハティ交響楽団 ディーマ・スロボデニューク(指揮)
 
録音 2017年9月(クラミ)、2018年1月(シベリウス)、2020年1月(マデロヤ、ピュルッカネン) シベリウスホール(ラハティ、フィンランド)
制作 マリオン・シュヴェーベル
録音 クリスティアン・シュタルケ

 
フィンランドがロシア帝国の支配下にあった1935年、医者で文献学者のエリアス・リョンロート(リョンロット、ロンルート) Elias Lönnrot(1802–1884)が収集、編纂した民族叙事詩集『カレヴァラ(カレワラ)(Kalevala)』が出版されました。1849年には50のルーノ(章)からなる増補版(最終版)が出版され、フィンランドの民族意識を刺激するとともに、世界の創造の物語や、冒険者と英雄と詩人のエピソードがフィンランドの文化と芸術にインスピレーションを与えつづけてきました。ラハティ交響楽団と首席指揮者ディーマ・スロボデニューク Dima Slobodeniouk(1975–)のこのアルバムでは、『カレヴァラ』に関連する1897年から1943年の間に作曲された管弦楽作品が4曲演奏されます。
 
レーヴィ・マデトヤ Leevi Madetoja(1887–1947)の《クッレルヴォ》は、シベリウスが1892年に作曲したメゾソプラノ、バリトン、男声合唱と管弦楽のための作品と同じ『カレヴァラ』第33章から第36章のエピソードを基に交響詩(音詩、または演奏会序曲)として書かれました。印象的な旋律と風通しのいいオーケストレーションによる哀愁と感傷に彩られた作品です。
 
ウーノ・クラミ Uuno Klami(1900–1961)の《カレヴァラ組曲》は、フィンランドのこのジャンルの一里塚とみなされている作品です。無限の宇宙の光景を描いた〈大地の創造〉、穏やかな田園詩の〈春の芽吹き〉、夏の夜のスケルツォ〈テルヘンニエミ〉、哀調のメロディの〈レンミンカイネンの子守歌〉、金属ハンマーの響きがクライマックスに導くフィナーレ〈サンポの鋳造〉。ストラヴィンスキーの《春の祭典》にもくらべられる「原色」のオーケストレーションを大胆に使い、シベリウスの影響から離れた、新しい「カレヴァラの世界」を創造した作品です。
 
タウノ・ピュルッカネン Tauno Pylkkänen(1918–1980)の《クッレルヴォの出征》は、彼がオペラ《マレと息子》で成功を収める3年前、24歳の時に作曲した作品です。馬の疾走を思わせるリズムの主題、クッレルヴォの好戦的な性格を表すエネルギッシュな音楽、コールアングレのソロが醸し出すメランコリックな気分。画家アクセリ・ガッレン=カッレラ Akseli Gallen-Kallla の同名のフレスコ画をインスピレーションに作曲されました。
 
シベリウスの交響詩《レンミンカイネン》 (4つの伝説曲)は、《クッレルヴォ》とともに彼の初期を代表する作品のひとつです。1895年の初稿が翌1896年4月に初演され、2年後の1897年に最初の改訂が行われました。この改訂で第2曲の〈トゥオネラのレンミンカイネン〉は、32小節の序奏部が完全にカットされ、中間部も大幅に短縮。オーケストレーションにも手が加えられました。通常の演奏に使われているのは、1897年版をさらに凝縮した1939年の改訂版。1897年版はこのアルバムが世界初録音です。
 
価格 2,915円(税込価格)(本体価格 2,650円)

 

『甘き喜びのうちに(In dulci jubilo)』
SWR Classics SWR 19109 classical

 
ミヒャエル・プレトーリウス(1571–1621)
 いざ来たれ、異教徒の救い主よ(Nun komm' der Heiden Heiland)
 甘き喜びのうちに(In dulci jubilo)
 目覚めよと呼ぶ声あり(Wachet auf, ruft uns die Stimme
 暁の星のいと美しきかな(Wie schön leuchtet der Morgenstern)
 わが魂よ、今ぞ主をたたえよ(Nun lob mein Seel’ den Herren)
 高き天より、われは来たり(Vom Himmel hoch, da komm' ich her
 一輪のばらが咲いた(Es ist ein Ros’ entsprungen)
  南西ドイツ放送ヴォーカル・アンサンブル
  マーカス・クリード(指揮)
 
録音 2020年3月4日-5日 SWR 南西ドイツ放送スタジオ(シュトゥットガルト、ドイツ)

 
ドイツのミヒャエル・プレトーリウス Michael Praetorius(1571–1621)は、音楽理論家、作曲家として活躍、彼の『Syntagma Musicum(音楽大全)』は、17世紀音楽を知る主要な情報源とされています。彼は、ルター派のコラールと讃美歌の編纂も行い、彼のもっとも重要な業績の9部からなる『Musae Sioniae(シオンの音楽)』には1200を超す数のコラールが収められています。南西ドイツ放送ヴォーカル・アンサンブル SWR Vokalensemble のこのアルバムでは、スウェーデンのヤン・サンドストレム Jan Sandström の《エッサイの根より(一輪のばらが咲いた)(Det är en ros utsprungen)》の基になった《一輪のばらが咲いた(Es ist ein Ros’ entsprungen)》など、クリスマスの合唱曲が7曲歌われます。ほとんどが、複雑な対位法を用いた2声(bicinia)ないし3声(tricinia)で書かれた作品です。
 
価格 2,585円(税込価格)(本体価格 2,350円)

 

『Late Nights, Early Mornings』
NXN Recordings NXN 1005 jazz

 
『Late Nights, Early Mornings』
 The Big Picture(Marius Klovning)
 Grandfathers Waltz(Marius Klovning)
 Barentsburg Blues(Marius Klovning)
 There’s Always a Mountain(Marius Klovning)
 Ellingsrud(Marius Klovning) The House(Marius Klovning)
 Ingrid(Marius Klovning) Woodland(Marius Klovning)
 Barentsburg(Marius Klovning) Lullaby for Alma(Marius Klovning)
 Late Nights(Marius Klovning) Early Mornings(Marius Klovning)
 Vangsen(Marius Klovning)
  マリウス・クロヴニング
  (アコースティック・ギター、エレクトリック・ギター)
 
録音 2010年6月
制作 ハンス・マッティン・アウステスタ、マリウス・クロヴニング
録音・ミクシング ・マスタリング ハンス・マッティン・アウステスタ

 
ノルウェーのギタリスト、マリウス・ヒルト・クロヴニング Marius Hirth Klovning は、ハルダンゲルフィヨルドとソグネフィヨルドの間にあるヴォスの生まれ。ノルウェー工科自然科学大学(NTNU)のジャズ科で学び、ジャズシーンの中心のひとつオスロを本拠に活動しています。大編成のクロスオーバー・ジャズからヴォーカリストとのデュオまで、さまざまなミュージシャンとコラボレーションを行い、ジャズ・フェスティヴァルやジャズ・クラブへの出演を続けています。『Late Nights, Early Mornings』は、マリウスのソロ・アルバム第2作です。COVID-19 のパンデミックのため活動が制限される中、エンジニアのハンス・マッティン・アウステスタ Hans Martin Austestad と共同で制作。アコースティックとエレクトリックのギターの響きを重ね、北欧のフォークミュージックや伝統的なブルースといった彼の音楽のルーツを背景にしたメロウでメロディアスな音楽を創り出しています。
 
税込価格 2,695円(本体価格 2,450円)
 

 

『Leave Your Thoughts Here』
NXN Recordings NXN 4005 jazz

 
『Leave Your Thoughts Here』
 Nils Petter Molvær meets Mr. Mibbler Andreas Ulvo meets Mr. Mibbler
 Knut Reiersrud meets Mr. Mibbler Lindstrøm meets Mr. Mibbler
 Anja Garbarek meets Mr. Mibbler Mathias Eick meets Mr. Mibbler
 Jørgen Munkeby meets Mr. Mibbler Sigmund Groven meets Mr. Mibbler
 Bjørn Klakegg meets Mr. Mibbler Erik Honoré meets Mr. Mibbler
  Mr. Mibbler
   トム・ヘル(ヴォーカル、ピアノ、ベース、ギター)
   ヨルン・ラクネス
   (ギター、ストリングズ、ミュージカルソー、サンプル)
   ヴィーダル・I・エーシュフィヨルド
   (エレクトロニクス、キーボード、プログラミング)
  ゲスト
   アニヤ・ガルバレク(ヴォーカル)
   シーグムン・グローヴェン(ハーモニカ)
   ヨルゲン・ムンケビュー(サクソフォーン)
   ニルス・ペッテル・モルヴェル(トランペット)
   マティアス・アイク(トランペット)
   ビョルン・クラーケグ(ギター)
   クヌート・ライエシュルード(ギター)
   アンドレーアス・ウルヴォ(ピアノ)
   エーリク・オノレ(エレクトロニクス)
   リンドストレム(DJ)
 
録音 2020年–2021年(?)

 
シンガーソングライターのトム・ヘル Thom Hell、ギタリストのヨルン・ラクネス Jørn Raknes、エレクトリニクスのヴィーダル・I・エーシュフィヨルド Vidar I. Ersfjord の3人が組んだグループ「Mr. Mibbler」は、ノルウェーのプロデューサーやミュージシャン、音楽愛好家から「三銃士」とも呼ばれ、高い評価を得ながら活動しています。『Leave Your Thoughts Here』は、彼らがノルウェーの音楽シーンで出会った10人のミュージシャンや DJ とのコラボレーションを楽しみながら作ったアルバムです。トランペッターのニルス・ペッテル・モルヴェル Nils Petter Molvær とマティアス・アイク Mathias Eick、ギタリストのビョルン・クラーケグ Bjørn Klakegg とクヌート・ライエシュルード Knut Reiersrud、ピアニストのアンドレーアス・ウルヴォ Andreas Ulvo、『グリーグ・アルバム』(Grappa GRCD 4264)を録音するなどハーモニカ・プレーヤーとして幅広く活動するシーグムン・グローヴェン Sigmund Groven。彼らとのインプロヴィゼーションをくつろいだ気分のうちに展開したことが、それぞれのトラックの ”…meets…” のタイトルに反映されています。
 
税込価格 2,695円(本体価格 2,450円)

 

『Transatlantic』
Onyx Classics ONYX 4223 classical

 
イーゴリ・ストラヴィンスキー(1882–1971)
 協奏曲 変ホ長調《ダンバートン・オークス(Dumbarton Oaks》
 (室内オーケストラのための)
クレイグ・アークハート(1953–)
 Lamentation(哀歌)(フルートと弦楽オーケストラのための)
アヴネル・ドルマン(1975–)
 Nofim(光景)
 (ソプラノ、フルート、ヴァイオリン、打楽器とピアノのための4つの歌)
武満徹(1930–1996)
 海へ II(Toward the Sea II)(1981)
 (アルト・フルート、ハープと弦楽オーケストラのための)
イーゴリ・ストラヴィンスキー(1882–1971)
 No Word from Tom(歌劇《放蕩者のなりゆき(The Rake’s Progress)》から)
アーロン・コープランド(1900–1990)
 バレエ《アパラチアの春(Appalachian Spring)》(1944)
 (13人の奏者のための)
  ベルリン・アカデミー・オブ・アメリカン・ミュージック
  ギャレット・キースト(指揮)
  スタティス・カラパノス(フルート、アルト・フルート)
  ヘン・ライス(ソプラノ)
  マリー=ピエール・ラングラメ(ハープ)
 
録音 2021年1月7日–9日、2月27日–28日 Teldex Studios(ベルリン)

 
ベルリン・アカデミー・オブ・アメリカン・ミュージック Berlin Academy of American Music(BAAM)のデビュー・アルバム。この室内オーケストラは、COVID-19 のパンデミック下の2020年の夏、指揮者のギャレット・キースト Garrett Keast とベルリン在住のアメリカのベーシスト、ロージー・サルヴッチ Rosie Salvucci のアイデアからスタート。11月、アメリカの作曲家クレイグ・アークハート Craig Urquhart とギリシャのフルート奏者、スタティス・カラパノス Stathis Karapanos が企画に加わり、マーラー室内管弦楽団やシュターツカペレ・ベルリンなどの若い音楽家たちが「一緒に演奏したい」と参加してリハーサルと録音が行われました。
 
「大西洋をはさむアメリカとヨーロッパを結ぶ」。アルバム『Transatlantic』のプログラムには、5人の作曲家の作品が選ばれました。ストラヴィンスキー Igor Stravinsky の《協奏曲 変ホ長調》は、ロバート・ウッズとミルドレッド・バーンズのブリス夫妻の結婚30周年の記念に委嘱され、夫妻の住むジョージタウンの歴史的建造物「ダンバートン・オークス」が副題にとられました。「革新的な和声、信じられないくらい角ばったリズム、混合拍子により、20世紀音楽の新境地を開拓した」(ブックレット)。バッハの《ブランデンブルク協奏曲》からインスピレーションを得たといわれる作品です。
 
クレイグ・アークハートの《Lamentation(哀歌)》は、アークハートが、シュレスヴィヒ=ホルシュタイン音楽祭の期間中、彼が助手を務めたレナード・バーンスタインとともに滞在した邸宅のユッタ・グレーフィン・フォン・レーヴェントロウの2020年1月の死を悼んで作曲されました。「フルートとピアノ」のための原曲を「フルートと弦楽オーケストラ」に編曲した版は、この録音が「初演」です。
 
アヴネル・ドルマン(アヴナー・ドーマン) Avner Dorman(1975–)は、イスラエル系アメリカの作曲家。《Nofim(光景)》は、彼の親友ユヴァル・ラパポート Yuval Rapaport が、ふたりが少年時代を過ごしたテルアビブ周辺で目にしたものを詠んだヘブライ語の詩をテクストにした作品です。〈O, the Heart Shrinks(ああ、心が縮んでゆく)〉〈I Was Waiting for the Sun(わたしは太陽を待っていた)〉〈Funeral(葬式)〉など4つの部分で構成。イスラエルのソプラノ、ヘン・ライス(チェン・レイス) Chen Reiss が、ソロを歌っています。
 
武満徹(1930–1996)の《海へ II》は、彼が「調性」に戻っていく時期に作曲されました。グリーンピースの委嘱作。ハーマン・メルヴィルの小説『白鯨(Moby-Dick)』につながる「夜(The Night)」「白鯨(Moby-Dick)」「ケープ・コッド(Cape Cod)」の3つの部分がつづけて演奏されます。カラパノスのアルト・フルート、マリー=ピエール・ラングラメ Marie-Pierre Langlamet のハープをフィーチャーした演奏です。
 
ストラヴィンスキーの歌劇《放蕩者のなりゆき》の第1幕でアン・トルーラヴが歌う〈No Word from Tom〉に続き、コープランドの《アパラチアの春》が、1944年10月30日、ワシントンのアメリカ議会図書館でマーサ・グレアムにより初演された時の13人の奏者のための「オリジナル」稿が演奏されます。この版は、初演後に作られた管弦楽のための組曲にくらべ、「もっとシンプルなアメリカの価値観に戻る」というグレアムのバレエのテーマをより率直に表した音楽として演奏されています。BAAM のこの演奏は、コープランド自身による1973年の初録音(Columbia M 32736/Dutton Epoch Historic CDLX 7366)とヒュー・ウルフとセントポール室内管弦楽団のディスク(Teldec)が、これまでの主な録音です。
 
価格 2,585円(税込価格)(本体価格 2,350円)

『ハンス・ロスバウト、シベリウスを指揮する(Hans Rosbaud dirigiert Sibelius)』
SWR Classics SWR 19105CD 2CD's classical

 
ジャン・シベリウス(1865–1957)
[Disc 1]
 シェイクスピアの『十二夜(Trettondagsafton)』の2つの歌 Op.60(1909)
 -さあ来い、死よ(Kom nu hit, död)*
 6つの歌(6 sånger) Op.36
 - 三月の雪の上のダイアモンド(Demanten på marssnön)(1900)*
 7つの歌(7 sånger) Op.17 夕べに(Illalle)(1898)*
 交響曲第2番 ニ長調 Op.43(1901–02)
[Disc 2]
 交響曲第4番 イ短調 Op.63(1911)
 交響曲第5番 変ホ長調 Op.82(1915 rev.1916/1919)
  バーデン=バーデン・フライブルクSWR交響楽団
  ハンス・ロスバウト(指揮)
  キム・ボーウ(バス)*  
 
録音 1955年12月6日(歌曲)、1955年1月7日(第2番)、1961年1月10日(第4番)、1955年12月5日(第5番)

 
オーストリアの指揮者ハンス・ロスバウト Hans Rosbaud(1895–1962)は、20世紀の音楽と関連して語られることの多いひとりです。シェーンベルクの《モーゼとアロン》の初演を手がけ、首席指揮者を務めたバーデン=バーデンの南西ドイツ放送管弦楽団(バーデン=バーデン・フライブルクSWR交響楽団)を率いてドナウエッシンゲン音楽祭をはじめとするコンテンポラリー・ミュージックのフェスティヴァルに出演。彼の後を継いだエルネスト・ブール、ミヒャエル・ギーレンとともに20世記音楽にとって重要な役割を果たしました。ロスバウトは、バルトーク、ストラヴィンスキー、メシアンといった同時代の音楽、ハイドンとモーツァルト、19世紀ドイツの後期ロマンティシズムの音楽をレパートリーとしたほか、シベリウスの音楽を支持した、ヘルベルト・フォン・カラヤンとならぶ、ドイツ=オーストリアでは数少ない指揮者のひとりでした。スコアに書かれたテンポと表情記号を重視、テクスチュアの分析的な明確さを求めるアプローチによって音楽の「核心」に至るという彼のスタイルは、シベリウスの作品でも貫かれ、ベルリン・フィルハーモニーを指揮した交響詩《タピオラ》の録音は「森の風景の恐怖を伝えることに成功した」と、デリック・クックに評されました。ロスバウトのシベリウスは、この1957年録音の《タピオラ》と《カレリア組曲》、1954年にイエス・キリスト教会でベルリン・フィルハーモニーと録音した《フィンランディア》《悲しいワルツ》《トゥオネラの白鳥》《祝祭》(組曲《歴史の情景》第1番)がレコードに残され、CDとしてもリリース(DG 447 453-2)されました。
 
SWR Classic がリリースするアルバムには、ロスバウトがスタジオで録音したシベリウスの3つの交響曲と管弦楽共演の歌曲のラジオ放送以外には公開されていなかった音源が収録されています。ヘルシンキ生まれのデンマークのバス歌手、キム・ボーウ(ボリ、ボルイ) Kim Borg(1919–2000)がソロを歌った3つの歌曲。第2番、第4番、第5番の交響曲。交響曲第4番は、ロスバウトが亡くなる少し前にBBC交響楽団に客演した際、プログラムに入れることを提案したものの実現しなかったといわれます。録音技術水準の高い SWR のオリジナル・テープ(モノラル録音)に丁寧なリマスタリングを施してリリースされます。
 
価格 2,585円(税込価格)(本体価格 2,350円)

『ポエシス(Poesis)』
Swedish Society Discofil SCD 1181 jazz/classical

 
オリヤン・ファールストレム(1953–)
 組曲《ポエシス(Poesis)》(2017)
 (合唱とジャズ・オーケストラのための)
  Sju slags vatten(Örjan Fahlström/Harald Gaski/Lars Nordstöm)
  Jazzonata(Örjan Fahlström)(instrumental)
  Allt är förändrat(Örjan Fahlström/Mona Mörtlund)
  Löp svartöra löp(Örjan Fahlström/Rawdna Carita Eira)
  Bergets hjärta (to my daughter Malena)
  (Örjan Fahlström/Carsten Palmaer) 
  エーリク・ヴェストベリ・ヴォーカルアンサンブル
  エーリク・ヴェストベリ(指揮)
  ノルボッテン・ビッグバンド
  オリヤン・ファールストレム(指揮)
  ホーカン・ブルーストレム(アルトサックス・ソロ)
  ダン・ユーハンソン(トランペット・ソロ)
  ローベット・ヌードマルク(テナーサックス・ソロ)
  マッツ・ガルベリ(テナーサックス・ソロ)
  アレクサンデル・セートソン(ピアノ・ソロ)
  ミケール・トーマシュチク(トロンボーン・ソロ)
  マッツ・エーレクリント(グラウル・トロンボーン・ソロ) 

 
Swedish Society Discofil は、1940年代の後期に “Discofil” として発足しました。最先端の機器を使った録音による78回転レコードの制作に始まり、時代がLPレコードへと移ると、1954年秋、"Swedish Society Discofil” の新名称でスウェーデン初の商用ステレオ録音を手がけました。ヒューゴ・アルヴェーンが自作のスウェーデン・ラプソディ第1番《夏至祭の夜明かし》を指揮したこのレコードは話題を呼び、以来、スウェーデンを代表するレコード・レーベルのひとつとして親しまれるようになりました。このレーベルは、クラシカルと他ジャンルとの交流による録音も行い、ジャズ・ピアニストで作曲家のニルス・リンドベリの《ダーラナの反映(Speglingar)》(SCD 1140)をダーラナ・シンフォニエッタとオーショッタ・シンフォニック・ウィンドアンサンブルが共演したアルバムや、「ノルボッテンの音楽(Norrbottensmusiken)」のノルボッテン室内管弦楽団とフォークバンドによる 『ノルボッテン・ラプソディ』(SCD 1130)などをリリースしてきました。
 
スウェーデン最北端のノルランド地方、ノルボッテン県のプロフェッショナル・ジャズグループ「ノルボッテン・ビッグバンド Norrbotten Big Band(NBB)」と「エーリク・ヴェストベリ・ヴォーカルアンサンブル Erik Westbergs Vokalensemble」のコラボレーション。NBB の芸術監督と首席指揮者を務めたことのあるオリヤン・ファールストレム Örjan Fahlström の合唱とジャズ・オーケストラのための組曲《ポエシス》を演奏しています。この組曲は、彼が、ノルボッテン・ビッグバンド、ブーヒュースレーン・ビッグバンド、スウェーデン・アーツ・カウンシルの共同委嘱を受け、2017年に作曲した作品です。〈Sju slags vatten(七種の水)〉インストルメンタルの曲〈Jazzonata〉、アカペラ合唱のための〈Allt är förändrat(なにもかも変わってしまった)〉、〈Löp svartöra löp(走れスヴァットーラ、走れ)〉〈Bergets hjärta (to my daughter Malena)(山のこころ(わが娘マレーナに))〉の5曲で構成。スカンディナヴィアの北部地方を題材にした詩をテクストに使い、そのさまざまな表情を「精緻な合唱の響き」とジャズのビッグバンドの相互交流によって表現した作品です。
 
[プロフィール]
 
「ノルボッテンの音楽」のグループ、ルーレオの「ノルボッテン・ビッグバンド Norrbotten Big Band(NBB)」は、作曲家、編曲者として活躍するオリヤン・ファールストレム Örjan Fahlström が1989年から1996年まで芸術監督を務め、1996年から2010年までアメリカのトランペッター、ティム・ヘイガンズ Tim Hagans が芸術監督とコンポーザー=イン=レジデンスを兼任。2013年にサクソフォーン奏者で作曲家のヨアキム・ミルデル Joakim Milder が芸術監督に就任するまで、ファールストレムが、2008年から2011年にかけて首席指揮者としてグループを率いました。
 
16人編成の「エーリク・ヴェストベリ・ヴォーカルアンサンブル Erik Westbergs Vokalensemble」は、1993年、エーリク・エーリクソンに学んだエーリク・ヴェストベリ Erik Westberg(1956–)によりピーテオに創設されました。各国をツアーで周り、1996年の第13回宝塚国際室内合唱コンクールで第1位に選ばれ、2002年にリトアニアで行われた「北バルト海合唱祭」にスウェーデン代表として参加しました。ノルボッテン・ビッグバンドとは、同じノルボッテン県に本拠を置くグループとしてコラボレーションを続けています。
 
オリヤン・ファールストレム Örjan Fahlström(1953–)は、スウェーデンの作曲家、編曲者、指揮者。8歳の時にドラムと打楽器の演奏、作曲と編曲を始め、1976年から1979年まで王立ストックホルム音楽大学で作曲を学びました。課程の一環としてジャズ・フュージョン・グループ「クーネット(Kornet)」に加わり、ヴィブラフォーンとキーボードを担当しています。1979年、自身のアンサンブル「ファールストレム国際ビッグバンド(F.I.B.B.)」を創設、ベニー・ベイリー、ティム・ヘイガンズ、パレ・ミケルボー、ニルス・ランドグレーン、ウッレ・ホルムクヴィスト、レッナールト・オーベリ、ウルフ・アンデション、サヒブ・シハブ、ボボ・ステーンソン、パレ・ダニエルソン、ペール・リンドヴァールたちが参加しました。ミュージシャンとして幅広く活動、ハンブルクの NDR ビッグバンドをはじめとするヨーロッパのアンサンブルの客演と指揮を続けています。2004年から、王立ストックホルム音楽大学で教授としてジャズの作曲と編曲を教えています。F.I.B.B. と NDR ビッグバンドを指揮した『International Departure』(Phono Suecia PSCD 157)が代表的録音のひとつです。
 
価格 2,585円(税込価格)(本体価格 2,350円)

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