August 2021

『ストーレ・クライベルグの協奏曲』  Selection
2L 2L 166SABD Pure Audio Blu-ray + SACD hybrid (5.1 surround/stereo) contemporary/classical 

 
ストーレ・クライベルグ(1958–)
 ヴァイオリン協奏曲第2番(2017)
 Dopo(1993)(チェロと弦楽オーケストラのための)
 ヴィオラ協奏曲(2019)
  マリアンネ・トーシェン(ヴァイオリン)
  フレードリク・シェーリン(チェロ)
  アイヴィン・リングスタード(ヴィオラ)
  トロンハイム交響楽団 ペーテル・シルヴァイ(指揮)
 
[楽器 Violin: G. B. Guadagnini, 1745/Viola: “ex-Vieuxtemps” G. B. Guadagnini, 1768/Cello: F. Ruggieri, 1688]
 
録音 2020年6月、8月 オラヴホール(トロンハイム、ノルウェー)
制作・バランスエンジニアリング・編集・ミクシング・マスタリング モッテン・リンドベルグ
 
[DXD (24bit/352.8kHz) 録音]
[Disc 1: SACD hybrid (5.1 multichannel DSD/2.0 stereo DSD) RedBook PCM: MQA CD][Disc 2: Blu-ray: 5.1 Dolby TrueHD (24bit/192kHz), 7.1.4. Auro-3D (96kHz), 7.1.4. Dolby Atmos (48kHz), 2.0 LPCM  (24bit/192kHz), mShuttle: MQA + MP3 Region: ABC worldwide]

 
ストーレ・クライベルグ Ståle Kleiberg(1958–)は、ノルウェーでもっとも国際的な知名度の高い作曲家のひとりです。芸術性を損なうことなく聴き手とのコミュニケーションを図るというスタイルの音楽は、広く支持され、各国のオーケストラやアンサンブルからの委嘱がつづいていると言います。歌劇《ダビデとバト・シェバ》(2L 084SABD)や《現代人のためのミサ曲》(2L 136SABD)を制作した 2L レーベルがリリースするクライベルグの新作は、グラミー賞にノミネートされた『Treble and Bass』(2L 059SACD)に次ぐ「協奏曲」アルバムです。新旧3つの作品が、ペーテル・シルヴァイ Peter Szilvay 指揮、トロンハイム交響楽団の演奏で収録されています。
 
《ヴァイオリン協奏曲第2番》は、画家シェル・パール=イーヴェシェン Kjell Pahr-Iversen(1937–)の80歳誕生日を記念してスタヴァンゲルのコンサートホールで行われたコンサートのために作曲されました。第1楽章「イコン(Ikon)」第2楽章「ドン・キホーテの軍隊(Don Quixote’s Army/Don Quijotes armé)」第3楽章「門が開く(The Gates Unfold/Portene åpner seg)」。イーヴェシェンの絵の題名をつけた3楽章の作品です。
 
《Dopo》は、1993年、当時バルカン半島で進行中だった戦争から強い影響を受けて作られた作品です。「『ホロコースト』からわずか50年しか経っていないにもかかわらず『民族浄化』の単語がわれわれの日常の辞書にふたたび現れた」痛ましい事実を示すため、「後に」を意味するイタリア語の曲名がつけられました。「ホロコースト三部作」の一作として、《嘆き:シッシ・クライン追悼(Lamento: Cissi Klein in Memoriam)》(Aurora ACD 5032)と《ナチ迫害の犠牲者のためのレクイエム(Requiem for the Victims of Nazi Persecution)》(Simax PSC 1257)に先立って作曲され、ポーランドのペンデレツキも指揮者として取り上げるなど、多くの国で演奏されてきました。
 
《ヴィオラ協奏曲》は、アイヴィン・リングスタードとトロンハイム交響楽団のための作品です。エドヴァルド・ムンクの連作絵画『生命のダンス』からインスピレーションを得たといい、「同じ種子」から成長した、対照的な性格の3つの楽章から構成されています。
 
このアルバムも、COVID-19 の影響の下で企画され、2020年3月のロックダウンといったさまざまな障害を乗り越えて録音セッションが実現しました。ロンドンのナッシュ・アンサンブルのリーダーを務めたマリアンネ・トーシェン Marianne Thorsen(1972–)、デンマーク弦楽四重奏団のチェリストのフレードリク・スコイエン・シェーリン Fredrik Schøyen Sjölin(1982–)、オスロ・フィルハーモニックと共演してウォルトンの《ヴィオラ協奏曲》を録音するなど、これからの活躍を期待されているヴィオラ奏者のアイヴィン・ホルツマルク・リングスタード Eivind Holtsmark Ringstad(1994–)。作曲者のクライベルグも制作に関わり、プログラムノーツも執筆しています。
 
価格 4,290円(税込価格)(本体価格 3,900円) 
 

Pure Audio Blu-ray ディスクと SACD ハイブリッドディスクをセットにしたアルバムです。Pure Audio Blu–ray ディスクにはインデックスを除き映像は収録されていません。SACD ハイブリッドディスクはSACDブレーヤーとCDプレーヤーで再生できますが、Pure Audio Blu-ray ディスクはCDやDVDのプレーヤーでは再生できないので、Blu–ray プレーヤーもしくは Blu–ray 対応のPCをお使いください。

『ペーター・ハイセ 歌曲エディション』
Dacapo 8.201101 11CD’s classical  

 
ペーター・アーノル・ハイセ(1830–1879)
[Disc 1] 『北国(Norden)』
 『アーネ』の4つの歌(Fire sange fra ‘Arne’)
 フィンランドの歌(Finske sange)
 『山の湖』の歌(Sange fra ‘Fjeldsøen’)
 ベルグリョート(Bergliot)
[Disc 2] 『恋愛詩(Erotiske digte)』
 夏の夜(Ensommernat)
 恋愛詩(Erotiske digte) 
 愛の歌(Kærlighedssange)
 連作歌曲(En sangkreds)
[Disc 3] 『黄金時代の姿(Guldalderbilleder)
 歌い手(En sanger)
 森の高みで灰色のハヤブサが(I skovens højsale falken grå)
 夜が影を落とすと(Når natten kaster sine skygger)
 わたしの星はどこで輝いているのか(Hvor tindrer nu min stjerne) 
 クラウス・グロートの3つの歌(Tre sange af Kraus Groth) 
[Disc 4] 『こだま(Efterklange)』
 トア・ランゲの訳による中世の詩(Digte fra middelalderen) 
 オシアンに(Til Ossian)
 『ベアトラン・デ・ボーン』のロマンスと歌
  (Romancer og sange fra ‘Bertrand de Born’)
[Disc 5] 『君はあの国を知っているか(Kennst du das land)』
 恋する人の近くに(Nähe der Geliebten) 
 監獄のゲノヴェーヴァと子供(Genoveva mit dem Kinde in Gefängnis)
 葦の歌(Schilflieder)
 秋に歌う春の歌(Frühlingslied im Herbst/Vårsang i høst) 
 地中海地方の歌(Sydlandske sange)
[Disc 6]
 『美の女神の娘たちでも(There be None of Beauty’s Daughters)』 
 エーコー(Echo) チャイルド・ハロルド(Childe Harold) 
 シェイクスピアの歌(Sange af Shakespeare) 
 『英詩集』の詩(Digte fra det engelske) 
[Disc 7] 『デューヴェケ(Dyveke)』
 デューヴェケの歌(Dyvekes sange)
 オーセの歌(Aases sang)
 ラーネの歌(Ranes sang)
[Disc 8] 『物語詩とヴォードヴィル(Versfortælling og vaudeville)』
 わたしは孤独ではない(Ej ensom er jeg)
 冬の寒い時がやってきた(Nu er vintrens kolde tid)
 ヴェアナーとマリン(Verner og Malin)
 花に寄せる暁の星の歌(Morgenstjernens sang til blomsterne)
 『山の一夜』の詩と歌(Viser og sange fra ‘En nat mellem fjeldene’)
[Disc 9] 『幻影(Sværmerier)』
 危険な夢(Farlige drømme) 
 アーミダの歌(Armidas sang)
 子ヒバリの春の歌(Den unge lærkes forårssang) 
 人魚の歌(Havfruens sang)
[Disc 10] 『洗礼(Indvielsen)』 
 美しい森(Herlige skov)
 凧(Glenten)
 夕べの歌(Aftensang)
 アラディンの子守歌(Aladdins vuggevise)
[Disc 11] 『グドルーン(グズロン)(Gudrun)』
 グドルーンの嘆き(Gudruns sorg) 
 戦いの歌(Kæmpevise) 
 マーグレーテの子守歌(Margretes vuggesang 
 6つの戦の歌(Seks krigssange) [曲目詳細
  イェンス・スナゴー(バリトン)
  フランシーネ・ヴィース(メゾソプラノ)
  シーネ・アスムセン(メゾソプラノ)
  ラース・ムラー(バリトン)
  アレクサンデル・ノール(バリトン)
  ボー・スコウフス(バリトン)
  ボー・クリスチャン・イェンセン(テノール)
  クリスチャン・ヴェスタゴー(ピアノ) 他
 
録音 2016年10月–2020年2月 王立デンマーク音楽アカデミー、コンサートホール(コペンハーゲン)
制作・録音・編集・ミクシング・マスタリング ラグンヘイズル・ヨウンスドウッティル
編集制作 クリスチャン・ヴェスタゴー

 
デンマーク文化黄金時代の作曲家のひとり、ペーター・ハイセ Peter Arnold Heise は、歌劇《王と代官》(6.220006)、ピアノ五重奏曲ヘ長調、チェロソナタ(Kontrapunkt 32089)といった代表作とされる曲を作った一方、300近い数の歌曲やロマンスを書きました。ハイセ自身は、これらの歌に作品番号を与えず、それほど注意を払わなかったとされるものの、美しく芸術性の高いこれらの歌は、デンマークの人たちの間でもてはやされ、時とともにデンマークの作曲家の手になる最良の「歌」と言われるようになりました。
 
デンマーク歌曲を研究し王立デンマーク音楽アカデミーで教えるピアニスト、クリスチャン・ヴェスタゴー Christian Westergaard は、ハイセの歌曲を集成することをライフワークとして企画。彼が収集、編集した、出版されたソロ歌曲、未出版の曲、新たにドイツ語、英語、フランス語に訳された曲など、初録音の約100曲を含む、ハイセのほとんどの歌曲を収録するアルバムを作り上げました。ソプラノのエルサ・ドライシ Elsa Dreisig、メゾソプラノのシーネ・アスムセン Signe Asmussen、テノールのエーダム・リース Adam Riis、バリトンのボー・スコウフス Bo Skovhus たち、デンマークとスカンディナヴィアの歌手18人が参加、2016年から2020年にかけてアカデミーのコンサートホールで録音セッションが行われました。101ページのブックレットには、ヴェスタゴーによるライナーノート、全歌曲のデンマーク語、ノルウェー語、ドイツ語、英語、フランス語の原詩が掲載されています。
 
価格 7,750円(税込価格)(本体価格 7,050円)

『ラウラ・ネッツェル 室内楽の肖像』
dB Productions DBCD 200 classical 

 
ラウラ・ネッツェル(1839–1927)
 組曲 Op.83(ヴァイオリンと弦楽オーケストラのための)
 組曲 Op.62(ヴァイオリンとピアノのための)
 3つのサロンの小品(ピアノのための)
  前奏曲(Prelude) 練習曲(Etude) スケルツォーゾ(Scherzoso)
 歌曲
  あなたの心の平和、彼は夢の姿だったのか?
  (Din frid, var han en drömgestalt?) Op.6
  アヴェ・マリア(Ave Maria)Op.41
  あなたのことを想っている(Je pense à toi!) Op.46 no.4
  バラード(Ballade) Op.35
  そよ風が吹いてきた(Voici la brise) Op.55
 鬼火(Feu follet) 変イ長調 Op.49(演奏会用練習曲)(ピアノのための)
  マーリン・ブルーマン(ヴァイオリン)
  サイモン・クロフォード=フィリップス(ピアノ)
  サビーナ・ビースホルト(ソプラノ)
  ムシカ・ヴィテ室内管弦楽団 
 
録音 2021年1月11日–12日 ヴェクショー・コンサートホール(Op.83)(ヴェクショー、スウェーデン)、6月12日–13日 ヴェステロース・コンサートホール(ヴェステロース、スウェーデン)
録音 エーリク・ニルソン

 
ラウラ・ネッツェル Laura Netzel(1839–1927)は、フィンランドのスウェーデン系地主の家に生まれ、1歳の時、家族とともにストックホルムに移りました。彼女は、独学で音楽を身につけ、ピアノをマウリツ・イーシコと、1857年から1865年にかけてストックホルムを訪れていたアントン・ドーアに学びました。1864年に作曲家としてデビューした後、ヴィルヘルム・ハインツェとシャルル=マリー・ヴィドールのレッスンも受けています。子供のころから親しかったエルフリーダ・アンドレー、ヘレーナ・ムンクテルたちとともに「女性作曲家」の認知と地位向上に努め、作品番号のついた75の作品と、いくつかの小品を残しました。1899年にベルリンのジムロックが出版した《チェロソナタ ホ短調》(Op.66)が代表作とされ、アンドレーの《ピアノ三重奏曲》やヴァルボリ・アウリンの《弦楽四重奏曲》などと一緒にスウェーデン音楽アンソロジーの『室内音楽』(Musica Sveciae MSCD 528–529)に収録されています。
 
マーリン・ブルーマン Malin Broman とサイモン・クロフォード=フィリップス Simon Crawford-Philips たちの新しいアルバムには、これまでに録音で紹介されなかった作品が収録されています。ヴァイオリンと弦楽オーケストラのための《組曲》は、〈アンダンテ・レリジョーゾ〉〈ユモレスク〉〈子守歌〉〈タランテラ〉の4曲。ヴァイオリンとピアノのための《組曲》は、「アレグロ・モデラート」「アレグレット・トランクィッロ」「アレグロ・ノン・トロッポ」の3曲の作品です。
 
価格 2,695円(税込価格)(本体価格 2,450円)

 

『パルムグレン ピアノ作品全集 第1集』
Grand Piano GP 867 classical 

 
セリム・パルムグレン(1878–1951)
 ショパンの思い出(Souvenir de Chopin) SP274(1892)
 間奏曲(Intermezzo) SP110(1895)
 アリア(Aria) SP9(1904)
 前奏曲(Prélude) Op.1 no.1(1896 or before)
 幻影(Illusion) Op.1 no.2(1897)
 練習曲(Étude) Op.1 no.3(1898 or before)
 3つのピアノの小品 Op.2(c.1898)
  子守歌(Berceuse) エレジー(Élégie)
  ワルツ=インテルメッツォ(Valse-Intermezzo)
 子守歌(Tuutulaulu)(1903)
 (合唱曲《子守歌(Tuutulaulu)》 SP312 の編曲)
 秋へのプロローグ(Syysproloogi) SP288(1926 or before)
 習作(Studie) SP281(1906)
 ピアノのための12の小品(フィンランド抒情小曲集) Op.22(1908 or before)
  田舎の描画(Ländliches Bild)
  フィンランド民謡風に(Finnische Volksweise)
  パガニーニ(小練習曲)(Paganini) ユーモア(Humor)
  つりがね草(Die Glockenblumen)
  ガヴォットとミュゼット(Gavotte und Musette)
  ポルスカ(Polska) 春の夜(Lenznacht) セレナード(Serenade)
  ポホヤンマーのワルツ(Walzer aus Österbotten)
  孤独の歌(Einsames Lied)
  春の到来(Frühlingseinzug)
 ピアノソナタ ニ短調 Op.11(1900-01)
   ヨウニ・ソメロ(ピアノ)
 
録音 2020年2月3日–4日 クーサーホール(クーサンコスキ、フィンランド)
 
後期ロマンティシズム時代フィンランドの作曲家パルムグレン Selem Palmgren は、ピアノ音楽のスペシャリストとして音楽史に名を残しました。コンサート・ピアニストとしての長年の経験からピアノという楽器の機能と可能性を熟知し、ピアノは彼の音楽に多大なインスピレーションを与えつづけたとされています。パルムグレンは、《24の前奏曲》や《24の練習曲》といった「曲集」の曲も含め、約350曲のソロ・ピアノのための作品を作曲しました。Grand Piano のこのシリーズでは、その膨大な作品をすべて録音する予定で始まりました。ヨウニ・ソメロ Jouni Somero(1963–)は、彼が主宰した FC Records のころから、フィンランドでも顧みられることの少ない「隙間」作品を中心に紹介してきたピアニストです。

 
価格 2,475円(税込価格)(本体価格 2,250円)

『パルムグレン ピアノ作品全集 第2集』
Grand Piano GP 868  classical 

 
セリム・パルムグレン(1878–1951)
 演奏会用練習曲 (Concert Etude)ハ長調 SP142(1906)
 ピアノのための2つのコントラスト(Deux Contrastes pour piano)
  Op.29 SP43(1913)
  別れ(Les adieux) アルルカン(Arlequin)
 西フィンランド・スタイルのワルツ SP326(ピアノのための)
 春霞(Spring Haze) SP.136(1940 or before)
 3つのピアノの小品 Op.32(1912 or before)
  ワルツのリズムで(Im Walzertakt) 水の上で(Auf dem Wasser)
  ポルカのリズムで(Im Polkatakt)
 3つの前奏曲 Op.84(1927–28)
  前奏曲(Prélude) プレリュード=ノクターン(Prélude-Nocturne)
  プレリュード=カプリース(Prélude-Caprice)
 24の前奏曲(Samlingern preludier/Kokoelmasta pleludia) Op.17(1907)
  アンダンテ(Andante) 民謡風に(Kansan tappan. Andante semplice)
  アレグレット・コン・グラツィア(Allegretto con grazia)
  テンポ・ディ・ヴァルス(Tempo di valse(polo moderato))
  プレスト(Presto) サラバンド(Sarabande. Andante cantabile)
  ウン・ポコ・モッソ(Un poco mosso)
  アレグロ・フェローチェ(Allegro feroce)
  子守歌(Kehtolaulu. Tranquillo)
  民謡風に(Kansan tappan. Andante semplice)
  夢の姿(Uniuva. Vibrato(non troppo presot))
  海(Meri. Allegro feroce) ヴェローチェ(Veloce)
  ペザンテ(Pesante) 円舞(Piritanssi. Con grazia(Allegro))
  アンダンテ・コン・モート(Andante con moto)
  アレグロ・アジタート(Allegro agitato) デュオ(Duo. Rubato)
  鳥の歌(Linnunlaulua. Allegro giocoso) 追悼(In memoriam. Lugubre)
  ウン・ポコ・モッソ(Un poco mosso)
  民謡風に(Kansan tappan. Alla marcia)
  ヴェネツィア(Venezia. Malinconico) 戦争(Sota. Allegro marziale)
   ヨウニ・ソメロ(ピアノ)
 
録音 2020年2月4日–5日 クーサーホール(クーサンコスキ、フィンランド)

 
価格 2,475円(税込価格)(本体価格 2,250円)

『パルムグレン ピアノ作品全集 第3集』
Grand Piano GP 869 classical  

 
セリム・パルムグレン(1878–1951)
 3つのピアノの小品(Drei Klavierstücke) Op.4(1893–c.1900)
  慰め(Consolation) スケルツォ(Scherzo) ソネット(Sonette)
 抒情的間奏曲(Lyriskt intermezzo) Op.8(1899–1900)
  愛の思い(Kärlekstanke) 気まぐれ(Nycker) 悲しみ(Sorg)
  白百合(Vita liljor) 媚態(Koketteri)
  昔の時代から(Från gamla tider) 間奏曲(Intermezzo)
  終曲(Finale)
 舟歌(Barcarolle) Op.14
 踊りのステップ(Tanssiaskeleita) SP301(c.1936)
 心の歌(Sydänmaan laulu) SP285(1927)
 ガヴォットとミュゼット(Gavotte et Musette) SP69(1898)
 ピアノ曲集《春(Vår/Kevät)》 Op.27(1907)
  前奏曲(Preludi) 見捨てられた者の歌(Hyljäyn laulu)
  とんぼ(Sudenkorento) 五月の夜(Toukokuun yö)
  舞踊間奏曲(Tanssi-intermezzo) 舟歌(Barcarolle)
  後奏曲(Postludium)
 12のピアノのスケッチ《太陽と雲(Sol och skyar》 Op.102(1942)
  新年の鐘(Nyårsringning) 光に向かって(Mot ljuset)
  春休み(Vårbrytning) 気まぐれな天気(Ostadigt)
  五月の太陽は微笑む(Majsol ler)
  マイストングの周りを(Kring midsommarstången)
  干し草づくり(På höängen) 八月の舟遊び(Båtfärd i augusti)
  夏の名残のバラ(Sommarns sista ros) 闇に向かって(Mot mörker)
  葉を落とした木(Kala träd) 地には平和を(Frid på jorden
   ヨウニ・ソメロ(ピアノ)
 
録音 2020年6月9日–10日 クーサーホール(クーサンコスキ、フィンランド)

 
価格 2,475円(税込価格)(本体価格 2,250円)

『ドン・キホーテ』
Harmonia Mundi HMM 902370 classical 

 
リヒャルト・シュトラウス(1864–1949)
 交響詩《ドン・キホーテ(Don Quixote)》 Op.35
 交響詩《ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら
 (Till Eulenspiegels lustige Streiche)》 Op.28
 ロマンス(Romanze) TrV.118(1883)(チェロと管弦楽のための)
  ジャン=ギアン・ケラス(チェロ)
  タベア・ツィンマーマン(ヴィオラ)
  ケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団
  フランソワ=グザヴィエ・ロト(指揮)
 
録音 2019年1月、2月、7月 ギュルツェニヒ管弦楽団リハーサル場(ケルン、ドイツ)

 
ケルン市のオーケストラ「ケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団 Gürzenichi-Orchester Köln」は、ケルン市立管弦楽団として創設され、2013/2014年のシーズンに125周年を記念するコンサートが行われました。1986年に「ケルン・フィルハーモニー」に本拠を移す前のコンサートホールにちなみ、ケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団の名を冠しています。歴史をもつこのオーケストラは、名を知られる作品の世界初演も手がけてきました。ブラームスの《ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲》、マーラーの《交響曲第3番》と《交響曲第5番》。Columbia Records が主宰した作曲コンペティションで第1位に選ばれたクット・アッテルベリの《交響曲第6番》(ドル交響曲)も、トマス・ビーチャムとロイヤル・フィルハーモニック管弦楽団によるレコード録音の後、ギュルツェニヒ管弦楽団によってコンサート初演されました。2015年9月、フランソワ=グザヴィエ・ロト François-Xavier Roth が首席指揮者に就任して始まった Harmonia Mundi による録音シリーズでは、このオーケストラが初演した作品をプログラムに組み、マーラーの第5番を2017年に、第3番を2019年に録音してきました。リヒャルト・シュトラウスの2曲の交響詩を演奏したアルバムも「初演」シリーズの一枚。《ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら》は1895年11月5日に、《ドン・キホーテ》は1898年3月8日にギュルツェニヒ管弦楽団によって初演されています。
 
幅広いレパートリーをもつロトは、シュトラウスの作品も得意とし、バーデン=バーデン&フライブルク南西ドイツ放送交響楽団を指揮した交響詩集(SWR Classic)は、評価、人気とも高いシリーズとして知られます。彼にとって再録音のこのディスクでは《ドン・キホーテ》のソリストにフランスのチェリスト、ジャン=ギアン・ケラス Jean-Guihen Queyras と、ドイツのヴィオラ奏者、タベア・ツィンマーマン Tabea Zimmermann というスター性と実力を兼ね備えた音楽家ふたりが起用されました。ツィンマーマンは、ベルリオーズの《イタリアのハロルド》(HMM 902634)でもロトの指揮するレ・シエクルと共演。素晴らしく新鮮な、興趣の尽きない音楽を聴かせました。アルバムの最後に「デザート」としてチェロと管弦楽のための《ロマンス》が演奏されます。管楽器のための《セレナード 変ホ長調》の翌年、1883年に作曲され、1884年2月19日、バーデン=バーデンで初演された作品です。
 
価格 2,860円(税込価格)(本体価格 2,600円)

『キャンディード』
LSO Live LSO 0834 2SACD’s hybrid (5.1 multi-channel/stereo)  classical 

 
レナード・バーンスタイン(1918–1990)
 ミュージカル《キャンディード(Candide)》(1956 rev.1988)
  レオナルド・カパルボ(テノール、キャンディード)
  ジェーン・アーチボルド(ソプラノ、クネゴンデ)
  アンネ・ソフィ・フォン・オッター(メゾソプラノ、オールドレディ)
  サー・トマス・アレン(バリトン、パングロス博士、ナレーター)
  トマス・アトキンズ(テノール、第1の裁判官ほか、アンサンブル)
  マーカス・ファーンズワース
  (バリトン、マクシミリアンほか、アンサンブル)
  ギルドホール音楽学校ヤング・アーティスツ
  ロンドン交響楽団合唱団 サイモン・ホールジー(合唱指揮)
  ロンドン交響楽団 マリン・オールソップ(指揮)
 
録音 2018年12月8日、9日 バービカンホール(ロンドン、イングランド)

 
2018年12月、レナード・バーンスタインの生誕100周年を祝うコンサートがロンドンのバービカンホールで行われました。演目は、ミュージカルともコミックオペラともいわれるバーンスタインの《キャンディード》。この作品が、12月8日と9日の2夜、ガーネット・ブルース Garnett Bruce の演出により半演奏会形式で上演されました。「Leonard Bernstein’s outrageous odyssey of misadventure(レナード・バーンスタインによる、不運なできごとの常軌を逸したオデッセイ」と語るマリン・オールソップ Malin Alsop がロンドン交響楽団を指揮、イタリア系アメリカのテノール、レオナルド・カパルボ Leonardo Capalbo がキャンディード、カナダのソプラノ、ジェーン・アーチボルド Jane Archbald がクネゴンデを歌い、ベテラン歌手ふたり、アンネ・ソフィ・フォン・オッター Anne Sophie von Otter とサー・トマス・アレン Sir Thomas Allen が、ユーモアと人間味のある格調の高い歌を聴かせました。
 
価格 4,070円(税込価格)(本体価格 3,700円)

 

『ペーテリス・ヴァスクス』
Ondine ODE1355-2 contemporary/classical 

 
ペーテリス・ヴァスクス(1946–)
 オーボエ協奏曲(2018)*
 メッセージ(Vēstījums)(1982)
 ラウダ(Lauda)(1985)(管弦楽のための)
  アルブレヒト・マイヤー(オーボエ)*
  ラトビア国立交響楽団 アンドリス・ポガ(指揮)
 
録音 2020年7月16日–17日、7月20日–21日 * 大ギルド・ホール(リガ、ラトビア)

 
現代ラトビアでもっとも国際的に人気のある作曲家、ペーテリス・ヴァスクス Pēteris Vasks の管弦楽作品。《オーボエ協奏曲》は、ラトビアが、第一次世界大戦の終結後の1918年に独立を宣言して成立、その後ソビエト連邦に併合されて一旦消滅した「第一共和国」の100年記念の委嘱作。前衛的手法を離れ、民謡を素材に使いながら伝統的手法で処理する作風に移ったヴァスクスのもっとも最近のスタイルが示された作品です。〈朝の牧歌〉〈スケルツァンド〉〈夕べの牧歌〉。親しみやすい雰囲気に技巧的なカデンツァを織りこんだ3楽章で書かれています。初録音。《ラウダ》と、弦楽器、打楽器と2台のピアノのための《メッセージ》は、ラトビアがソ連からの再度の独立が試みられていた時代を反映する作品です。
 
価格 2,585円(税込価格)(本体価格 2,350円)

 

 

『エリック・タンギー』
Ondine ODE 1390-2 contemporary/classical 

 
エリック・タンギー(1968–)
 クラリネット協奏曲(2017)
 旅(Matka)(2015)(管弦楽のための)
 ヴァイオリン協奏曲第2番(1997 rev.2003)
  ピエール・ジェニソン(クラリネット)
  ユーリア・プシュケル(ヴァイオリン)
  ユヴァスキュラ・シンフォニア
  ヴィッレ・マトヴェイェフ(指揮)
 
録音 2019年1月10日–11日(クラリネット協奏曲)、1月12日(旅)、2021年2月4日–5日 ミッケリ・コンサートセンター、マルッティ・タルヴェラ・ホール(ミッケリ、フィンランド)

 
フランスの作曲家エリック・タンギー Éric Tanguy の作品集。タンギーは、ホラチウ・ラデュレスクに学び、パリ国立高等音楽学校(現、パリ国立高等音楽舞踊学校)のイヴォ・マレクのクラスに参加、ジェラール・グリゼーにもまない、1991年に最優秀で卒業しました。管弦楽曲、器楽曲、声楽曲と幅広く手がけ、現代フランスでもっとも多作の作曲家のひとりに挙げられています。《クラリネット協奏曲》は、モーツァルトの協奏曲を演奏する際のコンパニオン・ピースとしてピエール・ジェニソン Pierre Génisson から依頼を受けて書かれました。〈Intense(激しくく)〉〈Très doux(とても柔らかく)〉〈Vif(生き生きと速く)〉の3楽章の作品です。《旅》は、シベリウスの生誕150年記念コンサートのためユヴァスキュラ・シンフォニア Jyväskylä Sinfonia(シンフォニア・フィンランディア)の委嘱作。1997年2月にパリで初演され、2003年に改訂された《ヴァイオリン協奏曲第2番》は、2021年2月10日、ユーリア・プシュケル Júlia Pushker のソロ、ヴィッレ・マトヴェイェフ Ville Matvejeff 指揮のユヴァスキュラ・シンフォニアによりフィンランド初演されました。〈Intense et très lyrique(激しく、とても抒情的に)〉(抒情とドラマの色彩が対照的な)、〈Dolce(優しく)〉(とても神秘的で宙を漂う気分の)、〈Vif(生き生きと速く)〉(オーケストラとソリストの両方に挑戦が求められる、きわめて技巧的な楽章)。このディスクの演奏は、初演に先立ち、同じミッケリのホールでセッション録音されました。
 
価格 2,585円(税込価格)(本体価格 2,350円)

『Americascapes(アメリカの眺望)』
Ondine ODE 1396-2  classical 

 
チャールズ・マーティン・レフラー(1861–1935)
 交響詩《ティンタジルの死(The Death of Tintagiles)》 Op.6(1897)
 (ヴィオラ・ダモーレと管弦楽のための)
カール・ラグルズ(1876–1971)
 《エヴォケーション(Evocations)》(1934/1943)(管弦楽のための)
ハワード・ハンソン(1896–1981)
 夜明け前(Before the Dawn) Op.17(1920)
ヘンリー・カウエル(1897–1965)
 管弦楽のための変奏曲(Variations for Orchestra)(1956)
  バスク国立管弦楽団 ロバート・トレヴィーノ(指揮)
  デルフィーヌ・デュピュイ(ヴィオラ・ダモーレ)
 
録音 2020年9月15日–19日 Miramón(ドノスティア=サン・セバスチャン、スペイン)
 

 
アメリカの指揮者ロバート・トレヴィーノ Robert Trevino とバスク国立管弦楽団の Ondine 第2作。アイヴズ、ガーシュウィン、コープランドたちだけではない「アメリカ音楽の顔」を、スタイルの異なる4人の音楽で「眺望した」アルバムです。
 
チャールズ・マーティン・レフラー Charles Martin Loeffler(1861–1935)は、ベルリンに生まれ、1881年にアメリカに移住しました。ボストン交響楽団にアシスタント・コンサートマスターとして入団、1887年に合衆国の市民権を獲得し、作曲に専念するためボストン交響楽団を離れました。フランス印象主義とロシア音楽の影響とされる語法による作品を主に管弦楽と室内楽のジャンルに残しました。《ティンタジルの死(The Death of Tintagiles)》は、メーテルランクのマリオネット劇『タンタジルの死(La Mort de Tintagiles)』からインスピレーションを得て書かれた交響詩です。ティンタジルとユグレインの声を表す2つのヴィオラ・ダモーレとフル編成のオーケストラのために書かれ、その後(ひとつの)ヴィオラ・ダモーレと管弦楽の曲に改訂されました。
 
マサチューセッツ州のプリマス、マリオン生まれのカール・ラグルズ Carl Ruggles(1876–1971)の音楽について、アメリカ音楽の研究家、奥田恵二氏は「植民時代からの旧いアメリカのみがもち得た自信が感じられる」と書いています(奥田恵二『「アメリカ音楽」の誕生』河出書房新社 p.273)。「不協和の対位法」と呼ばれる手法で知られ、大編成のオーケストラのための《太陽を踏む者(Sun-Treader)》が代表作のひとつとされています。《エヴォケーション(Evocations)》は、ソロ・ピアノの版と管弦楽の版があり、 「ラルゴ」「アンダンテ・コン・ファンタジア」「モデラート ・アパッショナート」「アダージョ・ソステヌート 」の4つの曲で構成されています。
 
ハワード・ハンソン Howard Hanson(1896–1981)の《夜明け前(Before the Dawn)》は、交響曲第2番《ロマンティック》などの後期ロマンティシズム・スタイルの作品で知られる彼の、これまでに録音がなかった管弦楽の小品。ヘンリー・カウエル Henry Cowell(1897–1965)は、ラグルズ、ヴァレーズ、ルー・ハリソン、ジョージ・アンタイルたちと同様、それまでの西欧的な手法と発想にとどまらない、前衛的ともみなされる音楽を幅広いジャンルにわたって作りました。《管弦楽のための変奏曲》は、1956年、ソー・ジョンソンとシンシナティ管弦楽団のために作曲され、ストコフスキーとヒューストン交響楽団による1959年の演奏のために改訂が施されました。半音階の12の音による主題を音列技法によって展開させた、サクソフォーン、ピアノ、打楽器によって映される情景が特徴的な作品です。
 
価格 2,585円(税込価格)(本体価格 2,350円)

『The Roots & the Flower – Counterpoint in Bloom(根と花 - 花咲ける対位法)』
OUR Recordings 6.220675 SACD hybrid (5.0 surround/stereo) classical 

 
ロベルト・シューマン(1810-1856)
 バッハの名による6つのフーガ(6 Fuge über BACH) Op.60
  第1曲 変ロ長調 第2曲 変ロ長調
 ペダルピアノのための練習曲(Studien für den Pedal-Flügel) Op.56
  第1曲 ハ長調 第2曲 イ短調 第3曲 ホ長調
 バッハの名による6つのフーガ(6 Fuge über BACH) Op.60
  第3曲 ト短調 第4曲 変ロ長調
 ペダルピアノのための練習曲(Studien für den Pedal-Flügel) Op.56
  第4曲 変イ長調 第5曲 ロ短調 第6曲 ロ長調
 バッハの名による6つのフーガ(6 Fuge über BACH) Op.60
  第5曲 ヘ長調 第6曲 変ロ長調
   イェンス・E・クリステンセン(オルガン)
 [Organ: Botzen-Brüdern, 1696–98, restore. 1965]
 
録音 2020年3月20日–21日、23日 救世主教会(コペンハーゲン)
制作・録音・ミクシング ・マスタリング プレーベン・イーヴァン [DXD(32bit/352.8kHz)録音]

 
ロベルト・シューマンは、メンデルスゾーンの功績ほど知られていないものの、バッハの音楽の復活に貢献しました。バッハの音楽は、生涯を通じてシューマンに影響を与えつづけ、無伴奏のヴァイオリン・ソナタやチェロソナタにピアノ・パートを作曲したり、《ヨハネ受難曲》にトランペットを加えたりと、多くのバッハ作品の編曲と演奏を手掛けたと言われます。デンマークのオルガニスト、イェンス・E・クリステンセン Jens E. Christensen(1946–)は、「生涯の仲間ヘンリク・ステン・ムラーの思い出に捧げた」というこのアルバムのプログラムにシューマンの2つの曲集を選びました。《バッハの名による6つのフーガ》とシューマンがバッハのオルガン曲を自宅で演奏するために借りた「ペダルピアノ」のために作曲した《練習曲》。「作品の根をしっかり作れば、真に美しい花が咲く」という、カール・ニルセンがスウェーデンの同時代の作曲家テューレ・ラングストレムに与えた助言に因むアルバム・タイトルをつけています。
 
2,350円(本体価格)(税込価格 2,585円)

スティルス・ファンタスティクス(Stylus Phantasticus)』
Reference Recordings FR 742 early music

 
カルロ・ファリーナ(1600–1639)
 「絶望したソナタ」と呼ばれるソナタ第2番
  (Sonata Seconda detta la Desperata)(《第5曲集》から)
ジョヴァンニ・デ・マック(1550–1614)
 トッカータ(Toccata)(バロック・ハープのための)
マルコ・ウッチェリーニ(1603–1680)
 満足したルチミーニア(La Luciminia contenta) Op.4 no.2
フランチェスコ・コルベッタ(1615–1681)
 「ラ・フォリア」によるパルティータ(Partite sopra La Folia)
 (バロック・ギターとバロック・ハープのための)
ジョヴァンニ・アントニオ・パンドルフィ・メアッリ(1624–c.1687)
 ラ・カステッラ(カスティーリヤ)(La Castella) Op.3 no.4
ジョヴァンニ・バッティスタ・フォンタナ(1571–c.1630)
 ソナタ第2番(Sonata Seconda)
ハインリヒ・イグナツ・フランツ・フォン・ビーバー(1644–1704)
 ソナタ第1番(Sonata Prima)
ヨハン・ハインリヒ・シュメルツァー(1620/23–1680)
 シャコンヌ(Ciaconna) イ長調(《Serenada in Mascara》から)
イグナツィオ・アルベルティーニ(1633–1685)
 ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ第1番
ヨハン・ハインリヒ・シュメルツァー(1620/23–1680)
 ソナタ第2番
 (《独奏ヴァイオリンのためのソナタ(Sonata unarum fidum)》から)
 ソナタ第4番
 (《独奏ヴァイオリンのためのソナタ(Sonata unarum fidum)》から)
  パシフィック・ミュージックワークス
   タクラ・カニングハム(バロック・ヴァイオリン)
   ウィリアム・スキーン(バス・ヴァイオリン)
   スティーヴン・スタッブズ(バロック・ギター、キタローネ)
   マクシーン・アイランダー(バロック・ハープ)
   ヘンリー・レベディンスキ(オルガン、チェンバロ)
 
録音 2018年2月15日–17日 聖トマス教会(ケンモア、ワシントン州)
制作 デイヴィッド・サビー
録音 ドミートリー・リペイ、アレクサンドル・リペイ、コリー・クラケンバーグ

 
「パシフィック・ミュージック・ワークス Pacific MusicWorks」は、リュート奏者で指揮者のスティーヴン・スタッブズ Stephne Stubbs が2007年に創設したアメリカ西海岸の古楽アンサンブルです。スタッブズが芸術監督を務め、バロック音楽と舞曲と劇場作品を世界的規模の聴衆に伝えることを目的に国際的に知られる内外の古楽器奏者たちと共演しながら活動を行なっています。『スティルス・ファンタスティクス(幻想様式)』と題したアルバムでは、初期バロックの作曲家の作品が11曲演奏されます。「『幻想様式』は、器楽に適した技法だ。もっとも自由で制約のない作曲技法で、言葉にも和声的主題にも縛られることがない。創意、和声の隠れた意味、和声的フレーズとフーガに関連する独創的で熟練したつながりといったことを明らかにするよう体系づけられている。一般にファンタジア、リチェルカーレ、トッカータ、ソナタなどに分類される」(アタナシウス・キルヒャー(1601–1680)『Musurgia Universalis(普遍音楽)』第7巻)。キルヒャーが定義する以前の幻想様式のルーツといわれるイタリアの作品と、中央ヨーロッパとハプスブルク家の「帝国様式」へと広まっていった作品が、このアルバムに収録されています。
 
[追記]
 
このアルバムは、全部で11のトラックから構成されています。ファリーナ Carlo Farina の《ソナタ第2番》に始まり、シュメルツァー Johann Heinrich Schmelzer の2曲の《独奏ヴァイオリンのためのソナタ)》で終わる。そのトラックのつなぎ目がごく短いタイムで設定されているため、プログラム全体がひとつの大きな流れとして感じられます。その流れの中で、メアッリ Giovanni Antonio Pandolfi Mealli やフォンタナ Giovanni Battista Fontana たち、さまざまな個性をもつ「幻想様式」の作曲家の作品が、現れ、受け継がれていく。美しい和声で進行するビーバー Heinrich Ignaz Franz von Biber の《ソナタ第1番》も、この文脈で聴くと、さらに深い魅力をもっていることに気づかされます。デイヴィッド・サビー David Sabae の制作したこのアルバムは、ワシントン州ケンモアの聖トマス教会で録音セッションが行われました。それぞれの楽器のテクスチュアと大きさ、楽器と楽器の間の空間、そうしたことが自然な姿とバランスでとらえられ、パシフィック・ミュージック・ワークスの「楽興の時」に大きく寄与しています。
 
価格 2,310円(税込価格)(本体価格 2,100円)

『朝のヴィジリア』
Skani SKANI 086  contemporary/classical

 
『朝のヴィジリア』
サンタ・ラトニエチェ(1977–)
 Vigilia del Mattino(朝のヴィジリア)(2015)
  イェカテリーナ・スヴォロヴァ(ハープ)
  ダールタ・パルディニャ(ソプラノ)
  ラウラ・シュトマ(ソプラノ)
  ラトビア放送合唱団 シグヴァルズ・クリャヴァ(指揮)
 War Sum Up: Music. Manga. Machine(戦争の要約:音楽。マンガ。機械)(2011)
  ジルベール・ノウノ(エレクトロニクス)
  イエヴァ・エゼリエテ(ソプラノ)
  エーリクス・キルシュフェルズ(チェロ)
  イルゼ・コノヴァロヴァ(アルト)
  ラトビア放送合唱団 カスパルス・プトニンシュ(指揮)
 fuoco celeste(天の火)(2011)
  グナ・シュネー(チェロ)
  ラトビア放送合唱団 シグヴァルズ・クリャヴァ(指揮)
 nada el layli(夜の露)(2015)
  アンサンブル・サルバンド
  ラトビア放送合唱団 カスパルス・プトニンシュ(指揮)
 
録音 2020年9月22日(Vigilia)、7月21日(War)、2014年10月14日(fuoco)、2015年11月6日(nada) 聖ヨハネ教会(リガ、ラトビア)
制作 アグネセ・ストレリュチャ(Vigilia/War)、アンドリス・ウーゼ(fuoco/nada)

 
ラトビアの作曲家の中でも際立った個性をもつひとりとされるサンタ・ラトニエチェ Santa Ratniece(1977–)の合唱音楽。「時間が、照らされた地平線のように、無限の姿を見せながら、広がってゆく音楽……その音世界は、さまざまな厚さの層で構成され、成層圏にまで届く」と語られる彼女の作品が4曲、ラトビア放送合唱団を中心とする音楽家により演奏されます。
 
《Vigilia del Mattino(朝のヴィジリア》は、「夜の闇がしだいに消え、ひとすじの朝の光が現れる瞬間。じっと考えていると、最初に見えてきたのは、中世を思わせる姿」をインスピレーションにダンテの『神曲 天国篇』をテクストに採って作曲されました。《War Sum Up: Music. Manga. Machine》は、ラトビア放送室内シンガーズを中心とする国際的なコラボレーションで上演された「マルチメディア合唱オペラ」です。デンマークの舞台演出家ヴィリ・フリント Willie Flindt が日本の古典能を編集したテクストに基づき、エレクトロニクス音楽のエクスパート、フランスのジルベール・ノウノ Gilbert Nouno も参加して作られた作品です。
 
《fuoco celeste(天の火)》は、アッシジの聖フランチェスコの世界観と創造物すべてへの彼の愛からインスピレーションを得て作曲されました。『聖フランチェスコの祈り』『いと高き神への賛歌』『聖フランチェスコの小さい花』の抜粋が歌われます。《nada el layli(夜の露)》は、「『雅歌』国際プロジェクト」のコンサートのために作曲された作品です。『ソロモンの雅歌』の「わたしの妹、恋人よ、開けておくれ わたしの鳩、清らかなおとめよ……」(5章2節)以下の部分をテクストに使い、ヨーロッパと中東の音楽文化をインスピレーションに作曲。中東の伝統音楽とキリスト教、イスラム教、ユダヤ教をルーツにした宗教音楽をレパートリーとするアラビア楽器のグループ「アンサンブル・サルバンド Ensemble Sarband」の4人のミュージシャンとラトビア放送合唱団のコラボレーションにが独創的な効果を生んだと言われる作品です。 
 
価格 2,585円(税込価格)(本体価格 2,350円)

『川で影遊び(Shadow Games in the River)』
Skani SKANI 092  contemporary/classical

 
ヤーニス・ルーセーンス(1959–)
 川で影遊び(Ēnu spēles upē/Shadow Games in the River)(2018)
 (フルートとピアノのための)
ターリヴァルディス・ケニンシュ(1919– 2008)
 コンチェルタンテ(1966)(フルートとピアノのための)
ターリヴァルディス・ケニンシュ(1919– 2008)(イヴァルス・ベズプロズヴァノフス(1969–)編曲)
 イヌイットの子守歌による幻想変奏曲
 (Fantāzija-variācijas par inuītu šūpuļdziesmas tēmu)(1967)
 (フルートとチェロのための)
イマンツ・ゼムザリス(1951–)
 月光(Mēnesgaisma)(2004 arr.2011)(チェロとピアノのための編曲)
ペーテリス・ヴァスクス(1946–)
 幻想曲《燃え尽きた地球の光景》
 (Fantāzija "Izdegušās zemes ainavas”)(1992)(ピアノのための)
ロリータ・リトマニス(1962–)
 窓の向こうに("Aiz logaBeyond the Window)(2020)(ピアノのための)
ダッツェ・アペラーネ(1953–)
 コクレの歌(Kokles dziesma")(2000)(ピアノのための)
 夢の光景(Sapņu ainavas)(2020)(フルート、チェロとピアノのための)
ヤーニス・ルーセーンス(1959–)
 存在しない映画のための音楽(Mūzika nebijušām kinofilmām)
 (2010 arr.2020)(フルート、チェロとピアノのための編曲)
  イロナ・メイヤ(フルート)
  イヴァルス・ベズプロズヴァノフス(チェロ)
  ヅィントラ・エルリハ(ピアノ)
 
録音 2020年 ラトビア放送スタジオ(リガ、ラトビア)
録音 モドリス・ベールズィンシュ

 
2019年、ターリヴァルディス・ケニンシュの生誕100年を記念して作られたアルバム。ラトビアの作曲家5人の作品が合わせて演奏されます。ケニンシュ Tālivaldis Ķeniņš(1919– 2008)の作品は2曲。トロント大学の彼の対位法クラスの生徒だったロバート・エイトケンに献呈した《コンチェルタンテ》。フルートとヴィオラの二重奏曲をイヴァルス・ベズプロズヴァノフスが、作曲者の子息から許可を得て編曲した《イヌイットの子守歌による幻想変奏曲》。イマンツ・ゼムザリス Imants Zemzaris(1951–)のピアノ曲による《月光》。ペーテリス・ヴァスクス Pēteris Vasks(1946–)の「ラトビアの独立への戦い」と「自然と脅威という主題」を織り合わせたという3楽章の「幻想曲」《燃え尽きた地球の光景》。ロリータ・リトマニス Lolita Rtimanis(1962–)は、アニメーション・シリーズ『Batman Beyond』で2002年のエミー賞を受賞した、ラトビア系アメリカの作曲家です。《窓の向こうに》は、彼女が、COVID-19 の時代、ヅィントラ・エルリハ Dzintra Erliha(1981–)のために作曲した作品です。ダッツェ・アペラーネ Dace Aperāne(1953–)は、カナダのウィニペグ生まれ。ラトビアの詩や芸術、フォークミュージックにインスピレーションを求めた作品を多く手がけてきました。ラトビア民謡のメロディに基づく《コクレの歌》。イロナ・メイヤ Ilona Meija(1971–)たちのトリオに献呈された《夢の光景》。器楽曲、合唱曲、約500の歌を作ってきたヤーニス・ルーセーンス Jānis Lūsēns(1959–)も2曲。彼が、夜、即興で作った曲に基づいて作ったという軽く陽気な小品《川で影遊び》。《存在しない映画のための音楽》は、ピアノ、チェロ、アコーディオンとベースギターのために作った「劇場の音楽」を編曲した作品です。
 
価格 2,585円(税込価格)(本体価格 2,350円)

『ただ太陽だけ(Saule Tikai/Merely Sun)』
Skani SKANI 096  contemporary/classical

 
ダッツェ・アペラーネ(1953–)
 2つの幻想曲(Divas fantāzijas)(2017)
 (サクソフォーン四重奏とピアノのための)
  月に向かって(Uz mēness pusi)
  ただ太陽だけ - 輪(Saule tikai – aplis)
マーリーテ・ドムブロフスカ(1977–)
 奇妙な夢(Dīvainie sapņi)(2017)
 (サクソフォーン四重奏とアコーディオンのための)
リハルズ・ドゥブラ(1964–)
 Vidi quattuor angelos(わたしは四人の天使が立っているのを見た)(2010)
 (サクソフォーン四重奏とメゾソプラノのための)
エドガルス・マーケンス(1977–) 
 リーガのトリプティク(Rīgas triptihs)(2020)
 (サクソフォーン四重奏と打楽器のための)*
リハルズ・ザリュペ(1983–)
 不鮮明な拡張(Palielinājums izplūdumā)(2015)
 (サクソフォーン四重奏、打楽器とエレクトロニクスのための)**
  リガ・サクソフォーン四重奏団
   カトリーナ・キヴェニエツェ=ツァーブレ(ソプラノサックス)
   アルティス・シーマニス(アルトサックス)
   アイナルス・シャブロフスキス(テナーサックス)
   バイバ・ティルヘナ(バリトンサックス)
  ヘルタ・ハンセナ(ピアノ)
  ナターリヤ・メリュニュコヴィチャ(アコーディオン)
  イエヴァ・パルシャ(メゾソプラノ)
  グンタルス・フレイベルグス(打楽器)*
  リハルズ・ザリュペ(打楽器)**
 
制作 グスタフス・エーレンプレイス、ヴァリス・クルミンシュ **

 
リガ・サクソフォーン四重奏団は、クラシカル音楽での「サクソフォーン」の役割が明らかでなかった1980年代に活動を始めました。サクソフォーンがクラシカル音楽の楽器として一般的になりつつあった1990年代を経て、2017年に区切りの25周年を迎えたリガ・サクソフォーン四重奏団と「音楽仲間」の作曲家とのコラボレーションによるアルバム。「太陽」と「月」の詩からアイデアを得たというダッツェ・アペラーネ Dace Aperāne(1953–の《2つの幻想曲》。マーリーテ・ドムブロフスカ Mārīte Dombrovska(1977–)の《奇妙な夢》は、「夢の世界」をイメージしたという「リソルート」「スケルツァンド」「ロンターノ」の3楽章の作品。リハルズ・ドゥブラ Rihards Dubra(1964–)の《Vidi quattuor angelos(わたしは四人の天使が立っているのを見た)》は『ヨハネの黙示録』による音楽です。。第7章「この夜、わたしは大地の四隅に四人の天使が立っているのを見た」に始まるラテン語テクストをメゾソプラノ・ソロがサクソフォーン四重奏を背景に歌う作品です。エドガルス・マーケンス Edgars Mākens(1977–)は、インディ・スタイルの音楽グループ「Gaujarts(ガウヤルツ)」のリーダーとして知られ、劇場のための音楽を多く手がけてきました。彼が古都の風景をインスピレーションに作曲した〈塔(Torņi)〉〈マーケット(Tirgus)〉〈橋(Tilti)〉の《リーガのトリプティク(三連画)》。打楽器奏者でもあるリハルズ・ザリュペ Rihards Zaļupe(1983–)が、オーストラリア=ラトビアの芸術家、ロベルツ・ビルゼの写真インストレーションから受けた衝動で作曲した《不鮮明な拡張(Palielinājums izplūdumā》。
 
価格 2,585円(税込価格)(本体価格 2,350円)

『もうひとつの「さすらい人幻想曲」(Eine andere Wanderer-Fantasie)』
Skani SKANI 122  classical 

 
『もうひとつの「さすらい人幻想曲」(Eine andere Wanderer-Fantasie)』
イマンツ・ゼムザリス(1951–)
 朝早く(Agri no rīta)(1975)
 夜おそく(Vēlu vakarā)(1999)
 シェイクスピアのソネットの主題による前奏曲とフーガ(2006)
 ライニスの詩のモチーフ(Raiņa dzejas motīvi)(2018)
  アラベスク(Arabeska) ソナンテ(Sonante) 月(Mēnesnīca)
  路面電車(Tramvajs)
 白夜(Baltās naktis)(2006)
 小春日和の5つの前奏曲(Piecas atvasaras prelūdijas)(2004)
  ナナカマド(Pīlādži) 夏(Vasara) ギョリュウモドキ(Virši)
  かもめ(Kaijas)
  月光(Mēness gaisma)
 ピアノソナタ第2番(2004)
 春の季節から(No pavasara)(2019)
 もうひとつの「さすらい人幻想曲」(Kāda cita Ceļiniekfantāzija)(2019)
  ディアーナ・ザンドベルガ(ピアノ)
 
録音 2020年–2021年 ヤーゼプス・ヴィートリス・ラトビア音楽アカデミー 大ホール(リガ、ラトビア)
制作・録音 ヤーニス・ザンドベルグス

 
ラトビアの作曲家イマンツ・ゼムザリス Imants Zemzaris(1951–)は、2021年、70歳の誕生日を迎えます。「繊細なリリシズム、白熱するドラマ、陰鬱な悲劇」といった色彩のうちに「真実」の意味を探求するとされる彼の音楽は、広く聴き手に届く可能性を秘めていながら、ほとんど知られていないと言われます。彼のピアノ作品の多くは、手稿譜しかなく、このアルバムの曲もすべて初めて録音されます。ピアニストのディアーナ・ザンドベルガ Diāna Zandberga は、ヤーゼプス・ヴィートリス・ラトビア音楽アカデミーの修士課程を修了後、エルバのヨーロッパ音楽アカデミーでラザール・ベルマン、バルセロナのグラナドス・マーシャル・アカデミーでアリシア・デ・ラローチャに学びました。
 
価格 2,585円(税込価格)(本体価格 2,350円)

『Epicycle II』
Sono Luminus SLE 70012 experimental

 
『Epicycle II』
スクーリ・スヴェルリソン(1966–)(ギザ・ヴァルティースドウッティル(1982–)編曲)
 Unfold(チェロ、オルガン、エレクトリック・ベースのための編曲)*
オウロヴ・アルナルズ(1980–)(ギザ・ヴァルティースドウッティル(1982–)編曲)
 Safe to Love(チェロとヴォーカルのための編曲)**
アンナ・ソルヴァルスドウッティル(1977–)
 Mikros(チェロとプリ・レコーディッド・パーツのための)
ウールブル・ハンソン(1988–)/ギザ・ヴァルティースドウッティル(1982–)
 Morphogenesis ***
キャルタン・スヴェインソン(1978–)/ギザ・ヴァルティースドウッティル(1982–)
 Liquidity †
ダニーエル・ビャルナソン(1980–)
 Air to Breath
ヨウンシ(ヨウン・ソウル・ビルギソン)(1975–)/ギザ・ヴァルティースドウッティル(1982–)
 Evol Lamina ††
マリーア・フルド・マルカン・シグフースドウッティル(1980–)/ギザ・ヴァルティースドウッティル(1982–)
 Octo †††
  ギザ・ヴァルティースドウッティル(チェロ、ヴォーカル **/****/†)
  スクーリ・スヴェルリソン(オルガン、エレクトリック・ベース)*
  ウールブル・ハンソン(シンセサイザー)***
  シャザード・イズマイリ(エレクトリック・ベース)†
  キャルタン・スヴェインソン(ピアノ)†
  ユリアン・サルトリウス(ドラム)†
  ヨウンシ(電子楽器)††
  アルベルト・フィンボーガソン(モーグ・シンセサイザー)†††
 
制作 ギザ・ヴァルティースドウッティル
ミクシング  ギザ・ヴァルティースドウッティル、ヨウンシ

 
ギザ・ヴァルティースドウッティル Gyða Valtýsdóttir(1982–)は、アイスランドのミュージシャン。ティーンエイジャーだった1990年代に実験的音楽グループ「múm(ムーム)」の創設に携わり、その後、レイキャヴィーク、サンクトペテルブルクとバーゼルでクラシカルのチェロと即興を学びました。チェロとヴォーカルをメインにマルチインストルメンタリストとして活動。映画、インストレーション、ダンスの音楽も手がけ、2019年に「NOMUS(北欧音楽委員会)賞」を受賞しました。
 
『Epicycle II』は、『Epicycle』(2017)『Evolution』(2018)につづく彼女のソロ・アルバム第3作です。高い評価を獲得したソロ第1作の続編として企画。古代ギリシャのプトレマイオスによる太陽系の幾何学的モデル「epicyle(周転円)」を再びアルバム・タイトルにとり、ジャンルの境界をさらに広げた、彼女独自の「音楽」の創造を試みています。ギザのレーベル「DiaMond」と Sono Luminus が共同で制作。強い個性を放つアイスランドの作曲家たちが彼女のために作曲、あるいは彼女とのコラボレーションで作った8つの作品を演奏しています。《Evol Lamina》を共作した、アイスランドのポストロック・バンド「Sigur Rós(シーグル・ロウス)」のヴォーカリスト、ギタリストのヨウンシ(ヨウン・ソウル・ビルギソン) Jónsi (Jón Þór Birgisson) (ヨンシー)が彼女と共同でミクシングを行いました。
 
価格 2,585円(税込価格)(本体価格 2,350円)

『神の啓示の音(Der Klang der Offenbarung des Göttlichen)』
Sono Luminous SLE 70017 contemporary/classical

 
キャルタン・スヴェインソン(1978–)
 歌劇《神の啓示の音(Der Klang der Offenbarung des Göttlichen)》
  ベルリン・フィルム合唱団
  バベルスベルク・ドイツ・フィルムオーケストラ

 
キャルタン・スヴェインソン Kjartan Sveinsson は、アイスランドのポストロック・バンド「Sigur Rós(シーグル・ロウス)」に1998年にキーボード奏者として加わり、2013年まで在籍しました。フルート、ホイッスル、オーボエ、ギター、バンジョーも演奏するマルチプレーヤーとしてグループ固有の音を創りだすことに貢献したと言われます。キャルタンは、作曲家としても活動し、2005年のアカデミー賞にノミネートされたルーナル・ルーナルソンの短編『Siðasti bærinn)』(最後の農場)、ラミン・バーラニ監督の短編『Plastic Bag』(レジ袋の旅)、ニール・ジョーダン監督の『Ondine』(オンディーヌ)といった映画のスコアを担当しています。歌劇《神の啓示の音》は、アイスランドの現代アーティスト、ラグナル・キャルタンソン Ragnar Kjartansson(1976–)とのコラボレーションによる劇場作品です。暗く激しい第1幕から希望に満ちた第4幕まで、ノーベル賞作家ハトルドウル・ラクスネス Halldór Laxness(1902–1998)の小説『Heimsljós』(世界の光)からインスピレーションを得て作られました。ベルリンのフォルクスビューネ劇場で初演。合唱と管弦楽だけで演奏されるスコアは、美しい旋律を基本とするネオクラシカルなスタイルで書かれ、聴衆の共感を呼んだと言われます。
 
価格 2,585円(税込価格)(本体価格 2,350円)

『Rhízōma(根茎)』
Sono Luminus SLE 70018 contemporary/classical

 
『Rhízōma(根茎)』
アンナ・ソルヴァルスドウッティル(1977–)
 Hrím(霜)(2010)(室内管弦楽のための)*
 Hidden I - Inwards(2009)(打楽器とピアノのための)**
 Hidden II - Our(2009)(打楽器とピアノのための)**
 Dreaming(2008)(管弦楽のための)***
 Hidden III - Stay(2009)(打楽器とピアノのための)**
 Hidden IV - Rain(2009)(打楽器とピアノのための)**
 Streaming Arhythmia(2007)(室内管弦楽のための)*
 Hidden V - Past and Present(2009)(打楽器とピアノのための)**
  Caput(カプート・アンサンブル)*
  スノルリ・シグフース・ビルギソン(指揮)*
  ジャスティン・ディハート(打楽器、ピアノ)**
  ブリンディス・ハトラ・ギルファドウッティル(チェロ)***
  アイスランド交響楽団 *** ダニーエル・ビャルナソン(指揮)***
 
録音 2016年12月5日–9日(Dreaming)

 

アンナ・ソルヴァルスドウッティル Anna Þorvaldsdóttir は、現代アイスランドでもっとも明確な「音世界」をもった作曲家のひとりとして高い評価を獲得してきました。Sono Luminus の『Rhízōma(根茎)』は、2011年に Innova Recordings からリリースされた彼女の最初の作品集『Rhízōma(根茎)』をリマスター、ダニーエル・ビャルナソン Daníel Bjarnason とアイスランド交響楽団が2016年に新たに録音した《Dreaming》を加えて再リリースしたアルバムです。
 
価格 2,585円(税込価格)(本体価格 2,350円)

『Kom vinur(友よ来れ)』
Sono Luminus SLE 70019 CD single contemporary/classical

 
マリーア・フルド・マルカン・シグフースドウッティル(1980–)
 Kom vinur(友よ来れ)(2017)
 Maríuljóð(マリアの詩)(2018)
  スコラ・カントルム ホルズル・アウスケルソン(指揮)
 
録音 2020年9月 ハトルグリーム教会(レイキャヴィーク)
制作 キャルタン・スヴェインソン
録音 ビルギル・ヨウン・ビルギソン

 
マリーア・フルド・マルカン・シグフースドウッティル María Huld Markan Sigfúsdóttir(1980–)は、アイスランドの作曲家、ヴァイオリニスト。レイキャヴィーク音楽大学でヴァイオリンを専攻して2000年に卒業。2007年、アイスランド芸術アカデミーの作曲の学位を取得しました。1999年からバンド「amiina(アミーナ)」のメンバーとして演奏、さまざまなアーティストとコラボレートして各国をツアーで周りました。2000年から2008年にかけて、ポストロック・バンド「Sigur Rós(シーグル・ロウス)」とツアー・メンバーとしてコラボレートしています。作曲家として、オーケストラとアンサンブルのための音楽、合唱曲、舞踊と映画のための音楽を手がけてきました。このアルバムには、彼女がヴィルボルグ・ダグビャルツドウッティル Vilborg Dagbjartsdóttir(1930–)の詩に作曲した2つの作品が収録されています。「暗い冬の夜、友と同じ灯の下で過ごしたい……」と願う《Kom vinur(友よ来れ)》は、2017年の「スカウルホルト・サマーコンサート」のための作品。1年後に書かれた絵《Maríuljóð(マリアの詩)》は、季節の移り変わりと自然の変化に心を動かされ「マリア様ってどんな人?」と尋ねる子供の視点から生まれる優しい音楽です。ヨウン・ノルダルの《春の朝の祈り》(ITM7-09)でハトルグリーム教会合唱団を指揮したホルズル・アウスケルソン Hörður Áskelsson とレイキャヴィークの合唱団「スコラ・カントルム」の演奏。
 
価格 1,320円(税込価格)(本体価格 1,200円)

『Caeli(天界)』
Sono Luminus SLE 70020 2CD’s for price of 1 contemporary

 
『Caeli(天界)』
バウラ・ギースラドウッティル(1989–)/スクーリ・スヴェルリソン(1966–)
[Disc 1]
 unum caelum Cieli pesanti caelum apertum SVEIFLA
 caeli movendi sunt et terra anche il mare è un cielo I believe so SEIGLA
[Disc 2]
 anche la terra è un cielo soaring skies all heavens
 anche l’inferno è un cielo harmonic interlude
 the heavens have no mercy gul viðvörun FORCE
 some sort of closure afterlife
  バウラ・ギースラドウッティル(コントラバス)
  スクーリ・スヴェルリソン(ベースギター)

 
 
アイスランドのミュージシャンふたりのコラボレーション。バウラ・ギースラドウッティル Bára Gísladóttir(1989–)は、レイキャヴィークのアイスランド芸術アカデミー、ミラノのジュゼッペ・ヴェルディ音楽院、コペンハーゲンの王立デンマーク音楽アカデミーで学び、作曲家、コントラバス奏者としてコペンハーゲンを本拠に活動しています。スクーリ・スヴェルリソン  Skúli Sverrisson(1966–)は、レイキャヴィーク生まれ。作曲家、器楽奏者、創作コラボレーターとしてユニークなキャリアを築き、ニューヨークのダウンタウン・ミュージックシーンで活動。ワダダ・レオ・スミス、坂本龍一、ベン・モンダー、パチョーラたちと定期的に共演、録音に参加してきました。ラテン語の「天界」をタイトルとするこのアルバムは、「天空とさまざまな次元が境界を超えた存在に溶け込んでゆき、豊かで鮮やかなテクスチュアを創りだす」という考えの延長線上から生まれました。バウラとスクーリは、世界がどんなふうに次元を広げ、それが音楽にどんな具合に作用するかということについて録音セッションの間ずっと議論を重ねたと言います。暗く、かき混ぜられて濁った音、むきだしになった透明な音。聴き手を「思索」の世界に誘う2時間の音楽。
 
価格 2,585円(税込価格)(本体価格 2,350円)

『旧世界と新世界のハープのための歌(Songs to Harp from the Old and New World)』
Sterling CDA 1845-2 CDR classical 

 
クルト・ヴァイル(1900–1950)
 おお船長、わが船長(O Captain, My Captain)(1941)
 ふたりの古参兵への挽歌(Dirge for two veterans)(1942)
 雨が降っている(Es regnet)(1933)
 わたしの船は(My Ship)(1941)
リヒャルト・シュトラウス(1864–1949)
 夜(Die Nacht) Op.10 no.3
 あなたの黒髪を私の頭の上に広げてください
 (Breit’ über mein Haupt) Op.19 no.2
 あすの朝(Morgen) Op.27 no.4
 たそがれの夢(Traum durch die Dämmerung) Op.29-1
ジョージ・ガーシュウィン(1898–1937)
 Oh, Lady, Be Good(1924)
 Someone to Watch over Me(1926)
 How Long Has This Been Going on(1927)
 But Not for Me(1930)
 They Can’t Take That away from Me(誰にも奪えぬこの思い)(1937)
 Love Is Here to Stay(1938)
  トシュテン・モッスベリ(テノール)
  スティーナ・ヘルベリ・アイバック(ハープ)
 
録音 2020年1月20日、3月1日 シクラ・スタジオ(ナッカ、スウェーデン)、5月19日、9月11日 グリスリンゲ・ゴード(インガロー島、スウェーデン)
録音 ヨーラン・ステーグボーン

 
 
スウェーデンの歌手、本業は麻酔科学と集中治療学が専門の医師のトシュテン・モッスベリ Torsten Mossberg のソング・コレクション。ドイツからアメリカに渡ったクルト・ヴァイルが、リンカーン大統領の死を悼んだホイットマンの『おお船長、わが船長(O Captain, My Captain)』と、同じ『草の葉』の『ふたりの古参兵への挽歌(Dirge for two veterans)』に作曲した作品など4曲、リヒャルト・シュトラウスの歌曲を代表する4曲、「スタンダード・ナンバー」として歌われるジョージ・ガーシュウィンの6曲のプログラム。『すべての丘と谷が』(CDA 1834)『生まれたからには』(CDA 1841)など、このシリーズのこれまでのアルバムで共演したスティーナ・ヘルベリ・アイバック Stina Hellberg Agback のハープです。
 
価格 2,695円(税込価格)(本体価格 2,450円) 
 

高品質メディア(Sony DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-Rによるリリースです。

『ラフ 歌曲集(Lieder)』
Sterling CDA 1853/1854-2 2CDR's classical   

 
ヨアヒム・ラフ(1822–1882)
[Disc 1]
 セレナード(Ständchen) WoO.21
 J.G. フィッシャーの3つの歌曲(Drei Lieder von J.G. Fischer) Op.47(1848)
  Du weißt es wohl, daß du mein Alles bist
  (知っているかい、私にはきみがすべてだ)
  Glückselig!(至福!) Das Ideal(理想)
 ゴットホルト・ローガウの2つの歌曲
 (Zwei Lieder von Gotthold Logau) Op.48(1848)
  Abshied(別れ) Heimkehr(帰郷)
 J.G. フィッシャーの3つの歌曲(Drei Lieder von J.G. Fischer) Op.49(1848)
  Stille Liebe(もの言わぬ恋) Der Liebe Verlangen(愛の欲望)
  Sternenfrieden(星のやすらぎ)
 《エマヌエル・ガイベルの5つの歌曲(Fünf Lieder von Emanuel Geibel)》
  Op.51(1849/50)から
  Abendfeier in Venedig(ヴェネツィアの夜の祈り)
  Gondoliera(ゴンドラの歌)
 《C.O. シュテルナウの3つの歌曲(Drei Lieder von C.O. Sternau)》
  Op.52(1850)から
  Nun ist es Herbst geworden(さあ秋がやってきた)
 C.O. シュテルナウの2の歌曲(Zwei Lieder von C.O. Sternau) Op.53(1849)
  Des alten Domes Glocken(古い鐘楼の鐘)
  Dir zum Angedenken(君を覚えている)
[Disc 2]
 夢の歌(Traumlied) WoO.56C(after the end of the 1860s)
 《エマヌエル・ガイベルの6つの歌(Sechs Gesänge von Emanuel Geibel)》
  Op.184(1870–73)から(女声三重唱とピアノのための)
  Nun ist der Tag geschieden(1日が終わった)
  Wo still ein Herz von Liebe glüht(静かに心が愛に輝くところ)
  Leichter Sinn(軽い意味)
 花の言葉(Blumensprache) Op.191(1874)
  Widmung(献呈) Veilchen(すみれ)
  Himmelsschlüssel(リュウキンカ) Vergissmeinnicht(忘れな草) 
  Myrthe(ミルテ) Rosmarin(ローズマリー)
 《ブロンデル・ド・ネスル(Blondel de Nesle)》 Op.211(1880)から
  Der Braut seines Herrn(領主の花嫁) Vermählungsgesang(婚礼の歌)
  Abshcied vom heiligen Land(聖なる国よさらば)
  Da der König gefangen war(王が囚われの身になり)
  Da der König befreit war(王が解放され)
  マリーナ・ウンルー(ソプラノ)
  フレーデリケ・シュルテン(メゾソプラノ)
  リサ・ヴェーデキント(メゾソプラノ)
  ヴォルフガング・クローゼ(テノール)
  ヨハンネス・ヴェーデキング(バス)
  ヘーダイェット・ヨーナス・ディエディカー(ピアノ)
 
録音 2020年5月25日–28日 インヌエル教会文化センター(Kulturzentrum Immnauelskirche)(ヴッパタール、ドイツ)
録音・編集・マスタリング ベエネディクト・フックス、ヨハンネス・トスタ 

 
ヨーゼフ・ヨアヒム・ラフ Joseph Joachim Raff は、1822年、スイスのラッヒェン生まれ。校長としての職務のかたわら独学で作曲を身につけ、メンデルスゾーンのもとに送ったピアノ曲が彼の推薦により出版されたことが転機となり、作曲家、音楽教師、ピアニストとしての生活が始まりました。11曲の交響曲などの管弦楽曲、室内楽曲、歌劇など、多くの作品を手がけ、「歌曲」もかなりの数を残したといわれます。このアルバムでは、ロベルトとクララのシューマン夫妻をはじめロマンティシズムの作曲家たちもが好んだガイベルの詩による作品のほか、ラフの娘、ヘレーネ・ラフが「ヘルゲ・ヘルト」名義で書いたフランスの吟遊詩人ブロンデル・ド・ネスルを題材とする詩に作曲した作品などが歌われます。
 
価格 4,950円(税込価格)(本体価格 4,500円)
 

高品質メディア(Sony DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-Rによるリリースです。

『Nature Boy』
ACT Music ACT 9938-2  jazz

 
『Nature Boy』
 Tänk att få vakna/Morning Has Broken(雨にぬれた朝)(traditonal) 
 Nature Boy(Eden Ahbez) A Minor(Nils Landgren)
 In a Sentimental Mood(Duke Ellington) Solitude(Duke Ellington)
 Värmlandsvisan(ヴェルムランドの歌)(traditional)
 Allt under himmelens fäste(すべて天空のもとに)(traditional)
 Der Mond ist aufgegangen(月が昇った)(traditional)
 Nu sjunker bullret(さあ、騒ぎがおさまり)(traditional)
 Din klara sol går åter opp(君の明るい太陽がまた昇る)(traditional)
 Som stjärnor små(小さな星のように)(traditional)
 Den blomstertid nu kommer(花咲く季節がやってきた)(traditional)
 Jag lyfter ögat mot himmeln(目を上げ天を仰ぐ)(traditional)
 Sov på min arm(わたしの腕で眠れ)(Evert Taube)
  ニルス・ランドグレーン(トロンボーン)

 
編曲 ニルス・ランドグレーン(traditional)
録音 2021年2月4日、2月29日、4月5日 インゲルストルプ教会(インゲルストルプ、カルマル、スウェーデン)
制作・録音 ニルス・ランドグレーン
編集・ミクシング ・マスタリング クラウス・ショイアマン
 
スウェーデンのトロンボーン奏者、ニルス・ランドグレーン Nils Landgren の初めての「ソロ」アルバム。キャット・スティーヴンズがアルバム『Teaser and the Firecat』で歌い、広く知られるようになったゲール語の民謡《Morning Has Broken(雨にぬれた朝)》、イーデン・アーベズの《Nature Boy》とデューク・エリントンの《In a Sentimental Mood》《Solitude》のスタンダード・ナンバー、「ああ、美しいヴェルムランドよ」と歌われる《Värmlandsvisan(ヴェルムランドの歌)》やノルウェーのスヴェンセンが《2つのスウェーデン民謡》の一曲に使った《Allt under himmelens fäste(すべて天空のもとに)》などの民謡、スウェーデンの人たちから今も愛されているシンガーソングライターのエヴェルト・トーブが作った子守歌《Sov på min arm(わたしの腕で眠れ)》。ランドグレーンが彼の最愛の妻のため、2021年2月、COVID-19 のロックダウンの中、インゲルストルプの教会で録音して作ったアルバムです。
 
価格 2,585円(税込価格)(本体価格 2,350円)

『Into the Night』
ACT Music ACT 9932-2  jazz

 
『Into the Night』
 Glädjens Blomster(喜びの花)(traditional)
 Asta(Lars Danielsson) Préambule(Emile Parisien)
 I Do(Jan Lundgren) Schubertauster(Vincent Peirani)
 A Dog Named Jazze(Jan Lundgren) Into the Night(Jan Lundgren)
 Ystad(Lars Danielsson)
  ヤン・ルンドグレーン(ピアノ)
  エミール・パリジャン(ソプラノ・サクソフォーン)
  ラーシュ・ダニエルソン(ベース)
 
録音 2020年8月1日 ユースタード劇場(ユースタード、スウェーデン)(ライヴ録音)
制作 ヤン・ルンドグレーン、ラーシュ・ダニエルソン
ミクシング ブー・サヴィーク、ヤン・ルンドグレーン、ラーシュ・ダニエルソン

 
スウェーデン南部スコーネ地方、中世の面影をとどめる街ユースタードでは、毎年、7月の終わりから8月の初めにかけて「ユースタード・スウェーデン・ジャズ・フェスティヴァル(YSJF)」が開催されます。2010年、最初の YSJF が行われ、スウェーデンとヨーロッパの伝説的プレーヤーと将来を期待される若手ミュージシャンに加え、クインシー・ジョーンズ、ジョン・スコフィールド、ダイアン・リーヴズ、チャールズ・ロイド、アル・ディ・メオラ、マンハッタン・トランスファー、ヒュー・マセケラといった国際的なスターが招待されました。2020年のフェスティヴァルも計画どおり開催されたものの、COVID-19 の影響下、一部のコンサートは予定されたアーティストの代役を立てて行われました。このフェスティヴァルの芸術監督を務めたピアニストのヤン・ルンドグレーン(ラングレン) Jan Lundgren がラーシュ・ダニエルソン Lars Danielsson と組んだトリオのコンサートも、ドイツのドラマー、ヴォルフガング・ハフナーが参加できなくなったため、フランスのサックス奏者、エミール・パリジャン Emile Parisien が代役を務めました。合唱のために編曲されスウェーデン各地の合唱団がレパートリーにしている民謡《Glädjens Blomster(喜びの花)》から始まるプログラム。ダニエルソン、パリジャン、ルンドグレーンのオリジナル曲、そして、パリジャンがヴァンサン・ペイラーニとのデュオ・アルバム『Belle Époque』(ACT 9625-2)でも演奏《Schubertauster》。メロディの美しいナンバーを一編の物語のように組んで演奏したコンサートのライヴ録音です。
 
価格 2,585円(税込価格)(本体価格 2,350円)

『Determination』
Prophone PCD 261 jazz

 
『Determination』
 Crecendo(Kathrine Windfeld) Safe and Sorrow(Kathrine Windfeld)
 Weaver(Kathrine Windfeld) Determination(Kathrine Windfeld)
 We Will Depart(Kathrine Windfeld) Block(Kathrine Windfeld)
 Bloom(Kathrine Windfeld)
  ブーヒュースレーン・ビッグバンド
   マッティン・ビューレク・スヴァンストレム
   (アルト・サクソフォーン・ソロ)
   カール=マッティン・アルムクヴィスト
   (テナー・サクソフォーン・ソロ)
   カトリーネ・ヴィンフェルト(ピアノ・ソロ)
   サミュエル・オールソン(トランペット・ソロ)
   ミケール・カールソン(テナー・サクソフォーン・ソロ)
   クリステル・オーロフソン(トロンボーン・ソロ)
   ニクラス・リュード(トロンボーン・ソロ)
   アルベルト・ピントン(バスクラリネット・ソロ)
 
録音 2020年9月

 
 
カトリーネ・ヴィンフェルト Kathrine Windfeld は、1984年、デンマークのスヴェンボー生まれ。ピアニスト、作曲家、編曲者としてスカンディナヴィアのジャズ・シーンに新鮮な風を吹かせるひとりとみなされています。2011年に「カトリーネ・ヴィンフェルト・セクステット」を結成。2012年には「カトリーネ・ヴィンフェルト・ビッグバンド(KWBB)」を創設、2014年にデンマークのドラマーのモーテン・ロンとスウェーデンのトランペッターのアンデシュ・ベリクランツをフィーチャーしてデビュー・アルバム『Aircraft』を録音しました。このアルバムは、2015年10月にリリースされ、KWBB はデンマーク音楽賞の「年間最優秀新人ジャズ・アーティスト」を受賞。アルバムは「年安最優秀アルバム」、ヴェインフェルトは「年間最優秀作曲者」にノミネートされました。
 
ヴィンフェルトとスウェーデンのジャズグループ「ブーヒュースレーン・ビッグバンド Bohuslän Big Band(BBB)」とのつながりは2019年に生まれました。彼女は、翌年、「ヴァラ・コンサートホール・コンポーザー・イン・レジデンス」に選ばれ、9月にツアーを行い、Prophone Records のためのアルバムを録音しました。このアルバムの曲はすべて、彼女が BBB の高い演奏水準、強い志、創造性を念頭に置いて作曲した作品です。「2020年のコンテンポラリー・ビッグバンド」に対する彼女の見方を反映したという7曲は、それぞれ異なる性格をもち、プレーヤーたちの個性と特質を際立たせながら「BBB サウンド」という統一感をもたせて書かれています。
 
価格 2,585円(税込価格)(本体価格 2,350円)

『The Show Must Go On』
Prophone PCD 273 jazz 

 
『The Show Must Go On』
 The Party’s Over(Jule Styne/Adolph Green/Betty Comden)
 Too Late Now(Burton Lane/Alan Jay Lerner)
 Whatever Lola Wants(Jerry Ross/Richard Adler)
 The Late Late Show(Roy Alfred/Murray Berlin)
 I Only Have Eyes for You(Harry Warren/Al Dubin)
 A Flower Is a Lovesome Thing(Billy Strayhorn)
 After Hours(Avery Parrish/Robert Bruce/Buddy Feyne)
 I Must Have That Man(Jimmy McHugh/Dorothy Fields)
 The Show Must Go On(Al Frisch/Roy Alfred/
 Don’t Rain on My Parade(Jule Styne/Bob Merrill)
  ヨハンナ・ペッテション(ヴォーカル)
  ペーテル・アスプルンド(トランペット)
  フィリップ・エーケストゥッベ(ピアノ)
  トマス・ショーデル(ベース)
  アダム・ロス(ドラム)
 
録音 2021年4月14日–15日 キングサイド・スタジオ(Kingside Studio)(ストックホルム、スウェーデン)
録音 オトー・ヴェルトン、リンダ・オスト

 
ヨハンナ・ペッテション Johanna Pettersson は、1991年、スウェーデンのティーブル生まれ。2008年、セシリア・カリンたちと女性4人のエスノポップ・グループ「Timoteij」を創設し、2014年に次のキャリアをめざしてグループを離れるまでヴォーカルとヴァイオリンを担当しました。「一度始めたことは、やめるわけにはいかない」。クイーンのヒット曲をタイトルに採ったソロ・アルバム『The Show Must Go On』では、「人生の一年」に彼女が感じたこと、感銘をうけたことをうまく表現した歌を10曲歌っています。
 
アルバムの準備を始めたのは2021年1月の寒い日。アマンダ・ギンスブーリの『ささいなことが大きなことに(I det lilla händer det mesta)』(Ladybird 79556855)のピアニスト、フィリップ・エーケストゥッベ Filip Ekestubbe と一緒にプログラムの構成にとりかかり、かつて作曲を学ぶために研究した『アメリカン・ソングブック』の歌を中心に、「女」の色とりどりの姿を映す歌を選んでいきました。ジュディ・ホリデイが最初に歌い、ナット・キング・コールたちがカバーした《The Party’s Over》。バートン・レインがジュディ・ガーランドを念頭において作曲したとされ、映画『Royal Wedding』(邦題『恋愛準決勝戦』)ではジェーン・パウエルによって歌われた《Too Late Now》。ミュージカル『くたばれ!ヤンキース』で魔女ローラの歌う誘惑の歌《Whatever Lola Wants》。バーブラ・ストライサンド主演のミュージカル『Funny Girl』の《Don’t Rain on My Parade》。ビリー・ホリデイが歌った《I Must Have That Man》。
 
録音セッションは、4月の14日と15日、ストックホルムのスタジオで行われました。エーケストゥッベのピアノ、クリスチャン・ヨルミン・トリオ(『See the Unseen』LOS 259-2)のアダム・ロス Adam Ross のドラム、ストックホルム王立音楽大学で学んだトマス・ショーデル Thomas Sjödell のベース、そして、『As Knights Concur』(PCD 083)『All my Septembers』(PDC 205)などのアルバムを作ったペーテル・アスプルンド Peter Asplund のトランペット。ヨハンナが深く尊敬する、才能あるミュージッシャンたちと共演したことは、人生最大のもっともやりがいのある音楽体験だった、と彼女は語っています。
 
価格 2,585円(税込価格)(本体価格 2,350円)

『Jazz in Latvia 2021(ジャズ・イン・ラトビア 2021)』
Skani SKANI 121 2CD’s jazz 

 
『Jazz in Latvia 2021(ジャズ・イン・ラトビア 2021)』
[Disc 1]
 Madka
  リューダス・モツクーナス(サクソフォーン)
  アルヴィダス・カズラウスカス(サクソフォーン)
 A Girl at the Table
  クリスタプス・ヴァナヅィンシュ・トリオ
 Bhad Legacy
  B.H.A.D. Company
 Mantra
  イエヴァ・ケレーヴィツァ(ヴォーカル)
 кроме музыки(except the music)
  klausies
 Aizas malā(On the Side of the Gorge)
  ライモンズ・パウルス・トリオ
 Dāvāja Māriņa(Māriņa’s Gift)
  イェルガヴァス・ビッグバンド
 zaļš(Green)
  アンドリス・ブイチス(ドラム)
 Fast Food
  ミエリス・ヅェヌシュカ(ヴィブラフォーン、キーボード)
[Disc 2]
 Midsummer
  ドリーム・テラー(Dream Teller)
 Asns(Rise)
  リエパーヤ・ミュージック・オーケストラ
 Renjo’e
  天火(Ten Ka)
 Noktirns(Nocturne)
  イネセ・ベールズィニャ(ヴォーカル) マリカ・シャリポ(ピアノ)
 Viss no jauna(All Over Again)
  ラトビア放送ビッグバンド The Sound Poets(サウンド・ポエット)
 Sniegi, vēji putināja(Snowfall)
  イエヴァ・ケレーヴィツァ(ヴォーカル)
 Oki, Nalej, Leiteņ(Rain, Don’t Rain)
  リプスキス・ユスツ・アルビダーンス・トリオ
   ユルギス・リプスキス(ドラム) ラルフス・アルビダーンス(ベース)
   クリスチャン・ユスツ(ギター)
 Renegade
  Very Cool People(ヴェリー・クール・ピープル)
 Desert Breath
  ヤーニス・ルニュギス(キーボード)

 
Skani レーベルを主宰するラトビア音楽情報センター(LMIC)が、ラトビアのジャズ・レーベルのアルバムから選んだナンバーにより、ラトビア・ジャズの最新のトレンドを紹介するコンピレーション・アルバム。
 
価格 3,740円(税込価格)(本体価格 3,400円)
 

『I Must Be the Devil』
Sono Luminus SLE 70021 pop/rock

 
『I Must Be the Devil』
クリスティーン・アンナ(1982–)
 The Oceanwave Rocks My Kneeshells Forever Love Hearty Matters
 Star, Child Clay and Vapour Like the Others Place of You Girl In Poem
  クリスティーン・アンナ(ヴォーカル、他)
 
制作 キャルタン・スヴェインソン

 
アイスランドのヴォーカリスト、クリスティーン・アンナ(クリスティーン・アンナ・ヴァルティースドウッティル) Kristín Amma (Kristín Amma Valtýsdóttir) (1982–)のソロ・アルバム。クリスティーン・アンナは、ヴォーカルとクラシカル音楽のマルチインストルメンタリストとしての教育を受け、1998年から2006年まで実験的音楽グループ「múm(ムーム)」のリードヴォーカルを担当。バルカン・フォークとポストロックのバンド「Stórsveit Nix Noltes(ストウルスヴェイト・ニックス・ノルテス)」のアコーディオン奏者を務め、アメリカの実験的ポップ・バンド「Animal Collective(アニマル・コレクティヴ)」の共同創設者、前の夫君デイヴィッド・ポートナーと「Avey Tare & Kría Brekkan(エイヴィ・テア&クリーア・ブレッカン)」を結成して活動しました。『I Must Be the Devil(悪魔はわたしだ)』は、初期のケイト・ブッシュやジョアンナ・ニューサムによく似ているという、空間の広がりを感じさせる「オーケストラル・フォーク」。ポストロック・バンド「Sigur Rós(シーグル・ロウス)」のキーボード奏者だったキャルタン・スヴェインソン Kjartan Sveinsson(1978–)が制作を担当しました。
 
価格 2,585円(税込価格)(本体価格 2,350円)

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