April 2022

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『起源(Origin)』
audite AU 97798 contemporary/classical

 
『起源(Origin)』
トマス・ブローメンカンプ(1955–)
 木管五重奏のための7つのリズミック・デザート
 (Sept desserts rythmiques für Bläserquintett)(2006)
マンフレート・トロヤーン(1949–)
 ソナタ第3番(Sonata III)(1991/95)(木管五重奏のための)
マクシミリアン・グート(1992–)
 NGOMA(ンゴマ)(2020)(木管五重奏のための)
ジェルジュ・リゲティ(1923–2006)
 6つのバガテル(6 Bagatellen)(1953)(木管五重奏のための)
  アルンドス木管五重奏団
   アンナ・シャハ(フルート) 志茂嘉彦(オーボエ)
   クリスティーネ・シュテムラー(クラリネット)
   リサ・ロジャース(ホルン) メアレ有香(ファゴット)
 
録音 2021年7月12日–15日 インマヌエル教会(ヴッパタール、ドイツ)
制作・編集 マルティン・ルスト
エグゼクティヴ・プロデューサー ルドガー・ベッケンホーフ(audite)

 
ドイツのノルトラインヴェストファーレン州を本拠に活動する木管五重奏団「アルンドス木管五重奏団 ARUNDOSquintett」は、2013年、ケルン音楽大学とライン・ドイツオペラで学んだ音楽家たちによって結成されました。フルートのアンナ・シャハ Anna Saha、オーボエの志茂嘉彦 Yoshihiko Shimo、クラリネットのクリスティーネ・シュテムラー Christine Stemmler、ホルンのリサ・ロジャース Lisa Rogers、ファゴットのメアレ有香 Yuka Maehrle。彼らは、2014年のアントン・ガルシア・アブリル、2015年のカスティーリヤ・イ・レオンとカール・ニルセンをはじめとする国際室内楽コンペティションで入賞。「ウィットに満ちた表現能力、個々の完璧な演奏能力、そして官能的なプレゼンテーションが大きな一枚板となり、心に強く語りかけてくる」(「ヴェストドイチェ・アルゲマイネ・ツァイトゥング」)といった高い評価を得てきました。
 
アルンドス木管五重奏団のデビュー・アルバムには「起源」「原点」「発端」など多角的な意味をこめて『起源(Origin)』のタイトルがつけられました。ドイツの3人の作曲家とリゲティの作品によるプログラム。クレーフェルト・メンヒェングラートバッハ劇場50周年記念に委嘱された、ドストエフスキーの小説による歌劇《白痴》で注目されたトマス・ブローメンカンプ Thomas Blomenkamp(1955–)の《7つのリズミック・デザート》と、リゲティにも作曲を学んだマンフレート・トロヤーン Manfred Trojahn(1949–)の《ソナタ第3番》は、「フランス・モダニズム」の精神を反映。ハンス・アイスラー音楽大学で作曲、現在アーヘンで神学と国際開発学を学んでいるマクシミリアン・グート Maximilian Guth(1992–)の《NGOMA》はアフリカのトランス音楽、リゲティ György Ligeti(1923–2006)の初期の《6つのバガテル》はバルカンの民俗音楽の影響をうかがわせる作品です。
 
価格 2,750円(税込価格)(本体価格 2,500円)
 

『ヴィルムス ピアノ協奏曲集 第1集』
BIS SACD 2504 SACD hybrid (5.0 surround/stereo) classical

 
ヨハン・ヴィルヘルム・ヴィルムス(1772–1847)
 協奏曲 ホ長調 Op.3(ピアノまたはチェンバロと管弦楽のための)
 協奏曲 ハ長調 Op.12(ピアノと管弦楽のための)
 協奏曲 ニ長調 Op.26(ピアノと管弦楽のための)
  ロナルド・ブラウティハム(フォルテピアノ)
  ケルン・アカデミー
  マイケル・アレクサンダー・ウィレンズ(指揮)
 
録音 2021年4月、5月(ホ長調、ニ長調)、2021年8月(ハ長調) インマヌエル教会(ヴッパータール、ドイツ)
制作 インゴー・ペトリ

 
ベートーヴェンと同時代の作曲家ヨハン・ヴィルヘルム・ヴィルムスの生誕250年と没後175年を記念、ロナルド・ブラウティハムとケルン・アカデミーによる、ヴィルムスの「ピアノ協奏曲」がリリースされます。
 
ヨハン・ヴィルヘルム・ヴィルムス Johann Wilhelm Wilms は、1772年、ドイツのライン川中流部右岸のベルギッシェスラント地方、ノルトラインヴェストファーレン州のゾーリンゲンに近い小さな町ヴィツヘルデンに生まれました。父と兄からピアノと作曲の手ほどきを受け、独学でフルートを学びました。1791年、オランダのアムステルダムに移り、ふたつのオーケストラのフルート奏者、ピアニスト、オルガニスト、作曲コンペティションの審査員、新聞のライターなど、幅広く活動しました。フランス革命の影響を受けた時代にはいくつもの愛国的な歌を作り、ナポレオンの没落後、オレンジ家が復権すると、新しい国歌のコンペティションで優勝。彼が作曲した《Wien Neêrlands Bloed》は、1815年から1932年までオランダ国歌として歌われました。
 
ヴィルムスは、交響曲、室内楽曲、協奏曲、演奏会序曲、ピアノやフルートのソナタといったジャンルを主に手がけ、古典からロマンティシズムへさしかかる時代を反映した、穏やかで心地よい作品を残しました。ピアノ協奏曲は、少なくとも5曲が完成されたと言われます。ブラウティハムは、現存する楽譜をウィレンズの助言を入れながら再構築。ヴィルムスの音楽を最良の姿で再現する努力を払いました。
 
価格 2,915円(税込価格)(本体価格 2,650円)

『フランスのトランペット協奏曲』 Selection
BIS SACD 2523 SACD hybrid (5.0 surround/stereo) classical

 
アンリ・トマジ(1901–1971)
 トランペット協奏曲(Concerto pour trompette et orchestre)(1944)
 (フランク・ヴィラールのオーケストレーションによる
  オリジナル・エンディング付き)
アンドレ・ジョリヴェ(1905–1974)
 トランペット、弦楽オーケストラとピアノのための小協奏曲
 (Concertino pour trompette, orchestre à cordes et piano)(1948)*
フロラン・シュミット(1870–1958)
 トランペットと管弦楽のための組曲
 (Suite pour trompette et orchestre) Op.133(1955)
ベッツィ・ジョラス(1926–)(カデンツァ:ホーカン・ハーデンベルガー)
 11の歌曲(Onze Lieder)(1977)
アンドレ・ジョリヴェ(1905–1974)
 トランペット協奏曲第2番(Deuxième Concerto pour trompette)(1954)
  ホーカン・ハーデンベリエル(トランペット)
  ロイヤル・ストックホルム・フィルハーモニック管弦楽団
  ファビアン・ガベル(指揮)
  ヨアキム・スヴェンヘーデン(コンサートマスター)
  ローランド・ペンティネン(ピアノ)*
  
録音 2021年8月23日27日 ストックホルム・コンサートホール(スウェーデン)
制作 マリオン・シュヴェーベル
録音 マルティン・ナゴルニ、ホーカン・エークマン

 
スウェーデンのトランペット奏者、ホーカン・ハーデンベリエル(ハーデンベルガー) Håkan Hardenberger(1962–)の『ブランデンブルク・プロジェクト』(BIS SA 2199)と、ベッツィ・ジョラス、サリー・ビーミッシュ、オルガ・ノイヴィルトが彼のために作曲した曲による『物語(Stories)』(BIS SA 2293)につづく新作。19世紀の後期から金管楽器とりわけトランペットの演奏が音楽的にも技術的にも大きく発展したフランスの協奏的作品のアルバムです。ロイヤル・ストックホルム・フィルハーモニックの共演。トランペット・プレーヤーでもあるフランスのファビアン・ガベル Fabien Gabel(1975–)が指揮を担当しました。
 
アンリ・トマジ Henri Tomasi(1901–1971)の《トランペット協奏曲》は、〈アレグロとカデンツァ(Allegro et Cadence)〉〈夜想曲(Nocturne)〉〈終曲(Finale)〉という3楽章の古典的協奏曲の枠組みで「バッハから現代まで、ジャズを含み、トランペットの表現と技術のあらゆる可能性を統合することを試みた」(アンリ・トマジ)という作品です。コンサートや録音で取り上げられることの多いこの協奏曲には「オリジナル」のエンディングがあったとされ、今回、その欠落を復元した終結部による商用録音が初めて行われました。欠落部分は60小節ほど。ハーデンベリエル、ガベル、作曲者の子息のクロード・トマジが共同で復元に取り掛かり、アンリ・トマジのスペシャリスト、フランク・ヴィラール Franck Villard(1966–)が、ピアノ・リダクションだけ現存する部分のオーケストレーションを含み、完成させました。
 
アンドレ・ジョリヴェ André Jolivet(1905–1974)の《トランペット、弦楽オーケストラとピアノのための小協奏曲》(トランペット協奏曲第1番)は、「急-緩-急」に分かれた1楽章で「主題と5つの変奏」を展開させた、ネオクラシシズムとモダニズムを結合させたスタイルの作品。《トランペット協奏曲第2番》は〈メストーコンチタート(Mesto - Concitato)〉〈グラーヴェ(Grave)〉〈ジョコーゾ(Giocoso)〉の3楽章で書かれた、ジャズの気分と打楽器群の色彩が特徴的な作品です。
 
フロラン・シュミット Florent Schmitt(1870–1958)の《トランペットと管弦楽のための組曲》は、1954年に作曲され、モーリス・アンドレが初演。シュミットの代表作のひとつ《ディオニソスの祭り》に通じる、色彩のパレットとリズムの力がいっぱいに使われた、〈Gâiment(陽気に)〉〈Lent sans excès(過度にならず遅く〉〈Vif(生気にみちて)〉の3つの部分に分かれます。
 
ベッツィ・ジョラス Betsy Jolas(1926–)の《11の歌曲》は、彼女の作品の根底に流れる「音楽の声楽的性質」を思わせる曲名がつけられ、「歌曲(Lied)」という言葉からミュージシャンが連想するさまざまなことを反映させながら演奏するよう作られています。ハーデンベリエルとファビアン・ガベルが教わったジャック・ティボーが1977年に初演した作品です。
 
価格 2,915円(税込価格)(本体価格 2,650円)

『黄昏(Crepuscolo)』
BIS SACD 2632 SACD hybrid (5.0 surround/stereo) classical

 
オットリーノ・レスピーギ(1879–1936) 歌曲集
 森の神々(Deità Silvane) P 107(1917)
  牧神(I fauni) 庭園の音楽(Musica in horto) エグレ(Egle)
  水(Acqua) 黄昏(Crepuscolo)
 深い海の底で(In alto mare) P 89 no.1(1909)(《6つのメロディ》から)
 対照(Contrasto) P 66(1906)
 最後の陶酔(L’ultima ebbrezza) P 8(1896)
 あきらめ(Abbandono) P 89 no.1(1909)(《6つのメロディ》から)
 ストロネッロを歌う女(Stornellatrice) P 69(1906)
 5つの古風な歌(Cinque canti all’antica) P 71(1906)
  時々耳にする愛の思い出(L’udir talvolta)
  だが、どのように私に我慢できようか(Ma come potrei)
  バラード(Ballata)
  真っ赤な美しい唇(Bella porta di rubini)
  カンツォーネ(コミックオペラ《エンツォ王》から)
  (Canzone, nell’opera comica Re Enzo)
 短いお話(Storia breve) P 52(1904)
 庭で(Nel giardino) P 97 no.6(《6つの歌 第2集》から)
 雨(Pioggia) P 90 no.6(1909)(《6つの歌 第1集》から)
 涙(Lagrime) P 9(1896)
 4つのスコットランドの歌(Quattro arie scozzesi/Four Scottish Songs) P 143(1924)
  牛たちが帰ってくるとき(When the Key Come Hame)
  エジンバラの町から1マイルのところで(Within a Mile of Edinburgh Town)
  私の心はハイランドにある(My Heart’s in the Hghlands)
  ダンディーのバグパイプ吹き(The Piper of Dundee)
 三日月よ(O falce de luna calante) P 90 no.1(1909)
 (《6つの歌 第1集》から)
 夜想曲(Notturno) P 11(1896)
 霧(Nebbie) P 64(1906)
  ティモシー・ファロン(テノール)
  アミエル・ブシャケヴィッチ(ピアノ)
 
録音 2021年7月6日9日 バイエルン放送第2スタジオ(ミュンヘン、ドイツ)
制作 マリー=ヨーセフィン・メルヒオール
録音 ミヒャエル・クログマン

 
アメリカのテノール歌手ティモシー・ファロン Timothy Fallon は、イェルサレム生まれのピアニスト、アミエル・ブシャケヴィッチ Ammiel Bushakevitz と一緒に「ウィグモアホール」とコーン財団の主宰する2013年の「国際歌曲コンペティション」に参加、第1位に選ばれました。ファロンは、マリリン・ホーンをはじめとする歌手に学び、プリンストンのウェストミンスター・クワイアー・カレッジとニューヨークのジュリアード音楽院を卒業。コンサートとオペラに出演、2022/23年のシーズンからリリック・テナーとしてウィーン・フォルクスオーパーの舞台に立ちます。《ペトラルカの3つのソネット》と《シラーのウィリアム・テルの3つの歌》を歌った『リストの15の歌』(BIS SA 2272)につづくアルバムではレスピーギの歌曲を取り上げました。
 
『ローマ三部作』がもっとも有名なイタリアの作曲家オットリーノ・レスピーギ Ottorino Respighi(1879–1936)は、「古い様式(stile antico)」と「ルネサンス」を深く愛し、16世紀と17世紀のリュート音楽に基づいて作曲した管弦楽組曲《古風な舞曲とアリア》によってネオ=ルネサンス・スタイルの頂点を極めたと言われます。彼はグレゴリオ聖歌にも情熱を注ぎ、こうした要素を反映させた、美しい歌曲を数多く残しました。テクストに使われたのは、アントニオ・ルビーノ Antonio Rubino(1880–1964)、エンリコ・パンツァッキ Enrico Panzacchi(1840–1904)、カルロ・ザンガリーニ Carlo Zangarini(1873–1943)、アダ・ネグリ Ada Negri(1870–1945)、アニー・ヴィヴァンティ Annie Vivanti(1866–1942)、象徴主義のガブリエーレ・ダヌンツィオ Gabriele D’Annunzio(1863–1938)たちの詩。ルネサンス期のジョヴァンニ・ボッカッチョ Giovanni Boccaccio(1313–1375)、アンドレア・ファルコニエーリ Andrea Falconieri(1585/86–1656)、サルデーニャ王エンツォ Enzo of Sardinia(1218–1272)の詩による《5つの古風な歌》と、ロバート・バーンズ Robert Burns(1759–1796)たちの《4つのスコットランドの歌》もこのアルバムで歌われています。
 
価格 2,915円(税込価格)(本体価格 2,650円)

『オレク・マルシェフ+ブラームス』
Danacord DACOCD 900 classical

 
ヨハネス・ブラームス(1833–1897)
 ピアノソナタ第2番 嬰ヘ短調 Op.2(1852)
 スケルツォ(Scherzo) 変ホ短調 Op.4(1851)
 ピアノソナタ第3番 ヘ短調 Op.5(1853)
  オレク・マルシェフ(ピアノ)
 
録音 2021年7月 Cultural institute(ミラノ、イタリア)
制作 タチアナ・アレクセーエワ
録音 クラウス・ビューリト
編集 モーテン・モーウンセン

 
オレク・マルシェフ Oleg Marshev は、《ピアノソナタ第1番 ハ長調》《ロベルト・シューマンの主題による変奏曲》《4つのバラード》のプログラムによる最初のブラームス・アルバム(DACOCD 643)を2005年にリリースしていました。プロコフィエフ、ザウアー、リヒャルト・シュトラウスの作品を録音してきたマルシェフの演奏は、当時の「Gramophone」誌から「才能あるピアニストがブラームスの初期作品を信頼できる解釈で響かせた」と評されました。
 
ブラームス初期の作品のアルバム第2作。《ピアノソナタ第2番 嬰ヘ短調》は、「第1番」として出版された「ソナタ」より早く、1852年にハンブルクで作曲され、翌年、出版されました。ソナタ=アレグロ形式の第1楽章、ミンネザング「Mir ist leide(私はつらい)」を主題にした変奏曲の第2楽章「アンダンテ・コン・エスプレッショーネ」、〈スケルツォ〉〈終曲〉の4楽章。19才のブラームスがベートーヴェンをはじめとする過去の作曲家たちの作品を参考にしながら試行錯誤した跡のうかがえることが指摘されています。
 
《スケルツォ》は、1851年、ブラームスが18才の時に作曲されました。ベートーヴェンとシューマンの姿も現れる瞬間のある、荒々しい性格とチャーミングな性格を併せ持った作品です。
 
《ピアノソナタ第3番 ヘ短調》は、《第1番》と同じ1853年に作曲されました。〈アレグロ・マエストーゾ〉〈アンダンテ〉〈スケルツォ〉〈間奏曲(インテルメッツォ)〉〈終曲〉の5楽章で構成。古典の形式を厳格に守りながらロマンティシズムの精神を自由に羽ばたかせた音楽は、ブラームスの確かな手腕を示した作品として評価されています。ワルツやレントラーを想わせるとも言われる〈スケルツォ〉の楽章など、20才の作曲家の瑞々しい感性にあふれた作品。「作曲家と音楽に奉仕すること」を信条とするマルシェフが、若いブラームスの音楽の姿を過たずに伝えるアルバムです。
 
価格 2,695円(税込価格)(本体価格 2,450円)

『パルムグレン ソロ・ピアノ作品全集 第4集』
Grand Piano GP 907 classical

 
セリム・パルムグレン(1878–1951)
 春の小川のざわめき(Vårbäckarnas brus) SP343(1921 or before)
 愛のワルツ(Valse d’amour) SP325(ピアノのための)(1920 or before)
 3つの情景の夜想曲(Une noctures en trois scenes pour piano) Op.72(1921)
  星がまたたく(Les étoiles scintillen) 夜の歌(Chanson de nuit)
  曙(L’aube)
 3つの幻想曲(Tre fantasier) Op.82(1924)
  夏の幻想曲(En sommarfantasi) 秋の夢(En höstdröm)
  記憶(Ett minne)
 トリプティク(Triptyk) Op.81(1923)
  春の夢(En dröm om vår ラプソディ(Rapsodi)
  傷心の子守歌(Vaggsång för sårade hjärtan)
 新しいピアノ・スケッチ(Uusia klaveeriskitscejä) Op.87(1927–28)
  前奏曲 ホ長調(Prelusium, Epduuri) ユモレスク(Humoreski)
  夏の歌(Kesäinen laulu) スタッカート・エチュード(Staccato)
  うねり(Maininki) エピローグ(Epiloogi)
 小さなロマンス(Pieni romanssi) SP219(1936 or before)
 お祝い(Juhlatilaisuus) SP118(1936 or before)
 深刻な出来事(Vakava välikohtaus)(1936 or before)
 憧れのワルツとその他のピアノの小品
 (En längtansvals och andra klaverstycken) Op.49(1915 or before)
  フィンランドの歌(Finsk visa) スケルツィーノ(Scherzino)
  カンティレーナ(Cantilena)
  憧れのワルツ(En längtansvals) 
 紡ぎ歌(Spinning song) Op.76 no.1(1921–22)
 エチュード(Etude) 変イ長調 Op.76 no.2(1921–22)
 子守歌(Lullaby) Op.76 no.3(1921–22)
 エチュード(Etude) イ短調 Op.76 no4(1921–22)
 矛盾(Contradictions) Op.76 no.5(1921–22)
 風車(かざぐるま)(The Pinwheel) Op.76 no.6(1921–22)
   ヨウニ・ソメロ(ピアノ)
 
録音 2021年6月7日–8日 クーサーホール(クーサンコスキ、フィンランド)

 
セリム・パルムグレン Selem Palmgren のロマンティシズムに深く根差したピアノ作品のシリーズ。もっとも人気のある作品のひとつに挙げられる《3つの情景の夜想曲》をのぞき、あまり知られていない、世界初録音の曲によるプログラム。
 
価格 2,475円(税込価格)(本体価格 2,250円)

『パルムグレン ソロ・ピアノ作品全集 第5集』
Grand Piano GP 908 classical

 

セリム・パルムグレン(1878–1951)
 エキゾティックな行進曲(Exotisk Marsch) Op.46(1915 or before)
 後奏曲(1921 or before)
 光と影(Ljus och skugga) Op.51(1917–19?)
  祖国の賛歌(Faterlandshymn)
  フィンランドのバラード(Finsk ballade) 黄昏(Skymning)
  セレナータ(Serenata) エレジー(Elegi)
  ワルツ・カプリース(Valse caprice)
 3つの小品(Trois Morceaux) Op.57(1916)
  憂鬱な前奏曲(Prélude mélancolique) 雪片(粉雪)(Snöflingor)
  かわいいメヌエット(Menuet mignon)
 即興曲とスケルツォ(Impromptu och Scherzo) Op.10(1901)
  即興曲(Impromptu) スケルツォ(Scherzo)
 6つの小品(Six Morceaux) Op.67(1919–20?)
  前奏曲(Prelude) 回想(Ricordanza)
  船乗りのワルツ(En sjömansvals)
  ユーモラスな習作(Humoristisk studie)
  即興曲(Improvisation) ラグーンで(På lagunen)
 ソナチネ ヘ長調 Op.93(1934–35)
 春(Vår) Op.47(1915?)
  夕べの声(Aftonröster)
  みなしごの子守歌(Hittebarnets vaggsång)
  円舞曲を踊りながら(I valsens virvel)
  行進曲風の間奏曲(Intermezzo marziale)
  ロココ(Rooco)
  フィンランド・スタイルの小カプリッチョ(Capriccietto i finsk stil)
   ヨウニ・ソメロ(ピアノ) [Piano: Steinway & Sons Model D]
 
録音 2021年6月8日–9日 クーサーホール(クーサンコスキ、フィンランド)

 
価格 2,475円(税込価格)(本体価格 2,250円)

『ラヴェル ピアノ協奏曲と歌曲』
Harmonia Mundi HMM 902612 classical

 
モーリス・ラヴェル(1875–1937)
 ピアノ協奏曲 ト長調 M.83(1929–31)
 歌曲集《ドゥルシネア姫に思いを寄せるドン・キホーテ
 (Don Quichotte à Dulcinée)》 M.84(1933)*
 2つのヘブライの歌(Deux mélodies hébraïques) M.A22(1914)*
 亡き王女のためのパヴァーヌ(Pavane pour une infante défunte)
  M.19(1899)(ピアノのための)
 ステファヌ・マラルメの3つの詩
 (Trois poèmes de Stephane Mallarmé) M.64(1913)*
 左手のためのピアノ協奏曲 M.82(1929–30)
 聖女(Sainte) M.9(1896)*
  セドリック・ティベルギアン(ピアノ)
  ステファヌ・ドグー(バリトン)*
  レ・シエクル フランソワ=グザヴィエ・ロト(指揮)
 
[楽器 Piano: Pleyer Grand Patron, 1892]
 
録音 2020年12月 ピエール・ブーレーズ大ホール(協奏曲)、2021年9月 フィラルモニ・ド・パリ(歌曲)、スタジオ(パヴァーヌ)

 
フランソワ=グザヴィエ・ロト François-Xavier Roth(1971–)と「レ・シエクル Les Siècles」の《ダフニスとクロエ》(HMM 905280)、《マ・メール・ロワ》《クープランの墓》(HMM 905281)、《ラ・ヴァルス》(HMM 905282)につづくラヴェル作品集。ピアニストのセドリック・ティベルギアン Cédric Tibeerghien と、ベルリオーズのアルバム(HMM 902634)で《夏の夜》を歌ったステファヌ・ドグー Stéfane Degout を迎え、2つのピアノ協奏曲と歌曲を演奏しています。
 
このアルバムにはロトらしい「こだわり」があります。ひとつは、1892年製の「プレイエル・グランパトロン」ピアノを使ったこと。もうひとつは《左手のためのピアノ協奏曲》の使用楽譜です。パウル・ヴィトゲンシュタインの委嘱で作曲されたこの作品は、1932年1月5日のウィーンでの初演の際、「能力的に無理のあった」ヴィトゲンシュタインが作曲者の許可を得ないまま意図的にスコアに手を加え、そのことがラヴェルの怒りを買ったと伝えられています。ロトは、いくつかの事情が重なり改変されたまま流通している楽譜を嫌い、リュシアン・ガルバンによる校正と訂正の資料と、1933年のパリ初演時の1分50秒ほどの映像を検証して「クリティカル・エディション」を作成、この演奏に臨みました。
 
《亡き王女のためのパヴァーヌ》はピアノ・ソロのオリジナル、ステファヌ・マラルメの詩に作曲した初期の《聖女》もオリジナルの声とピアノによる演奏。《ドゥルシネア姫に思いを寄せるドン・キホーテ》は、バリトンとピアノのオリジナルをラヴェル自身がオーケストレーションした版で演奏されます。
 
価格 2,970円(税込価格)(本体価格 2,700円)

『ミサ曲 ロ短調』
Harmonia Mundi HMM 902676 2CD's early music/classical

 
ヨハン・ゼバスティアン・バッハ(1685–1750)
 ミサ曲 ロ短調 BWV.232
  ロビン・ヨハンセン(ソプラノ)
  マリー=クロード・シャピュイ(メゾソプラノ)
  ヘレナ・ラスカー(アルト)
  セバスティアン・コールヘップ(テノール)
  クリスティアン・イムラー(バス・バリトン)
  RIAS 室内合唱団 ベルリン古楽アカデミー
  ルネ・ヤーコプス(指揮)
 
録音 2021年8月 ビュルゲルハウス(ノイエンハーゲン・バイ・ベルリン、ドイツ)

 
ルネ・ヤーコプスはベルリン古楽アカデミーとRIAS 室内合唱団を指揮して1992年にバッハの《ミサ曲 ロ短調》を録音していました。約30年ぶりの新録音は、2021年1月に亡くなった Harmonia Mundi のプロデューサー、エヴァ・クータツ氏と、レーベル創始者の故ベルナール・クータツ氏に捧げる作品として制作されました。独唱者、合唱、オーケストラとすべてが重要な役割を担う音楽。バッハの書いた音楽の美しさを最高度に表現するため、通奏低音にリュートを加えるなどいくつかの工夫が凝らされ、合唱は各パート5人から7人を基本に曲によって3人程度の編成で歌われます。
 
価格 4,400円(税込価格)(本体価格 4,000円)

『スターバト・マーテル』
Harmonia Mundi HMM 905340 early music/classical

 
ドメニコ・スカルラッティ(1685–1757)
 ソナタ ト長調 K.144(カンタービレ)(ハープ・ソロによる)
 スターバト・マーテル ハ短調(Stabat Mater)(c.1715)
 ソナタ ハ短調 K.90(ヴァイオリンと通奏低音による)
チャールズ・アヴィソン(1709–1770)
 合奏協奏曲第3番 二短調 - アレグロ(Allegro)
 (ドメニコ・スカルラッティによる)
ドメニコ・スカルラッティ(1685–1757)
 歌劇《影の愛とアウラの嫉妬(Amor d’un’Ombra e Gelosia d’un’aura)》
 -「少しずつそんな気がしてきた(Sento, che a poco, a poco)」(第1幕第3場)
 ソナタ 二短調 K.213(アンダンテ)
 シンフォニア(カンタービレ・アンダンテ)
 (カンタータ《ああ、私はどうしたのだろう
  (O qual meco Nice cangiata)》 から)
 歌劇《影の愛とアウラの嫉妬(Amor d’un’Ombra e Gelosia d’un’aura)》
 -「少しいただけますか - それなりのわけがあります
   (Dammi un poco - Ma di raggioneo)」(第2幕第5場・第3幕第2場)
 カンタータ『眠っていても私を愛する人が現れ、慰めてくれる
 (Pur nel sonno almen tal’ora)』
 歌劇《影の愛とアウラの嫉妬(Amor d’un’Ombra e Gelosia d’un’aura)》
 -「愛の神よ - 運命を決する弓の射手よ(Dio d’amor - Archer fatale)」(第3幕第3場)
   ル・カラヴァンセライユ
   ベルトラン・キュイエ(指揮、オルガン、チェンバロ)
   エマニュエル・ド・ネグリ(ソプラノ)
   ポール=アントワーヌ・ベノ=ディジャン(カウンターテナー)
   ベランジェール・サルダン(ハープ)
   リーラ・スケイフ(ヴァイオリン)
 
録音 2020年10月

 
キーボードのためのソナタでもっぱら知られるドメニコ・スカルラッティ Domenico Scarlatti は、楽譜や資料が散逸してしまったものの、教会音楽、オペラ、世俗カンタータといった作品を手がけ、それぞれのジャンルに足跡を残しました。ローマで作曲された《スターバト・マーテル》は、楽譜が現存する数少ない彼の宗教曲のひとつ。「Stabat Mater dolorosa(悲しみの母は立っていた)」と「Cujus animam gementem(呻き悲しみ)」から「Fac ut animæ(どうか魂に栄光の天国を)」と「Amen(アーメン)」まで、1節から5節で区切られた10の部分で構成。ナポリ楽派の影響を色濃く残した、ポリフォニックな旋律と「対位法のタペストリー」で彩られた作品です。カンタータ『眠っていても私を愛する人が現れ、慰めてくれる』は、彼がカストラート歌手のファリネッリから受け取ったとされるメタスタージオのテクストに作曲されました。この2つの作品に加え、ハープ・ソロで演奏される「カンタービレ」の《ソナタ ト長調》、ヴァイオリンと通奏低音による4楽章の《ソナタ ト長調》、チャールズ・アヴィソン Charles Avison がスカルラッティのソナタに基づいて書いた《合奏協奏曲第3番》の「アレグロ」の楽章、オペラ《影の愛とアウラの嫉妬》のアリアとデュエット、カンタータの「シンフォニア」などを配したプログラム。
 
ベルトラン・キュイエ Bertrand Cuiller(1978–)は、母ジョスリンにチェンバロの手ほどきを受け、ナントの音楽院でピエール・アンタイに学びました。17歳の時、パリ国立高等音楽院に入学、クリストフ・ルセのクラスに加わりました。キュイエはリヨンの国立音楽院のミシェル・ガルサン=マルーやパリ国立高等音楽院のアンドレ・カザレたちに学び、ホルン奏者としても活動。2015年にアンサンブル「ル・カラヴァンセライユ Le Caravansérail」を結成しました。
 
価格 2,860円(税込価格)(本体価格 2,600円)

『Vicinities』
Kairos 0015101KAI contemporary/classical

 
イェスペル・ヌーディン(1971–)
 Vicinities(2011)(ファゴットと管弦楽のための)
  フレードリク・エークダール(ファゴット)
  スウェーデン放送交響楽団 ダニエル・ハーディング(指揮)
 The View from Within(2016)(弦楽四重奏とエレクトロニクスのための)
  ディオティマ四重奏団
  マヌエル・ポレッティ(コンピュータミュージック・デザイン)
 Sculpting the Air: Gestural Exformation(2015)
 (室内アンサンブルとライヴ・エレクトロニクスのための)
  アンサンブル・アンテルコンタンポラン
  マヌエル・ポレッティ(コンピュータミュージック・デザイン)
  リン・リャオ(指揮、ライヴ・エレクトロニクス)
   
録音 2011年9月9日 ベールヴァルドホール(ストックホルム、スウェーデン)(Vicinities)(初演ライヴ)、2016年10月4日 テアトル・ド・オートピエール(ストラスブール、フランス)(ライヴ)(View)、2020年2月9日 シテ・ド・ラ・ミュジーク(パリ、フランス)(Sculpting)
制作・録音 シンシア・セッテルクヴィスト(Vicinities)、マルタン・アンティフォン(View)、ペリーヌ・ガンジャン(Sculpting)

 
スウェーデンの作曲家イェスペル・ヌーディン Jesper Nordin は、管弦楽や室内楽とコンピュータミュージックを融合させるスタイルの作品で、近年、国際的に高く評価されています。『Emerging from Currents and Waves』(BIS SA 2559)につづく作品集には、彼が自身の芸術面の成長にとって重要だとみなしている5年間の作品が収録されています。
 
「ファゴット協奏曲」《Vicinities》(近くにあるもの)は、ベールヴァルドホールとスウェーデン放送の委嘱による作品。当時スウェーデン放送交響楽団の首席ファゴット奏者、現在ロイヤル・ストックホルム・フィルハーモニック管弦楽団の首席を務めるフレードリク・エークダール Fredrik Ekdahl と緊密に協力しながら作曲されました。尺八奏者の田嶋直士との出会いから生まれた〈In the Vicinity of the Open Sky〉(虚空の近くにあるもの)、武生国際音楽祭で接した国際レベルの室内楽から影響を受けた〈In the Vicinity of Intmacy〉(親しい関係の近くにあるもの)、東京のノイズ・ミュージック・クラブからインスピレーションを得たという〈In the Vicinity of of Noise〉(ノイズの近くにあるもの)の3楽章の作品です。2011年の9月8日と9日に初演。9日の演奏がライヴで収録されています。
 
《The View from Within》(内側からの眺め)は、2016年のストラスブールの「フェスティヴァル・ムジカ」で初演された、ヴィジュアル・インストレーションをともなう大掛かりな弦楽四重奏の作品《Visual Exformation》の第1楽章。ディオティマ四重奏団 Quatuor Diotima とマヌエル・ポレッティ Manuel Poletti のデザインしたエレクトロニクスの共演する「単独」の作品として、2016年4月23日、ドイツの「ヴィッテン新室内音楽の日々(Wittener Tage für neue Kammermusik 2016)」で初演されました。
 
《Sculpting the Air: Gestural Exformation》(大気を彫刻する)は、《Visual Exformation》も含まれる「Exformation」シリーズの最初の作品。IRCAM と Grame からアンサンブル「TM+」と指揮者マルク・デモンのために委嘱を受けて作曲されました。《Emergng》(BIS SA 2559)にも使われた、作曲者のデザインした対話式(インタラクティブ)音楽ツール「Gestrument(ジェストルメント)」も含むライヴ・エレクトロニクスとと室内アンサンブルのための作品です。
 
価格 2,585円(税込価格)(本体価格 2,350円)

『ゼレンカ』
Nibiru 01722231 early music/classical

 
ヤン・ディスマス・ゼレンカ(1679–1745)
 聖霊ミサ(Missa Sancti Spiritus)ニ長調 ZWV 4
 聖母マリアの連祷(Litanie di Vergine Maria/Litaniae Lauretanae) ハ長調 ZWV 149
  ガブリエラ・エイベノヴァー(ソプラノ)
  レンカ・カフォウルコヴァー(ソプラノ)
  ヨナタン・マイエンシャイン(アルト)
  トビアス・フンガー(テノール)
  フローリアン・ゲッツ(バス)
  アンサンブル・イネガル アダム・ヴィクトラ(指揮)
 
録音 2021年11月19日21日 聖救世主教会(プラハ、チェコ)、11月22日 Studio Domovina(スタジオ・ドモヴィナ)(プラハ、チェコ)
音楽監督 イジー・ゲムロット
録音・マスタリング カレル・ソウケニーク
編集 イジー・ゲムロット、カレル・ソウケニーク

 
声楽と器楽のグループ「アンサンブル・イネガル Ensemble Inégal」は、2000年、チェコのプラハで結成されました。ルネサンスをはじめとする古楽のオーセンティックな解釈とロマンティシズムとコンテンポラリーの音楽の斬新な演奏は、各国のメディアから高い評価を得てきました。芸術監督はオルガニストで指揮者のアダム・ヴィクトラ Adam Viktora(1973–)。ゼレンカの作品の「再発見」に第一線で取り組んでいる音楽家です。ヴィクトラとアンサンブル・イネガルが進めるゼレンカのシリーズ。《聖霊ミサ》と《聖母マリアの連祷》の初録音の2つの作品がリリースされます。
 
ヤン・ディスマス・ゼレンカ Jan Dismas Zelenka(1679–1745)は、ボヘミア生まれ。ザクセン選帝侯国ドレスデンの宮廷に仕え、事実上の副楽士長として宮廷のチャペルのための音楽を数多く作曲しました。《聖霊ミサ》は、彼の重要な作品が集中する1723年の作品です。このジャンルの彼の作品では初めて、トランペットとティンパニを加えたオーケストレーションと晴れやかで祝祭的なニ長調という調性で書かれ、その後の彼の「荘厳ミサ」のスタイルの先駆的作品になりました。この曲は当初、〈キリエ〉と〈グローリア〉で構成され、1728年の後期か1729年の初期に〈クレド〉〈サンクトゥス〉〈アニュス・デイ〉が追加されました。このとき、改訂の手も加えられ、2つのフルートの追加に代表されるオーケストレーションの変更も行われました。全19曲。ザクセン州立図書館所蔵のゼレンカの直筆譜とゴットローブ・ハラー Gottlob Harrer(1703–1755)の筆写譜に基づいて作られた「クリティカル・エディション」による初めての録音です。
 
《聖母マリアの連祷》は、彼の現存する「連祷」の最初の作品です。彼がヨハン・ヨーゼフ・フックスの下で学んでいた1718年2月、ウィーンで作曲されました。この作品は、ゼレンカが部分的に音楽を他作品に流用したことなどから完全な姿で残されておらず、この演奏も現存する直筆譜だけに基づいて行われました。
 
メジャーレーベルの録音も多く手がけてきたベテランのカレル・ソウケニーク Karel Soukeník が録音とマスタリングと共同編集を担当。オックスフォード大学音楽学部のアンドルー・フランプトン博士 Dr. Andrew Frampton による詳細なライナーノート(チェコ語、英語、ドイツ語、フランス語)がブックレットに掲載されています。
 
価格 2,585円(税込価格)(本体価格 2,350円)

『世の終わりのための四重奏曲』
OUR Recordings 6.220679 SACD hybrid (5.0 surround/stereo) classical

 
オリヴィエ・メシアン(1908–1992)
 世の終わりのための四重奏曲(Quatuor pour la Fin du Temps)(1940)
  水晶の典礼(Liturgie de cristal)
  世の終わりを告げる天使のためのヴォカリーズ
  (Vocalise, pour l'Ange qui annonce la fin du temps)
  鳥たちの深淵(Abîme des oiseaux) 間奏曲(Intermède)
  イエスの永遠性への賛歌(Louange à l'Éternité de Jésus)
  7つのトランペットのための狂乱の踊り
  (Danse de la fureur, pour les sept trompettes)
  世の終わりを告げる天使のための虹の混乱
  (Fouillis d'arcs-en-ciel, pour l'Ange qui annonce la fin du temps)
  イエスの不滅性への賛歌(Louange à l'Immortalité de Jésus)
   クリスティーナ・オストラン(ヴァイオリン)
   ジョニー・テイシエ(クラリネット)
   ヘンリク・ダム・イェンセン(チェロ)
   ペア・サロ(ピアノ)
 
録音 2020年6月6日、7日 オーゼンセ・コンサートホール「カール・ニルセン・ホール」(オーゼンセ、デンマーク)
制作・録音 プレーベン・イーヴァン [DXD(32bit/352.8kHz)録音]

 
メシアン Olivier Messiaen(1908–1992)のもっとも重要な作品のひとつ《世の終わりのための四重奏曲(時の終わりのための四重奏曲)》は、第二次世界大戦中の1940年、ドイツ軍の第8A捕虜収容所で作曲されました。『新約聖書』の「ヨハネの黙示録」からインスピレーションを得て書かれ、「欽定訳聖書(ジェームズ王訳)」の「第10章1節-2節、5節–7節」が楽譜の冒頭に引用されています。「わたしはまた、もう一人の力強い天使が、雲を身にまとい、天から降ってくるのを見た。頭には虹をいただき、顔は太陽のようで、足は火の柱のようであり、手には開いた小さな巻物を持っていた……」(新共同訳による)。クラリネット(変ロ管)、ヴァイオリン、チェロ、ピアノの編成。キリスト教の信仰に深く根ざしたこの作品でメシアンは、楽器の色彩的な用法を展開させるとともに、初めて「鳥の歌」を作曲に取り入れました。1941年、メシアンと収容所の仲間により初演されました。
 
今日のデンマークを代表する音楽家ふたり、「デュオ・オストラン/サロ」として知られるデンマーク国立交響楽団のコンサートマスター、クリスティーナ・オストラン Christina Åstrand とピアニストのペア・サロ Per Salo、デンマーク国立交響楽団の首席クラリネット奏者のジョニー・テイシエ Johnny Teyssier と首席チェロ奏者のヘンリク・ダム・イェンセン Henrik Dam Jensen の四重奏。フランス系アメリカのプレーヤー、ジョニー・テイシエは、2011年、カリフォルニア州ロサンゼルスのコルバーン音楽学校のアーティスト・ディプロマを取得、マルメ交響楽団とミネソタ歌劇場管弦楽団の首席奏者を経て、DR のオーケストラの首席に就任。ソロ奏者、室内楽奏者としても広く活動しています。
 
価格 2,585円(税込価格)(本体価格 2,350円)

『ジークフリート』
Sterling CDA 1847/49-2 3CDR's classical

 
リヒャルト・ワーグナー(1813–1883)
 楽劇《ジークフリート(Siegfried)》 WWV 86C(1857–71)
  ライラ・アンデション=パルメ(ソプラノ、ブリュンヒルデ)
  マッティ・カストゥ(テノール、ジークフリート)
  フランツ・カーゼマン(テノール、ミーメ)
  イェルケル・アルヴィドソン(バス・バリトン、さすらい人)
  ビョーン・アスケル(バリトン、アルベリヒ)
  ステーン・ヴァールンド(バス、ファフナー)
  ヒルデ・ライドラン(ソプラノ、森の小鳥)
  グニッラ・セーデシュトレム(アルト、エルダ)
  王立スウェーデン歌劇場管弦楽団
  シクステン・エールリング(指揮)
  
録音 1987年3月14日 王立スウェーデン歌劇場(ストックホルム)(ライヴ録音)
マスタリング・編集 クット・カールソン

 
王立スウェーデン歌劇場はワーグナーの『ニーベルングの指輪』の全曲をこれまでに3度、異なる演出で上演してきました。スウェーデンの宮廷歌手ライラ・アンデション=パルメ Laila Andersson-Palme(1941–)のアーカイヴ録音シリーズのもっとも新しいアルバムは、フォルケ・アベニウスが手がけた1969年からの新演出による《ジークフリート》のライヴ録音です。このアルバムは、アンデション=パルメの歌とともに、オペラの指揮者としても名高かったシクステン・エールリング Sixten Ehrl918–2005)によるワーグナー楽劇の全曲演奏を堪能できる、極めて貴重な録音です。
 
エールリングは、王立ストックホルム音楽大学でピアノを学び、持ち前の形式とリズムに対する感覚と抜群の記憶力によって急速に成長。興味をもった指揮法のクラスに参加してからは、在学中から王立スウェーデン歌劇場のリハーサルを任されるようになりました。1941年、ドレスデンのカール・ベームの下で学び、ポストの申し出もあったものの、第二次世界大戦の激化を嫌って帰国。1950年にストックホルム・フィルハーモニックを指揮した《春の祭典》で注目され、1953年、王立スウェーデン歌劇場の首席指揮者に任命されました。王立オペラが、ビルギット・ニルソンやユッシ・ビョルリングといったスター歌手の客演と専属歌手たちの優れたアンサンブルを誇っていた時代です。しかし、1960年、エールリングの「完璧主義」と相容れない人たちとの軋轢から辞任。アメリカに渡ってデトロイト交響楽団の音楽監督を務め、ニューヨークを拠点にメトロポリタン歌劇場をはじめ主に北米とヨーロッパのオーケストラと歌劇場への客演をつづけました。1970年の後半、王立歌劇場に客演指揮者として復帰、「伝説的」とも言われた数多くの公演を指揮しました。
 
1987年のシーズンの《ジークフリート》もそのひとつです。王立歌劇場のリヒャルト・シュトラウス《影のない女》(Sterling CDA 1696/1698-2)でニルソンやシヴ・ヴェンベリと共演してバラク役を歌ったフィンランドのテノール、マッティ・カストゥ Matti Kastu(1943–2015)のジークフリート。ブッファ役を得意とするドイツのテノール、フランツ・カーゼマン Franz Kasemann(1942–)のミーメ。《ニュルンベルクのマイスタージンガー》のハンス・ザックス、『指輪』のヴォータンを持ち役とするバス・バリトン歌手、1992年に宮廷歌手に任命されたイェルケル・アルヴィドソン Jerker Arvidson(1939–2007)のさすらい人(ヴォータン)。同じく宮廷歌手のビョーン・アスケル Björn Asker(1941–)のアルベリヒ。経験豊かな歌手たちが、ブリュンヒルデを歌うアンデション=パルメと同じ舞台に立ちました。
 
1987年3月14日のライヴ録音。明瞭度の高いアナログ録音をデジタル・マスタリング、アンデション=パルメの《サロメ》(CDA 1843/1844-2)と同様、王立歌劇場のライセンスを得てリリースされます。エールリングと王立管弦楽団と歌い手たちの展開するワーグナーの楽劇を単なるドキュメント以上の姿で示したアルバムです。
 
価格 6,160円(税込価格)(本体価格 5,600円)
 

高品質メディア(Sony DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-Rによるリリースです。

『向こうはとても静かだ(Därute så tyst)- エーヴェット・トーブの広く知られていない歌』
Sterling CDA 1857-2 CDR classical

 
エーヴェット・トーブ(1890–1976)
 向こうはとても静かだ(Därute så tyst)
 パリから来た老画家(Den gamle målaren från Paris)
 プロヴァンスのワルツ(Vals i Provence)
 ビッビ(Bibbi)
 ミューシンゲンのワルツ(Vals på Mysingen) 
 思い出と沈黙(Minnet och tystnagen)
 バッゲンスフィエルデンの朝の歌(Morgonsång på Baggensfjärden)
 個人的な通話(Personligt samtal)
 西風(Västanvind)
 雨上がりの朝(Morgon efter regn)
 十七番目のバラード(Sjuttonde balladen)
 ブランカ=ニーニャのバラード(Balladen om Blanca-Niña)
 吹け、カイサ、吹け(Blås, Kajsa, blås!)
 スミレをつけた黒衣のご婦人(Damen i svart med violer)
 サンドハムンのバラード(Sandhamnsballaden)
 レーブム夫人の不思議な愛の歌
 (Madam Läboms visa om den förunderliga kärléken)
 ヴィンタッパルグレンドのヴェラとイタリアの音楽家
 (Vera i Vintappargränd och den italienske musikanten)
 美しいヘレンまたはペルーの娘(Den sköna Helén eller Flickan i Peru)
 ドットーレ・ボンドーネ(Dottore Bondone)
 明かりの灯っていた窓は(Den fönstret som lyste)
 シェップスホルメンの舞踏会(Bal på Skeppsholmen)
 ノクターン(Nocturne)
  トシュテン・モッスベリ(テノール)
  スティーナ・ヘルベリ・アイバック(ハープ)
  アンドレーアス・ニューベリ(ヴァイオリン)
  ユーナス・イーサクソン(ギター、リュート)
 
編曲 ユーナス・イーサクソン、スティーナ・ヘルベリ・アイバック
録音 2020年11月2日、12月11日–12日、2021年4月25日、6月1日 グリスリンゲ・ゴード(インガロー島、スウェーデン)
録音 ヨーラン・ステーグボーン

 
麻酔科学と集中治療学が専門の医師が本業のスウェーデンの歌手、トシュテン・モッスベリ Torsten Mossberg のソング・コレクション。このアルバムの歌を書いたエーヴェット(エヴェルト)・トーブ Evert Taube(1890–1976)は、シンガーソングライター、作家、詩人、画家として活動し、スウェーデン・バラードの伝統を20世紀に伝える「吟遊詩人」としてスウェーデンの人たちの尊敬を集めました。「非公式のスウェーデン国歌」ともみなされている《カッレ・シェーヴェンのワルツ》、《わたしの愛しい女(ひと)》や《ヴァルパライソのワルツ》といった作品はスウェーデンの人たちに親しまれています。
 
トーブのあまり知られていない歌で組んだプログラム。「聖霊降臨祭の海辺のワルツ」《向こうはとても静かだ》。トーブが、プロヴァンス人で吟遊詩人の詩作の後継者とみなしていたという詩人カールフェルトへのオマージュとした《プロヴァンスのワルツ》。アルゼンチンの音楽とボートのエンジンの刻む「タンゴのリズム」の《ビッビ》。船乗りやヨットマン、パンパスの労働者として世界を回ったトーブが、そこで出会った人や自然からインスピレーションを得て作った歌の数々。イーサクソンの編曲がとても自然で繊細だったという理由から、アルバムの最後に、よく知られている《ノクターン》を歌っています。
 
価格 2,695円(税込価格)(本体価格 2,450円)
 

高品質メディア(Sony DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-Rによるリリースです。

『HOME』
2L 2L 168SABD Blu-ray Disc Audio  + SACD Hybrid jazz

 
『HOME』
 What Might Have Been(Mike Stern/arr. Jan Gunnar Hoff)
 Hike(Jan Gunnar Hoff)
 Magma(Jan Gunnar Hoff)
 Barndomsminne fra Nordland(Adolf Thomsen/arr. Jan Gunnar Hoff)
 Kaskje(Terje Nilsen/arr. Jan Gunnar Hoff)
 Summertime(George Gershwin/arr. Jan Gunnar Hoff)
 Moon River(Henry Mancini/arr. Jan Gunnar Hoff)
 Bruremarsj fra Beiarn(Johan A. Aronsen/arr. Jan Gunnar Hoff)
 Free Flow(Jan Gunnar Hoff)
 Meditatus(Jan Gunnar Hoff)
 Hope(Jan Gunnar Hoff)
 Detour(Jan Gunnar Hoff)
 Vaapstenjeanoe(Big River)(Jan Gunnar Hoff)
 Survival(Jan Gunnar Hoff)
  ヤン・グンナル・ホフ(ピアノ)
 
録音 2021年8月 ストルメン・コンサートホール(ボードー、ノルウェー)
制作・バランスエンジニアリング・ミクシング ・マスタリング モッテン・リンドベルグ
編集 ヤン・グンナル・ホフ、モッテン・リンドベルグ
 
[DXD (24bit/352.8kHz) 録音]
[Disc 1: SACD hybrid (5.1 multichannel DSD/2.0 stereo DSD) RedBook PCM: MQA CD][Disc 2: Blu-ray: 5.1 DTS HD-MA (24bit/192kHz), 7.1.4. Auro-3D (96kHz), 7.1.4. Dolby Atmos (48kHz), 2.0 LPCM  (24bit/192kHz), mShuttle: MQA + FLAC + MP3 Region: ABC worldwide]

 
ノルウェーのジャズ・ミュージシャン、ヤン・グンナル・ホフ Jan Gunnar Hoff は、2L のモッテン・リンドベルグとのコラボレーションで4枚のアルバムをディスク・リリースしてきました。ヴォーカリストたちをゲストに迎えた『静かな冬の夜』(2L 087PABD)とトリオ「ホフ・アンサンブル」の『Polarity(極性)』(2L 145SABD)、ソロ・アルバムの『Living(生きていること)』(2L 092SABD)と『Stories(物語)』(2L 131SABD)。どのアルバムも高く評価される中、とりわけオスロの教会で録音されたソロの2枚は、イマーシヴ・オーディオの第一人者のひとり、リンドベルグによるピアノとピアニストの存在と気配を伝える録音も与り、このうえなく素晴らしいソロ・アルバムとしてファンを獲得してきました。
 
ヤン・グンナル・ホフのソロ・アルバム第3作『HOME』は、ノルウェー北部のノールラン県、ボードーのストルメン・コンサートホールで録音セッションが行われました。「ありのままの風景と北極圏という位置。北部ノルウェーへのオマージュであって、帰属の宣言……自分自身と芸術の両面で探し求めるアイデンティティ……」。こうしたさまざまな感情と心からの願いを音楽で表現するため、このアルバム・タイトルがつけられました。プログラムは、広く親しまれている曲とオリジナル曲。アメリカのギタリスト、マイク・スターンがホフから頼まれて書いた「バラード」の《What Might Have Been》。スターンと初めて共演した2006年のノールラン音楽祭のためホフが作曲した「歌のような」《Magma》。エドヴァルド賞を受けた同名の「ジャズ・ミサ曲」からとった《Meditatus》。南サーミの河を曲名とする《Vaapstenjeanoe》。ノルウェーの作曲家による3つの曲、アドルフ・トムセンの《Barndomsminne fra Nordland(ノールランの子供時代の思い出)》とテリエ・ニルセンの《Kaskje(たぶん)》とヨハン・A・アロンセンの《Bruremarsj fra Beiarn(バイアルンの結婚行進曲)》は、ノルウェー伝承曲の気分を残す作品です。ガーシュウィンの《サマータイム》とヘンリー・マンシーニの《ムーン・リバー》。《Hike》《Free Flow》《Hope》《Survival》は、2021年8月、2日間のセッション当日の自由な即興から生まれた作品です。
 
価格 4,290円(税込価格)(本体価格 3,900円)
 

Pure Audio Blu-ray ディスクと SACD ハイブリッドディスクをセットにしたアルバムです。Pure Audio Blu–ray ディスクにはインデックスを除き映像は収録されていません。SACD ハイブリッドディスクはSACDブレーヤーとCDプレーヤーで再生できますが、Pure Audio Blu-ray ディスクはCDやDVDのプレーヤーでは再生できないので、Blu–ray プレーヤーもしくは Blu–ray 対応のPCをお使いください。

『Potsdam』
ACT ACT 9946-2 jazz

 
『Potsdam』
 Twentytwentyone(Iiro Rantala) Time for Rag(Iiro Rantala)
 Peace(Iiro Rantala) Can You Be Bob?(Iiro Rantala)
 Freedom(Iiro Rantala) Woman(John Lennon)
 November(Iiro Rantala) Candid Overture(Leonard Bernstein)
 Somewhere(Leonard Bernstein)
  イーロ・ランタラ(ピアノ)
 
録音 2021年11月27日 ニコライザール(ポツダム、ドイツ)(ライヴ録音)
録音・ミクシング・マスタリング マルティン・ルッフ

 
「このフィンランドのピアニストは、エンタテインメントと意味、個性とエスプリ、そうしたすべて自分の音楽に詰めこもうとしている」。ドイツのジャーナリスト、ラルフ・ドンブロフスキは、かつて、イーロ・ランタラ Iiro Rantala について、そう書きました。ランタラが、2021年11月27日、ポツダムのニコライザールで行ったコンサートをライヴ収録して作られた『Potsdam』。このコンサートで彼は、過去のアルバムの人気曲と新しく書いた曲、ジョン・レノンとレナード・バーンスタインのナンバーを弾き、熱のこもったピアノ・ソロの夕べを提供しました。彼がこれまでの作品でやれていなかったと切実に感じたことが実現できたというアルバム。
 
価格 2,860円(税込価格)(本体価格 2,600円)

『Mysterium Lunae(月の神秘)』
Losen Records LOS 268-2 jazz

 
『Mysterium Lunae(月の神秘)』
 Mysterium Lunae(Lorenzo De Fini/Stefano Dall’Ora)
 Mystery Clock(Lorenzo De Fini/Stefano Dall’Ora)
 Whispers from the End of the World(Lorenzo De Fini/Stefano Dall’Ora)
 Tiny Candle in the Storm (Shining on Us) (Lorenzo De Fini/Stefano Dall’Ora)
 Minulai Enni Arphent(Lorenzo De Fini/Stefano Dall’Ora)
 Mysterium Lunae - Video Edition(Lorenzo De Fini/Stefano Dall’Ora)*
  ロレンツォ・デ・フィンティ(ピアノ)
  ステファノ・ダッローラ(ベース)
  アルベルト・マンダリーニ(トランペット、フリューゲルホルン)
  マルコ・カスティリョーニ(ドラム)
 
録音 2021年7月、1日–3日 Only Music Studio(ブルイーノ、トリノ、イタリア)、RCS Recording Studio Canaa(ロゾネ、スイス)(ライヴ)*
制作 ロレンツォ・デ・フィンティ、ステファノ・ダッローラ
録音 カルロ・ミオーリ、マウロ・フィエーロ *
ミクシング・マスタリング ステファノ・ダッローラ

 
イタリアのピアニスト、ロレンツォ・デ・フィンティ Lorenzo de Finti の Losen Records のリーダー・アルバム第3作。彼は常に、一貫するコンセプトでアルバムを作り、前作の『Love Unknown(まだ知らぬ愛)』(LOS 208-2)では「四人の一体感から生まれるものを予感する」ことをテーマにしていました。新しいアルバムでは、COVID-19 のパンデミック下という「困難の時」、美しいものを実現するための芸術家の「内省」に焦点があてられています。「古代の神学者たちは”Mysterium Lunae”(月の神秘)というメタファー、暗喩を生み出した。冷たく不毛の物体が、どこか他からやってくる大きな光を反射することによって、まるでなぞのように、胸を刺すほど美しいものになることができる」(ロレンツォ・デ・フィンティ)。「大きな光」となる「内省」。デ・フィンティは、前作と同様、ステファノ・ダッローラ Stefano Dall’Ora とともに、さまざまな音の世界と可能性を探り、あらゆるところにインスピレーションを求めて作曲を進めていったと言います。広がりのある、ゆったりした歩みの《Whispers from the End of the World》(世界の果てからささやく声)を情緒的な「核」とする「モダン・ヨーロッパ・ジャズ」。デ・フィンティのピアノ、ダッローラのベース、マルコ・カスティリョーニ Marco Castiglioni のドラム。ヘンドリクソン・メナに代わりトランペットとフリューゲルホルンを担当するアルベルト・マンダリーニ Alberto Mandarini(1966–)は、トリノ・イタリア放送交響楽団でも演奏、エンリコ・ファツィオとジャンカルロ・スキアッフィーニのバンドに参加して注目されたプレーヤーです。タイトル曲の《Mysterium Lunae》は、トリノのスタジオでのセッションと「スタジオ・カナー」ライブの2つのバージョンで収録されています。
 
価格 2,585円(税込価格)(本体価格 2,350円)

『Hereby』
Losen Records LOS 269-2 jazz

 
『Hereby』
 Hereby(Andrés Thor) The Man Who Came to Play(Andrés Thor)
 Teabreeze(Andrés Thor) Stóísk(Andrés Thor)
 Whisper(Andrés Thor)Gagarin(Andrés Thor)
 Spor(Andrés Thor) Summer Night(Andrés Thor) 
 December Cucumber(Andrés Thor)
  アンドレス・ソール(エレクトリック・ギター、アコースティック・ギター)
  ニコラ・モロー(ベース)
  マグヌース・トリグヴァソン・エリーアセン(ドラム)
 
録音 2021年6月 スタジオ・スンドレイギン(Studio Sundlaugin)(モスフェットルスバイル、アイスランド)
制作・ミクシング アンドレス・ソール
録音 ビルギル・ヨウン・ビルギソン

 
アンドレス(アンドリェース)・ソール Andrés Thor は、ギターがリードするジャズの雄弁な語り口とロックに根ざしたドライブ感を併せもつ音楽で知られ、アイスランドの彼の世代でもっとも優れたジャズ・ギタリストのひとりとみなされています。レイキャヴィークの音楽学校で基礎教育を受けた後、オランダのハーグ王立音楽院で学士号と修士号を取得、マイケル・ブレッカーやジョン・アバークロンビーたちのワークショップとマスタークラスに参加しました。パット・メセニーがチェーリー・ヘイデンとビリー・ヒギンズと組んだ「ギターとベースとドラム」という編成に「トリオ」の新しい世界を知り、メロディを重視するグラント・グリーンとコードを優先するジム・ホールの対照的なスタイルのギタリストから多くを学んだと言います。
 
『Hereby(これにより)』は、2021年6月、レイキャヴィークに近いモスフェットルスバイルのスタジオでセッション録音されました。ホルヘ・ロッシの「FOX」に参加したフランスのベーシストで作曲家のニコラ・モロー Nicolas Moreaux のベース、アンナ・グレタ(グリェータ)の『Nightjar in the Northern Sky(北天のナイトジャー)』(ACT Music)のプレーヤー、アイスランドのマグヌース・トリグヴァソン・エリーアセン Magnús Trygvason Elíassen のドラム、そしてアンドレスのギター。アルバムのタイトル曲《Hereby》から《December Cucumber》まで、すべての曲を彼が作曲しました。曲のテクスチュアによってエレクトリック・ギターとアコースティック・ギターを弾きわけ、モローとマグヌース・トリグヴァソンという繊細な感受性をもつプレーヤーふたりとインタープレイを展開していきます。
 
価格 2,585円(税込価格)(本体価格 2,350円)

『Drown to Die a Little』
Prophone PLP 286 jazz

 
『Drown to Die a Little』
[Side A]
 Maternal(Mikael Máni Ásmundsson/Kristín Ágústsdóttir)
 Posessions of Grace
 (Kristín Ágústsdóttir/Mikael Máni Ásmundsson/Kristín Ágústsdóttir)
 Forest in Me
 (Kristín Ágústsdóttir/Mikael Máni Ásmundsson/Kristín Ágústsdóttir)
 Alone with Their Demons
 (Jan Alexander/Kristín Ágústsdóttir/Kristín Ágústsdóttir)
 Steinar(Mikael Máni Ásmundsson/Kristín Ágústsdóttir)
[Side B]
 Open Heart(Kristín Ágústsdóttir/arr. Mikael Máni Ásmundssonr)
 Body
 (Maïa Davies/Kristín Ágústsdóttir/arr. Mikael Máni Ásmundssonr)
 Shmeless Nothings
 (Kristín Ágústsdóttir/arr. Mikael Máni Ásmundssonr)
 Stay in This Heartbeat
 (Kristín Ágústsdóttir/Mikael Máni Ásmundsson/Kristín Ágústsdóttir)
  スティーナ・アウグースツドウッティル(ヴォーカル)
  ミカエル・マウニ・アウスムンソン(ギター、ベル)
  マグヌース・ヨウハン・ラグナルソン(ピアノ、シンセサイザー)
  ヘンリク・リンデル(ベース)
  マグヌース・トリグヴァソン・エリーアセン(ドラム、パーカッション)
  ケイティ・バクリー(ハープ)
  弦楽四重奏
   ゲイルスルーズル・アウサ・グヴズヨウンスドウッティル(ヴァイオリン)
   ローラ・J・リュー(ヴァイオリン)
   ソウルン・ハルザルドウッティル(ヴィオラ)
   ウンヌル・ヨウンスドウッティル(チェロ)
 
録音 2021年7月12日–14日 Sundlaugin Studio(スンドレイギン・スタジオ)、7月30日 Studio Á(レイキャヴィーク、アイスランド)
制作 スティーナ・アウグースツドウッティル、ミカエル・マウニ・アウスムンソン、アルベルト・フィンボーガソン
録音、ミクシング アルベルト・フィンボーガソン

 
Prophone PCD 286 の LP リリースです。
 
シンガー・ソングライターのスティーナ・アウグースツドウッティル Stína Ágústsdóttir は、アイスランドでもっとも優れたジャズ・アーティストのひとりとみなされ、「スティーナ・アウグスト Stina August」の名で親しまれているスウェーデンでも同等の地位を確立しました。エレルギッシュなライヴ・パフォーマンスは、スカンディナヴィアと、彼女が前に住んでいたカナダのモントリオールでも人気だと言われます。2017年にリリースした『Jazz á Íslensku(アイスランドのジャズ)』は、アイスランド語レッスンにも使われるほどの「クラシック」になり、2021年の『The Whale(くじら)』(2021)と同様、アイスランドの音楽賞にノミネートされました。2011年にスウェーデンに移ってからは、マックス・シュルツ、ホーカン・ブルーストレム、エーリク・ソーデルリンド、シモン・ベリグレーン、ヘンリク・リンデル(ダーティ・ループ)、ヨエル・リュサリデス、ノルウェーのシェティル・ムーレリたちと共演してきました。
 
新しい『Drown to Die a LIttle』(溺れて死にかけて)は、2016年に大病を患ったスティーナが、家族や友人たちに助けられ自立できるまでに回復した、その「闇から光への旅」を語るアルバムとして作られました。録音セッションは、ポストロック・バンドのシガー・ロス(シーグル・ロウス)のリハーサルに使われる「スンドレイギン(スイミングプール)・スタジオ」で行われ、以前のアルバムでコラボレートしたギタリストでソングライターのミカエル・マウニ・アウスムンソン Mikael Máni Ásmundsson が、スティーナと共同で曲を完成、あるいは、彼女の歌詞に作曲、いくつかの曲の編曲も手がけました。ヘンリク・リンデル Heirik Linder のベース、マグヌース・ヨウハン・ラグナルソン Magnús Jóhann Ragnarsson のキーボード、マグヌース・トリグヴァソン・エリーアセン Magnús Trygvason Elíassen のドラム。2つのナンバーにはハープとアイスランド交響楽団のメンバーなどレイキャヴィークのプレーヤーによる弦楽四重奏が加わります。アイスランド文化省のオーディオヴィジュアル・ファンドの支援を受けて制作されたアルバムです。
 
価格 3,135円(税込価格)(本体価格 2,850円)

『Soul Sister』
SteepleChase SCCD 36039 jazz

 
『Soul Sister』
 Three O’clock in the Morning(Julian Roblero)
 Soul Sister(Dexter Gordon) A Night in Tunisia(Dizzy Gillespie)
  デクスター・ゴードン(テナーサックス)
  ベント・アクセン(ピアノ)
  ニルス=ヘニング・オアステズ・ペーザセン(ベース)
  ヴィルヤム・シュフェ(ドラム)
 [録音 1963年2月24日 コペンハーゲン(デンマーク)]
 Second Balcony Jump(Jerry Valentine)
 Ernie’s Tune(Dexter Gordon)
 Stanley the Steamer(Dexter Gordon)
  デクスター・ゴードン(テナーサックス)
  アイナル・イーヴェシェン(ピアノ)
  エーリク・アムンセン(ベース)
  ヨン・クリステンセン(ドラム)
 [1962年11月24日 オスロ(ノルウェー)]

 
アメリカのジャズ・テナーサックス・プレーヤー、デクスター・ゴードン Dexter Gordon(1923–1990)は、Blue Note レーベルのアルバム『A Swingin’ Affair』を1962年8月に録音した後、ヨーロッパに渡り、14年間ほどパリとコペンハーゲンを主な拠点として活動を続けました。デンマークの SteepleChase のアルバム『Soul Sister』には彼が1963年にコペンハーゲン、1962年にオスロでの録音が収録されています。デンマークのベーシスト、ニルス=ヘニング・オアステズ・ペーザセン Niels-Henning Ørsted Pedersen やノルウェーのエーリク・アムンセン Erik Amundsen といった北欧のミュージシャンたちと共演したこの時期の録音はあまり残されておらず、彼らとのインタープレイから生まれた音楽の記録は「長い間欠けていた章のひとつを埋めるもの」(ニール・テッサー)と言われます。
 
価格 2,805円(税込価格)(本体価格 2,550円)

『The Touch』
Storyville 101 4347 jazz

 
『The Touch』
 Soft Winds(Benny Goodman/Fred Royal)
 Nigerian Marketplace(Oscar Peterson)
 On the Trail(Ferde Grofé)
 Love Ballade(Oscar Peterson)
 Night Child(Oscar Peterson)
 On Danish Shore(Oscar Peterson/Niels-Henning Ørsted Pedersen)
 Wheatland(Oscar Peterson)
 There Is No Greater Love(Isham Jones/Marty Symes)
 Hymn to Freedom(Oscar Peterson)
  セーアン・クリスチャンセン(ピアノ)
  トマス・フォネスベク(ベース)
 
録音 2021年5月3日–4日 The Village Recording(コペンハーゲン)

 
デンマークのジャズシーンを代表するプレーヤーふたり、セーアン・クリスチャンセンとトマス・フォネスベクのデュオ・アルバム。
 
セーアン・クリスチャンセン Søren Kristiansen(1962–)は、フュンのエールー島、エールースクービングに生まれ、コペンハーゲンの王立デンマーク音楽アカデミーで学びました。1985年にプロ・デビュー。クラリネットのヤーアン・スヴァーアやサクソフォーンのイェスパー・ティロといったデンマークのメインストリーム・ジャズのプレーヤーたちと共演。アート・テイタム、オスカー・ピーターソン、ビル・エヴァンズたちをロールモデルに活動しています。
 
ヘルシングウーア生まれのトマス・フォネスベク Thomas Fonnesbæk(1977–)は、12歳からベースの演奏を始め、ボー・スティフ、イェンス・メゴー、ニルス=ヘニング・オアステズ・ペーザセン、メテ・ハンスコウ、オーレ・コク・ハンセンに学びました。リズム音楽院を卒業後、フリーランスのプレーヤーとしてペーター・ポウルセン、ヤコプ・クリストファセン、クリスチャン・ヤーアンセン、ラーシュ・ヤンソン、ニコライ・ベンソン、トマス・クラウセンたちのツアーや録音セッションに参加。シネ・エーイとのデュオ・アルバム『Staying in Touch』(Stunt STUCD 21072)が2021年デンマーク音楽賞の「最優秀ジャズ・ヴォーカル・アルバム」に選ばれ、ピアニストのエンリコ・ピエラヌンツィとのデュオ・アルバムも注目されました。
 
『In Touch』と題したアルバムは、オスカー・ピーターソンがレパートリーにしたベニー・グッドマンの《Soft Winds》に始まり、ピーターソンの《Nigerian Marketplac》、ピーターソンがグローフェの《グランド・キャニオン組曲》の〈山道を行く〉を編曲した《On the Trail》、ピーターソンがニルス=ヘニング・オアステズ・ペーザセンと共作した《On Danish Shor》、ピーターソンのレパートリーだったアイシャム・ジョーンズの《There Is No Greater Love》、そしてピーターソンの《Hymn to Freedom》(自由への賛歌)で終わるという構成で作られています。驚異的と評されるスウィングのクリスチャンセンのピアノと、野性味とエネルギーにみちたフォネスベクのベース。技巧的にも完璧なコンビネーションというデュオ・アルバムです。
 
価格 2,420円(税込価格)(本体価格 2,200円)

『Shoehorn Shuffle』
Storyville 101 4349 jazz

 
『Shoehorn Shuffle』
 Open Country(Bob Brookmeyer) Nancy(Jimmy Van Heusen)
 Limehouse Blues(Phillip Braham) Wintersaga(Anders Jacobsen)
 December Rain(Anders Jacobsen) Blue Daniel(Frank Rosolino)
 Shoehorn Shuffle(Anders Jacobsen)
 Who Can I Turn to(Leslie Bricusse/Anthony Newley)
 Serenade TDPJIHM(Jørgen Ryg)
 Red Rubberboat(Anders Jacobsen)
 September Hymn(Anders Jacobsen)
  クール・スウィートネス・セクステット
   モッテン・ルンドグレーン(トランペット)
   イェンス・スナゴー(テナーサックス)
   アナス・ヤコブセン(トロンボーン)
   ペレ・フォン・ビュロウ(ギター)
   オーレ・スキバー(ベース)
   オーウ・タンゴー(ドラム)
 
録音 2021年9月22日 Ark Recording Studio(コペンハーゲン)
録音 クリスチャン・ダルスゴー

 
デンマークのトロンボーン・プレーヤー、アナス・ヤコブセン Anders Jacobsen のセクステット。「冷たくておいしい素敵なカクテル……それとも、たまらなくおいしいアイスクリーム……」ではなく、1950年代のアメリカ西海岸の「クール・ジャズ」をインスピレーションに演奏する彼らのスタイルから「クール・スウィートネス・セクステット」の名がつけられました。ヤコブセンが作曲した《Wintersaga》など5曲と、彼が編曲したボブ・ブルックマイヤーの《Open Country》、ジミー・ヴァン・ヒューゼンの《Nancy》、フィリップ・ブレアムの《Limehouse Blues》、フランク・ロゾリーノの《Blue Daniel》、レスリー・ブリッカスの《Who Can I Turn to》、ヤーアン・リューの《Serenade TDPJIHM》によるプログラムを「シンプルに、美しく……スウィングとグルーヴの感覚をもって……甘く」演奏。
 
価格 2,420円(税込価格)(本体価格 2,200円)

『Swinging in Paradise』
Storyville 101 4350 jazz

 
『Swinging in Paradise』
 Lover, Come back to Me(Sigmund Romberg/Oscar Hammerstein II) 
 All the Things You Are(Jerome Kern/Oscar Hammerstein II)
 Cold, Cold Heart(Hank Williams)
 It Might as Well Be Spring(Richard Rodgers/Oscar Hammerstein II)
 Blue 16(Niels Jørgen Steen) Li’l Darln’(Neil Hefti)
 It’s Alright with Me(Cole Porter)
 Cry Me a River(Arthur Hamilton)
 Every Day I Have the Blues(Pinetop Sparks/Milton Sparks)
 The Nearness of You(Hoagy Carmichael/Ned Washington)
 The Rhytum(Niels Jørgen Steen)
 Some Other Time(Leonard Bernstein/Betty Comden)
 Shake, Rattle and Roll(Jesse Stone)
  ニルス・ヤーアン・ステーン(指揮、編曲)
  マンデー・ナイト・ビッグバンド
   ヨハン・ビュリング・ラング(アルトサックス)
   イェンス・スナゴー(アルトサックス)
   トゥーマス・フランク(テナーサックス)
   ヤン・ハーベク(テナーサックス)
   カトリーネ・スヴァルスキ(バリトンサックス)
   カーステン・ラーセン(トランペット)
   アンドレ・バク(トランペット)
   ロルフ・トフテ(トランペット)
   ペーター・マーロト(トランペット)
   ヴィンセント・ニルソン(トロンボーン)
   ロルフ・マンディス(トロンボーン)
   ペッテル・ヘングセル(トロンボーン)
   ニルス・ゲアハート(トロンボーン)
   イーダ・ヴィーズ(ベース) モーテン・ホイリング(ギター)
   マリーエ・ルイーセ・スミト(ピアノ) ローワ・ベアウ(ドラム)
  ボボ・モレーノ(ヴォーカル)
 
録音 2021年9月5日、6日 Paradise Jazz(コペンハーゲン)(ライヴ)

 
ニルス・ヤーアン・ステーン Niels Jørgen Steen(1939–)は、デンマークのジャズ界の「大御所」のひとり。ピアニスト、バンドリーダー、アレンジャーとして、ベン・ウェブスター、コールマン・ホーキンズ、チャーリー・シェイヴァーズ、エディー・”ロックジョー”・デイヴィスといった「巨人」たちと共演。カウント・ベイシーのイタリア・ツアーでは代役を務め、「Saxmaniacs」や「A-Team」などのバンドを主宰してきました。「マンデー・ナイト・ビッグバンド Monday Night Big Band」は、ステーンの現在の「ビッグ・ベビー」です。アルバム『winging in Paradise』は、彼が20年以上に渡って育ててきたバンドの名声を永遠のものとするため、2021年9月、ヴォーカリストのボボ・モレーノをゲストに迎えコペンハーゲンのジャズクラブ「Paradise Jazz」で行ったライヴの録音により制作されました。
 
価格 2,420円(税込価格)(本体価格 2,200円)

『Captain Coe’s Famous Racearound』
Storyville 101 8479 jazz

 
『Captain Coe’s Famous Racearound』
 Medely: Preluse/How Long Has This Been Going On
 (George & Ira Gershwin)/Postlude *
 Edmundo ** Toy Box ** Antonia **
 Fools Rush In(Rube Bloom/Johnny Mercer)*
 Nasty Dance * My Lament *
 Captain Coe’s Famous Racearound *
  トニー・コー(ソプラノサックス、クラリネット)*/**
  トマス・オーヴェセン(ベース)*/**
  デンマーク放送ジャズ・オーケストラ *
  ボブ・ブルックマイヤー(指揮、ヴァルヴ・トロンボーン)*  
  スティーヴ・アーゲレス(ドラム)**
  デーヴィッド・ヘイゼルティン(ピアノ)**
  ヘンリク・ボルベア・ペーザセン(トランペット)(”Edmundo”)
 
録音 1995年3月 デンマーク放送(コペンハーゲン)(ライヴ録音)

 
イギリスのジャズ・ミュージシャン、トニー・コー Tony Coe(1934-)は、1995年、アメリカ以外のプレーヤーとして初めてデンマークのジャズ賞「Jazzpar Prize」を受賞しました。このアルバムは、受賞当時、デンマーク放送で行われたライヴの録音で制作されました。ボブ・ブルックマイヤー Bob Brookmeyer 指揮のデンマーク放送ジャズ・オーケストラと共演した5曲と、ジャズ・コンボによる3曲。オリジナルの発売は1996年。フィン・ニュゴー Finn Nygaard のデザインしたアートワーク、イギリスのピアニストでライターのブライアン・ブリーストリー Brian Priestly による新しいライナーノーツ、ヤン・ペアソン Jan Persson の写真というスタイルの再リリースです。
 
価格 2,420円(税込価格)(本体価格 2,200円)

『Silver Needle』
Stunt Records STUCD 21082 jazz

 
『Silver Needle』
 Existence Is Your Perfume Nothing, Nothing, Nothing
 Molnen Hopar Sig/The Clouds Gather Silver Needle
 Come Love Thousand Flowers Endless Possibilities
 Of Microscopic Moments Stoten Feathers
 That Lucky Old Sun
  トビアス・ヴィークルンド(コルネット)
  シモン・トルダム(ピアノ) ラセ・マアク(ベース)
  ダニエル・フレードリクソン(ドラム)
  ユーナス・リンデボリ(トランペット)
  カーリン・ハンマル(トロンボーン)
  スタファン・フィンディン(ユーフォニアム)
  マグヌス・ヴィークルンド(テューバ)
 
録音 2021年3月、10月 Atlantis Studio(ストックホルム)

 
スウェーデンのジャズ・ミュージシャン、トビアス・ヴィークルンド Tobias Wiklund(1986)は、トランペッターとして技巧と音楽を誇るだけでなく、同じ世代では数えるほどしかいないコルネットのプレーヤーとしても知られます。ストックホルム・ジャズ・オーケストラやデンマーク放送ビッグバンドのメンバーとして活動。Stunt Records のスノッレ・シルク・バンド(スノーア・キアク・バンド)の録音セッションに参加、マグヌス・ユート(マウヌス・ヨート)やヤン・ハーベクたちと共演してアルバムを録音してきました。2019年にリリースした初めてのリーダー・アルバム『Where the Spirits Eat』(STUCD 19012)は、ジャズ雑誌の年間の最優秀アルバムにもノミネートされるはど、各国のメディアから多くの賛辞を得ました。
 
このアルバム第2作は、シモン・トルダム Simon Toldam のピアノ、ラセ・マアク Lasse Mørck のベース、ダニエル・フレードリクソン Daniel Fredriksson のドラムという前作と同じカルテットに加え、ユーナス・リンデボリ Jonas Lindeborg のトランペット、カーリン・ハンマル Karin Hammar のトロンボーン、スタファン・フィンディン Staffan Findin のユーフォニアム、マグヌス・ヴィークルンド Magnus Wiklund のテューバというブラス・セクションをフィーチャーしたセッションでの録音です。
 
価格 2,585円(税込価格)(本体価格 2,350円)

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