November 2023
『クラウス 序曲集』
cpo 555 579-2 classical
ユーセフ・マッティン・クラウス(1756-1792)
劇音楽《漁師たち(Fiskarena)》 VB 40 - 序曲
劇音楽《オリュンピア(Olympie)》 VB 29 - 序曲
劇音楽《ソリマン二世または三人のスルタン
(Soliman II eller De tre sultaninnorna)》 VB 22 - 序曲
歌劇《カルタゴのアエネアス(Aeneas i Carthago)》VB 23 - 第5幕への序奏
歌劇《カルタゴのアエネアス(Aeneas i Carthago)》VB 23 - 第1幕への序曲
劇音楽《冒険者(Äfventyraren)》 VB32 - 序曲
グスタフ三世のための葬送カンタータ
(Konung Gustav III Begravningskantat) VB 42 - 第1部への序奏
カンタータ《国王の誕生日のために
(Zum Geburtstag des Königs Gustav III)》 VB 41 - 序曲
歌劇《プロセルピナ(Proserpin)》 VB 19 - 序曲
グスタフ三世のための葬送カンタータ
(Konung Gustav III Begravningskantat) VB 42 - 第2部への序奏
テレジア管弦楽団
クラウディオ・アストロニオ(指揮)
録音 2019年8月20日–23日 Sala Filarmonica(イタリア)
ユーセフ・マッティン・クラウス Joseph Martin Kraus は、ドイツのミルテンベルク・アム・マインで生まれ、21歳の時にスウェーデンに渡り、36歳で没するまでグスタフ三世に仕えました。このアルバムでは、宮廷で行われる催しのためにクラウスが作曲した歌劇、劇のための音楽、国王の誕生日の祝い、そして、1792年3月16日の暗殺事件で命を落とすグスタフ三世の葬儀のための音楽といった重要な作品の「序曲」が演奏されます。
ピリオド楽器アンサンブル「テレジア管弦楽団 Theresia Orchestra」は、2012年、イタリアの起業家マリオ・マルティノーリと EU の共同事業として創設されました。ヨーロッパの主要な音楽学校で古楽器演奏を学ぶ28歳までの音楽家たちにアンサンブルとして演奏する機会を与え、プロフェッショナルのプレーヤーとしての技量を磨く。2016年からは北イタリアの文化組織「Fondazione ICONS 」の支援の下で活動しています。この序曲集の後、クラウスの管弦楽作品を体系的に録音することが予定されています。
価格 2,860円(税込価格)(本体価格 2,600円)
『ナタナエル・ベリ 交響曲第4番・第5番』
cpo 777 665-2 classical
ナタナエル・ベリ(1879–1957)
交響曲第4番《交響的小品(Pezzo sinfonico)》(1919)
交響曲第5番《情熱の三部作(Trilogia delle passioni)》(1924)
ノルショーピング交響楽団
アリ・ラシライネン(指揮)
録音 2022年6月6日–8日 ルイ・ド・イェール・コンサートホール(ノルショーピング、スウェーデン)
ナタナエル・ベリ Natanal Berg は、1879年、ストックホルムで生まれました。ストックホルムの音楽院(現、王立ストックホルム音楽大学)でユーハン・リンデグレーンに対位法を学び、アッテルベリやラングストレムたちとともに20世紀初期を代表する作曲家グループのひとりとみなされました。ナショナル・ロマンティシズムに対抗するアプローチをとり、様式と管弦楽法の面でリヒャルト・シュトラウスを思わせることもあるスタイルから、どちらかというと簡素で禁欲的なスタイルへと変わっていきました。
交響曲第1番・第2番(777 324-2)と交響曲第3番(777 325-2)につづくアルバムには残りの2つの交響曲が収録されています。交響曲第4番《交響的小品》は〈夢想(Drömmeri)〉〈妖精の遊び(Älvalek)〉〈ロマンス(Romans)〉〈Livsyra〉の4楽章の作品。交響曲第5番《情熱の三部作》は「アパッショナータ(Apassionata)」「アンダンテ・クワジ・レチタティーヴォ」「アレグロ・モデラート」の3つの楽章で書かれ、打楽器群にはゴング、タンブリーノ、バスドラムなどが加えられています。
価格 2,860円(税込価格)(本体価格 2,600円)
『トマス・イェンセンの遺産(Thomas Jensen Legacy) 第19集』
Danacord DACOCD 929 2CDR’s for price of 1 classical
[Disc 1]
カール・ニルセン(1865–1931)
フルート協奏曲 FS119 CNW 42(1926)
ポウル・ビアケロン(フルート)
[録音 1958年5月29日 ティボリ公園(コペンハーゲン)(ライヴ放送)]
ヴァイオリン協奏曲 FS61(Op.33)(1911)
アーネ・カレツキ(ヴァイオリン)
[録音 1962年4月19日 (ライヴ放送)]
サガの夢(Saga-Drøm) FS46 CNW35(Op.39)(1907–08)
[録音 1961年1月12日 (ライヴ放送)]
愛の賛歌(Hymnus Amoris) FS21 CNW 100(Op.12)(1896–97)
(独唱、合唱と管弦楽のための)
ルト・グルベク(ソプラノ) エレン・マグレーデ(メゾソプラノ)
ニルス・ブリンカー(テノール) ニルス・ムラー(テノール)
ホルガー・ヌアゴー(バス) ニルス・ユール・ボンド(バス)
デンマーク放送児童合唱団 デンマーク放送合唱団
[録音 1958年5月29日 ティボリ公園(コペンハーゲン)(ライヴ放送)]
[Disc 2]
ヨハネス・フレゼリク・フレーリク(1806–1860)
祝祭音楽《エーリク・メンヴェズの子供時代(Erik Menveds barndom)》
[録音 1958年1月12日 (ライヴ放送)]
ヨハン・ペーター・エミーリウス・ハートマン(1805–1900)
序曲《ユルサ(Yrsa)》 Op.78(1881–82)
(エーダム・ウーレンスレーヤーの英雄叙事詩への)
[録音 1958年1月12日 (ライヴ放送)]
カール・ニルセン(1865–1931)
歌劇《仮面舞踏会(Maskerade)》 FS39(1904–06)(抜粋)
[録音 1954年4月 スタジオ録音][Decca BR 3111]
アイナー・ヤコブセン(1897–1970)
交響曲第1番《今(Now)》(1945)
[録音 1960年8月13日 (ライヴ放送)]
スヴェン・エーリク・タープ(1908–1994)
季節の変わり目(L’alternasi delle stagioni) Op.46
[録音 1958年1月12日 (ライヴ放送)]
ポウル・シアベク(1888–1949)
ユラン(Jylland)(1947)(男声合唱と管弦楽のための)
デンマーク放送合唱団(男声)
[録音 1961年8月18日 (ライヴ放送)]
デンマーク放送交響楽団 トマス・イェンセン(指揮)
復刻 クラウス・ビューリト
トマス・イェンセン Thomas Jensen(1898–1963)の遺産シリーズ第19集。ポウル・ビアケロン Poul Birkelundl(1917–2006)とアーネ・カレツキ Arne Karecki のソロによるカール・ニルセンの協奏曲。ニルセンの初期の傑作のひとつ、愛を壮大に歌いあげる《愛の賛歌》。初期ロマンティシズムのJ・F・フレーリク Johannes Frederik Frørich とJ・P・E・ハートマン Johan Peter Emilius Harrtmann から、イェンセンと同時代のアイナー・ヤコブセン Ejnar Jacobsen、スヴェン・エーリク・タープ Svend Erik Tarp とポウル・シアベク Poul Scherbeck まで、めずらしいレパートリーのデンマークの管弦楽作品が収録されています。
価格 2,530円(税込価格)(本体価格 2,300円)
高品質メディア(Sony DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-Rによるリリースです。
『忘れられたデンマークのピアニスト – アーネ・スキョル・ラスムセン』
Danacord DACOCD 966–967 2CDR’s classical
[Disa 1]
ルートヴィヒ・ファン・ベートーヴェン(1770–1827)
ピアノソナタ第23番 ヘ短調 Op.57 《アパッショナータ(Appassionata)》
[録音 1951年6月6日–7日][TONO A 166–68 LPA 34004]
ピアノソナタ第21番 ハ長調 Op.53 《ヴァルトシュタイン(Waldstein)》
[録音 1953年5月26日–28日][TONO A 186–98 LPA 34004]
ピアノソナタ第9番 ホ長調 Op.14 no.1
[録音 1956年][TONO LPK 32010]
フレデリク・ショパン(1810–1849)
夜想曲 変ホ長調 Op.9 no.2 練習曲 ホ長調 Op.10 no.3
[録音 1954年4月16日–28日][TONO A 196 EP 45052]
ヨハネス・ブラームス(1833–1897)
カプリッチョ(Capriccio)ト短調 Op.116 no.3
間奏曲(Intermezzo) へ長調 Op.116 no.4
間奏曲(Intermezzo) イ長調 Op.118 no.2
ラプソディ(Rhapsody) 変ホ長調 Op.119 no.4
[録音 1956年][TONO LPK 32010]
[Disa 2]
カール・ニルセン(1865–1931)
組曲《明けの明星(Den Luciferiske)》FS91 CNW 88(Op.45)
[録音 1953年8月19日][TONO A 189–91 LPA 34005]
主題と変奏(Tema med Variationer) FS81 CNW 87(Op.40)
[録音 1952年1月18日][TONO A 177–78 LPK 32002]
3つのピアノの小品(Tre Klaverstykker) FS131 CNW90(Op.59)
[録音 1952年1月18日][TONO A 179 LPK 32002]
フランツ・シューベルト(1797–1828)
軍隊行進曲(Marche Militaires)第1番 ニ長調 D.733(Op.51) no.1(4手のピアノのための)*
[録音 1954年][TONO A198]
即興曲(Impromptus)第2番 変イ長調 D.935(Op.142) no.2
[録音 1954年][TONO A197 EP 43033]
楽興の時(Moment Musical) 変イ長調 D.780(Op.94) no.2
[録音 1954年][TONO A198]
ロベルト・シューマン(1810–1856)
ロマンス(Romanze) 嬰へ長調 Op.28 no.2
フェリクス・メンデルスゾーン(1809–1847)
春の歌(Frühlingslied) Op.62 no.6
[録音 1954年4月21日–28日][TONO EP 45052]
エドヴァルド・グリーグ(1843–1907)
トロールハウゲンの婚礼の日(Bryllupsdag på Troldhaugen) Op.65 no.6
[録音 1954年年4月26日–28日][TONO A 195]
春に寄す(Til våren) Op.43 no.6
[録音 1954年年4月26日–28日][TONO A 195 EP 43029]
クリスチャン・シンディング(1856–1941)
春のさざめき(Frühlingsrauschen) Op.32 no.3
[録音 1954年年4月26日–28日][TONO A 195 EP 43029]
アーネ・スキョル・ラスムセン(ピアノ)
インガ・スキョル・ラスムセン(ピアノ)*
復刻 クラウス・ビューリト
Danacord の『忘れられたデンマークのピアニスト』の録音をリリースするシリーズ。
アーネ・スキョル・ラスムセン Arne Skjold Rasmussen(1921–1980)は、デンマークでもっとも優れた、真のヴィルトゥオーゾ・ピアニストのひとりと言われます。コペンハーゲンに生まれ、王立デンマーク音楽アカデミーでヨハネ・ストクマとクリスチャン・クリスチャンセンに学び、1944年にコンサート・デビューしました。1946年にパリでジュール・ジャンティに師事、1947年にルツェルンのエドウィン・フィッシャーのコースに参加しました。ウィーンにも留学し、デンマークでソリストと室内楽奏者としてコンサートに出演。1954年から王立デンマーク音楽アカデミーで教え、1959年に教授に就任しました。ノルウェー、スウェーデン、スイス、フランス、イタリアとコンサートを行い、イギリスでは BBC の番組のためにカール・ニルセンのソロ・ピアノ作品の全曲を録音しています。ラスムセンは、1980年12月4日、ヘルシングウーアで没しました。
彼は、レコードのために録音することをひどく嫌ったといわれます。そのため、デンマークの TONO レーベルに録音した「TONO ソロ録音全集(1951–1956)」に収録された音源が、ソロ録音のすべてです。協奏曲はなく、最晩年に行った室内楽の録音がわずかばかり残されています。ベートーヴェンのピアノソナタ3曲、ショパンやブラームスたちの小品、最初の夫人インガとの連弾によるシューベルトの《軍隊行進曲》、カール・ニルセンの「堕天使」の邦題で通っている組曲《明けの明星》と《主題と変奏》、グリーグの『抒情小曲集』の2曲、シンディングの《春のさざめき》(春のささやき)。すべてラスムセンがレパートリーにしていた作品です。
価格 4,950円(税込価格)(本体価格 4,500円)
高品質メディア(Sony DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-Rによるリリースです。
『レ・シエクル+リゲティ』
Harmonia Mundi HMM 905370[再リリース] contemporary/classical
ジェルジュ・リゲティ(1923–2006)
6つのバガテル(Sechs Bagatellen)(1953)(木管五重奏のための)
室内協奏曲(Kammerkonzert)(1970)
10の小品(10 Stücke für Bläserquintett)(1968)(木管五重奏のための)
レ・シエクル
フランソワ=グザヴィエ・ロト(指揮) [Actes Sud ASM 26]
録音 2016年4月12日–14日 メジャン礼拝堂(アルル)、シテ・ド・ラ・ミュジーク(パリ)(ライヴ録音)
ロトとレ・シエクルが2016年に録音したジェルジュ・リゲティ(1923–2006)の作品集(Actes Sud ASM 26)が、Harmonia Mundi レーベルで再リリースされます。
《6つのバガテル》は、リゲティのもっとも有名なピアノ作品《Musica receercata》を木管五重奏のための6つの性格的小品に編曲した作品です。野性的、快活、瞑想的、情熱的……。第5曲〈メスト〉に「ベーラ・バルトーク追悼」と付記されています。1969年にストックホルム・フィルハーモニック木管五重奏団によって全曲初演されました。
《10の小品》は、ストックホルム・フィルハーモニック木管五重奏団と Rikskonsertet(国立コンサート機関)の委嘱で作曲され、1969年1月にストックホルムの議会で演奏されたあと、マルメで初演されました。「楽器のミニコンサート」といわれるヴィルトゥオーゾ的な小品と「カンタービレ」の小品。木管五重奏による「現代音楽」の古典とみなされている作品です。
マリオン・ラランクール Marion Ralincourt のフルート、エレーヌ・ムロ Hélène mourot のオーボエ、クリスチャン・ラボリ Christian Laborie のクラリネット、ミカエル・ロラン Michaël Rolland のバソン、ピエール・ルジェリ Pierre Rougerie のホルン。この2つの作品のピリオド楽器による演奏は「レ・シエクル」による録音が初めてです。
《室内協奏曲》は、管楽器、ピアノ、チェンバロと弦楽五重奏のために書かれた4楽章の作品です。「マイクロポリフォニック」のテクスチュアを使いながら、「リゲティの音楽」からメロディックで折衷的なスタイルへと向かうことが示されます。1969年から1970年に作曲され、1970年10月1日、作品を献呈されたフリードリヒ・チェルハ指揮とアンサンブル「die reihe」によって初演されました。フランソワ=グザヴィエ・ロトとレ・シエクルによる「パステル画」のような明るい音色が、リゲティの音楽を新たな角度から見せます。
価格 3,300円(税込価格)(本体価格 3,000円)
『穏やかに吹け、風よ(Soave sia il vento)』
NovAntiqua Records NA 90 classical
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(1756–1791)
ホルン五重奏曲 変ホ長調 K.407/386c
オーボエ四重奏曲 へ長調 K.370/368b
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(1756–1791)
(セルジオ・アッツォリーニ(1967–) 編曲)
ファゴットとチェロのためのソナタ 変ロ長調 K.292/196c
(2つのファゴットと2つのバセットホルンのための)
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(1756–1791)
フルート四重奏曲 ニ長調 K.285
セルジオ・アッツォリーニ(ファゴット)
アンサンブル・ミトヴェスト
録音 2018年3月30日–22日 デンマーク
「穏やかに吹け、風よ 鎮まれ、波よ この世のものがみな やさしく応えてくれ わたしたちの願いに」(ロレンツォ・ダ・ポンテ)。
イタリアの NovAntique Records のリリースするファゴット奏者セルジオ・アッツォリーニと「アンサンブル・ミトヴェスト」のアルバム。オペラ《コジ・ファン・トゥッテ》の第1幕、フィオルディリージとドラベッラとドン・アルフォンゾの三重唱の歌詞をタイトルに採り、モーツァルトが作曲した木管楽器の室内楽作品を演奏しています。
セルジョ・アッツォリーニ Sergio Azzollini(1967–)は、イタリアのファゴット奏者。ボルツァーノで生まれ、地元のモンテヴェルディ音楽院のロマーノ・サンティとハノーファー音楽演劇大学のクラウス・トゥーネマンに学びました。「ザビーネ・マイヤー・ウィンドアンサンブル」と「Ma’alot Quintet」でメンバーとして演奏、「カンマーアカデミー・ポツダム」の芸術監督を務めました。近年は、バロック・ファゴットも演奏し、「リモージュ・バロック・アンサンブル」や「ラ・ストラヴァガンツァ・ケルン」をはじめとする古楽グループに参加しています。バーゼル音楽大学で教授としてファゴットと室内楽を教えています。
「アンサンブル・ミトヴェスト Ensemble MidtVest」は、デンマークのユラン半島中西部に作られたプロフェッショナルの室内楽グループです。2002年、弦楽三重奏、木管五重奏とピアノの編成で創設され、2009年からレジデントアーティストとしてヘアニングの現代美術館(HEART)を本拠に活動しています。ヴァウン・ホルムボー(Dacapo 8.226073, 8.226074)、ハンス・エーブラハムセン(8.226090)、ヤーアン・イェアシル(8.226072)、カール・ニルセン(cpo)、ニルス・W・ゲーゼ(cpo)、フランシス・プーランク(cpo 777 711-2)など、多くの録音に起用されてきました。
《ホルン五重奏曲》《オーボエ四重奏曲》《フルート四重奏曲 ニ長調》は、オリジナルの編成。《ファゴットとチェロのためのソナタ》(二重奏曲)は、アッツォリーニ編曲の「2つのファゴットと2つのバセットホルンのための版」による演奏です。
価格 2,530円(税込価格)(本体価格 2,300円)
『Så skall hat och avund smältas』
Ladybird 79556879/Ladybird 79556879LP Vinyl LP traditional
『Så skall hat och avund smältas』
Jag står upp en morgon(ある朝起きると)
Uti vår hage(ふたりだけの牧場で)
Lars Persson(ラーシュ・ペーション)
Hälleberget(ヘッレベリエット)
Vindarna sucka uti skogarna(風が森でため息をつき)
Blågeta(青い山羊) Å längtat haver jag(ああ、君に想いこがれて)
Nuckan(オールドミス) Geting(キバチ)
Jeg gik mig ud en sommerdag(ある夏の日、小鳥の歌を聴きに出かけた)
Allt vad vi på jorden äge(この世にあるものはみな)
Ack Värmland du sköna(ああ、美しいヴェルムランドよ)
En midsommarafton(夏至祭の前夜)
En gång blir du av med mig(いつかあなたは私と別れるだろう)
Om du är ledsen(悲しければ)
オーケルヴィンダ(Åkervinda)
イーリス・ベリクランツ(ヴォーカル)
リーセ・クローネル(ヴォーカル)
アイネス・オールンド(ヴォーカル)
リンダ・ベリストレム(ヴォーカル)
録音 Aeps Studio(フランクフルト、ドイツ)
制作 オーケルヴィンダ、モーテン・ヴィンター・サーアンセン
録音エンジニア・ミクシング・編集 モーテン・ヴィンター・サーアンセン
「オーケルヴィンダ Åkervinda」は、「根はジャズシンガー」という4人の女性が、2013年、スコーネ地方のスクルプ国民大学(フォルケホイスコーレ)(Skurups Folkhögskola)で結成したアカペラ・フォークグループです。イーリス・ベリクランツ Iris Bergcrantz、リーセ・クローネル Lise Kroner、アイネス・オールンド Agnes Åhlund、ハンナ・グラーム Hanna Grahm。フォーク・ミュージックを深く愛し、オリジナルとモダンな歌い方でスカンディナヴィアの民謡に新しい生命を吹き込む。広く根を張る植物「ヒルガオ」にちなみ「オーケルヴィンダ Åkervinda」のグループ名がつけられました。
2014年、ファースト・アルバム『Kära Mor(愛するママ)』をリリース。デンマークのオーフスで行われるヴォーカル・フェスティヴァルの直前、ハンナに代わりリンダ・ベリストレム Linda Bergström が加わり、コンペティションの最優秀編曲部門の第2位に選ばれました。そのあとアメリカとカナダをツアーで周り、フランス、ルクセンブルク、アイスランド、デンマーク、スウェーデン、イギリスのフェルスティヴァルに参加しました。2019年7月には、聴衆が出演者と一緒になって歌うスウェーデン SVT の人気テレビショー「Allsång på Skansen(アルソング・ポー・スカンセン)」に出演しています。
『Så skall hat och avund smältas(そうすれば憎悪と嫉妬は消え去る)』は、オーケルヴィンダの3作目のフルアルバムです。スウェーデン・グラミー賞の最優秀フォーク・ミュージック部門にノミネートされた第2作の『Förgänlighet(はかなさ)』と同じように、「光と闇」「喜びと悲しみ」「ユーモアとまじめ」の歌が彼女たちの編曲で歌われます。アルバムのタイトルに関係のある《Jag står upp en morgon(ある朝起きると)》にはじまるプログラム。アルヴェーンの編曲でも知られるスウェーデンのポルスカ《ふたりだけの牧場で》。狼が出たら角でやっつければいいと、山に登ろうとする子山羊を歌う古い民謡《青い山羊》。N・F・S・グロントヴィの詩によるデンマークの伝承曲《ある夏の日、小鳥の歌を聴きに出かけた》。もっとも愛されているスウェーデン民謡のひとつ《ああ、美しいヴェルムランドよ》。心を元気づける、心地よく魅力的で優美なフォーク・アルバムです。
価格(CD) 2,365円(税込価格)(本体価格 2,150円)
価格(Vinyl LP) 3,740円(税込価格)(税抜価格 3,400円)
『For All We Know』
Prophone PCD 321/PLP 321 Vinyl LP jazz
『For All We Know』
I Get Along Without You Very Well
(Hoagy Carmichael/Jane Brown Thompson)
Autumn Leaves(Joseph Kosma/Jacques Prévert/Johny Mercer)
For All We Know(J. Fred Coots/Sam M. Lewis)
How Could You(Harry Warren/Al Dubin/Henry Warren)
Something on Your Mind(Karen Dalton)
Softly as in a Morning Sunrise(Sigmund Romberg/Oscar Hammerstein II)
Devil May Care(Bob Dorough)
If I Should Lose You(Ralph Rainger/Leo Robin)
(They Long to Be) Close to You(Burt Bacharach/Hal David)
For All We Know(J. Fred Coots/Sam M. Lewis)(Alternate Version)
エラス・カペル
ロヴィーサ・イェンネルヴァル(ヴォーカル)
マンネ・スカヴェンステット(ピアノ)
アウグスト・エーリクソン(ベース)
エドヴィン・グレンテ(ドラム)
編曲 エドヴィン・グレンテ、ロヴィーサ・イェンネルヴァル、アウグスト・エーリクソン、マンネ・スカヴェンステット
録音 2023年5月31日–6月1日 ニレント・スタジオ Nilento Studios(コッレレード、スウェーデン)
録音エンジニア ラーシュ・ニルソン、Jesper Giöbel
『Longing』(PCD 216)と『What’s It All About』(PCD 266)をリリースしたスウェーデンのバンド「エラス・カペル(Ellas Kapell)」(エラの礼拝堂、聖楽隊、楽団)のアルバム第3作。「悲しみ、さらに、音楽とともに裂け目から光が流れこみ、暗黒が転じ、絶望が希望に変わる、そういった何かを垣間見る」をテーマに作られました。
ホーギー・カーマイケルとジェーン・ブラウン・トンプソンが作りチェット・ベーカーの歌で知られる《I Get Along Without You Very Well》(君がいなくてもうまくやってけるさ)。ジョニー・マーサーの英語歌詞で歌われるシャンソンの《枯葉》。ビリー・ホリデイやダイナ・ワシントンも歌った《For All We Know》(もしかすると)。シグマンド・ロンバーグとオスカー・ハマースタイン二世が作り、MJQ の初期アルバム『コンコルド』などインストルメンタルの演奏でも親しまれている《Softly as in a Morning Sunrise》(朝日のようにさわやかに)。カーペンターズが歌ってヒットしたバート・バカラックとハル・デイヴィッドの《Close to You》(邦題「遥かなる影」)。めりはりをつけたプログラムです。ロヴィーサ・イェンネルヴァル Lovisa Jenervall のヴォーカル、マンネ・スカヴェンステット Manne Skafvenstedt のピアノ、エドヴィン・グレンテ Edvin Glänte のドラム、アウグスト・エーリクソン August Eriksson のベース。ふたつのアルバムを作った経験もあり、一層リラックスした気分で歌い、演奏されます。
価格(CD) 2,365円(税込価格)(本体価格 2,150円)
価格(Vinyl LP) 3,740円(税込価格)(税抜価格 3,400円)
『Tranesformation』
Storyville 101 8536 jazz
『Tranesformation』
Naima My Favorite Things Impressions It’s Easy to Remember
Spiral Cousin Mary Afro Blue Body and Soul Summertime
Miles Mode I’ll Wait and Pray Inch Worm M-Elvin
Dahomey Dance Count Down
ブライアン・メルヴィン(ドラム)
セーアン・リー(ギター)
マス・スナゴー(オルガン)
録音 2023年1月28日 MillFactory Studios(コペンハーゲン)
アメリカのドラマー、ブライアン・メルヴィンとデンマークのギタリスト、セーアン・リーにデンマークのオルガニスト、マス・スナゴーが加わり、できたばかりのトリオによる「ジョン・コルトレーンの永遠のレガシー」へのトリビュート。
ブライアン・メルヴィン Brian Melvin は、ベーシストのジャコ・パストリアス、サックス奏者のジョー・ヘンダーソン、ギター・ヴィルトウォーゾのジョン・スコフィールドをはじめとする輝かしいアーティストとのコラボレーションなど、音楽的、歴史的にジャズ音楽に貢献し、アメリカのジャズの殿堂入りをしました。
セーアン・リー Søren Lee は、ベーシストのレイ・ブラウンやギタリストのジム・ホールといったレジェンドたちと共演、国際的なジャズ・シーンに大きく貢献してきました。
マス・スナゴー Mads Søndergaard は、デンマークを代表するオルガニストのひとり。ヨーロッパの一流ジャズ・ミュージシャンたちとのコラボレーションが賞賛されています。
アルバムは、コルトレーンが妻に捧げた《Naima(ナイーマ)》やミュージカル・ナンバーを彼がジャズのスタンダードにした《My Favorite Things》など、コルトレーンの音楽のエッセンスを彼ら独自の芸術的視点と融合させた15のトラックで構成されています。
価格 2,420円(税込価格)(本体価格 2,200円)