November 2021

 

『Renewal(リニューアル)』
BIS SACD 2549 SACD hybrid (5.0 surround/stereo) contemporary/classical

 
『Renewal(リニューアル)』
ジョアナ・マーシュ(1970–)(ジュリアン・アズクール 編曲)
 冬の家には(In Winter’s House)(2019)(弦楽オーケストラのための)
キャロライン・ショー(1982–)
 間奏曲(Entr’acte)(2011/2014)(弦楽オーケストラのための版)
オスバルド・ゴリホフ(1960–)
 3つの歌(Three Songs)(ソプラノと弦楽オーケストラのための)*
  空駆ける馬の夜(Night of the Flying Horses)
  色褪せた月(Lúa Descolorida)
  なんとゆっくりと風は(How Slow the Wind)
フェリクス・メンデルスゾーン(1809–1847)(ジュリアン・アズクール 編曲)
 弦楽四重奏曲第6番 ヘ短調 Op.80/MWV R37(1847)
キャロライン・ショー(1982–)(ジュリアン・アズクール 編曲)
 つばめは巣をかけて(and the swallow)
  ユナイテッド・ストリングズ・オブ・ヨーロッパ(USE)
  ジュリアン・アズクール(ディレクター、コンサートマスター)
  ルビー・ヒューズ(ソプラノ)*
 
録音 2021年3月8日、9日、25日、26日 セント・シラス教会(ケンティッシュ・タウン、ロンドン、イングランド) 
制作 マシュー・ベネット
録音 デーヴ・ローウェル

 
ロンドンに本拠を置くアンサンブル「ユナイテッド・ストリングズ・オブ・ヨーロッパ(United Strings of Europe)」(USE)は、2020年、デビュー・アルバム『In Motion』(動いている)(BIS SA-2529)をリリース、「独創的なプログラムと『高度な技術による表現豊かな』演奏」(「ザ・タイムズ」)と称賛された活動を「録音」という形で示してみせました。アルバム第2作『Renewal(リニューアル)』。「喪失と変質」をテーマに据え、リーダーのジュリアン・アズクール Julian Azkoul が「USE」のスタイルに合わせて編曲、選曲したプログラムが組まれています。
 
ジョアナ・マーシュ Joanna Marsh が、「テネブレ」合唱団から委嘱を受け、「暗闇と光、再生の心象をおとぎ話の風景に詠んだ」ジェーン・ドレイコットの詩に作曲した《冬の家には》の弦楽オーケストラのための編曲。キャロライン・ショー Caroline Shaw が、メヌエットとトリオという古典の形式を「独創性と楽しさを等分」して現代に「再生」した弦楽四重奏のための作品を彼女自身が弦楽オーケストラのために編曲した《間奏曲》。
 
オスバルド・ゴリホフ Osvaldo Golijov の《3つの歌》は、ソプラノと弦楽オーケストラのための作品です。彼が音楽を担当したサリー・ポッターの映画『The Man Who Cried』(邦題『耳に残る君の歌声』)のために書いた〈Close Your Eyes〉のバリー・デイヴィスによるイディッシュ語の子守歌から始まる〈空駆ける馬の夜〉。ロサリア・デ・カストロのガリシア語の詩による〈色褪せた月〉。エミリ・ディキンソンの詩をテクストにした〈なんとゆっくりと風は〉。メンデルスゾーンが、姉ファニーの突然の死に突き動かされて作曲したといわれる《弦楽四重奏曲第6番 ヘ短調》。キャロライン・ショーが、シリア難民とアメリカとメキシコの国境に押しよせた難民の姿からインスピレーションを受け、『詩篇84番』をテクストに作曲した《つばめは巣をかけて》。
 
『In Motion』と同じスタッフが制作と録音を担当しました。
 
価格 2,915円(税込価格)(本体価格 2,650円)

 

『ブラームス 交響曲全集』
BIS SACD 2556 4SACD’s hybrid (5.0 surround/stereo) classical

 
ヨハネス・ブラームス(1833–1897)
[Disc 1: BIS SA-1756]
 交響曲第1番 ハ短調 Op.68(1876)
 愛の歌(Liebeslieder-Walzer)(1869–70)
  話してくれ、大好きな君(Rede Mädchen, allzu liebes) Op.52 no.1
  岩場に大波が打ち寄せる(Am Gesteine rauscht die Flut) Op.52 no.2 
  赤い夕陽のように燃えたいの(Wie des Abends schöne Röte) Op.52 no.4
  かわいい小鳥が庭の方へ飛んで行った
  (Ein kleiner, hübscher Vogel nahm den Flug) Op.52 no.6
  緑色のホップの蔓よ(Die grüne Hopfenranke) Op.52 no.5
  わたしの心を苦しめる毒がある
  (Nagen am Herzen fühl ich Gift in mir) Op.65 no.9
  だめだ、うまくやる方法がない
  (Nein, es ist nicht auszukommen) Op.52 no.11
  君の瞳に見つめられると(Wenn so lind dein Auge mir )Op.52 no.8
  ドナウのほとりに一軒の家が建っていた
  (Am Donaustrande, da steht ein Haus) Op.52 no.9
 ハンガリー舞曲 WoO.1(1869 orch.1873)(ヨハネス・ブラームス 編曲)
  第1番 第3番 第10番
[Disc 2: BIS SA-2253]
 交響曲第2番 ニ長調 Op.73(1877)
 ハイドンの主題による変奏曲
 (Variationen über ein Thema von Joseph Haydn) Op.56a(1873)
 ハンガリー舞曲 WoO.1(1869)(トマス・ダウスゴー 編曲)
  第6番 第7番 第5番
 大学祝典序曲(Akademische Festouvertüre) Op.80(1880)
[Disc 3: BIS SA-2319]
 交響曲第3番 へ長調 Op.90(1883)
 6つの歌(フランツ・シューベルトの歌曲の編曲)
  御者クローノスに(An Schwager Kronos) D.369 **
  メムノン(Memnon) D.541 * 秘めごと(Geheimes) D.719 *
  老年の歌(Greisengesrng) D.778 **
  エレンの歌(Ellens zweiter Gesang)(初稿) D.838 *
  タルタロスから来た群れ(Gruppe aus dem Tartarus) D.583 **
 ハンガリー舞曲 WoO.1(1869)(トマス・ダウスゴー 編曲)
  第11番 第12番 第13番 第14番 第15番 第16番
 アルト・ラプソディ(Alt-Rhapsodie) Op.53(1869)
 (アルト、男声合唱と管弦楽のための)*/†
[Disc 4: BIS SA-2383]
 交響曲第4番 ホ短調 Op.98(1884–85)
 ハンガリー舞曲 WoO.1(1869)(トマス・ダウスゴー 編曲)
  第2番 第4番 第8番 第9番 第17番 第18番 第19番 第20番 第21番
 悲劇的序曲(Tragische Ouvertüre) Op.81(1880)
  スウェーデン室内管弦楽団 トマス・ダウスゴー(指揮)
  アンナ・ラーション(アルト)* ヨハン・ロイター(バリトン)**
  スウェーデン放送合唱団 †
 
録音 2011年3月(Disc 1)、2016年5月、6月(Disc 2)、2016年11月(Disc 3)、2017年3月(Disc 3:ハンガリー舞曲)、2018年4月(Disc 4)、2018年9月(Disc 4:ハンガリー舞曲) オレブルー・コンサートホール(オレブルー、スウェーデン)

 
2012年から2020年にリリースされたアルバムのセット化。
 
価格 5,830円(税込価格)(税抜価格 5,300円)

『トマス・イェンセンの遺産(Thomas Jensen Legacy) 第5集』
Danacord DACOCD 915 2CDR’s for price of 1 classical

 
[Disc 1]
フェリクス・メンデルスゾーン(1809–1847)
 序曲《真夏の夜の夢(Ein Sommernachtstraum)》 Op.21
 ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 Op.64 *
 交響曲第3番 イ短調 Op.56《スコットランド(Schottische)》
 [録音 1962年1月21日 デンマーク放送コンサートホール
 (コペンハーゲン)(ライヴ放送)]
[Disc 2]
ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデル(1685–1759)
 合奏協奏曲 Op.6 no.1 ト長調 HWV.319
ヴァルフガング・アマデウス・モーツァルト(1756–1791)
 ピアノ協奏曲第21番 ハ長調 K.467 **
 [録音 1963年10月31日 デンマーク放送コンサートホール
 (コペンハーゲン)(ライヴ放送)]
ニルス・W・ゲーゼ(1817–1890)
 ノヴェレッテ第1番 ヘ長調 Op.53(弦楽オーケストラのための)
アントニーン・ドヴォルザーク(1841–1904)
 序曲《謝肉祭(Karneval)》 Op.92
 [録音 1962年6月5日 デンマーク放送コンサートホール
 (コペンハーゲン)(ライヴ放送)]
  デンマーク放送交響楽団 トマス・イェンセン(指揮)
  ヘンリク・サクセンスキョル(ヴァイオリン)*
  アニー・フィッシャー(ピアノ)**
 
復刻 クラウス・ビューリト

 
 
デンマークの指揮者トマス・イェンセン Thomas Jensen(1898–1963)の「遺産」シリーズ。イェンセンが、晩年に近い時期でありながらなお、オーケストラから生気にみちた音楽を引き出す力をもっていることを示した、1962年の「メンデルスゾーン」コンサート。序曲《真夏の夜の夢》、ヘンリク・サクセンスキョル Henrik Sachsenskjold(1918–2016)がソロを弾いた《ヴァイオリン協奏曲 ホ短調》、交響曲第3番 イ短調《スコットランド》のプログラム。ヘンデルの《合奏協奏曲 ト長調》とアニー・フィッシャーをソリストに迎えたモーツァルトの《ピアノ協奏曲 ハ長調》の「淀みなく流れる、きらきらと輝く」演奏は、1963年11月13日に亡くなる2週間前、10月31日にライヴ放送されたコンサートの音源です。メンデルスゾーンに学び、デンマーク・ロマンティシズム時代を美しく彩ったニルス・W・ゲーゼ Niels W. Gade のもっともロマンティックな作品のひとつ《ノヴェレッテ第1番》。デンマーク放送交響楽団が国際レベルのオーケストラだということを示したドヴォルザークの《謝肉祭》。すべて、今回初めてCD化されます。
 
価格 2,695円(税込価格)(本体価格 2,450円)
 

高品質メディア(Sony DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-Rによるリリースです。

『トマス・イェンセンの遺産(Thomas Jensen Legacy) 第6集』
Danacord DACOCD 916 2CDR’s for price of 1 classical 

 
[Disc 1]
カール・ニルセン(1865–1931)
 序曲《ヘリオス(Helios)》 FS32(Op.17)*
 [録音 1942年9月 デンマーク放送スタジオ(コペンハーゲン)]
 [Odeon D 6436-7]
 交響曲第3番 FS60(Op.27)《シンフォニア・エスパンシーヴァ
 (ひろがりの交響曲)(Sinfonia espansiva)》
 [録音 1959年6月20日 デンマーク放送コンサートホール
 (コペンハーゲン)(ライヴ放送)]
 交響曲第4番 FS76(Op.29)《消しがたきもの(Det uudslukkelige)》
 [録音 1952年9月2日 デンマーク放送コンサートホール
 (コペンハーゲン)(ライヴ放送)]
[Disc 2]
ジャン・シベリウス(1865–1957)
 交響曲第3番 ハ長調 Op.52
 [録音 1963年5月31日 デンマーク放送スタジオ(コペンハーゲン)
 (スタジオ放送)]
ニルス・ヴィゴ・ベンソン(1919–2000)
 Mutations(突然変異) Op.123(1960)(管弦楽のための)
 [録音 1960年 コペンハーゲン(ライヴ放送)]
 交響曲第4番《Metamorfoser(メタモルフォーゼ)》 Op.55(1948)
 [録音 1961年 コペンハーゲン(ライヴ放送)]
  デンマーク放送交響楽団 王立管弦楽団 *
  トマス・イェンセン(指揮)
 
復刻 クラウス・ビューリト

 
デンマークの指揮者トマス・イェンセン Thomas Jensen(1898–1963)の「遺産」シリーズ。「Disc 1」には、イェンセンの「十八番(おはこ)」カール・ニルセンの3つの古典的録音が収録されています。Odeon の音源による、王立管弦楽団を指揮した序曲《ヘリオス》。デンマーク放送交響楽団を指揮、ライヴ放送された第3番と第4番の交響曲。「Disc 2」のシベリウスの《交響曲第3番 ハ長調》と、デンマークのニルス・ヴィゴ・ベンソン Niels Viggo Bentzon の《Mutations(突然変異)》と《交響曲第4番》は、初めてリリースされる音源です。イェンセンの情熱的姿勢と鋭敏な解釈が「形式の新機軸」を打ち出したデンマークとフィンランドの「モダニズム」に相応しいと言われるライヴ演奏。オリジナル・テープからの新たなリマスターです。
 
価格 2,695円(税込価格)(本体価格 2,450円)
 

高品質メディア(Sony DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-Rによるリリースです。

『Moving On』
Stunt Records STUCD 21092  jazz 

 
『Moving On』
 Monkey Donkey Love Is Love Chelsea Bridge Blue Tarif
 Wee See Lament Swinging at the Heaven Blues on the Move
 Monkey Donkey(alternate tke)
  ガーボル・ボラ(テナーサックス) ローベルト・ラカトシュ(ピアノ)
  ダニエル・フランク(ベース) ビリー・ドラモンド(ドラム)
 
録音 2021年7月13日–14日 The Village Recording(コペンハーゲン)

 
1988年にブダペストで生まれ、2014年からコペンハーゲンで活動しているサクソフォーン・プレーヤーのガーボル・ボラ Gábor Bolla は、ダニエル・フランク・カルテットの『The Hungout』(STUCD 15102)をはじめとするアンサンブルに参加しながら、自身のカルテットの活動を行ってきました。兄弟のような付き合いをつづけているというローベルト・ラカトシュ Robert Lakatos のピアノ、「超絶スウィング」のダニエル・フランク Daniel Franck のベース、「アメリカのパワーハウス」と呼ばれるビリー・ドラモンド Billy Drummond のドラムによるカルテットは、2021年のコペンハーゲン・ジャズフェスティヴァルに参加。2回のコンサートはチケットを完売、「ただただ素晴らしい」と評判になったと言われます。アルバム『Moving On』は、フェスティヴァルの数日後、ライヴの曲目を中心にコペンハーゲンのスタジオ「ヴィレッジ・レコーディング」で録音されました。
 
価格 2,585円(税込価格)(本体価格 2,350円)

『’S Wonderful(ス・ワンダフル)』
Stunt Records STUCD 21102 jazz 

 
『’S Wonderful(ス・ワンダフル)』
 Beale Street Blues(W.C. Handy) Elizabeth Town
 Same but Different Just Squeeze Me(Duke Ellington/Lee Gaines)
 ‘S Wonderful(George Gershwin/Ira Gershwin)
 Can't See for Looking First Draft St Louis Blues(W.C. Handy)
 A Brother and a Sister
  ペア・ムレホイ(ギター)
  カーク・クナフキ(コルネット)
  トミー・アンデション(ベース)
 
録音 2021年7月、8月 コペンハーゲン

 
ギタリストのペア・ムレホイ Per Møllehøj は、メロディラインとハーモニーへのセンスの良さが評価され、デンマークのジャズシーンに欠かせないプレーヤーのひとりと言われます。彼が、「ニューヨークでもっとも多忙なミュージシャンのひとり」(「New York Times」)と言われるクラリネット・プレーヤーのカーク・クナフキ Krik Knuffke と、ふたりの友人、デンマークに住んで活動するスウェーデンのベーシスト、トミー・アンデション Tommy Andersson と組んで録音したアルバム『ス・ワンダフル』。「古き良きジャズ」のナンバーに「過去に生きているのでも過去で演奏しているのでもない」感覚で取り組み、落ち着いたテンポとブルージーで親しみやすい感覚を大切にしつつ、新しい音楽として示しています。
 
価格 2,585円(税込価格)(本体価格 2,350円)

『Kopi』
Sundance Music SU 9102-2 jazz 

 
『Kopi』
 Alting var smukkere(すべてがもっと美しかった)
 (Mads Mouritz Gjellerud/Lone Hørslev)
 Åbne arme(両腕をひろげて)(Joshua Shafir)
 Landet(国)(Marie Key) Hurtige hænder(The Minds of 99)
 Det evige nu(永遠の今)(Peter Sommer)
 Vindens glemte sange(忘れられた風の歌)(Sebastian)
 Frit land(自由の国)(Ulige Numre)
 Elsk mig(わたしを愛して)(Medina)
 Uden forsvar(無防備で)(Marie Key) Retursekund(Rasmus Nøhr)
  ハネ・ボール(ヴォーカル)
  ヤコプ・フォンク(全楽器)

 
デンマークのヴォーカリスト、ハネ・ボール Hanne Boel は、2020年、久しぶりのスタジオ録音アルバム『Between Dark and Daylight』(Stunt STUCD 19082)をリリースしました。新作の『Kopi』では、前のアルバムで制作も担当したギタリストのヤコプ・フォンク  Jacob Funch とコラボレート。マス・モウリツ・ゲレルズとローネ・ハアスレウ、マリー・キー、ポスト=パンク・バンド「The Minds of 99」、セバスチャン、ロックバンド「Ulige Numre(Odd Numbers)」、メディーナ、ラスムス・ヌーアたち、デンマークの若い世代のアーティストたちが2010年代に作った歌を10曲選び「再構築」、彼らへのオマージュとしました。
 
価格 2,585円(税込価格)(本体価格 2,350円)
 

 

『Funk Is My Religion』 
ACT Music ACT 9925-2 jazz 

 
『Funk Is My Religion』
 Amanda(Nils Landgren) Anyway You Want It(Nils Landgren)
 See Ya in Court(Jonas Wall)
 Funk Is My Religion(Magnum Coltrane Price)
 ES in Memroriam(Nils Landgren)
 Doin’ It for the People(Andy Pfeiler/Magnum Coltrane Price)
 Brand New Funk(Nils Landgren Funk Unit)
 Play Funk(Magnum Coltrane Price)
 Kamala(Nils Landgren) NLFU Will Never Stop(Andy Pfeiler)
  ニルス・ランドグレーン・ファンク・ユニット
   ニルス・ランドグレーン(トロンボーン、ヴォーカル)
   マグナム・コルトレーン・プライス
   (ベース、ヴォーカル、追加キーボード)
   ユーナス・ヴァル(テナーサクソフォーン、ヴォーカル)
   アンディ・プファイラー(ギター、ヴォーカル)
   ペッテル・ベリアンデル(キーボード、ヴォーカル)
   ローベット・イキズ(ドラム) 
 
録音 2020年11月3日–7日 イングリード・スタジオ(Ingrid Studios)(ストックホルム、スウェーデン)
制作、ミクシング  マグナム・コルトレーン・プライス
録音 グスタフ・リンデローヴ

 
スウェーデンのトロンボーン・プレーヤー、ニルス・ランドグレーン(ラングレン) Nils Landgren が「ニルス・ランドグレーン・ファンク・ユニット(Nils Landgren Funk Unit)」を発足させたのは1994年でした。以来、ランドグレーンと「北の男たち」は、情熱を傾け、25年を超す年月にわたって新鮮な感覚のファンク・ミュージックを展開してきました。『Funk Is My Religion』は、このグループのアルバム第11作。「ファンクは、わが生きがい」のタイトルがすべてを物語っています。このアルバムは、また、「世界でもっとも大きくもっとも重要な民主主義の国」アメリカへの「讃歌」でもあると言います。「もし父がジャズ・トランペットを吹いていなかったら、もし兄が聴かせてくれたソウルのレコードが存在しなかったら、今、私たちのこの活動はなかったでしょう」。このユニットの立ち上げに手を貸してくれたというエスビョーン・スヴェンソンを追悼する《ES in Memroriam》。スウェーデンで始めたことが全世界に届いていくことを願う《NLFU Will Never Stop》。ランドグレーンの初めてのソロ・アルバム《Nature Boy》の録音に先立つ2020年11月、ストックホルムのスタジオで録音セッションが行われました。
 
価格 2,585円(税込価格)(税抜価格 2,350円)

 

『Christmas in the Spirit of Jazz』 
ACT Music ACT 9941-2 jazz 

 
『Christmas in the Spirit of Jazz』
 Comin’ Home for Christmas(Eva Kruse/Peter Liljeqvist)(ACT 9916-2)
 Winter Wonderland(Felix Bernard/Richard B. Smith)(ACT 9105-2)
 Sleigh Ride(Leroy Anderson/Mitchell Parish)(ACT 9830-2)
 Fröhliche Weihnacht überall(trad./arr. Leonhard Kuhn)(ACT 9894-2)
 Just Another Christmas Song(Homer Steinweiss)(ACT 9916-2)
 Happy Xmas, War Is Over(John Lennon/Yoko Ono)(ACT 9597-2)
 Angel’s Carol(John Milford Rutter)(ACT 9568-2)
 Vinter(Janne Mark)(ACT 9735-2)
 A Child Is Born(Thad Jones/Alexander Wilder)(not released on CD)
  ライラ・ビアリ(ピアノ、ヴォーカル)
  リチャード・ハモンド(ベース) ベン・ウィットマン(ドラム)
 Hallelujah(Leonard Cohen/arr. Adam Bałdych/Helge Lien Trio)
 (ACT 9817-2)
 Little Drummer Bo(Katherine K. Davis/Harry Simeone/Henry Onorati)/
  Peace on Earth(Ian Fraser/Larry Grossman/Alan Kohan)(ACT 9872-2)
 Away in a Manger(William James Kirkpatrick)(ACT 9040-2)
 Jul, jul strålande jul(Gusftaf Nordqvist/Edvard Evers)(ACT 9476-2)
 Giv mig ej glans(Jean Sibelius/Zachris Topelius)(ACT 9527-2)
 In dulce jubile(traditional)(ACT 9260-2)
 Have Yourself a Merry Little Christmas(Hugh Martin/Ralph Blane)
  セシーリ・ノアビュー(ヴォーカル) ラーシュ・ダニエルソン(ベース)
 Christmas Son(Mel Tormé/Bob Wells)(ACT 9454-2)
 Der Mond ist aufgegangen(traditional)(ACT 9938-2)
 
コンピレーション制作 マルコ・オストロフスキ
マスタリング クラウス・ショイアマン

 
ニルス・ランドグレーン(ラングレン)のクリスマスソング・シリーズ『Christmas with My Friends』をはじめとする ACT Music のアルバムから選んだ17曲に、ヴォーカルのセシーリ・ノアビュー Cæcilie Norby とベースのラーシュ・ダニエルソン Lard Danielsson がこのアルバムのために新しく録音した《Have Yourself a Merry Little Christmas》を加えたアルバム。
 
価格 2,585円(税込価格)(税抜価格 2,350円)

 

『Trio Circle』 
Prophone PCD 283 jazz 

 
『Trio Circle』
 Prelude(Magnus Dölerud) Contours(Magnus Dölerud)
 Nardis(Miles Davis) Sober(Magnus Dölerud)
 U.M.M.G.(Billy Strayhorn) Bright Mississippi(Thelonious Monk)
 Evelyn(Rolf Ericson) If You Could See Me Now(Tadd Dameron)
 It’s All Right with Me(Cole Porter) Broadway Blues(Ornette Coleman)
  トリオ・サークル
   マグヌス・ドーレルード(テナーサクソフォーン)
   ハンス・バッケンルート(ベース)
   オスカル・ユーハンソン・ヴェッレ(ドラム)

 
マグヌス・ドーレルード Magnus Dölerud(1982–)は、スウェーデン、ヴェルムランドのカールスタード生まれ。王立ストックホルム音楽大学でカール=マッティン・アルムクヴィスト、ユーハン・ホルレーン、ローベット・ヌードマルク、アルベルト・ピントンたちに学びました。フレードリク・ヌーレーン・バンド、マグヌス・リンドグレーンとペーテル・アスプルンドがリーダーのブルーハウス・ジャズ・オーケストラ、ノルボッテン・ビッグバンドといったアンサンブルのメンバーとしてツアーや録音を経験。2018年、トランペッターのダン・ユーハンソンと組んだクインテットでアルバム《Echoes and Sound》(Imogena IGCD 230)をリリースし話題になりました。「トリオ・サークル(Trio Circle)」は、彼のもっとも新しいアンサンブルです。スウェーデンで最高のベーシストのひとり、ハンス・バッケンルート Hans Backenroth(1966–)のベース、王立ストックホルム音楽大学を2018年に卒業したばかりのオスカル・ユーハンソン・ヴェッレ Oscar Johansson Werre のドラム。最初のアルバムは、彼のオリジナル曲とビリー・ストレイホーン、セロニアス・モンクたちのスタンダード・ナンバーによるプログラムを組み、マイルズ・デイヴィスの《Nardis》をベース・ソロで始めるなど、さまざまなアイデアを加えながらセッションが進められました。
 
価格 2,585円(税込価格)(税抜価格 2,350円)

 

『フラグスタート - オペラ』 
Simax PSC 1383 DVD+CD classical 

 
シェティル・ビョルンスタ(1952–)
 オペラ《フラグスタート - オペラ(Flagstad – The Opera)》
  ビルギッテ・クリステンセン(ソプラノ、キルステン・フラグスタート)
  ベルント・オーラ・ヴォルングホーレン
  (バリトン、ヘンリー・ヨハンセン/バーナード・マイルズ)
  エルドリ・ゴーシェット(ソプラノ、看護婦)
  ステファン・イプセン・スラタノス(指揮、ピアノ)
  ハンス=クリスチャン・ショス・ソーレンセン(打楽器)
  ハンネ・レクダール(フルート、ファゴット)
  エリサベト・ルン・トムテル(ヴィオラ)
  ヨン・オスネス(コントラバス)
 
台本(英語)、舞台演出 アイナル・ビョルゲ
オーケストレーション、編曲 ステファン・イプセン・スラタノス
舞台装置 ハンス・ペッテル・ハルボー
照明 マッティン・フラック
衣装 リーネ・マーヘル
    
録音・収録 2020年11月5日 ノルウェー・オペラ、第2舞台(オスロ)(ドレスリハーサル・ライヴ)
制作 シェティル・ビョルンスタ(CD)オッド・ゲイル・セーテル(DVD)
ポスト・プロダクション マッティン・アブラハムセン(レインボースタジオ)
制作総指揮 ヨーリル・ソングヴォル 

 
《フラグスタート - オペラ》は、ノルウェーでもっとも国際的に知られ、「ノルウェーを愛する」音楽家のひとりとして国立歌劇場の創設に献身したソプラノ歌手、キルステン・フラグスタート(ヒシュテン・フラグスタ) Kirsten Flagstad(1895–1962)を題材にした一幕の作品です。彼女の生誕125年にあたる2020年の上演をめざし、オスロ・オペラ・フェスティヴァルのディレクター、ヨーリル・ソングヴォル Gjøril Songvoll が企画。劇『Flagstad - Triumph and Tragedy(フラグスタ - 勝利と悲劇)』を書いた劇作家で演出家のアイナル・ビョルゲ Einar Bjørge に台本の執筆、《クジラの歌》(Grappa GRCD 4328)や《帰属の歌》(GRCD 4517)などの作品で知られるジャズピアニストで作曲家のシェティル・ビョルンスタ Ketil Bjørnstad(1952–)に作曲が依頼されました。
 
「1962年の秋の終わり、オスロの病院の一室。末期ガンのため緩和ケアを受けているフラグスタートは、献身的に尽くす若い看護婦と一緒に、友人のプロデューサーで俳優のバーナード・マイルズの訪問を待っている。モルヒネのもたらるフラッシュバックの中で彼女は、ふたりめの夫のヘンリー・ヨハンセンと、ノルウェーがナチス・ドイツに占領された第二次世界大戦中、彼がファシズム政党の党員だったこと、そして戦後、そのせいで受けた不当な仕打ちを思い出す。娘エルセとの不幸な関係。メトの舞台で歌ったころの輝かしい日々。苦しい時に彼女を家族と一緒に支えてくれたバーナードが到着する。幸せの記憶。彼が辞した後、フラグスタートは最後の旅への心構えができていた」。
 
「クラシカル音楽のフォーマット」のオペラを初めて手がけるというビョルンスタは、喜びにあふれていたり、センチメンタルだったり、さまざまな表情のメロディとリズムを使いながら、一貫性のある室内オペラを作り上げました。途中、フラグスタートのかつての姿を懐かしがるように彼女が初演したシュトラウスの《4つの最後の歌》やワーグナーの楽劇の旋律も引用されます。
 
フラグスタート役のビルギッテ・クリステンセン Birgitte Christensen、看護婦のエルドリ・ゴーシェットEldrid Gorset、ヘンリーとバーナードの二役を歌うベルント・オーラ・ヴォルングホーレン Bernt Ola Volungholen は、ノルウェー国立音楽大学やコペンハーゲンのオペラ・アカデミーで学び、ノルウェー・オペラやヨーロッパのオペラハウスに出演する歌手たちです。器楽アンサンブルのメンバーは、ノルウェーの現代音楽シーンを代表する打楽器奏者のひとり、ハンス=クリスチャン・ショス・ソーレンセン Hans-Kristian Kjos Sørensen、ビョルンスタの友人、ヴィオラ奏者のラーシュ・アンデシュ・トムテルを父にもつエリサベト・ルン・トムテル Elisabeth Lund Tomter、ファゴットとフルートのプレーヤーのハンネ・レクダール Hanne Rekdal とベーシストのヨン・オスネス Jon Åsnes。編曲とピアノ、指揮を担当するステファン・イプセン・スラタノス Stefan Ibsen Zlatanoa は、ノルウェー国立大学でリヴ・グラーセルとアイナル・ヘンニング・スメビューに学び、クラシカル、ジャズ、ポップ、現代音楽、ギリシャとノルウェーの民俗音楽と、多様なレパートリーをもつ音楽家です。
 
2020年11月5日、ノルウェー・オペラの第2舞台(小劇場)で観客数を制限してドレスリハーサルが行われたものの翌日に予定された世界初演は、バレエ団のひとりが COVID-19 に感染したことから劇場が閉鎖され、開演の5時間前になってキャンセルが発表されました。このアルバムは、そのドレスリハーサルのライヴを使って制作されました。Simax レーベルを主宰する Grappa のヘルゲ・ヴェストビュー Helge Westbye の賛同を受け、限られた数の「幸運な」観客の喝采を受けた関係者全員が望んだとおり、DVD と CD を合わせたアルバムとしてリリースされます。
 
[注記]
DVD には「メニュー」がなく、英語歌詞の字幕が自動的に表示され、オペラが始まります。「リージョン・フリー」(All region)ですが、PAL 規格で制作されているので、PAL 対応の機器、PAL/NTSC 変換機能のある機器、あるいは PC で再生してください。
 
価格 3,630円(税込価格)(本体価格 3,300円)

 

『ハリソン・バートウィッスル』
BIS SACD 2561 SACD hybrid (5.0 surround/stereo) contemporary/classical 

 
ハリソン・バートウィッスル(1934–) 室内楽作品集
 三重奏曲(2011)(ヴァイオリン、チェロとピアノのための)*
 八本の弦のための二重奏曲(2018)(ヴィオラとチェロのための)**
 Puls Sampler(パルス・サンプラー)(1981/2018)
 (オーボエと打楽器のための)***
 オーボエ四重奏曲(2009–10)†
  ナッシュ・アンサンブル
   ローレンス・パワー(ヴァイオリン *、ヴィオラ **/†)
   エイドリアン・ブレンデル(チェロ)*/**/†
   ティム・ホートン(ピアノ)*
   メリンダ・マクスウェル(オーボエ)***
   リチャード・ベンジャフィールド(打楽器)***
   ガレス・ハルス(オーボエ)†
   ベンジャミン・ナバロ(ヴァイオリン)†   
 
録音 2021年1月4日–6日 キングズ・プレイス(ロンドン、イングランド)
制作、録音 サイモン・フォックス=ガール

 
イギリスの作曲家サー・ハリソン・バートウィッスル Sir Harrison Birtwistle は、1934年、イングランド、ランカシャー州のアクリントンに生まれました。王立マンチェスター音楽カレッジで学び、王立砲兵(プリマス)バンドで二年間の兵役を務めた後、ニュージャージー州のプリンストン大学に留学しました。在学中の1967年に歌劇《Punch and Judy(パンチとジュディ)》を作曲。室内アンサンブルのための《Tragoedia(トラゴエディア)》(1965)や管弦楽曲の《The Triumph of Time(時の勝利)》(1971-72)などの作品とともに、彼が広く認められるきっかけを作ったと言われます。バートウィッスルは、特定の流儀や技法に与せず、作品のテーマや楽器の構成から得たインスピレーションにしたがいながら、「イギリスの音楽では、かなり新しい音と感性」とみなされる作品を発表してきました。
 
ナッシュ・アンサンブルのこのアルバムでは、彼の比較的最近の作品が4曲演奏されています。ヴァイオリン、チェロとピアノのための《三重奏曲》は、3つの楽器が伝統的な「ピアノ三重奏曲」とは異なるスタイルで「対話」する、一楽章の作品です。細かい音型をくりかえすピアノを背景に弦楽器が消えてゆく幕切れに、ヴェルレーヌの詩『秋の歌(Chanson d’automne)』の一節「Les sanglots longs des violons de l’automne」(「秋の日の ヴィオロンのためいきの 身にしみて ひたぶるに うら悲し」上田敏・訳)が、楽譜に引用されています。《八本の弦のための二重奏曲》は、いろいろな楽器の組み合わせの「デュオ」に対するバートウィッスルの関心から生まれた作品のひとつです。2018年、ナッシュ・アンサンブルのヴィオラ奏者ローレンス・パワー Lawrence Power とチェリストのエイドリアン・ブレンデル Adrian Brendel のために作曲され、2019年4月の初演のあと、65小節の序奏部が追加されました。
 
《Puls Sampler》は、彼が抒情悲劇《The Mask of Orpheus(オルフェウスの仮面)》の最終幕の作曲にとりかかった1981年の夏に書かれた作品です。1981年のハッダスフィールド現代音楽祭で初演。メリンダ・マクスウェル Melinda Maxwell のオーボエが打楽器奏者ジョン・ハロルドの楽器「クラベス」と「ぜったいに同期することがない」という音楽に作られています。マクスウェルとリチャード・ベンジャフィールド Richard Benjafield によるこの録音は、クラベスのパートをより多彩な打楽器のために編曲した2018年の版による演奏です。《オーボエ四重奏曲》は、ルツェルン音楽祭がハインツ・ホリガーのために委嘱、2009年に初演が行われた第1楽章、2010年にそれぞれ初演されたWDR(西部ドイツ放送)の委嘱による第2楽章とナッシュ・アンサンブル委嘱の第3楽章と第4楽章をひとつにした作品です。
 
価格 2,915円(税込価格)(本体価格 2,650円)

 

『Manmade(人間の創ったもの)』
Chandos CHSA 5298 SACD hybrid (Multichannel/stereo) jazz/contemporary/classical

 
マリウス・ネセット(1985–)
 Manmade(人間の創ったもの)(2019)
 (サクソフォーンと管弦楽のための協奏曲)
 Windless(風がなく)(2017)(サクソフォーンと管弦楽のための)
 Every Little Step(ひとつひとつの小さな歩みが)(2020–21)
 (管弦楽のための)
 A Day in the Sparrow’s Life(すずめの生活の一日)(2016–17)
 (サクソフォーンと管弦楽のための)
  マリウス・ネセット(ソプラノ・サクソフォーン、
   テナー・サクソフォーン)
  ベルゲン・フィルハーモニック管弦楽団 エドワード・ガードナー(指揮)
   
録音 2021年6月14日–17日 グリーグホール(ベルゲン、ノルウェー)
[24bit/96 kHz recording]

 
マリウス・ネセット Marius Neset は、1985年、ノルウェー、ベルゲンに県庁のあるホルダラン県の町オスの生まれ。コペンハーゲンのリズム音楽院(RMC)で学び、2008年に修士号を取得、音楽院のジャンゴ・ベイツのソリスト・コースを2010年に修了しました。2004年、ベルゲンのジャズ・フェスティヴァル「Nattjazz(ナイトジャズ)」のタレント賞、2011年、ハウゲスンのジャズ・フェスティヴァルの「Sildajazzprisen(シルダジャズ賞)」、2012年、モルデジャズの「JazZtipendiat(ジャズ奨励賞)」を受賞。トロンハイム・ジャズ・オーケストラと共演した『Lion(ライオン)』(ACT Music ACT 9031-2)が2014年の「Spellemannprisen(スペルマン賞)」を受け、『ダウンビート』誌の2016年の「25 for the Future(将来を担う25人)」のひとりに選ばれました。
 
マリウスと、エドワード・ガードナー Edward Gardner 指揮ベルゲン・フィルハーモニック管弦楽団のコラボレーションによるアルバム。「サクソフォーンと管弦楽のための協奏曲」《Manmade(人間の創ったもの)》は、ベルゲン・フィルハーモニックの委嘱で作曲された作品です。人類の辿ってきた創造の歴史を描く〈創造〉〈エジソン〉〈アポロ〉〈ノーベル〉〈新たな創造〉の5つの楽章で構成、「創造」のもたらした気候変動という、人類が今、直面する課題がテーマにとられています。
 
《Every Little Step(ひとつひとつの小さな歩みが)》の「テーマ」と《A Day in the Sparrow’s Life(すずめの生活の一日)》は、マリウスが過去数年間に書いた作品で作ったソロ・アルバム『A New Dawn(新しい夜明け)』(ACT 9930-2)のプログラムに含まれています。《A Day in the Sparrow’s Life》の「管弦楽共演版」とその他の3曲は、世界初録音です。
 
価格 2,970円(税込価格)(本体価格 2,700円)

 

『ペッテル・ダスの歌によるモーセの十戒(Ti bud i sanger av Petter Dass)』
Pro Musica PPC 9081 traditional/classical

 
『ペッテル・ダスの歌によるモーセの十戒(Ti bud i sanger av Petter Dass)』
 モーセの十戒(Ti bud)(ペッテル・ダス(c.1647–1707)歌詞)
  第1の戒め「幾重にも手をたたき(Saa tit du slaar din Hænder ud )」
  第2の戒め「主の御名による第二の戒めを
  (Det andet Bud in Herrens Navn)」
  第3の戒め「始めよう第三の主の戒めを(Vi vil begynde)」
  第4の戒め「娘であろうと息子であろうと(Est du en datter eller sønn)」
  第5の戒め「始めよ、われら主の慈悲とともに
  (Fang an, vi vil med Herrens Naade)」
  第6の戒め「姦淫について語ろう(Om Horeri at tale)」
  第7の戒め「さあ神とともに始めよう(Nu vil vi med GUD begynde)」
  第8の戒め「シナイの八番目の言葉は(Det ottend’ Ord paa Sinai)」
  第9の戒め「九番目に戒めることは(Det niend’ Bud dig minder paa)」
  第10の戒め「シナイの最後の戒めは(Sidste Bud paa Sinai)」
   バロック・ボレアル
    カトリーネ・ボートネル=ビュー(歌)
    オイオン・グローヴェン・ミューレン(歌)
    ヴェーガル・ヴォルダール(ハリングフェレ、ヴァイオリン、ヴィオラ)
    ウルリク・ガストン・ラーシェン(バロックギター、歌)
  
録音 2019年3月5日–6日、12月10日 アイヴィン・グローヴェン・オルガンハウス(Eivind Grovens orgelhus)(オスロ、ノルウェー)
制作 ライフ・ソールベルグ
録音 アルフ・クリスチャン・ヴィドステーン

 
17世紀ノルウェーのルーテル教会の聖職者ペッテル・ダス Petter Pettersen Dass(c.1647–1707)は、バロック賛美歌とともに自然神学詩も手がけ、人々の間で広く親しまれました。彼の詩は後の時代にも受け継がれ、民謡歌手たちはダスの詩を歌に作り、多くの歌曲を書いたエドヴァルド・グリーグもダスの詩をテクストに使った〈漁師の歌〉を《子供の歌》(Op.61)の一曲としました。ヌールラン県のアルスタハウグには「ペーテル・ダス博物館」も作られ、彼は、民俗文化とキリスト教文化に貢献したひとりとして今も敬愛されています。『ペッテル・ダスの歌によるモーセの十戒』は、古代イスラエルの指導者のひとり、モーセ(モーゼ)がシナイ山で神から授かった「十戒」をダスが2節から10節で書いた10の歌に、彼と同時代の1698年のさまざまな旋律をつけて歌った作品です。「バロック・ボレアル(Baroque Boreal)」は、古楽の音楽家ふたり、ボートネル=ビュー Catherine Bothner-By とガストン・ラーシェン Ulrik Gaston Larsen と、民俗音楽のグローヴェン・ミューレン Øyonn Groven Myhren とヴォルダール Vegar Vårdal が結成、17世紀の詩人たちの作品と伝承曲による音楽をレパートリーに活動しています。ノルウェーの人々の間に浸透した宗教と音楽の幸せな結びつきをうかがわせるアルバムです。
 
価格 2,696円(税込価格)(本体価格 2,450円)

 

『友だちの曲(Freundstücke)』
Simax PSC 1360 classical

 
ヴァルフガング・アマデウス・モーツァルト(1756–1791) 歌曲集
 来れ、いとしのツィター(Komm, liebe Zither, komm) K.351/367b
 すみれ(Das Veilchen) K.476
 春へのあこがれ(Sehnsucht nach dem Frühlinge) K.596
 偽りの世(Die betrogene Welt) K.474
 ルイーゼが不実な恋人の手紙を焼くとき
 (Als Luise die Briefe ihres ungetreuen Liebhabers verbrannte) K.520
 秘めごと(Die Verschweigung) K.518
 鳥よ、年ごとに(Oiseaux, si tous les ans) K.307/284d
 さびしい森の中で(Dans un bois solitaire) K.308/295b
 別れの歌(Das Lied der Trennung) K.519
 いかに私は不幸なことか(Wie Unglücklich bin ich nit) K.147/125g
 魔法使い(Der Zauberer) K.472
 小さな紡ぎ娘(Die kleine Spinnerin) K.531
 春(Der Frühling) K.597
 クローエに寄す(An Chloë) K.524
 子供の遊び(Das Kinderspiel) K.598 老婆(Die Alte) K.517
 静けさはほほえみ(Ridente la calma) K.152/210a
 結社員の旅に寄せる歌(Lied zur Gesellenreise) K.468
 わたしの慰めであってください(Sei du mein Trost) K.391/340b
 小さなフリードリヒの誕生日(Des kleinen Friedrichs Geburtstag) K.529
 満足(Die Zufriedenheit) K.473
 ラウラに寄せる夕べの想い(Abendempfindung an Laura) K.523
  アン=ヘレン・モーエン(ソプラノ)
  リヴ・グラーセル(フォルテピアノ)
 
[楽器 Fortepiano: Anton Walter copy by Paul McNulty]
 
録音 2018年9月28日–29日、2019年3月8日–9日 ソフィエンベルグ教会(オスロ)
制作、編集 エーリク・ガルド・アムンセン
録音 アウドゥン・ストリーペ

 
リヴ・グラーセル Liv Glaser は、1960年にピアニストとしてデビューしてからずっと、たくさんのコンサートやテレビ番組に出演してきました。ノルウェー国立音楽大学で教授として教え、ノルウェー王国「聖オラヴ勲章」を授かった今も、彼女は、ノルウェーの人たちに愛され、若い音楽家たちから慕われています。グラーセルは、古典時代から現代まで幅広く演奏しながら、モーツァルトの作品をもっとも大切なレパートリーのひとつと考えています。彼女がフォルテピアノを弾いて録音したピアノソナタの全曲(PSC 1066/1092/1125/1148/1149)は、海外でも高く評価されてきました。そして今、彼女が長年温めてきたというモーツァルトの歌曲アルバムを作りました。
 
「小学生のころ、雪が消え寒さがゆるむと、『おいで、素敵な五月』のノルウェー語の歌を楽しく歌ったものでした。光と希望と喜びの歌ですね。そして、後になって、モーツァルトの K.595 の変ロ長調のピアノ協奏曲を初めて耳にした時、ロンドの楽章に同じ主題が使われていて、ノルウェーの民謡だと思ってた私の大好きなスクールソングが、実は、モーツァルトの書いた歌だったと知りました」(リヴ・グラーセル)。その《春へのあこがれ》、ゲーテの詩に作曲した《すみれ》、マンドリン伴奏で書かれた《来れ、いとしのツィター》など、モーツァルトが私的な「友だちの集まり」のために作曲したとされる22曲のプログラム。アルバムのパートナーには、ノルウェーのアン=ヘレン・モーエン Ann-Helen Moen が選ばれました。グリーグ・アカデミーとコペンハーゲンのオペラ・アカデミーで学び、《魔笛》のパミーナとパパゲーナ、《ドン・ジョヴァンニ》のドンナ・アンナ、ドンナ・エルヴィラとツェルリーナといったモーツァルト・オペラの役、シュトラウスやプッチーニの役で世界のオペラハウスでっているうソプラノです。古き良き日々を追慕するご婦人の愚痴の歌《老婆》は、例によって「声色」を使って歌っています。やりすぎず、どこか優しく、チャーミングな歌。グラーセルの弾くフォルテピアノは、モーツァルトが1782年に買ったというアントン・ヴァルターのフォルテピアノのポール・マクナルティによるコピー楽器です。
 
価格 2,696円(税込価格)(本体価格 2,450円)

 

『今日キリストは生まれたもう(Hodie Christus natus est)- 中世のクリスマス』
Harmonia Mundi HMM 905339 early music/classical

 
『今日キリストは生まれたもう(Hodie Christus natus est)- 中世のクリスマス』
[Hodie(今日)]
 Hodie Christus natus est(今日キリストは生まれたもう)
 Uterus hodie Vigrinis floruit(今日、聖母の胎内は)
 (作者不詳。12世紀アキテーヌ)
[Sponsus(花婿)](アキテーヌ(1050–60年ごろ)「花婿」の奇跡劇から)
 Adest Sponsus(花婿だ)
 Olet virginies(聞きなさい乙女たち)(ガブリエル)
 Nos virgines(わたしたち乙女は)(愚かな乙女たちの歌)
 Amen dico(愚かな乙女たちへのキリストの返答)
[Lux!(光!)]
 Verbum Patris humanatur, O!(父の言葉は人となりたもう)
 (作者不詳。12世紀アキテーヌ)
 Judea et Jerusalem(ユダヤとイェルサレム)
 Dominus veniet(主がおいでになる)
 Lux refulget(光輝けり)(作者不詳。12世紀アキテーヌ)
[Flur de Virginité(花咲ける処女性)]
 Clara sonent organa(作者不詳。12世紀アキテーヌ)
 Gedeonis area(ギデオンの麦打ち場)
 (作者不詳。13世紀フランス。フィリップ・ル・シャンスリエの歌詞)
 Flur de Virginité(花咲ける処女性)(作者不詳。13世紀フランス)
 Veine pleine de duçur(甘きよろこび)(作者不詳。13世紀イングランド)
 Edi be thu hevene quene(天の女王、祝福を受けよ)
 (作者不詳。13世紀イングランド)
  ボストン・カメラータ アンヌ・アゼマ(指揮)
 
録音 2021年7月 ボストン(マサチューセッツ州)

 
「ボストン・カメラータ(The Boston Camerata)」は、1954年、ボストン美術館の楽器コレクションに付属するアンサンブルとして設立されました。中世初期から19世紀、中東から初期ニューイングランドの音楽を主要なレパートリーにコンサートやレコード録音を行っています。
 
ボストン・カメラータは、ジョエル・コーエンが芸術監督だった1970年代のなかごろ、「中世のクリスマス」のプログラムによるレコードを作り、国際的に注目を集めたことがあります。コーエンの後を継いだフランス生まれのソプラノ歌手、アンヌ・アゼマ Anne Azéma(1957–)による新しい「中世のクリスマス」アルバムは、11世紀から12世紀のアキテーヌ地方に伝わる音楽を中心にしたプログラムで作られました。「Sponsus(花婿)」の部分は、『マタイによる福音書』(25章1節から13節)の「『十人のおとめ』のたとえ」に基づく11世紀アキテーヌの奇跡劇からの抜粋です。このアルバムも、彼女の指揮で録音された『Free America!(アメリカ解放)- 抵抗と反乱の初期の歌』(HMM 902628)と同様、ヴォーカルと器楽により演奏され、3人の女性歌手が2人の器楽奏者と一緒に楽器も担当しています。声と、ハーディ・ガーディ、ハープ、ピウエラ、ベルといった楽器により、素朴でありながら厳粛なクリスマスの気分を漂わせていくアルバムです。
 
価格 2,860円(税込価格)(本体価格 2,600円)

 

『サン=サーンス』
Harmonia Mundi HMM 905348[再発売] classical

 
カミーユ・サン=サーンス(1835–1921)
 交響曲第3番 ハ短調 Op.78《オルガン付き(Avec orgue)》
 ピアノ協奏曲第4番 ハ短調 Op.44 *
  ダニエル・ロト(オルガン)
  ジャン=フランソワ・エッセール(ピアノ)*
  レ・シエクル フランソワ=グザヴィエ・ロト(指揮)
 [Actes Sud ASM 04]
 
[楽器 Piano: Erard, 1874]
 
録音 2010年5月16日 サン=シュルビス教会(パリ)(ライヴ)(交響曲)、2009年6月16日 オペラ・コミーク(パリ)(ライヴ)
制作、録音 イジー・ヘーガー

 
価格 2,860円(税込価格)(本体価格 2,600円)

 

『Our Songs』
Storyville 101 4336 jazz

 
『Our Songs』
 My Song(Keith Jarrett) Høstdansen(Alex Riel/Bo Stief/Carsten Dahl)
 Moon River(Henri Mancini) Den milde dag er lys og lang(Carl Nielsen)
 The Poet(Carsten Dahl) Vem kan segla förutan vind(Trad.)
 My Funny Valentine(Richard Rodgers) Stella by Starlight(Victor Young) 
 Giant Steps(John Coltrane) Jag vet en dejlig rosa(Trad.)
 Drømte mig en drøm(Trad.)
  アレクス・リール(ドラム)
  ボー・スティーフ(ベース)
  カーステン・デール(ピアノ)
 
録音 2021年6月8日–9日

 
デンマークのサイケデリック・ロック・グループ「The Savage Rose(サヴェッジ・ローズ)」の創設メンバーのアレクス・リール Alex Riel(1940–)、1960年代にコペンハーゲン のジャズクラブ「モンマルトル」でプロのキャリアをスタートさせた世代のひとり、ボー・スティーフ Bo Stief(1946–)、ヨーロッパでもっとも革新的なジャズ・ピアニストとに数えられるカーステン・デール Carsten Dahl(1967–)。リールが声をかけて集まった「音楽の遊び仲間」が、2021年6月に行ったセッションの録音。キース・ジャレットの《My Song》、「抒情のバラード」として演奏したジョン・コルトレーンの《Giant Steps》、《ムーン・リバー》《マイ・ファニー・ヴァレンタイン》《星影のステラ》のスタンダード・ナンバー、リール、スティーフ、デールの3人で作った《Høstdanse(秋のダンス)》とデールがリールに捧げた《The Poet》。カール・ニルセンの《フュンの春》から《穏やかな日は明るく長く(Den milde dag er lys og lang)》と、スウェーデン民謡《風もないのに誰が船を出せるのか(Vem kan segla förutan vind?)》、リールがかつて共演したスウェーデンのモニカ・セッテルルンドの歌でも知られる伝承曲《美しいばらを知っている(Jag vet en dejlig rosa)》、ルーン文字の楽譜が見つかった北欧最古の民謡とされる《ある夢を見た(Drømte mig en drøm)》。
 
価格 2,420円(税込価格)(本体価格 2,200円)

 

『I’m All Ears』
Storyville 101 4342 jazz

 
『I’m All Ears』
 Forget Me Not(Mads Mathias) Labour of Love(Mads Mathias)
 Angel in Disguise(Mads Mathias) I’m All Ears(Mads Mathias)
 Marigold(Mads Mathias) Forbidden Word(Mads Mathias)
 Henpecked Man(Mads Mathias) If I Were a Dancer(Mads Mathias)
 Little Then Did I Know(Mads Mathias)
  マス・マティアス(ヴォーカル、テナーサックス)
  ペーター・ローセンデール(ワーリツァー、ピアノ)
  モーテン・アンカフェルト(ベース)
  ジェームズ・マッドレン(ドラム)
  ルネ・トンスゴー(ヴァイオリン)
  シャロデ・ラフェン(ヴァイオリン)
  イェンス・バルスレウ(ヴィオラ)
  テレーセ・オストラン・ラーデフ(チェロ)
  マティアス・ハイセ(ハーモニカ)
  ベルナルド・アギアル(パーカッション)
  アンデシュ・グスタフソン(トランペット)
  モッテン・ルンドグレーン(トランペット)
  ミケール・ブリカー(テナーサックス)
  ペーター・イェンセン(トロンボーン)
  ヤン・ハーベク(バリトンサックス)
  エスペン・ラウプ・フォン・リリエンスキョル(ドラム)  
 
録音 2017年10月、2018年6月、8月 The Village Recording(コペンハーゲン )
エンジニアリング トマス・ヴァング
録音(ヴォーカル) 2019年、2020年 ライラ(シェラン、デンマーク)
エンジニアリング(ヴォーカル) モーテン・ビューカト

 
デンマークのヴォーカリスト、サクソフォーン奏者、ソングライターのマス・マティアス Mads Mathias は、2012年、自身の「マス・マティアス・オーケストラ」によるアルバム『Free Falling』をリリース、「年間最優秀新人デンマーク・ジャズ・アーティスト賞」を受賞しました。このブレイクスルー以来、デンマーク放送ビッグバンドのメンバーとしての活動とともに、ヨーロッパとアジアのクラブ、フェスティヴァル、コンサートホールでの演奏を続けてきました。『I’m All Ear』は、マティアスのアルバム第2作。《Forget Me Not》(忘れな草)から《Little Then Did I Know》(むかしはものを知らなかった)まで、彼が、「スウィング時代」に録音された「古典的」レコードからインスピレーションを得て作ったオリジナル曲によるプログラムが組まれています。
 
セッションのリズム・セクションは、モーテン・アンカフェルト Morten Ankarfeldt のベース、エスペン・ラウプ Espen Laub von Lillenskjold とイギリスのジェームズ・マッドレン James Maddren のドラム、子供のころの遊び友達のペーター・ローセンデール Peter Rosendal のピアノ。ペーター・イェンセン Peter Jensen やヤン・ハーベク Jan Harbeck を擁するホーン・セクション、シェラン交響楽団(デンマーク・フィルハーモニック )のコンサートマスター、ルネ・トンスゴー Rune Tonsgård の率いる弦楽四重奏、国際的に知られるハーモニカ奏者のマティアス・ハイセ Mathias Heise とブラジルのパーカッション奏者ベルナルド・アギアル Bernard Aguiar。イギリスを代表する編曲者といわれるガイ・バーカー Guy Barker の手がけた編曲で演奏されます。
 
価格 2,420円(税込価格)(本体価格 2,200円)

 

『アンデシュ・エリーアソン』
BIS SACD 2368 SACD hybrid (5.0 surround/stereo) contemporary/classical

 
アンデシュ・エリーアソン(1947–2013) 
 交響曲第3番(1989/2010)(ソプラノサックスと管弦楽のための)
  アンデシュ・パウルソン(ソプラノサックス)
  ヨーテボリ交響楽団 ユハンネス・グスタフソン(指揮) 
 トロンボーン協奏曲(Concerto per Trombone)(2000)
  クリスチャン・リンドベリ(トロンボーン)
  ロイヤル・ストックホルム・フィルハーモニック管弦楽団
  サカリ・オラモ(指揮)
 交響曲第4番(2005)
  ロイヤル・ストックホルム・フィルハーモニック管弦楽団
  サカリ・オラモ(指揮)
 
[全作品世界初録音]
 
録音 2017年11月8日–10日 ヨーテボリ・コンサートホール(第3番)、2011年9月23日(協奏曲)、2020年1月(第4番) ストックホルム・コンサートホール(スウェーデン)
制作、編集、ミクシング  トーレ・ブリンクマン(第3番)、ハンス・キプファー(協奏曲、第4番)
録音 アンドレーアス・ルーゲ(第3番)、ファビアン・フランク(協奏曲、第4番)

 
アンデシュ・エリーアソン Anders Eliasson は、1947年、スウェーデンのダーラナ地方、ボルレンゲの労働者階級の家庭に生まれました。「わたし自身の歌とラジオで耳にした曲」が、もっとも早い音楽体験だったと言います。9歳のときトランペットを習い、まもなくしてジャズバンドのリーダーになると編曲も手がけはじめました。地元のオルガニストに和声法と対位法を教わり、1966年から1972年まで王立ストックホルム音楽大学でイングヴァル・リードホルムに作曲法、ヴァルデマル・セーデルホルムに対位法を学びました。1972年からは、一年間、ストックホルムの「電子音楽スタジオ(Elektronmusik studion)(EMS)」にメンバーとして在籍しました。音楽大学では、十二音技法からミュジーク・コンクレートまで、さまざまな技法と「旬の」モダニズムを研究したものの、「千年以上の伝統と決別すること」はできないと知り、「音楽は水(H2O)のようなもの。メロディ、ハーモニー、リズムが一体となって流れなければならない」という信念のもと、数多くの作品を創り出していきました。1992年、《交響曲第1番》で「NOMUS(北欧音楽委員会)賞」を受賞。1993年から1994年まで、ヘルシンキのシベリウス・アカデミーの客員教授を務めました。
 
BIS Records の新しいアルバムの3曲は、すべて初録音の作品です。《交響曲第3番》は、アルトサックス奏者のジョン=エドワード・ケリーのためにノルウェーのトロンハイム交響楽団が委嘱、最初「シンフォニア・コンチェルタンテ」の副題がつけられていました。「アジタート」の〈Cerca(探究)〉に始まり、〈Solitudine(孤独)〉〈Fremiti(震え)〉〈Lugubre(悲痛)〉「エピローグ」が〈Nebbie(霧)〉の「極端に対照的な5幕のドラマ」として書かれた作品です。1989年11月16日、ケリーのアルトサックス、ロナルド・ゾルマン指揮トロンハイム交響楽団により初演。2010年に「ソプラノサックスと管弦楽のため」の版が作られました。1992年のカーネギーホールのデビュー以来、ソプラノサックスの第一人者のひとりとして認められ、エリーアソンと親しかったアンデシュ・パウルソン Anders Paulsson のソロによる録音です。
 
《トロンボーン協奏曲》は、クリスチャン・リンドベリのために作曲され、彼に献呈された作品です。エリーアソンは、彼の通常の協奏曲の「急-緩-急」ではなく「アダージョ-アレグロ・モデラート -レント、カンタービレ」の1楽章の作品として作り、「交響的議論」の中にトロンボーンを組みこみました。2000年9月のマルメ交響楽団との初演の際、外交的な性格のリンドベリに「カゴに入れられた鳥のように演奏」することをエリーアソンが求めたと言います。
 
《交響曲第4番》は、ミュンヘンのコンサートシリーズ「musica Viva」のためバイエルン放送からと、ヨーテボリ交響楽団から委嘱を受けて作曲されました。2005年に完成。2007年にバイエルン放送交響楽団とヨーテボリ交響楽団が初演した後、サカリ・オラモ、アンドルー・マンゼ、ヨン・ストゥールゴールズがそれぞれ、この作品を取り上げました。「アレグロ-アダージョ-コン・モート、ミナッチョーゾ(脅かすように)-アダージョ」の4つの楽章がつづけて演奏されます。この交響曲は、2013年5月20日、エリーアソンが病死したため実現しなかったものの、三部作の最初の曲として構想され、最後の数小節が「大きく開けた場所への戸口」のようだと言われます。
 
価格 2,915円(税込価格)(本体価格 2,650円)

 

『鳥(Birds)』
Dacapo 8.226712 contemporary/classical

 
ニルス・ランスホルト(1978–)
 Archive of Emotions and Experiences, Book 1: Birds
 (感情と経験のアーカイヴ 第1巻:鳥)(2019)(ソロ・ピアノのための)
  レニオ・リアツー(ピアノ)
  
録音 2020年8月10日–11日 オーフス・コンサートホール、小ホール(オーフス、デンマーク)
制作、録音、編集、ミクシング 、マスタリング ヘンリク・ヴィンター・ハンセン

 
カール・オーウ・ラスムセン、ベント・サーアンセン、ヘルムート・エーリングに学び、作曲家、サウンドアーティストとして注目されるデンマークのニルス・ランスホルト Niels Rønsholdt(1978–)が、作曲を始めた「ソロ・ピアノ」のために作曲を始めた曲集《Archive of Emotions and Experiences》の「第1巻」。「鳥たちのいない空想の未来、ピアニストが、人間の感情と経験のアーカイヴの扉を開き、かつて歌いながら空を切って飛んでいた生き物のことを語る」。「I」から「XII」と「Epilogue」の13のストーリーで構成されています。ギリシャのピアニスト、モートン・フェルドマンの記念碑的作品《For Bunita Marcus》を録音したレニオ・リアツー Lenio Liatsou の演奏。
 
価格 2,585円(税込価格)(本体価格 2,350円)
 

 

『カントリー(Country)』
Dacapo 8.226713 contemporary/classical

 
ニルス・ランスホルト(1978–)
 カントリー(Country)(2019–20)(チェロと室内管弦楽のための)
  第1部 We Will Dissolve Trees (I) Island
   We Don’t Ride the Same Horse Train to Glory
   Someday Man of Honor My Guitar Your Land, Your Love
  第2部 Death, Where Is Your Sting? Trees (IIa)
   Gone Like a Turkey Through the Corn Frozen Rose
   This Road Belongs to You Kneel in the Grass!
   Heavy Is the Heart Trees (IIb) Alphabet Song
  ヤコプ・クルベア(チェロ、ヴォーカル)
  アンナケイ(アネ・クラーウロン)(ヴォーカル)
  ニルス・ランホルト(ヴォイス)
  ニューミュージック・オーケストラ シモン・ビヴァレツ(指揮)
  
録音 2021年1月5日–7日 NOSPR(カトヴィツェ、ポーランド)、4月19日–20日 スタジオ「Studiet På Frederiksberg」(コペンハーゲン 、デンマーク)
制作(管弦楽)、編集 ベアタ・ヤンコフスカ=ブルジンスカ
制作、追加録音、ミクシング  ペーター・バーノウ

 
ニルス・ランスホルト Niels Rønsholdt(1978–)は、デンマークの作曲家、サウンドアーティスト。オーフス王立音楽アカデミーのカール・オーウ・ラスムセンとベント・サーアンセン、ベルリンのヘルムート・エーリングに学び、実験的オペラ、インストレーション・ミュージック、室内楽のための作品を中心に手がけています。《カントリー》は、「カントリー」というジャンルを再考、「歌う」ソロ・チェリストと室内管弦楽の「協奏曲」に作った作品です。ランスホルトは「アメリカの豊かなカントリーの伝統」と「北欧の牧歌的憧れのようなもの」からインスピレーションを受け、伝承曲に基づく「Island」と「Man of Honor」をのぞき、テクストを書き、作曲しています。チェリストは、カントリー・シンガーソングライターギター・パートを「ギター風(alla chitarra)」にピッツィカートで弾き、バラード調の歌の断片を歌う。オーケストラは、ポップとフォーク、ロマンティックなオーケストラ音楽など、さまざまな要素と素材から創られた音楽を演奏する。チェロのヤコプ・クルベア Jakob Kullberg(1976–)は、王立デンマーク音楽アカデミーでモーテン・ソイテンに学び、ソリスト・ディプロマを取得。ペア・ヌアゴーとサーリアホの協奏曲を演奏した『Remembering(忘れない)』(BIS CD 2602)が、最近、BIS Records からリリースされました。「ニューミュージック・オーケストラ(Orkiestra Myzyki Nowej)」は、1996年創設のポーランドのシンフォニエッタ。シモン・ビヴァレツ Szymon Bywalec が2006年から芸術監督を務めています。「アンナケイ(Annekei)」の名で活動するオーフス在住のシンガーソングライター、アネ・クラーウロン Anne Kraglund が、14曲で共演しています。
 
価格 2,585円(税込価格)(本体価格 2,350円)
 

 

『Hage』
Losen Records LOS 250-2 jazz/traditional

 
『Hage』
 Little Fly(Liv Hanne Haugen/Mari Boine/William Blake)*
 Hage(Alain Kawczak/Mari Boine)*
 Æ tælle(Alain Kawczak/Mari Boine)*
 Reindeer(Thierry Girault)** Stjernestøv(Alain Kawczak)
 Shaman Punk(Liv Hanne Haugen)
 Sphere of Light(Alain Kawczak/Øystein Blix)
  LIV
   リヴ・ハンネ・ハウゲン(ヴォーカル)
   オイスタイン・ブリクス(トロンボーン、ヴォーカル)
   ティエリ・ジロー(ピアノ、シンセサイザー、ヴォーカル、
    リード・ヴォーカル **)
   アラン・コーザク(ギター)
  マリ・ボイネ(ヴォーカル、サーミ・ドラム)*
 
編曲 LIV、アンドレーアス・ミョス
録音 2020年10月28日、11月1日 シュステン・スタジオ(Kysten Studio)(トロムソ、ノルウェー)
制作、録音、ミクシング  アンドレーアス・ミョス
マスタリング モルガン・ニコライセン

 
フランスのビッグバンド「ル・ボカル(Le Bocal)」とノルウェー北極圏のトロムソのビッグバンドのリーダーを務めたキーボード・プレーヤーのティエリ・ジロー Thierry Girault、トロムソをホームタウンとするヴォーカリストのリヴ・ハンネ・ハウゲン Liv Hanne Haugen とオイスタイン・ブリクス Øystein Blix、「アラン・コーザク・ユニット」のリーダーだったアラン・コーザク Alain Cawczak。フランスとノルウェーのプレーヤーがコラボレートしたグループ「LIV(リヴ)」は、2015年、最初のアルバム『Kemedu』(2015)(LOS 141–2)をリリース、、「中央ヨーロッパ」と「極北」の最良のスタイルと色彩を融合した新鮮な音風景の音楽が注目されました。LIV の第2作『Hage』も、前作と同様、ジャズ、ポップ、エスノ、パンク、ソウル、サーミ・ヨイクといったさまざまな背景を感じさせる、特定のスタイルやジャンルに分類されないアルバムです。ノルウェー・サーミの歌手、2003年に「NOMUS(北欧音楽委員会)賞」を受け、国際的にも知られるマリ・ボイネ Mari Boine と LIV が共作した《Little Fly》(小さなハエ)、《Hage》(庭)、《Æ tælle》の3曲。LIV のメンバーによる《Reindeer》(トナカイ)、《Stjernestøv》(星くず)、《Shaman Punk》(シャーマン・パンク)、《Sphere of Light》(光の玉)。北ノルウェーの「ジャンバラヤ」の趣き。トロムソのスタジオでのセッション録音です。
 
価格 2,585円(税込価格)(本体価格 2,350円)

 

『Secondo Me』
Losen Records LOS 256-2 jazz

 
『Secondo Me』
 Secondo Me(Lorenzo Nardocci) Dicembre(Lorenzo Nardocci)
 Impro I(Lorenzo Nardocci) Al Quinto Piano(Lorenzo Nardocci)
 Birozza(Lorenzo Nardocci) Impro II(Lorenzo Nardocci)
 Rubato(Lorenzo Nardocci) Impro III(Lorenzo Nardocci)
 B.M.W.(Lorenzo Nardocci)
  ロレンツォ・ナルドッチ・トリオ
   ロレンツォ・ナルドッチ(ピアノ)
   アンドレーアス・ドライエル(ベース)
   テリエ・エヴェンセン(ドラム)
 
録音 2021年6月28日–29日 レインボースタジオ(Rainbow Studio)(オスロ、ノルウェー)
制作 ロレンツォ・ナルドッチ
録音、ミクシング、マスタリング マッティン・アブラハムセン

 
イタリアのピアニスト、ロレンツォ・ナルドッチ Lorenzo Nardocci(1974–)は、1999年からノルウェーに住み、フリーランスのピアニスト、オルガニスト、ピアノ教師として活動。ノルウェー国立音楽大学を卒業した45歳の時、作曲家としてのキャリアをスタートさせました。いろいろなタイプの音楽家たちと共演をつづけ、北欧ジャズと即興の影響にイタリア伝統のメロディ・センス、ラテンとソウルの「グルーヴ」をミックスした自由自在なスタイルのミュージシャンとして知られます。『Secondo Me』は、ナルドッチのアルバム第2作です。ベーシストのアンドレーアス・ドライエル Andreas Dreier とドラマーのテリエ・エヴェンセン Terje Evensen と一年間、一緒にプレーする間に培ったものからインスピレーションを得て作った6曲と3つの《Impro(即興)》で構成されています。共通するテーマは「日常生活のさまざまな時、生活するうえで大切な人たち」。最初の「甘いサンバに乗った軽い晴れやかなメロディ」の《Secondo Me》(わたしの思うところ)のタイトルにアルバムのエッセンスをこめたと言います。一年で一番美しい時に「ギグからギグへ」と忙しいジャズ・ミュージシャンをイメージさせる「速いテンポ」のバラード《Dicembre》(十二月)。オスロの音楽大学のリハーサル室のある《Al Quinto Piano》(五階で)。「愛しい妻を心に置いて」書いたラブソング《Birozza》(ビロッツァ)。ナルドッチの住む町のラングフース教会をイメージしてみたという《Rubato》。じっとしていることのない子供たちの姿を描いた《B.M.W.》。2021年6月、オスロのレインボースタジオでの録音です。
 
価格 2,585円(税込価格)(本体価格 2,350円)

『The Storm』
Losen Records LOS 263-2 jazz

 
『The Storm』
 A Sense of Urgency(Bernt Moen) Majestic(Bernt Moen)
 The Search for Absolution(Bernt Moen) Relentless(Bernt Moen)
 In retropect(Bernt Moen) Leisurely(Bernt Moen)
 The Storm Intro(Bernt Moen) The Storm(Bernt Moen)
 Ode(Bernt Moen) Floating(Bernt Moen)
 Passing By, Not Too Fast, Not Too Slow(Bernt Moen)
 Sakral(Bernt Moen)
  ベルント・モーエン・トリオ
   ヤン・インゲ・ニルセン(ドラム)
   フレードリク・サーランデル(ベース)
   ベルント・モーエン(ピアノ)
 
録音 2021年2月 アグデル大学 スタジオ A(クリスチャンサン、ノルウェー)
制作 ベルント・モーエン
ミクシング ローアル・ロスベルグ(Sanden Studio, Kristiansand) 

 
ノルウェーのミュージシャン、ベルント・モーエン Bernt Moen は、ノルウェーのクリスチャンサンに生まれ、メタルバンドの経験を経て、作曲家、キーボード・プレーヤーとして活動、アグデル大学のリズム音楽コースでピアノを教えています。モーエンは、ファンクやフュージョンの要素も取り入れた自在なスタイルのジャズで知られ、地元のプレーヤーふたりと組んだトリオ・アルバム『1+1=3』(LOS 232-2)と『Second Time’s the Charm(二度目の正直)』(LOS 249-2)を Losen Records からリリースしました。新作の『The Storm』は、グランド・ピアノだけを弾き、彼にとって「もっとも個人的」という内容のアルバムに作られています。《A Sense of Urgency》(切迫感)、ドラムのソロが主役の《Relentless》(情け容赦ない)、「ロマンティシズム時代のピアノ曲の “余韻” が聞こえてきそうな」《In retropect》(振り返ってみると)、ベースとピアノをフィーチャーした《Leisurely》(のんびりした)、ピアノ・ソロ曲の《Ode》(頌歌)と《Floating》(浮いている)と《Sakral》(神聖な)、フォーク・ミュージック調のメロディをもった《Passing By, Not Too Fast, Not Too Slow》(通り過ぎてゆく、速すぎもせず、遅すぎもせず)、自然の「嵐」に、ベース、ドラム、ピアノの「グループ・サウンド」を重ねた曲名をつけた「ファンタジー」《The Storm》(嵐)。すべてモーエンが作曲しました。前の2枚のアルバムで共演したフレードリク・サーランデル Fredrik Sahlander のベース、オイヴィン・ニューパンをはじめとするプレーヤーたちのギグに参加、アグデル大学で講師として教えるヤン・インゲ・ニルセン Jan Inge Nilsen のドラム。大学のスタジオでのセッション録音です。
 
価格 2,585円(税込価格)(本体価格 2,350円)

 

『Time to Illuminate Earth』
Losen Records LOS 266-2 jazz 

 
『Time to Illuminate Earth』
 All of a Sudden(Andy Partridge)* Skårjage(Sverre Gjørvad)
 The Neightbourhood Pond(Sverre Gjørvad)
 Never End(Sverre Gjørvad) Dismantle(Sverre Gjørvad)
 Massively Uncomfortable Rock (c’est la vie)(Sverre Gjørvad)
 Jordi Roca y Laia Costa(Sverre Gjørvad)
 Swedish Braids(Sverre Gjørvad)
 Searching Hometowns(Sverre Gjørvad)*
  ヘルボルグ・ルンベルグ(ピアノ、ヴォイス)
  クリスチャン・スヴァーレスタ・オルスタ(エレクトリックギター、
   アコースティックギター、ヴォイス)
  ダーグ・オクスタ(ベース、ヴォイス)
  スヴェッレ・ヨルヴァ(ドラム、パーカッション、ヴォイス)
  エムブリク・スネルテ(ファゴット)*
 
録音 2021年7月26日–29日 シュステン・スタジオ(Kysten Studio)(トロムソ、ノルウェー)
制作 スヴェッレ・ヨルヴァ
録音、ミクシング  クリスチャン・スヴァーレスタ・オルスタ
マスタリング モッテン・ルン

 
スヴェッレ・ヨルヴァ Sverre Gjørvad(1966–)は、テレマルク地方に生まれ、北ノルウェーのハンメルフェストでドラムとパーカッションのプレーヤー、作曲家、「アークティック・カルチャーセンター」のプロデューサーといった活動をつづけています。彼は「北極圏ノルウェーのさまざまなことを音楽で語ってゆくこと」を構想、2019年、プロジェクトの最初のアルバム『Voi River』(LOS 216-2)をリリースしました。ヨルヴァの5枚目のアルバムとなる『Time to Illuminate Earth』(地球に光をあてる時)は、そのプロジェクトの第2作。このアルバムでは「地球の頂上から見た世界」に焦点が当てられました。最初のトラック、イギリスのポップロック・バンド「XTC」のアンディ・パートリッジが作曲した、アルバム『English Settlement』の《All of a Sudden (It’s Too Late)》をのぞき、すべてヨルヴァが作曲しました。映画的アプローチをとり、「サウンドによって形を変える自然」「時とメロディの再構築によって変形するサウンド」「ストーリーに変わっていくメロディ」と、前作をさらに「ダーク」に「不安げ」にした音風景を展開させていきます。前作と同じヘルボルグ・ルンベルグ Herborg Rundberg のピアノ、クリスチャン・スヴァーレスタ・オルスタ Kristian Svalestad Olstad のギター、ダーグ・オクスタ Dag Okstad のベース。ファゴット奏者のエムブリク・スネルテ Embrik Snerte が、最初と最後のトラックに参加、「ストーリー」に不気味さと軽さの効果を付け加えています。
 
価格 2,585円(税込価格)(本体価格 2,350円)

 

『om du reser mycket』
MNJ Records MNJCD 024 jazz 

 
ユーハン・リンドヴァル(1990–)
 om du reser mycket(旅することが多いと)(2020)
  introduktion(導入) fall(落下) dröm(夢)
  att säga nej(いいえと言うこと) regn(雨) röd(赤)
  två(2) inte nu(今じゃなく) slut(終結)
  トロンハイム・ジャズオーケストラ
   イナ・サグストゥーエン(ヴォーカル、エレクトロニクス)
   ナターリ・アブラハムセン・ガルネル(ヴォーカル、エレクトロニクス)
   アイラ・ビョルンスタ・フォス(ヴァイオリン)
   マリアンネ・ボードゥアン・リ(チェロ)
   クラウス・エッレルフーセン・ホルム(クラリネット)
   メテ・ラスムセン(アルトサックス)
   クリスチャン・スコール・ヴィンテル(ギター)
   ラーシュ・オーヴェ・フォスハイム(ギター)
   マティルダ・ロルフソン(パーカッション)
   キレ・ロースタ(ドラム、ヴィブラフォーン、エレクトロニクス)
  ユーハン・リンドヴァル(ピアノ、シンセサイザー)
 
ミクシング  ヨルゲン・トレーエン

 
トロンハイムと周辺の地域のジャズ音楽をプロモートする「Midtnorsk Jazzsenter(MNJ)(中部ノルウェー・ジャズセンター)」の主宰する MNJ Records がリリースする2021年のアルバム。スウェーデンのピアニストで作曲家、ユーハン・リンドヴァル Johan Lindval が、2020年の「モルデジャズ(Moldejazz)」(モルデ国際ジャズ・フェスティヴァル)のために作曲した『om du reser mycket』(旅することが多いと)の「特別版」をトロンハイム・ジャズオーケストラ Trondheim Jazz Orchestra が演奏しています。このプロジェクトは、リンドヴァルが関心を寄せる「映画と音楽」をひとつの作品とすることをめざし、フェスティヴァルの初演ではリンドヴァルとオスロの映像作家イェニ・ベルゲル・ミューレ Jenny Berger Myhre が共同で作った映像も上映されました。「ファンタジーの爆発」へのオマージュ。「控えめな、暗示するような会話、たがいに近づこうとしている声」の「対話」。「反復とリズム構造」を基本要素に映像が作られ、「ある程度の軽さ」のある作品として示されています。「introduktion(導入)」から「slut(終結)」まで、トロンハイム・ジャズオーケストラの演奏する音楽が、「サウンド・ウィザード」と呼ばれるヨルゲン・トレーエン Jørgen Træen の手でミクシングされ、美しい音のアルバムに作られました。
 
 
価格 2,585円(税込価格)(本体価格 2,350円)

 

『サークルソング(Circlesong)』
Signum Classics SIGCD 703 contemporary/classical

 
ボブ・チルコット(1955–)
 サークルソング(Circlesong)
 (トレブル合唱、混声合唱、2台のピアノ、4人の打楽器奏者のための)
  序章(Introduction)
   Beauty before me(私の前にある美とともに) (Navajo)/
   We wait in the darkness(われわれは暗闇で待つ) (Iroquois)
  第1部:誕生(Birth)
   Song for bringing a child into the world(子の誕生を待つ歌) (Seminole)
   Newborn(新しく生まれしもの) (Pueblo)
  第2部:幼少期(Childhood)
   Yaqui song(ヤキの歌) (Yaqui)
   A child’s song(子供の歌) (Kwaikiuti)
   Give me strength(わたしに力を与えてください) (Sioux)
  第3部:恋人(Lover)
   Chinook songs(チヌークの歌) (Chinook)
   Over the wave(川に立つ波のむこうに) (Ojibwa)
  第4部:成人期(Adulthood)
   Summer song(夏の歌) (Inuit)
  第5部:中年期(Middle age)
   O Great Spirit(おお偉大なる創り主よ)(Dakota)
  第6部:老年期(Old age)
   In the house made of dawn(夜明けの家で) (Navajo)
  第7部:死(Death)
   Farewell, my brother(さらば、わが兄弟) (Navajo)
   The sun’s beams are running out(日の光が消えてゆく) (Comanche)/
   We wait in the darkness(われわれは暗闇で待つ) (Iroquois)
 Like a rainbow(虹のように)(トレブル合唱とピアノのための)*
 All things pass(あらゆるものは消え去ってゆく)
 (《高声合唱のための5つの歌》第4曲)(トレブル合唱とピアノのための)*
 Circles of motion(動きの輪)
 (《高声合唱のための5つの歌》第3曲)(トレブル合唱とピアノのための)*
 Walking the red road(「赤い道」を歩み)(混声合唱のための)
  ヒューストン室内合唱団 ヒューストン・トレブル合唱団
  ロバート・シンプソン(指揮)
  マリアナ・パーナス=シンプソン(トレブル合唱指揮)*
  アンドレア・マット(ピアノ) ジェシカ・マイアーズ(ピアノ)
  リチャード・ブラウン(打楽器) マーク・スタイン(打楽器)
  リーオナード・ソト(打楽器) マット・リチャーズ(打楽器)
 
録音 2020年2月24日–26日 サウス・メイン・バプティスト教会(ヒューストン、テキサス州)

 
『デュリュフレ合唱作品全集』(SIGCD 571)で2019年グラミー賞「最優秀合唱演奏賞」を受賞したロバート・シンプソン Robert Simpson とヒューストン室内合唱団(Houston Chamber Choir)の新作。多くの合唱作品で親しまれているイギリスの作曲家ボブ・チルコット Bob Chilcott の《サークルソング(Circlesong)》と、トレブル合唱のための3つの小品と混声合唱の作品を歌っています。《サークルソング(Circlesong)》は、アメリカ先住民の詩にみられる「人のライフサイクル」を音楽に表現した作品です。ナバホ、イロコイ、セミノール、プエブロ、ヤキ、クワキウトル、スー(ラコタ)、チヌーク、オジブワ、イヌイット、ダコタ、コマンチといった北米の先住民が代々伝えてきた詩をテクストにした13の曲(movement)が、「序章」と「誕生」から「死」の人生の7つの諸段階に分け、トレブル合唱と混声合唱によって歌われます。マリンバ、チューブラーベル、トライアングル、ウッドブロック、タムタム、ボンゴ、ティンパニ、ハイハット、トムトムを演奏する4人の打楽器奏者と2人のピアニストが共演。エネルギッシュな打楽器、トゥッティの合唱の築きあげるクライマックス、優しいアカペラ合唱のパッセージと独唱による、印象的なドラマ、多様性と奥行きをもった作品です。
 
価格 2,585円(税込価格)(本体価格 2,350円)