December 2021

 

『マニフィカト』
Accentus Music ACC 30563CD classical

 
ヨハン・ゼバスティアン・バッハ(1685–1750)
 マニフィカト ニ長調(Magnificat) BWV.243(1723)
カール・フィリップ・エマヌエル・バッハ(1714–1788)
 マニフィカト ニ長調(Magnificat) Wq.215 H.772(1749)
  ゲヒンガー・カントライ(ゲヒンゲン聖歌隊)
  ハンス=クリストフ・ラーデマン(指揮)
  ミリアム・ファージンガー(ソプラノ)
  アニャ・シェルク(ソプラノ2)
  マリー・ヘンリエッテ・ラインホルト(アルト)
  パトリック・グラール(テノール)
  マルクス・アイヒェ(バリトン)
 
録音 2020年12月 ルートヴィヒスブルク(ドイツ)

 
『新約聖書』の「マリアの賛歌」による《マニフィカト》は、J.S. バッハが、ライプツィヒのトマスカントルに就任した1723年、次男のC.P.E. バッハが、フリードリヒ大王の宮廷のチェンバロ奏者だった1749年にそれぞれ作曲しています。いずれも、「マリアの賛歌」(『ルカによる福音書』1章46節–55節)に「栄光は父と子と聖霊に(Gloria Patri)」と「初めのように、今も世々に限りなく(Sicut erat in principi)」の2つの頌栄を加えたラテン語のテクストを使った作品です。 Accentus Music の新しいアルバムには、このバッハ父子の作品が合わせて収録されています。1954年にヘルムート・リリングにより創設された混声合唱団「ゲヒンガー・カントライ(ゲヒンゲン聖歌隊)(Gaechinger Kantorey)」を、2013年に彼の後を継いだハンス=クリストフ・ラーデマン Hans-Christoph Rademann が指揮。2020年12月、ルートヴィヒスブルクで聴衆を入れずに行われた、ライヴ・ストリーミングされた上演の録音です。ラーデマンは、「Opus Klassik 2020」を受賞したハインリヒ・シュッツの全作品をはじめとする多くの録音で知られ、彼が創設したドレスデン室内合唱団を指揮したプレトーリウスの『待降節と降誕節のための音楽』(ACC 30505)が、先日、リリースされました。
 
価格 2,695円(税込価格)(本体価格 2,450円)

『ペーテリス・ヴァスクス』
Alba ABCD 463 contemporary/classical

 
ペーテリス・ヴァスクス(1946–)
 チェロ協奏曲第2番《存在すること(Klātbūtne)》(2011–12)
 ヴィオラと弦楽オーケストラのための協奏曲(2014–15)
  マルコ・ユロネン(チェロ)
  リッリ・マイヤラ(ヴィオラ)
  タリン室内管弦楽団 ユハ・カンガス(指揮)
 
[楽器 Cello: Cappa School, 1720’s/Viola: Jean Baptiste Vuillaume, 1870]
 
録音 2020年1月17日–22日 ブラックヘッド会館ホワイト・ホール(Mustapeade Maja, Valge saal)(タリン、エストニア)
制作、録音、編集 タンモ・スメラ

 
ペーテリス・ヴァスクス Pēteris Vasks は、母国に古くから伝わる民謡や宗教歌の要素を現代音楽の語法と組み合わせたダイナミックな作風を数多く手がけ、ラトビアでもっとも国際的に人気の高い作曲家と言われます。《存在すること》の副題をもつ《チェロ協奏曲第2番》は、ソル・ガベッタのために作曲された作品です。真理を見出す人の一生と再生をイメージして書かれ、「カデンツァ-アンダンテ・カンタービレ」「アレグロ・モデラート」「アダージョ」の3楽章で構成されています。フィンランドのチェリスト、タピオラ・シンフォニエッタやフィンランド放送交響楽団の首席奏者を務め、ソリストと室内楽奏者として多くのコンサートや録音に参加するマルコ・ユロネン Marko Ylönen のソロ。フィナーレの「新たな命として戻ってきた魂に寄せる『子守歌』」のメロディは、作曲家レポ・スメラの子、タリン室内管弦楽団のヴァイオリン奏者のエヴァ=マリア・スメラの声で歌われます。
 
《ヴィオラと弦楽オーケストラのための協奏曲(Concerto per viola ed orchestra d’archi)》は、4楽章の作品です。ヴィオラの「ビロードのようなカンティレーナ」が美しい「アンダンテ」、農民の踊りとフィドルの演奏、そしてバロックの趣ももった「アレグロ・モデラート」、「アンダンテ」と「アダージョ」。ヴァスクスは、ヴィオラを借り、いろいろなテクニックを試し可能性を探りながら作曲を進めていきました。ソリストのリッリ・マイヤラ Lilli Maijala は、フィンランド、ドイツとスウェーデンでヴィオラを学び、ペッカ・クーシスト、コパチンスカヤとウィスペルウェイと組んだ四重奏団など、室内楽とソロの活動をしながらシベリウス・アカデミーで教えています。
 
1993年にトヌ・カリユステにより創設されたタリン室内管弦楽団を「良き友人、卓越した解釈の演奏を聴かせ、私の音楽にインスピレーションを与えてくれる」とヴァスクスが語る、ユハ・カンガス Juha Kangas が指揮しています。
 
価格 2,530円(税込価格)(税抜価格 2,300円)

 

『アルマス・ヤルネフェルト ピアノ作品全集』
Alba ABCD 506 classical 

 
アルマス・ヤルネフェルト(1869-1958)
 練習曲(Etude) Op.4 no.1
 ワルツ ホ短調(Waltz) Op.4. no.2
 アレグロ・コン・ブリオ(Allegro con brio) Op.4 no.3
 前奏曲(Praeludium)(オットー・タウプマン(1859–1929) 編曲)*
 子守歌(Berceuse)
 ワルツ ヘ長調(Waltz)*
 ヴァスティ(ゆったりしたワルツ)(“Vasti” Valse lente)
 エリサベトの嘆き(Elitzebas klagan) *
 主題と変奏(Theme and Variations)*
 ポリ行進曲(Porilaisten Marssi)(アルマス・ヤルネフェルト 編曲)*
 愛から離されると(Armaasta erotessa)
 (エドゥアルド・ヘルメス(1818–1905) 曲
  アルマス・ヤルネフェルト 編曲)*
 トゥーネナ(音楽)(Tonerna)
 (ヴィルヘルム・ラーゲルクランツ(1825–1886) 曲
  アルマス・ヤルネフェルト 編曲)*
 シルッカ(Sirkka)(エルッキ・メラルティン(1875–1937) 編曲)*
 ティタニア(Titania)(セリム・パルムグレン(1878–1951) 編曲)
 太陽の光(Solsken)(セリム・パルムグレン(1878–1951) 編曲)
 フーガ ニ長調(Fugue)*
 フーガ ト短調(Fugue)*
 前奏曲(Praeludium)(4手のピアノのための)*/†
 子供時代から(Lapsuuden ajoilta)(4手のピアノのための)*/†
エヴァ・ヤルネフェルト(1901–1995)
 アルバムのページ(Albumblatt)*
 わが愛しの父へ捧げる(Meinem lieben Vater gewidmet)*
 舟歌(Barcarole)*
  ヤンネ・オクサネン(ピアノ) リスト=マッティ・マリン(ピアノ)†
 [* 世界初録音]
 
録音 2021年8月10日–11日 ヤルヴェンパー・ホール(ヤルヴェンパー、フィンランド)
制作 リスト=マッティ・マリン
共同制作 ヤンネ・オクサネン
録音、編集、マスタリング マルック・ヴェイヨンスオ

 
フィンランドのピアニスト、トイヴォ・クーラのピアノ作品全集(Alba ABCD 445)をリリースしたヤンネ・オクサネン Janne Oksanen(1994–)のアルバム第2作は、ナショナル・ロマンティシズムの作曲家アルマス・ヤルネフェルトのピアノ作品です。アルマス・ヤルネフェルト Armas Järnefelt は、1869年、フィンランドのヴィープリ生まれ。ヘルシンキでフェルッチョ・ブゾーニ、パリでジュール・マスネに学びました。彼は、指揮者としてのキャリアが長く、1905年から30年以上にわたり、ストックホルムの王立スウェーデン歌劇場でレペティトゥール、指揮者、音楽監督を務めました。《子守歌》と《前奏曲》の2つの管弦楽曲の作曲者として知られるものの、妹のアイノが嫁いだシベリウスの「影」に隠れてしまった作曲家のひとりと言われます。オクサネンは、このアルバムで3つのカテゴリの作品を演奏しています。ヤルネフェルトの作曲したピアノ曲、彼が編曲を手掛けた他の作曲家の作品、そして、ヤルネフェルトの曲を同時代の作曲家たちがピアノのために編曲した作品。オクサネンの博士課程の指導教官で2枚のアルバムの制作を担当したリスト=マッティ・マリン Risto-Matti Marin が、4手のピアノのために書かれた《前奏曲》と《子供時代から》の2曲で共演しています。アルバムの最後、ヤルネフェルトの子、エヴァの書いた3つのピアノ曲が演奏されます。
 
[プロフィール]
ヤンネ・オクサネン Janne Oksanen(1994–)。ヘルシンキ芸術大学シベリウス・アカデミーとパリ音楽院でテッポ・コイヴィスト、レベッカ・アンゲルヴォ、ドニ・パスカルに学び、リスト=マッティ・マリンの修士課程で研究。ヨルマ・パヌラのクラスで指揮を学び、作曲家として25曲を超す歌曲などを作り、《フィンランディア》を2台ピアノ用に編曲。ポップミュージックとジャズも学び、ロックバンド「Aurora Lights」を創設、グループを解散するまで歌手とギタリストを務めた。
 
価格 2,530円(税込価格)(税抜価格 2,300円)

 

『もっと別のフィンランドのヴァイオリン作品集』
Alba ABCD 507 classical

 
アイネス・チェチュリン(1859–1942)
 プスタ・フィルム(Puszta Film)(1928)
 アラ・ツィンガレスカ(ジプシー風に)(Alla Zingaresca)(1890)
 ガヴォット(Gavotte)(1906)
 子守歌(Berceuse)(1888)
イーダ・モーベリ(1859–1947)
 行進曲(Marcia)(1936)
ミンナ・フォン・クノルリング(1846–1918)(arr. X)
 夜想曲(NocturneJ)
ベツィ・ホルムベルグ(1860–1900)
 アンダンテ(Andante)
ラウラ・ネーツェル(1839–1927)
 ロマンス(Romance) Op.40(1896)
 ゴンドラ漕ぎ(La Gondoliera) Op.60(1896)
 スラヴの歌(Chanson Slave) Op.53(1891)
インゲボリ・フォン・ブロンサルト(1840–1913)
 ロマンス イ長調(Romanze)(1870)
 幻想曲 変ホ長調(Fantasie) Op.21(1891)
  ミルカ・マルミ(ヴァイオリン)
  ティーナ・カラコルピ(ピアノ)
 
録音 2021年4月6日–10日 Fiskarin Lukaali(フィスカルス、フィンランド)
制作 ミルカ・マルミ、ティーナ・カラコルピ、マルック・ヴェイヨンスオ
録音、編集、マスタリング マルック・ヴェイヨンスオ

 
フィンランドの音楽家ふたり、ヴァイオリニストのミルカ・マルミ Mirka Malmi(1977–)とピアニストのティーナ・カラコルピ Tiina Karakorpi(1978–)は、「未知の世界に跳びこむ」をモットーに女性作曲家の音楽を演奏することに長年にわたり取り組んできました。「ジェンダー」の規範にしばられていた時代、女性の音楽家たちは何を考え、どう感じて音楽を作ったのか。「どんな風に演奏すればいいかという予備知識もなけれけば、ガイドラインになる、頼れる伝統もない。とにかく跳びこむだけ」。その意気ごみで、ふたりは、2018年から2020年にかけて、「女性とヴァイオリン」と題した8回のコンサートシリーズを行いました。『もっと別のフィンランドのヴァイオリン作品集』と題したアルバムでは、ふたりがコンサートで取り上げた作品から、当時は知られていたものの「歴史が忘れてしまった」6人の作品が演奏されます。
 
アイネス・チェチュリン Agnes Tschetschulin(1859–1942)は、シベリウス・アカデミーとベルリン芸術大学で学び、当時、フィンランド音楽史上もっとも優れたヴァイオリニストのひとりとして知られていました。《プスタ・フィルム》と《アラ・ツィンガレスカ》は、19世紀に人気のあった「ハンガリー・スタイル」の音楽です。ロココの踊り《ガヴォット》とヴァイオリンの歌う《子守歌》。イーダ・モーベリ Ida Moberg(1859–1947)は、サンクトペテルブルクとドレスデンで学び、ヘルシンキで作曲家、指揮者、人智学者として活動しました。彼女が教材として作った《行進曲》は、究極の目標に向かって歩む求道者の旅ともみなされる作品です。ミンナ・フォン・クノルリング Minna von Knorring(1846–1918)は、ヘルシンキに住み、たゆたう気分のメランコリックな性格の歌曲を書きました。憂の表情のうかがえる《夜想曲》には、彼女が若いころに踊った思い出が織りこまれているといわれます。 
 
ベツィ・ホルムベルグ Betzy Holmberg(1860–1900)は、デュッセルドルフで生まれデンマークとドイツで人生の大半を過ごしたフィンランド系ノルウェーの作曲家です。ライプツィヒ音楽院で学び、管弦楽と室内楽の音楽を主に手がけました。《アンダンテ》は、幻想的、神秘的なゴシック・スタイルの「疾風怒濤」の作品です。ラウラ・ネーツェル Laura Netzel(N. Lago)(ペンネーム、N. ラーゴ)(1839–1927)は、フィンランドに生まれ、ストックホルムとパリで音楽を学びました。指揮者、ピアニスト、コンサートオーガナイザーとして名を残している音楽家です。悲痛な恋の思い出を語る《ロマンス》、ヴェネツィアの船頭の姿を描いた《ゴンドラ漕ぎ》、素朴で陽気な《スラヴの歌》。インゲボリ・フォン・ブロンサルト Ingeborg von Bronsart(1840–1913)は、サンクトペテルブルクのフィンランドの家系に生まれ、ドイツでピアニストと作曲家としてのキャリアを築きました。「メロディの美しい主題と、もつれたバックビートのハーモニー」の《ロマンス》。《幻想曲》は、世紀末の濃厚なロマンティシズムを漂わせる、「美を愛でる」音楽です。
 
価格 2,530円(税込価格)(税抜価格 2,300円)

『テオボン夫人の写本(Le manuscrit de Madame Théobon)』
Aparté AP 256 2CD’s early music

 
『テオボン夫人の写本(Le manuscrit de Madame Théobon)』
[Disc 1]
二短調の小品:
作者不詳
 前奏曲 *
ジャック・シャンピオン・ド・シャンボニエール(1602–1672)
 重々しさ(アルマンド)
エヌモン・ゴーティエ(c.1575–1651)(ダングルベール 編曲)
 古き不滅のゴルティエのクーラント
作者不詳
 乞食のブランル *
エヌモン・ゴーティエ(c.1575–1651)(ダングルベール 編曲?)
 ジグ
作者不詳
 美しき羊飼いティルシス
ハ長調の小品:
ジャン=アンリ・ダングルベール(1629–1691)(?)
 前奏曲 *
ジャン=バティスト・リュリ(1632–1687)
 抒情悲劇《テセウス》- マルスの降臨とメヌエット
作者不詳
 ブドウの収穫があるのでさようなら
ジャン=バティスト・リュリ(1632–1687)
 歌劇《アシスとガラテ》- リゴドン I & II
ジャン=アンリ・ダングルベール(1629–1691)
 ダングルベール氏のシャコンヌ
作者不詳
 メヌエットとドゥーブル *
ト短調の小品:
ジャン=バティスト・リュリ(1632–1687)
 牧歌劇《ヴェルサイユの洞窟》- 序曲 抒情悲劇《アティス》- エコー
 リュリ氏のクーラント
 牧歌劇《ヴェルサイユの洞窟》- 楽しみを享受しましょう
ジャン=バティスト・リュリ(1632–1687)
 バレエ《ヴィーナスの誕生》- 冥界の神 *
ジャン・ルソー(1644–1699)
 ロンドーによるジグ
ジャン=バティスト・リュリ(1632–1687)
 エール第2番 アルミードの眠り アルミードのパサカイユ アティスの楽しい夢
作者不詳
 サラバンド *
変ロ長調の小品:
ガスパル・ル・ルー(17世紀後半–1705/7)(?)
 前奏曲 *
ジャン=バティスト・リュリ(1632–1687)
 アティスの終わりの夢 アティスの終わりの夢のエア第2番
イ短調の小品:
ジャン=アンリ・ダングルベール(1629–1691)
 前奏曲 *
ジャン=バティスト・リュリ(1632–1687)
 リュリ氏のアルマンド
作者不詳
 あなたに会わずに二日も過ごした
ジャック・アルデル(?–1678)
 ガヴォット
ルイ・クープラン(c.1626–1661)
 ドゥーブル
ジャン=バティスト・リュリ(1632–1687)
 ジョコンドのエール(アルマンド)
[Disc 2]
二短調の小品:
作者不詳
 前奏曲 *
ジャン=アンリ・ダングルベール(1629–1691)
 スペインのフォリア
作者不詳
 《私たちの船で》-リゴドン第1番 第2番
作者不詳
 クリスマス
ヘ長調の小品:
ジャック・シャンピオン・ド・シャンボニエール(1602–1672)
 おお美しい庭(サラバンド)
作者不詳
 ジグ
ジャック・シャンピオン・ド・シャンボニエール(1602–1672)
 サラバンド *
作者不詳
 前奏曲 *
ジャン=アンリ・ダングルベール(1629–1691)
 アルマンド
ジャック・シャンピオン・ド・シャンボニエール(1602–1672)
 クーラント《イリス》とドゥーブル
モンナール
 サラバンド
ジャン=バティスト・リュリ(1632–1687)
 ガラテのシャコンヌ カドモスの行進
ニコラ・ルベーグ(1631–1702)
 ガヴォット
作者不詳
 カナリア * メヌエット *
ト短調の小品:
ジャン=バティスト・リュリ(1632–1687)
 バレエ《アモルの勝利》- アポロンの入場 アントレの組曲
エヌモン・ゴーティエ(c.1575–1651)
 喜び
作者不詳
 リゴドン I & II *
ジャン=バティスト・リュリ(1632–1687)
 抒情悲劇《イシス》- ミューズたちの前奏曲
 ロンドーによるエール * バレエ《ミューズたち》- ムーア人のエール第2番
 バレエ《町人貴族》- アルルカンのシャコンヌ
ハ長調の小品:
作者不詳
 前奏曲 * ヴォードヴィユ *
エヌモン・ゴーティエ(c.1575–1651)(ダングルベール 編曲?)
 ジグ
作者不詳
 フローラのメヌエット
ト長調の小品:
ジャン=バティスト・リュリ(1632–1687)
 抒情悲劇《ファエトン》- 前奏曲
 バレエ《村の婚礼》- ロランの花嫁 ロランの花嫁のエール第2番
作者不詳
 若きイリス
ジャン=バティスト・リュリ(1632–1687)
 抒情悲劇《ロラン》- ロジスティユ
 ファエトンのシャコンヌ アマティスのメヌエット
ジャック・シャンピオン・ド・シャンボニエール(1602–1672)
 若きゼフィールのサラバンド
ジャン=バティスト・リュリ(1632–1687)
 バレエ《四季》- フォンテーヌブローのリトルネッロ
作者不詳
 メヌエット * サラバンド *
  クリストフ・ルセ(チェンバロ) [* 世界初録音]
 
[楽器 Harpsichord: Nicolas Dumont, 1704]
 
録音 2020年11月29日–30日 パリ

 
古楽アンサンブル「レ・タラン・リリク」を創設したクリストフ・ルセ Christophe Rousset(1961–)は、1990年代の初めごろ、フランソワ・クープランやラモーたちのクラヴサン作品をフランスの Harmonia Mundi をはじめとするレコード・レーベルに数多く録音していました。そうした録音は、ウィリアム・クリスティーとのデュオによるクープランの曲集も含め、今なお瑞々しい魅力があせず、ちょっとした時に取り出しては聴いています。2019年リリースのフレスコバルディの作品集(AP 202)につづく Aparté の新しいアルバム。ルセが深い愛着をもつというジャン=バティスト・リュリと彼を中心とする時代の作品を、オークション・サイトの eBay で彼が落札した、リディ・ド・ロシュフォール=テオボン夫人(1638–1708)所蔵の写本の楽譜によって弾いています。この楽譜集には約80曲が収められ、リュリのバレエや抒情悲劇の曲をチェンバロのために編曲した作品が34曲含まれているといいます。これらの小品をルセは調性別にまとめ、「組曲」のような統一感を図って演奏しています。1704年「ニコラ・デュモン」のチェンバロによる録音です。
 
価格 2,805円(税込価格)(税抜価格 2,550円)

 

『冬の旅』
BIS SACD 2410 SACD hybrid (5.0 surround/stereo) classical

 
フランツ・シューベルト(1797–1828)
 歌曲集《冬の旅(Winterreise)》 D.911(1827)
  ジェームズ・ラザフォード(バリトン)
  ユージーン・アスティ(ピアノ)
 
録音 2018年8月20日–24日 ポットン・ホール(サクスマンダム、サフォーク、イングランド)
制作 ロバート・サフ
録音 ジェフリー・ジン

 
ジェームズ・ラザフォード James Rutherford は、イングランドのノリッジ生まれ。ダラム大学で神学、ロンドンの王立音楽大学と国立オペラ・スタジオで歌唱を学びました。BBC New Generation Artist に選ばれ、2006年に初めて行われたシアトル・オペラの「国際ワーグナー・コンペティション」でハンス・ザックスを歌って第1位と聴衆賞を獲得しました。バタワース、ガーニー、ヴォーン・ウィリアムズの歌曲を歌った『死ぬこと、それはもっとも崇高なこと』(BIS SA 1610)、アンドルー・リットン指揮ベルゲン・フィルハーモニック共演の『ジェームズ・ラザフォード、ワーグナーを歌う』(BIS SA 2080)、クリス・ラスマン指揮のBBCウェールズ・ナショナル管弦楽団の『バワタース管弦楽作品集』(BIS SA 2195)などのアルバムを録音。シューベルトの『白鳥の歌』(BIS SA 2180)は、「すばらしい歌手が良好な状態で録音に臨んだ、美しく作り上げられた歌唱」が、ユージーン・アスティ Eugene Asti のピアノとともに、「グラモフォン」誌をはじめとするメディアか高く評価されました。「なぜ、ワーグナー歌手が《冬の旅》を録音したがるのか?」という疑問にラザフォードが答えています。「劇的なドイツ物のレパートリーを試みる何年も前からシューベルトの歌曲を歌っていた……《ニーベルングの指輪》がオペラという王冠に輝く宝石であるように、歌という分野にとってもっとも重要な曲集……フィッシャー=ディースカウが録音する前に、20世紀最高の『ヴォータン』として名高いハンス・ホッターの録音があった」。彼は、手元にある48枚のアルバムのうち、ジョン・ヴィッカーズ、ピーター・ピアーズ、「気高い」クリスタ・ルートヴィヒ、「深い」マルッティ・タルヴェラを好んで聴いていると言います。この《冬の旅》でラザフォードは、24曲すべて、原調を短三度下げて歌っています。
 
[追記]
ラザフォードとアスティは、この《冬の旅》を「24景の劇」として演奏しているように思えます。歌と歌のあいだの空白の時も巧みに設計され、すばらしく良質の演劇に接したような心地いい気分です。
 
価格 2,915円(税込価格)(本体価格 2,650円)

 

『ラ・ヴァルス(La Valse)』 Selection
BIS SACD 2438 SACD hybrid (5.0 surround/stereo) classical

 
モーリス・ラヴェル(1875–1937)
 クープランの墓(Le tombeau de Couperin)(1914–17 orch.1919/2013)*
 (第2曲・第6曲オーケストレーション ケネス・ヘスケス)
  プレリュード(Prélude) フーガ(Fugue) フォルラーヌ(Forlane)
  リゴドン(Rigaudon) メヌエット(Menuet) トッカータ(Toccata)
 道化師の朝の歌(Alborada del gracioso)(1904-05 orch.1918)**
 海原の小舟(Une barque sur l’océan)(1904-05 orch.1906?)**/†
 亡き王女のためのパヴァーヌ(Pavane pour une infante défunte)
 (1899 orch.1910)*
 古風なメヌエット(Menuet antique)(1895 orch.1929)*
 ラ・ヴァルス(La Valse)(1919–20)**
  ロイヤル・ストックホルム・フィルハーモニック管弦楽団
  サカリ・オラモ(指揮)
  マルクス・マスクニーティ(ホルン)†
  
録音 2020年2月12日–15日 **、2021年3月24日–26日 * ストックホルム・コンサートホール(スウェーデン)(セッション録音、ライヴ録音)
制作 ハンス・キプファー **、マリオン・シュヴェーベル *
録音 トーレ・ブリンクマン

 
ロイヤル・ストックホルム・フィルハーモニックとサカリ・オラモ Sakari Oramo は、アンデシュ・エリーアソンの交響曲(BIS SA 2438)やヴィクトリア・ボリソワ=オッラスの《アンジェラス》(BIS SA 2288)など現代スウェーデンの作品を積極的に録音する一方、カール・ニルセンの交響曲全曲(BIS SA 2028/2048/2128)やエルガーの交響曲(BIS SA 1879/1939)といったレパートリーの録音も進め、国際的に高い評価と人気を獲得してきました。新作アルバムは、ラヴェルの管弦楽作品集です。《ラ・ヴァルス》と、ピアノのための曲をラヴェル自身が管弦楽用に編曲した5曲。《クープランの墓》は、ラヴェルのオーケストレーションによる〈プレリュード〉〈フォルラーヌ〉〈リゴドン〉〈メヌエット〉に、イギリスの作曲家ケネス・ヘスケス Kenneth Hesketh(1968–)がオーケストレーションを手がけた〈フーガ〉と〈トッカータ〉を加え、原曲と同じ順序で演奏されます。貴族的ともいわれる気品をもった凛としたたたずまいのオーケストラと、大学教授とピアニストの両親の下で育った指揮者が、深い共感を寄せる音楽。
 
[追記]
2008年のシーズンからストックホルム・フィルハーモニックの首席指揮者と芸術監督を務めたサカリ・オラモは、2021年のシーズンでこの地位を退きました。オラモは、2013年、BBC交響楽団の首席指揮者に就任した時にストックホルムを離れることも考えたものの、このオーケストラが彼にとってあまりにも大切な存在だということに気づき、考えを変えたといいます。「(ストックホルムのオーケストラで)私は、現代の音楽の世界にはめずらしい、調和とそこにある共同体としてのオーケストラの感覚を知った」(”Finnish Music Quarterly 2021”)。2021年5月、シベリウスの全交響曲を演奏する「シベリウス・フェスティヴァル」が行われるとともに、オラモは、オーケストラの桂冠指揮者に任命されました。
 
価格 2,915円(税込価格)(税抜価格 2,650円)

 

『影(Ombres)- ベルエポックの女性作曲家』
BIS SACD 2546 SACD hybrid (5.0 surround/stereo) classical=

 
メラニー(メル)・ボニ(1858–1937)
 祈り(Invcation) 起きあがれ、わが魂(Élève-toi mon âme)*
 夢(Songe) 夕べ(Un soir) アヴェ・マリア(Ave Maria)
セシル・シャミナード(1857–1944)
 ヴィラネル(Villanelle) 銀の指輪(L’anneau d’argent)
 美しきニース(Nicela-belle)
アルマンド・ド・ポリニャック(1876–1962)
 愛の歌(Chant d’amour) 王の庭園(Jardin du rois)
 わたしを見ないで(Ne me regarde pas)
ジュリエット・フォルヴィユ(1870–1946)
 夢(Songe)
ポリーヌ・ヴィアルド(1821–1910)
 深夜の影(Les ombres de minuit) 2本のバラ(Les deux roses)
 アイ・リュリ(HaÏ luli) 星(Les étoiles)*
マルゲリット・ベクラール=ダルクール(1884-1964)
 谷間の夢想(Le rêve de la vallée)
エレーヌ=フレデリック・ド・ファーユ=ジョザン(1871–1942)
 春(Printemps)
ギャブリエル・フェラーリ(1851–1921)
 流浪者の歌(Chanson d’exil)
オーギュスタ・オルメス(1847–1921)
 未開の森の鳥(C’est un oiseau de bois sauvage)
 洗濯女(Les lavandière) トリアノンで(À Trianon)
  レティシア・グリマルディ(ソプラノ)
  アミエル・ブシャケヴィチ(ピアノ)
  タリア・エルダル(チェロ)*
 
録音 2019年2月24日–26日 イェルサレム音楽センター(イスラエル)
制作 ツヴィカ・ハーシュラー
録音 ツヴィカ・ハーシュラー、イド・バウム

 
「20世紀の初頭のベルエポックと呼ばれる時代、パリは、世界でもっともリベラルな都市のひとつだった。たくさんのサロンが、詩人や画家や作曲家たちが出会い、それぞれの芸術を共有し紹介する機会を与えた。繁栄と社会進化のこの時期、にもかかわらず、女性の地位はそれまでと変わらず、女性たちには新しい職業につく権利は与えられなかった。たとえば、プロフェッショナルの作曲家……」(BIS)。フランスのソプラノ、レティシア・グリマルディ Laetitia Grimaldi とイスラエルのピアニスト、アミエル・ブシャケヴィチ Ammiel Bushakevitz の共演したアルバムでは、そうした時代、マスネやアーンといった男性作曲家の「影」に隠れてしまっていながら、おのおの創意工夫を凝らし、多彩な感情表現と美しいメロディの音楽を書きつづけていった女性作曲家たちの歌曲が歌われます。中流階級に生まれ、パリ音楽院で学んだメラニー・ボニ Mélanie (Mel) Bonis…彼女のサロンにジョルジュ・サンドとショパン、サン=サーンス、ベルリオーズ、ドラクロワをはじめとする芸術家たちが集ったというポリーヌ・ヴィアルド Pauline Viardot…「フレデリック・ド・ファーユ」の男性名で作品を発表したエレーヌ=フレデリック・ド・ファーユ=ジョザン Hélène de Faye-Jozin…オペラとオペラコミック、管弦楽曲や自身の詩による歌曲を作曲したギャブリエル・フェラーリ Gabrielle Ferrari…フランツ・リストから称賛されたというオーギュスタ・オルメス Augusta Holmés。ささやかながら望みのかなった人もいれば、亡くなるとともに作品も忘れられてしまった人もいる。さまざまな道を歩みながら、自分の芸術と華やかなキャリアをずっと夢見ていたという女性たちの音楽。
 
価格 2,915円(税込価格)(本体価格 2,650円)

『聖ヨハネス・クリソストムスの典礼』
BIS SACD 2571 SACD hybrid (5.0 surround/stereo) classical

 
セルゲイ・ラフマニノフ(1873–1943)
 聖ヨハネス・クリソストムスの典礼(Liturgy of St John Chrysostom) Op.31
 (1910)
  エストニア・フィルハーモニック室内合唱団
  カスパルス・プトニンシュ(指揮)
  ラウル・ミクソン(テノール、司祭)
  オラリ・ヴィークホルム(バス、輔祭)
 
録音 2021年1月11日–15日 ニコライ教会(タリン、エストニア)
制作、録音、編集、ミクシング  イェンス・ブラウン 

 
「ロシア正教会の音楽は、ラフマニノフの音楽的背景として欠かせない要素のひとつだった。子供のころサンクトペテルブルクの大聖堂で聴いた聖歌隊の響きに深く心を動かされ、1895年の第一交響曲から最後の作品の1940年の《交響的舞曲》に至るまで、聖歌の名残を留めたメロディが彼の音楽に浸透している」(アンドルー・ヒュース)。ロシア正教会では本来、礼拝のための音楽に自由な創作が許されていなかったと言われます。それをチャイコフスキーが打ち破り、リムスキー=コルサコフ、グレチャニノフ、イッポリトフ=イワノフたちが試みたあと、ラフマニノフがこの《聖ヨハネス・クリソストムスの典礼》を作曲しました。
 
東ローマ帝国コンスタンティノポリスの主教、聖ヨハネス・クリソストムス(金口イオアン)の「聖体礼儀」のためのこの作品は、彼が作曲家、指揮者、ピアニストとして絶頂にあったころ、1910年の夏、彼が心の故郷としたイワノフカ村で作曲されました。「山も峡谷もなければ海の眺めもない……小麦とライ麦の果てしない畑が地平線に向かって広がってゆく……」(ラフマニノフ)。「4部の混声合唱のため」のこの典礼の音楽は、1915年の《晩祷》と異なり、古ロシア語の祈りの言葉と正教会聖歌の様式は踏襲しながらも、既存の聖歌を一切素材に使わずに作曲されました。輔祭と司教に導かれ合唱が「アーメン」と歌う「大連祷」から「主の御名に祝福あれ」まで、ポリフォニックな歌唱によるダイナミクスの幅の広い音楽が展開する作品です。
 
エストニア・フィルハーモニック室内合唱団は、1981年、トヌ・カリユステにより創設。ポール・ヒリヤー、ダニエル・ロイス、ラトビア放送チェンバーシンガーズの創設者カスパルス・プトニンシュ Kaspars Putniņš(1966–)が首席指揮者を務め、カリユステが2021年に復帰しました。この録音では、『Monuments of Russian Sacred Music』(Schott)シリーズの版の助言にしたがい、短い、単純なリフレインとレスポンソリウムが省略して演奏されています。
 
録音セッションは、タリンのニコライ教会で行われ、ニューヨーク・ポリフォニーの『そして太陽は光を失った』(BIS SA 2277)など、多くの BIS Records のアルバムを担当したイェンス・ブラウン Jens Braun が制作にあたりました。ラフマニノフが、この音楽にきわめて重要な要素と考えながら、記譜することのできない、合唱を囲む「教会の響き」が、バランスよく捉えられています。
 
価格 2,915円(税込価格)(本体価格 2,650円)

 

『雪の女王』
BSOrec BSOREC 1002 DVD/BSOREC 2002 Blu-ray contemporary/classsical

 
ハンス・エーブラハムセン(1952–)
 歌劇《雪の女王(The Snow Queen)》(2014-18)
  バーバラ・ハンニガン(ソプラノ、ゲルダ)
  レイチェル・ウィルソン(メゾソプラノ、カイ)
  カタリーナ・ダライマン(ソプラノ、祖母、老婦人、フィンランドの女)
  ピーター・ローズ(バス、雪の女王、トナカイ、時計)
  カロリーネ・ヴェテルグレーン(ソプラノ、王女)
  ティーン・パワー(テノール、王子)
  ケヴィン・コナーズ(テノール、森のカラス)
  オーウェン・ウィレッツ(カウンタテナー、城のカラス)
  トマス・グレースレ(俳優、カイ(大人))
  ルイス・ヴェロニク(俳優、カイ(子供))
  アンナ・レッセル(俳優、ゲルダ(大人))
  ソフィー・ヴェロニク(俳優、ゲルダ(子供))
  バイエルン国立歌劇場合唱団 バイエルン国立歌劇場バレエ団
  バイエルン国立管弦楽団 コルネリウス・マイスター(指揮)
 
演出 アンドレーアス・クリーゲンブルク
舞台美術 ハラルト・B・トーア
衣装 アンドレーア・シュラート
照明 ミヒャエル・バウアー
振付 ツェンター・ヘルター
ドラマトゥルク マルテ・クラスティンク
映像監督 クリストフ・エンゲル
 
収録 2019年12月–2020年1月 バイエルン国立歌劇場(ミュンヘン、ドイツ)(ライヴ収録)
 
[DVD: 116min PCM stereo 2.0 stereo/DTS 5.1 NTSC 16:9 All region/Blu-ray: 1081i HD 116min PCM stereo 2.0 stereo/DTS-HD Master Audio 5.1 16:9 All region 字幕:日本語・英語・フランス語・ドイツ語・オランダ語・韓国語]

 
《雪の女王(The Snow Queen)》は、ルイヴィル大学のグロマイヤー賞やデンマークのレオニー・ソニング音楽賞を受けたデンマークの作曲家、ハンス・エーブラハムセン(アブラハムセン) Hans Abrahamsen の作曲した最初のオペラです。王立デンマーク歌劇場の委嘱作。「雪」を音楽で表現するという彼のテーマのひとつが、作曲の動機になったといわれます。
 
「仲良しの子供たち、ゲルダとカイは、おばあさんの話す『雪の女王』の物語に耳を傾けている。カイは、話を聞きながら、暖かいこの部屋に雪の女王を連れてきたら融けてしまうだろうから、見てみたいなんて思っている。でも、ベッドに入ると、女王の話が怖くて眠れない。そのカイの部屋の窓の外に雪の女王が現れる。氷の結晶と女王の氷の世界に魅入られたカイは、ゲルダとの友情を少しずつ忘れていく。しばらくして雪の女王がふたたび現れ、カイを橇に乗せて北の城に連れ去ってしまう。カイを救い出すため、ゲルダは、ひとり旅に出る……」。
 
H・C・アンデルセンの『雪の女王(Snedronningen)』の物語を基にエーブラハムセンとヘンリク・エンゲルブレクト Henrik Engelbracht が台本を執筆、3幕のオペラに作り上げました。2019年10月13日、コペンハーゲンの王立デンマーク歌劇場でデンマーク語版の世界初演。2019年12月21日、バーバラ・ハンニガンの起用を想定してイギリスの作家アマンダ・ホールデン Amanda Holden(1971–)に執筆が依頼された「英語版」が、バイエルン国立歌劇場で初演されました。バイエルン国立歌劇場の自主制作レーベルがリリースする DVD と Blu-ray には、2019年12月から2020年1月に行われた英語版の上演が収録されています。
 
「雪」をテーマにしたエーブラハムセンの作品は、2006年から2008年に作曲された「9つの楽器のための10のカノン」《雪(Schnee)》(Dacapo 6.220585)がリリースされる予定です。
 
価格 5,060円(税込価格)(税抜価格 4,600円)(DVD/Blu-ray)
 

 

『Collector's Classics Vol.18 - ダキアのペトルス(Petrus de Dacia)
Caprice CAP 21933 3CD's+Book classical 

 
フリードリク・メーレル(1896–1981)
 歌劇《ダキアのペトルス(Petrus de Dacia)》
[Disc 1]
 廃墟劇の誕生(Ruinspelets tillblivelse)
  フリードリク・メーレル(語り)
 [録音 1975年8月3日(インタビュー)(スウェーデン語)]
 2つのゴトランドの歌(Två gotländska sånger)
  Sju orchidéer(7つのラン) Du är min(あなたは私のもの)
  ヴァルボリ・ベール(ソプラノ) フリードリク・メーレル(ピアノ)
 [録音 不明]
 歌劇《ダキアのペトルス(Petrus de Dacia)》(第1幕・第2幕)
 [録音 1952年–1953年 聖ニコラウス教会(ヴィスビュー、スウェーデン)
  (ライヴ録音)]
[Disc 2]
 歌劇《ダキアのペトルス(Petrus de Dacia)》(第3幕)
 [録音 1952年–1953年 聖ニコラウス教会(ヴィスビュー、スウェーデン)
  (ライヴ録音)]
 歌劇《ダキアのペトルス(Petrus de Dacia)》(第1幕)
 [録音 1975年8月1日、3日、5日、7日 聖ニコラウス教会(ヴィスビュー、
  スウェーデン)(ライヴ録音)]
[Disc 3]
 歌劇《ダキアのペトルス(Petrus de Dacia)》(第2幕・第3幕)
 [録音 1975年8月1日、3日、5日、7日 聖ニコラウス教会(ヴィスビュー、
  スウェーデン)(ライヴ録音)]
  クリスティーナ・ゴルネ(ソプラノ)
  ガブリエラ・オクセンシェーナ(ソプラノ)
  ラーシュ・ビレングレーン(テノール)
  シーグルド・ビョーリング(バリトン)
  エリーサベト・セーデシュトレム(ソプラノ)
  ウッレ・シヴァル(テノール)
  レオン・ビョーケル(バス)
  グルリ・スヴェードマン(メゾソプラノ)
  ヴィスビュー廃墟劇合唱団・管弦楽団 フリードリク・メーレル(指揮)
  [歌詞 スウェーデン語]
 
セレクション、復刻、プロセシング、テクスト カール=グンナル・オーレーン
マスタリング ユーハン・ヒュットネス

 
Caprice Records の『Collector's Classics』シリーズは、30年前、『Äldre svenska stråkkvartetter(思い出のスウェーデンの弦楽四重奏団)』(CAP 21506)からスタートしました。スウェーデンの放送局や各地のアーカイヴに保存された「音の遺産」による歴史的アンソロジーも、この第18集が最後のリリースです。
 
フリードリク・メーレル Friedrich Mehler(1896–1981)の歌劇《ダキアのペトルス(Petrus de Dacia)》は、ダキアのペトルス(Petrus de Dacia)の名で歴史に残る13世紀スウェーデンのドミニコ会修道士を題材にした作品です。ペトルスは、1235年ごろ、スウェーデンのゴトランドに生まれました。ドミニコ会に入り、1266年から1269年までケルンのアルベルトゥス・マグヌスに、1269年から1270年までパリで学びました。1271年、オステルヨートランド(ゴトランド)のシェンニンゲ修道院の読師に任命され、1283年、聖ニコラウス修道院教会の修道院次長職に就き1288年に没しました。メーレルが作曲したオペラは、スウェーデンでもっとも上演回数の多い作品とされ、初演から60年以上、ヴィスビューの聖ニコラウス教会の廃墟でだけ上演されてきたため「廃墟劇」と呼ばれています。台本は、ヨーセフ・ルンダールが執筆、ヒルデガルド・メーレルとフリードリク・メーレルが書き直し、拡大しました。
 
『Collector’s Classics』のアルバムには、この作品の起源を語る作曲者のインタビュー、1929年8月4日の世界初演でクリスティーナ/マドンナの二役を演じたヴァルボリ・ベール Walborg Beer が、メーレルの共演でヴォイステストとして歌ったゴトランドの歌、そして、オペラの全曲が、メーレル家アーカイヴに保存された1949年から1954年のライヴ録音の断片を使って再構成した「1952年/1953年」のライヴ録音と、以前 CBS から LP でリリースされたことのある「1975年」のライヴ録音の2つの版で収録されています。
 
価格 5,390円(税込価格)(税抜価格 4,900円)

 

『フォーグラーからネーツェルへ(Vogler to Netzel) – 19世紀スウェーデンのオルガン音楽』
Caprice CAP 22072 2CD's classical

 
[Disc 1]
ゲオルク・ヨーゼフ・フォーグラー(1749–1814)(オーロフ・オールストレム 編曲)
 《グスタフ・アドルフとエバ・ブラーエ(Gustaf Adolf och Ebba Brahe)》
  序曲 *
ユーハン・アドルフ・メクリン(1761–1803)
 テンポ・ジュスト(Tempo giusto)* 
ヨハン・クリスチャン・フリードリヒ・ヘフネル(1759–1833)
 退場の曲(Urgångsstycke)*
ベルンハード・ヘンリク・クルーセル(1775–1838)
 マリーの初めての聖餐式で(Vid Maries första nattvardsgång)*
 行進曲 ハ長調 *
 [以上、オストラ・フースビュー教会「Gustaf Andersson 1826」オルガン]
フランス・ベールヴァルド(1796–1868)
 田舎の婚礼の祝宴(En lantlig bröllopsfest)
 (2人のオルガニストのための)*/**
  序奏(アダージョ)-アレグロ・モデラート 賛美歌(アダージョ)
  コラール パストラール(アレグレット) アレグロ・モデラート
  フォークソング(アンダンテ・マエストーゾ) アレグロ・モデラート
クヌート・ロングレーン(1816–1874)
 ソナタ ハ短調 **
エドムンド・パシ(1789–1870)
 フーガ ヘ長調 *
グスタフ・マンケル(1812–1880)
 アドルフ・ヘッセの名による前奏曲とフーガ
 (Preludium och fuga över namnen A-dolf H-ess-e)*
 [以上、ヴェーデシュタード教会「Marcussen & Søn 1863」オルガン]
グスタフ・マンケル(1812–1880)
 アダージョ ロ長調 *
 ペダル・エチュード ハ短調(Pedaletyd)**
 [以上、ローク教会「Åkerman & Lund 1871」オルガン]
[Disc 2]
ヘルマン・ヨハン・ベーレンス(1826–1880)
 幻想曲(Fantasie)*
イーヴァル・ハルストレム(1826–1901)
 教会へ向かう尼僧の行列のオルガン前奏曲
 (Præludium på orgel vid Nunnornas procession till kyrka)
 (劇付随音楽《ストルツ・エリシフ(Stolts Elisif》から)*
ルードヴィーグ・ノルマン(1831–1885)
 アウグスト・セーデルマン追悼(Till August Sördermans minne)**
 [以上、ローク教会「 Åkerman & Lund 1871」オルガン]
ユーハン・アウグスト・セーデルマン(1832–1876)(グスタフ・ヘッグ 編曲)
 オフェルトリウム(Offertorium)
 (《カトリック・ミサ(Katolisk mässa)》から)* 
ヴィルヘルム・ハインツェ(1849–1895)
 幻想曲とフーガ 二短調(Fantasie och fuga)*
 [以上、ヴァーサ教会(ヨーテボリ)「Eskil Lundén, 1909」オルガン]
サラ・ヴェンネルベリ=ロイター(1875–1959)
 祝典行進曲 ハ長調(Högtidsmarch)**
 木の葉が落ちるとき(När löven falla)*
グスタフ・ヘッグ(1867–1925)
 ヴァイオリンとオルガンのためのアダージョ
 (Adagio för violin och orgel)**/†
ヴァルボリ・アウリン(1860–1928)
 瞑想(Meditation)**
イーカ・ペイロン(1845–1922)
 行進曲(Marsch)**
ラウラ・ネーツェル(1839–1927)
 ロマンス ホ長調(Romance)
 (ヴァイオリンとピアノまたはオルガンのための)**/†
 [以上、聖ペテロ教会(ヴェステルヴィーク)
  「Åkerman & Lund 1905」オルガン]
ラウラ・ネーツェル(1839–1927)
 前奏曲とフゲッタ(Prélude et fughetta)*
 [ヴァーサ教会(ヨーテボリ)「Eskil Lundén, 1909」オルガン]
  ユーナス・ルンドブラード(オルガン)*
  ウルフ・ノルベリ(オルガン)**
  トビアス・リングボリ(ヴァイオリン)†
 
録音 2020年10月12日(オストラ・フースビュー教会)、10月10日(ヴェーデシュタード教会)、10月11日(ローク教会)、8月16日–17日(聖ペテロ教会)、2021年6月14日(ヴァーサ教会)(スウェーデン)
制作総指揮 エーリク・ハムレフォシュ
録音、編集、マスタリング エーリク・シッケマ

 
19世紀スウェーデンの音楽生活は、ルーマンの時代と「芸術のパトロン」グスタフ三世の時代の後、大きな変化と発展を遂げました。この過程でオルガンの音楽も重要な役割を担い、ドイツから渡ってきたフォーグラーやヘフネルといった音楽家、フィンランドに生まれたクルーセルや19世紀でもっとも重要な音楽家のひとり、フランス・ベールヴァルド(フランツ・ベルワルド)をはじめとする作曲家と教会音楽家たちが、充実したオルガン作品を手がけました。『オルガンを弾いた18世紀スウェーデンの鍵盤楽器奏者たち』(Caprice CAP 21928)を録音したオルガニストで音楽学者のユーナス・ルンドブラード Jonas Lundblad の新しいアルバム。当時は演奏されていながら、今では顧みられることの少なくなった重要な作品が、それぞれの曲にふさわしい、歴史のあるオルガンで演奏されています。2人の奏者のために書かれたベールヴァルドの《田舎の婚礼の祝宴》は、ウルフ・ノルベリ Ulf Norberg が共演。ノルマンの《アウグスト・セーデルマン追悼》など数曲も彼が担当しました。ヘッグの《アダージョ》とネーツェルの《ロマンス》のヴァイオリンを弾くトビアス・リングボリ Tobias Ringborg は、1994年の「スウェーデン・ソリスト賞」からキャリアをスタートさせた優れた演奏家です。ベールヴァルド、ベーレンス、ヴェンネルベリ=ロイターの曲をのぞき、世界初録音です。
 
価格 5,390円(税込価格)(税抜価格 4,900円)

『トマス・イェンセンの遺産(Thomas Jensen Legacy) 第7集』
Danacord DACOCD 917 2CDR’s for price of 1 classical 

 
[Disc 1]
ハンス・クリスチャン・ロンビュー(ロンビ)(1810–1874)
 ブーケ・ロワイヤル・ギャロップ(Bouquet Royal Galop)
 [録音 1943年 ティヴォリ・コンサートホール][Odeon D 884]
 女王ルイーセ・ワルツ(Dronning Louise Vals)
 [録音 1940年 ティヴォリ・コンサートホール][HMV Z 267]
 コロンビーネ・ポルカ・マズルカ(Columbine Polka Mazurka)》
 [録音 1943年 ティヴォリ・コンサートホール][Odeon D 884]
 オギュスト・ブルノンヴィルを称えるギャロップ
 (Salut for August Bournonville Galop)
 [録音 1942年 ティヴォリ・コンサートホール][Odeon D 156]
 ヘスペロス・ワルツ(Hesperus Vals)
 [録音 1943年 ティヴォリ・コンサートホール][Odeon D 6408]
 アマー・ポルカ(Amager Polka)
 [録音 1943年 ティヴォリ・コンサートホール][Odeon D 885]
 ソフィーエ・ワルツ(Sophie Vals)
 [録音 1943年 ティヴォリ・コンサートホール][Odeon D 6408]
 スカンディナヴィア盟友ギャロップ(Nordiske Fostbrødre Galop)
 [録音 1943年 ティヴォリ・コンサートホール][Odeon D 885]
 ワルツ《クロルの舞踏会のざわめき(Krolls Balklange)》
 [録音 1942年 ティヴォリ・コンサートホール][Odeon D 6401]
 バレエ《アマーの狩人たち(Livjægerne paa Amager)》
 - 終幕のギャロップ(Finalegalop)
 [録音 1942年 ティヴォリ・コンサートホール][Odeon D 156]
 アメーリエ・ワルツ(Amélie Vals)
 [録音 1940年 ティヴォリ・コンサートホール][HMV Z 267]
 ブリタ・ポルカ(Britta Polka)
 [録音 1940年 ティヴォリ・コンサートホール][Ddeon D 155]
 シャンペン・ギャロップ(Champagne Galop)
 [録音 1940年 ティヴォリ・コンサートホール][Ddeon D 155]
 管弦楽幻想曲《夢の絵姿(Drømmebilleder)》
 [録音 1940年 ティヴォリ・コンサートホール][Ddeon D 6013]
 おやすみポルカ (Godnat Polka)
 [録音 1943年 ティヴォリ・コンサートホール][Odeon D 6409]
 コペンハーゲン蒸気鉄道ギャロップ(Kjøbenhavns Jernbane Damp Galop)
 [録音 1943年 ティヴォリ・コンサートホール][Odeon D 6409]
カール・マリア・フォン・ヴェーバー(1786–1826)
 舞踏への誘い(Aufforderung zum Tanz) Op.65 [録音 1946年]
ピョートル・チャイコフスキー(1840–1893)
 歌劇《エフゲニー・オネーギン(Eugene Onegin)》 Op.24
 - 第2幕のワルツ [録音 1942年]
ヨハネス・ブラームス(1833–1897)
 ハンガリー舞曲第5番 ト短調 ハンガリー舞曲第6番 変ニ長調
 [録音 1946年]
[Disc 2]
フランツ・シューベルト(1797–1828)
 劇付随音楽《ロザムンデ(Rosamunde)》 D.797
 - 間奏曲第3番(Entr'acte No.3) [録音 1946年]
ピョートル・チャイコフスキー(1840–1893)
 バレエ《くるみ割り人形(The Nutcracker)》 Op.71
 - 花のワルツ トレパック(ロシアの踊り)[録音 1946年]
 歌劇《エフゲニー・オネーギン(Eugene Onegin)》 Op.24
 - 第3幕のポロネーズ [録音 1943年]
アミルカレ・ポンキエッリ(1834–1886)
 歌劇《ジョコンダ(La Gioconda)》- 時の踊り(Danza delle ore)
 [録音 1946年]
ヨハン・シュトラウス(1825–1899)
 皇帝円舞曲(Kaiser-Walzer) Op.437 [録音 1946年]
カミーユ・サン=サーンス(1835–1921)
 死の舞踏(Danse macabre) Op.40 [録音 1947年]
アントン・ルビンシテイン(1829–1894)
 仮面舞踏会(Bal costumé) Op.103
 - 闘牛士とアンダルシアの娘(Toréador et Andalouse)[録音 1947年]
ポール・ラコンブ(1837–1927)
 春のオーバード(Aubade printanière) Op.37 [録音 1947年]
エドワード・エルガー(1857–1934)
 威風堂々(Pomp and Circumstance) Op.39 - 行進曲第1番
 [録音 1942年]
レオ・ドリーブ(1836–1891)
 バレエ《コッペリア(Coppélia)》- チャールダーシュ(Czardas)
 [録音 1946年]
ジョルジュ・ビゼー(1838–1875)
 歌劇《カルメン(Carmen)》-前奏曲(Prélude)
クリスチャン・フレゼリク・エミール・ホーネマン(1840–1906)
 演奏会序曲《アラディン(Alladin)》(1864)
ジャン・シベリウス(1865-1957)
 劇付随音楽《国王クリスチャン二世(Kung Kristian II)》組曲 Op.27
 - 夜想曲(Nocturne)
ジョルジュ・ビゼー(1838–1875)
 歌劇《カルメン(Carmen)》-ジプシーの踊り(Danse bohème)
レオ・ドリーブ(1836–1891)
 バレエ《コッペリア(Coppélia)》- マズルカ(Mazurka)
 [録音 1957年8月24日 ティヴォリ・コンサートホール・コンサート
  (ライヴ)]
  ティヴォリ・コンサートホール管弦楽団 トマス・イェンセン(指揮)
 
復刻 クラウス・ビューリト

 
 
「ティヴォリ公園の魔法のような夕べ!」。トマス・イェンセン Thomas Jensen(1898–1963)の「遺産」シリーズの第7作にはワルツやポルカといったオーケストラのための軽い音楽が、ティヴォリのコンサートのライヴとスタジオの録音で集められました。デンマークの「ワルツ王」と呼ばれたハンス・クリスチャン・ロンビュー(ロンビ) Hans Christian Lumbye(1810–1874)の「グレーテスト・ヒット」16曲は、1998年にアルバム《トマス・イェンセン、H・C・ロンビューを指揮する》(DACOCD 503)でリリースされたのと同じ Odeon と HMV の音源です。[Disc 2]の《カルメン》の〈前奏曲〉から《コッペリア》の〈マズルカ〉までの5曲は、1957年8月24日にティヴォリ公園から中継でラジオ放送されたコンサートの録音。ラジオ放送以外では初めて紹介される演奏です。イェンセンは、これらの作品でもカール・ニルセンやシベリウスの古典的録音で示したのと同じ「権威」をもってティヴォリのオーケストラを指揮しています。
 
価格 2,695円(税込価格)(本体価格 2,450円)
 

高品質メディア(Sony DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-Rによるリリースです。

 

『さようなら、やさしいあなた(Adue sweete Love)』
Daphne DAPHNE 1071 early music

 
トバイアス・ヒューム(c.1569–1645)
 エア集 第1巻(The First Part of Ayres, London, 1605)
  Captaine Humes Pavan(ヒューム大佐のパヴァン)
  The Duke of Holstones Almayne(ホルストーン公爵のアルメイン)
  The Spirit of Gambo(ガンバの心)
  A Humorous Pavin(ユーモラスなパヴァン)
  My Hope is decayed(わが希望は朽ち果て) Deth(死) LIfe(生)
  Touch me lightly(私にそっと触ってくれ) A Pavin 1(パヴァン 1)
  Good againe(グッド・アゲイン)
  Adue sweete Love(さようなら、やさしいあなた)
  A Question(問い) An Aunswere(答え)
  Tom and Mistresse Fine(トムと愛人ファイン)
  My Mistresse Familiar(慣れ親しんだ恋人) A Pavin 2(パヴァン 2)
  My Mistresse hath a pretty thing
  (わたしの恋人は美しいものを持っている)
  レイフ・ヘンリクソン(バス・ヴィオール)
 
[楽器 Bass viol: Franco Simeoni, Treviso 1987/Bow: Eitan Hoffer, Israel]
 
録音 2017年10月30日–11月1日 オスモ教会(オスモ、ニューネスハムン、スウェーデン)
制作、編集 アンデシュ・エーリクソン
録音 イェンス・シーレーン
マスタリング ビョーン・ウッデーン

 
マラン・マレの《ヴィオール曲集 第5巻》(DAPHNE 1050)を録音したスウェーデンのヴィオール奏者、レイフ・ヘンリクソン Leif Henrikson の新作アルバム。スコットランドに生まれたとされる、軍人、作曲家、ヴィオールのプレーヤー、トバイアス・ヒューム Tobias Hume の1605年にロンドンで出版された《エア集 第1巻、または、音楽によるユーモア(Musical Humors)》から、17曲を演奏しています。

 
価格 2,695円(本体価格)(税込価格 2,450円)

『ブラームス/レントヘン/レントヘン=マイエル』
dB Productions DBCD 202 classical

 
アマンダ・レントヘン=マイエル(1853–1894)
 ヴァイオリン協奏曲 ニ短調 *
ヨハネス・ブラームス(1833–1897)
 ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.77
 ヴァイオリン協奏曲 嬰ヘ短調
  セシリア・シリアクス(ヴァイオリン)
  ヴェステロース・シンフォニエッタ * マルメ交響楽団
  クリスティーナ・ポスカ(指揮)
 
録音 2021年9月30日、10月1日 ヴェステロース・コンサートホール(ヴェステロース)*、2018年8月14日–17日 マルメ・ライヴ・コンサートホール(マルメ、スウェーデン)

 
セシリア・シリアクス Cecilia Zilliacus の新作。ブラームスの《ヴァイオリン協奏曲 ニ長調》と、彼と親交のあったというレントヘン夫妻のロマンティックな作風の協奏曲。ブラームスの協奏曲は、マッツ・ラーション・グーテ Mats Larsson-Gothe(1965–)の書いたカデンツァが使われています。
 
価格 2,695円(税込価格)(本体価格 2,450円)

 

『木でできた胴体(Wooden Bodies)』
Footprint Records FRCD 119 contemporary/classical

 
『木でできた胴体(Wooden Bodies)』
カーリン・レーンクヴィスト(1957–)
 The Riddle(謎)(2017)
テボホ・モナコトラ(1972–)
 Wooden Bodies(木でできた胴体)(2018)
アレクサンドラ・ヴレバロフ(1970–)
 My Desert, My Rose(わたしの砂漠、わたしのバラ)(2015)
ルー・クリステンソン(1991–)
 vridna, vågsång(くねくね、波の歌)(2016 rev.2017)
 (弦楽四重奏のための)
キャロライン・ショー(1982–)
 Entr’acte(幕あいの音楽)(2011)
  マルヴァ四重奏団
   リンネア・ヘルクヴィスト(ヴァイオリン)
   クナップ・ブリタ・ペッテション(ヴァイオリン)
   マリア・ヨンソン(ヴィオラ)
   マヤ・ムーランデル(チェロ)
   
録音 2020年8月23日、25日、26日 エクメニア教会(ヴェーネシュボリ、スウェーデン) 
制作・録音 ペール・ショーステーン

 
「木でできた胴体」の楽器の演奏家4人のアンサンブル「弦楽四重奏」の伝統を愛しみ、今を知り、未来を展望する……。マルヴァ四重奏団 MalvaKvartetten は、2008年、ヨーテボリ大学の音楽演劇アカデミーの学生が結成したグループです。ヴァイオリンのリンネア・ヘルクヴィスト Linne Hällqvist とクナップ・ブリタ・ペッテション Knapp Brita Pettersson、ヴィオラのマリア・ヨンソン Maria Jonsson、チェロのマヤ・ムーランデル Maja Molander。彼らは、卒業後、ベルリン・ハンス・アイスラー音楽大学に留学、フリーデマン・ヴァイグレ教授(アルテミス四重奏団員)の下で室内楽の研究を続けました。「今」を生きる女性作曲家5人の作品を演奏した『木でできた胴体(Wooden Bodies)』は、マルヴァ四重奏団の10年にわたる創造活動の「スナップショット」として作られたアルバムです。
 
現代スウェーデンの女性作曲家のフロントランナーのひとり、カーリン・レーンクヴィスト Karin Rehnkvist (1957–)の《The Riddle(謎)》と、ニューヨークで活動するセルビア生まれの作曲家アレクサンドラ・ヴレバロフ Aleksandra Vrebalov(1970–)の《My Desert, My Rose(わたしの砂漠、わたしのバラ)》は、クロノス・カルテットのプロジェクト『50 for the Future』のために書かれた作品です。ウプサラ生まれのテボホ・モナコトラ Tebogo Monnakgotla(1972–)の《Wooden Bodies(木でできた胴体)》は、マルヴァ四重奏団の委嘱による作品。作曲家、即興音楽家、フォーク・ミュージシャン、サクソフォーン奏者として活動するスウェーデンのルー・クリステンソン Lo Kristenson(1991–)の《vridna, vågsång(くねくね、波の歌)》は、ヴァイオリン、ヴィオラ、コントラバスのための「子守歌」として作られた作品を弦楽四重奏のために短縮、改訂した作品。キャロライン・ショー Caroline Shaw(1982–)は、アメリカのヴォーカリスト、ヴァイオリニスト、作曲家、プロデューサー。《Entr’acte(幕あいの音楽)》は、彼女が、ブレンターノ四重奏団の演奏するハイドンの《弦楽四重奏曲 ヘ長調》(Op.77 no.2)を聴いた後に作曲したという、「メヌエットとトリオ」に似た構成の作品です。
 
価格 2,695円(税込価格)(税抜価格 2,450円)

 

『放浪する者(Nomad)』
The Gothenburg Combo COMBOCD 006 contemporary/classical

 
『放浪する者(Nomad)』
ヨーテボリ・コンボ(曲)
 Part 1 上海(Shanghai)
 Part 2 メルボルン(Melbourne)
 Part 3 ラパス(La Paz)
 Part 4 アプラオ、ペルー(Aplao, Peru)
 Part 5 ヴィルニュス(Vilnius)
 Part 6 イスタンブール(Istanbul)
 Part 7 フランブー、スウェーデン(Frambo, Sweden)
 Part 8 ヨーテボリ(Gothenburg)
  ヨーテボリ・コンボ
   ダーヴィド・ハンソン(ギター、プリペアドギター)
   トマス・ハンジ(ギター、プリペアドギター)
  
ミクシング、マスタリング オーケ・リントン 

 
ダーヴィド・ハンソン David Hansson とトマス・ハンジ Thomas Hansy のギター・デュオ「ヨーテボリ・コンボ(The Gothenburg Combo)」は、最初のアルバム、2005年の『Hausmusik』(COMBOCD 001)から、ジュール・ヴェルヌの小説からインスピレーションを得た「海底二万哩(20000 Leagues under the Sea)」のサブタイトルをもつ2017年の『Seascapes』(COMBOCD 005)まで、ユニークなアイデアとコンセプトのアルバムを作ってきました。彼らの音楽は、新作アルバムが発表されるたびに話題になり、2010年の『Sketches of the World』(COMBOCD 003)は、「目もくらむほどヴィルトゥオーゾ性の高い革新的な音楽」と評され、スウェーデンの日刊紙「Dagens Nyheter」の「2010年最優秀アルバム」に選ばれました。
 
新作の『放浪する者(Nomad)』は、世界をツアーしてまわるふたりが、出会い、経験したことをインスピレーションに作曲した8つの曲のアルバムです。「電話が鳴っている夢を見た…いや、実際に鳴っていた…それも何度も! 起きあがる…俺たちは一体どこにいるんだ…飛行機の旅だった、だが、なぜ、どこに?…」という「Part 1 上海」から、「身の引き締まるほど空気が冷たい、だが、わずかの風さえない。南半球の星空が…」の「Part 4 アプラオ、ペルー」を通って、夜明けがふたりの帰郷を待ち受けている「Part 8 ヨーテボリ」まで。それぞれの都市と気分を反映する音楽が、大きな流れを作っていきます。
 
価格 2,695円(本体価格)(税込価格 2,450円)

『世の光(Licht der Welt)- クリスマス・プロムナード』
Harmonia Mundi HMM 902399  classical 

 
エンゲルベルト・フンパーディンク(1854–1921)
 クリスマス(Weihnachaten)*
 世の光(Die Licht der Welt)
ペーター・コルネリウス(1824–1874)
 羊飼いたち(Die Hirten) Op.8 no.2b
 クリスマス・ツリー(Christbaum)
 三人の王(Die Könige) Op.8 no.3b *
ジャン・シベリウス(1865–1957)
 クリスマスの歌「私には富も名声もいらない」
 (Julvisa "Giv mig ej gland, ej guld, ej prakt”) Op.1 no.4
フェリクス・メンデルスゾーン(1809–1847)
 クリスマスの歌(Weihnachtslied)
ロベルト・シューマン(1810–1856)
 クリスマスの歌(Weihnachtslied) Op.79 no.16 *
 (クリスマスキャロル「キリストがこの世にお生まれになったとき」)
ガブリエル・フォーレ(1845–1924)
 クリスマス(Noël) Op.43 no.16
エドゥアルド・トルドラ(1895–16962)
 小唄(マリアの賛美歌)(Cantarcillo)
ホアキン・ニン・カステリャーノス(1879–1949)
 ムルシアのクリスマスキャロル(Villancico murciano)
 バスクのクリスマスキャロル(Villancico vasco)
エドヴァルド・グリーグ(1843–1907)
 クリスマスの子守歌(Julens Vuggesang) EG155
ジョアキーノ・ロッシーニ(1792–1868)
 クリスマスの夜(La Nuit de Noël)*
カミーユ・サン=サーンス(1835–1921)
 御子を抱く聖母(聖母子)(La Madonna col Bambino)
モーリス・ラヴェル(1875–1937)
 おもちゃのクリスマス(Noël des Jouets)
ジュール・マスネ(1842–1912)
 異教徒のキャロル(Noël païen)
 花のキャロル(Noël des fleurs)
 つましい者たちのクリスマス(La Noël des humbles)
シャルル・グノー(1818–1893)
 クリスマスを歌おう(Chantez Noël)*
セシル・シャミナード(1857–1944)
 鳥たちのキャロル(Noël des oiseaux)
ヨーゼフ・マルクス(1882–1949)
 クリスマス・ツリー(Christbaum)
リヒャルト・シュトラウス(1864–1949)
 クリスマスの気分(Weihnachtsgefühl) WoO.94
 三人の聖なる王が(Die heiligen drei Könige aus Morgenland)
  クリスティアーネ・カルク(ソプラノ)
  ゲロルド・フーバー(ピアノ)
  バイエルン放送合唱団 ハワード・アーマン(合唱指揮)
 
編曲(*) ハワード・アーマン
録音 2021年3月29日–4月1日 バイエルン放送第2スタジオ(ミュンヘン、ドイツ)

 
ドイツのソプラノ、クリスティアーネ・カルク Christiane Karg と過ごすクリスマス・プロムナードの時間。バイエルン生まれのカルクは、ザルツブルクのモーツァルテウムでハイナー・ホプフナーに発声、ヴォルフガング・ホルツマイアーに歌曲、ヴェローナでイタリアのレパートリーを学びました。2006年のザルツブルク音楽祭でモーツァルト の《アポロとヒュアキントゥス》のメリアと《第一戒律の責務》の世俗の霊を歌ってデビュー。フランクフルト・オペラ、ゼンパーオペラ、スカラ座、コヴェントガーデン王立歌劇場と、ヨーロッパの主要なオペラハウスへの出演が続いています。フンパーディンクの《クリスマス》と《世の光》から、リヒャルト・シュトラウスの《クリスマスの気分》と《三人の聖なる王が》まで、すべて彼女自身の選曲によるプログラムです。北欧のクリスマスソング、シベリウスの《クリスマスの歌「私には富も名声もいらない」》とグリーグの《クリスマスの子守歌》も、それぞれスウェーデン語とノルウェー語で歌われます。
 
価格 2,860円(税込価格)(本体価格 2,600円)

 

『ペレアスとメリザンド』
Harmonia Mundi HMM 905352/4 3CD's classical

 
クロード・ドビュッシー(1862–1918)
 歌劇《ペレアスとメリザンド(Pelléas et Mélisande)》
  ヴァンニーナ・サントーニ(ソプラノ、メリザンド)
  ジュリアン・ベール(テノール、ペレアス)
  アレクサンドル・デュアメル(バリトン、ゴロー)
  マリ=アンジュ・トドロヴィチ(メゾソプラノ、ジュヌヴィエーヴ)
  ジャン・テジャン(バス、アルケル)
  ダミアン・パス(バスバリトン、医師)
  アドリアン・ジュベール(ボーイソプラノ、イニョルド)
  マチュー・グルレ(バス、牧童)
  リール歌劇場合唱団 レ・シエクル
  フランソワ=グザヴィエ・ロト(指揮)
 
録音 2021年3月 リール歌劇場、ラ・セーヌ・ミュジカル

 
レ・シエクル(Les Siècles)とフランソワ=グザヴィエ・ロト François-Xavier Roth の《ペレアスとメリザンド》。ドビュッシーがメーテルランクの同名の戯曲に作曲したこの作品は、フランス語の抑揚に基づく朗誦の自然さと美しさがなによりも優先されるため、この演奏も、メリザンドのヴァンニーナ・サントーニ Vannina Santoni、ペレアスのジュリアン・ベール Julien Behr、ゴローのアレクサンドル・デュアメル Alexandre Dhuhamel 以下、フランス語を母国語とする歌手が起用されました。レ・シエクルは、いつもどおり、弦楽器をのぞき、作品の作られた1900年前後のフランス製の楽器を使い、当時の様式に沿ったスタイルで演奏しています。地下の場面のトロンボーンとコントラバスによるオーケストレーションの部分など、この演奏で初めてドビュッシーの意図した「音」が実感できると、ロトは語っています。2021年3月、配信のために行われた無観客上演の録音を編集して制作されたアルバムです。
 
価格 5,170円(税込価格)(本体価格 4,700円)

 

『シベリウス 交響曲全集』
ICA Classics ICAD 5162 2DVD’s/ICBD 5163 Blu-ray classical 

 
ジャン・シベリウス(1865–1957)
 交響曲第1番 ホ短調 Op.39 交響曲第2番 ニ長調 Op.43
 交響曲第3番 ハ長調 Op.52 交響曲第4番 イ短調 Op.63
 交響曲第5番 変ホ長調 Op.82 交響曲第6番 ニ短調 Op.104
 交響曲第7番 ハ長調 Op.105
  ヨーロッパ室内管弦楽団
  パーヴォ・ベリルンド(ベルグルンド)(指揮)
 
収録 1998年8月23日(第2番・第4番)、24日(第1番・第5番)、25日(第3番・第6番・第7番) フィンランディア・ホール(ヘルシンキ)(「ヘルシンキ音楽祭」ライヴ収録)
 
[DVD: Dual-layer SD 230min PCM 2.0 stereo NTSC 16:9 All region/Blu-ray 1080i HD (up-converted from SD master) 230min PCM 2.0 stereo 16:9 All region]

 
フィンランドの指揮者パーヴォ・ベリルンド(ベルグルンド) Paavo Berglund(1929–2012)は、シベリウスのスペシャリストのひとりとして、シベリウスの管弦楽作品をレコードとCDに記録してきました。交響曲の全曲録音は、ボーンマス交響楽団とヘルシンキ・フィルハーモニック管弦楽団によるツィクルスの後、ヨーロッパ室内管弦楽団(COE)を指揮した録音を Finlandia Records に残しました。弦楽器群と木管楽器群と金管楽器群のバランスがシベリウスの時代のオーケストラをイメージさせるアンサンブル、「シベリウスの語法」に「まっさらな」状態で臨むプレーヤーたち。演奏と表現の技術をもった国際的な音楽家たちのアンサンブルと共演することでベリルンドが「ずっと望んできたシベリウス」を実現したと言われています。ICA Classics から DVD と Blu-ray でリリースされるのはヨーロッパ室内管弦楽団が1998年のヘルシンキ音楽祭出演した際にライヴ収録された映像です。
 
価格 5,500円(税込価格)(税抜価格 5,000円)(DVD)
価格 5,940円(税込価格)(税抜価格 5,400円)(Blu-ray)

『J. S. バッハ オルガン全作品録音 第6集』
LAWO Classics LWC 1211 2CD's classical

 
ヨハン・ゼバスティアン・バッハ(1685–1750)
[Disc 1]
 前奏曲(幻想曲)とフーガ ト短調 BWV.542
 前奏曲(幻想曲)とフーガ ハ短調 BWV.537
 前奏曲とフーガ ト長調 BWV.541
 前奏曲とフーガ ニ短調 BWV.539
 前奏曲とフーガ ハ長調 BWV.547
 パッサカリア ハ短調 BWV.582
[Disc 2]
 オルゲルビュヒライン(オルガン小曲集)(Orgelbüchlein)
  BWV.599–BWV.644 
  コーレ・ノールストーガ(オルガン)
 
[楽器 聖バーフォ教会のクリスティアン・ミュラー・オルガン(1735–1738)]
 
録音 2019年9月10日12日 聖バーフォ教会(ハーレム、オランダ)
制作、編集 ヴェーガル・ランドース
録音、マスタリング トマス・ヴォルデン 

 
オスロ大聖堂のオルガニスト、コーレ・ノールストーガ Kåre Nordstoga(1954–)が続けるJ. S. バッハのオルガン全作品録音のシリーズ。第6集は「Disc 1(CD11)」に《前奏曲(幻想曲)とフーガ ト短調》《パッサカリア ハ短調》といった「記念碑的」な作品、「Disc 2(CD12)」に、コラール前奏曲の理想を実現したといわれる『オルゲルビュヒライン(オルガン小曲集)』の45曲(「最愛のイエス、われらここにあり(Liebster Jesu, wir sind hier)」は BWV.633 を演奏)が収録されています。オランダのハーレム市、聖バーフォ教会に設置された「クリスティアン・ミュラー」の楽器は、完成した1738年当時、世界でもっとも大きなオルガンと言われ、モーツァルトとヘンデルもこのオルガンで演奏したことが知られています。
 
価格 4,730円(税込価格)(税抜価格 4,300円)

『即興曲(Impromptu)- 若きシグネ・ルンの作品集』
LAWO Classics LWC 1227 classical

 
シグネ・ルン(1868–1950)
 アルバムのページ「マルカートとレガートのメロディ」
 (Albumblad. La melodia ben marcato e legato) Op.8(1886 手稿譜)
 ヴァルス・ブリラント(華やかなワルツ)(Valse brillante)(1891)
 聖スンニヴァ行進曲(St. Sunnniva March)(1888)
 4つのピアノの小品(Fire Pianostykker) Op.9(1888)
  夜想曲(Nocturne) メロディ(Melodie) 子守歌(Berceuse)
  マズルカ(Mazurka)
 結婚行進曲(Bryllupsmarsj) Op.12(1896 手稿譜)
 ピアノのためのノルウェーの小ピース(Norske Smaastubber for Piano)
  Op.15(1893)
  彼と彼女(Han og ho) クヴィトホーヴ(Kvithøvd)
  ユモレスク(Humoreske) 4つの小ピース(Fire Smaastubber)
 即興曲、主題と変奏(Impromptu, Thema med Variationer) Op.18(1897)
 ロンド(Rondo) Op.20(1898)
 スーヴェニール(Souvenir) Op.29 no.1(1901)
 5つの抒情的小品(Cinq morceaux lyriques) Op.34(1906)
  ルネ・アルヴェル(ピアノ)
 
録音 2019年11月12日–14日 ソフィエンベルグ教会(オスロ、ノルウェー)
制作、編集 ヴェーガル・ランドース
録音、マスタリング トマス・ヴォルデン [DXD(24bit/352.8kHz)録音]

 
ノルウェーのピアニスト、ルネ・アルヴェル Rune Alver(1957–)と LAWO Classics のプロジェクト、女性作曲家シグネ・ルン Signe Lund(1868–1950)の全ピアノ曲を3枚のアルバムで紹介するシリーズ。『詩的な練習曲』(LWC 1196)につづく第2集には、シグネ・ルンが、彼女のもっとも成熟した作品とされる《5つの抒情的小品》に向かって音楽的に成長していく若い時代、19世紀の終わりの作品が演奏されます。
 
価格 2,585円(税込価格)(税抜価格 2,350円)

 

『ロト+ギュルツェニヒ ブルックナー・シリーズ 第1作』
Myrios Classics MYR 030 classical

 
アントン・ブルックナー(1824–1896)
 交響曲第7番 ホ長調 WAB 107(ノーヴァク版。2003年第3改訂版)
  ケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団
  フランソワ=グザヴィエ・ロト(指揮)
 
録音 2019年12月 ケルン・フィルハーモニー(ケルン、ドイツ)(ライヴ録音)

 
レ・シエクルのライヴを録音したアルバムで人気を集めているロトが、オーストリアの作曲家ブルックナーの生誕200周年の2024年に向け、彼が首席指揮者を務めるケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団とブルックナーの交響曲の全曲を録音するプロジェクトを始めました。第1作は、バイエルン国王ルートヴィヒ二世に献呈された《交響曲第7番》です。「アレグロ・モデラート 」「アダージョ:きわめて厳かに、非常にゆっくりと(Sehr feierlich und sehr langsam)」「スケルツォ:きわめて速く(Sehr schnell)-トリオ:やや遅めに(Etwas langsamer)」「終曲:動きをもって、しかし速すぎず(Bewegt, doch nicht schnell)」の4楽章。豊かな知識と見識で知られるロトは、ブルックナーを「モダニズムの先駆者」とみなしているといわれ、まったく新しい視点による「ブルックナー」が創られているものと想像されます。ノーヴァク版、2003年に作られた第3改訂版による演奏。2019年12月のケルン・フィルハーモニーでのコンサートのライヴ録音です。
 
価格 2,860円(税込価格)(本体価格 2,600円)

『ケニンシュ 交響曲第5番・第8番』
Ondine ODE 1388-2 classical

 
ターリヴァルディス・ケニンシュ(1919– 2008)
 交響曲第5番(1976)
 交響曲第8番《シンフォニア・コンチェルタータ》(1986)
 (オルガンと管弦楽のための)
 弦楽のためのアリア(Aria per corde)(1984)
  ラトビア国立交響楽団 アンドリス・ポガ(指揮)
  イヴェタ・アプカイナ(オルガン)
 
録音 2021年3月15日–19日 ラージ・ギルド・ホール(リガ、ラトビア)

 
ラトビア生まれのカナダの作曲家ターリヴァルディス・ケニンシュ Tālivaldis Ķeniņš(1919–2008)の全交響曲を録音するシリーズの第1番(ODE 1350-2)、第4番と第6番《フーガの交響曲》(ODE 1354-2)につづく第3作。《シンフォニア・コンチェルタータ(Sinfonia concertata)》の副題をもち、オルガンのソロをともなう、彼の最後の《交響曲第8番》、彼の故郷に伝わる旋律も織りこまれた、劇的で簡潔な《交響曲第5番》。《弦楽五重奏曲》を原曲とする《弦楽のためのアリア》。
 
価格 2,640円(税込価格)(本体価格 2,400円)

 

『アルギルダス・マルティナイティス』
Ondine ODE 1398-2 contemporary/classical

 
アルギルダス・マルティナイティス(1950–)
 弦楽オーケストラのための作品集
 The Three M’art Comedy Seasons(2014)
 (ヴァイオリン・ソロと弦楽オーケストラのための)
 アルティザッラ(Artizarra)(2001)
 (チェンバロと弦楽オーケストラのための)
 Serenade for Mistress Europe(1999)(弦楽オーケストラのための)
 楽園の鳥たち(Birds of Eden)(1981)(弦楽オーケストラのための)
 悲しいワルツ(Valse triste)(2020)
 (ソプラノと弦楽オーケストラのための)
 遥かな地より寄せる歌(Chant de la Lointaine)(2014)
 (ソプラノ、弦楽オーケストラとピアノのための)
  ルータ・リピナイティテ(ヴァイオリン)
  アスタ・クリクシュチューナイテ(ソプラノ)
  ダウマンタス・スリプクス(チェンバロ、ピアノ)
  聖クリストフォロス室内管弦楽団
  モデスタス・バルカウスカス(指揮)
 
録音 2020年2月 リトアニア国立文化センター、録音スタジオ(ヴィルニュス、リトアニア)

 
リトアニアのアルギルダス・マルティナイティス Algirdas Martinaitis(1950–)は、ロマンティックな内容の音楽を書く作曲家として知られます。自然からインスピレーションを授かった詩的な感覚の彼の作品は、1970年代、同じころにデビューした、同じような考え方をする「ネオロマンティック」な世代の作曲家のなかでも際立った個性を示していたと言われています。ヴィルニュスのアンサンブル、聖クリストフォロス室内管弦楽団(セント・クリストファー室内管弦楽団)とモデスタス・バルカウスカス Modestas Barkauskas のアルバムでは、1981年に発表されマルティナイティスが一躍注目されることとなった《楽園の鳥たち》から、近作の《悲しいワルツ》まで、彼のロマンティシズムの多様性を示す6つの作品が演奏されます。
 
ヴァイオリン・ソロと弦楽オーケストラのための《The Three M’art Comedy Seasons》は、彼の代表作のひとつ、シューベルトの音楽を引用した1997年の《死と乙女(Death and the Maiden)》に似た趣向による、ヴィヴァルディの『四季』をはじめとする音楽の断片を借用して書かれた作品です。〈Commedia Dell’arte Seasons(コメディア・デッラルテの四季)〉〈Ballet-Comedy Seasons(バレエ=コメディの四季)〉〈La Caccia Comedy Seasons(ラカッチャ=コメディの四季)〉の3つの曲で構成されています。チェンバロという楽器の弾むような性格を活かした、J・S・バッハやグレツキの協奏曲にも比べられるという《アルティザッラ》。美しさとアイロニーが交差する《Serenade for Mistress Europe(ミストレス・ヨーロッパのセレナード)》。《悲しいワルツ》と《遥かな地より寄せる愛の歌》は、リトアニア系フランスの作家オスカル・ミロシュ Oscar V. de L. Milosz(1877–1939)のフランス語詩に作曲された作品です。
 
価格 2,640円(税込価格)(税抜価格 2,400円)
 

『ペーテル・ヤブロンスキ、グラジナ・バツェヴィチを弾く』
Ondine ODE 1399-2 classical

 
グラジナ・バツェヴィチ(1909–1969)
 演奏会用クラコヴィアク(1949) 10の演奏会用練習曲(1956–57)
 2つの音符による2つの練習曲(1955) ピアノソナタ第1番(1949)
 ピアノソナタ第2番(1953)
  ペーテル・ヤブロンスキ(ピアノ)
 
録音 2021年6月 パラディウム(Palladium)(マルメ、スウェーデン)

 
スウェーデンのピアニスト、ペーテル・ヤブロンスキ Peter Jablonski のスクリャービン(ODE 1329-2)とアレクセイ・スタンチンスキー(ODE 1383-2)につづく Ondine の第3作。ポーランドの国内と国際的に認められたふたりめの女性作曲家といわれるグラジナ・バツェヴィチ Grażyna Bacewic のピアノ・ソロ作品。ポーランド民謡を素材にした《演奏会用クラコヴィアク》、ピアノの技巧をフルに活かした《10の演奏会用練習曲》。《ピアノソナタ第1番》は、ヤブロンスキがポーランド音楽出版社(PWM)で出版するために編集した版による演奏。
 
価格 2,640円(税込価格)(本体価格 2,400円) 

『エメラルド・ゴースト(Emerald Ghost)』
Orlando Records OR 0048 classical/contemporary 

 
アーロン・コープランド(1900–1990)
 エミリ・ディキンソンの12の詩(8 Poems of Emily Dickinson)(1948)
  自然、このうえなく優しい母(Nature, the gentlest mother)
  軍隊の喇叭のように風が(There came a wind like a bugle)
  なぜ天国の扉を閉じてしまうの(Why do they shut me out of heaven!)
  世界がつまらなく感じられる(The world feels dusty)
  心よ、あの人のことは忘れましょう(Heart, we will forget him)
  いとしい月、三月よ、入っておいで(Dear March, come in!)
  あるべき眠りは(Sleep is supposed to be)
  春の花盛りが、戻ってくると(When they come back)
  頭の中で葬儀の列が(I felt a funeral in my brain)
  オルガンが話すのを時々聞いた(I've heard an organ talk sometimes)
  天国へ行くの!(Going to Heaven!)
  馬車(The Chariot)
カルロ・ガランテ(1959–)
 Nostra signora degli insonni(2004)
  Nostra signora degli insonni(Milo De Angelis)
  Risate nella notte(Gabriela Fantato)
  Inizia dal cervello(Giancarlo Majorino)
  Vi aspetto amici su questo approdo(Giancarlo Pontiggia)
  Quando era lontano dalla sera(Franco Buffoni)
  Così si scende soli nella notte(Giuseppe Calliari)
  Il Sonno(Gian Piero Bona)
  Dialoghetto(Guido Oldani)
  Anime del sonno(Danilo Bramati)
  エメラルド・ゴースト
   ルーシー・ド・バッツ(ソプラノ)
   ジョヴァンナ・ガット(ピアノ)
 
録音 2021年4月 ドイツ

 
イギリスのリリック・コロラトゥーラ・ソプラノ、ルーシー・ド・バッツ Lucy De Butts と、幅広い音楽スタイルの追求に興味をもつというイタリアのピアニスト、ジョヴァンナ・ガット Giovanna Gatto は、2019年、「エメラルド・ゴースト(Emerald Ghost)」の名でデュオ活動を始めました。デビュー・アルバム。アメリカのコープランドとイタリアのガランテの連作歌曲のプログラムです。
 
コープランドの《エミリ・ディキンソンの12の詩》は、南北戦争とその戦後の時代、マサチューセッツの大学町アマストで隠遁者のような生活を送り、56歳で没した詩人が残した詩から12の作品をえらび、声とピアノのための連作歌曲とした作品です。この作品を書くにあたりコープランドは、アマストの家を訪れ、ディキンソンが生活した部屋の窓から町を眺め、音に耳を澄ませたと言われます。この歌曲集は、コープランド自身が選んでオーケストレーションを施した8曲の曲集も出版され、年月が経った今、アイヴズの一連の歌曲とともにアメリカ音楽でもっとも重要な歌の作品とみなされています。
 
カルロ・ガランテ Carlo Galante の《Nostra signora degli insonni》は、「9人の現代イタリアの詩人の詩による夜想曲(9 notturni su poesie di 9 poeti italiani contemporanei)」の副題をもつ作品です。ミロ・デ・アンジェリスたちの詩をテクストに採り、過去と現在、現実と幻想をつなぐ「夜の想い」が、いろいろな気分に紡がれます。ガランテは、1959年、トレント生まれ。ミラノ音楽院(ジュゼッペ・ヴェルディ音楽院)でニコロ・カスティリオーニとパオロ・カスタルディに作曲を学びました。オペラなど劇場のための音楽、管弦楽と室内楽の作品を主に作曲、スカラ座をはじめとするオペラハウスで上演されています。ミラノ在住、母校で作曲を教えています。
 
価格 2,585円(税込価格)(税抜価格 2,350円)

 

『シベリウス ヴァイオリンとピアノのための作品集』
Resonus Classical RES 10294 classical

 
ジャン・シベリウス(1865–1957)
 4つの小品(4 Pièces) Op.78
  即興曲(Impromptu) ロマンス(Romance) ヘ長調
  レリジョーゾ(Religioso) リゴドン(Rigaudon)
 アンダンテ・カンタービレ(Andante cantabile) ト長調 JS33(1887)
 5つの小品 Op.81
  マズルカ(Mazurka) ロンディーノ(Rondino) ワルツ(Valse)
  オーバード(朝の歌)(Aubade) メヌエット(Menuetto)
 5つの田園舞曲(5 Danses champêtres) Op.106
 4つの小品(4 Pièces) Op.115
  荒れ地で(Auf der Heide/On the heath) バラード(Ballade)
  ユモレスク(Humoresque) 鐘(Die Glocken/The bells)
 3つの小品(3 Pièces) Op.116
  舞踏の情景(Scène de danse) 性格的な舞曲(Danse caractéristique)
  ロマンティックなロンドー(Rondeau romantique)
  フェネラ・ハンフリーズ(ヴァイオリン)
  ジョーセフ・トング(ピアノ)
 
録音 2020年10月27日–28日 シーダズ・ホール(Cedars Hall)(ウェルズ、サマセット州、イングランド)

 
イギリスのヴァイオリニスト、フェネラ・ハンフリーズ Fenella Huphreys の《ヴァイオリン協奏曲》《ユモレスク》(RES 10277)に次ぐシベリウス録音。
 
価格 2,585円(税込価格)(本体価格 2,350円)

 

『シベリウス 交響曲第2番・第4番』
Rubicon RCD 1072 classical

 
ジャン・シベリウス(1865–1957)
 交響曲第2番 ニ長調 Op.43 交響曲第4番 イ短調 Op.63
  ロイヤル・フィルハーモニック 管弦楽団
  オウェイン・アーウェル・ヒューズ(指揮)

 
ウェールズ、カーディフ生まれの指揮者オウェイン・アーウェル・ヒューズ(オワイン・アルウェル・ヒューズ) Owain Arwel Hughes(1942–)とロイヤル・フィルハーモニックが、シベリウスの全交響曲を録音するシリーズ。第1番と第3番を演奏した最初のアルバムにつづく第2集。
 
価格 2,585円(税込価格)(本体価格 2,350円)

 

『コーレ・オルヌングと私(Haijn Kaare Ørnung å Æ)』
Simax PSC 1357 classical

 
『コーレ・オルヌングと私(Haijn Kaare Ørnung å Æ)』
フリッツ・クライスラー(1875–1962)
 前奏曲とアレグロ(プニャーニのスタイルによる)(Preludium og Allegro)
フランツ・シューベルト(1797–1828)(アウグスト・ヴィルヘルミ、アルヴェ・テレフセン 編曲)
 アヴェ・マリア(Ave Maria)
ヨハネス・ブラームス(1833–1897)(ヨーゼフ・ヨアヒム 編曲)
 ハンガリー舞曲第1番(Ungarsk dans nr.1)
ズデニェク・フィビヒ(1850–1900)
 詩曲(ポエム)(Poem)
カール・ニルセン(1865–1931)
 ロマンス(Romance) FS8-1(Op.2 no.1)
ノルウェー伝承曲(ロルフ・ホルゲル 編曲)
 夜更けて床についた(Jeg lagde mig saa sildig)
オーレ・ブル(1810–1880)
 舟歌(Barcarolle)
ヤン・ガルバレク(1947–)(アルヴェ・テレフセン 編曲)
 Peace(ピース)
ドミートリー・ショスタコーヴィチ(1906–1975)
 ポルカ(Polka)
ジュール・マスネ(1842–1912)
 タイスの瞑想曲(Mediation fra Thais)
ヨハン・ゼバスティアン・バッハ(1685–1750)/シャルル・グノー(1818–1893)
 アヴェ・マリア(Ave Maria)
クロード・ドビュッシー(1862–1918)(アーサー・ハートマン 編曲)
 亜麻色の髪の乙女(Piken med linhåret)
フリッツ・クライスラー(1875–1962)
 ウィーン奇想曲(Caprice Viennois)
ジュゼッペ・タルティーニ(1692–1770)/フリッツ・クライスラー(1875–1962)
 コレッリの主題による変奏曲(Variasjoner over tema av Corelli)
スティーヴン・フォスター(1826–1864)(ヤッシャ・ハイフェッツ 編曲)
 金髪のジェニー(Jeannie with the light brown hair)
スティーヴン・ソンドハイム(1930–)(アルヴェ・テレフセン 編曲)
 Send in the Clowns(センド・イン・ザ・クラウン)
ウィリアム・クロール(1901–1980)
 Banjo and Fiddle(バンジョーとフィドル)
オイスタイン・ドルメン(1947–)/グスタフ・ロレンセン(1947–2010)
 Spæll på fiolin(フィドルを弾こう)*
  アルヴェ・テレフセン(ヴァイオリン)
  コーレ・オルヌング(ピアノ)
  クヌートセン&ルードヴィグセン *
  
録音 1986年11月28日–29日、12月2日–3日、6日–7日 レインボースタジオ(オスロ)
録音エンジニアリング ヤン・エーリク・コングスハウグ
編集、ミクシング 2016年2月 レインボースタジオ(オスロ)
エンジニアリング ヤン・エーリク・コングスハウグ
制作 シーグムン・グローヴェン

 
ノルウェーのヴァイオリニスト、アルヴェ・テレフセン Arve Tellefsen(1936–)は、人々から愛され尊敬される、現代ノルウェーを代表する音楽家のひとりです。彼は、トロンハイムの音楽学校でヴァイオリンを教わり、コペンハーゲンの王立デンマーク音楽アカデミーで学んだ後、1959年にオスロでデビュー。1965年に設立されたスウェーデン放送交響楽団でチェリビダッケの下でコンサートマスターを務め、ソリストとして「オーレ・ブルから後のできるだけ多くのノルウェー音楽を演奏する」を実践する活動を行いました。マリス・ヤンソンス指揮オスロ・フィルハーモニックをはじめとするオーケストラやホーヴァル・ギムセたち若い音楽家たちと共演、テレビ出演、オスロ室内楽フェスティヴァルの創設など、ノルウェーの「毎日」の音楽に欠かせない音楽家として活動を続け、2005年に「聖オラヴ勲章」を授与されました。
 
トロンハイム地域の方言によるタイトルのつけられた『コーレ・オルヌングと私』は、テレフセンが、1960年代に出会い、25年以上にわたり活動をともにした、ピアニストでオルガニストのコーレ・オルヌング Kaare Ørnung(1931–2013)と共演した「思い出」のアルバムです。このアルバムの17曲は、1986年の11月と12月、オスロにできたばかりの「レインボースタジオ」でセッションが行われ、CD化されないままになっていた録音です。2007年4月、部屋の片付けをしていたオルヌングが古いカセットを発見、「これは、すごくいいぞ」と、テレフセンとふたりで手を尽くしたもののオリジナル・テープの所在がわからないまま、2013年秋、オルヌングが亡くなってしまいました。そして2015年10月、ノールラン県モー・イ・ラーナの国立図書館でオリジナル・テープが見つかり、2016年2月、シーグムン・グローヴェン Sigmund Groven とテレフセンが立ち会い、オリジナルの録音を担当した「サウンドの魔術師」ヤン・エーリク・コングスハウグ Jan Erik Kongshaug(1944–2019)の編集、ミクシングでCD用の音源が作られました。
 
クライスラー、シューベルト、ブラームスたちの小品。ソンドハイムのミュージカル《リトル・ナイト・ミュージック》の〈センド・イン・ザ・クラウン〉は、テレフセンがトロンハイム交響楽団と共演したアルバム『Arco』(Simax PSC 1158)でも演奏した彼の「愛好曲」のひとつ。アルバムの最後、オルヌングとテレフセンが共演を楽しんだというオイスタイン・ドルメン(クヌートセン) Øystein Dolmen(Knutsen)(1947–)とグスタフ・ロレンセン(ルードヴィグセン) Gustav Lorentzen(Ludvigsen)(1947–2010)の「クヌートセン&ルードヴィグセン」と演奏した《Spæll på fiolin(フィドルを弾こう)》のライヴと思われる音源が収録されています。
 
価格 2,695円(税込価格)(本体価格 2,450円)

 

『クリスチャン・シンディング』
Simax PSC 1362 2CD’s classical

 
クリスチャン・シンディング(1856–1941)
 ヴァイオリンとピアノのための作品集
[Disc 1]
 ヴァイオリン・ソナタ(ホ長調) Op.27
 4つの小品(Quatre Morceaux) Op.43
  前奏曲(Prélude) バラード(Ballade) 子守歌(Berceuse)
  祭り(Fête)
 伝説曲(Legende) Op.46
[Disc 2]
 4つの小品(Vier Stücke) Op.61
  前奏曲(Prélude) エレジー(Elegie) バラード(Ballade)
  マズルカ風に(Alla mazurka)
 2つのロマンス(2 Romanzen) Op.79
  ロマンス第1番(Romanze I) ロマンス第2番(Romanze II)
 4つの小品(Quatre Morceaux) Op.81
  アリア(Air) アルバムのページ(albumblatt)
  ロマンス(Romance) ヴィヴァーチェ(Vivace)
 組曲 ト短調(Suite en sol-mineur) Op.96
  アレグロ(Allegro) アンダンテ(Andante)
  アレグレット(Allegretto) コン・フオコ(Con fuoco)
  ヨーナス・ボートストラン(ヴァイオリン)
  ヨルン・フォスハイム(ピアノ)
 
[楽器 Piano: Steinway D0274, 1893 New York, restored in 2010]
 
録音 2019年9月30日–10月2日、2020年3月5日–7日、4月6日–7日 ソフィエンベルグ教会(オスロ)
制作、録音 ヨルン・ペーデシェン

 
クリスチャン・シンディング Christian Sinding(1856–1941)は、ピアノのための小品《春のさざめき》の作曲者として知られるものの、生前は、ピアノ五重奏曲、ピアノ協奏曲、交響曲第1番、ヴァイオリン協奏曲第1番といった後期ロマンディシズムのスタイルの作品で人気を集めていました。ロマンティシズムの衰退とともに忘れられていた彼の音楽は、近年、ふたたびコンサートや録音で取り上げられるようになりました。ヴァイオリンとピアノの教育を受けた彼のヴァイオリン曲にも光が当てられ、シンディングのロマンディシズムが好きだというヘンニング・クラッゲルードとクリスチャン・イーレ・ハドランが国立図書館所蔵の楽譜で演奏した録音は、その瑞々しい音楽で大きな注目を集めました。ヨーナス・ボートストラン Jonas Båtstrand(1973–)とヨルン・フォスハイム Jørn Fossheim によるアルバムでは、初録音の作品を含む、7つの曲と曲集が演奏されます。2つのアレグロの楽章が抒情的な「ロマンス」の楽章をはさむ古典的ソナタの形式による《ヴァイオリン・ソナタ》。ノルウェーをたびたび訪れていたアンリ・マルトーが初演した《4つの小品》(Op.43)。当時ジャンルとして人気があり、ピアノ共演版と管弦楽共演版が作られた《伝説曲》。〈エレジー〉〈バラード〉〈アルバムのページ〉といったタイトル通りの曲を集めた2つの《4つの小品》(Op.61/Op.81)。「非の打ち所がない」4つの曲(楽章)で書かれ「ソナタ」の深みをもつといわれる《組曲 ト短調》は、初CD録音の作品です。
 
価格 3,850円(税込価格)(本体価格 3,500円)

 

『分点(Equinox)- オデッセイ全章』
Simax PSC 1376 2CD’s contemporary/classical

 
『分点(Equinox)- オデッセイ全章』
ヘンニング・クラッゲルード(1973–)/ヨースタイン・ゴルデル(1952–)
 分点(Equinox)(離れていく前の世界への24の全調性)
[Disc 1]
 午後 - ハ調の協奏曲(Afternoon – Concerto in C)
  グリニッジ(Greenwich) ハ長調 プラハ(Prague) 二短調
  アレクサンドリア(Alexandria) ヘ長調 バグダッド(Bagdad) ト短調
  アラル海(The Aral Sea) 変ロ長調 ジャイプール(Jaipur) ハ短調
 夕暮れ - 変ホ調の協奏曲(Evening – Concerto in E flat)
  ダッカ(Dhaka) 変ホ長調 バイカル湖(Lake Baikal) ヘ短調
  杭州(Hangzhou) 変イ長調 京都(Kyoto) 変ロ短調
  シドニー(Sidney) 変ニ長調
  ニューカレドニア(New Caledonia) 変ホ短調
[Disc 2]
 夜 - 嬰へ調の協奏曲(Night – Concerto in F sharp)
  タベウニ島(Taveuni) 嬰ヘ長調
  メアリーズイグルー(Mary’s Igloo) 嬰ト短調
  タヒチ(Tahiti) ロ長調 ホワイトホース(Whitehorse) 嬰ハ短調
  サンタバーバラ(Santa-Barbara) ホ長調
  プエルトバジャルタ(Puerto Vaillarta) 嬰ヘ短調
 朝 - ハ調の協奏曲(Morning – Concerto in A)
  ニューオーリンズ(New Orleans) イ長調
  ニューヨークシティ(New York City) ロ短調
  マナウス(Manaus) ニ長調
  フヴァルセー(カコトック)(Hvaseyl) ホ短調
  フロレス(Flores) ト長調 ホルン(Horn) イ短調
 ハ長調 - 序曲(C major – Overture) グリニッジ(Greenwich)
  ヘンニング・クラッゲルード(ヴァイオリン、リーダー)
  アークティック・フィルハーモニック
  サイモン・カロウ(朗読)
 
録音 2014年6月2日–6日 グロンノーセン教会(トロムソ、ノルウェー)
制作、編集 ショーン・ルイス
録音、ミクシング  アルネ・アクセルベルグ
録音(朗読) オールド・ストリート・スタジオ(Old Street Studio)(ロンドン、イングランド)
録音(朗読) テイルズ・コージブスキー(Tails Korzybski)
監修(朗読) エーリク・ガルド・アムンセン

 
『分点 - オデッセイ全章(Equinox – The Complete Odyssey)』のタイトルでリリースされるCD2枚のセットは、先にリリースされていた『分点 - ヴァイオリンと室内オーケストラのための全調性による24の後奏曲(24 Postludes in All Keys for Violin and Chamber Orchestra)』(PSC 1348)にナレーションを加えた、オリジナルの構想どおりに制作されたアルバムです。
 
「作曲家」ヘンニング・クラッゲルード Henning Kraggerud の《分点》は、『ソフィーの世界』で知られるノルウェーの作家ヨースタイン・ゴルデル Jostein Gaarder(1952–)とのコラボレーションから生まれた作品です。ゴルデルの『カードミステリー(Kabalmystriet/The Solitaire Mystery)』を基にするこの作品は、ロンドンのグリニッジ公園からアイスランドのイースフィヨルズルのホルンまで、24のタイムゾーン(時間帯)の「音楽による旅」として作られました。「午後」から「朝」まで、一日の「時」をタイトルとする6楽章の4つの「協奏曲」と「終曲」の〈序曲〉で構成。「全調性」を使って作曲するという考えは、カナダの音楽学者リタ・ステブリン Rita Steblin(1951–2019)の『A History of Key Characteristics in the Eighteen and Early Nineteenth Centuries(18世紀と19世紀初期における「調」の特質の歴史)』からインスピレーションを得たと言われます。
 
各楽章の演奏に先立つナレーションは、『アマデウス』『眺めのいい部屋』『恋に落ちたシェイクスピア』などの映画で知られるイギリスの俳優サイモン・カロウ Simon Callow(1949–)が担当。英語で朗読される「Equinox 24 keys to a world before it slips away(分点 - 離れていく前の世界への24の調性)」以下の全文が、ブックレットに掲載されています。音楽の部分は、前のアルバムと同じ、2014年にトロムソの教会で行われたセッションの録音です。
 
価格 3,850円(税込価格)(本体価格 3,500円)

 

『永遠(Eternity)』
Skani SKANI 123 classical

 
ペーテリス・プラキディス(1947–2017) 合唱作品集
 伝説(Teiksma) 鐘の言葉(Zvana vārdi)
 リンゴの木に刺さった大鎌(Izkapts ābelē)
 永遠(Mūžība) シダの花(Papardes zieds)
 2つの魔力の歌(Div’ buramdziesmas)
  私の頭は縛られ(Mana galva sastīpota)
  水をください、親愛なるマーラ(Dod mums, Māriņ, to ūdentiņu)
 パンの歌(Maizes dziesma)
 『旧約聖書』のふたつの聖歌(Divi dziedājumi no Vecās Derības)
  わたしは改めて(Verti me ad alia…) わたしは知った(Et cognomi…)
 クルゼメの海岸、ヴィゼメの海岸(Kurzemes krasts, Vidzemes krasts)
 蜃気楼(Fatamorgāna)
  砂漠の熱い塵の中で(Tuksnešu karstos putekļos)
  歌うのにもっといい場所があるだろうか(Kas kaitēja nedzīvot)
  森のこびと(Meža vīriņš)
 秋に(Rudenī) 親愛なる母よ、太陽よ(Saulīt, mīļā māmulīt)
 生活の風景(Mūža aina) 夜明け(Ausmas stundā)
 真夏の子供へ(Jāņa bērnam) 追悼(In memoriam)
 あなたの土地のあなたのルーツ(Tavas saknes tavā zemē)
  ラトビア放送合唱団 シグヴァルズ・クリャヴァ(指揮)
 
録音 2021年3月22日–26日 聖ヨハネ教会(リガ、ラトビア)
制作総指揮 エギールス・シェーフェルス

 
ラトビア放送合唱団とシグヴァルズ・クリャヴァ Sigvards Kļava の最新のスタジオ録音。現代ラトビアを代表する作曲家のひとり、ペーテリス・プラキディス Pēteris Plakidis(1947–2017)のこれまでに録音されたことのない作品を中心に歌ったアルバムです。「彼は、鋭敏な洞察力で人生を見つめ、自身の音楽にしっかりと、厳しく、積極的なやりかたで反映した。静かに気づかれないように、しかし、祖国の魂という世界をしっかりと歩みつづけた」。ラトビアの文学に大きな影響を与えたヤーニス・ライニス、ヴィズマ・ベルシェヴィカ、ジャーナリストでもあったマーリス・チャクライスといった詩人たちの作品、現代ラトビアのヤーニス・ペーテルの『シダの花』『2つの魔力の歌』と『蜃気楼』、ラトビア民謡、『旧約聖書』の『伝道の書』が、テクストに使われています。
 
価格 2,585円(税込価格)(本体価格 2,350円)

 

『イヴァノフスの2つの交響曲』
Skani SKANI 126 classical

 
ヤーニス・イヴァノフス(1906–1983)
 交響曲第15番 変ロ短調 《シンフォニア・イプサ(Symphonia ipsa)》
 (1972)
 交響曲第16番 変ホ長調(1974)
  ラトビア国立交響楽団 グンティス・クズマ(指揮)
 
録音 2021年 グレート・ギルド・コンサートホール(リガ、ラトビア)
制作、編集、ミクシング 、マスタリング ノルムンツ・シュネー 

 
ヤーニス・イヴァノフス Jānis Ivanovs(1906–1983)は、ラトビア音楽史上もっとも才能に恵まれた「交響曲」作家とみなされています。ラトビア国立交響楽団とグンティス・クズマ Gunthis Kuzma が録音した2つの交響曲は、これまで、1970年代と1980年代のラジオ放送のコピーとLPレコードでしか聴くことのできなかった作品です、「シンフォニア・イプサ」(交響曲それ自体)の副題をもつ《交響曲第15番》は「モデラート」「モルト・アレグロ」「モルト・アンダンテ(アダージョ)」「モデラート.アレグロ」、《交響曲第16番》は「アレグロ・モデラート」「アレグロ」「アンダンテ.ペザンテ」「アレグロ・モデラート 」と、いずれも4楽章で構成されています。イヴァノフスが、ラトビアを支配下に置いていたソビエト連邦の「ブレジネフ体制の衰退期」という時代の政治的空気を反映した一連の作品を発表する端緒を開いたと言われる交響曲です。
 
価格 2,585円(税込価格)(本体価格 2,350円)

 

『花咲くジャスミン(Flowering Jasmine)』
Skani SKANI 127 classical 

 
ブルノ・スクルテ(1905–1976)
 序曲(Uvertīra)
ヤーニス・イヴァノフス(1906–1983)
 虹(Varaviksne)
アルフレーズ・カルニンシュ(1879–1951)
 スタブラガで(Pie Staburaga)
ゲオルグス・ペレーツィス(1947–) 
 花咲くジャスミン(Plaukstosais Jasmins)
 (ヴァイオリン、ヴィブラフォーンと弦楽のための協奏曲0
ヤーニス・ポリエティス(1953–)
 朝(Rits)
ヤーニス・ケピーティス(1908–1989)
 抒情のバラード(Liriska Balade)
グンタ・アーベレ(1986–)
 瞑想(孤独)(Meditacija(Vientulība))
アグリス・エンゲルマニス(1936–2011)
 セピア調の素描(Zimejums Sepijas Toni)
エーリクス・エシェンヴァルズ(1977–)
 夜想曲(Noktirne)
  リエパーヤ交響楽団 グンティス・クズマ(指揮)

 
ナショナル・ロマンティシズムから21世紀のポスト・ロマンティシズムまで、ラトビアの一世紀にわたる管弦楽のための小品集。ブルノ・スクルテ Bruno Skulte、交響曲作家ヤーニス・イヴァノフス Jānis Ivanovs といった作曲家たちが、夏の夜明け、空、花の芳しい香りなどからインスピレーションを得て作曲した音楽は、自然の美しさを描きながら、人と環境の間を橋渡しする役割も担っていると言われます。1881年創設、バルト三国でもっとも伝統のあるリエパーヤ交響楽団の演奏。
 
価格 2,585円(税込価格)(本体価格 2,350円)

 

『エインフェルデのヴァイオリン・ソナタ』
Skani SKANI 129 classical 

 
マイヤ・エインフェルデ(1939–)
 ヴァイオリン・ソナタ第1番 ヴァイオリン・ソナタ第2番(1985)
 ヴァイオリン・ソナタ第3番 ソロ・ヴァイオリンのためのソナタ
  マグダレーナ・ゲカ(ヴァイオリン)
  イヴェタ・ツァリテ(ピアノ)

 
 
ラトビアのヴァイオリニスト、マグダレーナ・ゲカ Magdallēna Geka(1992–)は、ソリスト、室内楽奏者としてロンドンのウィグモアホールをはじめとするヨーロッパのコンサートホールに出演してきました。2014年の秋、ラトビア交響楽団と共演してデビュー、ラトビアの聴衆に名前を知られるようになったと言われます。彼女のデビューアルバム。ラトビアでもっとも名を知られる女性作曲家のひとり、エインフェルデの4曲の「ヴァイオリン・ソナタ」を演奏しています。マイヤ・エインフェルデ Maija Einfelde(1939–)は、教会オルガニストの母から音楽を教わり、アルフレード・カルニンシュ音楽学校、ヤーセプス・メディンシュ音楽大学と進み、1966年からラトビア音楽院でヤーニス・イヴァノフスに作曲を学びました。合唱と室内楽のための作品を主に手がけ、アイスキュロスの詩に作曲した室内オラトリオ《Pie zemes tālās…(地の端で)》で1997年のバーロウ作曲コンペティションの第1位を獲得しました。インドゥリス・スナとイルガ・スナのために書かれた《ヴァイオリン・ソナタ第1番》。ラトビア民謡をモチーフに加えた《ヴァイオリン・ソナタ第2番》と、そのほかの2曲は、「驚くべきヴァイオリニスト、真の音楽の戦士」と彼女が語るヤーニス・ブラフスのために作曲された作品です。リガで生まれ、王立ストックホルム音楽大学でステファン・ボイステンとマッツ・ヴィードルンドに学んだイヴェタ・ツァリテ Iveta Calite が共演しています。
 
価格 2,585円(税込価格)(本体価格 2,350円)

『わたしの大好きなラヴェル(Ravel que J’aime)』
Sterling CDA1855/1856-2 2CDR's classical

 
モーリス・ラヴェル(1875–1937)
[Disc 1]
 水の戯れ(Jeux d’eau)(1901)
 ソナチネ(Sonatine)(1903–05)
 鏡(Miroirs)(1904–05)
  蛾(Noctuelles) 悲しげな鳥たち(Oiseaux tristes)
  海原の小舟(Une barque sur l’océan)
  道化師の朝の歌(Alborada del gracioso)
  鐘の谷(La vallée des cloches)
 高雅で感傷的なワルツ(Valses nobles et sentimentales)(1911)から
  とてもゆっくりと、表情を強めにして
  (Assez lent, avec une expression intense)(第2曲)
  中庸の速さで(Modéré)(第3曲)
  とても生き生きと(Assez animé)(第4曲)
  ほとんどレントで、心の奥で感じて
  (Presque lent dans un sentiment intime)(第5曲)
 ボロディン風に(À la manière de…Borodine)(1912)
 シャブリエ風に(À la manière de…Chabrier)(1912)
[Disc 2]
 クープランの墓(Le tombeau de Couperin)(1914–17)から
  前奏曲(Prélude)(第1曲) フーガ(Fugue)(第2曲)
  リゴドン(Rigaudon)(第3曲)
  ブレンダ・ルーカス・オグドン(ピアノ)
 
[楽器 Piano: Fazioli F-278]
 
録音 2020年11月3日–5日 アルフトン・ニュー・モールティングズ(アルフトン、サフォーク州、イングランド)
制作 レイチェル・スミス、ブレンダ・オグドン
録音 ピーター・ニュブル

 
 
ブレンダ・ルーカス・オグドン Brenda Lucas Ogdon(1935–)は、イングランド、マンチェスターのメトロポリタン自治区のテームサイド生まれのピアニストです。王立ノーザン音楽大学を1957年に卒業、同時期に学生だったジョン・オグドンと1960年に結婚しました。ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニックと共演してソリストとしてデビュー。1960年代初期、ウィグモアホールのリサイタルで弾き、1962年のチャイコフスキー・コンクールで第1位をアシュケナージと分け合ったジョンと組んだデュオでエディンバラをはじめとする主要な音楽祭に出演しました。1989年にジョンが亡くなり、1993年、彼の業績を追悼する「ジョン・オグドン基金」を設立しました。ブレンダ・ルーカスは、現在、ソリストなどの活動をつづけ、その合間にピアノを教えています。Sterling Records のリリースする『わたしの大好きなラヴェル』は、ロンドンのホームレスのためのチャリティ基金「Shelter(シェルター)」のキャンペーンのために作られたアルバムです。《水の戯れ》《ソナチネ》、《高雅で感傷的なワルツ》と《クープランの墓》の抜粋という、彼女の「音楽」を率直に反映するプログラムが組まれました。「あなたの新しいラヴェルのCDは、わたしの大好きなレパートリーもあって、とても楽しく聴きました」(王立音楽大学ピアノ科教授ジュリアン・ジェイコブソン)。2020年11月、サフォーク州の録音スタジオ「アルフトン・ニュー・モールティングズ(Alpheton New Maltings)」で「Fazioli F-278」ピアノを弾いてセッション録音されました。
 
価格 3,520円(税込価格)(税抜価格 3,200円)
 

高品質メディア(Sony DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-Rによるリリースです。

『Great Classical Piano Experiences』
Sterling CDX 5001-2 4CDR’s classical

 
[Disc 1: CDA 1664-2]
『地中海の音楽(Music from the Mediterranean)』
ドメニコ・スカルラッティ(1685–1757)
 ソナタ ト長調 ソナタ ホ長調 ソナタ イ短調 ソナタ 二短調《トッカータ》
クロード・ドビュッシー(1862–1918)
 2つのアラベスク(Deux arabesques)(1888 rev.1891)
モーリス・ラヴェル(1875–1937)
 水の戯れ(Jeux d’eau)(1901)
ボリス・パパンドプロ(1906–1991)
 イグラ(Igra)(幻想的スケルツォ)(1932)
マヌエル・デ・ファリャ(1876–1946)
 火祭りの踊り(Danza ritual del fuego)(1914)(《恋は魔術師》から)
イサーク・アルベニス(1860–1909)
 スペインの歌(Cantos de España) Op.232
  前奏曲(アストゥリアス)(Preludio/Asturias) 東洋風(Orientales)
  椰子の木陰で(Bajo ja palmera) コルドバ(Córdiva)
  セギディーリャ(カスティーリャ)(Seguidillas/Castilla)
  マリア・シールグレーン(ピアノ)
 
録音 2008年2月20日–22日 スウェーデン放送第3スタジオ(ストックホルム、スウェーデン)
録音 セミ・ラサノフ
 
[Disc 2: CDA 1680-2]
『ロマンティックなシルエット(Romantic Silhouettes)』
ロベルト・シューマン(1810–1856)
 アベッグ変奏曲(Abegg-Variazionen) Op.1(1829/30)
 幻想小曲集(Fantasiestücke) Op.12(1837)
  夕べに(Das Abends) 飛翔(Aufschwung) なぜ?(Warum?)
  気まぐれ(Grellen)
フランツ・リスト(1811–1886)
 夜想曲第3番 変イ長調(Nocturne) Op.62 no.1《愛の夢(Liebestraum)》
 (c.1850)
 ハンガリー・ラプソディ第4番 変ホ長調 S.244(C.1850)
マックス・レーガー(1873–1916)
 シルエット(Silhouetten) Op.53(1900)
オトマル・シェック(1886–1957)
 2つのピアノの小品(Zwei Klavierstücke) Op.29(1919)
  慰め(Consolation) トッカータ(Toccata)
  マリア・シールグレーン(ピアノ)
 
録音 2012年3月、4月 スウェーデン放送第2スタジオ(ストックホルム、スウェーデン)
制作 セミ・ラサノフ、ペール=エーリク・オールソン
 
[Disc 3: CDA 1695-2]
『マリア・シールグレーン、リサイタル(Maria Kihlgren, piano)』
エドヴァルド・グリーグ(1843–1907)
 ピアノソナタ ホ短調 Op.7(1865)
アルテュール・オネゲル(1892–1955)
 7つの小品(Sept pièces brèves) H.25(1919–20)
フレデリク・ショパン(1818–1849)
 幻想即興曲(Fantaisie-imptomptu) 嬰ハ短調 Op.66
 夜想曲(Nocturne) ヘ長調 Op.15 no.1
 練習曲 ハ短調 Op.10 no.12《革命のエチュード》
グンナル・ド・フルメリ(1908–1987)
 シャコンヌ(Chaconne) ハ長調 Op.8
フランツ・リスト(1811–1886)
 演奏会練習曲 変ニ長調《ため息(Un sospiro)》
 葬送(Funérailles)(《詩的で宗教的な調べ》から)
  マリア・シールグレーン(ピアノ)
 
録音 1990年10月31日–11月2日 スウェーデン放送第3スタジオ(ストックホルム、スウェーデン)
録音 セミ・ラサノフ
 
[Disc 4: CDA 1842-2]
『北欧の巨匠作曲家たち(Nordic Master Composers)』
エドヴァルド・グリーグ(1843–1907)
 バラード(Ballade i form av variasjoner over en norsk folketone) ト短調
  Op.24(1875–76)
ジャン・シベリウス(1865–1957)
 6つの即興曲(Kuusi impromptua) Op.5(1890-93)
  ト短調 ト短調 イ短調 ホ短調 ロ短調 ホ長調
ヴィルヘルム・ステーンハンマル(1871–1927)
 3つの幻想曲(Tre fantasier) Op.11(1895)
  ロ短調/ロ長調 ホ長調 ロ短調/ロ長調
カール・ニルセン(1865–1931)
 主題と変奏(Tema med Variationer) FS81(Op.40)(1917)
  マリア・シールグレーン(ピアノ)
 
録音 2019年9月29日、10月26日–27日 スウェーデン放送第3スタジオ(ストックホルム、スウェーデン)
制作 ペール=エーリク・オールソン
録音 モーリス・モガール

 
 
マリア・シールグレーン Maria Kihlgren は、スイスで生まれ、7歳の時にスウェーデンに移り住みました。ヨーテボリ音楽大学で学び、1979年、ウィーン国立音楽大学のディプロマを取得しました。ソロと室内楽のピアニスト、音楽教師として活動。南米コロンビアのブカラマンガで行われた第11回国際ピアノ・フェスティヴァルにスウェーデン代表として参加しました。彼女は、近年、彼女の重要なレパートリーの録音を行い、「温かく、正気にあふれた演奏」(「Opus」)と評された『地中海の音楽』(CDA 1664-2)以下、4枚のアルバムを作りました。『Great Classical Piano Experiences(クラシカル・ピアノの名作を弾く経験)』は、その4枚のアルバムのセット化です。
 
価格 6,160円(税込価格)(税抜価格 5,600円)
 

高品質メディア(Sony DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-Rによるリリースです。

『Stay Now』
ACT Music ACT 9942-2 jazz

 
『Stay Now』
 As Night Let Down Its Curtain(Joel Lyssarides)
 Sommarsnö(夏の雪)(Joel Lyssarides)
 Cloudberry Hill(Joel Lyssarides) Is There a Way(Joel Lyssarides)
 Gowns of Dark(Joel Lyssarides) Procession(Joel Lyssarides)
 Chimera(Joel Lyssarides) Stay Now(Joel Lyssarides)
 Echoes(Joel Lyssarides) Down and Out(Joel Lyssarides)
 St Joseph(Niklas Fernqvist) The Last Verse(Joel Lyssarides)
  ヨエル・リュサリデス(ピアノ)
  ニクラス・フェーンクヴィスト(ベース)
  ラスムス・スヴェンソン・ブリクスト(ドラム)
 
録音 2021年9月7日–8日 ニレント・スタジオ(コッレレード、スウェーデン)
制作 ヨエル・リュサリデス
録音 ユーアル・ハルグレーン
サウンドデザイン、ミクシング 、マスタリング ラーシュ・ニルソン 

 
スウェーデンのピアニストで作曲家、ヨエル・リュサリデス Joel Lyssarides の ACT Music への初録音。1992年にストックホルムに生まれたリュサリデス Joel Lyssarides は、マイルズ・デイヴィス、チャーリー・パーカー、セロニアス・モンクたちのレコードを聴いて育ち、王立ストックホルム音楽大学でジャズ・ピアノとクラシカル音楽を学びました。ニルス・ランドグレーン、スヴァンテ・ヘンリソン、ヴィクトリア・トルストイといったジャズ・ミュージシャン、メゾソプラノのアンネ・ソフィ・フォン・オッター、ポップバンド「ダーティ・ループス」、ノルボッテン・ビッグバンド、男声合唱団「オルフェイ・ドレンガル(OD)」をはじめとするグループやアンサンブルと共演。深く美しい響きのピアノから湧きでる「抒情」の音楽により、スウェーデン音楽界の「ライジング・スター」としての人気と評価を確立させました。
 
リュサリデスは、2018年、新しく結成したニクラス・フェーンクヴィスト Niklas Fernqvist とラスムス・スヴェンソン・ブリクスト Rasmus Svensson Blixt とのトリオによる『Dreamer(夢をみる人)』(Prophone PCD 178)でアルバム・デビュー。翌年、エレオノル・オーエリュードのヴォーカルと共演した『Kärlek i vått & torrt(愛はウェットに、愛はドライに)』(PCD 209)と、ピアノ・トリオの『A Better Place(もっといい場所)』(PCD 200)をリリースしました。初めて ACT Music に録音する『Stay Now』は、リュサリデスのトリオのアルバム第3作。《As Night Let Down Its Curtain》(夜のとばりが下りると)以下、リュサリデスが作曲した10曲にニクラス・フェーンクヴィスト作曲の《St Joseph》を加えたプログラムを組み、前のトリオ・アルバムと同じ、ラーシュ・ニルソンの主宰するコッレレードの「ニレント・スタジオ」でセッションを行いました。
 
価格 3,080円(税込価格)(本体価格 2,800円)

 

『Otilia(オティリア)』
Alba ABCD 505 jazz/crossover/contemporary

 
ラウラ・ヒュンニネン
 Otilia(オティリア)
 Annin ja Viljamin valssi(アンとヴィリヤムのワルツ)
 Catherinen näky(カテリーネに見えるもの)
 Kertun laulu Annelista(ケルットゥの歌うアンネリの歌)
 Yö-sarja(「夜」組曲)
  Talviyö(冬の夜) Valoa pimeässä(闇のなかの光)
  Uni on ohut(眠りが浅い) Pehmeät siivet(柔らかい翼)
  Sisäinen metsä(内なる森)
 Laulu onnesta tai surusta(幸せか悲しみの歌)
 Isälle(父へ)
  ラウラ・ヒュンニネン(ハープ、ヴォイス、ライヴ・エレクトロニクス)
 
録音 2021年 マグヌスボリ・スタジオ(Magnusborg studiot)(ポルヴォー、フィンランド)
制作 ラウラ・ヒュンニネン
録音、編集 ヴィリヤミ・メヘト
マスタリング ヤルッコ・ヴィーナマキ

 
ハーピストでヴィジュアル・アーティストのラウラ・ヒュンニネン Laura Hynninen は、フィンランドのポルヴォー生まれ。シベリウス・アカデミーを1999年に卒業、2000年から2012年までフィンランド国立歌劇場、2013年から2015年までフィンランド放送交響楽団でそれぞれ首席ハープ奏者として演奏しました。フリーランサーとして活動を始めてからは、ソリスト、室内楽と管弦楽のゲスト・プレーヤーとして活動。教会音楽、ポップ、ロック、ヘヴィメタル、ジャズ、コンテンポラリー・ミュージックと幅広く手がけながら、ヴィジュアルアートの知識と感性を基に絵画やスペースアートと彼女の作曲した音楽を結びつけたアヴァンギャルド・スタイルのソロ・プロジェクトでも注目されています。アルバム『オティリア』は、彼女がハープを演奏していて発見した「神秘的な色彩と新しい音の形」を演奏テクニックとして発展させ、ハープを打楽器として使い、カリンバ、サンドペーパー、「母さん」の銀のスプーン、彼女自身の声を加えた「女性ひとりのオーケストラ」の音楽に創りあげた作品です。
 
価格 2,530円(税込価格)(税抜価格 2,300円)

 

『ハーラル・ベルゲシェン、バリトン(Harald Bergersen, Baritone)』
Losen Records LOS 264-2 jazz

 
『ハーラル・ベルゲシェン、バリトン(Harald Bergersen, Baritone)』
 Freight Trane(Tommy Flanagan)
 Meus Melhores Momentos(Erineu Edison Maranesi)
 Merlin(Lars Gullin) Waltz for You(Harald Bergersen)
 Undecided(Charlie Shavers/Sid Robin) Chelsea Bridge(Billy Strayhorn)
 Three and One(Thad Jones) Summer Serenade(Benny Carter)
 Blues in the Closet(Oscar Pettiford)
 Another Time, Another Place(Benny Carter)
 A Ballad(Gerry Mulligan) Observing(Bård Helgerud)
  ハーラル・ベルゲシェン(バリトン・サクソフォーン)
  ボード・ヘルゲルー(ギター)
  フレドリク・ニルセン(ベース)
  トシュタイン・エリングセン(ドラム、パーカッション)
 
録音 2021年6月25日–27日 Musikkloftet(アスケル、ノルウェー)
制作 トシュタイン・エリングセン
録音、ミクシング ラーシュ・フェルディナン・ベルゲシェン
マスタリング ヴィーダル・ルンデーン、ラーシュ・フェルディナン・ベルゲシェン

 
ハーラル・ベルゲシェン Harald Bergersen は、1937年、オスロに生まれました。18歳の時、クラリネットをメインの楽器にバス・クラリネット、フルート、サクソフォーンのプレーヤーとしてプロフェッショナルの活動を始めました。スタン・ゲッツからインスピレーションを得たという「穏やかな」スタイルのジャズ。1959年12月のある夜、ハーラルがオスロのレストランで演奏していると「誰あろう、ゲッツ本人が聴きにきた」というエピソードもあるといわれます。シェル・カールセンのビッグバンド(1959–60)、オスロ木管五重奏団とオスロ木管ソロイスツ(1963–73)、オスロ・フィルハーモニック管弦楽団(1966–68)、ノルウェー放送管弦楽団(1970–77)、現代音楽アンサンブル「新音楽(Ny Musikk)」(1977–88)で演奏、1977年からはノルウェー国立音楽大学で教え始めました。ビッグバンドから始まったジャズの活動も並行してつづけ、1964年から1990年までノルウェー放送ビッグバンドで演奏したほか、トランペッターのベルント・ステーンと組んだビバップ・クインテットの活動でも知られます。1985年、自身の名前による最初のアルバムを録音。アンサンブルや演奏スタイルの幅を広げたギグとレコーディングも積極的に行いました。
 
Losen Records の新しいアルバムは、COVID-19 のパンデミックによる「沈黙」の時期、ハーラルが若い世代のプレーヤーたちからジャムセッションに招待されたことをきっかけに生まれました。ドラマーのトシュタイン・エリングセン Torstein Ellingsen(1966–)、ベーシストのフレドリク・ニルセン Fredrik Nilsen(1968–)、ギタリストのボード・ヘルゲルー Bård Helgerud(1982–)。プログラムは、トミー・フラナガンの《Freight Trane》やビリー・ストレイホーンの《Chelsea Bridge》といったスタンダード、ブラジルのエリネウ・エジソン・マラネージの《Meus Melhores Momentos》(わが最良の時)、スウェーデンのラーシュ・グッリンの《Merlin》(マーリン)、ボード・ヘルゲルーが作曲した《Observing》とハーラルの《Waltz for You》。以前、ジャズ・グループの「ヨン・ファクセ」が『I Am Awake(私は目を覚ましている)』(LOS 190-2)を録音したヴィーダル・ルンデーンの「Musikkloftet」(ミュージック・ロフト)の「心地いい空間」でセッションが行われ、ハーラルは「変化を楽しむため」に2013年に買った新しいバリトンサックスで臨みました。
 
価格 2,585円(税込価格)(本体価格 2,350円)

『Song Dust』
NXN Recordings NXN 2008 jazz

 
『Song Dust』
 Nature Boy(eden ahbez) Opal(Karl Strømme)
 Dance of the Cohort(Karl Strømme) Bela Waltz(Karl Strømme)
 VM(Karl Strømme) One Two Trees(Karl Strømme)
 0502Y(Karl Strømme) Song Dust(Karl Strømme)
  カール・ストロンメ(トランペット、シンセサイザー、
   パーカッション、ベース)
  ペール=アルネ・フェルネル(ギター)
  ガルド・クロンボルグ(アコースティック・ベースギター)
 
録音 2020年12月12日–14日 Amper Tone Studio(オスロ)、Kennel Collective(オスロ)*
録音エンジニアリング ヨニー・スカッレベルグ、カール・ストロンメ *

 
ノルウェーのトランペッター、カール・ストロンメ Karl Strømme は、1976年、ベルゲン生まれ。オスロのノルウェー国立音楽大学とコペンハーゲンのリズム音楽院でアルヴェ・ヘンリクセン、ヨン・エーベション、フレミング・エーヤスコウに学びました。ヨーロッパ・ユース・ジャズ・オーケストラのメンバーとしてスカンディナヴィアとヨーロッパをツアーで周り、フリーランスのプレーヤー、「Telenor Storband(テレノール・ビッグバンド)」のリーダー、クインテット「Peloton(ペロトン)」のメンバー、国立音楽大学の教師と、多彩なスタイルのジャズで幅広く活動しています。2004年、レオニー・ソニング音楽賞を受賞しました。『Song Dust』は、彼が初めてトリオで録音するアルバムです。ペール=アルネ・フェルネ Per-Arne Ferner のギター、ガルド・クロンボルグ Gard Kronborg のベースギター。アルバム最初のイーデン・アーベズの《Nature Boy》は、パレ・ミケルボー(Storyville 101 4335)、トマス・クラウセン(Stunt Records STUCD 21042)、ニルス・ランドグレーン(ACT Music ACT 9938-2)といったプレーヤーも「クラシック」として録音した美しいナンバーです。アルバム・タイトル曲の《Song Dust》など7曲は、ストロンメが作曲しました。
 
価格 2,695円(税込価格)(本体価格 2,450円)

『Roots』
Prophone PCD268  jazz

 
『Roots』
 Visions(Stevie Wonder) Who Are You(Kenny Wheeler/Jane White)
 Devil May Care(Bob Dorough/Terrrell Kirk) Fly Away(Vivian Buczek)
 Always and Forever(Pat Metheny/Deborah Brown)
 The Jody Grind(Horace Silver)
 Waltz for Debbie - Monicas Vals (Bill Evans/Gene Lees/Beppe Wolgers)
 The Meaning of the Blues(Bobby Troup/Leah Worth)
 What Now?(Martin Sjöstedt/Vivian Buczek)
 Nature Boy(Eden Ahbez) Better Days Ahead(Vivian Buck)
 Jej Portret(彼女のポートレート)(Włodzimierz Nahorny/Jonasz Kofta)
  ヴィヴィアン・ブチェク(ヴォーカル)
  シェイマス・ブレイク(サクソフォーン)
  モッテン・ルンドグレーン(トランペット、フリュゲルホルン)
  マッティン・ショーステット(ピアノ)
  イェスパー・ボーディルセン(ベース)
  モーテン・ロン(ドラム)
 
録音 The Village Recording(コペンハーゲン、デンマーク)
制作 ヴィヴィアン・ブチェク、マッティン・ショーステット
ミクシング 、編集 ポール・スヴェンレ
マスタリング トマス・エーベリエル 

 
スウェーデンのヴォーカリスト、ヴィヴィアン・ブチェク Vivian Buczek は、1978年、マルメ在住のポーランドのジャズ・ミュージシャンの家に生まれました。父ブルーノ・ブチェクはトロンボーン、母のクリスティーナはヴィブラフォーンのプレーヤーという、音楽が日常の環境で育ち、音楽高校からマルメ音楽大学に進みました。2003年の卒業の年、ポーランドのジャズ・ミュージシャンと共演したデビュー・アルバムをポーランドでリリースしました。『Ella lives』(2017)(PCD 168)と『A Woman's Voice』(PCD 203)につづく Prophone Records のアルバム。ポーランドとスウェーデンという2つの異なる文化を拠り所としていること、音楽とともに育ったこと、そして、女性として歌手として音楽家としての在り方と、彼女にとって大切な要素を総括する考えから『Roots(ルーツ)』のアルバム・タイトルがつけられました。アルバムには、「初めて聴いたとき、心と魂からまっすぐに届いてくる豊かな音楽に心を動かされた」と彼女が語る、カナダのサクソフォーン・プレーヤー、シェイマス・ブレイク(シーマス・ブレイク) Seamus Blake をスペシャル・ゲストとして招待。前作でノルボッテン・ビッグバンドを指揮したマッティン・ショーステット Martin Sjöstedt のピアノ、《Devil May Care》のボブ・ドローの音楽をアルバムに録音したマルメで活動するモッテン・ルンドグレーン Mårten Lundgren のトランペット、エド・シグペンの録音セッションを経験、ブラッド・メルドーをはじめとするプレーヤーたちと共演をつづけるデンマークのイェスパー・ボーディルセン Jesper Bodilsen のベース、彼とステファノ・ボラーニとのトリオで知られるモーテン・ロン Morten Lund のドラムと、素晴らしいメンバーによるセッションが行われました。ヴィヴィアンのアイデンティティの確立にずっとインスピレーションを与えてきたという、ジャズ、ブルース、ソウルのナンバーが、懐かしい気分とともに美しく歌われます。
 
価格 2,585円(税込価格)(税抜価格 2,350円)

『Ritual Dances』
Sunnyside SSC 4118  jazz

 
『Ritual Dances』
 Spring Round Dance(Live)* Sacrificial Dance ** Ritual Dance **
 Adoration of the Earth ** Dances of the Young Girls(Studio)**
 Introduction ** Princess’ Game ** Infernal Dance ** Tableau **
 Spring Round Dance(Studio)** Dances of the Young Girls(Live)*
  ステファン・パスボー(ドラム)
  アナス・バンケ(テナーサックス)
  アナス・フィリプセン(キーボード)
  フレズリク・ロンディン(テナーサックス)
  ゴラン・カイフェシュ(トランペット)
  イェペ・ケルベア(ギター) イェペ・トゥクセン(B3)
  ユッシ・カナステ(テナーサックス)
  ミケール・ミュルシュコーグ(ベース)
  ルーネ・ハーダー・オーレセン(パーカッション)
  セッポ・カントネン(キーボード)
  ストーレ・ストールロッケン(B3)
  UMO ジャズ・オーケストラ *
  ブラッド・スウェット・ドラム+ベース **
 
制作 ユルキ・サーリネン *
録音 アンティ・スネルマン *、トマス・ヴァング  **
ミクシング ヨン・フォンスゴー *、モーテン・ブーウ **

 
デンマークのドラマー、ステファン・パスボー Stefan Pasborg は、1974年、コペンハーゲン生まれ。3歳の時、両親の親友のアレクス・リールからドラムセットをプレゼントされ、彼からドラムの最初の手ほどきを受けました。コンセール・ジャズ音楽院でペーテル・ダーネム、ニルス=ヘニング・オアステズ・ペーザセン、エド・シグペン、オーウ・タンゴーに学び、在学中に知り合ったミュージシャンたちと独立系のレコードレーベル「ILK Music」を立ち上げました。2004年、デンマーク音楽賞ジャズ部門の新人賞を獲得。ジャズユニット「イブラヒム・エレクトリック」(Stunt Records STUCD 07172)のメンバー、バンドリーダーとして「Odessa 5(オデッサ 5)」(Stunt Records STUCD 0805, STUCD 10152)を主宰。アコースティック・ジャズからフリー・ジャズまで幅広いスタイルの音楽を手がけています。Sunnyside レーベルからリリースする『Ritual Dances』は、子供のころ見たバレエ《春の祭典》と《火の鳥》から受けた衝撃の記憶をインスピレーションに、ストラヴィンスキーへの「オナージュ」として書いた作品を多彩なフォーマットで演奏しています。サクフォフォーンのアナス・バンケ Anders Banke、キーボードのアナス・フィリプセン Anders Filipsen、ギターのイェペ・ケルベア Jeppe Kjellberg をはじめとするミュージシャンに加え、ヘルシンキの「UMO ジャズ・オーケストラ」、ブラスロックとヒップホップのグループ「ブラッド・スウェット・ドラム+ベース(Blood Sweat Drum + Bass)も参加、スタジオとライヴのセッションで録音されました。
 
価格 2,310円(税込価格)(本体価格 2,100円)