January 2023

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『ラフマニノフ 交響曲全集』
Naxos 8.503278 classical

 
セルゲイ・ラフマニノフ(1873–1943)
[Disc 1 8.573234]
 交響詩《死の島》 Op.29
 交響曲第1番 ニ短調 Op.13
[Disc 2 8.572458
 ヴォカリーズ(Vocalise) Op.34 no.14(管弦楽のための)
 交響曲第2番 ホ短調 Op.27
[Disc 3 8.573051]
 交響曲第3番 イ短調 Op.44
 交響的舞曲 Op.45
  デトロイト交響楽団 レナード・スラトキン(指揮)
 
録音 2012年10月21日(死の島)、11月11日(第1番)、2009年9月24日–27日(ヴォカリーズ、第2番)、2011年11月25日–27日(第3番)、2012年2月9日–11日(舞曲) デトロイト交響楽団オーケストラ・ホール(デトロイト、ミシガン州)
制作 ブラントン・オルスポー
録音エンジニア マシュー・ポンス(Discs 1, 3)、デイヴィッド・ラウ(Disc 2)

 
ラフマニノフの生誕150周年を記念するリリース。レナード・スラトキン Leonard Slatkin(1944–)がデトロイト交響楽団と2009年から2012年にかけて録音した交響曲と管弦楽曲の「ベストセラー」ディスク3枚をセット化しています。「新しい活力を与えられたデトロイト交響楽団による力強い演奏が特徴の第1番と魅惑的な《死の島》…」(”Fanfare”)「この交響曲(第2番)を愛しているとわかる音楽家たちによる優しい演奏…彼らは感情のおもむくままに音楽の内側に入り込んでいく…」(”BBC Music Magazine”)「スラトキンは両曲をしっかり把握して演奏。《交響的舞曲》終曲の中心の崇高で恋焦がれるような気持ちを表現、活力と刺激を活かしながら勇壮な幕切れに運んでいく」(”Gramophone”)と評されたシリーズ。多くのグラミー賞を獲得したブラントン・オルスポー Blanton Alspaugh(1959–)の制作です。
 
価格 3,190円(税込価格)(本体価格 2,900円)

『エルフマン、ヘイルストーク』
Naxos 8.559925 contemporary/classical

 
ダニー・エルフマン(1953–)
 ヴァイオリン協奏曲《イレヴン、イレヴン(Eleven Eleven)》(2017)
アドルファス・ヘイルストーク(1941–)
 ピアノ協奏曲第1番(1992)
  サンディ・キャメロン(ヴァイオリン)
  スチュワート・グッドイヤー(ピアノ)
  バッファロー・フィルハーモニック管弦楽団
  ジョアン・ファレッタ(指揮)
 
録音 2019年10月18日–19日(ヴァイオリン)、2022年2月18日–19日 クラインハンス・ミュージックホール(Kleinhans Music Hall)(バッファロー、ニューヨーク州)

 
ダニー・エルフマン Danny Elfman は、1953年、ロサンジェルス生まれ。兄リチャードのグループ「Mystic Knights of Oingo-Boingo」を前身とするニューウェーヴのロックバンド「オインゴ・ボインゴ(Oingo Boingo)」に1954年から参加してキャリアをスタート、その後リーダーを務めました。1980年代の後半から映画の音楽を手がけ、ティム・バートン監督の『Batman(バットマン)』『Edward Schissorhands(シザーハンズ)』といった作品で大きく注目され、『Good Will Hunting(グッドウィル・ハンティング/旅立ち)』『Men in Black(メン・イン・ブラック)』『Big Fish(ビッグ・フィッシュ)』『Milk(ミルク)』でアカデミー賞にノミネートされました。
 
「セルロイド」のためでない音楽を書くという彼の長年の夢を実現させた《ヴァイオリン協奏曲》は、チェコ国立交響楽団、スタンフォード大学の「スタンフォード・ライヴ」、ロイヤル・スコットランド・ナショナル管弦楽団の共同委嘱による作品です。「グラーヴェ. アニマート」「スピエタート(無慈悲な)」「ファンタズマ(亡霊)」「ジャコーゾ. ラクリメ(涙)」の4楽章で書かれ、全曲が1,111小節で構成されていることから《イレヴン、イレヴン》の副題がつけられています。”Elfman” の “elf” がドイツ語の「11」だというのは「偶然」と言われています。「プロコフィエフの『とがった、辛辣なユーモア』の第1楽章、ショスタコーヴィチの暗く抒情的ミニマリズムの第3楽章」(”Gramophone”)と評されたほか、独特の感覚のある彼の映画音楽を思わせることも指摘されています。サンディ・キャメロン Sandy Cameron のために書かれ、2017年6月21日、彼女のソロでプラハのスメタナ・ホールで初演されました。ジョアン・ファレッタ JoAnn Falletta とバッファロー・フィルハーモニック管弦楽団の共演による演奏は、2018年にリリースされたディスク(Sony)に次ぐキャメロンの2度目の録音です。
 
アドルファス・ヘイルストーク Adolphus Hailstork は、1941年、ニューヨーク州のロチェスターに生まれ、オールバニで育ちました。ワシントンD.C.のハワード大学でマーク・ファクスに作曲を学び、1963年夏、フランスのフォンテーヌブローのアメリカ音楽院でナディア・ブーランジェに学びました。マンハッタン音楽学校でヴィットリオ・ジャンニーニとデイヴィッド・ダイアモンドに学び学士号と修士号を取り、ミシガン州立大学のH・オーウェン・リードの博士課程を修了して作曲の博士号を取得しました。アメリカとヨーロッパのユダヤ人を祖先にもつアフリカ系アメリカ人という背景から、ヘイルストークの作品には、ジャズ、ブルース、グレゴリオ聖歌、ヨーロッパの古典音楽といった、まざまな伝統が反映していると言われます。
 
《ピアノ協奏曲第1番》は、「モデラート」「アダージョ」「レント-ヴィヴァーチェ」の3楽章の「快くモダンな語法」で書かれた作品です。「プーランクやストラヴィンスキーをうかがわせるハーモニーとリズム、詩情と熱情、ピアノと管楽器と打楽器のコラボレーションによる『大技』などが指摘されています。ソリストのスチュワート・グッドイヤー Steward Goodyear(1978–)は、カナダのピアニスト、作曲家。ビートルズ、レッド・ゼッペリン、サンタナ、ベートーヴェンたちの交響曲を聴いて育ち、フィラデルフィアのカーティス音楽院でレオン・フライシャー、ゲアリー・グラフマン、クロード・フランク、ジュリアード音楽院でオクサナ・ヤブロンスカヤに学びました。技巧と切れのいいリズムが持ち味と言われています。
 
価格 1,540円(税込価格)(本体価格 1,400円)

『The World’s a Stage』
Prophone PCD 303 jazz

 
『The World’s a Stage』
 Prelude to a Dance(Dedicated to Gugge Hedrenius)
 The Dance(Dedicated to John Taylor and Norma Winstone)
 A Walk in the Park(Dedicated to Örjan Fahlström)
 The Royal Rumble(Dedicaed to Jan Johasson)
 I Apologize(Dedicated to Carmen McRae)
 Enough(Dedicated to Lennart Åberg)
 A Wonderful Morning
 (Dedicated to Elis Regina and Milton Nascimento)
 Close
  リーナ・ニューベリ(ヴォーカル)
  ブーヒュースレーン・ビッグバンド
  ヨアキム・ルーランドソン(ソプラノサックス・ソロ)
  リーヌス・リンドブルム(テナーサックス・ソロ)
  アルベルト・ピントン(バリトンサックス・ソロ)
  イングリド・ユトネ(バストロンボーン・ソロ)
  フレードリク・ヌーレーン(トランペット・ソロ)
  ステファン・ヴィンゲフォシュ(ピアノ・ソロ)
  マッティン・ビューレク・スヴァンストレム(サックス・ソロ、
    クラリネット・ソロ)
  ミーケル・カールソン(テナーサックス・ソロ)
  リンネア・ヨンソン(トランペット・ソロ)
  クリステル・オーロフソン(トロンボーン・ソロ)
 
録音 (後報)
録音エンジニア オーケ・リントン

 
スウェーデンのヴォーカリスト、作曲家リーナ・ニューベリ Lina Nyberg(1970–)の『The Night and the Music(夜と音楽)』(PCD 249)に次ぐ新作。2022年から2023年のシーズン、彼女がコンポーザー・イン・レジデンスを務める「ヴァーラ・コンサートホール Vara Konserthus」の委嘱で作曲した7曲と、リリースから30周年を迎えるエスビョーン・スヴェンソンとのデュオで作ったデビュー作『Close』(PCD 018)のアルバム・タイトル曲によるプログラムです。新しい7曲はブロードウェイ・ミュージカルのドラマトゥルギーに沿って書かれ、ノーマ・ウィンストン、カーメン・マクレエ、ヤン・ユーハンソン、レッナールト・オーベリたち、いろいろなロールモデルに捧げられました。ヴァーラ・コンサートホールを本拠とする「ブーヒュースレーン・ビッグバンド(Buhuslän Big Band)」の共演。『Close』と同じ、オーケ・リントン Åke Linton のエンジニアリングで録音されました。
 
価格 2,365円(税込価格)(本体価格 2,150円)

『Moving Forward』
Prophone PCD 314 jazz

 
『Moving Forward』
 Peace Please(Simon Westman) Out for a Walk(Simon Westman)
 Flying Kite(Simon Westman) Turborelax(Simon Westman)
 Moving Forward(Simon Westman)
 Leaving Home(Simon Westman) Siv och Gunne(Olle Adolphson)
 Life Goes on(Simon Westman)
  シモン・ヴェストマン・トリオ
   シモン・ヴェストマン(ピアノ、チェレスタ)
   マグヌス・ベリストレム(ベース)
   マグヌス・グラーン(ドラム、ハンドドラム)
 
録音 2022年5月17日–18日 スウェーデン・グラモフォンスタジオ(Svenska Grammofonstudion)(ヨーテボリ、スウェーデン)
録音エンジニア・ミクシング オーケ・リントン
マスタリング ユハンネス・ルンドベリ

 
ヨーテボリを拠点に活動する「シモン・ヴェストマン・トリオ Simon Westman Trio」は、2020年にデビュー・アルバム『Stay a While(少しの間ゆっくりと)』(PCD 227)をリリース。北欧の透明感とともに温もりのある音楽が人気を呼び、ストリーミング・プラットフォームで300万のストリームという成功を収めました。「ダイナミックで遊び心のあるトリオ」の新作『Moving Forward』は、ウッレ・アドルフソンの《Siv och Gunne》以外の曲をシモン・ヴェストマンが作曲。2010年からのトリオ仲間、マグヌス・ベリストレム Magnus Bergstöm とマグヌス・グラーン Magnus Gran と一緒に「メロディらしいメロディに豊かな感受性にエネルギーをミックスした」音楽からさらに「前に進む」演奏を展開しています。ヨーテボリの「スウェーデン・グラモフォンスタジオ」で録音セッションが行われ、ベテランのオーケ・リントン Åke Linton がエンジニアリングを担当しました。
 
価格 2,365円(税込価格)(本体価格 2,150円)

『ヴィオラ協奏曲』
Harmonia Mundi HMM 902618 classical

 
エドワード・エルガー(1857–1934)
(ライオネル・ターティス(1876–1975) 編曲)
 ヴィオラ協奏曲(原曲:チェロ協奏曲 Op.85(1919))
エルネスト・ブロッホ(1880–1959)
 ヴィオラと管弦楽のための組曲 B.41(1919–20)
  レント-メノ・レント-アニマート アレグロ・イロニコ レント
  モルト・ヴィーヴォ
  ティモシー・リダウト(ヴィオラ)
  BBC交響楽団
  マーティン・ブラビンズ(指揮)
 
[楽器 Viola: Peregrino di Zanetto, c.1565–75]
 
録音 2022年4月 ロンドン

 
イギリスのヴィオラ奏者、ティモシー・リダウト Timothy Ridout(1995–)は、「若い才能」を紹介する「Harmonia Nova」のシリーズがリリースした『詩人の恋』(HMN 916118)の新鮮なロマンティシズムあふれる演奏で注目を集めました。「ウイグモア・ソロイスツ」のシューベルトの《八重奏曲》(BIS SA-2597)やニッキー・スペンスのヴォーン・ウィリアムズ・アルバム(Hyperion CDA 68378)にも参加。一層の活躍が期待されています。
 
リダウトの新作。エルガーの《チェロ協奏曲》をイギリスのヴィオラ奏者ライオネル・ターティス Lionel Tertis が《ヴィオラ協奏曲》に編曲、作曲者にも認められたとされる作品と、ブロッホの「東洋趣味」の《組曲》をマーティン・ブラビンズ Martin Brabbins 指揮BBC交響楽団の共演で演奏しています。リダウトは、ターティスのソロ、エルガーの指揮で1930年に初演された《ヴィオラ協奏曲》を演奏するにあたり、ターティスの編曲にさらに手を加えたと言われます。
 
価格 2,970円(税込価格)(本体価格 2,700円)

『Years of Ambiguity』
NXN Recordings NXN 4007 jazz

 
『Years of Ambiguity』
 Inhale Modernität Nostalgia Reconciliation Down
 Strong Exhale
  シェティル・フースボー(ピアノ、シンセサイザー、サンプラー、
   エレクトロニクス、プログラミング)
  アルヴェ・ヘンリクセン(トランペット)
  アイヴィン・オーセット(ギター)
 
録音 (不明)

 
シェティル・フースボー Kjetil Husebø は、ベルゲン出身。作曲家、プロデューサー、ピアノとシンセサイザーのプレーヤーとしてオスロを中心とするアヴァンギャルド・ジャズ・シーンで活動しています。アンビエント・ミュージック、ドローン・ミュージックにジャズの要素を加えたサウンドのアルバム。
 
価格 2,585円(税込価格)(本体価格 2,350円)

『Top Dog』
Stunt Records STUCD 22132 jazz

 
『Top Dog』
 Working the Night Shift Top Dog On Late Nights
 Bring Me Home Showtime  Meditations in Blue 
 Swing Point  Easy Roller Yesteryear Boogie Rider
  スティーヴン・ライリー(サクソフォーン)
  ミケール・ブリカー(サクソフォーン)
  マグヌス・ユート(ピアノ)
  マス・クルビュー(ギター)
  アナス・フィェステズ(ベース)
  スノッレ・シルク(ドラム)
 
録音 2021年11月 コペンハーゲン

 
ノルウェー生まれ、デンマークで活躍するスノッレ・シルク(スノーア・キアク) Snorre Kirk は、2012年に最初のアルバム『Blues Modernism』をリリースし、「JazzSpeical Award」の「Album of the YearJ」に選ばれました。あれから10年、彼のアルバム第7作『Top Dog』がリリースされます。チャールズ・ミンガスやデューク・エリントンをルーツとするクールなスウィング・ミュージックにカウント・ベイシーのサウンドも取り入れた「クラシック」なジャズ・サウンドのアルバム。ベイシーのギタリストだったフレディー・グリーンの存在にあたるマス・クルビュー Mads Kjølby のギター、2019年からシルクをバックアップしてきたアナス・フィェステズ Anders Fjeldsted のベース、スウェーデン出身のマグヌス・ユート(マウナス・ヨート) Magnus Hjorth のピアノ、前の2作に参加したアメリカ出身のスティーヴン・ライリー Stephen Riley のテナーサックス。そして、スティーヴ・ガッドたちとの共演で知られるデンマークのサクソフォーン奏者、ミケール・ブリカー Michael Blicher を加えてセッションが行われました。全10曲、シルクの作品です。
 
価格 2,530円(税込価格)(本体価格 2,300円)

『Det Regnar i Min Stad(わたしの街に雨が降っている)』
Stunt Records STUCD 22142 jazz

 
『Det Regnar i Min Stad(わたしの街に雨が降っている)』
 Doftvind(香しい風) Sliter en gråtlåt ur mitt hår
 Havsmorgon(海の朝)* Ordafärd Sommarlängtan(夏の憧れ)*
 Det regnar i min stad(わたしの街に雨が降っている)
 Ifebruari(二月に) Sonett om förgängligheten(無常のソネット)
 Förbön(とりなし) Summer wishes *
  Skimmerschal Sommarsorg(夏の悲しみ)
 När den egnaste dör * Bra Så?
  クラース・ヤンソン(ヴォーカル)
  エミリ・マキューアン(ヴォーカル)*
  クリスティーナ・フォン・ビューロー(アルトサックス、フルート)
  ステーン・ラスムセン(ピアノ)
  ペレ・フォン・ビューロー(ギター)
  ダニエル・フランク(ベース)
  フランス・リフビェア(ドラム)
 
録音 2022年3月 コペンハーゲン

 
デンマークのサクソフォーン奏者クリスティーナ・フォン・ビューロー Christina von Bülow が、フィンランド系スウェーデンの作曲家で詩人のオーケ・グランデル Åke Grandell(1938–2015)の内省的な抒情詩に作曲。編曲も彼女が手がけました。彼女は一通の手紙をきっかけにスウェーデン文化との絆を深めたといい、スウェーデンのヴォーカリスト、クラース・ヤンソン Claes Janson とエミリ・マキューアン Emily McEwan たちと一緒にスタジオで5日間のセッションを行なって録音されたアルバム。
 
価格 2,530円(税込価格)(本体価格 2,300円)

『ジェルジュ・リゲティ』
SWR Classic SWR 19138CD 2CD's contemporary/classical

 
ジェルジュ・リゲティ(1923–2006)
[Disc 1]
 おお、若さよ(Haj, ifjuság!(1952)
 パーパイ夫人(Pápainé)(1953)
 カーライ・ケットゥシュ(Kállai kettös)- 2つのハンガリー民謡の編曲(1950)
 マートラセンティムレの歌(Mátraszentimrei Dalok)(1955)
  3つの樽(Három hordó) 真実の愛(Igaz szelerem)
  ボタン、ボタン(Gomb, gomb)
  森の中へ、森の中へ(Erdöbe, erdöbe)
 孤独(Magány)(1946)
 夜-朝(Éjszaka – Reggel)(1955)
  夜(Éjszaka) 朝(Reggel)
 イースター(bn Húsvét)(1946)
 ベツレヘムの3人の王(Betlehemi királyok)(1945–46)
 ゲーテによる合唱曲(Chorlied nach Goethe)(1942)*
 コラール(Choral)(1941)*
 お針子(A varró lányok)(1942)
 異国の地で(Idegen földön)(1945-46)
  それは私いとって悲惨だった(Siralmas nékem)
  黒いカラス(Egy fekete holló)
  振り返らないで(Vissza ne nézz)
  夏の風が吹く(Fujdogál a nyári szél0
 お尋ね者(Bujdosó)(1946)
 高い崖のそばで(Magos Kősziklának)(1946)
 4つの結婚式の踊り(Négy lakodalmi tánc)(1950)
 婚礼の歌(Lakodalmas)(1950)
 3つのハンガリー民謡(Inakelki nóták)(1953)
[Disc 2]
 ホルトバージ(Hortobágy)(1952)
 水葬(Temetés a tengeren)(1943)*
 夜明け(Hajnal)(1949–50)*
  夜明け I(Hajnal I) 夜明け II(Hajnal II) 夜明け III(Hajnal III)
 ブリヤートの収穫祭の歌(Bruját aratódal)(1945)
 偉大な時(Nagy idök)(1946/48)
 もう夜明けだ(Dereng már a bajnal)(1945)
 冬(Tél)(1950)*
 バラッシャ・バーリントの詩による2つの合唱曲(Két Balassa Bálint-kórus)(1946)*
  星の宮殿(Csillagok palotája) 香る牧草地(Mezök illatoznak)
 オルバーン(Orbán)(1942)*
 女と兵士(Az asszony és katona)(1951)
 2つのカノン(Két kánon)(1947/52)
  もし私が流れる水だったら(Ha folyóvíz volnék)
  ゴシップ好きのご婦人たち(Pletykázó asszonyok)
 永遠の光(ルクス・エテルナ)(Lux aeterna)(1966)
 シャーンドル・ヴェレシュの詩によるハンガリーのエチュード
 (Magyar Etüdök nach Gedichten von Sándor Weöres)(1983)
  Etude No.9 Etude No.49, Erude No.40 Etude No.90
 フリードリヒ・ヘルダーリンによる3つのファンタジー
 (Drei Phantasen nach Frierich Hörderlin)(1982)
  生の途上(Häfte des Lebens) 彼方から(Wenn aus der Ferne)
  夕べの幻想(Abendpanasie)
  SWRヴォーカル・アンサンブル
  ユヴァル・ヴァインベルグ(指揮) [* 世界初録音]
 
録音 2019年–2022年 SWR 南西ドイツ放送スタジオ(シュトゥットガルト)、2022年10月4日–5日 聖ミカエル教会(ジレンブーフ、ドイツ)

 
南西ドイツ放送合唱団のピックアップ・メンバーによる「SWRヴォーカル・アンサンブル SWR Vokalensemble」の『甘き喜びのうちに(In dulci jubilo)』(SWR Classica SWR 19109)につづくアルバム。ハンガリーの作曲家リゲティ Györgt Ligeti がアカペラ合唱のために書いた作品の初録音作品を含む全曲録音です。映画『2001年宇宙の旅』に効果的に使われた《ルクス・エテルナ》とドイツ語の詩による《フリードリヒ・ヘルダーリンによる3つのファンタジー》以外の曲はすべてハンガリー語の詩に書かれた作品です。
 
このアルバムは、2004年から2020年まで首席指揮者だったマーカス・クリードの後を継いだユヴァル・ヴァインベルグとSWRヴォーカル・アンサンブルの初めての録音です。ユヴァル・ヴァインベルグ(ワインバーグ) Yuval Weinberg は、1990年、イスラエルのテルアヴィヴ生まれ。テルアヴィヴのアカデミーでオーケストラの指揮を学んだ後、2012年からベルリンのハンス・アイスラー音楽大学でイェルク=ペーター・ヴァイグレに合唱指揮を学び、学士号を取得。ノルウェー国立音楽大学でノルウェー・ソリスト合唱団の指揮者として知られるグレーテ・ペーデシェンの2年間の修士課程を修了しました。2020/2021年のシーズンからSWRヴォーカル・アンサンブルの首席指揮者を務めています。
 
価格 3,740円(税込価格)(本体価格 3,400円)

『パウトル・イーソウルソン、ヨウルン・ヴィーザル 舞台のための管弦楽作品』
Chandos CHSA 5319 SACD hybrid (5.0 surround/stereo) classical

 
ヨウルン・ヴィーザル(1918–2017)
 火(Eldur)(1950)(管弦楽のためのバレエ)
パウトル・イーソウルソン(1893–1974)
 劇付随音楽《ソールハウグの宴(Veislan á Sólhaugum)》(1943)
  序曲(Forleiur) 結婚行進曲(Brúðkaupsmars)
  ハリング(Halling) 山に住む者(Bergbúinn)
  葬送行進曲(Marcia funèbre)
 『ヨウナス・ハトルグリームソンの絵本』から
  (Úr Myndabók Jónas Hallgrímssonar)(1945)
  (弦楽オーケストラのための付随音楽)
  前奏曲(Forspil) 行進曲(Mars) メヌエット(Menúett)
  民謡(“Þjóðlag”) ヴィキヴァキ I(Vikivaki I)
  ヴィキヴァキ II(Vikivaki II)
ヨウルン・ヴィーザル(1918–2017)
 オウラヴル・リリュロウス(Ólafur Liljurós)(1952)
 (管弦楽のためのバレエ)
  アイスランド交響楽団 ラモン・ガンバ(指揮)
  シグルーン・エズヴァルスドウッティル(コンサートマスター)

 
録音 2022年6月13日–15日 ハルパ「エルドボルグ」(レイキャヴィーク、アイスランド)
制作・録音エンジニア ジョナサン・クーパー
 
20世紀アイスランドの作曲家ふたりの「舞台」のための音楽。 
 
パウトル・イーソウルソン Páll Ísólfsson(1893–1974)は、第一次世界大戦中にライプツィヒに留学した3人のアイスランドの学生のひとり。1913年の秋からマックス・レーガーに作曲、カール・シュトラウベにオルガンを学びました。その後、パリでジョゼフ・ボネに師事。1921年に帰国してレイキャヴィークのフリー教会のオルガニストに就任しました。1930年にレイキャヴィークに音楽学校が創設されると初代の校長に選ばれ、同年開設のアイスランド放送局で音楽部門の責任者も兼務。アイスランド音楽の急速な発展に大きく貢献しました。
 
パウトルは、全島集会アルシンギの1000周年記念の「カンタータ」をはじめ多くの作品を作曲しながら、自身を「作曲家」とみなしていなかったと言われます。ヘンリク・イプセンの劇のための《ソールハウグの宴》は、旋法で色づけした音楽に中世という時代を反映し、ノルウェーの舞曲ハリングも加えられた作品です。《『ヨウナス・ハトルグリームソンの絵本』から》は、1944年のデンマークからの独立に刺激され、伝統のリングダンス「ヴィキヴァキ」など、「アイスランド」を意識した劇付随音楽として作曲されました。
 
ヨウルン・ヴィーザル Jórun Viðar(1918–2017)は、アウルニ・クリスチャウンソンと第二次世界大戦前のベルリンでピアノを学び、ソリストと室内楽奏者として活動しました。1943年にアメリカに留学、ジュリアード音楽院でヴィットリオ・ジャンニーニに2年間、作曲を学びました。彼女は《森の若者》をはじめとする歌曲作家として知られながら、ピアノ協奏曲《強打》や映画の音楽などの管弦楽作品も手がけています。1950年の国立劇場の柿落としのためにバレエ《火》を、2年後、アイスランドの民話を題材にしたバレエ《オウラヴル・リリュロウス》を作曲しました。この2曲は、アイスランド交響楽団にとっては2度目の録音です。
 
価格 2,970円(税込価格)(本体価格 2,700円)

『ショスタコーヴィチ』
Chandos CHSA 5334 SACD hybrid (Multichannel/stereo) classical

 
ドミートリー・ショスタコーヴィチ(1906–1975)
 交響曲第12番 ニ短調 Op.112《1917年》
 交響曲第15番 イ長調 Op.141
  BBCフィルハーモニック
  ヨン・ストゥールゴールズ(指揮)
 
録音 2022年月5日–6日(第15番)、9月15日–16日 メディアシティUK(サルフォード、イングランド)

 
価格 2,970円(税込価格)(本体価格 2,700円)

『ストラヴィンスキー ヴァイオリン協奏曲』
Harmonia Mundi HMM 902718 classical

 
イーゴリ・ストラヴィンスキー(1882–1971)
 バレエ《ミューズを率いるアポロ(Apollon Musagète)》(1927–28)
 - アポロのヴァリアシオン(Variation d’Apollon)*
 ヴァイオリン協奏曲 ニ長調(1931)*
 弦楽四重奏のための3つの小品(Trois pièces pour quatuor à cordes)(1914)
 弦楽四重奏のためのコンチェルティーノ(Concertino pour quatuor à cordes)(1920)
 パストラール(Pastorale)(1923)
 (ヴァイオリン、オーボエ、コーラングレ、クラリネット、バソンのための)
 二重カノン(Double Canon)《ラウル・デュフィ追悼(Raoul Dufy in Memoriam)》(1959)
 (弦楽四重奏のための)
  イザベル・ファウスト(ヴァイオリン)
  レ・シエクル フランソワ=グザヴィエ・ロト(指揮)*
 
録音 2021年9月、2022年3月、4月 セーヌ・ミュジカル RIFFX スタジオ1(ブローニュ=ビヤンクール、ラ・セーヌ(パリ)

 
フランソワ=グザヴィエ・ロト François-Xavier Roth とピリオド楽器アンサンブル「レ・シエクル Les Siècles」のシリーズ。彼らの名が世界的に知られるきっかけとなったストラヴィンスキーの作品集です。新古典主義の時期に作曲された《ヴァイオリン協奏曲 》と《ミューズを率いるアポロ》のソロ・ヴァイオリンと弦楽合奏による〈アポロのヴァリアシオン〉。《春の祭典》の直後の《弦楽四重奏のための3つの小品》。第1ヴァイオリンがソロ楽器のように扱われたモダニスティックな《弦楽四重奏のためのコンチェルティーノ》。1907年にソプラノのヴォカリーズの歌曲として書かれた作品を編曲した《パストラール》。画家ラウル・デュフィ追悼の《二重カノン》。イザベル・ファウスト Isabelle Faust が、《ヴァイオリン協奏曲 》《ミューズを率いるアポロ》のソロを弾き、弦楽四重奏の作品で第1ヴァイオリンを担当してレ・シエクルのメンバーと共演しています。
 
価格 2,970円(税込価格)(本体価格 2,700円)

『ニコス・スカルコッタス』
BIS SACD 2554 SACD hybrid (5.0 surround/stereo) classical

 
ニコス・スカルコッタス(1904–1949)
 ヴァイオリン協奏曲 A/K 22(1937/38)*
 ヴァイオリン、ヴィオラとウィンドオーケストラのための協奏曲 A/K 25(?1939–40)**
  ジョージ・ザカリアス(ヴァイオリン)
  アレクサンドロス・コウスタス(ヴィオラ)
  ロンドン・フィルハーモニック管弦楽団
  マーティン・ブラビンズ(指揮)
 
[楽器 Violin: ‘Georgina Joshi’ by Sanctus Seraphin 1719/Viola: Bohemian School, early 1900s]
  
録音 2020年1月5日–6日 **、2022年4月19日–20日 * ヘンリー・ウッド・ホール(ロンドン、イングランド)
制作 アレグザンダー・ヴァン・インゲン **、マシュー・ベネット *
録音エンジニア アンドルー・メラー **、デーヴ・ローウェル*

 
シェーンベルクに学んだ「エリート」弟子のひとり、ギリシャの作曲家ニコス・スカルコッタス Nikos Skalkottas のシリーズ。《ヴァイオリン協奏曲》は、「シェーンベルクの限界」にとらわれまいとする大胆なアイデアも導入されたとされる作品。シリーズ第1作として制作されたゲオルギオス・デメルツィスの演奏(BIS-904)に次ぐ録音。エヴァ・マンツォーラニ Dr. Eva Mantzourani による新校訂版を使った演奏です。
 
《ヴァイオリン、ヴィオラとウィンドオーケストラのための協奏曲》は、スカルコッタスがアテネ国立管弦楽団でヴァイオリンを弾いていた時の同僚、ヴィオラのジョン・パパドプロスのために書いたのではないかと推測される作品です。「アレグロ」「アンダンティーノ」「アレグロ・ヴィーヴォ」。クラシカル音楽で初めてソプラノ、アルト、テナーというサクソフォーン属の楽器を揃って使った作品のひとつです。世界初録音。ジョージ・ザカリアスが編纂した校訂版による演奏です。
 
ヴァイオリンのジョージ・ザカリアス George Zacharias は、アテネ生まれ。アテネ音楽院で学び、1997年の卒業後、ロンドンの王立音楽アカデミーでヨッシ・ツィヴォーニの下で学びました。「ヴァイオリニスト、作曲家スカルコッタス」をテーマとする論文で王立音楽アカデミーの博士号を取得。イギリスを本拠に活動しています。ヴィオラのアレクサンドロス・コウスタス Alexandros Koustas もギリシャ生まれ。イギリス・ナショナル・バレエ・フィルハーモニックの首席ヴィオラ奏者を務め、アカデミー室内管弦楽団でも団員として演奏しています。
 
価格 2,915円(税込価格)(本体価格 2,650円)

『楽園(Elysium)- シューベルト・リサイタル』
BIS SACD 2573 SACD hybrid (5.0 surround/stereo) classical

 
フランツ・シューベルト(1797–1828)
 妹の挨拶(Schwestergrß) D.762 ガニュメート(Ganymed) D.544
 月に寄す(An den Mond) D.193
 水の上で歌う(Auf dem Wasser zu singen) D.774
 若い尼僧(Die junge Nonne) D.828 春の神(Gott im Frühling) D.448
 夜と夢(Nacht und Träume) D.827 星(Die Sterne) D.939
 月に寄す(An den Mond) D.259
 万霊節のための連祷(Litanei auf das Fest Allerseelen) D.343
 ナイチンゲールに寄す(An die Nachtigall) D.497
 ミューズの子(Der Musensohn) D.764
 愛らしい星(Der liebliche Stern) D.861 子守歌(Wiegenlied) D.867
 君こそわが憩い(Du bist die Ruh) D.776 楽園(Elysium) D.584
 この世への別れ「美しきこの世よさらば」
 (Abschied von der Erde “Leb’wohl, du Schöne Erde”) D.829
  キャロリン・サンプソン(ソプラノ)
  ジョーセフ・ミドルトン(ピアノ)
 
録音 2020年9月21日–23日、2021年7月6日–8日 ポットンホール(サクスマンダム、サフォーク、イングランド)
制作 ラファエル・ムタード、イェンス・ブラウン
録音エンジニア デーヴ・ローウェル、イェンス・ブラウン

  
コントラスト(The Contrast)- 歌に作られたイギリスの詩』(BIS SA-2413)や『女性のためのアルバム(Album für die Frau)- シューマン夫妻の歌曲による情景』(BIS SA-2473)という素敵なアルバムを作ったキャロリン・サンプソン Carolyn Sampson とジョーセフ・ミドルトン Joseph Middleton のデュオによる「シューベルティアーデ」。
 
価格 2,915円(税込価格)(本体価格 2,650円)

『マタイ受難曲(St Matthew Passion)』 Selection
BIS SACD 2611 SACD hybrid (5.0 surround/stereo) contemporary/classical

 
ベント・サーアンセン(1958-)
 マタイ受難曲(St Matthew Passion)(2019)
  I. 霧のヴェールの中に(In veils of mist)
  II. ベタニア(Betania)
  III. 詩篇(Psalm)
  IV. 嵐の夜(Wild Nights)
  V. 磔刑(Crucifixus)
  VI. 嘆き(Lament)
  VII. 暗闇の朝課(Tenebræ)
  VIII. マグダレーナ(Magdalena)
  IX. ふたたび岸に、ガリラヤよ(The shore again, Galilee)
  X. 霧の中へ(Into the Mist)
  ノルウェー・ソリスト合唱団
  アンサンブル・アレグリア
  グレーテ・ペーデシェン(指揮)
  ディテ・マリーエ・ブレイン(ソプラノ・ソロ)
  マーリ・アスクヴィーク(アルト・ソロ)
  オイスタイン・ステンスハイム(テノール・ソロ)
  ハルヴォル・フェステルヴォル・メリン(バス・ソロ)
 
録音 2022年3月24日–26日 リス教会(オスロ、ノルウェー)
制作 イェンス・ブラウン
録音エンジニアリング ノーラ・ブランデンブルク

 
デンマークのベント・サーアンセン Bent Sørensen(1958–)は、北欧の音楽シーンでもっとも作品が演奏され、もっとも賞賛を集めている作曲家のひとりです。三重協奏曲《都市の島(L’isolda della Chittà)》(Dacapo 8.226086)で2018年のグローマイアー音楽賞を受賞しました。イプ・ヌアホルムとペア・ヌアゴーに学び、早い時期に見つけた自身の「声」に忠実に作曲をつづけています。
 
《マタイ受難曲》は、2014年ごろの「なによりも《マタイ受難曲》を作曲したい」という思いが発端となって生まれました。構想を練り、作品の姿が整ってきたころ、受難曲のことを発表。オスロ国際教会音楽祭とデンマーク国立交響楽団の共同委嘱が決まりました。
 
「霧の中の旅 - 光に入り、光から出る。磔刑に向かう旅、さらにいえば復活に向かう旅。自信を信じること、死というより復活を信じることを感じた」(サーアンセン)。〈霧のヴェールの中に〉から〈霧の中〉まで10章による音楽として作られ、一部ラテン語の部分をのぞく、基本的に英語によるリブレットは、王立デンマーク音楽アカデミーのヤコブ・ホルツェ Jakob Holtze がサーアンセンの意図を汲み、まとめあげました。『聖書』のほか、エーディト・セーデルグラン Edith Södergran、アンナ・アフマートヴァ Anna Akhmatova、エミリ・ディキンソン Emily Dickinson、セーアン・ウルリク・トムセン Søren Ulrik Thomsen、オーレ・サーヴィー Ole Sarvig、フランク・イェーヤ Frank Jæger の作品が引用され、第4章〈嵐の夜〉は、ディキンソンの『嵐の夜、嵐の夜に』の全詩と『イザヤ書』の「恐れるな、わたしはあなたを贖う……」(43章)がテクストに使われました。「磔刑と復活によるキリストの人類すべてへの愛の表明というだけでなく、つましく美しい愛」(サーアンセン)。サーアンセンの音楽に固有の「光と影のグラデーション」と「静寂」のテクスチュアによる「愛の情熱(love passion)」の作品です。
 
2022年3月27日、グレーテ・ペーデシェン Grete Pedersen 指揮のノルウェー・ソリスト合唱団とアンサンブル・アレグリアがオスロ大聖堂で初演。アルバムは、J・S・バッハの『モテット』(BIS SA-2251)と同じオスロのリス教会で初演に先立って行われたセッションで録音されました。
 
価格 2,915円(税込価格)(本体価格 2,650円)

『愛の痛み(Amore dolore)』
BIS SACD 2645 SACD hybrid (5.0 surround/stereo) early music

 
リッカルド・ブロスキ(c.1698–1756)
 アルバーチェのアリア「私は波間に揺れる船のようだ(Son qual nave ch’agitata)」
 (歌劇《アルタセルセ(Artaserse)》第3幕第1場)
エジーディオ・ロムアルド・ドゥーニ(1708–1775)
 ティマンテのアリア「哀れな子(Misero pargoletto)」
 (歌劇《トラキアの王デモフォンテ(Demofoonte, King of Thrace)》 第3幕第5場)
 ティマンテのアリア「嵐が弱まることを(Sperai vicino il lido)」
 (歌劇《トラキアの王デモフォンテ(Demofoonte, King of Thrace)》 第1幕第4場)
ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデル(1685–1759)
 歌劇《ジュリオ・チェザーレ(Giulio Cesare)》HWV 17 - 序曲
 アルミレーナのアリア「私を泣かせてください(Lascia ch’io pianga)」
 (歌劇《リナルド(Rilaldo)》 HWV 7 第2幕第4場)
 セルセのアリア「懐かしい木陰よ(Ombra mai fu)」
 (歌劇《セルセ(Serse)》 HWV 40(第1幕第1場)
 セルセのアリア「恐るべき冥府の復讐の女神よ(Crude furie degl’ orridi abissi)」
 (歌劇《セルセ(Serse)》 HWV 40 第3幕第9場)
アントニオ・ヴィヴァルディ(1678–1741)
 ファルナーチェのアリア「凍りついたようにあらゆる血管を(Gelido in ogni vena)」
 (歌劇《ファルナーチェ(Farnace)》 RV 711 第2幕第6場)
 オルランドのアリア「真っ暗な深淵の世界に(Nel profondo cieco mondo)」
 (歌劇《怒れるオルランド(Orlando furioso)》 RV 728 第1幕第5場)
 ルッジェーロのアリア「あなただけに、僕の愛しい人(Sol da te, mio dolce amore)」
 (歌劇《怒れるオルランド(Orlando furioso)》 RV 728 第1幕第12場)
 シンフォニア
 (歌劇《狂えるファルナーチェ(Orlando furioso)》 RV 728 第1幕)
 ロターリオのアリア「私の胸の中に(Sento in seno)」
 (歌劇《ティエテベルガ(Tieteberga)》 RV 737 第2幕第13場)
  ニコロ・バルドゥッチ(カウンターテナー)
  バロック・アカデミー・ヨーテボリ・シンフォニー
  ダン・ラウリン(リコーダー、指揮)
  ソル・ドヒョ(テオルボ、バロックギター)
  アンナ・パラディーソ(チェンバロ)
  
録音 2022年3月7日–11日 ヨンセレード教会(パーティレ、スウェーデン)
制作 ファビアン・フランク
録音エンジニア エリーザベト・ケンパー

 
ナポリのカンタータとアリアを集めた『カストラポリス(Castrapolis)』(BIS SA-2585)のソリストに起用されたニコロ・バルドゥッチ Nilolò Balducci(1999–)のアルバム第2作。カストラート歌手ファリネッリの兄、リッカルド・ブロスキ Riccardo Broschi の歌劇《アルタセルセ》のアリア、エジーディオ・ロムアルド・ドゥーニ Egidio Romualdo Duni のロンドンで上演された歌劇《トラキアの王デモフォンテ》からティマンテの2曲のアリア、ヘンデルの歌劇《セルセ》の「オンブラ・マイ・フ」の名で親しまれているアリア、失われた歌劇《ティエテベルガ》 のためにヴィヴァルディが書いたロターリオのアリア「私の胸の中に」などに序曲とシンフォニアを加えたプログラムを歌っています。「楽しそうにのびのびと歌う」(「Opera Wire」)。前作を企画したダン・ラウリン Dan Laurin の指揮。「バロック・アカデミー・ヨーテボリ・シンフォニー Barockakademin Göteborgs Symfoniker」は、2008年ごろに設立された約20人の古楽器アンサンブルです。
 
価格 2,915円(税込価格)(本体価格 2,650円)

『スターバト・マーテル』
Pentatone PTC 5186953 classical

 
ヨーゼフ・ハイドン(1732–1809)
 スターバト・マーテル(Stabat Mater) XXa:1(1767)
  ビルギッテ・クリステンセン(ソプラノ)
  クリスティーナ・ハンマシュトレム(アルト)
  スティーヴ・ダヴィスリム(テノール)
  クリスティアン・イムラー(バス)
  チューリッヒ・ジングアカデミー
  フローリアン・ヘルガート(合唱指揮)
  バーゼル室内管弦楽団
  ルネ・ヤーコプス(指揮)
 
録音 2021年2月 ドン・ボスコ音楽文化センター「パウル・ザッハー・ザール」(バーゼル、スイス)

 
中世イタリアのフランチェスコ会修道士ヤコポーネ・ダ・トーディ Jacopone da Todi(c.1230–1306)が書いたとされる宗教詩『スターバト・マーテル・ドロローザ(Stabat Mater dolorosa)』は、千年にわたる教会の伝統に豊かさを加える作品として、多くの作曲家たちが音楽作品に作ってきました。ジョスカン・デ・プレ、パレストリーナ、ヴィヴァルディ、アレッサンドロとドメニコのスカルラッティ父子、ペルゴレージ、ロッシーニ、ドヴォルジャーク……20世紀になってからはプーランク、シマノフスキ、ペルト、ペンデレツキと、それぞれの傑作とされる作品が作られました。
 
ヨーゼフ・ハイドンの《スターバト・マーテル(悲しみの聖母は立ちぬ)》は、1767年に作曲され、翌1768年3月にウィーンで初演された作品です。ソプラノ、アルト、テノール、バスのソロ、混声合唱、2つのオーボエ(コールアングレとの持ち替え)、弦楽合奏、オルガンの通奏低音の編成で書かれたこの作品は、度重なる上演の中、オーケストレーションの変更が行われ、1803年にはハイドンの弟子シギスモント・ノイコム Sigismond Neukomm(シギスムント・リター・フォン・ノイコム Sigismund Ritter von Neukomm)(1778-1858)がオーケストレーションを大幅に改訂した版が作られました。管楽器セクションが大幅に拡張され、1本のフルートの他、オーボエ、クラリネット、ファゴット、ホルン、トランペット、トロンボーンがそれぞれ2本、ティンパニも追加されています。
 
ルネ・ヤーコプス René Jakobs とバーゼル室内管弦楽団によるこの録音には、このノイコムの版が使われました。ノルウェーのビルギッテ・クリステンセン Birgitte Christensen、スウェーデンのクリスティーナ・ハンマシュトレム Kristina Hammarström、マレーシア出身オーストラリアのスティーヴ・ダヴィスリム Steve Davislim、ドイツのクリスティアン・イムラー Christian Immler のソロ、チューリッヒ・ジングアカデミー Züricher Sing-Akadmie の合唱。バーゼルのドン・ボスコ音楽文化センター「パウル・ザッハー・ザール」でセッション録音されました。
 
価格 2,530円(税込価格)(本体価格 2,300円)

『ニルス・ヴィゴ・ベンソン ピアノ作品集』
Dacapo 8.224737 classical

 
ニルス・ヴィゴ・ベンソン(1919–2000)
 パルティータ(Partita) Op.38(1945)
 木版画(Træsnit) Op.65(1950)
 トッカータ(Toccata) Op.10(1941)
 パッサカリア(Passacaglia) Op.31(1945)
  ラメズ・マーンナ(ピアノ)
 
録音 2020年10月17日–18日、2021年2月25日–26日、7月16日–17日 王立デンマーク音楽アカデミー コンサートホール(コペンハーゲン)
制作・録音エンジニア・編集・ミクシング・マスタリング ラグンヘイズル・ヨウンスドウッティル

 
ニルス・ヴィゴ・ベンソン Niels Viggo Bentzon は、20世紀デンマークでもっとも幅広く手がけた作曲家ではないかと言われます。管弦楽曲、声楽曲、器楽曲と、想像できる限りのあらゆるジャンルに作曲、「呼吸するの同じように自然に作品を生み出す」と評されたように、作品番号のついたものだけでも600を超す作品を残しました。ラメズ・マーンナの Dacapo Records のデビューアルバムでは、ベンソンの初期のピアノ作品が4曲演奏されます。《パルティータ》《トッカータ》《パッサカリア》の三部作には、曲名のとおり、彼のバロック音楽への親近感が示され、第二次世界大戦の終わった1945年に完成された「主なインスピレーションとしたバロック期を離れ、今日の新しい何かへの扉を開いた」《パルティータ》は、「闇と光の闘争」を主要なテーマに書かれました。
 
クリスチャン・ヴィンター Christian Winther の詩をタイトルに取った1950年の《木版画》は、「ラルゴ」から「ラルゴ」まで11曲の「詩とノイズ・ペインティングの間」の音楽。ダダイスト芸術家グループ「Linien II」からインスピレーションを得て作曲され、ベンソンが「Linien II」のメンバーとして初演のピアノを弾きました。
 
デンマークのピアニスト、ラメズ・マーンナ Ramez Mhaana(1992–)は、ロシアとレバノンを背景にもち、モスクワのグネーシン音楽大学とコペンハーゲンの王立デンマーク音楽アカデミーで学びました。ソリストと室内楽奏者として活動しています。
 
価格 2,585円(税込価格)(本体価格 2,350円)

『Demiurge(デミウルゴス)』
Dacapo 8.224721 contemporary

 
ルー・クリステンソン(1991–)
 PULS(2017 rev.2019)
ランディ・ポントピダン(1970–)
 Demiurge(デミウルゴス)(2020)
クリスティーネ・リネマン(1987–)
 Further & Back(2015 rev.2020)
グレータ・イーコット Greta Eacott(1990–)
 Gestalt Minimal III(ゲシュタルト・ミニマル III)(2020)
  ダムカペレト 
 
録音 2020年 KoncertKirken(コンサートキアケン)(コペンハーゲン)
制作 セバスチャン・ヴィンター・オールセン

 
「ダムカペレト damkappellet」は、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバス、ヴォイス、ピアノ、打楽器を中心とする集団です。女性、ノンバイナリーあるいはトランスジェンダーの立場を明らかにしたアーティストの音楽を演奏し、際立たせることによってデンマークの音楽シーンに多様性をもたらすため、2016年に結成されました。デビューアルバム『デミウルゴス(Demiurge)』。混沌(カオス)から物質世界を創ったとされる、プラトン哲学の宇宙の創造主。上品なリリシズムと大胆な創造の爆発を同等に扱いながら選んだ、彼らの音楽作りのユニークなアプローチを示すプログラムを演奏しています。
 
スウェーデンのサウンドアーティストで作曲家のルー・クリステンソン Lo Kristenson(1991–)は、王立ストックホルム音楽大学の作曲修士課程の出身。ランディ・ポントピダン Randi Pontoppidan(1970–)は、デンマークのヴォーカリスト、サウンドポエット、作曲家、即興音楽家。このアルバムでは、《PULS》以外の3曲でヴォイスとライヴ・エレクトロニック・プロセシングを担当しています。クリスティーネ・リネマン Kristine Lindemann(1987–)もデンマークのアーティストです。作曲家とパフォーマーとして活動。彼女の《Further & Back》とポントピダンの曲でリコーダーを演奏しています。グレータ・イーコット Greta Eacott(1990–)は、イギリスの打楽器奏者、作曲家。デンマークのモースー島在住。このプログラムでは「ゲシュタルト・ミニマル」の《Gestalt Minimal III》が演奏されます。
 
価格 2,585円(税込価格)(本体価格 2,350円)

『アメリカン・ラプソディ(An American Rhapsody)』
Pentatone PTC 5187046 SACD hybrid (Multichannel/stereo) classical

 
『アメリカン・ラプソディ(An American Rhapsody)』
ジョージ・ガーシュウィン(1898–1937)(ラーフ・ヘッケマ(1968–) 編曲)
 ラプソディ・イン・ブルー(Rhapsody in Blue)
ハリー・バーリー(1866–1949)(イェルテ・アルトゥイス(1967–) 編曲)
 サウスランドのスケッチ(Southland Sketches)
サミュエル・バーバー(1910–1981)(イェルテ・アルトゥイス(1967–) 編曲)
 遠足(Excursions) Op.20
フローレンス・プライス(1887–1953)(イェルテ・アルトゥイス(1967–) 編曲)
 ソナタ ホ短調
ビリー・ホリデイ(1915–1959)/アーサー・ハーツォグ・ジュニア(1900–1983)/
エリック・ドルフィー(1928–1963)/ラーフ・ヘッケマ(1968–)
 ゴッド・ブレス・ザ・チャイルド(God Bless the Child)
デューク・エリントン(1899–1974)/ビリー・ストレイホーン(1915–1967)
(ラーフ・ヘッケマ(1968–) 編曲)
 サテン・ドール(Satin Doll)
デューク・エリントン(1899–1974)(オリヴァー・ブクホーン(1970–) 編曲)
 イン・ア・センチメンタル・ムード(In a Sentimental Mood)
スティーヴィー・ワンダー(1950–)(ラーフ・ヘッケマ(1968–) 編曲)
 オーヴァージョイド(Overjoyed)
キナーン・アズメ(1976–)/ラーフ・ヘッケマ(1968–)
 リード・クインテットのためのエアポーツ(Airports for Reed Quintet)
ムーンドッグ(1916–1999)(ラーフ・ヘッケマ(1968–) 編曲)
 ニュー・アムステルダム(New Amsterdam)
  リード五重奏団「カレファックス」
   オリヴァー・ブクホーン(オーボエ、コールアングレ、ドゥドゥク)
   バート・デ・カーテル(クラリネット)
   ラーフ・ヘッケマ(アルトサクソフォーン、ソロ・ヴォイス)
   イェルテ・アルトゥイス(バスクラリネット)
   アルバン・ウェスリ(ファゴット)
 
録音 2022年7月 メノナイト教会(Doopsgezinde kerke)(ハーレム、オランダ)
制作・バランスエンジニア ニコラ・バルトロメー(Little Tribeca)
録音エンジニア アンブロワーズ・ヘムリンガー(Little Tribeca)

 
リード五重奏団「カレファックス(Calefax)」は、異なるリード楽器のプレーヤー5人が結成したオランダののアンサンブルです。オーボエのオリヴァー・ブクホーン Oliver Boekhoorn(1970–)、クラリネットのバート・デ・カーテル Bart de Kater(1986–)、アルトサクソフォーンのラーフ・ヘッケマ Raaf Hekkema(1968–)、バスクラリネットのイェルテ・アルトゥイス Jelte Althuis(1967–)、ファゴットのアルバン・ウェスリ Alban Wesly(1967–)。毎シーズン、国内外をコンサートとツアーでまわり、高度のテクニックと輝かしい編曲とフレッシュなステージで人気を集め、「ポップのメンタリティを備えたクラシカル・アンサンブル」と評されてきました。
 
『アメリカン・ラプソディ』は、『隠された秘宝』(PTC 5186696)、『ディドとエネアス』(PTC 51867658)、『バッハの音楽の捧げ物』(廃盤)につづく Pentatone レーベルの第4作アルバムです。ガーシュウィンとバーバー、アフリカ系アメリカの女性作曲家として最初に成功したフローレンス・プライス Florence Price の《ソナタ》、ドヴォルジャークと親交のあったアフリカ系アメリカ人ハリー・バーリー Harry Burleigh が伝承のスピリチュアルに基づくメロディで南部の州を描いた《サウスランドのスケッチ》の「アレグレット・グラツィオーソ」と「アレグロ」。ジャズ・ナンバーからビリー・ホリデイ Biliie Holiday の《ゴッド・ブレス・ザ・チャイルド》とデューク・エリントン Duke Ellington の《サテン・ドール》と《イン・ア・センチメンタル・ムード》。ダマスカス出身の作曲家でクラリネット奏者のキナーン・アズメ Kinan Azmeh の《リード・クインテットのためのエアポーツ》、「The Viking of Sixth Avenue(6番街のヴァイキング)」として知られたムーンドッグ Moondog(本名「ルイス・ハーディン・ジュニア Louis Hardin Jr.)の《ニュー・アムステルダム》。スティーヴィー・ワンダー Stevie Wonder の《オーヴァージョイド》といった曲の背景も、ラーフ・ヘッケマによるライナーノート(英語)に詳しく書かれています。
 
価格 2,860円(税込価格)(本体価格 2,600円)

『Cosmic Friends』
Prophone PCD 275 jazz

 
『Cosmic Friends』
 May Night(Håkan Brostöm) Among the Stars(Håkan Brostöm)
 Do I Know You?(Håkan Brostöm)
 I Loves You Porgy(George Gershwin)
 Cosmic Friends(Håkan Brostöm)
 Memories of You(Eubie Blake) Consequence(Håkan Brostöm)
 Childish Song(Håkan Brostöm)
  ホーカン・ブルーストレム(サクソフォーン)
  ニュー・プレイセズ・オーケストラ
  アンナ・グリェータ・シーグルザルドウッティル(ピアノ)
  ダン・ユーハンソン(トランペット)
  ヨン・ヘンリクソン(ベース)
  マックス・シュルツ(ギター)
  ローベット・ヌードマルク(テナーサックス)
  セバスチャン・オーグレーン(ドラム)
  リンネア・ヨンソン(ヴォーカル)
 
録音 (後報)

 
スウェーデンでもっとも多才のサクソフォーン・プレーヤーのひとり、ホーカン・ブルーストレム Håkan Broström(1955–)のアルバム第10作。初めてリーダーとしてビッグバンドを率いた『New Places』(Phono Suecia PSCD 169)から名を取った、2010年結成のアンサンブル「ニュー・プレーセズ・オーケストラ New Places Orchestra」との第3作です。
 
ブルーストレムは、ホームタウンのムータラでピアノを習い、15歳の時、地元のブルース・バンドに加わるためテナーサックスを始めました。かなり早い時期にアルトとソプラノをメイン楽器に選び、ビッグバンドではフルートも演奏しています。マルメ音楽大学の学生のころ、教師のひとりのヘルゲ・アルビンがリーダーだった「トルヴァン・ビッグバンド」で演奏したことからキャリアをスタート。1978年にクインテット「Equinox」をテナーサックスのトゥーマス・フランクと共同で創設しました。このグループは「Jazz in Sweden 1984」に選ばれデビューアルバムが作られました(Caprice)。1984年にストックホルムに移り、「ミーケル・ローベリ・ストゥールバンド」「ノルボッテン・ビッグバンド」「ストックホルム・ジャズ・オーケストラ」「マッツ・ホルムクヴィスト・ストゥーラ・ステュッガ」「スウェーデン放送ジャズグループ」に参加。作曲家とアレンジャーとしても手腕を発揮、ジャズシーンの中心で活動するミュージシャンとして名を高めていきました。
 
『Cosmic Friends』では、ベニー・グッドマンの演奏で知られる《Memories of You》とガーシュウィンの《ポーギーとベス》の〈I Loves You Porgy〉をのぞく曲をすべて、ブルーストレムが作曲、編曲。アルバム『Brighter』(PCD 197)のピアニストのアンナ・グリェータ・シーグルザルドウッティル Anna Gréta Sigurðardóttir とギタリストのマックス・シュルツ Max Schultz をはじめ、ブルーストレムの親しいプレーヤーたちが、ソリストとしてフィーチャーされています。
 
価格 2,365円(税込価格)(本体価格 2,150円)

『そして白樺と芝生と…(i bērzs, i smilgas…)』
Skani SKANI 136 classical

 
エミリス・メルンガイリス(1874–1954)
 Nebij mēnesnīcas, nebij ziedu(月明かりはなく、咲く花もない)
 Kā zagšus(ひっそりと) Ganiņš(羊飼い)
 Jaunā gaisma(新しい光) Pirmais marts(三月はじめての日)
クリスタプス・ペーテルソンス(1982–)
 Mūzika klavierēm(ピアノのための音楽)(ピアノのための)
エミリス・メルンガイリス(1874–1954)
 Pasaciņa(小さな話)
 Pār ceļu zaķītis pārskrēja(ウサギが道を横切った)
 Uz rīta pusi(朝方に) Zeltītas lapas(黄金色の葉)
クリスタプス・ペーテルソンス(1982–)
 Dziesma ar Eduarda Veidenbauma dzeju
 (エドゥアルツ・ヴェイデンバウムスの詩による歌)
エミリス・メルンガイリス(1874–1954)
 Man mirdzēja zvaigznes(私に星がひとつ輝いた)
 Kā diena bez saules(太陽のない日のように)
 Vientulība(孤独)
 (ピアノ曲集《ちょっとしたスケッチ(Mazie met)》から)
 (ピアノのための)
クリスタプス・ペーテルソンス(1982–)
 Smilgas(芝生)
エミリス・メルンガイリス(1874–1954)
 Rauduves balss(アヒルの呼び声) Bērzs i varavīksna(白樺と虹)
 Divas mazas rociņas(ふたつの小さな手) Alpu kvēles(アルプスの情熱)
  イェヴァ・パルシャ(メゾソプラノ)
  アンドレイス・オソキンス(ピアノ)
 
録音 2021年10月25日–28日 グレート・アンバー・コンサートホール(リエパーヤ、ラトビア)
制作 ヤーニス・ストラウメ

 
ラトビアの作曲家エミリス・メルンガイリス Emilis Melngailis(1874–1954)は、シェーンベルクと同じ年、ヴォーン・ウィリアムズの2年後の生まれ。民俗学者と合唱音楽の作曲家として知られ、ムソルグスキーの音楽をいち早く理解したひとりだったと言われます。メルンガイリスの曲作りは、ヴォーン・ウィリアムズと共通するところが多く、ムソルグスキーの姿も投影されていることも指摘されています。このアルバムは、彼の歌曲と彼よりずっと若い世代のラトビアの作曲家、クレメラータ・バルティカのコントラバス奏者でもあるクリスタプス・ペーテルソンス Kristaps Pētersons(1982–)の作品を組み合わせて作られました。
 
イェヴァ・パルシャ Ieva Parša は、合唱指揮と音楽教育のディプロマを取得、古典時代と20世紀の音楽を主なレパートリーに室内楽の歌手として活動しています。メルンガイリスは、彼女のもっとも気に入りの作曲家のひとりだと言います。共演のアンドレイス・オソキンス Andrejs Osokins もラトビアの音楽家。コンサート・ピアニストとアンサンブル・プレーヤーとして活動しています。
 
価格 2,530円(税込価格)(本体価格 2,300円)

『武装した男(L’homme armé)』
Skani SKANI 142 contemporary/classical

 
ウギス・プラウリンシュ(1957–)
 ミサと間奏曲《武装した男(L’homme armé)》
 (5声のヴォーカル・アンサンブル、2つのサックバッドとオルガンのための)
  アルス・アンティカ・リガ
   ルードルフス・ベールティンシュ(カウンターテナー)
   ノルムンツ・チルシス(テノール)
   ヤーニス・クルシェフス(テノール)
   ヴィターリス・スタンケヴィチス(バリトン)
   ペーテリス・ヴァイツコフスキス(バス、指揮)
  ヤーニス・ペルシェ(オルガン)
  ヴァイリス・ナルティシュス(サックバット)
  カルパルス・マヨルス(サックバット)
 
録音 2020年 聖ヨハネ教会(リガ、ラトビア)
録音エンジニア・編集・ミクシング・マスタリング カスパルス・プトリンシュ

 
ラトビアのウギス・プラウリンシュ Ugis Praulinš(1957–)は、ジャンルや時代の境界を無視する折衷的ポストモダンの作曲家のひとり。ルネサンスのポリフォニーから今のロックミュージックまで幅広いスタイルを結びながら、独自の作品を発表しています。
 
「ミサと間奏曲」の《武装した男(L’homme armé)》は、ルネサンス期フランスの俗謡《武装した男(L’homme armé)》を素材にした作品です。この歌をインスピレーションにした曲は過去にも作曲されており、デンマークのヌアゴーがチェロ・ソロのために書いた作品や、ノルウェー海軍音楽隊のアルバム『武装した男』(LAWO Classics LWC 1223)で演奏されたノルウェーのシェティル・ヴォスレフの作品が注目されました。プラウリンシュの作品は「武装した男に気をつけろ(L’homme armé doibt on doubter)」と歌う《武装した男》を〈キリエ(Kyrie)〉〈グローリア(Gloria)〉といったラテン語の「ミサ通常文」に織り込み、ペーテリス・ヴァイツコフスキス Pēteris Vaickovskis の「アルス・アンティカ・リガ Ars Antique Riga」を念頭において「5声のヴォーカル・アンサンブル、2つのサックバッドとオルガンのため」の音楽に作られています。
 
価格 2,530円(税込価格)(本体価格 2,300円)

『結婚』
Aparté AP 300 classical

 
ロシア民謡
 つまらん連中
イーゴリ・ストラヴィンスキー(1882–1971)(テオ・フェルベイ(1959–) 完成版)
 結婚(Les Noces)(1919年版)
モーリス・ラヴェル(1875–1937)(ロバン・メルキオール 編曲)
 ボレロ(Bolero)(合唱と小器楽アンサンブルのための)
  アンサンブル・エデス
  アメリ・レゾン(ソプラノ) ポリーヌ・ルロワ(メゾソプラノ)
  マルシャル・ポリア(テノール) ルノー・ドレーグ(バス)
  レ・シエクル団員
  マチュー・ロマーノ(指揮)
  
録音 2022年1月23日 パリ音楽院(結婚)、2月4日–5日 RIFFXスタジオ(ブローニュ=ビヤンクール、フランス)

 
ストラヴィンスキーのバレエ・カンタータ《結婚》は、強烈な音響の作品として知られます。「合唱、4台のピアノと打楽器」という現在の演奏形態に落ち着くまでには紆余曲折がありました。1917年に管弦楽用に取りかかるものの中断。1919年に着手した「合唱とピアノラ(自動ピアノ)、ハルモニウム、2台のツィンバロン、打楽器」のためのオーケストレーションは、前半だけで中止。プレーヤーの生演奏とピアノラという機械の共演やツィンバロンの名手をふたり揃えることの非現実性にストラヴィンスキーが気づいたことがその理由とされています。結局、1923年6月の舞台上演が決まったことから、最終稿となる現行の版が完成されました。
 
このアルバムでは、オランダの作曲家テオ・フェルベイ Theo Verbey(1959–)が、ストラヴィンスキーの遺族の許可を得て当初の意図通りに完成させた版が演奏に使われています。正式なロシア方言の指導を受け、農民調に歌う「アンサンブル・エデス Ensemble Aedes」の合唱と「レ・シエクル Les Siècles」の団員の演奏するハルモニウム、2台のツィンバロン、打楽器の共演。ピアノラは、2005年に一度この作品を完成させたルネ・ボスがプログラミングしたコンピューター制御で駆動されます。
 
ラヴェルの《ボレロ》は、フランスのアレンジャーで作曲家のロバン・メルキオール Robin Melchior の手がけた「合唱と小器楽アンサンブルのための編曲」による演奏です。この編曲は、ドミニク・ブランとフランソワ・シェニョーが振付した「Les porteurs d’ombre」のプロダクションのために行われ、2020年9月に初演されました。《結婚》と同じくレ・シエクルの5人のプレーヤー(ハルモニウム、2台のツィンバロン、2組の打楽器)が共演。打楽器がリズムを担当、ヴォカリーズで歌う歌手とハルモニウムがメロディを受け継ぎ、ラヴェルの原曲に忠実な演奏が展開していきます。
 
価格 2,970円(税込価格)(本体価格 2,700円)

『ラウニ・グランデールの遺産(The Launy Grøndahl Legacy)第7集』
Danacord DACOCD 887 2CDR’s for price of 1 classical

 
[Disc 1]
ルートヴィヒ・ファン・ベートーヴェン(1770–1827)
 ヴァイオリン協奏曲 ニ長調Op.61(1806)
  アドルフ・ブッシュ(ヴァイオリン)
  デンマーク放送交響楽団 ラウニ・グランデール(指揮)
[録音 1949年3月17日 デンマーク放送第1スタジオ(コペンハーゲン)
(「木曜コンサート」ライヴ)]
ニコライ・リムスキー=コルサコフ(1844–1908)
(デンマーク語版:テューイェ・テューイェセン(1904–1972))
 歌劇《モーツァルトとサリエリ》 Op.48(1897)
  クリスチャン・ブランケ(テノール、モーツァルト)
  ヘンリュ・スケーア(バリトン、サリエリ)
  デンマーク放送交響楽団 ラウニ・グランデール(指揮)
[録音 1954年11月25日 デンマーク放送第1スタジオ(コペンハーゲン)
(「ラジオ・オペラ」)]
[Disc 2]
カール・ニルセン(1865–1931)
 歌劇《仮面舞踏会(Maskerade)》  FS39 - 序曲
[録音 1950年8月11日 フォーラム(コペンハーゲン)
 (「ラジオ・フェア」実況)]
ピョートル・チャイコフスキー(1840–1893)
 ピアノ協奏曲第1番 変ロ短調 Op.23
  ヴィクト・シューラー(ピアノ)
  デンマーク放送交響楽団 ラウニ・グランデール(指揮)
[録音 1951年9月24日 ロイヤル・フェスティヴァル・ホール(ロンドン)(ライヴ)]
フランツ・シューベルト(1797–1828)
 交響曲第9番(第8番) ハ長調 D.944《ザ・グレート》- 第1楽章、第2楽章
  デンマーク放送交響楽団 ラウニ・グランデール(指揮)
[録音 1952年12月11日 デンマーク放送第1スタジオ(コペンハーゲン)
(「木曜コンサート」ライヴ)]
 
復刻・デジタルマスタリング クラウス・ビューリト

  
ラウニ・グランデール Launy Valdemar Grøndahl(1886–1960)の「遺産」シリーズの第7作。デンマーク放送のアーカイブに埋もれていた音源をオリジナル・テープから復元した、1949年3月17日の「デンマーク放送木曜コンサート」からアドルフ・ブッシュがソロを弾いたベートーヴェンの《ヴァイオリン協奏曲》、1952年12月11日の「木曜コンサート」のシューベルト《ザ・グレート》の第1楽章と第2楽章、デンマーク語版による「ラジオ・オペラ」のリムスキー=コルサコフの《モーツァルトとサリエリ》。ヴィクト・シューラー Victor Schiøler(1899–1967)がソリストのチャイコフスキーの《ピアノ協奏曲第1番は、1951年9月、グランデールがイギリス・デビューした時の録音です。
 
価格 2,640円(税込価格)(本体価格 2,400円)
 

高品質メディア(Sony DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-Rによるリリースです。

『アナス・コペル 室内楽作品集』
Danacord DACOCD 946 contemporary/classical

 
アナス・コペル(1947–)
 弦楽四重奏曲第4番(2016)
  ナイチンゲール弦楽四重奏団
 マンドリンと弦楽四重奏のための協奏曲(2016)
  アロン・サリエル(マンドリン)
  アイリス弦楽四重奏団
 三重奏曲(Terzetto)(2019–20)(ヴィオラ、クラリネットとピアノのための)
  ケーゲルシュタット三重奏団
   セーアン=フィリプ・ブリクス・ハンセン(クラリネット)
   マリーエ・ルイーセ・ブロホルト・イェンセン(ヴィオラ)
   シャロテ・タニング(ピアノ)

 
アナス・コペル Anders Koppel は、1947年、20世紀のデンマーク音楽を代表する音楽家のひとり、ヘアマン・D・コペルの子として生まれました。1960年代以降、作曲家とミュージシャンとしてさまざまな方法で音楽創造に挑み、1967年にロックグループ「Savage Rose」を共同で創設しました。ジャズ、ロック、バルカン音楽から、室内楽、バレエ音楽、映画音楽と、幅広いジャンルを手がけ、思いつくかぎりの楽器のための協奏曲をとっても40を越す作品を書いています。1990年代からは、自身の楽器「ハモンド B3 オルガン」による即興音楽と並行して、伝統的な形式による作曲に力を注いでいます。
 
アナスの古典的スタイルの室内楽作品を集めたアルバム。《弦楽四重奏曲第4番》は、2016年のヘリオス劇場(Helios Teatret)の再開に際し、フォボー音楽協会から委嘱を受けて作曲されました。10月30日、ナイチンゲール弦楽四重奏団がフォボーで初演しています。《マンドリンと弦楽四重奏のための協奏曲》は、アラン・シュリンの委嘱作です。シュリンに献呈され、2016年10月25日、彼がホルベク・アンサンブルと共演して初演しました。このアルバムのアロン・サリエル Alon Sariel(1986–)はイスラエルのプレーヤー。アイリス弦楽四重奏団はポーランドのアンサンブルです。
 
《三重奏曲》は、モーツァルトの《ケーゲルシュタット三重奏曲》と同じヴィオラ、変ロ管クラリネットとピアノのための作品です。モーツァルトの曲にちなむ名前をつけたデンマークの「ケーゲルシュタット三重奏団(Keglebanetrioen)」の委嘱で作曲され、2020年2月27日、フレゼリクスベアのソールビェア教会で初演されました。
 
価格 2,640円(税込価格)(本体価格 2,400円)

『スヴェン・S・シュルス - こだま(Efterklange)』
Danacord DACOCD 951 classical

 
スヴェン・S・シュルス(1913–1998)
 アカペラ合唱のための作品全集 第1集
 年間最優秀合唱作曲家賞受賞に際しての4つの歌
 (Fire sange i anledning af årets korkomponist)(1989)
  夕べの賛美歌(Aftensalme)
  誰もひとりぼっちではない(Ingen er helt alene)
  二月の春の日(Forårsdag i Februar) 長い冬(Lange Vinter)
 森の歌(Skovvise)(1942)
 デューアヘーヴェンの静かな祈り(Andagt i Dyrehaven)(1987)
 自作の詩による4つの合唱曲(4 korsange til egen tekst)
 《デンマークの天気(Dansk Vejr)》(1990)
  霜(Frost) 風(Blæst) 太陽(Sol) 雨(Regn)
 まさかの不品行(Usandsynlig Moral)(1942)
 混声合唱のための3つのマドリガル(3 madrigaler for blandet kor)(1943)
  四月の歌(April-vise) 雨が降っている(Det regner)
  詩と現実(Poesi og Virkelighed)
 こだま(Efterklange)(1993)
  オーフス大学合唱団 ヨーナス・ラスムセン(指揮)

 
スヴェン・シモン・シュルス Svend Simon Schulz(1913–1998)は、作曲家と指揮者として20世紀デンマークの音楽に重要な貢献をしたひとりです。王立デンマーク音楽アカデミーでポウル・シアベクに作曲を学び、コペンハーゲンの新聞「ポリティケン」の音楽批評を1942年から1949年まで担当。その後、デンマーク放送室内合唱団の指揮者を務めながら、映画と放送劇の音楽、オペラ、管弦楽と室内楽のための作曲を行いました。とりわけ、抒情的な作風の合唱曲で知られ、代表作の《デンマーク再訪》や《デンマークは香しく》は、デンマークの合唱団のレパートリーに欠かせない作品として歌われ、愛されています。
 
Danacord Records のこのアルバムは、シュルスが作曲した音楽的にも技術的にも最高のレベルにある約90曲のアカペラ合唱作品の全曲を5枚のディスクに録音するプロジェクトの最初の一枚です。
 
オーフス大学合唱団 Akademisk Kor Århus は、1985年に創設され、ヨーナス・ラスムセンが現在、指揮者を務めています。20人から35人のメンバーで構成され、オーフス大学とオーフス王立音楽アカデミー(ユラン音楽院)の音楽的環境の下、アマチュア合唱団としてプロ活動を続けています。
 
指揮者のラスムセン Jonas Rasmussen(1992–)は、王立ストックホルム音楽大学でフレードリク・マルムベリとマッツ・ニルソンの下で学び、学士号を得て卒業。スティーヴン・レイトンとティム・ブラウンに学んだケンブリッジ大学の優等修士号を取得、オーフス王立音楽アカデミーでカーステン・サイアー=ハンセンとセーアン・K・ハンセンに学び、ソリスト・クラスを修了しました。
 
価格 2,640円(税込価格)(本体価格 2,400円)

『一年(Das Jahr)』
Danacord DACOCD 957 classical

 
ファニー・メンデルスゾーン(1805–1847)
 一年(Das Jahr)(1841)(ピアノのための12の性格的小品)
  一月:幻想曲風のアダージョ(Januar: Adagio quasi una fantasia)
  二月:プレスト(Februar: Presto)
  三月:前奏曲とコラール(März: Präludium und Choral)
  四月:カプリッチョーゾ(April: Capriccioso)
  五月:春の歌(Mai: Frühlingslied)
  六月:セレナード(Juni: Serenade)
  七月:ラルゲット(Juli: Larghetto)
  八月:アレグロ(August: Allegro)
  九月:アンダンテ・コン・モート(September: Andante con moto)
  十月:アレグロ・コン・スピリト(Oktober: Allegro con spirito)
  十一月:メスト(November: Meto)
  十二月:アレグロ・モルト(Dezember: Allegro molto)
  後奏曲:コラール(Nachspiel: Choral)
  クリスティーナ・ビャアケー(ピアノ)
 
録音 2021年12月、2022年6月 デンマーク国立音楽アカデミー(オーゼンセ、デンマーク)
制作・録音エンジニア ヴィゴ・マンゴ

 
「フェリクスの才能に恵まれた姉」ファニー・メンデルスゾーン Fanny Mendelssohn の《一年》。〈一月〉から〈十二月〉、彼女の人生でもっとも充実した時期のひとつだったとされる1年間のイタリアへの旅の途中と帰国後に書いた「ピアノのための12の性格的小品」と〈後奏曲〉の曲集は、没後に出版されました。「フェリクスが作曲していてもおかしくない、輝かしさ、音楽的深み、そしてピアノのヴィルトゥオーゾ性にあふれた音楽」は、多くのピアニストから愛され、彼女の代表作のひとつろみなされています。
 
Danacord Records の新しいアルバムでこの作品を弾くクリスティーナ・ビャアケー Christina Bjørkøe(1970–)は、デンマークを代表するピアニストにひとりです。室内楽とソロ活動を行い、オーゼンセのデンマーク国立音楽アカデミーで准教授として教えています。彼女は、テレーセ・コペルに教わり、ニューヨークのジュリアード音楽院に2年間留学、1997年にコペンハーゲンの王立デンマーク音楽アカデミーのソリスト・クラスを修了しました。カール・ニルセンのピアノ作品全集やベートーヴェンの《ディアベッリ変奏曲》(Danacord DACOCD 747)をはじめ録音も多く、各国メディアの高い評価を獲得してきました。
 
価格 2,640円(税込価格)(本体価格 2,400円)

『エルッキ=スヴェン・トゥール アカペラ混声合唱作品集』
Alpha Classics ALPHA 917 contemporary/classical

 
エルッキ=スヴェン・トゥール(1952–)
 Triglosson Trishagion(2008)
 Missa Brevis(小ミサ曲)(2013)
 Omnia Mutantur…(万物は流転する…)(2020)
 Canticum Canticorum Caritatis(2020)
 Rändaja Õhtulaulu(さすらい人の夜の歌)(2001)
  コレギウム・ムジカーレ室内合唱団
  エンドリク・ウクスヴァラフ(指揮)
 
録音 2014年–2021年 エストニア

 
エストニアのエルッキ=スヴェン・トゥール Erkki-Sven Tüür のアカペラ混声合唱作品。『コリントの信徒への手紙』13章のラテン語テクストによる《Canticum Canticorum Caritatis》は、エンドリク・ウクスヴァラフ Endrik Üksvärav とコレギウム・ムジカーレ室内合唱団 Chamber Choir Collegium Musicale に献呈された作品。
 
価格 2,860円(税込価格)(本体価格 2,600円)

『好奇心へのオマージュ(A Tribute to Curiosity)』
Arcantus ARC 22039 classical

 
エミリー・マリア・フォン・バッハ(1896–1978)
 チェロソナタ
ヘンリエッテ・ボスマンス(1895–1952)
 チェロソナタ
リタ・ストロール(1865–1941)
 劇的グランド・ソナタ《タイタスとベレニス(Titus et Bérénice)》
  カティ・ライティネン(チェロ)
  ベンクト・フォシュベリ(ピアノ)
 
録音 2020年12月21日–23日、28日 ヴェステロース・コンサートホール(ヴェステロース、スウェーデン)
制作・録音エンジニア・編集 インゴー・ペトリ

 
「シリアクス=ペーション=ライティネン」のチェリスト、カティ・ライティネン Kati Raitinen と、フォン・オッターたちと共演を重ねてきたピアニスト、ベンクト・フォシュベリ Bengt Forsbetg のデュオ。ウィーン音楽院でヨーゼフ・マルクスに学び、伝統的なスタイルで作曲したオーストリアのエミリー・マリア・フォン・バッハ Emilie Maria von Bach(1896–1978)、オランダのヘンリエッテ・ボスマンス Henriëtte Bosmans(1895–1952)、サン=サーンス、ダンディ、フォーレに認められたというフランスのリタ・ストロール Rita Strohl(1865–1941)の「アーティストの興味をそそる」という作品。
 
価格 2,640円(税込価格)(本体価格 2,400円)

『An Unexpected Mozart(想定外のモーツァルト)』
Harmonia Mundi HMM 902396 2CD’s classical

 
『An Unexpected Mozart(想定外のモーツァルト)』
[Disc 1]
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(1756–1791)
 教会ソナタ第13番(第16番) ハ長調 K.329/317a
 教会ソナタ第1番 変ホ長調 K.67/41h
 教会ソナタ第14番(第15番) ハ長調 K.328/317c
 前奏曲の断片(Fragment eines Präuludium) K.624/6s6a II(チェンバロ)
 アリエット「鳥よ、年ごとに(Oiseaux, si tous les ans)」 K.307/284d
 (ソプラノとチェンバロ)
 小さなジグ(Eine kleine Gigue) ト長調 K.574
カール・フィリップ・エマヌエル・バッハ(1714–1788)
 ロマンスと12の変奏「コリンは16歳になったばかりだというのに
 (Colin a peine à seize ans)」 H.226 (Wq 118/6)
 (ソプラノとチェンバロ)
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(1756–1791)
 教会ソナタ第8番 へ長調 K.224/241a
ヨーゼフ・ハイドン(1732–1809)
 笛時計のための作品 Hob.XIX - 第13番 ハ長調 第2番 へ長調 第23番 ハ長調
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(1756–1791)
 教会ソナタ第10番(第12番) ハ長調 K.263
 ソルフェッジョ(Solfeggio) ト長調 K.393/385b(ソプラノとオルガン)
 教会用歌曲「おお神の子羊(O Gotteslamm)」 K.343–1
 (ソプラノとフォルテピアノ)
 序曲 ハ長調 K.399/385i(《鍵盤楽器組曲》から)(スクエア・ピアノ)
 小葬送行進曲(Kleiner Trauermarsch) ハ短調 K.453a(スクエア・ピアノ)
 笛時計のための作品 Hob.XIX - 第27番 ト長調 第25番 ニ長調
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(1756–1791)
 教会ソナタ第4番 ニ長調 K.144/124a
 アンダンテ へ長調 K.616
 教会ソナタ第15番(第7番) へ長調 K.224/241a
[Disc 2]
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(1756–1791)
 アダージョ ハ長調 K.356/617a(グラスハーモニカのための)
 教会ソナタ第3番 ニ長調 K.69/41k
 アダージョとアレグロ へ短調 K.594(自動オルガンのための)
 教会ソナタ第17番 ハ長調 K.336/336d
 アダージョ ハ短調 K.546(カンブラー編)とフーガ ハ短調 K.426
 (2台のチェンバロのための)
カール・フィリップ・エマヌエル・バッハ(1714–1788)
 ファンタジア「生きるべきか、死ぬべきか(Sein oder nicht sein」)
 (ハムレット幻想曲) Wq 202(バリトンとチェンバロ) 
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(1756–1791)
 リート「おいで、いとしのツィターよ(Komm, liebe Zither)」
  K.351/367b(バリトンとマンドリン)
 幻想曲 へ短調 K.608(自動オルガンのための)
 教会ソナタ第2番 変ロ長調 K.68/4li 
 アリエット「淋しい森で(Dans un bois solitaire)」 K.308
 (バリトンとフォルテピアノ)
 リート「満足(Die Zufriedenheit)」 K.349/367a
 (バリトンとマンドリン)
 アダージョ K.593a とフーガ ニ短調(《レクイエム》 K.626 の〈キリエ〉
  のカンブラーによる編曲)
 (2台のチェンバロのための)
 教会ソナタ第11番(第13番) ト長調 K.274/271d
 教会ソナタ第12番(第14番) ハ長調 K.278/271e
  アンサンブル・レ・シュルプリーズ
  ルイ=ノエル・ベスティオン・ド・カンブーラ
  (オルガン、チェンバロ、フォルテピアノ、指揮)
  マリー・ペルボ(ソプラノ) マルク・モイヨン(バリトン)
  アンナ・シヴァザッパ(マンドリン)
  トマス・ブロッホ(グラスハーモニカ)
 
録音 2020年、2021年

 
フランスのチェンバロとオルガンの奏者、ルイ=ノエル・ベスティオン・ド・カンブーラ Louis-Noël Bestion de Camboulas(1989–)は、Harmonia Nova シリーズ(HMN 916113)で紹介されました。彼は、不当に軽視されているレパートリーに常に興味をもち、今回、あまり出会うことのないモーツァルトの作品によるアルバムをアンサンブル・レ・シュルプリーズ Ensemble Les Surprises と一緒に作りました。グラスハーモニカやスクエア・ピアノといった滅多に耳にすることのない楽器も使った、「ザルツブルクの天才の信じられないほどの多才が反映した」チャーミングな「音楽の宝石箱」。
 
価格 4,400円(税込価格)(本体価格 4,000円)
 

『晩祷』
Harmonia Mundi HMM 937504 classical[再リリース]

 
セルゲイ・ラフマニノフ(1873–1943)
 晩祷(Vesperes) Op.37
  エストニア・フィルハーモニック室内合唱団
  ポール・ヒリアー(指揮)
 
録音 2004年5月24日–27日 エストニア

 
HMU 907384, HMU 807384 (SACD hybrid), HMU 807504 (SACD hybrid) (すべて廃盤)の「CDのみ」の再リリース。
 
価格 2,970円(税込価格)(本体価格 2,700円)

『The City』
Naxos 8.559926 contemporary/classical

 
ケヴィン・プッツ(1972–)
 マリンバ協奏曲(1997 rev.2021)
 シティ(The City)(2016)
 ムーンライト(Moonlight)
 (オーボエと弦楽オーケストラのための協奏曲第2番)(2018)
  ジス・ジン(マリンバ)
  キャスリーン・ニードルマン(オーボエ)
  ボルティモア交響楽団 マリン・オールソップ(指揮)
 
録音 2021年6月3日-4日(マリンバ協奏曲)、2016年4月15日(シティ)(ライヴ)、2018年11月15日(オーボエ協奏曲)(ライヴ) ジョーセフ・マイヤホフ・シンフォニーホール(ボルティモア、メリランド州)

 
ケヴィン・プッツ Kevin Puts は、歌劇《きよしこの夜》(8.559050)で2012年のピュリッツァー賞を受賞、アメリカを代表する作曲家のひとりとしての地位を確立しました。メトロポリタン歌劇場やフィラデルフィア管弦楽団を含む世界の主要な団体から委嘱を受け、2022年11月には第4作の歌劇《The Hours》がメトロポリタン歌劇場で初めて舞台上演されました。マリン・オールソップ Marin Alsop とピーボディ交響楽団による Naxos の最初の管弦楽作品集(8.559794)につづくアルバムでは、世界初録音の3つの作品が演奏されています。
 
《マリンバ協奏曲》は、モーツァルトのピアノ協奏曲に対するプッツの愛が反映されたという作品です。抒情の気分が一貫し、マリンバがメロディと装飾の主役となる曲ということを意図して書かれました。「急-緩-急」の3つの楽章にはそれぞれ、プッツの叔母、詩人のフレーダ・ブラウンの詩からとった副題がつけられています。第1楽章「…terrific sun on the brink」(Flowing)、第2楽章「…into the quick of losses」(Broad and deliberate)第3楽章「…logarithms, exponets, the damnedest of metaphors」(Presto non troppo/With energy)。ヴァーモント交響楽団とアンサンブル神戸がマリンバ奏者の名倉誠人のために委嘱。1997年の初演後、2021年に改訂された版による演奏です。
 
《シティ》は、ボルティモア市が直接のインスピレーションとなり、都会とあらゆる種類の人々、人々をとりまく多様な状況といった、アメリカの都市というものの諸相を探ってみたとされる作品です。ボルティモア交響楽団、カーネギーホールとオールソップが音楽監督を務めるカブリロ現代音楽祭の共同委嘱で作曲され、2016年4月の初演ではジェームズ・バルトロメオの作った映画が合わせて上映されました。
 
《ムーンライト》の曲名の「オーボエ協奏曲第2番」は、2016年のアメリカ大統領選挙とその結果を受けた国家の分断と激動の時期、プッツ個人が深い幻滅感に襲われていたころの作品です。キャスリーン・ニードルマン Katherine Needleman に約束した協奏曲のアイデアを求めて苦労していた時期、2017年のアカデミー作品賞に選ばれた映画『ムーンライト(Moonlight)』を大陸横断の機内で観てインスピレーションが沸いたとプッツは語っています。「厳しい環境の真っ只中で耐えることと思いやることを示してみせたこの映画は、希望をもたらし、しばらくの間、心を離れなかった」。「ムーンライト(Moonlight)- 愚かさ(Folly)- エアー(Air)(目がものを見始める(The Eye Begins to See))」の3楽章で書かれています。ボルティモア交響楽団とコロラド交響楽団の共同委嘱。2018年6月23日、オールソップ指揮ボルティモア交響楽団により初演されました。
 
価格 1,540円(税込価格)(本体価格 1,400円)

『Autumn’s Darling』
Stunt Records STUCD 22072 jazz

 
『Autumn’s Darling』
 Giving Me a Reason Gone Gone Gone Song of Rest
 There Is No Escape for Me Levon The Only Hotel in Hell
 Irene Stepping Stone Tonight Marry Me
  ネッド・ファーム(ヴォーカル、キーボード、パーカッション、
   フルート、サックス、他)
  マリーエ・フィスカー(ヴォーカル)
  マス・ブリンク・ニルセン(ヴォーカル)
  ルーネ・ケルセン(ギター)
  ヤコプ・フォンク(ギター、キーボード、ヴォーカル、
   パーカッション)
  イェペ・ブリクス・サーアンサン(ギター)
  アナス・クリステンセン(ベース、ピアノ)
  イェンス・ハイン(ベース、ギター)
  ヤコプ・ホイア(ドラム、パーカッション)
  シラス・ティングレフ(ドラム、ベース、ギター、パーカッション)
  マス・ヒューネ(トロンボーン、キーボード、パーカッション)
  ラスムス・ヴァルドーフ(パーカッション)
  アドリアン・アウレリウス(パーカッション)
 
録音 2021年4月 デンマーク

 
アメリカ生まれ、コペンハーゲンのリズム音楽院(RMC)で学びデンマークを本拠に活動するマルチ・インストルメンタリスト、ネッド・ファーム Ned Ferm(1982–)の『Spent All the Money』(STUCD 14082)に次ぐリーダー・アルバム第2作。
 
価格 2,530円(税込価格)(本体価格 2,300円)

コルネットと鍵盤楽器のための音楽
BIS SACD 2526 SACD hybrid (5.0 surround/stereo) early music

 
ジョヴァンニ・バッティスタ・フォンタナ(1571–1630)
 ソナタ第3番(Sonata Terza)
ジローラモ・フレスコバルディ(1583–1643)
 カンツォーナ第3番《ラ・ルッケジーナ(ルッカの女)》
 (Canzon Terza detta La Lucchesina)
アンニーバレ・パドヴァーノ(1527–1575)
 第6旋法によるトッカータ(Toccata del Sesto Tono)
ダリオ・カステッロ(? – c.1658)
 ソナタ第1番(Sonata prima)
アンドレア・ガブリエーリ(c.1532/33–1585)
 「キ・ラ・ディーラ」によるフランス風カンツォン
 (Canzon francese detta Qui la dira)
ジョヴァンニ・ジローラモ・カプスベルガー(c.1580–1651)
 シンフォニア第13番(Sinfonia 13)
アンドレア・ファルコニエーリ(c.1585–1656)
 ラ・モナルカ(君主)(La Monarca)
リッカルド・ロニョーニ(c.1550–before 1620)
 陽気な羊飼い(Ung gay Berger)
アンジェロ・ノターリ(1566–1663)
 ああ、いつもの情熱が燃えあがってくる(Ahi, che s’acresce in me)
作者不詳
 旅立ちの歌(Canzona su partimento)
ジローラモ・ダッラ・カーサ(d. 1601)
 ある日シュザンヌが(Susanne un jour)
ジョヴァンニ・サルヴァトーレ(1611–1688)
 第9旋法によるトッカータ第2番(Toccata seconda del nono tono)
ジョヴァンニ・マルティーノ・チェザーレ(c.1590–1667)
 ラ・フォッカリーナ(La Foccarina)
フランチェスコ・ロニョーニ・タエッジョ(after 1580–after 1626)
 恋人よ、あなたは美しい(Pulchra es, amica mea)
ジョヴァンニ・バッティスタ・フォンタナ(1571–1630)
 ソナタ第2番(Sonata Seconda)
ビアージョ・マリーニ(1594–1663)
 オルガンとヴァイオリンまたはコルネットのためのソナタ
 (Sonata per organo e violino o cornetto)
  セイチェント・ストラヴァガンテ
   ダヴィード・ブルッティ(コルネット)
   ニコラ・ラモン(オルガン、チェンバロ)
 
[楽器 Cornetto: Straight Cornetto by Andrea Inghisciano 2019/Curved Cornetto by Paulo Fanciullacci 2018/Mute Cornetto by Andrea Inghisciano/Organ: Anonymous Organ built in Venice around 1660/Regal: Nicola Ferroni 2017/Harpsichord: Romain Legros after Giovanni Battista Giusti, 1681]
 
録音 2019年11月14日–17日 パッロキアーレ・ディ・モンテ・サン・ジョヴァンニ教会(Chiesa Parrochiale di Monte San Giovanni)(ボローニャ)、2020年6月24日–26日 サン・マルティーノ・ヴェスコヴォ教会(Chiesa  di San Martino Vescovo)(ヴェーシャ、ペルージャ)、2020年8月26日–27日 サン・バルトロメオ教会(Chiesa di San Bartolomeo)(カプリーレ、ベッルーノ、イタリア)
制作・録音エンジニア スタジオ・セイチェント(Studio Seicento)
編集 ダーヴィド・ブルッティ
ミクシング・マスタリング トンマーゾ・カンチェッリエーリ
制作総指揮 ロバート・サフ

 
ルネサンスの時代には声楽曲を楽器で演奏することがよく行われたと言われています。「言葉がないと、甘美な音楽に流れる感情はどう表現されるだろう」。このアルバムは、そうした「素晴らしくバロック的な思いつき」から作られました。フォンタナの2つの「ソナタ」、パドヴァーノとサルヴァトーレの「トッカータ」、カプスベルガーの「シンフォニア」などの間に、ヴェネツィアのオルガニスト、アドリアン・ガブリエーリが、アドリアン・ヴィラールトのシャンソン「Qui la dira la peine de mon coeur(わが心の痛みを誰が語れよう)」を編曲した《「キ・ラ・ディーラ」によるフランス風カンツォン》といった曲をはさむプログラム。
 
「セイチェント・ストラヴァガンテ Seicento Stravagante」(贅沢な17世紀)は、コルネット奏者のダーヴィド・ブルッティ David Brutti と鍵盤楽器奏者のニコラ・ラモン Nicola Lamon がルネサンスと初期バロックの音楽を演奏するために結成したデュオ。2018年6月のラヴェンナ音楽祭期間中にサン・ヴィターレ聖堂で3回のコンサートを行ってデビューし、高い評価を獲得しました。ブルッティはこのアルバムで、ストレート・コルネット、カーブド・コルネット、ミュート・コルネットの3種の楽器を使い分けています。
 
価格 2,915(税込価格)(本体価格 2,650円)

クルト・ヴァイル
BIS SACD 2579 SACD hybrid (5.0 surround/stereo) classical

 
クルト・ヴァイル(1900–1950)
 音楽劇《銀の湖(Der Silbersee)》(1932–33)(抜粋)
  序曲(Overture)
  第3番 セーヴェリンの歌「パン屋は夜明けにパンを焼く
  (Der Bäcker backt ums Morgenrot)」*
  「ちょっとした助言」の口頭による紹介
  (Spoken introduction to ‘Was zahlen Sie…’)*
  第7番 宝くじ取次人の歌「ちょっとした助言のお代は?
  (Was zahlen Sie für einen Rat)」*
 一楽章の交響曲(Symphonie in einem Satz)(1921)
 (交響曲第1番《ベルリン交響曲(Berliner Sinfonie)》
 交響的幻想曲(Fantaisie symphonique)(1933–34)(交響曲第2番)
  スウェーデン室内管弦楽団
  HK・グルーバー(指揮、ヴォイス)
 
録音 2021年8月16日–21日 オレブルー・コンサートホール(オレブルー、スウェーデン)
制作・編集・ミクシング マルティン・ナゴルニ
録音エンジニア クリスティアン・シュタルケ
制作総指揮 ロバート・サフ

 
オーストリアの作曲家 HK・グルーバー HK Gruber(1943–)は、クルト・ヴァイル(ワイル) Kurt Weill の世界に心酔し、クルト・ヴァイル財団の名誉終身理事を務めています。『マンハッタン・ブロードキャスト』(BIS-1341)や『バスキング(大道芸)(Busking)』(BIS-1781)など自作の録音で指揮したスウェーデン室内管弦楽団との新しいアルバムでは、指揮者と歌手として、ヴァイルの3つの作品を演奏しています。
 
《一楽章の交響曲》(交響曲第1番《ベルリン交響曲》は、ヴァイルが21歳の時、フェルッチョ・ブゾーニの修士課程で学んでいた1921年に作曲され、ヴァイルの死後、1958年2月12日にNDR交響楽団によるハンブルクのラジオ放送で初めて演奏されました。ヨハネス・R・ベッヒャーの叙事劇『Arbeiter Bauern Soldaten.  Der Aufbruch eines Volkes zu Gott(労働者農民軍人. 人民の神への覚醒)』からインスピレーションを得て書かれたといわれます。ジェームズ・ホームズ James Holmes の校訂版による演奏です。
 
《交響的幻想曲》(交響曲第2番)は、ヒトラーが権力を掌握しヴァイルがベルリンからパリに逃れる1933年3月までに第1楽章が書かれ、翌年2月、ルーヴシエンヌで全曲が完成されました。ブレヒトとの共同作業の最終作《七つの大罪(Die sieben Todsünden)》の引喩が散見され、「ラルゴ」の第2楽章をグルーバーは「一種の『葬送タンゴ』」とみなしています。1934年10月11日、ブルーノ・ワルター指揮コンセルトヘボウ管弦楽団により初演されました。
 
音楽劇《銀の湖》は、古典的均整美とジャズ風リズムとメロディが融合した生気あふれる〈序曲〉と16のナンバーによる作品です。「ある冬の物語(Ein Wintermärchen)」の副題をもち、「食糧不足に苦しむ社会の現実と人々を社会不安から解放する奇跡の可能性の間をさまよう」ストーリーと歌詞を《ロシア皇帝は写真を撮らせ給う(Der Zar lässt sich photographieren)》など2作のオペラで共同したゲオルク・カイザー Georg Kaiser が執筆しました。ヴァイルがドイツを離れる前に完成。1933年2月18日にライプツィヒとエアフルトとマグデブルクで同時初演されました。この抜粋では「パン屋は夜明けにパンを焼く」と「ちょっとした助言のお代は?」の2つの歌を、マグデブルク初演のエルンスト・ブッシュと、ヴァイル夫人のロッテ・レーニャの録音からアイデアを得て、グルーバーが歌っています。
 
価格 2,915円(税込価格)(本体価格 2,650円)

『もうひとつの《冬の旅》』
Naxos NBD 0165V (Blu-ray)/2.110751 (DVD) classical

 
フランツ・シューベルト(1797–1828)/クリストフ・ロイ
 音楽劇『もうひとつの《冬の旅》(Eine Winterreise)』
  アンネ=ソフィ・フォン・オッター(メゾソプラノ、彼)
  クリスチャン・ベザイデンホウト(フォルテピアノ、ピアニスト)
  クラウディオ・ラード(ヴァイオリン、ヴァイオリニスト)
  ニコラス・フランチスクス(俳優、ドッペルゲンガー)
  クリスティアン・アルム(俳優、ショーバー)
  ジュリア・トルナロッリ(俳優、ヴィオラ)
  マティルダ・グスタフソン(俳優、娼婦)  
 
劇中楽曲
 夏の夜(Die Sommernacht) D.289
 愛の使い(Liebesbotschaft)(《白鳥の歌(Schwanengesang)》 D.957 から)
 グラーツのギャロップ(Glazer Galopp) D.925
 川の上で(Auf dem Flusse)(《冬の旅(Wintereise)》 D.911 から)
 春の夢(Frühlingstraum)(《冬の旅(Wintereise)》 D.911 から)
 夕暮れに(Im Abendroth) D.799
 Allegretto quasi andantino(《ピアノソナタ第4番 イ短調》 D.537 第2楽章)
 鳩の使い(Die Taubenpost)(《白鳥の歌(Schwanengesang)》 D.965a)
 孤独(Einsamkeit)(《冬の旅(Wintereise)》 D.911 から)
 郵便馬車(Die Post)《冬の旅(Wintereise)》 D.911 から)
 ヴィオラ(Viola) D.786
 Andante molto(ヴァイオリンとピアノのための《幻想曲 ハ長調》 D.934 から)
 夜曲(Nachtstück) D.672
 この世からの別れ(Abschied von der Erde) D.829
 Andante(《ピアノソナタ第13番 イ長調》 D.664 第2楽章)
 菩提樹(Der Lindenbaum)(《冬の旅(Wintereise)》 D.911 から)
 ギャロップ(Galopp) D.735
 楽興の時第3番 へ短調
 (《6つの楽興の時(6 Moments musicaux)》 D.780 から)
 影法師(Der Doppelgänger)(《白鳥の歌(Schwanengesang)》 D.957 から)
 幻の太陽(Die Nebensonnen)(《冬の旅(Wintereise)》 D.911 から)
 小川の子守歌(Des Baches Wiegenlied)
 (《美しい水車屋の娘(Die schöne Müllerin》 D.795 から)
 
創案・舞台演出 クリストフ・ロイ
 
演出 クリストフ・ロイ
映像監督 フリードリヒ・ガッツ
収録 2022年2月321日 バーゼル歌劇場(バーゼル、スイス)
 
[Blu-ray: 1080i Full HD 16:9 Color Region All (ABC) 109min LPCM2.0 字幕:日、英、独、仏、韓]
[DVD: 16:9 NTSC Color Region All 118min LPCM2.0 字幕:日、英、独、仏、韓]

 
「音楽とパントマイムで綴るシューベルト青春のドラマ」。『もうひとつの冬の旅』は、フランツ・シューベルトの音楽と歌曲に基づいて作られた音楽劇です。ザルツブルク音楽祭やヨーロッパ各地のオペラハウスを中心に活躍する演出家クリストフ・ロイ Christophe Roy の創案と演出。アンネ=ソフィ・フォン・オッター Anne-Sophie von Otter の演じる「仮構の年老いたシューベルト」をドラマの語り手(歌い手)に設定。クリスチャン・ベザイデンホウト Kristian Bezuidenhout の「ピアニスト」と、若い日のシューベルト、親友ショーバー、ふたりの少女といった人物をパントマイムで演じる俳優たちが加わって物語が進行する構成で作られています。
 
価格 4,070円(税込価格)(本体価格 3,700円)(Blu-ray DVD とも)

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