December 2024
『Echoes』
Dacapo 8.224740 jazz
『Echoes』
ラース・ムラー(1966–)
Salt(2019) Brazilian Aria(2019)
Echoes of India(2019) Folk Song No1(2006 rev.2019)
ラース・ムラー(テナー・サクソフォーン、指揮)
パレ・ミケルボー(トランペット)
NDR ビッグバンド
録音 2019年8月24日 オーフス・コンサートホール(オーフス、デンマーク)(ライヴ録音)
追加録音 2020年11月16日–18日、12月7日、2022年11月10日–11日(指揮:トルステン・マース) NDR 第1スタジオ(ハンブルク)
制作 アクセル・デュール(NDR)、ミヒャエル・ドライアー(NDR)、ラース・ムラー
録音エンジニア DR(デンマーク放送)
ポストプロダクション(NDR):
制作 クリスティアン・クルクセン
録音エンジニア マヌエル・グロウチェフスキ、スヴェン・コールヴァーゲ
テナーサックス奏者のラース・ムラー Lars Møller は、今日、プレーヤーと作曲家としてスカンディナヴィアのジャズシーンを代表するひとりです。ベーシストのトマス・オーヴェセン、ピアニストのヤコプ・クリストファセン、ドラマーのオーレ・タイルと組んだカルテットで1994年から録音活動を行い、ジョン・アバクロンビー、ニルス・ヘニング・ウアステズ・ペーザセン、ジミー・コッブ、ビリー・ハート、トマス・クラウセン、イェスパー・ロンゴーたちのアルバムでサイドマンとしてプレーしてきました。
『Echoes』は、スカンディナヴィアの内省的ジャズ、たくましいアメリカ・ジャズ、感情に訴えるインド様式を巧みに融合させた彼の作品のショーケースとして作られました。2019年8月にオーフス・コンサートホールでハンブルク放送の「NDR ビッグバンド」(ハンブルク放送ジャズ・オーケストラ)にトランペッターのパレ・ミケルボー Palle Mikkelborg を加えて行われたコンサートのライヴ録音を中心にハンブルクのスタジオでの録音を追加して構成。大きく広がった内的世界と強烈なリズムをあわせもった音世界が展開されていきます。
ムラーとミケルボー、フローリアン・ヴェーバー Florian Weber のピアノとマルシオ・ドクター Marcio Doctor のパーカションのソロをフィーチャーした《Salt》。ブラジル民謡をアダプトした《Brazilian Aria》。《Echoes of India》は〈Hommage〉〈Transition〉〈Passage〉の3部に分かれ、ミケルボー、ヴェーバー、ドラムのモーテン・ロン Morten Lund のソロを加えて演奏。ムラーのもっともよく知られた作品、デンマーク民謡による〈Folk Song No1〉のテナーサックス・ソロをガーボル・ボラ Gabor Bolla が担当しています。
価格 2,530円(税込価格)(税抜価格 2,300円)
『Thanks for lending me the music』
Caprice CAP 21939 contemporary/classical/traditional
『Thanks for lending me the music』
伝承曲(フィールド録音による)
Što si me majko rodila / Why, mother, did you give birth to me?
Nit’ ja spavam, nit’ ja drijemam / I can't sleep, I can't take a nap
Kolo /Round dance (1)
Sastale se i Spreča i Jala / The rivers Spreča and Jala meet each other
Šargija playing
Kolo /Round dance (2)
Alaj sam se rakije natuko / I drank a lot of schnapps
Kladilo se momče i djevojče / A boy and a maiden were betting
Oj, dobro nam jutro osvanulo / Hey, lovely morning is here!
Bosno moja / My Bosnia
Polyphonic male song, older rural tradition
Ej, ljubim žene / Hey, I love women!
Curin prozor kraj prozora moga / The girl’s window is next to my window
Pjevaj pobro i pomalo troši / Sing my brother, and don’t spend a lot of money!
Mene majka jednu ima / My mother has only one daughter
Lolina me milovala ruka / My darling’s hand caressed me
Sve bi na me dozvolila ti si / You let me do everything
Violino moji teški jade / Violin, my serious pain
Teško kenjcu s konj’ma putujući / It is difficult for a donkey to travel with horses
A song about the hero Miloš Zekić
Teraj mala volove sa brega / Maiden, take the bulls off the hill
Pjevaj seko nemoj da te molim / Sing my sister, don’t let me beg you!
Kad mladi vojnik na straži stoji / When a young soldier is on guard
Sarajka devojka majci plakala / A maiden from Sarajevo cried to her mother
Kad baraba zapjeva u Sali / When a merrymaker starts to sign in the hall
Ja u vojsku, hoćeš i ti brate / I’m in the army, will you join too, my brother?
Pivo age pile na Novome / Masters drink beer in Novi
Ružo moja kalemljena / My grafted rose
Kad ja pođoh u mejhanu / When I went to the pub
Rodi majko još jednu ko mene / Mother, give birth to another daughter like me
Kad sarhoši iz mejhane pođu / When the drunkards leave the pub
Lolina me zanimala šala / I wondered how my darling was making jokes
Ezan / Adhan *
フォルケ・ラーベ(1935–2017)
Så att denna sång inte dör(So That This Song Shall Not Die)
(この歌が死なないために)(1997–98)(管弦楽のための)**
ロイヤル・ストックホルム・フィルハーモニック管弦楽団 **
アラン・ギルバート(指揮)**
録音 1963年3月10日 クティ(ボスニア)、3月11日 サラエボ(ボスニア)*、1999年10月28日 ストックホルム・コンサートホール(ストックホルム)(ライヴ録音)**
録音エンジニア フォルケ・ラーベ(フィールド録音)、スウェーデン放送 **
マスタリング トゥールビョーン・イーヴァション
フォルケ・ラーベ Folke Rabe(1935–2017)は、王立ストックホルム音楽大学でブルムダールやリードホルムたちに作曲を学びました。トロンボーン・ソロのための《Basta》、金管五重奏曲《Escalations》、ビートルズの《エリナー・リグビー》を引用したトロンボーン協奏曲《All the Lonely People…》、混声と男声のための合唱曲《Rondes》などが代表作に挙げられています。管弦楽のための《Så att denna sång inte dör》は、彼がボスニアの民謡の伝統からインスピレーションを得て作曲。1999年10月27日と28日に初演された作品です。このアルバムには、その初演のライヴ録音と、彼が1963年にボスニアのクティ村で行った民謡のフィールド録音が合わせて収録されています。
価格 2,695円(税込価格)(税抜価格 2,450円)
『Novel - A Musical Library Vol.1: Contemporary Classical』
The Gothenburg Combo COMBOCD 007 contemporary/classical
イェンニ・ヘトネ(1977–)
Sweet Thursday(楽しい木曜日)(John Steinbeck: Sweet Thursday)
ソフィア・イェーンベリ(1983–)
Grapefruit(グレープフルーツ)(Yoko Ono: Grapefruit)
トマス・リリエホルム(1944–)
28 years in 5 minutes(28年を5分で)(Daniel Defoe: Robinson Crusoe)
スヴェン=ダーヴィド・サンドストレム(1942–2019)
Drink the warmth from my hand(私の手から温もりを飲んで)
(Edith Södergran: Dagen Svalnar)
エーリク・ペーテシュ
Zero Point (no. 6)(起点 (第6番))
(Kristian Lundberg: Jag rör mig mot en nollpunkt där allt är du)
マックス・シェック(1951–)
Fragment 30(断片30)(Herakleitos: On nature)
アンナ=レーナ・ラウリン(1962–)
Rivendell(リヴェンデル(裂け谷))(J.R.R. Tolkien: Lord of the Rings)
アンネ・パユネン(1968–)
Back to Play(戯曲にもどる)(Gertrude Stein: Geography and Plays)
ヘンリク・ストリンドベリ(1954–)
The Favorite Game(気に入りのゲーム)
(Leonard Cohen: The Favorite Game)
アンナ・エーリクソン(1963–)
The Paper Palace(ペーパー・パレス(Paul Auster: Oracle Night)
ヨーテボリ・コンボ
ダーヴィド・ハンソン(ギター、プリペアドギター)
トマス・ハンジ(ギター、プリペアドギター)
「本は、どんな音で響くだろう」。ダーヴィド・ハンソン David Hansson とトマス・ハンジ Thomas Hansy のギター・デュオ「ヨーテボリ・コンボ(The Gothenburg Combo)」は、ずっと、この疑問を抱き、文学作品を音体験に翻訳することを考えていました。『Novel - A Musical Library』のプロジェクトは、その答えとして始められ、スウェーデンを代表する作曲家34人から34の新作が寄せられました。
このプロジェクトは、「コンテンポラリー・クラシカル」「ジャズ」「フォーク/ワールドミュージック」「ポップ」の4部に分かれ、第1巻ではコンテンポラリー・クラシカルの音楽シーンの作曲家に焦点が当てられています。イェンニ・ヘトネ Jenny Hettne、ソフィア・イェーンベリSofia Jernberg、トマス・リリエホルム Thomas Liljeholm、スヴェン=ダーヴィド・サンドストレム Sven-Erik Sandström、エーリク・ペーテシュ Erik Peters、マックス・シェック Max Käck、アンナ=レーナ・ラウリン Anna-Lena Laurin、アンネ・パユネン Anne Pajunen、ヘンリク・ストリンドベリ Hensik Strindberg、アンナ・エーリクソン Anna Eriksson。スタインベックの『楽しい木曜日』、オノ・ヨーコの『グレープフルーツ』、ダニエル・デフォーの『ロビンソン・クルーソー』、エーディト・セーデルグランの『Dagen Svalnar』(日は涼しくなり)、クリスチャン・ルンドベリの『Jag rör mig mot en nollpunkt där allt är du』(すべてがあなたという起点に向かっていく)、ヘラクレイトスの『自然について』、J・R・R・トールキンの『指輪物語』、ガートルード・スタインの『地理と戯曲抄』、レナード・コーエンの『気に入りのゲーム』、ポール・オースターの『オラクル・ナイト』と、バラエティ豊かな文学作品が選ばれました。
価格 2,695円(税込価格)(税抜価格 2,450円)
『Novel - A Musical Library Vol.2: Jazz』
The Gothenburg Combo COMBOCD 008 jazz
ゲオルク・リーデル(1934–)
Tango for One-legged’s(片足のためのタンゴ)
(Sture Dahlström: Tango för enbenta)
イェオリ・”ヨッイェ”・ヴァデニウス(1945–)
Guitar Combo(ギター・コンボ)(Malcolm Gladwell: Blink)
ニルス・ベリ
The Ravens(カラス)(Tomas Bannerhed: Korparna)
ダーヴィド・スタッケネス(1974–)
In Rebus Veritas(真実について)(Luigi Serafini: Codex Seraphinianus)
ローケ・リスベリ
Beloved(ビラヴド)(Toni Morrison: Beloved)
アン=ソフィ・セーデルクヴィスト(1956–)
Theo Decker’s Journey(シオ・デッカーの旅)
(Donna Tartt: The Goldfinch)
リーナ・ニューベリ(1970–)
The Small Things(小さきもの)
(Arundhati Roy: The God of Small Things)
ニーナ・ドエネイ(1962–)
L’écume des Jours(うたかたの日々)(Boris Vian: L’écume des Jours)
ヨーテボリ・コンボ
ダーヴィド・ハンソン(ギター、プリペアドギター)
トマス・ハンジ(ギター、プリペアドギター)
ミクシング、マスタリング オーケ・リントン
ダーヴィド・ハンソン David Hansson とトマス・ハンジ Thomas Hansy のギター・デュオ「ヨーテボリ・コンボ(The Gothenburg Combo)」の文学作品を音体験に翻訳するプロジェクト『Novel - A Musical Library』の第2巻。ゲオルク・リーデル Georg Riedel、イェオリ・”ヨッイェ”・ヴァデニウス Georg "Jojje" Wadenius、ニルス・ベリ Nils Berg、ダーヴィド・スタクネス David Stacknäs、ローケ・リースベリ Loke Risberg、アン=ソフィ・セーデルクヴィスト Ann-Sofi Söderqvist、リーナ・ニューベリ Lina Nyberg、ニーナ・ドエネイ Nina deHeney。ジャズとインプロヴィゼーション・シーンの作曲家たちです。彼らが選んだ文学作品は、ステューレ・ダールストレムの『片足のためのタンゴ』、マルコム・グラッドウェルの『まばたき(第1感)』、トゥーマス・バンネルヘードの『カラス』、ルイジ・セラフィーニの『セラフィーニ写本(コデックス・セラフィニアヌス)』、トニ・モリソンの『ビラヴド』、アルンダティ・ロイの『小さきものたちの神』、ボリス・ヴランの『うたかたの日々』。
価格 2,695円(税込価格)(税抜価格 2,450円)
『マリオ・タレンギ』
Danacord DACOCD 984 CDR classical
マリオ・タレンギ(1870–1938) 2台のピアノのための作品集
セレナータ(Serenata) ヘ短調 Op.13
ロベルト・シューマンのメヌエット Op.99 主題による2台のピアノのための変奏曲
(Variations pour deux pianos sur le thème du Minuet Op.99 de Robert Schumann) Op.40(1905–06)
古風な様式を模した前奏曲とフーガ
(Preludio e Fuga ad imitazione dello stille antico) Op.48
F・ショパンの前奏曲20番による2台のピアノのための変奏曲
(Variazioni per due pianos sul Preludio xx di F. Chopin) Op.68(c.1917)
神秘のビジョン(Visione mistica)(1920)
演奏会ガヴォット(Gavota da concerto) Op.72
2つの小品(Due miniature) Op.95
夢想(Reverie) 蝶々の戯れ(Giuochi de farfalle)
アレグロ・フェストーソ(Allegro festoso) Op.105(1931)
アルトゥール・ピサロ(ピアノ)
リナルド・ツォーク(ピアノ)
[楽器 Pianos: Steinway Model B, 1925/Bechstein Model B, 1924]
録音 2024年3月29日–31日 Piano Rectoration Ltd.(トワイフォード、バッキンガムシャー、イングランド)
録音エンジニア マイケル・ポンダー
イタリアの作曲家でピアニストのマリオ・タレンギ Mario Tarenghi は、ピアノ音楽が盛んだったロンバルディアのロマンティック音楽の伝統を継ぐひとり。1870年にベルガモで生まれ、ベルガモとミラノの音楽院で学びました。ミラノではオペラ《ラ・ワリー》を作曲したアルフレード・カタラーニのクラスにも参加しています。メロディのはっきりした「サロンの小品」を主に手がけ、その多くが手稿譜のまま残されました。
2台のピアノのための作品。タレンギのもっともよく知られている曲のひとつ《セレナータ》。《色とりどりの小品》から主題をとった《シューマンのメヌエットの主題による変奏曲》。「音楽教師」タレンギの一面を伺わせる「アカデミック」な《前奏曲とフーガ》。〈前奏曲 ハ短調〉に基づく《ショパンの前奏曲20番による変奏曲》。哀歌の気分をもったアダージョ・モッソの《神秘のビジョン》。アレグレットの《演奏会ガヴォット》。サン=サーンスを思わせる〈夢想〉とワーグナー風スケルツォ〈蝶々の戯れ〉の《2つの小品》。タレンギが教えていたミラノ音楽院の設立40年を記念する《アレグロ・フェストーソ》。世界初録音の作品を含むロマンティックな音楽です。
アルトゥール・ピサロ Artur Pizarro(1968–)は、リスボンで生まれ、セケイラ・コスタに学んだポルトガルのピアニスト。リナルド・ツォーク Rinaldo Zhok は、イタリアのトリエステ生まれ。クララ・レヌッツァ、セルジオ・ペルティカローリ、ステファノ・フィウッツィたちに学びました。
価格 2,530円(税込価格)(税抜価格 2,300円)
高品質メディア(Sony DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-Rによるリリースです。プレーヤー/トランスポートの機種によってはCD-Rの読み取り、再生ができないことがあります。再生対応のメディアを機器の取扱説明書でご確認ください。
『ショパン変奏曲』
Danacord DACOCD 984 classical
セルゲイ・ラフマニノフ(1873–1943)
ショパンの主題による変奏曲 Op.22(1902–03)
フェデリコ・モンポウ(1893–1987)
ショパンの主題による変奏曲
フェルッチョ・ブゾーニ(1866–1924)
ショパンの前奏曲による10の変奏曲 BV 213a
オレク・マルシェフ(ピアノ)
[楽器 Piano: Steinway Model D]
録音 2024年8月 ミラノ・カルチャーセンター(ミラノ、イタリア)
制作 タチアナ・アレクセーエワ
録音エンジニア クラウス・ビューリト
編集 モーテン・モーウンセン
マルシェフによるプロコフィエフの最初のアルバム(DACOCD 391)がリリースされた時、「Gramophone」誌は「録音で聴ける(第1ソナタ)のもっとも信頼できる、情熱のこもった演奏のひとつ」と評し、シリーズの「戦争ソナタ」三部作を、リヒテルやベリマンたちの主要な録音を引き合いに出し、”Classic CD Choice” に選びました。オレク・マルシェフ Oleg Marshev は、アゼルバイジャンのバクーに生まれ、グネーシン音楽大学でヴァレンティーナ・アリストワ、モスクワ音楽院でミハイル・ヴォスクレセンスキーに学びました。ヴォスクレセンスキーの師だったレフ・オボーリンを継ぐ、ロシア・ピアニズムの第5世代のひとりです。1991年からイタリアに住みコンサートと録音の活動を続けています。
ラヴェルの「ソロ・ピアノ曲全集」(DACOCD 903/DACOCD 904/DACOCD 905)に次ぐアルバムでは、ショパンの「前奏曲」を主題にした変奏曲を3曲、演奏しています。ラフマニノフが、ナターリャ・サーチナと結婚してまもないころ《前奏曲 ハ短調》(Op.28 No.20)を主題に作曲し、《前奏曲集》(Op.23)と同じコンサートで初演した《ショパンの主題による変奏曲》。モンポウの曲は、ショパンの《前奏曲 イ長調》(Op.28 No.7)による作品です。友人ガスパール・カサドの提案でチェロとピアノの変奏曲として書き始めながら、数曲で中断。後にピアノのための「12の変奏曲」として完成させました。ブゾーニの《ショパンの前奏曲による10の変奏曲》は、ラフマニノフと同じ《前奏曲 ハ短調》を主題にした作品です。
マルシェフは、比較的めずらしいレパートリーの作品を彼らしい深い洞察とピアニズムで演奏しています。
価格 2,530円(税込価格)(税抜価格 2,300円)
『オレグ・シェベタ=ドラガン』
Orchid Classics ORC 100358 classical
フェルッチョ・ブゾーニ(1866–1924)
小協奏曲(Concertino) Op.48 BV 276(1918)
(クラリネットと管弦楽のための)
ジャン・フランセ(1912–1997)
主題と変奏(Tema con variazioni)(1974 orch.1978)
(クラリネットと管弦楽のための)
ダリウス・ミヨー(1892–1974)
スカラムーシュ(Scaramouche) Op.165d(1937)
(クラリネットと管弦楽のための)
カール・ニルセン(1865–1931)
クラリネット協奏曲 FS129(Op.57)(1928)
オレグ・シェベタ=ドラガン(クラリネット)
オーゼンセ交響楽団 アンナ・スクリレヴァ(指揮)
録音 2023年8月28日–9月1日 オーゼンセ・コンサートホール(オーゼンセ、デンマーク)
2022年春、カール・ニルセン国際コンペティションのクラリネット部門で第1位に選ばれたシェベタ=ドラガンのデビュー・アルバム。オレグ・シェベタ=ドラガン Oleg Shebeta-Dragan は、ウクライナ国立音楽院(National Music Academy of Ukraine)でロマン・ヴォウーク、リューベック音楽大学でライナー・ヴェーレに学び、現在、リューベック音楽大学のイェンス・トーベンの下で研究をつづけています。カール・ニルセンのコンペティションではオーゼンセ交響楽団賞と Junior Jury Prize も合わせて受賞しました。
価格 2,200円(税込価格)(本体価格 2,000円)
『Touches』
Querstand VKJK 2402 contemporary/classical
ジョン・タヴナー(1944–2013)
聖なるもの(Svyati)(1995)(混声合唱とチェロのための)
ヴォルフラム・ブッヘンベルク(1962–)
輝ける父の栄光(Splendor paterne glorie) CV 7.296(2015)
(混声合唱とヴァイオリンための)
クヌート・ニューステット(1915–2014)
スターバト・マーテル(Stabat Mater)(悲しみの聖母) Op.111(1986)
(混声合唱とチェロのための)
ペーテリス・ヴァスクス(1946–)
平原の風景(Plainscapes)(2002)
(混声合唱、ヴァイオリンとチェロのための)
ザクセン・ヴォーカルアンサンブル マティアス・ユング(指揮)
アレクサンドラ・スム(ヴァイオリン)
イサン・エンダース(チェロ)
録音 2021年2月26日–27日、6月26日–27日 聖アンナ教会(ドレスデン、ドイツ)
ザクセン・ヴォーカルアンサンブルとマティアス・ユングの新作アルバム。20世紀に作曲された混声合唱とソロ弦楽器の共演する作品が4曲演奏されます。
「ザクセン・ヴォーカルアンサンブル Sächsisches Vokalensemble」は、1996年、マティアス・ユングによってドレスデンに設立されました。ハインリヒ・シュッツとJ・S・バッハを結ぶ時代の音楽、ドレスデン宮廷音楽コレクションの音楽、そして、現代の音楽を主なレパートリーに活動しています。マティアス・ユング Matthias Jung(1964–)は、マグデブルク生まれ。フランツ・リスト・ヴァイマル音楽大学で合唱と管弦楽の指揮を学び、在学中にヴォーカルコンソート・ヴァイマルを創設しました。テルツ少年合唱団とドレスデン聖十字架合唱団と契約、1996年にザクセン・ヴォーカルアンサンブルを設立しました。世界初演を含む現代の作品を積極的に取り上げることで知られます。
ジョン・タヴナー John Tavener の《聖なるもの(Svyati)》は、1995年の作品です。この年の早い時期に作曲が始められました。スケッチをしている時、親友で出版者のジェーン・ウィリアムズの父ジョンの死を知り、彼女と亡き父の思い出に捧げる曲として作曲が進められました。スラヴ教会の典礼文がテクスト。チェロのソロがキリストのイコンの役割を担い、西洋の感覚とは異なる東方正教会の聖歌歌唱にならって演奏されます。
ヴォルフラム・ブッヘンベルク Wolfram Buchenberg は、主にヴォーカル作品を手がけている作曲家です。クヌート・ニューステット Knut Nystedt が1986年に作曲した《スターバト・マーテル》は、ブッヘンベルクの曲のヴァイオリンと同じく、「人間」を表す合唱と「神」を象徴する独奏チェロが対話。アルバムタイトルの「touches(ふれあい)」を実現させます。ニューステットのもっとも美しい作品のひとつです。
ペーテリス・ヴァスクス Pēteris Vasks の《平原の風景》は、ラトビアの風景の美しさからインスピレーションを得て書かれた作品のひとつです。地平線が見え、空を見上げると星が見える、ラトビアの田舎の平原。ヴォカリーズで歌われる3つの部分が短い間奏で結ばれ、ひたすら全音階による瞑想的な弱音の音楽がつづいた後、しだいに高揚し、「自然のめざめ」を示すクライマックスに至ります。ギドン・クレーメルの委嘱作。シグヴァルズ・クリャヴァ指揮ラトビア放送合唱団の録音(ODE 1194-2)がリリースされています。
チェリストのイサン・エンダース Isang Enders(1988–)はフランクフルト生まれ。ミヒャエル・ザンデルリングに手ほどきを受け、グスタフ・リヴィニウスやトルルス・モルクたち、とりわけ、彼が教わったリン・ハレルから多くを学んだといいます。20歳の時にドレスデン・シュターツカペレに任命され、4年間務めました。アレクサンドラ・スム Alexandra Soumm(1989–)は、モスクワ生まれのフランスのヴァイオリニスト。ウィーン市立音楽芸術大学でボリス・クシュニールに学び、2010年–2012年の BBC Radio 3 Next Generation Artists のひとりに選ばれています。
エストニアのチェリスト、アッラル・カーシクがエストニア国立男声合唱団やラトビア国立合唱団と共演した『時を超える光(Timeless Light)』(BIS-CD 1887)とともに比較的めずらしいレパートリーのアルバムです。
価格 2,090円(税込価格)(本体価格 1,900円)
『1035』
Trptk TTX 0009 jazz
『1035』
ヨハン・ゼバスティアン・バッハ(1685–1750)
フルート・ソナタ ホ長調 BWV 1035 - 第1楽章 アダージョ・マ・ノン・タント
クリスチャウン・マルティンソン(1986–)
Friður bræður(平和の兄弟たち)
Efsemdarleikur(ゲーム・オブ・スローンズ)
Impromptu Op.2 No.1(即興曲)
ヨハン・ゼバスティアン・バッハ(1685–1750)
フルート・ソナタ ホ長調 BWV 1035 - 第2楽章 アレグロ
クリスチャウン・マルティンソン(1986–)
Hringur 328(指輪328)
Impromptu Op.2 No.2(即興曲)
Impromptu Op.2 No.3(即興曲)
Á uppleð(道すがら)
ヨハン・ゼバスティアン・バッハ(1685–1750)
フルート・ソナタ ホ長調 BWV 1035 - 第3楽章 シチリアーノ
クリスチャウン・マルティンソン(1986–)
Impromptu Op.2 No.4(即興曲)
ヨハン・ゼバスティアン・バッハ(1685–1750)
フルート・ソナタ ホ長調 BWV 1035 - 第4楽章 アレグロ・アッサイ
クリスチャウン・マルティンソン(1986–)
Impromptu Op.2 No.5(即興曲)
Faðmlag(抱擁)
Bless Less
クリスチャウン・マルティンソン(キーボード)
録音 2024年5月 西教会(Westerkerk)(エンクホイゼン、オランダ)
アイスランドのピアニストで作曲家、マルチインストルタリストのクリスチャウン・マルティンソン Kristján Martinsson(1986–)は、オランダのアムステルダムを拠点に活動。ベーシストのパット・クリーヴァーとドラマーのアンドリス・ブイキスと組んだ「K Trío」を通じて作曲家とジャズ・ピアニストとして国際的に知られます。2021年からはソロの作品も手がけるようになりました。
新しいアルバムは、クリスチャウンが心から大切にしているというJ・S・バッハの《フルート・ソナタ ホ長調 BWV 1035》を中心に「過去と現在」のつながりを探る目的で作られました。バッハ作品主題目録の番号「1035」がタイトルに選ばれています。このプロジェクトには新しい軽量アコースティック「ウナ・コルダ」ピアノが使われ、現代の感覚で解釈するバッハの曲、クリスチャウンの書いたオリジナル曲、バッハの曲からインスピレーションを得たインプロビゼーションという構成をとり、バロック時代のソナタに「新しい生命」が吹き込まれていきます。さらに MIDI 機能を使ってキーボードからアナログ・シンセサイザー2台を操作。アコースティック・ピアノの「有機的」な温もりとシンセサイザーの生むテクスチュアの統合による「音の可能性」が追求されます。中世に建てられ、音の特性が素晴らしいというエンクホイゼンの「西教会」で録音セッションが行われました。
価格 2,530円(税込価格)(本体価格 2,300円)
『Hope(希望)』
Losen Records LOS 299-2 jazz
『Hope(希望)』
Hope(Ingi Bjarni Skúlason) Uplift(Ingi Bjarni Skúlason)
Chant(Ingi Bjarni Skúlason) Eftir allt(Ingi Bjarni Skúlason)
Hægur dans(Ingi Bjarni Skúlason)
April Dreams(Ingi Bjarni Skúlason)
Continuation(Ingi Bjarni Skúlason)
Desember(Ingi Bjarni Skúlason) Escaped(Ingi Bjarni Skúlason)
インギ・ビャルニ・スクーラソン(ピアノ)
ヒルマル・イェンソン(ギター) アンデシュ・ヨルミン(ベース)
マグヌース・トリグヴァソン・エリーアセン(ドラム)
録音 2023年9月 スタジオ・エピデミーン(Studio Epidemin)(ヨーテボリ、スウェーデン)
制作 インギ・ビャルニ・スクーラソン
録音エンジニア・ミクシング ユハンネス・ルンドベリ
マスタリング イーヴァル・ラグナルソン(レイキャヴィーク)
アイスランドのピアニストで作曲家、インギ・ビャルニ・スクーラソン Ingi Bjarni Skúlason(1987–)は、2019年に Losen Records の最初のアルバム『Tenging(つながり)』(LOS 222-2)をリリースしました。そのセッションには彼が作曲とピアノを学んでいて出会った若いプレーヤーを中心に4人が参加、彼のオリジナル曲を演奏しました。フォークのようなナンバーから、ビル・エヴァンズを思わせるワルツまで、熱い心を秘めた北欧の抒情が、新鮮な印象を与えました。
新作の『Hope(希望)』も第1作と同じスタジオで録音されました。セッションに集まったのはベテランと言われるミュージシャンたち。スウェーデンを代表するベーシストのひとり、アンデシュ・ヨルミン Anders Jormin(1957–)。バークリー音楽大学で学び、ティム・バーンをはじめとするアメリカのプレーヤーやアルヴェ・ヘンリクセンたちと共演してきたアイスランドのギタリスト、ヒルマル・イェンソン Hilmar Jensson(1966–)。レイキャヴィークの音楽学校「FÍH」とノルウェー工科自然科学大学(NTNU)で学び、アイスランドの音楽シーンを中心に活動しているドラマーのマグヌース・トリグヴァソン・エリーアセン Magnús Trygvason Eliassen(1985–)は、若いプレーヤーです。
アンデシュのベースのイントロが美しい《Hope》。「希望」につながるテーマ《Uplift》(昂揚)。言葉がなくても歌えるリリカルな《Chant》(チャント)。アイスランド北部のホウラルに滞在していた2021年の夏、コミュニティの教会で書いた《Eftir allt》(すべてのあとに)。マグヌースのドラム・ビートをイメージした《Hægur dans》(スローなダンス)。小品の即興を基にした「夢見心地のブルース」《April Dreams》(四月の夢)。優しいフォークミュージックを表現的な即興で味付けした《Continuation》(継続)。「十二月(December)」、さまざまな状況を受け入れる思いをこめる一年の終わり《Desember》。ある朝、つよい創作意欲にかられ、「私のうちから外に出たがっていた」音楽を書きつけた《Escaped》(自由になった)。
このアルバムの7曲は、インギ・ビャルニの母が亡くなった2021年に書かれました。彼女は詩作を愛し、未発表の詩をソーシャルメディアで発信していたといいます。「人生はいつも、優しいワルツなのかしら、はっきりした道があり、めんどうなことの待ち受けていない……」。『Hope』は、インギ・ビャルニから母への追悼ともみなされるアルバムです。
価格 2,365円(税込価格)(税抜価格 2,150円)
『Palmer Edition II: Trio』
ACT Music ACT 8000-2 jazz
『Palmer Edition II: Trio』
Le Calme au Château(Lars Danielsson)
Cattusella(Lars Danielsson) Morgonpsalm(Lars Danielsson)
Playing with the Groove(Lars Danielsson)
La Chanson d’Hélène(Philippe Sarde) L’époque(Lars Danielsson)
Gold in Them Hills(Ron Sexsmith)
Improvisado(Lars Danielsson/John Parricelli/Verneri Pohjola)
Mood Indigo(Duke Ellington/Barney Bigard/Irving Mills)
Étude Bleue(Lars Danielsson) Lacour(John Parricelli)
Peu d’Amour(Verneri Pohjola)
ラーシュ・ダニエルソン(ベース)
ヴェルネリ・ポホヨラ(トランペット)
ジョン・パリチェッリ(ギター)
録音 2024年5月30日–6月2日 シャトー・パルメ(Château Palmer)(マルゴー=カントナック、フランス)
制作 アンドレーアス・ブランディス
録音エンジニア アルヌー・ウペール
ミクシング ブー・サヴィーク
マスタリング クラウス・ショイアマン、ブー・サヴィーク
ボルドー左岸の伝説的ワイナリーのひとつ、シャトー・パルメ Château Palmer と ACT Music のコラボレーション。ミヒャエル・ヴォルニ(マイケル・ウォルニー)とヨアヒム・キューンの『Duo』(ACT 9633-2)につづく第2作として、スウェーデンのベーシスト、ラーシュ・ダニエルソン Lars Danielsson(1958–)、フィンランドのトランペッター、ヴェルネリ・ポホヨラ Varneri Pohjola(1977–)、イギリスのギタリスト、ジョン・パリチェッリ John Parricelli(1959–)による『Trio』がリリースされます。
音楽は、シャトーの独特の空気を捉え、録音場所の静けさと美しさ、空間の三人の親密さを反映。ベースとギターの木の香り、トランペットのヴァルブの感触、窓からさしこむ初夏の陽光と、いつもとは違う場所からインスピレーションを得た音楽は、熟成ワインにも例えられます。ダニエルソンの《Le Calme au Château》(シャトーの静けさ)《Morgonpsalm》(朝の賛歌)、ポホヨラの《Peu d’Amour》(かわいい恋)、映画『すぎ去りし日…(Les chose de la vie)』のフィリップ・サルドの曲から《La Chanson d’Hélène》(エレーヌの歌)、シンガーソングライターのロン・セクスミスの《Gold in Them Hills》。ダニエルソン、パリチェッリ、ポホヨラの三人の《Improvisado》(即興)。至福の時と言えそうです。
価格 2,915円(税込価格)(税抜価格 2,650円)
『Palestrina Revealed(明らかになったパレストリーナ)』
Harmonia Mundi HMM 905375 early music
ジョヴァンニ・ピエルルイージ・ダ・パレストリーナ(c.1525–1594)
第2旋法のマニフィカト(Magnificat II toni)(5声)
ウィリアム・バード(1543–1623)
Emendemus in melius(よりよき生活のうちに)(5声)
ジョヴァンニ・ピエルルイージ・ダ・パレストリーナ(c.1525–1594)
Missa Emendemus in melius(ミサ「よりよき生活のうちに」)(4声)
ロバート・ホワイト(c.1538–1574)
Ad te levavi oculos meos(目を上げて、わたしはあなたを仰ぎます)(6声)
ジョヴァンニ・ピエルルイージ・ダ・パレストリーナ(c.1525–1594)
Ad te levavi oculos meos(目を上げて、わたしはあなたを仰ぎます)(12声)
ウィリアム・マンディ(c.1529–1591)
Memor esto verbi tui(あなたの僕(しもべ)への御言葉を思い起こしてください)(6声)
ジョヴァンニ・ピエルルイージ・ダ・パレストリーナ(c.1525–1594)
Memor esto verbi tui(あなたの僕(しもべ)への御言葉を思い起こしてください)(5声)
Missa Memor esto verbi tui(ミサ「あなたの僕(しもべ)への御言葉を思い起こしてください」)(5声)
ケンブリッジ・クレア・カレッジ合唱団
グレアム・ロス(指揮)
録音 2023年7月 ロンドン
後期ルネサンス期の作曲家パレストリーナ Giovanni Pierluigi da Palestrina は、1525年2月から1526年2月の間に、ローマから遠くない、当時教皇領だったパレストリーナの町で生まれました。その生誕500年を祝い、ケンブリッジ・クレア・カレッジ合唱団 Choir of Clare College, Cambridge とグレアム・ロス Graham Ross が、パレストリーナの世界初録音の作品によるアルバムを作りました。『氷の国』(HMM 905330)をはじめとするユニークなコンセプトの録音で知られる彼らは、このアルバムのプログラムでもちょっとした工夫を凝らしています。
『ルカによる福音書』の「マリアの賛歌」による、輝かしい5声の《第2旋法のマニフィカト》。〈Kyeir〉〈Gloria〉〈Credo〉〈Sanctus & Benedictus〉〈Agnus Dei〉の《ミサ「よりよき生活のうちに」》。『詩篇123番』による《目を上げて、わたしはあなたを仰ぎます》。『詩篇119番』の《あなたの僕(しもべ)への御言葉を思い起こしてください》と、それに基づく《ミサ》。パレストリーナのこれらの作品とともに、ウィリアム・バード William Byrd、ロバート・ホワイト Robert White、ウィリアム・マンディ(ムンディ)William Mundy という、パレストリーナと同時代のイギリスの作曲家たちが彼の作品と同じテクストに作曲した曲が合わせて歌われます。
価格 3,300円(税込価格)(本体価格 3,000円)
『Perhaps Thus the End』
Dacapo 8.224763 contemporary/classical
ルネ・グレロプ(1981– )
弦楽四重奏曲第2番 Op.19《Perhaps Thus the End》(2017)
クラリネット五重奏曲 OP.16《Still Learning Towards This Machine》(2015)*
ディオティマ四重奏団
ユン=ペン・チャオ(第1ヴァイオリン)
コンスタンス・ロンザッティ(第2ヴァイオリン)
フランク・シュヴァリエ(ヴィオラ)
ピエール・モルレ(チェロ)
ヨーナス・フレーロン(クラリネット)*
録音 2019年9月16日–18日 SWR「ハンス・ロスバウト・スタジオ」(ベーデンバーデン、ドイツ)
コンピューター・デザイン(クラリネット五重奏曲) IRCAM ポンピドゥー・センター・スタジオ
コンピューター・デザイナー(クラリネット五重奏曲) トマス・ゲプファー、ルネ・グレロプ
制作 ギュンター・ヴォッレルスハイム
録音エンジニア ノルベルト・フォッセン
マスタリング アストリート・グロスマン=フダッシュ
ルネ・グレロプ Rune Glerup は、現代デンマークでもっともユニークな作曲家のひとりです。ニルス・ロシング=スコウ、ベント・サーアンセン、ハンス・ペーター・ストゥベ・テウレビェアウ、ヴァルター・ツィメルマンに作曲を学び、IRCAM で研究しました。2014年にリリースした「ポートレート」『dust encapsulated 』(dacapo 8.226578)の作品に彼のスタイルが明確に示されています。新しいアルバムではディオティマ四重奏団のために作曲された2曲が演奏されます。
《Perhaps Thus the End》の副題をつけられた《弦楽四重奏曲第2番》は、西ドイツ放送(WDR)が、ディオティマ四重奏団のため、デンマーク・アーツカウンシルの助成を得て委嘱した作品です。7つの楽章で構成され、グレロプが傾倒するサミュエル・ベケットの精神を反映したタイトルが付けられました。〈Perhaps Thus the End〉〈Now to Press on Regardless〉〈From Deep Within〉〈The Dark of Night and Day〉〈The Then Fleeing Dark of Night〉〈The Strokes an Cries as Before〉〈The End, Again and Again〉。「公園の散歩からバールームの空想へと、人生の無限ループの馬鹿げた美しさ」をとらえたという音楽です。2017年10月、グラーツの「Musikprotokoll」でディオティマ四重奏団が初演し、作品は彼らに献呈されました。
《クラリネット五重奏曲》は、グレロプが自身の音楽を作り上げる道程で出会った音楽への挨拶の「ラビリンス」あるいは温故知新とでもいう作品として作られました。1950年代から60年代の革新的音楽の誕生へのオマージュとして断片を引用したピエール・ブーレーズの《ピアノソナタ第2番》をはじめ、ベートーヴェン、ストラヴィンスキー、ヘルムート・ラッヘンマン、《クラリネット五重奏曲》を書いたモーツァルトとブラームス。《Still Learning Towards This Machine》の副題は、チャールズ・ブコウスキーの詩の一節を基につけられました。〈Precipitato〉〈Tranquillo〉〈Prestissimo sfrenato〉の3楽章。IRCAMの委嘱で作曲され、2015年3月14日、ディオティマ四重奏団とアラン・ビヤールがオルレアンで初演しました。
ディオティマ四重奏団 Quatuor Diotima は、1996年、パリ国立高等音楽舞踊学校の卒業生によって結成されました。このアルバムが録音された2019年のメンバーは、ユン=ペン・チャオ Yun-Peng Zhao とコンスタンス・ロンザッティ Constance Ronzetti のヴァイオリン、フランク・シュヴァリエ Franck Chvalier のヴィオラ、ピエール・モルレ Pierre Morlet のチェロ。Penttone や Naîve などのレーベルに幅広く録音しています。
ヨーナス・フレーロン Jonas Frølund(1996–)は、デンマークのクラリネット奏者です。リー・モーガン、パルカル・モラゲスに学び、デンマーク室内管弦楽団の首席クラリネット奏者を務め、ソリストと室内楽奏者として活動しています。カール・ニルセンからシモン・ステーン=アナセンの曲を集めた『Solo Alone and More』(OUR Recordings 6.220681)を2023年にリリースしています。
コペンハーゲン大学ソニング・ファンドとデンマーク著作権協会(KOdA)の助成。WDR ライセンスによるリリースです。
価格 2,530円(税込価格)(本体価格 2,300円)
『Silence Is Music too』
OUR Recordings 8.226925 contemporary/classical
アクセル・ボーロプ=ヤーアンセン(1924–2012)
Intrada Op.149(1993–94)(打楽器ソロのための)
Trio Op.134(1988–90)(クラリネット、チェロとピアノのための)
Riconstruzioni Op.71(1973–74)(木管五重奏のための)
Malinconia Op.68(1972–74)(弦楽四重奏のための)
Discichon Op.67(1974)(ヴァイオリンとピアノのための)*
Rapsod Op.114 no.3(1994–96)(ヴィオラ・ソロのための)
“mikrorganismer” Op.20b(1956)(弦楽四重奏のための短いスケッチ)
エスビェア・アンサンブル
クリスチャン・マーティネス(打楽器)
ロン・チェン=シオン(クラリネット)
パウ・コルディナ(チェロ)
ケアスティン・ティーレ(フルート)
ニクラス・カルソイ・モウリトセン(ホルン)
ダヴィド・ダニエル・ディヌ(オーボエ)
アンッティ・サロヴァーラ(ファゴット)
ジョエル・バルドレ(ヴァイオリン)
ベルナアト・プラト・サバテル(ヴァイオリン)
ミシェル・カミーユ(ヴィオラ)
ティム・クロフォード(ヴァイオリン)*
クリストファー・ヒュルディ(ピアノ)
録音 2024年5月7日–8日、24日、27日–28日、6月1日 マナーハウス「エンドロプホルム」(Manor House ENDRUPHOLM)(ブラミング、デンマーク)、2024年7月3日 クリスチャン教会(Chirstianskirken)(コペンハーゲン)
制作・編集・ミクシング・マスタリング メテ・ドゥーウ
アクセル・ボーロプ=ヤーアンセン Axel Borup-Jørgensen は、ユラン半島北部で生まれました。デンマーク人の両親とともにスウェーデンに渡り、青年期にデンマークに戻り、コペンハーゲンの王立デンマーク音楽アカデミーでピアノと器楽法を学び、独学で作曲を身につけました。ダルムシュタット夏季現代音楽講習会にデンマーク作曲家として初めて参加。アヴァンギャルド音楽からインスピレーションを受けながら、独自のスタイルを生涯にわたって追いつづけました。静寂、「自然」のような抽象性、北欧的リリシズム、表現主義の無調、細部まで書きこみながら簡潔で強固といった個性的な作品をオーケストラとアンサンブルの曲を中心に多くの作品を発表しました。《夏の組曲》《秋の音楽》、オルガンと打楽器のための《冬の音楽》といった曲が代表作に挙げられています。
『沈黙も音楽である』をタイトルにとったエスビェア・アンサンブル Esbjerg Ensemble のアルバムは、ボーロプ=ヤーアンセンの生誕100年を記念して制作されました。彼が異なる時期に書いた室内楽の作品集です。「ジャンクヤード(廃品置き場)」に積み上げられたものを「洗練」した打楽器ソロの《イントラーダ》。「孤独の描画(Ensomhedens Billede)」のワーキングタイトルで作曲された「クラリネット、チェロとピアノ」の《トリオ》。トーンと構造を探索した木管五重奏のための《Riconstruzioni》(再建、復元)。ベートーヴェンの《弦楽四重奏曲第6番》の終楽章やシベリウスのチェロとピアノの曲が知られる「マリンコニア(憂鬱)」の曲名で書かれた弦楽四重奏曲。「エレジー」の気分のヴァイオリンとピアノによる《Discichon》(二行連句)。リルケの『ドゥイノの悲歌』の「生命の樹々よ…」を楽譜に引用したヴィオラ・ソロの《ラプソディ》。「有機的」な前奏曲の性質をもつ短い13の部分による《“mikrorganismer”》(微生物)。
価格 2,475円(税込価格)(本体価格 2,250円)
『Angele Dei(神の天使)』
Skani SKANI 163 contemporary/classical
ペーテリス・ヴァスクス(1946–)
Angele Dei(神の天使)(2021)
クリスツ・アウズニエクス(1992–)
Sensus(2020)
ルタ・パイデレ(1977–)
マニフィカト(Magnificat)(2022)
アンドリス・ジェニーティス(1978–)
Om, Lux Aeterna(2012) Lūgšana(祈り)(2023)
サンタ・ラトニエチェ(1977–)
Nakts gaisma(夜の光)(2021)
ペーテリス・ヴァスクス(1946–)
Actus Caritatis(2022)
マールティンシュ・ヴィリュムス(1974–)
Karaļa Līra bērnu liktenis(リア王の子供たちの運命)(2007/2021)
ラトビア放送合唱団
カスパルス・プトニンシュ(指揮)
シグヴァルズ・クリャヴァ(指揮)
録音 2023年5月14日、5月27日、9月21日–22日、2024年3月4日 聖ヨハネ教会(リガ、ラトビア)
制作・編集・ミクシング ・マスタリング アグネセ・ストレイチャ
ラトビア放送合唱団の Skani レーベルのアルバム第3作。現代ラトビアの作曲家の作品によるプログラムが組まれ、ラトビア合唱音楽の2023年の「タイムスタンプ(時刻印)」とでもいうアルバムに作られています。これらの作品は、主に宗教的なテクストが使われ、重層化した微分音、スペクトル音楽にならった語法、ポリフォニックなテクスチュア、音響とリズムの公式の探求など、それぞれの作曲家に特徴的なスタイルで作曲されています。
もっとも国際的に知られるペーテリス・ヴァスクス Pēteris Vasks は、2曲が歌われます。カンタベリーのレジナルドが書いたとされるテクストによる《神の天使》と『マタイによる福音書』(22章37節–39節)に基づくカトリックの祈り「おお主なる神よ……」による《Actus Caritatis》(慈悲の行い)。クリスツ・アウズニエクス Krists Auznieks が『ローマの信徒への手紙』(12章2節)の「あなたがたはこの世に倣ってはなりません……」に作曲した《Sensus》は、ラトビア・グランド音楽賞にノミネートされました。24声部で書かれた作品です。ルタ・パイデレ Ruta Paidere の《マニフィカト》では、『ルカによる福音書』の「マリアの賛歌」が「古風でありながら現代的な」サウンドで歌われます。
アンドリス・ジェニーティス Andris Dzenītis は、ラテン語の「Lux aetern」と仏教とヴェーダのマントラに共通する「永遠の光」をひとつにした《Om, Lux Aeterna》と、『主の祈り』に作曲した《祈り》。サンタ・ラトニエチェ Santa Ratniece のシメオンの賛歌「主よ、今こそあなたは(Nunc Dimittis)」を使った《夜の光》。マールティンシュ・ヴィリュムス Mārtiņš Viļums の《リア王の子供たちの運命》は、アイルランドのサーガ『The Cauldron of Poesy(詩の大釜)』の『The Children of Lir(リア王の子供たち)』の英訳とドルイドの呪文をテクストにした、神秘の力をもつ、古風なバラード風の作品です。
価格 2,530円(税込価格)(本体価格 2,300円)
『シューマン、シベリウス』
SWR Music SWR 19151CD classical
ロベルト・シューマン(1810–1856)
交響曲第4番 ニ短調 Op.120(改訂稿)
南西ドイツ放送交響楽団 エリアフ・インバル(指揮)
ジャン・シベリウス(1865–1957)
交響曲第1番 ホ短調 Op.39(1899 rev.1900)
シュトゥットガルト放送交響楽団 エリアフ・インバル(指揮)
録音 1971年4月21日 ハンス・ロスバウト・スタジオ(バーデン=バーデン)(ライヴ録音)(シューマン)、2012年7月12日、13日 リーダーハレ、ベートーヴェンザール(シュトゥットガルト、ドイツ)(ライヴ録音)(シベリウス)
価格 2,475円(税込価格)(本体価格 2,250円)
『セレナーデ』
Harmonia Mundi HMM 905396 2CD’s classical
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(1756–1791)
[Disc 1]
行進曲 ニ長調 K.335/320a no.1(1779)
セレナーデ第9番 ニ長調 K.320《ポストホルン(Posthorn)》(1779)
行進曲 ニ長調 K.335/320a no.2(1779)
セレナーデ第13番 ト長調 K.525
《アイネ・クライネ・ナハトムジーク(Eine kleine Nachtmusik)》(1787)
[Disc 2]
行進曲 ニ長調 K.249(1776)
セレナーデ第7番 ニ長調 K250/248b
《ハフナー・セレナーデ(Haffner Serenade)》 (1776)
ミュンヘン室内管弦楽団 エンリコ・オノフリ(指揮)
イザベル・ファウスト(ヴァイオリン)(K.250)
マシュー・サドラー(ポストホルン)(K.320)
録音 2023年7月、2024年4月、8月 バイエルン音楽スタジオ(ミュンヘン、ドイツ)
ミュンヘン室内管弦楽団とエンリコ・オノフリによるモーツァルトの「セレナーデ」。
ミュンヘン室内管弦楽団 Münchener Kammerorchester(MKO)は、1950年にクリストフ・シュテップが創設したアンサンブルです。モーツァルトやハイドンの作品をいくつか Archiv Produktion レーベルに録音していました。1956年の初めから40年間、ハンス・シュタットルマイアが首席指揮者を務めた後、クリストフ・ポッペン、アレクサンダー・リープライヒ、クレメンス・シュルトが首席指揮者・芸術監督を引き継ぎました。イェルク・ヴィトマン、オノフリ、バス・ヴィーガースの3人がアソシエート・コンダクターとして指揮する体制を続け、2022/2023年のシーズンからオノフリが MKO を首席指揮者として率いています。
エンリコ・オノフリ Enrico Onofri(1967–)は、ラヴェンナ生まれ。バロック・ヴァイオリンのプレーヤーとしてジョルディ・サヴァール、リナルド・アレサンドリーニ、アーノンクールたちのアンサンブルに参加しました。1987年からは、彼が創設メンバーのイル・ジャルディーノ・アルモニコのコンサートマスターを務め、2002年からは、ベルリン古楽アカデミーやウィーン室内管弦楽団を中心に指揮者としても活動しています。
ヴァイオリン・ソロが共演する「ヴァイオリン協奏曲」スタイルの《ハフナー・セレナーデ》と弦楽合奏のための《アイネ・クライネ・ナハトムジーク》は、モーツァルトのまぎれもない傑作。第6楽章のふたつめのトリオにポストホルン(郵便馬車の角笛)が用いられる《ポストホルン》も人気のある作品です。
《ハフナー・セレナーデ》のヴァイオリン・ソロはイザベル・ファウスト Isabelle Faust。カデンツァは、オノフリの手がけたものとルイージ・ボルギ Luigi Borghi(fl.1772–1794)の『ヴァイオリンのための64のカデンツァあるいはソロ』(Pub.c.1790)の作品を弾いています。
ポストホルンのマシュー・サドラー Matthew Sadler(1981–)は、ロンドン生まれ。ウィーンとミュンヘンでトランペットを学び、ベルリン・フィルハーモニー・カラヤン・アカデミーで教育を受けました。マーラー室内管弦楽団とアンサンブル・シュヴェルプンクト(Ensemble Schwerpunkt)のメンバーです。
価格 4,125円(税込価格)(本体価格 3,750円)
『Logn(凪)』
Odradek ODRCD 453 contemporary/classical
インギビョルグ・アシマ(1973–)
スノッリ・ヒャルタルソンの詩(Poems by Snorri Hjartarson)
(ソプラノ、ピアノとバス・クラリネットのための)
夏の夜(Summarnótt)(2009) 憩い(Hvild)(2011)
牧場の春(Lindin í mónum)(2010)
ゲルズル・クリストニーの詩(Poems by Gerður Kristný)(2019)
(ソプラノ、ピアノとチェロのための)
凪(Logn)
静寂(Værð)
ソルヴィ・B・シーグルズソンの詩(Poems by Sölvi B. Sigurðsson)(2017)
あなたの涙が水だったら(Ef tár þín væru vatn)
(ソプラノ、ピアノとアルト・フルートのための)
ソネット(Sonnetta)(ソプラノ、ピアノとフルートのための)
鳥(Fuglarnir)(ソプラノ、ピアノとアルト・フルートのための)
クリスティーン・ヨウンスドウッティルの詩
(Poems by Kristín Jónsdóttir)(ソプラノ、ピアノとトロンボーンのための)
門のところで(Við hliðið)(2010)
夜に寄せて(Til næturinnar)(2021)
夜の旅(Næturferð)(2022)
アシマ・アンサンブル
マルガリェト・フラブンスドウッティル(ソプラノ)
フロン・スラウインスドウッティル(ピアノ)
アウルマン・ヘルガソン(バス・クラリネット)
オウロフ・シーグルスヴェインストウッティル(チェロ)
ビョルグ・ヴリャウンスドウッティル(フルート、アルト・フルート)
録音 2022年夏 ヴィージスタザ教会(Viðistaðakirkja)(ハフナルフィヨルズル、アイスランド)
録音エンジニア・編集・ミクシング・マスタリング ハトルドウル・ヴィーキングソン
インギビョルグ・アシマ Ingibjörg Azima(1973–)(フルネーム インギビョルグ・アシマ・グヴズレイグスドウッティル Ingibjörg Azima Guðlaugsdóttir)は、アイスランドの作曲家、トロンボーン奏者。画家のグヴズレイグル・ヨウン・ビャルナソンと看護師のシグルーン・フルド・ソルグリームスドウッティルの子に生まれました。ヨーテボリ大学舞台芸術・音楽学校でトロンボーンを学び1999年に卒業。王立デンマーク音楽アカデミーの大学院で一年間のコースを修了した後、2007年から2008年までウプサラ大学の合唱指揮コースで学びました。スウェーデンとアイスランドを拠点にトロンボーン奏者、音楽教師、合唱指揮者、バンドの指揮者、作曲家として活動しています。アイスランドの詩からインスピレーションを得た作品を主に手がけ、詩的な響きとアイスランド固有のトーンを現代の感覚でアレンジした作品と編曲をさまざまなアンサンブルやグループのために作ってきました。民謡を思わせる素朴で美しいスタイルが彼女の音楽の特徴とされています。
『Logn(凪)』と題したアルバムでは、スノッリ・ヒャルタルソン Snorri Hjartarson(1922–1986)、ゲルズル・クリストニー Gerður Kristný(1970–)、ソルヴィ・B・シーグルズソン Sölvi B. Sigurðsson(1978–)、クリスティーン・ヨウンスドウッティル Kristín Jónsdóttir(1963–)の詩をテクストにした作品が演奏されます。
ソプラノのマルガリェト・フラブンスドウッティル Margrét Hrafnsdóttir は、レイキャヴィークで生まれ、レイキャヴィーク音楽大学でジークリンデ・カーマン、シュトゥットガルト音楽大学でフランシスコ・アライサたちに学びました。アンサンブルの他のメンバーは、レイキャヴィーク音楽大学とフライブルク音楽大学で学んだフロン・スラウインスドウッティル Hrönn Þráinsdóttir のピアノ、アークレイリのノザーン・シンフォニアの首席クラリネット奏者のアウルマン・ヘルガソン Ármann Helgason、オウロフ・シーグルスヴェインストウッティル Ólöf Sigursveinsdóttir のチェロ、ノルウェー国立音楽大学で学んだビョルグ・ヴリャウンスドウッティル Björg Brjánsdóttir のフルート。ハフナルフィヨルズルの教会でセッション録音されました。
価格 2,530円(税込価格)(本体価格 2,300円)