July 2024

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『シューマン』
Challenge Classics CC 72959 classical

 
ロベルト・シューマン(1810–1856)
 交響曲第3番 変ホ長調 Op.97《ライン(Rheinish)》(1850)
 交響曲第4番 ニ短調 Op.120(改訂稿)
  スタヴァンゲル交響楽団
  ヤン・ヴィレム・デ・フリーント(指揮)
 
録音 2024年1月29日–2月1日 スタヴァンゲル・コンサートホール(スタヴァンゲル、ノルウェー)

 
スタヴァンゲル交響楽団とヤン・ヴィレム・デ・フリーント Jan Willem de Vriend によるシューマンの交響曲。第3番と第4番は、第1番・第2番(CC 72958)の翌年のセッション録音です。
 
価格 2,420円(税込価格)(税抜価格 2,200円)

『クラリネット協奏曲』
Orlando Records OR 0054 classical

 
ヘアマン・D・コペル(1908–1998)
 クラリネットと室内オーケストラのための協奏曲 Op.35(1941)
オーレ・シュミット(1928–2010)
 クラリネットと室内オーケストラのための協奏曲(2007)
ニルス・ヴィゴ・ベンソン(1919–2000)
 ソロ・クラリネットと小器楽アンサンブルのための室内協奏曲 Op.578(1993)
  ジョン・クルーセ(クラリネット)
  オルボー交響楽団
  フレードリク・ビューシュテット(指揮)
 
録音 2023年6月12日–14日、16日 ミュージックハウス(Musikkens Hus)(オルボー、デンマーク)

 
ジョン・クルーセ John Kruse(1963–)、オルボー交響楽団とスウェーデンの指揮者フレードリク・ビューシュテット Fredrik Burstedt(1972–)によるデンマークのクラリネット協奏曲。ジャズからクラシカルまで幅広いジャンルを特徴的にブレンドしたヘアマン・D・コペル Herman D. Koppel の1941年の作品。ルイ・カユザックによる1949年の録音(Danacord DACOCD 561-562)が残されています。オーレ・シュミット Ole Schmidt の《クラリネットと室内オーケストラのための協奏曲》もジャズとクラシカルのスタイルをミックス、独創的なオーケストレーションによる躍動感あふれる音楽に作った作品です。
 
ニルス・ヴィゴ・ベンソン Niels Viggo Bentzon の《室内協奏曲》は、「モデラート」「アレグロ」「アダージョ」「アレグロ」の4つの楽章を通して独特の透明感のある音楽語法で書かれた作品です。ニルス・ヴィゴの子、ニコライ・ベンソン Nikolaj Bentzon(1964–)が、改訂を加え、「カデンツァ」を作曲しました。
 
ジョン・クルーセは、オーゼンセ交響楽団の首席クラリネット奏者を経て、2005年夏から王立デンマーク管弦楽団の首席奏者を務めています。ソリストと室内楽奏者として活動、デンマークを代表するクラリネット・プレーヤーのひとりです。
 
価格 2,640円(税込価格)(税抜価格 2,400円)

『Raiders of the Symphony』
Euro Arts 20 69964 Blu-ray/20 69967 CD film music

 
[Blu-ray]
 Indiana Jones and the Kingdom of the Crystal Skull - Swashbuckler
 (John Williams)
 Sahara - Iron Clad(Clint Mansell)
 The Goonies - Fratelli Chase(Dave Grusin)
 Lawrence of Arabia - Overture(Maurice Jarre)
 Jumanji - The Jumanji Overture(Henry Jackman)
 King Kong - Main Theme(Max Steiner)
 The Adventures of Tin Tin - Main Theme
 (Ray Parker, Tom Szczesniak)
 The Adventures of Tin Tin - The Duel(John Willaims)
 The Adventures of Tin Tin -Air de Bijoux(Charles Gounod)
 Uncharted III - Uncharted Suite: As above so below – Nate’s Theme 3.0
 (Greg Edmonson)
 The Mummy - Imhotep(Jerry Goldsmith)
 Tomb Raider - Pandora’s Box(Alan Silvestri)
 Angels and Demons - 503(Hans Zimmer)
 Indiana Jones and the Temple of Doom - Parade of the Slave Children
 (John Williams)
 Indiana Jones and the Kingdom of the Crystal Skull
 - A Whirl through Academe(John Williams)
 Indiana Jones and the Kingdom of the Crystal Skull - Irina’s Theme
 (John Williams)
 Indiana Jones and the Last Crusade
 - Scherzo for Motorcycle and Orchestra(John Williams)
 Raiders of the Lost Ark - Marion’s Theme(John Williams)
 Raiders of the Lost Ark - Raiders March(John Williams)
 Indiana Jones and the Temple of Doom - Anything Goes(Cole Porter)
 

[CD]
 Raiders of the Lost Ark - Raiders March(John Williams)
 Raiders of the Lost Ark - Marion’s Theme(John Williams)
 Indiana Jones and the Last Crusade
 - Scherzo for Motorcycle and Orchestra(John Williams)
 Indiana Jones and the Temple of Doom - Anything Goes(Cole Porter)
 The Adventures of Indiana Jones(John Williams)
 Indiana Jones and the Kingdom of the Crystal Skull
 - Irina’s Theme(John Williams)
 Indiana Jones and the Kingdom of the Crystal Skull
 - A Whirl through Academe(John Williams)
 The Mummy - Imhotep(Jerry Goldsmith)
 The Adventures of Tin Tin -Air de Bijoux(Charles Gounod)
 The Adventures of Tin Tin - The Duel(John Willaims)
 Tomb Raider - Pandora’s Box(Alan Silvestri)
 Angels and Demons - 503(Hans Zimmer)
 Uncharted III - Uncharted Suite: As above so below
 – Nate’s Theme 3.0(Greg Edmonson)
 Jumanji - The Jumanji Overture(Henry Jackman)
 The Goonies - Fratelli Chase(Dave Grusin)
 Sahara - Iron Clad(Clint Mansell)
 King Kong - Main Theme(Max Steiner)
  デンマーク国立交響楽団 デンマーク国立コンサート合唱団
  クリスティアン・シューマン(指揮)
  ベアーテ・モルダール(ソプラノ)
  クリスティーナ・オストラン(ヴァイオリン)
 
収録 2023年 DR(デンマーク放送)コンサートホール(コペンハーゲン)(ライヴ)
 
[Blu-ray: 1080/60i 16:9 Full HD PCM stereo/DTS-HD Master Audio 5.1 85min Region All

 
ゲーム・ミュージックの『Gaming in Symphony』から始まったデンマーク国立交響楽団の「ガラコンサート」シリーズ。SF映画の音楽を演奏した『GALAXYMPHONY』(20 652211/20 65214)と『GALAXYMPHONY II』(20 68714/20 68717)、ファンタジー映画やドラマの音楽による『FANTASYMPHONY』(20 65194)、レッドカーペットを彩った映画の音楽を特集した『Hollywood Gala』(20 29224/20 69227)と、デンマーク放送(DR)のコンサートホールで行われたコンサートは、Blu-ray と CD アルバムとしてリリースされ、コペンハーゲンのコンサートに行けなかった世界中の幅広い世代の聴衆を楽しませてきました。 
 
『Raiders of the Symphony』と題した最新のアルバムには、「インディ・ジョーンズ」シリーズの第5作『Indiana Jones and the Dial of Destiny(インディ・ジョーンズと運命のダイアル)』の公開に合わせて行われたコンサートがライヴ収録されました。『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』の〈レイダーズ・マーチ〉と〈マリオンのテーマ〉に始まるジョン・ウィリアムズの一連のスコア。ジェリー・ゴールドスミスが作曲した『ハムナプトラ/失われた砂漠の都』の〈イムホテップ〉、デイヴ・グルーシン作曲の『グーニーズ』のメインテーマ〈フラテリ・チェース〉、モーリス・ジャールの『アラビアのロレンス』とヘンリー・ジャックマンの『ジュマンジ』の〈序曲〉。1933年に公開された最初の『キングコング』のマックス・スタイナーの〈メインテーマ〉や、『タンタンの冒険』の音楽も演奏。『インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説』の最初のシーンで歌われるコール・ポーターの《Anything Goes》には、ノルウェーのソプラノ、ベアーテ・モルダール Beate Mordal が加わります。
 
価格(Blu-ray) 4,400円(税込価格)(本体価格 4,000円)
価格(CD) 4,125円(税込価格)(本体価格 3,750円)

『シェーンベルク』
Pentatone PTC 5187218 classical

 
アルノルト・シェーンベルク(1874–1951)
 交響詩《ペレアスとメリザンド(Pelleas und Melisande)》 Op.5(1903)
 浄められた夜(Verklärte Nacht) Op.4(1899 rev.1917/1943)
 (弦楽オーケストラのための)
  モントリオール交響楽団 ラファエル・パヤーレ(指揮)
 
録音 2024年4月25nichi–26日 メゾン・サンフォニク・ド・モンレアル(ケベック、カナダ)
制作 マルティン・ザウアー(Teldex Studio Berlin)

 
シュトラウスの《英雄の生涯》とマーラーの《リュッケルトによる5つの歌曲》(PTC 5187201)、マーラーの《交響曲第5番》(PTC 5187067)をリリースしたモントリオール交響楽団と音楽監督ラファエル・パヤーレの Pentatone Records の第3作。シェーンベルクが無調による作曲を手がける以前の2つの作品のプログラムです。
 
《ペレアスとメリザンド》は、ドビュッシーがオペラ、シベリウスが劇付随音楽を書いたのと同じモーリス・メーテルランクの戯曲に基づき、「交響詩」として作曲された作品です。ニ短調を主調とする後期ロマンティシズムのスタイルで書かれ、1903年に完成。1905年1月にウィーンのムジークフェラインで作曲者の指揮で初演されました。
 
《浄められた夜》は、1899年の秋、リヒャルト・デーメルの詩による標題音楽として弦楽六重奏の曲として作曲。1917年に弦楽オーケストラの版が作られ、1943年に改訂の手が加えられました。ブラームスの動機の処理手法とワーグナーの和声に倣ったスタイルによる後期ロマンティシズムの作品です。
 
ラファエル・パヤーレがもっとも得意とするというレパートリーの2作です。
 
価格 2,585円(税込価格)(本体価格 2,350円)

『グズモンセン=ホルムグレーン 弦楽四重奏曲全集 第2集』
Dacapo 8.226218 contemporary/classical

 
ペレ・グズモンセン=ホルムグレーン(1932–2016)
 弦楽四重奏曲第7番《Parted》(1984)
 弦楽四重奏曲第8番《Ground》(1986)
 弦楽四重奏曲第9番《Last Ground》(2006)
 (弦楽四重奏と「海(ocean)」のための)
 弦楽四重奏曲第10番《New Ground》(2011)
  ノルディック弦楽四重奏団
   ヘイズルーン・ペータセン(ヴァイオリン)
   マス・ハウステズ・ハンセン(ヴァイオリン)
   ダニエル・エークルンド(ヴィオラ)
   レーア・エミーリェ・ブランデール(チェロ)
 
録音 2020年8月8月11日–12日(第7番・第8番)、27日–29日(第9番・第10番) 王立デンマーク音楽アカデミー 研究ステージ(Studiescenen)(コペンハーゲン)
制作 ティム・フレゼリクセン
録音エンジニア ラングヘイズル・ヨウンスドウッティル

 
ペレ・グズモンセン=ホルムグレーン Pelle Gudmundsen-Holmgreen の弦楽四重奏曲を全14曲、作曲順に録音するプロジェクトの第1集(8.226217)につづく第2集。1984年から2011年でに作曲された4曲が演奏されます。
 
1984年の第7番は、クロノス・カルテットの委嘱による作品です。2つの対立する考えないし集団というコンセプトを反映する「parted(分けられた)」の副題がつけられ、運動性をもったミニマリズムをうかがわせる音楽にクロノス・カルテットとの関連がうかがえます。
 
第8番《Ground》は、バロック音楽のベースライン(グラウンドベース)を活用した、詩的共感の漂う単純さによる、遊び心あるラプソディ。同様にグラウンドベースを使い、「コード」に焦点を当てた第9番《Last Ground》は、弦楽四重奏と「海(ocean)」のために書かれ、デンマークの国立電子音楽センター(DIEM)のディレクターを務める作曲家ウェイン・シーゲル Wayne Siegel の協力で作られた素材が使われています。第10番《New Ground》は、カノンとジグで知られるヨハン・パッヘルベルの使った古い「グラウンド」による「社交的で軽い四重奏曲」(グズモンセン=ホルムグレーン)。
 
ノルディック弦楽四重奏団は、フェロー諸島出身のヘイズルーン・ペータセン Heiðrun Petersen、デンマークのマス・ハウステズ・ハンセン Mads Haugsted Hansen とレーア・エミーリェ・ブランデール Lea Emilie Brøndal、スウェーデンのダニエル・エークルンド Daniel Eklund が2013年に結成したアンサンブルです。
 
価格 2,695円(税込価格)(本体価格 2,450円)

『漁師(Fiskeren)』
Simax PSC 1221 2CD’s classical

 
ヤルマル・ボルグストレム(1864–1925)
 歌劇《漁師(Fiskeren)》(1900)
  ヘティル・ヒューゴス(バス、トルビョルン)
  インゲビョルグ・コスモ(メゾソプラノ、カーレン)
  エリ・クリスティン・ハンスヴェーン(ソプラノ、ラグンヒル)
  トール・インゲ・ファルク(テノール、エーリク)
  シェル・マグヌス・サンヴェ(テノール、シーグル)
  ニョル・スパルボ(バスバリトン、医者)
  ノルウェー国立歌劇場合唱団 ステフェン・カムレル(合唱指揮)
  ノルウェー国立歌劇場管弦楽団 テリエ・ボイエ・ハンセン(指揮)
  
録音 2008年3月、2009年3月、2010年6月 ノルウェー国立歌劇場 オーケストラ練習ホール(オスロ、ノルウェー)
制作・編集 ヨルン・ペーデシェン
バランス・エンジニア アルネ・アクセルベルグ

 
ヤルマル・ボルグストレム Hjarmar Borgstrøm は、コンサートのレパートリーが確立していた19世紀から20世紀への変わり目のノルウェーで主流になることのできなかった作曲家のひとりでした。「グリーグ後」の世代、画家エドヴァルド・ムンクと作家クヌート・ハムスン、作曲家ではハルヴォシェン、ドビュッシー、シベリウスと同じ時代に属していました。ドイツ留学から帰国。クリスチャニア(現オスロ)で作曲家、教育者、批評家として活動しました。2つの交響曲、《ハムレット》《思考》など5曲の交響詩、ヴァイオリン協奏曲とピアノ協奏曲、《リーモルのトーラ》と《漁師》の2つのオペラを作曲。スヴェンセンやグリーグの「ナショナル・ロマンティシズム」とは一線を画した、後期ロマンティシズムに表現主義を加えたスタイルがボルグストレムの音楽の特徴とされ、近年、再評価されるようになりました。作曲家のアルネ・ヌールハイムは、ボルグストレムが忘れてしまったことが理解し難いと言い、ワーグナーとマーラーを思い起こさせながらも独創性のある音楽語法の質と国際性、そして、ロイド・ウェバーやスティーヴン・ソンドハイムの出現を予想させる舞台音楽家としての先見性を指摘しました。
 
ノルウェー音楽史の「黄金時代」とみなされる1870年から1920年の間に約30曲のオペラが作曲されました。ボルグストレムの《リーモルのトーラ》は1894年、《漁師》は1900年。いずれも彼の生前に演奏されず、2002年と2003年にそれぞれ初演されました。
 
《漁師》は、前作と同じく「信仰」をテーマにした作品です。「山崩れにより、裕福な生活から一転、漁師としてその日暮らしを続けていた信心深い男トルビョルンは、ある日、より良い生活を求め悪魔と契約する……」。3幕17場。アリアや歌とみなされる曲はなく、2小節の導入につづき、ライトモチーフ(示導動機)の使用やオーケストレーションなど、ワーグナーの影響を受けた「音楽の流れ」が一気に進んでいきます。
 
《リーモルのトーラ》を初録音(PSC 1230)したテリエ・ボイエ・ハンセン Terje Boye Hansen(1946–)が ノルウェー国立歌劇場が指揮。ヘティル・ヒューゴス Ketil Hugaas(1957–)、インゲビョルグ・コスモ Ingebjørg Kosmo(1966–)、エリ・クリスティン・ハンスヴェーン Eli Kristin Hanssveen(1973–)、トール・インゲ・ファルク Thor Inge Falck(1968–)、シェル・マグヌス・サンヴェ Kjell Magnus Sandve(1959–)、ニョル・スパルボ Njål Sparbo(1964–)。ベテランのアルネ・アクセルベルグ Arne Axelberg がバランス・エンジニアリングを担当しました。
 
[プロット]
[第1幕]
裕福で信心深い男トルビョルンは、山崩れにより、農場のすべてと若い息子を失ってしまう。なにもかも失くして漁師になった彼には娘ができ、20年の間、その日暮らしをつづける。うんざりした彼は、ある日、より良い生活を求め悪魔と契約する。その日おそく、高利貸しのエーリクが家賃の支払いを求めにやってくる。トルビョルンは結局、娘をエーリクに渡すと約束することになる。トルビョルンがその話をすると、娘のラグンヒルは涙ぐむ。シーグルという心を許した相手が彼女にはいた。
[第2幕]
海の嵐。高利貸しエーリクの船は、全財産を積み、波の脅威にさらされている。トルビョルンとシーグルは自分たちだけで海に出て、船と積荷を救おうとする。シーグルは、溺れかけていたトルビョルンは救ったが、船を失ってしまう。
[第3幕]
トルビョルンは病にふせている。なにもかも失い、死を望んでいる。高利貸しエーリクが現れる。トルビョルンは、死んだ息子を幻に見て、家族に許しを乞う。家族には、彼の願いをかなえることができない。それができるのは神のみ。トルビョルンは死ぬ。
 
価格 4,125円(税込価格)(本体価格 3,750円)

『ノルウェー管楽アンサンブル』
Simax PSC 1394 classical

 
ルートヴィヒ・ファン・ベートーヴェン(1770–1827)
(スティヤン・オーレスキョル 編曲)
 ピアノ協奏曲第3番 ハ短調 Op.37(1800)*
ヨーゼフ・ハイドン(1732–1809)(スティヤン・オーレスキョル 編曲)
 交響曲第44番 ホ短調《悲しみ(Trauer)》 Hob.I/44(1772)
  クリスチャン・イーレ・ハドラン(ピアノ)*
  ノルウェー管楽アンサンブル
   インゲル・ヨハンネ・ベルグ(フルート)
   ローセ・エリン・アウスタ・ネス(フルート)
   ダーヴィド・F ・ストゥンク(オーボエ)
   クリスティーナ・オールヴァイン(オーボエ)
   エーリク・ヨルダル(クラリネット)
   インゲ・ノストヴォル(クラリネット)
   ローアル・アルネス・オールム(クラリネット)
   トール=エギル・ハンセン(クラリネット)
   クリステル・ベルグビュー(ファゴット)
   リアン・カリー(ファゴット)
   クリスティン・ホーゲンセン(サクソフォーン)
   モッテン・ノールハイム(サクソフォーン)
   スタイナル・グランモ・ニルセン(ナチュラル・ホルン)
   ブリット・クリスティン・ラーシェン(ナチュラル・ホルン)
   スティヤン・オーレスキョル(バロック・トランペット)
   トルゲイル・ホーラ(バロック・トランペット)
   トリル・G・ベルグ(サックバット)
   ミゲル・T・セビジャーノ(サックバット)
   タリヤイ・グリムスビュー(サックバット)
   ローゲル・フィエルデ(チンバッソ)
   アレックス・ロルトン(チェロ)
   ローゲル・モルラン(コントラバス)
   グンヒル・P・トンデル(チェンバロ)
   ホーコン・シューベルグ(ティンパニ)
  アイヴィン・オードラン(指揮)
  
録音 2021年8月 オストレ・フレドリクスタ教会(オストフォル、ノルウェー)
制作・録音エンジニア・マスタリング ショーン・ルイス
共同制作 スティヤン・オーレスキョル

 
ノルウェー管楽アンサンブル Det Norske Blåseensemble は、ノルウェー最古のオーケストラのひとつです。1734年までさかのぼり、ノルウェーの文化史でもっとも重要な責務を担ってきました。現代楽器とピリオド楽器のプレーヤー24人による編成を基本にオスロの南、ハルデンを拠点に毎年120のコンサートで演奏しています。
 
「私たちは、やっと自由になったか? パンデミックの2年間は、音楽とその複雑さに情熱をかけて取り組んでいる私たち全員にとって、チャレンジだった。ふたたび扉が開いた今、世界観を変える何かをやってみよう。将来、『ビフォー・アフター』と讃えられるかもしれない」。彼らにとって3年ぶりのプロジェクト。ベートーヴェンがナポレオン戦争を前にした不確定な時代に作曲した《ピアノ協奏曲第3番 ハ短調》と、ハイドンの「シュトゥルム・ウント・ドラング(嵐と衝動)」の典型的な一作の《交響曲第44番 ホ短調》を演奏しています。
 
ベートーヴェンとハイドンの管弦楽曲を「管楽アンサンブル」用に編曲する仕事は、スティヤン・オーレスキョル Stian Aareskjold が手がけました。彼はノルウェー国立音楽大学で学び、2004年からノルウェー管楽アンサンブル Det Norske Blåseensemble でトランペットを担当しています。「イングリッシュ・コンサート」など内外のバロック・アンサンブルやノルウェー室内管弦楽団に参加。作曲家、アレンジャーとしても実績を重ねてきました。このアルバムでは、ナチュラル・ホルン、バロック・トランペット、サックバットといったピリオド楽器の色彩と響きを活かした編曲が新鮮な興を呼びます。
 
アイヴィン・オードラン Eyvind Aadland(1956–)は、ノルウェーでもっとも信頼されている指揮者のひとりです。ヨルマ・パヌラに学び、ベルゲン・フィルハーモニックのコンサートマスターを務めた後、マリス・ヤンソンスの勧めで指揮者のキャリアをめざしました。2020年からタスマニア交響楽団の首席指揮者・芸術監督。ノルウェー軍音楽隊、トロンハイム交響楽団、スタヴァンゲル交響楽団をはじめとするオーケストラと多くのアルバムを作り、ケルンWDR交響楽を指揮したグリーグの管弦楽曲(全曲)(audite 21.439)が特に高い評価を得たアルバムとして知られます。
 
ノルウェー管楽アンサンブルが「共演を喜び、誇りに思う」というクリスチャン・イーレ・ハドラン Christian Ihre Hadland(1983–)は、2011年の「BBC ニュージェネレーション・アーティスト」のひとり。デリカシーと洗練と個性的なタッチを合わせもつ「真のピアノの名匠」と呼ばれる地位を確立しました。ヘンニング・クラッゲルードと共演したシンディングの作品集(Naxos)や「シューマンとショパン」のソロ曲(PSC 1307)を手始めに、ユーハン・ダーレネ共演の『北欧ラプソディ』(BIS SA-2560)『ステンドグラス』(BIS SA-2730)など、高評価の「聴いて楽しい」アルバムを次々とリリースしています。
 
価格 2,750円(税込価格)(本体価格 2,500円)

『One Voices』
Simax PSC 1406/PSLP 1406 Vinyl LP contemporary/classical

 
『One Voices』
ルート・ヴィルヘルミネ・マイエル(1961–)
 Entrance(入り口)
 The Loki Castle - for single Voices(ロキの城 ー ひとつの声のための)
 Whisper(ささやき)
 Trinity(三位一体)
 Serrated(鋸歯状に)
 We(わたしたち)
 Elegy(哀歌)
 Conversation I(会話 I)
 Reflections(反射)
 Aftermath(そのあと)
  ルート・ヴィルヘルミネ・マイエル(ヴォーカル)
 
録音 2021年6月–2023年6月 エマヌエル・ヴィーゲラン美術館マウソレウム(オスロ)、「CasaBlancaStudio」(ノルウェー)
制作・ミクシング シュテフェン・ショーン
録音エンジニア・ミクシング ルート・ヴィルヘルミネ・マイエル
マスタリング アルフ・クリスチャン・ヴィドステーン、ペール・エスペン・ユーシュフィヨルド

 
ヴォーカリスト、ルート・ヴィルヘルミネ・マイエル Ruth Wilhelmine Meyer は、音で物語を紡ぐストーリーテラーと自認しています。1961年、ノルウェー北部のトロムソ生まれ。ベルゲンのグリーグ・アカデミーとザルツブルクのモーツァルテウムで学びました。グレーテ・ペーデシェンの指揮するノルウェー・ソリスト合唱団からキャリアをスタート。ヴォーカル・アーティストと作曲家へと活動の場を広げ、2019年の「エドヴァルド賞」を受賞しました。
 
ソロ・アルバムの最新作『One Voices』は「何の手も加えていないたったひとつの声によってリアルタイムで創られる音世界。ヴォーカルのオーケストラ」として作られました。”one” にもかかわらず ”voice” ではなく “voices” と複数形になっていることが「オーケストラ」を示しています。
 
聴き手の好奇心を呼び起こす《Entrance》に始まり、ノルウェー・ソリスト合唱団やオスロ・メトロポリタン大学(OsloMet)のための作品をはさんで、聴く人がそれぞれの「そのあと」の道を選ぶ《Aftermath》に終わる「言葉を必要としない」10曲のプログラム。「ステンメクラング Stemmeklang」のアルバム『音の墓所(Tomba sonora)』(2L 155SABD)の録音に使われた「残響時間20秒」のエマヌエル・ヴィーゲラン美術館マウソレウム Emanuel Vigeland Mausoleum で録音され、2022年の春から2023年の春にかけてマイエルの「ガーデン・スタジオ」 CasaBlancaStudios の「比較的空気の乾燥した」環境で完成作業が行われました。作曲家でマルチインストルメンタリスト、ドイツのシュテフェン・ショーン Steffen Schorn が制作と共同ミクシングを担当しました。
 
価格(CD) 2,750円(税込価格)(本体価格 2,500円)
価格(Vinyl LP) 4,785円(税込価格)(本体価格 4,350円)

『Northwest』
Challenge Records CR 73579 jazz

 
『Northwest』
 Autumn Breeze(Jan Gunnar Hoff)
 Beneath the Surface (for Enrico)(Jasper Somsen)
 First Light(Carsten Lindholm)
 One Last Chance(Jan Gunnar Hoff)
 So Long(Jasper Somsen)
 Free Flight I(Jan Gunnar Hoff/Jasper Somsen/Carsten Lindholm)
 Free Flight II(Jan Gunnar Hoff/Jasper Somsen/Carsten Lindholm)
 Coming Home(Jan Gunnar Hoff/Jasper Somsen/Carsten Lindholm)
  ヤン・グンナル・ホフ(ピアノ)
  ヤスパー・サムセン(ベース)
  カーステン・リンホルム(ドラム)
 
録音 2023年9月6日 コペンハーゲン(デンマーク)

 
ノルウェーのピアニストのヤン・グンナル・ホフ Jan Gunnar Hoff、オランダのベーシストのイェスパー・ソムセン Jesper Somsen、デンマークのドラマーのカーステン・リンホルム Carsten Lndholm。それぞれの楽器のスペシャリストとしてジャズの「ビッグマン」たちと共演、作曲家でもある三人が新しいトリオを結成。アメリカのジャズの伝統にヨーロッパのクラシカルな感性を加えたアンサンブルによるコンサートが成功を収め、このファースト・アルバムが録音されました。対等な関係の三人のプレーから生まれる「化学作用」は、新鮮な色彩感と躍動感にあふれていると言われます。2023年9月、コペンハーゲンでの録音です。
 
価格 2,530円(税込価格)(本体価格 2,300円)

『白い太陽(søleils blancs)』
Mirare MYR 722 classical

 
エドヴァルド・グリーグ(1843–1907)
 組曲《ホルベアの時代から(Fra Holbergs tid)》 Op.40
 (ピアノのための)
  前奏曲(Prelude) サラバンド(Sarabande)
  ガヴォット(Gavotte) アリア(Air) リゴドン(Rigaudon)
ジャン・シベリウス(1865–1957)
 6つの即興曲(Kuusi impromptua) Op.5
  モデラート レント-ヴィヴァーチェ モデラート(アラ・マルチア)
  アンダンティーノ ヴィヴァーチェ コモード
カール・ニルセン(1865–1931)
 「楽しいクリスマス(きよしこの夜)」による夢
  (Drømmen om "Glade Jul") FS34
 3つのピアノの小品(Tre Klaverstykker) FS131 CNW90(Op.59)
  即興曲:アレグロ・フルエンテ アダージョ
  アレグロ・ノン・トロッポ
エドヴァルド・グリーグ(1843–1907)
 ノルウェー民謡による変奏曲形式のバラード
 (Ballade i form av variasjoner over en norsk folketone) ト短調 Op.24
ジャン・シベリウス(1865–1957)
5つのピアノの小品(Five Pieces for Piano) Op.75《樹の組曲(The Trees)》
 ナナカマドの花が咲くころ(När rönnen blommar/Kuu pihlaja kukkii)
 孤独な松の木(Den ensamna furan/Yksinäinen honka)
 ヤマナラシ(ポプラ)(Aspen/Haapa)
 白樺(Björken/Koivu) トウヒ(もみの木)(Granen/Kuusi)
  ジャン=バティスト・ドゥルセ(ピアノ)
 
録音 2023年7月10日–13日 ポワシー劇場(ポワシー、イル=ド=フランス、フランス)

 
ジャン=バティスト・ドゥルセ Jean-Baptiste Doulcet は、1992年、パリ生まれ。コンセルヴァトワールでクレール・デゼールにピアノと室内楽、ティエリ・エスケシュとジャン=フランソワ・ジジェルに即興を学びました。ピアニスト、即興家、作曲家として活動しています。2024年の「ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン」で来日、小津安二郎監督の初期の無声映画に即興のピアノ曲をつけるという試みを行いました。「ピアノの詩人」スタイルの演奏といわれ、このアルバムでは、グリーグ、シベリウス、カール・ニルセンの多様な性格の作品を弾いています。
 
価格 2,970円(税込価格)(本体価格 2,700円)

『This Land』
Pentatone PTC 5187200 classical

 
『This Land』
ウィリアム・ベントン・オーヴァーストリート(1888–1935)
(ジェレミー・シスキンド(1986–)編曲)
 There'll Be Some Changes Made
ジョージ・ガーシュウィン(1898–1937)/エエドマー・コロン
 Rhapsody in Blue Reimagined *
  ララ・ダウンズ(ピアノ)
  エドマー・コロン(ソプラノ・サクソフォーン)
  ヘリエル・サンフルホ(アフロ・カリビアン・パーカッション)
  ジョン・サントス(バタドラム、アフロ・カリビアン・パーカッション)
  グレート・ウォール・チャイニーズ・オーケストラ
  サンフランシスコ音楽院管弦楽団(SFCM Orchestra)
  エドウィン・アウトウォーター(指揮)
ポール・サイモン(1941–)
 America
マイケル・ビゲイ
 Adéihozhdílzin(Know Who You Are)*
キーアン・ラヴァイ(1999–)
 Variations on “This Land is Your Land”(ヴァイオリンとピアノのための)
伝承曲(ジェレミー・シスキンド(1986–)編曲)
 900 Miles
  ララ・ダウンズ(ピアノ)
  デイヴ・マッキーオン(バンジョー)  
ジョーセフ・C・フィリップス・ジュニア
 Never Has Been Yet *
アルトゥーロ・オファリル(1960–)
 Kaleidoscope *
ジェイク・ヘジー(1961–)
 Facing Forward
ララ・ダウンズ
 This Land(liner notes)
  ララ・ダウンズ(ピアノ) [* 世界初録音]
 
録音 2023年10月 サンフランシスコ音楽院 大ホール(サンフランシスコ)(Rhapsody)、2024年5月 エルムウッド・ロード・スタジオ
制作・録音エンジニア アダム・アベシャウス 
エグゼクティブ・プロデューサー ララ・ダウンズ、ショーン・ヒッキー

 
アメリカのクラシカル・ピアニスト、ララ・ダウンズ Lara Downes は、文化活動家としても活動、女性とアフロ・アメリカンのクラシカル音楽の普及に努めてきました。 Pentatone の最初のアルバム『Love at Last』(2023)(PTC 5187018)では「愛を懇願する多様な声の音楽」をひとつにするというコンセプトで作られ、この第2作は「『This Land(この国)』は、人種的な背景に関係なくみんなのもの」というメッセージをこめて作られました。
 
メイン・プログラムは、ガーシュウィンの《Rhapsody in Blue》が1924年2月にニューヨークシティで初演されてから100年を記念する委嘱作《Rhapsody in Blue Reimagined》。プエルトリコのサクソフォーン奏者、ピアニストと作曲家でもあるエドマー・コロン Edmar Colón が、「アメリカの移民と変革の世紀を振り返る」をイメージしながらガーシュウィンの曲を「再構築と再創造」した作品です。彼は、二胡など中国の民俗楽器、バタドラム、アフロ・カリビアンのパーカッションを加え、「あらゆる人種がこの国に住み共存している」ことを表現してみせます。
 
キーアン・ラヴァイ Kian Ravaei の《Variations on “This Land is Your Land”》は、ウッディ・ガスリーの皮肉的なプロテストソングをさらに「攻撃的」にした、「Whose land is this land?(この国はいったい誰の国だ?)」と問いかける作品です。
 
マイケル・ビゲイの《Adéihozhdílzin》には彼がアリゾナで収録した自然音の「鳥の鳴き声」がはさまれ、最初のトラックにはエセル・ウォーターズのヴォーカルとザ・ジャズ・マスターズ(Black Swan Records, 1921)の《There'll Be Some Changes Made》の一部、ララ・ダウンズがライナーノーツを朗読する最後のトラック《This Land》にジョージ・ガーシュウィンのピアノとポール・ホワイトマン・オーケストラ(Victor, 1924)による《Rhapsody in  Blue》の一部がそれぞれ使われています。
 
価格 2,585円(税込価格)(本体価格 2,350円)
 

『ヤルマル・ボルグストレム』
cpo 777491-2 classical

 
ヤルマル・ボルグストレム(1864–1925)
 交響詩《思考(Tanken)》 Op.26(1916)
 交響詩《ゲツセマネのイエス(Jesus i Gethsemane)》 Op.14(1904)
  トロンハイム交響楽団
  アイヴィン・オードラン(指揮)
 
録音 2009年8月17日–21日 オラヴホール(トロンハイム、ノルウェー)

 
ヤルマル・ボルグストレム Hjalmar Borgstøm(1864–1925)はクリスチャニア(現オスロ)生まれ。ヨハン・セルメルの音楽に強い印象を受け、スヴェンセン、L・M・リンデマン、オーレ・オルセンたちに作曲と音楽理論を学んだ後、2年間、ライプツィヒに留学しました。ノルウェーに戻った後、帰国後、作曲家、教育者、批評家として活動。ふたたびドイツに渡り、ライプツィヒとベルリンで13年過ごしてから、1903年に帰国。二十世紀初頭のクリスチャニアの文化をリードするひとりになりました。ニ短調とト長調の交響曲、ヴァイオリン協奏曲とピアノ協奏曲が1曲ずつ、《ハムレット》《思考》(NKFCD 50026–2)など5曲の交響詩、《リーモルのトーラ》と《漁師》のオペラ2曲などを作曲しました。作品の数こそ30に充たないものの、内省の気分をともなうロマンティックな音楽は高く評価され、コンサートのプログラムにもたびたび取り上げられました。彼の作品の背景には、ワーグナーの舞台音楽、リストとリヒャルト・シュトラウスの標題音楽、そして文学作品や宗教の影響が強くみられるといわれます。
 
ボルグストレムの作品は第二次世界大戦後、ほとんど忘れられてしまい、新しい世紀を迎えるころからふたたび演奏されるようになりました。作曲されながら初演されていなかった《リーモルのトーラ》が、スウェーデンのノルランドオペラで上演されるとともに Simax Classics の Nordic Edition の第1作としてCD録音(PSC 1230)され、《ゲツセマネのイエス》《死者の夜》《ヴァイオリン協奏曲 ト長調》がシリーズの第2作(PSC 1311)で制作されました。
 
このアルバムには交響詩が2曲。ボルグストレムと同時代のリヒャルト・シュトラウスに通じるダイナミックな 《思考》。ワーグナーの《パルジファル》を想起させる瞑想的な音楽、『新約聖書』に基づく《ゲツセマネのイエス》。2004年から2010年までトロンハイム交響楽団の首席指揮者と芸術監督を務めたアイヴィン・オードラン Eyvind Aadland は、『ノルウェー・ラプソディ』(BIS-1367)やケルンWDR交響楽団と録音したグリーグの管弦楽曲(全曲)(audite 21.439)といったアルバムがいずれも高い評価を獲得してきました。
 
価格 3,025円(税込価格)(本体価格 2,750円)

『イルマリ・ハンニカイネン 初期歌曲集』
Hänssler Classic HC 238087 classical

 
イルマリ・ハンニカイネン(1892–1955)
 平安(Rauha)(1906) 母の眼差し(Äidin silmät)(1908)
 ありがとう(Kiitos)(1908) 関わりのある(Det gäller)
 歌曲集《古い隠れ家から(Vanhoista kätköistä)》(pub.1922)
  白いバラ(Valkoruusu) 弔いの歌(Canto funebre)
  月の光(Kuutamo/Måndken) 春の夜(Kevätyö)
 3つの歌 Op.3(1919)
  夕べの想い(Itlatunnelma) 子守歌(Kehtolaulu)
  そりすべり(Mäenlasku)
 夕べのセレナード(Abendständchen) Op.3a no.2
 2つの歌 Op.5(after 1910)
  渚にすわり(Rannalla istuja) 昔の歌(Vanha laulu)
 10の歌 Op.8(pub.1915–17)
  ウワミズザクラの下で(Under häggarna) わが家で(Hemma)
  隠遁所(Erakkomaja) たそがれの歌(Hämärän laulu)
  私とおいで(Tule kanssani!)
  過ぎた美の思い出(Et minde med skønhed over)
  秋の夜空、すべての星が輝き(On syksyn kaikki tähdet syttyneet)
  愛の詩(En kärleksdikt) みなしごの子守歌(Orpotytän kehtolaulu)
  人(Ihmiset)
 小舟に乗って(Weneessä) Op.11 no.1(1915)
 わが心の子守歌(Kehtolaulu sydämelleni) Op.11 no.2(1915)
 リトアニアの歌(Liettualainen laulu) Op.13. no.1
 雪の想い(Lumitunnelma) Op.13 no.2
 トゥーリッキの子守歌(Tuulikin kehtolaulu) Op.13 no.3
 3つの歌 Op.15(pub.1919)
  涙(Kyynelet) 童話(Satu) フェニックス(Phoenix)
  キルシ・ティーホネン(ソプラノ)
  ティモ・リーホネン(バス)
  テルヒ・ドスタル(ピアノ)
 
録音 2023年8月1日–4日 ベルリン=ブランデンブルク放送 第3ホール(RBB Saal 3)(ベルリン、ドイツ)
制作・編集 ミヒャエル・ハーフェンシュタイン
録音エンジニア トマス・モンネルヤーン

 
イルマリ・ハンニカイネン Ilmari Hannikainen は、父と兄弟ふたりが作曲家、もうひとりの兄弟が指揮者という名のある音楽一家に生まれました。ヘルシンキ大学を卒業後、ウィーンの音楽大学でフランツ・シュレーカーの生徒になり、さらにサンクトペテルブルクのアレクサンドル・ジロティとパリのアルフレッド・コルトーに師事しました。フィンランドに戻ってからはヘルシンキ音楽院でピアノを教え、その後、シベリウス・アカデミーの教授に任命されました。作曲家としてのハンニカイネンは、後期ロマンティシズムから印象主義へとスタイルを変えながらピアノ曲をを中心に手広く作曲し、映画の音楽も手がけました。《ドビュッシーのシルエット》が彼の印象主義スタイルの代表的作品とされ、《気まぐれな変奏曲》はフィンランドのピアノレパートリーでもっとも重要な変奏曲とみなされている作品です。
 
ハンニカイネンは100曲以上のソロ歌曲を書きました。若いころから、エイノ・レイノ、L・オネルヴァ、ヴェイッコ・アンテロ・コスケンニエといった同時代の詩人のフィンランド語とスウェーデン語の詩に作曲し、歌手だった母のアルフヒルド・”アッリ”・ハンニカイネンや有名な歌手たちに献呈しました。このアルバムでは、ハンニカイネンのもっとも人気のある歌曲のひとつ、1906年の《平安》など初期の32曲によるプログラムが歌われます。
 
キルシ・ティーホネン Kirsi Tiihohen は、シベリウス・アカデミーの出身。1995年のBBCカーディフ国際声楽コンテストにフィンランド代表として参加、「Song prize」を獲得したことが各国での活動につながりました。ティモ・リーホネン Timo Riihohen もシベリウス・アカデミーで学びました。ライン・ドイツ・オペラとキール・オペラと長期契約を結び、オペラとリサイタルの歌手として各国で活躍しています。ハンニカイネン、アーレ・メリカント、シベリウスの曲による『フィンランド・ピアノ作品集』(HC 23048)をリリースしたテルヒ・ドスタル Terhi Dostal が共演。彼女の執筆した詳しいプログラム・ノーツ(ドイツ語・英語)が、原詩に代わり、ブックレットに掲載されています。
 
価格 2,750円(税込価格)(本体価格 2,500円)

『Colours』
Parco Della Musica MPR 168CD jazz

 
『Colours』
 Yellow (When the Sun Comes)(Cecilia Sanchietti)
 Pink(Cecilia Sanchietti) Dark Blue(Cecilia Sanchietti)
 Argento(Cecilia Sanchietti) (My) Colours(Cecilia Sanchietti)
 Violet(Cecilia Sanchietti) Ocra (Amagambo)(Cecilia Sanchietti)
  チェチーリア・サンキエッティ(ドラム、編曲)
  アルベルト・ピントン(テナーサックス、クラリネット、
   バスクラリネット、フルート)
  ルッテ・ベリ(エレクトリックギター)
  アダム・フォルケリード(ピアノ)
  マウリツ・アイナス(ベース)
  ペール=ウーラ・ランディン(ベース)
 
録音 2022年9月30日 ストックホルム

 
イタリアのドラマーで作曲家のチェチーリア・サンキエッティ Cecilia Sanchietti のアルバム第5作。テナーサックスのアルベルト・ピントン Alberto Pinton、ギターのルッテ・ベリ Lutte Berg、ピアノのアダム・フォルケリード Adam Forkelid、ベースのマウリツ・アイナス Mauritz Agnas とペール=ウーラ・ランディン Pär-Ola Landin というスウェーデンのミュージシャンと組んだクインテットにより、「色彩」をテーマにした彼女のオリジナル曲を演奏しています。「チェチーリア・サンキエッティ・スウェーデン・カルテットは、一年で一番寒い日でさえストックホルムの旧市街に太陽が光り輝く、そのことを証明してみせる」(「Salt Peanut」)といった評が寄せられ、ボストンのバークリー音楽大学のロナルド・サヴェッジから「これこそジャズのすべて。心の深い隙間に届く音楽、精神を高揚させ強くする、暗闇を照らし絶望を希望に変える、痛みを癒し、もっとも個人的なレベルで再び愛を育む音楽……」と賛辞を贈られました。ストックホルムのイタリア文化研究所とローマのスウェーデン大使館の協力で実現したプロダクションです。
 
価格 2,695円(税込価格)(本体価格 2,450円)

『Impressions of Evans』
Prophone PCD 344/PLP 344 Vinyl LP jazz

 
『Impressions of Evans』
 Jag vet en dejlig rosa(Traditional)
 Monicas vals(Bill Evans/Beppe Wolgers)
 Very Early(Bill Evans/Carol Hall)
 Summertime(GeorgeGershwin/DuBose Heyward/Dorothy Heyward/
  Ira Gershwin)
 My Bells/Children’s Play Song(Bill Evans/Gene Lees)
 Vindarna suska uti skogarna(Traditional)
 Some Other Time(Leonard Bernstein/Betty Comden/Adolph Green)
 Just You, Just Me(Jesse Greer/Raymond Klages)
 Om natten är alla änkor grå(Olle Adolfphsson/
  Carl Fredik Reuterswärd)
 Blue in Green(Bill Evans/Miles Davis/Hansen)
  エレン・アンデション(ヴォーカル)
  ハイネ・ハンセン(ピアノ) トマス・フォネスベク(ベース)
  アンドレーアス・スヴェンセン(ドラム)
  ビャーケ・ファルグレーン(ストリングズ)
 
録音 2022年12月 V-Recording(コペンハーゲン)
制作 エレン・アンデション、ハイネ・ハンセン
ミクシング ポール・スヴェンレ
マスタリング ソフィア・フォン・ハーゲ、トマス・エーベリエル

 
エレン・アンデション Ellen Andersson は、ふたつの声を合わせもっていると言われます。若々しく、旺盛な好奇心の感じられる声と、少し歳をとった、豊かな経験をうかがわせる声。そのことが彼女の芸術の奥深い魅力につながっています。新しいアルバム『Impressions of Evans』は、ビル・エヴァンズと、彼とのコラボレーションで《Waltz for Debby》を歌ったスウェーデンのヴォーカリスト、モニカ・セッテルルンドへの「トリビュート」として制作されました。「ヴェルムランドの松林とフィフス・アヴェニューが切れ目なくつながる」とエレンの言う、スカンディナヴィア音楽の新しい時代を告げた1964年の録音から60年。モニカの歌った歌をエレンが初めてスウェーデン語歌詞の《Monicas vals(モニカのワルツ)》で歌います。2022年12月、コペンハーゲンの「V-Recording」でセッションが行われ、デンマークのミュージシャンが参加しました。ハイネ・ハンセン Heine Hansen のピアノ、トマス・フォネスベク Thomas Fonnesbæk のベース、アンドレーアス・スヴェンセン Andreas Svendsen のドラム。それにビャーケ・ファルグレーン Bjarke Falgren のストリングズが加わります。民謡の《Jag vet en dejlig rosa》(美しいばらを知っている)《Vindarna suska uti skogarna》(風が森でため息をつき)とウッレ・アドルフソンの《Om natten är alla änkor grå》(夜、未亡人はみんな灰色なの?)。モニカの大切なレパートリーだった歌をエレンが、共感をこめ、ユーモラスな表情もまじえて歌います。
 
価格(CD) 2,365円(税込価格)(本体価格 2,150円)
価格(Vinyl LP) 3,740円(税込価格)(本体価格 3,400円)

『Johnny Carlsson & the MegaBones』
Prophone PCD 348/349 2CD’s jazz

 
『Johnny Carlsson & the MegaBones』
[Disc 1: The Timucua Recordings]
 Pat’s Place I Will Try Again Waltzing B&S Your Romance
 Just You and I Saturday Tango in the Blue My Lovely One
 Easy Peasy Um Samba de Carnaval Groovin’ Over Halifax
 Laholm I Will Try Again
  ジョニ・カールソン&メガボーンズ
   パット・グロッタ(トロンボーン)
   ハロルド・ジョンソン(トロンボーン)
   コリー・ポール(トロンボーン)
   ハリー・ウォターズ(トロンボーン)
   ウィル・ネスラー(トロンボーン)
   ジョニ・カールソン(ピアノ) チャーリー・シルヴァ(ベース)
   バリー・スミス(ドラム) ミシェル・アマート(ヴォーカル)
[Disc 2: LIVE at the Pedagogen Park]
 Larry, the Rock Shoot T.G.I.F. Fall Swede Memories
 Minor Stuff Funky Matters You Break My Heart
 Comin’ in from the Cold Bossa Bone-ita Talking Turkey
 The Egg Hunt When I’m Old
  ジョニ・カールソン&メガボーンズ
   ラーシュ=ヨーラン・ディムレ(トロンボーン)
   クリステル・オーロフソン(トロンボーン)
   ベンクト=オーケ・アンデション(トロンボーン)
   マッティン・セーデルルンド(トロンボーン)
   ニカス・リュード(トロンボーン)
   ジョニ・カールソン(ピアノ) 森泰人(ベース)
   ヨーラン・クルーン(ドラム)
 
[Disc 1] 
録音 ティミュキュア・スタジオ(オーランド、フロリダ州)
制作 ジョニ・カールソン
録音エンジニア・ミクシング・マスタリング ブノワ・グレーザー
[Disc 2]
録音 ペダゴーゲン・パルク(メルンダル、スウェーデン)(ライヴ録音)
制作 ジョニ・カールソン
録音エンジニア・ミクシング・マスタリング ステファン・ペッテション

 
熱心なジャズ・ファンのジョニ・カールソン Johny Carlsson はスウェーデン生まれのスウェーデン育ち。ジャズの偉大なプレーヤーたちとジャズのスタイルに強い思い入れがあり、10代の初めごろから、将来ジャズ・プレーヤーになりたいという希望を持ち続けていました。そして、マイルズ・デイヴィス・グループのJ・J・ジョンソンのトロンボーンを初めて聴き、その後、J・Jとデンマーク出身のカイ・ヴィンディングのクインテットが作ったアルバム『Jay and Kai』に出会ったことから、トロンボーンをフィーチャーしたアンサンブルに魅せられていきました。トロンボーン・グループのための音楽を書き、グループで演奏する。そのことが彼のティーンエイジの「夢物語」になりました。
 
Prophone のアルバムには、作曲者、ピアニスト、編曲者、バンドリーダーとして活躍し、引退後フロリダに移住したジョニ・カールソンが、プロのミュージシャンたちに招かれて参加した2つのセッションの録音が収録されています。アメリカのミュージシャンたちが集まったフロリダのアーツ・ファウンデーション「Timucua(ティミュキュア)」のセッションと、スウェーデンのプレーヤーたちによるメルンダルの「Pedagogen Park(ペダゴーゲン・パルク)」でのライヴ。「いつも前向きで素晴らしい大西洋の両側の友人たち、極めて有能なプロフェッショナルたち」(ジョニ・カールソン)。カールソンの作曲、編曲した作品の演奏にトロンボーン奏者のニルス・ランドグレーンが「聴いて楽しい」と賛辞を寄せています。
 
価格 3,300円(税込価格)(本体価格 3,000円)

『A Heart Full of Rhythm』
Prophone PCD 364 jazz

 
『A Heart Full of Rhythm』
 I’ve Got a Heart Full of Rhythm(Louis Armstrong/Horace Gerlach)
 Am I Blue?(Harry Akst/Grant Clarke)
 Lover Come Back to Me(Sigmund Romberg/Oscar Hammerstein II)
 Never Make Your Move Too Soon(Stix Hooper/Will Jennings)
 Softly as in a Morning Sunrise(Sigmund Romberg/Oscar Hammerstein II)
 (instrumental)
 Längtans Samba(あこがれのサンバ)
 (Lill Lindfors/Birgitta Götestam)
 After You’ve Gone(Turner Layton/Henry Creamer)
 Love for Sale(Cole Poeter)
 Time after time(Sammy Cahn/Jule Styne)(instrumental)
  カーリン・ルンディン(ヴォーカル)
  ロニー・ガーディナー(ドラム)
  マティアス・アルゴットソン(ピアノ)
  クラス・トゥーレソン(テナーサックス、フルート)
  ハッセ・ラーション(ベース)
 
録音 2024年1月 Jazzklubb Syd(ヤスクルブ・シュード)(ラーダン、ファシュタ、スウェーデン)
制作 カーリン・ルンディン
録音エンジニア・ミクシング ヨン・ホーグマン
マスタリング クラース・ペーション

 
カーリン・ルンディン Carin Lundin は、1966年、スウェーデンのヴェクショー生まれ。ヨーテボリのバレー・アカデミーの音楽プログラムを卒業後、1989年から1993年にかけて王立ストックホルム音楽大学で学びました。1997年の『From Dusk to Dawn』(Prophone PCD 032)で録音デビュー。『Babble』(2000)(Sittel SITCD 9267)『Songs That We All Recognize』(2005)(PCD 078)『Smulor och parafraser(パンくずとパラフレーズ)』(2008)(PCD 095)『What Now My Love?』(2015)(PCD 157)とアルバムをリリースしてきました。2007年に始まったスウェーデンのジャズシンガーに贈られる「Anita O’Day-priset(アニータ・オデイ賞)」の第1回の受賞者です。
 
新作アルバム『A Heart Full of Rhythm』は、2024年1月、ストックホルム近郊ラーダンの「Jazzklubb Syd(ヤスクルブ・シュード)」で行われたライヴの録音です。「……寒い冬の夜でした。でも、小さな木造の納屋の室温が上がるのにそれほど時間はかかりませんでした。その空間では、ミュージシャンと音楽と聴衆の温かいつながりがはっきりと感じられました。素敵なメロディとハーモニー、深い意味のある歌詞、スウィングするリズム。ジャズへの愛が、やがてわたしたちを、しばしの間、ひとつにしました。このアルバムは、その成果です」(カーリン)。
 
スウェーデン・ジャズシーンで「生ける伝説」といわれるアメリカのドラマー、ロニー・ガーディナー Ronnie Gardiner。『Smulor och parafraser』のピアニスト、マティアス・アルゴットソン Mathias Algotsson。クラス・トゥーレソン Klas Toresson のテナーサックスとハッセ・ラーション Hasse Larsson のベース。このクインテットによる同じ「アメリカン・ソングブック」のコンサートが、8月21日、ストックホルムのクラブ「Fasching」で予定されています。
 
価格 2,365円(税込価格)(本体価格 2,150円)

『フルート協奏曲』
Resonus Classics RES 10335 classical

 
ジャック・イベール(1890–1962)
 フルート協奏曲(1932–33)
アンドレ・ジョリヴェ(1905–1974)
 フルートと弦楽オーケストラのための協奏曲(1949)
ホアキン・ロドリーゴ(1901–1999)
 田園協奏曲(Concierto poastoral)(1977–78)
  サミ・ユンノネン(フルート)
  ヘルシンキ室内管弦楽団 ジェムス・S・キャーン(指揮)
 
[楽器 Flute: Muramatsu 24-carat and 14-carat gold flutes]
 
録音 2023年10月11日–14日 新パビリオン セッポ・キマネン・ホール(Uusi Paviljonki - Seppo Kimanen Hall)(カウニアイネン、フィンランド)

 
フィンランドのソロ・フルーティスト、サミ・ユンノネン Sami Junnonen の新作。ユンノネンは、1977年生まれ。シベリウス・アカデミー、リヨン国立高等音楽舞踊学校、王立デンマーク音楽アカデミーで学び、2012年にヘルシンキ・ミュージックセンターでデビュー・リサイタルを行いました。アイスランド交響楽団、香港シンフォニエッタ、オークランド・フィルハーモニア、王立ノザーン・シンフォニアなどの首席フルート奏者を務め、ピルッカンマーにフルート・アカデミーを創設しました。シベリウスの音楽による『恋するもの(Rakastava)』(RES 10205)、モーツァルトのフルート四重奏曲(RES 10216)、テレマンの『無伴奏フルートのための12のファンタジア』(RES 10312)、『J・S・バッハ フルート作品集』(Alba ABCD 469)などのアルバムをリリースしています。
 
イベール Jacques Ibert がマルセル・モイーズに献呈した《フルート協奏曲》は「アレグロ」「アンダンテ」「アレグロ・スケルツァンド」の3楽章の作品。ジョリヴェ André Jolivet の《フルートと弦楽オーケストラのための協奏曲》は、彼が1944年にコンセルヴァトワールのコンペティションのために作曲した《Chant de Linos(リノスの歌)》で第1位に選ばれ、それをきっかけに親友になったジャン=ピエール・ランパルのために作曲されました。「アンダンテ・カンタービレ ー アレグロ・スケルツァンド」と「ラルゴ ー アレグロ・リソルート」の2部で構成された、フルートの響きが「生命の息吹き」に関連づけられた作品です。ロドリーゴ Joaquín Rodrigo の《田園協奏曲》は、ジェームズ・ゴールウェイの委嘱で作曲されました。アンダルシアの羊飼いの歌をヒントに書かれた「アレグロ」「アダージョ」「ロンド(アレグロ)」の3楽章。高度の技巧の求められる作品です。
 
ジェムス・S・キャーン James S. Kahane はフランス生まれ。イスラエル・フィルハーモニックやフィンランド放送交響楽団といったオーケストラを指揮、ヘルシンキ室内管弦楽団の首席指揮者に就任しました。彼が21歳だった2017年/2018年のシーズン、ヘルシンキ・フィルハーモニックでスサンナ・マルッキのアシスタント、2024年7月にバイエルン国立歌劇場がハンヌ・リントゥ指揮で上演する《ペレアスとメリザンド》で彼のアシスタントを務めています。
 
価格 2,585円(税込価格)(本体価格 2,350円)

『ヤーニス・チュピーティス ソロ・ピアノ作品全集 第2集』
Toccata Classics TOCC 0726 classical

 
ヤーニス・チュピーティス(1908–1989)
 雪片(Sniega pārslas)(1939)
  A Little Cloud(小さな雲) Flakes Fall(雪の欠片が降ってくる)
  Vortex(旋風) The Story of the Flakes(雪片の物語)
  Christmas Tree Dreams(クリスマスツリーの夢) Waltz(ワルツ)
  Thaw(雪解け) And Spring Again(そして春ふたたび)
 肖像画(Portreti)(1946)
  Andulis(アンドゥーリス) Elvīra(エルヴィーラ)
  Nanny(おばあちゃん) Vija(ヴィヤ) Biruta(ビルタ)
  Niko(ニコ)
 気分の描画(Noskaņu gleznas)(1956)
  Evening Song(夕べの歌) Anxiety(不安) Sadness(悲しみ)
  Delight(喜び) Frolic(浮かれ気分) Laugh(笑い)
  Solace(なぐさめ)
 気分の描画『牧場で』(Noskaņu gleznas “Pļavās”)(1965)
  A Ray of Sunshine(ひとすじの日の光)
  Butterfly and Boy(蝶々と少年)
  Youthful Delight(若者のよろこび)
  The Black Cloud(黒雲) After Rain(雨あがり)
 夕べの印象(Kāda vakara iespaidi)(1974)
  Moderato(モデラート)
  Andante tranquillo(アンダンテ・トランクィッロ)
  In Movimento(イン・モヴィメント)
 リーゴの夜(Līgo nakts)(1935)
  聖ヨハネの火(St.John’s Fire)*
   ノラ・ルーセ(ピアノ)
   ヤーニス・チュピーティス(ピアノ)*   
 
録音 2022年11月30日、2024年4月15日 ラトビア放送第1スタジオ(リガ、ラトビア)、1935年 *

 
ラトビアのノラ・ルーセ Nora Luse によるヤーニス・チュピーティス Jānis Ķepītis のソロ・ピアノ作品。第1集(TOCC 0721)につづくリリース。
 
価格 2,530円(税込価格)(本体価格 2,300円)

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